JPH11353137A - 印刷システム、その印刷方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

印刷システム、その印刷方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JPH11353137A
JPH11353137A JP10173846A JP17384698A JPH11353137A JP H11353137 A JPH11353137 A JP H11353137A JP 10173846 A JP10173846 A JP 10173846A JP 17384698 A JP17384698 A JP 17384698A JP H11353137 A JPH11353137 A JP H11353137A
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JP10173846A
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Inventor
Yoji Furuya
陽二 古谷
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタの設置場所に実際に取りに来たユー
ザーだけに直ちに用紙を出力することができる印刷シス
テムを提供する。 【解決手段】 ホストコンピュータから文書を印刷する
際には、暗証番号付きでプリントコマンドをプリンタに
送る。プリンタでは、受け取ったプリントコマンドをフ
レームメモリ上でページのイメージに展開してから、デ
ータ圧縮して蓄積する。そして、ユーザーがプリンタの
設置場所に実際に来て、暗証番号をプリンタに入力し
て、その時点で始めて蓄積した圧縮データを用いて印刷
処理を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タとネットワークを介して接続され、印刷コマンド群に
従ったデータを印刷出力するプリンタとを備えた印刷シ
ステム、その印刷方法、及びこの印刷方法を実現するた
めのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに接続されたプリンタは、
同一ネットワーク上のホストコンピュータから大量のプ
リントデータが送られてくる。プリントデータの中に
は、数ページの単純な文字だけのジョブ(1つの文書の
1回の印刷単位を1ジョブと呼ぶ)の場合もあれば、数
十ページを越える文字文書の場合もある。また、ページ
数は少ないものの、複雑な図形や写真データのために、
大量のプリントデータとなっているジョブもある。
【0003】かかるホストコンピュータとプリンタとか
らなる印刷システムにおいて、ホストコンピュータ側で
は、文書をプリンタの印刷用コマンドへ変換し、そのコ
マンド群をプリンタに送出する。一方、プリンタ側で
は、ホストコンピュータから送られたコマンド群を受信
すると、これを解析し、その解析結果に基づいて、フレ
ームメモリ上にページのイメージデータを展開する。
【0004】さらに、このページイメージのデータを圧
縮して蓄積した後、この圧縮データを伸長してフレーム
メモリあるいはバンドメモリへ展開する。そして、フレ
ームメモリあるいはバンドメモリ上のデータをエンジン
部にビデオ転送し、このビデオ信号を用紙に転写して用
紙出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の印刷システムでは、次のような問題点があった。
【0006】ホストコンピュータ上でユーザーが文書の
印刷を指示した直後にプリンタから用紙が出力されれ
ば、ユーザーはプリンタの設置場所へ行って、出力され
た用紙を取ってくるだけなので問題は生じない。
【0007】ところが、実際は、ネットワーク上のホス
トコンピュータとプリンタの間に、プリントサーバが介
在して、プリントデータがキューとして一旦蓄えられる
工程があったり、あるいはプリンタがプリントデータを
受け取ったとしても、それ以前に受け取ったジョブのプ
リントデータが多数ある場合や、複雑なデータのジョブ
がある場合には、用紙の出力はプリンタ上で順番待ちに
なる。
【0008】すなわち、ユーザーがプリンタの設置場所
へ行ったとしても、直ちに用紙を受け取ることができ
ず、そのまま2〜3分持つのが通常である。そのため
に、ユーザーは、直ぐに用紙を取りに行くことはせず、
場合によってはそのまま印刷を指示したことを忘れてし
まい、永久に取りに行かないことが発生する。
【0009】また、印刷する必要性が薄いにも関わら
ず、「とりあえず紙に出しておき、後で取りに行く」と
いった、ユーザーの安易な意図によって、印刷物を取り
に行くことを忘れてしまうこともある。
【0010】以上のような理由から多くの場合に、ネッ
トワークに接続されたプリンタでは、出力トレイ上に所
有者不明の出力用紙が積まれる状況となり、その中から
必要な出力用紙を取り出すのには非常に手間がかかり、
ユーザの作業性を損なう一因となっていた。
【0011】本発明は上記従来の問題点に鑑み、プリン
タの設置場所に実際に取りに来たユーザーだけに直ちに
用紙を出力することができる印刷システム、その印刷方
法、及びこの印刷方法を実現するためのコンピュータ読
み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。ま
た、プリンタ内に蓄積されたジョブデータのうち、本当
に必要なジョブだけをユーザーが指示して印刷出力する
ことができる印刷システム、その印刷方法、及びこの印
刷方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能な記
憶媒体を提供することを目的とする。ユーザーに指示さ
れた順序で複数のジョブを印刷出力することができる印
刷システム、その印刷方法、及びこの印刷方法を実現す
るためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供す
ることを目的とする。現在、他のユーザーのジョブが出
力途中であっても、最新のユーザーの指示したジョブを
割込む形で優先して印刷出力することができる印刷シス
テム、その印刷方法、及びこの印刷方法を実現するため
のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供すること
を目的とする。プリンタ内でページイメージに展開され
たジョブデータをホストコンピュータにアップロードす
ることができる印刷システム、その印刷方法、及びこの
印刷方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体を提供することを目的とする。用紙出力済みの
ジョブについても、プリンタ内のまだ削除されていない
ジョブデータを用いて、用紙の再出力を行なうことがで
きる印刷システム、その印刷方法、及びこの印刷方法を
実現するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る印刷システムでは、文書
に対応した印刷コマンド群を送出するホストコンピュー
タと、前記ホストコンピュータとネットワークを介して
接続され、前記印刷コマンド群に従ったデータを印刷出
力するプリンタとを備えた印刷システムにおいて、前記
ホストコンピュータは、1つの印刷文書を単位とするジ
ョブ単位で暗証情報を前記プリンタへ送出する暗証情報
送出手段を備え、前記プリンタは、暗証情報を入力する
暗証情報入力手段と、前記ホストコンピュータから送ら
れてきた暗証情報と前記暗証情報入力手段より入力され
た暗証情報とが一致するジョブを検索する検索手段と、
前記検索手段によって検索されたジョブに相当するデー
タを印刷出力する印刷出力手段とを備えたものである。
【0013】請求項2記載の発明に係る印刷システムで
は、上記請求項1記載の発明において、前記ホストコン
ピュータは、前記文書を前記プリンタの印刷用コマンド
へ変換するコマンド変換手段と、そのコマンド群を前記
プリンタに送出するコマンド送出手段とを備え、前記プ
リンタは、前記コマンド群を受信するコマンド受信手段
と、前記コマンド群を解析するコマンド解析手段と、前
記コマンド解析手段による解析結果に基づいて、フレー
ムメモリ上にページイメージデータを展開するイメージ
展開手段と、前記ページイメージデータを圧縮するデー
タ圧縮手段と、その圧縮されたデータを蓄積するデータ
蓄積手段と、前記蓄積データを暗証情報及びページごと
に区分けして管理するデータ管理手段とを備えると共
に、前記検索手段で検索されたジョブに相当する圧縮デ
ータを前記データ蓄積手段から取り出して伸長するデー
タ伸長手段と、伸長したデータをメモリへ展開するデー
タ展開手段と、前記メモリ上のデータをエンジン部にビ
デオ転送するビデオ転送手段と、エンジン部でビデオ信
号を用紙に転写して用紙出力する用紙出力手段とを前記
印刷出力手段として備えたものである。
【0014】請求項3記載の発明に係る印刷システムで
は、上記請求項2記載の発明において、前記プリンタ
は、前記データ蓄積手段で、圧縮データの総量が蓄積の
容量を越えるときには、先に蓄積されたジョブの圧縮デ
ータから削除するデータ削除手段を備えたことにある。
【0015】請求項4記載の発明に係る印刷システムで
は、上記請求項2記載の発明において、前記プリンタ
は、前記データ管理手段によって管理するジョブの件数
が規定以上になるときに、先に蓄積されたジョブの圧縮
データから削除するデータ削除手段を備えたものであ
る。
【0016】請求項5記載の発明に係る印刷システムで
は、上記請求項2乃至請求項4記載の発明において、前
記プリンタは、割り込み出力を指示する割り込み出力指
示手段を備え、該割り込み出力指示手段によって割り込
み出力の指示があった場合は、現在用紙出力中のジョブ
があるか否かに関わらず、前記データ蓄積手段中の圧縮
データを基に、最新の割り込み出力の指示に相当するジ
ョブを優先して用紙出力する構成にしたものである。
【0017】請求項6記載の発明に係る印刷システムで
は、上記請求項2乃至請求項5記載の発明において、前
記プリンタは、前記イメージ展開手段によってフレーム
メモリ上に展開されたページイメージデータを、前記ホ
ストコンピュータにアップロードするアップロード手段
を備えたものである。
【0018】請求項7記載の発明に係る印刷システムで
は、上記請求項2乃至請求項5記載の発明において、前
記プリンタは、前記データ蓄積手段に蓄積されている圧
縮データを、前記ホストコンピュータにアップロードす
るアップロード手段を備えたものである。
【0019】請求項8記載の発明に係る印刷システムで
は、文書に対応した印刷コマンド群を送出するホストコ
ンピュータと、前記ホストコンピュータとネットワーク
を介して接続され、前記印刷コマンド群に従ったデータ
を印刷出力するプリンタとを備えた印刷システムにおい
て、前記ホストコンピュータは、1つの印刷文書を単位
とするジョブ単位で暗証情報とジョブ名を前記プリンタ
へ送出する情報送出手段を備え、前記プリンタは、暗証
情報を入力する暗証情報入力手段と、前記ホストコンピ
ュータから送られてきた暗証情報と前記暗証情報入力手
段より入力された暗証情報とが一致するジョブ名を検索
する検索手段と、前記検索手段によって検索されたジョ
ブ名を表示するジョブ名表示手段と、前記ジョブ名表示
手段によって表示されたジョブ名の中から所定のジョブ
名を出力指示するための出力指示手段と、前記出力指示
手段によって出力指示されたジョブ名に相当するデータ
を印刷出力する印刷出力手段とを備えたものである。
【0020】請求項9記載の発明に係る印刷システムで
は、上記請求項8記載の発明において、前記ホストコン
ピュータは、前記文書を前記プリンタの印刷用コマンド
へ変換するコマンド変換手段と、そのコマンド群を前記
プリンタに送出するコマンド送出手段とを備え、前記プ
リンタは、前記コマンド群を受信するコマンド受信手段
と、前記コマンド群を解析するコマンド解析手段と、前
記コマンド解析手段による解析結果に基づいて、フレー
ムメモリ上にページイメージデータを展開するイメージ
展開手段と、前記ページイメージデータを圧縮するデー
タ圧縮手段と、その圧縮されたデータを蓄積するデータ
蓄積手段と、前記蓄積データを暗証情報、ジョブ名及び
ページごとに区分けして管理するデータ管理手段とを備
えると共に、前記出力指示手段によって出力指示された
ジョブ名に相当する圧縮データを前記データ蓄積手段か
ら取り出して伸長するデータ伸長手段と、伸長したデー
タをメモリへ展開するデータ展開手段と、前記メモリ上
のデータをエンジン部にビデオ転送するビデオ転送手段
と、エンジン部でビデオ信号を用紙に転写して用紙出力
する用紙出力手段とを前記印刷出力手段として備えたも
のである。
【0021】請求項10記載の発明に係る印刷システム
では、上記請求項9記載の発明において、前記プリンタ
は、前記データ蓄積手段で、圧縮データの総量が蓄積の
容量を越えるときには、先に蓄積されたジョブの圧縮デ
ータから削除するデータ削除手段を備えたものである。
【0022】請求項11記載の発明に係る印刷システム
では、上記請求項9記載の発明において、前記プリンタ
は、前記データ管理手段によって管理するジョブの件数
が規定以上になるときに、先に蓄積されたジョブの圧縮
データから削除するデータ削除手段を備えたものであ
る。
【0023】請求項12記載の発明に係る印刷システム
では、上記請求項9乃至請求項11記載の発明におい
て、前記プリンタは、前記出力指示手段によって出力指
示されたジョブ名の出力順序を指示する出力順序指示手
段を備え、前記データ伸長手段は、前記出力順序指示手
段によって指示された出力順序で、前記ジョブ名に相当
する圧縮データを前記データ蓄積手段から取り出して伸
長する構成にし、前記データ伸長手段で伸長されたデー
タを、前記出力順序指示手段によって指示された出力順
序で、前記データ展開手段、前記ビデオ転送手段、及び
前記用紙出力手段を経由して用紙出力する構成にしたも
のである。
【0024】請求項13記載の発明に係る印刷システム
では、上記請求項9乃至請求項12記載の発明におい
て、前記プリンタは、割り込み出力を指示する割り込み
出力指示手段を備え、該割り込み出力指示手段によって
割り込み出力の指示があった場合は、現在用紙出力中の
ジョブがあるか否かに関わらず、前記データ蓄積手段中
の圧縮データを基に、最新の割り込み出力の指示に相当
するジョブを優先して用紙出力する構成にしたものであ
る。
【0025】請求項14記載の発明に係る印刷システム
では、上記請求項9乃至請求項13記載の発明におい
て、前記プリンタは、前記イメージ展開手段によってフ
レームメモリ上に展開されたページイメージデータを前
記ホストコンピュータにアップロードするアップロード
手段を備えたものである。
【0026】請求項15記載の発明に係る印刷システム
では、上記請求項9乃至請求項13記載の発明におい
て、前記プリンタは、前記データ蓄積手段に蓄積されて
いる圧縮データを、前記ホストコンピュータにアップロ
ードするアップロード手段を備えたものである。
【0027】請求項16記載の発明に係る印刷システム
では、上記請求項9乃至請求項15記載の発明におい
て、一旦用紙出力したジョブの再出力を指示する再出力
指示手段を前記ホストコンピュータまたは前記プリンタ
に設け、前記プリンタは、前記再出力指示手段の指示を
受けたとき、前記データ蓄積手段の中に残っている圧縮
データを基に再び用紙出力を行う構成にしたものであ
る。
【0028】請求項17記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、文書に対応した印刷コマンド群を送出
するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータと
ネットワークを介して接続され、前記印刷コマンド群に
従ったデータを印刷出力するプリンタとを備えた印刷シ
ステムに対し、1つの印刷文書を単位とするジョブ単位
で暗証情報を前記プリンタへ送出する暗証情報送出手段
を前記ホストコンピュータに設けると共に、暗証情報を
入力する暗証情報入力手段を前記プリンタに設けてお
き、前記ホストコンピュータから送られてきた暗証情報
と前記暗証情報入力手段より入力された暗証情報とが一
致するジョブを検索する検索処理と、前記検索処理によ
って検索されたジョブに相当するデータを印刷出力する
印刷出力処理とを実行するようにしたものである。
【0029】請求項18記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項15記載の発明において、
前記ホストコンピュータ側では、前記文書を前記プリン
タの印刷用コマンドへ変換するコマンド変換処理と、そ
のコマンド群を前記プリンタに送出するコマンド送出処
理とを行い、前記プリンタ側では、前記ホストコンピュ
ータからのコマンド群を受信するコマンド受信処理と、
前記コマンド群を解析するコマンド解析処理と、前記コ
マンド解析処理による解析結果に基づいて、フレームメ
モリ上にページイメージデータを展開するイメージ展開
処理と、前記ページイメージデータを圧縮するデータ圧
縮処理と、その圧縮されたデータを蓄積手段に蓄積する
データ蓄積処理と、前記蓄積データを暗証情報及びペー
ジごとに区分けして管理するデータ管理処理とを行うと
共に、前記検索処理で検索されたジョブに相当する圧縮
データを前記蓄積手段から取り出して伸長するデータ伸
長処理と、伸長したデータをメモリへ展開するデータ展
開処理と、前記メモリ上のデータをエンジン部にビデオ
信号として転送するビデオ転送処理と、前記エンジン部
で前記ビデオ信号を用紙に転写して用紙出力する用紙出
力処理とを前記印刷出力処理として実行するようにした
ものである。
【0030】請求項19記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項18記載の発明において、
前記蓄積手段で、圧縮データの総量が蓄積の容量を越え
るときには、先に蓄積されたジョブの圧縮データから削
除するデータ削除処理を行うようにしたものである。
【0031】請求項20記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項18記載の発明において、
前記データ管理処理によって管理するジョブの件数が規
定以上になるときに、先に蓄積されたジョブの圧縮デー
タから削除するデータ削除処理を行うようにしたもので
ある。
【0032】請求項21記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項18乃至請求項20記載の
発明において、前記プリンタ側で割り込み出力の指示を
行った後は、現在用紙出力中のジョブがあるか否かに関
わらず、前記蓄積手段中の圧縮データを基に、最新の割
り込み出力の指示に相当するジョブを優先して用紙出力
するようにしたものである。
【0033】請求項22記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項18乃至請求項21記載の
発明において、前記イメージ展開処理によってフレーム
メモリ上に展開されたページイメージデータを前記プリ
ンタ側から前記ホストコンピュータへアップロードする
アップロード処理を行うようにしたものである。
【0034】請求項23記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項18乃至請求項21記載の
発明において、前記蓄積手段に蓄積されている圧縮デー
タを前記プリンタ側から前記ホストコンピュータへアッ
プロードするアップロード処理を行うようにしたもので
ある。
【0035】請求項24記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、文書に対応した印刷コマンド群を送出
するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータと
ネットワークを介して接続され、前記印刷コマンド群に
従ったデータを印刷出力するプリンタとを備えた印刷シ
ステムに対し、1つの印刷文書を単位とするジョブ単位
で暗証情報とジョブ名を前記プリンタへ送出する情報送
出手段を前記ホストコンピュータに設けると共に、暗証
情報を入力する暗証情報入力手段を前記プリンタに設け
ておき、前記ホストコンピュータから送られてきた暗証
情報と前記暗証情報入力手段より入力された暗証情報と
が一致するジョブ名を検索する検索処理と、前記検索処
理によって検索されたジョブ名を表示するジョブ名表示
処理と、前記ジョブ名表示処理によって表示されたジョ
ブ名の中から所定のジョブ名を出力指示する出力指示処
理と、前記出力指示処理によって出力指示されたジョブ
名に相当するデータを印刷出力する印刷出力処理とを実
行するようにしたものである。
【0036】請求項25記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項24記載の発明において、
前記ホストコンピュータ側では、前記文書を前記プリン
タの印刷用コマンドへ変換するコマンド変換処理と、そ
のコマンド群を前記プリンタに送出するコマンド送出処
理とを行い、前記プリンタ側では、前記ホストコンピュ
ータからのコマンド群を受信するコマンド受信処理と、
前記コマンド群を解析するコマンド解析処理と、前記コ
マンド解析処理による解析結果に基づいて、フレームメ
モリ上にページイメージデータを展開するイメージ展開
処理と、前記ページイメージデータを圧縮するデータ圧
縮処理と、その圧縮されたデータを蓄積手段に蓄積する
データ蓄積処理と、前記蓄積データを暗証情報、ジョブ
名及びページごとに区分けして管理するデータ管理処理
とを行うと共に、前記出力指示処理によって出力指示さ
れたジョブ名に相当する圧縮データを前記蓄積手段から
取り出して伸長するデータ伸長処理と、伸長したデータ
をメモリへ展開するデータ展開処理と、前記メモリ上の
データをエンジン部にビデオ信号として転送するビデオ
転送処理と、前記エンジン部で前記ビデオ信号を用紙に
転写して用紙出力する用紙出力処理とを前記印刷出力処
理として実行するようにしたものである。
【0037】請求項26記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項25記載の発明において、
前記蓄積手段において圧縮データの総量が蓄積の容量を
越えるときには、先に蓄積されたジョブの圧縮データか
ら削除するデータ削除処理を行うようにしたものであ
る。
【0038】請求項27記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項25記載の発明において、
前記データ管理処理によって管理するジョブの件数が規
定以上になるときに、先に蓄積されたジョブの圧縮デー
タから削除するデータ削除処理を行うようにしたもので
ある。
【0039】請求項28記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項25乃至請求項27記載の
発明において、前記出力指示処理によって出力指示され
たジョブ名の出力順序を指示する出力順序指示処理を前
記プリンタで行い、前記データ伸長処理は、前記出力順
序指示処理によって指示された出力順序で、前記ジョブ
名に相当する圧縮データを前記蓄積手段から取り出して
伸長し、前記データ伸長処理で伸長されたデータを、前
記出力順序指示処理によって指示された出力順序で、前
記データ展開処理、前記ビデオ転送処理、及び前記用紙
出力処理を経由して用紙出力するようにしたものであ
る。
【0040】請求項29記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項25乃至請求項28記載の
発明において、前記プリンタ側で割り込み出力の指示を
行った後は、現在用紙出力中のジョブがあるか否かに関
わらず、前記蓄積手段中の圧縮データを基に、最新の割
り込み出力の指示に相当するジョブを優先して用紙出力
するようにしたものである。
【0041】請求項30記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項25乃至請求項29記載の
発明において、前記イメージ展開処理によってフレーム
メモリ上に展開されたページイメージデータを前記プリ
ンタ側から前記ホストコンピュータへアップロードする
アップロード処理を行うようにしたものである。
【0042】請求項31記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項25乃至請求項30記載の
発明において、前記蓄積手段に蓄積されている圧縮デー
タを前記プリンタ側から前記ホストコンピュータへアッ
プロードするアップロード処理を行うようにしたもので
ある。
【0043】請求項32記載の発明に係る印刷システム
の印刷方法では、上記請求項25乃至請求項31記載の
発明において、一旦用紙出力したジョブの再出力を指示
する再出力指示処理を前記ホストコンピュータまたは前
記プリンタから行い、前記プリンタが前記再出力の指示
を受けたとき、前記蓄積手段の中に残っている圧縮デー
タを基に再び用紙出力を行うようにしたものである。
【0044】請求項33記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記録媒体では、1つの印刷文書を単位と
するジョブ単位で暗証情報を送出する暗証情報送出手段
を用いてホストコンピュータから送られてきた暗証情報
とプリンタの暗証情報入力手段より入力された暗証情報
とが一致するジョブを検索する検索ステップと、前記検
索ステップによって検索されたジョブに相当するデータ
を印刷出力する印刷出力ステップとを有するプログラム
を格納したものである。
【0045】請求項34記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項33記載の発
明において、前記ホストコンピュータからのコマンド群
を受信するコマンド受信ステップと、前記コマンド群を
解析するコマンド解析ステップと、前記コマンド解析ス
テップによる解析結果に基づいて、フレームメモリ上に
ページイメージデータを展開するイメージ展開ステップ
と、前記ページイメージデータを圧縮するデータ圧縮ス
テップと、その圧縮されたデータを蓄積手段に蓄積する
データ蓄積ステップと、前記蓄積データを暗証情報及び
ページごとに区分けして管理するデータ管理ステップと
を有すると共に、前記検索ステップで検索されたジョブ
に相当する圧縮データを前記蓄積手段から取り出して伸
長するデータ伸長ステップと、伸長したデータをメモリ
へ展開するデータ展開ステップと、前記メモリ上のデー
タをエンジン部へビデオ信号として転送するビデオ転送
ステップと、前記エンジン部で前記ビデオ信号を用紙に
転写して用紙出力する用紙出力ステップとを前記印刷出
力ステップとして実行するプログラムを格納したもので
ある。
【0046】請求項35記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項34記載の発
明において、前記蓄積手段において圧縮データの総量が
蓄積の容量を越えるときに、先に蓄積されたジョブの圧
縮データから削除するデータ削除ステップを有するプロ
グラムを格納したものである。
【0047】請求項36記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項34記載の発
明において、前記データ管理ステップによって管理する
ジョブの件数が規定以上になるときに、先に蓄積された
ジョブの圧縮データから削除するデータ削除ステップを
有するプログラムを格納したものである。
【0048】請求項37記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項34乃至請求
項36記載の発明において、前記プリンタ側での割り込
み出力の指示を受けた後は、現在用紙出力中のジョブが
あるか否かに関わらず、前記蓄積手段中の圧縮データを
基に、最新の割り込み出力の指示に相当するジョブを優
先して用紙出力する優先出力ステップを有するプログラ
ムを格納したものである。
【0049】請求項38記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項34乃至請求
項37記載の発明において、前記イメージ展開ステップ
によってフレームメモリ上に展開されたページイメージ
データを前記プリンタ側から前記ホストコンピュータへ
アップロードするアップロードステップを有するプログ
ラムを格納したものである。
【0050】請求項39記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項34乃至請求
項38記載の発明において、前記蓄積手段に蓄積されて
いる圧縮データを前記プリンタ側から前記ホストコンピ
ュータへアップロードするアップロードステップを有す
るプログラムを格納したものである。
【0051】請求項40記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記録媒体では、1つの印刷文書を単位と
するジョブ単位で暗証情報を送出する暗証情報送出手段
を用いてホストコンピュータから送られてきた暗証情報
とプリンタの暗証情報入力手段より入力された暗証情報
とが一致するジョブ名を検索する検索ステップと、前記
検索ステップによって検索されたジョブ名を表示するジ
ョブ名表示ステップと、前記ジョブ名表示ステップによ
って表示されたジョブ名の中から所定のジョブ名を出力
指示する出力指示ステップと、前記出力指示ステップに
よって出力指示されたジョブ名に相当するデータを印刷
出力する印刷出力ステップとを有するプログラムを格納
したものである。
【0052】請求項41記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項40記載の発
明において、前記ホストコンピュータからのコマンド群
を受信するコマンド受信ステップと、前記コマンド群を
解析するコマンド解析ステップと、前記コマンド解析ス
テップによる解析結果に基づいて、フレームメモリ上に
ページイメージデータを展開するイメージ展開ステップ
と、前記ページイメージデータを圧縮するデータ圧縮ス
テップと、その圧縮されたデータを蓄積手段に蓄積する
データ蓄積ステップと、前記蓄積データを暗証情報、ジ
ョブ名及びページごとに区分けして管理するデータ管理
ステップとを有すると共に、前記出力指示ステップによ
って出力指示されたジョブ名に相当する圧縮データを前
記蓄積手段から取り出して伸長するデータ伸長ステップ
と、伸長したデータをメモリへ展開するデータ展開ステ
ップと、前記メモリ上のデータをエンジン部へビデオ信
号として転送するビデオ転送ステップと、前記エンジン
部で前記ビデオ信号を用紙に転写して用紙出力する用紙
出力ステップとを前記印刷出力ステップとして実行する
プログラムを格納したものである。
【0053】請求項42記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項41記載の発
明において、前記蓄積手段において圧縮データの総量が
蓄積の容量を越えるときには、先に蓄積されたジョブの
圧縮データから削除するデータ削除ステップを有するプ
ログラムを格納したものである。
【0054】請求項43記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項41記載の発
明において、前記データ管理ステップによって管理する
ジョブの件数が規定以上になるときに、先に蓄積された
ジョブの圧縮データから削除するデータ削除ステップを
有するプログラムを格納したものである。
【0055】請求項44記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項41乃至請求
項43記載の発明において、前記出力指示ステップによ
って出力指示されたジョブ名の出力順序を前記プリンタ
側で指示する出力順序指示ステップを有し、前記データ
伸長ステップは、前記出力順序指示ステップによって指
示された出力順序で、前記ジョブ名に相当する圧縮デー
タを前記蓄積手段から取り出して伸長するようにし、さ
らに、前記データ伸長ステップで伸長されたデータを、
前記出力順序指示ステップによって指示された出力順序
で、前記データ展開ステップ、前記ビデオ転送ステッ
プ、及び前記用紙出力ステップを経由して用紙出力する
ステップを前記印刷出力ステップとして実行するプログ
ラムを格納したものである。
【0056】請求項45記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項41乃至請求
項44記載の発明において、前記プリンタ側での割り込
み出力の指示を受けた後は、現在用紙出力中のジョブが
あるか否かに関わらず、前記蓄積手段中の圧縮データを
基に、最新の割り込み出力の指示に相当するジョブを優
先して用紙出力する優先出力ステップを有するプログラ
ムを格納したものである。
【0057】請求項46記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項41乃至請求
項45記載の発明において、前記イメージ展開ステップ
によってフレームメモリ上に展開されたページイメージ
データを前記プリンタ側から前記ホストコンピュータへ
アップロードするアップロードステップを有するプログ
ラムを格納したものである。
【0058】請求項47記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項41乃至請求
項45記載の発明において、前記蓄積手段に蓄積されて
いる圧縮データを前記プリンタ側から前記ホストコンピ
ュータへアップロードするアップロードステップを有す
るプログラムを格納したものである。
【0059】請求項48記載の発明に係るコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体では、上記請求項41乃至請求
項47記載の発明において、一旦用紙出力したジョブの
再出力が指示されたとき、前記蓄積手段の中に残ってい
る圧縮データを基に再び用紙出力を行う再用紙出力ステ
ップを有するプログラムを格納したものである。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0061】図1は、本発明の実施の一形態に係る印刷
システムの構成を示すブロック図である。
【0062】図中の1はホストコンピュータとしてのパ
ソコンであり、ユーザーが文書を作成編集し、さらに印
刷を指示した場合は文書をプリンタのコマンドに変換し
たプリントデータをプリンタへ送る。
【0063】2はプリンタ本体であり、3はプリンタ内
のコントローラ部であり、4はプリンタ内のエンジン部
を示している。コントローラ部3は、ホストコンピュー
タ1から送られてくるプリントデータを受信し、受信し
たデータからページイメージを生成し、それを基にビデ
オ信号を生成してエンジン部4へ送る役目を負ってい
る。エンジン部4は、コントローラ部3から受け取った
ビデオ信号を用紙に転写して印刷し、排紙する役目を持
つ。
【0064】ホストコンピュータ1は、パソコンであ
り、ハードウェアとしての構造は公知であるので、詳し
い説明は省略する。ただし、本実施形態に関連したソフ
トウェアは、文書アプリケーション11、プリンタドラ
イバ12、プリンタチェックプログラム13、及び表示
プログラム14等で構成される。
【0065】まず、文書アプリケーション11は、ユー
ザーの指示によって文書を作成編集する。文書アプリケ
ーション11からユーザーが印刷を指示した場合は、プ
リンタドライバ12は、文書データをプリンタのコマン
ドに変換して(この印刷の1つの単位をジョブと呼
ぶ)、暗証番号とジョブ名を添付し、ネットワーク経由
でプリンタ2へ転送する。
【0066】暗証番号は、ホストコンピュータ1と1対
1に対応した4桁の数字であり、同じネットワーク上に
は、ただ1つしか存在しない。通常、ホストコンピュー
タ1としてのパソコンは、ユーザー1人に1台の割合で
設置されているので、暗証番号とユーザーは、1対1に
対応していると考えてよい。ジョブ名については、文書
アプリケーション11で文書データを記録するときに付
ける文書名で代用する。
【0067】プリンタチェックプログラム13は、プリ
ンタ2内で、ホストコンピュータ1の暗証番号に一致す
るジョブの一覧データを得て、ホストコンピュータ1上
に表示する。そして、ユーザーから、プリンタ2内のジ
ョブデータの削除、ジョブのページイメージデータのホ
ストコンピュータ1へのアップロード、ジョブの用紙へ
の再出力、及びプリンタ2内にあるジョブの削除履歴情
報の表示等の指示を得て、相当する処理を行なう構造に
なっている。
【0068】ユーザーが、プリンタチェックプログラム
13上でジョブのアップロードを指示した場合には、プ
リンタチェックプログラム13は、プリンタ2から暗証
番号の一致する各ジョブのページイメージデータを得
て、ホストコンピュータ1上におけるハードディスク内
の、ユーザーから指示のあったディレクトリーへ保存す
る。
【0069】表示プログラム14は、上記アップロード
されたページイメージデータを用いて、ホストコンピュ
ータ1のディスプレイに表示する処理を行なう。また、
表示プログラム14は、表示するだけではなく、プリン
タ2からのジョブデータの削除、フルデータのアップロ
ード等の処理も行なうことができる。
【0070】なお、上記におけるアップロードされた表
示用のデータ及びフルデータとも、プリンタ内で作成さ
れた同じページイメージのデータであって、ホストコン
ピュータ1にアップロードされるわけであるが、ドット
サイズが異なる。表示用データは、ホストコンピュータ
1のディスプレイサイズに合わせ、文書がA4用紙を想
定していれば、縦1400ドット程度、横方向1000
ドット程度の大きさであるが、フルデータは、縦700
0ドット、横5000ドット程度の大きさがある。
【0071】フルデータは、プリンタ2が用紙の出力用
に作成したものであり、更に詳しく言えば、エンジン部
4の解像度に合わせて、コントローラ3が用紙のページ
イメージを作成したものである。フルデータは、かなり
細かい解像度と、大きなデータサイズを持ったイメージ
データであるが、ホストコンピュータ1にアップロード
された後は、各種データ変換ソフトウェア、各種画像修
正ソフトウェア等によって加工や編集がなされて、さま
ざまな用途に使用されることになる。
【0072】例えば、プリンタ2にしかない特殊な文字
の書体で大きな文字イメージをプリンタ2内で作成し、
その文字のフルデータをホストコンピュータ1にアップ
ロードし、ホストコンピュータ1上で特殊な書体の文字
の大きな字幕に仕上げる、と行ったこともできる。
【0073】コントローラ部3は、コントローラ部3全
体を制御する中央処理装置(以下、CPUと呼ぶ)21
と、ランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと呼
ぶ)22と、CPU21による処理動作を記述したプロ
グラムの入っているリード・オンリー・メモリ(以下、
ROMと呼ぶ)23と、ホストコンピュータ1からプリ
ントデータを受信し、受信したデータをRAM22内に
ある受信バッファ31にセットする受信部24と、プリ
ンタ2内に保存しているジョブの一覧データのホストコ
ンピュータ1への送信やプリンタ2内に蓄積されたペー
ジイメージデータをホストコンピュータ1へアップロー
ドするための送信部25と、プリンタ2内のページイメ
ージデータをビデオ信号に変換してエンジン部4へ転送
するためのビデオ転送回路27と、ユーザーから暗証番
号を受け付けて、プリンタ2内部に蓄積したジョブの一
覧を表示し、ユーザーからの用紙出力の指示を得るため
のパネル26とで構成されている。
【0074】ROM23内には、各種のプログラムが内
蔵されているが、OS41は、コントローラ部3全体を
制御する基本プログラムであり、受信プログラム42
は、受信部24を使用して、ホストコンピュータ1から
のプリントデータをRAM22内の受信バッファ31ヘ
セットする作業を行なう。
【0075】解析・展開プログラム43は、受信バッフ
ァ31内のプリントデータを解析して、RAM22上の
フレームメモリ32の上にページイメージとして展開す
る。なお、フレームメモリ32の解像度は、エンジン部
4の解像度に合わせてあり、1ページ分の大きさがあ
る。例えば、A4用紙を想定するなら、横5000ドッ
ト程度、縦7000ドット程度の大きさがある。
【0076】圧縮プログラム44は、フレームメモリ3
2上のページイメージをデータ圧縮して、RAM22上
の蓄積バッファ33内にセットする役目を持つ。伸長・
出力プログラム45は、蓄積バッファ33内の圧縮デー
タを基にデータ伸長して、RAM22上のバンドメモリ
(A)34、バンドメモリ(B)35に交互にセット
し、ビデオ転送回路27によって、細かな短冊形のバン
ドに区切った形でページイメージのビデオ信号をエンジ
ン部4へ転送する。
【0077】パネル制御プログラム46は、パネル26
を用いて、ユーザーから暗証番号を受け付けて、プリン
タ2内部に蓄積したジョブの一覧を表示し、ユーザーか
らの用紙出力の指示を得る作業を行なう。
【0078】ホスト制御プログラム47は、送信部25
を用いて、プリンタ2内に保存しているジョブの一覧デ
ータのホストコンピュータ1への送信や、プリンタ2内
に蓄積されたページイメージデータをホストコンピュー
タ1へアップロードする作業を行なう。もちろん、送信
部25とホストコンピュータ1の間には、ネットワーク
が介在している。
【0079】監視プログラム48は、RAM22上の蓄
積バッファ33が圧縮データで容量オーバーかどうか常
に監視し、容量オーバーである場合は、先に登録したジ
ョブの圧縮データを、蓄積バッファ33から削除する作
業を行なう。また、蓄積するジョブの件数も常に監視
し、件数が規定以上になれば、先に登録したジョブから
削除する等の作業も行なう。
【0080】RAM22上には、既に説明済みの受信バ
ッファ31、フレームメモリ32、蓄積バッファ33、
バンドメモリA34、及びバンドメモリB35以外に、
ワーク領域36等が存在する。
【0081】ワーク領域36は、ROM23上にある各
種プログラムが、臨時のワーク用メモリ領域として用い
るが、その中には、管理表37、出力予定リスト38、
削除予定リスト39、及び削除履歴表40が含まれる。
【0082】管理表37は、蓄積バッファ33内に保存
されている、各ジョブごとの圧縮データを管理するため
の表である。暗証番号、ジョブ名、各ジョブ内の各ぺ―
ジデータの開始アドレス、終了アドレス、登録日時、及
び用紙の出力日時等が整理され記録されている。
【0083】出力予定リスト38は、ユーザーがパネル
26から出力の指示を出したジョブについて、追加記録
する表である。伸長・出力プログラム45は、出力予定
リスト38を見て、その先頭のジョブから用紙への出力
作業を実行する。出力作業が完了したジョブは、伸長・
出力プログラム45によって出力予定リスト38から記
録が削除される。
【0084】なお、ユーザーがパネル26から、普通に
出力の「実行」を選択、指示すれば、出力予定リスト3
8内のジョブの並びの後部に、ジョブ名が追加する形で
記録されるが、ユーザーがパネル26から、出力の「割
り込み実行」を選択、指示すれば、ジョブの並びの先頭
にジョブ名が挿入追加される。これによって、他のユー
ザーのジョブ群がプリンタ2から出力中であったとして
も、新たなユーザーが「割り込み実行」を指示すれば、
新たなユーザーのジョブが即、出力開始することにな
る。
【0085】出力予定リスト38には、現在出力中のジ
ョブの何ページ目を出力中であるかも記録されているの
で、以前のユーザーの大量ページのジョブが出力途中で
あったとしても、その途中から、新しいユーザーのジョ
ブ出力が、即実行される。
【0086】新しいユーザーの割り込み出力処理が全て
終了すれば、以前のユーザーの大量ページのジョブ出力
が、途中から再開することになる。
【0087】削除予定リスト39は、パネル26や、ホ
ストコンピュータ1上のプリンタチェックプログラム1
3から、ユーザーがジョブの削除を指示した際に、ジョ
ブ名がこの表の中に追加記録される。そして、監視プロ
グラム48によって、定期的に監視が行なわれ、削除予
定リスト39内にジョブ名が記録されているなら、監視
プログラム48は、そのリスト上の先頭のジョブから、
相当する圧縮データを蓄積バッファ33上から削除し、
管理表37上からも、ジョブの記録を抹消する。つま
り、パネル制御プログラム46や、ホストコンピュータ
1上のプリンタチェックプログラム13が、直接ジョブ
のデータを削除するのではなく、削除予定リスト39を
介して、間接的に監視プログラム48がジョブデータを
まとめて削除する形になる。
【0088】そして、監視プログラム48によるジョブ
データの削除が行われれば、同時に削除履歴表40上
に、削除したジョブの履歴が監視プログラム48によっ
て記録される。削除履歴表40には、暗証番号、ジョブ
名、及び削除日付等が整理され記録される。また、削除
履歴表40が溢れそうな場合は、監視プログラム48に
よって表の上で、先に記録されたジョブの履歴から削除
される。
【0089】ところで、RAM22上に、バンドメモリ
が2つある理由は、例えば、バンドメモリA34にある
イメージをビデオ転送回路27でエンジン部4へ転送中
に、バンドメモリ(B)35への、圧縮データからのイ
メージデータの伸長とセットを行っておくことで、バン
ドメモリ(A)34のビデオ転送が完了した直後に、バ
ンドメモリ(B)35のイメージをビデオ転送回路27
でエンジン部へ転送開始することができる。バンドメモ
リ(B)35のビデオ転送中はバンドメモリ(A)34
へのイメージデータのセットを行なう。
【0090】このように、2つのバンドメモリを用い
て、イメージデータのセットとビデオ転送を交互に繰り
返すことで、1ページ分のページイメージのビデオ転送
を途切れることなく完了することができる。
【0091】次に、エンジン部4の説明を行なう。
【0092】エンジン部4にも、CPU51やメモリ5
2があり、メモリ52には制御プログラムの入ったRO
M53や、プログラムのワーク領域としてのRAM54
が含まれる。ビデオ受信部55は、コントローラ部3か
らのビデオ信号を受信し、現像定着部57で用紙に画像
を転写する。給紙部56は、未使用の白い用紙を用紙カ
セット等から取り込む役目をし、現像定着部57は、上
述のように用紙に画像を転写して定着し、排紙部58は
印刷済みの用紙を排出する。
【0093】なお、図1の中の太い矢印は、プリントデ
ータやページイメージのデータ、ビデオ信号の流れ、あ
るいはエンジン部4では用紙の流れを示している。ま
た、細い矢印は、各部分間の制御のやりとりを示してい
る。コントローラ部3のCPU21と、エンジン部4の
CPU51も、互いに情報のやり取りを行なう。ビデオ
の転写や、用紙の搬送等の印刷処理のタイミング制御に
関わる情報である。
【0094】図2は、管理表37の構造を示す図であ
る。
【0095】管理表37へのジョブの登録は、圧縮プロ
グラム44によって行われる。圧縮プログラム44が、
フレームメモリ32上に展開されているページイメージ
データをデータ圧縮して蓄積バッファ33にセットする
際に、ジョブ、及びジョブを構成する各ページが登録さ
れる。さらに詳しく言えば、まず最初に、ジョブ名が登
録され、次に1ページ目の圧縮データが蓄積バッファ3
3にセットされた時点で、そのジョブの1ページ目が管
理表37に登録され、その後は、次々と2ページ目以降
のページ登録がその都度続くことになる。
【0096】一方、管理表37上のジョブの削除は、監
視プログラム48によって行われる。管理表37を構成
する項目を説明すると、まず、ジョブごとに、着順、つ
まり登録順での番号が有り、次に暗証番号とジョブ名の
項目が続き、その後に、蓄積バッファ33上での、その
ジョブの1ページ目データ、2ページ目データ、…の、
開始アドレスが続き、最後に最終ページのページデータ
の最終アドレスが記録される。その後には、総ページ数
や作成日付、つまりジョブを登録した日時、そして、用
紙への出力が完了していれば、出力完了日時が記録され
る。
【0097】図2の例では、番号11から14までのジ
ョブが記録されていて、番号1から10までのジョブ
は、すでにプリンタ2上から削除されていることを示
す。15番以降は、まだ記録されておらず、その部分は
−1で埋められている。表の行数は、図2では説明され
ていないが、300行である。つまり、この数を越える
数のジョブは、管理表37には登録できない。監視プロ
グラム48は、290行を規定の数とし、登録が規定の
数を越えるか常に監視し、越えたならば、管理表37の
先頭のジョブから削除する。つまり、古いジョブから削
除する。管理表37から削除するということは、蓄積バ
ッファ33上からも、相当するジョブの圧縮データを削
除することも意味する。
【0098】さらに、図2の例では、暗証番号の一致す
るジョブが2つあり、そのジョブ名が、「報告書A」と
「報告書B」である。つまり、ある一人のユーザーが、
ホストコンピュータ1上で、2つの文書の印刷を指示し
たが、まだ、プリンタ2には、用紙の出力は完了してい
ない。ホストコンピュータ1上での印刷指示は完了した
が、プリンタ2にはまだユーザーが来ていない段階であ
るか、あるいはユーザーが、プリンタ2のパネル26に
暗証番号を入力して出力を指示した後、用紙の出力を待
っている段階であるかの、いずれかである。
【0099】なお、12番のジョブについては、すでに
用紙への出力が完了している。ユーザーは、出力された
用紙をプリンタ2から取り出して、すでに持ち帰ったは
ずである。出力済みのジョブの圧縮データは、すぐに消
去されることはなく、しばらくの間、蓄積バッファ33
上に残っている。これによって、ユーザーの指示のよ
り、再出力が可能になる。
【0100】図2の例では、各ページデータの開始アド
レスは、11番のジョブが蓄積バッファ33の0番地か
ら始まり、2ページ、3ページ、…と連続して進み、そ
のまま、隙間なしに12番のジョブのページ、13番の
ジョブのページと続いている。しかし、13番のジョブ
のデータと14番のジョブのデータの間には、隙間があ
る。以前のジョブのデータがこの隙間の位置にあって、
14番のジョブが登録された後に、そのジョブが削除さ
れたものである。
【0101】図3は、出力予定リスト38の構造を示す
図である。
【0102】ユーザーが、パネル26から、あるジョブ
の用紙への出力を指示すると、パネル制御プログラム4
6が、出力予定リスト38にそのジョブを登録する。登
録する項目としては、ジョブの番号だけである。図3の
例では、まず11番のジョブと、13番のジョブが登録
されている。図3の左の図が、それである。この番号
は、図2で説明した、管理表37のジョブの番号と同一
である。
【0103】伸長・出カプログラム45は、出力予定リ
スト38を常に監視しており、出力予定リスト38上に
ジョブ番号が記録されていれば、その番号に相当する蓄
積バッファ33上の圧縮データを基に、用紙への出力作
業を行なう。その際に、出力予定リスト38上に、出力
状況として全ページのうち現在何ページ目を出力中かを
記録する。図3では、まず、番号11のジョブにおい
て、全ページ数が10ページのうち、5ページ目を用紙
出力中であることを示している。
【0104】この時点で、新たなユーザーが、パネル2
6から、14番のジョブを選択して、用紙出力の「実
行」を指示すると、出力予定リスト38上では、従来存
在する11番、13番のジョブの記録の後に、新たな1
4番のジョブが追加記録される。図3の右上の状態がそ
れである。これ以後は、11番、13番、14番のジョ
ブの順序で、用紙出力が順調に進む。
【0105】しかし、新たなユーザーが、パネル26か
ら、14番のジョブを選択して、用紙出力の「割り込み
実行」を指示した場合は、出力予定リスト38上では、
従来存在する11番、13番のジョブの記録の前に、新
たな14番のジョブが記録される。図3の右下の状態が
それである。これ以後、用紙出力は、次のようになる。
【0106】まず、11番のジョブの5ページ目が出力
完了した直後、すぐに14番のジョブの1ページ目が出
力を開始し、その後14番のジョブの全ページが出力さ
れると、次は前に戻って、出力途中であった11番のジ
ョブの6ページ目から出力を続けることになる。そし
て、11番のジョブの出力が完了すれば、正規の順序に
したがって、13番のジョブの出力を行なうことにな
る。
【0107】つまり、出力予定リスト38を仲介とする
ことで、以前のジョブの大量のページが出力中であって
も、新しいジョブのページの「割込み出力」が可能にな
っている。
【0108】ところで、削除予定リスト39の構造の説
明図はないが、パネル26あるいはホストコンピュータ
1から、ユーザーがジョブの削除を指示した場合、パネ
ル制御プログラム46あるいはホスト制御プログラム4
7が、削除予定リスト39に、削除対象のジョブの番号
を追加記録する。出力予定リスト38と違い、削除予定
リスト39の場合は、常に追加記録である。しかも、項
目としては、ジョブ番号以外はない。
【0109】監視プログラム48は、削除予定リスト3
9にジョブの番号がある場合、ジョブの並びの先頭のジ
ョブから、次々に相当する、蓄積バッファ33上の圧縮
データ及び管理表37上の記録を削除していく。その
時、ある1つのジョブの削除作業が済んだ段階では、削
除予定リスト39からジョブの番号が削除され、代わり
に削除履歴表40にジョブの削除履歴が記録される。
【0110】図4は、削除履歴表40の構造を示す図で
ある。
【0111】監視プログラム48によって、蓄積バッフ
ァ33上のジョブの圧縮データ、及び管理表37上のジ
ョブの記録が削除された場合に、削除履歴表40に削除
されたジョブが監視プログラム48により追加記録され
る。削除管理表40は、300行有り、ジョブの情報も
300件まで入るが、監視プログラム48が、新たに削
除されたジョブを削除履歴表40に追加記録しようとし
て、削除履歴表40がフルの状態と分かった場合は、前
もって、削除履歴表のより古い記録から10件分記録を
削除してから、新たに削除されたジョブを追加記録す
る。
【0112】削除履歴表40の項目としては、暗証番
号、ジョブ名、総ページ数、削除日時、出力結果、及び
削除理由で構成される。出力結果は、実際に用紙を出力
したかどうかを示す。削除理由の項目は、48時間の登
録限界時間をオーバーして自動的に削除したのか、ユー
ザーがパネルで削除を指示したのか、あるいはネットワ
ークでつながれているホストコンピュータ1上で、ユー
ザーが、プリンタチェックプログラム13を使って削除
を指示したのか、を区別するために設けられている。
【0113】なお、ユーザーが、プリンタ2のパネル2
6あるいはホストコンピュータ1で削除履歴の表示を指
示した場合は、この削除履歴表40から、ユーザーの暗
証番号に一致するジョブの記録だけを抜き出し、削除日
時の新しい順にソートし直して表示される。
【0114】図4の例では、暗証番号1234のユーザ
ーのジョブの削除記録が2つ有り、先に削除された「古
い報告書A」のジョブは、総ページ数15ページで、実
際に用紙への出力も行われたが、その後、登録から48
時間経過して、監視プログラム48によって、自動的に
削除されたことを示している。
【0115】また、後に削除された「古い報告書B」の
ジョブは、総ページ数11ぺ―ジで、ユーザーはプリン
タ2の位置までは来たものの、実際には用紙への出力は
せず、パネル26からジョブの削除を指示して、立ち去
ったことを示している。
【0116】図5、図6及び図7は、パネル26に表示
される画面を示す図である。
【0117】画面の表示は、すべてパネル制御プログラ
ム46が行なっている。パネル26は、液晶表示の前面
に透明なタッチパネルを張った構造になっていて、ユー
ザーが画面表示の中のボタンの絵に指で触れると、タッ
チした信号がパネル制御プログラム46に伝わる仕組み
になっている。
【0118】図5は、暗証番号画面を示す図である。
【0119】ユーザーが、ホストコンピュータ1の文書
アプリケーション11で、文書の印刷を指示した後、プ
リンタ2の設置場所までやってくると、プリンタ2のパ
ネル26に最初に表示されている画面である。
【0120】ユーザーは、0から9までの数字のボタン
をプッシュして、暗証番号を入力する。番号の入力が完
了すれば、「実行」ボタンをプッシュする。番号の入力
に誤りがあった場合は、「クリア」ボタンをプッシュす
れば、暗証番号の表示部分はクリアされ、再度、暗証番
号を入力することが可能になる。
【0121】図6は、ユーザーが暗証番号画面において
「実行」ボタンをプッシュした後に表示される出力一覧
画面を示す図である。
【0122】管理表37に登録されているジョブのう
ち、暗証番号の一致するジョブだけ抜き出して、古い登
録日付の順にソートして、一覧表示している。ユーザー
は、右側のスクロールボタンによって、ジョブ一覧をス
クロール表示することができる。
【0123】各ジョブ名の横には、出力と削除の指示ボ
タンが表示されている。ただし、すでに用紙出力済みジ
ョブについては、出力ボタンの代わりに、再出力ボタン
が表示されている。ユーザーは、これらのボタンによっ
て、各ジョブの用紙出力、用紙の再出力、及びプリンタ
2からのジョブの削除を指示することができる。出力す
るジョブについては、一覧の左端の出力順の項目に、ユ
ーザーが出力ボタンをプッシュした順で、1番から番号
が振られる。この番号の順が、ジョブの用紙の出力順に
なる。ユーザーが、出力ボタンと削除ボタンを2つ選択
したときは、プリンタ2は、相当するジョブの用紙を出
力してからジョブを削除する。
【0124】ユーザーが、「すべて出力」のボタンをプ
ッシュすると、上述の各ジョブの横の出力ボタンが、す
べて選択状態になる。出力順は、登録日付の古い順に、
1番から番号が振られる。再出力ボタンの状態は、特に
変更されない。つまり、ユーザーが再出力を指示しない
限り、用紙出力しない。同様に、ユーザーが、「すべて
削除」ボタンをプッシュすると、上述の各ジョブの横の
削除ボタンが、すべて選択状態になる。この時は、すで
に出力済みのジョブについても、削除ボタンが選択状態
になる。
【0125】ユーザーが、画面右下端の「実行」ボタン
をプッシュすると、パネル制御プログラム46は、上述
の各ジョブの出力/削除ボタンの選択状態をチェックし
て、出力予定リスト38及び削除予定リスト39にジョ
ブを追加記録する。なお、出力予定リスト38には、出
力順の番号にしたがって、追加記録される。この後、伸
長・出カプログラム45や、監視プログラム48によっ
て、用紙出力やジョブの削除が実行される。
【0126】ユーザーが、画面右下端の「割り込み実
行」ボタンをプッシュした場合も、上記と同様の手順
で、用紙出力とジョブの削除が実行されるが、唯一の違
いは、出力されるジョブが、出力予定リスト38の先頭
に挿入記録されることである。これによって、新たなジ
ョブ出力が、現在出力中のジョブに割り込む形で実行さ
れることになる。
【0127】ユーザーが、画面右下端の「終了」ボタン
をプッシュした場合は、出力一覧画面を終了し、図5で
説明済みの暗証画面に戻る。ユーザーが左下端の「削除
履歴」ボタンをプッシュした場合は、削除履歴画面に移
る。
【0128】図7は削除履歴画面を示す図である。
【0129】ユーザーが出力一覧画面上の削除履歴ボタ
ンをプッシュした時点で、パネル制御プログラム46
は、削除履歴表40から暗証番号の一致するジョブ名を
抜き出してきて、削除日時の新しい順にソートして、削
除履歴画面上にジョブー覧として表示する。
【0130】削除履歴画面の右端には、スクロールボタ
ンが有り、ユーザーはこのボタンをプッシュすることで
削除したジョブの一覧をスクロール表示することができ
る。ユーザーが、画面右下端の「戻り」ボタンをプッシ
ュすると、パネル26は図6の出力一覧画面に戻る。
【0131】図8は、ホストコンピュータ1上のプリン
タチェックプログラム13のメイン画面を示す図であ
る。
【0132】手順としては、プリンタチェックプログラ
ム13がユーザーによって起動されると、まず、プリン
タチェックプログラム13は、プリンタ2に対して、暗
証番号の一致するジョブ名の一覧の情報を要求する。プ
リンタ2からの一覧情報を受け取った時点で、プリンタ
チェックプログラム13はメイン画面を表示することに
なる。
【0133】基本的には、図6で説明したパネル26上
の出力一覧画面と同―であり、図6では「出力」として
いたものを「アップロード」と変えただけである。ま
た、「出力」がないので、「出力順」の項目や「割込み
実行」ボタンはない。「出力」がない理由は、ユーザー
が必ずプリンタ2の位置に行き、ユーザーによるパネル
26からの暗証番号入力やジョブの出力指示があって、
初めて印刷出力する、という原則を守るためである。
【0134】ただし、すでに出力済みのジョブについて
は、再出力の指示をプリンタチェックプログラム13か
ら直接行なうことができる。図8では、「報告書A」
が、すでに出力済みで再出力可能なことを示している。
またこのジョブについては、アップロードと削除も可能
になっている。
【0135】なお、ここでいうアップロードとは、表示
プログラム14で画面上にページイメージを表示するた
めのイメージデータをプリンタ2からホストコンピュー
タ1へ転送することをいう。これは、プリンタ2内の蓄
積バッファ33にある、印刷用のページイメージである
フルデータそのものではない。解像度をディスプレイ用
に落としたものである。アップロードされたデータは、
ホストコンピュータ1内の、ユーザーの指示したディレ
クトリーに保存される。
【0136】プリンタ2内で、アップロードの実際の処
理を行なうのは、ホスト制御プログラム47である。
「アップロード予定リスト」といった表はなく、プリン
タチェックプログラム13から指示のあったジョブにつ
いて、ホスト制御プログラムの中で、順番にホストコン
ピュータ1にアップロードするだけである。
【0137】ユーザーが、「削除履歴」ボタンをプッシ
ュしたときは、図7で説明したパネル26の削除履歴画
面と同一の画面が、ホストコンピュータ1の画面上に表
示される。動作は図7と同一なので、説明は省略する。
【0138】図9は、ホストコンピュータ1の表示プロ
グラム14の開始画面を示す図である。
【0139】表示プログラム14は、プリンタ2からア
ップロードしたページイメージデータの画面表示を行な
う。ユーザーが表示プログラム14を起動すると、最初
にこの画面がホストコンピュータ1上に表示される。
【0140】この画面のメニューバーには、「ファイ
ル」、「編集」、「ヘルプ」の3つのメニューが並んで
いる。ユーザーがマウスカーソル等でこのうちの1つを
選んで、マウスクリック等で実行を指示すると、プルダ
ウンのサブメニューが表示される。図9では、説明のた
めに3つのサブメニューが図示されているが、実際は1
つずつプルダウン表示される。
【0141】「ファイル」メニューの中で、ユーザーが
「ディレクトリー指定」を選択すると、ユーザーに対し
て、アップロードされたページイメージデータの入って
いるディレクトリー名の入力を促すダイアログボックス
が表示される。ディレクトリー名の入力が完了すると、
表示プログラム14は、図10で説明するディレクトリ
ー画面に移る。画面上には、入力されたディレクトリー
に入っている、アップロードされた各データのジョブ名
の一覧が並んでいる。すでに出力済みのジョブ名には、
「(済)」の記述が追加されている。
【0142】ユーザーが、図10で表示されているジョ
ブ名の1つを選択した後で、「ファイル」メニューの中
の「開く」を選択すると、図11で説明するページイメ
ージが表示されることになる。ユーザーが、「ファイ
ル」メニューの中の「終了」を選択すると、表示プログ
ラム14が終了する。
【0143】図10は、ディレクトリー画面を示す図で
ある。
【0144】同図において、ユーザーが、ジョブ名の1
つを選択した後、「編集」メニューの中の「削除」を選
択すると、表示プログラム14は、ホストコンピュータ
1のディレクトリー内の相当するジョブのデータを削除
する。同様にして「プリンタから削除」を選択すると、
表示プログラム14は、プリンタ2に対して、蓄積バッ
ファ33内から相当するジョブデータを削除する、指示
を送る。
【0145】また、同様にして「フルデータのアップロ
ード」を選択すると、表示プログラム14は、プリンタ
2に対して、蓄積バッファ33内の相当するジョブのフ
ルデータをホストコンピュータ1へアップロードする指
示を送る。保存するディレクトリーは、表示用のアップ
ロード済みデータの保存場所と同一である。
【0146】図11は、選択したジョブのページの表示
画面を示す図である。
【0147】上述したように図10の状態で、ユーザー
が、表示するジョブを選択し、「ファイル」メニューの
「開く」を選択すると、相当するジョブの1ページ目が
表示される。画面には、縦スクロール及び横スクロール
のボタンも有り、これによってページスクロール表示を
行なうことができる。
【0148】また、メニューバー上には、「ファイ
ル」、「編集」及び「ヘルプ」以外に、「前ページ」、
「次ページ」、「戻り」のメニューが追加される。「次
ページ」を選択すると、ページ表示が次のページの表示
に変わる。「前ページ」を選択すると、ページ表示が前
のページの表示に変わる。「戻り」を選択すると、画面
表示が、図11のページ画面から、図10のディレクト
リー画面に戻る。
【0149】なお、図9、図10及び図11共に、ユー
ザーが、「ヘルプ」メニューの「バージョン情報」を選
択すると、表示プログラム14のバージョン番号等が表
示される。
【0150】以下に、本実施形態の動作を図12〜図3
5のフローチャートを用いて説明する。
【0151】図12は、受信プログラム42の動作を説
明するフローチャートである。
【0152】受信プログラム42は、ホストコンピュー
タ1からのプリントデータ等をプリンタ2内の受信バッ
ファ31にセットする役目を持つ。プリンタ2の電源オ
ンと同時に立ち上がり、以後マルチタスクで動作を続け
る。
【0153】まず、ステップS1で、ユーザーによって
プリンタ2が電源オフされたかチェックし、YESなら
ばプログラムの動作を終了する。NOならばステップS
2で、ホストコンピュータ1からの「受信データ有り」
の知らせが受信部24からあったかをチェックし、YE
SならばステップS3で、受信バッファ31に受信デー
タをセットするための充分な空きがあるかチェックし、
YESならばステップS7で、受信部24に、受信デー
タの受信バッファヘの直接書込みを指示してから、ステ
ップS1の直前に戻り、ループを形成する。
【0154】ステップS3でNOならば、つまり受信バ
ッファ31に空きがないのならば、ステップS4で受信
バッファ31を整理してから、ステップS5で、再度受
信バッファに十分な空きがあるかチェックし、YESな
らばステップS7以降の受信処理へ移る。上記のステッ
プS4で「整理する」とは、受信したデータが受信バッ
ファ31上で途切れ途切れに記録されている場合に、受
信バッファ31の先頭方向に各データを詰めて、連続し
た空きを作る作業をいう。
【0155】ステップS5でNOならば、ステップS6
で1秒待ってからステップS4の直前に戻りループを形
成する。このループの中で、受信バッファ31上に充分
な空きができるまで待つことになる。
【0156】1秒持ちを何度か繰り返す間には、解析・
展開プログラム43が、受信バッファ31上の受信デー
タの解析処理とページイメージへの展開処理を進め、処
理を完了したベージの受信データについては受信バッフ
ァ31上から削除するので、受信バッファ31上に空き
ができる。
【0157】ステップS2でNOならば、ステップS8
で、受信バッファ31がフルの状態であるという知らせ
が受信部24からあったかチェックし、YESならば、
ステップS4、S5、S6のループの中で、受信パッフ
ァ31に充分な空きができるまで待つ形になる。ステッ
プS8でNOならば、ステップS1の直前に戻りループ
を形成する。
【0158】なお、受信部24の動作については、フロ
ーチャートによる詳細な説明は行なわないが、次のよう
な処理を行なう。
【0159】まず第1に、ホストコンピュータ1から最
初のデータ受信があった段階で、受信プログラム42に
対して、「受信データ有り」の知らせを送る。そして、
受信プログラム42から、受信バッファ31上の受信デ
ータの書込み領域の指示があるまで待つ。受信バッファ
31上での受信データの書込み領域の指示が得られたな
らば、順次、受信したデータを書込み領域に書き出しセ
ットする。この時、受信データ本体の流れは、CPUは
経由せず、直接、受信部24から受信バッファ31に書
き出される形になる。この書き出し処理を続ける中で、
書込み傾域がフルになったときは、受信プログラム42
に対して、「受信バッファフル」の知らせを送り、受信
プログラム42から、新たな書込み領域の指示があるま
で待つ形になる。
【0160】以上により、継続的なプリントデータ等の
受信処理が続くことになる。
【0161】図13は、解析・展開プログラム43の動
作を示すフローチャートである。
【0162】このプログラムも、プリンタ2の電源オン
と同時に動作を開始し、以後、他のプログラムの処理と
同時平行のマルチタスクで動作を続行する。
【0163】まず、ステップS11で、ユーザーが電源
をオフしたかどうかチェックし、YESならば、このプ
ログラムの動作を終了する。NOならば、ステップS1
2で受信を完了したジョブの受信データが、受信バッフ
ァ31上にあるかどうかをチェックし、NOならステッ
プS11の直前に戻り、ループを形成する。YESなら
ば、ステップS13で変数mにそのジョブの総ページ数
をセットし、ステップS14で、変数nに1をセットす
る。
【0164】そして、ステップS15で、受信データ内
のジョブのデータのnページ目のプリントデータを解析
し、フレームメモリ32上にページのイメージを展開す
る。次にステップS16で、圧縮プログラム44をコー
ルして、フレームメモリ32上のページイメージデータ
の圧縮と、蓄積バッファ33への転送、管理表37への
ジョブ及びページの登録を行ない、ステップS17で、
受信バッファ31からnページ目の受信データを削除す
る。
【0165】その後、ステップ18で、変数nが変数m
に1を加えた数より小さいかをチェックし、YESなら
ば、ステップS19で変数nに1を加えてステップS1
5の直前に戻り、ループを形成して次のページの処理を
続行する。
【0166】ステップS18でNOならば、ジョブの全
ページの処理が完了したことを示すので、ステップS1
1の直前に戻りループを形成して、次の受信データ中の
受信完了したジョブの処理に移ることになる。
【0167】図14は、圧縮プログラム44の動作を示
すフローチャートである。
【0168】このプログラムは、解析・展開プログラム
43によってコールされ、フレームメモリ32上のペー
ジのイメージデータをデータ圧縮して、蓄積バッファ3
3上にセットする役目を持つ。
【0169】まず、ステップS21で、蓄積バッファ3
3上に充分な空きがあるかチェックし、NOならば、ス
テップS22で蓄積バッファ22を整理する。そして、
再度蓄積バッファ33上に充分な空きがあるかチェック
し、NOならば、ステップS24で1秒待った後でステ
ップS22の直前に戻りループを形成する。上記ステッ
プS22で「整理する」とは、蓄積バッファ33上のジ
ョブデータが、途切れ途切れに記録されている場合、こ
のジョブデータを蓄積バッファ33の先頭方向へ詰め
て、連続的な空きを作る作業をいう。
【0170】このループの中で、蓄積バッファ33上の
ジョブデータが、用紙への出力を完了してジョブデータ
の削除が発生することで、蓄積バッファ33上に充分な
空きができるまで待つ形となる。
【0171】ステップS21でYESの場合、あるいは
ステップS23でYESの場合は、ステップS25でフ
レームメモリ上のページイメージのデータを圧縮し、ス
テップS26で、圧縮したデータを蓄積バッファ33へ
転送してセットする。そして、ステップS27で、転送
セットしたデータが1ページ目のデータかをチェック
し、YESならば、ステップS28で管理表37にジョ
ブを登録してから、ステップS29に移り、管理表37
上の相当するジョブの登録位置に、転送セットしたペー
ジを追加登録して、このプログラムをリターンする。
【0172】ステップS27で、1ページ目でないと判
断したならば、そのままステップS29で管理表37へ
のページの追加登録を行なってリターンする。
【0173】図15及び図16は、伸長・出力プログラ
ム45の動作を示すフローチャートである。
【0174】このプログラムは、プリンタ2の電源オン
と同時に立ち上がり、他のプログラムと同時並行して処
理を行なうマルチタスクで動作する。
【0175】まず、ステップS31で、ユーザーがプリ
ンタ2を電源オフしたかをチェックし、YESならばこ
のプログラムを終了する。NOならば、ステップS32
で出力予定リスト38の中に出力予定のジョブが記録さ
れているかをチェックし、NOならば、ステップS31
の直前に戻りループを形成して、出力予定リスト38に
ジョブが記録されるまで待つ。YESならば、ステップ
S33で、出力予定リスト38の先頭のジョブの出力状
況欄に記載があるかをチェックし、記載がないならば、
ステップS34で、出力状況欄に総ページ数及び1ペー
ジ目を出力中であることを記載して、ステップS36へ
移る。
【0176】ステップS33でYESならば、ステップ
S35で、出力状況欄の出力中のページ数に1を加算し
て記録し、ステップS36へ移る。ステップS36で
は、変数mに出力しようとしているページの総バンド数
をセットし、ステップS37で、変数nに1をセットす
る。上記の「総バンド数」とは、圧縮していない状態で
の出力しようとしているベージイメージの大きさをパン
ドメモリ(A)34、あるいはバンドメモリ(B)35
の大きさで割った数である。小数点以下は切り上げる。
なお、バンドメモリ(A)34と、バンドメモリ(B)
35の大きさは同じである。
【0177】ステップS37の後はステップS38で、
出力しようとしているジョブにおける出力しようとして
いるページの圧縮されたイメージデータの1バンド目を
データ伸長して、バンドメモリ(A)34に展開する。
そして、ステップS39で、エンジン部4に起動をかけ
て、ステップS40で単純なループを作り、エンジン部
4からビデオ信号の要求があるまで持ち、ビデオ信号の
要求があったならば、ステップS41で、ビデオ転送回
路27にバンドメモリ(A)34のイメージの、エンジ
ン部4へのビデオ転送を指示する。
【0178】その後はステップS42で、変数nに1を
加算し、ステップS43で、変数nが変数mに1を加算
した値より小さいかをチェックし、NOならば、1ペー
ジ分の全バンドのビデオ信号出力が完了したことを示す
ので、ステップS44に移り、ジョブの全ページの出力
が完了したかをチェックし、NOならば、ステップS3
1の直前に戻り、ループを形成して次のページの出力作
業を続ける。
【0179】ステップS44でYESならば、ステップ
S45で、出力予定リスト38から、出力したジョブの
記録を削除し、ステップS46で、管理表37に出力完
了日時を記録してから、ステップS31の直前に戻りル
ープを形成して、出力予定リスト38に記録されている
次のジョブの出力作業を続けることになる。
【0180】ステップS43でYESならば、つまり、
1ページの中でビデオ信号を送るバンドが残っているな
らば、ステップS47に移り、まず変数nが奇数かどう
かをチェックし、YESならば、ステップS48で、出
力中ジョブにおける出力中ページの圧縮されたイメージ
データのnバンド目をデータ伸長して、バンドメモリ
(A)34に展開する。そして、ステップS49で単純
なループを形成して、エンジン部4からのビデオ信号要
求があるまで持ち、要求があったならば、ステップS5
0で、ビデオ転送回路27にバンドメモリ(A)34の
イメージのエンジン部4へのビデオ転送を指示した後、
ステップS42以降の処理で、次のバンドのビデオ信号
出力作業に移ることになる。
【0181】ステップS47でNOならば、つまり、変
数nが偶数ならば、ステップS51で、出力中ジョブに
おける出力中ページの圧縮されたイメージデータのnバ
ンド目をデータ伸長して、バンドメモリ(B)35に展
開する。そして、ステップS52で単純なループを形成
して、エンジン部4からのビデオ信号要求があるまで持
ち、要求があったならば、ステップS53で、ビデオ転
送回路27にパンドメモリ(B)35のイメージのエン
ジン部4へのビデオ転送を指示した後、ステップS42
以降の処理で、次のバンドのビデオ信号出力作業に移る
ことになる。
【0182】なお、エンジン部4へのビデオ信号出力で
は、あるバンドの信号出力が完了したら、ほとんど即時
に次のバンドのビデオ信号を出力しなければならばな
い。少しでも遅れると、出力用紙の上でバンドとバンド
の間に白い筋が入ってしまうことになる。
【0183】これを防ぐために、伸長・出力プログラム
45では、2のバンドメモリを使用して、一方のバンド
のビデオ信号を出力中に、もう一方のバンドメモリ上に
次のバンドデータのイメージ展開を行なう方法をとるこ
とで、前のバンドのビデオ信号出力直後に、エンジン部
4から次のバンドのビデオ信号要求があったとしても、
即時に次のバンドのビデオ信号を出力できるようになっ
ている。
【0184】図17〜図20は、パネル制御プログラム
46の動作を示すフローチャートである。
【0185】このプログラムは、プリンタ2上のパネル
26の表示や、パネル26へのユーザーからの入力を制
御する役目を持つ。パネル26は、タッチバネル形式に
なっており、ユーザーはパネル26上のボタンの表示を
指でタッチすることで、入力を行なうことができる。図
17〜図20、あるいは以下の説明文で、「タッチ」の
代わりに「プッシュ」と記述しているが、どちらも同じ
ことを指している。なお、このプログラムも、プリンタ
の2の電源オンと同時に立ち上がり、他のプログラムと
同時並行してマルチタスクで動作を続行する。
【0186】まず、ステップS61で、ユーザーがプリ
ンタ2を電源オフしたかをチェックし、YESならばこ
のブログラムの動作を終了する。NOならば、ステップ
S62で、このプリンタがネットワークにつながれてい
るかをチェックし、NOならば、ステップS71でパネ
ル表示をクリアして、ステップS70へ飛ぶ。ステップ
S62でYESならば、ステップS63で、パネル26
に暗証番号画面を表示する。この時、番号の欄はクリア
する。そして、ステップS64で、ユーザーがクリアボ
タンをプッシュしたかをチェックし、YESならば、ス
テップS65で、暗証番号の欄をクリアして、ステップ
S66へ進む。ステップS64でNOの場合もステップ
S66へ進む。
【0187】ステップS66では、ユーザーが0から9
までのナンバーボタンのうちの1つをプッシュしたかど
うかをチェックし、YESならば、、ステップS67で
プッシュされたナンバーを番号欄にセットして、ステッ
プS68に進む。ステップS66でNOの場合も、ステ
ップS68に進む。ステップS68では、ユーザーが実
行ボタンをプッシュしたかをチェックし、NOならばス
テップS64の直前に戻り、ループを形成してユーザー
からの暗証番号画面への入力を待つ形になる。
【0188】ステップS68でYESならば、ステップ
S69で、管理表37から暗証番号の一致するジョブ群
を抜き出し、ステップS70で、パネル26に出力一覧
画面として抜き出したジョブ群を一覧表示する。そし
て、図18のステップS72に移り、再度このプリンタ
がネットワークにつながれているかをチェックし、NO
ならば、ステップS73で、ジョブの一覧表示の中で、
出力済みのジョブを除き、すべてのジョブのボタン表示
を「出力」を指示する状態にする。つまり、ホストコン
ピュータ1と1対1で直接つながった状態であるローカ
ルプリンタの場合は、すべてのジョブをユーザーがすぐ
に出力指示できるようにしておく。そして、ステップS
74に移る。
【0189】ステップS72でYESの場合もステップ
S74に移るが、ステップS74では、ユーザーがジョ
ブの一覧表示の中で、あるジョブの「出力」ボタンをプ
ッシュしたかをチェックし、YESならば、ステップS
75で、プッシュしたボタンがすでに出力を指示してい
たかをチェックし、YESならば、ステップS76で出
力を取り消し、ボタン表示を出力しない状態に戻す。出
力順も、出力を取り消したことで、調整し直す。
【0190】ステップS75でNOの場合は、ステップ
S77で、出力ボタン表示を選択された状態とし、出力
順も追加の形で番号をセットする。ステップS76ある
いはステップS77の後は、ステップS74の直前に戻
りループを形成して、出力一覧画面上でユーザーからの
ボタン入力を待つ。
【0191】ステップS74でNOの場合は、ステップ
S78で、ユーザーがジョブの一覧表示の中で、あるジ
ョブの削除ボタンをプッシュしたかをチェックし、YE
Sならば、ステップS79で、そのジョブがすでに削除
を指示されていた状態だったかをチェックし、YESな
らばステップS80で、削除状態を取り消し、ボタン表
示も削除されない表示とする。ステップS79でNOな
らば、ステップS81で、削除される状態とし、ボタン
表示も削除状態に変える。ステップS80あるいはステ
ップS81の後は、ステップS74の直前に戻りループ
を形成して、出力一覧画面上でユーザーからの次のボタ
ン入力を待つ。
【0192】ステップS78でNOの場合は、ステップ
S82で、ユーザーが出力済みのジョブの再出力ボタン
表示をプッシュしたかどうかをチェックし、YESなら
ば、ステップS83で、すでにそのジョブが再出力を指
示されていたかをチェックし、YESならば、ステップ
S84で再出力を取り消し、ボタン表示も再出力をしな
い表示に戻す。出力順も出力を取り消したことで調整し
直す。
【0193】ステップS83でNOの場合は、ステップ
S85で再出力することとして、再出力ボタン表示を出
力状態に変える。ステップS84あるいはステップS8
5の後は、ステップS74の直前に戻りループを形成し
て、出力―覧画面上でユーザーからのボタン入力を待
つ。
【0194】ステップS82でNOの場合は、図19の
ステップS86へ移り、ユーザーが「すべて出力」のボ
タンをプッシュしたかをチェックし、YESならば、ス
テップS87で、出力一覧画面中ですべてのジョブの出
力ボタン表示を、出力する状態に色を変える。この時、
出力順は、一覧に表示されている順序で設定する。な
お、このとき出力済みのジョブについては、再出力は行
なわない。ただし、ユーザーが前もって再出力を指示し
ていた場合は、それに従う。
【0195】ステップS86でNOの場合は、ステップ
S88で、ユーザーが「すべて削除」のボタンをプッシ
ュしたかをチェックし、YESならば、ステップS89
で、出力一覧画面中で、すべてのジョブの削除ボタン表
示を、削除する状態に色を変える。出力済みのジョブに
ついても、削除する状態にする。
【0196】ステップS88でNOの場合は、ステップ
S90で、ユーザーがスクロールボタンをプッシュした
かをチェックし、YESならば、ステップS91で、出
力一覧画面中のジョブの一覧をスクロール表示する。
【0197】ステップS87、ステップS89あるいは
ステップS91の後は、ステップS74の直前に戻り、
ループを形成してユーザーからの出力一覧画面に対する
次の入力を待つ形になる。
【0198】ステップS90でNOの場合は、ステップ
S92で、ユーザーが出力一覧画面中の「実行」ボタン
をプッシュしたかをチェックし、YESならば、ステッ
プS93で、ジョブ一覧の中で出力あるいは再出力の指
示のあるジョブがあるかをチェックし、YESならばス
テップS94で、出力あるいは再出力されているジョブ
を出力順に従って出力予定リスト38に追加登録する。
【0199】ステップS93でNOならば、ステップS
95で、ジョブ一覧の中で削除指示のあるジョブが存在
するかをチェックし、YESならば、ステップS96
で、削除するジョブを削除予定リスト39に追加セット
する。
【0200】ステップS92でNOの場合は、図20の
ステップS97へ移り、ユーザーが出力一覧画面中の
「割り込み実行」ボタンをプッシュしたかをチェック
し、YESならば、ステップS98で、ジョブ一覧の中
で出力あるいは再出力の指示のあるジョブがあるかをチ
ェックし、YESならばステップS99で、出力あるい
は、再出力されているジョブを出力順に従って出力予定
リスト38に追加登録する。
【0201】ステップS98でNOならば、ステップS
100で、ジョブ一覧の中で、削除指示のあるジョブが
存在するかをチェックし、YESならば、ステップS1
01で、削除するジョブを削除予定リスト39に追加セ
ットする。
【0202】ステップS94、ステップS96、ステッ
プS99、ステップS101、ステップS95、あるい
はステップS100でNOの場合は、ステップ62の直
前に戻りループを形成して、パネル26を暗証番号画面
に戻して、次のユーザーからの暗証番号の入力を待つ形
になる。
【0203】ステップS97でNOの場合は、ステップ
S102で、ユーザーが終了ボタンをプッシュしたかを
チェックし、YESならば、この場合も上記と同様に、
ステップ62の直前に戻りループを形成して、パネル2
6を暗証番号画面に戻して、次のユーザーからの暗証番
号の入力を待つ。
【0204】ステップS102でNOならば、ステップ
S103で、ユーザーが出力一覧画面中の削除履歴ボタ
ンをプッシュしたかをチェックし、YESならばステッ
プ104で、パネル26の表示を削除履歴画面にする。
そして、ステップS105で、ユーザーがスクロールボ
タンをプッシュしたかをチェックし、YESならば、ス
テップS106で、削除履歴画面中のジョブ一覧表示部
分をスクロール表示してから、ステップS107へ移
る。ステップS105でNOの場合も、ステップS10
7に移るが、ステップS107では、ユーザーが削除履
歴画面中の戻りボタンをプッシュしたかをチェックし、
YESならば、ステップS108で、パネル26の表示
を出力一覧画面に戻す。そして、ステップS74の直前
に戻り、ユーザーからの次の入力を待つ形になる。
【0205】ステップSl07で、NOならば、ステッ
プS105の直前に戻りループを形成して、削除履歴画
面中でユーザーからの次の入力を待つ。
【0206】図21〜図23は、ホスト制御プログラム
47の動作を示すフローチャートである。
【0207】このプログラムは、ホストコンピュータ1
からの指示を受け取り、ホストコンピュータ1に各種情
報や、アップロードデータを送信する役目を持つ。この
プログラムも、プリンタ2の電源オンと同時に立ち上が
り、他のプログラムと同時並行して処理が進むマルチタ
スクで動作が続行する。
【0208】まず、ステップS111で、ユーザーがプ
リンタ2を電源オフしたかをチェックし、YESならば
このプログラムを終了する。NOならばステップS11
2で、ホストコンピュータ1からデータ要求があったか
をチェックし、YESならば、ステップS113でプリ
ンタ2がネットワークにつながれているかをチェック
し、NOならばステップS116で、管理表37に記録
されているすべてのジョブの一覧データを、ホストコン
ピュータ1へ送信する。なお、ホストコンピュータ1へ
送信は、実際には、ホスト制御プログラム47が送信部
25に指示して、送信が実行される。そして、ステップ
S111の直前に戻りループを形成して、ホストコンピ
ュータ1からの次の指示を待つ形になる。
【0209】ステップS113でYESならば、ステッ
プS114で、管理表37からホストの送ってきた暗証
番号に一致するジョブの群をサーチし、ステップS11
5で、サーチ結果としてのジョブの一覧データをホスト
コンピュータ1に送信する。その後、ステップS111
の直前に戻りループを形成して、ホストコンピュータ1
からの次の指示を待つ。
【0210】ステップS112でNOならば、ステップ
S117で、ホストコンピュータ1から再出力の指示が
あったかをチェックし、YESならば、ステップS11
8で、再出力を指示されたジョブを出力予定リスト38
へ追加セットして、ステップS111の直前に戻りルー
プを形成して、ホストコンピュータ1からの次の指示を
待つ。
【0211】ステップS117でNOならば、ステップ
S119で、ホストコンピュータ1から、アップロード
の指示があったかをチェックし、YESならば、ステッ
プS120で、変数mにアップロードを指示されたジョ
ブの総数をセットし、ステップS121で変数nに1を
セットして、図22のステップS122で、アップロー
ドする予定のジョブの中で、n番目のジョブの画像デー
タを蓄積バッファ33から取り出し、その圧縮された画
像データを基に、データ伸長、伸長したデータのホスト
コンピュータ1の画面サイズに合わせてのイメージ縮
小、及び縮小したイメージのデータ圧縮を実行し、新し
い圧縮データを作成する。そして、ステップS123
で、新しい圧縮データをホストコンピュータ1へアップ
ロードする。この場合も、実際には、ホスト制御プログ
ラム47が送信部25に指示して、ホストコンピュータ
1へのアップロードを実行する。
【0212】その後、ステップS124で変数nに1を
加算して、ステップS125で変数nが変数mに1を加
算した値より小さいかをチェックし、YESならばステ
ップS122の直前に戻ってループを形成し、次のジョ
ブのアップロード作業を続行する。
【0213】ステップS125でNOならば、ステップ
S111の直前に戻りループを形成して、ホストコンピ
ュータ1からの次の指示を待つ。ステップS119でN
Oならば、ステップS126で、ホストコンピュータ1
から、フルデータのアップロード指示があったかをチェ
ックし、YESならば、ステップS127で、変数mに
アップロードするジョブの総数をセットし、ステップS
128で、変数nに1をセットし、ステップS129
で、アップロード予定のジョブの中で、n番目のジョブ
の圧縮された画像データを蓄積バッファ33から取り出
してきて、その圧縮された画像データをそのままホスト
コンピュータ1ヘアップロードする。なお、上述の「蓄
積バッファ33内の圧縮された画像データ」が、「フル
データ」である。
【0214】この場合も、実際には、ホスト制御プログ
ラム47が送信部25に指示して、ホストコンピュータ
1へのフルデータのアップロードを実行する。
【0215】この後、ステップS130で、変数n1に
1を加算し、ステップS131で、変数nが変数mに1
を加算した値より小さいかをチェックし、YESなら
ば、ステップS129の直前に戻りループを形成して、
次のジョブのフルデータのアップロード作業を続行す
る。
【0216】ステップS131でNOならば、ステップ
S111の直前に戻りループを形成して、ホストコンピ
ュータ1からの次の指示を待つ。ステップS126でN
Oならば、図23のステップS132に移り、ホストコ
ンピュータ1から削除の指示があったかをチェックし、
YESならば、ステップS133で、変数mに削除する
ジョブの総数をセットし、ステップS134で、変数n
に1をセットし、ステップS135で、削除予定のジョ
ブの中で、n番目のジョブを削除予定リストに追加記録
する。
【0217】この後、ステップS136で、変数nに1
を加算し、ステップS137で、変数nが変数mに1を
加算した値より小さいかをチェックし、YESならば、
ステップS135の直前に戻りループを形成して、次の
ジョブの削除予定リスト39への追加作業を続行する。
【0218】ステップS132でNOであるか、あるい
はステップS137でNOならば、ステップS111の
直前に戻りループを形成して、ホストコンピュータ1か
らの次の指示を待つ。
【0219】図24〜図27は、監視プログラム48の
動作を示すフローチャートである。
【0220】このプログラムは、削除予定リスト39を
常に監視して、ジョブが登録されていれば、そのジョブ
を蓄積バッファ33や管理表37上から削除したり、蓄
積バッファ33や管理表37が溢れた状態になっていな
いかを常に監視し、溢れた状態ならば、ジョブを削除す
る作業等を行なう。このプログラムも、プリンタ2の電
源オンと同時に立ち上がり、以後は、他のプログラムと
同時並行して処理が進むマルチタスクで動作する。
【0221】まず、ステップS141で、ユーザーがプ
リンタ2を電源オフしたかをチェックし、YESなら
ば、このプログラムを終了する。NOならば、ステップ
S142で、削除予定リスト39にジョブが登録されて
いるかをチェックし、YESならば、ステップS143
で、削除履歴表40に空きがあるかをチェックし、NO
ならば、ステップS144で、削除履歴表40の先頭の
10ジョブ分を記録から削除し、ステップS145で削
除履歴表40の記録を先頭方向へ詰める。
【0222】ステップS143でYESの場合、あるい
はステップS145の後は、ステップS146で単純な
ループを形成して、出力予定リスト38の中に削除しよ
うとしているジョブが記録されているならば、用紙が実
際に出力されて出力予定リストからそのジョブの記録が
なくなるまで待つ。つまり、同一のジョブが用紙への出
力と、削除を指示されている場合は、まず用紙への出力
を行なってから、削除作業を実行することになる。
【0223】ステップS146でNOの場合は、ステッ
プS147で管理表37から相当するジョブを削除し、
ステップS148で管理表37の中の多数の記録を先頭
の方向へ詰める。そして、ステップS149で、削除履
歴表40に削除したジョブの記録を追加記録し、ステッ
プS150で、削除予定リスト38から削除済みのジョ
ブの記録を消去し、ステップS151で、削除予定リス
ト39内の多数の記録を先頭方向へ詰める。
【0224】そして、ステップS141の直前に戻りル
ープを形成して、削除予定リスト39中にある次のジョ
ブについて、削除作業を進める。
【0225】ステップS142でNOならば、つまり、
削除予定リスト39の中に記録されていたすべてのジョ
ブを管理表37上から削除したならば、図25のステッ
プS152へ移る。ステップS152では、管理表37
の中に、作成日時から48時間を越えたジョブが登録さ
れているかをチェックし、YESならば、ステップS1
53で、48時間を越えたすべてのジョブを削除予定リ
スト39に追加登録する。
【0226】そして、ステップS152でNOの場合
か、ステップS153の後は、ステップS154で、管
理表37に290件を越えたジョブが登録されているか
をチェックし、YESならば、ステップS155で、2
90件を越えた数の分のジョブを管理表37の先頭から
選択し、ステップS156で、選択したジョブを削除予
定リスト39に追加登録する。「290件」とした理由
は、管理表37の行の数が300行に制限されているた
めに、290件を限界としたためである。
【0227】そして、ステップS154でNOの場合
か、ステップS156の後は、図26のステップS15
7に移り、蓄積バッ7ァ33の空きが蓄積バッファ33
全体大きさの10パーセント以下かをチェックし、YE
Sならば、ステップS158で、蓄積バッファ33の空
きが蓄積バッファ全体の大きさの10パーセントを越え
るように、管理表37の先頭から削除するジョブを選択
する。そして、ステップS159で、選択したジョブを
削除予定リスト39に選択したジョブを追加登録する。
【0228】ステップS157でNOの場合か、あるい
はステップS159の後は、ステップS160に移り、
再度、削除予定リスト39にジョブが登録されているか
をチェックし、YESならばステップS141の直前に
戻ってループを形成し、ジョブの削除作業を開始する。
【0229】ステップS160でNOならば、ステップ
S161で、蓄積バッファ33の先頭や途中に空きがで
きているかをチェックし、YESならば、ステップS1
62で、出力予定リスト38を調べて、用紙出力中のジ
ョブがあるかをチェックし、YESならば単純なループ
を形成して、用紙出力作業が終わるまで待つことにな
る。ステップS162でNOならば、ステップS163
に移り、圧縮プログラムによって管理表37に登録途中
のジョブがあるかをチェックし、YESならば、ステッ
プS162の直前に戻りループを形成して、管理表への
登録が終わるまで待つ形になる。
【0230】ステップS163でNOならば、ステップ
S164で、蓄積バッファ33上の圧縮された各ジョブ
のデータを先頭方向に詰めて、ステップS165で、上
記作業に合わせて、管理表37上の各ジョブの各ページ
の開始アドレスと終了アドレスも修正する。つまり、蓄
積バッファ33上でデータを詰めたならば、その結果を
管理表37へも反映させるわけである。
【0231】ステップS161でNOの場合、あるいは
ステップS165の後は、図27のステップS166に
移り、ジョブの番号の最大値が1000番を越えたかを
チェックし、YESならば、ステップS167で単純な
ループを形成して、用紙出力中のジョブがなくなるまで
持つ。ステップS167でNOならば、ステップS16
8で、圧縮ブログラムによって管理表37に登録途中の
ジョブがあるかをチェックし、YESならば、ステップ
S167の直前に戻りループを形成して、管理表37へ
の登録が終わるまで待つ形になる。
【0232】ステップS168でNOならば、ステップ
S169で、最近15分以内にホストコンピュータ1か
らデータ要求があったかをチェックし、YESならばス
テップS141の直前に戻って、次の監視プログラムの
作業を続行する。
【0233】ステップS169がNOの場合は、ステッ
プS170で、管理表37上の各ジョブの番号を1番か
ら振り直し、ステップS171で、管理表37上の番号
の修正に合わせて、出力予定リスト38上の各ジョブの
番号を振り直す。そして、ステップS172でも、管理
表37上の修正に合わせて、削除予定リスト39上の各
ジョブの番号を振り直す。
【0234】上述のステップS169で、過去15分以
内にホストコンピュータ1からデータ要求があったかを
チェックする理由は、振り直す前の古いジョブの番号に
よって、ホストコンピュータ1からジョブの削除やアッ
プロードの指示があると困るので、それを防ぐためであ
る。つまり、過去15分以内にデータ要求があった場合
は、ユーザーがホストコンピュータ1から、何らかの作
業を行なおうとしていると考え、ジョブの番号の振り直
しは、行なわないようにしている。
【0235】ステップS166でNOの場合、あるいは
ステップS172の後は、ステップS141の直前に戻
りループを形成して、監視プログラムの作業を続行す
る。
【0236】図28は、ホストコンピュータ1上のプリ
ンタドライバ12の動作を示すフローチャートである。
【0237】プリンタドライバ12は、ユーザーが文書
アプリケーション11上で印刷を指示した場合に文書ア
プリケーションからコールされ、プリントデータを作成
して、プリンタ2へ転送する役目を持つ。
【0238】まず、ステップS181で、文書アプリケ
ーション11の指示により、印刷を指示された文書デー
タをプリンタコマンドに変換したプリントデータを作成
しておき、ステップS182で、暗証番号をプリンタに
送り、ステップS183で、ジョブ名をプリンタ2へ送
り、ステップS184で、作成済みのプリントデータを
プリンタ2へ送る。
【0239】これで、このプログラムの動作は終了す
る。
【0240】なお、ステップS183で送るジョブ名
は、文書アプリケーション11上で定めている文書名で
代用する。
【0241】図29〜図32は、ホストコンピュータ1
上のプリンタチェックプログラム13の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0242】このプログラムは、ユーザーによって立ち
上げられ、プリンタ2内の蓄積バッファ33に蓄積され
たジョブデータの一覧を表示し、ユーザーの指示によっ
て、アップロード、削除、及び再出力等を行なう。
【0243】まず、ステップS191で、接続したプリ
ンタがネットワーク経由で接続されているかをチェック
し、YESならば、ステップS192でプリンタ2に対
し、暗証番号を添えて、プリンタ2内の蓄積バッファ3
3に蓄積されたジョブの一覧データを要求する。同時に
削除履歴データも要求する。ステップS191でNOな
らば、ステップS193で、プリンタ2に対し、暗証番
号なしでプリンタ2内の蓄積バッファ33に蓄積された
すべてのジョブの一覧データを要求する。このときも、
同時に削除履歴データも要求する。
【0244】ステップS192あるいはステップS19
3の後は、ステップS194で単純なループを形成し、
プリンタ2からジョブの一覧データが到着するまで待つ
形になる。ジョブの一覧データが到着したならば、ステ
ップS195で、図8で説明したプリンタチェックプロ
グラム13のメイン画面を表示し、その後、図30のス
テップS196で、ユーザーがアップロードボタンをプ
ッシュしたかをチェックし、YESならば、ステップS
197で、そのジョブがすでにアップロードを指示され
ていたかをチェックし、YESならば、ステップS19
8で、アップロードを取り消し、ボタン表示をアップロ
ードをしない状態に戻す。
【0245】ステップS197でNOならば、ステップ
S199で、アップロードのボタン表示をアップロード
をする表示に変える。ステップS198あるいはステッ
プS199の後は、ステップS196の直前に戻りルー
プを形成して、ユーザーからの次の指示を待つ。
【0246】ステップS196でNOならば、ステップ
S200で、ユーザーがあるジョブの削除ボタンをプッ
シュしたかをチェックし、YESならば、ステップS2
01で、そのジョブがすでに削除を指示されていたかを
チェックする。YESならば、ステップS202で、そ
のジョブの削除を取り消し、ボタン表示も削除をしない
状態に戻す。ステップS201でNOならば、ステップ
S203で、そのジョブの削除ボタン表示を、削除をす
る状態に変える。ステップS202あるいはステップS
203の後は、ステップS196の直前に戻りループを
形成して、ユーザーからの次の指示を待つ。
【0247】ステップS200でNOならば、ステップ
S204で、ユーザーがあるジョブの再出力ボタンをプ
ッシュしたかをチェックし、YESならば、ステップS
205で、すでにそのジョブは再出力を指示されていた
かをチェックし、YESならば、ステップS206で、
そのジョブの再出力を取り消し、ボタン表示を再出力を
しない状態に戻す。ステップS205でNOならば、ス
テップS207で、そのジョブを再出力をする状態に変
える。ステップS206あるいはステップS207の後
は、ステップS196の直前に戻りループを形成して、
ユーザーからの次の指示を待つ。
【0248】ステップS204でNOならば、図31の
ステップS208でユーザーが「すべてアップロード」
のボタンをプッシュしたかをチェックし、YESなら
ば、ステップS209で、すべてのジョブのアップロー
ドのボタン表示を、アップロードをする状態に変える。
【0249】ステップS208でNOならば、ステップ
S210で、ユーザーが「すべて削除」ボタンをプッシ
ュしたかをチェックし、YESならば、ステップS21
1で、すべてのジョブの削除ボタン表示を、削除をする
状態に変える。
【0250】ステップS210でNOならば、ステップ
S212で、ユーザーがスクロールボタンをプッシュし
たかをチェックし、YESならば、ステップS213
で、画面の中のジョブ一覧をスクロール表示する。
【0251】ステップS209、ステップS211ある
いはステップS213の後は、ステップS196の直前
に戻りループを形成して、ユーザーからの次の指示を待
つ。
【0252】ステップS212でNOならば、ステップ
S214で、ユーザーが実行ボタンをプッシュしたかを
チェックし、YESならば、ステップS215で、再出
力するジョブの指示があったかをチェックする。YES
ならば、ステップS216で、再出力を指示されている
すべてのジョブの用紙出力指示をプリンタ2に送り、ス
テップS217へ移る。この時、再出力するジョブはジ
ョブ番号で指示するが、暗証番号は不要である。
【0253】ステップS215でNOのときもステップ
S217へ移るが、ステップS217では、アップロー
ドするジョブの指示があるかをチェックし、YESなら
ば、ステップS218で、ユーザーに対し、アップロー
ドしたデータを保存しておく、ホストコンピュータ1上
のデイレクトリーの設定を促し、ステップS219で、
アップロードするすべてのジョブのアップロード指示を
プリンタ2へ送る。ここでいうアップロードデータと
は、ホストコンピュータ1の表示プログラム14で画面
にページイメージを表示するためのジョブのデータであ
る。ステップS219の後は、ステップS220で、プ
リンタ2から送られてくるアップロードデータをステッ
プS218で指示されたデイレクトリーに保存して、図
32のステップS221へ移る。
【0254】ステップS217でNOの場合もステップ
S221へ移るが、ステップS221では、削除するジ
ョブの指示があったかをチェックし、YESならば、ス
テップS222で、プリンタ2に対して、削除するすべ
てのジョブの削除指示を送る。ステップS222の後、
あるいはステップS221でNOならば、このプログラ
ムを終了する。
【0255】ステップS214でNOならば、ステップ
S223で、ユーザーが終了ボタンをプッシュしたかを
チェックし、YESならば、このプログラムを終了す
る。ステップS223でNOならば、ステップS224
で、ユーザーが削除履歴ボタンをプッシュしたかをチェ
ックし、YESならば、ステップS225で、削除履歴
画面を表示し、ステップS226で、ユーザーがスクロ
ールボタンをプッシュしたかをチェックし、YESなら
ばステップS227で、ジョブー覧のスクロール表示を
行なって、ステップS228に移る。ステップS226
でNOのときも、ステップS228に移るが、ステップ
S228では、ユーザーが戻りボタンをプッシュしたか
をチェックし、YESならば、ステップS229で、画
面表示をメイン画面に戻す。
【0256】ステップS228でNOならば、ステップ
S226の直前に戻りループを形成して、ユーザーから
の指示を待つ。ステップS229の後、あるいはステッ
プS224でNOならば、ステップS196の直前に戻
りループを形成して、ユーザーからの次の指示を待つ。
【0257】図33〜図35は、ホストコンピュータ1
上の表示プログラム14の動作を示すフローチャートで
ある。
【0258】表示プログラム14は、ユーザによって起
動されるが、プリンタチェックプログラム13によって
アップロードされたジョブのデータを基に、ホストコン
ピュータ1上の画面にジョブのページイメージを表示す
るためのプログラムである。
【0259】まず、ステップS231で、図9で説明し
た開始画面を表示する。ステップS232以降は、ユー
ザーによる指示があれば、各指示に相当する作業を行な
って、作業完了後は、ユーザーの次の指示を待つ形にな
る。
【0260】ステップS231の後、ステップS232
では、ユーザーがメニュー上の「終了」を選択したかを
チェックし、YESならば、このプログラムを終了す
る。NOならば、ステップS233で、ユーザーがメニ
ュー上の「ディレクトリー指定」を選択したかをチェッ
クし、YESならば、ステップS234で、ユーザー
が、アップロードしてあるジョブデータの存在するディ
レクトリーを指定し、ステップS235で、上記ディレ
クトリー内のジョブを一覧表示した、「ディレクトリー
画面」を表示する。ディレクトリー画面は、図10で説
明済みだが、図9の開始画面の表示領域にジョブの一覧
を表示したものである。
【0261】ステップS235の後は、ステップS23
2の直前に戻り、ループを形成して、ユーザーからの次
の指示を待つ。ステップS233でNOならば、ステッ
プS236で、ユーザーが、メニュー上の「開く」を選
択したかをチェックし、YESならば、ステップS23
7で、ディレクトリー画面が表示されていて、特定のジ
ョブは選択済みかどうかをチェックし、NOならば何も
せず、ステップS232の直前に戻り、ループを形成し
て、ユーザーからの次の指示を待つ。YESならば、ス
テップS238で、選択されたジョブにおける、圧縮さ
れたページイメージデータの1べ―ジ目をデータ伸長
し、ステップS239では、1ページ目の生のページイ
メージを表示した、「ページ画面」を開く。これは、図
11で説明図済みの「ページ画面」である。
【0262】ステップS239の後あるいはステップS
238でNOの場合は、ステップS232の直前に戻
り、ループを形成して、ユーザーからの次の指示を待
つ。ステップS236でNOならば、ステップS240
で、画面がディレクトリー画面であって、ユーザーが表
示されているジョブのうちの1つを、マウスカーソルを
合わせてマウスボタンをダブルクリックする等のポイン
ティングディバイス操作を行なったかどうかをチェック
する。YESならば、上記ポインティングディバイス操
作は、そのジョブを選択して「開く」ことと同じ意味を
持つので、説明済みのステップS238以降の処環を行
なう。
【0263】ステップS240でNOならば、ステップ
S241で、ユーザーが、メニュー上の「削除」を選択
したかをチェックし、YESならば、ステップS242
で、現在の画面表示がディレクトリー画面であって、し
かも、特定のジョブが選択された状態かをチェックし、
YESならば、ステップS243で、選択されたジョブ
データをホストコンピュータ1上のディレクトリー内か
ら削除する。
【0264】ステップS243の後、あるいはステップ
S242でNOならば、ステップS232の直前に戻
り、ループを形成して、ユーザーからの次の指示を待
つ。ステップS241でNOならば、図34のステップ
S244で、ユーザーが、メニュー上の「プリンタから
削除」を選択したかをチェックし、YESならば、ステ
ップS245で、現在の画面にはディレクトリー画面が
表示されていて、特定のジョブが選択済みかをチェック
し、YESならば、ステップS246で、選択されたジ
ョブデータのプリンタ2内からの削除をプリンタ2に指
示する。
【0265】ステップS246の後、あるいはステップ
S245でNOならば、ステップS232の直前に戻
り、ループを形成して、ユーザーからの次の指示を待
つ。ステップS244でNOならば、ステップS247
で、ユーザーがメニューから「フルデータのアップロー
ド」を選択したかをチェックし、YESならば、ステッ
プS248で、現在の画面がディレクトリー画面で、特
定のジョブが選択された状態かをチェックし、YESな
らば、ステップS249で、プリンタ2に対して、フル
データのアップロードを指示し、その直後、プリンタ2
からアップロードされたフルデータを、ディレクトリー
内に保存する。
【0266】ステップS249の後、あるいはステップ
S248でNOならば、ステップS232の直前に戻
り、ループを形成して、ユーザーからの次の指示を待
つ。ステップS247でNOならば、ステップS250
で、ユーザーがメニュー上の「バージョン情報」を選択
したかをチェックし、YESならばステップS251
で、バージョン情報を表示する。このバージョン情報
は、10秒後に画面から自動的に消去される。
【0267】ステップS251の後は、ステップS23
2の直前に戻り、ループを形成して、ユーザーからの次
の指示を待つ。ステップS250でNOならば、図35
へ移行し、ステップS252で、ユーザーがメニュー上
から「前ページ」を選択したかをチェックし、YESな
らば、ステップS253で、現在表示中のぺ―ジより前
にページが存在するかをチェックし、YESならば、前
のベージにおける、圧縮されたベージイメージデータを
データ伸長し、ステップS255で、伸長した生のペー
ジイメージを画面に表示する。
【0268】ステップS255の後、あるいはステップ
S253でNOならば、ステップS232の直前に戻
り、ループを形成して、ユーザーからの次の指示を待
つ。ステップS252でNOならば、ステップS256
で、ユーザーがメニュー上から「次ページ」を選択した
かをチェックし、YESならば、ステップS257で、
現在表示中のぺ―ジの次に、ページが存在するかをチェ
ックし、YESならば、ステップS258で、次のぺ―
ジにおける、圧縮されたページイメージデータをデータ
伸長し、ステップS259で、伸長した生のページイメ
ージを画面に表示する。
【0269】ステップS259の後、あるいはステップ
S257でNOならば、ステップS232の直前に戻
り、ループを形成して、ユーザーからの次の指示を待
つ。ステップS256でNOならば、ステップS260
で、ユーザーがメニュー上から「戻り」を選択したかを
チェックし、YESならば、ステップS261で、画面
表示をページ画面からディレクトリー画面に戻す。ステ
ップS261の後、あるいはステップS260でNOな
らば、ステップS232の直前に戻り、ループを形成し
て、ユーザーからの次の指示を待つ。
【0270】なお、ユーザーが、メニュー上から「前ペ
ージ」、「次ページ」、及び「戻り」を選択できるとい
うことは、画面表示はページ画面であることを意味して
いる。表示プログラム14は、ページ画面になったとき
に、メニュー上に「前ページ」、「次ページ」、「戻
り」の項目を設ける。つまり、ページ画面のときだけ、
ユーザーが「前ページ」、「次ページ」、「戻り」を選
択できるようになっている。 次に、本実施形態の利点
を説明する。
【0271】(1)本実施形態では、ホストコンピュー
タから送られてきたプリントデータを一旦ページイメー
ジに展開して、その後データ圧縮して蓄積バッファに保
存しておくので、ユーザーがプリンタのある場所に、出
力用紙を取りに来たときに、すぐに出力を開始でき、全
ページの出力完了も速い。これにより、ユーザーを持た
せることはない。
【0272】(2)本実施形態では、バックグラウンド
で監視ブログラムを常に動作させていて、溢れそうなジ
ョブデータの削除等を行なっている。これにより、新た
なジョブの登録・保存のときに削除等の前処理が不要に
なるので、素早い登録・保存作業が可能になっている。
【0273】(3)本実施形態では、用紙出力用に2つ
のバンドメモリを設けて出力しているため、出力用のフ
レームメモリが不要となる。これにより、RAM容量が
節約することができ、低コストを図ることができる。
【0274】なお、本発明は、図示の実施形態に限定さ
れず、種々の変形が可能である。例えばその変形例とし
ては次のようなものがある。
【0275】(1)上記実施形態では、コントローラ部
とエンジン部を内蔵したぺージプリンタを前提として説
明を行なったが、上記実施形態で述べたと同様のシステ
ムが構成できるのであれば、ページプリンタである必要
はない。例えば、プリンタ本体は、インクジェットプリ
ンタであってもよいし、あるいは、印刷システムが、プ
リンタ、複写機、及びファクス等の機能を併せ持った、
いわゆる複合機であっても構わない。
【0276】(2)上記実施形態では、ホストコンピュ
ータとしてパソコンを前提として記述したが、例えば、
ワークステーション等をホストコンピュータとして考え
てもよいし、ワープロやその他の文書編集用専用マシン
をホストコンピュータとして考えてもよい。いずれにし
ろ、文書アプリケーション等々のソフトウェアが動作
し、ユーザーとのインターフェース部分が設けられるな
らば、ホストコンピュータとすることができる。
【0277】(3)上記実施形態では、1ページ分のペ
ージイメージを展開するために、1ページ分の大きさを
持つフレームメモリを設けたが、この代わりに、小さな
バンドメモリを展開用に設けてもよい。すなわち、1ペ
ージの領域をページ搬送方向に対して垂直にいくつかの
短冊形に分けて、その1つ1つをバンドとして順々にバ
ンドメモリ上に部分的なページイメージを展開し、デー
タ圧縮して蓄積バッファに保存していく。これによっ
て、RAM領域が節約できるので、より低コストにな
る。
【0278】(4)上記実施形態では、蓄積バッファと
してRAM上の領域をとったが、その代わりに、例えば
ハードディスク等の高速の外部記億装置を設けてもよ
い。ハードディスクであれば、2GBから4GBと、か
なり大きな容量を持っているので、蓄積できるジョブの
数やデータ量が膨大になる。この点を考慮すると、上記
実施形態の監視プログラムでは、登録後48時間を越え
たジョブはプリンタ内から自動的に削除し、300件を
越えそうなときは昔のジョブから順にプリンタ内で削除
していたが、ハードディスクとすることで、上記限界を
例えば、2週間、10000件等に改めることができ
る。ただし、あまり多いと、ユーザーがジョブ一覧を見
るのにも、かなりの労力を必要とするので、ただ単純に
限界を上げればよいというものでもない。
【0279】(5)蓄積バッファは、ハードディスク以
外の高速の外部記憶装置であってもよいが、いずれにし
ろ、用紙出力の際に、バンド状のページイメージを2つ
のバンドメモリに交互に切れ目なくセットできるもので
なければならない。少しでも遅れれば、出力した用紙の
上で、バンドとバンドの間に白い隙間ができてしまう。
【0280】(6)上記実施形態では、蓄積バッファを
RAMに設けていたので、プリンタが電源オフすれば、
蓄積バッファに保存されていたジョブデータは、すべて
消去される構造になっていた。蓄積バッファをRAMの
代わりにハードディスク等の外部記憶装置に変更すれ
ば、電源オフによっても蓄積したジョブデータは失われ
ない。プリンタの電源をオンにすれば、以前のジョブデ
ータがそのまま回復する、という利点がある。
【0281】なお、本発明は、上述した実施形態の装置
に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、ひとつの機器から成る装置に適用してもよ
い。前述したを実施形態の機能を実現するソフトウエア
のプログラムコードを記憶した記憶媒体も、システムあ
るいは装置に供給し、そのシステムるいは装置もコンピ
ュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読み出し実行することによって
も、完成されることは言うまでもない。この場合、記憶
媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した
実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム
コードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することにな
る。プログラムコードを供給するための記憶媒体として
は、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光
ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、
磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMを用い
ることができる。また、コンピュータが読み出したプロ
グラムコードを実行することにより、前述した実施形態
の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み
出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入され
た機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張
ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログ
ラムコードを指示に基づき、その拡張機能を拡張ボード
や機能を拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理
に行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理
によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含
まれることは言うまでもない。
【0282】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項4記載の発明に係る印刷システムによれば、プリンタ
の設置場所に実際に取りに来たユーザーだけに直ちに用
紙を出力することが可能になる。
【0283】請求項8乃至請求項11記載の発明に係る
印刷システムによれば、プリンタ内に蓄積されたジョブ
データのうち、本当に必要なジョブだけをユーザーが指
示して印刷出力することが可能になる。
【0284】請求項12記載の発明に係る印刷システム
によれば、ユーザーに指示された順序で複数のジョブを
印刷出力することができ、ユーザーは、より重要な文書
を優先した順序で用紙出力することが可能になる。
【0285】請求項5または請求項13記載の発明に係
る印刷システムによれば、現在、他のユーザーのジョブ
が出力途中であっても、最新のユーザーの指示したジョ
ブを割込む形で優先して印刷出力することができる。
【0286】請求項6、請求項7、請求項14及び請求
項15記載の発明に係る印刷システムによれば、プリン
タ内でページイメージに展開されたジョブデータをホス
トコンピュータにアップロードすることができる。
【0287】請求項16の発明に係る印刷システムによ
れば、用紙出力済みのジョブについても、プリンタ内の
まだ削除されていないジョブデータを用いて、用紙の再
出力を行なうことができる。
【0288】請求項17乃至請求項20記載の印刷シス
テムの印刷方法によれば、上記請求項1乃至請求項4記
載の発明と同等の効果を奏する。
【0289】請求項24乃至請求項27記載の印刷シス
テムの印刷方法によれば、上記請求項8乃至請求項11
記載の発明と同等の効果を奏する。
【0290】請求項28記載の印刷システムの印刷方法
によれば、上記請求項12記載の発明と同等の効果を奏
する。
【0291】請求項21または請求項29記載の印刷シ
ステムの印刷方法によれば、上記請求項5または請求項
13記載の発明と同等の効果を奏する。
【0292】請求項22、請求項23、請求項30及び
請求項31記載の印刷システムの印刷方法によれば、上
記請求項6、請求項7、請求項14及び請求項15記載
の発明と同等の効果を奏する。
【0293】請求項32記載の印刷システムの印刷方法
によれば、上記請求項16記載の発明と同等の効果を奏
する。
【0294】請求項33乃至請求項36記載のコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体によれば、プログラムを読
み取って実行することにより、上記請求項1乃至請求項
4記載の発明と同等の効果を奏する。
【0295】請求項40乃至請求項43記載のコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体によれば、プログラムを読
み取って実行することにより、上記請求項8乃至請求項
11記載の発明と同等の効果を奏する。
【0296】請求項44記載のコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体によれば、プログラムを読み取って実行す
ることにより、上記請求項12記載の発明と同等の効果
を奏する。
【0297】請求項37または請求項45記載のコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体によれば、プログラムを
読み取って実行することにより、上記請求項5または請
求項13記載の発明と同等の効果を奏する。
【0298】請求項38、請求項39、請求項46及び
請求項47記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
によれば、プログラムを読み取って実行することによ
り、上記請求項6、請求項7、請求項14及び請求項1
5記載の発明と同等の効果を奏する。
【0299】請求項48記載のコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体によれば、プログラムを読み取って実行す
ることにより、上記請求項16記載の発明と同等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る印刷システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】管理表37の構造を示す図である。
【図3】出力予定リスト38の構造を示す図である。
【図4】削除履歴表40の構造を示す図である。
【図5】パネル26に表示される画面を示す図である。
【図6】パネル26に表示される画面を示す図である。
【図7】パネル26に表示される画面を示す図である。
【図8】ホストコンピュータ1上のプリンタチェックプ
ログラム13のメイン画面を示す図である。
【図9】ホストコンピュータ1の表示プログラム14の
開始画面を示す図である。
【図10】ディレクトリー画面を示す図である。
【図11】選択したジョブのページの表示画面を示す図
である。
【図12】受信プログラム42の動作を説明するフロー
チャートである。
【図13】解析・展開プログラム43の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図14】圧縮プログラム44の動作を示すフローチャ
ートである。
【図15】伸長・出力プログラム45の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図16】図15の続きのフローチャートである。
【図17】パネル制御プログラム46の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図18】図17の続きのフローチャートである。
【図19】図18の続きのフローチャートである。
【図20】図19の続きのフローチャートである。
【図21】ホスト制御プログラム47の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図22】図21の続きのフローチャートである。
【図23】図22の続きのフローチャートである。
【図24】監視プログラム48の動作を示すフローチャ
ートである。
【図25】図24の続きのフローチャートである。
【図26】図25の続きのフローチャートである。
【図27】図26の続きのフローチャートである。
【図28】ホストコンピュータ1上のプリンタドライバ
12の動作を示すフローチャートである。
【図29】ホストコンピュータ1上のプリンタチェック
プログラム13の動作を示すフローチャートである。
【図30】図29の続きのフローチャートである。
【図31】図30の続きのフローチャートである。
【図32】図32の続きのフローチャートである。
【図33】ホストコンピュータ1上の表示プログラム1
4の動作を示すフローチャートである。
【図34】図33の続きのフローチャートである。
【図35】図34の続きのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 プリンタ 3 コントローラ部 4 エンジン部 11 文書アプリケーション 12 プリンタドライバ 13 プリンタチェックプログラム 14 表示プログラム、 21 CPU 22 RAM 23 ROM 24 受信部 25 送信部 26 パネル 27 ビデオ転送回路 31 受信バッファ 32 フレームメモリ 33 蓄積バッファ 34 バンドメモリA 35 バンドメモリB 36 ワーク領域 37 管理表 38 出力予定リスト 39 削除予定リスト 40 削除履歴表 41 OS 42 受信プログラム 43 解析・展開プログラム 44 圧縮プログラム 45 伸長・出力ブログラム 46 パネル制御プログラム 47 ホスト制御プログラム 48 監視プログラム 51 CPU 52 メモリ 53 ROM 54 RAM 55 ビデオ受信回路 56 給紙部 57 現像定着部 58 排紙部

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書に対応した印刷コマンド群を送出す
    るホストコンピュータと、前記ホストコンピュータとネ
    ットワークを介して接続され、前記印刷コマンド群に従
    ったデータを印刷出力するプリンタとを備えた印刷シス
    テムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 1つの印刷文書を単位とするジョブ単位で暗証情報を前
    記プリンタへ送出する暗証情報送出手段を備え、 前記プリンタは、 暗証情報を入力する暗証情報入力手段と、 前記ホストコンピュータから送られてきた暗証情報と前
    記暗証情報入力手段より入力された暗証情報とが一致す
    るジョブを検索する検索手段と、 前記検索手段によって検索されたジョブに相当するデー
    タを印刷出力する印刷出力手段とを備えたことを特徴と
    する印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記ホストコンピュータは、 前記文書を前記プリンタの印刷用コマンドへ変換するコ
    マンド変換手段と、そのコマンド群を前記プリンタに送
    出するコマンド送出手段とを備え、 前記プリンタは、 前記コマンド群を受信するコマンド受信手段と、前記コ
    マンド群を解析するコマンド解析手段と、前記コマンド
    解析手段による解析結果に基づいて、フレームメモリ上
    にページイメージデータを展開するイメージ展開手段
    と、前記ページイメージデータを圧縮するデータ圧縮手
    段と、その圧縮されたデータを蓄積するデータ蓄積手段
    と、前記蓄積データを暗証情報及びページごとに区分け
    して管理するデータ管理手段とを備えると共に、前記検
    索手段で検索されたジョブに相当する圧縮データを前記
    データ蓄積手段から取り出して伸長するデータ伸長手段
    と、伸長したデータをメモリへ展開するデータ展開手段
    と、前記メモリ上のデータをエンジン部にビデオ転送す
    るビデオ転送手段と、エンジン部でビデオ信号を用紙に
    転写して用紙出力する用紙出力手段とを前記印刷出力手
    段として備えたことを特徴とする請求項1記載の印刷シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記プリンタは、 前記データ蓄積手段で、圧縮データの総量が蓄積の容量
    を越えるときには、先に蓄積されたジョブの圧縮データ
    から削除するデータ削除手段を備えたことを特徴とする
    請求項2記載の印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記プリンタは、 前記データ管理手段によって管理するジョブの件数が規
    定以上になるときに、先に蓄積されたジョブの圧縮デー
    タから削除するデータ削除手段を備えたことを特徴とす
    る請求項2記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記プリンタは、 割り込み出力を指示する割り込み出力指示手段を備え、
    該割り込み出力指示手段によって割り込み出力の指示が
    あった場合は、現在用紙出力中のジョブがあるか否かに
    関わらず、前記データ蓄積手段中の圧縮データを基に、
    最新の割り込み出力の指示に相当するジョブを優先して
    用紙出力する構成にしたことを特徴とする請求項2乃至
    請求項4記載の印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記プリンタは、 前記イメージ展開手段によってフレームメモリ上に展開
    されたページイメージデータを、前記ホストコンピュー
    タにアップロードするアップロード手段を備えたことを
    特徴とする請求項2乃至請求項5記載の印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記プリンタは、 前記データ蓄積手段に蓄積されている圧縮データを、前
    記ホストコンピュータにアップロードするアップロード
    手段を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項5記
    載の印刷システム。
  8. 【請求項8】 文書に対応した印刷コマンド群を送出す
    るホストコンピュータと、前記ホストコンピュータとネ
    ットワークを介して接続され、前記印刷コマンド群に従
    ったデータを印刷出力するプリンタとを備えた印刷シス
    テムにおいて、 前記ホストコンピュータは、 1つの印刷文書を単位とするジョブ単位で暗証情報とジ
    ョブ名を前記プリンタへ送出する情報送出手段を備え、 前記プリンタは、 暗証情報を入力する暗証情報入力手段と、 前記ホストコンピュータから送られてきた暗証情報と前
    記暗証情報入力手段より入力された暗証情報とが一致す
    るジョブ名を検索する検索手段と、 前記検索手段によって検索されたジョブ名を表示するジ
    ョブ名表示手段と、 前記ジョブ名表示手段によって表示されたジョブ名の中
    から所定のジョブ名を出力指示するための出力指示手段
    と、 前記出力指示手段によって出力指示されたジョブ名に相
    当するデータを印刷出力する印刷出力手段とを備えたこ
    とを特徴とする印刷システム。
  9. 【請求項9】 前記ホストコンピュータは、 前記文書を前記プリンタの印刷用コマンドへ変換するコ
    マンド変換手段と、そのコマンド群を前記プリンタに送
    出するコマンド送出手段とを備え、 前記プリンタは、 前記コマンド群を受信するコマンド受信手段と、前記コ
    マンド群を解析するコマンド解析手段と、前記コマンド
    解析手段による解析結果に基づいて、フレームメモリ上
    にページイメージデータを展開するイメージ展開手段
    と、前記ページイメージデータを圧縮するデータ圧縮手
    段と、その圧縮されたデータを蓄積するデータ蓄積手段
    と、前記蓄積データを暗証情報、ジョブ名及びページご
    とに区分けして管理するデータ管理手段とを備えると共
    に、前記出力指示手段によって出力指示されたジョブ名
    に相当する圧縮データを前記データ蓄積手段から取り出
    して伸長するデータ伸長手段と、伸長したデータをメモ
    リへ展開するデータ展開手段と、前記メモリ上のデータ
    をエンジン部にビデオ転送するビデオ転送手段と、エン
    ジン部でビデオ信号を用紙に転写して用紙出力する用紙
    出力手段とを前記印刷出力手段として備えたことを特徴
    とする請求項8記載の印刷システム。
  10. 【請求項10】 前記プリンタは、 前記データ蓄積手段で、圧縮データの総量が蓄積の容量
    を越えるときには、先に蓄積されたジョブの圧縮データ
    から削除するデータ削除手段を備えたことを特徴とする
    請求項9記載の印刷システム。
  11. 【請求項11】 前記プリンタは、 前記データ管理手段によって管理するジョブの件数が規
    定以上になるときに、先に蓄積されたジョブの圧縮デー
    タから削除するデータ削除手段を備えたことを特徴とす
    る請求項9記載の印刷システム。
  12. 【請求項12】 前記プリンタは、 前記出力指示手段によって出力指示されたジョブ名の出
    力順序を指示する出力順序指示手段を備え、前記データ
    伸長手段は、前記出力順序指示手段によって指示された
    出力順序で、前記ジョブ名に相当する圧縮データを前記
    データ蓄積手段から取り出して伸長する構成にし、 前記データ伸長手段で伸長されたデータを、前記出力順
    序指示手段によって指示された出力順序で、前記データ
    展開手段、前記ビデオ転送手段、及び前記用紙出力手段
    を経由して用紙出力する構成にしたことを特徴とする請
    求項9乃至請求項11記載の印刷システム。
  13. 【請求項13】 前記プリンタは、 割り込み出力を指示する割り込み出力指示手段を備え、
    該割り込み出力指示手段によって割り込み出力の指示が
    あった場合は、現在用紙出力中のジョブがあるか否かに
    関わらず、前記データ蓄積手段中の圧縮データを基に、
    最新の割り込み出力の指示に相当するジョブを優先して
    用紙出力する構成にしたことを特徴とする請求項9乃至
    請求項12記載の印刷システム。
  14. 【請求項14】 前記プリンタは、 前記イメージ展開手段によってフレームメモリ上に展開
    されたページイメージデータを前記ホストコンピュータ
    にアップロードするアップロード手段を備えたことを特
    徴とする請求項9乃至請求項13記載の印刷システム。
  15. 【請求項15】 前記プリンタは、 前記データ蓄積手段に蓄積されている圧縮データを、前
    記ホストコンピュータにアップロードするアップロード
    手段を備えたことを特徴とする請求項9乃至請求項13
    記載の印刷システム。
  16. 【請求項16】 一旦用紙出力したジョブの再出力を指
    示する再出力指示手段を前記ホストコンピュータまたは
    前記プリンタに設け、 前記プリンタは、 前記再出力指示手段の指示を受けたとき、前記データ蓄
    積手段の中に残っている圧縮データを基に再び用紙出力
    を行う構成にしたことを特徴とする請求項9乃至請求項
    15記載の印刷システム。
  17. 【請求項17】 文書に対応した印刷コマンド群を送出
    するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータと
    ネットワークを介して接続され、前記印刷コマンド群に
    従ったデータを印刷出力するプリンタとを備えた印刷シ
    ステムに対し、 1つの印刷文書を単位とするジョブ単位で暗証情報を前
    記プリンタへ送出する暗証情報送出手段を前記ホストコ
    ンピュータに設けると共に、暗証情報を入力する暗証情
    報入力手段を前記プリンタに設けておき、 前記ホストコンピュータから送られてきた暗証情報と前
    記暗証情報入力手段より入力された暗証情報とが一致す
    るジョブを検索する検索処理と、 前記検索処理によって検索されたジョブに相当するデー
    タを印刷出力する印刷出力処理とを実行することを特徴
    とする印刷システムの印刷方法。
  18. 【請求項18】 前記ホストコンピュータ側では、 前記文書を前記プリンタの印刷用コマンドへ変換するコ
    マンド変換処理と、そのコマンド群を前記プリンタに送
    出するコマンド送出処理とを行い、 前記プリンタ側では、 前記ホストコンピュータからのコマンド群を受信するコ
    マンド受信処理と、前記コマンド群を解析するコマンド
    解析処理と、前記コマンド解析処理による解析結果に基
    づいて、フレームメモリ上にページイメージデータを展
    開するイメージ展開処理と、前記ページイメージデータ
    を圧縮するデータ圧縮処理と、その圧縮されたデータを
    蓄積手段に蓄積するデータ蓄積処理と、前記蓄積データ
    を暗証情報及びページごとに区分けして管理するデータ
    管理処理とを行うと共に、前記検索処理で検索されたジ
    ョブに相当する圧縮データを前記蓄積手段から取り出し
    て伸長するデータ伸長処理と、伸長したデータをメモリ
    へ展開するデータ展開処理と、前記メモリ上のデータを
    エンジン部にビデオ信号として転送するビデオ転送処理
    と、前記エンジン部で前記ビデオ信号を用紙に転写して
    用紙出力する用紙出力処理とを前記印刷出力処理として
    実行することを特徴とする請求項15記載の印刷システ
    ムの印刷方法。
  19. 【請求項19】 前記蓄積手段で、圧縮データの総量が
    蓄積の容量を越えるときには、先に蓄積されたジョブの
    圧縮データから削除するデータ削除処理を行うことを特
    徴とする請求項18記載の印刷システムの印刷方法。
  20. 【請求項20】 前記データ管理処理によって管理する
    ジョブの件数が規定以上になるときに、先に蓄積された
    ジョブの圧縮データから削除するデータ削除処理を行う
    ことを特徴とする請求項18記載の印刷システムの印刷
    方法。
  21. 【請求項21】 前記プリンタ側で割り込み出力の指示
    を行った後は、現在用紙出力中のジョブがあるか否かに
    関わらず、前記蓄積手段中の圧縮データを基に、最新の
    割り込み出力の指示に相当するジョブを優先して用紙出
    力することを特徴とする請求項18乃至請求項20記載
    の印刷システムの印刷方法。
  22. 【請求項22】 前記イメージ展開処理によってフレー
    ムメモリ上に展開されたページイメージデータを前記プ
    リンタ側から前記ホストコンピュータへアップロードす
    るアップロード処理を行うことを特徴とする請求項18
    乃至請求項21記載の印刷システムの印刷方法。
  23. 【請求項23】 前記蓄積手段に蓄積されている圧縮デ
    ータを前記プリンタ側から前記ホストコンピュータへア
    ップロードするアップロード処理を行うことを特徴とす
    る請求項18乃至請求項21記載の印刷システムの印刷
    方法。
  24. 【請求項24】 文書に対応した印刷コマンド群を送出
    するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータと
    ネットワークを介して接続され、前記印刷コマンド群に
    従ったデータを印刷出力するプリンタとを備えた印刷シ
    ステムに対し、 1つの印刷文書を単位とするジョブ単位で暗証情報とジ
    ョブ名を前記プリンタへ送出する情報送出手段を前記ホ
    ストコンピュータに設けると共に、暗証情報を入力する
    暗証情報入力手段を前記プリンタに設けておき、 前記ホストコンピュータから送られてきた暗証情報と前
    記暗証情報入力手段より入力された暗証情報とが一致す
    るジョブ名を検索する検索処理と、 前記検索処理によって検索されたジョブ名を表示するジ
    ョブ名表示処理と、 前記ジョブ名表示処理によって表示されたジョブ名の中
    から所定のジョブ名を出力指示する出力指示処理と、 前記出力指示処理によって出力指示されたジョブ名に相
    当するデータを印刷出力する印刷出力処理とを実行する
    ことを特徴とする印刷システムの印刷方法。
  25. 【請求項25】 前記ホストコンピュータ側では、 前記文書を前記プリンタの印刷用コマンドへ変換するコ
    マンド変換処理と、そのコマンド群を前記プリンタに送
    出するコマンド送出処理とを行い、 前記プリンタ側では、 前記ホストコンピュータからのコマンド群を受信するコ
    マンド受信処理と、前記コマンド群を解析するコマンド
    解析処理と、前記コマンド解析処理による解析結果に基
    づいて、フレームメモリ上にページイメージデータを展
    開するイメージ展開処理と、前記ページイメージデータ
    を圧縮するデータ圧縮処理と、その圧縮されたデータを
    蓄積手段に蓄積するデータ蓄積処理と、前記蓄積データ
    を暗証情報、ジョブ名及びページごとに区分けして管理
    するデータ管理処理とを行うと共に、前記出力指示処理
    によって出力指示されたジョブ名に相当する圧縮データ
    を前記蓄積手段から取り出して伸長するデータ伸長処理
    と、伸長したデータをメモリへ展開するデータ展開処理
    と、前記メモリ上のデータをエンジン部にビデオ信号と
    して転送するビデオ転送処理と、前記エンジン部で前記
    ビデオ信号を用紙に転写して用紙出力する用紙出力処理
    とを前記印刷出力処理として実行することを特徴とする
    請求項24記載の印刷システムの印刷方法。
  26. 【請求項26】 前記蓄積手段において圧縮データの総
    量が蓄積の容量を越えるときには、先に蓄積されたジョ
    ブの圧縮データから削除するデータ削除処理を行うこと
    を特徴とする請求項25記載の印刷システムの印刷方
    法。
  27. 【請求項27】 前記データ管理処理によって管理する
    ジョブの件数が規定以上になるときに、先に蓄積された
    ジョブの圧縮データから削除するデータ削除処理を行う
    ことを特徴とする請求項25記載の印刷システムの印刷
    方法。
  28. 【請求項28】 前記出力指示処理によって出力指示さ
    れたジョブ名の出力順序を指示する出力順序指示処理を
    前記プリンタで行い、 前記データ伸長処理は、前記出力順序指示処理によって
    指示された出力順序で、前記ジョブ名に相当する圧縮デ
    ータを前記蓄積手段から取り出して伸長し、 前記データ伸長処理で伸長されたデータを、前記出力順
    序指示処理によって指示された出力順序で、前記データ
    展開処理、前記ビデオ転送処理、及び前記用紙出力処理
    を経由して用紙出力することを特徴とする請求項25乃
    至請求項27記載の印刷システムの印刷方法。
  29. 【請求項29】 前記プリンタ側で割り込み出力の指示
    を行った後は、現在用紙出力中のジョブがあるか否かに
    関わらず、前記蓄積手段中の圧縮データを基に、最新の
    割り込み出力の指示に相当するジョブを優先して用紙出
    力することを特徴とする請求項25乃至請求項28記載
    の印刷システムの印刷方法。
  30. 【請求項30】 前記イメージ展開処理によってフレー
    ムメモリ上に展開されたページイメージデータを前記プ
    リンタ側から前記ホストコンピュータへアップロードす
    るアップロード処理を行うことを特徴とする請求項25
    乃至請求項29記載の印刷システムの印刷方法。
  31. 【請求項31】 前記蓄積手段に蓄積されている圧縮デ
    ータを前記プリンタ側から前記ホストコンピュータへア
    ップロードするアップロード処理を行うことを特徴とす
    る請求項25乃至請求項30記載の印刷システムの印刷
    方法。
  32. 【請求項32】 一旦用紙出力したジョブの再出力を指
    示する再出力指示処理を前記ホストコンピュータまたは
    前記プリンタから行い、 前記プリンタが前記再出力の指示を受けたとき、前記蓄
    積手段の中に残っている圧縮データを基に再び用紙出力
    を行うことを特徴とする請求項25乃至請求項31記載
    の印刷システムの印刷方法。
  33. 【請求項33】 1つの印刷文書を単位とするジョブ単
    位で暗証情報を送出する暗証情報送出手段を用いてホス
    トコンピュータから送られてきた暗証情報とプリンタの
    暗証情報入力手段より入力された暗証情報とが一致する
    ジョブを検索する検索ステップと、 前記検索ステップによって検索されたジョブに相当する
    データを印刷出力する印刷出力ステップとを有するプロ
    グラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  34. 【請求項34】 前記ホストコンピュータからのコマン
    ド群を受信するコマンド受信ステップと、 前記コマンド群を解析するコマンド解析ステップと、 前記コマンド解析ステップによる解析結果に基づいて、
    フレームメモリ上にページイメージデータを展開するイ
    メージ展開ステップと、 前記ページイメージデータを圧縮するデータ圧縮ステッ
    プと、 その圧縮されたデータを蓄積手段に蓄積するデータ蓄積
    ステップと、 前記蓄積データを暗証情報及びページごとに区分けして
    管理するデータ管理ステップとを有すると共に、 前記検索ステップで検索されたジョブに相当する圧縮デ
    ータを前記蓄積手段から取り出して伸長するデータ伸長
    ステップと、 伸長したデータをメモリへ展開するデータ展開ステップ
    と、 前記メモリ上のデータをエンジン部へビデオ信号として
    転送するビデオ転送ステップと、 前記エンジン部で前記ビデオ信号を用紙に転写して用紙
    出力する用紙出力ステップとを前記印刷出力ステップと
    して実行するプログラムを格納したことを特徴とする請
    求項33記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記蓄積手段において圧縮データの総
    量が蓄積の容量を越えるときに、先に蓄積されたジョブ
    の圧縮データから削除するデータ削除ステップを有する
    プログラムを格納したことを特徴とする請求項34記載
    のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  36. 【請求項36】 前記データ管理ステップによって管理
    するジョブの件数が規定以上になるときに、先に蓄積さ
    れたジョブの圧縮データから削除するデータ削除ステッ
    プを有するプログラムを格納したことを特徴とする請求
    項34記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  37. 【請求項37】 前記プリンタ側での割り込み出力の指
    示を受けた後は、現在用紙出力中のジョブがあるか否か
    に関わらず、前記蓄積手段中の圧縮データを基に、最新
    の割り込み出力の指示に相当するジョブを優先して用紙
    出力する優先出力ステップを有するプログラムを格納し
    たことを特徴とする請求項34乃至請求項36記載のコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記イメージ展開ステップによってフ
    レームメモリ上に展開されたページイメージデータを前
    記プリンタ側から前記ホストコンピュータへアップロー
    ドするアップロードステップを有するプログラムを格納
    したことを特徴とする請求項34乃至請求項37記載の
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  39. 【請求項39】 前記蓄積手段に蓄積されている圧縮デ
    ータを前記プリンタ側から前記ホストコンピュータへア
    ップロードするアップロードステップを有するプログラ
    ムを格納したことを特徴とする請求項34乃至請求項3
    8記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  40. 【請求項40】 1つの印刷文書を単位とするジョブ単
    位で暗証情報を送出する暗証情報送出手段を用いてホス
    トコンピュータから送られてきた暗証情報とプリンタの
    暗証情報入力手段より入力された暗証情報とが一致する
    ジョブ名を検索する検索ステップと、 前記検索ステップによって検索されたジョブ名を表示す
    るジョブ名表示ステップと、 前記ジョブ名表示ステップによって表示されたジョブ名
    の中から所定のジョブ名を出力指示する出力指示ステッ
    プと、 前記出力指示ステップによって出力指示されたジョブ名
    に相当するデータを印刷出力する印刷出力ステップとを
    有するプログラムを格納したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  41. 【請求項41】 前記ホストコンピュータからのコマン
    ド群を受信するコマンド受信ステップと、 前記コマンド群を解析するコマンド解析ステップと、 前記コマンド解析ステップによる解析結果に基づいて、
    フレームメモリ上にページイメージデータを展開するイ
    メージ展開ステップと、 前記ページイメージデータを圧縮するデータ圧縮ステッ
    プと、 その圧縮されたデータを蓄積手段に蓄積するデータ蓄積
    ステップと、 前記蓄積データを暗証情報、ジョブ名及びページごとに
    区分けして管理するデータ管理ステップとを有すると共
    に、 前記出力指示ステップによって出力指示されたジョブ名
    に相当する圧縮データを前記蓄積手段から取り出して伸
    長するデータ伸長ステップと、 伸長したデータをメモリへ展開するデータ展開ステップ
    と、 前記メモリ上のデータをエンジン部へビデオ信号として
    転送するビデオ転送ステップと、 前記エンジン部で前記ビデオ信号を用紙に転写して用紙
    出力する用紙出力ステップとを前記印刷出力ステップと
    して実行するプログラムを格納したことを特徴とする請
    求項40記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記蓄積手段において圧縮データの総
    量が蓄積の容量を越えるときには、先に蓄積されたジョ
    ブの圧縮データから削除するデータ削除ステップを有す
    るプログラムを格納したことを特徴とする請求項41記
    載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  43. 【請求項43】 前記データ管理ステップによって管理
    するジョブの件数が規定以上になるときに、先に蓄積さ
    れたジョブの圧縮データから削除するデータ削除ステッ
    プを有するプログラムを格納したことを特徴とする請求
    項41記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  44. 【請求項44】 前記出力指示ステップによって出力指
    示されたジョブ名の出力順序を前記プリンタ側で指示す
    る出力順序指示ステップを有し、 前記データ伸長ステップは、前記出力順序指示ステップ
    によって指示された出力順序で、前記ジョブ名に相当す
    る圧縮データを前記蓄積手段から取り出して伸長するよ
    うにし、 さらに、前記データ伸長ステップで伸長されたデータ
    を、前記出力順序指示ステップによって指示された出力
    順序で、前記データ展開ステップ、前記ビデオ転送ステ
    ップ、及び前記用紙出力ステップを経由して用紙出力す
    るステップを前記印刷出力ステップとして実行するプロ
    グラムを格納したことを特徴とする請求項41乃至請求
    項43記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  45. 【請求項45】 前記プリンタ側での割り込み出力の指
    示を受けた後は、現在用紙出力中のジョブがあるか否か
    に関わらず、前記蓄積手段中の圧縮データを基に、最新
    の割り込み出力の指示に相当するジョブを優先して用紙
    出力する優先出力ステップを有するプログラムを格納し
    たことを特徴とする請求項41乃至請求項44記載のコ
    ンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  46. 【請求項46】 前記イメージ展開ステップによってフ
    レームメモリ上に展開されたページイメージデータを前
    記プリンタ側から前記ホストコンピュータへアップロー
    ドするアップロードステップを有するプログラムを格納
    したことを特徴とする請求項41乃至請求項45記載の
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  47. 【請求項47】 前記蓄積手段に蓄積されている圧縮デ
    ータを前記プリンタ側から前記ホストコンピュータへア
    ップロードするアップロードステップを有するプログラ
    ムを格納したことを特徴とする請求項41乃至請求項4
    5記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  48. 【請求項48】 一旦用紙出力したジョブの再出力が指
    示されたとき、前記蓄積手段の中に残っている圧縮デー
    タを基に再び用紙出力を行う再用紙出力ステップを有す
    るプログラムを格納したことを特徴とする請求項41乃
    至請求項47記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
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