JPH11352260A - 時刻情報表示装置および時刻情報表示装置の設定方法 - Google Patents

時刻情報表示装置および時刻情報表示装置の設定方法

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JPH11352260A
JPH11352260A JP10163707A JP16370798A JPH11352260A JP H11352260 A JPH11352260 A JP H11352260A JP 10163707 A JP10163707 A JP 10163707A JP 16370798 A JP16370798 A JP 16370798A JP H11352260 A JPH11352260 A JP H11352260A
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unit
signal
setting
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JP10163707A
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Inventor
Takashi Senoo
孝志 妹尾
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作の煩わしさが解消する時刻情報表示装置
およびこの設定方法を得る。 【解決手段】 時刻情報を表示する表示手段17と、回
動操作により所定の操作信号を出力する操作手段11
と、この操作手段11が出力した所定の操作信号を、操
作の回動方向を示す回動方向信号に変換して出力する第
1信号出力手段12と、操作手段11が出力した所定の
操作信号を、操作の回動操作量を示す回動操作量信号に
変換して出力する第2信号出力手段13と、第1信号出
力手段12が出力した回動方向信号と第2信号出力手段
13が出力した回動操作量信号とに基づき、時刻情報の
設定量を演算する演算手段15と、演算手段15が演算
した設定量に基づき、時刻情報の設定を行う時刻情報設
定手段16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動操作可能な操
作手段により、回動操作方向の信号と回動操作量の信号
とを出力し、これら信号に基づき、時刻情報の設定を行
う時刻情報表示装置およびその設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は自動車等の移動体に搭載された
従来の一般的な時刻情報表示装置を示す概略構成図、図
17は図16の要部を示す要部詳細図、図18は図16
の動作を示すフローチャートである。
【0003】図16、図17において、1は時刻情報を
表示する時計表示部、2は押圧操作を行う操作部であ
る。この操作部2には、時刻調節操作を行う時刻調節操
作部2aと、時刻調節操作を行う際、時計表示部のどの
表示部分か、即ち、図17に示す場合では、15時とな
っている「時間」を操作対象にするか、37分となって
いる「分」を操作対象にするのかを選択するモード選択
操作部2bとが設けられている。
【0004】また、3は時刻調節操作部2aの操作に基
づき、時刻を進めさせる信号を発生させる第1の抵抗、
4はモード選択操作部2bの選択操作に基づき、モード
を時間か分かに切換えさせる信号を発生させる第2の抵
抗である。なお、時刻調節操作部2aは押圧操作の継続
時間に応じて、時刻の進め量が調節可能に形成されてい
る。
【0005】さらに、4は第1の抵抗3及び第2の抵抗
4から出力された信号に基づき、時計表示部1に表示さ
せる時刻情報を設定するマイコン、このマイコン4の設
定に基づき、時計表示部1の表示内容が設定される。な
お、時計表示部1は、図17に示すようにデジタル表示
される。
【0006】次に、図18を用いて動作を説明する。ま
ず、操作部2を操作すると、以後示す一連の動作処理が
開始され(ステップ180)、時刻調節操作部2aへの
操作の有無を判断し(ステップ181)、このステップ
181で操作有りと判断した場合は、時刻調節操作部2
aの押圧時間を検出する(ステップ182)。
【0007】次に、ステップ182の処理後、第1の抵
抗3aが時刻調節操作部2aからの押圧操作を時刻の進
み信号に変換し(ステップ183)、このステップ18
3で変換された時刻の進み信号をマイコン4が得る、即
ち、マイコン4は第1の抵抗3aが時刻調節操作部2a
からの押圧操作を時刻の進み信号に変換させたか否かを
判断する(ステップ184)。
【0008】ステップ184で変換ありと判断、即ち、
マイコン4が時刻の進み信号を得た場合、モード選択操
作操作部2bの操作の有無を判断、即ちマイコン4は第
2の抵抗3aがモード切換信号に変換したか否かを判断
し(ステップ185)、このステップ185でモード選
択操作有りと判断された場合、選択モードに対応する時
間か分かのどちらかの時刻情報の設定を行い(ステップ
186)、モード選択操作がない場合、時間と分とを連
動させて時刻情報を設定する(ステップ187)。
【0009】ここで、選択モードの切換は、選択モード
操作部2bの押圧操作ごとに、(1)時間と分とが連
動、(2)時間のみ、(3)分のみ、と切り換わり、
(3)の次は(1)に戻るようになっている。
【0010】ステップ186、187で設定されたこと
をマイコン4が確認し(ステップ188)、設定されて
いれば、ステップ181に戻り、再度、時刻調節操作部
2aへの操作待状態にする。
【0011】なお、ステップ181で押圧操作なしと判
断した場合は、再度、ステップ181の判断を繰り返
す。また、ステップ184で変換していないと判断した
場合は、ステップ182に戻り、再度、時刻調節操作部
2aの押圧操作時間を検出する。さらに、ステップ18
8で設定していないと判断した場合は、ステップ185
に戻り、動作処理を繰り返す。
【0012】なお、従来の技術として上記したデジタル
表示式(数字による表示)の時刻情報表示装置以外に、
図3に示すようなアナログ表示式(指針による表示)の
時刻情報表示装置があり、このアナログ表示式の時刻情
報表示装置は図19に示す構成となっており、図19を
用いて説明する。191は回動操作可能な回動操作部、
192は回動操作部191の操作力を時計表示部193
に内蔵された指針部材1931に直接伝達させるリンク
部材192である。
【0013】図19に示す時刻情報表示装置における時
刻設定の変更操作を行う際は、時間と分とが連動するよ
う構成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の時刻情報表示装
置は以上のように構成されているので、押圧操作による
時刻情報の設定は押圧時間に基づいて行われるので、設
定する際、所望の設定値より行き過ぎることが生じ、こ
のような場合は、さらに押圧操作を継続しなければなら
ず、操作が煩わしいという問題があった。
【0015】また、回動操作による時刻情報の設定は、
時間と分とを連動させて設定させるので、時間のみの調
整の際でも、回動操作を多くしなけらばならないという
問題があった。例えば、現在の表示が3時0分の際、6
時0分に設定変更する際は、時間と分とが連動するよう
になっているため、180分ぶん(3時間×60分)回
動操作しなければならないという問題があった。
【0016】さらに、操作者によって操作の力加減が異
なることにも関わらず、操作部への操作力が直接設定に
反映されてしまう、即ち、操作者の操作意識とは異なる
設定がされてしまうため、操作者はより微妙に設定操作
する必要があり、慎重に操作しなければならず、操作が
煩わしいという問題があった。
【0017】この発明はかかる問題を解決するためにな
されたもので、操作手段の回動操作に基づき変換された
操作の回動方向を示す回動方向信号と、操作の回動操作
量を示す回動操作量信号とに基づき、時刻情報の設定量
を演算し、時刻情報の設定を行うように構成することに
より、操作の煩わしさが解消する時刻情報表示装置およ
びこの設定方法を得ることを目的とする。
【0018】また、この発明は、操作者の好みの操作力
による時刻設定が行える時刻情報表示装置およびこの設
定方法を得ることを目的とする。
【0019】さらに操作部を他の既存の操作部と兼用さ
せるので、部品点数を削減できる時刻情報表示装置およ
びこの設定方法を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係る時刻情報
表示装置は、時刻情報を表示する表示手段と、回動操作
により所定の操作信号を出力する操作手段と、この操作
手段が出力した所定の操作信号を、操作の回動方向を示
す回動方向信号に変換して出力する第1信号出力手段
と、操作手段が出力した所定の操作信号を、操作の回動
操作量を示す回動操作量信号に変換して出力する第2信
号出力手段と、第1信号出力手段が出力した回動方向信
号と第2信号出力手段が出力した回動操作量信号とに基
づき、時刻情報の設定量を演算する演算手段と、演算手
段が演算した設定量に基づき、時刻情報の設定を行う時
刻情報設定手段とを備えたものである。
【0021】この発明に係る時刻情報表示装置は、操作
手段の操作対象とする時刻情報の単位モードを選択操作
するモード選択手段を設けたものである。
【0022】この発明に係る時刻情報表示装置は、モー
ド選択手段により時刻情報の単位モードを選択するとと
もに、操作手段が単位モードに対する操作を行う際、操
作対象となる単位モードの時刻情報のみを表示手段に表
示させるようにしたものである。
【0023】この発明に係る時刻情報表示装置は、操作
に基づき、演算手段が演算する設定量を所望の設定量に
調節する設定量調節手段を設けたものである。
【0024】この発明に係る時刻情報表示装置は、操作
手段とモード選択手段とを一体構造としたものである。
【0025】この発明に係る時刻情報表示装置は、操作
手段は、装置近傍に配設された他の装置の操作手段と兼
用するようにしたものである。
【0026】この発明に係る時刻情報表示装置は、操作
手段の回動操作に基づき、操作の回動方向を示す回動方
向信号に変換して出力する第1のステップと、操作手段
の回動操作に基づき、操作の回動操作量を示す回動操作
量信号に変換して出力する第2のステップと、第1のス
テップで出力された回動方向信号と第2のステップで出
力された回動操作量信号とに基づき、時刻情報の設定量
を演算する第3のステップと、第3のステップで演算さ
れた設定量に基づき、時刻情報の設定を行わせる第4の
ステップとを含むようにしたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1に係る時刻情報表示装置の概略構成図、図2はこの時
刻情報表示装置の詳細回路を示す回路図、図3は図1の
要部を取り付けた状態を示す取付け状態図、図4は図1
の要部の信号出力状態を説明する説明図、図5は図1の
時刻情報表示装置の動作を示すフローチャートである。
【0028】図1〜3において、11は回動操作により
所定の操作信号を出力する操作手段であり、表示手段1
7(後述する)に表示される時刻情報の設定が行えるよ
うになっている。この操作手段11は、図3に示すよう
に時計回転と同回転方向の操作Aと、反時計回転と同回
転方向の操作Bとが行えるよう構成されており、図2に
示すようにスイッチ部111、112とを有している。
【0029】12は操作手段11が出力した所定の操作
信号を、操作の回動方向を示す回動方向信号に変換して
出力する第1信号出力手段、13は操作手段11が出力
した所定の操作信号を、操作の回動操作量を示す回動操
作量信号に変換して出力する第2信号出力手段である。
なお、図2に示すように、第1信号出力手段12はトラ
ンジスタ121、122とで構成され、第2信号出力手
段13は抵抗131〜135とで構成されている。
【0030】また、14はマイコン部であり、このマイ
コン部14は、第1信号出力手段12が出力した回動方
向信号と第2信号出力手段13が出力した回動操作量信
号とに基づき、時刻情報の設定量を演算する演算手段1
5と、演算手段15が演算した設定量に基づき、表示手
段17に表示される時刻情報の設定を行う時刻情報設定
手段16とを有している。さらに、17は時刻情報を表
示する時計表示部としての表示手段であり、図3に示す
ようにアナログ表示されている。
【0031】ここで、図4を用いて、第1信号出力手段
12と第2信号出力手段13とが出力する信号と、マイ
コン部14の動作について説明する。操作手段11の回
動操作に基づき、スイッチ部111がオン・オフ動作す
ることにより、(A)の信号が出力されるとともに、ス
イッチ部112もオン・オフ動作することにより、
(B)の信号が出力される。この時、マイコン部14は
(A)、(B)どちらの信号が先にH(1)レベルにな
っているかを検知し、(A)が先であればA(右)方
向、(B)が先であればB(左)方向と回動方向を判断
する。
【0032】この実施の形態1では、t1の後、t2の
際に(B)がHレベルになっている、即ち、時間t1の
際、(A)が先にHレベルとなっているため、右の回動
操作を行っていると判断する。また、マイコン部14
は、所定時間内に発生された信号の周期数から回動量を
判断する。この実施の形態1では所定時間をT5し、
(A)の周期数をカウントすると5周期存在することか
ら時刻情報の設定量を調節するよう構成されている。
【0033】また、図3に示す30は自動車のインパネ
部、31は音響装置で、この音響装置31には回動操作
可能な操作部311を設けている。また、32は押圧操
作により表示手段の表示機能を選択する表示選択操作部
である。
【0034】次に図5を用いて、この実施の形態1に示
す時刻情報表示装置の動作について説明する。まず、操
作手段11への回動操作により動作が開始され(ステッ
プ500)、マイコン部14は第1の信号出力手段15
と第2信号出力手段とから信号を得たか否かにより操作
手段11の回動操作の有無を判断する(ステップ50
1)。
【0035】次に、ステップ501で回動操作有りと判
断した場合、第1信号出力手段12が操作手段11の回
動操作を回動方向信号に変換し、マイコン部14に出力
し、(ステップ502)、第2信号出力手段13が操作
手段11の回動操作を回動操作量信号に変換し、マイコ
ン部14に出力する(ステップ503)。
【0036】ステップ503の処理後、マイコン部14
は回動方向信号と回動操作量とを得たか、即ち、第1、
2信号出力手段が操作手段11の回動操作を回動方向信
号と回動操作量のそれぞれに変換したか判断し(ステッ
プ504)、このステップ504で変換したと判断し
た、即ち、マイコン部14が各々の信号を得た場合は、
各々の回動方向信号と回動操作量信号とに基づき、演算
手段15が所定の設定値(例えば、「30分進む方向」
を示す設定値)を演算する(ステップ505)。
【0037】このステップ505で演算された設定量に
基づき、時刻情報設定手段16が表示手段17に表示さ
れる時刻情報を変更設定し(ステップ506)、このス
テップ506の処理後、マイコン部14が時刻情報設定
手段16により表示手段17に表示される時刻情報を変
更したか否か判断し(ステップ507)、このステップ
507で変更したと判断した場合は、ステップ501に
戻り、操作手段への操作待機状態に入り、処理を繰り返
す。
【0038】また、ステップ501で操作なしと判断し
た場合は、再度ステップ501に戻り、操作手段への操
作待機状態に入り、処理を繰り返す。さらに、ステップ
504で回動方向信号と回動操作量信号とへの変換なし
と判断した場合は、ステップ502に戻り、第1信号出
力手段が回動方向信号を出力する動作を繰り返す。ま
た、ステップ507で設定していないと判断した場合
は、ステップ506に戻り、時刻情報設定手段16によ
り表示手段17に表示される時刻情報を変更設定の動作
を繰り返す。
【0039】従って、上記のように構成したことによ
り、操作の操作力に応じた微妙な操作が可能となるとと
もに操作の煩わしさが解消することにより、操作性が向
上し、操作者の利便性が向上する。
【0040】なお、表示手段17に表示させる時刻情報
はアナログ表示の形状で説明したが、図17に示すよう
なデジタル表示の形状でも良く、同等の効果が得られ
る。
【0041】また、表示手段17を自動車のインパネ部
30に設けるよう説明したが、インパネ部30以外の箇
所に設けても良いことは言うまでもない。
【0042】実施の形態2.図6は実施の形態2に係る
時刻情報表示装置の概略構成図、図7は図6の時刻情報
表示装置の回路を示す回路図、図8は図6の時刻情報表
示装置の動作を示すフローチャートである。ここで、上
記した実施の形態1と同一または相当部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0043】図6、7において、61は操作手段11の
操作対象とする時刻情報の単位モードを選択操作するモ
ード選択手段であり、図3に示す表示選択操作部31に
該当する。このモード選択手段61の操作があった際
は、時刻情報設定手段16と表示手段17とにモード選
択信号が出力される。
【0044】ここで、図8を用いてモード選択手段61
の選択動作時の表示状態について説明する。171は時
針、172は分針、173は秒針を示しており、(A)
の表示状態は、3時0分45秒を示しており、時針、分
針、秒針とも表示し、全ての針が連動するモードとなっ
ている。モード選択手段61を押圧操作1回するごと
に、(B)に示す時針のみの動作モード、(C)に示す
分針のみの動作モード、(D)に示す秒針のみの動作と
モード変更され、(D)表示の際にモード選択操作を行
った場合は、再度(A)の選択モードに戻るようになっ
ている。
【0045】まず、この(A)の3時0分45秒の表示
状態から12時30分15秒に変更する際の設定につい
て説明する。モード選択手段61の操作なしに操作手段
11を操作する際は、上記(A)モード、即ち、時針1
71、分針172、秒針173のそれぞれが連動するよ
うになっており、分針172を2分進めたい場合は、操
作手段11の回動操作を秒針173が2回転、即ち72
0度回転するよう操作しなければならないようになって
いる。
【0046】ここで、モード選択手段61を1回押圧操
作すると、上記(B)モード、即ち、時針171の単位
モードになり、操作手段11の回動操作は分針172、
秒針173への影響なしに、時針171のみの変更設定
が行えるようになり(この際、分針、秒針とも表示手段
上では認識できないようになっている)、時針171を
反時計方向に90度のみ回転させるだけで良い。
【0047】次の(C)モードに選択操作した際は
(B)の動作と同様に、分針172の単位モードとな
り、時針171、秒針173への影響なしに、分針17
2のみの設定変更が行えるようになり、分針172を時
計方向に180度回転させるだけで良い。
【0048】さらに、(D)モードに選択操作した際
は、秒針173の単位モードとなり、時針171、分針
172への影響なしに、秒針のみの変更設定が行えるよ
うになり、秒針を時計方向に180度回転させるだけで
良い。
【0049】次に、図9のフローチャートを用いて、実
施の形態2の時刻情報表示装置の動作について説明す
る。まず、操作手段11への回動操作により動作が開始
され(ステップ800)、マイコン部14は第1の信号
出力手段15と第2信号出力手段とから信号を得たか否
かにより操作手段11の回動操作の有無を判断する(ス
テップ501)。このステップ501からステップ50
5までは上記実施の形態1と同様の処理なので、その説
明を省略する。
【0050】ステップ505の処理の後、マイコン部1
4がモード選択操作手段61の操作の有無を判断し(ス
テップ801)、このステップ801でモード選択操作
ありと判断した場合は、このモード単位に表示を切換え
(例えば、(A)モードから(B)モードに変更さ
れ)、ステップ505で演算された設定量(例えば、反
時計方向に90度回転させる値)に基づき、時刻情報設
定手段16が時刻情報を変更設定する(例えば、時間の
み3時間戻す)(ステップ802)。また、ステップ8
01でモード選択操作なしと判断した場合は、(A)モ
ードのみでの設定を行う(ステップ803)、
【0051】これらステップ802か803の処理後、
マイコン部14が時刻情報設定手段16により表示手段
17に表示される時刻情報を変更したか否か判断し(ス
テップ804)、このステップ804で変更したと判断
した場合は、ステップ501に戻り、操作手段への操作
待機状態に入り、処理を繰り返す。
【0052】また、ステップ804で設定していないと
判断した場合は、ステップ801に戻り、再度、モード
選択操作の有無の判断を行う。
【0053】従って、上記のように構成したことによ
り、通常、時間、分、秒と階層関係にあるため1時間
(時針)を変更する際は60分(分針を360度)操作
しなければならなかったが、操作者の所望のモード単位
で設定できるので、1時間の設定であれば、24度のみ
の回転操作で良く、操作性が向上するとともに、操作者
の利便性が向上する。
【0054】なお、上記した実施の形態2では、モード
単位は、時間、分、秒と3段階で説明したが、時間と分
だけのものや、時間、分、秒以外のものとが組み合わさ
るように構成されたものでも良く、上記実施の形態1と
同等の効果が得られる。
【0055】実施の形態3.上記した実施の形態2で
は、操作手段11とモード選択手段61とは別々の構成
要素として説明したが、図10に示すように1つの操作
手段100に一体化、即ち、操作手段100内に操作手
段11とモード選択手段61との機能を設けるよう構成
しても良く、このように構成することにより、部品点数
が削減でき、装置のコスト低減を図ることができる。
【0056】実施の形態4.図11は実施の形態4に係
る時刻情報表示装置の概略構成図、図12は図11の時
刻情報表示装置の動作を示すフローチャートである。こ
こで、上記した実施の形態1と同一または相当部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】図11において、1111は操作に基づ
き、マイコン部14が演算する設定量を所望の設定量に
調節する設定量調節手段であり、換言すると、この設定
量調節手段1111はマイコン部14が操作手段11の
回動操作量を判断する際に、操作者の好みに応じて時刻
情報を設定する設定度を調節するものである。即ち、こ
の設定度調節手段1111は、時刻情報設定手段15の
設定値は同じであっても、操作者の少しの回動操作でこ
の設定値とするのか、もしくは多くの回動操作でこの設
定値とするのかという操作力のバラツキを考慮したもの
である。
【0058】次に、図12のフローチャートを用いて、
実施の形態4の時刻情報表示装置の動作について説明す
る。まず、操作手段11への回動操作により動作が開始
され(ステップ1200)、マイコン部14は第1の信
号出力手段15と第2信号出力手段とから信号を得たか
否かにより操作手段11の回動操作の有無を判断する
(ステップ501)。このステップ501からステップ
504までは上記実施の形態1と同様の処理なので、そ
の説明を省略する。
【0059】ステップ504の処理の後、変換したと判
断した場合は、マイコン部14が設定度調節手段111
1からの調節操作の有無を判断し(ステップ120
1)、このステップ1201で調節有りと判断された場
合は、調節された設定度に基づき、時刻情報を設定する
(ステップ1202)。また、ステップ1201で調節
操作無しと判断した場合は、通常の設定度に基づき、時
刻情報を設定する(ステップ1202)。
【0060】これらステップ1202か1203の処理
後、マイコン部14が時刻情報設定手段16により表示
手段17に表示される時刻情報を変更したか否か判断し
(ステップ1204)、このステップ1204で変更し
たと判断した場合は、ステップ501に戻り、操作手段
への操作待機状態に入り、処理を繰り返す。
【0061】また、ステップ1204で設定していない
と判断した場合は、ステップ1201に戻り、再度、設
定度の調節操作の有無を判断する。
【0062】従って、上記のように構成したことによ
り、操作者の操作の仕方に応じて、適切な時刻情報の設
定が行えるようになる、即ち、微量な回転操作により3
0分設定変更したり、多くの回転操作により30分設定
変更することができ、操作者の操作性が向上するととも
に、装置の汎用性が向上する。
【0063】なお、上記実施の形態4では、任意に設定
度を変更できるよう説明したが、予め複数の設定パター
ンを設定しておき、操作者がこの設定された設定パター
ンから選択するように構成しても良く、同様の効果が得
られる。
【0064】実施の形態5.上記した実施の形態1〜4
では、操作手段11は単に時刻情報の設定操作のみに用
いるよう説明したが、図13に示すように音響装置31
とこの音響装置31から出力された音声信号を出力する
スピーカ312とを設け、時刻情報表示装置の表示手段
17近傍に配設された他の装置である音響装置31の操
作手段と時刻情報表示装置の操作手段とを兼用させても
良く、即ち、音響装置31の操作手段と時刻情報表示装
置の操作手段とを一体構成しても良く、このように構成
することにより、部品点数の削減を図ることができると
ともに、意匠面を限りなくフラットにすることができ
る。
【0065】実施の形態6.なお、上記実施の形態5で
は、操作手段を一体化して構成したが、図14に示すよ
うに、モード選択手段61と、スイッチ部111、11
2とを一体化しても良く、また、図15に示すようにモ
ード選択手段61と、スイッチ部111、112との2
体系で構成しても良く、同等の効果が得られる。
【0066】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0067】時刻情報を表示する表示手段と、回動操作
により所定の操作信号を出力する操作手段と、この操作
手段が出力した所定の操作信号を、操作の回動方向を示
す回動方向信号に変換して出力する第1信号出力手段
と、操作手段が出力した所定の操作信号を、操作の回動
操作量を示す回動操作量信号に変換して出力する第2信
号出力手段と、第1信号出力手段が出力した回動方向信
号と第2信号出力手段が出力した回動操作量信号とに基
づき、時刻情報の設定量を演算する演算手段と、演算手
段が演算した設定量に基づき、時刻情報の設定を行う時
刻情報設定手段とを備えたので、操作手段からの操作を
回動操作方向と回動操作量とに基づき、所定の信号に変
換し、この変換した所定信号を演算することにより、回
動操作力と時刻設定量との関係を適切に調節することが
でき、操作の煩わしさが解消され、操作者の利便性が向
上する。
【0068】操作手段の操作対象とする時刻情報の単位
モードを選択操作するモード選択手段を設けたので、時
刻設定を行う際、操作者の意志を適切に反映させること
ができ、操作性が向上する。
【0069】モード選択手段により時刻情報の単位モー
ドを選択するとともに、操作手段が単位モードに対する
操作を行う際、操作対象となる単位モードの時刻情報の
みを表示手段に表示させるようにしたので、操作対象と
なる単位モードの識別性が向上し、操作性が向上する。
【0070】操作に基づき、演算手段が演算する設定量
を所望の設定量に調節する設定量調節手段を設けたの
で、設定度を任意に変更することができ、操作者の利便
性が向上するとともに、操作加減を調節する煩わしさの
解消を図ることができる。
【0071】操作手段とモード選択手段とを一体構造と
したので、部品点数を削減でき、コスト削減を図ること
ができる。
【0072】操作手段を装置近傍に配設された他の装置
の操作手段と兼用させて構成したので、部品点数を削減
でき、コスト削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す時刻情報表示装
置の概略構成図である。
【図2】 図1に示す時刻情報表示装置の回路を示す回
路図である。
【図3】 図1に示す時刻情報表示装置を自動車に取り
付けた状態を示す取付状態図である。
【図4】 図1に示す時刻情報表示装置の要部からの信
号出力状態を説明する説明図である。
【図5】 図1に示す時刻情報表示装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態2を示す時刻情報表示装
置の概略構成図である。
【図7】 図6に示す時刻情報表示装置の回路を示す回
路図である。
【図8】 図6に示す時刻情報表示装置のモード選択操
作に関する説明図である。
【図9】 図6に示す時刻情報表示装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態3を示す時刻情報表示
装置の概略構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態4を示す時刻情報表示
装置の概略構成図である。
【図12】 図11に示す時刻情報表示装置の動作を示
すフローチャートである。
【図13】 本発明の実施の形態5を示す時刻情報表示
装置の概略構成図である。
【図14】 本発明の実施の形態6を示す時刻情報表示
装置の回路を示す回路図である。
【図15】 本発明の実施の形態6を示す時刻情報表示
装置の回路を示す回路図である。
【図16】 従来の時刻情報表示装置を示す概略構成図
である。
【図17】 従来の時刻情報表示装置の時刻情報の表示
状態を示す説明図である。
【図18】 従来の時刻情報表示装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図19】 従来の時刻情報表示装置を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
11 操作手段 12 第1信号出力手段 1
3 第2信号出力手段 14 マイコン部 15 演算手段 16 時
刻情報設定手段 17 表示手段 31 音響装置 311 操
作手段 32 表示選択操作部 61 モード選択手段
100 操作手段 1111 設定度調節手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻情報を表示する表示手段、 回動操作により所定の操作信号を出力する操作手段、 この操作手段が出力した上記所定の操作信号を、操作の
    回動方向を示す回動方向信号に変換して出力する第1信
    号出力手段、 上記操作手段が出力した上記所定の操作信号を、操作の
    回動操作量を示す回動操作量信号に変換して出力する第
    2信号出力手段、 上記第1信号出力手段が出力した上記回動方向信号と上
    記第2信号出力手段が出力した上記回動操作量信号とに
    基づき、上記時刻情報の設定量を演算する演算手段、 上記演算手段が演算した上記設定量に基づき、上記時刻
    情報の設定を行う時刻情報設定手段、 を備えた時刻情報表示装置。
  2. 【請求項2】 操作手段の操作対象とする時刻情報の単
    位モードを選択操作するモード選択手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の時刻情報表示装置。
  3. 【請求項3】 モード選択手段により時刻情報の単位モ
    ードを選択するとともに、操作手段が上記単位モードに
    対する操作を行う際、操作対象となる上記単位モードの
    時刻情報のみを表示手段に表示させることを特徴とする
    請求項2に記載の時刻情報表示装置。
  4. 【請求項4】 操作に基づき、演算手段が演算する設定
    量を所望の設定量に調節する設定量調節手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の時刻情報表示装置。
  5. 【請求項5】 操作手段とモード選択手段とを一体構造
    としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の時刻情報表示装置。
  6. 【請求項6】 操作手段は、装置近傍に配設された他の
    装置の操作手段と兼用することを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の時刻情報表示装置。
  7. 【請求項7】 回動操作により表示手段に表示される時
    刻情報の設定を行う操作手段を備えた時刻情報表示装置
    の設定方法において、上記操作手段の回動操作に基づ
    き、操作の回動方向を示す回動方向信号に変換して出力
    する第1のステップと、上記操作手段の回動操作に基づ
    き、操作の回動操作量を示す回動操作量信号に変換して
    出力する第2のステップと、上記第1のステップで出力
    された上記回動方向信号と上記第2のステップで出力さ
    れた上記回動操作量信号とに基づき、上記時刻情報の設
    定量を演算する第3のステップと、上記第3のステップ
    で演算された上記設定量に基づき、上記時刻情報の設定
    を行わせる第4のステップとを含むことを特徴とする時
    刻情報表示装置の設定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146210A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Nikon Corp 電子機器
CN103238311A (zh) * 2011-01-13 2013-08-07 株式会社尼康 电子设备及电子设备的控制程序

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JP2012146210A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Nikon Corp 電子機器
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