JPH11352192A - 半導体集積回路の破損検知回路 - Google Patents

半導体集積回路の破損検知回路

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JPH11352192A
JPH11352192A JP10164550A JP16455098A JPH11352192A JP H11352192 A JPH11352192 A JP H11352192A JP 10164550 A JP10164550 A JP 10164550A JP 16455098 A JP16455098 A JP 16455098A JP H11352192 A JPH11352192 A JP H11352192A
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JP
Japan
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damage detection
circuit
semiconductor integrated
damage
waveform conversion
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JP10164550A
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English (en)
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Shigenobu Matsuzaki
重伸 松▲崎▼
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Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路が動作中でも安定してチップ
内の破損を検知し、装置をフェールセーフにできるよう
にする半導体集積回路の破損検知回路を提供すること。 【解決手段】 制御回路110より、半導体チップ18
0に供給される破損検知クロック信号194を、破損検
知アナログ信号196に変換する入力波形変換回路19
2と、破損検知アナログ信号196を半導体チップ18
0のチップ内面に伝播する破損検知配線191の最終端
に、破損検知配線191を伝播してきた破損検知アナロ
グ信号196を検知結果信号195に変換する出力波形
変換回路193と、が半導体チップ180に内蔵され、
出力波形変換回路193から出力された検知結果信号1
95を制御回路190に戻すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
破損検知回路に関わり、特に、クラックや焼損、半導体
内の酸化膜や配線の破裂などチップ内部に損傷が発生
し、その損傷が通常のチップ出力からは異常の判断が困
難な場合においても、チップの障害を検知し、電子装置
をフェールセーフ状態にすることのできる半導体集積回
路の破損検知回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に用いられる各種の制御装
置の構成の一例として図10に示すようなものがある。
制御装置08は、制御回路01、負荷駆動用トランジス
タ回路02、駆動回路03、出力モニタ回路04から構
成され、図示していない各種の入力データをもとに、負
荷05の駆動を制御する。
【0003】制御回路01は、駆動回路03を介して、
負荷駆動用トランジスタ回路02のオン・オフを行う。
駆動回路03は、制御回路01からの信号に応じて負荷
駆動用トランジスタ回路02のゲートに適切なレベルの
電圧を印加するレベルシフト機能を持つものである。ま
た、制御回路01は、出力モニタ回路04を介して、負
荷駆動用トランジスタ回路02の出力端子電圧を監視
し、異常を検知したときに、負荷05と電源線07との
間に接続されているフェールセーフリレー06を遮断し
て負荷05の駆動を停止する。
【0004】例えば、制御回路01が負荷駆動用トラン
ジスタ回路02をオンするように信号を出力している
時、負荷05および負荷駆動用トランジスタ回路02が
正常に動作していれば、その出力端子電圧は接地電位に
近いレベルとなっている。しかし、負荷05の短絡や負
荷駆動用トランジスタ回路02のオープン故障などの異
常が発生した場合、この出力端子の電位は所定の値より
も大きくなる。また、同様に、制御回路01が負荷駆動
用トランジスタ回路02をオフするように信号を出力し
ている時、正常であれば出力端子電圧はほぼ電源電位の
レベルとなる。しかし、負荷駆動用トランジスタ回路0
2に短絡故障などの異常が発生した場合、この出力端子
電圧は所定の値よりも小さくなる。
【0005】このような電子装置を半導体に集積化した
場合、例えば、負荷駆動用トランジスタ回路02と駆動
回路03と出力モニタ回路04とを同一の半導体チップ
に集積化しようとした場合、通常状態では予想できなか
った何らかの外部的あるいは内部的なストレスによっ
て、半導体チップの複数箇所が同時に破損することで、
制御回路01では破損を検知することが困難となる故障
状態が想定される。
【0006】このような、半導体集積回路の損傷を検知
する従来からの手法として、例えば、特開平6−116
102号公報に示されているようなものがある。これ
は、チップの損傷を検出するために考案されたもので、
この手法について、図11にて説明する。制御回路01
0は図10の制御回路01と同様の機能を持ち、半導体
チップ080は、図10における負荷駆動用トランジス
タ回路02と同様の機能を有する負荷駆動用トランジス
タ回路020、図10における駆動回路03と同様の機
能を有する駆動回路030、図10の出力モニタ回路0
4と同様の機能を有する出力モニタ回路040を1チッ
プ上に集積化したものである。制御回路010は、周期
的にハイレベルとローレベルとを連続的に繰り返すチッ
プチェック用信号を半導体チップ080に出力する。前
記チップチェック用信号は半導体チップ080内部の破
損検知配線0100に供給される。この破損検知配線0
100は、半導体チップ080内部の各集積回路ブロッ
クの近傍を直列的に、すなわち、いわゆる一筆書きで配
線を施したものであり、例えば図11に示すように、負
荷駆動用トランジスタ回路020、駆動回路030、出
力モニタ回路040の周囲近傍を網羅的に引き回して配
線する。破損検知配線0100の途中の各所にインバー
タチェーン回路を挿入して構成されているものである。
さらに、この破損検知配線0100の最終端の信号は半
導体チップ080から出力し、制御回路010に引き渡
すものとする。
【0007】このような構成とすることで、例えば図1
1において、半導体チップ080内の何れかの回路ブロ
ックが何らかの原因で損傷した場合、これらの回路ブロ
ック近傍に配線が施されている破損検知配線0100も
損傷を受ける。このため、破損検知配線0100に供給
されている前記所定周期の信号の伝播は正常に行われな
くなる。制御回路010では、この破損検知配線010
0から出力される信号の周期あるいはレベルを常に監視
し、異常を検知すると、負荷050と電源線070との
間に接続されているフェールセーフリレー060を遮断
して負荷050の駆動を停止する。従って、半導体チッ
プ080内の破損によって、上記したような、負荷駆動
用トランジスタ回路020の何れかがオン状態に固定す
る故障を起し、かつ、同時に出力モニタ回路040の対
応する出力が負荷駆動用トランジスタ回路020がオフ
していることを示す値に固定する故障を起していても、
半導体チップ080の異常を検知することが可能とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半導体集積回路の破損検知方法は、以下のよ
うな問題点があった。半導体チップ080がアナログ回
路、デジタル回路混在チップであった場合、制御回路0
10から出力されるチップチェック信号はクロック信号
であるため、下記理由によりアナログ回路周辺に配線す
ることは困難である。その理由は、アナログ回路周辺に
破損検知配線0100を配線すると、この破損検知配線
0100と、アナログ回路ブロック090内のアナログ
信号が伝播するアナログ配線が隣接した場合、破損検知
配線0100を伝播するチップチェック信号であるクロ
ック信号の電圧変化により、これらの配線間にある寄生
容量を介して下記式(1)に示す電流変化がアナログ配
線に発生する。この電流変化がアナログ回路の誤動作の
原因になることが考えられる。 ΔI=C*ΔV/Δt ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(1) ΔI:アナログ配線に発生する電流変化量 ΔV:チップチェック信号の電圧変化量 Δt:単位時間 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、半導
体集積回路が動作中でも安定してチップ内の破損を検知
し、装置をフェールセーフにできるようにする半導体集
積回路の破損検知回路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体集積回路の破損検知回路は、外部監
視手段より半導体集積回路に供給される破損検知クロッ
ク信号を、ある周期で繰り返される波形で、かつ、その
波形の傾きが連続的に変化し、さらに、その波形の最大
の変化量が破損検知クロック信号での最大の変化量と比
べて十分小さい破損検知アナログ信号に変換する入力波
形変換回路と、前記破損検知アナログ信号を半導体集積
回路のチップ内面に伝播するためにくまなく配線する破
損検知配線と、この破損検知配線の最終端に、破損検知
配線を伝播してきた前記破損検知アナログ信号を検知結
果信号に変換する出力波形変換回路と、が前記半導体集
積回路に内蔵され、前記出力波形変換回路から出力され
た検知結果信号を前記外部監視手段に戻すようにしたこ
とを特徴とする。請求項2記載の半導体集積回路の破損
検知回路は、外部監視手段より、半導体集積回路に供給
される1つの破損検知クロック信号を、正相/逆相の2
つの破損検知クロック信号に変換する入力波形変換回路
と、前記2つの正相/逆相破損検知クロック信号をそれ
ぞれ半導体集積回路のチップ内面に伝播するためにくま
なく、かつ、近傍に平行に配線する2本の破損検知配線
と、これら2本の破損検知配線の最終端に、破損検知配
線を伝播してきたそれぞれの破損検知クロック信号を検
知結果信号に変換する出力波形変換回路と、が前記半導
体集積回路に内蔵され、前記出力波形変換回路から出力
された検知結果信号を外部監視手段に戻すようにしたこ
とを特徴とする。請求項3記載の半導体集積回路の破損
検知回路は、外部監視手段より、半導体集積回路に供給
される1つの破損検知クロック信号を、同じ周波数、か
つ、同じデューティ比を持ち振幅レベルの絶対値が同じ
で符号が反対である2つの破損検知アナログ信号に変換
する入力波形変換回路と、前記2つの破損破損検知アナ
ログ信号をそれぞれ半導体集積回路のチップ内面に伝播
するためにくまなく、かつ、近傍に平行に配線する2本
の破損検知配線と、これら2本の破損検知配線の最終端
に、この2本の破損検知配線を伝播してきたそれぞれの
破損検知アナログ信号を検知結果信号に変換する出力波
形変換回路と、が前記半導体集積回路に内蔵され、前記
出力波形変換回路から出力された検知結果信号を外部監
視手段に戻すようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。 (実施の形態1)図1に実施の形態1の構成を示す。こ
こで、負荷駆動用トランジスタ回路120、駆動回路1
30、出力モニタ回路140、負荷150、フェールセ
ーフリレー160および電源線170は図11に示した
従来例に記載したものと同様の機能を有するものであ
る。また、制御回路110も従来例の図11に記載した
ものと同様の機能を有し、半導体チップ180に対し破
損検知クロック信号194を出力し、また半導体チップ
180からの検知結果信号195が入力され、この信号
により半導体チップ180に破損が発生したかを検知し
てフェールセーフリレー160に対し信号を発生する。
本実施の形態では、さらに、制御回路110から出力さ
れた破損検知クロック信号194が入力される入力波形
変換回路192および制御回路110に検知結果信号1
95を出力する出力波形変換回路193を備えている。
入力波形変換回路192は、入力された破損検知クロッ
ク信号194を、例えば、sin波のようにある周期で
繰り返される波形で、かつ、その波形の傾きが連続的に
変化し、さらに、その波形の最大の変化量ΔV/Δtが
クロック信号での最大の変化量ΔV/Δtと比べて十分
小さい破損検知アナログ信号196に変換し、半導体チ
ップ180内部の各種回路ブロックの近傍を直列的に、
すなわち、いわゆる一筆書きで配線した破損検知配線1
91に出力する機能を備えている。この入力波形変換回
路192の実際の回路方式の一例としてローパスフィル
タ回路がある。この破損検知配線191を破損検知アナ
ログ信号196が伝播する。出力波形変換回路193
は、破損検知配線191より入力された破損検知アナロ
グ信号196を検知結果信号195に変換し制御回路1
10に出力する機能を備えている。この出力波形変換回
路193の実際の回路方式の一例としてはコンパレータ
回路がある。また破損検知配線191には、出力波形変
換回路193が破損検知アナログ信号196から検知結
果信号195に変換するのに支障をきたさない波高値レ
ベルを得るために、適宜アナログバッファを設ける。ま
た190は半導体チップ180内にあるアナログ回路ブ
ロックである。
【0011】次に本実施の形態の作用を説明する。図1
において、破損検知配線191を伝播する破損検知信号
はアナログ信号であるため、前記(1)式の変化量ΔV
/Δtは破損検知信号がクロック信号である従来の方法
に比べると非常に小さくなる。よってアナログ回路ブロ
ック190内のアナログ配線の近傍に配線した破損検知
配線191がこのアナログ配線に与える電流変化量は非
常に小さくなる。このため、破損検知配線191は半導
体チップ180内部のアナログ回路ブロック190を含
む全ての各回路ブロックの近傍に配線を施すことが可能
となる。このような回路構成とすると、半導体チップ1
80内の何れかの回路ブロックが何らかの原因で損傷し
た場合、これらの回路ブロック近傍に配線が施されてい
る破損検知配線191も損傷を受け断線する。すると破
損検知配線191を伝播してきた破損検知アナログ信号
196は断線した箇所で正常な伝播はしなくなり、制御
回路110は異常を検出し、フェールセーフリレー16
0を確実にオフすることができる。
【0012】(実施の形態2)図2に実施の形態2の構
成を示す。ここで、負荷駆動用トランジスタ回路22
0、駆動回路230、出力モニタ回路240、負荷25
0、フェールセーフリレー260および電源線270は
図11に示した従来例に記載したものと同様の機能を有
するものである。
【0013】また制御回路210も従来例の図11に記
載したものと同様の機能を有し、半導体チップ280に
対し破損検知クロック信号294を出力し、また半導体
チップ280からの検知結果信号295が入力され、こ
の信号により半導体に破損が発生したかを検知してフェ
ールセーフリレー260に対し信号を発生する。本実施
の形態では、さらに、制御回路210から出力された破
損検知クロック信号294が入力される入力波形変換回
路292および制御回路210に検知結果信号295を
出力する出力波形変換回路293を備えている。入力波
形変換回路292は、入力された破損検知クロック信号
294を正相/逆相の2つの破損検知クロック信号29
6に変換し、半導体チップ280内部の各種回路ブロッ
クの近傍に平行に直列的に、すなわち、いわゆる一筆書
きで配線した2本の破損検知クロック信号294に出力
する機能を備えている。この入力波形変換回路292の
実際の回路例を図3に示す。それぞれの破損検知配線2
91を2つの破損検知クロック信号296がそれぞれ伝
播する。出力波形変換回路293は、2本の破損検知配
線291より入力された2つの破損検知クロック信号2
96を1つの検知結果信号295に変換し制御回路21
0に出力する機能を備えている。この出力波形変換回路
293の実際の回路例を図4に示す。また290は半導
体チップ280内にあるアナログ回路ブロックである。
【0014】次に本実施の形態の作用を説明する。図2
において、2本の破損検知配線291を伝播する破損検
知信号は正相/逆相の2つのクロック信号である。この
ため前記(1)式より、正相の破損検知クロック信号2
96がアナログ回路ブロック290内のアナログ配線に
与える電流変化量と、逆相の破損検知クロック信号29
6が与える電流変化量が打ち消されるため、2本の破損
検知配線291に伝播するそれぞれの正相/逆相の2つ
の破損検知クロック信号296が、アナログ回路ブロッ
ク290内のアナログ配線に与える影響はない。よって
2本の破損検知配線291は半導体チップ280内部の
アナログ回路ブロック290を含む全ての各回路ブロッ
クの近傍に配線を施すことが可能となる。このような回
路構成とすると、半導体チップ280内の何れかの回路
ブロックが何らかの原因で損傷した場合、これらの回路
ブロック近傍に配線が施されている破損検知配線291
も損傷を受け断線する。すると破損検知配線291を伝
播してきた2つの破損検知クロック信号296は断線し
た箇所で正常な伝播はしなくなり、制御回路210は異
常を検出し、フェールセーフリレー260を確実にオフ
することができる。図5に破損検知配線291が正常な
場合と断線した場合との破損検知信号波形を示す。
【0015】(実施の形態3)図6に実施の形態3の構
成を示す。ここで、負荷駆動用トランジスタ回路32
0、駆動回路330、出力モニタ回路340、負荷35
0、フェールセーフリレー360および電源線370は
図11に示した従来例に記載したものと同様の機能を有
するものである。
【0016】また制御回路310も従来例の図11に記
載したものと同様の機能を有し、半導体チップ380に
対し破損検知クロック信号394を出力し、また半導体
チップ380からの検知結果信号395が入力され、こ
の信号により半導体に破損が発生したかを検知してフェ
ールセーフリレー360に対し信号を発生する。本実施
の形態では、さらに、制御回路310から出力された破
損検知クロック信号394が入力される入力波形変換回
路392および制御回路310に検知結果信号395を
出力する出力波形変換回路393を備えている。入力波
形変換回路392は、入力された破損検知クロック信号
394を正相/逆相の2つのクロック信号に変換し、さ
らに、それぞれを同じ周波数、かつ、同じデューティ比
を持ち振幅レベルの絶対値が同じで符号が反対である2
つの破損検知アナログ信号396に変換して、半導体チ
ップ380内部の各種回路ブロックの近傍に平行に直列
的に、すなわち、いわゆる一筆書きで配線した2本の破
損検知配線391に出力する機能を備えている。この入
力波形変換回路392の実際の回路例を図7に示す。そ
れぞれの破損検知配線391を2つの破損検知アナログ
信号396がそれぞれ伝播する。出力波形変換回路39
3は、2本の破損検知配線391より入力された2つの
破損検知アナログ信号396を1つの検知結果信号39
5に変換し制御回路310に出力する機能を備えてい
る。その実際の回路例を図8に示す。また390は半導
体チップ380内にあるアナログ回路ブロックである。
【0017】次に本実施の形態の作用を説明する。図8
において、2本の破損検知配線391を伝播する破損検
知信号は同じ周波数かつ同じデューティ比を持ち振幅レ
ベルの絶対値が同じで符号が反対である2つのアナログ
信号である。このために前記(1)式より変化量ΔV/
Δtは破損検知信号がクロック信号である従来の方法に
比べると非常に小さくなり、さらに、一方の破損検知ア
ナログ信号396による変化量ΔV/Δtと、他方の破
損検知アナログ信号396による変化量ΔV/Δtは絶
対値が同じで符号が反対であるため、これらの2つの破
損検知アナログ信号396が、アナログ回路ブロック3
90内のアナログ配線に与える影響はなくなる。よって
2本の破損検知配線391は半導体チップ380内部の
アナログ回路ブロック390を含む全ての各回路ブロッ
クの近傍に配線を施すことが可能となる。このような回
路構成とすると、半導体チップ380内の何れかの回路
ブロックが何らかの原因で損傷した場合、これらの回路
ブロック近傍に配線が施されている破損検知配線391
も損傷を受け断線する。すると破損検知配線391を伝
播してきた破損検知アナログ信号396は断線した箇所
で正常な伝播はしなくなり、制御回路310は異常を検
出し、フェールセーフリレー360を確実にオフするこ
とができる。図9に破損検知配線391が正常の場合と
断線した場合との破損検知信号波形を示す。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の半導体
集積回路の破損検知回路によれば、破損検知配線を半導
体チップ内のデジタル回路ブロック、アナログ回路ブロ
ックを問わずくまなく配線することができる事から、従
来の方法では対応できなかったアナログ回路ブロックで
の破損に対しても高いフェールセーフ性を与える事がで
き、装置全体のフェールセーフ性をより高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の構成を示す図である。
【図2】実施の形態2の構成を示す図である。
【図3】実施の形態2における入力波形変換回路の一例
図である。
【図4】実施の形態2における出力波形変換回路の一例
図である。
【図5】図4の出力波形変換回路の各点における信号波
形を示す図である。
【図6】実施の形態3の構成を示す図である。
【図7】実施の形態3における入力波形変換回路の一例
図である。
【図8】実施の形態3における出力波形変換回路の一例
図である。
【図9】図8の出力波形変換回路の各点における信号波
形を示す図である。
【図10】従来の制御装置例を示す図である。
【図11】従来の半導体集積回路の破損検知手法を示す
図である。
【符号の説明】
110 制御回路 120 負荷駆動用トランジスタ回路 130 駆動回路 140 出力モニタ回路 150 負荷 160 フェールセーフリレー 170 電源線 180 半導体チップ 190 アナログ回路ブロック 191 破損検知配線 192 入力波形変換回路 193 出力波形変換回路 194 破損検知クロック信号 195 検知結果信号 196 破損検知アナログ信号 210 制御回路 220 負荷駆動用トランジスタ回路 230 駆動回路 240 出力モニタ回路 250 負荷 260 フェールセーフリレー 270 電源線 280 半導体チップ 290 アナログ回路ブロック 291 破損検知配線 292 入力波形変換回路 293 出力波形変換回路 294 破損検知クロック信号 295 検知結果信号 296 破損検知クロック信号 310 制御回路 320 負荷駆動用トランジスタ回路 330 駆動回路 340 出力モニタ回路 350 負荷 360 フェールセーフリレー 370 電源線 380 半導体チップ 390 アナログ回路ブロック 391 破損検知配線 392 入力波形変換回路 393 出力波形変換回路 394 破損検知クロック信号 395 検知結果信号 396 破損検知アナログ信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部監視手段より半導体集積回路に供給
    される破損検知クロック信号を、ある周期で繰り返され
    る波形で、かつ、その波形の傾きが連続的に変化し、さ
    らに、その波形の最大の変化量が破損検知クロック信号
    での最大の変化量と比べて十分小さい破損検知アナログ
    信号に変換する入力波形変換回路と、 前記破損検知アナログ信号を半導体集積回路のチップ内
    面に伝播するためにくまなく配線する破損検知配線と、 この破損検知配線の最終端に、破損検知配線を伝播して
    きた前記破損検知アナログ信号を検知結果信号に変換す
    る出力波形変換回路と、が前記半導体集積回路に内蔵さ
    れ、 前記出力波形変換回路から出力された検知結果信号を前
    記外部監視手段に戻すようにしたことを特徴とする半導
    体集積回路の破損検知回路。
  2. 【請求項2】 外部監視手段より、半導体集積回路に供
    給される1つの破損検知クロック信号を、正相/逆相の
    2つの破損検知クロック信号に変換する入力波形変換回
    路と、 前記2つの正相/逆相破損検知クロック信号をそれぞれ
    半導体集積回路のチップ内面に伝播するためにくまな
    く、かつ、近傍に平行に配線する2本の破損検知配線
    と、 これら2本の破損検知配線の最終端に、破損検知配線を
    伝播してきたそれぞれの破損検知クロック信号を検知結
    果信号に変換する出力波形変換回路と、が前記半導体集
    積回路に内蔵され、 前記出力波形変換回路から出力された検知結果信号を外
    部監視手段に戻すようにしたことを特徴とする半導体集
    積回路の破損検知回路。
  3. 【請求項3】 外部監視手段より、半導体集積回路に供
    給される1つの破損検知クロック信号を、同じ周波数、
    かつ、同じデューティ比を持ち振幅レベルの絶対値が同
    じで符号が反対である2つの破損検知アナログ信号に変
    換する入力波形変換回路と、 前記2つの破損検知アナログ信号をそれぞれ半導体集積
    回路のチップ内面に伝播するためにくまなく、かつ、近
    傍に平行に配線する2本の破損検知配線と、 これら2本の破損検知配線の最終端に、この2本の破損
    検知配線を伝播してきたそれぞれの破損検知アナログ信
    号を検知結果信号に変換する出力波形変換回路と、が前
    記半導体集積回路に内蔵され、 前記出力波形変換回路から出力された検知結果信号を外
    部監視手段に戻すようにしたことを特徴とする半導体集
    積回路の破損検知回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012231224A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Yamaha Corp 半導体素子の破壊を検知する検知回路
KR20170042206A (ko) * 2015-10-08 2017-04-18 삼성전자주식회사 검사 회로를 갖는 반도체 칩

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JP2012231224A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Yamaha Corp 半導体素子の破壊を検知する検知回路
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