JPH11351710A - レシーバタンク一体型熱交換器 - Google Patents

レシーバタンク一体型熱交換器

Info

Publication number
JPH11351710A
JPH11351710A JP16267498A JP16267498A JPH11351710A JP H11351710 A JPH11351710 A JP H11351710A JP 16267498 A JP16267498 A JP 16267498A JP 16267498 A JP16267498 A JP 16267498A JP H11351710 A JPH11351710 A JP H11351710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiver tank
heat exchanger
tank member
header pipe
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16267498A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Kato
宗一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP16267498A priority Critical patent/JPH11351710A/ja
Publication of JPH11351710A publication Critical patent/JPH11351710A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
    • F25B2339/0446Condensers with an integrated receiver characterised by the refrigerant tubes connecting the header of the condenser to the receiver; Inlet or outlet connections to receiver
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/01Geometry problems, e.g. for reducing size

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レシーバタンクとヘッダパイプとの連結構造
を簡易化するとともに、車体取り付けの自由度を増大し
たレシーバタンク一体型熱交換器を提供する。 【解決手段】 熱交換器1のヘッダパイプ6にレシーバ
タンク2が接続されるレシーバタンク一体型熱交換器に
おいて、レシーバタンクを縦方向に2分割して、ヘッダ
パイプに接続される第1レシーバタンク部材21と、こ
の第1レシーバタンク部材に組み合わされる第2レシー
バタンク部材22とで構成し、前記第1レシーバタンク
部材に、熱交換器のヘッダパイプ方向に突出する少なく
とも一つの突出開口部24を一体形成し、この突出開口
部とヘッダパイプ6とが連通接続されるレシーバタンク
一体型熱交換器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用冷凍サイ
クルに用いられるレシーバタンクを備えた熱交換器に関
し、特に、レシーバタンクが長手方向に2分割した部材
を組み合わせて形成されるレシーバタンク一体型熱交換
器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用の冷凍サイクルには、
熱交換媒体凝集装置として、例えば、積層型の熱交換器
が知られており、この熱交換器は、冷房能力の低下を防
止するためにレシーバタンクを接続している。
【0003】このレシーバタンクは、熱交換器によっ
て、外部空気と熱交換されて気液二相状態となった熱交
換媒体を、レシーバタンク内部のドライヤ及びフィルタ
ー等によって気液分離して、液体単相の熱交換媒体のみ
を、冷房サイクルに復帰させ循環させるための装置であ
る。このように、レシーバタンクが連結されていると、
熱交換媒体は、レシーバタンクによって、気液分離され
てガス媒体を含まない液体単相の熱交換媒体となる。
【0004】また、レシーバタンクは、その内部容積が
所定に設定され、十分な量の液化冷媒を貯留できるよう
にしている。
【0005】従って、このようなレシーバタンクによっ
て、外部の環境条件や使用者等による動作設定等の変化
に拘らず、常に安定した冷媒循環量が確保され、冷房能
力等の低下を防止できるようにしている。
【0006】更に、このレシーバタンクは、フィルタや
乾燥剤等を設けて、これらの機能によって、媒体中の異
物や水分が除去され、清浄な状態で熱交換媒体を循環通
流することができるようにする場合もある。
【0007】従来この種の冷房サイクルの凝集器は、例
えば、特開平8−110125号公報、特開平8−21
9588号公報、特開平8−219590号公報に記載
されているように、熱交換器のヘッダパイプにレシーバ
タンクの長手方向が面一に当接されて接続されている。
【0008】前記特開平8−110125号公報、特開
平8−219588号公報、特開平8−219590号
公報に記載されたヘッダパイプは、断面形状が略U字状
のヘッダプレートと、断面形状が略円弧形状の第1レシ
ーバタンク部材の2分割部材から形成されており、前記
第1レシーバタンク部材の一部にレシーバタンクを当接
する平面部が形成されている。また、レシーバタンク
は、略円筒状の筒状体に形成され、前記第1レシーバタ
ンク部材に形成された平面部と当接する平面部が形成さ
れている。
【0009】前記ヘッダパイプを構成する第1レシーバ
タンク部材の平面部には、矩形状の穴が形成され、この
穴の周縁部に複数の爪片を形成している。
【0010】また、レシーバタンクには、前記第1レシ
ーバタンク部材に形成された前記穴に対向する位置に当
該穴が嵌合する穴が形成され、前記爪片がレシーバタン
クの穴の内周部に圧入されて仮止めされる構成となって
いる。
【0011】また、その他、ヘッダパイプを一枚のプレ
ートによって形成し、ヘッダパイプ内部を横方向に仕切
る仕切り板の端部をレシーバタンク方向に突出させ、一
方レシーバタンクの前記仕切り板と対向する位置に仕切
り板挿入孔を設け、仕切り板の端部を、レシーバタンク
の挿入孔に挿入することによって、ヘッダパイプにレシ
ーバタンクを仮止めする構造も記載されている。
【0012】このように、ヘッダパイプに設けられた
穴、又は、ヘッダパイプに設けられる仕切り板から突出
する端部によって、ヘッダパイプとレシーバタンクが仮
止めされ、ずれることなく一体ろう付けされる。また、
ヘッダパイプとレシーバタンクが面一に当接されている
ことにより、車両搭載時の省スペース化を図っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特開
平8−110125号公報、特開平8−219588号
公報、特開平8−219590号公報に記載されている
ヘッダパイプとレシーバタンクの接続構造においては、
ヘッダパイプに設けられた穴又は爪片によってレシーバ
タンクの連結の位置決めがなされるため、前記公報記載
の発明では、レシーバタンクがヘッダパイプの真横の位
置にしか接続されず、スペース的に制限のある車内搭載
にあって設置の自由度が妨げられるという問題が生じて
いる。
【0014】そこで、本発明は、レシーバタンクを長手
方向に2分割される部材で形成し、一方の部材にヘッダ
パイプの媒体流出入口と接続される突出開口部を設け、
この突出開口部を、ヘッダパイプの媒体通流口と接続す
ることにより、接続構造を簡易なものとして、部品点数
の低減し、ヘッダパイプに対してレシーバタンクを自由
な角度で取付けることの可能なレシーバタンク一体型熱
交換器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、熱交換器のヘッダパイプにレシーバタンクが
接続されるレシーバタンク一体型熱交換器において、前
記レシーバタンクを縦方向に2分割して、ヘッダパイプ
に接続される第1レシーバタンク部材と、この第1レシ
ーバタンク部材に組み合わされる第2レシーバタンク部
材とで構成し、前記第1レシーバタンク部材に、熱交換
器のヘッダパイプ方向に突出する少なくとも一つの突出
開口部を一体形成し、この突出開口部と前記ヘッダパイ
プとが連通接続されるレシーバタンク一体型熱交換器で
ある。
【0016】このように、レシーバタンクを第1レシー
バタンク部材及び第2レシーバタンク部材の2分割部材
で形成することにより、第1レシーバタンク部材にヘッ
ダパイプ方向に突出する少なくとも一つの突出開口部を
プレス成形等によって簡単に形成することが可能とな
る。また、レシーバタンクの突出開口部を、ヘッダパイ
プに形成された媒体流入出口に嵌合させることにより、
他部材を用いることなく簡易な構造でレシーバタンクと
熱交換器が接続され、その結果、組付け性が向上する。
【0017】また、部品点数が少なくなるため、ろう付
け部位が低減し、ろう付け信頼性が向上する。
【0018】また、第1レシーバタンク部材に形成され
る突出開口部は、例えば、バーリング成形等によって簡
単に形成することができ、この突出開口部と、ヘッダパ
イプの媒体流出入口を任意位置に設けることにより、簡
単に熱交換器とレシーバタンクの連結角度位置を任意に
変化させることが可能となる。
【0019】熱交換器とレシーバタンクが任意の連結位
置で接続できることになると、レシーバタンクの連結位
置によって熱交換器の通風による熱交換機能に悪影響を
与えることが防止することができるとともに、車体内等
の狭いスペースに収納させる場合に、全体のレイアウト
の自由度を向上させることができる。
【0020】本願第2請求項に記載した発明は、前記請
求項1記載の発明において、前記第1レシーバタンク部
材及び第2レシーバタンク部材の横方向の両端に、これ
ら第1及び第2レシーバタンク部材が互いに当接する平
面部が形成されている構成のレシーバタンク一体型熱交
換器である。
【0021】このように、第1レシーバタンク部材と第
2レシーバタンク部材が互いに当接する平面部が形成さ
れていることにより、第1レシーバタンク部材と第2レ
シーバタンク部材のろう付け性を向上させることができ
る。
【0022】本願第3請求項に記載した発明は、前記請
求項2記載の発明において、前記平面部の横方向の一部
に、第1及び第2レシーバタンクを形成するプレート部
材の他の部分よりも長さの短い一つ以上の平面部が形成
され、また、第1レシーバタンク部材又は第2レシーバ
タンク部材の端部に形成される前記横方向に長さの短い
平面部と対峙する他方のレシーバタンク部材の平面部に
は、2つの切欠きが設けられて、これらの切欠きの間に
前記長さの短い平面部に合致する突片が形成され、更
に、前記第1及び第2レシーバタンク部材の両端の平面
部が当接するとともに、前記突片は、これが対峙する前
記長さの短い平面部方向に屈曲されて、第1及び第2レ
シーバタンク部材の双方が組み付けられる構成のレシー
バタンク一体型熱交換器である。
【0023】このように構成すると、第1レシーバタン
ク部材及び第2レシーバタンク部材の両端に形成された
平面部が互いに当接した後、前記突片を、これが当接し
た短い平面部に沿って屈曲させて、対峙する部材を保持
するので、第1レシーバタンク部材及び第2レシーバタ
ンク部材をずれることなく確実に組み付けることができ
る。
【0024】また、前記突片が屈曲される平面部は、プ
レート部材の他の部分よりも長さの短い一つ以上のもの
が形成されているので、屈曲した突片が、横方向に突出
することなく、第1レシーバタンク部材及び第2レシー
バタンク部材を組み付けることができ、車両搭載時のス
ペース的な制限を考慮して、レシーバタンクの横方向の
寸法を制限することができる。
【0025】本願第4請求項に記載した発明は、前記請
求項1記載の発明において、前記第1レシーバタンク部
材に形成された突出開口部の突部周面に、ヘッダパイプ
の媒体流出入口に挿入保持される規制手段が設けられて
いる構成のレシーバタンク一体型熱交換器である。
【0026】このように、第1レシーバタンク部材に形
成される突出開口部の突部周面に規制手段が設けられて
いると、ヘッダパイプの媒体流出入口に挿入された前記
突出開口部が安定に保持され、また、ろう付け性が向上
する。
【0027】この規制手段は、前記突出開口部の突部周
面に、例えばプレス成形等によって、外周方向に突出す
る突起部を形成することにより、前記突出開口部をヘッ
ダパイプの媒体流入出口に組み付ける際に、前記突起部
が圧入されて、前記ヘッダパイプの媒体流入出口内部に
前記突出開口部の端部が挿入され、前記突起部が抜け止
め防止となるため、ヘッダパイプに組み付けたレシーバ
タンクが、安定に保持され、また、ろう付け性が向上す
る。
【0028】本願第5請求項に記載した発明は、前記請
求項1記載の発明において、前記第1レシーバタンク部
材及び第2レシーバタンク部材は、断面半円弧形状に形
成され、これら第1及び第2レシーバタンク部材の下部
を、前記断面半円弧形状よりも小さい径の半円弧形状と
なる段部が形成され、この段部に、熱交換媒体の流出入
口が形成されている構成のレシーバタンク一体型熱交換
器である。
【0029】このような段部が形成され、当該段部に、
熱交換媒体の流出入口が形成されていると、この段部形
状によって、レシーバタンクの底部が下部方向に膨出す
る形状となる。
【0030】従来、レシーバタンクの底面が平面形状で
ある場合、レシーバタンク内部の液圧、又は、気圧等の
圧力負荷が、底部にかかり、前記底部が膨出してしまう
問題があった。
【0031】本発明は、前記段部によって、レシーバタ
ンクの下部が膨出形状に形成されるため、底部に係る圧
力負荷をこの膨出形状となる段部で緩和することがで
き、圧力負荷を低減することができる。
【0032】本願第6請求項に記載した発明は、前記請
求項5記載の発明において、前記段部に、ヘッダパイプ
方向に向けて突出する突出開口部が形成され、この突出
開口部に接続手段を設けて、ヘッダパイプの媒体流出入
口とレシーバタンクの内部が連通可能に連結されている
構成のレシーバタンク一体型熱交換器である。
【0033】このように、レシーバタンク部材の段部
に、熱交換媒体の流出入口を形成する場合に、前記段部
が、レシーバタンク部材の上方の半円弧形状よりも小さ
い径の部位に形成されていると、前記半円弧径と、小さ
い半円弧径の径の差により、媒体流入出口の突出部分が
ある程度限定される。このため、接続手段を設けて、熱
交換器とレシーバタンクとを連通可能にするとともに、
例えば、前記接続手段にヘッダパイプの媒体流出入口に
挿入保持される規制手段を設けることにより、ヘッダパ
イプとレシーバタンクを組付けた際にずれたり、外れた
りすることを防止することができ、ヘッダパイプとレシ
ーバタンクを確実に連結することができ、その結果、ろ
う付け性を向上させることができる。
【0034】本願第7請求項に記載した発明は、前記請
求項1乃至6のいずれかに記載した発明において、前記
第1レシーバタンク部材及び第2レシーバタンク部材が
組み合わされて形成される筒体内部に、当該筒体よりも
径の小さい内管を保持して、レシーバタンクが二重管構
造として形成されるレシーバタンク一体型熱交換器であ
る。
【0035】このように、筒体内部に内管を設けること
により、レシーバタンクが二重管で形成され、その二重
管内に、上昇及び下降する十分な長さの冷媒流路を形成
されるため、入口部から取り込んだ気液二相状態の熱交
換媒体を、気液分離する性能を向上することができると
ともに、液化した冷媒をレシーバタンク下部に貯留する
ことができる。
【0036】また、分離した気体冷媒をタンク内の上方
に保持できるとともに、流下した液体冷媒をタンク内の
下方に貯留できるので、特別のシール部材等を用いず
に、冷媒が再び気液二相に混合することを十分に防止で
き、冷媒の分離性能を向上させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明の具体例を図面に基
づいて説明する。
【0038】図1は熱交換器1及びレシーバタンク2の
正面図を示し、図2は、図1の側面図を示し、図3は、
熱交換器1及びレシーバタンク2の平面図を示す。
【0039】図1及び図2に示すように、この熱交換器
1は、複数のチューブ4とフィン5が交互に積層され、
これらの積層された偏平チューブ4,4の各両端が、そ
れぞれヘッダパイプ6,7のチューブ挿入孔8,8に挿
入されて接続されている。前記積層された偏平チューブ
4の上端側及び下端側には、横断面コ字状のサイドプレ
ート9が配設されている。ヘッダパイプ6,7の上下端
部の開口はキャップ10によって閉塞されている。ま
た、ヘッダパイプ6,7の所要箇所には仕切り板11が
配設され、ヘッダパイプ6,7内を所定の区画室に区切
っている。
【0040】更に、一方のヘッダパイプ6には、レシー
バタンク2が連結され、このレシーバタンク2と連結さ
れない他方のヘッダパイプ7には、熱交換媒体を熱交換
器1に流出入する、流入口及び流出口が形成され、流入
口に入口継手12が設けられ、流出口に配管13が設け
られている。また、レシーバタンク2と連結されたヘッ
ダパイプ6には、熱交換媒体を通流するための出口連通
孔14及び入口連通孔15が形成されている。
【0041】次に、レシーバタンク2を図面に基づいて
説明する。図11は、レシーバタンク2を構成する2分
割の部材を組み合わせた状態の側面図である。
【0042】図1、図2及び図11に示すように。レシ
ーバタンク2は、第1レシーバタンク部材21及び第2
レシーバタンク部材22から構成される縦長状の筒状体
であり、前記筒状体の上部開口部を、閉塞部材27を設
けて閉塞し、下部開口部を、可溶栓を備えた閉塞部材2
8を設けて閉塞して、密閉容器に形成されている。閉塞
部材28に備えられた可溶栓は、所定圧及び温度で開栓
し、レシーバタンク2を含めた冷房サイクルが異常昇圧
した場合に、圧力を外部開放して、レシーバタンク2や
配管等の損傷を防止するものである。
【0043】次に、レシーバタンクを構成する第1レシ
ーバタンク部材21及び第2レシーバタンク部材22に
ついて説明する。
【0044】図4は第1レシーバタンク部材を示す正面
図、図5は、同じく第1レシーバタンク部材を示す側面
図、図6は、図4のWーW断面図である。
【0045】図4、図5及び図6に示すように、熱交換
器1のヘッダパイプ方向に配置される第1レシーバタン
ク部材21は、所定形状の平板状のブレージングシート
を、プレス成形により、その断面が半円弧形状となるよ
うに形成されている。また、ブレージングシートの長手
方向下端部域に、上部の半円弧形状の径よりも小さい径
の半円弧形状となる段部が形成されている。
【0046】本例においては、断面半円弧形状の所定径
よりも小さい半円弧形状の第1の段部21aが形成さ
れ、前記第1の段部よりも、更に、下端部域に、所定径
小さい半円弧形状の第2の段部21bが形成されてい
る。
【0047】また、第1レシーバタンク部材21の左右
の両端は、後述する第2レシーバタンク部材22の平面
部と当接される横方向平面となる平面部21c,21d
が形成されている。
【0048】第1レシーバタンク部材21の横方向両端
に形成される一方の平面部21cの一部には、第1レシ
ーバタンク部材を構成するブレージングシートの他の部
分よりも長さの短い一つ以上の平面部21eが形成され
ている。
【0049】すなわち、ブレージングシートの板厚t1
と、前記平面部21eの横方向長さt3は、次の関係で
表すことができる。
【0050】t1>t3 また、第1レシーバタンク部材21の他方の平面部21
dには、前記短い平面部21eが形成された位置と同程
度位置に、2つの切欠き21fが設けられ、前記2つの
切欠き21fの間に、前記短い長さの平面部21eと合
致する突片21gが形成されている。
【0051】更に、第1レシーバタンク部材21の所定
位置にヘッダパイプ方向に向けて突出する第1の突出開
口部24が形成される。
【0052】前記突出開口部24は、次のように形成さ
れる。
【0053】すなわち、図7は、突出開口部24の形成
方法を示し、図7(a)及び(b)に示すように、前記
突出開口部24は、保持金型50及び孔形成治具52に
よって形成される。保持金型50には、ヘッダパイプの
出口連通孔14よりもやや小さい所定直径の開口部51
が形成されている。また、孔形成治具52は、前記開口
部51の直径よりも所定径小さい直径を有し、先端が尖
った刃部52aが形成されている。
【0054】図7(a)に示すように、この保持金型5
0上に、第1レシーバタンク部材21を構成するブレー
ジングシート31を設置し、前記開口部51に向けて孔
形成治具52を突出させることにより、ブレージングシ
ート31が押圧されて保持金型50の開口部51の直径
に合致する円筒状のバーリングが形成され、第1の突出
開口部24が形成される。この第1の突出開口部24
は、前記ヘッダパイプの出口連通孔14にその突部が挿
入されて、熱交換媒体の通流路を形成する。
【0055】ここで、第1レシーバタンク部材21を構
成するブレージングシートの肉厚t1と、保持金型50
及び孔形成治具52によって、押圧される部分の半径距
離t2の関係は、以下のような式で表される。
【0056】t2≦t1 孔形成治具52で押圧される部分の半径距離t2は、ブ
レージングシートの肉厚t1よりも小さいため、余分な
肉厚α(α=t1−t2)が、押し広げられつつ、バー
リングを有する突出開口部21が形成されることとな
る。
【0057】このように、突出開口部は、バーリング加
工によって簡易に形成され、また、前記余分肉厚αによ
って、形成されるバーリング面積が広がり、ろう付け性
が向上する。
【0058】また、前記突出開口部24の突部周面に
は、プレス成形等により、外周方向に突出する突起部2
4aが形成されている。この第1の突出開口部24は、
ヘッダパイプ6の出口連通孔14に挿入されて、熱交換
器1とレシーバタンク2を熱交換媒体通流可能に連結す
るものである。
【0059】前記第1の突出開口部24と、同様の方法
により、第2の段部21bの周面に、前記第1の突出開
口部24と同方向に突出する第2の突出開口部25が形
成される。この第2の突出開口部25は、後述する連結
部材26を介して、ヘッダパイプの入口連通孔15に連
結され、熱交換媒体を連通可能とするものである。
【0060】また、図8、図9及び図10に示すよう
に、2分割部材の一方を構成する第2レシーバタンク部
材22は、所定形状のブレージングシートをプレス成形
によって、前記第1レシーバタンク部材の断面半円弧形
状と同径となるように断面半円弧形状が形成され、更
に、前記第1レシーバタンク部材21の長手方向端部域
に形成された第1及び第2の段部21a,21bと対峙
する位置に、同様に、第1の段部22a及び第2の段部
22bが形成されている。
【0061】また、第2レシーバタンク部材22の横方
向両端に、対峙する第1レシーバタンク部材21の平面
部21c,21dと当接される平面部22c,22dを
形成する。
【0062】また、第2レシーバタンク部材22の一方
の横方向端部に形成される平面部22dは、前記第1レ
シーバタンク部材に形成された横方向に長さの短い平面
部21eと当接する位置に、2つの切欠き22fが設け
られ、前記2つの切欠き22fの間に、前記第1レシー
バタンク部材21に形成された横方向に長さの短い平面
部21eと合致する突片22gが形成されている。
【0063】また、第2レシーバタンク部材22の一方
の横方向端部に形成される平面部22cには、前記第1
レシーバタンク部材21に形成された突片21fと合致
する位置に、第2レシーバタンク部材22を構成するブ
レージングシートの他の部分よりも長さの短い一つ以上
の平面部22eが形成されている。
【0064】前記のように形成された第1レシーバタン
ク部材21及び第2レシーバタンク部材22を組み付け
ることにより、レシーバタンク2を構成する筒状体2A
を形成する。
【0065】次に、前記第1レシーバタンク部材21及
び第2レシーバタンク部材22を組み付けた状態を説明
する。
【0066】図11は、第1レシーバタンク部材21及
び第2レシーバタンク部材22を組み付けて形成された
筒状体2Aの側面図を示し、図12は筒状体2Aの平面
図、図13は、図11のY−Y断面図、図14は、図1
1のZ−Z断面図である。
【0067】図11乃至図14に示すように、前記第1
レシーバタンク部材21及び第2レシーバタンク部材2
2の横方向両端の平面部21c,21d,22c,22
dを互いに当接し、前記突片21g,22gを対峙する
横方向に短い平面部21e,22eに沿って屈曲させる
ことにより、第1レシーバタンク部材21と第2レシー
バタンク部材22がずれることなく確実に組付けられて
レシーバタンク2を構成する筒状体2Aを形成する。
【0068】また、前記突片21g,22gは、第1レ
シーバタンク部材21又は第2レシーバタンク部材22
を構成するブレージングシート31の他の部分よりも横
方向に長さの短い少なくとも一つ以上の平面部21eに
沿ってカシメ加工(屈曲)されるため、突片21g,2
2gの屈曲部位においても、屈曲した突片21g,22
gが、他の部位よりも筒状体2Aの横方向に突出するこ
となく、第1レシーバタンク部材21及び第2レシーバ
タンク部材22を組み付けて、レシーバタンクを構成す
る筒状体2Aが形成される。
【0069】このように、前記突片21g,22gをカ
シメて、第1レシーバタンク部材21及び第2レシーバ
タンク部材22を組み付けた場合であっても、突片21
g,22gは、第1レシーバタンク部材21及び第2レ
シーバタンク部材22を構成するブレージングシートの
他の部分よりも横方向に長さの短い一つ以上の平面部2
1eに沿って屈曲されるため、筒状体2Aの横方向の突
出量を少なくできる。従って、レシーバタンク2を構成
する筒状体2Aの寸法を制限することができ、車両搭載
時のスペース的な制限を考慮してレシーバタンクを形成
することが可能となる。
【0070】前記第1レシーバタンク部材21及び第2
レシーバタンク部材から形成された筒状体2Aに上下に
前記閉塞部材27,28が設けられて、形成されたレシ
ーバタンクは、前記第1レシーバタンク部材21に形成
された第1の突出開口部24をヘッダパイプの出口連通
孔14に挿入し、前記第2の突出開口部25を、連結部
材26を介して、ヘッダパイプの入口連通孔15に連通
して、レシーバタンク2は、熱交換器1に組付けられ
る。
【0071】この場合に、例えば、筒状体2Aの上下開
口に設けられる閉塞部材を、前記筒状体2Aに外嵌する
構成とすることにより、組付けられた第1レシーバタン
ク部材21と第2レシーバタンク部材22を組付け安定
性を向上することができる。
【0072】その他、レシーバタンク2をヘッダパイプ
6に安定に取付けるために、筒状体2Aに外嵌されるコ
ネクタ等を設けることにより、互いに組付けられた第1
レシーバタンク部材21と第2レシーバタンク部材22
をずれや、外れを防止することが可能である。
【0073】次に、第1レシーバタンク部材21及び第
2レシーバタンク部材22により構成されたレシーバタ
ンク2と、ヘッダパイプ6の接続構造を説明する。
【0074】すなわち、前記第1レシーバタンク部材2
1に形成された第1の突出開口部24を、ヘッダパイプ
6の出口連通孔14に挿入し、前記第2の突出開口部2
5を、接続部材26を介して、ヘッダパイプ6の入口連
通孔15と連結することにより、ヘッダパイプ6とレシ
ーバタンク2を簡易な構造で接続することができる。
【0075】この場合に、前記第1の突出開口部24の
突部周面に外周方向に突出する突起部24aが形成され
ていると、前記突出開口部24の突部を前記入口連通孔
14に挿入する際に、この突起部24aが押圧挿入さ
れ、出口連通孔14内部で、前記突起部24aが、レシ
ーバタンク2を押圧支持して、抜け止め、又は、外れ止
めとなるため、ヘッダパイプ6とレシーバタンク2の組
付け性を向上することができる。
【0076】また、第1レシーバタンク部材21の第2
の段部21bに形成された第2の突出開口部25は、第
1レシーバタンク部材21を構成するブレージングシー
ト31の肉厚t1によって、その突出する部位の長さが
制限される。従って、前記突出開口部25は、、ヘッダ
パイプ6の入口連通孔15に届かなことなる。
【0077】このため、前記突出開口部25に所定の連
結部材26を接続し、前記連結部材26の他端部をヘッ
ダパイプの入口連通孔15に挿入して、ヘッダパイ6と
レシーバタンク2を連結する。
【0078】この連結部材26は、前記第2の突出開口
部25が挿入される所定の径の管状構造に形成されてい
る。前記第2の突出開口部25の突部周面に外周方向に
向けて突出する突起部25aを形成することにより、こ
の突起部25aが、連結部材組付け性が向上する。更
に、前記連結部材26の外周側面に外周方向に向けて突
出する突起部を形成することにより、この突起部が、連
結部材26をヘッダパイプ6の入口連通孔14に挿入し
た際の抜け防止又は外れ防止となり、熱交換器1、連結
部材26及びレシーバタンク2が安定に連結される。
【0079】このように、ヘッダパイプ、連結部材及び
レシーバタンクが安定に連結されていると、路中の移動
による振動の影響によっても、各部材が抜けたり、外れ
たりすることが防止されて、ろう付けの信頼性が向上す
る。
【0080】また、部品点数を低減して、簡易な構造
で、レシーバタンク2をヘッダパイプ6に組み付けるこ
とが可能となり、ろう付け部位が低減されるため、ろう
付け信頼性が向上する。
【0081】このように、レシーバタンク2を構成する
筒状体が2分割部材から形成されていると、2分割部材
の一方の部材、本例においては、第1レシーバタンク部
材21に、突出開口部簡単に形成することができ、前記
突出開口部によって、レシーバタンク2をヘッダパイプ
6に対して取付けることができる。
【0082】従って、突出開口部の形成位置、又は、ヘ
ッダパイプ6に形成される出入口連通孔の形成位置によ
って、レシーバタンク2は、熱交換器1に対して任意角
度で取り付けることができ、熱交換器1の正面面積を削
減させずに、熱交換性能を維持できるとともに、車体へ
の取り付け自由度を向上することができる。
【0083】また、レシーバタンク2を構成する、第1
レシーバタンク部材21及び第2レシーバタンク部材2
2に第1及び第2の段部21a,22a,21b,22
bが形成されていると、筒状体2Aの下部端部形状が、
下部方向に向けて膨出する形状となる。
【0084】従来においては、レシーバタンクの底部が
平面形状に形成されていると、底部にレシーバタンク内
部に流入した熱交換媒体の圧力負荷によって、底部平面
部が膨出するという問題があった。
【0085】本例のように、第1レシーバタンク部材2
1及び第2レシーバタンク部材22に第1及び第2の段
部21a,22a,21b,22bが形成され、構成す
る筒状体2Aが下部方向に膨出する状態となるように形
成されていると、底部にかかる圧力負荷この段部で緩和
するため、レシーバタンク2の耐圧性を向上することが
できる。
【0086】また、本例の場合は、レシーバタンク2を
構成する第1レシーバタンク部材21又は第2レシーバ
タンク部材22の横方向両端に形成される平面部21
c,21d,22c,22dのうち、一方の平面部、本
例においては、平面部21c,22cに、第1レシーバ
タンク部材又は第2レシーバタンク部材を構成するブレ
ージングシートの他の部分よりも横方向に長さの短い一
つ以上の平面部21eを形成し、他方の平面部21d,
22dに、対峙する長さの短い平面部21e,22eと
合致する突片21g,22gを形成している。
【0087】平面部に形成される短い長さの平面部及び
突片は、前記形状に限らず、例えば、図15(a)及び
(b)に示すように、第1レシーバタンク部材21の横
方向両端に形成される平面部21c,21dの両方に、
第1レシーバタンク部材21を構成するブレージングシ
ート31の他の部分よりも横方向に長さの短い一つ以上
の平面部21e,21hを形成し、第2レシーバタンク
部材22の横方向両端の平面部22c,22dに、前記
短い長さの平面部21e,21hと対峙する位置に、2
つの切欠き22f,22iを設け、前記切欠き22f,
22iの間に、前記短い平面部21e,21hと合致す
る突片22g,22jを設け、第1レシーバタンク部材
21と第2レシーバタンク部材22を対峙して、前記第
2レシーバタンク部材22の突片22,22jを、第1
レシーバタンク部材21の短い平面部21e,21hに
沿って屈曲させることにより、第2レシーバタンク部材
21と第1レシーバタンク部材22を組み付けて、レシ
ーバタンク2を構成する筒状体を形成することも可能で
ある。
【0088】次に、前記筒状体A内部に内管を設けた2
重管構造のレシーバタンク2について説明する。
【0089】図16は、第1レシーバタンク部材21及
び第2レシーバタンク部材22から形成される筒状体2
Aの内部に、内管40を設けたレシーバタンク2の内部
構造を示す断面図である。
【0090】図16に示すように、本例の内管40は、
第1レシーバタンク部材21及び第2レシーバタンク部
材22から構成される第2の段部21b,22bの内径
と同径となるように、内管40の内径が形成され、筒状
体2Aの第1の段部21a,21bに嵌合する直径に、
その外周径が形成されている。
【0091】従って、内管40は、本例においては、第
1レシーバタンク部材21及び第2レシーバタンク部材
22から構成される筒状体2A内に完全に収納され、そ
の内外を冷媒が通流す流路が形成される。
【0092】すなわち、筒状体2A内部は、内管40に
よって、第1の冷媒流路42と、内管40の内部の第2
の冷媒流路が構成される。
【0093】また、内管40と筒状体2Aは、レシーバ
タンク2の上部において、相互に連通するように形成さ
れ、内管40の上端部には、夾雑物を除去するフィルタ
ー部材41が設けられ、内管の内部には、図示を省略し
た乾燥剤等の入った袋等が設けられる。
【0094】レシーバタンク2がこのような二重管構造
に形成されていると、気液二相となっている熱交換媒体
が、ヘッダパイプ6の出口連通孔14から突出開口部2
4を介してレシーバタンク2内部に取り込まれると、ま
ず、気液二相混合状態の熱交換媒体が、前記流通路42
を上昇通流する。
【0095】次に、上昇通流した熱交換媒体は、筒状体
2Aと内管40の上部連通部から気液分離されて液滴と
なった内管40の内部に流入する。
【0096】更に、液滴となって内管40内部に流下し
た熱交換媒体は、フィルター部材41及び内管40内部
の乾燥剤によって完全に液化されて内管40の底部に貯
留される。
【0097】また、この際、分離した気体状態の媒体
は、レシーバタンク2を直立した縦長形状に形成してい
ることにより、このタンク内部の上方に滞留しやすくな
るので、レシーバタンク2から排出されにくくなる。
【0098】その後、液相単体となった液冷媒がヘッダ
パイプ6から流入される気液二相状態の熱交換媒体と混
合することなく、筒状体2Aの底部から第2の突出開口
部25、連結部材26及び入口連通孔15を介して再び
ヘッダパイプ6内に通流され、冷房サイクルを循環す
る。
【0099】このように、レシーバタンク2が二重管構
造に形成されていると、気液二相混合状態の熱交換媒体
を、上昇通流して、液相のみを液滴として内管40内部
に流下させることができ、気液、ガス媒体と混合するこ
となく内管下部に貯留することができ、熱交換媒体の冷
媒凝集効果を向上させることができる。内管下部に溜め
られた液冷媒は、レシーバタンク2の出口部及びヘッダ
パイプの出口連通孔を通流して再び冷房サイクルを循環
するため、液冷媒の循環量が低下せず、冷房能力の低下
を防止することができる。また、レシーバタンク内部を
通流することにより熱交換媒体は、媒体中の水分や異物
等が除去された清浄な状態で冷房サイクルを循環する。
【0100】尚、前記第1レシーバタンク部材21及び
第2レシーバタンク部材22から構成される筒状体2A
のみに耐圧容器の性能を確保すれば良いので、内管40
には、比較的に耐圧強度を要求されず、前述したクラッ
ド管や、アルミニウム材、樹脂等を用いることができ
る。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項に
記載した発明は、熱交換器のヘッダパイプにレシーバタ
ンクが接続されるレシーバタンク一体型熱交換器におい
て、前記レシーバタンクを縦方向に2分割して、ヘッダ
パイプに接続される第1レシーバタンク部材と、この第
1レシーバタンク部材に組み合わされる第2レシーバタ
ンク部材とで構成し、前記第1レシーバタンク部材に、
熱交換器のヘッダパイプ方向に突出する少なくとも一つ
の突出開口部を一体形成し、この突出開口部と前記ヘッ
ダパイプとが連通接続されるレシーバタンク一体型熱交
換器である。
【0102】このように、レシーバタンクを第1レシー
バタンク部材及び第2レシーバタンク部材の2分割部材
で形成することにより、第1レシーバタンク部材にヘッ
ダパイプ方向に突出する少なくとも一つの突出開口部を
プレス成形等によって簡単に形成することが可能とな
る。また、レシーバタンクの突出開口部を、ヘッダパイ
プに形成された媒体流入出口に嵌合させることにより、
他部材を用いることなく簡易な構造でレシーバタンクと
熱交換器が接続され、その結果、組付け性が向上する。
【0103】また、部品点数が少なくなるため、ろう付
け部位が低減し、ろう付け信頼性が向上する。
【0104】また、第1レシーバタンク部材に形成され
る突出開口部は、例えば、バーリング成形等によって簡
単に形成することができ、この突出開口部と、ヘッダパ
イプの媒体流出入口を任意位置に設けることにより、簡
単に熱交換器とレシーバタンクの連結角度位置を任意に
変化させることが可能となる。
【0105】熱交換器とレシーバタンクが任意の連結位
置で接続できることになると、レシーバタンクの連結位
置によって熱交換器の通風による熱交換機能に悪影響を
与えることが防止することができるとともに、車体内等
の狭いスペースに収納させる場合に、全体のレイアウト
の自由度を向上させることができる。
【0106】本願第2請求項に記載した発明は、前記請
求項1記載の発明において、前記第1レシーバタンク部
材及び第2レシーバタンク部材の横方向の両端に、これ
ら第1及び第2レシーバタンク部材が互いに当接する平
面部が形成されている構成のレシーバタンク一体型熱交
換器である。
【0107】このように、第1レシーバタンク部材と第
2レシーバタンク部材が互いに当接する平面部が形成さ
れていることにより、第1レシーバタンク部材と第2レ
シーバタンク部材のろう付け性を向上させることができ
る。
【0108】本願第3請求項に記載した発明は、前記請
求項2記載の発明において、前記平面部の横方向の一部
に、第1及び第2レシーバタンクを形成するプレート部
材の他の部分よりも横方向に長さの短い一つ以上の平面
部が形成され、また、第1レシーバタンク部材又は第2
レシーバタンク部材の端部に形成される前記横方向に長
さの短い平面部と対峙する他方のレシーバタンク部材の
平面部には、2つの切欠きが設けられて、これらの切欠
きの間に前記長さの短い平面部に合致する突片が形成さ
れ、更に、前記第1及び第2レシーバタンク部材の両端
の平面部が当接するとともに、前記突片は、これが対峙
する前記長さの短い平面部方向に屈曲されて、第1及び
第2レシーバタンク部材の双方が組み付けられる構成の
レシーバタンク一体型熱交換器である。
【0109】このように構成すると、第1レシーバタン
ク部材及び第2レシーバタンク部材の両端に形成された
平面部が互いに当接した後、前記突片を、これが当接し
た短い平面部に沿って屈曲させて、対峙する部材を保持
するので、第1レシーバタンク部材及び第2レシーバタ
ンク部材をずれることなく確実に組み付けることができ
る。
【0110】また、前記突片が屈曲される平面部は、プ
レート部材の他の部分よりも横方向に長さの短い一つ以
上のものが形成されているので、屈曲した突片が、横方
向に突出することなく、第1レシーバタンク部材及び第
2レシーバタンク部材を組み付けることができ、車両搭
載時のスペース的な制限を考慮して、レシーバタンクの
横方向の寸法を制限することができる。
【0111】本願第4請求項に記載した発明は、前記請
求項1記載の発明において、前記第1レシーバタンク部
材に形成された突出開口部の突部周面に、ヘッダパイプ
の媒体流出入口に挿入保持される規制手段が設けられて
いる構成のレシーバタンク一体型熱交換器である。
【0112】このように、第1レシーバタンク部材に形
成される突出開口部の突部周面に規制手段が設けられて
いると、ヘッダパイプの媒体流出入口に挿入された前記
突出開口部が安定に保持され、また、ろう付け性が向上
する。
【0113】この規制手段は、前記突出開口部の突部周
面に、例えばプレス成形等によって、外周方向に突出す
る突起部を形成することにより、前記突出開口部をヘッ
ダパイプの媒体流入出口に組み付ける際に、前記突起部
が圧入されて、前記ヘッダパイプの媒体流入出口内部に
前記突出開口部の端部が挿入され、前記突起部が抜け止
め防止となるため、ヘッダパイプに組み付けたレシーバ
タンクが、安定に保持され、また、ろう付け性が向上す
る。
【0114】本願第5請求項に記載した発明は、前記請
求項1記載の発明において、前記第1レシーバタンク部
材及び第2レシーバタンク部材は、断面半円弧形状に形
成され、これら第1及び第2レシーバタンク部材の下部
を、前記断面半円弧形状よりも小さい径の半円弧形状と
なる段部が形成され、この段部に、熱交換媒体の流出入
口が形成されている構成のレシーバタンク一体型熱交換
器である。
【0115】このような段部が形成され、当該段部に、
熱交換媒体の流出入口が形成されていると、この段部形
状によって、レシーバタンクの底部が下部方向に膨出す
る形状となる。
【0116】従来、レシーバタンクの底面が平面形状で
ある場合、レシーバタンク内部の液圧、又は、気圧等の
圧力負荷が、底部にかかり、前記底部が膨出してしまう
問題があった。
【0117】本発明は、前記段部によって、レシーバタ
ンクの下部が膨出形状に形成されるため、底部に係る圧
力負荷をこの膨出形状となる段部で緩和することがで
き、圧力負荷を低減することができる。
【0118】本願第6請求項に記載した発明は、前記請
求項5記載の発明において、前記段部に、ヘッダパイプ
方向に向けて突出する突出開口部が形成され、この突出
開口部に接続手段を設けて、ヘッダパイプの媒体流出入
口とレシーバタンクの内部が連通可能に連結されている
構成のレシーバタンク一体型熱交換器である。
【0119】このように、レシーバタンク部材の段部
に、熱交換媒体の流出入口を形成する場合に、前記段部
が、レシーバタンク部材の上方の半円弧形状よりも小さ
い径の部位に形成されていると、前記半円弧径と、小さ
い半円弧径の径の差により、媒体流入出口の突出部分が
ある程度限定される。このため、接続手段を設けて、熱
交換器とレシーバタンクとを連通可能にするとともに、
例えば、前記接続手段にヘッダパイプの媒体流出入口に
挿入保持される規制手段を設けることにより、ヘッダパ
イプとレシーバタンクを組付けた際にずれたり、外れた
りすることを防止することができ、ヘッダパイプとレシ
ーバタンクを確実に連結することができ、その結果、ろ
う付け性を向上させることができる。
【0120】本願第7請求項に記載した発明は、前記請
求項1乃至6のいずれかに記載した発明において、前記
第1レシーバタンク部材及び第2レシーバタンク部材が
組み合わされて形成される筒体内部に、当該筒体よりも
径の小さい内管を保持して、レシーバタンクが二重管構
造として形成されるレシーバタンク一体型熱交換器であ
る。
【0121】このように、筒体内部に内管を設けること
により、レシーバタンクが二重管で形成され、その二重
管内に、上昇及び下降する十分な長さの冷媒流路を形成
されるため、入口部から取り込んだ気液二相状態の熱交
換媒体を、気液分離する性能を向上することができると
ともに、液化した冷媒をレシーバタンク下部に貯留する
ことができる。
【0122】また、分離した気体冷媒をタンク内の上方
に保持できるとともに、流下した液体冷媒をタンク内の
下方に貯留できるので、特別のシール部材等を用いず
に、冷媒が再び気液二相に混合することを十分に防止で
き、冷媒の分離性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係る熱交換器の正面図であ
る。
【図2】本発明の具体例に係る熱交換器の側面図であ
る。
【図3】本発明の具体例に係る熱交換器の平面図であ
る。
【図4】本発明の具体例に係り、第1レシーバタンク部
材を示す平面図である。
【図5】本発明の具体例に係り、第1レシーバタンク部
材を示す側面図である。
【図6】図4のW−W断面図である。
【図7】本発明の具体例に係り、突出開口部の製造方法
を説明する説明図である。
【図8】本発明の具体例に係り、第2レシーバタンク部
材を示す平面図である。
【図9】本発明の具体例に係り、第2レシーバタンク部
材を示す側面図である。
【図10】図8のX−X断面図である。
【図11】第1レシーバタンク部材と第2レシーバタン
ク部材を組み合わせた状態を示す側面図である。
【図12】第1レシーバタンク部材と第2レシーバタン
ク部材を組み合わせた状態を示す平面図である。
【図13】図11のY−Y断面図である。
【図14】図12のZ−Z断面図である。
【図15】本発明の他の具体例に係り、(a)は、第1
レシーバタンク部材、(b)は、第2レシーバタンク部
材を示す平面図である。
【図16】本発明の他の具体例に係り、二重管構造を示
すレシーバタンクの断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 レシーバタンク 2A 筒状体 4 チューブ 5 フィン 6 ヘッダパイプ 7 ヘッダパイプ 8 チューブ挿入孔 9 サイドプレート 10 キャップ 11 仕切りプレート 12 入口継手 13 配管 14 出口連通孔 15 入口連通孔 21 第1レシーバタンク部材 21a 第1の段部 21b 第2の段部 21c 平面部 21d 平面部 21e 短い平面部 21f 切欠き 21g 突片 21h 短い平面部 22 第2レシーバタンク部材 22a 第1の段部 22b 第2の段部 22c 平面部 22d 平面部 22e 短い平面部 22f 切欠き 22g 突片 22i 切欠き 22j 突片 24 第1の突出開口部 24a 突起部 25 第2の突出開口部 26 連結部材 27 閉塞部材 28 閉塞部材 31 ブレージングシート 40 内管 41 フィルター部材 42 流通路 50 保持金型 51 開口部 52 孔形成治具 t1 ブレージングシートの肉厚 t2 押圧される部分の半径距離 t3 短い平面部の横方向長さ α 余分な肉厚

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器のヘッダパイプにレシーバタン
    クが接続されるレシーバタンク一体型熱交換器におい
    て、 前記レシーバタンクを縦方向に2分割して、ヘッダパイ
    プに接続される第1レシーバタンク部材と、この第1レ
    シーバタンク部材に組み合わされる第2レシーバタンク
    部材とで構成し、 前記第1レシーバタンク部材に、熱交換器のヘッダパイ
    プ方向に突出する少なくとも一つの突出開口部を一体形
    成し、この突出開口部と前記ヘッダパイプとが連通接続
    されることを特徴とするレシーバタンク一体型熱交換
    器。
  2. 【請求項2】 前記第1レシーバタンク部材及び第2レ
    シーバタンク部材の横方向の両端に、これら第1及び第
    2レシーバタンク部材が互いに当接する平面部が形成さ
    れていることを特徴とする前記請求項1記載のレシーバ
    タンク一体型熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記平面部の横方向の一部に、第1及び
    第2レシーバタンクを形成するプレート部材の他の部分
    よりも長さの短い一つ以上の平面部が形成され、 また、第1レシーバタンク部材又は第2レシーバタンク
    部材の端部に形成される前記横方向に長さの短い平面部
    と対峙する他方のレシーバタンク部材の平面部には、2
    つの切欠きが設けられて、これらの切欠きの間に前記長
    さの短い平面部に合致する突片が形成され、 更に、前記第1及び第2レシーバタンク部材の両端の平
    面部が当接するとともに、前記突片は、これが対峙する
    前記長さの短い平面部方向に屈曲されて、第1及び第2
    レシーバタンク部材の双方が組み付けられることを特徴
    とする前記請求項2記載のレシーバタンク一体型熱交換
    器。
  4. 【請求項4】 前記第1レシーバタンク部材に形成され
    た突出開口部の突部周面に、ヘッダパイプの媒体流出入
    口に挿入保持される規制手段が設けられていることを特
    徴とする前記請求項1記載のレシーバタンク一体型熱交
    換器。
  5. 【請求項5】 前記第1レシーバタンク部材及び第2レ
    シーバタンク部材は、断面半円弧形状に形成され、これ
    ら第1及び第2レシーバタンク部材の下部を、前記断面
    半円弧形状よりも小さい径の半円弧形状となる段部が形
    成され、この段部に、熱交換媒体の流出入口が形成され
    ていることを特徴とする前記請求項1記載のレシーバタ
    ンク一体型熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記段部に、ヘッダパイプ方向に向けて
    突出する突出開口部が形成され、この突出開口部に接続
    手段を設けて、ヘッダパイプの媒体流出入口とレシーバ
    タンクの内部が連通可能に連結されていることを特徴と
    する前記請求項5記載のレシーバタンク一体型熱交換
    器。
  7. 【請求項7】 前記第1レシーバタンク部材及び第2レ
    シーバタンク部材が組み合わされて形成される筒体内部
    に、当該筒体よりも径の小さい内管を保持して、レシー
    バタンクが二重管構造として形成されることを特徴とす
    る前記請求項1乃至6いずれか記載のレシーバタンク一
    体型熱交換器。
JP16267498A 1998-06-10 1998-06-10 レシーバタンク一体型熱交換器 Pending JPH11351710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16267498A JPH11351710A (ja) 1998-06-10 1998-06-10 レシーバタンク一体型熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16267498A JPH11351710A (ja) 1998-06-10 1998-06-10 レシーバタンク一体型熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11351710A true JPH11351710A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15759144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16267498A Pending JPH11351710A (ja) 1998-06-10 1998-06-10 レシーバタンク一体型熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11351710A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1130346A1 (en) * 1998-11-04 2001-09-05 Bosch Automotive Systems Corporation Receiver tank
WO2003098130A1 (fr) * 2002-05-22 2003-11-27 Nikkei Heat Exchanger Company, Ltd. Echangeur de chaleur a reservoir de liquide
WO2004020929A1 (de) * 2002-08-31 2004-03-11 Behr Gmbh & Co. Kältemittelkondensator, insbesondere für kraftfahrzeug-klimaanlagen
WO2007069672A1 (ja) * 2005-12-15 2007-06-21 Calsonic Kansei Corporation レシーバタンク付き熱交換器
JP2007309239A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Denso Corp エジェクタ、蒸発器ユニットおよびエジェクタ式冷凍サイクル

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1130346A1 (en) * 1998-11-04 2001-09-05 Bosch Automotive Systems Corporation Receiver tank
EP1130346A4 (en) * 1998-11-04 2002-02-06 Bosch Automotive Systems Corp COLLECTION
WO2003098130A1 (fr) * 2002-05-22 2003-11-27 Nikkei Heat Exchanger Company, Ltd. Echangeur de chaleur a reservoir de liquide
WO2004020929A1 (de) * 2002-08-31 2004-03-11 Behr Gmbh & Co. Kältemittelkondensator, insbesondere für kraftfahrzeug-klimaanlagen
EP1537373B1 (de) 2002-08-31 2018-10-10 MAHLE Behr GmbH & Co. KG Kältemittelkondensator, insbesondere für kraftfahrzeug-klimaanlagen
WO2007069672A1 (ja) * 2005-12-15 2007-06-21 Calsonic Kansei Corporation レシーバタンク付き熱交換器
JP2007163055A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Calsonic Kansei Corp レシーバタンク付き熱交換器
JP2007309239A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Denso Corp エジェクタ、蒸発器ユニットおよびエジェクタ式冷凍サイクル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7303003B2 (en) Heat exchanger
US7726389B2 (en) Evaporator
US20100083694A1 (en) Evaporator
JP3801348B2 (ja) レシーバタンク
US7784530B2 (en) Heat exchanger
JPH11287587A (ja) 冷媒蒸発器
US7918266B2 (en) Heat exchanger
US7007499B1 (en) Condenser assembly having a mounting rib
JPH11351710A (ja) レシーバタンク一体型熱交換器
US20050039894A1 (en) Vehicle radiator
KR101409176B1 (ko) 응축기 및 라디에이터 조립체
JPH102692A (ja) 熱交換器のブラケット構造
WO2006129598A1 (ja) 熱交換器
JP4713211B2 (ja) 熱交換器
JP3854381B2 (ja) 熱交換器の接続構造
JP4212306B2 (ja) 熱交換器のパイプ取付構造
JPH11325788A (ja) 熱交換器の接続構造
JP2008008603A (ja) 熱交換器
JP2000055573A (ja) 冷媒蒸発器
US20080230214A1 (en) Heat exchanger and method of manufacturing the same
JP2008267752A (ja) 熱交換器
JP3925289B2 (ja) 熱交換器
JP2001133190A (ja) 熱交換器及び取り付け部材
JP4280479B2 (ja) 熱交換器
JP2007504423A (ja) 自動車用熱交換器ユニット