JPH1135126A - 農産物保持機能を有する受皿及びこれを用いた選別装置 - Google Patents

農産物保持機能を有する受皿及びこれを用いた選別装置

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JPH1135126A
JPH1135126A JP19146197A JP19146197A JPH1135126A JP H1135126 A JPH1135126 A JP H1135126A JP 19146197 A JP19146197 A JP 19146197A JP 19146197 A JP19146197 A JP 19146197A JP H1135126 A JPH1135126 A JP H1135126A
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agricultural product
holding
sorting
saucer
tray
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JP19146197A
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Inventor
Yasuro Hashimoto
橋本靖郎
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Maki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Maki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農産物を安定支持できる選別装置用の受皿を
提供する。 【解決手段】 農産物載置部624を有する受皿本体6
1と、載置部624に載った農産物Pを押さえつける保
持手段62とを備え、この保持手段62は、農産物Pに
対し離間・係合するように受皿本体61に傾動可能に枢
支されかつ農産物を押さえつける方向のバネ力が常時付
勢されている保持部材641と、このバネ力を付勢する
バネ643と、このバネ力に抗して保持部材641を保
持解放状態に維持するストッパリング631及び保持部
材と一体のストッパ脚634とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選別装置におい
て、桃、梨、リンゴ、柑橘、メロン等の農産物を選別仕
分けする作業に用いる受皿と、これを用いて選別仕分け
をする農産物の選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農産物を選別するための選別装置で用い
られる受け皿は、従来から、種々の目的に合わせて多く
の改良された受皿が提案されている。例えば、実公昭6
1−32894号公報、実公平7−37746号公報、
特開平8−89908号公報で提案されたフリートレイ
式の受皿は、上向きの凹所にクッション材を設けて農産
物の載置状態の安定化を図るようにしたものである。
【0003】この凹所にクッション材を設けた受皿は、
主に球塊状の農産物の安定載置のために工夫されたもの
であるが、農産物の形状や大きさによっては載置が不安
定になるという構造上の限界がある他、光学的な手法で
形状,寸法(大きさ)や色(着色状態)等の外観を撮像
してその撮像情報を仕分けに利用する場合が多い近時の
農産物の選別仕分け処理にあっては、適する面と不適当
な面とがある。
【0004】すなわち、農産物を1個ずつ載せてコンベ
アには拘束されない状態で搬送されるフリートレイ式の
受皿は、搬送途中の撮像ステージで他の受皿とは無関係
に一時的に停止できるなどのため、撮像に適した状態の
確保が比較的容易である点で優れている。しかし、農産
物の安定のためにはこれを載せる凹所に深く収容させる
傾向となって農産物の受皿に接触する面が必然的に多く
なり、農産物全体をできるだけ広く撮像することが望ま
れる点からすれば好ましくない。
【0005】また、以上の問題とは別に、農産物の内部
品質(例えば糖度等)を該農産物内部を透過してくる光
線を分析して測定する装置(糖度計など)が開発されつ
つあり、例えば特開平6−288903号、特開平7−
253397号、特公平3−80557号、実開平7−
26709号、特公平7−72712号等により、農産
物の透過光を測定する原理が開示されているが、これら
の透過光検出型の選別装置用として適当な受皿を開示す
るものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、農産物をで
きるだけ傷めることなく搬送することができ、しかも光
学的な測定を精度よく行えることができるようにして選
別処理を行うのに適した受皿を提供するためになされた
ものである。
【0007】このために、前記した種々の農産物の選別
装置に用いる受皿にあっては、外観撮像する場合はでき
るだけ広い面積に渡って照明,撮像ができるようにする
ことが望まれるが、これを実現するには狭い面積で農産
物を支持しなければならず、農産物の支持が安定しない
傾向が大きくなってしまう。そしてこの支持が安定しな
いことは、農産物が載置部上で揺動するという問題を招
き、傷み易い農産物を傷つける虞れがある。
【0008】したがって本発明は、農産物の載置部を受
皿に設けた小さな径の円形輪郭部としながら、載置した
農産物の安定支持ができるようにした選別装置用の受皿
を提供することを目的とする。
【0009】また本発明の別の目的は、透過光検出型の
選別装置用の受皿として、透過光検出のための光路に外
乱光が混入しないように農産物との密着性に優れた載置
部を有する受皿を提供するところにある。
【0010】本発明の更に別の目的は、上記の各目的
を、簡単な構成で実現することができる受皿を提供する
ところにある。
【0011】本発明の他の目的は、上記の受皿を用い
て、自動化,機械化した選別処理を行うことができる選
別装置を提供するところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的は本願の特許請
求の範囲に記載した各請求項の発明により達成される。
【0013】本願請求項1の受皿は、略円形輪郭状の農
産物載置部を上部に有する受皿本体と、この受皿本体に
設けられていて前記載置部に載せられた農産物を該載置
部に押しつける保持手段とを備え、この保持手段は、前
記の押しつけ作用を生ずる保持状態と、該押しつけ作用
を生じない非保持状態との間で状態切換えが可能に設け
られた保持状態制御手段を有することを特徴とする。
【0014】上記構成において、農産物載置部は、例え
ば弾性材料からなる筒型,逆錐型等の一重あるいは同心
多重のシールリップを上向きに設けることで構成するこ
とができる。また上記保持手段としては、例えば線バネ
材を用いてあるいは線材とバネの組合せにより構成する
ことができる。
【0015】請求項2の発明は、前記発明において、シ
ールリップなどで形成される農産物載置部は、球塊状農
産物の下半部の可及的に広い範囲を斜め下方から照明,
撮像できるように、該球塊状農産物の平面最大直径より
も小さい径の円形輪郭、又は楕円,長円の輪郭をなすよ
うに構成することを特徴とする。
【0016】請求項3の発明は、前記の各発明におい
て、保持手段は、農産物に対し離間・係合できるように
受皿本体に傾動可能に枢支されかつ載置農産物を載置部
に押しつける方向のバネ力が常時付勢された例えば線バ
ネ材あるいは線材からなる保持部材と、この保持部材に
前記バネ力を付勢するバネとを備え、保持状態制御手段
は、前記付勢バネ力に抗して保持部材を農産物から離間
した保持解放状態に維持する保持解放維持装置と、該保
持解放維持装置による解放維持を解除して保持部材が農
産物を載置部に押しつける作用を生じさせる状態にする
解放維持解除装置とを備えていることを特徴とする。
【0017】上記構成において、衝撃吸収装置は例え
ば、軸方向の2室に別れた油封入室と、これの2室を連
通させるオリフィスと、これら2室を区画してその軸方
向に移動可能に設けられたピストンと、このピストンの
連係しかつ外部に突出したロッドとを備えたものとして
構成することができ、このロッドを保持部材に連係させ
てオリフィス面積の大きさで保持部材の傾動速度を制御
するように用いられ、特に桃等の傷み易い農産物用の受
皿に好適に適用される。
【0018】請求項4の発明は、農産物載置部を農産物
の載せ作業時に連動して下動するように設けると共に、
前記解放維持解除装置は、その載置部の下動に連係して
保持解放維持装置の保持解放維持を解除するように構成
したことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、受皿への農産物の載せ
作業に連動して自動的に保持手段による農産物の押さえ
を行わせることができる。
【0020】請求項5の発明は、前記の各発明におい
て、農産物載置部を、上下方向に伸縮可能の上下開放型
の弾性筒体の上部開孔縁として設け、該弾性筒体の下部
開孔は、受皿本体の下面から下方に向かって開口させた
ことを特徴とし、請求項6の発明は、前記弾性筒体を上
下方向に伸縮可能の蛇腹状部を有する筒体としたことを
特徴とする。
【0021】これらの発明によれば、載置された農産物
に上方から照明した場合の透過光を弾性筒体を通して下
方から検出することができる。なおこの受皿を構成する
各部材は、透過光を検出するのに適するよう不透明材料
で構成される。
【0022】請求項7の発明は、前記の各発明におい
て、保持状態制御手段が、保持部材が解放状態から農産
物に保持する際の衝撃を緩和するための衝撃吸収装置を
備えていることを特徴とする。
【0023】この発明によれば、保持部材が農産物に接
触・係合する際に緩やかに当たることにができるため、
農産物を傷める虞れを軽減できる。
【0024】以上の各発明で構成される受皿は、コンベ
アに所定間隔で多数連結された構成のものとしてもよい
し、コンベアと非連結のフリートレイ式のものとして用
いることもできる。
【0025】請求項9の農産物の選別装置の発明は、農
産物が載せられた受皿を搬送する搬送手段と、該搬送手
段で搬送される受皿上の農産物に対して光を照射する照
明手段と、農産物からの反射光及び/又は透過光を検出
する光検出手段と、この光検出手段からの信号を仕分け
処理情報の一つとして農産物の仕分区分を判定する仕分
区分判定手段と、該仕分区分判定手段からの信号に基づ
いて農産物を包装ステージに仕分け排出する仕分排出手
段と、前記請求項1ないし8のいずれかに記載の受皿と
を備えたことを特徴とする。
【0026】この選別装置の発明によれば、農産物の外
観撮像に基づく形状,傷,色等の外部品質、透過光検出
に基づく糖度,熟度,酸度等の内部品質を、必要に応じ
て測定して選別処理を行うことができる。
【0027】請求項10の発明は、前記農産物の選別装
置において、包装ステージに、保持部材が農産物を保持
状態から非保持状態に切換える保持解放維持装置の駆動
手段を設けたことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、例えば箱詰めするため
の包装ステージに至るまでは農産物を受皿上に確実に保
持できると共に、包装ステージにおいては農産物の保持
を解除して箱詰め状態に待機させることができる。
【0029】なお、前記保持解放維持装置の駆動手段
は、受皿の箱詰待機中において常時駆動状態にあるよう
に設けることができ、このようにすれば、保持解放維持
装置の駆動手段が箱詰待機中において常に駆動状態に維
持されるので、受皿に農産物を載せる作業時に、農産物
の自重だけで保持解放維持解除を行わせるようにするこ
とができて農産物の受皿への載せ作業を一層容易化する
ことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の農産物の選別装
置、及びこれに用いるフリートレイ式の受皿1を、図1
〜図13に示す実施形態に基づいて説明する。
【0031】図1は本例の選別装置の全体概要を示した
平面図、図2は同図1のA矢視図、図3は図1のB矢視
図を示している。
【0032】これらの図において、1は農産物の供給ス
テージであり、リターンコンベア101から空の受皿6
´(以下単に「受皿6´」とする)が一列に供給される
供給コンベア102上で、作業者Sが受皿6´の上に農
産物Pを一つづつ載せる作業を行うようになっている。
103は農産物を多数収容したコンテナを作業位置に送
り込むための主コンテナコンベアであり、104は作業
者毎にコンテナを分配供給する分配コンテナコンベアで
ある。
【0033】2は測定ステージであり、供給コンベア1
02から測定搬送コンベア201に乗り移された農産物
入り受皿6(以下単に「受皿6」とする)は、その測定
搬送コンベア201の途中に設けられている外観撮像装
置202、次いで透過光検出装置203に通され、外観
撮像及び透過光検出を行って外部品質と内部品質に関す
る所定の情報を測定し、図示しない仕分区分判定装置に
おいてこの測定情報に基づき一つ一つの農産物の仕分区
分を判定する。なお本例では、各受皿6には例えばバー
コード等の識別標識を設けておき、例えば外観撮像装置
202の入口に配置したバーコードリーダ(図示せず)
で読み取り、上記測定情報とリンクさせてこのバーコー
ド情報を仕分区分判定装置に送ることで、後段の仕分ス
テージにおいてはその受皿6のバーコードを読み取るだ
けで仕分が行えるようにしている。
【0034】3は仕分ステージであり、上記測定搬送コ
ンベア201と一連に設けられている仕分コンベア30
1に対して、その搬送方向に沿って多数の仕分排出装置
302が仕分区分別に配置されると共に、該仕分コンベ
ア301の始端部側に設けたバーコードリーダ(図示せ
ず)により受皿6のバーコードを読み取り、その上に載
っている農産物の仕分区分に該当する仕分排出装置30
2に至ったときに該仕分排出装置302を作動させ、仕
分コンベア301に対して直角な方向に分岐されている
分岐コンベア303に農産物Pを受皿6ごと排出するよ
うになっている。
【0035】4は包装ステージであり、上記分岐コンベ
ア302の終端部に連接して設けられた待機コンベア4
01(図3、図9参照)に所定個数の受皿6を2列に整
列させて集積し、箱詰装置402により待機状態の受皿
6上の農産物を梱包箱7に箱詰するようになっている。
4011は通路隔壁である。農産物を取出した後の受皿
6´は、待機コンベア401をエアシリンダ装置404
の作動により傾動させてリターンコンベア403に送出
し、上述した供給ステージ1のリターンコンベア101
を介して供給コンベア102に戻される。
【0036】なお、本例の箱詰装置402及び梱包箱供
給装置405は次のように構成されている。
【0037】すなわち本例の箱詰装置402は、待機コ
ンベア401上に2列で待機させた農産物Pを一括に吊
り上げて移載するように構成されており、6個の吊り上
げ杆4022を吊り上げ手段として有する保持ユニット
4021が、装置フレーム4023上を走行移動できる
ように設けられた走行台4024の垂直方向ガイドバー
4025の下端に組み付けられ、またこの該走行台40
24に設けられた垂直方向駆動用のエアシリンダ装置4
026によって上下動されるように構成されている。ま
た、装置フレーム4023上に設けた水平移動用エアシ
リンダ装置4027が上記走行台4024と連結されて
いて、その駆動により該走行台4024を箱詰待機位置
と箱詰位置の間で水平移動させるようになっている。4
028は走行台4024に設けられた移動用コロであ
る。
【0038】また包装箱待機装置405は、本例では次
ぎのように構成されている。すなわち、包装箱供給装置
406により天面フラップを開いた段ボール製の包装箱
7がエレベータ装置4061で下降され、次いで水平移
動コンベア4062,4063で包装箱待機位置の下方
に送り込まれ、この位置でエアシリンダ装置で構成され
た出没式の空箱ストッパー4051で停止された包装箱
7は、包装箱待機装置405の箱用リフト台4052
(図3に二点鎖線で示す)に載ってリフト用エアシリン
ダ装置4053の作動により箱詰位置(図3に実線で示
す)に上昇させられる。これにより空の包装箱7は箱詰
位置に待機されることになる。なお、4054は上記箱
用リフト台4052の上下動を案内するための垂直方向
に延設されたガイドロッドであり、固定ガイド4055
の垂直方向貫通孔(図示せず)に滑合されている。
【0039】上述した所定の配列態様で農産物Pの箱詰
めが終了した後の包装箱7は水平移動コンベア4063
まで箱用リフト台4052が下降され、この下降に連動
した空箱ストッパー4051の移動阻止解除(阻止手段
の没入動作)によって該包装箱7を搬出コンベア405
6まで送りだす。そしてこの搬出コンベア4056の搬
送下流側に設けられている天面フラップの閉塞、区分表
示の印刷等々の種々の処理工程を経て出荷工程に送られ
る。4057は各仕分区分の箱詰装置から搬出コンベア
4056に包装済段ボール箱(包装箱)7を送り出すタ
イミングをとるための一時停止用ストッパー装置であ
る。
【0040】次に受皿6(空の状態は6´)について詳
細に説明する。
【0041】本例の受皿の詳細構造は図4〜図7に示さ
れる。すなわち本例の受皿は全体として平面円形をなし
ており(図6参照)、底部612の中央に開孔613を
有する有底で深さの浅い扁平な筒体形状をなす不透明な
剛性材料で作られた受皿本体61を備えている。611
はこの受皿本体61の筒壁である。またこの受皿本体6
1の筒壁611には、一対の対向位置からそれぞれ内向
きに平行な2枚のブラケットフランジ614,614が
延出され(図5,図6参照)、これら2枚のブラケット
フランジ614,614により水平軸を軸支するように
設けられている。この水平軸が、後述するクランプ手段
(保持手段)64の傾動中心軸をなす。62は、上下貫
通型の弾性筒体であり、不透明な弾性材料で作られ、上
下方向に伸縮可能な蛇腹状部621を有していると共
に、下端開孔縁622が受皿本体61の底部中央開孔6
13の内壁に固着されて支持され、かつ上端開口縁62
3には農産物の載置部624が設けられている。なお本
例の上記載置部624は、上方に向かって径が広がるリ
ップ状シールが同心3重円に設けられていて、大きさの
異なる農産物に対して光学的に光漏れがないように密着
できるようになっている。
【0042】63は、クランプ解放維持装置、及び解放
維持解除装置としてのストッパリングであり、上記弾性
筒体62を円環状に囲むリング本体631と、円周方向
の4位置(図6参照)で、受皿本体61の底部612か
ら立設したガイド柱632にガイド孔が嵌挿し、持ち上
げバネ633で常時は上限位置に偏倚されているが、こ
の持ち上げバネ633に抗した押し下げ力で下動できる
ように設けられている。また634はストッパ部であ
り、後述するクランプ手段64のストッパ脚644を係
合して該クランプ手段64をクランプ解放状態に維持す
る。
【0043】64はクランプ手段であり、線材からなる
クリップ型のクランプ部材(保持部材)641がその根
元部において、上記ブラケットフランジ614に軸支さ
れた水平軸642により枢支され、かつこの水平軸64
2に巻きつけた捩りコイルバネ643によりクランプ手
段641が農産物Pを上記載置部に押しつける方向にバ
ネ力を付勢するように設けられている。また644はク
ランプ手段64のストッパ脚であり、上記ストッパリン
グ63と協働して該クランプ部材641を捩りコイルバ
ネ643に抗しクランプ解放状態に維持するようになっ
ている。6411はクランプ部材641の農産物Pとの
接触面に貼着された弾性部材である。以上のストッパリ
ング63のストッパ部634と、クランプ手段64のス
トッパ脚644とによりクランプ解放維持装置が構成さ
れ、同時にストッパリング63の下動でこれらのストッ
パ部634とストッパ脚644を解除できるので解放維
持解除装置が構成される。
【0044】65は衝撃吸収装置(ショックアブソー
バ)であり、例えば軸方向の2室に別れた油封入室と、
これの2室を連通させるオリフィスと、これら2室を区
画してその軸方向に移動可能に設けられたピストンとを
内部に有するハウジング651と、このハウジング65
1から外部に突出したピストン連係のロッド652とを
備えたものとして構成され、このロッド652の先端
を、上記クランプ手段64のストッパ脚644に係合さ
せてクランプ部材641が農産物に係合する方向に傾動
する際の速度を規制して緩やかに係合できるように機能
する。
【0045】66はクランプ部材641を農産物クラン
プ状態からアンクランプ状態(クランプ解放状態)に切
り換える復帰装置であり、図5,図6に示すように、受
皿本体61の筒壁611内壁に沿って上下動できるよう
に、底部612に立設したガイド柱662に嵌挿された
解放復帰リング661を有していて、このガイド柱66
2に遊嵌した持ち上げバネ663で常時は上限位置に偏
倚されている。そして、本例では包装ステージに設けた
解放維持装置駆動用のエアシリンダ装置で復帰リング6
61を下動させることで、クランプ手段64のクランプ
部材641と一体に回転する作動腕645を上記捩りコ
イルバネ643のバネ力に抗して回転(傾動)させ、ク
ランプ手段64のストッパ脚644をストッパリング6
3のストッパ部634に係合させてクランプ状態のクラ
ンプ部材641をクランプ解放状態に復帰させるように
なっている。
【0046】次に、以上の構成をなす受皿6を用いて図
1〜図3の選別装置により農産物Pの選別処理を行う場
合の各ステージでの受皿6の状態を説明する。
【0047】リターンコンベア101から供給コンベア
102に戻された空の受皿6´は、図4に示したクラン
プ部材641をクランプ解放とされた状態にある。すな
わち、供給コンベア102のローラ支持フレーム102
2間に架設された搬送ローラ1021の上に乗った受皿
6´の対向一対のクランプ部材641には、捩りコイル
バネ643のバネ力で回転(傾動)しようとする力が作
用しているが、そのストッパ脚644がストッパリング
63のストッパ部634に係合していて、回転は阻止さ
れている。したがって両側のクランプ部材641は図4
〜図6に示すように先端部(上端部)が互いに外側に開
いた状態(解放状態)に維持される。
【0048】この状態の受皿6´に対して、供給ステー
ジ1で作業者Sが載置部624に農産物Pを載せ、この
作業の際に、農産物Pの自重で、又は弾性筒体62を若
干下方に押すようにすることで、載置部624の下面が
ストッパリング63のリング本体631に係合してこれ
を下側に押して下動させる。これにより、該リング本体
631上のストッパ部634が下降してクランプ手段6
4のストッパ脚644との係合が外れ、クランプ部材6
41は捩りコイルバネ643のバネ力で先端部(上端
部)が内向きに回転(傾動)して載置部624上に置か
れた農産物Pに係合することになる。なおストッパリン
グ63の下動が農産物Pの自重で行われるようにするに
は、持ち上げバネ633,663のバネ力、弾性筒体6
2の上下方向の伸縮弾性を小さく設定すればよく、作業
者が弾性筒体を若干下方に押し下げることでストッパリ
ング63の下動が行われるようにする場合は、これらの
バネ力を比較的強く設定することで実施できる。
【0049】なおこの際、クランプ部材641の回転
(傾動)速度は、ストッパ脚644が衝撃吸収装置65
のロッド652に係合することで緩やかになるように制
限され、クランプ部材641は農産物に緩やかに接触係
合し、該農産物を傷めることがないようになっている。
このクランプ部材641で農産物Pをクランプした状態
を図7に示した。
【0050】次に、上記のようにして農産物Pを載せた
受皿6は、測定搬送コンベア201に乗り移って搬送さ
れ、外観撮像装置202、次いで透過光検出装置203
を通される。
【0051】図8はこのうちの透過光検出装置203内
を受皿6が通過する際の状態を示したものであり、左右
一対のリンクチェーン型の搬送装置2031により支持
された受皿6は、外部から遮光された暗室ボックス20
32に導入され、照明ランプ2033により照明され
る。また搬送面の下側には、透過光検出用の受光光学系
の受光装置2034が、受皿本体61の底部612の中
央開孔613が通過対向する位置に配置され、載置部6
24の上に乗った農産物Pの内部を透過し、弾性筒体6
2の内筒を通った透過光を検出できるように設けられて
いる。なお、上記受光装置2034に透過光以外の光が
混入しないように、上側の暗室ボックス2032と同様
の下側暗室ボックス2035が設けられている。203
6はコンベアガイドであり、搬送装置2031で搬送さ
れる受皿6の幅方向への移動を最小限に規制して透過光
計測の際の芯ズレを極力抑えるようにしている。
【0052】また、外観撮像装置202は、従来知られ
ている構成のものを用いて構成することができ、特に、
農産物の下半部を照明・撮像するために反射板等を用い
たものが好ましく採用され、これにより農産物の可及的
に広い面積を撮像することができる。
【0053】以上の光学的な測定を行う際に、農産物P
は受皿6の上でクランプ部材641によるクランプ状態
にあるので、姿勢は常に安定し、外観撮像の情報と透過
光検出の情報を測定する途中で姿勢が変わってしまうよ
うな虞れは全くなく、確実に精度のよい測定を行うこと
ができる。
【0054】これらの装置で得られた所定の測定情報
は、図示しないコンピュータ等からなる仕分区分判定装
置に送られて農産物の仕分区分が判定される。この際、
受皿6の標識(バーコード等)も合わせて仕分区分判定
装置に送られ、これにより、ある特定の標識がついた受
皿6に載っている農産物の仕分区分が決まり、次段の仕
分ステージ3においてこの情報が利用される。
【0055】すなわち、図9に示すように、測定ステー
ジ2を通過した受皿6は、仕分ステージ3の仕分コンベ
ア301に乗り移って搬送され、この際、仕分コンベア
301の例えば最上流位置において、受皿6の標識を読
み取り、その標識の受皿6に載っている農産物Pの仕分
区分が指定されている仕分排出装置302までの送り長
さ(距離等)を演算し、当該所定の仕分排出装置302
に至った時点でその受皿6を分岐コンベア303に排出
する。この仕分排出装置302は、例えば特開平6−2
78848号公報に記載の装置として構成することがで
き、周方向に等間隔で多数配列された電磁吸着部302
2を有する回転テーブル3021と、固定位置の励磁手
段3023及び励磁解除手段3024,3025とを備
え、該当する仕分区分の農産物を載せた受皿6が仕分コ
ンベア301で送られてきたときに、励磁手段3023
で電磁吸着部3022を励磁させて受皿6を吸着して分
岐コンベア303側に転向させ、励磁解除手段3024
又は3025のいずれかで電磁吸着部3022の励磁を
解除して、該受皿6を2列の通路に振り分ける。なお3
034は、分岐コンベア303の終端部に設けたストッ
パであり、所定個数の受皿6が集積するまで待機コンベ
ア401への受皿6の移動を停止させるようになってい
る。
【0056】以上の仕分排出の際に、農産物Pは受皿6
の上でクランプ部材641によるクランプ状態にあり、
姿勢は常に安定し、特に搬送方向を転向する際に慣性で
農産物Pよれるような不具合は全くなく、したがって高
速で処理を行っても農産物を傷める虞れがないので、処
理効率を高めることができる。
【0057】次に包装ステージ4での処理を説明する
と、この状態は図9及び図10に示され、所定個数(本
例では2列6個)の受皿6が集積した段階で、これらの
受皿6は待機コンベア401に移入される。
【0058】そして、待機コンベアの整列方向に沿って
設けられたエアシリンダ装置8で上下動されるクランプ
解除プレート81が、受皿6の復帰装置66の解放復帰
リング661を押し下げ、これによりクランプ手段64
の作動腕645を水平軸642回りに回転させてクラン
プ部材641を捩りコイルバネ643に抗して開き方向
に回転させる。これによりこれらクランプ部材641及
び作動腕645と一体のストッパ脚644が、ストッパ
リング63のストッパ部634と係合することになり、
該クランプ部材641の捩りコイルバネ643のバネ力
による閉じ方向の回転を阻止し、解放状態に維持する
(図10参照)。
【0059】これにより受皿6上の農産物Pは、図10
のクランプ解放状態となって、図3で説明した箱詰装置
により、包装箱7に2列6個が一括して箱詰めされる。
【0060】箱詰めにより空になった受皿6´は、クラ
ンプ解放維持状態のまま、リターンコンベア101,4
03を介して供給コンベア102に戻され、次の農産物
Pを載せるために使用される。
【0061】以上のように、本例の受皿6を用いること
により、農産物を傷めることなく搬送することができる
と共に、外観撮像、透過光検出の測定を精度よく行うこ
とができ、しかもその処理速度を高速化することもでき
るという優れた利点が得られる。
【0062】なお、本例の受皿6は、一対のクランプ部
材641を有する構成のものであるので、工程によって
は受皿6の向きが一定方向に向いていないと作業の能率
が低下する場合がある。そこで、本例においては、必要
な位置に次のようにした受皿の向き揃え装置を設けてお
り、以下これについて説明する。
【0063】図11に示すように、リターンコンベア1
01から供給コンベア102に戻される空の受皿6´
は、一対のクランプ手段64(図中の受皿の中に小さな
点で示した)の向きが定まった方向に向いていない。し
かし、作業者Sが手作業で農産物Pをこの受皿6´に載
せる場合、クランプ手段64の位置が前後にあったり、
左右や斜めにあったりしてばらばらであると、反復する
作業においてクランプ部材641が農産物に係合するの
に邪魔にならないようにいちいち注意しながら行なわね
ばならないために面倒である。そこで載せ作業位置の上
流に、受皿6´の向き揃え装置10を設けて、クランプ
手段64を作業者Sの左右方向(搬送方向の前後)に向
く一定方向に揃えるようにすることが好ましく、これに
よりクランプ部材641の係合位置が一定となり、作業
者Sは常に一定の作業で農産物Pを受皿6´に載せるこ
とができる。
【0064】図12はこのための向き揃え装置10の構
成一例を示したものである。この向き揃え装置10のた
めに、受皿6はその下部に直径方向に離間した一対の平
行な溝部615,615を設けている。そしてこの向き
揃え装置は、リターンコンベア101から供給コンベア
102への乗り移り位置に、本例では搬送路の片側に駆
動回転ローラ11、他側に回転ベルト12を溝部61
5,615の離間位置に対応して配置し、これら駆動回
転ローラ11、回転ベルト12の先に、受皿6の平行な
溝部615,615と係合して案内する案内レール10
5,105を設けている。この向き揃え装置10による
と、クランプ手段64の向きが一定しない状態で搬送さ
れてくる受皿6は、駆動回転ローラ11により回転され
ることにより、回転途中にその溝部615,615が駆
動回転ローラ11と回転ベルト12の間に嵌り込み、そ
のまま案内レール105で摺動搬送される。
【0065】また、上記した本例の選別装置では、仕分
排出装置302で分岐コンベア303に排出された受皿
6は、この位置で転向するためクランプ手段64の向き
が一定しない状態となることが避けられない。しかし、
箱詰時において、複数の農産物を一括して箱詰めする本
例の装置では、各受皿6のクランプ手段64の向きが一
定に揃っていないと、吊り上げ杆4022の動作が制限
されたり、吊り上げた農産物がクランプ部材641に接
触することで吊り落としを招く虞れもある。
【0066】そこで本例においては、分岐コンベア30
3の終端部でストッパ304で停止されて集積されてい
る受皿6の向きを揃えるようにした向き揃え装置20を
設けた。
【0067】この装置は図13に示される。すなわち、
受皿6の底部612に対向して、押上バネ22,22で
上向きに押し上げられた一対のピン21,21を有する
回転テーブル23を、エアシリンダ装置24で上下動可
能に配置する。25は回転駆動モータである。そして、
受皿6の下面には、その直径方向に離間して上記一対の
ピン21,21に対向する一対の凹部67を設ける。
【0068】この装置は次のようにして受皿6の向き揃
えを行う。すなわち、各受皿6が図11の状態に集積さ
れた段階で、常時は下方に退避している回転テーブル2
3を上動させて上記ピン21,21を受皿6の底部61
2下面に係合させる。この状態で、回転テーブル23を
回転駆動モータ25で180°回転させる。このように
することで、ピン21が180°回転する途中で、受皿
6の底部612下面に設けた凹部67の位置を必ず通過
することになるから、その通過時にピン21は該凹部6
7にバネ22の力で嵌入する。したがって、ピン21の
回転停止位置を所定の位置に決めておけば、受皿のクラ
ンプ部材641の位置を常に所定の方向に揃えることが
できることになる。本例におけるこの位置での受皿6の
向きは、図11に示しているように整列方向に対して直
角方向とした。
【0069】なお、本例における向き揃え装置は、上述
した構成のものに限定されるものではなく、適宜の構成
のものを用いることができる。そしてその配置も上記例
に限定されないが、農産物の受皿への載せ作業の上流位
置、箱詰作業位置あるいはその直前の集積位置等に設け
ることは、上述した通りの利点をもたらすので好まし
い。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の受皿を用いて選
別処理を行う場合には、農産物を傷めることなく搬送す
ることができると共に、外観撮像、透過光検出などの測
定を精度よく行うことができ、しかもその処理速度を高
速化して能率のよい処理を行うこともできるという優れ
た効果が奏される他、以下の効果が得られる。
【0071】(1)上記の受皿を用いて、自動化,機械
化したしかも能率のよい選別処理を行う選別装置が提供
できる。
【0072】(2)本発明によれば、受皿への農産物の
載せ作業に連動して自動的に保持手段(クランプ手段)
による農産物の押さえを行わせることができ、しかも、
衝撃吸収装置を備えた発明によれば、保持手段が農産物
に緩やかに係合するので農産物を傷める虞れはこの構成
においても十分に緩和されて、特に傷み易い農産物の選
別に用いる用途用としては極めて優れている。
【0073】(3)弾性筒体を通して農産物の透過光を
検出できるようにした発明によれば、載置部に載せた農
産物を保持手段で該載置部に押しつけるので接触部の光
学的シールが十分に得られ、外乱光の漏れ浸入のない精
度のよい透過光検出を行うことができる。
【0074】(4)上記の受皿を用いた農産物の選別装
置の発明によれば、農産物の外観撮像に基づく形状,
傷,色等の外部品質、透過光検出に基づく糖度,熟度,
酸度等の内部品質を、必要に応じて測定して選別処理を
行うことができると共に、例えば農産物の供給ステージ
から箱詰めのための包装ステージに至るまでは農産物を
受皿上に確実に保持でき、包装ステージにおいては農産
物の保持を解除して箱詰め状態に待機させることができ
るため、例えば、光学的な測定を行う際に、保持状態の
農産物の姿勢が安定して外観撮像の情報と透過光検出の
情報を測定する途中で姿勢が変わってしまうような虞れ
は全くなく、確実に精度のよい測定を行うことができ
る。仕分排出の際には、農産物は受皿上で保持状態にあ
るので、姿勢が常に安定し、搬送方向を転向して排出す
る方式の装置では、慣性で農産物がよれるような不具合
がなく、高速処理を行っても農産物を傷めることなく処
理効率を高めることができる。
【0075】(5)保持解放維持装置の駆動手段を包装
ステージに設けて、箱詰待機中に常に駆動状態にあるよ
うにすれば、受皿の構成を、農産物を載せる作業時に農
産物の自重だけで保持解放維持解除を行わせる構成とで
き、受皿の構成をより簡易にできると共に、農産物の受
皿への載せ作業を一層容易化することができる。
【0076】(6)また、受皿の向き(保持手段の位
置)を揃えるようにした向き揃え装置を設けた場合に
は、保持手段の係合位置が一定となり、作業者は常に一
定の作業で農産物を受皿に載せることができるという効
果が奏される。また包装ステージにおいて保持手段の向
きを一定方向に揃えるようにすれば、吊り上げ杆の動作
の制限は少なく、また吊り上げた農産物が保持手段に接
触して吊り落としを招く虞れも少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の選別装置の全体概要を示した平面
図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】図1のB矢視図。
【図4】実施形態1の供給コンベア上にある空の受皿の
縦断面図。
【図5】図4の一部断面を含む側面図。
【図6】図4の一部断面を含む平面図。
【図7】実施形態1の供給コンベア上で農産物を載せた
受皿の縦断面図。
【図8】図7の受皿が透過光検出装置内にあるときの縦
断面図。
【図9】実施形態1の仕分ステージから包装ステージ部
分の平面図。
【図10】実施形態1の包装ステージの待機コンベア上
にある受皿の縦断面図。
【図11】実施形態1の受皿の向き揃え装置の配置位置
を説明するための図。
【図12】図11の供給コンベアの上流に配置した向き
揃え装置の構成を示す平面図。
【図13】図11の分岐コンベア終端部に配置した向き
揃え装置の構成を示す一部断面を含む正面図。
【符号の説明】
1・・・供給ステージ 101・・・リターンコンベア 102・・・供給コンベア 1021・・・搬送ローラ 1022・・・ローラ支持フレーム 103・・・主コンテナコンベア 104・・・分配コンテナコンベア 105・・・案内レール 2・・・測定ステージ 201・・・測定搬送コンベア 202・・・外観撮像装置 203・・・透過光検出装置 2031・・・リンクチェーン型搬送装置 2032・・・暗室ボックス 2033・・・照明ランプ 2034・・・受光装置 2035・・・暗室ボックス 2036・・・コンベアガイド 3・・・仕分ステージ 301・・・仕分コンベア 302・・・仕分排出装置 3021・・・回転テーブル 3022・・・電磁吸着部 3023・・・励磁手段 3024・・・励磁解除手段 3025・・・励磁解除手段 303・・・分岐コンベア 304・・・ストッパ 4・・・包装ステージ 401・・・待機コンベア 4011・・・通路隔壁 402・・・箱詰装置 4021・・・保持ユニット 4022・・・吊り上げ杆 4023・・・装置フレーム 4024・・・走行台 4025・・・垂直方向ガイドバー 4026・・・エアシリンダ装置 4027・・・水平移動用エアシリンダ装置 4028・・・移動用コロ 403・・・リターンコンベア 404・・・エアシリンダ装置 405・・・包装箱待機装置 4051・・・空箱ストッパー 4052・・・箱用リフト台 4053・・・リフト用エアシリンダ装置 4054・・・ガイドロッド 4055・・・固定ガイド 4056・・・搬出コンベア 4057・・・一時停止用ストッパー装置 406・・・包装箱供給装置 4061・・・エレベータ装置 4062・・・水平移動コンベア 4063・・・水平移動コンベア 6・・・受皿 61・・・受皿本体 611・・・筒壁 612・・・底部 613・・・中央開孔 614・・・ブラケットフランジ 615・・・溝部 62・・・弾性筒体 621・・・蛇腹状部 622・・・下端開孔縁 623・・・上端開孔縁 624・・・載置部 63・・・ストッパリング 631・・・リング本体 632・・・ガイド柱 633・・・持ち上げバネ 634・・・ストッパ部 64・・・クランプ手段 641・・・クランプ手段 6411・・・弾性部材 642・・・水平軸 643・・・捩りコイルバネ 644・・・ストッパ脚 645・・・作動腕 65・・・衝撃吸収装置 651・・・ハウジング 652・・・ロッド 66・・・復帰装置 661・・・解放復帰リング 662・・・ガイド柱 663・・・持ち上げバネ 67・・・凹部 7・・・包装箱 10・・・向き揃え装置 11・・・駆動回転ローラ 12・・・回転ベルト 20・・・向き揃え装置 21・・・ピン 22・・・押上バネ 23・・・回転テーブル 24・・・エアシリンダ装置 25・・・回転駆動モータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円形輪郭状の農産物載置部を上部に有
    する受皿本体と、この受皿本体に設けられていて前記載
    置部に載せられた農産物を該載置部に押しつける保持手
    段とを備え、この保持手段は、前記の押しつけ作用を生
    ずる保持状態と、該押しつけ作用を生じない非保持状態
    との間で状態切換えが可能に設けられた保持状態制御手
    段を有することを特徴とする農産物保持機能を有する受
    皿。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記農産物載置部
    は、球塊状農産物の下半部の可及的に広い範囲を斜め下
    方から照明,撮像できるように、該球塊状農産物の平面
    最大直径よりも小さい径の円形輪郭、又は楕円,長円の
    輪郭をなすように構成されていることを特徴とする農産
    物保持機能を有する受皿。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記保持手段
    は、農産物に対し離間・係合できるように受皿本体に傾
    動可能に枢支されかつ載置農産物を載置部に押しつける
    方向のバネ力が常時付勢されている保持部材と、この保
    持部材に前記バネ力を付勢するバネとを備え、前記保持
    状態制御手段は、前記付勢バネ力に抗して保持部材を農
    産物から離間した保持解放状態に維持する保持解放維持
    装置と、該保持解放維持装置による解放維持を解除して
    保持部材が農産物を載置部に押しつける作用を生じさせ
    る状態にする解放維持解除装置と、を備えたことを特徴
    とする農産物保持機能を有する受皿。
  4. 【請求項4】 請求項3において、農産物載置部を農産
    物の載せ作業時に連動して下動するように設けると共
    に、前記解放維持解除装置は、その載置部の下動に連係
    して保持解放維持装置の保持解放維持を解除するように
    構成したことを特徴とする農産物保持機能を有する受
    皿。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    農産物載置部は、上下方向に伸縮可能の上下開放型の弾
    性筒体の上部開孔縁として設け、該弾性筒体の下部開孔
    は、受皿本体の下面から下方に向かって開口させたこと
    を特徴とする農産物保持機能を有する受皿。
  6. 【請求項6】 請求項5において、弾性筒体は、上下方
    向に伸縮可能の蛇腹状部を有する筒体であることを特徴
    とする農産物保持機能を有する受皿。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    保持状態制御手段は、保持部材が解放状態から農産物に
    保持する際の衝撃を緩和するための衝撃吸収装置を備え
    ていることを特徴とする農産物保持機能を有する受皿。
  8. 【請求項8】 受皿が、これを搬送するコンベアと非連
    結のフリートレイ式であることを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれかに記載した受皿。
  9. 【請求項9】 農産物が載せられた受皿を搬送する搬送
    手段と、該搬送手段で搬送される受皿上の農産物に対し
    て光を照射する照明手段と、農産物からの反射光及び/
    又は透過光を検出する光検出手段と、この光検出手段か
    らの信号を仕分け処理情報の一つとして農産物の仕分区
    分を判定する仕分区分判定手段と、該仕分区分判定手段
    からの信号に基づいて農産物を包装ステージに仕分け排
    出する仕分排出手段と、前記請求項1ないし8のいずれ
    かに記載の受皿と、を備えたことを特徴とする農産物の
    選別装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、包装ステージに
    は、保持部材が農産物を保持状態から非保持状態に切換
    える保持解放維持装置の駆動手段を設けたことを特徴と
    する農産物の選別装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006212475A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Maki Mfg Co Ltd 農産物の内部品質判定装置
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