JPH11351142A - 可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ - Google Patents

可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ

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Publication number
JPH11351142A
JPH11351142A JP10176705A JP17670598A JPH11351142A JP H11351142 A JPH11351142 A JP H11351142A JP 10176705 A JP10176705 A JP 10176705A JP 17670598 A JP17670598 A JP 17670598A JP H11351142 A JPH11351142 A JP H11351142A
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JP
Japan
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passage
pressure
chamber
swash plate
suction
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JP10176705A
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English (en)
Inventor
Yukio Kazahaya
幸生 風早
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気に対するシール管理を容易にするととも
に騒音を抑制し、また信頼性の向上を図り、更には最小
ピストンストロ−ク時の吸入制御弁の閉状態を安定させ
る。 【解決手段】 熱負荷が小さくなったとき、コントロー
ルバルブ81によって通路58が開放され、クランク室
8の圧力は上昇して斜板10の傾きが小さくなる。斜板
10の傾きが最小になったとき、斜板10によって第2
の通路57の通路断面積が大幅に減少し、クランク室8
の圧力低下が抑制される。一方、蓄圧室33の圧力は上
昇して吸入制御弁としてのスプール弁30の弁体31に
よって吸入口3aが遮断される。このときエアコンシス
テム内の冷媒の流通がなくなり、エアコンシステム内の
高圧と低圧とが徐々に平衡し、吸入口3aの圧力も次第
に上昇するが、弁体31に対して吸入室13の圧力だけ
が開弁方向へ作用し、吸入口3aの圧力が開弁方向へ作
用しないので、弁体31の閉状態が維持される。このよ
うにしてエバポレータからの冷媒ガスの流入が阻止さ
れ、冷媒ガスが圧縮機内部で循環する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンの駆動力
が常時伝達される可変容量型斜板式クラッチレスコンプ
レッサに関し、特に極低負荷時にエバポレータからの低
圧の冷媒の流入を阻止して冷媒をコンプレッサ内部で循
環させ、冷凍能力を零にする可変容量型斜板式クラッチ
レスコンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクラッチレスコンプレッサとして
可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサがある。こ
のクラッチレスコンプレッサでは、吸入圧に応じて斜板
の傾斜角度が変化してピストンのストロークが変わり、
吐出量が増減する。
【0003】クラッチレスコンプレッサとして最小吐出
容量がゼロにならない可変容量型斜板式クラッチレスコ
ンプレッサを採用した場合、熱負荷が低下したとき(ク
ラッチ付きコンプレッサのクラッチオフ相当時)、冷媒
によりエバポレータが冷却され、エバポレータの表面に
着霜が起こり、エバポレータが凍結して通風が困難にな
り、冷却機能が損なわれることがある。
【0004】これを防止する技術としては、熱負荷が低
下したとき、冷媒をコンプレッサ内部で循環させ、吐出
量をゼロにするものがある(特開平7−253080号
公報)。
【0005】このクラッチレスコンプレッサでは、熱負
荷の低下にともない斜板の傾斜角度が減少し、斜板が伝
達筒をリヤ側へ押し、伝達筒が遮断体をリヤ側へ押す。
斜板が最も傾いたとき遮断体によって吸入通路が閉鎖さ
れ、エバポレータからの低圧の冷媒ガスの流入が阻止さ
れる。一方、コントロールバルブによって吐出室とクラ
ンク室とが連通し、吐出室の高圧の冷媒ガスがクランク
室へ流れ、冷媒ガスはコンデンサ側へほとんど流れな
い。このようにして斜板の傾斜角度が最小のとき(最小
ピストンストローク時)、大部分の冷媒ガスがコンプレ
ッサ内部を循環し、冷凍能力をゼロにすることができ
る。また、冷媒ガスが内部循環するため、摺動部が十分
に潤滑、冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、吸入通路を
閉鎖するための伝達筒や遮断体を回転軸に装着する構造
が採用されているので、シリンダヘッド内において吐出
室(高圧室)を吸入室(低圧室)の外側に配置しなけれ
ばならず、外気とのシール管理が厳しくなる。例えばよ
り高い加工精度やボルト(シリンダブロックとヘッドと
を結合するためのボルト)の適正な締込み量などが要求
されることになる。
【0007】また、伝達筒、軸受及び遮断体を介してば
ねで回転軸にプリロードを与える構造が採用されている
ので、その構造上回転軸に十分なプリロードを与えられ
ない。その結果、回転軸並びに回転支持体が軸方向に安
定せず、振動による騒音が大きくなる。特に高負荷時で
容量の大きいとき、遮断体を付勢するばねが伸びてしま
い、騒音がより大きくなる。
【0008】更に、遮断体は回転軸の回転につれてつれ
回りするため、遮断体を付勢するばねが遮断体とともに
回転してねじ切れ、吸入通路を開閉できなくなるおそれ
があった。
【0009】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は外気に対するシール管理を容易に
するとともに騒音を抑制し、更には信頼性の向上を図る
ことができる可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッ
サを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の可変容量型斜板式クラッチレス
コンプレッサは、エバポレータからの冷媒ガスを吸入す
る吸入口と、この吸入口から流入した冷媒ガスを収容す
る吸入室と、回転軸に摺動かつ傾斜可能に装着され、前
記回転軸と一体に回転する斜板と、この斜板を収容する
クランク室と、前記クランク室の冷媒ガスを前記吸入室
に導き、しかも前記斜板の傾斜角度が最小のときに前記
斜板によって通路断面積が減少する第1の通路と、圧縮
室から吐出された冷媒ガスを収容する吐出室と、この吐
出室の冷媒ガスを前記クランク室に導く第2の通路と、
この第2の通路の途中に設けられ、熱負荷が大きいとき
に前記第2の通路を遮断する圧力制御弁と、前記吸入口
と前記クランク室との圧力差が所定値以上になったとき
に前記吸入口を遮断し、遮断後は前記吸入室の圧力だけ
が開弁方向へ作用する吸入制御弁と、前記吸入制御弁に
対して閉弁方向へ作用する圧力の冷媒ガスが蓄えられる
蓄圧室と、前記クランク室の冷媒ガスを前記蓄圧室に導
く第3の通路と、前記吸入制御弁が前記吸入口を遮断し
たときだけ前記クランク室の冷媒ガスを前記吸入室に導
く第4の通路とを備えていることを特徴とする。
【0011】熱負荷が小さくなったとき、圧力制御弁に
よって第2の通路が開放され、クランク室の圧力は上昇
して斜板の傾きが小さくなる。斜板の傾斜角度が最小に
なったとき、斜板によって第1の通路の通路断面積が減
少し、クランク室の圧力低下が抑制される。一方、蓄圧
室の圧力は上昇し、吸入制御弁が作動して吸入口が遮断
される。このとき第4の通路を通じてクランク室から吸
入室へ冷媒ガスが流れる。このようにしてエバポレータ
から吸入室への冷媒ガスの流入が阻止され、冷媒が圧縮
機内部で循環する。
【0012】また、吸入制御弁によって吸入口が遮断さ
れ、エアコンシステム内の冷媒の流通がなくなると、エ
アコンシステム内の高圧と低圧とが徐々に平衡し、吸入
口の圧力も次第に上昇するが、吸入制御弁に対して吸入
室の冷媒ガスだけが開弁方向へ作用し、吸入口の冷媒ガ
スは開弁方向へ作用しないので、吸入制御弁の閉状態が
維持される。
【0013】請求項2記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサは、請求項1記載の発明の可変
容量型斜板式クラッチレスコンプレッサにおいて、前記
吸入制御弁がスプール弁であり、前記吸入口の遮断前、
前記スプール弁の弁体の一方に前記吸入口の圧力、前記
吸入室の圧力及び付勢部材の付勢力が作用し、前記弁体
の他方に前記第3の通路を介して前記蓄圧室に導入され
た前記クランク室の冷媒ガスの圧力が作用し、前記吸入
口の遮断後、前記吸入室の圧力及び前記付勢部材の付勢
力だけが前記弁体の一方に作用することを特徴とする。
【0014】スプール弁の弁体が吸入口を遮断し、エア
コンシステム内の冷媒の流通がなくなってエアコンシス
テム内の高圧と低圧とが徐々に平衡し、吸入口の圧力も
次第に上昇したとしても、スプール弁の弁体の一方には
吸入室の圧力及び付勢部材の付勢力だけが作用し、吸入
口の圧力は開弁方向へ作用しないので、スプール弁の閉
状態が維持される。
【0015】請求項3記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサは、請求項1又は2記載の発明
の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサにおい
て、前記第4の通路の途中に第1のオリフィスが形成さ
れ、この第1のオリフィスの通路面積が、前記第1の通
路の途中に形成された第2のオリフィスの通路面積より
も小さいことを特徴とする。
【0016】上述のように第4の通路の途中の第1のオ
リフィスの通路面積が、第1の通路の下流の第2のオリ
フィスの通路面積よりも小さいので、吸入制御弁が吸入
口を遮断して斜板の傾斜角度が最小になり、第1の通路
の通路断面積が斜板によって減少したときだけ、第4の
通路を通じてクランク室から吸入室へ冷媒ガスが流れ、
冷媒ガスが圧縮機内を循環する。
【0017】請求項4記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサは、請求項1、2又は3記載の
発明の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサにお
いて、前記第1の通路の一部が、前記回転軸に固定され
た環状体に形成された孔によって構成されていることを
特徴とする。
【0018】斜板の傾斜角度が最小になったときに斜板
は環状体に接触するが、環状体は斜板と一体に回転する
ので、斜板をハウジング又はハウジングに固定した環状
体に接触させる構造を採用した場合に較べ、斜板の摩耗
が抑制される。
【0019】請求項5記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサは、請求項1、2、3又は4記
載の発明の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ
において、前記第4の通路が、前記回転軸のフロント側
にシャフトシール及びフロント側軸受を収容するための
フロント側軸受収容空間と、前記クランク室とを連通さ
せるフロント側通路と、前記回転軸に設けられ、前記回
転軸のリヤ側にリヤ側軸受を収容するためのリヤ側軸受
収容空間と、前記フロント側軸受収容空間とを連通させ
る回転軸側通路と、前記リヤ側軸受収容空間と前記吸入
室とを連通させるリヤ側通路とで構成されていることを
特徴とする。
【0020】フロント側軸受収容空間とリヤ側の軸受収
容空間とが第4の通路の一部を構成するので、第4の通
路を通る冷媒ガス中の潤滑油によって各軸受及びシャフ
トシールが潤滑・冷却される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0022】図1はこの発明の一実施形態に係る可変容
量型斜板式クラッチレスコンプレッサの吸入口が閉じた
状態を示す縦断面図、図2はその拡大図、図3は吸入口
が開いた状態を示す縦断面図、図4はその拡大図であ
る。
【0023】この可変容量型斜板式クラッチレスコンプ
レッサのシリンダブロック1の一端面にはバルブプレー
ト2を介してリヤヘッド3が、他端面にはフロントヘッ
ド4がそれぞれ固定されている。シリンダブロック1に
は、シャフト(回転軸)5を中心にして周方向に所定間
隔おきに複数のシリンダボア6が配設されている。これ
らのシリンダボア6内にはそれぞれピストン7が摺動可
能に収容されている。
【0024】前記フロントヘッド4内にはクランク室8
が形成され、このクランク室8内には斜板10が収容さ
れている。斜板10の摺動面10aには、コネクティン
グロッド11の球体状の一端部11aを相対転動可能に
支持するシュー50が、リテーナ53で保持されてい
る。リテーナ53はラジアル軸受55を介して斜板10
のボス部10bに装着され、リテーナ53が装着され、
リテーナ53は斜板10に対して相対回転可能である。
ラジアル軸受55は、ボス部10bにねじ45で固定さ
れたストッパ54によって抜け止めされている。コネク
ティングロッド11の他端部11bはピストン7に固定
されている。
【0025】シュー50は、コネクティングロッド11
の一端部11aの先端面を相対転動可能に支持するシュ
ー本体51と、コネクティングロッド11の一端部11
aの後端面を相対転動可能に支持するワッシャ52とで
構成されている。
【0026】前記リヤヘッド3には、吐出室12と吸入
室13とが形成されている。吸入室13は吐出室12を
包囲するように配置されている。リヤヘッド3にはエバ
ポレータ80の出口へ通じる吸入口3aが設けられてい
る。
【0027】吸入口3aと吸入室13との途中にはスプ
ール弁(吸入制御弁)30が設けられている。このスプ
ール弁30は、シャフト5の中心線方向に沿って摺動可
能な有底筒状の弁体31と、ばね(付勢部材)32と、
環状のストッパ56とを備えている。ストッパ56は吸
入室13の内壁面に固定されている。ばね32は弁体3
1内に収容され、ばね32の一端はストッパ56に当接
し、ばね32の他端は弁体31の底面に当接している。
【0028】弁体31のフロント側には吸入室13が位
置する。スプール弁30の開弁時、吸入室13と吸入口
3aとは連通している(図2参照)。弁体31のリヤ側
には蓄圧室33が形成され、蓄圧室33には第3の通路
34を介してクランク室8の冷媒ガスが導入される。し
たがって、弁体31のフロント側にはばね32の付勢
力、吸入室13の冷媒ガスの圧力及び吸入口3aの冷媒
ガスの圧力が開弁方向(弁開度が大きくなる方向)へ作
用し、弁体31のリヤ側にはクランク室8の冷媒ガスの
圧力が閉弁方向(弁開度が小さくなる方向)へ作用す
る。但し、吸入口3aとクランク室8との圧力差が所定
値以上になったときは弁体31が閉弁方向へ移動して吸
入口3aが遮断され、弁体31のフロント側にはばね3
2の付勢力と吸入室13の冷媒ガスの圧力とが開弁方向
へ作用する。すなわち、弁体31のフロント側には吸入
口3aの圧力が作用しない。
【0029】吐出室12とクランク室8とは第2の通路
57を介して連通する。通路57の途中にはコントロー
ルバルブ(圧力制御弁)81が設けられている。熱負荷
が大きいとき、コントロールバルブ81のソレノイド
(図示せず)への通電により弁体81bが着座して第2
の通路57が遮断され、熱負荷が小さいとき、ソレノイ
ドへの通電停止により弁体81bが弁座から離れて第2
の通路57が開放される。コントロールバルブ81の作
動は図示しないコンピュータによって制御される。
【0030】吸入室13とクランク室8とは第1の通路
58を介して連通する。第1の通路58は、バルブプレ
ート2に形成されたオリフィス(第2のオリフィス)5
8aと、シリンダブロック1に形成された通路58b
と、シャフト5に固定されたリング(環状体)59に形
成された孔58cとで構成されている。吸入室13とク
ランク室8とは第4の通路60を介して連通している。
第4の通路60は、フロントヘッド4に形成された通路
60aと、フロントヘッド4に形成されたフロント側軸
受収容空間60bと、シャフト5に形成された通路60
cと、シリンダブロック1に形成されたリヤ側軸受収容
空間60dと、シリンダブロック1の通路58bと、バ
ルブプレート2のオリフィス58aとで構成されてい
る。シリンダブロック1の通路58bとバルブプレート
2のオリフィス58aとは、第1の通路58の一部を構
成するとともに、第4の通路60の一部を構成する。通
路60cのリヤ側端部の内周面にはめねじ61が形成さ
れ、めねじ61にはスクリュー62がねじ込まれてい
る。スクリュー62にはオリフィス(第1のオリフィ
ス)62aが形成され、このオリフィス62aの通路面
積は、第1の通路58の一部を構成するバルブプレート
2のオリフィス58aの通路面積よりも小さい。したが
って、斜板10のボス部10bがリング59の孔58c
をほぼ塞ぎ、第1の通路58の通路断面積が大幅に減少
したときだけ、第4の通路60を通じてクランク室8の
冷媒ガスが吸入室13に導かれる。なお、第1の通路5
8と第4の通路とをそれぞれ独立に(一方が他方に合流
しないように)形成するようにしてもよいが、この実施
形態のように一方を他方に合流させるようにすれば、ク
ランク室8から吸入室13への冷媒ガスの漏れ量の管理
は容易になる。
【0031】前記バルブプレート2には、圧縮室82と
吐出室12とを連通させる吐出ポート16と、圧縮室8
2と吸入室13とを連通させる吸入ポート15とが、そ
れぞれ周方向に所定間隔おきに設けられている。吐出ポ
ート16は吐出弁17により開閉され、吐出弁17はバ
ルブプレート2のリヤヘッド側端面に弁押さえ18とと
もにボルト19,ナット20により固定されている。ま
た、吸入ポート15は吸入弁21により開閉され、吸入
弁21はバルブプレート2とシリンダブロック1との間
に配設されている。
【0032】シリンダブロック1のリヤ側軸受収容空間
60dに収容されたラジアル軸受(リヤ側軸受)24及
びスラスト軸受(リヤ側軸受)25によってシャフト5
のリヤ側端部が回転可能に支持され、フロントヘッド4
のフロント側軸受収容空間60bに収容されたラジアル
軸受(フロント側軸受)26によってシャフト5のフロ
ント側端部が回転可能に支持される。フロント側の軸受
収容空間60bには、ラジアル軸受26の他にシャフト
シール46が収容されている。
【0033】シリンダブロック1の中央部にはめねじ1
bが設けられ、このめねじ1bにはアジャストナット8
3が螺合されている。このアジャストナット83を締め
込むことにより、スラスト軸受25を介してシャフト5
にプレロードを与える。また、シャフト5のフロント側
端部にはプーリ(図示せず)が固定される。
【0034】シャフト5にはシャフト5の回転を斜板1
0に伝達するためのスラストフランジ40が固定され、
このスラストフランジ40はスラスト軸受33を介して
フロントヘッド4の内壁面に支持されている。スラスト
フランジ40と斜板10とはヒンジ機構41を介して連
結され、斜板10はシャフト5と直角な仮想面に対して
傾斜可能である。
【0035】斜板10はシャフト5に摺動かつ傾斜可能
に装着されている。
【0036】ヒンジ機構41は、斜板10のフロント面
10cに設けられたブラケット10eと、ブラケット1
0eに設けられた直線的なガイド溝10fと、スラスト
フランジ40の斜板側端面40aに螺着されたロッド4
3とで構成されている。ガイド溝10fの長手軸は斜板
10のフロント面10cに対して所定角度傾いている。
ロッド43の球状部43aはガイド溝10fに相対摺動
可能に嵌合されている。
【0037】次に、この可変容量型斜板式クラッチレス
コンプレッサの作動を説明する。
【0038】車載エンジンの回転動力は図示しないベル
トを介して図示しないプーリ、シャフト5に常時伝達さ
れ、シャフト5の回転力はスラストフランジ40、ヒン
ジ機構41を経て斜板10に伝達され、斜板10が回転
する。
【0039】斜板10の回転によりシュー50が斜板1
0のリヤ面10a上を相対回転するので、斜板10から
の回転力はピストン7の直線往復運動に変換される。ピ
ストン7はシリンダボア6内を往復運動し、その結果シ
リンダボア6内の圧縮室82の容積が変化し、この容積
変化によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が順次行な
われ、斜板10の傾斜角度に応じた容量の冷媒ガスが吐
出される。吸入時、吸入弁21が開き、吸入室13から
シリンダボア6内の圧縮室82へ低圧の冷媒が吸入さ
れ、吐出時、吐出弁17が開き、圧縮室82から吐出室
12へ高圧の冷媒ガスが吐出される。
【0040】熱負荷が小さくなると(クラッチ付きコン
プレッサのクラッチオフ相当時)、コントロールバルブ
81のソレノイドへの通電が停止されてプランジャ81
dが開弁方向へ移動し、弁体81bがばね81cの付勢
力に抗して開弁方向へ移動し、第2の通路57が開く。
その結果、第2の通路57を介して吐出室12からクラ
ンク室8へ高圧の冷媒ガスが流出し、クランク室8の圧
力は高くなる。そして、圧縮行程中のピストン7のリヤ
面にかかる力は大きくなり、ピストン7のリヤ面にかか
る力の総和はピストン7のフロント面(トップ面)にか
かる力の総和を上回る結果、斜板10の傾斜角度が小さ
くなる。斜板10の傾斜角度が最小になったとき、斜板
10のボス部10bがリング59の孔58cをほぼ塞
ぎ、第1の通路58の通路断面積が大幅に減少するの
で、クランク室8の圧力低下が抑制される。
【0041】吸入口3aとクランク室8との圧力差が所
定値以上になり、スプール弁30の弁体31のリヤ側に
作用する蓄圧室33の圧力(クランク室8の圧力)が弁
体31のフロント側に作用する吸入口3aの冷媒ガスの
圧力と吸入室13の冷媒ガスの圧力とばね32の付勢力
との合力に打ち勝つと、弁体31が閉弁方向へ移動して
吸入口3aが閉じる(図4参照)。その結果、エバポレ
ータ80から吸入室13への冷媒ガスの流入が阻止され
る。このとき上述のように斜板10のボス部10bがリ
ング59の孔58cをほぼ塞いで第1の通路58の通路
断面積が大幅に減少するが、第4の通路60を通じてク
ランク室8内の冷媒ガスが吸入室13に流れる。これに
よりクランク室8の過度の圧力上昇が抑制されるととも
に、冷媒ガスの圧縮機内循環が可能になる。
【0042】最小ピストンストローク時(図3の状
態)、冷媒ガスが吸入室13、圧縮室82、吐出室1
2、第2の通路57、クランク室8及び第4の通路60
を順次経て再び吸入室13に戻る。
【0043】このようにして図示しないエアコンシステ
ム内における冷媒の流通がなくなると、エアコンシステ
ム内の高圧と低圧とが徐々に平衡し、吸入口3aの圧力
も次第に上昇するが、図4に示すように、スプール弁3
0の弁体31の外周面が吸入口3aに望み、弁体31の
一方(フロント側)には吸入室13の圧力が作用し、吸
入口3aの圧力が作用しないので、スプール弁30の閉
状態が維持される。
【0044】また、クランク室8の冷媒ガスは、フロン
トヘッド4の通路60aからフロント側軸受収容空間6
0b、シャフト5の通路60c、リヤ側軸受収容空間6
0d、シリンダブロック1の通路58b及びバルブプレ
ート2のオリフィス60fを通って吸入室13へ流れ
る。このとき冷媒ガスはシャフト5の通路60cの途中
にあるスクリュ−62のオイフィス62aで絞られた
後、バルブプレート2のオリフィス58aで再び絞ら
れ、圧力が減少する。
【0045】これに対し、熱負荷が大きくなると、コン
トロールバルブ81のソレノイドへの通電によりプラン
ジャ81dが閉弁方向へ移動し、弁体81bがばね81
cの付勢力によって閉弁方向へ移動し、第2の通路57
が閉じる。その結果、吐出室12からクランク室8への
高圧の冷媒ガスの流入が阻止され、クランク室8の圧力
は低くなる。そして、圧縮行程中のピストン7のリヤ面
にかかる力は小さくなり、ピストン7のリヤ面にかかる
力の総和はピストン7のフロント面にかかる力の総和を
下回る結果、斜板10の傾斜角度が大きくなる。斜板1
0の傾斜角度が最小から最大になるとき、斜板10のボ
ス部10bがリング59の孔58cから離れ、第1の通
路58が全開になり、クランク室8の冷媒ガスが第1の
通路58を介して吸入室13へ流れるので、クランク室
8の圧力の低下が促進される。第1の通路58の通路面
積が最大になると、第4の通路60から吸入室13へは
冷媒ガスがほとんど流れなくなる。
【0046】また、吸入室13の圧力が高くなって、吸
入室13とクランク室8との圧力差が所定値以下になる
と、スプール弁30の弁体31に作用する吸入室13の
冷媒ガスの圧力とばね32の付勢力との合力が弁体31
に作用する蓄圧室33の圧力に打ち勝ち、弁体31が開
弁方向へ移動して吸入口3aが開く(図2参照)。その
結果、エバポレータ80から吸入室13へ冷媒ガスが流
入する。また、コントロールバルブ81の弁体81bに
よって第2の通路57が閉じているので、吐出室12の
高圧の冷媒ガスは図示しない吐出口からコンデンサの入
口へ送り出される。
【0047】この実施形態の可変容量型斜板式クラッチ
レスコンプレッサは次のような効果を奏する。
【0048】 シャフト5に吸入口を開閉する機構
(従来例の伝達筒や遮断体等)を装着する必要がないの
で、リヤヘッド3内において吸入室13を吐出室12の
外側に配置することができ、外気とのシール管理が容易
になる。更に、シャフト5にプリロードを与えるための
ばねがシャフト5の回転につれ回りしてねじ切れ、吸入
口3aを開閉できなくなることもないので、圧縮機の信
頼性が向上する。
【0049】 アジャストナット83を締め込んで十
分なプリロードをシャフト5に与えることができるの
で、シャフト5及びスラストフランジ40が軸方向に安
定し、振動による騒音を抑制することができる。
【0050】 シリンダブロック1等の構造が複雑で
はないのでクラッチ付可変容量型斜板式コンプレッサと
の部品の共通化が可能である。
【0051】 吸入制御弁としてスプール弁30を採
用したので、構成の簡素化を図ることができる。
【0052】 斜板10の傾斜角度が最小になったと
きに斜板10と接触するリング59が斜板10と一体に
回転するので、斜板10をシリンダブロック1に直接又
はシリンダブロック1に固定したリングに接触させる場
合に較べ、斜板10の摩耗が抑制される。
【0053】 スプール弁30の弁体31が閉弁方向
へ移動して吸入口3aが閉じ、エアコンシステム内の冷
媒の流通がなくなると、エアコンシステム内の高圧と低
圧とが徐々に平衡し、吸入口3aの圧力も次第に上昇す
るが、吸入口3aの圧力は弁体31の外周面に作用し、
弁体31の一方(フロント側)には吸入室13の圧力だ
けが作用し、吸入口3aの圧力が作用しないので、スプ
ール弁30の閉状態は維持される。
【0054】ちなみに、スプール弁30の弁体31をシ
ャフト5の中心線と直角の方向へ摺動させ、弁体31の
一方に吸入口3aの圧力を常時作用させる構造の可変容
量型斜板式クラッチレスコンプレッサでは、エアコンシ
ステム内の高圧と低圧とが平衡したときに弁体31が開
いてしまい、冷媒ガスが吸入口3aから吸入室13に流
入することがあるが、この実施形態によればそのような
問題は解消される。
【0055】 第4の通路60の一部をフロント側軸
受収容空間60bとリヤ側軸受収容空間60dとが構成
するので、第4の通路60を通る冷媒ガスの潤滑油によ
って各軸受26,24,25及びシャフトシール46が
潤滑・冷却される。
【0056】なお、前述の実施形態では、吸入制御弁と
してスプール弁30を用いた場合について述べたが、ロ
ータリ弁等のスプール弁以外の弁を用いてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサによれ
ば、吸入口を開閉する機構を回転軸に装着する必要がな
いので、ハウジング内において吸入室を吐出室の外側に
配置することができ、外気とのシール管理が容易にな
る。また、回転軸にプリロードを与えるためのばねが回
転軸の回転につれ回りしてねじ切れ、吸入口の開閉がで
きなくなることもないので、圧縮機の信頼性が向上す
る。更に、十分なプリロードを回転軸に与えることがで
きるので、回転軸が軸方向に安定し、振動による騒音を
抑制することができる。
【0058】また、吸入制御弁によって吸入口が遮断さ
れ、エアコンシステム内の冷媒の流通がなくなると、エ
アコンシステム内の高圧と低圧とが徐々に平衡し、吸入
口の圧力も次第に上昇するが、吸入制御弁に対して吸入
室の圧力だけが開弁方向へ作用し、吸入口の圧力が開弁
方向へ作用しないので、吸入制御弁の閉状態が維持され
る。
【0059】請求項2記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサによれば、吸入制御弁としてス
プール弁を採用したので、構成の簡素化を図ることがで
きる。
【0060】請求項3記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサによれば、第1の通路の通路断
面積が斜板によって減少したときだけ第4の通路を通じ
てクランク室から吸入室へ冷媒ガスが導入する機能を、
簡単な構成で実現することができる。
【0061】請求項4記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサによれば、斜板の傾斜角度が最
小になったときに斜板は環状体に接触するが、環状体は
斜板と一体に回転するので、斜板をハウジング又はハウ
ジングに固定した環状体に接触させる構造を採用した場
合に較べ、斜板の摩耗が抑制される。
【0062】請求項5記載の発明の可変容量型斜板式ク
ラッチレスコンプレッサによれば、斜板の傾斜角度が最
小になったときにも、第4の通路を通る冷媒ガス中の潤
滑油によって各軸受及びシャフトシールが潤滑・冷却さ
れ、焼付きを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る可変容量型
斜板式クラッチレスコンプレッサの吸入口が開いた状態
を示す縦断面図である。
【図2】図2は吸入口が開いた状態を示す部分拡大図で
ある。
【図3】図3はこの発明の一実施形態に係る可変容量型
斜板式クラッチレスコンプレッサの吸入口が閉じた状態
を示す縦断面図である。
【図4】図4は吸入口が閉じた状態を示す部分拡大図で
ある。
【符号の説明】
3a 吸入口 5 シャフト 8 クランク室 10 斜板 13 吸入室 30 スプール弁 31 弁体 32 ばね 33 蓄圧室 34 第3の通路 57 第2の通路 58 第1の通路 58a,62a オリフィス 60 第4の通路 60b フロント側軸受収容室 60d リヤ側軸受収容室 80 エバポレータ 81 コントロールバルブ 82 圧縮室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータからの冷媒ガスを吸入する
    吸入口と、 この吸入口から流入した冷媒ガスを収容する吸入室と、 回転軸に摺動かつ傾斜可能に装着され、前記回転軸と一
    体に回転する斜板と、 この斜板を収容するクランク室と、 前記クランク室の冷媒ガスを前記吸入室に導き、しかも
    前記斜板の傾斜角度が最小のときに前記斜板によって通
    路断面積が減少する第1の通路と、 圧縮室から吐出された冷媒ガスを収容する吐出室と、 この吐出室の冷媒ガスを前記クランク室に導く第2の通
    路と、 この第2の通路の途中に設けられ、熱負荷が大きいとき
    に前記第2の通路を遮断する圧力制御弁と、 前記吸入口と前記クランク室との圧力差が所定値以上に
    なったときに前記吸入口を遮断し、遮断後は前記吸入室
    の圧力だけが開弁方向へ作用する吸入制御弁と、 前記吸入制御弁に対して閉弁方向へ作用する圧力の冷媒
    ガスが蓄えられる蓄圧室と、 前記クランク室の冷媒ガスを前記蓄圧室に導く第3の通
    路と、 前記吸入制御弁が前記吸入口を遮断したときだけ前記ク
    ランク室の冷媒ガスを前記吸入室に導く第4の通路とを
    備えていることを特徴とする可変容量型斜板式クラッチ
    レスコンプレッサ。
  2. 【請求項2】 前記吸入制御弁がスプール弁であり、 前記吸入口の遮断前、前記スプール弁の弁体の一方に前
    記吸入口の圧力、前記吸入室の圧力及び付勢部材の付勢
    力が作用し、前記弁体の他方に前記第3の通路を介して
    前記蓄圧室に導入された前記クランク室の冷媒ガスの圧
    力が作用し、 前記吸入口の遮断後、前記吸入室の圧力及び前記付勢部
    材の付勢力だけが前記弁体の一方に作用することを特徴
    とする請求項1記載の可変容量型斜板式クラッチレスコ
    ンプレッサ。
  3. 【請求項3】 前記第4の通路の途中に第1のオリフィ
    スが形成され、この第1のオリフィスの通路面積が、前
    記第1の通路の途中に形成された第2のオリフィスの通
    路面積よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2記
    載の可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ。
  4. 【請求項4】 前記第1の通路の一部が、前記回転軸に
    固定された環状体に形成された孔によって構成されてい
    ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の可変容量
    型斜板式クラッチレスコンプレッサ。
  5. 【請求項5】 前記第4の通路が、 前記回転軸のフロント側にシャフトシール及びフロント
    側軸受を収容するためのフロント側軸受収容空間と、前
    記クランク室とを連通させるフロント側通路と、 前記回転軸に設けられ、前記回転軸のリヤ側にリヤ側軸
    受を収容するためのリヤ側軸受収容空間と、前記フロン
    ト側軸受収容空間とを連通させる回転軸側通路と、 前記リヤ側軸受収容空間と前記吸入室とを連通させるリ
    ヤ側通路とで構成されていることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の可変容量型斜板式クラッチレス
    コンプレッサ。
JP10176705A 1998-06-09 1998-06-09 可変容量型斜板式クラッチレスコンプレッサ Withdrawn JPH11351142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001053699A1 (fr) * 2000-01-21 2001-07-26 Zexel Valeo Climate Control Corporation Compresseur sans embrayage du type a plateau oscillant a deplacement variable
EP1591661A2 (en) 2004-04-28 2005-11-02 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Variable displacement compressor

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Effective date: 20050906