JPH11351119A - 潮流発電装置 - Google Patents

潮流発電装置

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JPH11351119A
JPH11351119A JP10164838A JP16483898A JPH11351119A JP H11351119 A JPH11351119 A JP H11351119A JP 10164838 A JP10164838 A JP 10164838A JP 16483898 A JP16483898 A JP 16483898A JP H11351119 A JPH11351119 A JP H11351119A
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water
tidal
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water channel
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Tadayoshi Uemoto
忠義 植本
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海上の気象条件に左右されることなく電力供
給を安定的に行うことができる潮流発電装置を提供す
る。 【解決手段】 海面直下に沈下され且つ常時潮流に対し
て所定の位置関係を維持するように構成された浮遊基台
1に、潮流の流れ方向に略平行な流路をもつ水路部13
を設けるとともに、上記水路部13に水車ユニット2を
配置し、上記水路部13を通って流れる潮流の運動エネ
ルギーを上記水車ユニット2の回転力として取り出し、
この回転力によって発電機3を駆動して発電を行わせ
る。かかる構成とすることで、水車ユニット2を備えた
浮遊基台1が海面直下に沈下され且つ常時潮流に対して
所定の位置関係を維持するように構成されているので、
例え海が荒れて波が大きくなってもこの海面の荒れに影
響されることなく発電作用を継続することができ、より
安定的な電力供給が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、潮流のもつ運動
エネルギーを利用して発電を行うようにした潮流発電装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現代社会において電気は人間の活動に欠
かすことのできない最も重要なエネルギー源の一つであ
る。かかる重要性から、電気を得るための発電方法とし
て、従来より種々の方法が提案されており、その中でも
特に火力発電と原子力発電とが主流で、これら両方法に
よる発電量は全発電量の8割近くに達している。
【0003】ところが、この火力発電あるいは原子力発
電においては、その発電運転に伴う公害の発生が、特に
近年における地球規模的な環境保護の意識の高まり中
で、問題となっており、このことから地球環境を損ねな
いクリーンな発電方法が注目されており、かかるクリー
ンな発電方法の一つとして潮流発電がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この潮流発電は、潮流
のもつ運動エネルギーを発電機の駆動源として利用する
ものであるが、従来より提案されている潮流発電は、潮
流発電装置そのものを海上に設置することを基本構成と
するものであり、このためその運転が海上の気象条件に
大きく左右され、安定的な運転、安定的な電力供給とい
う点において大きな問題があった。
【0005】そこで本願発明は、海上の気象条件に左右
されることなく電力供給を安定的に行うことができる潮
流発電装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明にかかる潮流発電装置
は、海面直下に沈下され且つ常時潮流に対して所定の位
置関係を維持するように構成された浮遊基台1に、潮流
の流れ方向に略平行な流路をもつ水路部13を設けると
ともに、上記水路部13に水車ユニット2を配置し、上
記水路部13を通って流れる潮流の運動エネルギーを上
記水車ユニット2の回転力として取り出し、この回転力
によって発電機3を駆動して発電を行わせるように構成
したことを特徴としている。
【0008】本願の第2の発明にかかる潮流発電装置
は、上記第1の発明にかかる潮流発電装置において、上
記水車ユニット2を、下端が開口し且つ海面下への沈下
状態においてその内部に加圧空気室32を形成する水車
収容カバー31と、上記水車収容カバー31の上記加圧
空気室32と該加圧空気室32内の加圧空気に接して上
記水路部13内を流れる水路内潮流との間に跨がって配
置され、該水路内潮流の運動エネルギーを受けて回転す
る水車21とで構成したことを特徴としている。
【0009】本願の第3の発明にかかる潮流発電装置
は、上記第1の発明にかかる潮流発電装置において、上
記浮遊基台1における上記水路部13の両側部に上記潮
流の流れに略直交する方向に延びて該潮流の流れを阻止
する潮流阻止壁18,18を設けるとともに、該潮流阻
止壁18,18の幅寸法S2を、上記水路部13の開口
幅S1の略1/2に設定したことを特徴としている。
【0010】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0011】 本願の第1の発明にかかる潮流発電装
置によれば、水車ユニット2を備えた浮遊基台1が海面
直下に沈下され且つ常時潮流に対して所定の位置関係を
維持するように構成されているので、例え海が荒れて波
が大きくなってもこの海面の荒れに影響されることなく
発電作用を継続することができ、より安定的な電力供給
が可能となるものである。
【0012】 本願の第2の発明にかかる潮流発電装
置によれば、上記水車ユニット2を、下端が開口し且つ
海面下への沈下状態においてその内部に加圧空気室32
を形成する水車収容カバー31と、上記水車収容カバー
31の上記加圧空気室32と該加圧空気室32内の加圧
空気に接して上記水路部13内を流れる水路内潮流との
間に跨がって配置され、該水路内潮流の運動エネルギー
を受けて回転する水車21とで構成しているので、上記
水車ユニット2が海面下に沈下した状態においても水路
内潮流によって上記水車21を確実に回転させることが
でき、上記に記載の効果がより確実に得られるもので
ある。
【0013】 本願の第3の発明にかかる潮流発電装
置によれば、上記浮遊基台1における上記水路部13の
両側部に上記潮流の流れに略直交する方向に延びて該潮
流の流れを阻止する潮流阻止壁18,18を設けるとと
もに、該潮流阻止壁18,18の幅寸法S2を、上記水
路部13の開口幅S1の略1/2に設定しているので、
上記浮遊基台1の幅寸法を可及的に小さく抑えつつ潮流
の運動エネルギーを最大限取り出すことができ、潮流発
電装置のコンパクト化と発電効率の向上とを両立させる
ことが可能となるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、好適な実施形態に基づいて
本願発明を具体的に説明する。図1及び図2には、本願
発明の実施形態としての潮流発電装置Zを示している。
この潮流発電装置Zは、次述する浮遊基台1とこれに取
り付けられる水車ユニット2とを備えて構成される。
【0015】上記浮遊基台1は、例えばコンクリートに
より成形された尖頭状の平面形状をもつ平板体であっ
て、次述する潮流導入部11と潮流導出部12とこれら
の間に位置する水路部13とを備えている。
【0016】上記潮流導入部11は、上記浮遊基台1の
前半部を構成するものであって、三角形状の平面形状を
有し且つその上面が尖頭側に向かって下降傾斜する傾斜
面とされた傾斜面部11aと、該傾斜面部11aの拡幅
端に連続し且つ後方側に向かって次第に縮幅する略台形
の平面形状をもつとともにその上面が略水平面とされた
水平面部11bとを備えている。そして、上記傾斜面部
11aの両側端面には小幅帯状の潮流受壁14,14が
形成され、また上記水平面部11bの両側端面には該水
平面部11bの上面から所定高さに立ち上がる潮流偏向
壁15,15が形成されている。
【0017】上記潮流導出部12は、略台形の平面形成
をもち且つその上面は後端側に向かって次第に下降傾斜
する傾斜面とされている。そして、この潮流導出部12
の両側端面には、その上面から立ち上がる潮流案内壁1
6,16が設けられるとともに、該各潮流案内壁16,
16の上端間に跨がって天壁19が設けられている。
【0018】上記水路部13は、上記潮流導入部11と
水路部13の境界部において、上記潮流導入部11側か
ら上記潮流導出部12側に向かう所定通路面積の水路を
構成するものであって、上記浮遊基台1の幅方向中央位
置に設けられている。そして、この水路部13の左右両
側にはそれぞれその内部に発電機3を収容した機械室1
7,17が設けられ、該各機械室17,17の対向側の
壁面17b,17bによって上記水路部13の側壁が構
成されている。さらに、上記各機械室17,17の前面
壁17a,17aは、上記水路部13の軸線に直交する
方向に延びる壁面であって、この前面壁17a,17a
により潮流阻止壁18,18が構成される。そして、こ
の潮流阻止壁18,18の幅寸法S2は、上記水路部1
3の開口幅S1の略1/2の寸法に設定されている。
尚、上記水路部13には、次述する水車ユニット2が備
えられている。
【0019】上記水車ユニット2は、図1及び図3に示
すように、次述する水車21と水車収容カバー31とを
備えて構成される。
【0020】上記水車21は、上記水路部13の軸線方
向に直交する方向に延びる三本のコンベアロール25,
26,27の間に掛け回された無端コンベア24に、所
定大きさの翼板22,22,・・を所定間隔で取り付け
て構成される。そして、上記各翼板22,22,・・の
取付端部には、該各翼板22,22,・・を上記無端コ
ンベア24に対して立設状態で保持するためのストッパ
ー23が設けられ、上記各翼板22,22,・・は、こ
れが上記無端コンベア24の下面側に対応する時には上
記ストッパー23により立設状態に姿勢保持されて潮流
の流動圧を受けることができる反面、これが上記無端コ
ンベア24の上面側に対応する時には該無端コンベア2
4側に傾倒される。また、上記各コンベアロール25〜
27のうち、中央に位置するコンベアロール26には水
車出力軸28が取り付けられ、該水車出力軸28の回転
力が上記発電機3にその回転駆動力として伝達される。
そして、この水車21は、上記水路部13の中段位に配
置され、該水車21の回転に伴う上記各翼板22,2
2,・・の先端の軌跡は軌跡線Pで示すように非円形と
される。
【0021】上記水車収容カバー31は、上記水車21
の上面側を覆うものであって、該水車21の軌跡線Pの
形状に沿った内面形状をもち、上記水路部13の上半部
に、その開口側を下方に向けて配置され、その内部に上
記水車21の上半部を収容せしめている。また、この水
車収容カバー31には、図示しない加圧空気供給源から
所定圧力の加圧空気が供給され、上記浮遊基台1が海面
下に沈下された状態においては、上記水車収容カバー3
1の内部に加圧空気室32が形成されるようになってい
る。尚、上記水車収容カバー31の後部側には、上記天
壁19の先端部が延出されている。
【0022】さらに、上記潮流導入部11の後端部(即
ち、上記水路部13の前端部)の上方位置には、例えば
板厚方向に適宜の可撓性をもつ帯板で構成される波受部
材4が、その幅方向の両端をそれぞれ上記浮遊基台1の
両端側に固定した状態で立設配置されている。
【0023】続いて、上記の如く構成された潮流発電装
置Zを使用して発電を行う場合の操作手順等について説
明する。
【0024】先ず、所定の海域において、図2に示すよ
うに、上記潮流発電装置Zの先端側を係留索6により改
定側のアンカー5に係留する。しかる後、上記浮遊基台
1の上記各浮力調整室7,7,・・の空気量を調整しな
がら該浮遊基台1を沈下させ、上記潮流偏向壁15の上
端が平常海面位L2と略同一高さとなった時点で沈下を
停止させてその沈下状態を維持させる。また、この際、
上記水車ユニット2の上記水車収容カバー31側に加圧
空気を送給して該水車収容カバー31内に上記加圧空気
室32を作り、該加圧空気室32内に上記水車21の上
半部を露出させる。以上で発電の準備作業が完了する。
【0025】かかる状態においては、上記浮遊基台1
は、図1に潮流線A1で示すように潮流が上記潮流導入
部11の左右の潮流受壁14,14にそれぞれ衝突する
ことで、その尖頭を潮流に上流側に指向させた姿勢とさ
れ、且つこの姿勢は潮流の方向が変化した場合において
もその変化に対応して常時維持される。
【0026】従って、上記水路部13の水路方向は常時
潮流に対向し、上記水路部13に向かって進行する潮流
は潮流線A2で示すようにそのまま直進して上記加圧空
気室32内に流入し、該水路部13より外側へ外れた位
置で進行する潮流は潮流線A3で示すように上記潮流導
入部11に設けた左右の潮流偏向壁15,15による偏
向作用と上記水路部13の左右両側に位置する上記潮流
阻止壁18,18の偏向作用とを共に受けて、次第に次
第水路部13側に偏向しここに流入する。
【0027】そして、上記水路部13内に流入した潮流
は、該水路部13内を潮流線A4で示すように直進し、
上記潮流導出部12側からその下流側に導出されるが、
その場合、潮流が上記水路部13内のしかも上記加圧空
気室32の下側部分を通過する際、この水路内潮流のも
つ運動エネルギー(速度エネルギーと圧力エネルギー)
を受けて上記水車21が回転し、該水車21により回転
駆動される上記発電機3において発電作用がなされるも
のである。
【0028】この場合、上記水車ユニット2を備えた浮
遊基台1は常時海面直下に沈下され且つ常時潮流に対し
て所定の位置関係を維持するように構成されているの
で、例え海が荒れて波が大きくなっているような時で
も、この海面の荒れに影響されることなく発電作用を継
続することができ、より安定的な電力供給が可能となる
ものである。
【0029】また、上記水車ユニット2が、その下端が
開口し且つ海面下への沈下状態においてその内部に加圧
空気室32を形成する水車収容カバー31の該加圧空気
室32内に上記水車21を配置して構成されているの
で、該水車ユニット2が海面下に沈下した状態において
も上記水路部13内を流れる潮流によって該水車21を
確実に且つ効率的に回転させることができ、それだけ発
電効率の向上とより一層安定的な電力供給が実現される
ものである。尚、この実施形態においては、上記水車2
1として上述のように無端コンベア24とこれに取り付
けられた翼板22,22,・・とで構成しているが、こ
れは、かかる構成とすることで上記翼板22,22,・
・が潮流に対して進入及び後退する場合の抵抗(即ち、
エネルギー損失)を小さくしてその回転効率を高めるこ
とができることによる。従って、本願発明における水車
は、上記実施形態のごとき構造のものに限定されるもの
ではなく、例えば従来周知のペルトン水車、軸流水車、
斜流水車等、種々構造のものを適用できることは勿論で
ある。
【0030】さらに、この実施形態のものにおいては、
上記浮遊基台1における上記水路部13の両側部に上記
潮流阻止壁18,18を設けるとともに、該潮流阻止壁
18,18の幅寸法S2を、上記水路部13の開口幅S1
の略1/2に設定しているが、これは、本願発明者の実
験によれば、上記水路部13の側方を流れる潮流のうち
該水路部13側へ導入することができる潮流幅と上記水
路部13の開口幅との間には一定の相関関係があり、該
水路部13の開口幅S1に対して上記潮流阻止壁18の
幅寸法S2が「S=(1/2)S1」の関係の時に最も効
率的に潮流を上記水路部13側へ導入することができる
ことを知見したことに基づくものである。従って、かか
る寸法設定とすることで、上記浮遊基台1の幅寸法を可
及的に小さく抑えつつ潮流の運動エネルギーを最大限取
り出すことができ、潮流発電装置Zのコンパクト化と発
電効率の向上とを両立させることが可能となる。
【0031】また、上記水車21に与えられる回転エネ
ルギーは、該水車21部分を流れる潮流の流動圧の外
に、上記加圧空気室32部分における海面位と潮流上流
側の海面位とのヘッド差による圧力水頭があるが、この
実施形態のものにおいては、この圧力水頭を有効に利用
するようにしている。
【0032】即ち、上記浮遊基台1に設けられた上記水
車ユニット2と上記潮流阻止壁18,18による潮流の
流通抵抗により、上記水路部13の直前位置における海
面位は、図2に示すように、平常海面位L2よりも上昇
した上昇海面位L1とされる。この平常海面位L2と上昇
海面位L1の差高を上記水車21にかかる圧力水頭とし
て利用するために、上記浮遊基台1の潮流導出部12側
に上記天壁19を設け、上記水路部13の下流側におけ
る海面位の影響を排除して上記差高を有効に利用するよ
うにしている。さらに、海面には波が発生するが、この
波の波高も上記水車21の回転に有効に利用する必要が
あり、このためこの実施形態のものにおいて上記波受部
材4を設け、該波受部材4によって波を受けることで波
高を圧力水頭として利用するようにしている。尚、潮流
の流れ方向と波の波及方向とは一致しないものであり、
潮流方向と波及方向とが全く逆方向となる場合もある。
かかる場合においても波の波高を利用するために、上記
波受部材4を可撓性の板材で構成し、例えば波の波及方
向が潮流の流れ方向と逆方向である場合には、該波受部
材4が波力を受けて図3に鎖線図示(符号4′参照)す
るように潮流上流側へ撓曲変形することでこれを実現す
るようにしている。
【0033】このように海面位の差高と波高とを共に有
効に利用することで、上記水車21における回転効率、
延いては上記発電機3の発電効率がさらに高められるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態にかかる潮流発電装置の平
面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2に示した水車ユニット部分の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1は浮遊基台、2は水車ユニット、3は発電機、4は波
受部材、5はアンカー、6は係留索、7は浮力調整室、
11は潮流導入部、12は潮流導出部、13は水路部、
14は潮流受壁、15は潮流偏向壁、16は潮流案内
壁、17は機械室、18は潮流阻止壁、19は天壁、2
1は水車、22は翼板、23はストッパー、24は無端
コンベア、25〜27はコンベアロール、28は水車出
力軸、31は水車収容カバー、32は加圧空気室、L1
〜L3は海面位、A0〜A4は潮流線、Bは波力線であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 潮流発電装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、潮流のもつ運動
エネルギーを利用して発電を行うようにした潮流発電装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現代社会において電気は人間の活動に欠
かすことのできない最も重要なエネルギー源の一つであ
る。かかる重要性から、電気を得るための発電方法とし
て、従来より種々の方法が提案されており、その中でも
特に火力発電と原子力発電とが主流で、これら両方法に
よる発電量は全発電量の8割近くに達している。
【0003】ところが、この火力発電あるいは原子力発
電においては、その発電運転に伴う公害の発生が、特に
近年における地球規模的な環境保護の意識の高まり中
で、問題となっており、このことから地球環境を損ねな
いクリーンな発電方法が注目されており、かかるクリー
ンな発電方法の一つとして潮流発電がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この潮流発電は、潮流
のもつ運動エネルギーを発電機の駆動源として利用する
ものであるが、従来より提案されている潮流発電は、潮
流発電装置そのものを海上に設置することを基本構成と
するものであり、このためその運転が海上の気象条件に
大きく左右され、安定的な運転、安定的な電力供給とい
う点において大きな問題があった。
【0005】そこで本願発明は、海上の気象条件に左右
されることなく電力供給を安定的に行うことができる潮
流発電装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明にかかる潮流発電装置
は、海面直下に沈下され且つ常時潮流に対して所定の位
置関係を維持するように構成された浮遊基台1に、潮流
の流れ方向に略平行な流路をもつ水路部13を設け、該
水路部13に発電機駆動用の水車ユニット2を配置する
一方、該水路部13の両側部には上記潮流の流れに略直
交する方向に延びて潮流の流れを阻止する潮流阻止壁1
8,18を設けたことを特徴としている。
【0008】本願の第2の発明にかかる潮流発電装置
は、上記第1の発明にかかる潮流発電装置において、上
記水車ユニット2を、下端が開口し且つ海面下への沈下
状態においてその内部に加圧空気室32を形成する水車
収容カバー31と、上記水車収容カバー31の上記加圧
空気室32と該加圧空気室32内の加圧空気に接して上
記水路部13内を流れる水路内潮流との間に跨がって配
置され、該水路内潮流の運動エネルギーを受けて回転す
る水車21とで構成したことを特徴としている。
【0009】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0010】 本願の第1の発明にかかる潮流発電装
置によれば、水車ユニット2を備えた浮遊基台1が海面
直下に沈下され且つ常時潮流に対して所定の位置関係を
維持するように構成されているので、例え海が荒れて波
が大きくなってもこの海面の荒れに影響されることなく
発電作用を継続することができ、より安定的な電力供給
が可能となるものである。
【0011】さらに、上記浮遊基台1における上記水路
部13の両側部に上記潮流の流れに略直交する方向に延
びて該潮流の流れを阻止する潮流阻止壁18,18を設
けているので、上記浮遊基台1側に導入される潮流のう
ち、上記潮流阻止壁18,18側に向かう流れは該潮流
阻止壁18,18によってその流れが阻止されることで
流通抵抗が生じ、該潮流阻止壁18,18の近傍、即
ち、上記水路部3の入口近傍において海面の持ち上がり
現象が生じその海面位が平常海面位よりも上昇すること
になる。この結果、上記水路部3の入口近傍における海
面位の上昇分だけ、上記水車ユニット2にその駆動エネ
ルギーの一つとして作用する圧力水頭が大きくなり、該
水車ユニット2を介して取り出される潮流エネルギー量
が増加し、発電効率がより一層高められることになる。
【0012】 本願の第2の発明にかかる潮流発電装
置によれば、上記水車ユニット2を、下端が開口し且つ
海面下への沈下状態においてその内部に加圧空気室32
を形成する水車収容カバー31と、上記水車収容カバー
31の上記加圧空気室32と該加圧空気室32内の加圧
空気に接して上記水路部13内を流れる水路内潮流との
間に跨がって配置され、該水路内潮流の運動エネルギー
を受けて回転する水車21とで構成しているので、上記
水車ユニット2が海面下に沈下した状態においても水路
内潮流によって上記水車21を確実に回転させることが
でき、上記に記載の効果がより確実に得られるもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、好適な実施形態に基づいて
本願発明を具体的に説明する。図1及び図2には、本願
発明の実施形態としての潮流発電装置Zを示している。
この潮流発電装置Zは、次述する浮遊基台1とこれに取
り付けられる水車ユニット2とを備えて構成される。
【0014】上記浮遊基台1は、例えばコンクリートに
より成形された尖頭状の平面形状をもつ平板体であっ
て、次述する潮流導入部11と潮流導出部12とこれら
の間に位置する水路部13とを備えている。
【0015】上記潮流導入部11は、上記浮遊基台1の
前半部を構成するものであって、三角形状の平面形状を
有し且つその上面が尖頭側に向かって下降傾斜する傾斜
面とされた傾斜面部11aと、該傾斜面部11aの拡幅
端に連続し且つ後方側に向かって次第に縮幅する略台形
の平面形状をもつとともにその上面が略水平面とされた
水平面部11bとを備えている。そして、上記傾斜面部
11aの両側端面には小幅帯状の潮流受壁14,14が
形成され、また上記水平面部11bの両側端面には該水
平面部11bの上面から所定高さに立ち上がる潮流偏向
壁15,15が形成されている。
【0016】上記潮流導出部12は、略台形の平面形成
をもち且つその上面は後端側に向かって次第に下降傾斜
する傾斜面とされている。そして、この潮流導出部12
の両側端面には、その上面から立ち上がる潮流案内壁1
6,16が設けられるとともに、該各潮流案内壁16,
16の上端間に跨がって天壁19が設けられている。
【0017】上記水路部13は、上記潮流導入部11と
水路部13の境界部において、上記潮流導入部11側か
ら上記潮流導出部12側に向かう所定通路面積の水路を
構成するものであって、上記浮遊基台1の幅方向中央位
置に設けられている。そして、この水路部13の左右両
側にはそれぞれその内部に発電機3を収容した機械室1
7,17が設けられ、該各機械室17,17の対向側の
壁面17b,17bによって上記水路部13の側壁が構
成されている。さらに、上記各機械室17,17の前面
壁17a,17aは、上記水路部13の軸線に直交する
方向に延びる壁面であって、この前面壁17a,17a
により潮流阻止壁18,18が構成される。そして、こ
の潮流阻止壁18,18の幅寸法S2は、上記水路部1
3の開口幅S1の略1/2の寸法に設定されている。
尚、上記水路部13には、次述する水車ユニット2が備
えられている。
【0018】上記水車ユニット2は、図1及び図3に示
すように、次述する水車21と水車収容カバー31とを
備えて構成される。
【0019】上記水車21は、上記水路部13の軸線方
向に直交する方向に延びる三本のコンベアロール25,
26,27の間に掛け回された無端コンベア24に、所
定大きさの翼板22,22,・・を所定間隔で取り付け
て構成される。そして、上記各翼板22,22,・・の
取付端部には、該各翼板22,22,・・を上記無端コ
ンベア24に対して立設状態で保持するためのストッパ
ー23が設けられ、上記各翼板22,22,・・は、こ
れが上記無端コンベア24の下面側に対応する時には上
記ストッパー23により立設状態に姿勢保持されて潮流
の流動圧を受けることができる反面、これが上記無端コ
ンベア24の上面側に対応する時には該無端コンベア2
4側に傾倒される。また、上記各コンベアロール25〜
27のうち、中央に位置するコンベアロール26には水
車出力軸28が取り付けられ、該水車出力軸28の回転
力が上記発電機3にその回転駆動力として伝達される。
そして、この水車21は、上記水路部13の中段位に配
置され、該水車21の回転に伴う上記各翼板22,2
2,・・の先端の軌跡は軌跡線Pで示すように非円形と
される。
【0020】上記水車収容カバー31は、上記水車21
の上面側を覆うものであって、該水車21の軌跡線Pの
形状に沿った内面形状をもち、上記水路部13の上半部
に、その開口側を下方に向けて配置され、その内部に上
記水車21の上半部を収容せしめている。また、この水
車収容カバー31には、図示しない加圧空気供給源から
所定圧力の加圧空気が供給され、上記浮遊基台1が海面
下に沈下された状態においては、上記水車収容カバー3
1の内部に加圧空気室32が形成されるようになってい
る。尚、上記水車収容カバー31の後部側には、上記天
壁19の先端部が延出されている。
【0021】さらに、上記潮流導入部11の後端部(即
ち、上記水路部13の前端部)の上方位置には、例えば
板厚方向に適宜の可撓性をもつ帯板で構成される波受部
材4が、その幅方向の両端をそれぞれ上記浮遊基台1の
両端側に固定した状態で立設配置されている。
【0022】続いて、上記の如く構成された潮流発電装
置Zを使用して発電を行う場合の操作手順等について説
明する。
【0023】先ず、所定の海域において、図2に示すよ
うに、上記潮流発電装置Zの先端側を係留索6により海
底側のアンカー5に係留する。しかる後、上記浮遊基台
1の上記各浮力調整室7,7,・・の空気量を調整しな
がら該浮遊基台1を沈下させ、上記潮流偏向壁15の上
端が平常海面位L2と略同一高さとなった時点で沈下を
停止させてその沈下状態を維持させる。また、この際、
上記水車ユニット2の上記水車収容カバー31側に加圧
空気を送給して該水車収容カバー31内に上記加圧空気
室32を作り、該加圧空気室32内に上記水車21の上
半部を露出させる。以上で発電の準備作業が完了する。
【0024】かかる状態においては、上記浮遊基台1
は、図1に潮流線A1で示すように潮流が上記潮流導入
部11の左右の潮流受壁14,14にそれぞれ衝突する
ことで、その尖頭を潮流に上流側に指向させた姿勢とさ
れ、且つこの姿勢は潮流の方向が変化した場合において
もその変化に対応して常時維持される。
【0025】従って、上記水路部13の水路方向は常時
潮流に対向し、上記水路部13に向かって進行する潮流
は潮流線A2で示すようにそのまま直進して上記加圧空
気室32内に流入し、該水路部13より外側へ外れた位
置で進行する潮流は潮流線A 3で示すように上記潮流導
入部11に設けた左右の潮流偏向壁15,15による偏
向作用と上記水路部13の左右両側に位置する上記潮流
阻止壁18,18の偏向作用とを共に受けて、次第に次
第水路部13側に偏向し、ここに流入する。
【0026】そして、上記水路部13内に流入した潮流
は、該水路部13内を潮流線A4で示すように直進し、
上記潮流導出部12側からその下流側に導出されるが、
その場合、潮流が上記水路部13内のしかも上記加圧空
気室32の下側部分を通過する際、この水路内潮流のも
つ運動エネルギー(速度エネルギーと圧力エネルギー)
を受けて上記水車21が回転し、該水車21により回転
駆動される上記発電機3において発電作用がなされるも
のである。
【0027】この場合、上記水車ユニット2を備えた浮
遊基台1は常時海面直下に沈下され且つ常時潮流に対し
て所定の位置関係を維持するように構成されているの
で、例え海が荒れて波が大きくなっているような時で
も、この海面の荒れに影響されることなく発電作用を継
続することができ、より安定的な電力供給が可能となる
ものである。
【0028】また、上記水車ユニット2が、その下端が
開口し且つ海面下への沈下状態においてその内部に加圧
空気室32を形成する水車収容カバー31の該加圧空気
室32内に上記水車21を配置して構成されているの
で、該水車ユニット2が海面下に沈下した状態において
も上記水路部13内を流れる潮流によって該水車21を
確実に且つ効率的に回転させることができ、それだけ発
電効率の向上とより一層安定的な電力供給が実現される
ものである。尚、この実施形態においては、上記水車2
1として上述のように無端コンベア24とこれに取り付
けられた翼板22,22,・・とで構成しているが、こ
れは、かかる構成とすることで上記翼板22,22,・
・が潮流に対して進入及び後退する場合の抵抗(即ち、
エネルギー損失)を小さくしてその回転効率を高めるこ
とができることによる。従って、本願発明における水車
は、上記実施形態のごとき構造のものに限定されるもの
ではなく、例えば従来周知のペルトン水車、軸流水車、
斜流水車等、種々構造のものを適用できることは勿論で
ある。
【0029】さらに、この実施形態のものにおいては、
上記浮遊基台1における上記水路部13の両側部に上記
潮流阻止壁18,18を設けるとともに、該潮流阻止壁
18,18の幅寸法S2を、上記水路部13の開口幅S1
の略1/2に設定しているが、これは、本願発明者の実
験によれば、上記水路部13の側方を流れる潮流のうち
該水路部13側へ導入することができる潮流幅と上記水
路部13の開口幅との間には一定の相関関係があり、該
水路部13の開口幅S1に対して上記潮流阻止壁18の
幅寸法S2が「S=(1/2)S1」の関係の時に最も効
率的に潮流を上記水路部13側へ導入することができる
ことを知見したことに基づくものである。従って、かか
る寸法設定とすることで、上記浮遊基台1の幅寸法を可
及的に小さく抑えつつ潮流の運動エネルギーを最大限取
り出すことができ、潮流発電装置Zのコンパクト化と発
電効率の向上とを両立させることが可能となる。
【0030】また、上記水車21に与えられる回転エネ
ルギーは、該水車21部分を流れる潮流の流動圧の外
に、上記加圧空気室32部分における海面位と潮流上流
側の海面位とのヘッド差による圧力水頭があるが、この
実施形態のものにおいては、この圧力水頭を有効に利用
するようにしている。
【0031】即ち、上記浮遊基台1に設けられた上記水
車ユニット2と上記潮流阻止壁18,18による潮流の
流通抵抗により、上記水路部13の直前位置における海
面位は、図2に示すように、平常海面位L2よりも上昇
した上昇海面位L1とされる。この平常海面位L2と上昇
海面位L1の差高を上記水車21にかかる圧力水頭とし
て利用するために、上記浮遊基台1の潮流導出部12側
に上記天壁19を設け、上記水路部13の下流側におけ
る海面位の影響を排除して上記差高を有効に利用するよ
うにしている。さらに、海面には波が発生するが、この
波の波高も上記水車21の回転に有効に利用する必要が
あり、このため、この実施形態のものにおいては上記波
受部材4を設け、該波受部材4によって波を受けること
で波高を圧力水頭として利用するようにしている。
【0032】尚、潮流の流れ方向と波の波及方向とは一
致しないものであり、潮流方向と波及方向とが全く逆方
向となる場合もある。かかる場合においても波の波高を
利用するために、上記波受部材4を可撓性の板材で構成
し、例えば波の波及方向が潮流の流れ方向と逆方向であ
る場合には、該波受部材4が波力を受けて図3に鎖線図
示(符号4′参照)するように潮流上流側へ撓曲変形す
ることでこれを実現するようにしている。
【0033】このように海面位の差高と波高とを共に有
効に利用することで、上記水車21における回転効率、
延いては上記発電機3の発電効率がさらに高められるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態にかかる潮流発電装置の平
面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2に示した水車ユニット部分の拡大図であ
る。
【符号の説明】 1は浮遊基台、2は水車ユニット、3は発電機、4は波
受部材、5はアンカー、6は係留索、7は浮力調整室、
11は潮流導入部、12は潮流導出部、13は水路部、
14は潮流受壁、15は潮流偏向壁、16は潮流案内
壁、17は機械室、18は潮流阻止壁、19は天壁、2
1は水車、22は翼板、23はストッパー、24は無端
コンベア、25〜27はコンベアロール、28は水車出
力軸、31は水車収容カバー、32は加圧空気室、L1
〜L3は海面位、A0〜A4は潮流線、Bは波力線であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海面直下に沈下され且つ常時潮流に対し
    て所定の位置関係を維持するように構成された浮遊基台
    (1)に、潮流の流れ方向に略平行な流路をもつ水路部
    (13)を設けるとともに、上記水路部(13)に水車
    ユニット(2)を配置し、 上記水路部(13)を通って流れる潮流の運動エネルギ
    ーを上記水車ユニット(2)の回転力として取り出し、
    この回転力によって発電機(3)を駆動して発電を行わ
    せるように構成したことを特徴とする潮流発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記水車ユニット(2)は、下端が開口し且つ海面下へ
    の沈下状態においてその内部に加圧空気室(32)を形
    成する水車収容カバー(31)と、 上記水車収容カバー(31)の上記加圧空気室(32)
    と該加圧空気室(32)内の加圧空気に接して上記水路
    部(13)内を流れる水路内潮流との間に跨がって配置
    され、該水路内潮流の運動エネルギーを受けて回転する
    水車(21)とで構成されていることを特徴とする潮流
    発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記浮遊基台(1)における上記水路部(13)の両側
    部には上記潮流の流れに略直交する方向に延びて該潮流
    の流れを阻止する潮流阻止壁(18),(18)が設け
    られるとともに、 該潮流阻止壁(18),(18)の幅寸法(S2)が、
    上記水路部(13)の開口幅(S1)の略1/2に設定
    されていることを特徴とする潮流発電装置。
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