JPH11349686A - ポリマ―分散液または溶液、その製造方法および使用 - Google Patents

ポリマ―分散液または溶液、その製造方法および使用

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JPH11349686A
JPH11349686A JP11063936A JP6393699A JPH11349686A JP H11349686 A JPH11349686 A JP H11349686A JP 11063936 A JP11063936 A JP 11063936A JP 6393699 A JP6393699 A JP 6393699A JP H11349686 A JPH11349686 A JP H11349686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリマー分散液およびプラスチック組成物中
の両方で使用されてよい、簡単、かつ成分に対して無害
な方法で製造されることができる安定剤系の提供。 【解決手段】 ポリマー分散液またはポリマー溶液を、
光、熱および/または酸化による損傷作用から有機材料
を保護するために適当な1つまたは複数の安定剤からな
る、少なくとも1つのポリマー相から形成する。 【効果】 分散液、溶液および調製されたポリマーは、
望まれる時点で、同時に材料中に、添加されることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリマー相が光、
熱および/または酸化による損傷作用から有機材料を保
護するために適当な1つまたは複数の安定剤を有する、
少なくとも1つのポリマー相を有するポリマー分散液ま
たはポリマー溶液に関する。
【0002】また本発明は、このようなポリマー分散液
またはポリマー溶液の製造、ならびに本発明のポリマー
分散液またはポリマー溶液から分散媒または溶剤を除去
することによって得ることができる調製されたポリマー
に関する。さらに本発明は、光、熱および/または酸化
による損傷作用から有機材料、医薬品または化粧品、ポ
リマー分散液、塗料またはワニス、およびプラスチック
を保護するための、本発明によるポリマー分散液または
ポリマー溶液または調製されたポリマーの使用を包含す
る。その上、本発明は化粧品中の光安定剤として、接着
剤中または接着剤として、ラミナント中またはラミナン
トとして、定着剤中または定着剤として、または光、熱
および/または酸化による損傷作用から支持体を保護す
る塗料中、または塗料としての本発明によるポリマー分
散液または調製されたポリマーの使用に関する。さらに
本発明は、本発明によるポリマー分散液または調製され
たポリマーを被覆することによって得ることができるポ
リマー被膜、ならびに本発明によるポリマー分散液、ポ
リマー溶液、調製されたポリマーまたはポリマー被膜を
使用して被覆された製品に関する。
【0003】
【従来の技術】著しく種々多様の安定剤は、有機材料、
例えばプラスチックまたは被覆を、例えば光、熱および
/または酸化による損傷作用に対して安定させるために
使用される。これらの物質は通常少量添加され、および
/または計量には不適当な粘度を有するので、一般には
担体との混合物として添加される。安定剤とこのような
担体との混合は、2つの主要な結果を生じる:担体と安
定剤との適当な混合比の確立は、一般に十分な粘度を生
じ、かつ次の計量に使用されるべき(担体を混合され
た)安定剤の量は増大され、このことは計量可能性を促
進する。大抵の場合、このような混合物中の安定剤の濃
度は、次の使用のために必要とされる以上に高い濃度に
調節されている。
【0004】プラスチックを加工する場合、担体は一般
に同一のプラスチックからなり、このプラスチックは適
当に配合された安定剤/担体混合物を添加することによ
って安定化されるべきである。安定剤と、適当なプラス
チックとのこのような混合物は、マスターバッチと呼ば
れる。
【0005】文献の欧州特許出願公開第0805178
号明細書には、ポリオレフィンにα−トコフェロール
を、単独または他の添加剤との混合物中で担持すること
によって得られる粉末状の安定剤が記載されている。こ
の方法はα−トコフェロール(および場合によっては他
の添加剤)と、商業的に得られる、多孔性ポリオレフィ
ン粉末とを混合することによってか、またはα−トコフ
ェロール(および場合によっては他の添加剤)とポリオ
レフィンとを260℃の温度で同時押出しを行い、例え
ば、同時押出し物を冷却し、かつ極低温で粉砕すること
により微粉砕し、粉末を生じることによって行われる。
【0006】欧州特許出願公開第0573113号明細
書には、有機ポリマーと、立体障害アミノ基を有する少
なくとも1個の珪素化合物とからなる安定剤との固形配
合物が記載されている。これらの配合物は、成分を17
0〜280℃の温度で溶融するか、または同時押出しを
行い、引続きペレット化することによって製造される。
第三の製造を選択する場合には、例えば溶剤、例えばト
ルエン、ヘプタンまたはクロロホルム中で成分が溶解さ
れ、次に減圧下(0.1トル)および100〜120℃
の温度で溶剤が除去されるべきである。しかし、この選
択は一般には、講じられているべき毒性予防策および環
境予防策および耐火処置のため回避されることになる。
【0007】公知技術水準により公知の、担持している
かまたは担体を混合された安定剤の欠点は、安定剤の製
造がしばしば機械的に複雑であり、ならびに通常熱応力
を伴い、すなわち所定の安定剤(およびキャリヤー/担
体)だけが使用されることができることにある。その
上、前記の担持しているかまたは担体を混合された安定
剤は、専らプラスチック中への配合を意図されている。
安定剤系が粉末であっても、ポリマー分散液をそのよう
な安定剤系を用いて安定化することは、一般には不可能
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の対象は、ポリ
マー分散液中および−直接または引続き簡単な工業的製
造工程で−プラスチック組成物中の両方で使用されるこ
とができる安定剤系を提供することである。また安定剤
系は簡単に、かつ成分に対して無害な方法で製造される
こともできるはずである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、光、熱およ
び/または酸化による損傷作用から有機材料を保護する
ために適当な1つまたは複数の安定剤からなる、少なく
とも1つのポリマー相からなるポリマー分散液またはポ
リマー溶液によって達成されることが見出された。
【0010】
【発明の実施の形態】また、この目的を達成するため、
光、熱および/または酸化による損傷作用から有機材料
を保護するために適当な1つまたは複数の安定剤を有
し、かつ本発明によるポリマー分散液またはポリマー溶
液から分散媒を除去することによって得ることができ
る、調製されたポリマーが見出された。
【0011】分散媒は公知の工業的工程を使用して除去
されてよい。このような工程に適当な例は濾過を包含
し、この場合、一般には、分散された相には不透過性で
あるが、分散媒には透過性である層を用いた、分散媒か
らの分散された相の分離が意味される。したがって、そ
のような層は、例えば適当な繊維フィルターまたはペー
パーフィルターからなるか、あるいは適当な金属フリッ
ト、ガラスフリットまたはセラミックフリットからなっ
てよい。さらに分散媒を除去するための選択は、遠心分
離である。
【0012】選択的に、分散媒または溶剤は例えば凍結
乾燥を使用することによって除去されることができる。
もう1つの方法は、分散媒または溶剤を蒸発させること
である。この方法は有利に噴霧乾燥によって実現される
ことができる。安全の問題に関連して、有利な実施態様
の場合、本発明によるポリマー分散液またはポリマー溶
液中にある分散媒または分散液が本質的に水である場合
には、噴霧乾燥が特に好適である。
【0013】本発明によるポリマー分散液またはポリマ
ー溶液および、それらから得られる、本発明による調製
されたポリマーは、有利に次の群から選択される、1つ
または複数の安定剤を有している: a)アルキル化されたモノフェノール、 b)アルキルチオメチルフェノール、 c)ヒドロキノンおよびアルキル化されたヒドロキノ
ン、 d)トコフェロール、 e)ヒドロキシル化されたジフェニルチオエーテル、 f)アルキリデンビスフェノール、 g)O−ベンジル、N−ベンジルおよびS−ベンジル化
合物、 h)芳香族ヒドロキシベンジル化合物、 i)トリアジン化合物、 j)ベンジルホスホネート、 k)アシルアミノフェノール、 l)β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオン酸、β−(5−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸、β−
(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオン酸および3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル酢酸のエステル、 m)β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオン酸のアミド、 n)アスコルビン酸およびその誘導体、 o)アミン化合物を基礎とする酸化防止剤、 p)亜リン酸塩およびホスホニット(phosphonite)、 q)2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、 r)硫黄含有過酸化物スカベンジャーおよび硫黄含有酸
化防止剤、 s)2−ヒドロキシベンゾフェノン、 t)非置換安息香酸および置換安息香酸のエステル、 u)アクリレート、 v)立体障害アミン、 w)オキサミド および x)2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−ト
リアジン。
【0014】アルキル化されたモノフェノールの群a)
は、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェ
ノール、2−t−ブチル−4,6−ジメチルフェノー
ル、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ブチルフェノール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−イソブチルフェノール、
2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、2
−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフ
ェノール、2,6−ジオクタデシル−4−メチルフェノ
ール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシメチルフェノー
ル、線状または分枝鎖状側鎖を有するノニルフェノー
ル、例えば2,6−ジノニル−4−メチルフェノール、
2,4−ジメチル−6−(1’−メチルウンデシ−1’
−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1’−
メチルヘプタデシ−1’−イル)フェノール、2,4−
ジメチル−6−(1’−メチルトリデシ−1’−イル)
フェノールおよびこれらの化合物の混合物を包含する。
【0015】アルキルチオメチルフェノールの群b)
は、例えば、2,4−ジオクチルチオメチル−6−t−
ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6
−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−
6−エチルフェノールおよび2,6−ジ−ドデシルチオ
メチル−4−ノニルフェノールを包含する。
【0016】ヒドロキノンおよびアルキル化されたヒド
ロキノンの群c)は、例えば、2,6−ジ−t−ブチル
−4−メトキシメチルフェノール、2,5−ジ−t−ブ
チルヒドロキノン、2,5−ジ−t−アミルヒドロキノ
ン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェ
ノール、2,6−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアレー
トおよびビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)アジペートを包含する。
【0017】トコフェロールの群d)は、例えば、α−
トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロ
ール、δ−トコフェロールおよびこられの化合物の混合
物、ならびにトコフェロール誘導体、例えばトコフェリ
ルアセテート、トコフェリルスクシネート、トコフェリ
ルニコチネートおよびトコフェリルポリオキシエチレン
スクシネート(トコフェルソラン)を包含する。
【0018】ヒドロキシル化されたジフェニルチオエー
テルの群e)は、例えば、2,2’−チオビス(6−t
−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−チオビ
ス(4オクチルフェノール)、4,4’−チオビス(6
−t−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−チ
オビス(6−t−ブチル−2−メチルフェノール)、
4,4’−チオビス−(3,6−ジ−s−アミルフェノ
ール)および4,4’−ビス−(2,6−ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)ジスルフィドを包含する。
【0019】アルキリデンビスフェノールの群f)は、
例えば、2,2’−メチレンビス(6−t−ブチル−4
−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−
t−ブチル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチ
レンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシ
ル)フェノール]、2,2’−メチレンビス(4−メチ
ル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチ
レンビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,
2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル)、2,2−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−t−
ブチル−4−イソブチルフェノール)、2,2’−メチ
レンビス[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフ
ェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(α,α−
ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、4,
4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−メチレンビス(6−t−ブチル−2−
メチルフェノール)、1,1−ビス(5−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6
−ビス(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシ
ベンジル)−4−メチルフェノール)、1,1,3−ト
リス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフ
ェニル)ブタン、1,1−ビス(5−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシル
メルカプトブタン、エンチレングリコールビス[3,3
−ビス(3’−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニ
ル)ブチレート]、ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチル−フェニル)ジシクロペンタジエン、
ビス[2−(3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−
5’−メチルベンジル)−6−t−ブチル−4−メチル
フェニル]テレフタレート、1,1−ビス(3,5−ジ
メチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(5−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−2−メチルフェニル)−4−n−ドデシル−
メルカプトブタンおよび1,1,5,5−テトラキス
(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニ
ル)ペンタンを包含する。
【0020】O−、N−およびS−ベンジル化合物の群
g)は、例えば、3,5,3’、5’−テトラ−ブチル
−4,4’−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタ
デシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメ
ルカプトアセテート、トリデシル4−ヒドロキシ−3,
5−ジ−t−ブチルベンジルメルカプトアセテート、ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)アミン、ビス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−
2,6−ジメチルベンジル)ジチオテレフタレート、ビ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)スルフィドおよびイソオクチル3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテートを
包含する。
【0021】芳香族ヒドロキシベンジル化合物の群h)
は、例えば、1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメ
チルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラ
メチルベンゼンおよび2,4,6−トリス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フェノールを
包含する。
【0022】トリアジンに化合物の群i)は、例えば、
2,4−ビス(オクチルメルカプト)−6−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,
5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプ
ト−4,6−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,
4、6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,
5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4
−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベン
ジル)イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチル)−
1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ル)−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,
3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレートおよび1,3,5−
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートを包
含する。
【0023】ベンジルホスホネートの群j)は、例え
ば、ジメチル2,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ルベンジルホスホネート、ジエチル3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシルベンジルホスホネート、ジオク
タデシル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシルベ
ンジルホスホネートおよびジオクタデシル5−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホネート
を包含する。
【0024】アシルアミノフェノールの群k)は、例え
ば、4−ヒドロキシラウロイルアニリド、4−ヒドロキ
システアロイルアニリドおよびオクチルN−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルバメー
トを包含する。
【0025】群l)の中のプロピオン酸誘導体および酢
酸誘導体のエステルは、1価アルコールまたは多価アル
コール、例えばメタノール、エタノール、n−オクタノ
ール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−
ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレン
グリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチル
グリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレング
リコール、エチレングリコール、ペンタエリトリトー
ル、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
N,N−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チ
アウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメ
チルヘキサンジオール、トリメチロールプロパンおよび
4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−ト
リオキサビシクロ[2,2,2]オクタンに基づくもの
である。
【0026】群m)中のプロピオン酸誘導体のアミド
は、アミン誘導体、例えばN,N’−ビス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)
ヘキサメチレンジアミン、N,N’−ビス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)
トリメチレンジアミンおよびN,N’−ビス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ル)ヒドラジンを基礎とする。
【0027】群n)は、アスコルビン酸(ビタミン
C)、ならびにアスコルビン酸誘導体、例えばアスコル
ビルパルミテート、ラウレートおよびステアレート、サ
ルフェートおよびホスフェートを包含する。
【0028】アミン化合物を基礎とする酸化防止剤の群
o)は、例えば、N,N’−ジイソプロピル−p−フェ
ニレンジアミン、N,N’−ジ−s−ブチル−p−フェ
ニレンジアミン、N,N’−ビス(1,4−ジメチルペ
ンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス
(1−エチル−3−メチルペンチル)−p−フェニレン
ジアミン、N,N’−ビス(1−メチルヘプチル)−p
−フェニレンジアミン、N,N’−ジシクロヘキシル−
p−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−
フェニレンジアミン、N,N’−ビス(2−ナフチル)
−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N’−
フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジ
メチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジア
ミン、N−(1−メチルヘプチル)−N’−フェニル−
p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N’−
フェニル−p−フェニレンジアミン、4−(p−トルエ
ンスルファモイル)ジフェニルアミン、N,N’−ジメ
チル−N,N’−ジ−s−ブチルーp−フェニレンジア
ミン、ジフェニルアミン、N−アリルジフェニルアミ
ン、4−イソプロポキシジフェニルアミン、N−フェニ
ル−1−ナフチルアミン、N−(4−t−オクチルフェ
ニル)−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフ
チルアミン、オクチル−置換ジフェニルアミン、例えば
p、p’−ジ−t−オクチルジフェニルアミン、4−n
−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノ
ール、4−ノナノイルアミノフェノール、4−ドデカノ
イルアミノフェノール、4−オクタデカノイルアミノフ
ェノール、ビス[4−メトキシフェニル)アミン、2,
6−ジ−t−ブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノ
ール、2,4−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノジフェニルメタン、N,N,N’,N’−テト
ラメチル−4,4’−ジ−アミノジフェニルメタン、
1,2−ビス[(2−メチルフェニル)アミノ]エタ
ン、1,2−ビス(フェニルアミノ)プロパン、(o−
トリル)ビグアニド、ビス[4−(1’3’−ジメチル
ブチル)フェニル]アミン、t−オクチル−置換N−フ
ェニル−1−ナフチルアミン、モノアルキル化されたt
−ブチル/t−オクチルジフェニルアミンおよびジアル
キル化されたt−ブチル/t−オクチルジフェニルアミ
ンの混合物、モノアルキル化されたノニルジフェニルア
ミンおよびジアルキル化されたノニルジフェニルアミン
の混合物、モノアルキル化されたドデシルジフェニルア
ミンおよびジアルキル化されたドデシルジフェニルアミ
ンの混合物、モノアルキル化されたイソプロピル/イソ
ヘキシルジフェニルアミンおよびジアルキル化されたイ
ソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミンの混合物、
モノアルキル化されたt−ブチルジフェニルアミンおよ
びジアルキル化されたt−ブチルジフェニルアミンの混
合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−
1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジン、モノアルキ
ル化されたt−ブチル/t−オクチルフェノチアジンお
よびジアルキル化されたt−ブチル/t−オクチルフェ
ノチアジンの混合物、モノアルキル化されたt−オクチ
ルフェノチアジンおよびジアルキル化されたt−オクチ
ルフェノチアジンの混合物、N−アリルフェノチアジ
ン、N,N,N’,N’,−テトラフェニル−1,4−
ジアミノブト−2−エン、N,N−ビス(2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘキサメチレ
ンジアミン、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン−4−イル)セバケート、2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン−4−オンおよび2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン−4−オールを包含する。
【0029】ホスファイトおよびホスホニットの群p)
は、例えば、トリフェニルホスファイト、ジフェニルア
ルキルホスファイト、フェニルジアルキルホスファイ
ト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリラウ
リルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジ
ステアリルペンタエリトリトールジホスファイト、トリ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、
ジイソデシルペンタエリトリトールジホスファイト、ビ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリトリ
トールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフ
ァイト、ジイソデシルオキシペンタエリトリトールジホ
スファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチル−6−メチ
ルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、ビ
ス(2,4、6−トリス−(t−ブチルフェニル)ペン
タエリトリトールジホスファイト、トリステアリルソル
ビトールトリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−
t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホス
ホニット、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10
−テトラ−t−ブチル−12H−ジベンズ[d,g]−
1,3,2−ジオキサホスホシン、6−フルオロ−2,
4,8,10−テトラ−t−ブチル−12−メチルジベ
ンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、ビ
ス(2,4−ジ−t−ブチル−6−メチルフェニル)メ
チルホスファイトおよびビス(2,4−ジ−t−ブチル
−6−メチルフェニル)エチルホスファイトを包含す
る。
【0030】2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾールの群q)は、例えば、2−(2’−ヒドロ
キシ−5’−メチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、
2−(3’、5’−ジ−t−ブチル−2’−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(5’−t−ブチ
ル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3−テ
トラメチルブチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(3’,5’−ジ−t−ブチル−2’−ヒドロキシフ
ェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−
(3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチル
フェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−
(3’−s−ブチル−5’−t−ブチル−2’−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒド
ロキシ−4’−オクチルフェニル)−ベンゾトリアゾー
ル、2−(3’,5’−ジ−t−アミル−2’−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’
−ビス−(α,α−ジメチルベンジル)−2’−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−t−
ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキ
シカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾト
リアゾールの混合物、2−(3’−t−ブチル−5’−
[2−(2−エチルヒドロキシ)−カルボニルエチル]
−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ
−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−t−ブ
チル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボ
ニルエチル)フェニル)−ベンゾトリアゾール、2−
(3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−
オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(3’−t−ブチル−5’−[2−
(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル]−
2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3’−ドデシル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾールおよび2−(3’−t−ブ
チル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−イソオクチルオ
キシカルボニルエチル)フェニルベンゾトリアゾール、
2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)−6−ベンゾトリアゾール−2−イル
フェノール];2[3’−t−ブチル−5’−(2−メ
トキシカルボニルエチル)−2’−ヒドロキシフェニ
ル]−2H−ベンゾトリアゾールとポリエチレングリコ
ール300との完全エステル化の生成物;[R−CH
CH−COO(CH3−(この場合、Rは
3’−t−ブチル−4’−ヒドロキシ−5’−2H−ベ
ンゾトリアゾール−2−イルフェニルを表わす)を包含
する。
【0031】硫黄含有過酸化物スカベンジャーおよび硫
黄含有酸化防止剤の群r)は、例えば、3,3’−チオ
ジプロピオン酸のエステル、例えばラウリルエステル、
ステアリルエステル、ミリスチルエステルまたはトリデ
シルエステル、メルカプトベンズイミダゾール、または
2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩、亜鉛ジブ
チルジチオカルバメート、ジオクタデシルジスルフィド
およびペンタエリトリトールテトラキス(β−ドデシル
メルカプト)プロピオネートを包含する。
【0032】2−ヒドロキシベンゾフェノンの群s)
は、例えば、4−ヒドロキシ、4−メトキシ、4−オク
チルオキシ、4−デシルオキシ、4−ドデシルオキシ、
4−ベンジルオキシ、4,2’,4’−トリヒドロキシ
および2’−ヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ誘導体
を包含する。
【0033】非置換安息香酸および置換安息香酸のエス
テルの群t)は、例えば、4−t−ブチルフェニルサリ
チレート、フェニルサリチレート、オクチルフェニルサ
リチレート、ジベンゾイルレソルシノール、ビス(4−
t−ブチルベンゾイル)レソルシノール、ベンゾイルレ
ソルシノール、2,4−ジ−t−ブチルフェニル3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキ
サデシル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ゾエート、オクタデシル3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンゾエートおよび2−メチル−4,6−ジ
−t−ブチルフェニル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾエートを包含する。
【0034】アクリレートの群u)は、例えば、エチル
α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、イソオ
クチルα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、
メチルα−メトキシカルボニルシンナメート、メチルα
−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナメート、ブ
チルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシシンナメー
トおよびメチルα−メトキシカルボニル−p−メトキシ
シンナメートを包含する。
【0035】立体障害アミンの群v)は、例えば、ビス
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)スクシネート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)セバ
ケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−
イル)、n−ブチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジルマロネート、1−(2−ヒドロキシエ
チル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキ
シピペリジンと琥珀酸との縮合生成物、N,N’−ビス
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)ヘキサメチレンジアミンと4−t−オクチルアミノ
−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合
生成物、トリス(2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン−4−イル)ニトリロトリアセテート、テトラキス
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)1,2,3,4−ブタン−テトラカルボキシレー
ト、1,1’−(1,2−エチレン)ビス(3,3,
5,5−テトラメチルピペラジノン)、4−ベンゾイル
ー2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステ
アリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ
−3,5−ジ−t−ブチルベンジル)マロネート、3−
n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,
3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジ
オン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン−4−イル)セバケート、ビス
(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)スクシネート、N,N’−ビス
(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イ
ル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6
−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合生成物、
2−クロロ−4,6−ビス(4−n−ブチルアミノ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)
−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノ
プロピルアミノ)エタンとの縮合生成物、2−クロロ−
4,6−ジ−(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,
6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)−1,
3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピ
ルアミノ)エタンとの縮合生成物、8−アセチル−3−
ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8
−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イル)ピロリジン−2,5−ジオン、3
−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル
ピペリジン−4−イル)ピロリジン−2,5−ジオン、
4−ヘキサデシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジンおよび4−ステアリルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、N,N’−
ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−
イル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルア
ミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの
縮合生成物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミ
ノ)エタンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−ト
リアジンとの縮合生成物、4−ブチルアミノ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、N−(2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−n−ドデシ
ルスクシンイミド、N−(1,2,2,6,6−ペンタ
メチルピペリジン−4−イル)−n−ドデシルスクシン
イミド、2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチ
ル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ
[4.5]−デカン、7,7,9,9−テトラメチル−
2−シクロウンデシル−1−オキサ−3,8−ジアザ−
4−オキソスピロ[4.5]デカンとエピクロロヒドリ
ンとの縮合生成物、4−アミノ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジンとテトラメチロイルアセチレンジウ
レアスとの縮合生成物およびポリ(メトキシプロピル−
3−オキシ)[4−(2,2,6,6−テトラメチル)
ピペリジニル]−シロキサンを包含する。
【0036】オキサミドの群w)は、例えば、4,4’
−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2’−ジエトキ
シオキサニリド、2,2’−ジオクチルオキシ−5,
5’−ジ−t−ブトキサニリド、2,2’−ジドデシル
オキシ−5,5’−ジ−t−ブトキサニリド、2−エト
キシ−2’−エチルオキサニリド、N,N’−ビス(3
−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ
−5−t−ブチル−2’−エトキサニリドおよびその2
−エトキシ−2’−エチル−5,4’−ジ−t−ブトキ
サニリドとの混合物、ならびにオルト−メトキシ−ジ置
換オキサニリド、パラ−メトキシ−ジ置換オキサニリド
の混合物およびオルト−エトキシ−ジ置換オキサニリド
およびパラ−エトキシ−ジ置換オキサニリドの混合物を
包含する。
【0037】2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,
3,5−トリアジンの群x)は、例えば、2,4,6−
トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ
−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,
4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2
−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2、4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキ
シフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−
オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチル
フェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒド
ロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2−(2−ヒドロキシ−4−トリデシルオキシフェ
ニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロシ−4−
(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシ−プロポキシ)−
フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,
3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2
−ヒドロキシ−3−オクチルオキシ−プロポキシ)フェ
ニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,3,
5−トリアジン、2−[4−(ドデシルオキシ/トリデ
シルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒドロ
キシ−フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフ
ェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロ
キシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシ−プ
ロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチ
ルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒ
ドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−4,6−ジ
フェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロ
キシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−
1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒ
ドロキシ−4−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシ−プロ
ポキシ)フェニル]−1,3,5−トリアジンおよび2
−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(4−メトキシフ
ェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジンを包
含する。
【0038】本発明によるポリマー分散液またはポリマ
ー溶液、および本発明による調製されたポリマーは、有
利に1つまたは複数のエチレン性不飽和モノマーを遊離
基重合することによって得られるポリマー相を有するも
のから得られる。本発明によるポリマー分散液またはポ
リマー溶液および調製されたポリマーのポリマーに適当
である、適当なモノマー(開始モノマー)は、特に次の
群から選択されるものである: A)C〜C−アルケンおよびそのハロゲン化物、 B)C〜C−アルカジエンおよびそのハロゲン化
物、 C)C〜C−アルケン酸および、C〜C20−ア
ルキルC〜C−アルケノエート、 D)C〜C20−アルキル基を有するビニルアルキル
エーテル、 E)C〜C20−カルボキシル酸のビニルエステル、 F)C〜C20−ビニル芳香族化合物、 G)C〜C19−ビニル−N−ヘテロ芳香族化合物、 H)C〜C−アルケンニトリル、 I)C〜C−アルケンアミド、 および J)式:
【0039】
【化2】
【0040】[式中、R、R、R、R、R
互いに無関係に水素を表わすか、または3個までの非隣
接炭素原子がN、NHまたはN(C〜C−アルキ
ル)によって置換されていてよく、および/または3個
までの非隣接CH基がカルボニル基によって置換され
ていてもよいC〜C−アルキルを表わし、この場
合、RおよびRの少なくとも1つは水素以外のもの
を表わすか、またはR、R、Rは前記で定義され
たものを表わし、およびRおよびRは一緒になっ
て、2個までの非隣接炭素原子がN、NHまたはN(C
〜C−アルキル)によって置換されていてよく、お
よび/または2個までのCH基がカルボニル基によっ
て置換されていてもよい不飽和または飽和C−、C
−、C−またはC−アルキレン橋を形成する]で示
される化合物。
【0041】C〜C−アルケンの群Aは、エチレン
およびプロピレン、ならびに特に末端二重結合を有する
化合物;したがって、例えば1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ペンテンおよび1−オクテンな
らびに相応するイソ化合物、例えばイソブテンおよびイ
ソペンテン(2−メチル−1−ブテン)ならびに1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテンおよび1−オクテ
ンとの異性体の他のアルキル枝鎖α−オレフィンを包含
する。本明細書中で重要でないのは、例えば2−ブテ
ン、2−ヘプテン、2−ヘキセンおよび3−ヘキセン、
2−ヘプテンおよび3−ヘプテンおよび2−オクテン、
3−オクテンおよび4−オクテンならびにこれらのアル
ケンであり、この場合、アルキル分枝鎖状化は可能であ
り、かつ存在する。しかし場合によっては、これらのア
ルケンも開始モノマーとして使用されてよい。
【0042】C〜C−アルケンのハロゲン化物は、
特に塩化ビニルおよび塩化ビニリデンを包含する。
【0043】群BのC〜C−アルカジエンの例は、
ブタジエンおよびイソプレンであり、および、相応する
ハロゲン化物の例は、殊にクロロプレンである。
【0044】本明細書中で重要でないのは、C〜C
−ジエン、および相応する線状または分枝鎖状アルキル
基を用いて置換することによって、ブタジエンまたはク
ロロプレンから誘導されるC〜C−ジエンである。
しかし、場合によってはこのような化合物も開始モノマ
ーとして存在してよい。
【0045】群Cの有利なC〜C−アルケン酸は、
アクリル酸、メタクリル酸およびクロトン酸(2−ブテ
ン酸)であり、群Hの有利なC〜C−アルケンニト
リルは、アクリロニトリル、メタクリロニトリルおよび
クロトノニトリルであり、および群Iの有利なC〜C
−アルケンアミドは、アミド基の窒素原子上で非置換
である、化合物アクリルアミド、メタクリルアミドおよ
びクロトンアミドである。
【0046】しかし、場合によっては使用される開始モ
ノマーは、アクリル酸、メタクリル酸およびクロトン酸
の相応する誘導体、アクリロニトリル、メタクリロニト
リルおよびクロトノニトリルおよびアクリルアミド、メ
タクリルアミドおよびクロトンアミドを包含してもよ
く、これらは線状または分枝鎖状アルキル鎖によって置
換されている。
【0047】群DのビニルアルキルエーテルのC〜C
20−アルキル基の例および群Cのアルキル C〜C
−アルケノエートの例は、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、第二ブチル、イソブチ
ル、第三ブチル、n−ペンチル(アミル)、イソアミル
(3−メチルブチル)、オクチル、2−エチルヘキシ
ル、ラウリル、パルミチル、ステアリルおよびエイコシ
ルである。
【0048】群EのビニルエステルのC〜C20−カ
ルボキシル酸の例は、酢酸、プロピオン酸、ブチル酸、
ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸(パルミチン
酸との混合物として、ステアリン酸の工業銘柄の形成物
を包含する)ならびに様々なベルサチック(Versatic(登
録商標))酸、例えばベルサチック5(2,2−ジメチル
プロピオン酸)、ベルサチック6(2,2−ジメチルブ
チル酸)ならびにベルサチック7、ベルサチック8、ベ
ルサチック9およびベルサチック10、すなわち2−エ
チル−2−メチルブチル酸、2−エチル−2−ペンタン
酸、2−エチル−2−ヘキサン酸、2−エチル−2−ヘ
プタン酸および2−エチル−2−オクタン酸、ならびに
これらの混合物である。
【0049】開始モノマーとしての群FのC〜C20
−ビニル芳香族化合物の中には、第1スチレンおよび、
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、第三ブチル、イソブチルまたは第三ブチルの場合
のビニル基に比例してo位、m位またはp位においてベ
ンゼン環上でモノ置換された第1スチレンの誘導体があ
る。本明細書中で挙げられてよい例は、o−ビニルトル
エン、m−ビニルトルエンおよびp−ビニルトルエンで
ある。このp−ビニルトルエンという化合物は、他の環
−置換スチレン誘導体と同様、開始モノマーとしての混
合物の形で使用されてもよい。このような混合物はしば
しば、これらのビニル芳香族化合物の大規模生産の場合
の生成物として生じ、かつ大抵後加工のためのものとし
てポリマー中に使用される。
【0050】さらに適当なC〜C20−ビニル芳香族
化合物は、ジビニルベンゼンの異性体、およびそれらの
混合物である。またこの場合、スチレンのビニル基で置
換された化合物か、またはアルキル基によって置換され
たスチレン、例えばメチルまたはエチル、α−メチルス
チレンまたはα−エチルスチレンならびにα−メチルビ
ニルトルエンまたはα−エチルビニルトルエンである例
またはこれらの化合物ともう1つの化合物との混合物が
挙げられてよい。
【0051】群GのC〜C19−ビニル−N−ヘテロ
芳香族化合物は、特にピリジンのビニル誘導体およびそ
の異性体、ならびに付加的にアルキル、例えばメチルま
たはエチルによってピリジン環で置換されていてよい化
合物、およびこれらの化合物の異性体を包含する。この
場合、例として2−ビニルピリジン、3−ビニルピリジ
ンおよび4−ビニルピリジンおよびα−メチル−5−ビ
ニルピリジンが挙げられてよい。また場合によっては、
開始モノマーとして使用されることも、高い縮合度を有
するビニル−N−ヘテロ芳香族化合物、例えばN−ビニ
ルカルバゾールにとっては可能である。
【0052】さらに適当な開始モノマーは、前記の式に
よる群Jの化合物である。この式中では、RおよびR
は互いに無関係に水素または単にC〜C−アルキ
ル基、例えばメチル、エチルn−プロピル、イソプロピ
ルまたはn−ブチル、第二ブチル、イソブチル、n−ペ
ンチル、イソアミル、2−エチルヘキシルまたはオクチ
ルであってよいか、またはこれらのC〜C−アルキ
ル基中で3個までの炭素原子は、N、NHまたはN−
(C〜C−アルキル)によって置換されていてよ
く、および/または3個までの非隣接CH基はカルボ
ニル基によって置換されていてもよい。N−(C〜C
−アルキル)基のため可能なC〜C−アルキル
は、既に前記のC〜C−アルキル基の中で述べられ
ている。
【0053】また、もちろんN、NHまたはN(C
−アルキル)による3個までの炭素原子の置換、お
よびカルボニル基による3個までのCH基の置換も、
基R 〜Rの単一の基の中で行われてよく、すなわ
ち、例えば2個の隣接するCH 基も、基−NH−CO
−またはN(C〜C−アルキル)−CO−によって
置換されることもできる。基RおよびRが2つとも
水素である場合、窒素原子で置換されていないエナミン
は不安定であるので、さらに前記式Iの群Jの化合物
は、これらの2つの基RおよびRの少なくとも1つ
が、水素以外のものであることを条件とする。
【0054】3個までの非隣接炭素原子がN、NHまた
はN−(C〜C−アルキル)によって置換されてい
てよく、および/または3個までの非隣接CH基がカ
ルボニル基によって置換されていてもよい可能な基R
〜Rの例は、したがって:H−[NR’−(CH
−]−NR’−CO−、あるいは:
【0055】
【化3】
【0056】[式中、R’は水素またはC〜C−ア
ルキルを表わし、およびmは0、1または2であり、お
よびnおよびnは互いに無関係に0または1であっ
てよい]を包含する。また基:H−[NR’−(C
−]−、(式中、R’はさらに水素またはC
〜C−アルキルを表わし、およびpは0、1、2ま
たは3であってよい)も適当である。
【0057】さらに、群Jの適当な開始モノマーは、基
〜Rは既に前記で定義されたものを表わし、かつ
およびRは一緒になって、2個までの非隣接炭素
原子がN、NHまたはN(C〜C−アルキル)によ
って置換されていてよく、および/または2個までの非
隣接CH基がカルボニル基によって置換されていても
よい、不飽和または飽和C−アルキレン橋、C−ア
ルキレン橋、C−アルキレン橋またはC−アルキレ
ン橋を形成する、前記の式で示される化合物である。結
果として、基RおよびRは、相応するアルキレン橋
と一緒になって、飽和または不飽和で、イソ環状または
N−ヘテロ環状の4員環系、5員環系、6員環系または
7員環系を形成する。基RおよびRを有する窒素原
子を含有する系の例は、
【0058】
【化4】
【0059】を包含する。
【0060】有利な開始モノマーは、基R〜Rの少
なくとも2つ、特に有利に基R〜Rの全部が水素で
ある前の方の式の化合物である。後の方の可能な例は、
N−ビニルホルムアミドであり、この場合、特に基R
およびRの一つは水素であり、かつもう1つはCH
基がカルボニル基、N−ビニル−2−ピロリドン、およ
びN−ビニル−ε−カプロラクタムによって置換されて
いるメチルである。
【0061】本発明によるポリマー分散液またはポリマ
ー溶液またはそれらから得られる調製されたポリマーか
らなる1つまたは複数の相は、有利に群B/C/F/
H、C/F/H、B/C/F、C/F、A/E、E/
J、C/E、C/JおよびC/Iから組合わせられるモ
ノマーからなる。B/C/F/Hの組合せ物の場合、こ
れらはブタジエン、(メト)アクリル酸または(メト)
アクリレート、スチレンおよびアクリロニトリルのコポ
リマーであり;C/F/Hの組合せ物の場合は(メト)
アクリル酸または(メト)アクリレート、スチレンおよ
びアクリロニトリルのコポリマーであり;B/C/Fの
組合せ物の場合、ブタジエン、(メト)アクリル酸また
は(メト)アクリレートおよびスチレンのコポリマーで
あり;C/Fの組合せ物の場合、(メト)アクリル酸ま
たは(メト)アクリレートおよびスチレンのコポリマー
であり;A/Eの組合せ物の場合、エチレンとビニルエ
ステルとのコポリマーであり;E/Jの組合せ物の場
合、ビニルエステルとN−ビニル−2−ピロリドンとか
らなるコポリマーであり;C/Eの組合せ物の場合、
(メト)アクリレートおよび/またはクロトン酸または
クロトネートとビニルエステルとのコポリマーであり;
C/Jの組合せ物の場合、(メト)アクリル酸または
(メト)アクリレートとN−ビニル−α−ピロリドンと
のコポリマーであり;および、C/Iの組合せ物の場
合、(メト)アクリル酸または(メト)アクリレートと
アクリルアミドとのコポリマーである(この場合、
“(メト)アクリル酸”または“(メト)アクリレー
ト”の語は、それぞれメタクリル酸またはアクリル酸、
またはメタクリレートまたはアクリレートを表わす)。
【0062】その上、前記の組合せ物ならびに他の組合
せ物は、1つの群に属する異なったモノマーを包含して
いてよい。したがって、スチレンは−(メト)アクリル
酸とそのエステルの場合に見られるように−完全にまた
は部分的に、例えばα−メチルスチレン、ビニルトルエ
ンまたはジビニルベンゼンによってか、または2−ビニ
ルピリジンおよび/または4−ビニルピリジンおよび/
または2−メチル−5−ビニルピリジンによって置換さ
れてよい。群Gのそのような化合物によっていくつかの
スチレンまたは全てのスチレンを置換することによっ
て、さらに、有利なモノマー組合せ物としてB/C/F
/G/H、C/F/G/H、B/C/F/GおよびC/
F/G、もしくはB/C/G/H、C/G/H、B/C
/GおよびC/Gに分類されることができるコポリマー
が生じる。
【0063】したがって、モノマー群A/Eの組合せ物
の場合、エチレンならびに、例えば、他のアルケンある
いはアルケンハロゲン化物の画分、例えばプロピレンま
たは塩化ビニル、または異なったビニルエステルの混合
物があってよい。
【0064】さらに、有利なポリマー相は群Cのモノマ
ーだけを含有する。これらは特に、アクリル酸のポリマ
ーおよびメタクリル酸のポリマーおよびこれらのそれぞ
れのエステルを包含する。この場合、またそれぞれのモ
ノマー酸の混合物、それぞれのモノマーエステルあるい
はそのような酸の混合物が、そのようなエステルの混合
物を有する混合物中にあ存在することは可能である。さ
らに、適当なポリマー相は、塩化ビニルを基礎とする相
である。
【0065】ポリマー分散液、ポリマー溶液またはポリ
マー相を有する調製されたポリマーは、主に、またはさ
らには専ら、非ハロゲン化されたC〜C−アルケン
および/または非ハロゲン化されたC〜C−アルケ
ンから派生し、−このようなポリマーの例は、ホモポリ
マーエチレンまたはプロピレン、コポリマーエチレン/
プロピレンまたはポリブタジエンでありうる−これに対
して、本発明の範囲内では、重要ではない。
【0066】前記された開始モノマーの組合せ物の場
合、(メト)アクリレート、もしくはビニルエステルの
級の下に包括されている化合物の化学的同一性に関して
は、明白な関係は群C(可能なC〜C20−アルキル
基に関連した群D中での記載と関連する)、もしくは群
Eの開始モノマーに関する前述で言及されているはずで
ある。
【0067】また、光、熱および/または酸化の障害作
用から有機材料を保護するために適当な、1つまたは複
数の安定剤を、そのような安定剤を含有しないポリマー
溶液またはポリマー分散液(開始ポリマー分散液または
開始ポリマー溶液)に添加することからなる、本発明に
よるポリマー分散液またはポリマー溶液を製造する方法
も特許の保護を請求される。
【0068】1つまたは複数の安定剤は、有利に15〜
95℃の開始ポリマー分散液または溶液の温度で添加さ
れる。この場合、安定剤が分散液または溶液の温度で液
体であるのが好ましい。また液体でない場合には、安定
剤は適当な溶剤中の溶液として添加されてもよい。適当
な溶剤は、−少なくとも限定された範囲まで−分散媒ま
たは溶剤と混合可能なものである;有利な実施態様の場
合、溶剤は基本的に水である。もう1つの可能な方法
は、−少なくとも限定された範囲まで−分散媒と混合可
能であり、かつその中で安定剤が部分的に溶解されるこ
とができる可溶化助剤を使用することができる。一般的
に、適当な溶剤または可溶化助剤は、低級アルカノー
ル、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノールおよ
びt−ブタノールである。
【0069】相応する開始ポリマー分散液または溶液
は、従来技術により乳濁重合または溶液重合によって製
造されることができるが、この場合、通常熟練工に公知
の助剤、例えば界面活性剤、分散助剤等も一般に存在す
る。このような開始ポリマー分散液または溶液中のポリ
マー相の含量(乾燥質量)は、通常ポリマー相、分散媒
または溶剤および存在する助剤の乾燥質量の合計に対し
て、30〜55重量%である。適当な分散媒および溶剤
は、−有利な媒体としての水とともに−有機化合物、例
えばトルエン、メタノール、エタノールまたはイソプロ
パノールを包含する。
【0070】本発明によるポリマー分散液またはポリマ
ー溶液の有利な実施態様は、分散媒または溶剤として基
本的に水からなるので、相応する水性開始ポリマー分散
液または溶液を使用して製造することは有利である。そ
の上、常用の助剤の添加を用いて、または用いずに、水
中に水溶性または水分散性のポリマー/コポリマーを溶
解するか、または分散することも可能である。
【0071】N−ビニル−2−ピロリドン(群J)およ
び酢酸ビニル(群E)を基礎とするコポリマーは、通常
エタノールまたはイソプロパノール中での溶液重合によ
って調製される。したがってこの場合、相応するアルコ
ール性ポリマー溶液が、開始ポリマー溶液として使用さ
れることができる。
【0072】さらに、N−ビニル−2−ピロリドンのそ
のようなコポリマーあるいはホモポリマーは、− 例え
ば、これらのコポリマー/ホモポリマーはコリドン(Kol
lidon(登録商標))(BASF社(BASF Aktiengesellschaf
t))の商標名下に粉末として商業的に得られる−アルコ
ール性開始ポリマー分散液または溶液よりも、むしろ水
性開始ポリマー分散液または溶液を生じるために、水中
に溶解または分散されることができる。
【0073】もちろん、本発明によるポリマー分散液ま
たはポリマー溶液の混合物を製造することも可能であ
る:混合物は分散液ともう1つ別のもの、溶液ともう1
つ別のもの、または分散液と溶液からなっていてよい。
これに関連して、分散液/溶液ともう1つ別のものとの
あらゆる不相容性は、簡単な先行試験の方法で確認され
ることができる;この種の不相容性は、しばしば熟練工
に周知である。その上、前記の安定剤は、相応する開始
ポリマー分散液および/または溶液の混合物に添加され
てもよい。
【0074】本発明によるポリマー分散液またはポリマ
ー溶液ならびに本発明による調製されたポリマーは、一
般にポリマーと、分散媒または溶剤をひいた安定剤との
全量に対して、それぞれ0.01〜50重量%、有利に
5〜30重量%の割合の安定剤からなる。
【0075】本発明によるポリマー分散液が、本発明に
よる調製されたポリマーに後処理される場合、ポリマー
のガラス転移温度Tが超過されないか、または2つま
たはそれ以上のポリマー相が存在する場合、低いT
有するポリマーのガラス転移温度を超過しないのが有利
である。この場合、こうして得られた調製されたポリマ
ーは、寸法が開始ポリマー分散液の一次粒子と類似した
一次粒子を有することになる。典型的には20〜500
0nmの一次粒度を有する分散液から出発することによ
って、ポリマーが後処理されている方法に依存して、比
較的大きな凝集物を有しうる調製されたポリマーにな
る。しかし、これらの凝集物の一次粒子は、(開始)分
散液のポリマー粒子の寸法と比較可能な寸法を有する。
この場合、例えば、プラスチック中に配合された場合
に、例えば、このような調製されたポリマーの著しく均
質になった分布に依存することは可能である。
【0076】粉立ちの少ない、あるいはほこりの立たな
い調製されたポリマーの準備に関連して、このような凝
集物の生成は、通常全く望ましい。
【0077】本発明によるポリマー溶液が、本発明によ
る調製されたポリマーを製造するための出発点である場
合、もちろん一次粒子の大きさについてあまり正確には
言及されることができない。しかし、この場合も相応す
るT未満での後処理を実施するのが好ましい。このよ
うな溶液から噴霧乾燥によって分散媒が除去される場
合、一般に熟練工には、噴霧の際の液滴粒度分布に関連
して、例えば溶液中の乾燥質量の濃度のようなパラメー
ターから、粒度を測定することが可能である。
【0078】本発明はまた、光、熱および/または酸化
による損傷作用から有機材料を保護するための、本発明
によるポリマー分散液またはポリマー溶液の使用、また
は本発明による調製されたポリマーの使用の特許の保護
が請求されている。
【0079】また、光、熱および/または酸化による損
傷作用から医薬品または化粧品を保護するための、本発
明によるポリマー分散液またはポリマー溶液の使用、ま
たは本発明による調製されたポリマーの使用も特許の保
護が請求されている。本発明による分散液、溶液または
調製されたポリマーは、例えばクリーム、軟膏またはペ
ーストの場合に直接医薬品または化粧品に添加される
か、または、例えばプレーンまたは被覆錠剤の場合、保
護用外部被覆の用途に使用される。保護用外部被覆に使
用される場合、通常の出発点は、ポリマーの存在物が比
較的低いガラス転移温度を有するような、これらの分散
液、溶液または調製されたポリマーからなる。外部被覆
は、これにより従来技術によって穏やかに使用されるこ
とができる。群dおよびuからなる安定剤を、本発明に
よる分散液、溶液または調製されたポリマーに添加する
ことは好ましい。
【0080】その上、化粧品中の光安定剤としての、本
発明によるポリマー分散液またはポリマー溶液の使用、
または調製されたポリマーの使用は、特許の保護が請求
されている。このような調剤は、従来クリーム状の稠度
(例えば、サンクリーム)または乳状の稠度(例えば、
サンミルク)で存在し、かつ生きた有機材料、例えばヒ
トの皮膚、あるいは特別な場合には、動物の皮膚を太陽
光線から保護するために使用される。したがって、所望
の稠度に依存して、例えば乳状の稠度が望まれる場合
に、本発明によるポリマー分散液またはポリマー溶液を
添加するか、または、例えばクリーム状の稠度が望まれ
る場合に、本発明による調製されたポリマーを添加する
ことは好ましいはずである。また、ガラス転移温度が、
例えば生体皮膚状でポリマーの被膜化が生じるような温
度に選択されるポリマーからなる、本発明によるこれら
の分散液、溶液または調製されたポリマーを使用するこ
とも好ましいはずである。このことは、光安定剤、また
はこのような安定剤からなる化粧品の良好な付着力をも
たらすはずである。この種の新規の分散液、溶液または
調製されたポリマーは、光安定剤として使用されること
ができ、有利に群d、i、n、q、s、t、uおよびx
からなる安定剤からなる。
【0081】また、接着剤中、または接着剤としての、
本発明によるポリマー分散液またはポリマー溶液、また
は調製されたポリマーの使用は特許の保護が請求されて
いる。接着剤として使用される場合、特に、その中に存
在するポリマーおよびその相応するガラス転移温度T
に注意を払うことはもちろん重要である。このような接
着剤が特殊な適用に依存して加工処理されるような温
度、適当なTのポリマーの選択は、同様にこの適用お
よび所望の加工処理温度に依存している。この選択は通
常、当業者によって簡単に行われることができる。接着
剤中または接着剤として使用されるべき、新規の分散
液、溶液または調製されたポリマーは、全ての群からな
る安定剤から形成されていてよい。
【0082】本発明によるポリマー分散液またはポリマ
ー溶液、または調製されたポリマーは、またラミナント
(laminant)中で使用されるか、、またはそれ自体ラミナ
ントとして使用されてよい。この使用効果に適当な性質
の側面を有する、有利なポリマーの選択の項で、接着剤
中または接着剤としてのポリマーの使用に関連する前述
の記載が、同様に適用される。この種のラミナントは、
同一の支持体または異なった支持体を接合するために使
用される。
【0083】適当な支持体の例は、ポリエチレン、延伸
ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリアセテート、再生セルロース等から製造され
たポリマー被膜、あるいはペーパーシートまたは金属
箔、例えばアルミニウム箔である。
【0084】ポリマー被膜は、もう1つのものに接着さ
れてよい(フィルム貼合わせ)か、または透明ポリマー
被膜は紙に接着されてよく(高光沢フィルム貼合わ
せ)、ならびにポリマー被膜および/または紙は、金属
箔、例えばアルミニウム箔に接着されることができる。
【0085】本発明による分散液、溶液または調製され
たポリマーは、また貼合わせガラスを製造するために使
用されることもできる。さらにこの場合、貼合わせガラ
ス中での個々の単層の接着を保証する、相応するポリマ
ー中間膜中、あるいはポリマー中間膜として使用される
こともできる。ラミナント中またはラミナントとしての
使用のための、本発明による分散液、溶液または調製さ
れたポリマーは、全ての群からなる安定剤から形成され
てよい。
【0086】また、本発明によるポリマー分散液または
ポリマー溶液、または調製されたポリマーの、定着剤
中、または定着剤としての使用も特許の保護が請求され
ている。定着剤の用語は、また広い意味では、カップリ
ング剤を包含するように意図され、カップリング剤は、
例えば土木工学での被覆剤の付着強度を改善するために
使用されることができる。したがって、本発明による分
散液、溶液または調製されたポリマーは、外部用被覆の
ためのプライマー中、またはプライマーとして−および
この場合、有利に分散液または溶液として−使用されて
よい。それというのもこの場合、光、熱および/または
酸化の作用に対する長期の抵抗が、特にそれぞれの支持
体への被覆剤の接着を保証するために重要であるからで
ある。
【0087】本発明による分散液、溶液または調製され
たポリマーの被膜の形成が、定着剤の他の成分(そのよ
うな定着剤中で使用される場合)を用いて生成すること
が要求されるか、またはこのような分散液、溶液または
調製されたポリマー自体が、定着剤として使用されるこ
とができるばあい、その場合には、既に前記で検討され
たように、その中にあるポリマーの選択は、Tに関し
て使用に適当であることが保証されなければならない。
【0088】定着剤中または定着剤としての使用を意図
された、本発明による分散液、溶液または調製されたポ
リマーは、全ての群からなる安定剤から形成されてよ
い。
【0089】また、光、熱および/または酸化による損
傷作用から、ポリマー分散液、塗料またはワニスを保護
するための、本発明によるポリマー分散液またはポリマ
ー溶液、または調製されたポリマーの使用も特許の保護
が請求されている。塗料またはワニスの成分により、分
散液/溶液あるいは調製されたポリマーは、この場合適
当であるはずである。調製されたポリマーは有利に、従
来の溶剤を基礎とする系中で使用され、分散液/溶液は
有利に水によって運ばれた系中で使用されるが、この場
合調製されたポリマーも、もちろん添加されてよい。ポ
リマー分散液が安定化される場合、添加される本発明に
よる分散液、溶液または調製されたポリマーは、一般に
同一か、または少なくとも化学的に類似した成分のポリ
マーからなるものとなる。この方法で、その他の場合に
は起こりる、あらゆる不相容性(すなわち、凝固または
ポリマー分散)を回避することが一般的に可能である。
本明細書中で記載されてよいのは、既に前記で数回示さ
れているが、本発明による分散液、溶液または調製され
たポリマー中に存在する、適当なポリマーを選択する際
のガラス転移温度の役割である。ポリマー分散液、塗料
またはワニスの使用により、およびそれと関連された適
切な温度により、当業者は、一般に大きな努力をしない
で、適当な本発明による分散液、溶液または調製された
ポリマーを選択することができるであろう。光、熱およ
び/または酸化による損傷作用から、ポリマー分散液、
塗料またはワニスを保護する使用を意図された、本発明
による、そのような分散液、溶液または調製されたポリ
マーは、全ての群からなる安定剤から形成されていてよ
い。
【0090】また、光、熱および/または酸化による損
傷作用から、支持体を保護するための、そのような支持
体用の塗料中、または塗料としての、本発明によるポリ
マー分散液またはポリマー溶液または調製されたポリマ
ーの使用も特許の保護が請求されている。これに関連し
て適当な支持体の例は、紙、プラスチック(被膜)、皮
革、金属(箔)、木材等である。本発明による分散液、
溶液または調製されたポリマーからなる塗料は、これに
関連して上塗りに使用されてよいか、または“タイコー
ト”として支持体に使用されてよい。タイコートとして
使用される場合、塗料は付加的に、定着剤および/また
はラミナントの機能を有していてよい。支持体の塗料と
して、または塗料中での使用を意図された、本発明によ
るこのような分散液、溶液または調製されたポリマー
は、全ての群からなる安定剤から形成されていてよい。
【0091】また、光、熱および/または酸化による損
傷作用からプラスチックを保護するための、本発明によ
るポリマー分散液またはポリマー溶液または調製された
ポリマーの使用も特許の保護が請求されている。プラス
チックは一般に顆粒から得られるので、本発明による調
製されたポリマー(加工の前に)をプラスチックに添加
するのが有利である。しかし、場合によっては本発明に
よる分散液または溶液も使用されてよい。しかしこの場
合、例えば攪拌装置を装備した加熱した容器中で予備乾
燥することによって、後加工−例えば押出し−に先行す
ることは賢明であるが、他の場合には、分散媒または溶
剤を蒸発させる結果として、望まれない気泡の生成があ
りうる。その上、本発明による分散液または溶液の使用
は、加工されるべきプラスチックが、例えば粉末として
の、最終的に分割された形である場合、有利である。こ
の場合、分散媒または溶剤の存在は、さらに予備乾燥を
ともなうか、またはともなわないで加工されることがで
きる、粉立ちの少ない、またはほこりの立たない混合物
中に生じてよい。
【0092】本発明による調製されたポリマーを、この
目的のために常用の装置、例えば押出機を用いて、所望
のプラスチック中に配合するため、初めにその都度使用
される調製されたポリマーのT未満の温度で、次にT
を上回る温度でこの配合が行われるか、または2つま
たはそれ以上のポリマー相からなる調製されたポリマー
の場合には、初めに最低のT未満、次に最高のT
上回って配合が行われることによってこの方法にならう
ことは可能である。この方法を用いて、調製されたポリ
マーの一次粒子/凝集物は、初めにプラスチック中で均
一に分散され、引続き、軟化され/溶融された一次粒子
/凝集物はプラスチックと一緒に顕微鏡規模で混合され
る。光、熱および/または酸化による損傷作用からプラ
スチックを保護するための使用を意図された、この種
の、新規の分散液、溶液または調製されたポリマーは、
全ての群からなる安定剤から形成されていてよい。
【0093】また、本発明によるポリマー分散液または
ポリマー溶液または調製されたポリマーを被覆すること
によって得られる、ポリマー被膜も本発明による特許の
保護が請求されている。常法による分散液、溶液または
ポリマーからの被膜の製造は、当業者に周知であり、か
つ本発明による分散液、溶液または調製されたポリマー
からの被膜の製造に類似して移行されることができる。
被膜形成のための温度は、単に、本発明による分散液、
溶液または調製されたポリマー中にあるポリマー存在物
のガラス転移温度に関して選択されなければならないこ
とが記載される。同様の記載は、既に前述で数回行われ
ている。
【0094】本発明によるポリマー被膜は、それ自体被
膜として−例えば、農業用の使用(植物のためのカバー
フィルム、温室用フィルム、等)−あるいは支持体のた
めのトップコートとして、または貼り合わせ内の単層と
して使用されることができる。この方法で使用される場
合、これらのポリマー被膜は、支持体、例えば木材、
紙、厚紙、皮革、金属(箔)またはプラスチック(被
膜)を、そのような支持体に使用される貼り合わせ内の
トップコートとしておよび中間膜として、保護するため
に使用されてよい。支持体または貼り合わせ内で隣接す
る単層への本発明によるポリマー被膜の接合は、常法に
よりホットメルト、貼り合わせ、接着等によって完了さ
れる。この場合、本発明による分散液、溶液または調製
されたポリマーは、順番に接着剤としてまたは接着剤中
で、および/またはラミナントとしてまたはラミナント
中で使用されてもよい。意図した使用に応じて、適当な
安定剤は、それぞれの群から選択されることになる。本
発明によるこのようなポリマー被膜が光および空気に暴
露される場合、光安定剤と酸化防止剤との組合せ物が適
当である。このようなフィルムが単に、望まれない空中
酸素の拡散に対する遮断層として使用される場合−例え
ば、食料品を包装するための複合材料中−、酸化防止
剤、またはそのような安定剤の組合せ物の存在で一般に
は十分である。
【0095】また本発明により、本発明によるポリマー
分散液または溶液、調製されたポリマーまたはポリマー
被膜を使用して得られる被覆された製品は特許の保護が
請求されている。
【0096】本発明によるポリマー分散液またはポリマ
ー溶液または調製されたポリマーが、接着剤、ラミナン
ト、定着剤または塗料としてよりも、むしろ接着剤、ラ
ミナント、定着剤または塗料の中で、使用される場合、
これらは通常0.01〜10重量%、有利に0.02〜4
重量%の量で存在する。これらの重量%は、これらのポ
リマーの乾燥質量と、接着剤、ラミネント、定着剤また
は塗料の乾燥質量との合計に比して、分散液または溶液
の場合には、これらの相応する乾燥質量に関し、および
調製されたポリマーの場合には、それ自体の質量に関す
る。
【0097】化粧品、ポリマー分散液、塗料またはワニ
スおよびプラスチックに対する光安定剤として、有機材
料、薬品または化粧品へと、本発明による分散液、溶液
または調製されたポリマーを添加することは、同様に前
述の濃度の範囲内−すなわち、通常0.01〜10重量
%、および有利に0.02〜4重量%の量で行われる。
【0098】
【実施例】例1:メタノール20ml中にD,L−α−
トコフェロール5gの溶液を、室温でスチレン、アクリ
ロニトリルとアクリル酸とからなるコポリマーの50%
水性分散液(81.4:14.1:4.5質量%;スチロ
ファン(Styrofan(登録商標))120DE、BASF社(B
ASF AG)ルートビクスハーフェン、ドイツ在)100g
中に流入させ、引続き混合物を室温で1時間攪拌する。
試験体を、減圧下に70℃で乾燥し、次に粉砕する。
【0099】さらさらした粉末55gが生じる。
【0100】例2:メタノール20ml中にD,L−α
−トコフェロール5gの溶液を、室温でスチレン、アク
リロニトリルとアクリル酸とからなるコポリマーの50
%水性分散液(81.4:14.1:4.5質量%;スチ
ロファン(Styrofan)120DE、BASF社(BASF AG)
ルートビクスハーフェン、ドイツ在)50g中に流入さ
せ、引続き混合物を室温で1時間攪拌する。試験体を、
減圧下に70℃で乾燥し、次に粉砕する。
【0101】さらさらした粉末30gが生じる。
【0102】例3:D,L−α−トコフェロール5g
を、室温でスチレン、アクリロニトリルとアクリル酸と
からなるコポリマーの50%水性分散液(81.4:1
4.1:4.5質量%;スチロファン(Styrofan)120D
E、BASF社(BASF AG)ルートビクスハーフェン、ド
イツ在)100g中に流入させ、引続き混合物を室温で
1時間攪拌する。試験体を、減圧下に70℃で乾燥し、
次に粉砕する。
【0103】さらさらした粉末55gが生じる。
【0104】例4:D,L−α−トコフェロール5g
を、室温でスチレン、アクリロニトリルとアクリル酸と
からなるコポリマーの50%水性分散液(81.4:1
4.1:4.5質量%;スチロファン(Styrofan)120D
E、BASF社(BASF AG)ルートビクスハーフェン、ド
イツ在)100g中に流入させ、引続き混合物を室温で
1時間攪拌する。試験体を、−10℃で凍結させ、かつ
凍結乾燥機(レイボルト/ヘロイス(Leybold/Heraeus)
のリオバック(Lyovac)GT2型)中で室温で20時間乾
燥する。
【0105】さらさらした粉末55gが生じる。
【0106】例5:D,L−α−トコフェロール80g
を、室温でスチレン、アクリロニトリルとアクリル酸と
からなるコポリマーの50%水性分散液(81.4:1
4.1:4.5質量%;スチロファン(Styrofan)120D
E、BASF社(BASF AG)ルートビクスハーフェン、ド
イツ在)800g中に流入させ、引続き混合物を室温で
1時間攪拌する。試験体を、噴霧乾燥する;N−入り
口温度120℃、N−出口温度70℃。
【0107】さらさらした粉末420gが生じる。
【0108】例6:例5の方法を繰り返したが、D,L
−α−トコフェロールの代わりに、D,L−α−トコフ
ェロールとトリス(4−ノニルフェニル)ホスファイト
との混合物を使用する。さらさらした粉末400gが生
じる。
【0109】例7:ポリメチルプロピル−3−オキシ
[4−(2,2,6,6−テトラメチル)ピペリジニ
ル]シロキサン(ウバシル(Uvasil(登録商標))299、
グレートレイクス(Great Lakes))の溶液2.5gを、室
温で、スチレン、アクリロニトリルとアクリル酸とから
なるコポリマーの37.5%水性分散液(81.4:1
4.1:4.5質量%;スチロファン(Styrofan)120D
E、BASF社(BASF AG)ルートビクスハーフェン、ド
イツ在)35g中に流入させ、引続き、混合物を室温で
1時間攪拌する。試験体を減圧下に室温で乾燥し、次に
粉砕する。
【0110】さらさらした粉末15gが生じる。
【0111】例8:メタノール5ml中にジメチルスク
シネートと2−[4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テ
トラメチル−1−ピペリジニル]エタノールとからなる
ポリマー(このポリマーはチヌビン(Tinuvin(登録商
標))622としてチバガイギー(Ciba Gaigy)から商業的
に得られる)2.5gの溶液を、室温で、スチレン、ア
クリロニトリルとアクリル酸とからなるコポリマーの5
0%水性分散液(81.4:14.1:4.5質量%;ス
チロファン(Styrofan)120DE、BASF社(BASF A
G)ルートビクスハーフェン、ドイツ在)25g中に流入
させ、引続き、混合物を室温で1時間攪拌する。試験体
を減圧下に室温で乾燥し、次に粉砕する。さらさらした
粉末15gが生じる。
【0112】例9:ビス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジニル)セバケート(チヌビン(Tin
uvin(登録商標))292としてチバガイギー(Ciba Gaig
y)から商業的に得られる)2.5gを、室温で、スチレ
ン、アクリロニトリルとアクリル酸とからなるコポリマ
ーの50%水性分散液(81.4:14.1:4.5質量
%;スチロファン(Styrofan)120DE、BASF社(B
ASF AG)ルートビクスハーフェン、ドイツ在)25g中
に流入させ、引続き、混合物を室温で1時間攪拌する。
試験体を減圧下に室温で乾燥し、次に粉砕する。さらさ
らした粉末15gが生じる。
【0113】例10:D,L−α−トコフェロール5g
を、室温で、スチレン、メチルメタクリレート、n−ブ
チルアクリレートとアクリル酸とからなるコポリマーの
50%水性分散液(50:29:19:2質量%;アク
ロナール(Acronal(登録商標))3483、BASF社(BA
SF AG)ルートビクスハーフェン、ドイツ在)50g中に
流入させ、引続き混合物を室温で1時間攪拌する。試験
体を、−10℃で凍結させ、かつ凍結乾燥機中で室温で
20時間乾燥する。
【0114】さらさらした粉末30gが生じる。
【0115】例11:D,L−α−トコフェロール5g
を、室温で、メチルメタクリレート、n−ブチルアクリ
レートとアクリル酸とからなるコポリマーの50%水性
分散液(60:30:10質量%;アクロナール(Acron
al(登録商標))969、BASF社(BASF AG)ルートビク
スハーフェン、ドイツ在)50g中に流入させ、引続き
混合物を室温で1時間攪拌する。試験体を、−10℃で
凍結させ、かつ凍結乾燥機中で室温で20時間乾燥す
る。
【0116】さらさらした粉末30gが生じる。
【0117】例12:メタノール20ml中に2−シア
ノ−3,3−ジフェニルアクリレート5gの溶液を、室
温でスチレン、アクリロニトリルとアクリル酸とからな
るコポリマーの50%水性分散液(81.4:14.1:
4.5質量%;スチロファン(Styrofan)120DE、B
ASF社(BASF AG)ルートビクスハーフェン、ドイツ
在)50g中に流入させ、引続き、混合物を室温で1時
間攪拌する。試験体を減圧下に70℃で乾燥し、次に粉
砕する。さらさらした粉末30gが生じる。
【0118】例13:2−エチルヘキシル 2−シアノ
−3,3−ジフェニルアクリレート5gを、室温でスチ
レン、アクリロニトリルとアクリル酸とからなるコポリ
マーの50%水性分散液(81.4:14.1:4.5質
量%;スチロファン(Styrofan)120DE、BASF社
(BASF AG)ルートビクスハーフェン、ドイツ在)50g
中に流入させ、引続き、混合物を室温で1時間攪拌す
る。試験体を減圧下に70℃で乾燥し、次に粉砕する。
【0119】さらさらした粉末30gが生じる。
【0120】
【発明の効果】分散液、溶液および調製されたポリマー
は、前記の材料に、望まれる時点で、同時に添加される
ことができる。材料それ自体が損傷作用から保護される
べき場合、本発明による分散液、溶液または調製された
ポリマーは、その上ポリマーが含有する安定剤によって
調製されなければならない。光、熱および/または酸化
による前記材料に対する損傷が、製造中または加工中に
起こる場合、または少なくともそのような損傷の重大な
危険がある場合、製造または加工の前および/またはそ
の間にさえ安定剤が添加されてよい。前記材料が、最終
生成物または工程生成物として、光、熱および/または
酸化から保護されるべき場合、本発明による分散液、溶
液または調製されたポリマーを、次に記載される製造ま
たは工程に添加することで、一般には十分である。
【0121】本発明による分散液、溶液または調製され
たポリマーに加えて、さらに添加剤、例えば金属失活
剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料および充填剤に加えて、
前記材料が添加されてよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/3432 C08K 5/524 5/524 C08L 25/08 C08L 25/08 57/04 57/04 C09D 7/12 Z C09D 7/12 125/08 125/08 157/04 157/04 C09J 11/06 C09J 11/06 125/08 125/08 157/04 157/04 C09K 15/04 C09K 15/04 15/06 15/06 15/08 15/08 15/12 15/12 15/20 15/20 A61K 7/40 // A61K 7/40 (72)発明者 マンフレート アペル ドイツ連邦共和国 ランダウ エッケナー シュトラーセ 4 (72)発明者 フーベルト トラウト ドイツ連邦共和国 ドゥーデンホーフェン ミランシュトラーセ 6 (72)発明者 ヨアヒム パクシュ ドイツ連邦共和国 シュパイヤー オーベ レ ラングガッセ 30エフ (72)発明者 ハインリッヒ ザック ドイツ連邦共和国 ハースロッホ ベルタ −ファオ−ズトナー−シュトラーセ 1

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのポリマー相を有するポ
    リマー分散液またはポリマー溶液において、ポリマー相
    が光、熱および/または酸化による損傷作用から、有機
    材料を保護するために適当な1つまたは複数の安定剤を
    有することを特徴とする、ポリマー分散液またはポリマ
    ー溶液。
  2. 【請求項2】 分散媒または溶剤として、本質的に水を
    有する、請求項1記載のポリマー分散液またはポリマー
    溶液。
  3. 【請求項3】 次の群: a)アルキル化モノフェノール、 b)アルキルチオメチルフェノール、 c)ヒドロキノンおよびアルキル化ヒドロキノン、 d)トコフェロール、 e)ヒドロキシル化ジフェニルチオエーテル、 f)アルキリデンビスフェノール、 g)O−ベンジル、N−ベンジルおよびS−ベンジル化
    合物、 h)芳香族ヒドロキシベンジル化合物、 i)トリアジン化合物、 j)ベンジルホスホネート、 k)アシルアミノフェノール、 l)β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
    ェニル)プロピオン酸、β−(5−t−ブチル−4−ヒ
    ドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸、β−
    (3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニ
    ル)プロピオン酸および3,5−ジ−t−ブチル−4−
    ヒドロキシフェニル酢酸のエステル、 m)β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
    ェニル)プロピオン酸のアミド、 n)アスコルビン酸およびその誘導体、 o)アミン化合物を基礎とする酸化防止剤、 p)亜リン酸塩およびホスホニット、 q)2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
    ール、 r)硫黄含有過酸化物スカベンジャーおよび硫黄含有酸
    化防止剤、 s)2−ヒドロキシベンゾフェノン、 t)非置換安息香酸エステルおよび置換安息香酸エステ
    ル、 u)アクリレート、 v)立体障害アミン、 w)オキサミド、 および x)2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−ト
    リアジン、 から選択された1つまたは複数の安定剤を有する、請求
    項1または2記載のポリマー分散液またはポリマー溶
    液。
  4. 【請求項4】 1個または複数のエチレン性不飽和モノ
    マーを遊離基重合することによって得られる少なくとも
    1つのポリマー相からなる、請求項1から3までのいず
    れか1項記載のポリマー分散液またはポリマー溶液。
  5. 【請求項5】 次の群: A)C〜C−アルケンおよびこれらのハロゲン化
    物、 B)C〜C−アルカジエンおよびこれらのハロゲン
    化物、 C)C〜C−アルケン酸およびC〜C20−アル
    キル C〜C−アルケノエート、 D)C〜C20−アルキル基を有するビニルアルキル
    エーテル、 E)C〜C20−カルボキシル酸のビニルエステル、 F)C〜C20−ビニル芳香族化合物、 G)C〜C19−ビニル−N−ヘテロ芳香族化合物、 H)C〜C−アルケンニトリル、 I)C〜C−アルケンアミド および J)式: 【化1】 [式中、R、R、R、R、Rは互いに無関係
    に、3個までの非隣接炭素原子がN、NHまたはN(C
    〜C−アルキル)によって置換されていてよく、お
    よび/または3個までの非隣接CH基がカルボニル基
    によって置換されていてもよいC〜C−アルキルの
    水素を表わし、この場合、RおよびRの少なくとも
    1つが、水素以外のものを表わすか、またはR
    、Rは前記で定義されたものを表わし、かつR
    およびRは一緒になって、2個までの非隣接炭素原子
    がN、NHまたはN(C〜C−アルキル)によって
    置換されていてよく、および/または2個までの非隣接
    CH基がカルボニル基によって置換されていてもよい
    ような、不飽和または飽和C−アルキレン橋、C
    アルキレン橋、C−アルキレン橋またはC−アルキ
    レン橋を形成する]で示される化合物、から選択される
    1個または複数のエチレン性不飽和モノマーを遊離基重
    合することによって得られる少なくとも1つのポリマー
    相からなる、請求項4記載のポリマー分散液またはポリ
    マー溶液。
  6. 【請求項6】 光、熱および/または酸化による損傷作
    用から有機材料を保護するために適当な、1つまたは複
    数の安定剤を有し、かつ分散媒または溶剤を、請求項1
    から5までのいずれか1項記載のポリマー分散液または
    ポリマー溶液から除去することによって得ることができ
    る、調製されたポリマー。
  7. 【請求項7】 ポリマー分散液またはポリマー溶液を製
    造する方法において、光、熱および/または酸化による
    損傷作用から有機材料を保護するために適当な、1つま
    たは複数の安定剤を、そのような安定剤を含有しないポ
    リマー分散液またはポリマー溶液に添加することを特徴
    とする、請求項1から5までのいずれか1項記載のポリ
    マー分散液またはポリマー溶液を製造する方法。
  8. 【請求項8】 安定剤を15〜95℃の温度で添加す
    る、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 光、熱および/または酸化による損傷作
    用から有機材料を保護するための、請求項1から5まで
    のいずれか1項記載のポリマー分散液またはポリマー溶
    液の使用、または請求項6記載の調製されたポリマーの
    使用。
  10. 【請求項10】 光、熱および/または酸化による損傷
    作用から医薬品または化粧品を保護するための、請求項
    1から5までのいずれか1項記載のポリマー分散液また
    はポリマー溶液の使用、または請求項6記載の調製され
    たポリマーの使用。
  11. 【請求項11】 化粧品中の光安定剤としての、請求項
    1から5までのいずれか1項記載のポリマー分散液また
    はポリマー溶液の使用、または請求項6記載の調製され
    たポリマーの使用。
  12. 【請求項12】 接着剤中、または接着剤としての、請
    求項1から5までのいずれか1項記載のポリマー分散液
    またはポリマー溶液の使用、または請求項6記載の調製
    されたポリマーの使用。
  13. 【請求項13】 ラミナント中、またはラミナントとし
    ての請求項1から5までのいずれか1項記載のポリマー
    分散液またはポリマー溶液の使用、または請求項6記載
    の調製されたポリマーの使用。
  14. 【請求項14】 請求項1から5までのいずれか1項記
    載のポリマー分散液またはポリマー溶液の使用、または
    請求項6記載の調製されたポリマーの定着剤中、または
    定着剤としての使用。
  15. 【請求項15】 光、熱および/または酸化による損傷
    作用から、ポリマー分散液、塗料またはワニスを保護す
    るための、請求項1から5までのいずれか1項記載のポ
    リマー分散液またはポリマー溶液の使用、または請求項
    6記載の調製されたポリマーの使用。
  16. 【請求項16】 光、熱および/または酸化による損傷
    作用から、支持体を保護するための、そのような支持体
    用の塗料中、または塗料としての、請求項1から5まで
    のいずれか1項記載のポリマー分散液またはポリマー溶
    液の使用、または請求項6記載の調製されたポリマーの
    使用。
  17. 【請求項17】 光、熱および/または酸化による損傷
    作用からプラスチックを保護するための、請求項1から
    5までのいずれか1項記載のポリマー分散液またはポリ
    マー溶液の使用、または請求項6記載の調製されたポリ
    マーの使用。
  18. 【請求項18】 ポリマー被膜において、請求項1から
    5までのいずれか1項記載のポリマー分散液またはポリ
    マー溶液、または請求項6記載の調製されたポリマーを
    被覆することによって得られることを特徴とする、ポリ
    マー被膜。
  19. 【請求項19】 被覆された製品において、請求項1か
    ら5までのいずれか1項記載のポリマー分散液またはポ
    リマー溶液、請求項6記載の調製されたポリマー、また
    は請求項18記載のポリマー被膜を使用して得られるこ
    とを特徴とする、被覆された製品。
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