JPH11349322A - 活性シリカの製造方法 - Google Patents

活性シリカの製造方法

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JPH11349322A
JPH11349322A JP15939698A JP15939698A JPH11349322A JP H11349322 A JPH11349322 A JP H11349322A JP 15939698 A JP15939698 A JP 15939698A JP 15939698 A JP15939698 A JP 15939698A JP H11349322 A JPH11349322 A JP H11349322A
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silica
sodium silicate
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alkaline sodium
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JP15939698A
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Katsuyuki Kataoka
克之 片岡
Takeshi Otsu
健史 大津
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水ガラス酸性化槽、モノマーシリカの重合槽
が不要、重合シリカの粘度測定が不要で、従来より著
しく簡単である製造工程、活性シリカの製造所要時間
が数分と非常に短時間である、pH調整工程が不要
で、アルカリ剤又は酸、アルカリ剤の両方が不要、凝
集剤製造中のシリカのゲル化トラブルが発生しない、
製造した活性シリカの保存中のゲル化トラブルが問題に
ならない、という各々の要件を持たす製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 シリカ濃度3重量%以上のアルカリ性珪
酸ナトリウム水溶液と、pH1以下でFe濃度1.5重
量%以上の第2鉄塩水溶液とを攪拌混合することによっ
て、Si/Feモル比が0.5以上、pH2.0以下の
鉄含有シリカ酸性水溶液を調製することを特徴とする活
性シリカの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水処理などの凝
集処理に使用する活性シリカの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】浄水処理の凝集処理に於いては、凝集剤
として、硫酸アルミミウム、ポリ塩化アルミニウム(P
AC)が利用されている。これらの無機凝集剤は、単独
使用では十分大きなフロックが形成されないため、凝集
沈殿工程、砂ろ過工程の固液分離速度が小さいという欠
点がある。また、凝集分離工程から排出される汚泥の沈
降濃縮脱水性が悪いという欠点もあった。
【0003】特に、浄水処理の原水の富栄養化が進みミ
クロキスチスなどの藻類が多量に含まれる原水ではPA
Cん又は硫酸バンドでは極めて沈降性の悪いフロックし
か形成されず、フロックが不浄してしまうこともあり、
藻類の効果的除去ができなくなるという問題もあった。
浄水処理以外の排水処理分野では各種の合成高分子凝集
剤がフロック形成を促進するために多用されているが、
浄水処理には合成有機高分子凝集剤の安全性に心配があ
るために使用が認可されていない。
【0004】従来、浄水処理ではPAC、硫酸バンドの
みが使用されてきたが、最近、飲料水中のアルミニウム
イオンがアルツハイマー症の一原因になる可能性が指摘
されたため、今後の浄水処理においてアルミ系凝集剤の
使用を止め、鉄系凝集剤に変更できないかとの要望も出
てきている。浄水処理分野では安全性の高い凝集助剤と
して、日本では昭和30年代に米国のBaylis氏が
見出した活性シリカの使用が検討されたが、活性シリカ
製造時のゲル化(液全体がゼリー状に固まる現象)トラ
ブルが頻発し、安定して活性シリカを製造することが非
常に難しいことが判明したため我が国えは実用化されな
かった。
【0005】Baylis法は「水ガラスを水で希釈し
てシリカ濃度1.5%の水溶液とし、これに硫酸を加え
てpH8.5に調整し、室温において2時間攪拌しシリ
カモノマーを重合させ重合シリカすなわち活性シリカを
得る」という方法である。シリカモノマーは凝集促進効
果がないが、重合シリカは顕著な凝集促進効果を発揮す
るので「凝集活性のあるシリカ」略して「活性シリカ」
と呼ばれる。
【0006】しかし最近、活性シリカを再評価しようと
する動きが出ており、例えば特公平4−75796号公
報「水処理方法および水処理用凝集剤」には「シリカモ
ノマーの極限粘度の約2倍以上の極限粘度を有する重合
シリカと、水中で水酸化物を形成し得る金属の可溶性塩
を、該金属に対する珪素のモル比が2以上となる条件で
処理対象水中に注入攪拌する」という重合シリカ(活性
シリカの別称)を利用した凝集処理法が開示されてい
る。
【0007】特公平4−75796号公報の活性シリカ
製造方法を図示する(図2参照)。この従来法は、希釈
された強アルカリ性の珪酸ナトリウム水溶液と鉱酸を混
合し、pHを2以下に調整する「水ガラス酸性化槽」、
そのあと苛性ソーダを添加してpH4 に上げ、シリカモ
ノマーを2〜6時間重合させる「シリカ重合槽」および
pH調整用の酸、アルカリ剤が不可欠である。
【0008】本発明者が本技術を詳細に検討したとこ
ろ、次の様な問題点があり、さらに優れた技術を開発す
る必要があることが認められた。 シリカモノマーを重合させて所要極限粘度の重合シリ
カを調整するのに必要な時間が2時間から6時間を要す
る。従って、活性シリカの作成に長時間を要するほか、
重合タンク容積が大きくなる。
【0009】シリカ濃度、水温、攪拌強度、pHなど
の微妙なずれによって所要重合時間が大きく変化してし
まうため、重合時間の設定が非常に難しく、重合時間の
設定を誤ると重合中にシリカのゲル化トラブルを引き起
こし(シリカ濃度4%以上に高めるとゲル化トラブルが
極めて起き易くなる)、凝集剤として使用不能となる。
また、モノマーシリカの重合時間が不足すると凝集効果
が悪いものしか得られない。また極限粘度の測定には熟
練者でも1時間以上かかるので、現場において極限粘度
を測定しながら、重合時間を制御するという方法は実際
には不可能である。
【0010】製造した活性シリカのシリカ含有濃度が
高くなるほどゲル化が短時間で起きる。従って、ゲル化
時間を長くし保存性を高めるため、重合シリカ(活性シ
リカ)濃度を2〜3%以下と希薄にしなければならな
い。従って、活性シリカ製造工場からユーザーまでの凝
集剤輸送コストおよび保管コストが高くなる。 酸、アルカリが必要なため、製造コストが高くなり、
pH調整が2段階で必要になるため煩雑である。
【0011】また、1953年に米国のA.P.Bla
ck氏は水ガラスと硫酸アルミニウムを混合する活性シ
リカの製造法を提案している。この方法は硫酸アルミニ
ウム1%液と珪酸ソーダ1%水溶液を4対1の比率で混
合し直ちに浄水原水に注入する方法である。この反応式
は、 3〔Na2 O・3SiO2 〕+Al2 (SO4 3 ・1
8H2 O=3Na2 SO4 +2Al(OH)3 +9Si
2 +15H2 O で示され、硫酸アルミと珪酸ソーダを混合した時点で水
酸化アルミニウムフロックを生成してしない原水汚濁成
分の凝集に効果的なAl3+イオンの原水への添加率が減
少してしまうこと、およびモノマーシリカ濃度が低く重
合速度が小さいためシリカの重合度が少なく凝集効果が
劣るという欠点があり、実用化されなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の欠点を解決した活性シリカ製造方法を確立
し、次の課題を解決することを目的とする。 水ガラス酸性化槽、モノマーシリカの重合槽が不要な
製造方法を提供すること。
【0013】重合シリカの粘度測定が不要で、従来よ
り著しく簡単である製造工程である製造方法を提供する
こと。 活性シリカの製造所要時間が数分と非常に短時間であ
る製造方法を提供すること。 pH調整工程が不要で、アルカリ剤又は酸、アルカリ
剤の両方が不要な製造方法を提供すること。
【0014】凝集剤製造中のシリカのゲル化トラブル
が発生しない活性シリカの製造方法を提供すること。 製造した活性シリカの保存中のゲル化トラブルが問題
にならない製造方法を提供すること。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリカ濃度3
重量%以上のアルカリ性珪酸ナトリウム水溶液と、pH
1以下でFe濃度1.5重量%以上の第2鉄塩水溶液と
を攪拌混合することによって、Si/Feモル比が0.
5以上、pH2.0以下の鉄含有シリカ酸性水溶液を調
製することを特徴とする活性シリカの製造方法である。
【0016】以下、特に断らない限り、「珪酸ナトリウ
ム水溶液」とは、本発明に使用する所定シリカ濃度、す
なわち所定SiO2 濃度を有するアルカリ性珪酸ナトリ
ウム水溶液を指し、「第2鉄塩水溶液」とは、本発明に
使用する所定Fe濃度及び所定pHを有する第2鉄塩水
溶液を指す。本発明の活性シリカの製造方法の一例を図
1を参照して説明する。
【0017】すなわち、槽1に入れた第2鉄塩水溶液2
を攪拌しながら、例えば、水ガラス水溶液等の珪酸ナト
リウム水溶液3を攪拌機4にて攪拌混合するという極め
て簡単な操作で、凝集効果の大きい褐色で透明の水酸化
鉄SSを含有しない鉄を含む活性シリカがオンサイトで
容易に短時間(数分)に製造できることが見出された。
【0018】この結果、図2に示した従来技術における
水ガラス酸性化槽、シリカ重合槽、pH調整用の酸、ア
ルカリ剤が不要になった。以下に本発明の重要知見を箇
条書きにまとめる。 第2鉄塩水溶液と珪酸ナトリウム水溶液を混合攪拌す
ることによって、水酸化第2鉄SSを含有しない透明で
褐色の凝集効果が大きい凝集剤を短時間(数分間)で容
易に製造できる。
【0019】寒冷期に水温が15度未満に低下する
と、第2鉄塩水溶液と珪酸ナトリウム水溶液の混合工程
でシリカモノマーの重合速度が低下するので、年間を通
じて水温15℃以上、理想的には20℃以上に維持する
ことが好ましい。 第2鉄塩水溶液と珪酸ナトリウム水溶液を混合した時
点でのSi/Feモル比が0.5以上になるようにする
ことが凝集効果が大きい活性シリカを製造するために重
要であり、凝集剤中のSi/Feモル比が0.5未満で
あると凝集効果が劣るものしか製造できない。
【0020】pHが1を越える第2鉄塩水溶液に珪酸
ナトリウム水溶液を添加すると、添加後の液のpHが
2.0より高くなり、凝集剤製造中に水酸化鉄沈殿が析
出するトラブルを引き起こすので好ましくない。 珪酸ナトリウム水溶液のシリカ濃度が7%以上の高濃
度の場合、珪酸ナトリウム水溶液に対し第2鉄塩水溶液
を徐々に添加すると、シリカが瞬間的にゲル化するpH
中性領域を通過するため、液全体がゲル化してしまうの
で好ましくなく、攪拌されている第2鉄塩水溶液に珪酸
ナトリウム水溶液を少量ずつ時間をかけて添加するよう
にすることが好ましい。一挙に添加すると珪酸ナトリウ
ムと第2鉄塩との中和反応が急速に進み過ぎるため、多
量のシリカ結晶もしくはシリカゲル粒子が析出してしま
い、効果的な活性シリカを製造することが難しくなる。
【0021】尚、シリカ濃度が7%未満の場合は、珪酸
ナトリウム水溶液と第2鉄塩水溶液を一挙に混合しても
結晶性又はシリカゲル微粒子の析出は認められない。こ
の場合の混合法は、特に制限されるべきものではない
が、第2鉄塩水溶液に珪酸ナトリウム水溶液を一挙に加
えても、その逆でも、両者同時でもよい。 使用する珪酸ナトリウム水溶液のシリカ濃度が3重量
%未満ではモノマーシリカの重合速度が遅くなるため、
凝集効果の劣る活性シリカしか製造できない。
【0022】第2鉄塩水溶液のFe濃度が1.5重量
%以下では、シリカの活性化反応が不十分なため得られ
る活性シリカの凝集効果が悪くなる。以上の知見から完
成された本発明方法によって、従来法のような水ガラス
酸性化槽、モノマーシリカの重合槽を設けずに、強力な
フロック形成促進作用を持った鉄含有活性シリカを容易
にかつ短時間に製造できる。
【0023】また硫酸アルミニウムと水ガラスを直接混
合するA.P.Black氏の従来法よりも著しく効果
的な活性シリカを製造できる。本発明によって、図1に
示したように水ガラス酸性化槽、シリカモノマーの重合
槽及びpH調整用酸アルカリが不要になった理油は、次
のように考えられる。すなわち、第2鉄塩水溶液と、珪
酸ナトリウム水溶液を水温が低すぎない条件で攪拌混合
すると、アルカリ性のシリカモノマー分子が第2鉄塩水
溶液内に混合拡散する過程でpH中性領域を通過してか
ら最終的に酸性になるので、pH中性領域を通過する過
程でシリカモノマーの重合が極めて速やかに進行し、第
2鉄塩水溶液に均一に混合された時点でシリカが重合シ
リカすなわち活性シリカの状態で存在するためと考えら
れる。
【0024】つまり、第2鉄塩水溶液と珪酸ナトリウム
水溶液を混合する工程が、従来技術の水ガラス酸性化
槽、シリカモノマーの重合槽を兼ねている。浄水場など
において、凝集処理を行う原水に本発明により得られた
活性シリカ(以下、「本発明活性シリカ」という)を注
入し、凝集攪拌槽で攪拌すると速やかに非常に大きなフ
ロックが形成され、沈殿槽及びろ過層で高速度で固液分
離できる。凝集剤中にアルツハイマー症の一因の恐れが
あるアルミニウムを含まないので浄水処理に特に好適で
ある。
【0025】浄水処理の場合、本発明活性シリカの適正
注入率はシリカとして3〜10mg/l程度になる場合
が多い。また活性シリカ液中に第2鉄イオンが共存して
いるので、本発明活性シリカのみを原水に注入すれば良
好な凝集が行える。本発明において、第2鉄塩水溶液に
使用する第2鉄塩としては、特に制限されるべきもので
はないが、塩化第2鉄、硫酸第2鉄、硝酸第2鉄、ポリ
硫酸第2鉄等が例示される。
【0026】また、本発明において、珪酸ナトリウム水
溶液に使用する珪酸ナトリウムとしては、特に制限され
るべきものではなく、公知のものが使用され、Na2
iO 3 及びその種々の割合の水化物、Na4 SiO4
水ガラス(Na2 O・nSiO2 :n=2〜4の実数)
等が例示される。尚、珪酸ナトリウム水溶液にはナトリ
ウム以外の他のアルカリ金属原子、例えば、K等を含ん
でいてもよい。
【0027】また、珪酸ナトリウム水溶液はアルカリ性
を呈し、そのpHは通常、11〜11.5の範囲であ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 本発明活性シリカの製造例 3号水ガラス原液(シリカ濃度30重量%)を水道水で
希釈し、シリカ濃度1、3、5、7、9、11重量%の
珪酸ナトリウム水溶液(pH11程度)を作成した。
【0029】塩化第2鉄濃度20重量%(Fe濃度6.
9重量%)、約pH0の水溶液100gを攪拌しなが
ら、各シリカ濃度の珪酸ナトリウム水溶液100gを徐
々に塩化第2鉄水溶液に添加混合した。混合槽の水温は
30℃である。 実施例2 凝集試験及び凝集剤保存性調査 カオリンを水道水に添加し、SS100mg/lの懸濁
液を作成し、実施例1で作成した各種活性シリカ剤を添
加しジャーテストを行った。ジャーテストの条件は攪拌
回転数150rpm90秒、50rpm90秒である。
凝集剤注入後のpHを6一定とした。水温は24℃であ
った。凝集剤注入率は鉄として8mg/lである。
【0030】ジャーテスト時のフロック生成時間と緩速
攪拌中60秒後のフロック粒径を測定した。また各条件
で作成した凝集剤保存性を評価するため20℃における
ゲル化日数(活性シリカ水溶液全体がゼリー状に固まる
現象をゲル化という)を測定した。この結果を表1に示
す。フロック粒径は次の基準によって表示した。
【0031】E;0.2mm以下、D;0.2〜0.5
mm、C;0.5〜2mm、B;2〜5mm、A;5m
m以上、特A;ペレット化
【0032】
【表1】表1における凝集剤のFe濃度は塩化第2鉄と
して、10重量%(鉄として3.45重量%)一定であ
る。また表1の製造凝集剤のシリカ濃度が0の欄は、塩
化第2鉄のみを原水に添加した場合を意味する。塩化第
2鉄のみを注入した場合に比較し添加珪酸ナトリウムの
シリカ濃度3%以上かつSi/Feモル比が0.5以上
で明確に凝集促進効果が現れ、シリカ濃度2.5〜3.
5重量%では極めて大きなフロックが形成され、緩速攪
拌中もフロックが底に沈降しながらペレット状に変化す
ることが認められた。
【0033】凝集剤のゲル化時間すなわち凝集剤の保存
性に関しては凝集剤中のシリカ濃度が少ない程長い。凝
集剤中のシリカ濃度が2.5重量%を越えるとゲル化時
間が短くなり、長期保存できないが、本発明は浄水場な
どの現場でオンサイト製造した後、1日以内に使い切る
ことができるので、ゲル化現象はなんら問題にならな
い。
【0034】
【発明の効果】本発明は下記の効果を奏する。 従来の活性シリカ製造法(図1)で不可欠であった水
ガラス酸化槽、シリカ重合槽が不要になり、また重合シ
リカの極限粘度の測定も不要になり、凝集剤製造工程が
著しく単純化でき、熟練技術者がいなくても浄水場にお
いてオンサイトで容易に製造できる。また活性シリカ製
造所要時間が数分と非常に短時間である。
【0035】活性シリカ製造中のゲル化トラブルが無
い。オンサイトで製造使用すれば、活性シリカ製造工場
からの輸送、浄水場での長期保存が不要であり、製造し
た凝集剤を1日以内で使い切ることが容易なので、活性
シリカの長期保存性が悪くても何ら問題無い。 活性シリカ製造に、酸、アルカリ剤を必要としないの
で、活性シリカ製造コストが従来より削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の活性シリカの製造方法の一例を説明す
る図。
【図2】従来技術の活性シリカの製造方法の一例を説明
する図。
【符号の説明】
1 槽 2 第2鉄塩水溶液 3 珪酸ナトリウム水溶液 4 攪拌機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ濃度3重量%以上のアルカリ性珪
    酸ナトリウム水溶液と、pH1以下でFe濃度1.5重
    量%以上の第2鉄塩水溶液とを攪拌混合することによっ
    て、Si/Feモル比が0.5以上、pH2.0以下の
    鉄含有シリカ酸性水溶液を調製することを特徴とする活
    性シリカの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2鉄塩水溶液に前記アルカリ性珪
    酸ナトリウム水溶液を添加することを特徴とする請求項
    1記載の活性シリカの製造方法。
  3. 【請求項3】 シリカ濃度7重量%以上のアルカリ性珪
    酸ナトリウム水溶液を徐々に添加することを特徴とする
    請求項2記載の活性シリカの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アルカリ性珪酸ナトリウム水溶液
    が、シリカ濃度3重量%以上7%未満の場合には、前記
    第2鉄塩水溶液と前記アルカリ性珪酸ナトリウム水溶液
    とを一挙に混合することを特徴とする請求項1又は2記
    載の活性シリカの製造方法。
JP15939698A 1998-06-08 1998-06-08 活性シリカの製造方法 Withdrawn JPH11349322A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008139999A1 (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Tokuyama Corporation 鉄-シリカ水処理凝集剤の製造方法
JP2009022925A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Tokuyama Corp 鉄−シリカ水処理用凝集剤の製造方法

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WO2008139999A1 (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Tokuyama Corporation 鉄-シリカ水処理凝集剤の製造方法
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