JPH11349146A - 粉粒体の荷揚げ保管供給処理システム及び粉粒体の荷揚げ保管供給処理装置 - Google Patents

粉粒体の荷揚げ保管供給処理システム及び粉粒体の荷揚げ保管供給処理装置

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JPH11349146A
JPH11349146A JP15898998A JP15898998A JPH11349146A JP H11349146 A JPH11349146 A JP H11349146A JP 15898998 A JP15898998 A JP 15898998A JP 15898998 A JP15898998 A JP 15898998A JP H11349146 A JPH11349146 A JP H11349146A
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coal
powder
quay
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JP15898998A
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Takashi Deguchi
隆 出口
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AOISHIN KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 粉粒体を迅速に陸揚げすることができるとと
もに、陸揚げ後の粉粒体を迅速に処理することができる
荷揚げ保管供給処理システム及び荷揚げ保管供給処理装
置を提供する。 【解決手段】 船倉1に積んだ石炭や鉄鉱石等の粉粒体
を船Fに設けられた搬出装置3により岸壁13まで搬出
する工程と、岸壁に沿って設けられ、幅方向に貯留部1
5Gを備えるとともに下方に搬出手段を備えた貯留体1
5の上部開口部の全面に、粉粒体を搬出装置3を介して
投入する工程と、この荷揚げ後において貯留体に粉粒体
を保管しておく保管工程と、搬出手段17A,17B,
17Cに対して設けられた独立の駆動手段Mのうちの、
必要に応じて作動させて各貯留部15から粉粒体を外部
に搬出する工程と、貯留部15から搬出された粉粒体を
目的地22を結んで設けた搬送手段12で搬送する工程
とを備えさせて、粉粒体の荷揚げ保管供給処理システム
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば岩石、砕
石、石炭、鉄鉱石、コークス(木炭)等の粉粒体を運搬
する船から陸地に荷揚げした後、所望箇所へ連続的に搬
送するための粉粒体の荷揚げ保管供給処理システム及び
荷揚げ保管供給処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記粉粒体として例えば石炭を陸揚げす
る場合について説明すれば、一般的に、船側に備えたク
レーンや陸地に設置されたスクリューコンベア形連続式
アンローダを用いて船倉内の石炭を陸揚げすることが行
われている。そして、これらクレーンやアンローダによ
り陸揚げされた石炭を岸壁に設けられているコンベアに
より貯炭場等まで搬送された後、石炭サイロ等に一旦貯
留されるようになっている。
【0003】しかしながら、上記方法によれば、クレー
ンやアンローダにより船倉の底部に溜まっている石炭の
全てを陸揚げすることができないだけでなく、船倉全域
に貯留されている石炭を陸揚げするためには、クレーン
の先端に備えるバケットやスクリューコンベアの位置を
変更させながら石炭を陸揚げしなければならない。この
ため、連続的に石炭を陸揚げすることができず、石炭の
陸揚げに多大な時間を必要とするものであった。尚、ク
レーンの場合には石炭をバケットで一旦持ち上げてから
陸側にアームを揺動操作することによりコンベアへの受
け渡しを行うため、更に時間がかかるものであった。
又、クレーンやスクリューコンベア形連続式アンローダ
を操作するための熟練作業者をも必要とするものであっ
た。
【0004】上記不都合を解消するものとして、例えば
実開平2−33196号公報に示されるものがある。こ
れは、船倉内に粉粒体を貯留するためのホッパーを設
け、このホッパーの下方の排出口から排出された粉粒体
を船首側に移送する船底コンベアを設け、船底コンベア
により移送されてきた粉粒体を上甲板上に移送する垂直
コンベアを設けるとともに、上甲板上に移送された粉粒
体を陸揚げする水切りコンベア(粉粒体が水分を含んだ
ものであるため)を設けて、船外に粉粒体を搬出するこ
とができるようにしている。
【0005】上記方法で粉粒体の陸揚げを行うことによ
って、陸揚げを迅速に行うことができるものの、陸揚げ
された粉粒体の処理が確立されていないため、一旦陸地
に陸揚げし、この陸揚げされた粉粒体をショベルローダ
の先端に備えたバケットを用いて順次掬い上げて搬送用
のコンベアに受け渡し、所望箇所まで搬送するようにし
ている。
【0006】上記方法では、船からの粉粒体の搬出量に
対してショベルローダの処理量が小さいため、粉粒体の
処理時間が前述同様に多くかかるものであるだけでな
く、ショベルローダを操作する熟練作業者をも前記同様
に必要とするものであり、改善の余地があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、粉粒体を迅速に陸揚
げすることができるとともに、陸揚げ後の粉粒体を迅速
に処理することができ、しかも、それに伴う熟練作業者
を不要にすることができる荷揚げ保管供給処理システム
及び荷揚げ保管供給処理装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、船倉に積んだ石炭や鉄鉱石等の粉粒体を船
に設けられた搬出装置により岸壁まで搬出する工程と、
岸壁に沿って設けられ、かつ、岸壁に沿って長尺となる
寸法に設定され、しかも幅方向に単数又は複数の貯留部
を備えるとともに下方に単数又は複数の搬出手段を備え
た貯留体の上部開口部の全面に、前記船倉に積んだ粉粒
体を該船から直接前記搬出装置を介して投入する、又は
該船を岸壁に沿って移動させて投入する工程と、この荷
揚げ後において前記貯留体に粉粒体を保管しておく保管
工程と、前記複数の搬出手段に対して設けられた独立の
駆動手段のうちの、必要に応じて全部の駆動手段を作動
させる又は一部の駆動手段を作動させて各貯留部から粉
粒体を外部に搬出する工程と、前記貯留部から搬出され
た粉粒体を発電装置や溶鉱炉、あるいは他のストック手
段等の目的地へ該貯留部と目的地を結んで設けた搬送手
段で搬送する工程と、よりなる粉粒体の荷揚げ保管供給
処理システムを確立したものである。又、船倉に積んだ
石炭や鉄鉱石等の粉粒体を岸壁まで搬出する搬出装置を
備えた船と、岸壁に沿って設けられ、且つ、岸壁に沿っ
て長尺となる寸法に設定され、しかも、幅方向に単数又
は複数の貯留部を備えるとともに下方に単数又は複数の
搬出手段を備えた貯留体と、前記貯留体の上部開口部の
全面に前記船倉に積んだ粉粒体を、該船から直接前記搬
出装置を介して投入する、又は該船を岸壁に沿って移動
させて投入するための荷揚げ手段と、前記複数の搬出手
段に対して独立して設けられた複数の駆動手段と、これ
ら駆動手段のうちの全部の駆動手段を作動させる、又は
一部の駆動手段を作動させて各貯留部から粉粒体を外部
に搬出する搬出手段と、前記貯留部から搬出された粉粒
体を発電装置や溶鉱炉、あるいは他のストック手段等の
目的地へ搬送するために該貯留部と目的地を結んで設け
た搬送手段と、よりなる粉粒体の荷揚げ保管供給処理装
置を確立したものである。従って、搬出装置により船倉
に積んだ粉粒体が船外へ搬出されると、この搬出された
粉粒体の全部を岸壁に沿って設けられた長尺な貯留体に
連続的に投入することができるのである。この荷揚げ後
の粉粒体は、貯留体に保管したり、外部に搬出し、搬送
手段により目的地まで搬送することができる。このよう
に従来のような熟練作業者を一切必要とせず、船倉の粉
粒体が目的地まで搬送されるまでの一連の動作を途切れ
ることなく連続的に行うことができるのである。しか
も、前記貯留体により粉粒体を貯留しておくことができ
るから、粉粒体の船外への搬出速度を搬出後の粉粒体に
対する処理速度よりも速くして粉粒体の船外への搬出時
間を短縮することができるだけでなく、粉粒体の在庫量
の拡大を図ることができる。前記複数の搬出手段を設け
ている場合には、これら複数の搬出手段に対する駆動手
段を独立して設けることによって、一部の駆動手段が故
障等のトラブルが発生した場合でも、残りの駆動手段に
よって貯留体内の粉粒体を搬出することができる。
【0009】前記貯留体の上方開口部に蓋体を開閉自在
に設けることによって、貯留体への粉粒体の投入時以外
は蓋体を閉塞しておけば、貯留体内の粉粒体に直接太陽
光線が照射されることや雨水及び海水等が掛かることを
阻止することができ、太陽光線の照射や雨水及び海水等
が掛かることによる粉粒体の物理変化を抑えることがで
きる。
【0010】前記搬出手段を分岐して搬出口を岸壁に近
接して設け、貯留部内の粉粒体を前記搬出口を介して他
の輸送用の船への搬出供給を可能にすることによって、
他の輸送用の船により他の場所への粉粒体の輸送が容易
に行える。しかも、荷揚げ途中において他の輸送用の船
に粉粒体の積み込みを行うことができる。
【0011】前記船倉の底壁を4つの傾斜面を有するホ
ッパー状に形成し、前記各傾斜面の傾斜角度を42度〜
70度に設定することによって、船倉内の粉粒体がブリ
ッジ等の詰まりを起こしたり、粘りのある粉粒体が滞留
することがない、又は少なく、粉粒体を排出口側へ確実
に移動案内させることができる。
【0012】前記粉粒体が石炭である場合に、前記貯留
体内に貯留された石炭に水を供給するための水供給装置
を該貯留体に設けることによって、適時に水を石炭にか
けることができ、石炭が自然発火することは勿論のこ
と、高温になることを回避することができる。又、粉塵
等による環境問題の発生を回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、船倉1を備える船Fに粉
粒体を積み込むために出荷地の岸壁35に停泊している
状態と、粉粒体を積み込んだ船Fから粉粒体を入荷地の
岸壁13に降ろすために停泊している状態とを示してい
る。この船Fは、約10万トンの積載量を有したもので
あるが、積載量はどのような値でもよい。前記粉粒体と
しては、岩石、砕石、石炭、鉄鉱石、コークス(木炭)
等のものであり、この実施例では、石炭を例に挙げて説
明する。
【0014】前記船倉1は、図2及び図3にも示すよう
に、石炭を投入可能な開口部2Aを備えるとともに、投
入された石炭を排出することができる多数の排出口2B
を備えている。そして、前記船倉1の底壁を4つの傾斜
面2C,2D,2E,2Fを備えるホッパー状に形成し
て、石炭を排出口2B側へ移動案内することができるよ
うにしている。尚、前記排出口2Bを開閉するためのシ
ャッター(図示せず)を設けて実施してもよい。又、図
示していないが、前記開口部2Aを閉じるための蓋体を
開閉自在に設けて実施してもよい。前記傾斜面2C,2
D,2E,2Fの角度Kを42度〜70度の範囲に設定
することによって、船倉1内の石炭がブリッジ等の詰ま
りを起こしたり、粘りのある石炭が滞留することがな
い、又は少なく、石炭を排出口2B側へ確実に移動案内
させることができる。
【0015】前記船倉1内の石炭を船外へ搬出するため
の搬出装置3を備えさせてあり、この搬出装置3は、図
1及び図2に示すように、前記排出口2Bから排出され
る石炭を受け止めて船首尾方向一端、つまり船首側に搬
送するために、排出口2Bの下方全域に渡って設けた横
送り搬送装置としての第1ベルトコンベア4と、この第
1ベルトコンベア4により搬送されてきた石炭を船の上
部、つまり上甲板5上まで挟持して搬送する縦送り搬送
装置としての一対の第2ベルトコンベア6,6と、この
第2ベルトコンベア6,6により搬送されてきた石炭を
船幅方向一端に搬送する補助ベルトコンベア7と、この
補助ベルトコンベア7により搬送されてきた石炭を船外
まで搬送する基端部の縦軸芯周りで横方向に揺動自在な
揺動式搬送装置としてのブームコンベア8とから構成し
ている。尚、前記第2ベルトコンベア6,6とブームコ
ンベア8との間に補助ベルトコンベア7を介在したが、
第2ベルトコンベア6,6からの石炭をブームコンベア
8に直接受け渡すようにすれば、補助ベルトコンベア7
を省略することができる。前記ブームコンベア8を基端
部の横軸芯周りで上下方向に揺動自在に設けて、ブーム
コンベア8の先端を横方向だけでなく、上下方向にも位
置変更自在に構成してもよい。又、前記横送り搬送装
置、縦送り搬送装置、揺動式搬送装置の具体構成は、上
記のものに限定されるものではない。
【0016】図1及び図3に示すように、前記ブームコ
ンベア8の先端から排出された石炭を受け取るとともに
保管可能な受取手段10と、この受取手段10により受
け取った石炭を外部まで搬出する後述の複数の搬出手段
としてのベルトコンベア17A,17B,17Cと、こ
れらベルトコンベア17A,17B,17Cにより搬出
された石炭を合流した後、他の輸送用の船fに搬出供給
可能となるように岸壁13に近接して石炭搬出装置11
が設けられた搬出口20とを備えた基地14を設置し
て、ブームコンベア8の先端から排出された石炭を石炭
搬出装置11まで連続的に搬送することができるように
している。この実施例では、単一の基地14を設けた場
合を示しているが、複数の基地14を設けてこれら複数
の基地14同士を図示していない搬送装置により石炭の
受け渡しが行えるようにしてもよい。
【0017】前記受取手段10は、図3及び図4に示す
ように、岸壁13に沿って設けられ、かつ、岸壁13に
沿って長尺となる寸法に設定された貯留体15から構成
し、この貯留体15は、前記ブームコンベア8から排出
された石炭を投入可能な開口部15Aを備えるととも
に、投入された石炭を排出することができる多数の排出
口15Bを備えた貯留部15Gを前後方向に3列設け
て、3列の貯留部15Gで約15万トンの石炭を貯留す
ることができるようにしている。そして、図12にも示
すように、これら各貯留部15Gの底壁を4つの傾斜面
15C,15D,15E,15Fを備えるホッパー状に
形成して、排出口15B側へ石炭を移動案内することが
できるようにしている。尚、前記排出口15Bを開閉す
るためのシャッター(図示せず)を設けて実施すること
になる。前記貯留部15Gを前後方向に3列設ける他、
1列又は2列又は4列以上設けて実施してもよい。前記
傾斜面15C,15D,15E,15Fの角度Kを前記
船倉1と同様に42度〜70度の範囲に設定することに
よって、船倉1内の石炭がブリッジ等の詰まりを起こし
たり、粘りのある石炭が滞留することがない、又は少な
く、石炭を排出口15B側へ確実に移動案内させること
ができる。
【0018】図4〜図6に示すように、前記貯留体15
の開口部15Aを閉塞するための蓋体16を開閉自在に
設けている。この蓋体16は、高さの異なる5枚の蓋部
16A,16B,16C,16D,16Eを貯留体15
を構成する前後壁15H,15H(図6では一方の壁の
み図示)の上面に前後方向に設けた5個のCの字型のガ
イドレール28…に遊転ローラ29を介して貯留体15
の長手方向に移動自在に設けている。そして、例えば図
5に示す矢印方向に、蓋部16B,16C,16D,1
6Eの4枚を蓋部16Aまで移動させることにより開口
部15Aを開放して、前記ブームコンベア8から排出さ
れた石炭を受け取ることができるようにしている。尚、
図5に示す矢印とは反対方向の蓋部16Eに他の蓋部1
6A,16B,16C,16Dを移動させるようにして
もよい。前記蓋部の数は、図面に示した数以外でもよ
い。この蓋部16A,16B,16C,16D,16E
は、図示していない電動モータ等のアクチュエータによ
り移動操作する他、人為操作力により移動操作するよう
にしてもよい。又、前記蓋体16を横スライド開閉型に
構成したが、後壁15Hの上面に横軸芯周りで揺動開閉
自在に枢着した単一又は複数の蓋部から構成してもよ
い。この場合も流体圧シリンダ等のアクチュエータによ
り移動操作する他、人為操作力により移動操作するよう
にしてもよい。
【0019】図3にも示すように、前記3つの貯留部1
5G…の下方に、貯留部15Gの排出口15Bから排出
される石炭を受け取り、貯留部15Gの長手方向一端
部、つまり貯留部15Gの外部に搬出するためのベルト
コンベア17A,17B,17Cを設け、これらベルト
コンベア17A,17B,17Cのうちの前後方向中央
に位置するベルトコンベア17Bを延ばすことによっ
て、前記石炭搬出装置11へ受け渡す後述のベルトコン
ベア21まで搬送する第1ベルトコンベア18を構成す
るとともに、この第1ベルトコンベア18に前後方向両
端に位置するベルトコンベア17A,17Cにより搬送
されてきた石炭を合流供給するための合流供給用ベルト
コンベア19A,19Bを設けて、合流供給用ベルトコ
ンベア19A,19Bからの石炭を合流して石炭搬出装
置11まで搬送することができるように構成している。
前記石炭搬出装置11は、基端部の縦軸芯周りで揺動自
在に設けられたブームコンベアから構成されている。図
に示すMは、前記ベルトコンベア17A,17B,17
C、合流供給用ベルトコンベア19A,19B、ベルト
コンベア21を駆動する駆動手段を構成する電動モータ
であり、前記3つの貯留部15G…の下方から排出され
る石炭を搬送するベルトコンベア17A,17B,17
Cのうちの一部のベルトコンベアの電動モータが故障し
ても残りのベルトコンベアを駆動して石炭の搬出が行え
るようにしている。前記電動モータMを正逆転可能なも
ので構成することによって、船f内の石炭を降ろしてベ
ルトコンベア21を介して石炭バンカー22又は貯留体
15へ搬送することができる等、いろんな搬送形態を取
ることができる。前記合流供給用ベルトコンベア19
A,19Bと、第1ベルトコンベア18と、後述の搬送
装置24とから前記貯留部15と目的地である石炭バン
カー22まで搬送する搬送手段12を構成するものとす
る。前記実施例では、3つのベルトコンベア17A,1
7B,17Cを設けたが、2つのベルトコンベアを設け
て実施してもよいし、4つ以上のベルトコンベアを設け
て実施してもよい。又、ベルトコンベアの個数を貯留部
15Gの個数に一致させる他、貯留部15Gの個数より
も少なくしてもよい。
【0020】前記合流供給用ベルトコンベア19A,1
9Bの少なくとも搬送始端部、つまり石炭Sを受け取る
側の端部を、図7に示すように、ベルトコンベア19A
又は19Bのベルト19a又は19bの左右端部が端部
側ほど上方に位置する傾斜面を形成するように、水平ロ
ーラ19c又は19dの左右両側に傾斜ローラ19e又
は19fを設けて、受け取った石炭Sが跳ね上がってベ
ルトコンベア19A,19Bから地面に落下することを
防止するようにしている。又、図8に示すように、前記
合流供給用ベルトコンベア19A,19Bから第1ベル
トコンベア18への合流部も前記同様にベルト18aの
左右端部が端部側ほど上方に位置する傾斜面を形成する
ように、水平ローラ18bの左右両側に傾斜ローラ18
cを設けている。前記第1ベルトコンベア18(17
B)の搬送速度を、合流供給用ベルトコンベア19A,
19Bの搬送速度よりも速くすることによって、第1ベ
ルトコンベア18(17B)への合流部に多量の石炭S
が合流供給用ベルトコンベア19A,19Bを介して供
給された場合に、合流部で一部の石炭Sが溢れて地面に
落下する等のトラブル発生を阻止することができるが、
搬送量や搬送速度を調節することにより同速度で搬送す
ることもできる。尚、前記合流供給用ベルトコンベア1
9A,19Bの搬送速度とベルトコンベア17A,17
Cの搬送速度は同一にしている方が石炭Sの受け渡しを
スムーズに行うことができる。
【0021】図6に示すように、前記貯留体15の前後
壁15H,15Hの上側内面にそれぞれ、貯留体15の
長手方向に沿って水供給用パイプ30を設置するととも
に、この水供給用パイプ30の適当間隔置きに水排出用
のノズル31を設けている。従って、例えば図外の水供
給装置からの水をノズル31から定期的に排出すること
によって、貯留体15内の石炭に水を供給して、石炭の
自然発火等を防止するようにしている。この水の供給
は、定期的に行う他、貯留体15の内部温度に応じて行
うようにしてもよい。又、これら水の供給は、自動的に
行う他、人為的に行うようにしてもよい。前記水供給装
置を、貯留体15に設ける他、貯留体15から離れた箇
所に設けてもよい。又、後述の水貯留タンクTの水を利
用して水供給装置を構成してもよい。
【0022】図3に示すように、前記貯留体15の長手
方向一端に前記貯留部15G…内に溜まった汚れた水等
を貯留しておくための水貯留タンクTを配設している。
つまり、図4及び図5に示すように、貯留部15G…の
下側に形成された水排出用の多数の孔(図示せず)から
排出される水を受け止める多数の排水パイプ32を設け
るとともに、これら排水パイプ32からの水を受け止め
て前記水貯留タンクTまで案内するための排水トランク
33を設けている。この排水トランク33は、図5で
は、水平姿勢に見えるが、水貯留タンクT側に水が移動
するように、排水トランク33の底面が水貯留タンクT
側ほど下方に位置するように構成している。図示してい
ないが、この水貯留タンクT内には、貯留された水を浄
化するための浄化装置を設けてあり、浄化した水を海に
排出する他、前述のように貯留体15内の石炭に供給す
る水として利用してもよい。又、排水トランク33を利
用して水貯留タンクTの浄化された水を逆流させて貯留
部15G…内に供給することによって、貯留部15G…
の下側に形成された前記水排出用の多数の孔(図示せ
ず)が目詰まりすることを防止するようにしてもよい。
尚、水貯留タンクTを省略して実施してもよい。
【0023】図9〜図11に示すように、前記第1ベル
トコンベア18とベルトコンベア21との間に、該第1
ベルトコンベア18により搬送されてきた石炭を受け止
めて該ベルトコンベア21へ供給する状態と火力発電所
23の石炭バンカー22まで搬送する搬送装置24へ供
給する状態とに切り換え可能なフィーダ34を設けてい
る。前記ベルトコンベア21も前記第1ベルトコンベア
18同様にベルト18aの左右端部が端部側ほど上方に
位置する傾斜面を形成するように、水平ローラ18bの
左右両側に傾斜ローラ18cを設けている。前記フィー
ダ34を用いることによって、石炭をベルトコンベア2
1へ供給する状態と搬送装置24へ供給する状態との2
つの状態のいずれかの状態に切り換えるようにしたが、
石炭をベルトコンベア21及び搬送装置24の両方に同
時に供給できるように構成してもよい。前記搬送装置2
4は、前記フィーダ34の排出口34Aからの石炭を受
け止めて上方側へ搬送するバケットエレベータ25と、
このバケットエレベータ25により上方へ移動されてき
た石炭を受け取って石炭バンカー22の投入口に供給す
るためのベルトコンベア26とから構成している。前記
第1ベルトコンベア18からの石炭を搬出口20と火力
発電所23とに分岐供給するように構成したが、搬出口
20側の搬送設備及びフィーダ34を省略して、第1ベ
ルトコンベア18からの石炭を火力発電所23の石炭バ
ンカー20へのみ搬送する構成にしてもよい。
【0024】前記石炭搬出装置11へ搬送された石炭
は、例えば内航船である小型船(中型船や大型船でもよ
いが)f等に積み込まれて他の基地や発電所、あるいは
貯蔵庫等のストック手段に移送することになる。この小
型船fも前記大型船同様に構成されているため、同一の
番号を付し、説明を省略するものとする。前記小型船の
他、トラックや貨物用コンテナ等に石炭を積み込んで他
の基地や発電所等に移送してもよい。
【0025】前記石炭の一連の流れを説明すれば、まず
出荷地の岸壁35に船Fを横付けし、岸壁35に備えた
前記と同一構成の貯留体15から縦軸芯周りで揺動自在
なブームコンベア36を介して船Fの船倉1に石炭を投
入する。このとき、ブームコンベア36の揺動角度を変
更したり、船Fを岸壁35に沿って移動させることによ
り、船倉1の全面に石炭を投入するのである。このよう
にして石炭を積み込んだ船Fを入荷地の岸壁13に横付
けすると、船Fのブームコンベア8の先端が貯留体15
の開口部15A上に位置するようにブームコンベア8を
揺動操作した後、第1ベルトコンベア4、第2ベルトコ
ンベア6、補助ベルトコンベア7、ブームコンベア8の
順に又はそれとは逆の順に又は同時に駆動させることに
よって、排出口2Bを介して下方に排出される石炭を第
1ベルトコンベア4により船首尾方向船首側に移動させ
る。前記第1ベルトコンベア4、第2ベルトコンベア
6、補助ベルトコンベア7、ブームコンベア8に対する
起動用スイッチは別々に設ける他、共通の単一のものを
設けて実施してもよい。船首側に移動してきた石炭は、
第2ベルトコンベア6により上甲板5の上方に移動し、
補助ベルトコンベア7によりブームコンベア8まで移動
させ、ブームコンベア8により岸壁13の貯留体15へ
石炭を搬出する(石炭を岸壁13まで搬出する工程)。
このブームコンベア8により搬出された石炭は、直接貯
留体15に投入する、又は船Fを岸壁13に沿って移動
させて投入する(石炭を貯留体15に投入する工程又は
荷揚げ手段)。尚、船Fを岸壁13に沿って連続的に移
動させながら石炭を貯留体15に投入してもよいし、船
Fを岸壁13に沿って設定距離移動させた後、石炭を貯
留体15に投入することを繰り返し行うようにしてもよ
い。
【0026】前記のように貯留体15に投入された石炭
を、その貯留体15で保管(保管工程)しておいてもよ
いし、貯留体15の排出口15Bを介して一部又は全部
を下方に排出し、選択された一部のベルトコンベア又は
全部のベルトコンベア17A…により貯留体15の長手
方向一端側に移動させ、合流供給用ベルトコンベア19
A,19Bを介して第1ベルトコンベア18に合流させ
て、貯留体15から石炭を外部に搬出してもよい(石炭
を外部に搬出する工程又は石炭を外部に搬出する搬出手
段)。前記第1ベルトコンベア18の搬送終端部まで搬
送された石炭を、図10に示すように2点鎖線で示す位
置にフィーダ34を切り換えることにより、ベルトコン
ベア18,21を介してブームコンベア11に受け渡
し、他の船、例えば小型船fに積み込むようにしてい
る。前記ベルトコンベア17A,17B(18),17
C、合流供給用ベルトコンベア19A,19Bに対する
起動用スイッチは別々に設ける他、共通の単一のものを
設けて実施してもよい。又、前記ベルトコンベア18に
より搬送されてきた石炭を、図10に示すように実線で
示す位置にフィーダ34を切り換えることにより、バケ
ットエレベータ25、ベルトコンベア26を介して石炭
バンカー22に供給するのである(目的地まで搬送する
工程又は目的地まで搬送する搬送手段)。図1及び図3
に示す27はボイラーやタービン等を内部に備える建物
である。
【0027】前記実施例では、貯留体15から排出され
た石炭を、小型船に積み込むために搬送する搬送系と、
石炭バンカー22に供給するために搬送する搬送系とを
示したが、例えば岸壁13に設置した他の基地14まで
搬送する搬送系を設けて、基地14,14間同士で石炭
の受渡しが行えるようにする等、搬送系の個数や搬送先
の具体構成等は、自由に変更可能である。又、前記石炭
に代えて、鉄鉱石を溶鉱炉まで搬送する搬送系を設けて
実施してもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1及び請求項6によれば、船倉の
粉粒体が目的地まで搬送されるまでの一連の動作を途切
れることなく連続的に行うことができるから、粉粒体を
迅速に陸揚げすることができるとともに、陸揚げ後の粉
粒体を迅速に処理することができ、しかも、それに伴う
熟練作業者を不要にしながら実現することができ、陸揚
げ時間の短縮は勿論のこと、陸揚げ後の粉粒体の処理時
間の短縮をも図ることができ、更には作業者の削減化に
よるコストの低減化をも図ることができる。又、前記貯
留体により粉粒体を貯留しておくことができるから、粉
粒体の船外への搬出速度を搬出後の粉粒体に対する処理
速度よりも速くして粉粒体の船外への搬出時間を短縮す
ることができるだけでなく、粉粒体の在庫量の拡大を図
ることができる。又、前記複数の搬出手段を設けている
場合には、これら複数の搬出手段に対する駆動手段を独
立して設けることによって、一部の駆動手段が故障等の
トラブルが発生した場合でも、残りの駆動手段によって
貯留体内の粉粒体を搬出することができる。又、貯留体
に粉粒体を上から投入して下から排出する構成にしてい
るから、粉粒体を投入した順から処理することができ、
貯留体を空にするまで次回の粉粒体の投入が行えない等
の不都合を解消することができ、粉粒体を連続的に使用
することができる。
【0029】請求項2及び請求項7によれば、貯留体の
上方開口部に蓋体を開閉自在に設けることによって、貯
留体への粉粒体の投入時以外は蓋体を閉塞しておけば、
貯留体内の粉粒体に直接太陽光線が照射されることや雨
水及び海水等が掛かることを阻止することができ、太陽
光線の照射や雨水及び海水等が掛かることによる粉粒体
の物理変化を抑えることができるだけでなく、粉粒体の
粉塵等が飛ぶことを蓋体により阻止することができ、環
境面において優れたものにすることができ、このような
粉粒体の保存に適した貯留体とすることができる。
【0030】請求項3及び請求項8によれば、搬出手段
を分岐して搬出口を岸壁に近接して設け、貯留部内の粉
粒体を前記搬出口を介して他の輸送用の船への搬出供給
を可能にすることによって、他の輸送用の船により他の
場所への粉粒体の輸送が容易に行える。しかも、荷揚げ
途中において他の輸送用の船に粉粒体の積み込みを行う
ことができ、一層粉粒体の処理時間の短縮化を図ること
ができる。
【0031】請求項4及び請求項9によれば、船倉の底
壁を4つの傾斜面を有するホッパー状に形成し、前記各
傾斜面の傾斜角度を42度〜70度に設定することによ
って、船倉内の粉粒体がブリッジ等の詰まりを起こした
り、粘りのある粉粒体が滞留することがない、又は少な
く、粉粒体を排出口側へ確実に移動案内させることがで
きる。しかも、4つの傾斜面を利用して粉粒体を排出口
側へ移動案内することができるから、粉粒体排出用の専
用の駆動装置等を不要にすることができ、コスト面にお
いて有利になる。
【0032】請求項5及び請求項10によれば、粉粒体
が石炭である場合に、前記貯留体内に貯留された石炭に
水を供給するための水供給装置を該貯留体に設けること
によって、適時に水を石炭にかけることができ、石炭が
自然発火することは勿論のこと、高温になることを回避
することができる。その結果、石炭の劣化を可及的に抑
制することができ、石炭の火力が低下することを確実に
回避することができる。又、前記蓋体が開放中であって
も、粉塵が飛び難くすることができ、粉塵が飛ぶことに
よる環境問題の発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】荷揚げ保管供給処理システム全体の概略を示す
平面図
【図2】船の前側を示す縦断側面図
【図3】荷揚げ保管供給処理を示す平面図
【図4】船から石炭を貯留部に降ろす状態を示す一部を
断面にした説明図
【図5】貯留部の縦断背面図
【図6】蓋体の取付部を示す要部の断面図
【図7】貯留部から搬送されてきた石炭を合流供給用ベ
ルトコンベアに受け渡す部分を示す説明図
【図8】2つの合流供給用ベルトコンベアにより搬送さ
れてきた石炭をベルトコンベアに受け渡す部分を示す説
明図
【図9】ベルトコンベアにより搬送されてきた石炭をフ
ィーダによりバケットエレベータ又はベルトコンベアの
いずれかに供給する状態を示す説明図
【図10】図9の平面図
【図11】石炭バンカーへの石炭の搬送を行う具体的設
備を示す側面図
【図12】貯留体の排出口付近を示す要部の斜視図
【符号の説明】
1 船倉 2A 開口部 2B 排出口 2C,2D,2E,2F 傾
斜面 3 搬出装置 4 第1ベルト
コンベア 5 上甲板 6 第2ベルト
コンベア 7 補助ベルトコンベア 8 ブームコン
ベア 10 受取手段 11 石炭搬出装
置( ブームコンベア) 12 搬送手段 13 岸壁 14 基地 15 貯留体 15A 開口部 15B 排出口 15C,15D,15E,15F 傾斜面 15G 貯留部 16 蓋体 16A,16B,16C 蓋
部 17A,17B,17C ベルトコンベア(搬出手段) 18 第1ベルトコンベア 18a,19a,19b,21a ベルト 18c,19e,19f,21
c 傾斜ローラ 18b,19c,19d,21b 水平ローラ 19A,19B 合流供
給用ベルトコンベア 20 搬出口 21 ベルトコン
ベア 22 石炭バンカー(目的地) 23 火力発電所 24 搬送装置 25 バケットエ
レベータ 26 ベルトコンベア 27 建物 28 ガイドレール 29 遊転ローラ 30 水供給用パイプ 31 ノズル 32 排水パイプ 33 排水トラン
ク 34 フィーダ 34A 排出口 35 岸壁 36 ブームコン
ベア F,f 船 K 角度 T 水貯留タンク M 電動モータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船倉に積んだ石炭や鉄鉱石等の粉粒体を
    船に設けられた搬出装置により岸壁まで搬出する工程
    と、 岸壁に沿って設けられ、かつ、岸壁に沿って長尺となる
    寸法に設定され、しかも幅方向に単数又は複数の貯留部
    を備えるとともに下方に単数又は複数の搬出手段を備え
    た貯留体の上部開口部の全面に、前記船倉に積んだ粉粒
    体を該船から直接前記搬出装置を介して投入する、又は
    該船を岸壁に沿って移動させて投入する工程と、 この荷揚げ後において前記貯留体に粉粒体を保管してお
    く保管工程と、 前記複数の搬出手段に対して設けられた独立の駆動手段
    のうちの、必要に応じて全部の駆動手段を作動させる又
    は一部の駆動手段を作動させて各貯留部から粉粒体を外
    部に搬出する工程と、 前記貯留部から搬出された粉粒体を発電装置や溶鉱炉、
    あるいは他のストック手段等の目的地へ該貯留部と目的
    地を結んで設けた搬送手段で搬送する工程と、 よりなる粉粒体の荷揚げ保管供給処理システム。
  2. 【請求項2】 前記貯留体の上方開口部に蓋体を開閉自
    在に設けてなる請求項1記載の粉粒体の荷揚げ保管供給
    処理システム。
  3. 【請求項3】 前記搬出手段を分岐して搬出口を岸壁に
    近接して設け、貯留部内の粉粒体を前記搬出口を介して
    他の輸送用の船への搬出供給を可能にしてなる請求項1
    記載の粉粒体の荷揚げ保管供給処理システム。
  4. 【請求項4】 前記船倉の底壁を4つの傾斜面を有する
    ホッパー状に形成し、前記各傾斜面の傾斜角度を42度
    〜70度に設定してなる請求項1記載の粉粒体の荷揚げ
    保管供給処理システム。
  5. 【請求項5】 前記粉粒体が石炭である場合に、前記貯
    留体内に貯留された石炭に水を供給するための水供給装
    置を該貯留体に設けてなる請求項1記載の粉粒体の荷揚
    げ保管供給処理システム。
  6. 【請求項6】 船倉に積んだ石炭や鉄鉱石等の粉粒体を
    岸壁まで搬出する搬出装置を備えた船と、 岸壁に沿って設けられ、且つ、岸壁に沿って長尺となる
    寸法に設定され、しかも、幅方向に単数又は複数の貯留
    部を備えるとともに下方に単数又は複数の搬出手段を備
    えた貯留体と、 前記貯留体の上部開口部の全面に前記船倉に積んだ粉粒
    体を、該船から直接前記搬出装置を介して投入する、又
    は該船を岸壁に沿って移動させて投入するための荷揚げ
    手段と、 前記複数の搬出手段に対して独立して設けられた複数の
    駆動手段と、 これら駆動手段のうちの全部の駆動手段を作動させる、
    又は一部の駆動手段を作動させて各貯留部から粉粒体を
    外部に搬出する搬出手段と、 前記貯留部から搬出された粉粒体を発電装置や溶鉱炉、
    あるいは他のストック手段等の目的地へ搬送するために
    該貯留部と目的地を結んで設けた搬送手段と、 よりなる粉粒体の荷揚げ保管供給処理装置。
  7. 【請求項7】 前記貯留体の上方開口部に蓋体を開閉自
    在に設けてなる請求項6記載の粉粒体の荷揚げ保管供給
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記搬出手段を分岐して搬出口を岸壁に
    近接して設け、貯留部内の粉粒体を前記搬出口を介して
    他の輸送用の船への搬出供給を可能にしてなる請求項6
    記載の粉粒体の荷揚げ保管供給処理装置。
  9. 【請求項9】 前記船倉の底壁を4つの傾斜面を有する
    ホッパー状に形成し、前記各傾斜面の傾斜角度を42度
    〜70度に設定してなる請求項6記載の粉粒体の荷揚げ
    保管供給処理装置。
  10. 【請求項10】 前記粉粒体が石炭である場合に、前記
    貯留体内に貯留された石炭に水を供給するための水供給
    装置を該貯留体に設けてなる請求項6記載の粉粒体の荷
    揚げ保管供給処理装置。
JP15898998A 1998-06-08 1998-06-08 粉粒体の荷揚げ保管供給処理システム及び粉粒体の荷揚げ保管供給処理装置 Pending JPH11349146A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013056623A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Hiroshi Takeda 荷役装置
CN104386210A (zh) * 2014-03-03 2015-03-04 无锡市兴盛环保设备有限公司 一种新型船用自动化散装化工粉料链板输送系统
JP2019034739A (ja) * 2012-12-11 2019-03-07 ノーチラス・ミネラルズ・パシフイツク・プロプライエタリー・リミテツド 産出物支援貯蔵船

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