JPH11349073A - 果実用トレー - Google Patents

果実用トレー

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Publication number
JPH11349073A
JPH11349073A JP17407598A JP17407598A JPH11349073A JP H11349073 A JPH11349073 A JP H11349073A JP 17407598 A JP17407598 A JP 17407598A JP 17407598 A JP17407598 A JP 17407598A JP H11349073 A JPH11349073 A JP H11349073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit
stored
peripheral wall
tray
fruits
Prior art date
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Pending
Application number
JP17407598A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Okada
一孝 岡田
Susumu Sasayama
将 笹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi KK
Original Assignee
Kobayashi KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi KK filed Critical Kobayashi KK
Priority to JP17407598A priority Critical patent/JPH11349073A/ja
Publication of JPH11349073A publication Critical patent/JPH11349073A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トマトなどを収納するトレーにおいて、収納
すべき果実の大きさ・形状の差違に対応可能とすること
を課題とする。 【解決手段】 果実収納部2の周縁部に複数の独立した
凸部3を形成し、前記凸部3の果実収納部側側面は上に
向けて拡がる傾斜面とし、この凸部の周壁3aよって果
実を保持するようにして果実用トレーを構成する。 【効果】 果実収納部に環状の周壁がないので、果実に
大きさ・形状の差違があっても無理なく収納することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トマト、柿、リ
ンゴ、梨などの果実を包装する際に使用する、果実用ト
レーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトレーはパルプモールド
製、塩化ビニルシート製、発泡ポリエチレンシート製な
どのものが提案されているが、いずれも果実収納部は椀
状の凹部としてある。そして、果実収納部を椀状の凹部
とすることを前提として、緩衝性の向上や隣接する果実
同士の接触を避けるための細部の構造について、種々の
出願がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記果実収納部を椀状
としたトレーにおいては、以下の問題点があった。第一
に、椀状であって果実収納部の周囲が壁で囲われている
ので、規格内の大きさであっても周囲に若干の凹凸が生
じた変形果実は収納できない場合がある。第二に、果実
収納部の断面積が変化せず、規格よりも大きな果実を収
納することができない。第三に、先に掲げた、周囲に若
干の凹凸が生じた変形果実は、トレーに人手で収納する
場合には、収納可能であっても、近年普及している自動
選果機による機械収納の場合には、果実の自重によって
収納部に落とし込むため、周壁に阻まれて収納できない
場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、それぞれ1
つの果実が収納される果実収納部を複数有するトレーに
おいて、前記各果実収納部の周縁部に独立した凸部を形
成し、前記凸部の果実収納部側周壁は上に向けて拡がる
傾斜壁とし、この凸部の周壁によって果実を保持するよ
うにして果実用トレーを構成することにより、上記第一
の問題点を解決するものである。前記果実を保持する凸
部の周壁は、断面凹弧状とすることが好ましい(請求項
2)。請求項3の発明は、果実を保持する凸部を、中空
で弾性変形可能とすることにより、上記第二及び第三の
問題点を解決するものである。請求項4の発明は、果実
収納部の底面には、果実のヘタ側に当接する突起を形成
し、通気性の向上、緩衝性の向上及びいわゆる玉回りの
防止を図るものである。なお、このトレーの素材は不織
布が好ましい。
【0005】
【作用】この発明において、果実は、従来のような周壁
により構成された椀状の果実収納部ではなく、複数の凸
部の周壁によって保持される。すなわち、果実収納部に
環状の壁がない。したがって、果実収納部の断面積は規
定されないので、変形果実であっても無理なく収納され
る。また、凸部を中空かつ弾性変形可能とすると、凸部
は果実の形状、大きさに対応して変形する。そして、凸
部は中空であるから、凸部の一側周壁の変形は中空部で
吸収され、同じ凸部の別面周壁に影響を与えることがな
い。したがって、変形果実あるいは規格よりも大きい果
実を収納した場合にも、他の果実収納部へ影響が生じる
ことがない。そして、周壁がなくしかも凸部は変形可能
であるから、自動選果機によって果実を自重で収納する
場合においても、自重により凸部は容易に変形するの
で、規格よりも若干大きい果実や変形果実であっても、
自動機により収納可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】図において、不織布シート(好ま
しくはポリエチレンテレフタレート樹脂繊維を含んだも
の)を成形してこの発明の果実用トレー1を構成してい
る。このトレー1は、多数の果実収納部2を有するもの
で、果実収納部2の周縁部に凸部3が4つ等間隔で形成
してあり、前記4つの凸部3によって果実を保持するよ
うにしてある。
【0007】前記凸部3は、中空部4を有し、その4つ
の周壁3aが傾斜面をなす概ね四角錐台形(正面視半卵
形)であって、各周壁3aがそれぞれ異なる果実収納部
2に面している。そして、前記各周壁3aは、横断面凹
弧状をなし、収納される果実の輪郭形状に対応するよう
にしてある。なお、前記凸部3は、果実用トレー1の周
縁部においては、周壁3aを2つのみ有する平面視三角
形状のものとしてある。
【0008】前記果実収納部2の底面には、環状の突起
5が二重に形成してあり、底部における通気性の向上、
緩衝性の向上そして果実の回り止め機能の向上を図って
いる。図中符号6は補強用のリブである。
【0009】上記実施形態の果実用トレーに果実7を収
納すると、果実は一つの果実収納部2を囲む4つの凸部
3の4つの周壁3aによって保持され、安定して載置収
納される。ここで、各凸部3は中空であり、また素材が
不織布で変形性に富むので、収納する果実7が規格より
も若干大きい場合、或いは変形果実である場合は、凸部
3の周壁3aが果実に押されて凹み、規格外の果実であ
っても無理なく収納される。前記凸部3の周壁3aの変
形は、果実の自重により自然に行われるので、人手によ
る収納のみならず、機械による収納においても、規格外
の果実を収納できる。そして、各凸部の一周壁が変形し
ても、その変形は当該凸部の他の周壁や同じ果実収納部
を囲む他の凸部に何ら影響を及ぼさないので、ある果実
収納部へ規格外の果実を収納したとき、別の果実収納部
へも規格外の果実を無理なく収納することができる。
【0010】また、果実収納部2の底に突起5を設けた
ので、果実7を収納すると果実の自重によって突起5が
弾性変形して押しつぶされる。そのために、果実のへた
側において果実7と果実収納部の底(突起5)との間に
大きな摩擦力が生じ、果実の玉回りが防止される。ま
た、突起5の存在により果実のへた側が果実収納部2の
突起5以外の底面に密着しにくくなり、通気性が確保さ
れると共に、突起5が緩衝機能を奏するので、緩衝効果
が向上する。
【0011】図4は、果実収納部2を千鳥状に配列した
実施形態を示すものである。個々では第一列及び第三列
の果実収納部は3つの凸部3で囲われ、果実は3つの周
壁で保持される。そして、第二列の果実収納部は4つの
凸部3で囲われている。
【0012】この発明の実施に使用する素材は、不織布
とすることにより、変形がし易く、吸湿性に優れ、かつ
表面が毛羽立っているので玉回りが抑制されるという効
果が得られる。そして、更にPET素材その他の化成品
の不織布を使用すると、耐水性が高く、吸湿・透水して
も形状が変化しないという効果が得られる。尤も、この
発明のトレーの素材は不織布に限定されるものではな
く、発泡ポリエチレン、塩ビなどのシート材を使用する
ことも可能である。また、機械による自動収納が可能で
ある程度の変形性は、必ずしも要求されない。人手によ
る収納の際に凸部が変形し得れば足りる。なお、前記底
面の突起5は、一重の環状、十字状などとすることもで
きる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、果実収納部を複数の
独立した凸部で囲ったので、変形果実の場合には突出し
て変形している部分を凸部の間に位置させることによ
り、無理なく収納することができる。また、請求項3の
発明によれば、凸部が弾性変形可能であるから、果実収
納部の変形量が極めて大きい。したがって、規格外の大
きさの果実や変形果実であっても無理なく収納でき、し
かも凸部は中空であるから、ある果実収納部における凸
部の変形が他の果実収納部に影響を与えることがない。
したがって、請求項3の発明によれば自動選果機による
機械収納においても、規格外の果実を無理なく収納する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明実施形態の斜視図である。
【図2】 同じく縦断面図である。
【図3】 同じく一部を省略した横断面図である。
【図4】 この発明の別の実施形態の一部を省略した横
平面図である。
【符号の説明】
1 果実用トレー 2 果実収納部 3 凸部 3a 周壁 4 中空部 5 突起 6 リブ 7 果実

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ1つの果実が収納される果実収
    納部を複数有するトレーにおいて、前記各果実収納部の
    周縁部に複数の独立した凸部が形成され、前記凸部の果
    実収納部側周壁は上に向けて拡がる傾斜壁とされ、この
    凸部の周壁によって果実を保持するようにした、果実用
    トレー
  2. 【請求項2】 果実を保持する凸部の周壁は、断面凹弧
    状とした、請求項1記載の果実用トレー
  3. 【請求項3】 果実を保持する凸部は、中空で弾性変形
    可能とされた、請求項1又は2に記載の果実用トレー
  4. 【請求項4】 果実収納部の底面には、果実のヘタ側に
    当接する突起が形成された、請求項1ないし3の何れか
    に記載の果実用トレー
JP17407598A 1998-06-05 1998-06-05 果実用トレー Pending JPH11349073A (ja)

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JP17407598A JPH11349073A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 果実用トレー

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JPH11349073A true JPH11349073A (ja) 1999-12-21

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ID=15972212

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060104318A (ko) * 2005-03-30 2006-10-09 최상열 일체형 과실류 포장구
JP2007161309A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Sekisui Plastics Co Ltd 果実用トレー
CN109928069A (zh) * 2019-04-25 2019-06-25 广州果谷贸易有限公司 蔬果托盘

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060104318A (ko) * 2005-03-30 2006-10-09 최상열 일체형 과실류 포장구
JP2007161309A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Sekisui Plastics Co Ltd 果実用トレー
CN109928069A (zh) * 2019-04-25 2019-06-25 广州果谷贸易有限公司 蔬果托盘

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