JPH11348891A - 舶用通風温度調整装置 - Google Patents
舶用通風温度調整装置Info
- Publication number
- JPH11348891A JPH11348891A JP15719798A JP15719798A JPH11348891A JP H11348891 A JPH11348891 A JP H11348891A JP 15719798 A JP15719798 A JP 15719798A JP 15719798 A JP15719798 A JP 15719798A JP H11348891 A JPH11348891 A JP H11348891A
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- JP
- Japan
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- cabin
- air
- room
- opening
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Central Air Conditioning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通風ダクトを省略し、各船室毎に家庭用機
器を使用することによるコストの削減。各船室の温度
調整によるシステムの省エネルギ−化。吹出口の省略
による騒音の低減。・・・等を可能とする舶用通風温度
調整装置を提供する。 【解決手段】 天上送風ダクトに代え、通路１を介し船
室のドア下部に設けた開口３から新鮮な空気を給気する
ようにし、各室の冷暖房は各船室に設けた家庭用冷暖房
器４で行い、各室の汚染空気は各室に設けたトイレ等の
換気口５から排出するようにした。
器を使用することによるコストの削減。各船室の温度
調整によるシステムの省エネルギ−化。吹出口の省略
による騒音の低減。・・・等を可能とする舶用通風温度
調整装置を提供する。 【解決手段】 天上送風ダクトに代え、通路１を介し船
室のドア下部に設けた開口３から新鮮な空気を給気する
ようにし、各室の冷暖房は各船室に設けた家庭用冷暖房
器４で行い、各室の汚染空気は各室に設けたトイレ等の
換気口５から排出するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は舶用通風温度調整装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、船舶の通風温度調整においては、
図２に示す如く、冷暖房ユニットａから各階の分岐ダク
トｂ1,ｂ2,ｂ3等を介し天上裏に設けたダクトｃ1，ｃ2
・・・を介して通風していた。この為、ダクトの取付と
防熱工事が必要となりコストがかかること、冷暖房には
通風装置と一体となった舶用の冷暖房ユニットａが必要
となり、コスト的に割高になっていた。又各部屋毎の温
度調整機能が無いので、無人の部屋でも冷暖房する事と
なり、エネルギ−の労費となっていた。さらに各船室の
天井の吹出口より通風する為、吹出口の騒音を防ぐこと
ができなかった。
図２に示す如く、冷暖房ユニットａから各階の分岐ダク
トｂ1,ｂ2,ｂ3等を介し天上裏に設けたダクトｃ1，ｃ2
・・・を介して通風していた。この為、ダクトの取付と
防熱工事が必要となりコストがかかること、冷暖房には
通風装置と一体となった舶用の冷暖房ユニットａが必要
となり、コスト的に割高になっていた。又各部屋毎の温
度調整機能が無いので、無人の部屋でも冷暖房する事と
なり、エネルギ−の労費となっていた。さらに各船室の
天井の吹出口より通風する為、吹出口の騒音を防ぐこと
ができなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】通風ダクトを省略
し、各船室毎に家庭用機器を使用することによるコスト
の削減。 各船室毎の温度調整を可能にすることによる温度調整
システムの省エネルギ−化。 吹出口の省略による騒音の低減。・・・等を可能とす
る舶用通風温度調整装置を提供することを課題とする。
し、各船室毎に家庭用機器を使用することによるコスト
の削減。 各船室毎の温度調整を可能にすることによる温度調整
システムの省エネルギ−化。 吹出口の省略による騒音の低減。・・・等を可能とす
る舶用通風温度調整装置を提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】天上送風ダクトに代え、
通路１を介し船室のドア下部に設けた開口３から新鮮な
空気を給気するようにし、各室の冷暖房は各船室に設け
た家庭用冷暖房器４で行い、各室の汚染空気は各室に設
けたトイレ等の換気口５から排出するようにした。
通路１を介し船室のドア下部に設けた開口３から新鮮な
空気を給気するようにし、各室の冷暖房は各船室に設け
た家庭用冷暖房器４で行い、各室の汚染空気は各室に設
けたトイレ等の換気口５から排出するようにした。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１に基いて説明する。Ａは新鮮
空気の発生源である。この新鮮な空気は各階の通路１に
吹き出され、通路１から各船室２の通路側に設けたドア
下部の開口面積の調節可能な開孔３より流入させるよう
にした。そして、各船室２内の冷暖房は、各室に備えた
温度調節可能な公知の家庭用冷暖房器４を使用するよう
にした。冷暖房機器からのドレンは各部屋の洗面設備に
排出する。各室内の汚れた空気は、個々の部屋のトイレ
に設けた換気口５等から外へ排出するようにした。
空気の発生源である。この新鮮な空気は各階の通路１に
吹き出され、通路１から各船室２の通路側に設けたドア
下部の開口面積の調節可能な開孔３より流入させるよう
にした。そして、各船室２内の冷暖房は、各室に備えた
温度調節可能な公知の家庭用冷暖房器４を使用するよう
にした。冷暖房機器からのドレンは各部屋の洗面設備に
排出する。各室内の汚れた空気は、個々の部屋のトイレ
に設けた換気口５等から外へ排出するようにした。
【０００６】さらに送風及び冷暖房及びドレン等の処理
について、以下従来構造と比較してその利点を具体的に
説明する。従来は天上に設けたダトクを経由して各部屋
に送風し、その戻り空気の一部は船外に放出し、残りは
ドア下部の開孔より通路に集めて循環していたが、この
発明では通路をダクト代りに使用して送風し、ドア下部
の開孔３より各部屋に通風し、トイレの換気口等より船
外に放出するので、天井のダクトが不要となった。
について、以下従来構造と比較してその利点を具体的に
説明する。従来は天上に設けたダトクを経由して各部屋
に送風し、その戻り空気の一部は船外に放出し、残りは
ドア下部の開孔より通路に集めて循環していたが、この
発明では通路をダクト代りに使用して送風し、ドア下部
の開孔３より各部屋に通風し、トイレの換気口等より船
外に放出するので、天井のダクトが不要となった。
【０００７】従来は舶用の大型集中方式の冷暖房機で、
冷暖房した空気を新鮮空気と共に天井のダクトで各部屋
に送風していた。これに対し本発明では該ダクトによる
送風が不要となる。そして、各部屋に公知の家庭用冷暖
房装置を使用することで冷暖房の部屋毎の管理が可能と
なる。
冷暖房した空気を新鮮空気と共に天井のダクトで各部屋
に送風していた。これに対し本発明では該ダクトによる
送風が不要となる。そして、各部屋に公知の家庭用冷暖
房装置を使用することで冷暖房の部屋毎の管理が可能と
なる。
【０００８】従来は集中方式の冷暖房機で冷暖房した空
気を送風したので、各部屋毎の温度調整機能は無かった
が、本発明では各部屋に冷暖房装置を設けるので、任意
の温度が設定出来、又不要時は各部屋毎に停止出来るの
で、経済的である。
気を送風したので、各部屋毎の温度調整機能は無かった
が、本発明では各部屋に冷暖房装置を設けるので、任意
の温度が設定出来、又不要時は各部屋毎に停止出来るの
で、経済的である。
【０００９】又従来は各部屋天井の吹出口より通風され
ており、開口断面が小さいので流速が早く騒音源となっ
ていたが、本発明では開口断面を調節し、開口面積を大
きく取れるドア下部開口より通風するので、流速が遅く
なり騒音が発生しにくい。
ており、開口断面が小さいので流速が早く騒音源となっ
ていたが、本発明では開口断面を調節し、開口面積を大
きく取れるドア下部開口より通風するので、流速が遅く
なり騒音が発生しにくい。
【００１０】居住区域内の適切な場所、例えば各甲板上
における船尾よりのスペ−スに家庭用冷暖房機の室外機
を置く部屋を設け、そこに室外機を配置することもでき
るが、この場合でも室外機スペ−スは海水や潮風に直接
さらされる事の無いようにできるので、室外機の寿命を
延ばし特別な防錆対策を不要とする。これに対し従来
は、機関室の中に、あるいは居住区域内の中に、集中方
式冷暖房機の設置場所を設け、コンプレッサ−用の冷却
水を供給していたが、本発明では不要となる。
における船尾よりのスペ−スに家庭用冷暖房機の室外機
を置く部屋を設け、そこに室外機を配置することもでき
るが、この場合でも室外機スペ−スは海水や潮風に直接
さらされる事の無いようにできるので、室外機の寿命を
延ばし特別な防錆対策を不要とする。これに対し従来
は、機関室の中に、あるいは居住区域内の中に、集中方
式冷暖房機の設置場所を設け、コンプレッサ−用の冷却
水を供給していたが、本発明では不要となる。
【００１１】
【発明の効果】天井の送風ダクトに代え、各階の通路を
介し各部屋に空気を送風し、各室の冷暖房は各室備え付
けの家庭用冷暖房機器で行い、汚染空気は各部屋の換気
口から排出するようにしたので、 １）通風ダクトの省略が可能となり、コスト的に極めて
有利である。 ２）各室毎の温度調整が可能となるので、省エネルギ−
化が容易となる。 ３）ダクトからの吹出口を要しないので、室内が静かに
なる。
介し各部屋に空気を送風し、各室の冷暖房は各室備え付
けの家庭用冷暖房機器で行い、汚染空気は各部屋の換気
口から排出するようにしたので、 １）通風ダクトの省略が可能となり、コスト的に極めて
有利である。 ２）各室毎の温度調整が可能となるので、省エネルギ−
化が容易となる。 ３）ダクトからの吹出口を要しないので、室内が静かに
なる。
【図１】本発明による舶用通風温度調整装置。
【図２】従来方式の新鮮空気及び冷暖房空気の循環方式
を示す。
を示す。
Ａ 新鮮空気の発生源 １ 通路 ２ 各船室 ３ 開孔 ４ 家庭用冷暖房器 ５ 換気口
Claims (1)
- 【請求項１】 天上送風ダクトに代え、通路(１)を介し
船室のドア下部に設けた開口(３)から新鮮な空気を給気
するようにし、各室の冷暖房は各船室に設けた家庭用冷
暖房器(４)で行い、各室の汚染空気は各室に設けたトイ
レ等の換気口(５)から排出するようにしたことを特徴と
する舶用通風温度調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15719798A JPH11348891A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 舶用通風温度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15719798A JPH11348891A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 舶用通風温度調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11348891A true JPH11348891A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15644335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15719798A Pending JPH11348891A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 舶用通風温度調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11348891A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100352733C (zh) * | 2004-02-25 | 2007-12-05 | 三菱重工业株式会社 | 船用空气调节装置 |
| JP2014201271A (ja) * | 2013-04-09 | 2014-10-27 | ヤンマー株式会社 | 船舶用空調装置 |
| CN107228464A (zh) * | 2017-07-28 | 2017-10-03 | 广船国际有限公司 | 一种船舶空调系统及其控制方法 |
-
1998
- 1998-06-05 JP JP15719798A patent/JPH11348891A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100352733C (zh) * | 2004-02-25 | 2007-12-05 | 三菱重工业株式会社 | 船用空气调节装置 |
| JP2014201271A (ja) * | 2013-04-09 | 2014-10-27 | ヤンマー株式会社 | 船舶用空調装置 |
| CN107228464A (zh) * | 2017-07-28 | 2017-10-03 | 广船国际有限公司 | 一种船舶空调系统及其控制方法 |
| WO2019019355A1 (zh) * | 2017-07-28 | 2019-01-31 | 广船国际有限公司 | 一种船舶空调系统及其控制方法 |
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