JPH11348669A - 自動車の内装品 - Google Patents

自動車の内装品

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Publication number
JPH11348669A
JPH11348669A JP16746398A JP16746398A JPH11348669A JP H11348669 A JPH11348669 A JP H11348669A JP 16746398 A JP16746398 A JP 16746398A JP 16746398 A JP16746398 A JP 16746398A JP H11348669 A JPH11348669 A JP H11348669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front pillar
card holder
pillar trim
interior
cushioning material
Prior art date
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Pending
Application number
JP16746398A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Tsuchihara
哉 土原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH11348669A publication Critical patent/JPH11348669A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車室内に、便利な収納スペースを確保するこ
とができる自動車の内装品を提供する。 【解決手段】 車体のフロントピラーとフロントピラー
トリム2aの背面との間には、一定の隙間が確保されて
おり、所定の基準点Pより上方にはエネルギー吸収格子
構造を有する緩衝材22が介装されている。一方、基準
点Pよりも下方の部位には、上記の隙間内にカードホル
ダ10が形成されており、このカードホルダ10には、
カード類Cを収納しておくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体のピラー部
位に装備される自動車の内装品に関する。
【0002】
【関連する背景技術】車体のピラー部位には、内装品と
してのピラートリムが取り付けられており、このピラー
トリムは、車体のピラー部位やウィンドウガラスのシー
ル部、また、ドアウェザストリップ周り等を覆い隠して
車室内を装飾している。その他の内装品、例えばインス
トルメントパネル、フロアコンソール、シート、フロア
カーペット、ドアやルーフの内張り等もまた、ピラート
リムと共に自動車の内装仕様に応じて製作されており、
これら内装品は全体として車室内に統一感のあるインテ
リアを構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した自動車の内装
品にあっては、ある程度の高い外観品質だけでなく、例
えば車室内で使用できる小物類の収納スペースを確保し
て、自動車使用時の便利さやユーティリティを高めるこ
とが要求される。この場合、乗員にとって使用機会の多
い小物類を収納するための場所は、なるべく乗員の身近
で出し入れの容易な位置にあることが望ましい。この
点、公知の収納スペース、例えばインストルメントパネ
ルに設置されたグローブボックスは、自動車の常備書類
等を保管する場所としては有用であるものの、比較的使
用頻度が高い小物類を収納しておくには、その取り出し
難さの点で適していない。また、コンソールボックスや
ドアポケット等は、一々その中を覗き込んで小物類を取
り出すための手間を要する。
【0004】この発明は上述の事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、車室内に便利な収納
スペースを確保することができる自動車の内装品を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的はこの発明に
より達成され、請求項1の自動車の内装品は、車体のピ
ラーとピラートリムの背面との間に隙間を確保して、こ
の隙間内に収納部を設けたものとなっている。この収納
部には、車室内からピラートリムを通じて被収納物を出
し入れ可能となっているので、使用頻度の高い小物を乗
員の身近な位置に収納しておくことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、一実施例の自
動車の内装品を装備した乗用車の車室内が示されてい
る。ただし、この発明は乗用車タイプ以外の自動車に適
用してもよい。公知のように、車室内にはフロントピラ
ートリム2a,2b、インストルメントパネル4、ドア
内張り6及びフロアカーペット8等が内装されており、
これら内装品は車室内のインテリアを構成している。
【0007】フロントピラートリム2a,2bは、それ
ぞれ車体のフロントピラーに沿って取り付けられてお
り、車室内からみてフロントピラー部位やフロントウィ
ンドウガラス9と車体とのシール部、また、フロントピ
ラーのドアウェザストリップ周り等を覆い隠している。
このうち運転席側のフロントピラートリム2aには、収
納部の一例としてカードホルダ10が形成されている。
また、この乗用車には、インストルメントパネル8に助
手席グローブボックス12や運転席パーセルポケット1
4等の収納スペースが確保されている他、図示しないド
アポケットやコンソールボックス等が装備されている。
【0008】図2を参照すると、フロントピラートリム
2a及びカードホルダ10が詳細に示されており、同図
中III−III線、IV−IV線及びV−V線に沿う断面は、図
3、図4及び図5にそれぞれ示されている。以下、これ
ら図2〜図5を参照してフロントピラートリム2a及び
カードホルダ10(収納部)について詳細に説明する。
【0009】図3に示されるように、フロントピラート
リム2aの背面と車体のフロントピラー20との間には
所定の隙間(例えばL≧30mm)が確保されており、
この隙間はフロントピラー20に沿って、その長手方向
に略全域に確保されている。
【0010】この実施例の乗用車では、車両衝突時等に
おける乗員保護の観点から、フロントピラー20とフロ
ントピラートリム2aとの間に上述の隙間を確保して、
この隙間にエネルギー吸収格子構造を有する緩衝材22
が介装されている。この緩衝材22は、車両衝突時、乗
員Hの頭部がフロントピラートリム2aを含むフロント
ピラー20の部位に打ち付けられたとき、その衝撃で破
壊することにより、隙間Lに相当するストローク分だけ
運動エネルギーを吸収して乗員Hの頭部衝撃を緩和する
機能を有している。このような緩衝材22は、例えば法
規制等により、所定の基準点APから所定レベルSだけ
下方に位置する基準点Pまでの範囲内に配置することが
義務付けられる。ただし、特にこのような法規制の適用
がない場合でもこの発明を適用することは可能であり、
この場合、フロントピラー20とフロントピラートリム
2aとの間に緩衝材22を介装する必要はない。なお、
カードホルダ10は、上述の法規範囲外、つまり、点P
よりも下方に位置しており、それ故、このカードホルダ
10の部位には格子構造物は配置されていない。
【0011】図4を参照すると、カードホルダ10の部
位におけるフロントピラートリム2a及び緩衝材22の
断面が詳細に示されている。同図に示されるようにカー
ドホルダ10は、上述した隙間内にてフロントピラート
リム2a及び緩衝材22に囲まれたポケット部分から形
成されている。より詳細には、緩衝材22において上述
した法規範囲よりも下方の部位は、フロントピラー20
の外面に接した状態でプレート状に延び、その下端部が
カードホルダ10の底部を形成するべく屈曲して成形さ
れており、その屈曲端にはフランジ部24が形成されて
いる。緩衝材22は、このフランジ部24にてフロント
ピラートリム2aの背面に当接している。なお、このよ
うな緩衝材22は、フロントピラートリム2aにサブア
ッセンブリとして組み込まれ、車体に取り付けられる。
【0012】一方、フロントピラートリム2aには、カ
ードホルダ10の直ぐ上方位置に凹部26が形成されて
おり、この凹部26には、カードホルダ10の内部に通
じる開口、つまり、スリット28が形成されている。カ
ードホルダ10には、図示のようにこのスリット28を
通じてカード類Cを差し込んでおくことができる。より
詳しくは、凹部26は、図2でみて乗員Hに向かって広
範囲に窪んだ上側部分29aと、スリット28を有する
下側部分29bとから構成されている。このうち上側部
分29aは、図4の断面に示されるようにフロントピラ
ートリム2aの外面に対して緩やかな傾斜面を有してお
り、その最も窪んだ部位にて緩衝材22に接している。
一方、下側部分29bは、上側部分29aよりもフロン
トピラートリム2aの幅方向に延びており、これら上側
部分29aと下側部分29bとの間は段付き形状に区画
して形成されている。
【0013】また、図5を参照すると、緩衝材22の両
側端には一対の壁部30が互いに対向して形成されてお
り、これら一対の壁部30はカードホルダ10のポケッ
ト部分にてフロントピラートリム2aの背面に当接し、
カードホルダ10の両側壁を構成している。
【0014】図4には、乗員Hがカードホルダ10を使
用する際の形態が一例として示されており、乗員Hは図
示のようにカードホルダ10に車室内からカード類Cを
出し入れすることができる。この場合、カード類Cとし
ては例えば、給油所や道路通行料金所で差し出すカード
が挙げられる。このようなカード類Cは通常、ドアのウ
ィンドウを開放し、その開放したウィンドウを通じて車
外の相手に差し出すことが多い。
【0015】然るに、フロントピラートリム2aは乗員
Hにとって身近で、且つ、容易に視認できる位置にあ
り、しかもドアウィンドウにも近い位置にあるので、上
述したカードホルダ10は、このような場合に使用され
るカード類Cを収納するのに非常に好適である。しか
も、運転者である乗員Hにとっては、ステアリングホィ
ール32を把持している一方の手(図示の例では右手)
を前方に伸ばした自然な位置にカードホルダ10が位置
するため、運転の途中で使用する収納スペースとして便
利であるし、また、カード類Cを出し入れするために極
端に大きく視線を移動する必要がない。
【0016】また、この実施例のようにフロントピラー
トリム2aに凹部26が形成されていれば、カード類C
をカードホルダ10から取り出し易いし、また、カード
類Cに手を添えたままの状態で容易に差し込むことがで
きる。
【0017】上述の実施例のように、安全上の要求から
内装品に法規等の規制を受ける場合でも、図示の基準点
Pよりも下方の部位には緩衝材22を配置する必要がな
く、本来この法規範囲外の部位はデッドスペースとなる
ところであるが、この部位にカードホルダ10のような
収納スペースを設ければ、車室内にデッドスペースを残
すことなく、このスペースを有効に活用することができ
る。
【0018】この発明は、上述した一実施例に制約され
ることなく、種々に変形して実施可能である。カードホ
ルダ10は、運転席側だけでなく助手席側のフロントピ
ラートリム2bにも設けることができるし、更にセンタ
ピラートリム及びリヤピラートリムにも設けることがで
きる。また、1つのピラートリムに対してカードホルダ
10を複数設けることもできる。この場合、凹部26の
下側部分29bを複数段に形成すれば、数種類のカード
類Cを分類して収納するのに便利である。
【0019】上述の実施例ではカードホルダ10のポケ
ット部分を形成するために緩衝材22を利用している
が、このようなポケット部分はフロントピラートリム2
aと一体的に形成してもよい。この場合、例えば図4で
みて緩衝材22のポケット部分に相当する部材をフロン
トピラートリム2aの一側端部にセルフヒンジ(PPヒ
ンジ)を介して開閉可能にして形成しておき、このポケ
ット部分をフロントピラートリム2aの背面側へ折り込
んで車体に組み付ければ、図4と略同じ仕様のカードホ
ルダ10を形成することができる。
【0020】その他、この発明の収納部はカードホルダ
10に限定されておらず、ペンホルダやサングラスホル
ダ等、その他の形態であってもよい。また、実施例のカ
ードホルダ10ように、単に開口を通じて被収納物を出
し入れするだけでなく、引き出しタイプの収納部や、開
閉式リッドを有するタイプの収納部であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の自動車
の内装品によれば、乗員にとって身近で手の届きやすい
位置に収納部を確保することができる。しかも、乗員が
収納部の位置を容易に確認することができるので、被収
納品の出し入れ時の煩わしさがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の自動車の内装品を装備した乗用車の
車室内を示した図である。
【図2】図1中、フロントピラートリム及びカードホル
ダを詳細に示した図である。
【図3】図2中、III−III線に沿う断面図である。
【図4】図2中、IV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図2中、V−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2a,2b フロントピラートリム 10 カードホルダ(収納部) 20 フロントピラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のピラーに沿って車室に内装される
    ピラートリムと、 前記ピラーと前記ピラートリムの背面との間に確保され
    た隙間と、 前記隙間に設けられ、前記ピラートリムを通じて車室内
    から被収納物を出し入れ可能な収納部とを具備したこと
    を特徴とする自動車の内装品。
JP16746398A 1998-06-15 1998-06-15 自動車の内装品 Pending JPH11348669A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16746398A JPH11348669A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 自動車の内装品

Applications Claiming Priority (1)

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JP16746398A JPH11348669A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 自動車の内装品

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JPH11348669A true JPH11348669A (ja) 1999-12-21

Family

ID=15850155

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16746398A Pending JPH11348669A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 自動車の内装品

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JP (1) JPH11348669A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182288A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nissan Motor Light Truck Co Ltd カードホルダ
US10035466B2 (en) 2016-07-13 2018-07-31 Ford Global Technologies, Llc Apparatus with integral clip for tags, tickets and the like

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182288A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nissan Motor Light Truck Co Ltd カードホルダ
JP4606872B2 (ja) * 2004-12-28 2011-01-05 日産ライトトラック株式会社 カードホルダ
US10035466B2 (en) 2016-07-13 2018-07-31 Ford Global Technologies, Llc Apparatus with integral clip for tags, tickets and the like

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020924