JPH11347813A - ホルダの締結装置 - Google Patents

ホルダの締結装置

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Publication number
JPH11347813A
JPH11347813A JP10160386A JP16038698A JPH11347813A JP H11347813 A JPH11347813 A JP H11347813A JP 10160386 A JP10160386 A JP 10160386A JP 16038698 A JP16038698 A JP 16038698A JP H11347813 A JPH11347813 A JP H11347813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
collet
holders
fastening device
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP10160386A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Mitani
祐史 三谷
Mitsuaki Noda
光昭 野田
Shuichi Kojo
秀一 古城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP10160386A priority Critical patent/JPH11347813A/ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で締結するホルダの互いの中心軸
線を容易に同軸上に芯合わせることができるホルダの締
結装置を提供する。 【解決手段】 クイルホルダ1は、その先端面にめねじ
部10が形成されたコレット部11を有し、主軸ホルダ
2は、コレット部11が嵌合される嵌合部20と、コレ
ット部11のめねじ部10に螺合され主軸ホルダ2をク
イルホルダ1に押圧するおねじ部21が形成されたボル
ト23とを有している。コレット部11にはスリット1
1bが形成されている。ボルト23をコレット部11の
めねじ部10に締めつけることにより、コレット部11
が弾性的に外側に拡径して嵌合部20と密着し、主軸ホ
ルダ2がクイルホルダ1と芯合わせされると同時に締結
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホルダの締結装置
に関し、さらに詳しくは、二つのホルダの中心軸線を芯
合せした状態で両者を締結するホルダの締結装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】二つのホルダを締結するためのホルダの
締結装置の従来の技術としては、例えば、中ぐり機械の
先端部取付装置として実開昭60−109704号公報
に開示されているように、回転駆動される主軸に固定さ
れ、先端側中心位置にテーパ穴が穿設されたボーリング
バーと、該ボーリングバー先端側に軸方向へのみ移動可
能に配設され、前面側に凹凸嵌合部が形成された係合部
材と、先端に刃部を有し、後面側に前記係合部材の凹凸
と係合する凹凸部が形成されると共に前記ボーリングバ
ーのテーパ穴に嵌合するテーパ状突起が形成された先端
部と、該先端部をボーリングバー側に引張ることにより
前記テーパ状突起をテーパ穴に密嵌させる引張機構と、
前記ボーリングバーと係合部材との間に配設され該係合
部材を前記凹凸嵌合部が互いに係合する方向に付勢する
ばねとから構成してなるものが知られている。
【0003】この先端部取付装置では、引張棒を前方へ
押動してボールを外側に退避させておき、この状態で先
端部の突起をボーリングバーのテーパ穴内に挿入する。
この際、先端部のストッパ部を引張棒の円筒部内に挿入
することができる。そして、引張棒の後動に伴って外側
に退避していたボールが互いに寄り集まるようにして内
側に突入してストッパ部に衝当する。先端部は、ボール
とストッパ部との係合によって軸線方向前方への移動が
防止されると共に引張棒を介してばねで引張れられるこ
とにより、先端部本体のテーパ面はボーリングバーのテ
ーパ孔に嵌着されて芯合わせされ、軸方向の位置決めが
なされることが記載されている。
【0004】また、別の従来の技術として、特表平7−
501275号公報に開示されているように、工作機械
のヘッドを工具保持体に結合するための緊締装置であっ
て、円筒状の又は少なくとも部分的に円錐状の、受容孔
を備えた交換可能な工具ヘッドを有し、該受容孔は対応
する受容ピンと協働し、工具保持体及び工具ヘッドは、
その長手方向軸線を中心に回動可能な緊締軸を介して緊
締可能である形式のものにおいて、緊締された状態で緊
締軸が、方向の規定された(戻り止めとしての)クラッ
チを介して解放のために必要な回転方向にロックされて
おり、かつクラッチは、工具ヘッドを緊締された状態か
ら解放するために、運動可能な機械部材によってロック
解除可能であることを特徴とする、工作機械の工具ヘッ
ドを工具保持体に結合するための緊締装置が知られてい
る。
【0005】この緊締装置では、多角形軸部を備えた緊
締軸を透し開口の領域内で回転させ、球が受容ピンの孔
に押し込まれることにより、工具ヘッドが工具保持体に
緊締される。また、工具ヘッドは、円筒形又は円錐形の
受容ピンを有しており、この受容ピンは工具保持体の対
応して形成された受容孔内に挿入されることにより、芯
合わせされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術のうち、実開昭60−109704号公報に開
示された中ぐり機械の先端部取付装置にあっては、先端
部本体のテーパ面はボーリングバーのテーパ孔に嵌着す
るすることにより芯合わせし、また、ボールがストッパ
部に係合することにより、軸方向の位置決めを行う。ま
た、上記特表平7−501275号公報に開示された工
作機械のヘッドを工具保持体に結合するための緊締装置
にあっては、球が受容ピンの孔に押し込まれることによ
り工具ヘッドを工具保持体に緊締し、工具ヘッドの受容
ピンを工具保持体の受容孔内に挿入することにより芯合
わせする。このように、上記従来の技術は、いずれも、
芯合せした状態で締結するための構成要素が多く、構造
が複雑であり、締結のための作業性が悪いために、コス
ト低減化や生産性の向上を図ることが困難であるという
問題があった。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造で締結するホルダの互いの中心軸線を容
易に同軸上に芯合わせることができ、しかも、締結する
際の作業性がよく、もって、装置のコスト低減化や生産
性の向上を図ることができるホルダの締結装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のホルダの締結
装置に係る発明は、上記目的を達成するために、二つの
ホルダの中心軸線を芯合せして両者を締結するための締
結装置であって、一方のホルダは、その先端面にねじ部
が形成されたコレット部を有し、他方のホルダは、前記
コレット部が嵌合される嵌合部と、コレット部のねじ部
に螺合され他方のホルダを一方のホルダに押圧するねじ
部とを有し、前記コレット部は、互いに螺合された両ね
じ部が締めつけられることにより、嵌合部と密着するよ
うに均一に拡径可能とされていることを特徴とするもの
である。
【0009】請求項1の発明では、他方のホルダのねじ
部を一方のコレット部のねじ部に螺合して締めつけるこ
とにより他方のホルダを一方のホルダに押圧すると、こ
の締めつけ力によって、コレット部が嵌合部と密着する
ように均一に拡径し、芯合わせされると同時に締結され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のホルダの締結装置の実施
の一形態を、図1乃至図3に基づいて詳細に説明する。
なお、図において同一符号は同一部分または相当部分と
する。本発明のホルダの締結装置は、概略、二つのホル
ダ1,2の中心軸線を芯合せして両者1,2を締結する
ための締結装置であって、一方のホルダ1は、その先端
面にねじ部10が形成されたコレット部11を有し、他
方のホルダ2は、前記コレット部11が嵌合される嵌合
部20と、コレット部11のねじ部10に螺合され他方
のホルダ2を一方のホルダ1に押圧するねじ部21とを
有し、互いに螺合された両ねじ部10,21が締めつけ
られることにより、前記コレット部11を嵌合部20と
密着するように均一に拡径可能としたものである。
【0011】一方のホルダ1は、この実施の形態の場
合、回転加工装置のベッド側に配置され回転駆動される
クイルホルダである。クイルホルダ1は、図2および図
3に示すように、その前端面にコレット部11が形成さ
れている。コレット部11は、ほぼ円筒形に形成され、
その先端周面には密着部11aが形成されている。また
コレット部11の内周には、めねじ部10が形成されて
いる。そして、コレット部11には、この実施の形態の
場合、スリット11bが90度間隔で形成されており、
図3に矢印で示すように、拡径可能となっている。
【0012】他方のホルダ2は、この実施の形態の場
合、回転加工装置のクイルホルダ1に締結されて回転駆
動される主軸ホルダである。主軸ホルダ2は、図1に示
すように、その中心軸線に沿って貫通する孔22が形成
されている。この孔22は、主軸ホルダ2の先端側(図
1の右側)が大径とされた段部22aを有している。孔
22には、おねじ部21を有するボルト23がワッシャ
24を介して先端側から挿通されている。一方、主軸ホ
ルダ2の後端側(図1の左側)には、嵌合部20が、そ
の内径がクイルホルダ1のコレット部11の密着部11
aの外径よりも僅かに大きくなるように形成されてい
る。
【0013】ボルト23の先端に形成されたおねじ部2
1およびコレット部11のめねじ部10は、この実施の
形態の場合、図4に示すように、ねじ山の軸断面での形
状が三角形の三角ねじに形成されている。しかしなが
ら、本発明のホルダの締結装置では、この実施の形態に
限定されることなく、互いに螺合された両ねじ部21,
10を相対的に締めつけることにより、コレット部11
を嵌合部20と密着するように均一に拡径可能とするこ
とができるものであれば、例えば、台形ねじ、のこ歯ね
じあるいは丸ねじ等を採用することができる(図示は省
略する)。また、コレット部11に形成されるスリット
11bは、拡径可能とすることができるものであれば良
く、90度間隔に限定されるこなく任意の間隔に設定す
ることができる。
【0014】以上のように構成されたホルダの締結装置
では、ボルトヘッド23aがワッシャ24を介して段部
22aに当接するように、ボルト23を主軸ホルダ2の
孔22に挿通し、その先端のおねじ部21とクイルホル
ダ1のコレット部11の内周に形成されためねじ部10
とを互いに螺合する。そして、主軸ホルダ2の後端2a
がクイルホルダ1の前端1aに当接し、さらにボルト2
3を締めつけると、図4に示すように、ボルト23の締
めつけ力Wが作用することによって、めねじ部10が形
成されたコレット部11には外側への合力Fが生じるこ
ととなる。そして、この外側への合力Fが作用すること
によって、スリット11bが形成されたコレット部11
が弾性的に均等に拡径され、密着部11aが主軸ホルダ
2の嵌合部20に押圧され、クイルホルダ1と主軸ホル
ダ2は芯合わせされると同時に強固に締結されることと
なる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、一方のホルダは、その
先端面にねじ部が形成されたコレット部を有し、他方の
ホルダは、前記コレット部が嵌合される嵌合部と、コレ
ット部のねじ部に螺合され他方のホルダを一方のホルダ
に押圧するねじ部とを有し、互いに螺合された両ねじ部
が締めつけられることにより、前記コレット部を嵌合部
と密着するように均一に拡径可能とした構成により、単
に両ねじ部を締めつけるだけで両ホルダが芯合わせされ
ると同時に強固に締結されることとなるので、簡単な構
造で締結するホルダの互いの中心軸線を容易に同軸上に
芯合わせることができ、しかも、締結する際の作業性が
よく、もって、装置のコスト低減化や生産性の向上を図
ることができるホルダの締結装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホルダの締結装置の実施の一形態を示
す断面図である。
【図2】クイルホルダの断面図である。
【図3】クイルホルダの前端面を示す図である。
【図4】ボルトの締めつけ力によってコレット部に外側
への合力が生じることを示す説明図である。
【符合の説明】
1 クイルホルダ(一方のホルダ) 2 主軸ホルダ(他方のホルダ) 10 めねじ部(ねじ部) 11 コレット部 11b スリット 20 嵌合部 21 おねじ部(ねじ部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古城 秀一 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つのホルダの中心軸線を芯合せして両
    者を締結するための締結装置であって、 一方のホルダは、その先端面にねじ部が形成されたコレ
    ット部を有し、他方のホルダは、前記コレット部が嵌合
    される嵌合部と、コレット部のねじ部に螺合され他方の
    ホルダを一方のホルダに押圧するねじ部とを有し、 前記コレット部は、互いに螺合された両ねじ部が締めつ
    けられることにより、嵌合部と密着するように均一に拡
    径可能とされていることを特徴とするホルダの締結装
    置。
JP10160386A 1998-06-09 1998-06-09 ホルダの締結装置 Pending JPH11347813A (ja)

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