JPH11347791A - パイプ溶接装置のシールドカバーおよびパイプ溶接装置 - Google Patents

パイプ溶接装置のシールドカバーおよびパイプ溶接装置

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JPH11347791A
JPH11347791A JP15818798A JP15818798A JPH11347791A JP H11347791 A JPH11347791 A JP H11347791A JP 15818798 A JP15818798 A JP 15818798A JP 15818798 A JP15818798 A JP 15818798A JP H11347791 A JPH11347791 A JP H11347791A
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JP
Japan
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groove
pipe
shield cover
radius
pedestal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15818798A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Takasugi
一郎 高杉
Kenichi Takanashi
賢一 高梨
Kokichi Miura
幸吉 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Via Mechanics Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回の動作でシール板を着脱することができ
るパイプ溶接装置のシールドカバーおよびパイプ溶接装
置を提供すること。 【解決手段】 台座20の下端に溝幅がパイプの半径よ
りも大きい半径のU字形の溝20aを設ける。切欠きの
一部にU字形の溝20aの半径と同一の半径の1/4円
弧21a、22aを設けた可動プレート21、22を溝
20aの左右に平面的に並べ、1/4円弧21a、22
aおよび溝20aの円弧部で円ができるように位置決め
する。可動プレート21、22は軸23を中心として回
転し、溝20aを開閉する。可動プレート21、22は
ばね24により台座20にむけて付勢され、摩擦力によ
り決められた位置に保持される。面取り21d、22d
あるいは脚21b、22bを設けると、さらに操作を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に小径のパイプ
を溶接するためのパイプ溶接装置のシールドカバーおよ
びパイプ溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のTIG溶接用のパイプ溶接
装置を分解して示す斜視図である。1は本体である。2
は銅合金製のリングギヤで、図示しないモータにより回
転駆動される。3は電極で、先端がリングギヤ2の中心
に向かうようにしてリングギヤ2の内面に保持されてい
る。4はクランパリングで、本体の側面に固定されてい
る。5はクランパで、外径はクランパリング4に設けら
れた円径の穴4aに嵌合し、内周は図示しないパイプの
外径に嵌合するように形成されている。6はロック錠で
1本体の両側に配置されている。7はシール板で、上側
に半円径の溝7aが形成され、ばね8により本体1の側
面に付勢されている。溝7aの半径は溶接しようとする
パイプの外径よりも大きい。10はカバーで、本体1に
着脱自在である。11はばねで、シール板12をカバー
10の側面に付勢する。シール板12は下側にU形の溝
12aが形成され、両側の脚12bの溝の半径を超える
先端はシール板5の板厚よりも僅かに大きい距離だけ起
してある。溝12aの半径は溶接しようとするパイプの
外径よりも大きい。
【0003】上記リングギヤ2、クランパリング4、ク
ランパ5はいずれも軸心がOである円の直径を分割面と
する2つの部品で分離・一体可能に構成されている。以
下、本体1に固定された側を本体側、取り外す側を移動
側と呼ぶ。また、クランパ5、シール板7、12はパイ
プの径ごとに専用のものが用意されている。
【0004】次に、従来のパイプ溶接装置のパイプへの
取付け手順を説明する。図4はパイプ溶接装置をパイプ
に取り付けた状態を簡略に示す断面図であり、Pは被溶
接物のパイプである。シール板7を取り付けた本体1を
パイプPに当てた状態で、電極3の先端が溶接部Iに一
致するように軸方向に位置決めしてから、移動側のクラ
ンパリング4とクランパ5を介して固定側のクランパ5
に固定する。すると、本体1は軸心OがパイプPの軸心
に一致した状態でパイプPに固定される。次にリングギ
ヤ2を取付け、シール板12を取り付けたカバー10を
本体1に固定する。そして、本体1とシール板7、12
および前記パイプPとにより形成される空間Cに図示し
ない供給口からシールドガスを供給し、図示しない電源
からリングギヤ2を介して電極3に電力を供給しなが
ら、リングギヤ2を回転させ、パイプPの外周を突合せ
溶接する。
【0005】供給されたシールドガスはシール板7とシ
ール板12の重ね部、あるいは円弧部7a、12aから
外部に流れ溶接部に大気が入ることを防止するから、パ
イプPの材質がステンレスであっても、品質に優れる溶
接部を得ることができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シール板が2
つに分割されているため、各々ヘッドにセットしなけれ
ばならず、作業が面倒であった。また、誤ったシール板
7を取り付けたときには作業をやり直さなければなら
ず、作業能率を向上させることができなかった。
【0007】本発明の目的は、上記した課題を解決し、
1回の動作でシール板を着脱することができるパイプ溶
接装置のシールドカバーおよびパイプ溶接装置を提供す
るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、パイプ
溶接装置のシールドカバーを、溝幅がパイプの半径より
も大きい半径のU字形の溝を設けた台座と、1対の軸
と、付勢手段と、1/4円弧の切欠きを含むJ字形の切
欠きを備え、同一平面上で組み合わせたときに前記切欠
きがU形の穴を形成する1対の可動プレートとからな
り、前記1対の可動プレートを前記1/4円弧部と前記
溝の円弧部とで円を形成するように前記溝に対して対称
に配置し、前記1/4円弧部が前記溝を開閉するように
して前記軸に回転自在に支持させると共に前記付勢手段
により前記台座に付勢することにより解決される。
【0009】また、前記1対の可動プレートの前記円弧
と反対側で下端の位置がパイプの半径に等しい位置に、
溝の軸心に直角で長さが前記半径Rよりも長い脚を設
け、一方の前記脚を他方の脚の板厚よりも僅かに大きい
距離だけ起して同一平面上で組み合わせ可能とし、前記
軸を前記脚の下端がパイプに接触したときに前記1/4
円弧部側が閉じる位置にして前記台座に配置することに
よりさらに効果的に解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1により
説明する。図1は本発明に係るシールドカバーの外観図
である。なお、図3と同じものまたは同一機能のものは
同一の符号を付して説明を省略する。20は台座で、下
面に半径RのU字形の溝20aが形成され、上部はコの
字形に折り曲げた受け部20bが設けられている。21
は第1の可動プレートで、側面にJ形の溝21aが形成
されている。溝21aの円弧部の半径は溝20aと同様
にRであり、中心角は90度である。また、下側の端部
21cの下部には面取り21dが形成されている。22
は第2の可動プレートで、側面にJ形の溝22aが形成
されている。溝22aの円弧部の半径は溝20aと同様
にRであり、中心角は90度である。また、下側の端部
22cの下部には面取り22dが形成されている。可動
プレート22は可動プレート21と勝手違いであるが、
上部の脚22bの端部から後述するkの長さが可動プレ
ート21の板厚より僅かに大きい距離だけ図の手前側に
起こしてある点が相違する。23は軸で、可動プレート
21、22を回転自在に支持している。24はばねで、
可動プレート21、22を台座20に付勢している。な
お、台座20、可動プレート21、22および軸23の
位置関係は以下の通りである。すなわち、可動プレート
21と可動プレート22は、それぞれの溝の円弧部を溝
20aに合わせたとき、端部21c、22cが隙間なく
接するように位置決めされている。このとき、上側の端
部21bは、端部22bの下側に入り、両者が干渉する
ことはない。また、長さkは、端部21bと端部22b
がそれぞれ軸23の回りに回転したときも両者が干渉し
ないように決められている。
【0011】次に、図2により動作を説明する。従来と
同様に、本体1およびカバー10等をパイプPに固定し
ておく。台座20を図の下方に押仕込む。(a)に示す
ように、面取り21d、22dがパイプPの上面に当接
すると、可動プレート21と可動プレート22はそれぞ
れ矢印で示すように左右に開く。台座20をさらに下方
に移動させると、(b)に2点鎖線で示すように、パイ
プPが脚21b、22bの下端に当接し、可動プレート
21と可動プレート22はそれぞれ矢印で示すように徐
々に閉じる。端部21c、22cが接したら、セット完
了である。このとき、台座20の下端側はばね8により
本体1の側面に付勢されている。また、受け部20bが
カバー10に係合するから、台座20が軸方向に移動す
ることはない。
【0012】また、作業が終了したら、台座20を上方
に移動させる。すると、端部21c、22cがパイプP
に押され、軸23を支点として左右に開く。したがっ
て、容易に取り外すことができる。
【0013】本体1はパイプPに対して、図示の状態、
すなわち、U溝が上下方向に固定されるとは限られず、
例えば水平に固定されることがある。そのような場合で
も、可動プレート21、22はばね24により台座20
に付勢されているから、例えば自重で開くことはない。
また、面取り21d、22dを設けたから、可動プレー
ト21、22が閉じた状態であっても開くため、作業が
容易である。
【0014】なお、可動プレート21、22の開閉を妨
げない範囲で、端部21c、22cを接する方向に可動
プレート21、22を付勢する手段を設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動プレートを設けた台座をパイプに挿入するだけでシ
ールドカバーのセットが完了するから作業能率が向上す
る。しかも、可動プレートは台座に配置されているか
ら、組合せを誤ることもない。また、保管管理も容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールドカバーの外観図である。
【図2】本発明に係るシールドカバーの動作を説明する
図である。
【図3】従来のTIG溶接用のパイプ溶接装置を分解し
て示す斜視図である。
【図4】従来のパイプ溶接装置をパイプに取り付けた状
態を簡略に示す断面図である。
【符号の説明】
20 台座 20a 溝 21、22 可動プレート 21a、22a 1/4円弧の切欠き 21b、22b 脚 21d、22d 面取り 23 軸 24 ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝幅がパイプの半径よりも大きい半径の
    U字形の溝を設けた台座と、1対の軸と、付勢手段と、
    1/4円弧の切欠きを含むJ字形の切欠きを備え、同一
    平面上で組み合わせたときに前記切欠きがU形の穴を形
    成する1対の可動プレートとからなり、前記1対の可動
    プレートを前記1/4円弧部と前記溝の円弧部とで円を
    形成するように前記溝に対して対称に配置し、前記1/
    4円弧部が前記溝を開閉するようにして前記軸に回転自
    在に支持させると共に前記付勢手段により前記台座に付
    勢するように構成したことを特徴とするパイプ溶接装置
    のシールドカバー。
  2. 【請求項2】 前記1対の可動プレートの前記円弧と反
    対側で下端の位置がパイプの半径に等しい位置に、溝の
    軸心に直角で長さが前記半径Rよりも長い脚を設け、一
    方の前記脚を他方の脚の板厚よりも僅かに大きい距離だ
    け起して同一平面上で組み合わせ可能とし、前記軸を前
    記脚の下端がパイプに接触したときに前記1/4円弧部
    側が閉じる位置にして前記台座に配置したことを特徴と
    する請求項1に記載のパイプ溶接装置のシールドカバ
    ー。
  3. 【請求項3】 シールドカバーを保持する手段を備え、
    パイプの外径方向に係合する本体と、前記本体の側面に
    配置されるシールドカバーとからなり、前記本体と前記
    シールドカバーおよび前記パイプとにより溶接部を囲う
    空間を形成し、前記空間にシールドガスを供給しながら
    溶接をするパイプ溶接装置において、前記シールドカバ
    ーを請求項1または請求項2いずれかのシールドカバー
    とすることを特徴とするパイプ溶接装置。
JP15818798A 1998-06-05 1998-06-05 パイプ溶接装置のシールドカバーおよびパイプ溶接装置 Withdrawn JPH11347791A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066956A1 (ja) * 2010-11-16 2012-05-24 三菱重工業株式会社 制御棒駆動装置ハウジングの溶接治具および溶接装置
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Effective date: 20050906