JPH11345939A - 半導体集積回路装置及び半導体集積回路装置の開発方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及び半導体集積回路装置の開発方法

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JPH11345939A
JPH11345939A JP10149455A JP14945598A JPH11345939A JP H11345939 A JPH11345939 A JP H11345939A JP 10149455 A JP10149455 A JP 10149455A JP 14945598 A JP14945598 A JP 14945598A JP H11345939 A JPH11345939 A JP H11345939A
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JP
Japan
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unit
processing program
semiconductor integrated
integrated circuit
software
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Application number
JP10149455A
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English (en)
Inventor
Setsu Yamada
節 山田
Makoto Akizuki
誠 秋月
Yasunori Inoue
恭典 井上
Keiichi Ueda
慶一 植田
Hiroshi Hanabusa
寛 花房
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数機種の開発に際し、開発期間を十分に短
縮し且つ開発コストを十分に低減すること。 【解決手段】 画像処理用LSI1は、1チップ上に、
ハードウェア部15と、ソフトウェア部13と、ソフト
ウェア部13に格納された処理プログラムに従ってハー
ドウェア部15の動作を制御するMPU14とを備えて
いる。ソフトウェア部13は、画像処理用途におけるM
PEG1方式、MPEG2方式共通の処理プログラム
(OS、ミドルウェア)が格納された第1のメモリ領域
24と、いずれかの方式に特化した処理プログラムが格
納された第2のメモリ領域25とを有する。すなわち、
第2のメモリ領域25に、MPEG1方式固有の処理プ
ログラム又はMPEG2方式固有の処理プログラムを書
き込む(又は書き換える)だけで、機種の開発が完了す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置及びその開発方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術の発達により、MP
U(Micro Processing Unit)を搭載し、機械語に従っ
て命令を生成するデジタル制御が多く採用されている。
例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group)方
式に代表される画像データの伸長、圧縮等の信号処理
は、1チップ上に搭載されたメモリ素子とプロセッサを
含むロジック回路とを組み合わせることにより行われ
る。メモリ素子としては、DRAM、SRAM等が用い
られ、大量のデータが格納される。
【0003】プロセッサは、レジスタ及びプログラムカ
ウンタ等を含み、メモリ内に格納された処理プログラム
に基づいて命令を実行する。このように、メモリ素子と
ロジック回路等を1チップ上に組み込んで機能を格段に
向上させたものはシステムLSIと呼ばれ、現在、機種
毎に種々の開発が進められている。
【0004】近年、デジタルTV放送や携帯情報端末の
普及に見られるように、マルチメディア情報は、ますま
す膨大で且つ多種多様になっており、それに呼応して、
各種データを処理するためのシステムLSIもますます
多種多様化している。そのため、従来のように機種変更
に対応して個々にシステムLSIチップを開発していた
のでは、多大な開発期間及び開発コストを要する。
【0005】そこで、開発期間を短縮し且つ開発コスト
を低減する手法として、特開平8−66079号公報に
は、3相PWM制御において、新たな制御方式の採用や
制御方法の変更をソフトウェア部分のみの変更で対応
し、ハードウェア部分の変更を要しないようにする技術
が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例にあっては、一
応は、開発期間の短縮効果及び開発コストの低減効果が
認められるが、機種毎の僅かな変更であってもソフトウ
ェア部分をミドルウェアに至るまで全て書き換える(変
更する)必要があり、そのぶん効果の点で満足の得られ
るものではない。
【0007】本発明は、半導体集積回路装置及び半導体
集積回路装置の開発方法に関し、複数機種の開発に際
し、開発期間を十分に短縮し且つ開発コストを十分に低
減することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体集積回
路装置は、1チップ上に、ハードウェア部と、ソフトウ
ェア部と、前記ソフトウェア部に格納された処理プログ
ラムに従って前記ハードウェア部の動作を制御する制御
回路部とを備え、前記ソフトウェア部は、特定の用途に
おける複数の機種に共通の処理プログラムが格納された
第1のメモリ領域と、特定の用途における特定の機種に
特化した処理プログラムのみが格納された第2のメモリ
領域とを有することをその要旨とする。
【0009】請求項2の半導体集積回路装置は、第1の
ハードウェア部と、第1のソフトウェア部と、前記第1
のソフトウェア部に格納された処理プログラムに従って
前記第1のハードウェア部の動作を制御する第1の制御
回路部とを備え、前記第1のソフトウェア部が、一の用
途における複数の機種に共通の処理プログラムが格納さ
れた第1のメモリ領域と、一の用途における特定の機種
に特化した処理プログラムが格納された第2のメモリ領
域とを有する第1の半導体集積回路と、第2のハードウ
ェア部と、第2のソフトウェア部と、前記第2のソフト
ウェア部に格納された処理プログラムに従って前記第2
のハードウェア部の動作を制御する第2の制御回路部と
を備え、前記第2のソフトウェア部が、他の用途におけ
る複数の機種に共通の処理プログラムが格納された第3
のメモリ領域と、他の用途における特定の機種に特化し
た処理プログラムが格納された第4のメモリ領域とを有
する第2の半導体集積回路と、を含むことをその要旨と
する。
【0010】請求項3の半導体集積回路装置は、請求項
2に記載の発明において、前記第1及び第2の半導体集
積回路の動作を統括制御する第4の制御回路部を更に備
えたことをその要旨とする。請求項4の半導体集積回路
装置は、請求項2に記載の発明において、第3のハード
ウェア部と、第3のソフトウェア部と、前記第3のソフ
トウェア部に格納された処理プログラムに従って前記第
3のハードウェア部の動作を制御する第3の制御回路部
とを備え、前記第3のソフトウェア部が、前記一の用途
及び他の用途のいずれか一方と同じか又は双方と異なる
用途における複数の機種に共通の処理プログラムが格納
された第5のメモリ領域と、他の用途における特定の機
種に特化した処理プログラムが格納された第6のメモリ
領域とを有する第3の半導体集積回路を更に含み、前記
第3の制御回路部によって、前記第1乃至第3の半導体
集積回路の動作を統括制御することをその要旨とする。
【0011】請求項5の半導体集積回路装置は、請求項
2に記載の発明において、前記第1の半導体集積回路と
第2の半導体集積回路とを1チップ上に搭載したことを
その要旨とする。請求項6の半導体集積回路装置は、請
求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装
置を複数備えたことをその要旨とする。
【0012】請求項7の半導体集積回路装置は、請求項
1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記ハ
ードウェア制御部は、前記複数の機種に共用される汎用
回路部を有することをその要旨とする。請求項8の半導
体集積回路装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記
載の発明において、前記制御回路部は、制御信号に従っ
てデジタル信号処理を行うための論理回路部を含むこと
をその要旨とする。
【0013】請求項9の半導体集積回路装置は、請求項
8に記載の発明において、前記論理回路部は、前記複数
の機種に共通する処理を行う機能を有する回路を含むこ
とをその要旨とする。請求項10の半導体集積回路装置
の開発方法は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の
半導体集積回路装置において、前記特定の機種に特化し
た処理プログラムのみを差別化することにより複数機種
の開発を行うことをその要旨とする。
【0014】本発明において、複数の用途とは、例え
ば、画像処理用、映像処理用、通信処理用、ホーム機器
制御用のように異なる分野における適用を意味し、特定
の分野とは、複数の分野の内の一つの分野を意味する。
また、本発明において、複数の機種とは、特定の分野に
おける各機種のことを意味し、例えば、画像処理用の分
野では、MPEG1対応機種、MPEG2対応機種が相
当する。また、同じ映像処理用途であっても、例えば、
国内向け仕様や北米向け仕様等地域による仕様の違いも
複数機種の概念に含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明を具体化
した第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は
本発明のシステムLSIの概略構成を示す。このシステ
ムLSI1は、1チップ上に、MPU(RISC CPU)2、
ハードウェア部3及びソフトウェア部4を備える。
【0016】MPU2は、IR(インストラクション・
レジスタ)やプログラムカウンタ等からなる制御領域の
他に、演算部門を司る論理回路部5を含む。論理回路部
5は、加算器、減算器、乗算器、比較器、積和乗算器、
シフトレジスタ等を備え、MPU2内での制御信号に従
って各種デジタル信号処理を行う。ハードウェア部3
は、DMAコントローラ等からなる汎用回路6、マスク
ROMやEPROM等からなるLSI制御メモリ7及び
D−Aコンバータからなるアナログ回路部8を備えてい
る。LSI制御メモリ7は、演算処理に用いられるデー
タや演算処理したデータを格納する領域を有している。
尚、汎用回路6、LSI制御メモリ7及びアナログ回路
部8で本発明における汎用回路部を構成する。
【0017】ソフトウェア部4は、第1のメモリ領域9
及び第2のメモリ領域10を備えている。第1のメモリ
領域9には、OSやミドルウェアのように同一用途にお
いて異なる複数の機種に共通の処理プログラムが予め格
納され、第2のメモリ領域10には、特定機種のみに対
応する処理プログラムとしてのアプリケーションソフト
のみが格納されている。
【0018】図2は図1に示す発明をMPEG方式を採
用した画像処理用LSIに具体化した例を示している。
MPEGには、主にエンコードレートの違いにより、現
在、MPEG−1,MPEG−2の2つの方式がある。
MPEG−1は主にCD−ROMファミリーなどの蓄積
メディアに対応しており、MPEG−2はMPEG−1
をも含む幅広い範囲のアプリケーションに対応してい
る。
【0019】画像処理用LSI11は、最小限のソフト
ウェア変更により、MPEG−1,MPEG−2のいず
れにも対応できるよう構成されている。画像処理用LS
I11は、ロジック部12とソフトウェア部13とを備
え、ロジック部12は、MPU14とハードウェア部1
5とを備える。MPU14は、制御領域の他に、演算実
行領域としての加算器、減算器、乗算器、比較器、積和
乗算器、シフトレジスタ等からなる論理回路部16を備
え、ソフトウェア部13に格納された処理プログラムを
実行するようハードウェア部15の動作を制御する。
【0020】ハードウェア部15は、DMAコントロー
ラ等を備える汎用回路17、MPEGビットストリーム
を一時記憶するバッファメモリ18、外部メモリ(例え
ば、フラッシュメモリ)19との間のインターフェース
20、外部メモリ19からの命令信号を一時記憶するイ
ンストラクションメモリ21、データを一時記憶するデ
ータメモリ22及びD−Aコンバータ23を備える。バ
ッファメモリ17、インストラクションメモリ21及び
データメモリ22はDRAMにより構成されている。
【0021】ソフトウェア部13は、第1のメモリ領域
24と第2のメモリ領域25とを備えている。各メモリ
領域24,25は、共にEPROM(Erasable and Pro
grammable Read Only Memory)、EEPROM(Electr
ically Erasable and Programmable Read Only Memory
)などの電気的に書き換え可能な不揮発性半導体メモ
リにより構成されている。
【0022】第1のメモリ領域24は、MPEG1方式
とMPEG2方式とに共通の処理プログラム(ソフトウ
ェア)が格納された第1の領域26と、同じく各方式共
通の処理プログラムが格納された第2の領域27とを有
する。第1の領域26にはOSが格納され、第2の領域
27にはミドルウェアが格納されている。ミドルウェア
としては、MPEGビデオエンコーダ対応では、動き補
償処理プログラム、離散コサイン変換処理プログラム、
量子化処理プログラム、可変長エンコード処理プログラ
ム等が該当し、MPEGビデオデーコーダ対応では、可
変長デコード処理プログラム、逆量子化処理プログラ
ム、離散コサイン逆変換処理プログラム、動きベクトル
復元処理プログラム等が該当する。
【0023】第2のメモリ領域25には、画像処理用L
SI11の出荷前に、MPEG1方式固有の処理プログ
ラム又はMPEG2方式固有の処理プログラムが書き込
まれる。MPEG1方式固有の処理プログラムとして
は、MPEG1対応トリックモード処理プログラム等が
該当し、MPEG2方式固有の処理プログラムとして
は、ATM(Ansynchronous Transfer Mode)網対応エ
ラー訂正プログラム、CBR(Constant Bit Rate)対
応処理プログラム、VBR(Variable Bit Rate)対応
処理プログラム、符号化対応処理プログラム、MPEG
2対応トリックモード処理プログラム、AC3音声処理
プログラム等が該当する。
【0024】以上のように構成された画像処理用LSI
11にあっては、以下の作用効果を奏する。 (1)ハードウェア部15としてMPEG1方式及びM
PEG2方式の処理プログラムを実行するのに必要最小
限の回路構成のみに最適化し、画像処理用LSI11と
してMPEG1方式又はMPEG2方式のいずれを採用
した場合であってもハードウェア部15としては変更を
要しない。従って、機種の設計・開発に要する期間を大
幅に短縮し且つコストを大幅に低減することができる。
【0025】(2)離散コサイン変換回路等、従来ハー
ドウェアとして設けられていたものを、MPU14を用
いたソフトウェア的な処理に置き換え、MPEG1方式
及びMPEG2方式共通のミドルウェアとしてソフトウ
ェア部13に格納したため、ハードウェア部15の構成
が簡略化され、省面積化を実現する事ができる。 (3)MPEG1方式及びMPEG2方式共通の処理プ
ログラムを最適化し、ミドルウェアとして第1メモリ領
域24の第2の領域27に格納したため、第2のメモリ
領域25に、MPEG1方式固有の処理プログラム又は
MPEG2方式固有の処理プログラムを書き込むだけで
(又は書き換えるだけで)、MPEG1又はMPEG2
専用の機種を製造することができ、例えば、ソフトウェ
ア部13内の全ての処理プログラムを書き換えることに
比べて、設計・開発に要する期間を大幅に短縮し且つコ
ストを大幅に低減することができる。
【0026】図3は図1に示す発明を映像処理用LSI
に具体化した例を示している。画像処理用LSI30
は、最小限のソフトウェア変更により、HDTV,BS
−TV,CS−TVのいずれにも対応できるよう構成さ
れている。画像処理用LSI30は、ロジック部31と
ソフトウェア部32とを備え、ロジック部31は、MP
U33とハードウェア部34とを備える。
【0027】MPU33は、論理回路部35及びソフト
ウェア部32に格納された処理プログラムを実行するよ
うハードウェア部34の動作を制御する。ハードウェア
部34は、上記ハードウェア部14と同様、汎用回路3
6や汎用メモリ37を備え、各機種方式の処理プログラ
ムを実行するのに必要最小限の回路構成に最適化されて
いる。
【0028】ソフトウェア部32は、第1のメモリ領域
38と第2のメモリ領域39とを備え、第1のメモリ領
域38は、各機種方式に共通の処理プログラム(ソフト
ウェア)が格納された第1の領域40と、同じく第2の
領域41とを有する。第1の領域40にはOSが格納さ
れ、第2の領域41にはミドルウェアが格納されてい
る。
【0029】ミドルウェアとしては、地上波、BS−T
V,CS−TV共通の処理プログラムとしては、NTS
C/PALデコード処理プログラム、OSD(On Scree
n Display)処理プログラム、2D/3D処理プログラ
ム、AC3音声処理プログラム等が該当する。第2のメ
モリ領域39には、映像処理用LSI30の出荷前に、
各機種方式固有の処理プログラムが書き込まれる。
【0030】地上波方式固有の処理プログラムとして
は、64QAM変調(日本、北米対応)処理プログラム
等が該当し、BS−TV方式固有の処理プログラムとし
ては、8PSK変調処理プログラム(国内対応)、QP
SK変調処理プログラム(北米対応)等が該当し、CS
−TV方式固有の処理プログラムとしては、QPSK変
調処理プログラム、ビタビ処理プログラム(日本、北米
対応)が該当する。
【0031】以上のように構成された映像処理用LSI
31にあっては、上記画像処理用LSI11と同様、必
要最小限のソフトウェアの変更だけで複数機種の開発を
行うことができ、機種の設計・開発に要する期間を大幅
に短縮し且つコストを大幅に低減することができる。図
4は図1に示す発明を通信処理用LSIに具体化した例
を示している。
【0032】通信処理用LSI50は、最小限のソフト
ウェア変更により、PDA,PDC,PHSのいずれに
も対応できるよう構成されている。通信処理用LSI5
0は、ロジック部51とソフトウェア部52とを備え、
ロジック部51は、MPU53とハードウェア部54と
を備える。MPU53は、論理回路部55を備え、ソフ
トウェア部52に格納された処理プログラムを実行する
ようハードウェア部54の動作を制御する。
【0033】ハードウェア部54は、上記ハードウェア
部14と同様、汎用回路56や汎用メモリ57を備え、
各機種方式の処理プログラムを実行するのに必要最小限
の回路構成に最適化されている。ソフトウェア部52
は、第1のメモリ領域58と第2のメモリ領域59とを
備え、第1のメモリ領域58には、各機種方式に共通の
処理プログラム(ソフトウェア)が格納された第1の領
域60と、同じく第2の領域61とを有する。
【0034】第1の領域60にはOSが格納され、第2
の領域61にはミドルウェアが格納されている。ミドル
ウェアとしては、PDA,PDC,PHS共通の処理プ
ログラムとして、Man-Machineインターフェース処理プ
ログラム、電力制御処理プログラム、π/4シフトQS
K変調処理プログラム等が該当する。
【0035】第2のメモリ領域59には、通信処理用L
SI50の出荷前に、各機種方式固有の処理プログラム
が書き込まれる。PDA方式固有の処理プログラムとし
ては、グラフィック処理プログラム、TDMA−TDD
アクセス処理プログラム、メール機能処理プログラム、
LCD制御処理プログラム等が該当し、PDC方式固有
の処理プログラムとしては、CELP音声処理プログラ
ム、TDMAアクセス処理プログラム等が該当し、PH
S方式固有の処理プログラムとしては、AD−PCM音
声処理プログラム、TDMA−TDDアクセス処理プロ
グラム等が該当する。
【0036】以上のように構成された通信処理用LSI
50にあっては、上記画像処理用LSI11と同様、必
要最小限のソフトウェアの変更だけで複数機種の開発を
行うことができ、機種の設計・開発に要する期間を大幅
に短縮し且つコストを大幅に低減することができる。図
5は図1に示す発明をホーム機器制御処理用LSIに具
体化した例を示している。
【0037】ホーム機器制御処理用LSI70は、最小
限のソフトウェア変更により、ホームセキュリティー、
ホームオートメーションのいずれにも対応できるよう構
成されている。ホーム機器制御処理用LSI70は、ロ
ジック部71とソフトウェア部72とを備え、ロジック
部72は、MPU73とハードウェア部74とを備え
る。
【0038】MPU73は、論理回路部75及びソフト
ウェア部72に格納された処理プログラムを実行するよ
うハードウェア部71の動作を制御する。ハードウェア
部71は、上記ハードウェア部14と同様、汎用回路7
6や汎用メモリ77を備え、各機種方式の処理プログラ
ムを実行するのに必要最小限の回路構成に最適化されて
いる。
【0039】ソフトウェア部72は、第1のメモリ領域
78と第2のメモリ領域79とを備え、第1のメモリ領
域78は、各機種方式に共通の処理プログラム(ソフト
ウェア)が格納された第1の領域80と、同じく第2の
領域81とを有する。第1の領域80にはOSが格納さ
れ、第2の領域81にはミドルウェアが格納されてい
る。
【0040】ミドルウェアとしては、ホームセキュリテ
ィ、及びホームオートメーション共通の処理プログラム
として、通信処理プログラム、ICP/IP処理プログ
ラム、PPPプロトコル処理プログラム等が該当する。
第2のメモリ領域79には、ホーム機器制御処理用LS
I70の出荷前に、各機種方式固有の処理プログラムが
書き込まれる。
【0041】ホームセキュリティ固有の処理プログラム
としては、CCD制御処理プログラム、各種センサー処
理プログラム等が該当し、ホームオートメーション固有
の処理プログラムとしては、WWW表示処理プログラム
等が該当する。以上のように構成されたホーム機器制御
処理用LSI70にあっては、上記画像処理用LSI1
1と同様、必要最小限のソフトウェアの変更だけで複数
機種の開発を行うことができ、機種の設計・開発に要す
る期間を大幅に短縮し且つコストを大幅に低減すること
ができる。 (第2実施形態)本発明の第2の実施形態を図面に基づ
いて説明する。
【0042】図6は本第2実施形態における通信処理用
LSI100を示し、この通信処理用LSI100が図
4に示す通信処理用LSI50と異なるのは、MPU5
3における論理回路部55の構成と、ソフトウェア部5
2の第2の領域61にミドルウェアとして格納されるプ
ログラムのみであり、その他の構成については上記通信
処理用LSI50と同様であるので説明を省略する。
【0043】第1実施形態における論理回路部55は、
各種演算回路(加算器、減算器、乗算器、比較器、積和
乗算器、シフトレジスタ等)が配列されているだけであ
るが、本第2実施形態における論理回路部101は、予
めこれらの演算回路を有機的に結合することにより、通
信処理特有の回路、すなわち、誤り訂正を実行するため
のビタビ演算回路102、アクセス制御を実行するため
のTDMA回路103、音声処理を実行するためのAD
PCM回路104及びキー操作を実行するためのM−M
IF回路105が組み込まれている。
【0044】そして、第2の領域61には、上述したミ
ドルウェアに加えて、各回路102〜105に対応する
処理プログラムが格納されている。以上のように構成さ
れた通信処理用LSI100にあっては、上記第1実施
形態の効果に加え、各種演算処理に要する時間が短くな
り、高速処理が可能となる。 (第3実施形態)本発明の第3の実施形態を図面に基づ
いて説明する。
【0045】図7は本第3実施形態におけるマルチ制御
用LSI110の概略構成を示したものである。マルチ
制御LSI110は、上記映像処理用LSI30、通信
処理用LSI50、ホーム機器制御用LSI70及びデ
ータ格納用メモリ(DRAM)111を1チップ上に集
約したものであり、映像機能と通信機能とを併せ持つ、
例えば、携帯TV電話に適用される。また、もちろん、
上記各実施形態と同様、映像又は通信個々の機器にも適
用できる。
【0046】このマルチ制御用LSI110において
は、各LSI30,50,70固有の制御は、それぞれ
のMPU33,53,73が行い、各LSI相互のデー
タ処理制御は、例えばホーム機器制御用LSI70のM
PU73が兼用する。以上のように構成されたマルチ制
御用LSI110にあっては、上記第1実施形態の効果
に加え、今後ますます多種・多様化するマルチメディア
機器の開発に即時に対応することができる。
【0047】また、例えば、映像処理用LSI30と通
信処理用LSI50とをパイプライン制御することによ
り、高速化も実現可能である。また、上記第1及び第2
実施形態では、例えば、通信機器用のLSIと映像機器
用のLSIとを個々に開発する必要があるが、本第3実
施形態におけるマルチ制御用LSI110にあっては、
第2メモリ領域39又は第2メモリ領域59に特定プロ
グラムを書き込むだけで、映像機器用LSI又は通信機
器用LSIを個々に製造することができる。すなわち、
異なる用途にそれぞれ対応するLSIの設計・開発に要
する期間を大幅に短縮し且つコストを大幅に低減するこ
とができる。
【0048】尚、本第3実施形態では、各LSI相互の
データ処理制御を、ホーム機器制御用LSI70のMP
U73が兼用する構成であるが、別途専用のMPUを設
けても良い。また、映像処理用、通信処理用及びホーム
機器制御用の各LSIを1チップに集約したが、画像処
理用LSI11も合わせて、機器の機能に応じて適宜選
択すればよい。
【0049】また、図7のホーム機器制御用LSI70
に代えて、映像処理用LSI30と同種の映像処理LS
Iを使用しても良い。また、図7の点線に示す通り、機
器のグレードに合わせて、特定のLSIを複数個(例え
ば、映像処理用LSIを2個、通信処理用LSIを2
個)採用するようにしても良い。
【0050】また更には、各LSIを個々にチップ化し
てマザーボード上に配列するようにしても良い。 (第4実施形態)本発明を具体化した第4実施形態を図
面に基づいて説明する。図8は本第4実施形態における
マルチ制御用LSI120の概略構成を示したものであ
る。
【0051】マルチ制御LSI120は、上記第3実施
形態におけるマルチ制御用LSI110を1チップ上に
複数個配列し、同じチップ上に、各LSI相互の制御を
行うMPU121を設けたものである。このマルチ制御
用LSI120は、建物内の機器のトータル管理を行う
等、上記第3実施形態におけるマルチ制御用LSI11
0よりも更に大規模な制御を行う場合に適用される。
【0052】
【発明の効果】本発明の半導体集積回路装置にあって
は、特定用途における複数機種の開発に際し、開発期間
を十分に短縮し且つ開発コストを十分に低減することが
できる。また、本発明の他の半導体集積回路装置にあっ
ては、複数用途における複数機種の開発に際し、開発期
間を十分に短縮し且つ開発コストを十分に低減すること
ができる。
【0053】また、本発明の半導体集積回路装置の開発
方法にあっては、複数機種の半導体集積回路装置の開発
期間を十分に短縮し且つ開発コストを十分に低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における半導体集積回路
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態において、本発明を画像処理用L
SIに具体化したブロック図である。
【図3】第1実施形態において、本発明を映像処理用L
SIに具体化したブロック図である。
【図4】第1実施形態において、本発明を通信処理用L
SIに具体化したブロック図である。
【図5】第1実施形態において、本発明をホーム機器制
御用LSIに具体化したブロック図である。
【図6】第2実施形態において、本発明を通信処理用L
SIに具体化したブロック図である。
【図7】第3実施形態において、本発明をマルチ制御用
LSIに具体化したブロック図である。
【図8】第4実施形態において、本発明をマルチ制御用
LSIに具体化したブロック図である。
【符号の説明】
1 システムLSI(半導体集積回路) 2,14,33,53,73,90 MPU(制御回路
部) 3,15,34,54,74 ハードウェア部 4,13,32,52,72 ソフトウェア部 5,16,35,55,75,101 論理回路部 6,17,36,56,76 汎用回路(汎用回路部) 7 LSI制御メモリ(汎用回路部) 8 アナログ回路部(汎用回路部) 9,24,38,58,78 第1のメモリ領域 10,25,39,59,69 第2のメモリ領域 11 画像処理用LSI(半導体集積回路) 18 バッファメモリ(汎用回路部) 21 インストラクションメモリ(汎用回路部) 22,111 データメモリ(汎用回路部) 23 D−Aコンバータ(汎用回路部) 30 映像処理用LSI(半導体集積回路) 50,100 通信処理用LSI(半導体集積回路) 70 ホーム機器制御用LSI(半導体集積回路) 102 ビタビ演算回路(複数機種共通の回路) 103 TDMA回路(複数機種共通の回路) 104 ADPCM回路(複数機種共通の回路) 105 M−MIF回路(複数機種共通の回路) 110,120 マルチ制御用LSI (半導体集積回
路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 慶一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 花房 寛 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1チップ上に、ハードウェア部と、ソフ
    トウェア部と、前記ソフトウェア部に格納された処理プ
    ログラムに従って前記ハードウェア部の動作を制御する
    制御回路部とを備え、前記ソフトウェア部は、特定の用
    途における複数の機種に共通の処理プログラムが格納さ
    れた第1のメモリ領域と、特定の用途における特定の機
    種に特化した処理プログラムのみが格納された第2のメ
    モリ領域とを有することを特徴とした半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 第1のハードウェア部と、第1のソフト
    ウェア部と、前記第1のソフトウェア部に格納された処
    理プログラムに従って前記第1のハードウェア部の動作
    を制御する第1の制御回路部とを備え、前記第1のソフ
    トウェア部が、一の用途における複数の機種に共通の処
    理プログラムが格納された第1のメモリ領域と、一の用
    途における特定の機種に特化した処理プログラムが格納
    された第2のメモリ領域とを有する第1の半導体集積回
    路と、 第2のハードウェア部と、第2のソフトウェア部と、前
    記第2のソフトウェア部に格納された処理プログラムに
    従って前記第2のハードウェア部の動作を制御する第2
    の制御回路部とを備え、前記第2のソフトウェア部が、
    他の用途における複数の機種に共通の処理プログラムが
    格納された第3のメモリ領域と、他の用途における特定
    の機種に特化した処理プログラムが格納された第4のメ
    モリ領域とを有する第2の半導体集積回路と、を含むこ
    とを特徴とした半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の半導体集積回路の動
    作を統括制御する第4の制御回路部を更に備えたことを
    特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 第3のハードウェア部と、第3のソフト
    ウェア部と、前記第3のソフトウェア部に格納された処
    理プログラムに従って前記第3のハードウェア部の動作
    を制御する第3の制御回路部とを備え、前記第3のソフ
    トウェア部が、前記一の用途及び他の用途のいずれか一
    方と同じか又は双方と異なる用途における複数の機種に
    共通の処理プログラムが格納された第5のメモリ領域
    と、他の用途における特定の機種に特化した処理プログ
    ラムが格納された第6のメモリ領域とを有する第3の半
    導体集積回路を更に含み、 前記第3の制御回路部によって、前記第1乃至第3の半
    導体集積回路の動作を統括制御することを特徴とした請
    求項2に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の半導体集積回路と第2の半導
    体集積回路とを1チップ上に搭載したことを特徴とする
    請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体集積回路装置を複数備えたことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記ハードウェア制御部は、前記複数の
    機種に共用される汎用回路部を有することを特徴とした
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体集積回路
    装置。
  8. 【請求項8】 前記制御回路部は、制御信号に従ってデ
    ジタル信号処理を行うための論理回路部を含むことを特
    徴とした請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体
    集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記論理回路部は、前記複数の機種に共
    通する処理を行う機能を有する回路を含むことを特徴と
    した請求項8に記載の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の半導体集積回路装置において、前記特定の機種に特化
    した処理プログラムのみを差別化することにより複数機
    種の開発を行うことを特徴とした半導体集積回路装置の
    開発方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100369224C (zh) * 2005-05-08 2008-02-13 薛萍 内置软硬件系统的芯片及其制作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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