JPH11345477A - ディスクカートリッジ及びディスク記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ及びディスク記録及び/又は再生装置

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JPH11345477A
JPH11345477A JP15019898A JP15019898A JPH11345477A JP H11345477 A JPH11345477 A JP H11345477A JP 15019898 A JP15019898 A JP 15019898A JP 15019898 A JP15019898 A JP 15019898A JP H11345477 A JPH11345477 A JP H11345477A
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JP
Japan
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hole
cartridge
recording
disk
erroneous recording
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Application number
JP15019898A
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English (en)
Inventor
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
Koji Funato
孝次 船渡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録及び/又は再生装置側に設けられる複数
の検出機構を互いに近接した位置に配置し、記録及び/
又は再生装置自体の小型化を図る。 【解決手段】 光磁気ディスク36を収納したカートリ
ッジ本体35を備え、カートリッジ本体35の一方の側
面部51に形成されたディスクカートリッジ保持用凹部
63と一方の側面部51と略直交するカートリッジ本体
35の一方の面に形成された誤記録防止部材装着穴69
との間に位置して、カートリッジ本体35に収納された
光磁気ディスク36の種別を識別する識別穴81及び真
円状の位置決め基準穴59を設けたディスクカートリッ
ジである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報や音声情
報等の各種の情報やデータの記録媒体として用いられる
ディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジ及
びこのディスクカートリッジが装着されるディスク記録
及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像情報や音声情報とともに文字
データ等のデータを一元的に伝送し、あるいは記録する
などの処理をコンピュータを用いて行ういわゆるマルチ
メディアに関する技術が提案されている。
【0003】コンピュータを用いて、画像情報などの情
報やその他のデータを処理するには、これらの情報やデ
ータを供給しあるいは保存するための大きな記録容量を
有する記録媒体が必要である。
【0004】そこで、各種の情報やデータの記録媒体と
して用いられる光ディスク、光磁気ディスク及び磁気デ
ィスクの分野において、大容量化が図られたものが提案
されている。
【0005】ところで、記録媒体の大容量化を図ったと
き、従来用いられている記録媒体ととの差別化を図るた
め、記録媒体を収納するカートリッジの大きさや形状を
変更してしまうと、この記録媒体を用いる記録及び/又
は再生装置もカートリッジのローディング機構や記録及
び/又は再生部等を大幅に変更する必要が生じてしま
う。すなわち、新規な記録媒体が提供される毎に、大き
さや形状を異にし、さらには操作方式や操作手順を異に
する記録及び/又は再生装置が提供されることになり、
一般のユーザが容易に利用することが困難となるばかり
か、新規な記録媒体を用いる記録及び/又は再生装置が
接続され、あるいは内蔵されるコンピュータも大幅な変
更が必要なってしまう。
【0006】また、大容量の記録媒体が提供されたと
き、従来の記録媒体も互換性をもって利用できる記録及
び/又は再生装置が提供されることが望まれる。この種
の互換性を有する記録及び/又は再生装置が提供される
ことにより、取り扱う情報量の大きさに応じて適正な記
録媒体を選択することを可能とするばかりか、各種の記
録媒体に記録された情報の取り扱いが容易となり、情報
の有効活用を容易に実現できる。
【0007】そこで、記録容量を異にする記録媒体であ
っても、共通の記録及び/又は再生装置により互換性を
図って用いることを可能とするため、カートリッジの大
きさや厚さなどの形態を共通にしながらカートリッジに
収納される記録媒体の記録容量を異にするディスクカー
トリッジが提供されている。
【0008】記録容量を異にする記録媒体は、情報信号
の記録フォーマット等を異にする場合があり、互換性を
有する記録及び/又は再生装置で記録容量を異にする記
録媒体を選択的に用いる場合に、情報信号の記録及び/
又は再生を行う記録及び/又は再生ヘッドを切り換える
必要が生ずることがある。
【0009】例えば、光ディスクや光磁気ディスクで
は、低容量のディスクと高容量のディスクとでは、情報
信号の記録及び/又は再生を行うために用いられる光ビ
ームの波長を異にするため、装着されるディスクに適合
した光ビームが出射されるように光ヘッドに設けられた
光源を選択的に駆動する必要がある。
【0010】また、磁気ディスクにあっては、情報信号
が記録されることによって形成される記録トラックの幅
を異にするため、従来の低容量の記録容量のディスクを
用いる記録及び/又は再生装置にトラック幅の狭い高容
量化された磁気ディスクが装着されると、トラック幅の
広い低容量の磁気ディスクに対応した磁気ヘッドによっ
て高容量化された磁気ディスクに記録された情報を消去
してしまうおそれがある。この場合にも、記録容量に適
合した磁気ヘッドを用いるようにする必要がある。
【0011】記録容量を異にするディスクカートリッジ
を互換性をもって用いることを可能とする記録及び/又
は再生装置では、装着されるディスクカートリッジの記
録容量を認識する必要がある。装着されるディスクカー
トリッジの記録容量を正確に認識し、用いる記録及び/
又は再生用ヘッドを迅速な切り換えるためには、ディス
クカートリッジの記録及び/又は再生装置への装着に関
連して自動的に識別されることが望ましい。
【0012】そこで、直径を3.5インチとなす磁気デ
ィスクを収納したディスクカートリッジにあっては、従
来の低容量の磁気ディスクを収納したディスクカートリ
ッジと、記録容量が大容量化された磁気ディスクを収納
したディスクカートリッジと、の識別を記録及び/又は
再生装置側に設けた識別機構で自動的に識別するように
なすため、大容量のディスクカートリッジに記録容量識
別穴を設けたものが提案されている。
【0013】このディスクカートリッジ1は、図1及び
図2に示すように、矩形状をなす上下一対のハーフ2,
3を突き合わせ結合して形成したカートリッジ本体4内
に、直径を3.5インチとなす磁気ディスク5を収納し
ている。この磁気ディスク5の中心部には、金属板等の
磁性材料に形成されたセンターコア6が設けられてい
る。センターコア6は、このディスクカートリッジ1が
装着されるディスク記録再生装置に設けられるディスク
回転操作機構のディスクテーブルに磁気吸引されるもの
であって、図2に示すように、カートリッジ本体4の下
面側を構成する下ハーフ3の中央部に形成された中央開
口部7を介して外方に臨まされている。
【0014】また、カートリッジ本体4の上下両面の相
対向する位置には、図1及び図2に示すように、このカ
ートリッジ本体4に収納した磁気ディスク5の少なくと
も信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる
記録及び/又は再生用開口部8,9が設けられている。
記録及び/又は再生用開口部8,9は、カートリッジ本
体4の左右方向の中央部に位置して、カートリッジ本体
4の中央部近傍からの前面側近傍に亘って矩形状に形成
されている。
【0015】カートリッジ本体4には、記録及び/又は
再生用開口部8,9を開閉するシャッタ部材10が移動
可能に取り付けられている。シャッタ部材10は、薄い
金属板を断面コ字状に折り曲げて形成され、図1及び図
2に示すように、カートリッジ本体4の前面側から嵌合
され、カートリッジ本体4の前面に沿って記録及び/又
は再生用開口部8,9を開閉する方向に移動可能に取り
付けられている。このシャッタ部材10は、カートリッ
ジ本体4の上下面上に延在される部分に矩形状をなす切
り欠き穴11,12が形成され、これら切り欠き穴1
1,12を記録及び/又は再生用開口部8,9に対応さ
せるように移動されることによって、記録及び/又は再
生用開口部8,9を開放し、これら開口部8,9を介し
て磁気ディスク6をカートリッジ本体4の外方に臨ませ
る。
【0016】そして、図1及び図2に示すように、カー
トリッジ本体4のシャッタ部材10が取り付けられる前
面側と対向する背面側の一方のコーナ部に位置して、カ
ートリッジ本体4に収納した磁気ディスク5に対して情
報信号の記録の可否を選択する誤記録防止穴15が設け
られている。誤記録防止穴15は、図2に示すように、
カートリッジ本体4内に移動可能に設けられた誤記録防
止部材16によって開閉されることにより、磁気ディス
ク6への情報信号の記録を可能となす状態と、情報信号
の記録を禁止する状態とが選択される。なお、誤記録検
出穴15は、図1及び図2に示すように、カートリッジ
本体4の上下面に連通して形成されている。
【0017】また、カートリッジ本体4の背面側の他方
のコーナ部には、カートリッジ本体4に収納された磁気
ディスク6が高容量型であることを示す記録容量識別穴
17がも受けられている。すなわち、記録容量識別穴1
7は、誤記録防止穴15と左右対称の位置に設けられて
いる。この記録容量識別穴17も、図1及び図2に示す
ように、カートリッジ本体4の上下面に連通して形成さ
れている。
【0018】このように構成されたディスクカートリッ
ジ1が装着されるディスク記録再生装置には、図3に示
すように、ディスクカートリッジ1が装着されたとき、
誤記録防止穴15の開閉の状態を検出する誤記録検出機
構21及び記録容量識別穴17の有無を検出する記録容
量検出機構22が設けられている。これら検出機構2
1,22は、ディスク記録再生装置に装着されるディス
クカートリッジ1に設けれた誤記録防止穴15及び記録
容量識別穴17に対向するする位置に配設される。各検
出機構21,22は、ディスク記録再生装置内に構成さ
れるカートリッジ装着部の下面側に配設される検出回路
が構成されたプリント回路基板23上に設けられてい
る。
【0019】これら検出機構21,22は、図4及び図
5に示すように、押圧操作子25が押圧操作されること
によってON・OFFされるリミットスイッチ26によ
り構成されている。
【0020】誤記録検出機構21は、ディスク記録再生
装置に誤記録防止穴15が開放されたディスクカートリ
ッジ1が装着されると、押圧操作子25が、図4に示す
ように、誤記録防止穴15内に突出し、リミットスイッ
チ26が0FF状態を維持し、このディスクカートリッ
ジ1が磁気ディスク6への情報信号の記録を禁止する状
態にあることを検出する。また、誤記録検出機構21
は、ディスク記録再生装置に誤記録防止穴15が誤記録
防止部材16によって閉塞されたディスクカートリッジ
1が装着されると、押圧操作子25が、図5に示すよう
に、誤記録防止部材16によって押圧され、リミットス
イッチ26が0N状態となり、このディスクカートリッ
ジ1が磁気ディスク6への情報信号の記録を可能とする
状態にあることを検出する。
【0021】同様に、記録容量検出機構22は、ディス
ク記録再生装置に記録容量識別穴17を有するディスク
カートリッジ1が装着されると、押圧操作子25が、図
5に示すように、記録容量検出穴15内に突出し、リミ
ットスイッチ26が0FF状態を維持し、このディスク
カートリッジ1は記録容量が高容量である磁気ディスク
6を収納したものであることを検出し、高容量型の磁気
ディスク6に対応した記録再生ヘッドを選択して情報信
号の記録及び/又は再生を行うことを可能な状態とな
す。また、ディスク記録再生装置に記録容量識別穴17
が設けられていない、すなわち、記録容量識別穴17が
閉塞された従来の記憶容量が小さい低要容量型のディス
クカートリッジ1aが装着されると、押圧操作子25
が、図5に示すように、ディスクカートリッジ1aの下
面側の平坦な面で押圧され、リミットスイッチ26が0
N状態となり、このディスクカートリッジ1aが低容量
型の磁気ディスクを収納したものであることを検出す
る。
【0022】また、誤記録検出機構21及び記録容量検
出機構22は、図6に示すように、誤記録防止穴15の
開閉の状態及び記録容量識別穴17の有無の検出を光学
的に検出するものを用いることができる。図6に示す検
出機構21,22は、ディスク記録再生装置に装着され
るディスクカートリッジ1を挟んで、このディスクカー
トリッジ1に設けられた誤記録防止穴15及び記録容量
識別穴17に対向する位置に、発光素子27と受光素子
28を配して構成したものである。図6に示す検出機構
21,22は、記録容量識別穴17の開閉の状態及び記
録容量識別穴17の有無に応じて発光素子27からの光
を受光素子28が受光するか否かによって、装着された
ディスクカートリッジ1が磁気ディスク6への情報信号
の記録を禁止する状態にあるか否か検出し、高容量型で
あるか低容量型であるかを識別する。
【0023】これら検出機構21,22を構成する受光
素子28は、ディスク記録再生装置内に構成されるカー
トリッジ装着部の下面側に配設される検出回路が構成さ
れたプリント回路基板23に設けられ、発光素子27
は、カートリッジ装着部の上面側に配置され、接続コー
ド等を介してプリント回路基板23に接続される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
提案されているカートリッジ本体4に収納された磁気デ
ィスク6の記録容量を識別するための記録容量識別穴1
7を設けたディスクカートリッジ1は、カートリッジ本
体4の背面側の一方及び他方のコーナ部のそれぞれ離間
した位置に誤記録防止穴15及び記録容量識別穴17を
設けている。
【0025】このように互いに離間した位置に誤記録防
止穴及び記録容量識別穴が設けられたディスクカートリ
ッジが用いられるディスク記録再生装置にあっては、装
着されるディスクカートリッジの互いに離間した背面側
のコーナ部に対応して誤記録検出機構及び記録容量検出
機構を設ける必要がある。これら検出機構を構成する検
出スイッチが設けられるプリント回路基板もディスクカ
ートリッジの一方のコーナ部から他方のコーナ部に亘る
幅を有する大型のものを用いる必要があり、記録再生装
置自体を小型化することが困難となってしまう。
【0026】また、誤記録検出機構及び記録容量検出機
構を独立したプリント回路基板に設けるように構成した
場合には、プリント回路基板を記録再生装置内に組み込
む作業が煩雑となるばかりか、記録再生装置の製造コス
トが高くなってしまう。
【0027】そこで、本発明の目的は、記録及び/又は
再生装置側に設けられる複数の検出機構を互いに近接し
た位置に配置し、記録及び/又は再生装置自体の小型化
を図ることができるディスクカートリッジを提供するこ
とにある。
【0028】本発明の他の目的は、複数の穴や凹部を近
接して設けた場合であっても、十分に強度の保証を図る
ことができるディスクカートリッジを提供することにあ
る。
【0029】本発明のさらに他の目的は、種々の検出機
構を用いて確実に記録媒体に対する情報の記録の可否及
び記録媒体の記録容量等の種別の識別を行うことができ
るディスクカートリッジを提供することにある。
【0030】本発明のさらに他の目的は、誤記録防止部
材により誤記録検出穴を確実に開閉することができるデ
ィスクカートリッジを提供することにある。
【0031】本発明のさらに他の目的は、複数の検出機
構を互いに近接して配置し、装置自体の一層の小型化を
図ることができる記録及び/又は再生装置を提供するこ
とにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上述したような目的を達
成するため、本発明に係るディスクカートリッジは、デ
ィスク状記録媒体を収納したカートリッジ本体の一方の
側面部に形成されたディスクカートリッジ保持用凹部と
上記一方の側面部と略直交するカートリッジ本体の一方
の面に形成された誤記録検出穴との間に位置して、カー
トリッジ本体に収納されたディスク状記録媒体の種別を
識別する識別穴を設けたものである。
【0033】さらに、本発明に係るディスクカートリッ
ジは、ディスクカートリッジ保持用凹部と誤記録検出穴
との間に位置して真円状の位置決め基準穴が設けられ、
位置決め基準穴の周縁に立ち上がり壁が形成されるとと
もに、識別用凹部の周縁に立ち上がり壁が形成され、位
置決め基準穴の周縁の立ち上がり壁と識別穴の周縁の立
ち上がり壁とを連接するようにしたものである。
【0034】ここで、識別穴は、凹部として形成され、
若しくはカートリッジ本体の一方の面から他方の面に亘
って貫通して形成される。
【0035】本発明に係るディスクカートリッジを構成
する誤記録防止部材は、誤記録検出穴を開閉する誤記録
検出部と誤記録検出部から延長された弾性変位可能な移
動ガイド片とを有し、誤記録検出穴を開放した第1の位
置と誤記録検出穴を閉塞した第2の位置との間に亘って
移動可能可能にカートリッジ本体内に配設され、移動ガ
イド片がカートリッジ本体の側壁の内方側の高さより幅
狭に形成される。
【0036】また、本発明に係るディスク記録及び/又
は再生装置は、ディスク状記録媒体を収納したカートリ
ッジ本体の一方の側面部に形成されたディスクカートリ
ッジ保持用凹部と上記一方の側面部と略直交するカート
リッジ本体の一方の面に形成された誤記録検出穴との間
に位置してカートリッジ本体に収納されたディスク状記
録媒体の種別を識別する識別穴が形成されるとともに、
ディスクカートリッジ保持用凹部と誤記録検出穴との間
に位置して真円状の位置決め基準穴が設けられディスク
カートリッジが装着されるディスク記録及び/又は再生
装置であり、ディスクカートリッジの位置決め基準穴周
縁を支持する支持面が形成されるとともに、この支持面
側に位置決め基準穴に係合する位置決めピンが突設され
た支持台座を有し、この支持台座のディスクカートリッ
ジの識別穴側に位置する部分に切り欠き部を設けるよう
にしたものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクカー
トリッジ及びこのディスクカートリッジを用いるディス
ク記録及び/又は再生装置を図面を参照して説明する。
【0038】まず、本発明に係るディスクカートリッジ
を図面を参照して説明する。
【0039】本発明に係るディスクカートリッジ31
は、図7、図8及び図9に示すように合成樹脂を射出成
形するなどして略矩形状に形成された上下一対のハーフ
32,33を突き合わせ、複数の固定ネジ34を用いて
結合したカートリッジ本体35を備え、このカートリッ
ジ本体35内に情報信号の記録媒体となる光磁気ディス
ク36を収納している。
【0040】カートリッジ本体35を構成する上下ハー
フ32,33は、ポリカーボネイト樹脂、ABS樹脂、
ポリスチレン樹脂等の熱可塑性樹脂を射出形成して形成
されている。
【0041】カートリッジ本体35に収納される光磁気
ディスク36は、光透過性を有するガラスやポリカーボ
ネイト樹脂等の合成樹脂材料からなるディスク基板に磁
性層等からなる記録層を形成して構成されている。この
光磁気ディスク36は、直径を略3,5インチとし、従
来のこの種の光磁気ディスクに比し十分に大きな記録容
量を有するように構成されている。すなわち、従来の光
磁気ディスクが、128MB(メガバイト)、230M
B、あるいは640MBの記録容量を有するのに対し、
本発明に係るディスクカートリッジ31に収納される光
磁気ディスク36は、1GB(ギガバイト)以上の記録
容量を有する。
【0042】光磁気ディスク36の中心部には、図9に
示すように、センター孔36aが穿設され、このセンタ
ー孔36aを覆うようにセンターハブ37が取り付けら
れている。センターハブ37は、金属等の磁性材料によ
り形成され、光磁気ディスク36がディスク記録及び/
又は再生装置側に配設されるディスク回転駆動機構に装
着されるとき、ディスク回転駆動機構側に設けられるマ
グネットによって磁気吸引される。
【0043】光磁気ディスク36を収納するカートリッ
ジ本体35を構成する上ハーフ32及び下ハーフ33の
相対向する内面側には、図9に示すように、光磁気ディ
スク36を回転可能に収納するためのディスク収納部3
8を区画する仕切壁を構成する仕切壁形成壁39が立ち
上がり形成されている。これら仕切壁形成壁39は、図
9に示すように、矩形状をなす上ハーフ32及び下ハー
フ33に内接するような円弧状に形成され、互いに突き
合わせられることによって仕切壁を構成し、この仕切壁
によって囲まれた領域をディスク収納部38としてい
る。
【0044】カートリッジ本体35の下面側を構成する
下ハーフ33の中央部には、図8及び図9に示すよう
に、カートリッジ本体35に収納された光磁気ディスク
36の中心部に取り付けられたセンターハブ37を外方
に臨ませる円形の中央開口部41が形成されている。
【0045】また、カートリッジ本体35の上面側を構
成する上ハーフ32と下面側を構成する下ハーフ33の
相対向する位置には、図7、図8及び図9に示すよう
に、カートリッジ本体35に収納した光磁気ディスク3
6の信号記録領域の少なくとも一部を径方向に亘って外
方に臨ませる第1及び第2の記録及び/又は再生用開口
部42,43が形成されている。これら記録及び/又は
再生用開口42,43は、カートリッジ本体35の左右
方向の中央部に位置して、中央開口部41の近傍位置か
らカートリッジ本体35の前面壁44の近傍位置に亘っ
て略矩形状に形成されている。下ハーフ33側に設けら
れる記録及び/又は再生用の開口部43は、図9にに示
すように、中央開口部41に連続して形成されている。
【0046】カートリッジ本体35には、図7及び図8
に示すように、第1及び第2の記録再生用開口部42,
43と第2の記録及び/又は再生用開口部43に連続す
る中央開口部41を開閉するシャッタ部材45が移動可
能に取り付けられている。シャッタ部材45は、薄い金
属板を打ち抜き折り曲げて形成されてなるものであっ
て、図9に示すように、カートリッジ本体35の上面側
に形成した第1の記録及び/又は再生用開口部42を開
閉する第1のシャッタ部46と、カートリッジ本体35
の下面側に形成した第2の記録及び/又は再生用開口部
43及び中央開口部41を開閉する第1のシャッタ部4
6より長尺な第2のシャッタ部47と、第1及び第2の
シャッタ部46,47の基端部側を第1のシャッタ部4
6と第2のシャッタ部47が互いに略々平行となるよう
に連結する連結板48とを備え、全体で略コ字状に形成
されている。
【0047】上述のように形成されたシャッタ部材45
は、図7及び図8に示すように、第1のシャッタ部46
を第1の記録及び/又は再生用開口部42上に延在さ
せ、第2のシャッタ部47を第2の記録及び/又は再生
用開口部43から中央開口部41上に延在させて前面壁
44側からカートリッジ本体35に挿入される。カート
リッジ本体35に挿入されたシャッタ部材45は、カー
トリッジ本体35の前面壁44側にこの前面壁44に沿
って移動可能に取り付けられたスライダ49に連結板4
8を固定ネジ50により固定され、スライダ49と一体
に移動可能にカートリッジ本体35に取り付けられる。
スライダ49を介してカートリッジ本体35に取り付け
られたシャッタ部材45は、スライダ49の移動に伴っ
て第1及び第2の記録及び/又は再生用開口部42,4
3を開閉する図7及び図8中矢印A方向及び矢印B方向
に移動操作される。
【0048】シャッタ部材45が取り付けられるカート
リッジ本体35の上下面には、図7及び図8に示すよう
に、第1及び第2の記録及び/又は再生用開口部42,
43及び中央開口部41の周縁からカートリッジ本体3
5の一方の側面壁51側に亘って凹状をなすシャッタ移
動用凹部52,53が形成されている。また、カートリ
ッジ本体35の前面壁44側にも、シャッタ部材45の
移動範囲に亘って、連結板48の厚さ分に相当する移動
凹部54が形成されている。シャッタ部材45は、第1
及び第2のシャッタ部46,47をシャッタ移動用凹部
52,53内に延在させ、連結板48を移動凹部54内
に位置させることにより、カートリッジ本体35の周面
から突出することなく略面一となされて取り付けられ
る。
【0049】シャッタ部材45の下ハーフ33上に延在
される長尺な第2のシャッタ部47は、シャッタ部材4
5の移動操作時に傾きあるいはカートリッジ本体35か
ら浮き上がってしまうおそれがある。そこで、第2のシ
ャッタ部47は、先端部47aがシャッタ移動用凹部5
3に沿って下ハーフ33上に取り付けられたシャッタガ
イド板55と下ハーフ33との間に挿入されることによ
りシャッタガイド板55により支持され、安定した移動
が保証され、カートリッジ本体35からの浮き上がりが
防止される。
【0050】また、カートリッジ本体35に移動可能に
取り付けられたシャッタ部材45は、カートリッジ本体
35内に配設された付勢部材であるねじりコイルバネ5
6によって、第1及び第2の記録及び/又は再生用開口
部42,43を閉塞する図7及び図8中矢印B方向に付
勢されている。ねじりコイルバネ56は、図9に示すよ
うに、シャッタ部材45が第1及び第2の記録及び/又
は再生用開口部42,43を開放したときに位置するカ
ートリッジ本体35の一方のコーナ部に配設されてい
る。このねじりコイルバネ56は、一端が側をカートリ
ッジ本体35に係止させ、他端側をシャッタ部材45が
取り付けられるスライダ49に設けたバネ係止部に係止
させてカートリッジ本体35内に配設されることによ
り、シャッタ部材45を第1及び第2の記録及び/又は
再生用開口部42,43を閉塞する図7及び図8中矢印
B方向に付勢されている。
【0051】そして、カートリッジ本体35の下面側に
は、図8及び図9に示すように、ディス記録及び/又は
再生装置側に設けられるディスクカートリッジ31の装
着位置を位置決めする位置決めピンが係合する第1及び
第2の位置決め基準穴59,60が設けられている。こ
れら位置決め基準穴59,60は、カートリッジ本体3
5の前面壁44に対向する背面壁61側の両コーナ部に
それぞれ設けられている。すなわち、第1及び第2の位
置決め基準穴59,60は、ディスク収納部38の外方
側の背面壁61の近傍に位置するコーナ部に設けられて
いる。第1の位置決め基準穴59は、断面形状を円形と
なす位置決めピンに対応する真円状に形成され、第2の
位置決め基準穴60は位置決めピンに対する係合位置を
補正し得るように背面壁61と平行な方向を長径とした
長穴として形成されている。
【0052】また、カートリッジ本体35の相対向する
側面壁51,62には、図7及び図8に示すように、背
面壁61側のコーナ部の位置で、第1及び第2の位置決
め基準穴59,60より前面壁44側に位置してカート
リッジ本体35の上下面に連通するようにカートリッジ
保持用凹部63,64が設けられている。これらカート
リッジ保持用凹部63,64は、例えばディスク交換機
能付きのディスク記録及び/又は再生装置に設けられる
ディスク交換機構の一部が係合し、ディスクカートリッ
ジ31を保持するためにために用いられる。
【0053】さらに、カートリッジ本体61の下面側の
両側で前面壁44側に位置する部分には、図8に示すよ
うに、上面側が閉塞されたを凹状部65,66が設けら
れている。これら凹状部65,66は、ディスク記録及
び/又は再生装置側に設けられるディスクカートリッジ
31のローディング機構の一部が係合するために用いら
れる。
【0054】そして、本発明に係るディスクカートリッ
ジ31には、カートリッジ本体31の下面側であって、
背面壁61側の第1の位置決め基準穴59が設けられた
一方のコーナ部に位置して、図7及び図8に示すよう
に、誤記録防止部材68が移動可能に配設される誤記録
防止部材装着穴69が設けられている。誤記録防止部材
装着穴69は、図7及び図8に示すように、第1の位置
決め基準穴59と背面壁61との間に位置して設けら
れ、第1の位置決め基準穴59側に位置してカートリッ
ジ本体35の上下面に連通する誤記録検出穴70がして
設けられている。
【0055】誤記録防止部材68は、合成樹脂により形
成され、図10及び図11に示すように、誤記録防止部
材装着穴69の一部に形成された誤記録検出穴70を開
閉し、移動操作時の移動操作部となる誤記録検出部71
と誤記録検出部71の一端面側の両側から略平行に突設
された一対の移動ガイド片72,73を備えている。誤
記録検出部71は、誤記録検出穴70を覆うに足る矩形
状に形成され、一対の移動ガイド片72,73は、互い
に近接離間する方向に弾性変位可能に可能に形成され、
先端側に外側に向かって係止爪72a,73aが形成さ
れている。
【0056】一方、カートリッジ本体35内には、図1
0及び図11に示すように、誤記録防止部材装着穴69
に沿ってカートリッジ本体35の一方の側面壁51と平
行に移動ガイド壁74が設けられている。移動ガイド壁
74は、カートリッジ本体35を構成する上下ハーフ3
2,33の相対向する位置に突設した移動ガイド壁形成
壁74a,74bが突き合わせられることにより形成さ
れる。
【0057】誤記録防止部材68は、図10及び図11
に示すように、誤記録防止部71を背面壁61側に位置
させ、誤記録検出部71から突設された一対の移動ガイ
ド片72,73を第1の位置決め基準孔59側に延在さ
せるようにして一方の側面壁51と移動ガイド壁74間
に配設される。誤記録防止部材68は、側面壁51と移
動ガイド壁74にガイドされ、誤記録防止部材装着穴6
9内を図12中矢印C方向及び矢印D方向に移動され
る。誤記録防止部材68は、図12中矢印C方向に移動
され、図12及び図13に示すように誤記録防止部71
が誤記録防止部材装着穴69内に設けた誤記録検出穴7
0を閉塞する第1の位置に移動されると、ディスクカー
トリッジ31に収納した光磁気ディスク36に対し情報
信号の記録を可能とする状態にする。
【0058】誤記録防止部材68は、誤記録防止部71
が誤記録検出穴70を閉塞した位置から図12及び図1
3中矢印D方向に移動され、図14及び図15に示すよ
うに、誤記録検出穴70を開放した第2の位置に移動さ
れると、光磁気ディスク36に対し情報信号の記録を禁
止する状態とする。
【0059】ところで、側面壁51と移動ガイド壁74
の相対向する面には、図10に示すように、誤記録防止
部材68が第1の位置及び第2の位置に移動されたと
き、移動ガイド片72,73の先端側に形成した係止爪
72a,73aが係合し又は当接することによって誤記
録防止部材68の自由な移動を規制する第1及び第2の
移動規制突起76,76及び77,77が突設されてい
る。第1の移動規制突起76,76は、図16に示すよ
うに、誤記録防止部材68が誤記録検出穴70を閉塞す
る第1の位置に移動されたとき、移動ガイド片72,7
3の先端側の係止爪72a,73aが相対係合し、誤記
録防止部材68が図16中矢印D方向の誤記録検出穴7
0を開放する方向に容易に移動することを規制し、誤記
録防止部材68を第1の位置に保持する。また、第2の
移動規制突起77,77は、図17に示すように、誤記
録防止部材68が誤記録検出穴70を開放した第2の位
置に移動されたとき、移動ガイド片72,73の先端側
の係止爪72a,73aが当接することにより誤記録防
止部材68の図17中矢印C方向の誤記録検出穴70を
閉塞する方向に容易に移動することを規制し、誤記録防
止部材68を第2の位置に保持する。
【0060】誤記録防止部材68に設けた移動ガイド片
72,73は弾性変位可能に形成されているので、係止
爪72a,73aが第1又は第2の移動規制突起76,
76及び77,77に係合し又は当接した状態から、誤
記録防止部材68を図16中矢印D方向又は図17中矢
印C方向に移動させると、互いに近接する方向に撓まさ
れながら係止爪72a,73aが第1又は第2の移動規
制突起76,76及び77,77を乗り上げていき、こ
れら移動規制突起76,76及び77,77に対する当
接又は係合が解除され、誤記録防止部材68の図16中
矢印D方向又は図17中矢印C方向の移動を可能とす
る。
【0061】なお、誤記録防止部材装着穴69の誤記録
防止部材68が移動する方向と対向する面には、係止爪
72a,73aを第1又は第2の移動規制突起76,7
6及び77,77に係合させ又は当接させて第1又は第
2の位置にある誤記録防止部材68の容易な移動を可能
となすため、ボールペン等を差し込むための切り欠き凹
部69a,69bが設けられている。
【0062】また、本発明に係るディスクカートリッジ
31は、図7及び図8に示すように、第1及び第2の位
置決め基準穴59,60に挟まれた領域にラベル貼着部
78が設けられている。ラベル貼着部78は、図7及び
図8に示すように、カートリッジ本体35の上面側から
背面壁61、さらに下面側に亘って凹状部を形成するこ
とによって構成される。ラベル貼着部78には、このデ
ィスクカートリッジ31に収納された光磁気ディスク3
6に記録される情報信号の内容を示す表題等が記載され
るラベルが貼着される部分であって、ここに貼着される
ラベルの厚さに略々等しい深さに形成されている。
【0063】ところで、本発明に係るディスクカートリ
ッジ31は、図8及び図12に示すように、カートリッ
ジ本体35の一方の側面壁51に設けた一方のカートリ
ッジ保持用凹部63と一部に誤記録検出穴70を設けた
誤記録防止部材装着穴69との間に位置して、このディ
スクカートリッジ31に収納した光磁気ディスク36の
記録容量や記録フォーマット等の光磁気ディスク36の
種別を識別するためのディスク識別穴81が穿設されて
いる。ディスク識別穴81は、さらに具体的に、図12
に示すように、カートリッジ本体35の一方の面である
下面側であって、真円状の第1の位置決め基準穴59と
誤記録検出穴70との間であって、第1の位置決め基準
穴59と誤記録検出穴70を結ぶ線上若しくはその近傍
に位置して設けられている。
【0064】ディスク識別穴81が設けられる第1の位
置決め基準穴59と誤記録検出穴70を結ぶ線上若しく
はその近傍の位置は、図8に示すように、ラベル貼着部
78から外れた位置であるので、ラベル貼着部78にラ
ベルを貼着した場合であっても、ラベルによって覆われ
ることがなく確実な検出を行うことができる。
【0065】なお、ディスク識別穴81は、図8及び図
12に示すように真円状に形成されているが、矩形状に
形成したものであってもよい。
【0066】ところで、ディスク識別穴81は、カート
リッジ本体35の下面側を構成する下ハーフ33に貫通
穴を形成することによって構成され、同じく貫通穴とし
て形成される第1の位置決め基準穴59と誤記録検出穴
70との間に設けられるものであるので、小さい領域に
多数の貫通穴が設けられることになり、これらディスク
識別穴81、第1の位置決め基準穴59及び誤記録検出
穴70を連結する連結部82の幅が極めて小さくなり脆
弱なものになってしまう。そこで、第1の位置決め基準
穴59の周縁及びディスク識別穴81の周縁に、図11
に示すように、筒状の立ち上がり周壁84,85を設け
る。このとき、立ち上がり周壁84,85の互いに隣接
する部分を連続させる。このように、立ち上がり周壁8
4,85を設けることにより、多数の穴を穿設すること
により脆弱となる連結部82の強度が向上され、このデ
ィスクカートリッジ31をディスク記録及び/又は再生
装置に装着する際の衝撃や、落下等による衝撃が加えら
れても容易に破損してしまうようなことが防止され、信
頼性の高いディスクカートリッジ31を構成できる。
【0067】立ち上がり周壁84,85は、図11に示
すように、下ハーフ33の内面側に形成されているの
で、上ハーフ32側には、図10に示すように、立ち上
がり周壁84,85を支持する支持突起86,87が設
けられている。これら支持突起86,87は、円筒状に
形成され、上下ハーフ32,33を突き合わせ結合して
カートリッジ本体35を構成したとき、立ち上がり周壁
84,85の先端側が嵌合されて支持される。下ハーフ
33側に設けた立ち上がり周壁84,85が上ハーフ3
2側に設けた支持突起86,87により支持されること
により、連結部82の強度が一層向上される。
【0068】このように構成されたディスクカートリッ
ジ31が装着されるディスク記録及び/又は再生装置に
は、図18及び図19に示すように、ディスクカートリ
ッジ31が装着されたとき、誤記録防止部材装着穴69
に装着された誤記録防止部材68の位置を検出する第1
及び第2の検出スイッチ91,92とディスク識別穴8
1の有無を検出する第3の検出スイッチ93が配設され
る。これら第1、第2及び第3の検出スイッチ91,9
2及び93は、スイッチ本体91a,92a,93aに
設けた操作子91b,92b,93bが押圧操作される
ことによって切り換え操作される押圧操作型のスイッチ
が用いられる。
【0069】第1、第2及び第3の検出スイッチ91,
92及び93は、ディスク記録及び/又は再生装置に装
着される本発明に係るディスクカートリッジ31に設け
た誤記録防止部材68の移動位置に対応する位置及びデ
ィスク識別穴81が設けられる位置に対向するようにデ
ィスク記録及び/又は再生装置内に構成されるカートリ
ッジ装着部の下面側に配設される検出回路が構成された
プリント回路基板94上に配設される。
【0070】誤記録防止部材68の移動位置を検出する
第1及び第2の検出スイッチ91,92は、誤記録防止
部材68が図14及び図15に示すように誤記録検出穴
70を開放した第2の位置にあるとき、図19に示すよ
うに、第1の検出スイッチ91の操作子91bが誤記録
防止部材68の誤記録防止部71によって押圧操作さ
れ、第2の検出スイッチ92の押圧操作子92bが誤記
録検出穴70内に突出し、第1の検出スイッチ91がO
Nとされ、第2の検出スイッチ92がOFF状態を維持
することにより、誤記録防止部材68が第2の位置にあ
って光磁気ディスク36に対し情報信号の記録を禁止す
る状態にあることを検出する。
【0071】また、第1及び第2の検出スイッチ91,
92は、誤記録防止部材68が図12及び図13に示す
ように誤記録検出穴70を閉塞した第1の位置にあると
きには、第2の検出スイッチ92の操作子92bが誤記
録防止部材68の誤記録防止部71によって押圧操作さ
れ、第1の検出スイッチ91の押圧操作子91bが誤記
録防止部材装着穴69内に突出し、第2の検出スイッチ
92がONとされ、第1の検出スイッチ91がOFF状
態を維持することにより、誤記録防止部材68が第1の
位置にあって光磁気ディスク36に対し情報信号の記録
を可能とする状態にあることを検出する。
【0072】第3の検出スイッチ93は、ディスク識別
穴81が設けられた本発明に係るディスクカートリッジ
31がディスク記録及び/又は再生装置に装着されたと
きには、押圧操作子93bが、図19に示すように、デ
ィスク識別穴81内に突出して0FF状態を維持し、こ
のディスクカートリッジ31は記録容量が高容量である
光磁気ディスク36を収納したものであることを検出
し、高容量型の光磁気ディスク36に対応した記録再生
ヘッドを選択して情報信号の記録及び/又は再生を行う
ことを可能な状態となす。また、ディスク記録及び/又
は再生装置にディスク識別穴が設けられていない、すな
わち、ディスク識別穴81が閉塞された従来に記憶容量
が小さい低要容量型のディスクカートリッジが装着され
ると、押圧操作子92bがディスクカートリッジの下面
側の平坦な面で押圧され、第3の検出スイッチ93が0
N状態となり、このディスクカートリッジが低容量型の
光磁気ディスクを収納したものであることを検出する。
【0073】本発明に係るディスクカートリッジ31
は、上述したように、ディスク識別穴81を第1の位置
決め基準穴59と誤記録検出穴70との間に設けている
ので、誤記録防止部材68の移動位置を検出する第1及
び第2の検出スイッチ91,92及びディスク識別穴8
1を検出する第3の検出スイッチ93を図18及び図1
9に示すように互いに近接させ、ディスクカートリッジ
31の一のコーナ部に対応する位置に集中して配置する
ことができ、第1、第2及び第3の検出スイッチ91,
92及び93が配設されるプリント回路基板94の小型
化が実現でき、ディスク記録及び/又は再生装置自体の
小型化を図ることができる。
【0074】ところで、本発明に係るディスクカートリ
ッジ31が装着されるディスク記録及び/又は再生装置
には、第1及び第2の位置決め基準穴59,60に係合
し、ディスクカートリッジ31の水平方向の位置決めを
行う位置決め基準ピン95が設けられている。位置決め
基準ピン95は、図20に示すように、ディスクカート
リッジ31の下面側の第1及び第2の位置決め基準穴5
9,60の周縁を支持しディスクカートリッジ31の装
着高さ位置を位置決めする支持台座96の支持面97上
に突設されている。本発明に係るディスクカートリッジ
31は、ディスク識別穴81が第1の位置決め基準穴5
9に近接して形成されているため、このディスクカート
リッジ31が装着されるディスク記録及び/又は再生装
置にあっては、位置決め基準ピン95が設けられる支持
台座96に近接した位置にディスク識別穴81を検出す
るための第3の検出スイッチ93を配設する必要があ
る。このとき、支持台座96が第1の位置決め基準穴5
9の周縁の全周を支持し得るように大型に形成されてし
まうと、第3の検出スイッチ93の配置スペースがなく
なってしまう。そこで、第1の位置決め基準穴59の周
縁を広い面積で確実に支持しながら第3の検出スイッチ
93の配置スペースを確保するため、支持台座96は、
図20に示すように、第3の検出スイッチ93が配置さ
れる側の面に切り欠き部98を設け、第3の検出スイッ
チ93の配置するペースを得るように形成されている。
このように、支持台座96の一部に切り欠き部98を形
成することにより、支持台座96に近接して配置される
第3の検出スイッチ93の配置スペースを大きくするこ
とができ、大型の検出スイッチでも容易に配置すること
が可能となる。
【0075】上述したディスクカートリッジ31に設け
られるディスク識別穴81は、カートリッジ本体35の
下面側のみ開口し、上面側が閉塞された凹上に形成され
ているが、図21に示すように、カートリッジ本体35
の上面側も開放するようなカートリッジ本体35の上下
面に連通する貫通孔として形成したものであってもよ
い。
【0076】ディスク識別穴81を貫通孔として形成
し、さらに上述したように誤記録防止部材装着穴69の
一部にカートリッジ本体35の上下面に連通する誤記録
検出穴70を設けることにより、図22に示すように、
ディスク識別穴81及び誤記録検出穴70にそれぞれ対
向してディスクカートリッジ31の上面側に第1及び第
2の受光素子101,102を配置することにより、デ
ィスクカートリッジ31の下面側に1個の発光素子10
3を配置するのみで、ディスク識別穴81の有無及び誤
記録検出穴70の開閉の状態を検出することが可能とな
る。ディスク識別穴81及び誤記録検出穴70は、互い
に近接してカートリッジ本体35に形成されているの
で、1個の発光素子103によって照射可能であるため
である。このように、1個の発光素子103を設けるの
みでディスク識別穴81及び誤記録検出穴70の検出を
行うことができるので、ディスクカートリッジ31の下
面側に配置される部品点数を削減でき、ディスク記録及
び/又は再生装置の小型化を図ることができる。
【0077】また、本発明に係るディスクカートリッジ
31に設けられるディスク識別穴81は、図23に示す
ように、第1の位置決め基準穴59と一方のカートリッ
ジ保持用凹部63との間に位置するようにカートリッジ
本体35の下面側に設けるようにしてもよい。このよう
にディスク識別穴81を設けた場合でも、図24に示す
ように、誤記録防止部材68の移動位置を検出する第1
及び第2の検出スイッチ91,92及びディスク識別穴
81を検出する第3の検出スイッチ93を互いに近接さ
せ、ディスクカートリッジ31の一のコーナ部に対応す
る位置に集中して配置することができ、第1、第2及び
第3の検出スイッチ91,92及び93が配設されるプ
リント回路基板94の小型化が実現でき、ディスク記録
及び/又は再生装置自体の小型化を図ることができる。
【0078】なお、ディスク識別穴81を第1の位置決
め基準穴59と一方のカートリッジ保持用凹部63との
間に位置するように設けたディスクカートリッジ31が
装着されるディスク記録及び/又は再生装置にあって
は、図24に示すように、第2の位置検出スイッチ92
と第3の検出スイッチ93との間に位置決め基準ピン9
5が設けられる支持台座96が配置される。この場合
に、前述した場合にと同様に、支持台座96を第1の位
置決め基準穴59の周縁の全周を支持し得る大きさに形
成されてしまうと、第3の検出スイッチ93の配置スペ
ースがなくなってしまう。そこで、第1の位置決め基準
穴59の周縁を広い面積で確実に支持しながら第3の検
出スイッチ93の配置スペースを確保するため、支持台
座96の第3の検出スイッチ93と対向する側に、図2
4に示すように、切り欠き部98を設ける。このように
切り欠き部98を設けることにより、支持台座96に近
接して配置される第3の検出スイッチ93の配置スペー
スを大きくすることができ、大型の検出スイッチでも容
易に配置することが可能となる。また、支持台座96の
第2の検出スイッチ92に対向する側にも切り欠き部を
設けるようにしてもよい。この場合、第2の検出スイッ
チ92の配置スペースを大きくすることができ、大型の
検出スイッチを用いることが可能となる。
【0079】ところで、カートリッジ本体35にディス
ク識別穴81を設ける場合に、図25に示すように、誤
記録防止部材68が配設される誤記録防止部材装着穴6
9のカートリッジ本体35の内方側の側縁69に沿う線
1とカートリッジ本体35の一方の側面壁51との間
の図25中矢印W1で示す範囲内の位置するように設け
る。すなわち、誤記録防止部材装着穴69の幅の範囲内
の位置に設けるようにすることにより、誤記録防止部材
68の誤記録防止部71の一端面から延長される一対の
移動ガイド片72,73を長尺に形成し、移動ガイド片
72をガイドする移動ガイド壁74を長尺に形成するこ
とができるので、誤記録防止部材68の安定した移動を
実現できる。例えば、誤記録防止部材68の移動ガイド
片72,73の移動軌跡上にディスク識別穴81を設け
てしまうと、誤記録防止部材68の移動位置によって移
動ガイド片72,73の一部で閉塞され正確な検出がで
きなくなるおそれがある。また、移動ガイド片72,7
3によって閉塞されないように、これら移動ガイド片7
2,73を短くすると、誤記録防止部材68の安定した
移動が実現できなくなってしまう。さらに、カートリッ
ジ本体35の内方側には、ディスク収納部38が形成さ
れるので、ディスク識別穴81を設けることができな
い。
【0080】よって、ディスクカートリッジ31の小型
化を図り、誤記録防止部材81の安定した移動を実現し
ながら、誤記録防止部材装着穴69に近接した位置にデ
ィスク識別穴81を設けるためには、ディスク識別穴8
1は、誤記録防止部材装着穴69のカートリッジ本体3
5の内方側の側縁69に沿う線L1とカートリッジ本体
35の一方の側面壁51との間の図25中矢印W1で示
す範囲内に位置するように設けるこことが望ましい。
【0081】上述した例では、ディスク識別穴81は、
誤記録防止部材装着穴69と独立して形成されている
が、図26及び図27に示すように、誤記録防止部材装
着穴69に連続するように形成したものであってもよ
い。この場合、ディスク識別穴81と第1の位置決め基
準穴59との間の連結部82の幅が極めて小さくなり脆
弱なものになってしまう。そこで、第1の位置決め基準
穴59の周縁に、図27に示すように、筒状の立ち上が
り周壁84を設け、連結部82周縁の強度を向上するよ
うにしておくことが望ましい。
【0082】ディスク識別穴81を誤記録防止部材装着
穴69に連続して形成することにより、誤記録防止部材
68が誤記録検出穴70を閉塞した位置に移動された場
合に、誤記録防止部材68と誤記録検出穴70との間に
大きな空間が得られ、誤記録防止部材68の移動操作が
容易となる。
【0083】互いに近接して形成される第1の位置決め
基準穴59、ディスク識別穴81及び誤記録防止部材装
着穴69間の連結部82の強度を向上させるため、図1
1に示すように、第1の位置決め基準穴59の周縁及び
ディスク識別穴81の周縁に筒状の立ち上がり周壁8
4,85を設けたディスクカートリッジ31に配設され
る誤記録防止部材68は、図28及び図29に示すよう
に、カートリッジ本体35内に配設されたとき上ハーフ
32に位置する側に変位させて一対の移動ガイド片7
2,73を設ける。このとき、一対の移動ガイド片7
2,73の幅W2を、上ハーフ32の内方側の高さH1
り小さく形成する。また、下ハーフ33側に設けられる
筒状の立ち上がり周壁84,85を高さH2を下ハーフ
33の高さH3より小さくしておく。このように、誤記
録防止部材68及び立ち上がり周壁84,85を形成す
ることにより、立ち上がり周壁84,85を大きく形成
し、連結部82の強度を向上しながら上ハーフ32側に
一対の移動ガイド片72,73の移動空間を構成するこ
とができ、さらに、誤記録防止部材68の自由な移動を
規制する第1及び第2の移動規制突起76,76及び7
7,77を設けることができ、誤記録防止部材68の安
定した移動操作を実現できる。
【0084】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジは、ディスク識別穴と誤記録防止部材が配
設される誤記録防止部材装着穴とを互いに近接した位置
に設けるようにしたので、記録及び/又は再生装置側に
設けられる複数の検出機構を互いに近接した位置に配置
し、記録及び/又は再生装置自体の小型化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のディスクカートリッジを上面側から見た
斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジを下面側から見た斜
視図である。
【図3】上記ディスクカートリッジが用いられるディス
ク記録再生装置に設けられた誤記録防止穴及び記録容量
識別穴を検出する検出機構を示す正面図である。
【図4】ディスク記録再生装置に設けられた検出機構が
ディスクカートリッジに設けた誤記録防止穴及び記録容
量識別穴を検出する状態を示す側面図である。
【図5】ディスク記録再生装置に設けられた検出機構が
ディスクカートリッジを検出する状態を示す側面図であ
る。
【図6】ディスクカートリッジに設けた誤記録防止穴及
び記録容量識別穴を検出する検出機構の他の例を示す側
面図である。
【図7】本発明に係るディスクカートリッジを上面側か
ら見た斜視図である。
【図8】本発明に係るディスクカートリッジを下面側か
ら見た斜視図である。
【図9】本発明に係るディスクカートリッジの分解斜視
図である。
【図10】カートリッジ本体を構成する上ハーフの誤記
録防止部材が配設される部分を示す斜視図である。
【図11】カートリッジ本体を構成する下ハーフの誤記
録防止部材が配設される部分を示す斜視図である。
【図12】誤記録防止部材装着穴に配設された誤記録防
止部材が第1の位置に移動された状態を示すカートリッ
ジ本体の下面側の部分斜視図である。
【図13】誤記録防止部材が第1の位置に移動された状
態を示すカートリッジ本体の上面側の部分斜視図であ
る。
【図14】誤記録防止部材装着穴に配設された誤記録防
止部材が第2の位置に移動された状態を示すカートリッ
ジ本体の下面側の部分斜視図である。
【図15】誤記録防止部材が第2の位置に移動された状
態を示すカートリッジ本体の上面側の部分斜視図であ
る。
【図16】誤記録防止部材が第1の位置に移動された状
態を示す上ハーフ側の内部の平面図である。
【図17】誤記録防止部材が第2の位置に移動された状
態を示す上ハーフ側の内部の平面図である。
【図18】ディスク記録及び/又は再生装置側に配設さ
れる検出スイッチの配設状態を示す斜視図である。
【図19】ディスクカートリッジに設けた誤記録防止部
材の位置及び識別穴を検出する状態を示す断面図であ
る。
【図20】本発明に係るディスクカートリッジが用いら
れるディスク記録及び/又は再生装置に設けられる支持
台座を示す斜視図である。
【図21】本発明に係るディスクカートリッジの他の例
を示す上面側の部分斜視図である。
【図22】ディスクカートリッジに設けた誤記録防止部
材の位置及び識別穴を検出する検出機構の他の例を示す
断面図である。
【図23】本発明に係るディスクカートリッジのさらに
他の例の下面側の部分斜視図である。
【図24】本発明に係るディスクカートリッジが用いら
れるディスク記録及び/又は再生装置に設けられる支持
台座の他の例を示す斜視図である。
【図25】識別穴が設けられる位置を示すディスクカー
トリッジの下面側の部分斜視図である。
【図26】識別穴の他の例を示すディスクカートリッジ
の下面側を示す斜視図である。
【図27】他の例の識別穴が設けられた下ハーフの内部
を示す部分斜視図である。
【図28】上ハーフ側に誤記録防止部材を配設した状態
を示す斜視図である。
【図29】カートリッジ本体内に誤記録防止部材を配設
した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
31 ディスクカートリッジ、 35 カートリッジ本
体、 59 第1の位置決め基準穴、 60 第2の位
置決め基準穴、 63,64 カートリッジ保持用凹
部、 68 誤記録防止部材、 69 誤記録防止部材
装着穴、 70誤記録検出穴、 71 誤記録検出部、
72,73 移動ガイド片、 81ディスク識別穴、
91 第1の検出スイッチ、 92 第2の検出スイ
ッチ、93 第3の検出スイッチ、 94 プリント回
路基板、 95 位置決め基準ピン、 96 支持台
座、 98 切り欠き部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体を収納したカートリ
    ッジ本体を備え、 上記カートリッジ本体の一方の側面部に形成されたディ
    スクカートリッジ保持用凹部と上記一方の側面部と略直
    交する上記カートリッジ本体の一方の面に形成された誤
    記録防止部材装着穴との間に位置して、上記カートリッ
    ジ本体に収納されたディスク状記録媒体の種別を識別す
    る識別穴が形成されたことを特徴とするディスクカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 上記ディスクカートリッジ保持用凹部と
    上記誤記録防止部材装着穴との間に位置して上記識別穴
    と真円状の位置決め基準穴が設けられたことを特徴とす
    る請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 上記ディスクカートリッジ保持用凹部と
    上記誤記録防止部材装着穴との間に位置してさらに真円
    状の位置決め基準穴が設けられ、上記位置決め基準穴の
    周縁に立ち上がり壁が形成されるとともに、上記識別穴
    の周縁に立ち上がり壁が形成され、上記位置決め基準穴
    の周縁の立ち上がり壁と上記識別穴の周縁の立ち上がり
    壁とが連接されたことを特徴とする請求項1記載のディ
    スクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上記識別穴は、上記カートリッジ本体の
    一方の面から他方の面に亘って貫通して形成されたこと
    特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 上記誤記録防止部材装着穴の少なくとも
    一部に、上記カートリッジ本体の一方の面から他方の面
    に亘って貫通して形成された誤記録検出穴が設けられた
    ことを特徴とする請求項4記載のディスクカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 上記識別穴は、上記誤記録防止部材装着
    穴と上記真円状の位置決め基準穴を結ぶ線上若しくはそ
    の近傍に位置して設けられたことを特徴とする請求項2
    記載のディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 上記識別穴は、上記上記誤記録防止部材
    装着穴の上記カートリッジ本体の内方側の側縁と上記カ
    ートリッジ本体の一方の側面部間に位置して設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッ
    ジ。
  8. 【請求項8】 上記誤記録防止部材装着穴と上記識別穴
    が連続して形成されたことを特徴とする請求項1記載の
    ディスクカートリッジ。
  9. 【請求項9】 上記誤記録防止部材装着穴内の第1の位
    置と第2の位置との間に亘って移動される誤記録検出部
    と上記誤記録検出部から延長された弾性変位可能な移動
    ガイド片とを有する誤記録防止部材を備え、 上記誤記録防止部材は、上記誤記録防止部材装着穴内に
    装着されたとき、上記誤記録防止部材装着穴が形成され
    る上記カートリッジ本体を構成する下ハーフに突き合わ
    せ結合される上ハーフ側に位置して上記移動ガイド片が
    設けられ、 上記移動ガイド片は、少なくとも上記上ハーフの内方側
    の高さより幅狭に形成されたことを特徴とする請求項1
    記載のディスクカートリッジ。
  10. 【請求項10】 ディスク状記録媒体を収納したカート
    リッジ本体を備え、上記カートリッジ本体の一方の側面
    部に形成されたディスクカートリッジ保持用凹部と上記
    一方の側面部と略直交する上記カートリッジ本体の一方
    の面に形成された誤記録防止部材装着穴との間に位置し
    て、上記カートリッジ本体に収納されたディスク状記録
    媒体の種別を識別する識別穴が形成されるとともに、上
    記ディスクカートリッジ保持用凹部と上記誤記録検出穴
    との間に位置して真円状の位置決め基準穴が設けられデ
    ィスクカートリッジが装着されるディスク記録及び/又
    は再生装置において、 上記ディスクカートリッジの上記位置決め基準穴周縁を
    支持する支持面が形成されるとともに、上記支持面側に
    上記位置決め基準穴に係合する位置決めピンが突設され
    た支持台座を有し、上記支持台座の上記ディスクカート
    リッジの上記識別穴側に位置する部分に切り欠き部が設
    けられたことを特徴とするディスク記録及び/又は再生
    装置。
JP15019898A 1998-05-29 1998-05-29 ディスクカートリッジ及びディスク記録及び/又は再生装置 Abandoned JPH11345477A (ja)

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