JPH11345451A - 光ディスク制御装置、光ディスクの制御方法および光ディスク媒体 - Google Patents

光ディスク制御装置、光ディスクの制御方法および光ディスク媒体

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JPH11345451A
JPH11345451A JP15165198A JP15165198A JPH11345451A JP H11345451 A JPH11345451 A JP H11345451A JP 15165198 A JP15165198 A JP 15165198A JP 15165198 A JP15165198 A JP 15165198A JP H11345451 A JPH11345451 A JP H11345451A
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optical disk
servo system
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control parameter
control
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JP15165198A
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Hisatoshi Iwazawa
尚俊 岩澤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラメータを仕様の異なる光ディスク媒体の
種類に応じて本光ディスク制御装置のメモリに駆動パタ
ーンに関する制御パラメータを格納しなければならな
い。 【解決手段】 トラッキングサーボ系110、キャリッ
ジサーボ系120およびスピンドルサーボ系130に対
する駆動電流と電流印加時間を制御パラメータ情報とし
て光ディスク202の所定領域に所定の形式により記録
して、シーク動作を実行するときにこの制御パラメータ
情報を参照することによりトラッキングサーボ系11
0、キャリッジサーボ系120およびスピンドルサーボ
系130において適正な加速減速を実現するとともに、
光ヘッドレンズ部101の適正な位置決めを行うことが
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク制御装
置に関し、特に、光ヘッドのシーク動作を簡易に、か
つ、高速に行う光ディスク制御装置、光ディスクの制御
方法および光ディスク媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ディスク制御装置とし
て、光ヘッドがゾーンを飛び越して移動するシーク動作
を実行する場合に、キャリッジモータとトラックアクチ
ュエータの制御は、飛び越すゾーンの数および目標のゾ
ーンにおける回転数に合わせて駆動電流とこの電流印加
時間をパラメータとしてメモリに記憶しておき、シーク
動作を制御するプログラムが光ディスク媒体の仕様に応
じてこのパラメータを読み出すとともに、このパラメー
タに従ってキャリッジモータおよびトラックアクチュエ
ータの駆動制御を行っている。
【0003】また、特開平9ー55014号公報におい
て開示されている光ディスク制御装置では、光ヘッドの
シーク動作を実行する場合に、光ディスク媒体からキャ
リッジの位置情報を読み出すとともに、この位置情報に
基づいてシーク動作を実行している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光ディ
スク制御装置において、次のような課題があった。前者
においては、上記パラメータを仕様の異なる光ディスク
媒体の種類に応じて本光ディスク制御装置のメモリに格
納しなければならないため、光ディスク媒体の種類に比
例してメモリを拡張しなければならないとともに、新し
い仕様の光ディスク媒体が開発されるとメモリに新たに
パラメータを登録しなければならないため煩雑な作業が
発生していた。また、スピンドルモータの回転数制御に
おいては、パラメータに設定されている光ヘッドの存在
する位置における目標回転数に従ってスピンドルモータ
の回転数を追従させるため、回転数の切り替えが低速に
なってしまっていた。
【0005】後者の特開平9−55014号公報の従来
技術においても、光ヘッドの位置を把握することは可能
になるが、実際のシーク動作はメモリに格納されたパラ
メータに従って制御されていた。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、駆動パターンを格納するメモリが不要であると
ともに、スピンドルモータの回転数切り替えを高速に行
うことが可能な光ディスク制御装置、光ディスクの制御
方法および光ディスク媒体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、光ヘッドレンズを光ディ
スク媒体面の鉛直方向に移動制御するフォーカスサーボ
系と、上記光ヘッドレンズを上記光ディスク媒体のトラ
ック横断方向に移動制御するトラッキングサーボ系と、
光ヘッドキャリッジを上記光ディスク媒体のトラック横
断方向に移動制御するキャリッジサーボ系と、上記光デ
ィスク媒体の回転数を制御するスピンドルサーボ系とを
備えるとともにシーク動作を行う光ディスク制御装置で
あって、上記光ディスク媒体に記録された所定の制御パ
ラメータ情報を読み取る読み取り手段と、上記読み取り
手段が読み取った制御パラメータ情報に基づいて上記ト
ラッキングサーボ系およびキャリッジサーボ系の動作を
制御するための制御信号を出力する制御手段と、上記制
御手段が出力した制御信号により上記トラッキングサー
ボ系およびキャリッジサーボ系に対して所望の駆動電流
を印加するとともに駆動させることによってシーク動作
を行う駆動手段とを具備する構成としてある。
【0008】上記のように構成した請求項1にかかる発
明において、光ディスク制御装置は、光ヘッドレンズを
設置された光ディスク媒体面の鉛直方向に移動制御する
フォーカスサーボ系と、上記光ディスク媒体のトラック
横断方向に移動制御するトラッキングサーボ系と、光ヘ
ッドキャリッジを上記光ディスク媒体のトラック横断方
向に移動制御するキャリッジサーボ系と、上記光ディス
ク媒体の回転数を制御するスピンドルサーボ系とを備
え、これらのサーボ系を適宜動作させることにより、こ
の光ディスク制御装置に設置された光ディスク媒体に記
録された情報の読み取りを行う。
【0009】この読み取りを行っているときにシーク動
作が発生すると、上記読み取り手段は、上記光ディスク
媒体に記録された所定の制御パラメータ情報を読み取り
上記制御手段に出力する。そして、この制御手段は、入
力した制御パラメータ情報に基づいて上記トラッキング
サーボ系およびキャリッジサーボ系の動作を制御するた
めの制御信号を出力する。次に、上記駆動手段は、入力
した制御信号により上記トラッキングサーボモータおよ
びキャリッジサーボモータに対して所望の駆動電流を印
加するとともに、駆動させることによりシーク動作を実
行する。すなわち、上記トラッキングサーボ系およびキ
ャリッジサーボ系は、光ディスク媒体の記録面上に記録
されたこのトラッキングサーボ系およびキャリッジサー
ボ系の駆動に関する制御パラメータ情報に従ってシーク
動作する。
【0010】また、上記制御手段の構成の一例として、
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の光ディスク
制御装置において、上記制御手段は、上記読み取り手段
が読み取った制御パラメータ情報に基づいて上記スピン
ドルサーボ系の動作を制御するための制御信号を出力す
るとともに、上記駆動手段は、上記制御手段が出力した
制御信号により上記スピンドルサーボ系に対して所望の
駆動電流を印加するとともに、駆動させることによりシ
ーク動作を行う構成としてある。
【0011】上記のように構成した請求項2にかかる発
明において、上記制御手段は、上記読み取り手段が読み
取った制御パラメータ情報に基づいて上記スピンドルサ
ーボ系の動作を制御するための制御信号を出力する。上
記駆動手段は、上記制御手段が出力した制御信号により
上記スピンドルサーボ系に対して所望の駆動電流を印加
する。そして、このスピンドルサーボ系は駆動すること
により所定のシーク動作を行う。
【0012】さらに、上記制御パラメータ情報の構成の
一例として、請求項3にかかる発明は、請求項1または
請求項2に記載の光ディスク制御装置において、上記制
御パラメータ情報は、それぞれのサーボ系が駆動するた
めの駆動電流値およびこの駆動電流を上記サーボ系に対
して印加する時間である電流印加時間値を有する構成と
してある。
【0013】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記制御パラメータ情報は、それぞれの
サーボ系が駆動するための駆動電流値およびこの駆動電
流を上記サーボ系に対して印加する時間である電流印加
時間値を有する。
【0014】シーク動作を行うにあたり光ディスク媒体
に記録された各サーボ系を駆動するための制御パラメー
タ情報を読み出し、この制御パラメータ情報に基づいて
各サーボ系を制御する光ディスクの制御の手法は、実体
の装置に限定される必要はなく、その方法としても機能
することは容易に理解できる。
【0015】そこで、請求項4にかかる発明は、シーク
動作を行うにあたり光ディスク媒体に記録された各サー
ボ系を駆動するための制御パラメータ情報を読み出し、
この制御パラメータ情報に基づいて各サーボ系を制御す
る光ディスクの制御方法において、上記光ディスク媒体
の所定領域に上記制御パラメータ情報を記録する工程
と、この制御パラメータ情報が記録された光ディスク媒
体を所定の位置に設置する工程と、上記設置された光デ
ィスク媒体から上記制御パラメータ情報を読み出す工程
と、読み出した制御パラメータ情報に基づいてトラッキ
ングアクチュエータ、キャリッジモータおよびスピンド
ルモータを駆動することにより光ヘッドレンズの位置決
めを行う工程とを具備する方法としてある。すなわち、
必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有
効であることに相違はない。
【0016】また、上述したように、光ディスク媒体に
記録された各サーボ系を駆動するための制御パラメータ
情報を読み出し、この制御パラメータ情報に基づいて各
サーボ系を制御する光ディスクの制御の手法は、制御す
る装置に限定される必要はなく、その制御パラメータ情
報を記録した光ディスク媒体においても当然に存在し利
用されることは容易に理解できる。
【0017】そこで、請求項5にかかる発明は、複数の
トラックを1ゾーンとするとともに、このゾーンが複数
存在する光ディスク媒体であって、光ヘッドが追従する
シーク動作においてこの光ヘッドのキャリッジを上記光
ディスク媒体の横断方向に移動制御するキャリッジサー
ボ系と、上記シーク動作に伴い上記光ディスク媒体の回
転数を制御するスピンドルサーボ系との駆動パターンを
決定する制御パラメータ情報を記録した構成としてあ
る。
【0018】また、上記制御パラメータ情報の構成の一
例として、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の
光ディスク媒体において、上記制御パラメータ情報は、
上記ゾーン内の複数のトラック毎であるとともに、上記
シーク動作において任意のトラック位置から移動するゾ
ーンとこの移動先のゾーン内において飛び越す所定のト
ラック数毎に上記駆動パターンが記録されている構成と
してある。すなわち、このように制御パラメータ情報を
記録した光ディスク媒体においても有効であることに相
違はない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる光ディスク制御装置の駆動サーボ系の概略ブロック
図を示している。同図において、上記光ディスク制御装
置は、光ヘッド200のレンズを光ディスク面に対して
鉛直方向に動作制御するフォーカスサーボ系100と、
この光ヘッド200のレンズを光ディスク202のトラ
ック横断方向に動作制御するトラッキングサーボ系11
0と、光ヘッドキャリッジ201を光ディスク202の
トラック横断方向に動作制御するキャリッジサーボ系1
20と、光ディスク202の回転数を制御するスピンド
ルサーボ系130と、制御部140とから構成されてい
る。
【0020】より具体的な構成を図2に示す。制御部1
40は、本光ディスク制御装置に設置された光ディスク
202に記録されている上記各サーボ系100〜130
の駆動電流と電流印加時間からなる駆動パターンの制御
情報をデータリード部141で読み取り、サーボ情報分
析部142に出力する。サーボ情報分析部142は、こ
の制御情報から上記各サーボ系に出力する制御信号を抽
出するとともに、所定フォーマットの制御信号をこの各
サーボ系に出力する。
【0021】キャリッジサーボ系120において、キャ
リッジ121は、ガイドレール122により支持され、
キャリッジモータ123のリードスクリュー部124と
結合部125で結合している。また、キャリッジモータ
123が回転すると、キャリッジ121は光ディスク2
02の半径方向にこの光ディスク202面と平行に移動
するように、キャリッジモータ123とリードスクリュ
ー部124は結合している。また、キャリッジモータ制
御部126は、サーボ情報分析部142から制御信号を
入力するとともに、キャリッジモータ駆動部127に出
力する。そして、キャリッジモータ駆動部127はキャ
リッジモータ123の回転に必要な駆動電流を電流印加
時間に基づいて出力する。
【0022】スピンドルサーボ系130において、光デ
ィスク202は、スピンドルモータ131と結合すると
ともに、このスピンドルモータ131の回転子と同軸上
で回転するターンテーブル132に設置され、ディスク
チャッキング132がターンテーブル133と磁気力等
により結合する力でターンテーブル133上に固定され
る。この結合により、光ディスク202は、スピンドル
モータ131の回転力により、スピンドルモータ131
と同軸上で回転する。また、スピンドルモータ制御部1
34は、サーボ情報分析部142から制御信号を入力す
るとともに、スピンドルモータ駆動部135に出力す
る。そして、スピンドルモータ駆動部135は、スピン
ドルモータ131に対して回転に必要な駆動電流を電流
印加時間に基づいて出力する。
【0023】フォーカスサーボ系100とトラッキング
サーボ系110において、光ヘッドレンズ部101は、
キャリッジ121にフォーカス板バネ102と、フォー
カス支持部103と、トラック板バネ104を介して結
合されている。光ヘッドレンズ部101はトラック板バ
ネ104により光ディスク202の半径方向および鉛直
方向への移動が可能なように支持されている。ここで、
光ヘッドレンズ部101は、トラックアクチュエータコ
イル105に電流が流れることにより磁束が発生する
と、キャリッジ121に取り付けてあるマグネット10
6の磁力と作用するとともに電流の流れる方向に依存し
つつ光ディスク202の半径方向に移動する。
【0024】また、トラックアクチュエータ制御部10
7は、サーボ情報分析部142から制御信号を入力する
とともに、トラックアクチュエータ駆動部108に出力
する。そして、トラックアクチュエータ駆動部108
は、入力した制御信号に基づいて光レンズヘッド部10
1の移動に必要な駆動電流を電流印加時間トラックアク
チュエータコイル109に出力する。
【0025】従って、光ディスク202から制御情報を
読み出し、各サーボ系に出力することから制御部140
が読み取り手段を構成する。各駆動部に対して所定の制
御信号を出力することからトラックアクチュエータ制御
部107とキャリッジモータ制御部126とスピンドル
モータ制御部134とが制御手段を構成する。また、入
力した制御信号に基づいて所定の駆動電流を出力するこ
とからことからトラックアクチュエータ駆動部108と
キャリッジモータ駆動部127とスピンドルモータ駆動
部135とが駆動手段を構成する。
【0026】図3は、上記制御部140のデータリード
部141が読み取る駆動電流と電流印加時間からなる駆
動パターンの制御情報を格納した上記光ディスク202
のトラックデータフォーマット図である。同図におい
て、光ヘッドレンズ部101が追従しているトラックを
(Track(n))200およびそのトラックが属す
るゾーンを(Zone(±0))214としている。こ
のトラック(Track(n))200の内周側のトラ
ックを(Track(n−1))201、(Track
(n−2))202、(Track(n−3))・・・
と表すとともに、このトラック(Track(n))2
00の外周側のトラックを(Track(n+1))2
03、(Track(n+2))204、(Track
(n+3))205・・・と表す。
【0027】さらに上記ゾーン(Zone(±0))2
14の内周側のゾーンを(Zone(−1))210、
(Zone(−2))211・・・とするとともに、外
周側のゾーンを(Zone(+1))212、(Zon
e(+2))213・・・としてある。
【0028】本実施例では、トラック(Track
(n))200において、所定の領域(Zone(−
1))210にシーク動作するときの制御パラメータ情
報を確保し、このトラックから内周側に100トラック
移動する場合の制御パラメータ情報であるトラック差
(−100)200aと、このトラックから内周側に2
00トラック移動する場合の制御パラメータ情報である
トラック差(−200)200cと、このトラックから
内周側に300トラック移動する場合の制御パラメータ
情報であるトラック差(−300)200eと、このト
ラックから外周側に100トラック移動する場合の制御
パラメータ情報であるトラック差(100)200b
と、このトラックから外周側に200トラック移動する
場合の制御パラメータ情報であるトラック差(200)
200dと、このトラックから外周側に300トラック
移動する場合の制御パラメータ情報であるトラック差
(300)200fとを設定してある。
【0029】さらに、トラック(Track(n−
1))201、トラック(Track(n−2))20
2、トラック(Track(n+1))203、トラッ
ク、(Track(n+2))204、トラック(Tr
ack(n+3))205も同様に領域が確保されてい
る一方、先頭のゾーンに関する情報は、それぞれ(Zo
ne(−1))210、(Zone(−2))211、
(Zone(+1))212、(Zone(+2))2
13にシーク動作する場合の制御パラメータ情報を備え
る。
【0030】次に、上記のように構成した本実施形態の
動作について説明する。本光ディスク制御装置におい
て、シーク動作を実行するために、トラックアクチュエ
ータコイル105およびキャリッジモータ123の駆動
電流と電流印加時間の制御パラメータ情報をあらかじめ
光ディスクの所定の領域に記録する。光ヘッドレンズ部
101がシーク動作を実行するとき、データリード部1
41は、この制御パラメータ情報を読み取るとともに、
トラックアクチュエータ制御部107またはキャリッジ
モータ制御部126に出力する。そして、トラックアク
チュエータ制御部107またはキャリッジモータ制御部
126は、この制御パラメータ情報に基づいた制御信号
を出力する。
【0031】ここで、トラックアクチュエータ駆動部1
08とキャリッジモータ駆動部127は、この制御信号
を入力するとともに、この制御信号に基づいて電流印加
時間駆動電流を出力する。これにより、光ヘッドレンズ
部101は、光ディスク202の半径方向に駆動すると
ともに、キャリッジモータ123の駆動によって、キャ
リッジ121も光ディスク202の半径方向に駆動す
る。
【0032】ここで、図4は上述したシーク動作を行っ
た場合に光ヘッドレンズ部101が目標トラックへ追従
する状態をトラック位置350と時間351との関係に
より示すとともに、(Track±0)352の位置が
シーク動作前のトラック位置であり、目標トラックをT
rack(+100)353で示している。
【0033】また、図5は定常状態から加速時間354
において加速を実行して、その後、減速時間355にお
いて減速を実行する場合の駆動電流356の時間362
における変化を示している。なお、光ヘッドレンズ部1
01が追従するには、トラックアクチュエータコイル1
05に駆動電流が印加されることによりトラック板バネ
104が加減速動作する場合と、キャリッジモータ12
3が加減速する場合が含まれる。
【0034】図において、加速がトラッキングサーボ系
110、フォーカスサーボ系100またはキャリッジサ
ーボ系120などの機構特性およびシークストロークに
対して適正な加速減速が実行されると、加速適正357
の時間応答となり、目標トラック位置に追従する。ここ
で、加速減速が適正に実行されない場合、すなわち、加
速過多あるいは加速不足により加速が実行されると、加
速過多358および加速不足359の時間応答となると
ともに、目標トラック位置から大きく位置ずれしたトラ
ック位置に追従してしまう。
【0035】また、光ヘッドレンズ部101が追従して
いるトラックのゾーンから目標とするトラックのゾーン
へ移動する場合、スピンドルモータ131の回転数切り
替えに関する駆動電流および電流印加時間の制御パラメ
ータ情報をあらかじめ光ディスク上の所定の領域に記録
しておく。そして、シーク動作を実行すると、データリ
ード部141はこの制御パラメータ情報を読み取るとと
もに、スピンドルモータ制御部134に出力する。スピ
ンドルモータ制御部134は、入力した制御パラメータ
情報に基づいて所定の制御信号をスピンドルモータ駆動
部135に出力する。このスピンドルモータ駆動部13
5は、上記制御信号に対応した駆動電流をスピンドルモ
ータ131に電流印加時間出力するとともに、スピンド
ルモータ131を駆動する。
【0036】ここで、図6は上述したシーク動作を行っ
た場合のスピンドルモータの回転数400について、現
在ゾーンにおける目標回転数401からシーク動作する
次ゾーンにおける目標回転数402に追従する状態の回
転数400と時間403の関係を示している。ここで、
現在のゾーンにおける目標回転数401はシーク動作前
の回転数を示している。また、図7は定常状態から加速
時間411において加速を実行して、その後、減速時間
414において減速を実行する場合の駆動電流410の
時間415における変化を示している。ここで、図6の
曲線は、図7に示すように、駆動電流410が制御され
たときの加速開始時点から次ゾーンにおける目標回転数
402に追従するスピンドルモータ123の回転数の変
化を示している。
【0037】図において、加速がスピンドルサーボ系1
30の機構特性に対し適正に加速減速が実行されると、
加速適正404の時間応答となり、目標回転数402に
追従する。ここで、加速減速が適正に実行されない場
合、すなわち、加速過多あるいは加速不足により加速が
実行されると、目標回転数402に対してオーバーシュ
ート405およびアンダーシュート406の時間応答と
なる。
【0038】このように、トラッキングサーボ系11
0、キャリッジサーボ系120およびスピンドルサーボ
系130に対する駆動電流と電流印加時間を制御パラメ
ータ情報として光ディスク202の所定領域に所定の形
式により記録して、シーク動作を実行するときにこの制
御パラメータ情報を参照することにより、トラッキング
サーボ系110、キャリッジサーボ系120およびスピ
ンドルサーボ系130において適正な加速減速を実現す
るとともに、光ヘッドレンズ部101の適正な位置決め
を行うことが可能になる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、駆動パタ
ーンを格納するメモリが不要であるとともに、スピンド
ルモータの回転数切り替えを高速に行うことが可能な光
ディスク制御装置を提供することができる。また、請求
項2にかかる発明によれば、シーク動作に伴うスピンド
ルモータの回転数切り替えを高速に行うことが可能にな
る。さらに、請求項3にかかる発明によれば、制御パラ
メータ情報を簡易な構成ににすることができるととも
に、サーボ系はこの制御パラメータ情報に基づいて所定
の動作を実行することができる。
【0040】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
駆動パターンを格納するメモリが不要であるとともに、
スピンドルモータの回転数切り替えを高速に行うことが
可能な光ディスクの制御方法を提供することができる。
さらに、請求項5にかかる発明によれば、駆動パターン
を格納するメモリが不要であるとともに、スピンドルモ
ータの回転数切り替えを高速に行うことが可能な制御パ
ラメータ情報を記録した光ディスク媒体を提供すること
ができる。さらに、請求項6にかかる発明によれば、簡
易な構成により制御パラメータ情報を構成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一実施形態にかかる光ディスク制
御装置の概略構成を示す概略ブロック図である。
【図2】同光ディスク制御装置の詳細構成を示した詳細
ブロック図である。
【図3】同光ディスク制御装置にかかる光ディスクに記
録されたデータのデータフォーマット図である。
【図4】同光ディスク制御装置にかかる光ヘッド部の追
従状態を示した図である。
【図5】同光ディスク制御装置のトラッキングサーボ系
およびキャリッジサーボ系に出力される駆動電流の変化
を示した図である。
【図6】同光ディスク制御装置にかかるスピンドルモー
タの追従状態を示した図である。
【図7】同光ディスク制御装置のスピンドルサーボ系に
出力される駆動電流の変化を示した図である。
【符号の説明】
100 フォーカスサーボ系 110 トラッキングサーボ系 120 キャリッジサーボ系 130 スピンドルサーボ系 200 光ヘッド 202 光ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ヘッドレンズを光ディスク媒体面の鉛
    直方向に移動制御するフォーカスサーボ系と、上記光ヘ
    ッドレンズを上記光ディスク媒体のトラック横断方向に
    移動制御するトラッキングサーボ系と、光ヘッドキャリ
    ッジを上記光ディスク媒体のトラック横断方向に移動制
    御するキャリッジサーボ系と、上記光ディスク媒体の回
    転数を制御するスピンドルサーボ系とを備えるとともに
    シーク動作を行う光ディスク制御装置であって、 上記光ディスク媒体に記録された所定の制御パラメータ
    情報を読み取る読み取り手段と、 上記読み取り手段が読み取った制御パラメータ情報に基
    づいて、上記トラッキングサーボ系およびキャリッジサ
    ーボ系の動作を制御するための制御信号を出力する制御
    手段と、 上記制御手段が出力した制御信号により上記トラッキン
    グサーボ系およびキャリッジサーボ系に対して所望の駆
    動電流を印加するとともに駆動させることによってシー
    ク動作を行う駆動手段とを具備することを特徴とする光
    ディスク制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の光ディスク制御装
    置において、 上記制御手段は、上記読み取り手段が読み取った制御パ
    ラメータ情報に基づいて上記スピンドルサーボ系の動作
    を制御するための制御信号を出力するとともに、上記駆
    動手段は、上記制御手段が出力した制御信号により上記
    スピンドルサーボ系に対して所望の駆動電流を印加する
    とともに駆動させることによりシーク動作を行うことを
    特徴とする光ディスク制御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の光
    ディスク制御装置において、 上記制御パラメータ情報は、それぞれのサーボ系が駆動
    するための駆動電流値およびこの駆動電流を上記サーボ
    系に対して印加する時間である電流印加時間値を有する
    ことを特徴とする光ディスク制御装置。
  4. 【請求項4】 シーク動作を行うにあたり光ディスク媒
    体に記録された各サーボ系を駆動するための制御パラメ
    ータ情報を読み出し、この制御パラメータ情報に基づい
    て各サーボ系を制御する光ディスクの制御方法におい
    て、 上記光ディスク媒体の所定領域に上記制御パラメータ情
    報を記録する工程と、 この制御パラメータ情報が記録された光ディスク媒体を
    所定の位置に設置する工程と、 上記設置された光ディスク媒体から上記制御パラメータ
    情報を読み出す工程と、 読み出した制御パラメータ情報に基づいてトラッキング
    アクチュエータ、キャリッジモータおよびスピンドルモ
    ータを駆動することにより光ヘッドレンズの位置決めを
    行う工程とを具備することを特徴とする光ディスクの制
    御方法。
  5. 【請求項5】 複数のトラックを1ゾーンとするととも
    に、このゾーンが複数存在する光ディスク媒体であっ
    て、光ヘッドが追従するシーク動作においてこの光ヘッ
    ドのキャリッジを上記光ディスク媒体の横断方向に移動
    制御するキャリッジサーボ系と、上記シーク動作に伴い
    上記光ディスク媒体の回転数を制御するスピンドルサー
    ボ系との駆動パターンを決定する制御パラメータ情報を
    記録したことを特徴とする光ディスク媒体。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の光ディスク媒体に
    おいて、 上記制御パラメータ情報は、上記ゾーン内の複数のトラ
    ック毎であるとともに、上記シーク動作において任意の
    トラック位置から移動するゾーンとこの移動先のゾーン
    内において飛び越す所定のトラック数毎に上記駆動パタ
    ーンが記録されていることを特徴とする光ディスク媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112088A1 (ja) * 2005-03-30 2006-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光学的情報記録再生方法及び光学的情報記録再生装置

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