JPH11343223A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
- Publication number
- JPH11343223A JPH11343223A JP16153098A JP16153098A JPH11343223A JP H11343223 A JPH11343223 A JP H11343223A JP 16153098 A JP16153098 A JP 16153098A JP 16153098 A JP16153098 A JP 16153098A JP H11343223 A JPH11343223 A JP H11343223A
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- JP
- Japan
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- skin cosmetic
- oily agent
- absorber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少量の紫外線吸収剤で優れた紫外線吸収効果
を有すし、また皮膚への刺激が少ない皮膚化粧料を得
る。 【解決手段】 水酸基価40以上で200以下の油性剤
と0.1から20.0重量%の紫外線吸収剤を配合する
ことを特徴とした皮膚化粧料。
を有すし、また皮膚への刺激が少ない皮膚化粧料を得
る。 【解決手段】 水酸基価40以上で200以下の油性剤
と0.1から20.0重量%の紫外線吸収剤を配合する
ことを特徴とした皮膚化粧料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚化粧料に関す
るものである。
るものである。
【0002】近年紫外線による日焼けや皮膚炎の防止を
目的に高SPF(sun protectionfactor)値を有する化
粧料を施している。このような化粧料は、一般に紫外線
吸収剤のほか酸化チタンや酸化亜鉛等の散乱剤、油性剤
および多価アルコールを配合している。
目的に高SPF(sun protectionfactor)値を有する化
粧料を施している。このような化粧料は、一般に紫外線
吸収剤のほか酸化チタンや酸化亜鉛等の散乱剤、油性剤
および多価アルコールを配合している。
【0003】しかしながら、高SPF値の化粧料は紫外
線吸収剤を高配合で含有しているためその安全性が問題
となっていた。
線吸収剤を高配合で含有しているためその安全性が問題
となっていた。
【0004】近年化粧料等の安全性が要求され、より少
量の紫外線吸収剤で効果的な紫外線をカットできる化粧
料の開発が望まれている。このような化粧料として、例
えばWO94/07560にエチレンオキサイドを付加
させた油性剤が紫外線吸収を高めることが開示されてい
る。しかしながら従来得られていた化粧料は、エチレン
オキサイドを付加した油性剤を用いていたため皮膚に刺
激を与える場合があり、安全性上十分とはいえないもの
であった。
量の紫外線吸収剤で効果的な紫外線をカットできる化粧
料の開発が望まれている。このような化粧料として、例
えばWO94/07560にエチレンオキサイドを付加
させた油性剤が紫外線吸収を高めることが開示されてい
る。しかしながら従来得られていた化粧料は、エチレン
オキサイドを付加した油性剤を用いていたため皮膚に刺
激を与える場合があり、安全性上十分とはいえないもの
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、少量の紫外線吸収剤で吸収効果が高くしかも皮膚に
対する刺激が低い皮膚化粧料を提供することにある。
は、少量の紫外線吸収剤で吸収効果が高くしかも皮膚に
対する刺激が低い皮膚化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は係る問題点を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の油性剤を
配合することにより上記要件を満たす優れた皮膚化粧料
として有用な組成物が得られることを見いだし本発明を
完成した。
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の油性剤を
配合することにより上記要件を満たす優れた皮膚化粧料
として有用な組成物が得られることを見いだし本発明を
完成した。
【0007】すなわち本発明は、水酸基価40以上で2
00以下の油性剤と0.1から20重量%の紫外線吸収
剤を配合することを特徴とする皮膚化粧料を提供するも
のである。
00以下の油性剤と0.1から20重量%の紫外線吸収
剤を配合することを特徴とする皮膚化粧料を提供するも
のである。
【0008】以下本発明の構成について詳述する。本発
明において用いられる水酸基価40以上で200以下の
油性剤は、ヒドロキシカルボン酸と高級アルコールとの
エステル、多価アルコールと化学当量以下の脂肪酸を用
いたエステル化反応によって得られる部分エステルを含
む油性剤および天然動植物油等のエステル交換反応によ
り得られる部分エステルでありフルエステルとして乳酸
オクチルドデシルや乳酸イソステアリルが、部分エステ
ルとしてジオクチルグリセリド等が挙げあられる。通常
これらを単独または2種以上組み合わせて用いる。
明において用いられる水酸基価40以上で200以下の
油性剤は、ヒドロキシカルボン酸と高級アルコールとの
エステル、多価アルコールと化学当量以下の脂肪酸を用
いたエステル化反応によって得られる部分エステルを含
む油性剤および天然動植物油等のエステル交換反応によ
り得られる部分エステルでありフルエステルとして乳酸
オクチルドデシルや乳酸イソステアリルが、部分エステ
ルとしてジオクチルグリセリド等が挙げあられる。通常
これらを単独または2種以上組み合わせて用いる。
【0009】用いる油性剤の水酸基価が40より小さい
と紫外線吸収効果を高めるには不十分であり、200以
上では油性剤の分子量が小さく皮膚への刺激が強くな
る。配合量は、組成物全体の0.1から80.0重量%
で好ましくは0.1から40重量%であり0.1重量%
以下では吸収効果が不十分であり、また80重量%以上
では塗布時に油性感が強くなり良好な感触が得られな
い。
と紫外線吸収効果を高めるには不十分であり、200以
上では油性剤の分子量が小さく皮膚への刺激が強くな
る。配合量は、組成物全体の0.1から80.0重量%
で好ましくは0.1から40重量%であり0.1重量%
以下では吸収効果が不十分であり、また80重量%以上
では塗布時に油性感が強くなり良好な感触が得られな
い。
【0010】用いる紫外線吸収剤の配合量は、組成物全
体の0.1〜20.0重量%である。0.1重量%以下
では充分な紫外線防御効果が得られず、20重量%以上
では皮膚への刺激が強くなる。紫外線吸収剤としては一
般に化粧品基剤として用いられるものを採用できる。例
えば、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラアミノ安息香
酸、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、2ーヒドロキ
シー4ーメトキシーベンゾフェノン、4ーテトラーブチルー4'ー
メトキシベンゾイルメタン等である。
体の0.1〜20.0重量%である。0.1重量%以下
では充分な紫外線防御効果が得られず、20重量%以上
では皮膚への刺激が強くなる。紫外線吸収剤としては一
般に化粧品基剤として用いられるものを採用できる。例
えば、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラアミノ安息香
酸、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、2ーヒドロキ
シー4ーメトキシーベンゾフェノン、4ーテトラーブチルー4'ー
メトキシベンゾイルメタン等である。
【0011】本発明に係る皮膚化粧料中には上記の必須
構成成分の他に必要に応じ一般的に洗浄料、化粧料等に
配合される成分を配合することができる。これらの成分
としては、二酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子表面を化学
的処理した二酸化チタン、酸化亜鉛等の紫外線散乱剤、
高分子物質としてゼラチン、カゼイン、カルボキシメチ
ルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、ポリビニ
ルアルコール等が、油性剤としては流動パラフィン、パ
ラフィンワックス、ワセリン、スクワレン、スクワラ
ン、ラノリン、高級アルコール、高級アルコール−脂肪
酸エステル、脂肪酸エステル、天然動植物油、シリコー
ン油等が、保湿剤としてグリセリン、1,3−ブタンジ
オール、ソルビット、ポリエチレングリコール等が、活
性剤としてアニオン界面活性剤や両性活性剤、カチオン
界面活性剤および非イオン界面活性剤が、更にその他の
添加剤として色素、香料、防腐剤、フケ取り剤、酸化防
止剤や育毛剤等が本組成物の効果を損なわない程度に適
正量添加することが出来る。本発明の皮膚化粧料は常法
に従って製造することができ、液体状またはクリーム状
などの通常の剤型とすることができる。
構成成分の他に必要に応じ一般的に洗浄料、化粧料等に
配合される成分を配合することができる。これらの成分
としては、二酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子表面を化学
的処理した二酸化チタン、酸化亜鉛等の紫外線散乱剤、
高分子物質としてゼラチン、カゼイン、カルボキシメチ
ルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、ポリビニ
ルアルコール等が、油性剤としては流動パラフィン、パ
ラフィンワックス、ワセリン、スクワレン、スクワラ
ン、ラノリン、高級アルコール、高級アルコール−脂肪
酸エステル、脂肪酸エステル、天然動植物油、シリコー
ン油等が、保湿剤としてグリセリン、1,3−ブタンジ
オール、ソルビット、ポリエチレングリコール等が、活
性剤としてアニオン界面活性剤や両性活性剤、カチオン
界面活性剤および非イオン界面活性剤が、更にその他の
添加剤として色素、香料、防腐剤、フケ取り剤、酸化防
止剤や育毛剤等が本組成物の効果を損なわない程度に適
正量添加することが出来る。本発明の皮膚化粧料は常法
に従って製造することができ、液体状またはクリーム状
などの通常の剤型とすることができる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の皮膚化粧料は、皮
膚に対する刺激が低く人体に対する安全性が優れるとと
もに、優れた紫外線吸収効果を発揮するものである。
膚に対する刺激が低く人体に対する安全性が優れるとと
もに、優れた紫外線吸収効果を発揮するものである。
【0013】
【実施例】次に実施例と比較例を挙げて本発明をより具
体的に説明するが、本発明はこれら実施例に制限される
ものではない。 尚、例中の配合量は全て重量%で示さ
れている。
体的に説明するが、本発明はこれら実施例に制限される
ものではない。 尚、例中の配合量は全て重量%で示さ
れている。
【0014】[実施例1] (評価方法)各種油性剤に紫外線吸収剤(PARSOL MCX)
を500ppmの濃度で溶解させ、分光光度計で紫外線吸
収強度を測定した。表1では各油性剤の308nmのモル
吸光係数を流動パラフィンの値と比較した。テスト油性
剤の紫外線吸収強度(%)=テスト油性剤のモル吸光係
数(308nm)/流動パラフィンの吸光係数(308n
m)
を500ppmの濃度で溶解させ、分光光度計で紫外線吸
収強度を測定した。表1では各油性剤の308nmのモル
吸光係数を流動パラフィンの値と比較した。テスト油性
剤の紫外線吸収強度(%)=テスト油性剤のモル吸光係
数(308nm)/流動パラフィンの吸光係数(308n
m)
【0015】本試験方法は、Salka等の文献(Co
smetic & Toiletries,vol.1
12,October 1997)の測定条件に基づい
ている。よって本試験方法による紫外線吸収強度のデー
タは、vivoにおけるSPFと良い相関関係がある。
smetic & Toiletries,vol.1
12,October 1997)の測定条件に基づい
ている。よって本試験方法による紫外線吸収強度のデー
タは、vivoにおけるSPFと良い相関関係がある。
【表1】
【0016】[実施例2] (評価方法)表2の組成によるクリーム処方を常法によ
り製造した。処方中の油性剤として、脂肪酸グリセリ
ド、或は比較として流動パラフィンを用いた。表3に両
処方のvivoで測定したSPFを示す。脂肪酸グリセ
リドを用いて製造したクリームは皮膚に対する刺激も少
ないものであった。
り製造した。処方中の油性剤として、脂肪酸グリセリ
ド、或は比較として流動パラフィンを用いた。表3に両
処方のvivoで測定したSPFを示す。脂肪酸グリセ
リドを用いて製造したクリームは皮膚に対する刺激も少
ないものであった。
【表2】
【表3】
Claims (2)
- 【請求項1】 水酸基価40以上で200以下の油性剤
と0.1から20重量%の紫外線吸収剤を配合すること
を特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項2】 多価アルコールと化学当量以下の脂肪酸
を用いたエステル化反応によって得られる部分エステル
を含む油性剤の水酸基価が請求項1記載の皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16153098A JPH11343223A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16153098A JPH11343223A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11343223A true JPH11343223A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15736850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16153098A Pending JPH11343223A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11343223A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004100918A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio, Group, Ltd. | 水中油型乳化化粧料 |
WO2004100903A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 油性化粧料 |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP16153098A patent/JPH11343223A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004100918A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio, Group, Ltd. | 水中油型乳化化粧料 |
WO2004100903A1 (ja) * | 2003-05-13 | 2004-11-25 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 油性化粧料 |
US7413745B2 (en) | 2003-05-13 | 2008-08-19 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Oil-based cosmetic preparation |
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