JPH11342622A - 液体収納容器、インクジェットヘッドカートリッジ、液体収納容器およびインクジェットヘッドカートリッジの分解方法 - Google Patents

液体収納容器、インクジェットヘッドカートリッジ、液体収納容器およびインクジェットヘッドカートリッジの分解方法

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JPH11342622A
JPH11342622A JP14997098A JP14997098A JPH11342622A JP H11342622 A JPH11342622 A JP H11342622A JP 14997098 A JP14997098 A JP 14997098A JP 14997098 A JP14997098 A JP 14997098A JP H11342622 A JPH11342622 A JP H11342622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価な方法で分解することができ、
再利用が容易なインクタンクを実現する。 【解決手段】 上面が開口した箱部材51の内部に、イ
ンクを吸収することでインクを保持するインク吸収体5
3が収納されている。箱部材51の上面に、箱部材51
の上面の開口部を密閉する蓋部材52が接合されてい
る。箱部材51の下面からは円筒状のインク供給口33
が突出しており、インク供給口33の内部にジョイント
部材54が収納されている。箱部材51の側壁には、側
壁の縁部に沿って破断可能な薄肉部55が設けられてい
る。このように構成されたインクタンク50a内のイン
クを使い切った後にインクタンク50aを再利用する
際、薄肉部55を破断させて箱部材51を破壊し、イン
クタンク50a内からインク吸収体53およびジョイン
ト部材54を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出する
インクジェットヘッドに供給されるインクを保持する液
体収納容器、インクジェットヘッドと液体収納容器を有
するインクジェットヘッドカートリッジ、液体収納容器
およびインクジェットヘッドカートリッジの分解方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図26は、従来のインクジェット記録装
置を示す斜視図である。従来のインクジェット記録装置
では、図26に示されるように、互いに平行なリードス
クリュー104およびガイド軸105が筐体に備えられ
ている。リードスクリュー104およびガイド軸105
には、キャリッジ101がリードスクリュー104およ
びガイド軸105と平行な方向に移動可能に取り付けら
れている。キャリッジ101は、キャリッジモーター
(不図示)によってリードスクリュー104が回転され
ることで平行移動させられる。
【0003】キャリッジ101には、図27に基づいて
後述するような、インクジェットヘッド102を備えた
インクジェットヘッドカートリッジが搭載されている。
インクジェットヘッド102の吐出面の移動軌跡面の近
傍には、紙押さえ板109が備えられている。
【0004】また、インクジェット記録装置には、被記
録媒体である記録用紙106をインクジェットヘッド1
02の記録領域に向けて搬送する給紙ローラ107と、
インクジェットヘッド102により記録された記録用紙
106を排出するための排紙ローラ108とが備えられ
ている。給紙ローラ107および排紙ローラ108は、
不図示のモーターにより回転される。
【0005】インクジェットヘッド102から吐出され
るインクが、インクジェットヘッド102の吐出口面と
対向する記録用紙106に付着することによって、記録
用紙106の表面に記録画像が形成される。インクジェ
ットヘッド102による記録用紙106への記録と連動
して、モータにより回転される給紙ローラ107および
排紙ローラ108と、紙押さえ板109とによって記録
用紙106がインクジェット記録装置の外部に排出され
る。
【0006】図27は、図26に示したキャリッジ10
1に搭載されるインクジェットヘッドカートリッジにつ
いて説明するための図である。図27(a)が、キャリ
ッジ101に搭載されるインクジェットヘッドカートリ
ッジを示す斜視図であり、図27(b)が、図27
(a)に示したインクジェットヘッドカートリッジにお
いてインクタンクを取り外した状態を示す斜視図であ
る。
【0007】図27(a)および図27(b)に示され
るように、キャリッジ101に搭載されるインクジェッ
トヘッドカートリッジ301は、インクジェットヘッド
102を備えたタンクホルダ103と、タンクホルダ1
03に着脱自在に設けられたインクタンク111,11
2,113,114とで構成されている。インクタンク
111はブラックのインク用、インクタンク112はイ
エローのインク用、インクタンク113はマゼンタ色の
インク用、インクタンク114はシアンのインク用であ
る。このようにインクタンク111,112,113,
114のそれぞれがタンクホルダ103に対して着脱自
在となり、それぞれのインクタンクが交換可能となって
いることにより、インクジェット記録装置における印刷
のランニングコストが低減される。
【0008】インクタンク111,112,113,1
14のそれぞれの内部には、対応する色のインクが収納
されている。また、それぞれのインクタンクには、イン
クタンク内のインクをインクジェットヘッド102に供
給するためのインク供給口が形成されている。例えば、
インクタンク111にはインク供給口211が形成され
ており、インクタンク111がタンクホルダ103に装
着された状態でインクタンク111内のブラックのイン
クがインク供給口211を介してインクジェットヘッド
102に供給される。
【0009】図28は、図27に示したインクタンク1
11について説明するための図である。図28(a)
が、インクタンク111を、第1の爪131が見える方
向から見た斜視図であり、図28(b)が、インクタン
ク111を、可動レバー130が見える方向から見た斜
視図である。また、図28(c)が、インクタンク11
1の断面図である。図29は、図27に示したインクタ
ンク111を分解した状態を示す図である。
【0010】図28(a)および図28(b)に示され
るように、インクタンク111の一方の側面に、第2の
爪132を有する可動レバー130が設けられ、インク
タンク111の他方の側面に第1の爪131が設けられ
ている。第1の爪131および第2の爪132のそれぞ
れは、インクタンク111をタンクホルダ103に装着
した際に、タンクホルダ103に形成された穴と係合さ
れる。これにより、インクタンク111がタンクホルダ
103に固定される。インクタンク111の下面には、
その下面から円筒状に突出するインク供給口211が設
けられている。
【0011】また、図28(c)および図29に示すよ
うに、インクタンク111は、上面に開口部を有する箱
部材151と、箱部材151の上面に接合され、その上
面の開口部を密閉する蓋部材152とから構成されてい
る。箱部材151に、上述した可動レバー130、第1
の爪131およびインク供給口221が設けられてい
る。箱部材151の内部には、液体であるインクを吸収
することでそのインクを保持するインク吸収体153が
収納されている。インク供給口221の内部には、イン
ク吸収体153と接するジョイント部材154が充填さ
れている。インク吸収体153に保持されているインク
がジョイント部材154を通してインク供給口211か
らインクジェットヘッド102に供給される。
【0012】図30は、4色のインクを収納する従来の
液体収納容器としてのインクタンクを示す斜視図であ
る。図31は、図30に示したインクタンクが分解され
た状態を示す斜視図である。
【0013】図30および図31に示されるように、4
色のインクを収納するインクタンクでは、インク吸収体
163,164,165,166を収納する収納ケース
が箱部材161と、箱部材161の上面に接合された蓋
部材162とから構成されている。箱部材161の内部
は3つのしきい壁161a,161b,161cにより
4つの部屋に仕切られており、箱部材161内の4つの
部屋の上面が開口している。箱部材161内の4つの部
屋のそれぞれに、それぞれの部屋に対応するインク吸収
体を収納した後に箱部材161の上面に蓋部材162が
溶着により接合され、それぞれの部屋の上面が密閉され
ている。蓋部材162の箱部材161への溶着方法とし
ては、超音波溶着、振動溶着、熱溶着などがある。
【0014】図32は、従来のインクジェットヘッドカ
ートリッジについて説明するための図である。図32
(a)が、従来のインクジェットヘッドカートリッジを
示す斜視図であり、図32(b)が図32(a)のA−
A’線断面図である。
【0015】図32に示されるインクジェットヘッドカ
ートリッジでは、インクを収納するインクタンク180
aと、インクタンク部180aから供給されたインクを
吐出するインクジェットヘッド部180bとが一体とな
ったものである。インクタンク部180aおよびインク
ジェットヘッド部180bを構成する箱部材181の内
部にはインク吸収体183が収納されている。箱部材1
81の、インクジェットヘッド部180bに対応する部
分の内部にもインク吸収体183が入り込んでいる。従
って、このインクジェットヘッドカートリッジは、箱部
材181および蓋部材182から成る収納ケースにイン
クジェットヘッドが設けられたものである。
【0016】箱部材181の上面は開口しており、箱部
材181の上面に、その上面の開口を塞ぐ板状の蓋部材
182が溶着により接合されている。箱部材181の、
インクジェットヘッド部180bに対応する部分の外壁
面には、複数の電極を有するフレキシブルプリント板1
87と、フレキシブルプリント板187と接続されたヒ
ーターボード184とが接合されている。ヒーターボー
ド184には、インクを吐出する吐出口184aと、吐
出口184aからインクを吐出させるために利用される
熱エネルギーを発生する電気熱変換体としてのヒーター
とが形成されている。
【0017】箱部材181の、ヒーターボード184が
接合された部分には、ヒータボード184の吐出口18
4aと連通するインク流路186が形成されている。イ
ンク流路186のインク吸収体183側の端部には、イ
ンクを濾過してインクからごみを除去するためのフィル
タ185が取り付けられている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクタンクでは、インク吸収体を有するインクタンク
内のインクが消費され、インクがなくなったインクタン
クを別の新しいものと交換した際に、使用済みのインク
タンクの再利用を考慮した場合、インクタンクの箱部材
および蓋部材を構成するプラスチックなどのモールド部
品と、インク吸収体を構成するポリウレタンとを分離す
る必要がある。ここで、蓋部材を箱部材に接合する方法
として溶着を用いた場合、蓋部材と箱部材とが溶融され
て固定されているため、インクタンクを分解する際に、
蓋部材と箱部材との接合部からインクタンクを破壊して
インクタンク内からインク吸収体やジョイント部材を取
り出すことが困難であるという問題点がある。
【0019】また、図32に示されるインクジェットヘ
ッドカートリッジでは、箱部材181内のインクを使い
切った、使用済みのインクジェットヘッドカートリッジ
の再利用を考慮した場合、箱部材181および蓋部材1
82から成る収納ケース、インク吸収体、再利用が困難
なヒーターボード184およびフレキシブルプリント板
187ならびにフィルタ185を分解する必要がある。
ここで、蓋部材182は箱部材181に溶着により接合
されており、蓋部材182と蓋部材181との接合部か
らインクタンク部180aを破壊して、箱部材181内
からインク吸収体183およびフィルタ185を取り出
すことが困難である。さらに、ヒーターボード184お
よびフレキシブルプリント板187は接着剤などにより
箱部材181に接合されており、ヒーターボード184
およびフレキシブルプリント板187を箱部材181か
ら取り外すことが困難であるという問題点がある。
【0020】本発明の目的は、簡単かつ安価な方法で分
解することができ、再利用が容易な液体収納容器、イン
クジェットヘッドカートリッジ、液体収納容器およびイ
ンクジェットヘッドカートリッジの分解方法を提供する
ことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液体収納容器は、液体を吸収することで該
液体を保持する吸収体と、該吸収体を収納する収納ケー
スとを有する液体収納容器において、前記収納ケースを
構成する壁に破断可能な薄肉部が設けられている。
【0022】上記の発明では、吸収体を収納する収納ケ
ースの壁に破断可能な薄肉部が設けられていることによ
り、その薄肉部を破断させて収納ケースを破壊すること
で収納ケース内の吸収体を簡単に取り出すことができ
る。従って、液体収納容器内の液体がなくなった後に液
体収納容器を再利用する際、収納ケースと吸収体とを簡
単に、安価で分離して、それぞれを別の再利用の工程に
送り出すことができる。その結果、液体収納容器の再利
用が容易になる。
【0023】また、前記収納ケースが、前記吸収体を収
納し、一面に開口部を有する箱部材と、該箱部材の一面
に接合されて前記箱部材の開口部を密閉する蓋部材とか
ら構成されており、前記収納ケースの、前記箱部材と前
記蓋部材との接合部を除く部分に前記薄肉部が設けられ
ていることが好ましい。
【0024】上記のように、収納ケースが箱部材と、箱
部材に接合された蓋部材とから構成されている場合、収
納ケースの、箱部材と蓋部材との接合部を破壊すること
は困難であるので、その接合部を除く部分に薄肉部が設
けられていることにより、薄肉部を簡単に破断させるこ
とができる。
【0025】さらに、前記収納ケースの、前記薄肉部の
近傍の部分に突起部が設けられていることが好ましい。
このように、収納ケースの、薄肉部の近傍の部分に突起
部が設けられていることにより、突起部を引っ張ること
で薄肉部を容易に破断させることができる。
【0026】さらに、前記吸収体から供給された液体を
吐出するインクジェットヘッドを備えた容器ホルダに前
記収納ケースを装着して固定するために、前記収納ケー
スの一面に、該一面から突出する可動レバーが設けられ
ており、前記収納ケースの、前記可動レバーの近傍の部
分に前記薄肉部が設けられていてもよい。
【0027】上記のように、収納ケースの、可動レバー
の近傍の部分に薄肉部が設けられていることにより、可
動レバーを引っ張ることで薄肉部を容易に破断させるこ
とができる。
【0028】また、本発明の液体収納容器は、液体を吸
収することで該液体を保持する複数の吸収体と、該複数
の吸収体をそれぞれ別々に収納するために内部がしきい
壁により複数の部屋に仕切られた収納ケースとを有する
液体収納容器において、前記収納ケースの外壁および前
記しきい壁に、同一平面上に配置される破断可能な薄肉
部が設けられている。
【0029】上記の発明では、複数の吸収体をそれぞれ
別々に収納する収納ケースを有する液体収納容器におい
て、前記収納ケースの外壁および前記しきい壁に、同一
平面上に配置される破断可能な薄肉部が設けられている
ことにより、薄肉部を破断させて収納ケースを破壊する
ことで、複数の吸収体を収納ケース内から簡単に、安価
で取り出すことができる。
【0030】さらに、前記収納ケースには、前記収納ケ
ース内の液体を前記収納ケースの外部に供給する液体供
給口が備えられ、かつ、前記液体供給口における前記収
納ケース内側の端部にフィルタが設けられており、前記
収納ケースの、前記液体供給口の周囲の部分に破断可能
な薄肉部が設けられていることが好ましい。
【0031】上記のように、収納ケースに備えられた液
体供給口における収納ケース内側の端部にフィルタが設
けられている場合、収納ケースの、液体供給口の周囲の
部分に破断可能な薄肉部が設けられていることにより、
薄肉部を破断させて収納ケースの液体供給口近傍の部分
を破壊することでフィルタを収納ケースから簡単に分離
することができる。従って、再利用が困難なフィルタを
簡単に収納ケースから分離することができることによ
り、収納ケースを容易に再利用することができる。
【0032】さらに、本発明のインクジェットヘッドカ
ートリッジは、液体を収納する収納ケースと、該収納ケ
ースに設けられ、前記収納ケース内から供給される液体
を吐出するインクジェットヘッドとを有するインクジェ
ットヘッドカートリッジにおいて、前記収納ケースの前
記インクジェットヘッド近傍の部分に破断可能な薄肉部
が設けられている。
【0033】上記の発明では、収納ケースの前記インク
ジェットヘッド近傍の部分に破断可能な薄肉部が設けら
れていることにより、薄肉部を破断させてインクジェッ
トヘッドを簡単に分離することができる。従って、収納
ケース内の液体がなくなった後に、再利用が困難なイン
クジェットヘッドを分離することで、インクジェットヘ
ッドを廃棄する際に、収納ケースの、廃棄する部分を極
めて少なくすると共に、収納ケースを容易に再利用する
ことができる。
【0034】さらに、前記収納ケースの内部に、液体を
吸収することで該液体を保持する吸収体が収納されてお
り、前記薄肉部を破断させた際に前記吸収体が前記収納
ケースから露出するように前記薄肉部が設けられている
ことが好ましい。
【0035】上記のように、収納ケースの内部に吸収体
が収納されている場合、薄肉部を破断させた際に吸収体
が収納ケースから露出するように薄肉部が設けられてい
ることにより、薄肉部を破断させた後に吸収体を収納ケ
ースから取り出すことができる。従って、再利用が困難
なインクジェットヘッドを分離すると共に収納ケースか
ら吸収体を分離して、収納ケースおよび吸収体を別々の
再利用の工程に送り出すことができ、収納ケースおよび
吸収体を容易に再利用することができる。
【0036】さらに、本発明の液体収納容器の分解方法
は、液体を吸収することで該液体を保持する吸収体と、
該吸収体を収納する収納ケースとを有する液体収納容器
の分解方法であって、前記収納ケースを構成する壁に破
断可能な薄肉部を設け、該薄肉部を破断させて前記収納
ケースを破壊した後に前記収納ケース内から前記吸収体
を取り出して前記収納ケースと前記吸収体とを分離す
る。
【0037】上記の発明では、上述したのと同様に、薄
肉部を破断させることで収納ケースと吸収体とを簡単
に、かつ安価で分離することができ、収納ケースと吸収
体とを別々の再利用の工程に送り出すことができるの
で、液体収納容器を容易に再利用することができる。
【0038】さらに、前記収納ケースが、前記吸収体を
収納し、一面に開口部を有する箱部材と、該箱部材の一
面に接合されて前記箱部材の開口部を密閉する蓋部材と
から構成されており、前記収納ケースの、前記箱部材と
前記蓋部材との接合部を除く部分に前記薄肉部を設けて
もよい。さらに、前記収納ケースの、前記薄肉部の近傍
の部分に突起部を設け、該突起部を引っ張ることにより
前記薄肉部を破断させてもよい。
【0039】さらに、前記吸収体から供給された液体を
吐出するインクジェットヘッドを備えた容器ホルダに前
記収納ケースを装着して固定するために、前記収納ケー
スの一面に、該一面から突出する可動レバーが設けられ
ており、前記収納ケースの、前記可動レバーの近傍の部
分に前記薄肉部を設け、前記可動レバーを引っ張ること
により前記薄肉部を破断させてもよい。
【0040】さらに、本発明の液体収納容器の分解方法
は、液体を吸収することで該液体を保持する複数の吸収
体と、該複数の吸収体をそれぞれ別々に収納するために
内部がしきい壁により複数の部屋に仕切られた収納ケー
スとを有する液体収納容器の分解方法であって、前記収
納ケースの外壁および前記しきい壁に、同一平面上に配
置される破断可能な薄肉部を設け、該薄肉部を破断させ
て前記収納ケースを破壊した後に前記収納ケース内から
前記複数の吸収体を取り出して前記収納ケースと前記複
数の吸収体とを分離する。
【0041】上記の発明では、上述したのと同様に、複
数の吸収体をそれぞれ別々に収納する収納ケースを有す
る液体収納容器において、前記収納ケースの外壁および
前記しきい壁に設けられた薄肉部を破断させて収納ケー
スを破壊することで複数の吸収体を収納ケース内から取
り出すことにより、収納ケースと複数の吸収体とを簡単
に、かつ安価で分離することができる。従って、液体収
納容器を容易に再利用することができる。
【0042】さらに、前記収納ケースには、前記収納ケ
ース内の液体を前記収納ケースの外部に供給する液体供
給口が備えられ、かつ、前記液体供給口における前記収
納ケース内側の端部にフィルタが設けられており、前記
収納ケースの、前記液体供給口の周囲の部分に破断可能
な薄肉部を設け、該薄肉部を破断させて前記収納ケース
を破壊することで前記収納ケースから前記フィルタを分
離することが好ましい。
【0043】さらに、本発明のインクジェットヘッドカ
ートリッジの分解方法は、液体を収納する収納ケース
と、該収納ケースに設けられ、前記収納ケース内から供
給される液体を吐出するインクジェットヘッドとを有す
るインクジェットヘッドカートリッジの分解方法であっ
て、前記収納ケースの前記インクジェットヘッド近傍の
部分に破断可能な薄肉部を設け、該薄肉部を破断させて
前記収納ケースを破壊することで前記インクジェットヘ
ッドを前記収納ケースから分離する。
【0044】上記の発明では、収納ケースの前記インク
ジェットヘッド近傍の部分に設けた薄肉部を破断させて
インクジェットヘッドを分離することにより、収納ケー
ス内の液体がなくなった後に、再利用が困難なインクジ
ェットヘッドを簡単に、かつ安価で分離して、収納ケー
スの、インクジェットヘッドから分離された部分を再利
用の工程の送り出すことができる。従って、インクジェ
ットヘッドを廃棄する際に、収納ケースの、廃棄する部
分を極めて少なくすることができ、収納ケースを容易
に、かつ効率よく再利用することができる。
【0045】さらに、前記収納ケースの内部に、液体を
吸収することで該液体を保持する吸収体が収納されてお
り、前記薄肉部を破断させた際に前記吸収体が前記収納
ケースから露出するように前記薄肉部を設け、前記薄肉
部を破断させた後に前記収納ケース内から前記吸収体を
取り出して前記収納ケースと前記吸収体とを分離するこ
とが好ましい。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0047】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態の液体収納容器について説明するための図
である。図1(a)が本実施形態の液体収納容器を示す
斜視図であり、図1(b)が図1(a)のA−A’線断
面図である。
【0048】図1(a)および図1(b)に示すよう
に、本実施形態の液体収納容器であるインクタンク50
aでは、上面が開口した直方体形状の箱部材51の内部
にインク吸収体53が収納されている。インク吸収体5
3に液体としてのインクを吸収させることでインク吸収
体53にインクが保持される。箱部材51の上面には、
その上面の開口部を密閉する板状の蓋部材52が溶着に
より接合されている。従って、箱部材51と蓋部材52
とから、インク吸収体53を収納する収納ケースが構成
されている。箱部材51の複数の側壁のうち、壁面が最
大面積面となる側壁には、その側壁の縁部に沿って破断
可能な薄肉部55が設けられている。薄肉部55は、箱
部材51の側面に溝を形成することにより設けられてお
り、薄肉部55の厚みは、箱部材51の平均肉厚よりも
薄くなっている。この薄肉部55は、箱部材51の、蓋
部材52との接合部分を除く部分に形成されている。
【0049】箱部材51の下面からは円筒状のインク供
給口33が突出している。インク供給口33の内部は箱
部材51の内部と連通しており、このインク供給口33
の内部にはジョイント部材54が充填されている。ジョ
イント部材54はインク吸収体53と接しており、イン
ク吸収体53に吸収されたインクがジョイント部材54
を介して箱部材51の外部に供給される。また、箱部材
51の、薄肉部55またはインク供給口33が形成され
た側面と異なる側面には、第2の爪32を有する可動レ
バー30が設けられている。
【0050】図2は、図1(a)および図1(b)に示
すインクタンク50aの、図1(a)のA−A’線およ
び蓋部材52に対して垂直な方向に沿った断面図であ
る。図2に示すように、箱部材51の、可動レバー30
側と反対側の側面におけるジョイント部材54側の部分
には、その側面から突出する第1の爪31が形成されて
いる。第1の爪31および第2の爪32はそれぞれ、後
述するタンクホルダにインクタンク50aを装着する際
に、そのタンクホルダに形成された穴と係合する。
【0051】箱部材51および蓋部材52の材質として
は、耐インク性、ガスバリヤ性および透明性に優れ、か
つ安価なポリプロピレンが用いられている。インク吸収
体53の材質としては、インク保持特性および負圧特性
に優れた発泡ポリウレタンスポンジが用いられている。
【0052】このように本実施形態のインクタンク50
aでは、箱部材51の側面に破断可能な薄肉部55が形
成されていることにより、薄肉部55を破断させて箱部
材51を破壊することで、箱部材51内のインク吸収体
53およびジョイント部材54を取り出すことができ
る。
【0053】図3は、図1(a)、図1(b)および図
2に示したインクタンク50aが破壊された状態につい
て説明するための図である。図3(a)が、破壊された
インクタンク50aを示す斜視図であり、図3(b)
が、破壊されたインクタンク50aの、図1(b)と同
じ断面による断面図である。
【0054】図3(a)および図3(b)に示すよう
に、薄肉部55を破断させて箱部材51を破壊すること
によって、箱部材51内のインク吸収体53およびジョ
イント部材54を取り出すことができる。従って、箱部
材51および蓋部材52を構成するポリプロピレンと、
インク吸収体53を構成するポリウレタンとを分離し
て、ポリプロピレンおよびポリウレタンをそれぞれ別々
に、再利用の処理をする工程に送り出すことができる。
【0055】図4は、図1(a)、図1(b)および図
2に示したインクタンクを有するインクジェットヘッド
カートリッジについて説明するための図である。図4
(a)が、インクタンクを有するインクジェットヘッド
カートリッジを示す斜視図であり、図4(b)が、図4
(a)に示されるタンクホルダからインクタンクが取り
外された状態を示す斜視図である。
【0056】図4(a)に示すように、インクジェット
ヘッドカートリッジ21では、タンクホルダ3の下面に
インクジェットヘッド2が備えられている。タンクホル
ダ3には、インクタンク50a,50b,50c,50
dが着脱自在に設けられている。インクタンク50b,
50c,50dの構成および形状はそれぞれ、上述した
インクタンク50aと同様である。
【0057】インクタンク50aはブラックのインク
用、インクタンク50bはイエローのインク用、インク
タンク50cはマゼンタ色のインク用、インクタンク5
0dはシアンのインク用である。このようにインクタン
ク50a,50b,50c,50dのそれぞれがタンク
ホルダ3に対して着脱自在となり、それぞれのインクタ
ンクが交換可能となっていることにより、インクジェッ
ト記録装置における印刷のランニングコストが低減され
る。
【0058】図5は、図4に示したタンクホルダ3およ
びインクジェットヘッド2の断面図である。図5に示す
ように、箱状のタンクホルダ3の上面は開口しており、
タンクホルダ3の下面の一側部側にインクジェットヘッ
ド2が設けられている。インクジェットヘッド2では、
ベースプレート205によってシリコン基板201が支
持されている。シリコン基板201には、インクを吐出
させるために利用される熱エネルギーを発生する電気熱
変換体としてのヒーターなどが形成されている。
【0059】また、インクジェットヘッド2には、タン
クホルダ3にインクタンクを装着した際に、そのインク
タンクのインク供給口と接続されるジョイント204が
設けられている。ジョイント204には、シリコン基板
201に向かって延びるインク流路206が形成されて
いる。
【0060】このようなインクジェットヘッドカートリ
ッジにおけるインクの流れとして、ブラックのインク用
のインクタンク50aを例にとって説明する。インクタ
ンク50a内のインクはインクタンク50aのインク供
給口50aおよびジョイント204を介してインクジェ
ットヘッド2内に供給される。インクジェットヘッド2
内に供給されたインクはインク流路206を通してシリ
コン基板201へ供給され、供給されたインクがシリコ
ン基板201のヒーターの発生する熱エネルギーによっ
て、被記録媒体である記録用紙に向けて吐出される。
【0061】タンクホルダ3のインクジェットヘッド2
側の側面におけるインクジェットヘッド2の近傍には、
インクタンク50aの第1の爪31が嵌合する第1の穴
41が形成されている。また、タンクホルダ3の、イン
クジェットヘッド2側と反対側の側面における上面側の
部分には、インクタンク50aの第2の爪32が係合す
る第2の穴42が形成されている。
【0062】図6は、図1(a)、図1(b)および図
2に示したインクタンク50aをタンクホルダ3に装着
する動作について説明するための図である。インクタン
ク50aは、図6(a)〜図6(c)に示す動作を経て
タンクホルダ3に装着される。
【0063】まず、図6(a)において、タンクホルダ
3の上面にインクタンク50aのインク供給口33側の
面を向けてタンクホルダ3の内部にインクタンク50a
を挿入していく。
【0064】次に、図6(b)において、タンクホルダ
3の第1の穴41にインクタンク50aの第1の爪31
を嵌合させる。
【0065】そして、図6(c)において、インクタン
ク50aの可動レバー30を撓ませて、可動レバー30
の第2の爪32をタンクホルダ3の第2の穴42に係合
させる。このようにして、インクタンク50aの第1の
爪31および第2の爪32をそれぞれ、タンクホルダ3
の第1の穴41および第2の穴42に入り込ませこと
で、インクタンク50aがタンクホルダ3に装着されて
固定される。
【0066】図7は、図4(a)に示したインクジェッ
トヘッドカートリッジ21が搭載されたインクジェット
記録装置を示す斜視図である。図7に示すように、イン
クジェット記録装置では、インクジェットヘッドカート
リッジ21がキャリッジ1に搭載されている。キャリッ
ジ1は、互いに平行なリードスクリュー4およびガイド
軸5によってリードスクリュー4およびガイド軸5と平
行な方向に移動可能に支持されている。このキャリッジ
1は、キャリッジモーター(不図示)によってリードス
クリュー4が回転されることで平行移動させられる。イ
ンクジェットヘッドカートリッジ21に備えられたイン
クジェットヘッド2の吐出面の移動軌跡面の近傍には、
紙押さえ板9が備えられている。
【0067】また、インクジェット記録装置には、被記
録媒体である記録用紙6をインクジェットヘッド2の記
録領域に向けて搬送する給紙ローラ7と、インクジェッ
トヘッド2により記録された記録用紙6を排出するため
の排紙ローラ8とが備えられている。給紙ローラ7およ
び排紙ローラ8は不図示のモーターにより回転される。
【0068】このようなインクジェット記録装置では、
インクジェットヘッドカートリッジ21のインクジェッ
トヘッド2から吐出されるインクが、インクジェットヘ
ッド2の吐出口面と対向する記録用紙6に付着すること
によって、記録用紙6の表面に記録画像が形成される。
インクジェットヘッド2による記録用紙6への記録と連
動して、モータにより回転される給紙ローラ7および排
紙ローラ8と、紙押さえ板9とによって記録用紙6がイ
ンクジェット記録装置の外部に排出される。
【0069】図8は、図1(a)、図1(b)および図
2に示したインクタンク50aの変形例について説明す
るための図である。図8(a)が、インクタンク50a
の変形例を示す斜視図であり、図8(b)が図8(a)
のA−A’線断面図である。
【0070】図8(a)および図8(b)に示すインク
タンク50aでは、箱部材51の薄肉部55の近傍に、
突起部としてのつまみ58が設けられている。つまみ5
8は、箱部材51の、可動レバー30側と反対側の面か
ら突出している。このつまみ58を引っ張ったりして押
圧することにより、薄肉部55を容易に破断させること
ができる。
【0071】図9は、図8(a)および図8(b)に示
したインクタンク50aが破壊された状態について説明
するための図である。図9(a)が、破壊されたインク
タンク50aを示す斜視図であり、図9(b)が、破壊
されたインクタンク50aの、図8(b)と同じ断面に
よる断面図である。
【0072】図9(a)および図9(b)に示すよう
に、つまみ58を矢印Bに示す方向に押圧することによ
り、薄肉部55が破断してインクタンク50aが破壊さ
れる。このように、薄肉部55を破断させるためのつま
み58が設けられていることより、容易にインクタンク
50aを破壊して、インクタンク50a内のインク吸収
体53およびジョイント部材54を取り出すことができ
る。
【0073】以上で説明したように、本実施形態のイン
クタンク50aの側壁に破断可能な薄肉部55が設けら
れていることにより、薄肉部55を破断させて箱部材5
1を破壊することにより、箱部材51内のインク吸収体
53を簡単に取り出すことができる。従って、インクタ
ンク50a内のインクを使い切った後にインクタンク5
0aを再利用する際、箱部材51および蓋部材52を構
成するポリプロピレンと、インク吸収体53を構成する
ポリウレタンとを簡単に、かつ安価で分離して、それぞ
れを別の再利用の工程の送り出すことができる。その結
果、インクタンク50aの再利用が容易になる。
【0074】(第2の実施の形態)図10は、本発明の
第2の実施形態の液体収納容器について説明するための
図である。図10(a)が、本実施形態の液体収納容器
を示す斜視図であり、図10(b)が図10(a)のA
−A’線断面図である。本実施形態の液体収納容器とし
てのインクタンクでは、第1の実施形態のものと比較し
て、インクタンクに設けられる破断可能な薄肉部がイン
クタンクの箱部材ではなく蓋部材に形成されている点が
異なっている。図10では、第1の実施形態と同一の構
成部品に同一の符号を付してあり、以下では、第1の実
施形態と異なる点を中心に説明する。
【0075】図10(a)および図10(b)に示すよ
うに、本実施形態の液体収納容器としてのインクタンク
では、直方体形状の箱部材51aの内部にインク吸収体
53が収納されている。箱部材51aの上面は開口して
おり、箱部材51aの上面に、その上面の開口を塞ぐ板
状の蓋部材52aが接合されている。この蓋部材52a
と箱部材51aとから、インク吸収体53を収納する収
納ケースが構成されている。蓋部材52aには、蓋部材
52aの縁部に沿って破断可能な薄肉部56が設けられ
ている。薄肉部56の厚みは、箱部材51aの平均肉厚
よりも薄くなっている。また、薄肉部56は、蓋部材5
2aの、箱部材51aとの接合部を除く部分で、蓋部材
52aの、箱部材51aと反対側の面に溝が形成される
ことで設けられている。この蓋部材52aの薄肉部56
を破断させることにより、インクタンクを破壊すること
ができる。箱部材51aおよび蓋部材52aの材質とし
てはポリプロピレンが用いられている。
【0076】また、第1の実施形態のインクタンク50
aと同様に、箱部材51aの下面からは円筒状のインク
供給口33aが突出している。インク供給口33aの内
部にはジョイント部材54が充填されている。箱部材5
1aの一方の側面には第1の爪31aが形成され、箱部
材51aの他方の側面には、第2の爪32aを有する可
動レバー30aが設けられている。
【0077】図11は、図10(a)および図10
(b)に示したインクタンクが破壊された状態について
説明するための図である。図11(a)が、破壊された
インクタンクを示す斜視図であり、図11(b)が、破
壊されたインクタンク50aの、図10(b)と同じ断
面による断面図である。
【0078】図11(a)および図11(b)に示すよ
うに、薄肉部56を破断して蓋部材52aを薄肉部56
に沿って破壊することにより、箱部材51a内のインク
吸収体53およびジョイント部材54を簡単に取り出す
ことができる。
【0079】図12は、図10(a)および図10
(b)に示したインクタンクの変形例について説明する
ための図である。図12(a)が、図10(a)および
図10(b)に示したインクタンクの変形例を示す斜視
図であり、図10(b)が図10(b)と同じ断面によ
る断面図である。
【0080】図12に示されるインクタンクでは、蓋部
材52aの、箱部材51aと反対側の上面から突出する
突起部としてのつまみ59が蓋部材52aに設けられて
いる。つまみ59の位置としては、薄肉部56で囲まれ
る部分の可動レバー30a側の端部に配置されている。
このつまみ59を引っ張り上げることにより、蓋部材5
2aの薄肉部56を容易に破断させることができる。
【0081】図13は、図12(a)および図12
(b)に示したインクタンクが破壊された状態について
説明するための図である。図13(a)が、破壊された
インクタンクを示す斜視図であり、図13(b)が、破
壊されたインクタンクの、図12(b)と同じ断面によ
る断面図である。
【0082】図13に示すように、つまみ59を引っ張
り上げると、薄肉部56のつまみ59近傍の部分が破断
する。そして、つまみ59をさらに引っ張りが上げるこ
とにより、薄肉部56が広い範囲にわたって破断しい
き、蓋部材52aが破壊される。このようにして、蓋部
材52aを破壊することにより、蓋部材52aの、破壊
された部分から、箱部材51a内のインク吸収体53お
よびジョイント部材54を取り出すことができる。
【0083】従って、インクタンク内のインクを使い切
った後にインクタンクを再利用する際、箱部材51aお
よび蓋部材52aを構成するポリプロピレンと、インク
吸収体53を構成するポリウレタンとを簡単に、かつ安
価で分離して、それぞれを別の再利用の工程の送り出す
ことができる。その結果、インクタンクの再利用が容易
になる。
【0084】(第3の実施の形態)図14は、本発明の
第3の実施形態の液体収納容器について説明するための
図である。図14(a)が、本実施形態の液体収納容器
を示す斜視図であり、図14(b)が図14(a)のA
−A’線断面図である。本実施形態の液体収納容器とし
てのインクタンクでは、第1の実施形態のものと比較し
て、インクタンクに設けられる破断可能な薄肉部の位置
が異なっている。図14では、第1の実施形態と同一の
構成部品に同一の符号を付してあり、以下では、第1の
実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0085】図14(a)および図14(b)に示すよ
うに、本実施形態の液体収納容器としてのインクタンク
では、直方体形状の箱部材51bの一方の側面に可動レ
バー30bが設けられている。可動レバー30bは、第
1の実施形態のインクタンク50aに設けられた可動レ
バー30と同じ形状のものであり、インクタンクをタン
クホルダに装着する際に用いられる。
【0086】箱部材51bの内部にはインク吸収体53
が収納されている。箱部材51bの上面は開口してお
り、箱部材51bの上面に、その上面の開口を塞ぐ板状
の蓋部材52が接合されている。また、箱部材51bの
下面には、その下面から突出する円筒状のインク供給口
33bが設けられている。インク供給口33bの内部に
はジョイント部材54が充填されている。この箱部材5
1bと蓋部材52とから、インク吸収体53を収納する
収納ケースが構成されている。箱部材51bの材質とし
てはポリプロピレンが用いられている。
【0087】箱部材51bの、可動レバー30bが設け
られた側面における可動レバー30bの近傍の部分に
は、破断可能な薄肉部57が設けられている。薄肉部5
7は、箱部材51bの側面に溝を形成することにより設
けられており、薄肉部57の厚みは、箱部材51bの平
均肉厚よりも薄くなっている。箱部材51bの、可動レ
バー30b側と反対側の側面には、その側面から突出す
る第1の爪31bが形成されている。
【0088】このように本実施形態のインクタンクで
は、箱部材51bの可動レバー30b側の側面に薄肉部
57が設けられていることにより、可動レバー30bを
引っ張り上げて薄肉部57を容易に破断させることがで
き、箱部材51bを簡単に破壊することができる。
【0089】図15は、図14(a)および図14
(b)に示したインクタンクが破壊された状態について
説明するための図である。図15(a)が、破壊された
インクタンクを示す斜視図であり、図15(b)が、破
壊されたインクタンクの、図14(b)と同じ断面によ
る断面図である。
【0090】図15(a)およびず15(b)に示すよ
うに、可動レバー30bを矢印Bの方向に引っ張り上げ
ると、まず、薄肉部57の可動レバー30b近傍の部分
が破断される。そして、可動レバー30bをさらに引っ
張り上げることにより、薄肉部57が広い範囲にわたっ
て破断していき、箱部材51bが破壊される。このよう
にして、箱部材51bを破壊することにより、箱部材5
1bの、破壊された部分から、箱部材51b内のインク
吸収体53およびジョイント部材54を取り出すことが
できる。
【0091】従って、インクタンク内のインクを使い切
った後にインクタンクを再利用する際、箱部材51bお
よび蓋部材52を構成するポリプロピレンと、インク吸
収体53を構成するポリウレタンとを簡単に、かつ安価
で分離して、それぞれを別の再利用の工程の送り出すこ
とができる。その結果、インクタンクの再利用が容易に
なる。
【0092】(第4の実施の形態)図16は、本発明の
第4の実施形態の液体収納容器を示す斜視図である。本
実施形態の液体収納容器は、第1〜第3の実施形態のも
のと比較して、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック
の4色のインクをそれぞれ別々に収納する4色一体型の
インクタンクであり、インクタンクの内部が4つの部屋
に分かれている点が大きく異なっている。
【0093】図17は、図16に示したインクタンクの
断面図である。図17(a)が図16のA−A’線断面
図、図17(b)が図16のB−B’線断面図である。
また、図18は、図17(a)に示されるA部の部分拡
大図である。
【0094】本実施形態の液体収納容器としてのインク
タンクでは、図16、図17(a)および図17(b)
に示されるように、直方体形状の箱部材61の上面に板
状の蓋部材62が接合されている。箱部材61の内部
は、蓋部材62の底面に対して垂直、かつ互いに平行な
しきい壁61a,61b,61cにより4つの部屋に分
けられている。従って、箱部材61内の4つの部屋は蓋
部材62と平行な方向に並んでいる。4つの部屋のうち
の一方の端の部屋にはインク吸収体63が収納され、そ
の一方の端の部屋と隣接する部屋にはインク吸収体64
が収納されている。また、4つの部屋のうち他方の端の
部屋にはインク吸収体66が収納され、その他方の端の
部屋と隣接する部屋にはインク吸収体65が収納されて
いる。
【0095】従って、箱部材61と蓋部材62とから、
インク吸収体63,64,65,66を収納する収納ケ
ースが構成されている。インク吸収体63がイエローの
インク用、インク吸収体64がシアンのインク用、イン
ク吸収体65がマゼンタのインク用、インク吸収体66
がブラックのインク用である。箱部材61および蓋部材
62の材質としては、耐インク性、ガスバリヤ性および
透明性に優れ、かつ安価なポリプロピレンが用いられて
いる。インク吸収体63,64,65,66の材質とし
ては、インク保持特性および負圧特性に優れた発泡ポリ
ウレタンスポンジが用いられている。
【0096】箱部材61の、しきい壁61a,61b,
61cと平行な両側面と、箱部材61の底部とには、同
一平面内に配置される破断可能な薄肉部68が設けられ
ている。また、蓋部材62にも、薄肉部68が配置され
た平面と同一の平面内に配置される破断可能な薄肉部6
7が設けられている。そして、しきい壁61aに薄肉部
69aが、しきい壁61bに薄肉部69bが、しきい壁
61cに薄肉部69cが設けられている。薄肉部69
a,69b,69cは、薄肉部67および68が配置さ
れた平面と同一の平面内に配置されており、薄肉部69
a,69b,69cのそれぞれは破断可能なものであ
る。薄肉部67,68,69a,69b,69cのそれ
ぞれは、箱部材61または蓋部材62の、それぞれの薄
肉部に対応する部分に溝を形成することにより設けられ
ている。
【0097】図18に示すように、薄肉部69cは、し
きい壁61cの両面に溝を形成することにより設けられ
ている。薄肉部69aおよび69bのそれぞれも薄肉部
69cと同様に、しきい壁61aおよび61bのそれぞ
れの両面に溝を形成することにより設けられている。
【0098】このように構成された本実施形態のインク
タンクでは、薄肉部67,68,69a,69b,69
cを破断して、箱部材61および蓋部材62を破壊する
ことにより、インクタンク内のインク吸収体63,6
4,65を容易に取り出すことができる。
【0099】図19は、図16に示したインクタンクが
破壊された状態を示す斜視図である。図19に示すよう
に、上述した薄肉部67,68,69a,69b,69
cを破断させることで、インクタンクが破壊されて箱部
材61および蓋部材62のそれぞれが分離する。これに
より、インク吸収体63,64,65,66をそれぞれ
収納する4つの部屋が開封され、インク吸収体63,6
4,65,66をインクタンク内から簡単に取り出すこ
とができる。
【0100】本実施形態のインクタンクは、4色のイン
クを収納するものであるが、収納ケースの内部が1つ以
上のしきい壁により2つ以上の部屋に仕切られ、2つの
以上のインク吸収体を収納するインクタンクにおいて
も、インクタンク内のしきい壁に破断可能な薄肉部を設
けることにより、インクタンク内からインク吸収体を容
易に取り出すことが可能となる。
【0101】従って、インクタンク内のインクを使い切
った後にインクタンクを再利用する際、箱部材61およ
び蓋部材62を構成するポリプロピレンと、インク吸収
体63を構成するポリウレタンとを簡単に、かつ安価で
分離して、それぞれを別の再利用の工程の送り出すこと
ができる。その結果、インクタンクの再利用が容易にな
る。
【0102】(第5の実施の形態)図20は、本発明の
第5の実施形態の液体収納容器について説明するための
図である。図20(a)が、本実施形態の液体収納容器
を示す斜視図であり、図20(b)が、図20(a)の
A−A’線断面図である。
【0103】本実施形態の液体収納容器としてのインク
タンクでは、図20(a)および図20(b)に示すよ
うに、直方体形状の箱部材71の内部にインク吸収体7
3が収納されている。インク吸収体73にインクが吸収
されて保持されており、インクタンク内にインク吸収体
73と共にインクが収納されている。箱部材71の上面
は開口しており、箱部材71の上面に、その上面の開口
部を塞ぐ板状の蓋部材72が溶着により接合されてい
る。箱部材71と蓋部材72とから、インク吸収体73
を収納する収納ケースが構成されている。箱部材71お
よび蓋部材72の材質としては、耐インク性、ガスバリ
ヤ性および透明性に優れ、かつ安価なポリプロピレンが
用いられている。インク吸収体73の材質としては、イ
ンク保持特性および負圧特性に優れた発泡ポリウレタン
スポンジが用いられている。
【0104】箱部材71内の底面からは、箱部材71の
内部に向かって延びる円筒状のインク供給口75が設け
られている。そのインク供給口75の先端面にフィルタ
74が取り付けられている。フィルタ74は、フィルタ
74を通過するインクを濾過してインクからからごみを
除去するものである。
【0105】箱部材71の、最大面積面となる側面には
第1の実施形態と同様に、その側面の縁部に沿って破断
可能な薄肉部77が設けられている。また、箱部材71
の下面の、インク供給口75の周囲の部分にも、破断可
能な薄肉部76が設けられている。すなわち、箱部材7
1の、フィルタ74が取付けられた部分の周囲に薄肉部
76が設けられており、薄肉部76を破断することによ
り、フィルタ74をインク供給口75と共に箱部材71
から分離することができる。
【0106】図21は、図20(a)および図20
(b)に示したインクタンクが破壊された状態について
説明するための図である。図21(a)が、破壊された
インクタンクを示す斜視図であり、図21(b)が、破
壊されたインクタンクの、図20(b)と同じ断面によ
る断面図である。
【0107】図21(a)に示すように、箱部材71の
側面の薄肉部77を破断させて箱部材71の側面を破壊
することにより、箱部材71内のインク吸収体73を取
り出すことができる。また、図21(a)および図21
(b)に示すように、箱部材71の下面の薄肉部76を
破断させることにより、インク供給口75およびフィル
タ74を箱部材71から分離する。フィルタ74は、再
利用が困難なものであり、箱部材71から分離されたフ
ィルタ74は廃棄される。ここで、フィルタ74は、ポ
リプロピレンから成るインク供給口75に取り付けられ
ているので、フィルタ74からインク供給口75を切り
取ることにより、箱部材71の、廃棄する部分が極めて
少なくて済む。フィルタ74から切り取られたプラスチ
ック製のインク供給口75は、箱部材71と共に再利用
される。
【0108】本実施形態のインクタンクは1色のインク
用のものであるが、複数色のインクを収納する一体型の
インクタンクにおいて、そのインクタンクにそれぞれの
色用のフィルタが複数設けられていても、それぞれのフ
ィルタを分離することができるように薄肉部を設ければ
よい。
【0109】従って、インクタンク内のインクを使い切
った後にインクタンクを再利用する際、箱部材71およ
び蓋部材72を構成するポリプロピレンと、インク吸収
体73を構成するポリウレタンとを簡単に分離して、そ
れぞれを別の再利用の工程の送り出すことができる。そ
の結果、インクタンクの再利用が容易になる。
【0110】(第6の実施の形態)図22は、本発明の
第6の実施形態のインクジェットヘッドカートリッジに
ついて説明するための図である。図22(a)が、本実
施形態のインクジェットヘッドカートリッジを示す斜視
図であり、図22(b)が、図22(a)のA−A’線
断面図である。
【0111】本実施形態のインクジェットヘッドカート
リッジは、図22(a)および図22(b)に示すよう
に、インクを収納するインクタンク部80aと、インク
タンク部80aから供給されたインクを吐出するインク
ジェットヘッド部80bとが一体となったものである。
インクタンク部80aおよび、インクジェットヘッド部
80bの一部を構成する箱部材81の内部にはインク吸
収体83が収納されている。箱部材81の、インクジェ
ットヘッド部80bに対応する部分の内部にもインク吸
収体83が入り込んでいる。
【0112】箱部材81の上面は開口しており、箱部材
81の上面に、その上面の開口を塞ぐ板状の蓋部材82
が溶着により接合されている。箱部材81の、インクジ
ェットヘッド部80bに対応する部分の外壁面には、複
数の電極を有するフレキシブルプリント板87と、フレ
キシブルプリント板87と接続されたヒーターボード8
4とが接合されている。ヒーターボード84には、イン
クを吐出する吐出口84aと、吐出口84aからインク
を吐出させるために利用される熱エネルギーを発生する
電気熱変換体としてのヒーターとが形成されている。
【0113】箱部材81の、ヒーターボード84が接合
された部分には、ヒータボード84の吐出口84aと連
通するインク流路86が形成されている。インク流路8
6のインク吸収体83側の端部には、インクを濾過して
インクからごみを除去するためのフィルタ85が取り付
けられている。従って、箱部材81と蓋部材82とか
ら、液体を収納する収納ケースが構成されており、その
収納ケースに、インクを吐出するインクジェットヘッド
が設けられている。箱部材81および蓋部材82の材質
としては、耐インク性、ガスバリヤ性および透明性に優
れ、かつ安価なポリプロピレンが用いられている。イン
ク吸収体83の材質としては、インク保持特性および負
圧特性に優れた発泡ポリウレタンスポンジが用いられて
いる。
【0114】また、箱部材81の、インクタンク部80
aとインクジェットヘッド部80bとの境界部付近に破
断可能な薄肉部88が設けられている。薄肉部88は、
箱部材81の外装面に溝を形成することにより箱部材8
1に設けられている。この薄肉部88を破断させてイン
クタンク部80aとインクジェットヘッド部80bとを
分離することにより、箱部材81内のインク吸収体83
を取り出すことができる。
【0115】図23は、図22(a)および図22
(b)に示したインクタンクが破壊された状態について
説明するための図である。図23(a)が、破壊された
インクジェットヘッドカートリッジを示す斜視図であ
り、図23(b)が、破壊されたインクジェットヘッド
カートリッジの、図22(b)と同じ断面による断面図
である。
【0116】図23(a)および図23(b)に示すよ
うに、上述した薄肉部88を破断させてインクジェット
ヘッドカートリッジを破壊し、インクタンク部80aと
インクジェット部80bとを分離すると、インク吸収体
83の、インクジェットヘッド部80b内に入り込んで
いた部分が露出する。このインク吸収体83の、露出し
た部分を引っ張り上げることにより、インク吸収体83
をインクタンク80a内から取り出すことができる。こ
こで、箱部材81は、箱部材81の、インクタンク部8
0aに対応する部分である箱部材81aと、箱部材81
の、インクジェットヘッド部80bに対応する部分であ
る箱部材81bとに分離される。このようにしてインク
タンク部81とインクジェットヘッド部80bとを分離
することで、インク吸収体83を箱部材81および蓋部
材82から容易に分離することができる。
【0117】また、上記のようにインクジェットヘッド
部80bをインクタンク部80aから分離して、再利用
が困難なフィルタ85、ヒーターボード84およびフレ
キシブルプリント基板87を廃棄する際、箱部材81
の、廃棄する部分を極めて少なくすることができる。
【0118】従って、インクジェットヘッドカートリッ
ジ内のインクを使い切った後にインクジェットヘッドカ
ートリッジを再利用する際、箱部材81および蓋部材8
2を構成するポリプロピレンと、インク吸収体83を構
成するポリウレタンとを簡単に、かつ安価で分離して、
それぞれを別の再利用の工程の送り出すことができる。
その結果、箱部材81の、廃棄する部分を極めて少なく
した上で、インクジェットヘッドカートリッジの再利用
が容易になる。
【0119】(第7の実施の形態)図24は、本発明の
第7の実施形態のインクジェットヘッドカートリッジを
示す斜視図である。本実施形態のインクジェットヘッド
カートリッジは、第6の実施形態のものと比較して、イ
ンクタンク部の内部に複数のインク吸収体がそれぞれ別
々に収納されている点が大きく異なっている。
【0120】本実施形態のインクジェットヘッドカート
リッジは、図24に示すように、インクを収納するイン
クタンク部90aと、インクタンク部90aから供給さ
れたインクを吐出するインクジェットヘッド部90bと
が一体となったものである。インクタンク部90aおよ
び、インクジェットヘッド部90bの一部を構成する収
納ケースとしての箱部材91の内部には、後述するよう
に複数のインク吸収体が収納されている。箱部材91
の、インクジェットヘッド部90bに対応する部分にお
けるインクタンク部90a側と反対側の端部には、イン
クタンク部90aから供給されたインクを吐出するイン
クジェットヘッドとしての吐出ユニット93が設けられ
ている。
【0121】箱部材91の材質としては、耐インク性、
ガスバリヤ性および透明性に優れ、かつ安価なポリプロ
ピレンが用いられている。インク吸収体94,95,9
6の材質としては、インク保持特性および負圧特性に優
れた発泡ポリウレタンスポンジが用いられている。
【0122】また、箱部材91の、インクタンク部90
aとインクジェットヘッド部90bとの境界部付近に、
破断可能な薄肉部98が設けられている。薄肉部98
は、箱部材91の外装面に溝を形成することにより箱部
材91に設けられている。この薄肉部98を破断させて
インクタンク部90aとインクジェットヘッド部90b
とを分離することにより、箱部材91内の複数のインク
吸収体を取り出すことができる。
【0123】図25は、図24に示したインクジェット
ヘッドカートリッジが破壊された状態を示す斜視図であ
る。図25に示すように、薄肉部98を破断させてイン
クジェットヘッドカートリッジを破壊し、インクタンク
部90aとインクジェット部80bとを分離すると、イ
ンクタンク部90a内に収納されたインク吸収体94,
95,96が露出する。これらのインク吸収体94,9
5,96をインクタンク部90a内から引っ張り出すこ
とにより、箱部材91aからインク吸収体を分離するこ
とができる。ここで、箱部材91は、箱部材91の、イ
ンクタンク部90aに対応する部分である箱部材91a
と、箱部材91の、インクジェットヘッド部90bに対
応する部分である箱部材91bとに分離される。
【0124】また、上記のようにインクジェットヘッド
部90bをインクタンク部90aから分離して、再利用
が困難な吐出ユニット93を廃棄する際、箱部材91
の、廃棄する部分を極めて少なくすることができ、箱部
材91を容易に、かつ効率よく再利用することができ
る。
【0125】従って、インクジェットヘッドカートリッ
ジ内のインクを使い切った後にインクジェットヘッドカ
ートリッジを再利用する際、箱部材91を構成するポリ
プロピレンと、インク吸収体94,95,96を構成す
るポリウレタンとを簡単に分離して、それぞれを別の再
利用の工程の送り出すことができる。その結果、箱部材
91の、廃棄する部分を極めて少なくした上で、インク
ジェットヘッドカートリッジの再利用が容易になる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体収納容
器は、液体を保持するための吸収体を収納する収納ケー
スの壁に破断可能な薄肉部が設けられていることによ
り、その薄肉部を破断させて収納ケースを破壊すること
で収納ケース内の吸収体を簡単に取り出すことができ
る。従って、液体収納容器を再利用する際、収納ケース
と吸収体とを簡単に分離することができ、液体収納容器
の再利用が容易になるという効果がある。
【0127】また、収納ケースが、吸収体を収納する箱
部材と、箱部材に接合された蓋部材とから構成されてい
る場合、収納ケースの、箱部材と蓋部材との接合部を破
壊することは困難であるので、その接合部を除く部分に
薄肉部が設けられていることにより、薄肉部を簡単に破
断させることができる。
【0128】さらに、収納ケースの、薄肉部の近傍の部
分に突起部を設けることにより、その突起部を引っ張る
ことで薄肉部を容易に破断させることができる。
【0129】さらに、液体収納容器の吸収体から供給さ
れた液体を吐出するインクジェットヘッドを備えた容器
ホルダに収納ケースを装着して固定するために、収納ケ
ースの一面に可動レバーが設けられており、収納ケース
の、可動レバーの近傍の部分に前記薄肉部が設けられて
いることにより、可動レバーを引っ張ることで薄肉部を
容易に破断させることができる。
【0130】また、本発明の液体収納容器は、複数の吸
収体をそれぞれ別々に収納する収納ケースを有する液体
収納容器において、前記収納ケースの外壁および前記し
きい壁に、同一平面上に配置される破断可能な薄肉部が
設けられていることにより、薄肉部を破断させて収納ケ
ースを破壊することで、複数の吸収体を収納ケース内か
ら簡単に取り出すことができる。従って、収納ケースと
複数の吸収体とを簡単に分離することができ、複数の吸
収体が収納された液体収納容器を容易に再利用すること
ができるという効果がある。
【0131】さらに、収納ケースに、フィルタが設けら
れた液体供給口が備えられている場合、収納ケースの、
液体供給口の周囲の部分に破断可能な薄肉部が設けられ
ていることにより、薄肉部を破断させて収納ケースの液
体供給口近傍の部分を破壊することでフィルタを収納ケ
ースから簡単に分離することができる。従って、再利用
が困難なフィルタを簡単に収納ケースから分離すること
ができ、収納ケースを容易に再利用することができると
いう効果がある。
【0132】さらに、本発明のインクジェットヘッドカ
ートリッジは、液体を収納する収納ケースと、該収納ケ
ースに設けられたインクジェットヘッドとを有するイン
クジェットヘッドカートリッジにおいて、前記収納ケー
スの前記インクジェットヘッド近傍の部分に破断可能な
薄肉部が設けられていることにより、薄肉部を破断させ
てインクジェットヘッドを簡単に分離することができ
る。従って、再利用が困難なインクジェットヘッドを分
離することで、インクジェットヘッドを廃棄する際に、
収納ケースの、廃棄する部分を極めて少なくすると共
に、収納ケースを容易に再利用することができるという
効果がある。
【0133】さらに、インクジェットヘッドカートリッ
ジの収納ケースの内部に吸収体が収納されている場合、
薄肉部を破断させた際に吸収体が収納ケースから露出す
るように薄肉部が設けられていることにより、薄肉部を
破断させた後に吸収体を収納ケースから取り出すことが
できる。従って、再利用が困難なインクジェットヘッド
を分離すると共に収納ケースから吸収体を分離して、収
納ケースおよび吸収体を別々の再利用の工程に送り出す
ことができ、収納ケースおよび吸収体を容易に再利用す
ることができる。
【0134】さらに、本発明の液体収納容器の分解方法
は、吸収体を収納する収納ケースを構成する壁に破断可
能な薄肉部を設け、薄肉部を破断させて収納ケースを破
壊した後に収納ケース内から吸収体を取り出して収納ケ
ースと吸収体とを分離することにより、収納ケースと吸
収体との分離が簡単になり、液体収納容器の再利用が容
易になるという効果がある。
【0135】さらに、本発明の液体収納容器の分解方法
は、複数の吸収体を収納するために内部がしきい壁によ
り複数の部屋に仕切られた収納ケースの外壁および前記
しきい壁に、同一平面上に配置される破断可能な薄肉部
を設け、薄肉部を破断させることで収納ケース内から複
数の吸収体を取り出して収納ケースと複数の吸収体とを
分離することにより、収納ケースと複数の吸収体とを簡
単に分離することができ、液体収納容器の再利用が容易
になるという効果がある。
【0136】さらに、本発明のインクジェットヘッドカ
ートリッジの分解方法は、液体を収納する収納ケースの
インクジェットヘッド近傍の部分に設けた薄肉部を破断
させてインクジェットヘッドを分離することにより、再
利用が困難なインクジェットヘッドを簡単に分離して、
収納ケースの、インクジェットヘッドから分離された部
分を再利用の工程の送り出すことができる。従って、イ
ンクジェットヘッドを廃棄する際に、収納ケースの、廃
棄する部分を極めて少なくすることができ、収納ケース
を容易に、かつ効率よく再利用することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の液体収納容器につい
て説明するための図である。
【図2】図1に示すインクタンクの、A−A’線および
蓋部材に対して垂直な方向に沿った断面図である。
【図3】図1および図2に示したインクタンクが破壊さ
れた状態について説明するための図である。
【図4】図1および図2に示したインクタンクを有する
インクジェットヘッドカートリッジについて説明するた
めの図である。
【図5】図4に示したタンクホルダおよびインクジェッ
トヘッドの断面図である。
【図6】図1および図2に示したインクタンクをタンク
ホルダに装着する動作について説明するための図であ
る。
【図7】図4(a)に示したインクジェットヘッドカー
トリッジが搭載された記録装置を示す斜視図である。
【図8】図1および図2に示したインクタンクの変形例
について説明するための図である。
【図9】図8に示したインクタンクが破壊された状態に
ついて説明するための図である。
【図10】本発明の第2の実施形態の液体収納容器につ
いて説明するための図である。
【図11】図10に示したインクタンクが破壊された状
態について説明するための図である。
【図12】図10に示したインクタンクの変形例につい
て説明するための図である。
【図13】図12に示したインクタンクが破壊された状
態について説明するための図である。
【図14】本発明の第3の実施形態の液体収納容器につ
いて説明するための図である。
【図15】図14に示したインクタンクが破壊された状
態について説明するための図である。
【図16】本発明の第4の実施形態の液体収納容器を示
す斜視図である。
【図17】図16に示したインクタンクの断面図であ
る。
【図18】図17(a)に示されるA部の部分拡大図で
ある。
【図19】図16に示したインクタンクが破壊された状
態を示す斜視図である。
【図20】本発明の第5の実施形態の液体収納容器につ
いて説明するための図である。
【図21】図20に示したインクタンクが破壊された状
態について説明するための図である。
【図22】本発明の第6の実施形態のインクジェットヘ
ッドカートリッジについて説明するための図である。
【図23】図22に示したインクタンクが破壊された状
態について説明するための図である。
【図24】本発明の第7の実施形態のインクジェットヘ
ッドカートリッジを示す斜視図である。
【図25】図24に示したインクジェットヘッドカート
リッジが破壊された状態を示す斜視図である。
【図26】従来の技術によるインクジェット記録装置を
示す斜視図である。
【図27】図26に示したキャリッジに搭載されるイン
クジェットヘッドカートリッジについて説明するための
図である。
【図28】図27に示したインクタンクについて説明す
るための図である。
【図29】図27に示したインクタンクを分解した状態
を示す図である。
【図30】4色のインクを収納する従来のインクタンク
を示す斜視図である。
【図31】図30に示したインクタンクが分解された状
態を示す斜視図である。
【図32】従来の技術によるインクジェットヘッドカー
トリッジについて説明するための図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 インクジェットヘッド 3 タンクホルダー 4 リードスクリュー 5 ガイド軸 6 記録用紙 7 給紙ローラ 8 排紙ローラ 9 紙押さえ板 21 インクジェットヘッドカートリッジ 30、30a、30b 可動レバー 31、31a、31b 第1の爪 32、32a、32b 第2の爪 33、33a、33b、75 インク供給口 41 第1の穴 42 第2の穴 50a、50b、50c、50d インクタンク 51、51a、51b、61、71、81、81a、8
1b、91、91a、91b 箱部材 52、52a、62、72、82 蓋部材 53、63〜66、73、83、94〜96 インク
吸収体 54 ジョイント部材 55〜57、67、68、69a、69b、69c、7
6、77、88、98薄肉部 58、59 つまみ 61a、61b、61c しきい壁 74、85 フィルタ 80a、90a インクタンク部 80b、90b インクジェットヘッド部 84 ヒーターボード 84a 吐出口 86 インク流路 87 フレキシブルプリント板 93 吐出ユニット 201 シリコン基板 204 ジョイント 205 ベースプレート 206 インク流路

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吸収することで該液体を保持する
    吸収体と、該吸収体を収納する収納ケースとを有する液
    体収納容器において、 前記収納ケースを構成する壁に破断可能な薄肉部が設け
    られていることを特徴とする液体収納容器。
  2. 【請求項2】 前記収納ケースが、前記吸収体を収納
    し、一面に開口部を有する箱部材と、該箱部材の一面に
    接合されて前記箱部材の開口部を密閉する蓋部材とから
    構成されており、前記収納ケースの、前記箱部材と前記
    蓋部材との接合部を除く部分に前記薄肉部が設けられて
    いる請求項1に記載の液体収納容器。
  3. 【請求項3】 前記収納ケースの、前記薄肉部の近傍の
    部分に突起部が設けられている請求項1または2に記載
    の液体収納容器。
  4. 【請求項4】 前記吸収体から供給された液体を吐出す
    るインクジェットヘッドを備えた容器ホルダに前記収納
    ケースを装着して固定するために、前記収納ケースの一
    面に、該一面から突出する可動レバーが設けられてお
    り、前記収納ケースの、前記可動レバーの近傍の部分に
    前記薄肉部が設けられている請求項1または2に記載の
    液体収納容器。
  5. 【請求項5】 液体を吸収することで該液体を保持する
    複数の吸収体と、該複数の吸収体をそれぞれ別々に収納
    するために内部がしきい壁により複数の部屋に仕切られ
    た収納ケースとを有する液体収納容器において、 前記収納ケースの外壁および前記しきい壁に、同一平面
    上に配置される破断可能な薄肉部が設けられていること
    を特徴とする液体収納容器。
  6. 【請求項6】 前記収納ケースには、前記収納ケース内
    の液体を前記収納ケースの外部に供給する液体供給口が
    備えられ、かつ、前記液体供給口における前記収納ケー
    ス内側の端部にフィルタが設けられており、前記収納ケ
    ースの、前記液体供給口の周囲の部分に破断可能な薄肉
    部が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の液体収納容器。
  7. 【請求項7】 液体を収納する収納ケースと、該収納ケ
    ースに設けられ、前記収納ケース内から供給される液体
    を吐出するインクジェットヘッドとを有するインクジェ
    ットヘッドカートリッジにおいて、 前記収納ケースの前記インクジェットヘッド近傍の部分
    に破断可能な薄肉部が設けられていることを特徴とする
    インクジェットヘッドカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記収納ケースの内部に、液体を吸収す
    ることで該液体を保持する吸収体が収納されており、前
    記薄肉部を破断させた際に前記吸収体が前記収納ケース
    から露出するように前記薄肉部が設けられている請求項
    7に記載のインクジェットヘッドカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記収納ケースが、前記吸収体を収納
    し、一面に開口部を有する箱部材と、該箱部材の一面に
    接合されて前記箱部材の開口部を密閉する蓋部材とから
    構成されており、前記収納ケースの、前記箱部材と前記
    蓋部材との接合部を除く部分に前記薄肉部が設けられて
    いる請求項7または8に記載のインクジェットヘッドカ
    ートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記収納ケースの、前記薄肉部の近傍
    の部分に突起部が設けられている請求項7〜9のいずれ
    か1項に記載のインクジェットヘッドカートリッジ。
  11. 【請求項11】 液体を吸収することで該液体を保持す
    る吸収体と、該吸収体を収納する収納ケースとを有する
    液体収納容器の分解方法であって、 前記収納ケースを構成する壁に破断可能な薄肉部を設
    け、該薄肉部を破断させて前記収納ケースを破壊した後
    に前記収納ケース内から前記吸収体を取り出して前記収
    納ケースと前記吸収体とを分離する液体収納容器の分解
    方法。
  12. 【請求項12】 前記収納ケースが、前記吸収体を収納
    し、一面に開口部を有する箱部材と、該箱部材の一面に
    接合されて前記箱部材の開口部を密閉する蓋部材とから
    構成されており、前記収納ケースの、前記箱部材と前記
    蓋部材との接合部を除く部分に前記薄肉部を設ける請求
    項11に記載の液体収納容器の分解方法。
  13. 【請求項13】 前記収納ケースの、前記薄肉部の近傍
    の部分に突起部を設け、該突起部を引っ張ることにより
    前記薄肉部を破断させる請求項11または12に記載の
    液体収納容器の分解方法。
  14. 【請求項14】 前記吸収体から供給された液体を吐出
    するインクジェットヘッドを備えた容器ホルダに前記収
    納ケースを装着して固定するために、前記収納ケースの
    一面に、該一面から突出する可動レバーが設けられてお
    り、前記収納ケースの、前記可動レバーの近傍の部分に
    前記薄肉部を設け、前記可動レバーを引っ張ることによ
    り前記薄肉部を破断させる請求項11または12に記載
    の液体収納容器の分解方法。
  15. 【請求項15】 液体を吸収することで該液体を保持す
    る複数の吸収体と、該複数の吸収体をそれぞれ別々に収
    納するために内部がしきい壁により複数の部屋に仕切ら
    れた収納ケースとを有する液体収納容器の分解方法であ
    って、 前記収納ケースの外壁および前記しきい壁に、同一平面
    上に配置される破断可能な薄肉部を設け、該薄肉部を破
    断させて前記収納ケースを破壊した後に前記収納ケース
    内から前記複数の吸収体を取り出して前記収納ケースと
    前記複数の吸収体とを分離する液体収納容器の分解方
    法。
  16. 【請求項16】 前記収納ケースには、前記収納ケース
    内の液体を前記収納ケースの外部に供給する液体供給口
    が備えられ、かつ、前記液体供給口における前記収納ケ
    ース内側の端部にフィルタが設けられており、前記収納
    ケースの、前記液体供給口の周囲の部分に破断可能な薄
    肉部を設け、該薄肉部を破断させて前記収納ケースを破
    壊することで前記収納ケースから前記フィルタを分離す
    る請求項11〜15のいずれか1項に記載の液体収納容
    器の分解方法。
  17. 【請求項17】 液体を収納する収納ケースと、該収納
    ケースに設けられ、前記収納ケース内から供給される液
    体を吐出するインクジェットヘッドとを有するインクジ
    ェットヘッドカートリッジの分解方法であって、 前記収納ケースの前記インクジェットヘッド近傍の部分
    に破断可能な薄肉部を設け、該薄肉部を破断させて前記
    収納ケースを破壊することで前記インクジェットヘッド
    を前記収納ケースから分離するインクジェットヘッドカ
    ートリッジの分解方法。
  18. 【請求項18】 前記収納ケースの内部に、液体を吸収
    することで該液体を保持する吸収体が収納されており、
    前記薄肉部を破断させた際に前記吸収体が前記収納ケー
    スから露出するように前記薄肉部を設け、前記薄肉部を
    破断させた後に前記収納ケース内から前記吸収体を取り
    出して前記収納ケースと前記吸収体とを分離する請求項
    17に記載のインクジェットヘッドカートリッジの分解
    方法。
  19. 【請求項19】 前記収納ケースが、前記吸収体を収納
    し、一面に開口部を有する箱部材と、該箱部材の一面に
    接合されて前記箱部材の開口部を密閉する蓋部材とから
    構成されており、前記収納ケースの、前記箱部材と前記
    蓋部材との接合部を除く部分に前記薄肉部を設ける請求
    項17または18に記載のインクジェットヘッドカート
    リッジの分解方法。
  20. 【請求項20】 前記収納ケースの、前記薄肉部の近傍
    の部分に突起部を設け、該突起部を引っ張ることにより
    前記薄肉部を破断させる請求項17〜19のいずれか1
    項に記載のインクジェットヘッドカートリッジの分解方
    法。
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