JPH11342197A - 体外循環回路の圧テスト方法及び圧テスト装置 - Google Patents

体外循環回路の圧テスト方法及び圧テスト装置

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JPH11342197A
JPH11342197A JP11045666A JP4566699A JPH11342197A JP H11342197 A JPH11342197 A JP H11342197A JP 11045666 A JP11045666 A JP 11045666A JP 4566699 A JP4566699 A JP 4566699A JP H11342197 A JPH11342197 A JP H11342197A
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pressure
circuit
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under test
test
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JP11045666A
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Ei Okawa
鋭 大川
Sumio Ohara
澄夫 大原
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同一の圧テストで機能部品の取付忘れや二重取
付等のリーク以外のアッセンブリーの不具合をも検知で
き、リーク品を合格と判定してしまう可能性をほとんど
皆無にし得る体外循環回路の圧テスト方法及び圧テスト
装置を提供する。 【解決手段】各種機能部品の取り付けによるアッセンブ
リーで形成された体外循環回路の少なくともリークを検
知し得る圧テスト方法であって、弁を有するエアー流入
口と回路接続口とを有する定容量のエアータンクにエア
ーを供給し、エアータンクの内圧を一定に保持した後
に、エアータンクの回路接続口に接続された被試験回路
に、エアータンクの回路接続口を開放することによって
エアー圧を供給すると共に、圧モニターでエアー圧の圧
降下量を検出し、該検出値を予め設定した基準値と比較
することによって、被試験回路のリークの他に機能部品
の取付忘れや二重取付等の不具合を検知することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透析等に使用され
る体外循環回路を形成するアッセンブリーの不具合を検
知し得る圧テスト方法及び圧テスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、透析等に使用される体外循環
回路は、チューブ部分とサンプリングや薬液の注入に使
用するゴムボタン部、患者との接続部分であるシャント
継手部、血液をローラポンプで送るためのポンプしごき
部、気泡や異物等を除去するドリップチャンバ部、回路
内が陰圧になったことを検出する陰圧検出部及び血液を
浄化するダイアライザー等の各種機能部品を取り付けた
アッセンブリーによって形成されている。そして、この
ようなアッセンブリーの製造段階における製品検査の一
つとして圧テストが行われている。
【0003】従来、この圧テスト方法は、図5に示すよ
うに、アッセンブリーされた回路51(被試験回路51
という)と、この被試験回路51と同容積を持った回路
52(あるいは被試験回路51同士)を用いて行われ、
両回路51、52を、電磁弁55を介して空圧源56に
接続された電磁弁53、54に接続すると共に、両回路
51、52間に差圧センサ57を接続する。
【0004】そして、電磁弁53〜55を開いて、図6
に示すように、時間t1からt2の間で両回路51、5
2を一定圧まで加圧し、電磁弁53〜55を閉じてこの
圧を時間t2からt3の間一定に保持する。なお、図6
において時間t1からt2の間が1本の直線になってい
るのは、被試験回路51側の圧力と回路52側の圧力が
同時に同圧で上昇していることを示している。
【0005】このような圧力特性において、例えば被試
験回路51に大リークがあった場合には、被試験回路5
1側の圧力が図7の波線で示すように時間t2から下降
し、回路52側の一定圧力に対して差圧P1が発生す
る。また、被試験回路51に小リークがあった場合に
は、差圧センサ57の感度を上げることにより、被試験
回路51側の圧力が図7の二点鎖線で示すように時間t
3以降で下降し、回路52側の一定圧力に対して差圧P
2が発生する。したがって、差圧センサ57で検出され
る差圧P1によって大リークが検知され、差圧P2によ
って小リークが検知されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな圧テスト方法にあっては、被試験回路51のリーク
(回路51内からのエアーの漏れ)の検知はできるもの
の、リーク以外の被試験回路51の不具合を検知するこ
とができないという問題点があった。すなわち、体外循
環回路を形成し得る被試験回路51は、前述したように
多数の機能部品で構成されており、被試験回路51に例
えば機能部品の取付忘れや二重取付等の不具合があって
も、同容積を持った回路52との差圧でのバランステス
トであるため、これらの不具合を圧テストで検知するこ
とはできない。
【0007】また、圧テストが被試験回路51とこの被
試験回路51と同容積を持った回路52との差圧でのバ
ランステストであることから、同容積を持った回路52
が圧テスト中にリークし、また同様の程度で被試験回路
51がリークしていた場合、差圧が合格範囲内であれ
ば、リーク品を合格と判定してしまう可能性を持ってい
るという問題点もあった。
【0008】そこで、回路52のリークによる問題点を
解消するために、例えば被試験回路51と同容積を持っ
た回路52をリークのないタンクに置き換える方法も考
えられるが、この場合は、様々な容積の被試験回路51
があることから、タンクと被試験回路51を同時に加圧
する上記の方法では、所定圧まで上昇するのにタンクと
被試験回路51とでは時間が異なり、試験時間にバラツ
キが生じる。
【0009】そのため、被試験回路51の容積に合わせ
て同時間で所定圧まで加圧されるようにタンクへの空気
流入量を調整する必要が生じ、圧テストにかえって煩わ
しさを伴うことになる。また、この方法でも、リークの
ないタンクを使用していることから、リーク品を合格と
判定してしまう可能性は減少するものの、タンクと被試
験回路との差圧でのバランステストであることには変わ
りはなく、リーク以外のアッセンブリーの不具合までを
検知することはできない。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、請求項1ないし3記載の発明の目的は、同一の
圧テストで機能部品の取付忘れや二重取付等のリーク以
外のアッセンブリーの不具合をも検知でき、リーク品を
合格と判定してしまう可能性をほとんど皆無にし得る体
外循環回路の圧テスト方法及び圧テスト装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、各種機能部品
の取り付けによるアッセンブリーで形成された体外循環
回路の少なくともリークを検知し得る圧テスト方法であ
って、弁を有するエアー流入口と回路接続口とを有する
定容量のエアータンクにエアーを供給し、エアータンク
の内圧を一定に保持した後に、エアータンクの回路接続
口に接続された被試験回路に、エアータンクの回路接続
口を開放することによってエアー圧を供給すると共に、
圧モニターでエアー圧の圧降下量を検出し、該検出値を
予め設定した基準値と比較することによって被試験回路
の不具合を検知することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明は、検出値が、
基準値に対して所定値少ない値で平衡になった場合に機
能部品の二重取付であると判定し、基準値に対して所定
値多い値で平衡になった場合に機能部品の取付忘れであ
ると判定することを特徴とする。
【0013】このように構成することにより、弁を開き
エアー流入口からエアータンクに一定圧のエアーを供給
して、定容量のエアータンクの内圧を一定に保持し、こ
の状態でエアータンクの例えば2つの回路接続口に接続
されたアッセンブリーからなる被試験回路にエアー圧を
供給すると、エアータンク内のエアー圧が圧モニターで
検出される。この検出されたエアー圧の圧降下量で被試
験回路のリークが検知されると共に、例えば検出値と予
め設定した基準値とを比較することによって、アッセン
ブリーの機能部品の取付忘れや二重取付等の不具合が同
一の圧テストで検知される。この圧テストにおける合否
の判定は予め被試験回路に応じて設定した基準値との比
較であることから、リーク品を合格と判定する可能性が
ほとんど皆無となる。
【0014】また、請求項3記載の発明は、各種機能部
品の取り付けによるアッセンブリーで形成された体外循
環回路の少なくともリークを検知し得る圧テスト装置で
あって、開閉機構を有するエアー流入口とアッセンブリ
ーからなる被試験回路が接続される回路接続口とを有す
る定容量のエアータンクと、該エアータンクから被試験
回路に供給されるエアー圧を検出し得る圧モニターとを
具備し、圧モニターで検出されたエアー圧の圧降下量を
予め設定した基準値と比較することによって、被試験回
路の不具合を検知することを特徴とする。
【0015】このように構成することにより、エアータ
ンクの例えば2つの回路接続口に採血側コネクター等の
一方の開口部と返血側コネクター等の他方の開口部とが
接続されたアッセンブリーからなる被試験回路は、定容
量のエアータンクから一定のエアー圧が供給され、この
エアー圧の圧降下量が圧モニターで検出される。そし
て、圧モニターで検出される圧降下量と予め設定した基
準値とを比較することによって、被試験回路のリークや
機能部品の取付忘れ、二重取付等の不具合が同一の圧テ
ストで検知され、圧テストが予め被試験回路に応じて設
定した基準値との比較であることから、リーク品を合格
と判定してしまう可能性がほとんど皆無となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係
わる体外循環回路の圧テスト装置の回路例を示す概略構
成図である。
【0017】図1において、圧テスト装置1は、所定の
定容積を有するエアータンク2と、例えばこのエアータ
ンク2内に一体的に配置された圧モニター3とで構成さ
れている。エアータンク2は、開閉操作可能な空気弁6
を有するエアー流入口5と、被試験回路8が接続される
2つの回路接続口4、7を有し、回路接続口4には電磁
弁10が設けられ、回路接続口7には電磁弁9が設けら
れている。また、圧モニター3は、例えばエアータンク
2内のエアー圧を計測し得るように配置され、図示しな
い被試験回路8内のエアー圧を指示する指示計と、後述
する圧降下量の基準値を設定する設定器等が設けられて
いる。
【0018】図2は、この圧テスト装置1による圧テス
ト方法の手順の一例を示すフローチャートである。以
下、これについて説明する。先ず、エアータンク2の回
路接続口4、7に設けられている電磁弁9、10を閉じ
(S101)ると共に、空気弁6を開いて(S10
2)、エアータンク2内に図示しないコンプレッサー等
からエアーを供給する。そして、エアータンク2内のエ
アー圧が所定圧になった時点で空気弁6を閉じ(S10
3)、エアータンク2の内圧を所定圧に保持(S10
4)する。
【0019】次に、体外循環回路の各種機能部品が接続
されたアッセンブリーからなる被試験回路8を、エアー
タンク2の回路接続口4、7に接続(S105)する。
この時、被試験回路8の一方の開口部である採血側コネ
クター(図示せず)をエアータンク2の回路接続口4に
接続し、他方の開口部である返血側コネクター(図示せ
ず)を回路接続口7に接続する。そして、例えば被試験
回路8に輸液ライン等の開放ラインがある場合には、予
め定めた位置でクランプするか、開放ラインの末端部分
の部品取付忘れ等を見知するように開放部分をシールす
る適宜の部品を用いてシールする。
【0020】被試験回路8が接続されたら、この被試験
回路8の容積増加分による圧降下量を合格値(基準値)
として前記設定器で圧モニター3に設定(S106)
し、その後、エアータンク2の回路接続口4、7に設け
られている電磁弁9、10を開き(S107)、被試験
回路8にエアータンク2から所定圧のエアーを供給す
る。これにより、エアータンク2の2つの回路接続口
4、7間に接続された被試験回路8内に、回路接続口
4、7から矢印イの如く所定圧のエアーが供給され、エ
アータンク2の内圧が被試験回路8の容積増加分に応じ
て降下し始める。
【0021】そして、この圧降下量を圧モニター3によ
って所定時間検出(S108)し、この圧降下量の検出
値と設定した合格値とを比較して、被試験回路8の合否
を判定(S109)する。これにより、一つの被試験回
路8の圧テストが終了し、この圧テストが終了した後は
直ちにステップ101に戻り、次の被試験回路8を同様
にして圧テストする。
【0022】すなわち、上記の圧テスト方法によれば、
従来のように、リークがないことを予め確認した被試験
回路8あるいは同容積を持った回路と被試験回路8の圧
降下量との比較(バランステスト)ではなく、エアータ
ンク2と被試験回路8を接続及び開放することによっ
て、被試験回路8の容積増加分の圧降下量でリーク判定
や機能部品の取付忘れ及び二重取付の有無の判定を行う
ようにしたものである。
【0023】
【実施例】図3は、被試験回路8に機能部品の取付忘れ
及び二重取付等の不具合があった場合の、圧モニター3
で検出した圧降下量のデータを示すグラフであり、横軸
の時間で括弧内に示す数字は、時間t1〜t2で一定圧
まで加圧した後の(時間t2を0とした)経過時間の一
例を示している。また、グラフの折れ線aが二重取付品
の圧降下量を、折れ線bがリーク品の圧降下量を、折れ
線cが取付忘れ品の圧降下量を、折れ線dが合格品(正
常品)の圧降下量を示している。
【0024】この実施例のエアータンク2としては、容
積が40ml〜50mlで体外循環回路(アッセンブリ
ー)の容積と同程度に設定され、折れ線aと、折れ線c
は、この体外循環回路において容積が1〜2mlと最も
小さい容積の機能部品が二重取付された場合と取付忘れ
された場合を示している。
【0025】このグラフから明らかなように、折れ線a
に示す機能部品の二重取付の場合は、合格品dの圧降下
量よりも約5mmHg少ない圧で圧平衡となり、折れ線
cに示す取付忘れの場合は、合格品dの圧降下量より約
5mmHg高い圧で平衡になることがわかる。この圧降
下量の差によって、機能部品の二重取付や取付忘れが検
知される。なお、機能部品の容積が2mlより大きい場
合は、合格品との圧降下量の差がさらに大きくなり、そ
の二重取付や取付忘れがより確実に検知されることにな
る。また、折れ線bに示すリーク品については、平衡に
ならず経時的に圧が降下するため、被試験回路8の不具
合が容易に検知される。
【0026】このように、上記実施例の体外循環回路の
圧テスト方法及び圧テスト装置1によれば、定容量のエ
アータンク2の回路接続口4と回路接続口7との間に被
試験回路8を接続して、圧モニター3で圧降下量を検出
すると共に、この検出値と予め設定した基準値(合格品
の圧降下量)を比較して被試験回路8の不具合を判定す
るため、被試験回路8のリーク検知は勿論のこと、機能
部品の取付忘れや二重取付を同一の圧テストで検知する
ことができるし、部品やチューブの閉塞に関しても検知
することができる。
【0027】また、圧テストが従来のようなバランステ
ストでなく、被試験回路8を個々にテストし予め被試験
回路8の容積増加分に応じて設定してある基準値と比較
して判定するため、被試験回路8のリーク品を合格と判
定してしまう可能性をほとんど皆無にすることができ
る。さらに、定容量のエアータンク2を使用し、被試験
回路8の容積増加分に応じて基準値を設定するだけで圧
テストを行うことができるため、従来のように被試験回
路8と同容積を持った回路あるいはタンク等を使用した
り、タンクへの空気の流入量を調整する必要がなくな
り、圧テストにおける煩わしさを解消することができ
る。
【0028】また、検出した圧降下量と基準値との差に
よって被試験回路8の不具合を判定する方法であるた
め、各不具合に対応した基準値(合格品との差)を予め
実験等によって求めることにより、例えばダイアライザ
ーの糸本数不足等の不具合検知をリーク検知と同一の圧
テストで行うこともできる。
【0029】なお、以上の例においては、圧モニター3
をエアータンク2内に一体的に設けたが、エアータンク
2から被試験回路8に供給されるエアー圧を検出し得る
適宜位置に設けることができるし、エアータンク2に設
ける回路接続口4、7は、2つ(1対)に限らず、複数
対設け各回路接続口4、7に対して圧モニター3をそれ
ぞれ配置すれば、複数の被試験回路8の圧テストを並行
して行うことが可能になる。
【0030】図4は、本発明に係わる圧テスト装置の他
の例を示す図1と同様の概略構成図である。この圧テス
ト装置1の特徴は、エアータンク2に一つの回路接続口
4を設け、圧モニター3に回路接続口7を設けると共に
これをエアータンク2とは別体に形成し、エアータンク
2の回路接続口4と圧モニター3の回路接続口7との間
に被試験回路8を接続するようにした点にある。したが
って、この圧テスト装置1によれば、接続された被試験
回路8に関する最終到達圧力が圧モニター3によって検
出されることになり、この検出された圧力を基準値と比
較することによって、被試験回路8の各種不具合が上記
実施例と同様に検知される。
【0031】なお、上記各実施例における、圧テスト装
置1の回路例及び該回路による圧テスト方法は一例であ
って、本発明の圧テスト方法を実施し得る適宜の回路を
使用することができるし、圧テスト方法も上記の例に限
定されるものでもない。また、上記各実施例におけるエ
アータンク2の容量等の構成、圧モニター3の構成等も
一例であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々変更可能であることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1または2
記載の発明によれば、一定圧に保持された定容量のエア
ータンクから、該タンクの回路接続口に接続された被試
験回路にエアーを供給し、その圧降下量を圧モニターで
検出するため、この検出される圧降下量によって被試験
回路のリークを検知することができると共に、例えば検
出値と予め被試験回路に応じて設定した基準値とを比較
することによって、アッセンブリーの機能部品の取付忘
れや二重取付等の不具合を同一の圧テストで検知するこ
とができ、リーク品を合格と判定してしまう可能性をほ
とんど皆無にすることができる。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、エア
ータンクの回路接続口に接続された体外循環回路のアッ
センブリーからなる被試験回路に、エアータンクから一
定のエアー圧が供給され、このエアーの被試験回路によ
る圧降下量を圧モニターで検出すると共に、圧降下量と
予め被試験回路に応じて設定した基準値とを比較するた
め、被試験回路のリークや機能部品の取付忘れ、二重取
付等の不具合を同一の圧テストで検知することができ、
リーク品を合格と判定してしまう可能性をほとんど皆無
にすることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる体外循環回路の圧テスト装置の
一例を示す概略構成図
【図2】同その圧テスト装置を使用した圧テスト方法の
手順の一例を示すフローチャート
【図3】同その圧降下量の一例を示すグラフ
【図4】本発明に係わる体外循環回路の圧テスト装置の
他の例を示す概略構成図
【図5】従来の圧テスト装置の原理図
【図6】同その加圧方法を示すグラフ
【図7】同その圧降下量を示すグラフ
【符号の説明】
1 圧テスト装置 2 エアータンク 3 圧モニター 4 回路接続口 5 エアー流入口 6 空気弁 7 回路接続口 8 被試験回路 9、10 電磁弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種機能部品の取り付けによるアッセンブ
    リーで形成された体外循環回路の少なくともリークを検
    知し得る圧テスト方法であって、弁を有するエアー流入
    口と回路接続口とを有する定容量のエアータンクにエア
    ーを供給し、エアータンクの内圧を一定に保持した後
    に、エアータンクの回路接続口に接続された前記被試験
    回路に、エアータンクの回路接続口を開放することによ
    ってエアー圧を供給すると共に、圧モニターでエアー圧
    の圧降下量を検出し、該検出値を予め設定した基準値と
    比較することによって被試験回路の不具合を検知するこ
    とを特徴とする体外循環回路の圧テスト方法。
  2. 【請求項2】前記検出値が、前記基準値に対して所定値
    少ない値で平衡になった場合に前記機能部品の二重取付
    であると判定し、基準値に対して所定値多い値で平衡に
    なった場合に機能部品の取付忘れであると判定すること
    を特徴とする請求項1記載の体外循環回路の圧テスト方
    法。
  3. 【請求項3】各種機能部品の取り付けによるアッセンブ
    リーで形成された体外循環回路の少なくともリークを検
    知し得る圧テスト装置であって、開閉機構を有するエア
    ー流入口と前記アッセンブリーからなる被試験回路が接
    続される回路接続口とを有する定容量のエアータンク
    と、該エアータンクから前記被試験回路に供給されるエ
    アー圧を検出し得る圧モニターとを具備し、前記圧モニ
    ターで検出されたエアー圧の圧降下量を予め設定した基
    準値と比較することによって、被試験回路の不具合を検
    知することを特徴とする体外循環回路の圧テスト装置。
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