JPH1134194A - ハニカムコア、連続ハニカムコア及び展張装置 - Google Patents
ハニカムコア、連続ハニカムコア及び展張装置Info
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- JPH1134194A JPH1134194A JP20214997A JP20214997A JPH1134194A JP H1134194 A JPH1134194 A JP H1134194A JP 20214997 A JP20214997 A JP 20214997A JP 20214997 A JP20214997 A JP 20214997A JP H1134194 A JPH1134194 A JP H1134194A
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- honeycomb
- paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 たとえ厚紙を使用したハニカムコアであって
も、ハニカムコアにおける各紙材の折れ曲がりを容易と
し、正常なマス目を形成することができるハニカムコア
や展張装置を提供する。 【解決手段】 連続ハニカムコアAを構成するハニカム
コアA1等においては、奇数枚数の紙材により構成す
る。つまり、紙材群11〜nは一対の紙材により構成さ
れるが、この紙材群11には紙材10が接着されてい
る。この紙材10は薄紙により構成されている。このハ
ニカムコア同士を接着して連結する際には、薄紙で形成
された紙材10のある方向を同じにして行う。また、展
張装置においては、圧縮ローラにハニカムコアをガイド
するガイド板に凸状の抵抗物を設けて、ハニカムコアの
端部が搬送方向の逆向きに折れ曲がるようにする。
も、ハニカムコアにおける各紙材の折れ曲がりを容易と
し、正常なマス目を形成することができるハニカムコア
や展張装置を提供する。 【解決手段】 連続ハニカムコアAを構成するハニカム
コアA1等においては、奇数枚数の紙材により構成す
る。つまり、紙材群11〜nは一対の紙材により構成さ
れるが、この紙材群11には紙材10が接着されてい
る。この紙材10は薄紙により構成されている。このハ
ニカムコア同士を接着して連結する際には、薄紙で形成
された紙材10のある方向を同じにして行う。また、展
張装置においては、圧縮ローラにハニカムコアをガイド
するガイド板に凸状の抵抗物を設けて、ハニカムコアの
端部が搬送方向の逆向きに折れ曲がるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハニカムコア、連
続ハニカムコアの製造方法及びハニカムコア展張装置に
関するものである。
続ハニカムコアの製造方法及びハニカムコア展張装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりハニカムコアは、床材、壁材等
のパネル用芯材として使用されている。このハニカムコ
アにおいては、未展張状態の個別ハニカムコアを粘着テ
ープや接着剤により接着することによりエンドレス状に
形成し、これをハニカムコア展張装置により展張する。
のパネル用芯材として使用されている。このハニカムコ
アにおいては、未展張状態の個別ハニカムコアを粘着テ
ープや接着剤により接着することによりエンドレス状に
形成し、これをハニカムコア展張装置により展張する。
【0003】ここで、従来のハニカムコアは、偶数枚数
の短冊状紙材により形成されている。すなわち、図7に
示すように、連続ハニカムコアPは、ハニカムコアP
1、P2等により構成されている。このハニカムコアに
ついてハニカムコアP1を例に取って説明すると、ハニ
カムコアP1は、略六角形形状のマス目を有するハニカ
ムコアであり、偶数枚数の紙材により構成されている。
つまり、図7に示すように、紙材群111〜紙材群mを
それぞれ張り付けた状態で構成されるが、この紙材群1
11等は1対の紙材により構成されている。そして、連
続ハニカムコアを形成するには、各ハニカムコアP1、
P2等を張り付けてエンドレス状とするのである。
の短冊状紙材により形成されている。すなわち、図7に
示すように、連続ハニカムコアPは、ハニカムコアP
1、P2等により構成されている。このハニカムコアに
ついてハニカムコアP1を例に取って説明すると、ハニ
カムコアP1は、略六角形形状のマス目を有するハニカ
ムコアであり、偶数枚数の紙材により構成されている。
つまり、図7に示すように、紙材群111〜紙材群mを
それぞれ張り付けた状態で構成されるが、この紙材群1
11等は1対の紙材により構成されている。そして、連
続ハニカムコアを形成するには、各ハニカムコアP1、
P2等を張り付けてエンドレス状とするのである。
【0004】他の形状のハニカムコアにおいても同様で
ある。すなわち、略平行四辺形のマス目形状を有するハ
ニカムコアの場合には、図9に示すように構成され、連
続ハニカムコアQは、ハニカムコアQ1、Q2等により
構成される。ハニカムコアQ1を例に取って説明する
と、ハニカムコアQ1は、略平行四辺形状のマス目を有
するハニカムコアであり、偶数枚数の紙材により構成さ
れている。つまり、図9に示すように、ハニカムコアQ
1は、紙材群121〜紙材群mをそれぞれ張り付けた状
態で構成されるが、この紙材群121等は1対の紙材に
より構成されている。
ある。すなわち、略平行四辺形のマス目形状を有するハ
ニカムコアの場合には、図9に示すように構成され、連
続ハニカムコアQは、ハニカムコアQ1、Q2等により
構成される。ハニカムコアQ1を例に取って説明する
と、ハニカムコアQ1は、略平行四辺形状のマス目を有
するハニカムコアであり、偶数枚数の紙材により構成さ
れている。つまり、図9に示すように、ハニカムコアQ
1は、紙材群121〜紙材群mをそれぞれ張り付けた状
態で構成されるが、この紙材群121等は1対の紙材に
より構成されている。
【0005】また、従来のハニカムコア展張装置におい
ては、圧縮ローラと該圧縮ローラの上流側に該圧縮ロー
ラに向けて略対称位置に設けられたガイド板とが設けら
れているものがある。
ては、圧縮ローラと該圧縮ローラの上流側に該圧縮ロー
ラに向けて略対称位置に設けられたガイド板とが設けら
れているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
従来のハニカムコアは偶数枚数の紙材により構成される
ので、ハニカムコア同士を接着して連続状態にした場合
には、過度の重なり状態が発生する。つまり、図7にお
けるハニカムコアP1とP2とを接着した状態では、図
8示すように、紙材が3枚重なり合った部分が形成され
てしまう。すなわち、例えば、図8の重なり部分Rに示
すように、ハニカムコアP1の最下端の紙材で本来下向
きに位置すべき紙材m−bが上向きに折れ曲がり、紙材
m−a、紙材m−b、紙材111−aが互いに重なり合
って、図8に示すような状態になってしまう。なお、図
8においては、3枚重なった状態がハニカムコアP1
側、すなわち、上向きに向いているが、その時の状況に
よって個別ハニカムコアP2側、すなわち、下向きにな
ることもある。また、図9に示すような他の形状のハニ
カムコアにおいても、図10に示すように3枚が重なり
合ってしまう。すなわち、紙材m−a、紙材m−b、紙
材121−aが互いに重なり合ってしまう。
従来のハニカムコアは偶数枚数の紙材により構成される
ので、ハニカムコア同士を接着して連続状態にした場合
には、過度の重なり状態が発生する。つまり、図7にお
けるハニカムコアP1とP2とを接着した状態では、図
8示すように、紙材が3枚重なり合った部分が形成され
てしまう。すなわち、例えば、図8の重なり部分Rに示
すように、ハニカムコアP1の最下端の紙材で本来下向
きに位置すべき紙材m−bが上向きに折れ曲がり、紙材
m−a、紙材m−b、紙材111−aが互いに重なり合
って、図8に示すような状態になってしまう。なお、図
8においては、3枚重なった状態がハニカムコアP1
側、すなわち、上向きに向いているが、その時の状況に
よって個別ハニカムコアP2側、すなわち、下向きにな
ることもある。また、図9に示すような他の形状のハニ
カムコアにおいても、図10に示すように3枚が重なり
合ってしまう。すなわち、紙材m−a、紙材m−b、紙
材121−aが互いに重なり合ってしまう。
【0007】上記のように3枚重なり合った状態が発生
してしまうと、その部分が折れ曲がりにくくなり、特
に、紙材として段ボール材等の厚紙を使用した場合に
は、より折曲がり困難な状態が発生する。すると、連続
展張時に正常なマス目を形成することが困難となり、ま
た、展張装置に使用した場合に、展張装置の動作に不具
合が生じる可能性がある。
してしまうと、その部分が折れ曲がりにくくなり、特
に、紙材として段ボール材等の厚紙を使用した場合に
は、より折曲がり困難な状態が発生する。すると、連続
展張時に正常なマス目を形成することが困難となり、ま
た、展張装置に使用した場合に、展張装置の動作に不具
合が生じる可能性がある。
【0008】また、上記のように従来のハニカム展張装
置においては、ハニカムコアの搬送方向の上流側よりガ
イド板及び圧縮ローラが設けられているが、該ハニカム
コアの端部の紙材が下流側に折れ曲がってガイド板と圧
縮ローラとの間に巻き込まれてしまうことがある。この
場合には、巻き込まれた紙材はその場で動かなくなり、
また、該圧縮ローラは停止するが、該圧縮ローラよりも
下流側にローラは回転し続けるので、ハニカムコアがち
ぎれてしまうことになる。また、上記のように紙材が巻
き込まれてしまうと当然正常なマス目が形成されない。
置においては、ハニカムコアの搬送方向の上流側よりガ
イド板及び圧縮ローラが設けられているが、該ハニカム
コアの端部の紙材が下流側に折れ曲がってガイド板と圧
縮ローラとの間に巻き込まれてしまうことがある。この
場合には、巻き込まれた紙材はその場で動かなくなり、
また、該圧縮ローラは停止するが、該圧縮ローラよりも
下流側にローラは回転し続けるので、ハニカムコアがち
ぎれてしまうことになる。また、上記のように紙材が巻
き込まれてしまうと当然正常なマス目が形成されない。
【0009】そこで、本発明は、たとえ厚紙を使用した
ハニカムコアであっても、ハニカムコアにおける各紙材
の折れ曲がりを容易とし、正常なマス目を形成すること
ができるハニカムコアや展張装置を提供することを目的
とするものである。
ハニカムコアであっても、ハニカムコアにおける各紙材
の折れ曲がりを容易とし、正常なマス目を形成すること
ができるハニカムコアや展張装置を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、短冊
状の板状部材を所定箇所で接着して形成されたハニカム
コアであって、奇数枚数の上記板状部材により形成され
ていることを特徴とする。この第1の構成のハニカムコ
アによれば、奇数枚数の板状部材により形成されている
ので、ハニカムコア同士の連結部分で3枚重なり合うこ
とがなく、よって、各板状部材の折れ曲がりを容易とし
て、正常なマス目を形成することができる。
決するために創作されたものであって、第1には、短冊
状の板状部材を所定箇所で接着して形成されたハニカム
コアであって、奇数枚数の上記板状部材により形成され
ていることを特徴とする。この第1の構成のハニカムコ
アによれば、奇数枚数の板状部材により形成されている
ので、ハニカムコア同士の連結部分で3枚重なり合うこ
とがなく、よって、各板状部材の折れ曲がりを容易とし
て、正常なマス目を形成することができる。
【0011】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記ハニカムコアが、一対の上記板状部材からなる
板状部材群を複数貼り合わせた複数板状部材群と、上記
複数板状部材群のいずれかの端部の板状部材に所定箇所
で接着された1枚の板状部材である独立板状部材と、を
有することを特徴とする。この第2の構成のハニカムコ
アによれば、一対の板状部材からなる板状部材群の複数
と1枚の独立板状部材により構成されるので、全体とし
て奇数枚数によりハニカムコアが構成され、よって、ハ
ニカムコア同士の連結部分で3枚重なり合うことがな
く、よって、各板状部材の折れ曲がりを容易として、正
常なマス目を形成することができる。また、第3には、
上記第1又は第2の構成において、上記ハニカムコアに
おいて、端部に位置する板状部材のうちのいずれかの板
状部材の厚みが、他の板状部材よりも薄く形成されてい
ることを特徴とする。よって、ハニカムコア同士の連結
箇所で2枚の板状部材が重なるが、そのうちの1枚が薄
く形成されるので、その重なり部分をより薄く形成で
き、板状部材の折れ曲がりを容易とすることができる。
て、上記ハニカムコアが、一対の上記板状部材からなる
板状部材群を複数貼り合わせた複数板状部材群と、上記
複数板状部材群のいずれかの端部の板状部材に所定箇所
で接着された1枚の板状部材である独立板状部材と、を
有することを特徴とする。この第2の構成のハニカムコ
アによれば、一対の板状部材からなる板状部材群の複数
と1枚の独立板状部材により構成されるので、全体とし
て奇数枚数によりハニカムコアが構成され、よって、ハ
ニカムコア同士の連結部分で3枚重なり合うことがな
く、よって、各板状部材の折れ曲がりを容易として、正
常なマス目を形成することができる。また、第3には、
上記第1又は第2の構成において、上記ハニカムコアに
おいて、端部に位置する板状部材のうちのいずれかの板
状部材の厚みが、他の板状部材よりも薄く形成されてい
ることを特徴とする。よって、ハニカムコア同士の連結
箇所で2枚の板状部材が重なるが、そのうちの1枚が薄
く形成されるので、その重なり部分をより薄く形成で
き、板状部材の折れ曲がりを容易とすることができる。
【0012】また、第4には、上記第2の構成におい
て、上記独立板状部材の厚みが、他の板状部材よりも薄
く形成されていることを特徴とする。よって、ハニカム
コア同士の連結箇所で2枚の板状部材が重なるが、その
うちの1枚である独立板状部材が薄く形成されるので、
その重なり部分をより薄く形成でき、板状部材の折れ曲
がりを容易とすることができる。また、第5には、上記
第1から第4までのいずれかの構成において、上記ハニ
カムコアにおいて、端部に位置する板状部材以外の板状
部材が、段ボール材で形成されていることを特徴とす
る。
て、上記独立板状部材の厚みが、他の板状部材よりも薄
く形成されていることを特徴とする。よって、ハニカム
コア同士の連結箇所で2枚の板状部材が重なるが、その
うちの1枚である独立板状部材が薄く形成されるので、
その重なり部分をより薄く形成でき、板状部材の折れ曲
がりを容易とすることができる。また、第5には、上記
第1から第4までのいずれかの構成において、上記ハニ
カムコアにおいて、端部に位置する板状部材以外の板状
部材が、段ボール材で形成されていることを特徴とす
る。
【0013】また、第6には、上記第2又は第4の構成
において、上記独立板状部材以外の板状部材が、段ボー
ル材で形成されていることを特徴とする。また、第7に
は、上記第1から第6までのいずれかの構成において、
上記板状部材が紙材で形成されていることを特徴とす
る。また、第8には、ハニカムコアを順次連結した連続
ハニカムコアであって、上記第1から第7までのいずれ
かの構成のハニカムコアが、方向を揃えて連結されてい
ることを特徴とする。よって、各板状部材の折れ曲がり
を容易として、正常なマス目を形成することができる連
続ハニカムコアとすることができる。
において、上記独立板状部材以外の板状部材が、段ボー
ル材で形成されていることを特徴とする。また、第7に
は、上記第1から第6までのいずれかの構成において、
上記板状部材が紙材で形成されていることを特徴とす
る。また、第8には、ハニカムコアを順次連結した連続
ハニカムコアであって、上記第1から第7までのいずれ
かの構成のハニカムコアが、方向を揃えて連結されてい
ることを特徴とする。よって、各板状部材の折れ曲がり
を容易として、正常なマス目を形成することができる連
続ハニカムコアとすることができる。
【0014】また、第9には、未展張状態のハニカムコ
アを展張する展張装置であって、上記ハニカムコアを圧
縮する圧縮ローラと、該圧縮ローラに向けてハニカムコ
アをガイドするガイド部と、該ガイド部の搬送側下流の
端部付近に設けられた抵抗物であって、搬送されるハニ
カムコアの端部が接触する抵抗物と、を有することを特
徴とする。この第9の構成の展張装置においては、ハニ
カムコアが上記ガイド部にガイドされながら、上記圧縮
ローラに導かれ、この圧縮ローラにより圧縮される。そ
の際、上記抵抗物が設けられているので、ハニカムコア
の端部が搬送方向とは逆側に折れ曲がり、よって、ハニ
カムコア端部が上記圧縮ローラとガイド部間に巻き込ま
れることを防止することができる。
アを展張する展張装置であって、上記ハニカムコアを圧
縮する圧縮ローラと、該圧縮ローラに向けてハニカムコ
アをガイドするガイド部と、該ガイド部の搬送側下流の
端部付近に設けられた抵抗物であって、搬送されるハニ
カムコアの端部が接触する抵抗物と、を有することを特
徴とする。この第9の構成の展張装置においては、ハニ
カムコアが上記ガイド部にガイドされながら、上記圧縮
ローラに導かれ、この圧縮ローラにより圧縮される。そ
の際、上記抵抗物が設けられているので、ハニカムコア
の端部が搬送方向とは逆側に折れ曲がり、よって、ハニ
カムコア端部が上記圧縮ローラとガイド部間に巻き込ま
れることを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明の第1実施例に基
づくハニカムコア及びこれを貼り合わせた連続ハニカム
コアについて説明する。連続ハニカムコアAは、図1に
示されるように、ハニカムコアA1、A2等を連続して
貼り合わせたものである。図1に示すハニカムコアA1
とハニカムコアA2とは同じ構成である。
例を図面を利用して説明する。本発明の第1実施例に基
づくハニカムコア及びこれを貼り合わせた連続ハニカム
コアについて説明する。連続ハニカムコアAは、図1に
示されるように、ハニカムコアA1、A2等を連続して
貼り合わせたものである。図1に示すハニカムコアA1
とハニカムコアA2とは同じ構成である。
【0016】ここで、ハニカムコアA1を例に取って説
明すると、ハニカムコアA1は、紙材10と、紙材群1
1〜紙材群nとを有している。ここで、紙材10は、所
定箇所に罫線が設けられた短冊状の紙材で、紙材群11
〜紙材群nを構成する各紙材よりも厚さの薄い薄紙で構
成されている。ここで、薄紙の薄さとしては、紙材群1
1〜紙材群nを構成する各紙材よりも薄いものであれば
よいが、好ましくは、1平方メートル当たり210g以
下のものがよい。
明すると、ハニカムコアA1は、紙材10と、紙材群1
1〜紙材群nとを有している。ここで、紙材10は、所
定箇所に罫線が設けられた短冊状の紙材で、紙材群11
〜紙材群nを構成する各紙材よりも厚さの薄い薄紙で構
成されている。ここで、薄紙の薄さとしては、紙材群1
1〜紙材群nを構成する各紙材よりも薄いものであれば
よいが、好ましくは、1平方メートル当たり210g以
下のものがよい。
【0017】また、紙材群11は、所定箇所に罫線が設
けられた2枚の短冊状の紙材11−a、11−bが所定
の間隔で貼り合わされているものであり、所定方向に押
圧すると略六角形のマス目が形成されるようになってい
る。また、紙材群12〜紙材群nについても上記紙材群
11と同様に形成されている。なお、これらの紙材群1
1〜紙材群nにおける紙材は、厚紙により形成されてい
る。ここで、上記厚紙には、例えば、厚紙段ボール材が
使用される。
けられた2枚の短冊状の紙材11−a、11−bが所定
の間隔で貼り合わされているものであり、所定方向に押
圧すると略六角形のマス目が形成されるようになってい
る。また、紙材群12〜紙材群nについても上記紙材群
11と同様に形成されている。なお、これらの紙材群1
1〜紙材群nにおける紙材は、厚紙により形成されてい
る。ここで、上記厚紙には、例えば、厚紙段ボール材が
使用される。
【0018】そして、紙材群11〜紙材群nは所定部分
同士を接着させることにより貼り合わされている。つま
り、隣り合う紙材群において、六角形のマス目を構成す
る上面と底面同士を接着させることにより貼り合わされ
ている。また、上記紙材10は、紙材群11と所定部分
を介して貼り合わされている。なお、実際の製造に際し
ては、所定の罫線が付された大判の紙材の所定箇所に接
着剤を塗布し、その上に同じく大判の紙材を乗せて接着
させるという工程を繰り返し、その後、所定幅に切断す
ることによりハニカムコアA1等を得る。ここでは、奇
数枚の大判の紙材が貼り合わされ、端部の紙材は薄紙で
構成されることになる。
同士を接着させることにより貼り合わされている。つま
り、隣り合う紙材群において、六角形のマス目を構成す
る上面と底面同士を接着させることにより貼り合わされ
ている。また、上記紙材10は、紙材群11と所定部分
を介して貼り合わされている。なお、実際の製造に際し
ては、所定の罫線が付された大判の紙材の所定箇所に接
着剤を塗布し、その上に同じく大判の紙材を乗せて接着
させるという工程を繰り返し、その後、所定幅に切断す
ることによりハニカムコアA1等を得る。ここでは、奇
数枚の大判の紙材が貼り合わされ、端部の紙材は薄紙で
構成されることになる。
【0019】以上のように、上記ハニカムコアA1は、
奇数枚数の紙材により形成され、紙材群を構成しない紙
材(すなわち、紙材10)は、薄紙で構成されている。
なお、このハニカムコアA1は、折り畳み状態では、紙
材10及び紙材群11等を構成する各紙材が平板状に積
み重ねられた状態となる。なお、上記各紙材は上記板状
部材として機能する。また、ハニカムコアA1におい
て、紙材10を除いた構成は複数板状部材群として機能
し、各紙材群11〜紙材群nは板状部材群として機能す
る。
奇数枚数の紙材により形成され、紙材群を構成しない紙
材(すなわち、紙材10)は、薄紙で構成されている。
なお、このハニカムコアA1は、折り畳み状態では、紙
材10及び紙材群11等を構成する各紙材が平板状に積
み重ねられた状態となる。なお、上記各紙材は上記板状
部材として機能する。また、ハニカムコアA1におい
て、紙材10を除いた構成は複数板状部材群として機能
し、各紙材群11〜紙材群nは板状部材群として機能す
る。
【0020】上記連続ハニカムコアAは、上記のよう
に、上記ハニカムコアA1、A2等を貼り合わせること
により構成される。つまり、上記構成のハニカムコアA
1と同じ構成のハニカムコアを複数連結させる。各ハニ
カムコアにおいて、貼り合わされる紙材同士は、全面を
接着することにより貼り合わされる。例えば、ハニカム
コアA1とハニカムコアA2の接着に際しては、ハニカ
ムコアA1の紙材群nの紙材n−b(図2参照)と、ハ
ニカムコアA2の紙材10とが全面にベタ貼りされる。
に、上記ハニカムコアA1、A2等を貼り合わせること
により構成される。つまり、上記構成のハニカムコアA
1と同じ構成のハニカムコアを複数連結させる。各ハニ
カムコアにおいて、貼り合わされる紙材同士は、全面を
接着することにより貼り合わされる。例えば、ハニカム
コアA1とハニカムコアA2の接着に際しては、ハニカ
ムコアA1の紙材群nの紙材n−b(図2参照)と、ハ
ニカムコアA2の紙材10とが全面にベタ貼りされる。
【0021】また、本実施例におけるハニカムコアは方
向性があるので、ハニカムコア同士の接着に際しては、
その方向性を揃えて行われる。つまり、従来のハニカム
コアにおいては、図7に示すように、上下を逆にしても
同じ構成であるが、本実施例のハニカムコアにおいて
は、上下を逆にすると異なる構成になる。そして、互い
に連結させる場合にも、その方向性を同一にして連結す
る。つまり、紙材の積層方向を同じにして連結する。具
体的には、対をなさない紙材、つまり、薄紙で構成され
た紙材10の向きを同じにしてハニカムコアA1等同士
を接着する。
向性があるので、ハニカムコア同士の接着に際しては、
その方向性を揃えて行われる。つまり、従来のハニカム
コアにおいては、図7に示すように、上下を逆にしても
同じ構成であるが、本実施例のハニカムコアにおいて
は、上下を逆にすると異なる構成になる。そして、互い
に連結させる場合にも、その方向性を同一にして連結す
る。つまり、紙材の積層方向を同じにして連結する。具
体的には、対をなさない紙材、つまり、薄紙で構成され
た紙材10の向きを同じにしてハニカムコアA1等同士
を接着する。
【0022】すると、ハニカムコアA1とハニカムコア
A2同士が接着された状態では、図2に示すようにな
り、ハニカムコアA2の紙材10がハニカムコアA1の
紙材群nの紙材n−bに沿って貼り付けられるので、ハ
ニカムコア同士の連結部分では、全体としては2枚が貼
り合わされる。
A2同士が接着された状態では、図2に示すようにな
り、ハニカムコアA2の紙材10がハニカムコアA1の
紙材群nの紙材n−bに沿って貼り付けられるので、ハ
ニカムコア同士の連結部分では、全体としては2枚が貼
り合わされる。
【0023】以上のように、本実施例のハニカムコアに
おいては、奇数枚数で構成されるので、上記のように連
結部分では2枚が貼り合わされるだけであり、よって、
従来よりも折れ曲がりやすくすることができる。特に、
ハニカムコアの端部を薄紙とすることにより、2枚貼り
合わされる部分の一方が薄紙で構成されるので、一層折
れ曲がりやすくすることができる。なお、上記の連続ハ
ニカムコアAにおいて、貼り合わされるハニカムコアの
数は任意である。
おいては、奇数枚数で構成されるので、上記のように連
結部分では2枚が貼り合わされるだけであり、よって、
従来よりも折れ曲がりやすくすることができる。特に、
ハニカムコアの端部を薄紙とすることにより、2枚貼り
合わされる部分の一方が薄紙で構成されるので、一層折
れ曲がりやすくすることができる。なお、上記の連続ハ
ニカムコアAにおいて、貼り合わされるハニカムコアの
数は任意である。
【0024】次に、第2実施例におけるハニカムコアに
ついて説明する。この第2実施例のハニカムコア及び連
続ハニカムコアは上記第1実施例の場合と略同一である
が、マス目の形状が平行四辺形となるタイプのものであ
る点が主に異なる。すなわち、連続ハニカムコアBは、
図3に示されるように、ハニカムコアB1、B2等を連
続して貼り合わせたものである。図3に示すハニカムコ
アB1とハニカムコアB2とは同じ構成である。
ついて説明する。この第2実施例のハニカムコア及び連
続ハニカムコアは上記第1実施例の場合と略同一である
が、マス目の形状が平行四辺形となるタイプのものであ
る点が主に異なる。すなわち、連続ハニカムコアBは、
図3に示されるように、ハニカムコアB1、B2等を連
続して貼り合わせたものである。図3に示すハニカムコ
アB1とハニカムコアB2とは同じ構成である。
【0025】ここで、ハニカムコアB1を例に取って説
明すると、ハニカムコアB1は、紙材20と、紙材群2
1〜紙材群nとを有している。この紙材20は、所定箇
所に罫線が設けられた短冊状の紙材で、紙材群21〜紙
材群nを構成する各紙材よりも厚さの薄い薄紙で構成さ
れている。
明すると、ハニカムコアB1は、紙材20と、紙材群2
1〜紙材群nとを有している。この紙材20は、所定箇
所に罫線が設けられた短冊状の紙材で、紙材群21〜紙
材群nを構成する各紙材よりも厚さの薄い薄紙で構成さ
れている。
【0026】また、紙材群21は、所定箇所に罫線が設
けられた2枚の短冊状の紙材21−a、21−bが所定
の間隔を介して貼り合わされているものであり、所定方
向に押圧すると平行四辺形のマス目が形成されるように
なっている。また、紙材群22〜紙材群nについても上
記紙材群21と同様に形成されている。なお、これらの
紙材群21〜紙材群nにおける紙材は、上記第1実施例
と同様に、厚紙により形成されている。ここで、上記厚
紙には、例えば、厚紙段ボール材が使用される。
けられた2枚の短冊状の紙材21−a、21−bが所定
の間隔を介して貼り合わされているものであり、所定方
向に押圧すると平行四辺形のマス目が形成されるように
なっている。また、紙材群22〜紙材群nについても上
記紙材群21と同様に形成されている。なお、これらの
紙材群21〜紙材群nにおける紙材は、上記第1実施例
と同様に、厚紙により形成されている。ここで、上記厚
紙には、例えば、厚紙段ボール材が使用される。
【0027】そして、紙材群21〜紙材群nは所定部分
同士を接着させることにより貼り合わされている。ま
た、上記紙材20は、紙材群21と所定部分を介して貼
り合わされている。なお、実際の製造に際しては、上記
第1実施例と同様に、所定の罫線が付された大判の紙材
の所定箇所に接着剤を塗布し、その上に同じく大判の紙
材を乗せて接着させるという工程を繰り返し、その後、
所定幅に切断することによりハニカムコアB1等を得
る。ここでは、奇数枚の大判の紙材が貼り合わされ、端
部の紙材は薄紙で構成されることになる。
同士を接着させることにより貼り合わされている。ま
た、上記紙材20は、紙材群21と所定部分を介して貼
り合わされている。なお、実際の製造に際しては、上記
第1実施例と同様に、所定の罫線が付された大判の紙材
の所定箇所に接着剤を塗布し、その上に同じく大判の紙
材を乗せて接着させるという工程を繰り返し、その後、
所定幅に切断することによりハニカムコアB1等を得
る。ここでは、奇数枚の大判の紙材が貼り合わされ、端
部の紙材は薄紙で構成されることになる。
【0028】以上のように、上記ハニカムコアB1は、
上記第1実施例と同様に、奇数枚数の紙材により形成さ
れ、紙材群を構成しない紙材(すなわち、紙材20)
は、薄紙で構成されている。なお、このハニカムコアB
1は、折り畳み状態では、紙材20及び紙材群21等を
構成する各紙材が平板状に積み重ねられた状態となる。
なお、上記各紙材は上記板状部材として機能する。ま
た、ハニカムコアB1において、紙材20を除いた構成
は複数板状部材群として機能し、各紙材群21〜紙材群
nは板状部材群として機能する。
上記第1実施例と同様に、奇数枚数の紙材により形成さ
れ、紙材群を構成しない紙材(すなわち、紙材20)
は、薄紙で構成されている。なお、このハニカムコアB
1は、折り畳み状態では、紙材20及び紙材群21等を
構成する各紙材が平板状に積み重ねられた状態となる。
なお、上記各紙材は上記板状部材として機能する。ま
た、ハニカムコアB1において、紙材20を除いた構成
は複数板状部材群として機能し、各紙材群21〜紙材群
nは板状部材群として機能する。
【0029】上記連続ハニカムコアBは、上記のよう
に、上記ハニカムコアB1、B2等を貼り合わせること
により構成されるが、貼り合わされる紙材同士は、全面
を接着することにより貼り合わされる。例えば、ハニカ
ムコアB1とハニカムコアB2の接着に際しては、ハニ
カムコアB1の紙材群nの紙材n−b(図3参照)と、
ハニカムコアB2の紙材20とが全面にベタ貼りされ
る。また、ハニカムコアは方向性があるので、ハニカム
コア同士の接着に際しては、その方向性を揃えて行われ
る。
に、上記ハニカムコアB1、B2等を貼り合わせること
により構成されるが、貼り合わされる紙材同士は、全面
を接着することにより貼り合わされる。例えば、ハニカ
ムコアB1とハニカムコアB2の接着に際しては、ハニ
カムコアB1の紙材群nの紙材n−b(図3参照)と、
ハニカムコアB2の紙材20とが全面にベタ貼りされ
る。また、ハニカムコアは方向性があるので、ハニカム
コア同士の接着に際しては、その方向性を揃えて行われ
る。
【0030】すると、ハニカムコアB1とハニカムコア
B2同士が接着された状態では、図4に示すようにな
り、ハニカムコアB2の紙材20がハニカムコアB1の
紙材群nの紙材n−bに沿って貼り付けられるので、ハ
ニカムコア同士の連結部分では、全体としては2枚が貼
り合わされる。
B2同士が接着された状態では、図4に示すようにな
り、ハニカムコアB2の紙材20がハニカムコアB1の
紙材群nの紙材n−bに沿って貼り付けられるので、ハ
ニカムコア同士の連結部分では、全体としては2枚が貼
り合わされる。
【0031】以上のように、本実施例のハニカムコアに
おいても、奇数枚数で構成されるので、上記のように連
結部分では2枚が貼り合わされるだけであり、よって、
従来よりも折れ曲がりやすくすることができる。特に、
ハニカムコアの端部を薄紙とすることにより、2枚貼り
合わされる部分の一方が薄紙で構成されるので、一層折
れ曲がりやすくすることができる。なお、上記の連続ハ
ニカムコアBにおいて、貼り合わされるハニカムコアの
数は任意である。
おいても、奇数枚数で構成されるので、上記のように連
結部分では2枚が貼り合わされるだけであり、よって、
従来よりも折れ曲がりやすくすることができる。特に、
ハニカムコアの端部を薄紙とすることにより、2枚貼り
合わされる部分の一方が薄紙で構成されるので、一層折
れ曲がりやすくすることができる。なお、上記の連続ハ
ニカムコアBにおいて、貼り合わされるハニカムコアの
数は任意である。
【0032】なお、上記各実施例において、紙材10、
20は薄紙で形成されるものとして説明したが、これに
は限られず、他の紙材と同様の厚さとしてもよい。その
場合でも、ハニカムコア同士の連結箇所では、2枚の重
なりとなるため、十分紙材の折れ曲がりを容易とするこ
とができる。また、上記の説明において、紙材群11等
における紙材は厚紙により形成されるものとして説明し
たが、これには限られず、厚紙でなくてもよい。
20は薄紙で形成されるものとして説明したが、これに
は限られず、他の紙材と同様の厚さとしてもよい。その
場合でも、ハニカムコア同士の連結箇所では、2枚の重
なりとなるため、十分紙材の折れ曲がりを容易とするこ
とができる。また、上記の説明において、紙材群11等
における紙材は厚紙により形成されるものとして説明し
たが、これには限られず、厚紙でなくてもよい。
【0033】次に、本実施例における展張装置について
説明する。本実施例における展張装置Sは、図5に示す
ように、基台部30と、ガイド板32a、32bと、圧
縮ローラ34a、34bとを有している。
説明する。本実施例における展張装置Sは、図5に示す
ように、基台部30と、ガイド板32a、32bと、圧
縮ローラ34a、34bとを有している。
【0034】ここで、基台部30は表面が平面状を呈し
ている。また、上記ガイド板32a、32bは、上記基
台部30上に対称位置に設置されている。各ガイド板3
2a、32bは、ともに若干内側に湾曲し、基台部30
に立設した板状を呈している。また、上記ガイド板32
a、32bの上記圧縮ローラ34a、34b付近には、
抵抗物が設けられている。つまり、図5に示すように、
ガイド板32aには、凸状の抵抗物33aが設けられ、
ガイド板32bには凸状の抵抗物33bが設けられてい
る。この抵抗物33a、33bは、略板状を呈してい
る。つまり、抵抗物33bを例に取ると、図6(a)に
示すように、略板状の抵抗物がハニカムコアの移送方向
と垂直の方向に凸状に設けられている。また、上記ガイ
ド板32a、32bの下流側には、圧縮ローラ34a、
34bが設けられている。この圧縮ローラ34a、34
bは互いに対称位置に設けられ、図5に示す方向に回転
する。
ている。また、上記ガイド板32a、32bは、上記基
台部30上に対称位置に設置されている。各ガイド板3
2a、32bは、ともに若干内側に湾曲し、基台部30
に立設した板状を呈している。また、上記ガイド板32
a、32bの上記圧縮ローラ34a、34b付近には、
抵抗物が設けられている。つまり、図5に示すように、
ガイド板32aには、凸状の抵抗物33aが設けられ、
ガイド板32bには凸状の抵抗物33bが設けられてい
る。この抵抗物33a、33bは、略板状を呈してい
る。つまり、抵抗物33bを例に取ると、図6(a)に
示すように、略板状の抵抗物がハニカムコアの移送方向
と垂直の方向に凸状に設けられている。また、上記ガイ
ド板32a、32bの下流側には、圧縮ローラ34a、
34bが設けられている。この圧縮ローラ34a、34
bは互いに対称位置に設けられ、図5に示す方向に回転
する。
【0035】上記構成の展張装置Sの動作について説明
すると、連続ハニカムコアAは展張装置Sの搬送路の上
流側(図5では、下側)に配置され、圧縮ローラ34
a、34bを回転させて連続ハニカムコアAを下流側
(図5では、上側)に搬送する。すると、連続ハニカム
コアAは搬送方向Hに向けて搬送される。連続ハニカム
コアAはガイド板32a、32bにガイドされながら、
圧縮ローラ34a、34b間に至り、展張処理が行われ
る。
すると、連続ハニカムコアAは展張装置Sの搬送路の上
流側(図5では、下側)に配置され、圧縮ローラ34
a、34bを回転させて連続ハニカムコアAを下流側
(図5では、上側)に搬送する。すると、連続ハニカム
コアAは搬送方向Hに向けて搬送される。連続ハニカム
コアAはガイド板32a、32bにガイドされながら、
圧縮ローラ34a、34b間に至り、展張処理が行われ
る。
【0036】その際、連続ハニカムコアAの両端におけ
る紙材は、抵抗物33a、33bに接触するため、上流
側に折れ曲がる。つまり、上記抵抗物33a、33bは
接触体や折曲げ方向強制選択手段等として機能し、連続
ハニカムコアAの両端は上流側に折れ曲がるので、これ
により、連続ハニカムコアAの両端がガイド板と圧縮ロ
ーラ間に巻き込まれることがない。つまり、この抵抗物
33a、33bがない場合には、連続ハニカムコアAの
両端部が下流側、つまり、搬送方向側に折れ曲がること
があり、その場合には、その両端部がガイド板32aと
圧縮ローラ34aとの間もしくはガイド板32bと圧縮
ローラ34bとの間に巻き込まれるおそれがあるが、本
実施例においては、抵抗物が設けられているので、確実
に搬送方向とは逆方向に折れ曲がり、上記のような巻き
込みが生じるおそれがない。よって、連続ハニカムコア
Aの搬送が該ガイド板32a、32bと圧縮ローラ34
a、34b位置で停止し、さらに、該圧縮ローラ34
a、34bよりも下流側にあるローラが回転し続けるこ
とにより、連続ハニカムコアがちぎれてしまったり、き
れいなマス目ができない等の従来の問題点を解決するこ
とができる。
る紙材は、抵抗物33a、33bに接触するため、上流
側に折れ曲がる。つまり、上記抵抗物33a、33bは
接触体や折曲げ方向強制選択手段等として機能し、連続
ハニカムコアAの両端は上流側に折れ曲がるので、これ
により、連続ハニカムコアAの両端がガイド板と圧縮ロ
ーラ間に巻き込まれることがない。つまり、この抵抗物
33a、33bがない場合には、連続ハニカムコアAの
両端部が下流側、つまり、搬送方向側に折れ曲がること
があり、その場合には、その両端部がガイド板32aと
圧縮ローラ34aとの間もしくはガイド板32bと圧縮
ローラ34bとの間に巻き込まれるおそれがあるが、本
実施例においては、抵抗物が設けられているので、確実
に搬送方向とは逆方向に折れ曲がり、上記のような巻き
込みが生じるおそれがない。よって、連続ハニカムコア
Aの搬送が該ガイド板32a、32bと圧縮ローラ34
a、34b位置で停止し、さらに、該圧縮ローラ34
a、34bよりも下流側にあるローラが回転し続けるこ
とにより、連続ハニカムコアがちぎれてしまったり、き
れいなマス目ができない等の従来の問題点を解決するこ
とができる。
【0037】なお、上記の説明においては、抵抗物はガ
イド板32a、32bに設けられ、凸状の板状を呈する
として説明したが、これには限られず、抵抗物の形状は
ハニカムコアの端部が接する形状であれば任意である。
また、抵抗物は上記ガイド板32a、32bに設けられ
ている必要はなく、ガイド板32a、32bから独立し
た構造でもよい。つまり、図6(b)に示すように、ガ
イド板32bから独立した円柱状の抵抗物でもよい。
イド板32a、32bに設けられ、凸状の板状を呈する
として説明したが、これには限られず、抵抗物の形状は
ハニカムコアの端部が接する形状であれば任意である。
また、抵抗物は上記ガイド板32a、32bに設けられ
ている必要はなく、ガイド板32a、32bから独立し
た構造でもよい。つまり、図6(b)に示すように、ガ
イド板32bから独立した円柱状の抵抗物でもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明に基づくハニカムコア及び連続ハ
ニカムコアによれば、奇数枚数の板状部材により形成さ
れているので、ハニカムコア同士の連結部分で3枚重な
り合うことがなく、よって、各板状部材の折れ曲がりを
容易として、正常なマス目を形成することができる。ま
た、特に、請求項3又は請求項4に記載のハニカムコア
によれば、ハニカムコア同士の連結箇所で2枚の板状部
材が重なるが、そのうちの1枚が薄く形成されるので、
その重なり部分をより薄く形成でき、板状部材の折れ曲
がりを容易とすることができる。また、本発明に基づく
展張装置によれば、上記抵抗物が設けられているので、
ハニカムコアの端部が搬送方向とは逆側に折れ曲がり、
よって、ハニカムコア端部が上記圧縮ローラとガイド部
間に巻き込まれることを防止することができる。
ニカムコアによれば、奇数枚数の板状部材により形成さ
れているので、ハニカムコア同士の連結部分で3枚重な
り合うことがなく、よって、各板状部材の折れ曲がりを
容易として、正常なマス目を形成することができる。ま
た、特に、請求項3又は請求項4に記載のハニカムコア
によれば、ハニカムコア同士の連結箇所で2枚の板状部
材が重なるが、そのうちの1枚が薄く形成されるので、
その重なり部分をより薄く形成でき、板状部材の折れ曲
がりを容易とすることができる。また、本発明に基づく
展張装置によれば、上記抵抗物が設けられているので、
ハニカムコアの端部が搬送方向とは逆側に折れ曲がり、
よって、ハニカムコア端部が上記圧縮ローラとガイド部
間に巻き込まれることを防止することができる。
【図1】本発明の第1実施例に基づく連続ハニカムコア
とハニカムコアの構成を示す説明図である。
とハニカムコアの構成を示す説明図である。
【図2】図1のハニカムコア同士が連結された場合の連
結状態を示す説明図である。
結状態を示す説明図である。
【図3】本発明の第2実施例に基づく連続ハニカムコア
とハニカムコアの構成を示す説明図である。
とハニカムコアの構成を示す説明図である。
【図4】図3のハニカムコア同士が連結された場合の連
結状態を示す説明図である。
結状態を示す説明図である。
【図5】本発明の展張装置の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の展張装置の構成を示す一部斜視図であ
る。
る。
【図7】従来における連続ハニカムコアとハニカムコア
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
【図8】図7のハニカムコア同士が連結された場合の連
結状態を示す説明図である。
結状態を示す説明図である。
【図9】従来における連続ハニカムコアとハニカムコア
の構成を示す説明図である。
の構成を示す説明図である。
【図10】図9のハニカムコア同士が連結された場合の
連結状態を示す説明図である。
連結状態を示す説明図である。
A、B 連続ハニカムコア A1、A2、B1、B2 ハニカムコア 10、20、n−a、n−b、11−a、11−b 紙
材 11、12、21、22 紙材群 S 展張装置 30 基台部 32a、32b ガイド板 33a、33b 抵抗物 34a、34b 圧縮ローラ
材 11、12、21、22 紙材群 S 展張装置 30 基台部 32a、32b ガイド板 33a、33b 抵抗物 34a、34b 圧縮ローラ
Claims (9)
- 【請求項1】 短冊状の板状部材を所定箇所で接着して
形成されたハニカムコアであって、 奇数枚数の上記板状部材により形成されていることを特
徴とするハニカムコア。 - 【請求項2】 上記ハニカムコアが、一対の上記板状部
材からなる板状部材群を複数貼り合わせた複数板状部材
群と、上記複数板状部材群のいずれかの端部の板状部材
に所定箇所で接着された板状部材である独立板状部材
と、を有することを特徴とする請求項1に記載のハニカ
ムコア。 - 【請求項3】 上記ハニカムコアにおいて、端部に位置
する板状部材のうちのいずれかの板状部材の厚みが、他
の板状部材よりも薄く形成されていることを特徴とする
請求項1又は2に記載のハニカムコア。 - 【請求項4】 上記独立板状部材の厚みが、他の板状部
材よりも薄く形成されていることを特徴とする請求項2
に記載のハニカムコア。 - 【請求項5】 上記ハニカムコアにおいて、端部に位置
する板状部材以外の板状部材が、段ボール材で形成され
ていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に
記載のハニカムコア。 - 【請求項6】 上記独立板状部材以外の板状部材が、段
ボール材で形成されていることを特徴とする請求項2又
は4に記載のハニカムコア。 - 【請求項7】 上記板状部材が紙材で形成されているこ
とを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は
6に記載のハニカムコア。 - 【請求項8】 ハニカムコアを順次連結した連続ハニカ
ムコアであって、 上記請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に
記載のハニカムコアが、方向を揃えて連結されているこ
とを特徴とする連続ハニカムコア。 - 【請求項9】 未展張状態のハニカムコアを展張する
展張装置であって、 上記ハニカムコアを圧縮する圧縮ローラと、 該圧縮ローラに向けてハニカムコアをガイドするガイド
部と、 該ガイド板の搬送側下流の端部付近に設けられた抵抗物
であって、搬送されるハニカムコアの端部が接触する抵
抗物と、を有することを特徴とする展張装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20214997A JPH1134194A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | ハニカムコア、連続ハニカムコア及び展張装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20214997A JPH1134194A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | ハニカムコア、連続ハニカムコア及び展張装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1134194A true JPH1134194A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16452784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20214997A Pending JPH1134194A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | ハニカムコア、連続ハニカムコア及び展張装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1134194A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100870488B1 (ko) | 2007-08-09 | 2008-11-25 | 김진호 | 하니콤보강재 제조장치 |
WO2022028649A1 (de) | 2020-08-04 | 2022-02-10 | Technische Universität Dresden | Verfahren zur herstellung eines wellstegwabenkerns, wellstegwabenkern und verwendung |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP20214997A patent/JPH1134194A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100870488B1 (ko) | 2007-08-09 | 2008-11-25 | 김진호 | 하니콤보강재 제조장치 |
WO2022028649A1 (de) | 2020-08-04 | 2022-02-10 | Technische Universität Dresden | Verfahren zur herstellung eines wellstegwabenkerns, wellstegwabenkern und verwendung |
DE102020120558A1 (de) | 2020-08-04 | 2022-02-10 | Technische Universität Dresden | Verfahren zur Herstellung eines Wellstegwabenkerns, Wellstegwabenkern, Verwendung und Bauteil |
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