JPH11341448A - テレビ番組表情報の伝送方式及び受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ番組表情報を用いて番組予約する際
に、放送日付毎に予約番組を設定している。毎日毎週継
続される同一番組の予約操作の簡略が求めれている。 【解決手段】 テレビ番組表情報に包含されてる毎日毎
週継続放送される番組の識別コードを同一の識別コード
を付して伝送するテレビ番組表情報の伝送方式である。
また、前記テレビ番組表情報を用いて、テレビ番組表を
画面表示し、その表示されたテレビ番組表から視聴又は
録画する予約番組を選択指示し予約番組メモリに記憶す
ると共に、予約番組と同一識別コードを有する番組を前
記テレビ番組表情報から検出し、その番組は継続番組と
して予約番組メモリに記憶させるテレビ番組表情報の受
信装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ信号に多重
してテレビ番組表情報を伝送し、そのテレビ信号を受信
し、多重されたテレビ番組表情報を基にテレビ番組の視
聴や録画予約を行う受信機器からなるテレビ番組表情報
システムにおいて、毎日あるいは毎週定期的に放送され
る同一内容のテレビ番組を継続的に番組予約するための
伝送方式と受信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、テレビ放送の多チャンネル化とテ
レビ番組の多様化が推進され、テレビ番組の視聴や録画
する際のチャンネルとテレビ番組選択が安易に且つ確実
に行えるテレビシステムが求められるようになってい
る。このため、地上波テレビ放送では、１９９３年７月
に「放送技術開発協議会」が規格化した「文字放送によ
るテレビジョン番組録画予約システムの規格」により、
標準テレビジョン文字多重放送（以下、文字放送）を利
用したテレビ番組の録画予約を行うシステムの文字放送
番組及びその表示画面の形式、番組送出の方法並びに受
信装置が制定された。

【０００３】又、各放送局毎に前記文字放送と類似した
方式を用いて、独自にテレビ番組表情報をテレビ信号に
多重伝送し、そのテレビ番組表情報を基に録画予約する
受信機器も商品化されている。

【０００４】さらに、衛星を用いた多チャンネルテレビ
放送の実用化により、衛星から伝送されるテレビ信号に
テレビ番組表情報を多重し、そのテレビ番組表情報を基
に番組視聴予約や録画予約を行う受信機も商品化されて
いる。

【０００５】これらテレビ番組表情報の伝送方法の具体
例を図７を用いて説明する。なお、図７は、日本におけ
るテレビ信号に多重される文字放送の伝送波形を示して
いる。

【０００６】文字放送とは、文字や図形で構成された画
像情報を符号化してディジタルの文字信号の形式でテレ
ビ放送波形に多重して伝送し、受信機側で映像信号に変
換してテレビ受信機に表示するものである。

【０００７】文字信号は、テレビ画面に再生表示されな
い映像信号の垂直帰線消去期間（以下、ＶＢＬという）
に重畳して伝送する。文字信号が重畳可能な水平走査期
間は、原理的には第１０〜２１の水平走査期間（以下、
Ｈという）と第２７３〜２８４Ｈまでで有り、文字信号
に割り当てられた期間は、第１４〜１６Ｈ及び第２１Ｈ
と、第２７７〜２７９Ｈ及び第２８４Ｈである。この文
字信号に割り当てられた垂直帰線消去期間の水平走査期
間に文字放送番組と共に、テレビ番組表情報も重畳して
伝送する。

【０００８】このテレビ番組表情報は、放送日付、放送
局名（チャンネル名）、放送の開始と終了時刻、番組識
別コード、及び番組タイトル（番組名）等の情報からな
っている。

【０００９】又、１９９６年に社団法人電波産業会が策
定した「垂直帰線消去期間を使用する伝送方式の標準テ
レビジョン・データ多重放送」に基づいて、前記水平走
査期間の第１０〜１３Ｈと第２７３〜２７６Ｈを用いた
データ多重放送を用いて、テレビ番組表情報を重畳して
伝送する。

【００１０】このようにして、テレビ番組表情報を重畳
したテレビ信号を受信し、そのテレビ番組表情報を再生
表示したテレビ番組表から録画予約する番組の検索や番
組予約を実行させる受信機は、特開平４−９５４８０号
公報に記載されている。

【００１１】この公報に記載された受信機において、録
画予約する番組の選択や番組予約の設定は、図８に示す
ように、前記伝送されたテレビ番組表情報から放送日付
８１と放送局名８２を基に放送開始と終了時刻８３、番
組識別コード８４及び番組タイトル８５を再生表示す
る。この表示された番組表上に番組予約を選択するため
のカーソル８６を生成表示し、そのカーソル８６を図示
していないカーソルの上下方向移動手段を用いて、所望
の放送時刻と番組名に移動させると共に、図示されてい
ない予約決定手段により予約番組決定の入力を行うと、
その予約された番組の番組表情報はメモリに記憶すると
共に、受信機に内蔵されたタイマー手段と予約番組の放
送開始時刻とを比較し、放送開始時刻に到達すると予約
番組の放送局名に一致するチャンネルを選局すると共に
録画を開始し、前記予約番組の放送終了時刻に到達する
と録画を停止する。

【００１２】このようなテレビ番組表情報を基に番組予
約する受信機において、録画予約する番組が異なる日付
に放送される場合には、前記番組表を放送日時毎に表示
して、所望の番組の予約を行う必要がある。

【００１３】この場合、異なる日付の異なる番組を予約
する際には、各日付毎に番組予約を行う必要があるが、
毎日同じ時刻に同一内容の番組が放送されたり、又、毎
週同一曜日の同じ時刻に同一内容の番組が放送される継
続番組を毎日又は毎週番組予約して録画する場合には、
その継続番組が放送される日付の番組表を表示し、前記
カーソル８６を用いて番組予約する必要がある。

【００１４】

【発明が解決しようとする課題】従来、テレビ番組表情
報を多重したテレビ信号を送出し、そのテレビ信号を受
信再生する受信機で、前記テレビ番組表情報を基に放送
日付毎のテレビ番組表を再生表示し、所望のテレビ番組
を選択予約可能であるが、毎日又は毎週の同一曜日の同
一時刻に放送される継続番組を番組予約する際に、放送
日付毎に再生表示した番組表から継続番組を検索し番組
予約する必要があり、番組予約の操作が煩雑となり、
又、放送日付の中から継続番組を見落としたり、あるい
は、番組予約の設定を失念した際に、その放送日付の継
続番組の録画ができない課題があった。

【００１５】本発明は、前記継続番組の番組予約におい
て、一度の番組予約行為のみでそれ以後に継続される同
一番組を予約可能とするテレビ番組表情報の伝送方式と
受信装置を提供することを目的とする。

【００１６】

【課題を解決するための手段】放送日付、放送局名、放
送開始と終了時刻、番組識別コード、及び番組タイトル
等のテレビ番組表情報をテレビ信号に多重して伝送し、
そのテレビ信号を受信する受信機で、前記テレビ番組表
情報に基づき視聴及び録画予約するシステムにおいて、
前記テレビ信号に多重されたテレビ番組表情報に包含さ
れている各放送日付毎のテレビ番組の内、少なくとも毎
日又は毎週定期的に繰り返し継続放送されるテレビ番組
の番組識別コードを同一の番組識別コードを付して伝送
するテレビ番組表情報の伝送方式である。

【００１７】また、放送日付、放送局名、放送開始と終
了時刻、番組識別コード、及び番組タイトル等のテレビ
番組表情報をテレビ信号に多重して伝送し、且つ、その
テレビ番組表情報の中、毎日あるいは毎週定期的に繰り
返し継続放送されるテレビ番組の番組識別コードを同一
の番組識別コードとしたテレビ信号を受信する受信機で
前記テレビ番組表情報に基づき視聴及び録画予約するシ
ステムにおいて、前記テレビ信号を受信選局し、且つテ
レビ信号に多重されたテレビ番組表情報を分離復調する
文字信号復調手段と、この文字信号復調手段で復調され
たテレビ番組表情報を記憶する番組表メモリ手段と、こ
の番組表メモリ手段に記憶したテレビ番組表情報を画面
表示する映像信号を生成する表示制御手段と、この表示
制御手段から出力された前記テレビ番組表情報から視聴
又は録画予約テレビ番組を選択指示する番組予約手段
と、この番組予約手段で選択指示した予約テレビ番組の
番組表情報を記憶する予約番組情報メモリ手段と、この
予約番組情報メモリ手段に記憶されたテレビ番組表情報
を基に、予約テレビ番組の視聴又は録画の開始・終了を
制御すると共に、前記番組予約手段で選択指示した予約
テレビ番組が同一の番組識別コードを有しているテレビ
番組については、継続予約番組として前記予約番組情報
メモリ手段に記憶させる予約番組制御手段とを具備し、
毎日、あるいは毎週繰り返し継続放送されるテレビ番組
の番組予約を継続して予約させるテレビ番組表情報の受
信装置である。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図１は本発明に係る
テレビ番組表情報の伝送方式の一実施の形態を示すある
特定放送局のテレビ番組表情報の番組図である。

【００１９】この番組図の「朝のニュース」番組は、月
曜から土曜日は７：００〜８：００時の間に放送され、
日曜日のみは８：００〜９：００時の間に放送される
が、番組内容は月曜から土曜日の番組内容と同一である
とする。「昼のニュース」、「夕方のニュース」及び
「深夜のニュース」の各番組は毎日同一時刻に放送さ
れ、これら各ニュース番組の番組内容は同一であるとす
ると、前記各々のニュース番組には、朝、昼、夕、及び
深夜毎に各ニュース番組には同一の番組識別コード（以
下、番組ＩＤという）を付す。次に、「朝のドラマ」番
組は、日曜日以外は毎日放送される連続ドラマであると
すると、各曜日毎の同一番組ＩＤを付す。次に、２０：
００時の時間帯に放送される番組の中、月曜日の番組
「ドラマＡ」は、数回又は十数回に渡って連続ドラマと
して放送され、火曜日の番組「クイズ」は、同一曜日の
同一時間帯に放送される番組とすると、これら番組にも
同一番組ＩＤを付す。その他の番組は、放送される曜日
によって番組内容が変更される番組で、その放送曜日と
番組毎に異なる番組ＩＤを付してテレビ番組表情報を作
成する。

【００２０】このようにして毎日又は毎週の所定の曜日
の所定時刻に放送される継続番組については、同一番組
ＩＤを付したテレビ番組表情報を作成して、伝送するこ
とにより、受信機では、前記番組ＩＤを比較することに
より、継続番組の有無が判定可能となる。

【００２１】つまり、従来のテレビ番組表情報に包含さ
れる番組ＩＤは、曜日毎に新たに設定しており、同一番
組ＩＤでも番組が異なっていた。しかし、前述したよう
に継続番組についてのみ、同一番組ＩＤを付すことによ
り、継続番組の判定が可能となる。

【００２２】次に、継続番組には同一番組ＩＤを付し作
成されたテレビ番組表情報に基づいて、番組予約する受
信装置について、図２を用いて説明する。なお、図２
は、伝送されたテレビ番組表情報を用いて番組予約する
部分の構成のみを示したブロック図である。

【００２３】図２の入力端子１１には、選局手段（図示
せず）で選局され、映像復調されたビデオ信号から分離
された文字信号が供給される。この文字信号は、波形整
形回路１２で所定のスライスレベルでスライスされ、文
字信号データのデジタル２値信号を生成する。この波形
整形回路１２で生成されたデジタル２値信号は、データ
取り込み回路１３に供給される。このデータ取り込み回
路１３は、前記文字信号データのデジタル２値信号をデ
ータライン毎に抜き取りバッファメモリ１４に供給す
る。このバッファメモリ１４は、前記データ取り込み回
路１３からのデータライン毎のデータを一時記憶する。
前記データ取り込み回路１３でのデジタル２値信号のデ
ータライン毎の抜き取りタイミング制御、及び前記デー
タ取り込み回路１３で抜き取ったデータライン毎のデー
タを前記バッファメモリ１４に供給記憶させる制御は、
マイクロコンピュータ１５からの制御信号により行われ
る。このマイクロコンピュータ１５は、文字信号処理手
段１７に格納された文字信号データ復調手順に従い、前
記バッファメモリ１４から文字信号データを読み取り、
文字信号データを映像信号データに復調する。前記文字
信号処理手段１７の復調処理手順に従い復調した文字放
送番組データは提示用番組メモリ１８に記憶し、テレビ
番組表情報データは提示用番組表メモリ１９に記憶す
る。

【００２４】前記マイクロコンピュータ１５には、前記
文字放送番組の番組を選択したり、テレビ番組表情報を
選択するテンキーやアップ・ダウンキー等を有するキー
ボード１６が接続されている。このキーボード１６から
の選択入力により、マイクロコンピュータ１５は、提示
用番組メモリ１８あるいは提示用番組表メモリ１９に記
憶されているデータを読み取り、表示制御回路２０を介
して表示画像メモリ２１に記憶する。

【００２５】前記提示用番組メモリ１８に記憶された文
字放送番組データは、前記キーボード１６から入力され
た文字放送番組の選択指示により、前記マイクロコンピ
ュータ１５からの制御信号により文字放送番組の映像信
号のページ単位毎のデータとして表示制御回路２０を経
て表示用画像メモリ２１に転送される。 前記表示制御
回路２０は、前記表示用画像メモリ２１に記憶されたペ
ージ単位のデータを前記マイクロコンピュータ１５から
の制御信号により読み出し、出力端子２２へ出力する。

【００２６】この出力端子２２に出力する際に、前記キ
ーボード１６から入力された表示形態、例えば、見出し
表示やページ単位一括表示またはスクロール表示等に応
じて、前記コンピュータ１５に接続された文字番組／番
組表提示手段２３に格納された編集モードに従った制御
信号に基づき、前記表示用画像メモリ２１からの文字放
送データを編集して出力する。

【００２７】又、前記提示用番組メモリ１９に記憶され
たテレビ番組表情報の映像信号は、前記マイクロコンピ
ュータ１５からの制御信号によりテレビ番組表情報のペ
ージ単位のデータとして表示制御回路２０を経て表示用
画像メモリ２１に転送される。 前記表示制御回路２０
は、前記表示用画像メモリ２１に記憶されたテレビ番組
表情報を前記マイクロコンピュータ１５からの制御信号
に基づき読み出し、出力端子２２に出力する。なお、こ
のテレビ番組表の映像信号を出力端子２２に出力する際
に、前記文字番組／番組表提示手段２３に格納されたテ
レビ番組表編集モードに従い編集される。

【００２８】この出力端子２２には、図示されていない
ブラウン管等の表示手段や録画記録手段またはプリンタ
ーなどの印刷手段が接続され、前記文字放送番組やテレ
ビ番組表が再生表示、録画記録または印刷される。又
は、前記テレビ番組表情報を用いて、後述するテレビ受
像機のテレビ番組視聴予約や録画記録器のテレビ番組録
画予約手段に接続され、テレビ番組の視聴や録画予約を
行う。

【００２９】次に、前記キーボード１６からテレビ番組
表情報を前記出力端子２２から出力する入力指示によ
り、例えば、テレビ受信機の表示画面に再生表示し、そ
の再生表示されたテレビ番組表からテレビ番組を視聴又
は録画予約する場合について説明する。

【００３０】前記キーボード１６からテレビ番組表再生
表示の入力指示があると、前記提示用番組表メモリ１９
からテレビ番組表情報が読み出され、前記表示制御回路
２０を経て、前記表示用画像メモリ２１に一旦記憶さ
れ、かつ、表示用画像メモリ２１に記憶されたテレビ番
組表情報を読み出し出力端子２２から再生表示手段に図
９に示すような所定のテレビ番組表形式で表示される。

【００３１】再生表示手段に表示されたテレビ番組表に
対して、キーボード１６からテレビ番組選択／予約指示
入力を行うと共に、番組選択／予約指示手段２４から番
組選択予約処理手順を読み出し、前記表示手段に表示さ
れているテレビ番組表上にカーソルを表示する。さら
に、前記キーボード１６に設けたカーソル移動ボタンを
用いて、前記テレビ番組表上のカーソル移動入力を行
い、所望の視聴又は録画予約するテレビ番組上にカーソ
ルを移動後、キーボード１６に設けた番組選択決定ボタ
ンを用いて番組予約を行う。この番組予約されたテレビ
番組の情報は、予約番組メモリ２５に記憶される。この
予約番組メモリ２５に記憶されるテレビ番組情報は、該
当するテレビ番組の放送日付、放送局名、放送開始と終
了時刻、番組ＩＤ、番組タイトル等の前記テレビ番組表
情報に包含された該当テレビ番組の情報である。

【００３２】前既予約番組メモリ２５に記憶された予約
番組の情報は、予約番組制御手段２６に設けられている
タイマーや時刻比較手順を用いて、現在時刻と前記予約
番組メモリ２５に記憶されている予約番組の放送開始と
終了時刻との比較処理を行い、前記予約番組メモリ２５
に記憶されている予約番組の放送開始時刻に到達する
と、前記予約番組メモリ２５に記憶されている該当予約
番組の情報から放送局名のデータを読み出し、図示され
ていないテレビ信号選局手段で該当放送局を選択制御す
ると共に、表示制御回路２０を介して、前記表示手段に
該当放送局のテレビ番組を再生表示させたり、又は録画
記録機器による録画記録させる開始制御信号を出力させ
る。又は、予約番組の終了時刻に到達時に再生表示又は
録画記録の終了制御信号を出力する。

【００３３】前記予約番組制御手段２６は、前述のタイ
マーと時刻比較手順以外に、伝送されてきたテレビ番組
表情報が更新された際に、前記提示用番組表メモリ１９
に記憶されているテレビ番組表情報を書き換えること
と、前記予約番組メモリ２５に記憶されている予約番組
の番組ＩＤと前記提示用番組表メモリ１９に記憶されて
いるテレビ番組表情報との比較を行い、同一放送局で同
一番組ＩＤの番組が放送日付が異なる日付にある場合
に、継続番組と判定して前記予約番組メモリ２５に記憶
させる手順も有している。

【００３４】つまり、毎日、あるいは毎週定期的に継続
して放送される同一番組については、同一番組ＩＤが付
されたテレビ番組表情報が伝送されるために、表示手段
に表示されたテレビ番組表からキーボード１６を用いて
選択指示した予約番組が、前記提示用番組表メモリ１９
に記憶されているデータと比較し、毎日、あるいは毎週
繰り返し継続放送されるテレビ番組か否かを判定し、継
続放送されるテレビ番組は、予定されている放送日付の
同一テレビ番組の情報を前記予約番組メモリ２５に記憶
することにより、継続テレビ番組の予約は、一回の番組
予約入力のみで可能となり、番組予約入力操作の煩雑さ
が解消される。

【００３５】次に、前記マイクロコンピュータ１５を介
して、提示用番組表メモリ１９、番組選択／予約指示手
段２４、予約メモリ２５及び予約番組制御手段２６の処
理動作について図３〜図５のフローチャートを用いて説
明する。

【００３６】最初に図３を用いて、テレビ番組表情報の
受信処理動作について説明する。

【００３７】ステップＳ１で文字信号データからテレビ
番組表情報を受信したか否かを判定する。このステップ
Ｓ１でテレビ番組表情報の受信を確認すると、ステップ
Ｓ２で、前記提示用番組表メモリ１９に記憶する。この
提示用番組表メモリ１９に既にテレビ番組表情報が記憶
されている際には、新たに受信したテレビ番組表情報に
書き換えると共に、ステップＳ３で前記予約番組メモリ
２５に記憶されている予約番組のテレビ番組表情報と、
提示用番組表メモリ１９に新たに書き換えられたテレビ
番組表情報とを比較し、予約番組メモリ２５に記憶され
ているテレビ番組の番組ＩＤと一致する番組ＩＤを有す
る新たなテレビ番組表情報が存在すると、前記予約番組
メモリ２５に記憶されている予約番組情報を新たなテレ
ビ番組表情報に書き換える。

【００３８】この結果、継続放送されるテレビ番組は、
同一番組ＩＤを有しているために、新たなテレビ番組表
情報から将来放送される同一番組ＩＤのテレビ番組は、
自動的に番組予約が更新される。又、特定日時にのみ放
送され、継続放送されないテレビ番組を番組予約し、前
記予約番組メモリ２５に記憶させた後に、放送局側の理
由で日時変更された際に、その日時変更されたテレビ番
組の番組ＩＤが変更されない限り、既に予約番組メモリ
２５に記憶されている予約番組の情報も自動的に書き換
え可能である。

【００３９】次に、図４を用いて、テレビ番組の番組予
約の動作処理について説明する。

【００４０】前記キーボード１６に設けられたテレビ番
組表を表示手段に再生表示させるモードを入力するテレ
ビ番組表表示キーが入力され、ステップ１１でテレビ番
組表表示キーの入力を確認すると、ステップＳ１２で前
記文字番組／番組表提示手段２３からの処理手続によ
り、前記提示用番組表メモリ１９に記憶されているテレ
ビ番組表情報を読み出し、表示制御回路２０と表示用画
像メモリ２１を用いて出力端子２２から表示手段にテレ
ビ番組表の映像データを出力して、所定のテレビ番組表
を表示する。表示手段にテレビ番組表が表示されると、
ステップＳ１３で前記テレビ番組表上にカーソルを表示
する。このテレビ番組表上のカーソルは、ステップＳ１
４で、キーボードのアップ・ダウンキーなどを用いて、
前記カーソルの移動を行う。このステップＳ１４でカー
ソルの移動が確認されると、ステップＳ１５でテレビ番
組表上のカーソルを移動させ、所望のテレビ番組が表示
されている位置まで移動させる。前記カーソルの移動が
停止され、キーボードの番組予約キーが押されると、ス
テップＳ１６でその番組予約キーが押されたことを確認
し、ステップＳ１７で前記番組選択／予約指示手段２４
からの番組予約処理手順に従い、番組予約したテレビ番
組表情報を前記提示用番組表メモリ１８から読み出し、
前記予約番組メモリ２５に記憶する。前記ステップＳ１
６で予約キーが押されず、又は、予約キーの確認ができ
ない際には、ステップＳ１８で前記キーボード１６から
テレビ番組表表示キーの入力を検知する。この時、テレ
ビ番組表表示キーが何ら動作されていない場合は、テレ
ビ番組の検索状態と判定し、ステップＳ１４に戻り、カ
ーソル移動によるテレビ番組の検索を継続する。一方、
前記テレビ番組表表示キーが再度入力されると、番組予
約動作の終了と判定し、番組予約処理動作を終了する。

【００４１】次に、図５を用いて番組予約後の動作処理
について説明する。

【００４２】前記予約番組制御手段２６の処理手続によ
り、ステップＳ３１で前記予約番組メモリ２５に記憶さ
れている予約番組表情報の存在を確認する。このステッ
プＳ３１で予約番組の存在が確認されると、該当する予
約番組の開始時刻と現在時刻をステップＳ３２で比較
し、現在時刻が予約番組の開始時刻に到達すると、ステ
ップＳ３３で前記マイクロコンピュータ１５を介して図
示されていない選局手段で該当する番組の放送局のチャ
ンネルを選局する。ステップＳ３３で予約番組のチャン
ネルが選局されると、ステップＳ３４で表示手段に該当
番組の映像と音声が再生表示され、又は該当番組のテレ
ビ信号の録画記録が開始される。次に、ステップＳ３５
で、再生表示又は録画記録中の予約番組の終了時刻と現
在時刻を比較し、その再生又は録画中の予約番組の終了
時刻に到達すると、ステップＳ３６で再生表示又は録画
記録動作を終了させる。ステップＳ３６で再生又は録画
が終了した予約番組は、ステップＳ３７で毎日及び毎週
放送される番組か否かを判定し、毎日及び毎週継続して
放送される番組、つまり、放送日付の異なるテレビ番組
表情報から同一番組ＩＤを有するテレビ番組を検索し、
同一番組ＩＤを有するテレビ番組が存在するとステップ
Ｓ３８にて、前記予約番組メモリ２５の記憶内容を更新
記憶する。又、前記ステップＳ３７で同一番組ＩＤを有
するテレビ番組が存在しない場合、つまり、継続テレビ
番組でないと判定されると、ステップＳ３９で前記予約
番組メモリ２５に記憶されている該当予約番組表情報を
消去する。

【００４３】このようにして、前記マイクロコンピュー
タ１５、キーボード１６、文字番組／番組表提示手段２
３、番組選択／予約指示手段２４、予約番組メモリ２５
及び予約番組制御手段２６の処理動作により、予約番組
の設定や更新及び予約番組の視聴あるいは録画の制御動
作が可能となる。

【００４４】次に、本発明の他の実施形態について、図
６を用いて説明する。

【００４５】前述の本発明の一実施形態では、伝送され
たテレビ番組表情報に包含される番組ＩＤと予約した番
組の番組ＩＤを比較して、継続テレビ番組か否かを判別
していたが、前記予約番組制御手段２６に予約番組の予
約モードと、予約確認モードを追加して、一度番組予約
した番組を視聴者が継続して番組予約するか、あるい
は、既存の番組予約状態を確認することができるように
するものである。

【００４６】図６（ａ）は、予約モードにおける表示手
段での表示例で、一回のみの予約と、毎日継続しての予
約と、及び毎週所定の曜日に継続しての予約の３つの予
約モードを設定する。視聴者がキーボード１６と番組選
択／予約指示手段２４の処理手順に従い表示手段に表示
されているテレビ番組表から番組予約した都度、前記３
つの予約モードを表示手段に子画面として表示し、その
予約番組が前記３つの予約モードのいずれに該当するか
選択したり、あるいは、視聴者の好みで予約モードを設
定する。この視聴者の好みで予約番組の予約モードを設
定できることは、例えば毎週同一曜日に野球の放送があ
るが、その野球の対戦カードによっては、視聴又は録画
が不要の際には、好みの対戦カードの放送番組を予約す
る予約モード一回を設定することにより、好みの対戦カ
ードのみが番組予約できる。

【００４７】また、図６（ｂ）は、予約確認モードにお
ける表示手段での表示例で、前記予約番組メモリ２５に
記憶している予約番組情報を前記キーボード１６からの
入力指示により、前記予約番組制御手段２６の予約確認
モードの処理手順に従い読み出し、表示手段に表示す
る。この時、番組予約されている番組の放送日時順に表
示するように編集表示する。これにより、現在番組予約
されているテレビ番組の内容が視聴者に認識できると共
に、番組予約内容の修正も可能となる。

【００４８】以上説明したように、本発明は、テレビ信
号に多重してテレビ番組表情報を伝送するに際して、毎
日あるいは毎週継続して放送されるテレビ番組には、同
一の番組識別コードを付して伝送すると共に、前記テレ
ビ番組表情報の基で継続テレビ番組の識別コードが同一
であるテレビ番組を視聴又は録画予約する際に、一回目
の番組予約で、その予約番組と同一識別コードを有する
テレビ番組を前記テレビ番組表情報から検索し、毎日あ
るいは毎週継続される番組か否かを自動的に判定し、継
続番組の際には、継続して番組予約するように予約番組
メモリに記憶させることにより、視聴者の煩雑な番組予
約行為を軽減できると共に、番組予約の操作ミスや見落
しも解消できる。

【００４９】なお、前述の本発明の実施形態では、文字
放送信号をテレビ信号に多重された場合を用いて説明し
たが、データ多重放送や衛星を用いたテレビ放送にも適
用できることは明らかである。

【００５０】

【発明の効果】本発明は、一回の番組予約操作により、
毎日あるいは毎週継続して放送されるテレビ番組につい
ては、自動的に同一番組が継続して視聴あるいは録画可
能となり、番組予約の操作の簡素化と確実性が向上し
た。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るテレビ番組表情報の伝送方式の一
実施の形態を示すテレビ番組表情報の番組図。

【図２】本発明に係るテレビ番組表情報を用いて番組予
約する受信機の回路構成を示すブロック図。

【図３】本発明に係る受信機のテレビ番組表情報を取り
込み動作を説明するフローチャート。

【図４】本発明に係る受信機のテレビ番組表情報から番
組予約動作を説明するフローチャート。

【図５】本発明に係る受信機の予約番組の視聴開始と終
了動作を説明するフローチャート。

【図６】本発明の他の実施形態を説明する表示手段の表
示図。

【図７】従来の文字放送システムを説明する波形図。

【図８】従来のテレビ番組表情報から番組予約動作を説
明する番組予約図、

【符号の説明】

１１…入力端子、１２…波形整形回路、１３…データ取
り込み回路、１４…バッファメモリ、１５…マイクロコ
ンピュータ、１６…キーボード、１７…文字信号処理手
段、１８…提示用番組メモリ、１９…提示用番組表メモ
リ、２０…表示制御回路、２１…表示用画像メモリ、２
２…出力端子、２３…文字番組／番組表提示手段、２４
…番組選択／予約指示手段、２５…予約番組メモリ、２
６…予約番組制御手段。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放送日付、放送局名、放送開始と終了時
   刻、番組識別コード、及び番組タイトル等のテレビ番組
   表情報をテレビ信号に多重して伝送し、受信機で、前記
   テレビ番組表情報に基づき視聴又は録画予約するテレビ
   番組情報の伝送方式において、 前記テレビ信号に多重されたテレビ番組表情報に包含さ
   れている各放送日付毎のテレビ番組の内、繰り返し継続
   放送されるテレビ番組の番組識別コードを同一のコード
   を付して伝送することを特徴とするテレビ番組表情報の
   伝送方式。
2. 【請求項２】 前記テレビ番組表情報が更新、又は、前
   記テレビ番組表情報に包含されている継続放送テレビ番
   組の放送時刻が変更された場合でも前記継続放送テレビ
   番組の番組識別コードを同一のコードを付して伝送する
   ことを特徴とする請求項１記載のテレビ番組表情報の伝
   送方式。
3. 【請求項３】 前記テレビ番組表情報に包含されている
   テレビ番組で、特定の日時にのみ放送されるテレビ番組
   の番組識別コードを異ならせることを特徴とする請求項
   １記載のテレビ番組表情報の伝送方式。
4. 【請求項４】 少なくとも放送日付、放送局名、放送開
   始と終了時刻、番組識別コード、及び番組タイトル等の
   テレビ番組表情報をテレビ信号に多重して伝送し、且
   つ、そのテレビ番組表情報の内、繰り返し放送されるテ
   レビ番組の番組識別コードを同一のコードとしたテレビ
   信号を受信する受信機で前記テレビ番組表情報に基づき
   視聴又は録画予約するシステムにおいて、 前記テレビ信号を受信選局し、テレビ信号に多重された
   テレビ番組表情報を分離復調する文字信号復調手段と、 この文字信号復調手段で復調されたテレビ番組表情報を
   記憶する番組表メモリ手段と、 この番組表メモリ手段に記憶したテレビ番組表情報から
   表示手段へ出力する映像信号を生成する表示制御手段
   と、 表示手段に表示された前記テレビ番組表情報から視聴又
   は録画予約テレビ番組を選択指示する番組予約手段と、 この番組予約手段で選択指示した予約テレビ番組の番組
   表情報を記憶する予約番組情報メモリ手段と、 この予約番組情報メモリ手段に記憶されたテレビ番組表
   情報を基に、予約テレビ番組の視聴又は録画の開始・終
   了を制御すると共に、前記番組予約手段で選択指示した
   予約テレビ番組が同一の番組識別コードを有しているテ
   レビ番組については、継続予約番組として前記予約番組
   情報メモリ手段に記憶させる予約番組制御手段と、 を具備し、繰り返し放送されるテレビ番組の番組予約を
   継続して予約させることを特徴とするテレビ番組表情報
   の受信装置。
5. 【請求項５】 前記表示処理手段により再生表示された
   テレビ番組表情報に基づき、前記番組予約手段を用いて
   予約テレビ番組を選択指示すると共に、予約テレビ番組
   を選択指示した以後、継続して番組予約するか、あるい
   は、同一予約テレビ番組を継続予約するか、の予約継続
   判定モードを生成し、予約テレビ番組の選択指示以後の
   予約継続を前記番組予約手段で選択指示することを特徴
   とする請求項４記載のテレビ番組表情報の受信装置。
6. 【請求項６】 前記表示処理手段により再生表示された
   テレビ番組表情報に基づき、前記番組予約手段を用いて
   予約テレビ番組を選択指示し、その予約テレビ番組のテ
   レビ番組表情報を前記予約番組情報メモリ手段に記憶す
   ると共に、前記番組表メモリ手段に記憶されている異な
   る放送日時のテレビ番組表情報から同一の番組識別コー
   ドを有するテレビ番組を探索し、同一コードを有する場
   合には、継続放送番組と判定し、前記予約番組情報メモ
   リ手段に記憶させることを特徴とする請求項４記載のテ
   レビ番組表情報の受信機。
7. 【請求項７】 テレビ信号に多重されて伝送されるテレ
   ビ番組表情報が更新された際に、前記番組表メモリ手段
   に記憶されているテレビ番組表情報を書き換えると共
   に、前記予約番組情報メモリ手段に記憶されている既存
   の予約番組表情報と比較し、少なくとも同一の番組識別
   コードを有する既存予約テレビ番組のテレビ番組表情報
   を更新テレビ番組表情報に書き換えることを特徴とする
   請求項４記載のテレビ番組表情報の受信機。
8. 【請求項８】 前記番組予約制御手段を用いて、前記予
   約番組情報メモリ手段に記憶されている予約番組表情報
   を前記表示処理手段により再生表示することを特徴とす
   る請求項４記載のテレビ番組表情報の受信装置。