JPH11341279A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH11341279A
JPH11341279A JP10149555A JP14955598A JPH11341279A JP H11341279 A JPH11341279 A JP H11341279A JP 10149555 A JP10149555 A JP 10149555A JP 14955598 A JP14955598 A JP 14955598A JP H11341279 A JPH11341279 A JP H11341279A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】修正すべき画像の修正部分を違和感なく修正す
ることができる画像処理方法を提供する。 【解決手段】修正すべき画像およびこの修正すべき画像
の修正部分に相当する特徴部分を含んでいる画像を選定
し、修正すべき画像の修正部分を含む領域および選定し
た画像の特徴部分を含む領域をそれぞれ指定し、選定し
た画像の特徴部分を利用して、修正すべき画像の修正部
分を修正することにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像デー
タに画像処理を施して写真プリントを作成するデジタル
フォトシステムで適用される画像処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ネガフィルムやリバーサルフ
ィルム等の写真フィルム(以下、フィルムという)に撮
影された画像の感光材料への焼き付けは、フィルムの画
像を投影して感光材料を面露光する直接露光によって行
われてきた。これに対し、現在では、例えばフィルムに
撮影された画像情報を光電的に読み取り、これをデジタ
ルデータ化して種々の画像処理を施した後、感光材料を
デジタル的に露光するデジタルフォトシステムが実用化
されている。
【0003】前述のデジタルフォトシステムは、基本的
に、透過原稿や反射原稿等の原稿に記録された画像を読
み取り、これに対応する画像データを発生するスキャナ
等の画像読取装置、デジタルフォトシステム全体の動作
を制御し管理しつつ、入力された画像データに各種の画
像処理を施す画像処理装置、および、画像処理後の画像
データに応じて感光材料をデジタル露光するプリンタ、
露光済みの感光材料を現像するプロセサ等からなる画像
記録装置を備えている。
【0004】デジタルフォトシステムでは、まず、スキ
ャナで原稿画像が読み取られる。読み取られた画像はデ
ジタル画像データ化され、画像処理装置において、この
画像データから画像処理条件(露光条件)が決定されて
各種の画像処理が施される。プリンタでは、画像処理後
の画像データに応じて、感光材料が走査露光されて潜像
が記録された後、プロセサにより感光材料に応じた現像
処理が施されて、フィルムに撮影された画像が再生され
た仕上りプリントとされる。
【0005】デジタルフォトシステムによれば、露光時
間が短時間で済み、迅速な露光を行うことができるし、
仕上りプリントの画像情報を光磁気ディスク等の記録媒
体に保存できるため、例えばフィルムを再読み取りする
必要もなく、焼増し等の作業も迅速かつ容易である。し
かも、画像合成や画像分割等の編集、色/濃度調整等の
画像処理も自由に行うことができ、用途に応じて自由に
編集、画像処理を施した仕上りプリントを出力できる等
の利点がある。
【0006】ところで、ポートレート写真の画質を左右
する大きな要因の1つは、例えば人間の目の部分の再現
性である。その中でも、ストロボ発光等の影響によって
目の部分が赤くなる赤目現象は重大な問題である。ま
た、赤目現象がなく良く撮れた写真であっても、例えば
目の中に光が反射して輝いていないと、すなわち、目の
中のキャッチライトの写り込みが微弱であると、ポート
レートとして冴えない写真になってしまうという問題点
がある。
【0007】このような問題点を解決するために、本出
願人は、例えば特開平10−75374号公報におい
て、オペレータの指定による目を含む領域の中から目の
領域を抽出した後、目の領域の赤目判定を行い、赤目で
あると判定したときには赤目消し処理を施し、同じく目
の領域を抽出した後、キャッチライト判定を行い、キャ
ッチライトが微弱であると判定したときにはキャッチラ
イト強調処理を施す画像処理方法および装置を提案して
いる。
【0008】しかし、同公報に開示の画像処理方法およ
び装置では、例えば元来が黒目の場合であれば、目の領
域の彩度を低下させ、無彩色に近づけることによって黒
目に修正することができるが、例えば青目の場合には、
あらかじめ所望の青色の色相を指定、格納しておき、色
相変換を行うことによって青目に修正しているため、特
に、目元がアップの写真になるほど、どうしても本人の
目の色相との違いが認識されてしまい、違和感があると
いう問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、例えば赤目等の
ように、修正すべき画像の修正部分を違和感なく修正す
ることができる画像処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、デジタル画像データに画像処理を施して
写真プリントを作成するデジタルフォトシステムで適用
される画像処理方法であって、修正すべき画像およびこ
の修正すべき画像の修正部分に相当する特徴部分を含ん
でいる画像を選定し、前記修正すべき画像の修正部分を
含む領域および前記選定した画像の特徴部分を含む領域
をそれぞれ指定し、前記選定した画像の特徴部分を利用
して、前記修正すべき画像の修正部分を修正することを
特徴とする画像処理方法を提供するものである。
【0011】ここで、前記修正すべき画像を修正するに
際し、前記デジタルフォトシステムの画像表示部上に、
前記修正すべき画像、前記選定した画像、および、修正
後の画像を並べて表示するのが好ましい。また、前記修
正すべき画像の修正は、赤目、しわ、しみ、そばかす、
にきび、傷痕、やけど痕の内の少なくとも1つの修正を
含むのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の画像処理方法を詳細に説明す
る。
【0013】図1は、本発明を適用するデジタルフォト
システムの一実施例の概念図である。図示例のデジタル
フォトシステム10は、基本的に、フィルムFに撮影さ
れた画像を1コマずつ光電的に読み取るスキャナ(画像
読取装置)12、このデジタルフォトシステム10全体
の動作を制御しつつ、入力される画像データを画像処理
する画像処理装置14、および、画像処理後の画像デー
タに応じて感光材料を露光し、現像処理する画像記録装
置16を有する。
【0014】また、同図には、例えば様々な条件の入力
(設定)、処理の選択や指示、色/濃度補正などの指示
等を入力するためのキーボード18aやマウス18b等
の入力部18、例えばスキャナ12で読み取られた画
像、各種の操作指示、条件の設定/登録画面等を表示す
るCRTやLCD等の表示部20が示されており、これ
らの入力部18および表示部20は、いずれも画像処理
装置14の図示していない制御部に接続されている。
【0015】まず、スキャナ12においては、例えば光
源から射出された読取光が、可変絞りにより光量調整さ
れ、拡散ボックスによりフィルムFの面方向に均一に拡
散された後、フィルムFへ入射される読取光を規制する
マスクの主走査方向(フィルムFの幅方向)に延在する
スリットを通して、副走査方向(フィルムFの長手方
向)に搬送されるフィルムFに入射される。これによ
り、結果的にフィルムFは、マスクのスリットによって
2次元的にスリット走査される。
【0016】読取光がフィルムFを透過することによ
り、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光が、
結像レンズによってイメージセンサのRGB(赤緑青)
の各画像読取に対応する3つのラインCCDセンサの受
光面に結像され、RGBの3原色に分解されて光電的に
読み取られる。その後、イメージセンサによって読み取
られた画像データは、アンプによって増幅され、A/D
変換器でデジタル信号とされた後、画像処理装置14へ
供給される。
【0017】なお、スキャナ12では、まず、フィルム
Fに撮影された画像を低解像度で読み取るプレスキャン
が行われた後、高解像度で読み取る本スキャンが行われ
る。詳しくは後述するが、画像処理装置14において、
プレスキャンで得られた画像データから本スキャンの読
取条件や画像処理条件が設定され、この画像処理条件を
用いて本スキャンの画像データが処理される。ここで、
プレスキャンと本スキャンとの違いは、その読取画像の
解像度が異なることだけである。
【0018】また、本発明を適用するフォトシステム1
0において、原画像およびその供給源は、各種の写真フ
ィルム等のような透過原稿の画像を読み取るスキャナ1
2に限定されず、例えば各種の写真プリントや印刷物等
の反射原稿を読み取るスキャナの他、デジタルスチルカ
メラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置、インターネ
ットやローカルエリアネットワーク等のコンピュータ通
信、MOディスク等の記録媒体(媒体の記録・読出手
段)等が例示される。
【0019】前述のように、スキャナ12から出力され
るRGBの各デジタル信号は、画像処理装置14(以
下、処理装置14とする)に出力される。ここで、図2
に、処理装置14の一実施例のブロック図を示す。図示
例の処理装置14は、データ処理部22、Log変換器
24、プレスキャン(フレーム)メモリ26、本スキャ
ン(フレーム)メモリ28、プレスキャン処理部30、
本スキャン処理部32および条件設定部34を有する。
【0020】なお、説明を容易化するために、図2に
は、画像処理関連の部位だけを示しているが、処理装置
14は、例えばパーソナルコンピュータ等のように、入
力部18や表示部20を介して、処理装置14を含むフ
ォトプリンタ10全体の制御や管理を行う制御部を備え
ている。
【0021】スキャナ12から処理装置14へ供給され
たRGBの各デジタル信号は、まず、データ処理部22
において、暗時補正、欠陥画素補正、シェーディング補
正等の所定のデータ処理が施され、Log変換器24に
よってlog変換されて濃度データとされた後、プレス
キャンの場合には、プレスキャンデータとしてプレスキ
ャンメモリ26に記憶され、本スキャンの場合には、本
スキャンデータとして本スキャンメモリ28に記憶され
る。
【0022】続いて、プレスキャンメモリ26に記憶さ
れたプレスキャンデータは、プレスキャン処理部30
に、他方、本スキャンメモリ28に記憶された本スキャ
ンデータは、本スキャン処理部32に読み出されて処理
される。プレスキャン処理部30は、画像データ処理部
36および画像データ変換部38を有し、同じく、本ス
キャン処理部32は、画像データ処理部40および画像
データ変換部42を有する。
【0023】プレスキャン処理部30の処理部36、お
よび、本スキャン処理部32の処理部40は、後述の条
件設定部34によって設定される処理条件に応じて、ス
キャナ12で読み取られた画像(画像データ)に所定の
画像処理を施す部位で、両処理部36,40では、解像
度が異なること以外、基本的に同じ処理が行われる。な
お、両処理部36,40では、例えば赤目消し処理を含
む、従来公知の各種の画像処理が施される。
【0024】なお、画像処理としては、赤目消し処理の
他、例えばルックアップテーブル(LUT)によるグレ
イバランス調整、階調補正および濃度(明るさ)調整、
マトリクス(MTX)による撮影光源種補正や画像の彩
度調整(色調整)、ローパスフィルタ、加算器、LU
T、MTX等を適宜組み合わせた平均化処理や補間演算
等による電子変倍処理、覆い焼き処理(濃度ダイナミッ
クレンジの圧縮/伸長)、シャープネス(鮮鋭化)処理
等が例示される。
【0025】ここで、図3に、本発明の画像処理方法を
適用して赤目消し処理を施す場合の一実施例の概念図を
示す。プリントの作成は、例えばフィルムFに撮影され
た画像の場合であれば、フィルムFの現像と同時に依頼
(同時プリント)されたり、現像後のフィルムF、すな
わち、長尺のロール状のフィルムFや、4,5コマ毎に
分断されたピース状のフィルムF等を用いて依頼(再プ
リント)される。
【0026】このように、プリントの作成を依頼された
同一件の複数の画像の中には、あるコマの画像では赤目
になっている人が、他のコマの画像では元来の黒目にな
っている場合がある。この場合、オペレータは、本発明
にしたがって、これらの複数の画像の中から、赤目にな
っている修正すべき画像(赤目画像)、および、この赤
目画像の修正部分となる赤目に相当する特徴部分である
黒目を含んでいる画像(参照画像)を選定する。
【0027】ここで、赤目画像や参照画像は、いずれも
プレスキャンした複数の画像のコマ画像をCRT等の表
示部20上に一覧表示し、一覧表示された複数のコマ画
像の中から、オペレータが、キーボード18aを用いて
コマ番号等を指定したり、マウス18b等を用いてコマ
画像を指定し、表示部20上に拡大表示して確認しなが
ら視覚的に選定できるのが好ましい。オペレータによっ
て選定された赤目画像および参照画像は表示部20上に
表示される。
【0028】続いて、オペレータは、マウス18b等を
用いて、表示部20上に表示された、赤目画像の修正部
分となる赤目を含む領域、および、参照画像の特徴部分
となる黒目を含む領域をそれぞれ指定する。なお、本実
施例の場合、例えば両目を含む領域を同時に指定しても
よいし、あるいは、片目ずつ順番に指定してもよい。両
処理部36,40により、指定された領域の中から、そ
れぞれ赤目の領域および黒目の領域が検出される。
【0029】その後、両処理部36,40では、例えば
参照画像から検出した黒目を拡大もしくは縮小(拡縮)
して赤目画像の赤目の領域に入れ込んだり、あるいは、
キャッチライト部分を除く、赤目の領域だけを黒目の画
像データで塗りつぶす等して、赤目が本人の黒目の情報
によって修正される。このように、本発明の画像処理方
法によれば、本人の黒目を利用して赤目を修正するた
め、赤目を違和感なく修正することができるし、キャッ
チライトも保持することができる。
【0030】ここで、図4に示すように、修正すべき画
像である赤目画像、選択した画像である参照画像、およ
び、修正後の画像(修正画像)を表示部20上に並べて
表示するのが好ましい。このように、赤目画像、参照画
像および修正画像を表示部20上に同時に並べて表示す
ることにより、オペレータが、それぞれの画像を見比べ
て修正画像の最終的な良否を確認することができ、例え
ば赤目修正をやり直すこともできる。
【0031】なお、本発明の画像処理方法は、赤目消し
処理だけに限定されず、例えばしわ、しみ、そばかす、
にきび、傷痕、やけど痕等の修正にも適用可能である
し、人物の修正だけに限定されるものでもない。また、
プリントの作成を依頼される同一件の画像は、フィルム
Fに撮影された画像等の透過原稿に限定されず、写真プ
リント等の反射原稿、デジタルカメラやコンピュータ等
から供給されるデジタル画像データ等でももちろんよ
い。また、修正方法も何ら限定されない。
【0032】また、参照画像は、必ずしも同一件の複数
の画像の中から選定する必要はなく、別件の画像の中か
ら選定してもよい。また、参照画像は、例えば修正画像
の人物の片目だけが赤目の場合、修正画像の本人のもう
一方の目を参照画像としてもよいし、両目が赤目の場合
には、同一コマ内の別人の赤目になっていない目を参照
画像としてもよいし、あるいは、他のコマ(画像)で赤
目になっていない本人もしくは別人の目を参照画像とし
てもよいなど、赤目になっていない目であれば、何でも
参照画像として利用可能である。この際、似たようなシ
ーン、同一件内から参照画像とする画像を探すとさらに
精度よく赤目等の修正部分を修正することができる。ま
た、赤目の修正の際には、目の大きさ、形、方向などを
留意して参照画像を見つけるとさらに良い。
【0033】一方、プレスキャン処理部30の画像デー
タ変換部38は、処理部36によって処理された画像デ
ータを、必要に応じて間引き、例えば3D(3次元)−
LUT等を用い、表示部20による表示用の画像データ
に変換して表示部20に供給する。同様に、本スキャン
処理部32の画像データ変換部42は、処理部40によ
って処理された画像データを、3D−LUT等を用い、
画像記録装置16による画像記録用の画像データに変換
して画像記録装置16に供給する。
【0034】続いて、処理装置14において、条件設定
部34は、プレスキャン処理部30および本スキャン処
理部32における各種の処理条件や、本スキャンの読取
条件等を設定するもので、セットアップ部44、キー補
正部46およびパラメータ統合部48を有する。
【0035】条件設定部34において、まず、セットア
ップ部44は、プレスキャンデータから、濃度ヒストグ
ラムの作成や、平均濃度、ハイライト(最低濃度)、シ
ャドー(最高濃度)等の画像特徴量の算出を行って本ス
キャンの読取条件を決定し、必要に応じて行われるオペ
レータからの指示等に応じて、グレイバランス調整、濃
度調整、階調補正等を行うLUTの作成、MTX演算式
の作成、鮮鋭度補正係数の算出を行い、プレスキャン処
理部30および本スキャン処理部32における各種の画
像処理条件を設定する。
【0036】続いて、キー補正部46は、キーボード1
8aにあらかじめ設定されている濃度(明るさ)、色、
コントラスト、シャープネス、彩度等を調整するキー
や、マウス18b等の入力部18から入力された各種の
指示等に応じて、画像処理条件の調整量を算出し、これ
をパラメータ統合部48に供給する。
【0037】また、パラメータ統合部48は、セットア
ップ部44によって設定された画像処理条件を受け取っ
て、これをプレスキャン処理部30および本スキャン処
理部32に設定し、さらに、キー補正部46で算出され
た調整量に応じて、各部位に設定した画像処理条件を補
正(調整)したり、再設定する。
【0038】以下、デジタルフォトプリンタ10の動作
について簡単に説明する。フィルムFのプリント作成開
始が指示されると、まず、スキャナ12ではプレスキャ
ンが開始され、フィルムFに撮影された画像がRGBに
分解され、光電的に読み取られてデジタル信号に変換さ
れる。スキャナ12から出力されるRGBのデジタル信
号は処理装置14に供給され、所定のデータ処理が施さ
れ、log変換されて濃度データとされた後、プレスキ
ャンメモリ26に記憶される。
【0039】その後、プレスキャンデータは、プレスキ
ャンメモリ26から読み出され、条件設定部34のセッ
トアップ部44、および、プレスキャン処理部30の処
理部36に供給される。
【0040】まず、セットアップ部44では、プレスキ
ャンデータから、画像の濃度ヒストグラムの作成、画像
特徴量の算出等が行われて本スキャンの読取条件が決定
され、これらの濃度ヒストグラムや画像特徴量、さらに
は必要に応じて行われるオペレータの指示等に応じて、
処理部36,40における各画像処理条件(露光条件)
が決定され、パラメータ統合部48に供給される。パラ
メータ統合部48は、画像処理条件を各々プレスキャン
処理部30および本スキャン処理部32の所定部位に設
定する。
【0041】プレスキャンデータは、処理部36で赤目
消し処理を含む各種の画像処理が施され、画像データ変
換部38で表示用の画像データに変換され、図4に示す
ように、参照画像、赤目画像および修正画像が並べて表
示部20に表示される。オペレータは、表示部20に表
示された画像を見て、赤目消し処理後の修正画像の良否
の判定や、処理結果の確認(検定)を行い、必要に応じ
て、キーボード18aに設定されている調整キー等を用
いて色、濃度、階調等を調整する。
【0042】すなわち、修正画像が不良であると判定し
た場合、例えば再度赤目消し処理をやり直すこともでき
る。一方、修正画像が良好であると判定した場合、色、
濃度、階調等の調整の入力がキー補正部46に供給さ
れ、調整入力に応じた画像処理条件の補正量が算出さ
れ、これがパラメータ統合部48に供給される。パラメ
ータ統合部48は、キー補正部46からの補正量を受け
取り、処理部36および40のLUTやMTX等を補正
する。この補正すなわちオペレータによる調整入力に応
じて、表示部20に表示される画像も変化する。
【0043】オペレータは、赤目消し処理を含む画像処
理後のコマの画像が適正(検定OK)であると判定する
と、キーボード18aやマウス18b等を用いてプリン
ト開始を指示する。これにより、画像処理条件が確定
し、本スキャンの読取条件がスキャナ12に設定され、
本スキャンが開始される。なお、検定を行わない場合に
は、パラメータ統合部48による本スキャン処理部32
への画像処理条件の設定を終了した時点で画像処理条件
が確定し、本スキャンが開始される。
【0044】本スキャンは、読取条件が本スキャンの読
取条件となること以外はプレスキャンと同様に行われ、
本スキャンデータは本スキャンメモリ28に記憶され
る。その後、本スキャンデータは、本スキャンメモリ2
8から読み出され、本スキャン処理部32の処理部40
に供給される。処理部40では、本スキャンデータに、
確定した画像処理条件で、赤目消し処理を含む各種の画
像処理が施され、画像データ変換部42で出力用の画像
データに変換され、画像記録装置16に供給される。
【0045】画像記録装置16は、基本的に、供給され
た画像データに応じて感光材料(印画紙)を露光して潜
像を記録するプリンタ(焼付装置)、および、露光済の
感光材料に所定の処理を施してプリントとして出力する
プロセサ(現像装置)を備えている。
【0046】プリンタでは、例えば感光材料をプリント
に応じた所定長に切断した後に、バックプリントを記録
し、次いで、感光材料の分光感度特性に応じたR露光、
G露光およびB露光の3種の光ビームを処理装置14か
ら出力された画像データに応じて変調して主走査方向に
偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方向に感
光材料を搬送することにより、光ビームで感光材料を2
次元的に走査露光して潜像を記録し、プロセサに供給す
る。
【0047】感光材料を受け取ったプロセサは、発色現
像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理を行い、乾
燥してプリントとし、フィルム1本分等の所定単位に仕
分して集積する。以上、本発明の画像処理方法について
詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、
本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や
変更をしてもよいのはもちろんである。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の画像
処理方法は、修正すべき画像およびこの修正すべき画像
の修正部分に相当する特徴部分を含んでいる画像を選定
し、修正すべき画像の修正部分を含む領域および選定し
た画像の特徴部分を含む領域をそれぞれ指定し、選定し
た画像の特徴部分を利用して、修正すべき画像の修正部
分を修正するものである。本発明の画像処理方法によれ
ば、例えば本人の黒目の画像を利用して赤目の画像を修
正するため、修正すべき画像の赤目、しわ、しみ、そば
かす、にきび、傷痕、やけど痕等の修正部分を違和感な
く修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するデジタルフォトシステムの
一実施例の概念図である。
【図2】 画像処理装置の一実施例のブロック図であ
る。
【図3】 本発明の画像処理方法を適用して赤目消し処
理を施す場合の一実施例の概念図である。
【図4】 本発明の画像処理方法を適用して処理画像を
表示する場合の一実施例の概念図である。
【符号の説明】
10 デジタルフォトシステム 12 スキャナ(画像読取装置) 14 画像処理装置 16 画像記録装置 18 入力部 18a キーボード 18b マウス 20 表示部 22 データ処理部 24 Log変換器 26 プレスキャンメモリ 28 本スキャンメモリ 30 プレスキャン処理部 32 本スキャン処理部 34 条件設定部 36,40 画像データ処理部 38,42 画像データ変換部 44 セットアップ部 46 キー補正部 48 パラメータ統合部 F フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル画像データに画像処理を施して写
    真プリントを作成するデジタルフォトシステムで適用さ
    れる画像処理方法であって、 修正すべき画像およびこの修正すべき画像の修正部分に
    相当する特徴部分を含んでいる画像を選定し、前記修正
    すべき画像の修正部分を含む領域および前記選定した画
    像の特徴部分を含む領域をそれぞれ指定し、前記選定し
    た画像の特徴部分を利用して、前記修正すべき画像の修
    正部分を修正することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】前記修正すべき画像を修正するに際し、前
    記デジタルフォトシステムの画像表示部上に、前記修正
    すべき画像、前記選定した画像、および、修正後の画像
    を並べて表示することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理方法。
  3. 【請求項3】前記修正すべき画像の修正は、赤目、し
    わ、しみ、そばかす、にきび、傷痕、やけど痕の内の少
    なくとも1つの修正を含むことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像処理方法。
JP14955598A 1998-05-29 1998-05-29 画像処理方法 Expired - Fee Related JP4172663B2 (ja)

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