JP2007281798A - 赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラム - Google Patents

赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007281798A
JP2007281798A JP2006104427A JP2006104427A JP2007281798A JP 2007281798 A JP2007281798 A JP 2007281798A JP 2006104427 A JP2006104427 A JP 2006104427A JP 2006104427 A JP2006104427 A JP 2006104427A JP 2007281798 A JP2007281798 A JP 2007281798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
red
eye
correction
face
detection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006104427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4739087B2 (ja
Inventor
Hisafumi Matsushita
尚史 松下
Atsushi Enomoto
淳 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006104427A priority Critical patent/JP4739087B2/ja
Publication of JP2007281798A publication Critical patent/JP2007281798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4739087B2 publication Critical patent/JP4739087B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】赤目を検出するときに用いた赤目検出方法の種類に応じて赤目修正処理の内容を自動的に選択して、赤目に対して最適な赤目修正処理を施す。
【解決手段】本発明に係る赤目補正装置は、画像内で赤目を探索して赤目候補を検出する赤目候補検出部と、画像から複数の異なる種類の顔をそれぞれ検出する複数の種類の顔検出部と、赤目候補検出部が検出した赤目候補の位置が、複数の顔検出部が検出した複数の顔における所定の位置にある赤目候補を赤目修正の対象として選択する赤目修正判断部と、複数の顔検出部の種類に対応づけて、赤目修正の修正方法を予め格納する修正方法格納部と、赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補を含む顔を検出した顔検出部の種類に対応づけて修正方法格納部が格納している赤目修正の修正方法で画像に赤目修正処理を施す赤目修正部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラムに関する。特に、本発明は、顔の検出方法によって赤目修正方法を切り替える赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラムに関する。
撮像時にストロボを用いる場合には、人物の瞳孔が赤色に写る赤目現象または金色に写る金目現象が起こる場合がある。赤目現象または金目現象が発生すると、撮像された被写体の写り栄えがよいとはいえないので、これら赤目または金目を、自然な瞳孔の色に修正する様々な画像処理方法が提案されている。例えば、ユーザに色調不良となった目の画像を含む処理対象領域を指定させ、指定された処理対象領域の色相、彩度、および明度から得られる色の値に基づいて、目の瞳部分に赤目修正処理を施す方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、撮像した画像にストロボ情報、Ev値、シャッター速度、および絞り値等の撮影情報を付加しておき、赤目が発生している可能性があると判断された画像についてだけ赤目修正処理を施す方法が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
なお、画像から人物の顔が含まれる候補領域を抽出した後に、抽出した候補領域を複数の小領域に分割して、複数の小領域の特徴量を予め設定した顔領域パターンと照合することにより顔領域を抽出する方法(例えば、特許文献2参照。)、画像から人物の顔領域を抽出して、抽出した顔領域の色の濃度が所定の閾値に対応する場合に、人物の胴体の候補となる領域を抽出して、顔、または胴体の領域の濃度および彩度を用いて顔領域の確度(抽出した領域が顔画像であることの確からしさ)を評価することにより、顔領域を抽出する方法(例えば、特許文献3参照。)、および画像から複数の顔候補領域を抽出して、抽出した複数の顔候補領域の重複度から確度を評価して顔領域を抽出する方法が提案されている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2000−76427号公報 特開2000−137788号公報 特開2000−148980号公報 特開2004−145287号公報 特開2000−149018号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明、および特許文献4に記載の発明においては、画像内から検出された赤目修正対象に対して同一の赤目修正処理を施す。したがって、人物の両目が赤目として写っているにもかかわらず、一方の目だけ赤目として検出した場合には、一方の目だけについて赤目修正処理を施すので、赤目修正処理後の画像はユーザにとって違和感のある画像となる場合がある。また、人物の目ではない部分、例えば、電飾等を誤って赤目として検出した場合においても、誤って検出した赤色部分について赤目修正処理を施す場合がある。なお、撮像画像から人物の顔を検出する方法は、特許文献2、特許文献3、および特許文献5において開示されている。
そこで本発明は、上記課題を解決することができる赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組合せにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、赤目補正装置であって、画像内で赤目を探索して赤目候補を検出する赤目候補検出部と、画像から複数の異なる種類の顔をそれぞれ検出する複数の種類の顔検出部と、赤目候補検出部が検出した赤目候補の位置が、複数の顔検出部が検出した複数の顔における所定の位置にある赤目候補を赤目修正の対象として選択する赤目修正判断部と、複数の顔検出部の種類に対応づけて、赤目修正の修正方法を予め格納する修正方法格納部と、赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補を含む顔を検出した顔検出部の種類に対応づけて修正方法格納部が格納している赤目修正の修正方法で画像に赤目修正処理を施す赤目修正部を備える。
また、複数の顔検出部は、画像に対して正面を向いている顔である正面顔を検出する正面顔検出部を有し、修正方法格納部は、正面顔検出部を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合には、赤目修正処理を施さず、赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が両目の場合には、赤目修正処理を施すことを示す修正方法を格納してもよい。更に、画像内で黒目を探索して検出する黒目検出部を備え、複数の顔検出部は、画像に対して正面を向いている顔である正面顔を検出する正面顔検出部を有し、黒目検出部は、赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、片目と異なる側の片目を検出し、修正方法格納部は、正面顔検出部を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補の瞳の色を、黒目検出部が検出した片目の瞳の色と同一の色に修正することを示す修正方法を格納してもよい。
更に、画像内で黒目を探索して検出する黒目検出部を備え、複数の顔検出部は、画像に対して正面を向いている顔である正面顔を検出する正面顔検出部を有し、黒目検出部は、赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、片目と異なる側の片目を検出し、修正方法格納部は、正面顔検出部を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補に赤目修正処理を施し、黒目検出部が検出した片目の瞳の色を、赤目修正処理が施された片目の瞳の色と同一の色に修正することを示す修正方法を格納してもよい。
そして、複数の顔検出部は、画像に対して横を向いている顔である横顔を検出する横顔検出部を有し、修正方法格納部は、横顔検出部を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部が横顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合には、赤目修正処理を施し、赤目修正判断部が横顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が両目の場合には、赤目修正処理を施さないことを示す修正方法を格納してもよい。
また、複数の顔検出部は、眼鏡をかけた顔である眼鏡顔を検出する眼鏡顔検出部を有し、修正方法格納部は、眼鏡顔検出部を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部が眼鏡顔において所定の位置にあると判断した赤目候補に赤目修正処理を施すとともに、眼鏡顔の赤目候補の色味を、眼鏡顔の赤目候補の領域の周囲の領域の色味に近づける色修正を施すことを示す修正方法を格納してもよく、赤目修正部は、画像が含む複数の画素の最も小さい輝度より大きい輝度の範囲で画素の輝度を変更して画像に赤目修正処理を施してもよい。
また、本発明の第2の形態においては、赤目補正方法であって、画像内で赤目を探索して赤目候補を検出する赤目候補検出段階と、画像から複数の異なる種類の顔を、複数の種類の顔検出部においてそれぞれ検出する顔検出段階と、赤目候補検出段階において検出された赤目候補の位置が、複数の顔検出段階において検出された複数の顔における所定の位置にある赤目候補を赤目修正の対象として選択する赤目修正判断段階と、赤目修正判断段階において赤目修正の対象として選択された赤目候補を含む顔を検出した顔検出部の種類に対応づけて修正方法格納部が格納している赤目修正の修正方法で画像に赤目修正処理を施す赤目修正段階を備える。
また、本発明の第3の形態においては、画像に赤目補正を施す赤目補正装置用の赤目補正プログラムであって、赤目補正装置を、画像内で赤目を探索して赤目候補を検出する赤目候補検出部、画像から複数の異なる種類の顔をそれぞれ検出する複数の種類の顔検出部、赤目候補検出部が検出した赤目候補の位置が、複数の顔検出部が検出した複数の顔における所定の位置にある赤目候補を赤目修正の対象として選択する赤目修正判断部、複数の顔検出部の種類に対応づけて、赤目修正の修正方法を予め格納する修正方法格納部、赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補を含む顔を検出した顔検出部の種類に対応づけて修正方法格納部が格納している赤目修正の修正方法で画像に赤目修正処理を施す赤目修正部として機能させる赤目補正プログラム。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、赤目を検出するときに用いた顔の検出方法に応じて赤目修正処理の内容を自動的に選択することができるので、画像に含まれる赤目に対して適切な赤目修正処理を施すことができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る赤目補正装置10の機能構成の一例を示す。赤目補正装置10は、画像入力部100、修正方法格納部110、顔検出部120、黒目検出部126、赤目候補検出部130、赤目修正判断部140、赤目修正部150、出力部162、および出力制御部164を備える。また、図2は、本実施形態に係る顔検出部120の機能構成の一例を示す。顔検出部120は、正面顔検出部121、横顔検出部122、顔部品検出部123、眼鏡顔検出部124、および低解像度顔検出部125を有する。本実施形態に係る赤目補正装置10は、赤目を検出するときに用いた顔検出部120の種類に応じて赤目修正処理の内容を自動的に選択することにより、画像に含まれる赤目に対して適切な赤目修正処理を施すことを目的とする。
画像入力部100は、画像を外部から入力する。画像入力部100は、写真、および紙媒体等に印刷された画像を読み取ることにより画像を画像データとして外部から入力する。また、画像入力部100は、半導体メモリ等の記憶媒体、または、LAN、およびインターネット等のネットワークを介して画像データを入力してよい。画像入力部100は入力した画像データを、顔検出部120、黒目検出部126、赤目候補検出部130、赤目修正部150、および出力制御部164に供給する。出力制御部164は、画像入力部100、または、赤目修正部150から受け取った情報に基づいて、画像データ、または画像データに所定の画像処理を施した後の画像データを出力部162に出力させる。出力部162は、出力制御部164の制御に基づいて、当該画像データを出力する。なお、画像データを表示するモニタ等の画像表示装置、DVD等の記録媒体に画像データを書き込む書き込み装置、および他の画像処理装置等に画像データを送信する通信部等は、出力部162の一例である。また、出力部162がモニタ等である場合には、出力制御部164は、受け取った画像データを視認可能な画像に変換して出力部162に表示させる。
赤目候補検出部130は、画像入力部100から受け取った画像データが示す画像内に含まれる赤目候補を検出する。具体的には、赤目候補検出部130は、赤色を検出する予め定められた検出閾値を用いて、予め定められた色範囲に含まれる赤色を有する赤目候補を、画像入力部100から受け取った画像から検出する。なお、係る場合において、赤色の色範囲は、画像に含まれる赤目を適切に検出することができる範囲に設定してよい。また、赤目候補検出部130は、機械学習により赤色の色範囲を設定してもよい。更に、赤目候補検出部130は、予め定められた色範囲の色を有する、所定形状および大きさの赤目のテンプレート画像を用いてマッチングすることにより赤目候補を画像から探索してもよい。なお、赤目には赤目、または金目が含まれていてよい。
ここで、赤目候補検出部130は、赤目を探索するときには、少なくとも1つの種類のパラメータに基づいて赤目を探索してよい。例えば、赤目候補検出部130は、赤目の探索条件として、赤目検出をするときに用いる複数の異なる大きさの赤目のテンプレート画像、複数の異なる形状を有する赤目のテンプレート画像、複数の異なる種類の色相を有する赤目のテンプレート画像を用いて赤目候補を検出してよい。また、赤目候補検出部130は、赤目のテンプレート画像を画像上で予め定められたピッチ幅で移動させてよい。赤目候補検出部130は、赤目のテンプレート画像を画像上で移動させるときの複数の異なるピッチ幅、および赤目のテンプレート画像を画像上で移動させるときの複数の異なる移動開始位置等に関する情報を予め有していてもよい。例えば、赤目候補検出部130は、複数のパラメータを順次変化させて、画像内から赤目候補を検出してもよい。
具体的には、赤目候補検出部130は、第1のパラメータを用いて、画像内の赤目を探索して赤目候補の検出を試みる。赤目候補検出部130は、第1のパラメータを用いて赤目候補を検出できなかった場合には、第1のパラメータを第2のパラメータに変更して赤目候補の検出を試みる。例えば、赤目候補検出部130は、画像内において赤目のテンプレート画像を第1の画素ピッチで探索位置を移動させながら赤目を探索して、赤目候補を検出する。赤目候補検出部130は、第1の画素ピッチで赤目候補を検出できなかった場合には、第1の画素ピッチとは異なる第2の画素ピッチで赤目のテンプレート画像を移動させながら赤目候補を検出する。赤目候補検出部130は、赤目候補が検出されるまで、画素ピッチを順次変更して赤目のテンプレート画像を移動させてもよい。なお、赤目候補検出部130は、第1の画素ピッチで探索した探索位置と、第2の画素ピッチで探索する探索位置とが重複することがない画素ピッチを用いてよい。
また、赤目候補検出部130は、検出した複数の赤目候補の位置が、顔に含まれるか否かを判断してもよい。具体的には、赤目候補検出部130は、検出した赤目候補の周囲に顔が存在するか否かを検出する。例えば、顔に含まれる、眉、鼻、口、耳、ひげ、および顔の輪郭等の各部位の位置と、赤目候補との位置関係に基づいて、赤目候補が顔の中で目に相当する位置に存在しているか否かを判断する。また、赤目候補検出部130は、検出した赤目候補の周囲に存在する被写体の画像を回転させて、当該被写体の画像が対称的な形を有している場合に当該被写体の画像が顔の画像であると判断してもよい。そして、赤目候補検出部130は、顔の中の目の位置に存在すると判断された赤目候補を、赤目修正対象である赤目候補として選択してよい。赤目候補検出部130は、検出した赤目候補の位置を示す情報を赤目修正判断部140に供給する。
顔検出部120は、画像入力部100から受け取った画像データが示す画像から、複数の異なる種類の顔をそれぞれ検出する。また、顔検出部120は、複数の異なる種類の顔の画像における位置、および画像において顔の領域が占める範囲をそれぞれ検出してもよい。顔検出部120は、複数の種類の顔検出部、例えば、正面顔検出部121、横顔検出部122、顔部品検出部123、眼鏡顔検出部124、および低解像度顔検出部125を有していてよい。なお、顔検出部120が有する顔検出部は上記種々の顔検出部には限られず、他の種類の顔検出部を有していてもよい。
具体的には、正面顔検出部121は、画像に対して正面を向いている顔である正面顔を検出する。正面顔検出部121は、画像に含まれる顔画像に、顔の複数の部位、例えば、目、鼻、口、および耳等の所定の部位が含まれていると判断した場合に、当該顔画像が示す顔が正面顔であると判断する。また、正面顔検出部121は、画像に含まれる顔画像が予め定められた対称性を有する場合に、当該顔画像が示す顔が正面顔であると判断してもよい。また、横顔検出部122は、画像に対して横を向いている顔である横顔を検出する。例えば、横顔検出部122は、顔の輪郭が予め定められた対称性を有さない場合に、当該顔画像を横顔として検出してよい。また、横顔検出部122は、横顔に特徴的な顔の輪郭である、鼻の部分の輪郭に基づいて横顔を検出してもよい。
顔部品検出部123は、画像に含まれる顔の領域内の、顔部品を検出する。顔部品検出部123が検出する顔部品は、例えば、眉、目、鼻、口、耳、ひげ、および顔の輪郭等であってよい。顔部品検出部123は、顔部品のテンプレート画像を用いて顔部品を検出してよい。眼鏡顔検出部124は、画像に含まれる眼鏡をかけた顔である眼鏡顔を検出する。例えば、眼鏡顔検出部124は、眼鏡のテンプレート画像を用いて眼鏡顔を検出する。眼鏡顔検出部124は、画像に対して正面を向いている顔が眼鏡をかけている場合における眼鏡のテンプレート画像、および画像に対して横を向いている顔が眼鏡をかけている場合における眼鏡のテンプレート画像をそれぞれ用いてよい。
低解像度顔検出部125は、画像に含まれる低解像度の顔である低解像度顔を検出する。例えば、低解像度顔検出部125は、画像に含まれる顔の領域の空間周波数成分が、予め定められたレベル以下の場合に、当該顔の領域を低解像度顔として検出する。顔検出部120は、画像に対して顔が存在する位置に関する情報を、赤目修正判断部140に供給する。また、顔検出部120は、画像から顔を検出した場合に用いた顔検出部の種類を識別する情報を赤目修正部150に供給する。なお、顔検出部120が有する複数の種類の顔検出部は、それぞれ、機械学習をする顔検出部であってよい。機械学習には、教師あり学習、教師なし学習、および強化学習等の種々のアルゴリズムを用いてよい。
赤目修正判断部140は、赤目候補検出部130が検出した赤目候補の位置が、複数の顔検出部120によって検出された顔の所定の位置にある場合に、当該赤目候補を赤目修正の対象として選択する。具体的には、赤目修正判断部140は、赤目候補の位置と顔の位置とを比較して、赤目候補検出部130が検出した赤目候補が、顔の中における目の位置にあるか否かを判断する。赤目修正判断部140は、赤目候補検出部130が検出した赤目候補の位置と、予め定められた顔部品との位置関係に基づいて、当該赤目候補が顔の中における目の位置にあるか否かを判断してもよい。そして、赤目候補検出部130は、赤目候補検出部130が検出した赤目候補の位置が、顔の中における目の位置に存在すると判断した場合に、当該赤目候補を赤目修正の対象として選択する。赤目修正判断部140は、赤目修正の対象として選択した赤目候補の位置に関する情報を、顔を検出した顔検出部の種類に対応づけて黒目検出部126、および赤目修正部150に供給する。
黒目検出部126は、画像入力部100から受け取った画像データが示す画像から黒目を探索して検出する。黒目検出部126は、予め定められた黒目が示す色の範囲に含まれる黒目が顔の中で占める位置、および黒目の瞳の色を検出する。具体的には、黒目検出部126は、赤目修正判断部140が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、当該片目とは異なる側の片目を検出する。黒目検出部126は、検出した黒目の顔の中で占める位置を示す情報、および黒目の瞳の色を示す情報を赤目修正部150に供給する。
修正方法格納部110は、複数の顔検出部の種類に対応づけて、赤目修正の修正方法を予め格納している。具体的には、修正方法格納部110は、正面顔検出部121を識別する情報に対応づけて、正面顔検出部121が正面顔を検出した場合における赤目補正方法の修正方法を格納する。なお、修正方法格納部110が異なる複数の種類の顔検出部を識別する情報に対応づけて格納している修正方法は少なくとも一つであってよく、複数の修正方法を格納してもよい。例えば、修正方法格納部110は、正面顔検出部121を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部140が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合には、赤目修正処理を施さない旨の修正方法を格納する。また、修正方法格納部110は、正面顔検出部121を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部140が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が両目の場合には、赤目修正処理を施すことを示す修正方法を格納する。
これにより、画像に含まれる顔が正面顔の場合において、両目が赤目であるにもかかわらず赤目候補が片目しか見つからなかった場合には赤目候補に赤目修正処理を施さない。したがって、両目が赤目である場合に片目だけに赤目修正処理を施すことがないので、ユーザに違和感を覚えさせる画像の生成を抑制できる。
また、修正方法格納部110は、横顔検出部122を識別する情報に対応づけて、横顔検出部122が横顔を検出した場合における赤目補正方法の修正方法を格納する。例えば、修正方法格納部110は、横顔検出部122を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部140が横顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合には、赤目修正処理を施す旨の修正方法を格納する。更に、修正方法格納部110は、横顔検出部122を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部140が横顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が両目の場合、即ち複数の赤目候補を検出した場合には、赤目修正処理を施さないことを示す修正方法を格納する。
これにより、画像に含まれる顔が横顔の場合において、赤目が1つしか含まれ得ないにもかかわらず、赤目候補が複数検出された場合には赤目候補に赤目修正処理を施さない。したがって、ユーザに違和感を覚えさせる画像の修正を抑制できる。
また、修正方法格納部110は、眼鏡顔検出部124を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部140が眼鏡顔において所定の位置にあると判断した赤目候補に赤目修正処理を施す旨を示す修正方法を格納する。具体的には、まず、眼鏡顔検出部124が、画像において眼鏡の領域の位置を検出する。そして、赤目修正部150は、眼鏡顔検出部124から画像における眼鏡の領域の位置を示す情報を受け取る。更に、赤目修正部150は、赤目修正判断部140から、赤目修正の対象として選択された赤目候補の画像における位置を示す情報を受け取る。続いて、赤目修正部150は、画像における眼鏡の領域の位置と、赤目修正の対象として選択された赤目候補の画像における位置とを比較して、赤目修正対象である赤目候補が眼鏡の領域に含まれるか否かを判断する。
そして、赤目修正部150は、赤目修正対象である赤目候補が眼鏡の領域に含まれていると判断した場合に、修正方法格納部110から、眼鏡顔検出部124を識別する情報に対応づけて格納している修正方法を抽出する。係る場合において、修正方法格納部110は、眼鏡顔検出部124を識別する情報に対応づけて、眼鏡顔の赤目候補の色味を、眼鏡顔の赤目候補の領域の周囲の領域の色味に近づける色修正を施すことを示す修正方法を格納する。また、修正方法格納部110は、眼鏡顔検出部124を識別する情報に対応づけて、赤目修正の修正度合を、眼鏡顔でない場合(例えば、正面顔の場合)に比べてより小さい度合いで赤目修正を施す旨を示す修正方法を格納してもよい。更に、修正方法格納部110は、赤目修正判断部140が赤目修正の対象として選択した赤目候補の領域の色の成分から、赤目候補の領域を除く眼鏡部分の画素の色の成分を取り除いてから赤目候補の領域を赤目修正して、赤目修正後の赤目候補の領域に赤目候補の領域を除く眼鏡部分の画素の色の成分を加える修正方法を、眼鏡顔検出部124を識別する情報に対応づけて格納していてもよい。
これにより、人物が眼鏡をかけている場合に赤目が撮像された場合でも、眼鏡の色を考慮して赤目修正処理を施すことができる。したがって、眼鏡の色を考慮せずに赤目修正処理をした場合とは異なり、目の瞳部分が眼鏡から浮き上がって見える画像とはならず、ユーザに違和感を覚えさせることがなくなる。
更に、修正方法格納部110は、低解像度顔検出部125を識別する情報に対応づけて、赤目候補に施す修正方法を格納する。例えば、修正方法格納部110は、低解像度顔検出部125を識別する情報に対応づけて、赤目修正を施す領域を所定の量だけぼかしてから修正する修正方法を格納する。また、修正方法格納部110は、低解像度顔検出部125を識別する情報に対応づけて、赤目修正を施す領域の明度および彩度の修正量を、予め定められた解像度よりも高い解像度を示す顔に対して施す赤目修正処理の場合に比べて小さくした修正方法を格納してもよい。
これにより、画像が低解像度画像である場合等、人物の顔にピントが合っていない画像に対して、赤目候補だけが明瞭となる赤目修正を施すことがなくなる。したがって、目の瞳部分だけが浮き出て見える画像へ修正されることを抑制できる。
なお、修正方法格納部110は、顔部品検出部123を識別する情報に対応づけて、赤目候補に施す修正方法を格納してもよい。また、修正方法格納部110は、正面顔検出部121を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部140が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、赤目修正判断部140赤目修正の対象として選択した赤目候補の瞳の色を、黒目検出部126から受け取った片目の瞳の色と同一の色に修正することを示す修正方法を格納してもよい。
これにより、片目が赤目現象を起こしており、もう一方の片目が黒目の場合には、黒目の色を用いて赤目に赤目修正を施すことができる。
更に、修正方法格納部110は、正面顔検出部121を識別する情報に対応づけて、赤目修正判断部140が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、赤目修正判断部140が赤目修正対象として選択した赤目候補に赤目修正処理を施して、黒目検出部126が検出した片目の瞳の色を、赤目修正処理が施された片目の瞳の色と同一の色に修正することを示す修正方法を格納してもよい。
これにより、赤目修正後の片目の瞳の色と、赤目修正をされていない片目の瞳の色とを同一の色に修正できる。したがって、赤目修正をした片目の瞳の色と、赤目修正をされていない目の瞳の色とが異なる色となる赤目修正処理を画像に施すことがなくなるので、ユーザに違和感を覚えさせることがなくなる。
なお、修正方法格納部110が格納している赤目修正の修正方法のパラメータとしては、赤目修正判断部140が赤目修正対象として選択した赤目候補が片目の場合に赤目修正処理を施すか施さないかを示す情報、および、赤目修正処理を施す場合における明度、彩度、色味、並びに輝度等の調整量を示す情報であってよい。また、修正方法格納部110は、複数の種類の顔検出部の組み合わせに対応づけて、修正方法を格納してもよい。例えば、正面顔検出部121が正面顔を検出すると共に、眼鏡顔検出部124が眼鏡顔を検出した場合における修正方法、または、横顔検出部122が横顔を検出すると共に、眼鏡顔検出部124が眼鏡顔を検出した場合における修正方法、若しくは、正面顔検出部121が正面顔を検出すると共に、低解像度顔検出部125が低解像度顔を検出した場合における修正方法等のそれぞれに対応づけて、赤目修正の修正方法を予め格納していてもよい。
赤目修正部150は、赤目修正判断部140から受け取った顔を検出した顔検出部の種類を識別する情報に対応づけて修正方法格納部110が格納している修正方法を抽出する。そして、赤目修正部150は、抽出した赤目修正の修正方法で、画像に赤目修正処理を施す。また、赤目修正部150は、画像が含む複数の画素の最も小さい輝度より大きい輝度の範囲で画素の輝度を変更して、画像に赤目修正処理を施してもよい。赤目修正部150は、赤目修正処理を施した画像データを出力制御部164に供給する。
本実施形態に係る赤目補正装置10によれば、赤目を検出するときに用いた顔検出部120の種類を取得して、取得した顔検出部120の種類に応じて赤目修正処理の内容を自動的に選択することができる。これにより、画像に含まれる赤目に対して予め定められた赤目修正処理だけを施す場合に比べて、ユーザに違和感を覚えさせることのない赤目修正処理を施すことができる。
図3は、本実施形態に係る赤目補正装置10における処理の流れの一例を示す。まず赤目候補検出部130は、画像内から赤目を探索して赤目候補を自動的に検出する(S1000)。係る場合において、顔検出部120は、画像から複数の異なる種類の顔をそれぞれ検出して、検出に用いた種類の顔検出部を識別する情報を取得する(S1010)。なお、検出エンジンは、顔検出部120の一例である。続いて、赤目修正判断部140は、赤目候補検出部130が検出した赤目候補の位置が、複数の顔検出部120が検出した複数の顔における所定の位置にある赤目候補を赤目修正対象として選択する。
係る場合において、赤目修正判断部140が選択した赤目候補が片目の場合には(S1020:Yes)、赤目修正部150は、顔の検出に用いた顔検出部の種類に対応づけて修正方法格納部110が格納している修正方法であって、赤目候補が片目の場合の修正方法を修正方法格納部110から抽出する(S1032)。そして、赤目修正部150は抽出した修正方法に基づいて、赤目修正処理をするか否かを決定する(S1050、S1052、およびS1054)。例えば、顔の検出に用いた顔検出部120が横顔検出部122であった場合には、赤目修正部150は、赤目修正処理をする旨を決定する。
一方、赤目修正判断部140が選択した赤目候補が両目の場合には(S1020:No)、赤目修正部150は、顔の検出に用いた顔検出部の種類に対応づけて修正方法格納部110が格納している修正方法であって、赤目候補が両目の場合の修正方法を修正方法格納部110から抽出する(S1030)。赤目修正部150は、顔の検出に用いた複数の顔検出部のそれぞれの種類に対応づけて修正方法格納部110が格納している修正方法を抽出してよい。なお、顔検出部120は、複数の顔検出部を有していてよい。そして、赤目修正部150は抽出した修正方法に基づいて、赤目修正処理をすること決定する(S1040、S1042、およびS1044)。
本実施形態に係る赤目補正装置10によれば、画像から顔を検出したときに用いられた顔検出部の種類に応じて赤目修正処理を画像に施すか否かを決定できる。したがって、赤目修正処理を施すべきではない画像には赤目修正処理を施さない旨を自動的に決定できるので、不適切な赤目修正処理が画像に施されることを防止できる。
例えば、本実施形態に係る赤目補正装置10によれば、画像から正面顔を検出した場合であって、両目とも赤目の場合に赤目修正対象として両目を赤目修正対象である赤目候補として検出できなかった場合には、赤目修正処理を施さないので、赤目候補の語検出の場合に赤目修正処理を画像に施すことによりユーザに違和感を覚えさせる画像を生成することがなくなる。そして、赤目補正装置10は、画像から顔を検出したときの顔検出部の種類に応じて赤目修正処理を画像に施すか否かを自動的に決定できる。したがって、赤目補正装置10に入力された画像の全てに一律に赤目修正処理を施す場合に比べて、より適切な赤目修正処理を画像に施すことができる。
図4は、本実施形態に係る赤目補正装置10における処理の流れの一例を示す。まず赤目候補検出部130は、画像内から赤目を探索して赤目候補を自動的に検出する(S1100)。係る場合において、顔検出部120は、画像から複数の異なる種類の顔をそれぞれ検出して、検出に用いた顔検出部の種類を識別する情報を取得する(S1110)。また、顔検出部120は、検出した顔の画像における位置、画像に対して検出した顔が占める領域の大きさも取得する(S1110)。さらに、赤目修正判断部140は、検出した赤目候補が赤目修正処理を施すべき赤目であるか否かを示す赤目信頼度を算出してもよい。
続いて、赤目修正部150は、顔検出部120から受け取った顔検出部の種類を識別する情報から、画像から顔を検出するときに用いられた顔検出部の種類を判断する。そして、赤目修正部150は、画像から顔を検出するときに用いられた顔検出部の種類を識別する情報に対応づけて修正方法格納部110が格納している修正方法を抽出する(S1120)。赤目修正部150は、抽出した修正方法を用いて、画像に赤目修正処理を施す(S1130、S1132、S1134、およびS1136)。これにより、赤目修正部150は、画像から顔を検出したときに用いられた顔検出部の種類に応じて、修正方法を切替えて画像に画像処理を施すことができる。
また、赤目修正部150は、顔検出部120から複数の顔検出部の種類を識別する情報を受け取った場合には、予め定められた優先順位に従って、赤目修正の修正方法を修正方法格納部110から抽出してよい。即ち、赤目修正部150は、正面顔検出部121、横顔検出部122、顔部品検出部123、眼鏡顔検出部124、および低解像度顔検出部125の少なくとも2つを含む顔検出部の組み合わせに応じて、赤目修正に用いる修正方法に優先順位を予め決定していてよい。例えば、赤目修正部150が、顔検出部120から正面顔検出部121および眼鏡顔検出部124を識別する情報を受け取った場合を考える。係る場合には、眼鏡顔の方が正面顔よりも特徴的な顔であるので、赤目修正部150は、眼鏡顔検出部124を識別する情報に対応づけて修正方法格納部110が格納している修正方法を抽出してよい。
また、赤目修正部150は、横顔検出部122および眼鏡顔検出部124を識別する情報を受け取った場合においても、眼鏡顔検出部124を識別する情報に対応づけて修正方法格納部110が格納している修正方法を抽出してよい。更に、赤目修正部150は、正面顔検出部121および低解像度顔検出部125を識別する情報を受け取った場合、または、横顔検出部122および低解像度顔検出部125を識別する情報を受け取った場合、若しくは、眼鏡顔検出部124および低解像度顔検出部125を識別する情報を受け取った場合等のそれぞれについて、修正方法格納部110から抽出する修正方法の優先順位を予め決定していてよい。
図5は、本実施形態に係る赤目補正装置10のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係る赤目補正装置10は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、および表示装置1580を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、およびCD−ROMドライブ1560を有する入出力部と、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、および入出力チップ1570を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、高い転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505およびグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510およびRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部を制御する。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示装置1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、CD−ROMドライブ1560を接続する。通信インターフェイス1530は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ1540は、赤目補正装置10内のCPU1505が使用するプログラムおよびデータを格納する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供する。
また、入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、および入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、赤目補正装置10が起動時に実行するブート・プログラム、赤目補正装置10のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供される赤目補正プログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。赤目補正プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM1520を介して赤目補正装置10内のハードディスクドライブ1540にインストールされ、CPU1505において実行される。赤目補正装置10にインストールされて実行される赤目補正プログラムは、CPU1505等に働きかけて、赤目補正装置10を、図1から図4にかけて説明した赤目補正装置10は、画像入力部100、修正方法格納部110、顔検出部120、正面顔検出部121、横顔検出部122、顔部品検出部123、眼鏡顔検出部124、低解像度顔検出部125、黒目検出部126、赤目候補検出部130、赤目修正判断部140、赤目修正部150、出力部162、および出力制御部164として機能させる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
赤目補正装置10の機能構成を示すブロック図である。 顔検出部120の機能構成を示すブロック図である。 赤目補正装置10の処理の流れを示すフロー図である。 赤目補正装置10の処理の流れを示すフロー図である。 赤目補正装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 赤目補正装置
100 画像入力部
110 修正方法格納部
120 顔検出部
121 正面顔検出部
122 横顔検出部
123 顔部品検出部
124 眼鏡顔検出部
125 低解像度顔検出部
126 黒目検出部
130 赤目候補検出部
140 赤目修正判断部
150 赤目修正部
162 出力部
164 出力制御部
1505 CPU
1510 ROM
1520 RAM
1530 通信インターフェイス
1540 ハードディスクドライブ
1550 フレキシブルディスク・ドライブ
1560 CD−ROMドライブ
1570 入出力チップ
1575 グラフィック・コントローラ
1580 表示装置
1582 ホスト・コントローラ
1584 入出力コントローラ
1590 フレキシブルディスク
1595 CD−ROM

Claims (9)

  1. 画像内で赤目を探索して赤目候補を検出する赤目候補検出部と、
    前記画像から複数の異なる種類の顔をそれぞれ検出する複数の種類の顔検出部と、
    前記赤目候補検出部が検出した赤目候補の位置が、前記複数の顔検出部が検出した複数の顔における所定の位置にある赤目候補を赤目修正の対象として選択する赤目修正判断部と、
    前記複数の顔検出部の種類に対応づけて、赤目修正の修正方法を予め格納する修正方法格納部と、
    前記赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補を含む顔を検出した前記顔検出部の種類に対応づけて前記修正方法格納部が格納している赤目修正の修正方法で前記画像に赤目修正処理を施す赤目修正部
    を備える赤目補正装置。
  2. 前記複数の顔検出部は、
    前記画像に対して正面を向いている顔である正面顔を検出する正面顔検出部
    を有し、
    前記修正方法格納部は、前記正面顔検出部を識別する情報に対応づけて、前記赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合には、赤目修正処理を施さず、前記赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が両目の場合には、赤目修正処理を施すことを示す修正方法を格納する
    請求項1に記載の赤目補正装置。
  3. 前記画像内で黒目を探索して検出する黒目検出部
    を更に備え、
    前記複数の顔検出部は、
    前記画像に対して正面を向いている顔である正面顔を検出する正面顔検出部
    を有し、
    前記黒目検出部は、前記赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、前記片目と異なる側の片目を検出し、
    前記修正方法格納部は、前記正面顔検出部を識別する情報に対応づけて、前記赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、前記赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補の瞳の色を、前記黒目検出部が検出した片目の瞳の色と同一の色に修正することを示す修正方法を格納する
    請求項1に記載の赤目補正装置。
  4. 前記画像内で黒目を探索して検出する黒目検出部
    を更に備え、
    前記複数の顔検出部は、
    前記画像に対して正面を向いている顔である正面顔を検出する正面顔検出部
    を有し、
    前記黒目検出部は、前記赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、前記片目と異なる側の片目を検出し、
    前記修正方法格納部は、前記正面顔検出部を識別する情報に対応づけて、前記赤目修正判断部が正面顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合に、前記赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補に赤目修正処理を施し、前記黒目検出部が検出した片目の瞳の色を、前記赤目修正処理が施された片目の瞳の色と同一の色に修正することを示す修正方法を格納する
    請求項1に記載の赤目補正装置。
  5. 前記複数の顔検出部は、
    前記画像に対して横を向いている顔である横顔を検出する横顔検出部
    を有し、
    前記修正方法格納部は、前記横顔検出部を識別する情報に対応づけて、前記赤目修正判断部が横顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が片目の場合には、赤目修正処理を施し、前記赤目修正判断部が横顔において所定の位置にあると判断した赤目候補が両目の場合には、赤目修正処理を施さないことを示す修正方法を格納する
    請求項1に記載の赤目補正装置。
  6. 前記複数の顔検出部は、
    眼鏡をかけた顔である眼鏡顔を検出する眼鏡顔検出部
    を有し、
    前記修正方法格納部は、前記眼鏡顔検出部を識別する情報に対応づけて、前記赤目修正判断部が眼鏡顔において所定の位置にあると判断した赤目候補に赤目修正処理を施すとともに、前記眼鏡顔の赤目候補の色味を、前記眼鏡顔の赤目候補の領域の周囲の領域の色味に近づける色修正を施すことを示す修正方法を格納する
    請求項1に記載の赤目補正装置。
  7. 前記赤目修正部は、前記画像が含む複数の画素の最も小さい輝度より大きい輝度の範囲で画素の輝度を変更して前記画像に赤目修正処理を施す
    請求項1に記載の赤目補正装置。
  8. 画像内で赤目を探索して赤目候補を検出する赤目候補検出段階と、
    前記画像から複数の異なる種類の顔を、複数の種類の顔検出部においてそれぞれ検出する顔検出段階と、
    前記赤目候補検出段階において検出された赤目候補の位置が、前記複数の顔検出段階において検出された複数の顔における所定の位置にある赤目候補を赤目修正の対象として選択する赤目修正判断段階と、
    前記赤目修正判断段階において赤目修正の対象として選択された赤目候補を含む顔を検出した前記顔検出部の種類に対応づけて修正方法格納部が格納している赤目修正の修正方法で前記画像に赤目修正処理を施す赤目修正段階
    を備える赤目補正方法。
  9. 画像に赤目補正を施す赤目補正装置用の赤目補正プログラムであって、前記赤目補正装置を、
    画像内で赤目を探索して赤目候補を検出する赤目候補検出部、
    前記画像から複数の異なる種類の顔をそれぞれ検出する複数の種類の顔検出部、
    前記赤目候補検出部が検出した赤目候補の位置が、前記複数の顔検出部が検出した複数の顔における所定の位置にある赤目候補を赤目修正の対象として選択する赤目修正判断部、
    前記複数の顔検出部の種類に対応づけて、赤目修正の修正方法を予め格納する修正方法格納部、
    前記赤目修正判断部が赤目修正の対象として選択した赤目候補を含む顔を検出した前記顔検出部の種類に対応づけて前記修正方法格納部が格納している赤目修正の修正方法で前記画像に赤目修正処理を施す赤目修正部
    として機能させる赤目補正プログラム。
JP2006104427A 2006-04-05 2006-04-05 赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラム Active JP4739087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006104427A JP4739087B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006104427A JP4739087B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007281798A true JP2007281798A (ja) 2007-10-25
JP4739087B2 JP4739087B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=38682806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006104427A Active JP4739087B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4739087B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012198807A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Olympus Imaging Corp 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び撮像装置
JP2013042514A (ja) * 2012-09-21 2013-02-28 Omron Corp 対象画像検出デバイス、その制御方法、制御プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体、ならびに対象画像検出デバイスを備えた電子機器
JP2015011556A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US9189683B2 (en) 2008-03-14 2015-11-17 Omron Corporation Target image detection device, controlling method of the same, control program and recording medium recorded with program, and electronic apparatus equipped with target image detection device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11341279A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法
JP2004118320A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Fuji Photo Film Co Ltd 目検出修正方法、目検出修正装置、および目検出修正プログラム
JP2005092759A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、および赤目検出方法ならびにプログラム
JP2005222152A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Omron Corp 画像補正装置
JP2005316973A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Fuji Photo Film Co Ltd 赤目検出装置および方法並びにプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11341279A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法
JP2004118320A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Fuji Photo Film Co Ltd 目検出修正方法、目検出修正装置、および目検出修正プログラム
JP2005092759A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、および赤目検出方法ならびにプログラム
JP2005222152A (ja) * 2004-02-03 2005-08-18 Omron Corp 画像補正装置
JP2005316973A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Fuji Photo Film Co Ltd 赤目検出装置および方法並びにプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9189683B2 (en) 2008-03-14 2015-11-17 Omron Corporation Target image detection device, controlling method of the same, control program and recording medium recorded with program, and electronic apparatus equipped with target image detection device
JP2012198807A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Olympus Imaging Corp 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び撮像装置
JP2013042514A (ja) * 2012-09-21 2013-02-28 Omron Corp 対象画像検出デバイス、その制御方法、制御プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体、ならびに対象画像検出デバイスを備えた電子機器
JP2015011556A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4739087B2 (ja) 2011-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11250241B2 (en) Face image processing methods and apparatuses, and electronic devices
JP4431949B2 (ja) 赤目補正方法及びこの方法を実施する装置
US9053524B2 (en) Eye beautification under inaccurate localization
US8358838B2 (en) Red eye detecting apparatus, red eye detecting method and red eye detecting program stored on a computer readable medium
US8295593B2 (en) Method of detecting red-eye objects in digital images using color, structural, and geometric characteristics
WO2012000800A1 (en) Eye beautification
JP2005310068A (ja) 白目補正方法及びこの方法を実施する装置
JP2007047965A (ja) デジタル画像の対象物検出方法および装置並びにプログラム
JP4554548B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP6784261B2 (ja) 情報処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
US20070003105A1 (en) Monitoring system, monitoring method, and monitoring program
JP2011081803A (ja) 赤目オブジェクト候補を分類する方法、コンピューター読み取り可能な媒体および画像処理装置
JP4739087B2 (ja) 赤目補正装置、赤目補正方法、および赤目補正プログラム
JP2006268820A (ja) 画像識別方法、画像処理方法、画像識別装置、画像識別プログラムおよび集積回路
JP4554547B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
JP2005286830A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、およびプログラム
JP4708250B2 (ja) 赤目補正処理システム、赤目補正処理方法、および赤目補正処理プログラム
TW202007353A (zh) 眼瞼下垂檢測方法及系統
KR101143555B1 (ko) 얼굴 색상 필터링 및 모폴로지 연산을 이용한 얼굴 검출 시스템 및 방법
JP2011198116A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム
JP2008293135A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2011193317A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム
JP2008059361A (ja) 赤目補正装置及び赤目補正プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4739087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250