JPH11340663A - 配電盤キャビネットのフレ―ム構造のためのフレ―ム脚部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電盤キャビネットのフレーム構造のフレー
ム脚部が、特に垂直なフレーム脚部としての使用に際し
て自在な取り付け手段にとって十分に高い強度を材料の
わずかな使用量及び安価に達成して、要求を最適に満た
す。 【解決手段】 フレーム脚部が成形内壁１０及び成形外
壁２０で以て、長手方向に延びる１つ若しくは２つの中
空室Ｈ；Ｈ１，Ｈ２を備える閉じられた中空成形体を形
成し、成形外壁がフレーム構造の外角隅縁部に向かって
空間ＦＲを画成し、成形内壁が、取り付け受容部を備え
た１つの若しくは複数の成形区分１１，１３，１５，１
７を有しており、成形内壁と成形外壁とによって形成さ
れた外縁部ＡＫ１，ＡＫ２が、二重層のシールウエブと
して形成されているか若しくは、外角隅縁部に向かっ
て、受容溝を備えない若しくは備える支持ウエブ２１，
２２に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、配電盤キャビネッ
ト(Schaltschrank)のフレーム構造のためのフレーム脚
部に関する。

【０００２】

【従来の技術】配電盤キャビネットのフレーム構造に
は、種々の要求が課せられ、該要求はすべて、使用され
るフレーム脚部の横断面形状によって満たされねばなら
ない。

【０００３】この場合、底部フレーム若しくは天井フレ
ームの領域では、垂直なフレーム脚部の横断面形状と異
なる横断面形状のフレーム脚部が用いられる。フレーム
構造の垂直に向けられるフレーム脚部には、複数の方向
に向けたできるだけ多くの取り付け手段が要求される。
さらに、フレーム脚部のできるだけ少ない材料使用量で
最適な強度、特にねじり剛性(Verwindungssteifigkeit)
が達成され、かつフレーム脚部の製造が簡単に行われね
ばならない。さらに、フレーム構造の垂直な外角隅縁部
の領域に、キャビネット扉のヒンジ条片(Scharnierleis
te)の取り付けのため、及び側壁若しくはキャビネット
背壁用のシールエレメントの受容のための十分な空間が
設けられていなければならない。

【０００４】配電盤キャビネットのフレーム構造のため
の公知の多くのフレーム脚部は、前述の要求を部分的に
は満たすものの、すべての条件で満足できるものではな
い。開いた中空成形片(offener Hohlprofilabschnitt)
として形成されたフレーム脚部は、閉じた中空成形片(g
eschlossener Hohlprofilabschnitt)よりも切り取りに
くい。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、配電
盤キャビネットのフレーム構造のフレーム脚部を改善し
て、該フレーム脚部が特に垂直なフレーム脚部としての
使用に際して自在な取り付け手段(universelle Befesti
gungsmoeglichkeit)にとって十分に高い強度を材料のわ
ずかな使用量及び簡単な製造で達成して、かつ課せられ
た要求を最適に満たすようにすることである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、フレーム脚部が成形内壁及び成形
外壁で以て、閉じられた中空成形体(geschlossenes Hoh
lprofil)を形成しており、該中空成形体が長手方向に延
びる１つ若しくは２つの中空室を備えており、成形外壁
がフレーム構造の外角隅縁部に向かって空間を画成して
おり、成形内壁が、複数の列の取り付け受容部を備えた
１つの成形区分若しくは、それぞれ少なくとも一列の取
り付け受容部を備えて互いに角度を成して位置する複数
の成形区分を有しており、成形内壁と成形外壁とがフレ
ーム構造の互いに直角に当接する外壁の領域に外縁部を
形成しており、該外縁部が二重層のシールウエブ(Dicht
steg)として形成されているか若しくは、前記外縁部に
フレーム構造の外角隅縁部へ向けて、シールエレメント
のための受容溝を備える若しくは受容溝を備えない支持
ウエブ(Anlagesteg)が接続されている。

【０００７】

【発明の利点】外角隅縁部に向けて成形外壁の成形壁に
よって画成された空間が、キャビネット扉の枢着のた
め、並びに縁部の折り曲げられた被覆エレメントの導入
のため及びフレーム脚部と被覆エレメントとの間の密閉
のための十分なスペース(Gelegenheit)を提供し、この
場合、成形外壁のシールウエブ、支持ウエブ及び／又は
支持ウエブ内の受容溝によって多くの変化例(Variation
smoeglichkeit)が可能である。フレーム脚部の１つ若し
くは２つの中空室を備える閉じられた中空成形体は、極
めて良好な安定性、特にねじり剛性を有しており、この
ような特性が、特にフレーム脚部を薄板ストリップ(Ble
chstreifen)から打ち抜き、折り曲げてかつ接合して形
成する場合に、フレーム脚部のための材料の消費量を最
小限にするためにも利用される。

【０００８】本発明の別の構成では、空間が少なくとも
フレーム構造の外壁から延びる区分で、成形外壁の、対
応する外壁に対して垂直に位置する成形壁によって画成
されている。これによってフレーム脚部の外縁部とフレ
ーム構造の外角隅縁部との間の短い距離で、空間への十
分に大きな導入開口が得られる。

【０００９】成形外壁の、空間を画成する成形壁が、結
合区分を介して互いに結合され及び／又は成形内壁に結
合される場合、空間がフレーム構造対角線の領域で深く
画成され、成形外壁の結合区分がフレーム脚部のねじり
剛性を高める。結合区分に付加的な取り付け受容部を備
えることによって、成形外壁の領域にも取り付け手段が
得られる。

【００１０】多くの場合に有利には、成形内壁が、一方
の外縁部から他方の外縁部へ導かれた１つの成形壁であ
り、該成形壁がフレーム構造対角線に対して鏡面対称的
に取り付け受容部を備えている（図１）。取り付け平面
及び方向に関連した大きな柔軟性(Flexibilitaet)が、
成形内壁をＵ字形に配置された３つの成形壁で形成し
て、フレーム構造の外壁、ひいては外縁部から延びる成
形壁を外縁部に対して４５°の角度に配置する（図２）
ことによって得られる。この場合有利な実施態様では、
成形内壁の両方の成形壁に対して垂直に位置する第３の
成形壁が、フレーム構造対角線に対して鏡面対称的に取
り付け受容部を備えている。成形外壁の、フレーム構造
の外壁に対して垂直に位置する成形壁が、直接に成形内
壁に結合されていてよい。この場合、成形内壁と成形外
壁とが同一の２つの中空室を形成しており、中空室が横
断面で直角等辺三角形、即ち直角二等辺三角形として構
成されている。

【００１１】成形内壁と成形外壁の成形壁は、成形内壁
と成形外壁とが横断面でほぼ正方形若しくは長方形の２
つの中空室を形成するように配向されていてよい。

【００１２】安定性の理由から本発明の別の構成では、
成形内壁の２つの成形壁が成形外壁の各成形壁と一緒に
それぞれ１つの平面内に配置されており、該平面が互い
に直角にかつフレーム構造の外壁に対して垂直に位置し
ている。

【００１３】成形内壁の補強が、成形内壁の、フレーム
構造対角線に向けられた成形壁を、フレーム構造対角線
に対して垂直に延びる結合区分によって互いに結合する
ことに基づき簡単に達成される。成形内壁の結合区分が
付加的な取り付け平面として活用されてよく、このため
に成形内壁の結合区分が付加的な取り付け受容部を備え
ている。

【００１４】成形内壁と成形外壁とが、フレーム構造対
角線に対して鏡面対称的な唯一の中空室を形成している
場合には、成形内壁と成形外壁とは互いに完全に隔てら
れており、フレーム脚部の安定性に関連して最適に構成
されて配向されてよい。

【００１５】フレーム脚部の成形外壁が結合区分を有し
ている場合には、該結合区分が取り付け受容部を備えて
いてよく、該取り付け受容部が成形外壁への構成部分の
組み付けを可能にする。

【００１６】成形内壁の成形壁及び／又は成形外壁の成
形壁が、フレーム構造の内室及び／又は外角隅縁部に向
かって開くアンダーカットされた受容部(offene, hinte
rschnittene Aufnahme)を形成しており、該受容部が組
立レール若しくは類似のものの組み込みを容易にする。

【００１７】有利には、フレーム脚部がフレーム構造対
角線に対して鏡面対称的に形成されており、これによっ
てフレーム構造内へのフレーム脚部の取り付けが容易に
行われる。

【００１８】フレーム脚部は押し出し形材の切断片とし
て容易に形成され得る。別の製造法では、フレーム脚部
は打ち抜き折り曲げ部品(Stanz-Biege-Teil)として形成
されており、打ち抜き折り曲げ部品の突き合わせ及び結
合箇所が、成形内壁若しくは成形外壁の結合区分の領域
に配置されている。

【００１９】

【発明の実施の形態】すべての実施例において、符号Ａ
Ｓ１，ＡＳ２がフレーム構造(Rahmengestell)の互いに
直角に当接する両方の外壁(Aussenseite)を示してお
り、フレーム構造のフレーム構造対角線ＲＧＤが角の二
等分線として描かれている。両方の外壁ＡＳ１，ＡＳ２
が１つの外角隅縁部(Ausseneckkante)ＡＥＫを形成して
おり、該外角隅縁部はフレーム脚部の成形外壁２０によ
って妨げられず、十分な空間(Freiraum)ＦＲを形成して
いる。成形外壁(Profilaussenseite)２０及び成形内壁
(Profilinnenseite)１０は有利にはフレーム構造対角線
ＦＧＤに対して鏡面対称的に成形されているものの、必
ずしも鏡面対称的である必要はなく、外壁ＡＳ１，ＡＳ
２上で外縁部(Aussenkante)ＡＫ１，ＡＫ２を形成して
いる。成形内壁１０と成形外壁２０とが外縁部ＡＫ１，
ＡＫ２の外側で、有利にはフレーム構造対角線ＦＧＤの
領域で互いに結合されている場合には、フレーム脚部が
２つの中空室Ｈ１，Ｈ２を形成しており、中空室は、図
１乃至図３の実施例に示してあるように、横断面で直角
等辺の三角形(rechtwinklig gleichseitiges Dreiec
k)、即ち直角二等辺三角形として構成されていてよい。
中空室Ｈ１，Ｈ２は、図４及び図５の実施例に示してあ
るように、ほぼ正方形若しくは長方形の横断面を有して
いてよい。

【００２０】成形内壁１０と成形外壁２０とが外縁部Ａ
Ｋ１，ＡＫ２間で互いに結合されていない場合には、成
形内壁１０と成形外壁２０とは、図５及び図６の実施例
に示すように、唯一の中空室(Hohlraum)Ｈを形成してい
る。中空室は横断面で、有利にはフレーム構造対角線Ｆ
ＧＤに対して鏡面対称的に成形されているものの、必ず
しも鏡面対称的である必要はない。

【００２１】図１の実施例においては、成形内壁１０
が、貫通する成形壁(durchgehende Profilseite)として
外縁部ＡＫ１からＡＫ２へ導かれ(fuehren)ていて、成
形外壁２０の隣接の成形壁に対して４５°の角度を成し
ており、該成形壁は支持区分(Anlageabschnitt)２１，
２２としてフレーム構造の外壁ＡＳ１，ＡＳ２に当接し
ている。成形外壁２０の支持区分２１，２２は成形壁(P
rofilseite)２３，２４に移行しており、該成形壁がフ
レーム構造の対応する外壁ＡＳ１，ＡＳ２に対して垂直
に位置している。中空室Ｈ１，Ｈ２は直角等辺の横断面
(rechtwinklig gleichschenkliger Querschnitt)を有し
ており、空間ＦＲが成形壁２３，２４の幅によって規定
された辺長さの正方形(quadratisch)の横断面を有して
いる。成形内壁１０は、１つの平面内に位置する２つの
区分(Abschnitt)１１，１３を有している。区分１１，
１３は少なくとも一列の取り付け受容部(Befestigungsa
ufnahme)１２，１４を有しており、取り付け受容部はフ
レーム構造対角線ＲＧＤに関連して対称的(symmetrisc
h)に成形内壁１０の区分１１，１３に形成されている。

【００２２】図２の実施例においては、成形外壁２０
が、フレーム構造の対応する外壁ＡＳ１，ＡＳ２に対し
て垂直に位置する２つの成形壁２３，２４からのみ形成
されている。成形壁２３，２４が外縁部ＡＫ１，ＡＫ２
で成形内壁１０の成形壁(Profilseite)１１，１３に接
続しており、該成形壁が成形外壁２０の成形壁２３，２
４に対して４５°の角度を成しており、従って、必然的
に外縁部ＡＫ１，ＡＫ２が形成されて、外壁ＡＳ１，Ａ
Ｓ２に対するシールウエブ(Dichtungssteg)として用い
られる。成形内壁１０の成形壁１１と１３とは、区分(A
bschnitt)１５，１７から成る成形壁を介して互いに結
合されている。区分１５，１７は成形壁１１，１３に対
して直角を成していて、フレーム構造対角線ＲＧＤの領
域で成形外壁２０の成形壁２３，２４に結合されてい
る。中空室Ｈ１，Ｈ２が直角等辺の横断面(rechtwinkli
g gleichschenkliger Querschnitt)を有しているもの
の、中空室は成形壁１１，１５，２３若しくは１３，１
７，２４の別の配向(andere Ausrichtung)によって等辺
の横断面(gleichseitiger Querschnitt)、例えば等辺三
角形の横断面を有していてよく、この場合、成形壁が互
いに６０°の角度で当接している。この場合、フレーム
構造の外壁ＡＳ１，ＡＳ２に対する成形壁２３，２４の
垂直な配向は維持されてよい。成形内壁１０の成形壁１
１，１３，１５，１７がそれぞれ少なくとも一列の取り
付け受容部１２，１４，１６，１８を備えており、取り
付け受容部は有利にはフレーム構造対角線ＲＧＤに対し
て鏡面対称的(spiegelbildlich)に配置しかつ配向され
ている。取り付け受容部の配分(Verteilung)は、フレー
ム構造対角線ＲＧＤに対する鏡面対称的な横断面を維持
したまま、成形壁の構成、配向及び分配(Teilung)に関
連して異なっていてよい。

【００２３】図３に示すように、成形壁が外縁部ＡＫ
１，ＡＫ２とフレーム脚部(Rahmenschenkel)の外角隅縁
部ＡＥＫとの間の同じ距離で外縁部ＡＫ１，ＡＫ２の領
域でのみ外壁ＡＳ１，ＡＳ２に当接している。この場
合、区分３１，３２と成形外壁２０の成形壁２３，２４
の端部とが二重層のシールウエブＤＳ１，ＤＳ２を形成
している。成形内壁１０の区分３１，３２は成形内壁１
０の成形壁１１，１３に続いており、該成形壁１１，１
３はフレーム構造対角線ＲＧＤに対して平行に延びてい
て、成形内壁１０の成形壁１５，１７に移行しており、
該成形壁１５，１７はそれぞれ、外壁ＡＳ１，ＡＳ２に
対して垂直な平面内に位置して、垂直に成形壁２３，２
４に当接している。成形壁１５，１７，２３，２４はフ
レーム構造対角線ＲＧＤの領域で互いに結合されてい
る。中空室Ｈ１，Ｈ２は、直角等辺の横断面を有してい
て、フレーム構造対角線ＲＧＤに対して鏡面対称的に配
置されている。成形壁１１，１３，１５，１７は少なく
とも一列の取り付け受容部１２，１４，１６，１８を備
えている。

【００２４】図４の実施例においては、成形外壁２０の
支持区分２１，２２が外壁ＡＳ１，ＡＳ２上に位置して
いて、シールエレメントのための受容溝(Aufnahmenut)
２６，２７を備えている。支持区分２１，２２は成形壁
２３，２４に移行しており、該成形壁２３，２４がフレ
ーム構造の対応する外壁ＡＳ１，ＡＳ２に対して垂直に
位置している。成形壁２３，２４はフレーム構造対角線
ＲＧＤまで達しておらず、結合区分(Verbindungsabschn
itt)２５を介して互いに結合されており、該結合区分が
フレーム構造対角線ＲＧＤに対して垂直に配向されてい
てかつ、成形内壁１０の同じに配向された結合区分１９
に結合されている。成形内壁１０の結合区分１９は成形
内壁１０の成形壁１５，１７を互いに結合しており、該
成形壁１５，１７はフレーム構造の外壁ＡＳ１，ＡＳ２
に対して平行に延びている。成形壁１５，１７は成形壁
１１，１３を介してフレーム脚部の外縁部ＡＫ１，ＡＫ
２内に移行している。成形内壁１０の成形壁１１，１３
は、対応する外壁ＡＳ１，ＡＳ２に対して垂直に位置し
ている。中空室Ｈ１，Ｈ２はほぼ正方形の横断面を有し
ており、横断面は長方形であってもよい。成形壁１１，
１３，１５，１７は少なくとも一列の取り付け受容部１
２，１４，１６，１８を備えている。フレーム脚部はフ
レーム構造対角線ＲＧＤに対して鏡面対称的に形成され
ている。

【００２５】図５は、フレーム構造対角線ＲＧＤに対し
て鏡面対称的な唯一の中空室Ｈを備えたフレーム脚部の
実施例を示している。この場合、一連の取り付け受容部
１２，１４を備えた成形壁１１，１３が外縁部ＡＫ１，
ＡＫ２から出発して、続く成形壁１５，１７と一緒に、
フレーム構造の内部に向かって開いてフレーム構造対角
線ＲＧＤに対して鏡面対称的な受容部を形成しており、
成形壁１５，１７が取り付け受容部１６，１８を備えて
いる。成形壁１１，１３がフレーム構造対角線ＲＧＤの
側で互いに直接に移行し合っていて、成形外壁２０の結
合区分２５に対して距離を置いて位置している。結合区
分２５は空間ＦＲの深さ(Tiefe)をフレーム構造対角線
ＲＧＤの領域で減少させている。この実施例において
も、成形外壁２０の、支持区分２１，２２として形成さ
れた成形壁が取り付け受容部２８，２９を備えている。
互いに直角に位置する成形壁１１，１５若しくは１３，
１７が、フレーム構造の外壁ＡＳ１，ＡＳ２に対して垂
直及び平行に向けられていなくてもよく、この場合、フ
レーム構造対角線ＲＧＤに対して鏡面対称的な唯一の中
空室Ｈが維持される。成形内壁１０の成形壁１５，１７
によって形成される受容部、若しくは成形壁２３，２４
並びに結合区分２５によって形成される受容部は、アン
ダーカット(hinterschneiden)された状態で構成されて
いてよい。該受容部はフレーム構造の内室及び外角隅縁
部ＡＥＫに向かって開いている。

【００２６】図６の実施例においては、成形内壁１０の
成形壁１１と１３とが結合区分１９を介して互いに結合
されており、該結合区分が成形外壁２０の結合区分２５
に対して距離を置いて配置されて、成形外壁の結合区分
２５に対して平行に延びている。結合区分１９，２５が
取り付け受容部３３，３４を備えている。成形内壁１０
の少なくとも成形壁１１，１３が取り付け受容部１２，
１４を備えている。成形外壁２０の支持区分２１，２２
は、取り付け受容部２８，２９の代わりに、シールエレ
メントのための受容部を備えていてもよい。

【００２７】図５及び図６のフレーム脚部の成形内壁１
０の成形壁１１，１３，１５，１７と成形外壁２０の成
形壁２３，２４とは、別の角度で互いに当接されていて
よく、しかしながら、フレーム構造対角線ＲＧＤに対し
て鏡面対称的な唯一の中空室Ｈは維持される。

【図面の簡単な説明】

【図１】フレーム脚部の本発明に基づく第１実施例の横
断面図

【図２】フレーム脚部の本発明に基づく第２実施例の横
断面図

【図３】フレーム脚部の本発明に基づく第３実施例の横
断面図

【図４】フレーム脚部の本発明に基づく第４実施例の横
断面図

【図５】フレーム脚部の本発明に基づく第５実施例の横
断面図

【図６】フレーム脚部の本発明に基づく第６実施例の横
断面図

【符号の説明】

１０ 成形内壁、 １１ 区分、 １２ 取り付け
受容部、 １３ 区分、 １４ 取り付け受容部、
１５ 区分、 １６ 取り付け受容部、１７ 区
分、 １８ 取り付け受容部、 １９ 結合区分、
２０成形外壁、 ２１，２２ 支持区分、 ２
３，２４ 成形壁、 ２５ 結合区分、 ２７，２
８，２９ 取り付け受容部、 ３１，３２ 区分、Ａ
ＥＫ 外角隅縁部、 ＡＫ１，ＡＫ２ 外縁部、
ＡＳ１，ＡＳ２ 外壁、 ＤＳ１，ＤＳ２ シールウ
エブ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウド ミュンヒ ドイツ連邦共和国 ジン ヴェッツラーラ ーシュトラーセ 23 (72)発明者 ゲオルク フォーゲル ドイツ連邦共和国 シュヴィーバーディン ゲン アウエンヴェーク 17

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 配電盤キャビネットのフレーム構造のた
   めのフレーム脚部において、 ａ）フレーム脚部が成形内壁（１０）及び成形外壁（２
   ０）で以て、閉じられた中空成形体を形成しており、該
   中空成形体が長手方向に延びる１つ若しくは２つの中空
   室（Ｈ；Ｈ１，Ｈ２）を備えており、 ｂ）成形外壁（２０）がフレーム構造の外角隅縁部（Ａ
   ＥＫ）に向かって空間（ＦＲ）を画成しており、 ｃ）成形内壁（１０）が、複数の列の取り付け受容部
   （１２，１４）を備えた１つの成形区分（１１，１３）
   若しくは、それぞれ少なくとも一列の取り付け受容部
   （１２，１４，１６，１８）を備えて互いに角度を成し
   て位置する複数の成形区分（１１，１３，１５，１７）
   を有しており、 ｄ）成形内壁（１０）と成形外壁（２０）とがフレーム
   構造の互いに直角に当接する外壁（ＡＳ１，ＡＳ２）の
   領域に外縁部（ＡＫ１，ＡＫ２）を形成しており、該外
   縁部が二重層のシールウエブ（ＤＳ１，ＤＳ２）として
   形成されているか若しくは、前記外縁部にフレーム構造
   の外角隅縁部（ＡＥＫ）へ向けて、シールエレメントの
   ための受容溝（２６，２７）を備える若しくは受容溝を
   備えない支持ウエブ（２１，２２）が接続されているこ
   とを特徴とする、配電盤キャビネットのフレーム構造の
   ためのフレーム脚部。
2. 【請求項２】 空間（ＦＲ）が少なくともフレーム構造
   の外壁（ＡＳ１，ＡＳ２）から延びる区分で、成形外壁
   （２０）の、対応する外壁（ＡＳ１，ＡＳ２）に対して
   垂直に位置する成形壁（２３，２４）によって画成され
   ている請求項１記載のフレーム脚部。
3. 【請求項３】 成形外壁（２０）の、空間（ＦＲ）を画
   成する成形壁（２３，２４）が、結合区分（２５）を介
   して互いに結合され及び／又は成形内壁（１０）に結合
   されている請求項２記載のフレーム脚部。
4. 【請求項４】 結合区分（２５）が付加的な取り付け受
   容部（３４）を備えている請求項３記載のフレーム脚
   部。
5. 【請求項５】 成形内壁（１０）が、一方の外縁部（Ａ
   Ｋ１）から他方の外縁部（ＡＫ２）へ導かれた１つの成
   形壁（１１，１３）であり、該成形壁がフレーム構造対
   角線（ＲＧＤ）に対して鏡面対称的に取り付け受容部
   （１２，１４）を備えている請求項１から４のいずれか
   １項記載のフレーム脚部。
6. 【請求項６】 成形内壁（１０）がＵ字形に配置された
   ３つの成形壁（１１，１３，１５+１７）から成ってお
   り、フレーム構造の外壁（ＡＳ１，ＡＳ２）、ひいては
   外縁部（ＡＫ１，ＡＫ２）から延びる成形壁（１１，１
   ３）が外縁部（ＡＫ１，ＡＫ２）に対して４５°の角度
   を成している請求項１から４のいずれか１項記載のフレ
   ーム脚部。
7. 【請求項７】 成形内壁（１０）の両方の成形壁（１
   １，１３）に対して垂直に位置する第３の成形壁（１５
   +１７）が、フレーム構造対角線（ＲＧＤ）に対して鏡
   面対称的に取り付け受容部（１６，１８）を備えている
   請求項６記載のフレーム脚部。
8. 【請求項８】 成形外壁（２０）の、フレーム構造の外
   壁（ＡＳ１，ＡＳ２）に対して垂直に位置する成形壁
   （２３，２４）が、直接に成形内壁（１０）に結合され
   ている請求項５から７のいずれか１項記載のフレーム脚
   部。
9. 【請求項９】 成形内壁（１０）と成形外壁（２０）と
   が、横断面で直角等辺若しくは等辺の三角形の２つの中
   空室（Ｈ１，Ｈ２）を形成している請求項５から８のい
   ずれか１項記載のフレーム脚部。
10. 【請求項１０】 成形内壁（１０）と成形外壁（２０）
    とが、横断面でほぼ正方形若しくは長方形の２つの中空
    室（Ｈ１，Ｈ２）を形成している請求項５から８のいず
    れか１項記載のフレーム脚部。
11. 【請求項１１】 成形内壁（１０）の２つの成形壁（１
    ５，１７）が成形外壁（２０）の各成形壁（２３，２
    ４）と一緒にそれぞれ１つの平面内に配置されており、
    該平面が互いに直角にかつフレーム構造の外壁（ＡＳ
    １，ＡＳ２）に対して垂直に位置している請求項１から
    ４のいずれか１項記載のフレーム脚部。
12. 【請求項１２】 成形内壁（１０）の、フレーム構造対
    角線（ＲＧＤ）に向けられた成形壁（１５，１７）が、
    フレーム構造対角線（ＲＧＤ）に対して垂直に延びる結
    合区分（１９）を介して互いに結合されている請求項１
    から４のいずれか１項記載のフレーム脚部。
13. 【請求項１３】 成形内壁（１０）の結合区分（１９）
    が、付加的な取り付け受容部（３３）を備えている請求
    項１２記載のフレーム脚部。
14. 【請求項１４】 成形内壁（１０）と成形外壁（２０）
    とが、フレーム構造対角線（ＲＧＤ）に対して鏡面対称
    的な唯一の中空室（Ｈ）を形成している請求項１１から
    １３のいずれか１項記載のフレーム脚部。
15. 【請求項１５】 成形外壁（２０）の支持区分（２１，
    ２２）が、付加的な取り付け受容部（２７，２８，２
    ９）を備えている請求項１から１４のいずれか１項記載
    のフレーム脚部。
16. 【請求項１６】 フレーム脚部が押し出し形材の切断片
    として形成されている請求項１から１５のいずれか１項
    記載のフレーム脚部。
17. 【請求項１７】 フレーム脚部が打ち抜き折り曲げ部品
    として形成されており、打ち抜き折り曲げ部品の突き合
    わせ及び結合箇所が成形内壁（１０）若しくは成形外壁
    （２０）の結合区分（１９，２５）の領域に配置されて
    いる請求項１から１５のいずれか１項記載のフレーム脚
    部。
18. 【請求項１８】 成形内壁（１０）の成形壁（１５，１
    ７）及び／又は成形外壁（２０）の成形壁（２３，２
    ４）が、フレーム構造の内室及び／又は外角隅縁部（Ａ
    ＥＫ）に向かって開くアンダーカットされた受容部を形
    成している請求項１から１７のいずれか１項記載のフレ
    ーム脚部。
19. 【請求項１９】 フレーム脚部がフレーム構造対角線
    （ＲＧＤ）に対して鏡面対称的に形成されている請求項
    １から１８のいずれか１項記載のフレーム脚部。