JPH1133958A - 金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法 - Google Patents

金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法

Info

Publication number
JPH1133958A
JPH1133958A JP9193888A JP19388897A JPH1133958A JP H1133958 A JPH1133958 A JP H1133958A JP 9193888 A JP9193888 A JP 9193888A JP 19388897 A JP19388897 A JP 19388897A JP H1133958 A JPH1133958 A JP H1133958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
spray
robot
tip point
interference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9193888A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Murakami
工成 村上
Katsutoshi Kuribayashi
勝利 栗林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP9193888A priority Critical patent/JPH1133958A/ja
Publication of JPH1133958A publication Critical patent/JPH1133958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 金型空間に突出する中子等の障害物があって
も、正確で、短時間に簡便容易に、実施できる金型スプ
レイロボットの簡易干渉チェック方法を得る。 【解決手段】 型開時の金型隙間とロボット動作範囲か
らあらかじめ該金型スプレイロボットのスプレイノズル
先端点が該金型ならびに金型周辺機器と接触干渉しない
ためのスプレイノズル先端点動作可能領域と、前記ロボ
ット手首先端点が該金型ならびに金型周辺機器と接触干
渉しないためのロボット手首先端点動作可能領域とを、
円筒または直方体などの単純モデル空間で形成された3
次元座標領域として設定し、該金型スプレイロボットの
スプレイノズルおよびスプレイノズルからロボット手首
先端点までの機器が型開時の金型隙間で形成された空間
に突き出た中子に対して接触干渉しないための干渉判定
球体を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、アルミ
ニウム合金またはマグネシウム合金を金型に鋳造するダ
イカストマシン等の成形装置における金型スプレイロボ
ットへスプレイ作業手順を教示する際の金型スプレイロ
ボットの簡易干渉チェック方法に係り、特に、金型スプ
レイロボットおよびこの先端部に設置されたスプレイ装
置が金型、金型周辺機器、中子等に接触干渉を起こすこ
となく安全に動作できるかどうかの確認のための簡易チ
ェック作業を簡便容易に、かつ、効率良く行なうことの
出来る金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイカストマシンの金型キャビテ
ィ面へ離型剤や保温剤などのスプレイ剤を噴霧塗布する
方法は、たとえば、図12に示すように、タンク1の上
方からコンプレッサ2によって供給される加圧用空気を
吹き込んでスプレイ剤をフィルタ3より加圧圧送すると
ともに、電磁弁4および流量調整弁5を経由してスプレ
イ装置10へ送り、コンプレッサ6から供給される噴霧
用エアを電磁弁7および配管8を経由してスプレイ装置
10へ送ってスプレイ剤Lを噴霧したうえスプレイノズ
ル10aより左右一対のプラテン(固定プラテン11
A、可動プラテン11B)に取り付けた金型12(固定
金型12A、可動金型12B)の表面に噴霧していた。
スプレイ装置10は油圧シリンダ9などのアクチュエー
タで開状態にある両金型12A、12Bの中央上下方向
に上下往復動できるよう構成され、スプレイ装置10の
スプレイヘッド10Aの側面に取り付けた複数個のスプ
レイノズル10aにより、金型12の被スプレイ面の全
面に均等に隈なく塗布されるよう配慮されていた。ま
た、金型12へ噴霧塗布するスプレイ剤Lの供給量の調
整は、スプレイ剤Lのタンク1とスプレイ装置10との
間に設けられた流量調整弁5の開度調整でコントロール
していた。このように、従来のダイカストマシンのスプ
レイ方法は、スプレイ剤の流量やスプレイノズルと金型
キャビティ面との間のスプレイ距離を一定に保つように
して、金型に対して一定のスプレイ条件でスプレイ剤を
噴霧していた。一方、近年、金型のスプレイ作業に金型
スプレイロボットが使用され始めており、この場合に
は、金型スプレイロボットに付属のロボット制御装置に
スプレイ作業の動作を前もって教示しておく必要があっ
た。
【0003】このような金型スプレイロボットの教示方
法は、通常は、オンラインティーチング、いわゆる、テ
ィーチングプレイバックにより教示することが多い。し
かしながら、この作業は極めて煩雑でしかも長時間を要
する作業である。また、多品種少量生産へのティーチン
グ作業は、製品が変わる度毎に毎回事前にスプレイ作業
のティーチング作業が必要となり、金型スプレイロボッ
トに不向きである。このため、最近では、コンピュータ
とロボットを接続し、オフラインによる教示が主流とな
っている。オフライン教示では、ユーザ(オペレータ)
がコンピュータ画面上でロボットが作業するワークエリ
アを3次元に構築し、ロボットの動作経路を3次元的に
設定していたが、設定時間が長くなることや設定方法に
熟練を要する等の問題があった。これを解決するため、
本出願人は、たとえば、「金型スプレイロボットの教示
方法」(特願平7−342677号)を出願して、効率
的な教示方法を提示した。また、このようにして設定さ
れたスプレイ作業経路と金型や金型周辺機器とが干渉し
ないための簡易チェック方法として、本出願人は、「金
型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法」(特願平
8−133444号)を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に干渉チェック
は、金型スプレイロボットおよびこの先端部に設置され
るツール(具体的には、スプレイ装置)が設定された全
ての物体に干渉するかどうかを判定しなければならない
が、この判定には膨大な量の演算をおこなわなければな
らないと同時に、この判定を実施するアルゴリズムは非
常に複雑である。前記の「金型スプレイロボットの簡易
干渉チェック方法」(特願平8−133444号)にお
いては、スプレイノズル先端点およびロボット手首先端
点の動作可能領域を設定(ユーザ設定)することによ
り、スプレイノズル先端点およびロボット手首先端点が
その動作可能領域内にあるかどうか演算すれば、少なく
ともスプレイノズル先端点およびロボット手首先端点が
金型にぶつかることはないが、この手法は動作可能領域
内にスプレイノズル先端点およびロボット手首先端点が
あるかどうかを判定する方法であり、任意の方向から金
型隙間の空間に突出した中子に対しては無力であり、ス
プレイノズル先端点とロボット手首先端点との間の機器
が中子にぶつかるかどうかの判定が出来なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、第1の発明では、多関節ロボ
ットのロボット手首先端点にスプレイノズルを備えたス
プレイ装置を回転自在に接続して、ダイカストマシンの
金型キャビティ面にスプレイ剤を噴霧する金型スプレイ
ロボットへスプレイ作業手順を教示する際の金型スプレ
イロボットの簡易干渉チェック方法であって、型開時の
金型隙間とロボット動作範囲からあらかじめ該金型スプ
レイロボットのスプレイノズル先端点が該金型ならびに
金型周辺機器と接触干渉しないためのスプレイノズル先
端点動作可能領域と、前記ロボット手首先端点が該金型
ならびに金型周辺機器と接触干渉しないためのロボット
手首先端点動作可能領域とを、円筒または直方体などの
単純モデル空間で形成された3次元座標領域として設定
し、該金型スプレイロボットのスプレイノズル先端点お
よびスプレイノズル先端点からロボット手首先端点まで
の機器が型開時の金型隙間で形成された空間に突き出た
中子に対して接触干渉しないための干渉判定球体を、ス
プレイノズル先端点からロボット手首先端点間ではスプ
レイ作業経路として設定されたスプレイノズル先端点動
作経路毎とロボット手首先端点動作経路毎に等間隔もし
くは任意の間隔で複数個に3次元座標領域として設定
し、該中子には該中子の根元部から中子先端部間に等間
隔もしくは任意の間隔で複数個に3次元座標領域として
設定するとともに、前記スプレイノズル先端点動作経路
と前記ロボット手首先端点動作経路がそれぞれ前記スプ
レイノズル先端点動作可能領域と前記ロボット手首先端
点動作可能領域を逸脱しないかどうか判定するととも
に、該両動作経路毎に設定されたスプレイノズル先端点
からロボット手首先端点間の前記干渉判定球体が、該中
子の根元部から中子先端部間に設定された前記干渉判定
球体に交差するかどうかの判定を行なって、金型、周辺
機器、中子等への接触干渉を防止するようにした。
【0006】また、第2の発明では、多関節ロボットの
ロボット手首先端点にスプレイノズルを備えたスプレイ
装置を回転自在に接続して、ダイカストマシンの金型キ
ャビティ面にスプレイ剤を噴霧する金型スプレイロボッ
トへスプレイ作業手順を教示する際の金型スプレイロボ
ットの簡易干渉チェック方法であって、該金型スプレイ
ロボットのスプレイノズル先端点およびスプレイノズル
先端点からロボット手首先端点までの機器が金型や型開
時の金型隙間で形成された空間に突き出た中子に対して
接触干渉しないための干渉判定球体を、スプレイノズル
先端点からロボット手首先端点間ではスプレイ作業経路
として設定されたスプレイノズル先端点動作経路毎とロ
ボット手首先端点動作経路毎に等間隔もしくは任意の間
隔で複数個に3次元座標領域として設定し、該金型には
該金型に全表面に亘って等間隔もしくは任意の間隔で複
数個に3次元座標領域として設定し、該中子には該中子
の根元部から中子先端部間に等間隔もしくは任意の間隔
で複数個に3次元座標領域として設定するとともに、該
両動作経路毎に設定されたスプレイノズル先端点からロ
ボット手首先端点間の前記干渉判定球体が、該金型の全
表面に亘って設定された前記干渉判定球体や前記該中子
の根元部から中子先端部間に設定された干渉判定球体に
交差するかどうかの判定を行なって金型、周辺機器、中
子等への接触干渉を防止するようにした。
【0007】さらに、第3の発明では、多関節ロボット
のロボット手首先端点にスプレイノズルを備えたスプレ
イ装置を回転自在に接続して、ダイカストマシンの金型
キャビティ面にスプレイ剤を噴霧する金型スプレイロボ
ットへスプレイ作業手順を教示する際の金型スプレイロ
ボットの簡易干渉チェック方法であって、型開時の金型
表面にあらかじめ該金型スプレイロボットのスプレイノ
ズル先端点からロボット手首先端点までの機器が該金型
ならびに金型周辺機器と接触干渉しないための金型干渉
面を設定し、該金型スプレイロボットのスプレイノズル
先端点およびスプレイノズル先端点からロボット手首先
端点までの機器が型開時の金型隙間で形成された空間に
突き出た中子に対して接触干渉しないための干渉判定球
体を、スプレイノズル先端点からロボット手首先端点間
ではスプレイ作業経路として設定されたスプレイノズル
先端点動作経路毎とロボット手首先端点動作経路毎に等
間隔もしくは任意の間隔で複数個に3次元座標領域とし
て設定し、該中子には該中子の根元部から中子先端部間
に等間隔もしくは任意の間隔で複数個に3次元座標領域
として設定するとともに、前記スプレイノズル先端点動
作経路と前記ロボット手首先端点動作経路がそれぞれ前
記金型面と干渉しないかどうか判定するとともに、該両
動作経路毎に設定されたスプレイノズル先端点からロボ
ット手首先端点間の前記干渉判定球体が、該中子の根元
部から中子先端部間に設定された前記干渉判定球体に交
差するかどうかの判定を行なって、金型、周辺機器、中
子等への接触干渉を防止するようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては、第1の発明で
は、多関節ロボットのロボット手首先端点にスプレイノ
ズルを備えたスプレイ装置を回転自在に接続して、ダイ
カストマシンの金型キャビティ面にスプレイ剤を噴霧す
る金型スプレイロボットへスプレイ作業手順を教示する
際の金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法であ
って、型開時の金型隙間とロボット動作範囲からあらか
じめ該金型スプレイロボットのスプレイノズル先端点が
該金型ならびに金型周辺機器と接触干渉しないためのス
プレイノズル先端点動作可能領域と、前記ロボット手首
先端点が該金型ならびに金型周辺機器と接触干渉しない
ためのロボット手首先端点動作可能領域とを、円筒また
は直方体などの単純モデル空間で形成された3次元座標
領域として設定し、該金型スプレイロボットのスプレイ
ノズル先端点およびスプレイノズル先端点からロボット
手首先端点までの機器が型開時の金型隙間で形成された
空間に突き出た中子に対して接触干渉しないための干渉
判定球体を、スプレイノズル先端点からロボット手首先
端点間ではスプレイ作業経路として設定されたスプレイ
ノズル先端点動作経路毎とロボット手首先端点動作経路
毎に等間隔もしくは任意の間隔で複数個に3次元座標領
域として設定し、該中子には該中子の根元部から中子先
端部間に等間隔もしくは任意の間隔で複数個に3次元座
標領域として設定するとともに、前記スプレイノズル先
端点動作経路と前記ロボット手首先端点動作経路がそれ
ぞれ前記スプレイノズル先端点動作可能領域と前記ロボ
ット手首先端点動作可能領域を逸脱しないかどうか判定
するとともに、該両動作経路毎に設定されたスプレイノ
ズル先端点からロボット手首先端点間の前記干渉判定球
体が、該中子の根元部から中子先端部間に設定された前
記干渉判定球体に交差するかどうかの判定を行なって、
金型、周辺機器、中子等への接触干渉を防止するように
したため、動作可能領域と干渉判定球体を併用して演算
処理の迅速化を達成出来る。
【0009】そして、第2の発明では、多関節ロボット
のロボット手首先端点にスプレイノズルを備えたスプレ
イ装置を回転自在に接続して、ダイカストマシンの金型
キャビティ面にスプレイ剤を噴霧する金型スプレイロボ
ットへスプレイ作業手順を教示する際の金型スプレイロ
ボットの簡易干渉チェック方法であって、該金型スプレ
イロボットのスプレイノズル先端点およびスプレイノズ
ル先端点からロボット手首先端点までの機器が金型や型
開時の金型隙間で形成された空間に突き出た中子に対し
て接触干渉しないための干渉判定球体を、スプレイノズ
ル先端点からロボット手首先端点間ではスプレイ作業経
路として設定されたスプレイノズル先端点動作経路毎と
ロボット手首先端点動作経路毎に等間隔もしくは任意の
間隔で複数個に3次元座標領域として設定し、該金型に
は該金型に全表面に亘って等間隔もしくは任意の間隔で
複数個に3次元座標領域として設定し、該中子には該中
子の根元部から中子先端部間に等間隔もしくは任意の間
隔で複数個に3次元座標領域として設定するとともに、
該両動作経路毎に設定されたスプレイノズル先端点から
ロボット手首先端点間の前記干渉判定球体が、該金型の
全表面に亘って設定された前記干渉判定球体や前記該中
子の根元部から中子先端部間に設定された干渉判定球体
に交差するかどうかの判定を行なって金型、周辺機器、
中子等への接触干渉を防止するようにしたため、干渉判
定球体を設定するアルゴリズムのみで設定が完了するの
で、設定作業が簡略化されるとともに、判定作業が過不
足なく実施される。
【0010】さらに、第3の発明では、多関節ロボット
のロボット手首先端点にスプレイノズルを備えたスプレ
イ装置を回転自在に接続して、ダイカストマシンの金型
キャビティ面にスプレイ剤を噴霧する金型スプレイロボ
ットへスプレイ作業手順を教示する際の金型スプレイロ
ボットの簡易干渉チェック方法であって、型開時の金型
表面にあらかじめ該金型スプレイロボットのスプレイノ
ズル先端点からロボット手首先端点までの機器が該金型
ならびに金型周辺機器と接触干渉しないための金型干渉
面を設定し、該金型スプレイロボットのスプレイノズル
先端点およびスプレイノズル先端点からロボット手首先
端点までの機器が型開時の金型隙間で形成された空間に
突き出た中子に対して接触干渉しないための干渉判定球
体を、スプレイノズル先端点からロボット手首先端点間
ではスプレイ作業経路として設定されたスプレイノズル
先端点動作経路毎とロボット手首先端点動作経路毎に等
間隔もしくは任意の間隔で複数個に3次元座標領域とし
て設定し、該中子には該中子の根元部から中子先端部間
に等間隔もしくは任意の間隔で複数個に3次元座標領域
として設定するとともに、前記スプレイノズル先端点動
作経路と前記ロボット手首先端点動作経路がそれぞれ前
記金型面と干渉しないかどうか判定するとともに、該両
動作経路毎に設定されたスプレイノズル先端点からロボ
ット手首先端点間の前記干渉判定球体が、該中子の根元
部から中子先端部間に設定された前記干渉判定球体に交
差するかどうかの判定を行なって、金型、周辺機器、中
子等への接触干渉を防止するようにしたので、動作可能
領域の設定が第1の発明に比べて容易であり、第1の発
明と同様に、動作可能領域と干渉判定球体を併用して演
算処理の迅速化を達成出来る。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
詳細に説明する。図1〜図8は本発明の実施例に係り、
図1はダイカストマシンの全体構成図、図2は制御装置
の構成図、図3は動作可能領域と干渉判定球体の設定範
囲を説明する斜視図、図4は干渉判定球体の詳細を示す
説明図、図5は干渉判定球体の座標系の説明図、図6は
干渉判定球体による交差判定方法のフローチャート、図
7は金型干渉面の詳細を示す説明図、図8は第1の発明
の簡易干渉チェック方法を示すフローチャート、図9は
金型スプレイロボットの動作可能領域説明図、図10は
第2の発明の簡易干渉チェック方法を示すフローチャー
ト、図11は第3の発明の簡易干渉チェック方法を示す
フローチャートである。
【0012】図1は本発明のダイカストマシン100の
全体構成の1実施例を示すもので、ダイカストマシン1
00は、金型スプレイロボット200と、金型スプレイ
ロボット200の手首先端部に接続される小型姿勢制御
機構300と、金型スプレイロボット200および小型
姿勢制御機構300の制御を司る制御装置400とが付
帯装置として装備される。
【0013】金型スプレイロボット(メインロボットと
も言う)200は、多関節型のスプレイロボットであ
り、固定プラテン11Aの頂部に立設され、モータ21
0aにより竪軸回りに旋回する回転座210と、これに
水平軸でピン接合された第1アーム220および第2ア
ーム230と、第2アーム230の下端にピン接合され
たモータ240およびこれに接続され竪軸回りに旋回自
在な竪軸250とからなり、この下端には金型スプレイ
ロボット200とは別個に独立して傾動自在な小型姿勢
制御機構(リストロボットとも言う)300が連結され
たスプレイヘッド310があり、スプレイヘッド310
にはスプレイノズル(スプレイガンともいう)310a
が金型表面に対向して左右一対または複数対取り付けら
れている。そして、図示したスプレイ配管によって所要
のスプレイ流量でスプレイ剤を金型キャビティ面に向け
て噴霧塗布する。
【0014】一方、金型スプレイロボット200の作動
と小型姿勢制御機構300の作動を司る制御装置400
は、金型スプレイロボット200の操作を司るロボット
制御装置410と、小型姿勢制御機構制御装置420
と、ロボット制御装置410ならびに小型姿勢制御機構
制御装置420へオフラインでスプレイ作業指令を与え
るパーソナルコンピュータ(パソコン)430と、金型
スプレイロボット200の順序起動を制御するシーケン
サ440と、シーケンサ440の操作指令の基づいてス
プレイ剤ならびに圧縮エアの供給の連通遮断を行なう流
量制御装置450とダイカストマシン操作盤460等か
ら構成される。
【0015】パーソナルコンピュータ(パソコン)43
0の代わりに、たとえば、図2に示すように、オフライ
ンプログラミング装置430Aを使用してもよい。オフ
ラインプログラミング装置430Aには、マウス430
aやキーボード430bなどの入力装置と、記憶装置4
30cと、画面表示装置(CRT画面)430dと、プ
リンタ430eが備えられる。
【0016】以上のように構成された図1のダイカスト
マシン100の金型スプレイロボット200へスプレイ
作業手順を教示する際の金型スプレイロボットの簡易干
渉チェック方法について説明する。図3(a)は、第1
の発明に対応するスプレイ作業領域(スプレイノズル先
端点動作可能領域とロボット手首先端点動作可能領域)
と干渉判定球体の設定を示しており、たとえば、前述の
「金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法」(特
願平8−133444号)に開示した動作可能領域設定
法を使用して、中子を無視した動作可能領域の設定を行
ない、しかる後、中子に対しては、中子先端部と中子根
元部とを結ぶ空間について等間隔もしくは任意の間隔で
複数個の干渉判定球体をオーバラップするように連結し
て設定し、同時に、スプレイ動作経路毎に、スプレイノ
ズル先端点とロボット手首先端点とを結ぶ機器(この間
を「ツール」と呼ぶ)を包含するようにして複数個の干
渉判定球体を等間隔もしくは任意の間隔でをオーバラッ
プするように連結して設定する。干渉判定球体の直径
は、接触可能性の大小に応じてユーザが任意に決定す
る。このようにして、設定された両方の干渉判定球体同
士の交差判定を行なうとともに、スプレイ作業経路とス
プレイ作業領域との交差判定を行ない、衝突の回避を実
現する。交差判定は、単純な計算式であり演算も短時間
で実施される。
【0017】図3(b)は、第2の発明に対応し、中子
と同様に、金型に対しても金型全面と同様な要領で複数
個の干渉判定球体を設定し、同様な交差判定を行なう。
【0018】また、図3(c)は、第3の発明に対応
し、中子やスプレイノズル先端点とロボット手首先端点
とを結ぶ機器については、上記と同様に複数個の干渉判
定球体を設定するが、金型に対しては、金型表面からあ
る程度離間した位置で金型面に平行な平面で形成される
仮想の金型干渉面を設定し、スプレイノズル先端点、ロ
ボット手首先端点、スプレイノズル先端点〜ロボット手
首先端点間と、この金型干渉面との交差判定を行なう。
この場合には、面と点、面と線との交差判定で済むため
上記と比べてさらに簡単なアルゴリズムで演算可能とな
る。
【0019】まず、干渉判定球体の設定方法について、
図4に基づいて説明する。 中子に干渉判定球体(中子球体と呼ぶ)を設置する
ために、間隔(隣接する球体同士の中心間距離)sおよ
び球体直径dを設定する。一般的に、球体直径dは中子
を外接する円の直径d0 に干渉領域を考慮した距離sを
足し合わせる(d=d0 +2s)。この距離sは干渉の
危険度を考慮してユーザが任意に決定する。 スプレイノズル先端点〜ロボット手首先端点間に干
渉判定球体(ツール球体と呼ぶ)を設置するために、間
隔隣接する球体同士の中心間距離sおよび球体直径dを
設定する。一般的に、球体直径dはツールに干渉領域を
考慮した距離(ユーザ設定)を設定する。また、基本的
には、間隔は直径の半分(半径)で設定する。ここで、
ツール球体の配置は、スプレイ作業経路毎に設定しなけ
ればならない。
【0020】次に、干渉判定球体による交差判定方法に
ついて説明する。空間上に突き出た中子に設置した中子
球体(c=1〜n)とスプレイノズル先端点〜ロボット
手首先端点間に設置したツール球体(t=1〜m)が定
まると、中子球体とツール球体との干渉判定式は、次式
で決定される判定値Dが1より大きいか1より小さいか
で決定される。
【0021】
【数1】
【0022】すなわち、判定値Dが1以下であれば干渉
を起こし、判定値Dが1を越えると干渉しない。ここ
で、図5に示すように、数式の中のxt、yt、ztは
ツール球体の中心座標、xc、yc、zcは中子球体の
中心座標、rtはツール球体半径、rcは中子球体半径
を示し、添字tおよび添字cは球体番号1〜mおよび1
〜nである。干渉判定球体による交差判定方法の具体的
手順は、図6に示すとおりである。
【0023】次に、金型干渉面の設定方法について、図
7に基づいて説明する。金型面(ワーク面)に対して、
それぞれ金型の表面からの距離を設定する。この金型干
渉距離bを設定すれば、オフラインシステム中で金型面
に金型干渉距離程離れた平行な金型干渉面(形状は金型
面と同じサイズ)を作成する。
【0024】このようにして作成された金型干渉面とス
プレイノズル先端点〜ロボット手首先端点間機器(ツー
ル)との干渉チェック方法について説明する。基本的な
考え方は、前述の中子球体とツール球体との交差判定と
同様な考え方で、金型干渉面とスプレイノズル先端点〜
ロボット手首先端点間機器(ツール)との交差判定をお
こなえばよい。すなわち、金型干渉面に対してスプレイ
ノズル先端点〜ロボット手首先端点間機器が金型干渉面
より手前にあれば、交差しないことになる。以下に計算
手順を示すと、 金型干渉面の法線ベクトルNNを求める。 金型干渉面とスプレイノズル先端点およびロボット
手首先端点の位置関係を計算する。計算式は次式のとお
りである。
【0025】
【数2】
【0026】上式において、平面S上の点は金型干渉面
のコーナ点のいずれかひとつの座標を代入し、空間上の
点PPにスプレイノズル先端点またはロボット手首先端
点の座標を代入すればよい。ここで、Fs(p)>0の
とき、空間上の点は法線ベクトルNNの向く方向にあ
り、Fs(p)=0のとき、空間上の点は平面S上にあ
り、Fs(p)<0のとき、空間上の点は法線ベクトル
NNの向きとは逆の方向にある。上式を用いて、金型干
渉面とスプレイノズル先端点との位置関係Fs(t)な
らびに金型干渉面とロボット手首先端点との位置関係F
s(w)がいずれも0を越えるときには(すなわち、F
s(t)>0、Fs(w)>0のとき)、スプレイノズ
ル先端点およびロボット手首先端点ならびにその中間機
器が金型干渉面と交差しないことになる(ただし、スプ
レイノズル先端点とロボット手首先端点とを結ぶ中間機
器には、特に外部に突出した部分が無いことが前提条件
となる)。
【0027】このような交差判定を含んだ第1の発明の
簡易干渉チェック方法のフローチャートを図8に示し
た。すなわち、まず、図9に示すように、多関節ロボッ
トのスプレイロボット200のロボット手首先端点23
2の動き得る動作領域がロボット動作領域Pであり、一
方、ロボット手首先端点232の下方には縦軸250を
介してスプレイヘッド260が懸架され、型開した両金
型12A、12Bで形成された金型隙間Qが有る。
【0028】そこで、これらのロボット動作領域Pと金
型隙間Qのうち、ロボット手首先端点232およびスプ
レイノズル260aが、各々、金型表面やタイバー等の
金型周辺の機器に接触しないように、簡単な構造をし
た、たとえば円柱や角柱状の空間モデルにより、図9に
示すように、ロボット手首先端点動作可能領域Sやスプ
レイノズル先端点動作可能領域Rを画面上で設定する。
設定の方法は、マウスやポインティング・デバイスを使
用するか、あるいは、キーボードを使って3次元の座標
で設定してもよい。
【0029】次に、動作可能領域設定として、ロボット
手首先端点動作可能領域Sと、スプレイノズル先端点動
作可能領域Rを設定し、その後、既に設定済みのスプレ
イ動作経路iがこの2つの動作可能領域SまたはRの範
囲から逸脱していないかどうかをパーソナルコンピュー
タ320で判定させ、確認する。その結果、この2つの
どちらの領域も逸脱していない場合は、初期に設定した
スプレイ動作経路が最終のスプレイ動作経路として確定
する。もし、このどちらかの少なくとも一方の動作可能
領域S、Rを逸脱している場合には、あらためて前述し
たスプレイ動作経路の修正を実施し、動作可能領域内に
収まるまで修正する。
【0030】また、これら2つの干渉チェック(I)、
(II)が済んだ後、念の為に行なう第3の干渉チェック
(III) として、ツールフランジ(ロボット手首先端点)
とツール先端(スプレイノズル先端点)とを結んだ1次
近似式とマシン各部(金型面および金型周辺機器)との
交差判定を実施する。この場合の交差判定における演算
も線(1次近似式)と面(金型面)との交差判定だけで
あるから、短時間で単純な計算で干渉チェックが可能と
なる。
【0031】以上のようにして、比較的簡便な方法でス
プレイ動作経路iの干渉チェックを実施した後、中子と
の干渉チェックを実施する。中子との干渉チェックは、
既に説明した干渉判定球体の中子球体とスプレイ動作経
路におけるツール球体との交差判定を行なう。このよう
にして、全球体チェックを完了して、干渉が無いことを
確認してから、ロボット動作プログラム作成に着手出来
る。
【0032】第2の発明および第3の発明については、
図8の前半の干渉チェック(I)、(II)、(III) はな
いが、以下の手順については、図8と同様な手順で、そ
れぞれ図9および図10の示したフローチャートにした
がって簡易干渉チェックを行なう。このスプレイ動作経
路の干渉チェックと前述した交差判定と合わせて実施し
てしてもよいが、このスプレイ動作経路の干渉チェック
(第3の干渉チェック)を行なうことにより自動的に交
差判定を行なったことになる場合は、前述の交差判定を
省略し得ることになる。
【0033】以上述べたように、本発明においては、金
型スプレイロボットの干渉チェックを行なう場合に、単
純化された形状の動作可能領域をあらかじめ設定して、
作業中のスプレイノズル先端点やロボット手首先端点が
この領域から逸脱しないか同化判定するとともに、従
来、考慮されていなかった中子との干渉チェックには、
スプレイノズル先端点からロボット手首先端点と中子先
端部から中子根元部にあらかじめ設定したそれぞれ干渉
判定球体の交差判定を行なうようにしたので、演算量の
比較的少ない演算で短時間に干渉チェックが可能とな
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、次のような優れた効果を奏することができる。 (1)金型スプレイロボットおよび金型スプレイロボッ
トに接続されたスプレイ装置と金型、金型周辺機器、中
子等との干渉チェック作業を、簡便容易に、かつ、正確
に、効率よく実施できる。すなわち、 複雑な金型面形状や任意方向から突き出た中子等で
あっても、動作可能領域と干渉判定球体を併用、また
は、干渉判定球体を金型や中子にすべて設置する方法、
さらに、金型干渉面と干渉判定球体を併用することによ
って、演算処理の迅速化を促進できる。 複雑な金型面形状や任意方向から空間上に突き出た
中子であっても、事前に金型や周辺機器との衝突を回避
できる。 干渉チェック条件の設定が容易である。 (2)ティーチング、実スプレイ作業、経路変更作業等
の繰り返し作業が速く、かつ、正確に実行できるから、
従来のようなトライアル・アンド・エラーの無駄時間が
節約でき生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るダイカストマシンの全体
構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る制御装置の構成図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る動作可能領域と干渉判定
球体の設定範囲を説明する斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係る干渉判定球体の詳細を示
す説明図である。
【図5】本発明の実施例に係る干渉判定球体の座標系の
説明図である。
【図6】本発明の実施例に係る干渉判定球体による交差
判定方法のフローチャートである。
【図7】本発明の実施例に係る金型干渉面の詳細を示す
説明図である。
【図8】本発明の第1の発明の簡易干渉チェック方法を
示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例に係る金型スプレイロボットの
動作可能領域説明図である。
【図10】本発明の第2の発明の簡易干渉チェック方法
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の発明の簡易干渉チェック方法
を示すフローチャートである。
【図12】従来のスプレイ装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 圧気源(コンプレッサ) 3 フィルタ 4 電磁弁 5 流量調整弁 6 圧気源(コンプレッサ) 7 電磁弁 8 配管 9 油圧シリンダ 10 スプレイ装置 11 プラテン 11A 固定プラテン 11B 可動プラテン 12 金型 12A 固定金型 12B 可動金型 100 ダイカストマシン 200 スプレイロボット 210 回転座 210a モータ 220 第1アーム 230 第2アーム 240 モータ 250 竪軸 300 小型姿勢制御機構 310 スプレイヘッド 310a スプレイノズル 400 制御装置 410 ロボット制御装置 420 小型姿勢制御機構制御装置 430 パーソナルコンピュータ(パソコン) 430A オフラインプログラミング装置 430a マウス 430b キーボード 430c 記憶装置 430d CRT画面 430e プリンタ 440 シーケンサ 450 流量制御装置 460 ダイカストマシン操作盤 D 判定値 P ロボット動作領域 Q 金型隙間 S ロボット手首先端点動作可能領域 R スプレイノズル先端点動作可能領域 S0 金型干渉面(または平面) a 干渉領域 b 金型干渉距離 d 中子球体直径 d0 中子外接円直径 s 中子球体設置間隔 rc 中子球体半径 rt ツール球体半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B25J 19/06 B25J 19/06 B29C 33/58 B29C 33/58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多関節ロボットのロボット手首先端点に
    スプレイノズルを備えたスプレイ装置を回転自在に接続
    して、ダイカストマシンの金型キャビティ面にスプレイ
    剤を噴霧する金型スプレイロボットへスプレイ作業手順
    を教示する際の金型スプレイロボットの簡易干渉チェッ
    ク方法であって、 型開時の金型隙間とロボット動作範囲からあらかじめ該
    金型スプレイロボットのスプレイノズル先端点が該金型
    ならびに金型周辺機器と接触干渉しないためのスプレイ
    ノズル先端点動作可能領域と、前記ロボット手首先端点
    が該金型ならびに金型周辺機器と接触干渉しないための
    ロボット手首先端点動作可能領域とを、円筒または直方
    体などの単純モデル空間で形成された3次元座標領域と
    して設定し、 該金型スプレイロボットのスプレイノズル先端点および
    スプレイノズル先端点からロボット手首先端点までの機
    器が型開時の金型隙間で形成された空間に突き出た中子
    に対して接触干渉しないための干渉判定球体を、スプレ
    イノズル先端点からロボット手首先端点間ではスプレイ
    作業経路として設定されたスプレイノズル先端点動作経
    路毎とロボット手首先端点動作経路毎に等間隔もしくは
    任意の間隔で複数個に3次元座標領域として設定し、該
    中子には該中子の根元部から中子先端部間に等間隔もし
    くは任意の間隔で複数個に3次元座標領域として設定す
    るとともに、 前記スプレイノズル先端点動作経路と前記ロボット手首
    先端点動作経路がそれぞれ前記スプレイノズル先端点動
    作可能領域と前記ロボット手首先端点動作可能領域を逸
    脱しないかどうか判定するとともに、 該両動作経路毎に設定されたスプレイノズル先端点から
    ロボット手首先端点間の前記干渉判定球体が、該中子の
    根元部から中子先端部間に設定された前記干渉判定球体
    に交差するかどうかの判定を行なって、金型、周辺機
    器、中子等への接触干渉を防止する金型スプレイロボッ
    トの簡易干渉チェック方法。
  2. 【請求項2】 多関節ロボットのロボット手首先端点に
    スプレイノズルを備えたスプレイ装置を回転自在に接続
    して、ダイカストマシンの金型キャビティ面にスプレイ
    剤を噴霧する金型スプレイロボットへスプレイ作業手順
    を教示する際の金型スプレイロボットの簡易干渉チェッ
    ク方法であって、 該金型スプレイロボットのスプレイノズル先端点および
    スプレイノズル先端点からロボット手首先端点までの機
    器が金型や型開時の金型隙間で形成された空間に突き出
    た中子に対して接触干渉しないための干渉判定球体を、
    スプレイノズル先端点からロボット手首先端点間ではス
    プレイ作業経路として設定されたスプレイノズル先端点
    動作経路毎とロボット手首先端点動作経路毎に等間隔も
    しくは任意の間隔で複数個に3次元座標領域として設定
    し、該金型には該金型の全表面に亘って等間隔もしくは
    任意の間隔で複数個に3次元座標領域として設定し、該
    中子には該中子の根元部から中子先端部間に等間隔もし
    くは任意の間隔で複数個に3次元座標領域として設定す
    るとともに、 該両動作経路毎に設定されたスプレイノズル先端点から
    ロボット手首先端点間の前記干渉判定球体が、該金型の
    全表面に亘って設定された前記干渉判定球体や前記該中
    子の根元部から中子先端部間に設定された干渉判定球体
    に交差するかどうかの判定を行なって金型、周辺機器、
    中子等への接触干渉を防止する金型スプレイロボットの
    簡易干渉チェック方法。
  3. 【請求項3】 多関節ロボットのロボット手首先端点に
    スプレイノズルを備えたスプレイ装置を回転自在に接続
    して、ダイカストマシンの金型キャビティ面にスプレイ
    剤を噴霧する金型スプレイロボットへスプレイ作業手順
    を教示する際の金型スプレイロボットの簡易干渉チェッ
    ク方法であって、 型開時の金型表面にあらかじめ該金型スプレイロボット
    のスプレイノズル先端点からロボット手首先端点までの
    機器が該金型ならびに金型周辺機器と接触干渉しないた
    めの金型干渉面を設定し、 該金型スプレイロボットのスプレイノズル先端点および
    スプレイノズル先端点からロボット手首先端点までの機
    器が型開時の金型隙間で形成された空間に突き出た中子
    に対して接触干渉しないための干渉判定球体を、スプレ
    イノズル先端点からロボット手首先端点間ではスプレイ
    作業経路として設定されたスプレイノズル先端点動作経
    路毎とロボット手首先端点動作経路毎に等間隔もしくは
    任意の間隔で複数個に3次元座標領域として設定し、該
    中子には該中子の根元部から中子先端部間に等間隔もし
    くは任意の間隔で複数個に3次元座標領域として設定す
    るとともに、 前記スプレイノズル先端点動作経路と前記ロボット手首
    先端点動作経路がそれぞれ前記金型面と干渉しないかど
    うか判定するとともに、 該両動作経路毎に設定されたスプレイノズル先端点から
    ロボット手首先端点間の前記干渉判定球体が、該中子の
    根元部から中子先端部間に設定された前記干渉判定球体
    に交差するかどうかの判定を行なって、金型、周辺機
    器、中子等への接触干渉を防止する金型スプレイロボッ
    トの簡易干渉チェック方法。
JP9193888A 1997-07-18 1997-07-18 金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法 Pending JPH1133958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9193888A JPH1133958A (ja) 1997-07-18 1997-07-18 金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9193888A JPH1133958A (ja) 1997-07-18 1997-07-18 金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1133958A true JPH1133958A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16315413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9193888A Pending JPH1133958A (ja) 1997-07-18 1997-07-18 金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1133958A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6674891B1 (en) * 1999-11-18 2004-01-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Cylindrical-shaped workpiece evaluation method and evaluation apparatus
JP2008279524A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Ihi Corp 複数ロボットの衝突検知方法及びロボット装置
JP2009119547A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Yaskawa Electric Corp ロボットの領域監視方法および制御装置
JP2011500349A (ja) * 2007-10-26 2011-01-06 本田技研工業株式会社 リアルタイム自己衝突および障害物回避
JP2011062671A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Nakata Mac Corporation 垂下式塗装装置および塗装システム
US8467904B2 (en) 2005-12-22 2013-06-18 Honda Motor Co., Ltd. Reconstruction, retargetting, tracking, and estimation of pose of articulated systems
US8924021B2 (en) 2006-04-27 2014-12-30 Honda Motor Co., Ltd. Control of robots from human motion descriptors
CN104384087A (zh) * 2014-10-31 2015-03-04 兰州空间技术物理研究所 一种球形表面掺碳涂层的喷涂方法
JP2019000787A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 トヨタ自動車株式会社 シミュレーション方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6674891B1 (en) * 1999-11-18 2004-01-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Cylindrical-shaped workpiece evaluation method and evaluation apparatus
US8467904B2 (en) 2005-12-22 2013-06-18 Honda Motor Co., Ltd. Reconstruction, retargetting, tracking, and estimation of pose of articulated systems
US8924021B2 (en) 2006-04-27 2014-12-30 Honda Motor Co., Ltd. Control of robots from human motion descriptors
JP2008279524A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Ihi Corp 複数ロボットの衝突検知方法及びロボット装置
JP2011500349A (ja) * 2007-10-26 2011-01-06 本田技研工業株式会社 リアルタイム自己衝突および障害物回避
JP2009119547A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Yaskawa Electric Corp ロボットの領域監視方法および制御装置
JP2011062671A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Nakata Mac Corporation 垂下式塗装装置および塗装システム
CN104384087A (zh) * 2014-10-31 2015-03-04 兰州空间技术物理研究所 一种球形表面掺碳涂层的喷涂方法
JP2019000787A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 トヨタ自動車株式会社 シミュレーション方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7965055B2 (en) Control device of work positioning apparatus
CA2437973C (en) Setting method and setting apparatus for operation path for articulated robot
CN100591490C (zh) 机器人程序设计装置
US7734358B2 (en) Data processing apparatus for arc welding
WO2017072979A1 (ja) ロボット教示装置、コンピュータプログラム及びロボット教示方法
US20040054437A1 (en) Robot control apparatus
JPH1133958A (ja) 金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法
JPH09314305A (ja) 金型スプレイロボット
JP2007136590A (ja) 冗長関節部を有する冗長ロボットの制御装置および制御方法
JP3951079B2 (ja) オフラインティーチング方法、オフラインティーチング装置および記録媒体
JP2010240782A (ja) ロボット制御システム、制御装置および制御方法
US11203117B2 (en) Teaching data generation system for vertical multi-joint robot
JP7086306B2 (ja) 加工プログラム生成装置、積層造形装置、加工プログラム生成方法、積層造形方法および機械学習装置
JP3203305B2 (ja) 金型スプレイロボットの簡易干渉チェック方法
JP3183816B2 (ja) 金型スプレイロボットの教示方法
JPH10193097A (ja) 鋳鋼製品用ガス切断マニプレータ
JP3344213B2 (ja) スプレイ剤噴霧方法
JPH10249761A (ja) 金型スプレイロボットの教示方法
JPH10124125A (ja) 金型スプレイロボットの教示方法
JP3577296B2 (ja) 多関節ロボットの動作経路設定方法および設定装置
JP2000039911A (ja) ロボット制御装置
JPH08117653A (ja) 塗装ロボット
JPH10249762A (ja) 金型スプレイロボットの教示方法
JPH09327757A (ja) 金型スプレイロボット
JPH10146660A (ja) 金型スプレイロボットの教示方法