JPH11339129A - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

商品販売登録データ処理装置

Info

Publication number
JPH11339129A
JPH11339129A JP14697798A JP14697798A JPH11339129A JP H11339129 A JPH11339129 A JP H11339129A JP 14697798 A JP14697798 A JP 14697798A JP 14697798 A JP14697798 A JP 14697798A JP H11339129 A JPH11339129 A JP H11339129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
bargain
special sale
registration
sale
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14697798A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Ito
直樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP14697798A priority Critical patent/JPH11339129A/ja
Publication of JPH11339129A publication Critical patent/JPH11339129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1買物客が買上点数に制限のある特売商品を
繰返し買い求めても、累積点数が特売制限点数を超える
と通常単価で売上登録処理するようにする。 【解決手段】 買物客が所有するカードにその買物客の
取引明細を記録するようにする。そして、買物客が買上
点数に制限のある特売商品を買い求めると、カードに記
録された取引明細から当該特売商品のこれまでの買上合
計点数をチェックする。そしてこの買上合計点数と今回
の登録点数との合計が当該特売商品の特売制限点数以下
であれば、当該特売商品を特売単価で売上登録処理す
る。これに対し、特売制限点数を超える場合には、当該
特売商品を通常単価で売上登録処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子式キャッシュ
レジスタやPOS(Point Of Sales:販売時点情報管
理)ターミナルなどの商品販売登録データ処理装置に関
し、特に、1買物客の買上点数に制限を付して特売商品
を通常単価より値引きした特売単価で販売する値引販売
方式を採用するスーパーマーケットなどで使用して好適
な商品販売登録データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット等における値引販売
の1方式として、従来より、「お一人様1点限り」とい
うように、1買物客の買上点数に制限を付して特売商品
を通常単価より値引きした特売単価で販売する方式が知
られている。このような方式を採用することにより、1
人の買物客が特売商品を買い占めるような不具合を防止
でき、各買物客に対して公平に値引サービスを付与でき
る利点がある。ところで、このような値引販売方式を採
用したスーパーマーケット等においては、キャッシャが
特売商品の特売制限点数を認識しており、1買物客が買
上げる商品の中に特売商品が含まれる場合にその点数が
特売制限点数以内か否かを判断し、特売制限点数以内の
分は特売単価で売上登録処理を実行し、特売制限点数を
超える分は通常単価で売上登録処理を実行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来は、
1買物客の買上点数に制限のある特売商品を特売単価で
売上登録処理するか通常単価で売上登録処理するかの判
断がキャッシャに委ねられていたので、キャッシャの負
担が大きかった。また、キャッシャが知人の買物客に特
売制限点数を超える数の特売商品を特売単価で売上登録
処理するような不正を行ってもそれを発見することが困
難であった。さらに、1買物客が何回もレジに並んで特
売商品を買い求めることにより特売制限点数を超える数
量の特売商品を特売単価で購入することが可能であり、
必ずしも各買物客に対して公平に値引サービスを付与で
きるとは限らなかった。
【0004】このような問題は、1買物客が買上点数に
制限のある特売商品を繰返し買い求めても、その累積点
数が特売制限点数を超えると自動的に通常単価で売上登
録処理を行う機能を電子式キャッシュレジスタまたはP
OSターミナルが備えることによって解決できる。
【0005】そこで本発明は、1買物客が買上点数に制
限のある特売商品を繰返し買い求めても、その累積点数
が特売制限点数を超えると自動的に通常単価で売上登録
処理を行うようになり、1買物客の買上点数に制限のあ
る特売商品の値引サービスをキャッシャの負担になるこ
となく各買物客に対して公平に付与できる商品販売登録
データ処理装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、各商品を識別する商品コードに対応してその商品の
通常単価を記憶する通常単価記憶部と、各商品のうち1
買物客の買上点数に制限がある特売商品の商品コードに
対応して特売単価及び特売制限点数を記憶する特売情報
記憶部と、1買物客が買上げた商品のうち少なくとも特
売商品の商品コード及び買上点数を記憶する特売商品買
上情報記憶部と、1買物客が1回の取引で買上げる商品
の締め登録を宣言する締め登録手段と、この締め登録手
段により1買物客が買上げる商品の締め登録が宣言され
ると、特売商品買上情報記憶部に記憶したデータを当該
1買物客が所有する記録媒体に書込む媒体書込み手段
と、1買物客が買上げる商品の登録前に当該1買物客が
所有する記録媒体に記録されたデータを読取り特売商品
買上情報記憶部に格納する媒体読取り手段と、1買物客
が買上げる商品を登録する商品登録手段と、この商品登
録手段により登録する商品が特売商品か否かを判断する
商品判断手段と、この商品判断手段により登録商品が特
売商品でないと判断すると、通常単価記憶部に記憶され
ている当該登録商品の通常単価で売上登録処理を実行す
る非特売商品登録処理手段と、商品判断手段により登録
商品が前記特売商品であると判断すると、特売商品買上
情報記憶部に記憶された当該登録商品の買上合計点数に
今回の登録点数を加えると特売情報記憶部に記憶されて
いる当該登録商品の特売制限点数を超えるか否かを判断
する点数判断手段と、この点数判断手段により超えない
と判断した場合には特売情報記憶部に記憶されている当
該登録商品の特売単価で売上登録処理を実行し、超える
と判断した場合には通常単価記憶部に記憶されている当
該登録商品の通常単価で売上登録処理を実行する特売商
品登録処理手段と、この特売商品登録処理手段により売
上登録処理を実行した登録商品の商品コード及び登録点
数を特売商品買上情報記憶部に追加する特売商品買上情
報追加手段とを設けたものである。このような手段を講
じたことにより、1買物客が買上げる商品の登録前にこ
の1買物客が所有する記録媒体に記録されたデータ、す
なわちこの1買物客がこれまで買上げた商品のうちの少
なくとも特売商品の商品コード及び買上点数が特売商品
買上情報記憶部に格納される。この状態で、この1買物
客が買上げる商品が登録されると、その登録商品が特売
商品の場合には、特売商品買上情報記憶部に記憶された
当該登録商品の買上合計点数に今回の登録点数を加える
と特売情報記憶部に記憶されている当該登録商品の特売
制限点数を超えるか否かが判断される。そして超える場
合には、通常単価記憶部に記憶されている当該登録商品
の通常単価で売上登録処理が実行される。一方、超えな
い場合には、特売情報記憶部に記憶されている当該登録
商品の特売単価で売上登録処理が実行される。また、登
録商品の商品コード及び登録点数が特売商品買上情報記
憶部に追加される。その後、この1買物客が買上げる商
品の締め登録が宣言されると、特売商品買上情報記憶部
に記憶されたデータが記録媒体に書込まれる。
【0007】また、本願請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明において、媒体書込み手段を、特売商
品買上情報記憶部に記憶した特売商品のうち当日に買上
げた特売商品の商品コード及び買上点数を記録媒体に書
込むようにしたものである。このような手段を講じたこ
とにより、1買物客が所有する記録媒体に書込まれる情
報はこの買物客が当日に買上げた商品のうちの少なくと
も特売商品の商品コードと買上点数となる。その結果、
1日の間に特売商品を特売制限点数以上買上げた場合に
は特売制限点数を超えた分は通常単価で売上登録処理が
実行されるが、2日以上に跨がって特売商品を特売制限
点数以上買上げても、1日の買上点数が特売制限以下で
あれば、全部、特売単価で売上登録処理が実行される。
【0008】また、本願請求項3記載の発明は、上記請
求項1または請求項2記載の発明において、特売商品登
録処理手段を、特売商品買上情報記憶部に記憶された当
該登録商品の買上合計点数に今回の登録点数を加えた点
数が特売情報記憶部に記憶されている当該登録商品の特
売制限点数を超える場合に、今回の登録点数のうち特売
制限点数から特売商品買上情報記憶部に記憶された当該
登録商品の買上合計点数を減じた分については特売情報
記憶部に記憶されている当該登録商品の特売単価で売上
登録処理を実行し、残りの分については通常単価記憶部
に記憶されている当該登録商品の通常単価で売上登録処
理を実行するようにしたものである。このような手段を
講じたことにより、特売商品買上情報記憶部に記憶され
た登録商品(特売商品)の買上合計点数に今回の登録点
数を加えた点数が特売情報記憶部に記憶されている当該
登録商品の特売制限点数を超えた場合に、今回の登録点
数のうち特売制限点数から特売商品買上情報記憶部に記
憶された当該登録商品の買上合計点数を減じた分につい
ては特売情報記憶部に記憶されている当該登録商品の特
売単価で売上登録処理が実行され、残りの分については
通常単価記憶部に記憶されている当該登録商品の通常単
価で売上登録処理が実行される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なおこの実施の形態では、会員に
なった買物客に対しては特売対象の各商品をそれぞれ予
め設定された特売制限点数までならば値引販売するよう
にした値引販売方式のスーパーマーケット向けPOSタ
ーミナルに本発明を適用する場合について説明するもの
とする。
【0010】図1はこの実施の形態におけるPOSター
ミナルの要部構成を示すブロック図であって、このPO
Sターミナルは、制御部本体としてCPU(Central Pr
ocessing Unit )1を搭載している。また、このCPU
1が参照する記憶部として、プログラムなどの固定的デ
ータを格納したROM(Read Only Memoly)2、可変的
なデータを一時記憶する各種メモリエリアが形成される
RAM(Random Access Memoly)3及び各商品を識別す
る商品コードとしてのPLU(Price Look Up)コード
に対応してその商品の品名,単価等の商品情報を格納し
たPLUファイル4を搭載している。
【0011】さらに、このPOSターミナルは、日付及
び時刻を計時する時計部5、回線接続されたホスト機器
(ストアコンピュータ)とのデータ伝送を制御する伝送
コントローラ6、モードスイッチ7からの信号を入力す
るとともにドロワ(不図示)を自動開放するドロワ開放
装置8に駆動信号を出力するI/Oポート9、キーボー
ド10からのキー信号を取込むキーボードコントローラ
11、オペレータ用表示器12及び客用表示器13の駆
動をそれぞれ制御しデータを表示させる表示コントロー
ラ14、レシート及びジャーナル印字用のプリンタ15
の駆動を制御しレシート印字及びジャーナル印字を行わ
せるプリンタコントローラ16、スキャナ17及びカー
ドリーダライタ18をそれぞれデータ通信可能に接続す
る通信インタフェース19を搭載している。そして、前
記CPU1と、ROM2,RAM3,PLUファイル
4,時計部5,伝送コントローラ6,I/Oポート9,
キーボードコントローラ11,表示コントローラ14,
プリンタコントローラ16及び通信インタフェース19
とを、アドレスバス,データバス等のバスライン20で
接続している。
【0012】前記PLUファイル4は、図2に示すよう
に、各商品にそれぞれ付されるPLUコード21毎に、
品名22,通常単価23,通常単価売上点数24,特売
単価25,特売単価売上点数26,特売制限点数27及
び売上金額28の各データを記憶したPLUレコードを
蓄積記憶したものである。因みに、特売制限点数27と
は会員1人に対して該当商品を値引販売する1日の制限
点数のデータであり、特売単価23とはその値引販売す
るときの該当商品1点当たりの価格のデータであり、通
常単価23とは値引販売しないときの該当商品の1品当
たりの価格のデータである。また、通常単価売上点数2
4とは前記通常単価での売上点数のデータであり、特売
単価売上点数26とは前記通常単価での売上点数のデー
タであり、売上金額28とは通常単価及び特売単価での
該当商品の売上合計金額のデータである。なお、特売対
象以外の商品は特売制限点数27が[0]に設定されて
いる。ここに、PLUファイル4は、各商品を識別する
商品コード(PLUコード)に対応してその商品の通常
単価23を記憶する通常単価記憶部と、各商品のうち1
買物客の買上点数に制限のある特売商品の商品コード
(PLUコード)に対応して特売単価25及び特売制限
点数27を記憶する特売情報記憶部とを構成する。
【0013】前記カードリーダライタ18は、各会員が
それぞれ所有する記録媒体としての会員カード30に記
録されたカードデータの読取り及び当該会員カード30
へのカードデータの書込みを行うもので、会員カード3
0には、カードデータとして少なくともカード固有の会
員コード31や会員としての有効期限データ32の他、
図3に示すように、当該会員が買上げた全商品のPLU
コード,点数及び金額をその買上げ日付(年月日)とと
もに蓄積記憶する取引明細ファイル33が予め記録され
ている。
【0014】前記モードスイッチ7は、「登録」,「精
算」,「設定」などの各種業務モードを選択しその実行
を前記CPU1に指令するためのスイッチである。ここ
で「登録」とは、商品登録手段により販売商品の登録が
行われるとその登録商品の販売データを記憶部に登録処
理し、締め登録手段により1取引の締め登録が行われる
とその取引で買上げられた客買上商品の合計金額を表示
器12,13に表示し、プリンタ15よりレシートを印
字発行する業務のモードである。「精算」とは、登録業
務によって各商品の販売データが登録処理された記憶部
の内容をプリンタ15より印字出力した後、その記憶部
の内容をクリアする業務のモードであり、「設定」と
は、登録業務等を実行するのに必要なデータを記憶部に
設定する業務のモードである。
【0015】前記キーボード10は、図4に示すよう
に、商品の金額等を置数するための置数キー41、置数
データがPLUコードであることを指令するPLUキー
42、クリアキー43、乗算キー44、小計キー45、
現計キー46などの他、前記会員カード30のカードデ
ータ読取りを宣言するカードキー47を配設したもので
ある。前記スキャナ17は、商品等に付されたバーコー
ドを光学的に読取るもので、多くの商品にはPLUコー
ドをバーコード化したものが予め印刷またはラベルとし
て貼付されている。ここに、キーボード10の置数キー
41とPLUキー42及びスキャナ17は、1買物客が
買上げる商品を登録する商品登録手段として機能する。
また、キーボード10の現計キー46は、1買物客が1
回の取引において買上げる商品の締め登録を宣言する締
め登録手段として機能する。
【0016】かかる構成のPOSターミナルにおいて、
前記RAM3には、図5に示すように、前記会員カード
30から読取ったカードデータのうち取引明細ファイル
33のデータを一時格納する特売商品買上情報記憶部と
してのカードデータバッファ51の他、1取引として販
売登録された各商品の販売金額を加算する取引合計器5
2、1取引の商品登録中に“1”にセットされる登録中
フラグRFのメモリ53,前記会員カード30のカード
データを読取ると“1”にセットされるカードフラグC
Fのメモリ54などを形成している。
【0017】しかして、前記CPU1は、特にモードス
イッチ7により「登録」モードが選択されている状態で
キーボード10のカードキー47が入力されると、図6
の流れ図に示すカードキー処理を実行するものとなって
いる。先ず、ST(ステップ)1としてフラグメモリ5
3に格納された登録中フラグRFの状態を調べる。そし
て登録中フラグRFが“1”にセットされていた場合に
は、1取引の商品登録中にカードデータの読取りを宣言
した誤操作なので、操作エラーとする。ST1にて登録
中フラグRFが“0”にリセットされていた場合には、
ST2としてフラグメモリ54に格納されたカードフラ
グCFの状態を調べる。そしてカードフラグCFが
“1”にセットされていた場合には、カードデータの読
取り宣言を重複して指令した誤操作なので、操作エラー
とする。
【0018】ST2にてカードフラグCFが“0”にリ
セットされていた場合には、ST3としてカードリーダ
ライタ18にカードが挿着されているか否かをカードリ
ーダライタ18からの信号により判断する。ここで、カ
ードが挿着されていないことを確認した場合には、カー
ドを挿着する前にカードキー47を押下した誤操作なの
で、操作エラーとする。
【0019】ST3にてカードが挿着されていることを
確認した場合には、ST4としてカードリーダライタ1
8によって読取られたカードのデータを通信インタフェ
ース19を介して取込む。そして、ST5としてそのカ
ードデータが有効な会員カード30のカードデータか否
かを判断する。ここで、カードデータが会員カード30
以外のデータであったり、既に有効期限が切れている会
員カード30のデータであった場合には、カードエラー
とする。
【0020】ST5にてカードリーダライタ18から読
取ったカードデータが有効な会員カード30のカードデ
ータであった場合には、ST6としてRAM3のカード
データバッファ51を一旦クリアした後、ST7として
そのカードデータ中の取引明細ファイル33のデータを
上記カードデータバッファ51に格納する(媒体読取り
手段)。しかる後、ST8として前記カードフラグCF
を“1”にセットしたならば、このカードキー処理を終
了する。なお、ST1,2または3の判断処理で操作エ
ラーになった場合は、カードキー47の入力を受け付け
ないで次のキー入力待ちとなる。一方、ST5の判断処
理でカードエラーとなった場合には、カードリーダライ
タ18にカードの排出コマンドを送出するとともにオペ
レータ用表示器12にカードエラーメッセージを表示さ
せる。その後、クリアキー43が入力されたならばエラ
ー状態を解除し、次のキー入力待ちとなる。
【0021】また前記CPU1は、同じく「登録」モー
ドが選択されている状態で、キーボード10の置数キー
K1とPLUキーK2の入力操作若しくはスキャナ17
によるバーコードの読取り操作によって販売商品に付さ
れたPLUコードが入力されると、図7の流れ図に示す
PLU登録処理を実行するものとなっている。先ず、S
T1としてフラグメモリ53に格納された登録中フラグ
RFの状態を調べる。そして登録中フラグRFが“0”
にリセットされていた場合には、1取引における最初の
客買上商品のPLU登録なので、ST2として取引合計
器52をクリアする。また、ST3として前記登録中フ
ラグRFを“1”にセットする。ST1にて登録中フラ
グRFが“1”にセットされていた場合には、1取引に
おける2品目以降の客買上商品の登録なので、ST2,
3の処理は行わない。
【0022】次に、ST4として入力されたPLUコー
ドを検索キーとしてPLUファイル4を検索する。その
結果、検索キーとしてのPLUコードと一致するPLU
コードをPLUファイル4から検出できなかった場合に
は(ST5のNO)、このPLU登録処理をエラーとし
て終了する。これに対し、PLUファイル4を検索した
結果、検索キーとしてのPLUコードと一致するPLU
コードを検出した場合には(ST5のYES)、ST6
としてそのPLUコードに対応したPLUレコード(P
LUコード21,品名22,通常単価23,通常単価売
上点数24,特売単価25,特売単価売上点数26,特
売制限点数27,売上金額28)を読出し、RAM3の
ワークエリアに一時格納する。
【0023】次に、ST7としてフラグメモリ54のカ
ードフラグCFを調べる。ここで、カードフラグCFが
“0”にリセットされていた場合には、会員カード30
を所有していない非会員との取引なので、ST8として
PLUファイル4から読出したPLUレコードの通常単
価23を用いて売上登録処理を実行する。すなわち、通
常単価23に登録点数「1」を乗じて登録金額を算出
し、この登録金額を該当PLUレコードの品名22とと
もにオペレータ用表示器12及び客用表示器23に表示
させる。また、PLUコード21,品名22,通常単価
24,登録点数,登録金額などをプリンタ15によりレ
シート用紙及びジャーナル用紙に印字出力する。さら
に、PLUファイル4における該当PLUレコードの通
常単価売上点数24に登録点数「1」を加算し、売上金
額28に登録金額を加算する。また、取引合計器52に
登録金額を加算する。
【0024】ST7にてカードフラグCFが“1”にセ
ットされていた場合には、会員カード30を所有する会
員との取引なので、ST9としてPLUファイル4から
読出したPLUレコードの特売制限点数27が「0」か
否かを判断する(商品判断手段)。そして特売制限点数
27が「0」の場合には、登録商品は特売対象外の商品
なのでST8に進み、当該PLUレコードの通常単価2
3を用いて前記売上登録処理を実行する(非特売商品登
録処理手段)。
【0025】ST9にて特売制限点数27が「1」以上
の場合には、登録商品は特売対象の商品なので、ST1
0として時計部15にて計時している現日付と入力され
たPLUコードとを検索キーとしてカードデータバッフ
ァ51に記憶している会員カード30の取引明細ファイ
ル33のデータを検索する。その結果、検索キーとして
の日付とPLUコードの両方が一致するデータをカード
データバッファ51から検出できなかった場合には(S
T11のNO)、登録商品はこの会員が当日の初めて買
上げる商品でありその買上点数は「1」で特売制限点数
以下であるから、ST12としてPLUファイル4から
読出したPLUレコードの特売単価25を用いて売上登
録処理を実行する。すなわち、特売単価25に登録点数
「1」を乗じて登録金額を算出し、この登録金額を該当
PLUレコードの品名22とともにオペレータ用表示器
12及び客用表示器23に表示させる。また、PLUコ
ード21,品名22,特売単価25,登録点数,登録金
額などをプリンタ15によりレシート用紙及びジャーナ
ル用紙に印字出力する。さらに、PLUファイル4にお
ける該当PLUレコードの特売単価売上点数26に登録
点数「1」を加算し、売上金額28に登録金額を加算す
る。また、取引合計器52に登録金額を加算する。
【0026】これに対し、カードデータバッファ51を
検索した結果、検索キーとしての日付とPLUコードの
両方が一致するデータを検出した場合には(ST11の
YES)、登録商品はこの会員が当日に既に買い求めて
いる商品であるから、ST13としてカードデータバッ
ファ51から検出したデータの点数を合算して登録商品
のこれまでの買上合計点数を算出する。そして、この買
上合計点数をCPU内蔵のレジスタAに一時格納する。
次に、ST14としてそのレジスタAの値に今回の登録
点数「1」を加算し、その加算値をCPU内蔵のレジス
タBに一時格納する。次に、ST15としてそのレジス
タBの値が、PLUファイル4から読出したPLUレコ
ードの特売制限点数27を超えるか否かを判断する(点
数判断手段)。その結果、レジスタBの値が特売制限点
数27を超えないと判断した場合にはST12に進み、
PLUファイル4から読出したPLUレコードの特売単
価25を用いて売上登録処理を実行する。これに対し、
レジスタBの値が特売制限点数27を超えると判断した
場合にはST8に進み、該当PLUレコードの通常単価
23を用いて売上登録処理を実行する(特売商品登録処
理手段)。
【0027】こうして、ST8またはST12にて登録
商品の売上登録処理を実行したならば、ST16として
時計部5にて計時されている現日付(年月日)を取得
し、登録商品のPLUコード,登録点数及び登録金額で
取引明細データを作成する。そして、この取引明細デー
タをカードデータバッファ51に追加格納したならば
(特売商品買上情報追加手段)、このPLU登録処理を
終了する。
【0028】また前記CPU1は、同じく「登録」モー
ドが選択されている状態でキーボード10の現計キー4
6が入力されると、図8の流れ図に示す現計キー処理を
実行するものとなっている。先ず、ST1としてフラグ
メモリ36に格納された登録中フラグRFの状態を調べ
る。そして登録中フラグRFが“0”にリセットされて
いた場合には、1取引の商品登録が開始されていない状
態で締め登録を宣言した誤操作なので、操作エラーとす
る。
【0029】ST1にて登録中フラグRFが“1”にセ
ットされていた場合には、ST2として締め登録処理を
実行する。すなわち、取引合計器52に格納された金額
データを1取引として販売登録された全客買上商品の合
計金額としてオペレータ用表示器12及び客用表示器1
3に表示させる。また、上記取引合計器52の金額デー
タをプリンタ15によりレシート用紙及びジャーナル用
紙に印字出力する。
【0030】次に、ST3としてフラグメモリ54に格
納されたカードフラグCFの状態を調べる。そしてカー
ドフラグCFが“1”にセットされていた場合には、会
員カード30を所有する会員との取引なので、ST4と
してカードデータバッファ51から日付が前日以前の取
引明細データを全て削除する。こうして、カードデータ
バッファ51から日付が前日以前の取引明細データを全
て削除したならば、ST5として会員カード30の取引
明細ファイル33の内容が上記カードデータバッファ5
1に格納された取引明細データと一致するようにカード
データの書替えコマンドを送出し、続いてカードの排出
コマンドをカードリードライタ18に送出する(媒体書
込み手段)。しかる後、ST6としてフラグメモリ54
のカードフラグCFを“0”にリセットする。
【0031】ST3にてカードフラグCFが“0”にセ
ットされていた場合には、会員カード30を所有しない
非会員との取引なので、上記ST4〜ST6の処理は行
わない。その後、ST7としてプリンタ15よりレシー
トを発行する。また、ドロワ開放装置8に駆動信号を出
力してドロワを開放させる。その後、ST8としてフラ
グメモリ53の登録中フラグRFを“0”にリセットし
たならば、この現計キー処理を終了する。
【0032】このように本実施の形態のPOSターミナ
ルは、各商品を識別するPLUコードに対応してその商
品の通常単価23,特売単価25及び特売制限点数27
を予め記憶したPLUファイル4を備えている。また、
会員に配布される会員カード30のデータ読取り及びデ
ータ書込みが可能なカードリーダライタ18を備えてい
る。
【0033】さて、かかる構成のPOSターミナルを使
用して客買上商品の販売登録業務を実行する場合、キャ
ッシャは買物客から会員カード30の提示を受けると、
その会員カード30をカードリーダライタ18に挿着し
た後、カードキー47を押下する。そうすると、当該会
員カード30の取引明細ファイル33に記録された取引
明細データが読出され、ターミナル内蔵のRAM3のカ
ードデータバッファ51に格納される。ここで、会員カ
ード30の取引明細ファイル33には、この買物客が当
日最初の商品買上げの場合には、前日の全買上商品の取
引明細データが格納されている。これに対し、当日2回
目以降の商品買上げの場合には、当日の全買上商品の取
引明細データが格納されている。
【0034】次に、キャッシャは、客買上商品のPLU
コードを1品ずつスキャナ17または置数キー41とP
LUキー42とを操作して入力する。このとき、客買上
商品が特売対象外の商品であった場合,つまり特売制限
点数27が[0]の商品の場合には、当該客買上商品が
該当PLUコードに対応する通常単価23で売上登録処
理される。これに対し、客買上商品が特売対象の商品で
あった場合,つまり特売制限点数27が「1」以上の商
品の場合には、カードデータバッファ51が検索され
る。そして、当日の取引明細データの中に当該客買上商
品の取引明細データが存在するか否かがチェックされ
る。その結果、存在しない場合には、当該客買上商品が
該当PLUコードに対応する特売単価25で売上登録処
理される。
【0035】一方、当日の取引明細データの中に当該客
買上商品の取引明細データが存在する場合には、その取
引明細データの買上点数を合算した買上合計点数に今回
の登録点数「1」を加算した値と当該客買上商品の特売
制限点数27とが比較される。そして、加算値が特売制
限点数27以下の場合には、客買上商品が該当PLUコ
ードに対応する特売単価25で売上登録処理される。こ
れに対し、加算値が特売制限点数27を超える場合に
は、客買上商品が該当PLUコードに対応する通常単価
23で売上登録処理される。
【0036】こうして、客買上商品が通常単価23また
は特売単価25で売上登録処理されると、この客買上商
品のPLUコード,点数「1」及び金額(通常単価また
は特売単価)と現日付データとから当該客買上商品の取
引明細データが作成されて、カードデータバッファ51
に追加される。その後、客買上商品を全て登録し終える
と、キャッシャは、現計キー46を押下する。そうする
と、客買上商品の合計金額がオペレータ用表示器12及
び客用表示器13に表示されるので、買物客はその合計
金額について支払いを行う。また、カードデータバッフ
ァ51に記憶された取引明細データのうち前日までの取
引明細データが削除される。そしてカードデータバッフ
ァ51に残った取引明細データ,つまりはこの買物客が
当日に買上げた全商品の取引明細データが会員カード3
0の取引明細ファイル33に書込まれた後、会員カード
30がカードリーダライタ18から排出される。そこで
キャッシャは、プリンタ15より印字発行されたレシー
トとともに会員カード30を買物客に渡して、当該買物
客との取引を終了する。
【0037】例えば今、特売制限点数27が「1」,つ
まりは「お一人様1点」に制限された特売商品Xがある
とする。この特売商品Xを会員カード30を所有した買
物客が当日に1点だけ買上げるとすると、特売商品Xの
登録前の段階で会員カード30の取引明細ファイル33
には日付が当日の特売商品Xに関する取引明細データが
存在せず、登録点数「1」は特売制限点数以下なので、
特売商品Xは自動的に特売単価25で売上登録処理され
る。ところが、この買物客が同日のうちに特売商品Xを
再度1点買上げる場合には、既に会員カード30の取引
明細ファイル33には日付が当日で点数が「1」の特売
商品Xに関する取引明細データが存在しているので、P
LU登録処理におけるST14の処理でレジスタBの値
が「2」となり特売制限点数を超えるので、特売商品X
は自動的に通常単価23で売上登録処理される。
【0038】このように本実施の形態によれば、1買物
客が買上点数に制限のある特売商品を繰返し買い求めて
も、その累積点数が特売制限点数を超えるまでは特売単
価で売上登録処理を行い、特売制限点数を超えた時点で
それ以後は自動的に通常単価で売上登録処理を行うよう
になっている。
【0039】したがって、キャッシャが買上点数に制限
のある特売商品を特売単価で売上登録処理するか通常単
価で売上登録処理するかを意識する必要がないので、キ
ャッシャの負担を軽減できる。また、キャッシャが知人
の買物客に特売制限点数を超える数の特売商品を特売単
価で売上登録処理しようとしても、このような不正は行
えないので、キャッシャの不正防止を図り得る。さら
に、1買物客が何回もレジに並んで買上点数に制限のあ
る特売商品を買い求めても、特売制限点数を超える点数
の特売商品を特売単価で購入することはできないので、
1買物客の買上点数に制限のある特売商品の値引サービ
スを各買物客に対して公平に付与でき、店の信頼性も向
上できる。
【0040】ところで前記一実施の形態では、客買上商
品を1品ずつPLU登録する場合について説明したが、
POSターミナル等において、PLUコードを入力する
前に置数キー41と乗算キー44とで登録点数を入力す
ることにより、同一商品を複数点まとめてPLU登録で
きることはよく知られているので、この方式を採用する
こともできる。そこで、特売商品を複数点まとめてPL
U登録しても前記一実施の形態と同様な作用効果が得ら
れる本発明の他の実施の形態について、次に説明する。
【0041】図9は他の実施の形態におけるPLU登録
処理の要部を示す流れ図であって、ST10の時計部1
5にて計時している現日付と入力されたPLUコードと
を検索キーとしてカードデータバッファ51に記憶して
いる会員カード30の取引明細ファイル33のデータを
検索する処理ステップまでは前記一実施の形態と同様で
あり、ここでは省略している。なお、図7と同一の処理
ステップには同一符号を付している。
【0042】さて、ST10にてカードデータバッファ
51を検索した結果、検索キーとしての日付とPLUコ
ードの両方が一致するデータを検出した場合には(ST
11のYES)、登録商品は当該会員カード30を所有
している会員が当日に既に買上げた商品であるから、S
T13としてカードデータバッファ51から検出したデ
ータの点数を合算して登録商品のこれまでの買上合計点
数を算出する。そして、この買上合計点数をCPU内蔵
のレジスタAに一時格納する。これに対し、検索キーと
しての日付とPLUコードの両方が一致するデータをカ
ードデータバッファ51から検出できなかった場合には
(ST11のNO)、登録商品は当該会員カード30を
所有している会員が当日初めて買上げる商品であるか
ら、ST13’としてCPU内蔵のレジスタAにデータ
「0」を一時格納する。
【0043】次に、ST14’としてレジスタAの値に
今回の登録点数を加算し、その加算値をCPU内蔵のレ
ジスタBに一時格納する。次に、ST15としてそのレ
ジスタBの値が、PLUファイル4から読出したPLU
レコードの特売制限点数27を超えるか否かを判断す
る。その結果、レジスタBの値が特売制限点数27を超
えないと判断した場合にはST12に進み、PLUファ
イル4から読出したPLUレコードの特売単価25を用
いて売上登録処理を実行する。
【0044】これに対し、レジスタBの値が特売制限点
数27を超えると判断した場合にはST17としてPL
Uファイル4から読出したPLUレコードの特売制限点
数27からレジスタAの値を減じてその商たCPU内臓
のレジスタCに一時格納する。また、今回の登録点数か
ら上記レジスタCの値を減じてその商をCPU内臓のレ
ジスタDに格納する。しかる後、ST18として登録点
数のうちレジスタCの値の分については、PLUファイ
ル4から読出したPLUレコードの特売単価25を用い
て売上登録処理を実行する。また、ST19として同登
録点数のうちレジスタDの値の分については、PLUフ
ァイル4から読出したPLUレコードの通常単価23を
用いて売上登録処理を実行する。こうして、ST12ま
たはST18及び19にて登録商品の売上登録処理を実
行したならば、ST16として登録商品の取引明細デー
タを作成し、この取引明細データをカードデータバッフ
ァ51に追加格納したならば、このPLU登録処理を終
了する。
【0045】このようなPLU登録処理を実行する他の
実施の形態においては、キャッシャは会員カード30を
提示した買物客が同一商品を2品以上買い求める場合
に、置数キー41でその買上点数を置数し、乗算キー4
4を押下した後、その客買上商品のPLUコードをスキ
ャナ17等を介して入力することで、買上点数分のPL
U登録を行う。このとき、客買上商品が特売対象の商品
であった場合,つまり特売制限点数27が「1」以上の
商品であった場合には、カードデータバッファ51が検
索される。なお、このカードデータバッファ51には、
上記会員カード30の取引明細ファイル33に記録され
ている取引明細データが格納されている。ここで、当日
の取引明細データの中に当該客買上商品の取引明細デー
タが存在しない場合には、今回の客買上商品の登録点数
がその客買上商品の特売制限点数27を超えるか否かが
判断される。一方、当日の取引明細データの中に当該客
買上商品の取引明細データが存在する場合には、その該
当する取引明細データの買上合計点数に今回の登録点数
を加算した値がその客買上商品の特売制限点数27を超
えるか否かが判断される。
【0046】その結果、いずれの場合も特売制限点数2
7以下の場合には、客買上商品が登録点数分全て該当P
LUコードに対応する特売単価25に基づいて売上登録
処理される。これに対し、いずれの場合も特売制限点数
27を超える場合には、客買上商品の登録点数のうち、
特売制限点数27からカードデータバッファ51に格納
された当該客買上商品の買上合計点数を減じた分につい
ては特売単価25に基づいて売上登録処理され、残りの
分については通常単価23に基づいて売上登録処理され
る。
【0047】例えば、今、特売制限点数27が「3」,
つまりは「お一人様3点」までに制限された特売商品Y
があるとする。この特売商品Yを会員カード30を所有
した買物客が当日に2点だけ買上げるとすると、特売商
品Yの登録前の段階で会員カード30の取引明細ファイ
ル33には日付が当日の特売商品Yに関する取引明細デ
ータが存在しないので、今回の買上点数「2」と特売制
限点数「3」とが比較される。この場合、今回の買上点
数「2」が特売制限点数「3」以下なので、特売商品Y
は2点とも自動的に特売単価25で売上登録処理され
る。
【0048】ところが、この買物客が同日のうちに特売
商品Yをさらに3点買上げる場合には、既に会員カード
30の取引明細ファイル33には日付が当日で点数が
「2」の特売商品Yに関する取引明細データが存在して
いるので、今回の買上点数「3」にこれまでの買上点数
「2」を加算した値「5」と特売制限点数「3」とが比
較される。この場合、加算値「5」が特売制限点数
「3」を超えるので、特売商品Yは特売制限点数「3」
からカードデータバッファ51に格納された特売商品Y
の買上合計点数「2」を減じた値に相当する1点分は自
動的に特売単価25で売上登録処理され、残りの2点分
は通常単価23で売上登録処理される。
【0049】このように他の実施の形態によれば、同一
商品を乗算登録によりまとめてPLU登録した場合で
も、特売制限点数までは自動的に特売単価で売上登録処
理が行われ、特売制限点数を超えると自動的に通常単価
で売上登録処理が行われるようになる。
【0050】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではない。例えば前記実施の形態では、会員カー
ド30の取引明細ファイル33に当該買物客が買上げた
全商品の取引明細データを記録したが、図7または図9
のST16の処理を特売単価で売上登録処理を実行した
場合のみ行うようにして、特売商品の取引明細データの
みを選択的に取引明細ファイル33に記録するようにし
てもよい。こうすることにより、会員カード30の記憶
容量を少なくできる利点がある。また、カードデータバ
ッファ51に格納する取引明細データのデータ数も少な
くなるので、カードデータバッファ51の検索に要する
時間も短縮できる。また、カードデータバッファ51に
取引明細データを追加する場合に、日付とPLUコード
が同一の取引明細データが既に格納されている場合に
は、その同一の取引明細データに今回の点数と金額を加
算するようにしてもよい。
【0051】また本発明は、POSターミナルに取付け
られるカードリーダライタとして無線ICカードリーダ
ライタを使用し、この無線ICカードリーダライタで無
線ICカードからの電波を受信すると、CPU1が図6
に示したカードキー処理と同様な処理を実行するように
構成することによって、会員カード30として非接触型
の無線ICカードを適用できるようになる。こうするこ
とにより、買物客とキャッシャとの間で会員カード30
を授受する手間が不要となるので、キャッシャの処理効
率をより向上できるようになる。この他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論で
ある。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1記載の
発明によれば、1買物客が買上点数に制限のある特売商
品を繰返し買い求めても、累積点数が特売制限点数を超
えると自動的に通常単価で売上登録処理が行われるの
で、1買物客の買上点数に制限のある特売商品の値引サ
ービスをキャッシャの負担になることなく各買物客に対
して公平に付与できる商品販売登録データ処理装置を提
供できる。また、本願請求項2記載の発明によれば、1
日の間に特売商品を特売制限点数以上買上げた場合には
特売制限点数を超えた分は通常単価で売上登録処理が実
行されるが、2日以上に跨がって特売商品を特売制限点
数以上買上げても、1日の買上点数が特売制限以下であ
れば、全部、特売単価で売上登録処理が実行されるの
で、買物客の商品購入意欲を損ねるものではなく、実用
面において優れた効果が期待できる商品販売登録データ
処理装置を提供できる。さらに、本願請求項3記載の発
明によれば、これまで買上げた特売商品の買上合計点数
に今回の登録点数を加えた点数が当該特売商品の特売制
限点数を超えた場合には、今回の登録点数のうち特売制
限点数からこれまでの買上合計点数を減じた分について
は特売単価で売上登録処理が実行され、残りの分につい
ては通常単価で売上登録処理が実行されるので、乗算登
録による商品登録にも対応することができ、より実用面
において優れた効果が期待できる商品販売登録データ処
理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるPOSターミナ
ルの要部構成を示すブロック図。
【図2】 同実施の形態のPLUファイルに格納される
PLUレコードのフォーマットを示す図。
【図3】 同実施の形態の会員カードに記録される取引
明細ファイルのデータ構成を示す図。
【図4】 同実施の形態のキーボードに配置される主要
なキーを示す平面図。
【図5】 同実施の形態のRAMに形成される主要なメ
モリエリアを示す図。
【図6】 同実施の形態のCPUが実行するカードキー
処理を示す流れ図。
【図7】 同実施の形態のCPUが実行するPLU登録
処理を示す流れ図。
【図8】 同実施の形態のCPUが実行する現計キー処
理を示す流れ図。
【図9】 本発明の他の実施の形態においてCPUが実
行するPLU登録処理を示す流れ図。
【符号の説明】
1…CPU 2…ROM 3…RAM 4…PLUファイル 5…時計部 10…キーボード 15…プリンタ 17…スキャナ 18…カードリーダライタ 30…会員カード 51…カードデータバッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各商品を識別する商品コードに対応して
    その商品の通常単価を記憶する通常単価記憶部と、 前記各商品のうち1買物客の買上点数に制限がある特売
    商品の前記商品コードに対応して特売単価及び特売制限
    点数を記憶する特売情報記憶部と、 1買物客が買上げた商品のうち少なくとも前記特売商品
    の商品コード及び買上点数を記憶する特売商品買上情報
    記憶部と、 1買物客が1回の取引で買上げる商品の締め登録を宣言
    する締め登録手段と、 この締め登録手段により1買物客が買上げる商品の締め
    登録が宣言されると、前記特売商品買上情報記憶部に記
    憶したデータを当該1買物客が所有する記録媒体に書込
    む媒体書込み手段と、 1買物客が買上げる商品の登録前に当該1買物客が所有
    する前記記録媒体に記録されたデータを読取り前記特売
    商品買上情報記憶部に格納する媒体読取り手段と、 1買物客が買上げる商品を登録する商品登録手段と、 この商品登録手段により登録する商品が前記特売商品か
    否かを判断する商品判断手段と、 この商品判断手段により登録商品が特売商品でないと判
    断すると、前記通常単価記憶部に記憶されている当該登
    録商品の通常単価で売上登録処理を実行する非特売商品
    登録処理手段と、 前記商品判断手段により登録商品が前記特売商品である
    と判断すると、前記特売商品買上情報記憶部に記憶され
    た当該登録商品の買上合計点数に今回の登録点数を加え
    ると前記特売情報記憶部に記憶されている当該登録商品
    の特売制限点数を超えるか否かを判断する点数判断手段
    と、 この点数判断手段により超えないと判断した場合には前
    記特売情報記憶部に記憶されている当該登録商品の特売
    単価で売上登録処理を実行し、超えると判断した場合に
    は前記通常単価記憶部に記憶されている当該登録商品の
    通常単価で売上登録処理を実行する特売商品登録処理手
    段と、 この特売商品登録処理手段により売上登録処理を実行し
    た登録商品の商品コード及び登録点数を前記特売商品買
    上情報記憶部に追加する特売商品買上情報追加手段と、
    を具備したことを特徴とする商品販売登録データ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 媒体書込み手段は、特売商品買上情報記
    憶部に記憶した特売商品のうち当日に買上げた特売商品
    の商品コード及び買上点数を記録媒体に書込むようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の商品販売登録データ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 特売商品登録処理手段は、特売商品買上
    情報記憶部に記憶された当該登録商品の買上合計点数に
    今回の登録点数を加えた点数が特売情報記憶部に記憶さ
    れている当該登録商品の特売制限点数を超える場合に、
    前記今回の登録点数のうち前記特売制限点数から前記特
    売商品買上情報記憶部に記憶された当該登録商品の買上
    合計点数を減じた分については前記特売情報記憶部に記
    憶されている当該登録商品の特売単価で売上登録処理を
    実行し、残りの分については前記通常単価記憶部に記憶
    されている当該登録商品の通常単価で売上登録処理を実
    行するようにしたことを特徴とする請求項1または2記
    載の商品販売登録データ処理装置。
JP14697798A 1998-05-28 1998-05-28 商品販売登録データ処理装置 Pending JPH11339129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14697798A JPH11339129A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 商品販売登録データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14697798A JPH11339129A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 商品販売登録データ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11339129A true JPH11339129A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15419849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14697798A Pending JPH11339129A (ja) 1998-05-28 1998-05-28 商品販売登録データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11339129A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016091118A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社寺岡精工 商品販売データ処理装置
JP2017102555A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 株式会社寺岡精工 商品データ処理装置
JP2018170046A (ja) * 2018-08-08 2018-11-01 株式会社寺岡精工 商品販売データ処理装置及び制御プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016091118A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社寺岡精工 商品販売データ処理装置
JP2017102555A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 株式会社寺岡精工 商品データ処理装置
JP2018170046A (ja) * 2018-08-08 2018-11-01 株式会社寺岡精工 商品販売データ処理装置及び制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3022053B2 (ja) Posターミナル装置
JP3136196B2 (ja) 商品販売データ処理装置
JP2000172957A (ja) 商品販売登録データ処理装置
JPH06215270A (ja) 商品販売データ処理装置
JP2001222767A (ja) 商品販売方法及び商品販売登録装置
JPH0589372A (ja) 商品販売データ処理装置
JP2003272053A (ja) 商品販売データ処理装置及びこの装置のサービスポイント後付与方法並びにサービスポイント後付与プログラム
JP2001076260A (ja) 商品販売登録データ処理装置
JPH11339129A (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP2883770B2 (ja) 商品販売データ処理装置
JPH1011508A (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP3204571B2 (ja) 商品販売データ処理装置
JPH09212742A (ja) 取引処理装置
JP3526363B2 (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP2952118B2 (ja) クレジット処理装置
JP2549761B2 (ja) 取引処理装置
JP3182489B2 (ja) 電子式キャッシュレジスタ
JP3076669B2 (ja) 商品販売データ処理装置
JP2003058952A (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP3891704B2 (ja) 商品販売登録処理装置
JP3614501B2 (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP3090572B2 (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP3001324B2 (ja) 商品販売データ処理装置
JP3681889B2 (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP2002342840A (ja) ポイント管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605