JPH11338899A - 家屋コーディネイト支援システム及び記録媒体 - Google Patents

家屋コーディネイト支援システム及び記録媒体

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JPH11338899A
JPH11338899A JP10140043A JP14004398A JPH11338899A JP H11338899 A JPH11338899 A JP H11338899A JP 10140043 A JP10140043 A JP 10140043A JP 14004398 A JP14004398 A JP 14004398A JP H11338899 A JPH11338899 A JP H11338899A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 家屋のコーディネイトを行うにあたって、色
柄模様の良好な再現性が得られる家屋コーディネイトを
支援するシステムを提供すること。 【解決手段】 画像処理コンピュータ1には、画像メモ
リ2、ディスプレイ9、キーボード10、マウス11及
びデジタルカメラ20が接続されており、CADセット
12が組み込まれている。家屋の外観を家屋外観パター
ン・データ・ファイル3に蓄積し、背景を背景パターン
・データ・ファイル4に蓄積し、複数の方向からの建材
のテクスチャをテクスチャ・データ・ファイル5に蓄積
し、日陰計算を行うことができる元データを日陰計算用
データ・ファイル6に蓄積し、照度に関して、垂直面と
傾斜面についての照度、及び、気象による補正値を照度
計算用データ・ファイル7に蓄積しておく。家屋の観察
方向に応じた建材を表示して、実感味のある家屋を再現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の外装等のコ
ーディネイトを行うにあたって、色柄模様の良好な再現
性が得られるように表示することでコーディネイトを支
援する家屋コーディネイト支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】家屋の外装を形成する主たる構成要素
は、側方周辺部との境界となる壁部と上方の大気との境
界となる屋根部である。壁部には更に、窓やドアが取り
付けられ、時には屋根部に天井明かり採りの窓が取り付
けられることもある。新築やリフォームを希望するユー
ザにとって、購入の意志決定を行う前段階において、誰
しも、自らの住まいとなる家屋がいったいどのような外
観になるかをイメージする。その際、モデルハウスは実
感味に富んだイメージ形成に役立つものとなっている。
【0003】また近年、CADシステムを利用して、イ
ンテリアやエクステリア分野におけるコーディネィトの
シミュレーションが行える支援システムがいくつか開発
されてすでに実施されている(図16及び図17に外装
シミュレーションの例を示す)。例えば、特開平9−3
17206号公報には、住宅のリフォーム時に、その住
宅設計を行う際に利用可能とされる「建物リフォーム支
援装置」が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モデル
ハウスの場合、取り付ける外装板や屋根材の色柄模様の
選定を、カタログ等の印刷物や、小さな現物サンプルを
参考に、該モデルハウスでイメージすることは、一見簡
単なようであるが、現実には、知識経験のない人にとっ
て、なかなか困難な作業となっている。また、外装シミ
ュレーションを実施するにあたっては、対象物(建物)
における色柄再現性の問題が重要な評価項目となるが、
CADシステムを利用する場合でも、ユーザにとって必
ずしも満足のいく結果が得られるとは言い難い。
【0005】その原因の1つとして考えられることは、
指定領域に貼り付ける色柄模様データは、カタログ等の
印刷物や写真などから取得したものであることから、そ
れらの印刷条件や撮影条件、更には画像データの取得手
段(スキャナなど)の性能違い等から来る要因によっ
て、色柄再現性の不十分さは否定できないのが現状であ
る。
【0006】原因の他の1つとして考えられることは、
画面上に描かれる対象物(建物)は、縮尺されたもので
あるにもかかわらず、指定の領域に貼り付ける画像デー
タについては、市販のテクスチャ読み取りソフトによっ
て取得した画像データ(具体的には、大まかな柄と色に
関する情報)を、単に貼り付け領域に寸法合わせして貼
り付けているに過ぎない。このため、CADオペレータ
による事後のカラー修正作業(完全に絵筆を使う手作業
と同じである)が、どうしても必要となっているのが現
状である。
【0007】しかしながら、かかる修正作業によって
も、全体的なイメージとしては、どうしても劇画チック
となってしまうことは避けられない。これでは、初心者
に対する外装コーディネイトのサービス目的としては機
能するものの、目が肥えてきたユーザに対しては、けっ
して満足のいくイメージ形成とはならない。本発明は、
上記問題点に鑑み、家屋のコーディネイトを行うにあた
って、色柄模様の良好な再現性が得られる家屋コーディ
ネイトを支援するシステムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の家屋コーディネ
イト支援システムは、建材表面の立体画像データを蓄積
する画像メモリと、家屋の特定の領域に対して複数の建
材の中から表示する建材を選択する建材選択手段と、該
建材選択手段によって選択された建材の前記立体画像デ
ータを前記画像メモリから読み出して前記選択された建
材を観察する方向からの表示画像データを計算する画像
計算手段と、家屋の前記領域に前記計算された表示画像
データを表示する表示手段とを備えるものである。ま
た、前記画像メモリは、建材表面の複数の方向からの画
像データを前記立体画像データとして蓄積するものであ
ることで、簡易に立体画像データを蓄積することができ
る。
【0009】さらに、前記画像メモリは、建材表面の画
像データをフーリエ変換の形式で蓄積するものであるこ
とで、建材表面の画像に周期性がある場合に効率よくデ
ータを蓄積することができる。また、前記画像メモリ
は、建材表面の4色以上の画像データを蓄積するもので
あることで、建材表面の精密な色情報を蓄積することが
できる。また、前記画像メモリは、異なる照明源に対す
る前記立体画像データを蓄積するものであることで、異
なる時刻や天候に対して、相応の照明による家屋の再現
をすることができる。
【0010】また、前記建材選択手段は、複数の前記領
域のそれぞれに対して異なる建材を選択できるものであ
ることで、変化に富んだ家屋の再現をすることができ
る。また、前記画像計算手段は、表示する建材から家屋
を観察する位置までの距離に応じて表示画像データを計
算するものであることで、実感味のある建材の表面を再
現することができる。また、さらに、家屋を観察する方
向を入力する方向入力手段を備えることで、多角的に家
屋を再現することができる。また、さらに、家屋を観察
する距離を入力する距離入力手段を備えることで、多様
な視覚距離からの家屋の再現をすることができる。ま
た、本発明はコンピュータを上記家屋コーディネイト支
援システムとして機能させるためのプログラムを記録し
た記録媒体である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら本発
明の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1は
本発明の実施の形態による家屋コーディネイト支援シス
テムによって画像データを取得して蓄積し、表示する建
築板21の表面例を模式的に示すものである。ここに
は、縦横方向に通った溝部22によって区割りされた凸
部23を有する建築板21の表面の柄模様を示してい
る。凸部23の表面は板全体として大きく2色に塗り分
けられており、さらに、個々の凸部23の表面部分は、
スパッタ塗装による2色の細かな斑点模様に加え、骨材
散布による骨材色を呈した細かな粒子突起(いずれも図
示せず)が形成されている。したがって、板全体の色数
としては、この例の場合、溝部色、凸部2色、斑点部2
色、骨材色の合計6色が表出されている。
【0012】表面には2色のスパッタ塗装による斑点模
様が形成されている。色数としては溝部色、凸部色、斑
点部の2色の合計4色が表出されている。図2及び図3
は、それぞれ基本画像として取得する外装板及び屋根材
のテクスチャ例を示しており、これらの実物から基本画
像データを取得してファイル保存しておく。
【0013】このように、貼り付ける画像データは、外
装コーディネイトのシミュレーションを行う場合の基本
となるデータ(対象となる外装分野に全て適用できるも
の)として準備すべきものであるので、印刷物や写真等
ではなく、外装材料そのものを画像データ取得の対象と
する。そして、その画像データの取得の際には、いくつ
かの撮影角度からのデータを取得する。これにより、斜
め方向に映し出される部分を再現することもできる。さ
らに、撮影角度の中間の方向への映出に対しても複数の
データの重み付き平均を取る等して補間することで対応
可能である。
【0014】また、図4及び図5は、外装シミュレーシ
ョンを実行するための対象として撮影した建物の写真例
であり、デフォルトデータとしてファイルに保存してお
く。この場合、撮影方向と、基準とすべき直線部の実寸
を把握しておき、対応してデータ保存しておく。なお、
写真でなく、CADソフトにより、いろいろな建物パタ
ーンの立体図を作成して保存しておいても良い。このよ
うな作図を行った場合には、アフィン変換によって建物
画像を回転して観察方向を変えてシミュレーションする
ことも可能となる。
【0015】図6(a)は、現行TVの視野角の例(略
10度)を示す。図6(b)において、右端の矢印は、
建物の全面外観の高さを表すシンボルとして示してい
る。観察位置PSは建物の位置P0から距離l1の所にあ
って、外装板の表面柄をはっきりと識別できる位置とし
ており、この位置で撮像した外装板の映像を、基本とな
る画像データとして取得する。観察位置P1〜Pnは、外
装シミュレートを行う際に、建物に近付いたり、離れた
りした時の感じを実感するための移動範囲を示してい
て、位置PSから距離l2の所を最も遠い観察位置Pn
し、ここから距離l3の所を最も近い観察位置P1とす
る。通常の支援システムでは、屋根の最高点が見える視
野範囲で移動する。
【0016】図7(c)は、画面内に映し出された建物
高さの実寸と観察位置P1〜Pnの対応関係を示してい
る。すなわち、観察位置P1〜Pnに対応して、縮尺比に
従い、矢印の大きさが画面内で変化することになる。そ
れを2次元画像の変化として示したのが図7(d)であ
る。ここでは、ディスプレイの解像度も合わせて表示し
ている。すなわち、解像度は同じであるから、大きさの
違う板(同一対象物である)を異なる相当数の画素で表
現することになる。
【0017】また、本実施の形態では、建築板21の多
くは、図1に示したように表面柄模様が何らかの周期性
を持っていることに着目して、その周期性をテクスチャ
という概念でとらえることとし、取得した基本となる画
像データに対して高速フーリエ変換(FFT)を行うも
のとした。離散的フーリエ変換F(u,v)は、サンプル
数がM×N個の有限画像f(m,n)に対して次式で定義
される。
【0018】
【数1】
【0019】このようにすることで、視覚画像を周波数
画像に変換して取り扱えるようになり、特に斑点の感じ
や凹凸感や粒感などを失わずにデータをコンパクトに蓄
積することが可能となる。具体的には、図1に示す例に
ついて取得した基本画像データを溝部データと凸部デー
タに分類する。この段階では基本となる画像情報は失わ
れていない。ここで、凸部データについて、全データか
ら溝部データを除去した残りのデータを結合してからF
FTを行う。また、溝部データについても同様に、溝部
データを結合してからFFTを行う。
【0020】図8は、ディスプレイの画素配列と、その
フーリエ変換における周波数空間の関係を示す。水平間
隔がaで、垂直間隔がbである斑点模様の周期的な2次
元画像が、水平周波数k/a、垂直周波数k/b(kは
定数)を中心とする特定の周波数空間に閉じこめられる
ことがわかる。このようにして、凸部23と溝部22に
ついての基本画像データのそれぞれが、フーリエ変換デ
ータに変換されて取得される。画面上に映し出す建物映
像は、縮尺されたものであり、その一部に貼り付ける画
像データも縮尺されたものとなる。そこで、表示に際し
ては縮尺度に応じて、空間周波数を変化させる。
【0021】具体的には、まず、ディスプレイ上に表示
された対象家屋の実寸法に対する縮尺比から、ディスプ
レイを凝視する人と画面内の表示建物との間の仮想的視
覚距離を計算で求め、その計算値を元に、FFTデータ
を周波数シフトして縮尺比に応じた空間周波数に移動し
てから、溝部FFTデータを逆フーリエ変換し、続い
て、溝部22を除く領域に対して凸部FFTデータを逆
フーリエ変換して、両逆フーリエ変換信号を合成して、
画面上の指定領域に再現する。逆フーリエ変換は次式で
定義される。
【0022】
【数2】
【0023】このようにして、画面上の指定領域には、
実感味のある画像が再現される。さらに、現実の家屋を
見るときは、自然照明された対象物からの反射光を色柄
として認識しているわけであるから、基本データを取得
する場合の照明光となる自然光の代表光源としては、実
現されている標準光源であるD65(快晴北の窓からの
光)、C(曇天の光)、B(直射日光)を使用する。こ
れらの光源を順次切換えて撮影して、データを蓄積し、
表示に際しては、スイッチ等を切換えることでデータを
切換えて、照明光が変化した場合の対象物の見え方を再
現することができる。
【0024】つぎに、カラーデータの取得についてであ
るが、基本的には市販の高解像度デジタルカメラで撮影
することにより、必要最低限のカラーデータを取得する
ことはできる。しかし、一般的にデジタルカメラでは、
カラー情報が輝度情報に比べて少なく、必ずしも十分と
はいえない。そこで、本実施の形態では、より正確な基
本画像データのカラー情報を取得するために、対象物か
らの分光反射率を測定する。
【0025】具体的には8つのカラーフィルタを使用す
ることで8個のマルチスペクトル画像を取得する。そし
て、取得したそれら8個のマルチスペクトル画像から、
ベクトル画像データを得る。そのベクトルには、各スペ
クトル(カラー成分)波長ごとの、撮像画面内における
画素の位置情報と輝度情報が存在している。この関係は
次式で表される。 F(x,y)≡(f1(x,y),f2(x,y),…,f8(x,y)) 蓄積されているベクトル画像データF(x,y)から表示
のためのRGBに変換するには、まず、次式によるCI
EのXYZ表色系の三刺激値XYZを求める。本発明で
は取得した8つのマルチスペクトル画像データを加算す
ればよい。
【0026】X=k∫VISR(λ)P(λ)x(λ)dλ Y=k∫VISR(λ)P(λ)y(λ)dλ Z=k∫VISR(λ)P(λ)z(λ)dλ k=100/∫VISP(λ)y(λ)dλ ∫VIS:可視波長領域での積分 R(λ):分光反射率 P(λ):照明光である標準光の分光分布 x(λ),y(λ),z(λ):スペクトル三刺激値
【0027】つぎに、下記関係式に基づいて、三刺激値
XYZをRGBの値に変換する。 X=2.7689R+1.7517G+1.1302B Y=1.0000R+4.5907G+0.0601B Z=0.0000R+0.0565G+5.5943B このようにして得られたRGBの値に従い、従来どおり
の方法によって、画面上の指定領域に貼り付ける色柄模
様の再現を行う。なお、ここでは、便宜上、ディスプレ
イの特性については考慮に入れないものとしている。
【0028】つぎに、照度(単位面積に投じられた光束
の密度)に関して、図9(a)に示すように、壁面につ
いては垂直面の、また、屋根面については代表的な傾斜
面についての1日中における照度曲線を作成し(照度計
による)、データ保存しておく。この種のデータとして
は、例えば、1月〜12月までの各22日における晴れ
の日の月別データを保存する。さらに、図9(b)に示
すデータ表を参考にして、気象内容による補正も行える
ようにしておく。なお、自然光の場合は、光源が非常に
大きくなるので、照度は距離に無関係になり、光源の輝
度だけに比例する。
【0029】この照度を加味した補正を行うのは、先述
した単一の対象物に関する情報を波長ごとに分割センス
することで得られたベクトル画像の構成要素であるf
(x,y) について、 f(x,y)=r(x,y)・h(x,y) r(x,y):対象物の反射係数 h(x,y):照明強度 なる関係があるからである。また、日陰に関して、太陽
の季節変動を考慮して、太陽の日周運動を計算すること
で、太陽位置の方向及び仰角が割り出され、これから、
日陰を計算することができる。
【0030】図10(a)は、本実施の形態のシステム
構成を示す図である。本実施の形態特有のデジタルカメ
ラ20(図11で詳述)によって撮影した画像データは
画像メモリ2に記憶して、画像処理コンピュータ1で処
理し、それが家屋の外観であれば家屋外観パターン・デ
ータ・ファイル3に蓄積し、それが背景であれば、背景
パターン・データ・ファイル4に蓄積し、それがテクス
チャであればテクスチャ・データ・ファイル5に蓄積す
る。
【0031】日陰計算に関して、季節又は月日と時刻と
に対して、太陽位置の方向及び仰角を割り出して、日陰
計算を行うことができる元データを日陰計算用データ・
ファイル6に蓄積しておく。照度計算に関して、季節又
は月日と時刻とに対して、垂直面と傾斜面についての照
度、及び、気象による補正値を照度計算用データ・ファ
イル7に蓄積しておく。
【0032】この画像処理コンピュータ1には、データ
を表示するディスプレイ9、必要なデータを入力するキ
ーボード10及びディスプレイ9のカーソルを操作する
マウス11が接続されており、CADセット12が組み
込まれている。図10(b)はディスプレイ9の例を示
すものであり、家屋を表示するとともに、視覚距離を変
えるためのスライドスイッチ13を表示する。そのスラ
イド位置はキーボード10のカーソル移動キー又はマウ
ス11で移動することができる。
【0033】図11は、デジタルカメラ20の構成図で
ある。建築板21で反射された光はデジタルカメラ20
の撮像レンズ33から入射し、色フィルタ付回転円板R
Pを通り、さらにサンプリングに伴う折り返しひずみを
避けるため光学的低域フィルタ34を通って、CCD撮
像デバイス配列マトリクス35に到達する。このCCD
撮像デバイス配列マトリクス35は、CCD駆動回路3
6によって駆動され、CCD撮像デバイス配列マトリク
ス35によって得られたデータは電子回路37に送られ
る。電子回路37で受けられたデータはA/D変換器3
8でアナログ信号からデジタル信号に変換され、画像メ
モリ39に記憶される。一方CCDカメラコントローラ
CCは、モータドライブ回路41を介してM1ステッピ
ングモータ42,M2ステッピングモータ43,M3ス
テッピングモータ44を制御するようになっている。こ
れらのモータはマイクロステップ制御により正確な位置
制御が可能であり、M1ステッピングモータ42は撮像
レンズ33のオートフォーカス用として、M2ステッピ
ングモータ43は色フィルタ付回転円板RPを回転制御
するためのもの、M3ステッピングモータ44はCCD
撮像デバイス配列マトリクス35を移動させるために使
用する。これに伴い、CCD駆動回路36、電子回路3
7との配線は、フレキシブル配線とする。このようなデ
ジタルカメラ20で収集されたデータは、入出力インタ
ーフェイス40を介して画像処理コンピュータ1へ伝送
される。また、画像処理コンピュータ1からの制御信号
が入出力インターフェイス40を介してCCDカメラコ
ントローラCCに伝送される。
【0034】本発明では、建築板21の測色を行うため
に通常のデジタルカメラ仕様に替え、分光反射率を取得
するものとする。そして、取得した分光反射率データに
よって、色を数値化する。本発明は、デジタルカメラ2
0にマルチバンド写真法なる方法を適用する。マルチバ
ンド写真法によれば、被写体の色情報が分光感度の異な
る複数のチャネルを通してパンクロフィルム(すべての
色の光に感光する写真フィルム)に記録される。後にこ
の複数のパンクロフィルムの濃度をカラースキャナで読
み取ってその情報から被写体の分光反射率を復元する。
なおこの場合のチャネル数としては(すなわち、元の色
を再現するには)8チャネル程度が望ましい。
【0035】本発明では、デジタルカメラ20に内蔵さ
れている多数のCCD撮像デバイスからなるマトリクス
35をパンクロフィルムに見立て、撮像レンズ33を経
て入光する建築板21からの反射光を8つの色フィルタ
CH1〜CH8を順に通過させるようチャネルを構成し
た。図12はこの8つのチャネルを有する回転円板RP
の正面図である。回転円板RPにはそれぞれ色フィルタ
が取り付けられた8チャネルCH1〜CH8、及び、色
フィルタを設けない穴部であるCH0が設けられてい
る。ここで色フィルタが取り付けられた8チャネルは次
のように構成する。
【0036】可視光線波長領域380nm〜780nm
において、50nm間隔で、 380〜430nm(紫色範囲)→1CH 430〜480nm(青色範囲)→2CH 480〜530nm(緑色範囲)→3CH 530〜580nm(黄色範囲)→4CH 580〜630nm(橙色範囲)→5CH 630〜680nm(第1赤色範囲)→6CH 680〜730nm(第2赤色範囲)→7CH 730〜780nm(第3赤色範囲)→8CH
【0037】これらの8チャネルを分光反射率データの
サンプリング波長範囲として、それぞれのチャネルにつ
いて、撮像した1画面分の分光画像を、CCD撮像デバ
イス配列マトリクス35(例えば、800×500画素
構成とする)上に結像させる。ここに得られた1画面分
の分光画像は、撮像した1画面を構成する各画素(平面
1画面内における位置情報を有する)の分光反射率たる
輝度カラーデータの情報を有している。
【0038】なお、使用するCCD撮像デバイス35と
しては、全画素読み出しIT-CCD(interline transfer CC
D)としている。すなわち、このデバイスでは、1個のフ
ォトダイオードに対して垂直転送CCDの電極3個が対
応していて、一度にすべてのフォトダイオードの信号が
読み出されるようになっている。したがって静止画像に
おける垂直方向の解像度が高くとれる特徴を有してい
る。このようにして、本発明では8つの分光画像情報を
取得する。これらの分光画像を多重して得られる多重分
光画像は、測定対象物を表示するものとなる。
【0039】また、前述した8CHの色フィルタ構成に
加えて、輝度情報を得るために、色フィルタを設けない
穴部をCH0として設けている。輝度情報を得る際には
円板RPを回転制御してCH0に合わせ、色フィルタが
ないぶんだけの光路長を合わせるために、M3ステッピ
ングモータ44によりCCD撮像デバイス配列マトリク
ス35を移動することで、時分割で色情報と輝度情報が
得られるように構成した。
【0040】図13は、基本となる画像データを取得す
る制御フロー図である。まず、ステップS1で、光源を
65(快晴北の窓からの光)、C(曇天の光)、B(直
射日光)の中から選択して、建築板21を照明する。つ
ぎに、ステップS2で建築板21の傾斜を設定し、デジ
タルカメラ20の距離を建築板21の表面柄をはっきり
と識別できる位置(図6(b)のPS)に設定して、モ
ノクロ画像と8つのマルチスペクトル画像を撮影し画像
メモリ39にデータ入力する。これをCCDカメラコン
トローラCC、入出力インタフェース40及び画像処理
コンピュータ1を介して画像メモリ2に入力しておい
て、ステップS3で画像処理コンピュータ1によって、
凸部データと溝部データとを分別して、それぞれを結合
する。ステップS4では凸部データと溝部データのそれ
ぞれに対してFFTを実行する。そして、ステップS5
で実行結果である凸部データと溝部データそれぞれのフ
ーリエ変換信号をコード番号を付けてテクスチャ・デー
タ・ファイル5に蓄積する。そして、建築板21の異な
る傾斜について、同様に画像データを取得する。
【0041】図14は、外装シミュレーションの動作を
説明するフロー図である。まず、システム電源ONか否
かを判断し(ステップS11)、NOであればシステム
電源がオンするまで待機する。YESであれば、デジタ
ルカメラ20からの測定データ受信のための設定をも含
むデータ等の初期設定を行う(ステップS12)。つぎ
にステップS13で、家屋の外観パターンを指定する入
力があるか否かを判断し、NOであれば指定入力がある
まで待機する。YESであれば、該当パターンを検索し
てディスプレイ9に表示するとともに(ステップS1
4)、その縮尺度を計算しておく(ステップS15)。
【0042】ステップS16では、表示する領域、光源
及びテクスチャを指定する入力があるか否かを判断し、
NOであれば指定入力があるまで待機する。YESであ
れば、表示する領域に対応する観察角度の該当パターン
を検索して、F(x,y)⇒XYZ⇒RGBと信号変換し
て、縮尺度による補正計算(すなわち、周波数シフト)
をしてから信号を逆フーリエ変換して、溝部22と凸部
23とを結合して、ディスプレイ9の指定された領域に
表示する(ステップS17)。適する観察角度の該当パ
ターンがない場合には、複数のパターンから適する観察
角度のパターンを補間により作成してもよい。
【0043】ステップS18では、観察方向、月、日、
時、天候を指定する入力があるか否かを判断し、NOで
あれば指定入力があるまで待機する。YESであれば、
まず照度の補正計算をして(ステップS19)、日陰の
補正計算をして(ステップS20)、計算結果をディス
プレイ9に表示する(ステップS21)。ステップS2
2では、背景パターンを指定する入力があるか否かを判
断し、NOであれば指定入力があるまで待機する。YE
Sであれば、背景パターンを検索して背景に貼り付けて
表示する(ステップS23)。
【0044】ステップS24では、処理中の家屋パター
ンが写真か否かを判断し、YESであればステップS2
7へ進み、NOであればステップS25で、観察方向の
指定を変更するか否かを判断し、NOであれば指定入力
があるまで待機する。YESであれば、アフィン変換に
よって指定の方向に家屋パターンを回転させる(ステッ
プS26)。このとき、観察方向を変更することになる
ので、ステップS19の「照度補正計算」及びステップ
S20の「日陰計算」を再度行う。ステップS27で
は、領域を指定する入力があるか否かを判断し、NOで
あれば指定入力があるまで待機する。YESであれば、
次の指定入力を待って(ステップS28)、指定入力さ
れた項目の処理に移行する(ステップS29)ことを繰
り返し、処理を終了する。
【0045】図15は、家屋に接近したり離れたりした
ときの、外観変化を見たい場合の処理フロー図である。
ステップS31では、スライドスイッチ13がONであ
るか否かを判断し、NOであればスイッチONになるま
で待機する。YESであれば、視覚距離変更のスライド
スイッチ13に従い、視覚距離を計算する(ステップS
32)。ステップS33では、視覚距離に従いフーリエ
変換データを周波数シフトして、テクスチャの補正計算
を実行する。ステップS34では、日陰を修正する計
算、及び背景を修正する計算を実行する。ステップS3
5では、上記の計算結果を元にしてディスプレイ9に家
屋を表示する。なお、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0046】外装シミュレーションだけでなく、内装シ
ミュレーションに用いることもできる。マルチスペクト
ル画像の数は8個に限られない。3個あれば機能する
が、4個以上が望ましい。また、コンピュータを上記家
屋コーディネイト支援システムとして機能させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体であってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、観察す
る方向に応じて建材を表示することができる。このた
め、家屋コーディネイト支援システムにおいて、実感味
のある家屋を再現することができる。また、本発明の記
録媒体は、コンピュータを上記家屋コーディネイト支援
システムとして機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築板の表面例を示す図。
【図2】外装板のテクスチャ例を示す図。
【図3】屋根材のテクスチャ例を示す図。
【図4】建物の写真例を示す図(その1)。
【図5】建物の写真例を示す図(その2)。
【図6】画像の縮尺関係を説明する図(その1)。
【図7】画像の縮尺関係を説明する図(その2)。
【図8】フーリエ変換を説明する図。
【図9】照度の変化を説明する図。
【図10】本発明の一実施の形態のシステム構成を示す
図。
【図11】本発明の一実施の形態のデジタルカメラを示
す図。
【図12】本発明の一実施の形態の回転円板を示す図。
【図13】本発明の一実施の形態の画像データ取得動作
を示すフロー図。
【図14】本発明の一実施の形態の外装シミュレーショ
ン動作を示すフロー図。
【図15】本発明の一実施の形態の距離変更動作を示す
フロー図。
【図16】従来の外装シミュレーションの例を示す図
(その1)。
【図17】従来の外装シミュレーションの例を示す図
(その2)。
【符号の説明】
3 家屋外観パターン・データ・ファイル 4 背景パターン・データ・ファイル 5 テクスチャ・データ・ファイル 6 日陰計算用・データ・ファイル 7 照度計算用・データ・ファイル 9 ディスプレイ 13 スライドスイッチ 20 デジタルカメラ 21 建築板 22 溝部 23 凸部 33 撮影レンズ 34 光学的低域フィルタ 35 CCD撮像デバイス配列マトリクス 42 M1ステッピングモータ 43 M2ステッピングモータ 44 M3ステッピングモータ RP 回転円板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の家屋コーディネ
イト支援システムは、建材表面の立体画像データを
建材に対応させて蓄積する画像メモリと、家屋の特定の
領域に対して複数の建材の中から表示する建材を選択す
る建材選択手段と、該建材選択手段によって選択された
建材の前記立体画像データを前記画像メモリから読み出
して前記選択された建材を観察する方向からの表示画像
データを計算する画像計算手段と、家屋の前記領域に前
記計算された表示画像データを表示する表示手段とを備
えるものである。また、前記画像メモリは、建材表面の
複数の方向からの画像データを前記立体画像データとし
て蓄積するものであることで、簡易に立体画像データを
蓄積することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、観察す
る方向に応じ建材を表示することができる。このた
め、家屋コーディネイト支援システムにおいて、実感味
のある家屋を再現することができる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記画像メモリは、建材表面の4色以上
の画像データを蓄積するものであることを特徴とする請
求項1記載の家屋コーディネイト支援システム。
【請求項】 前記画像メモリは、異なる照明源に対す
る前記立体画像データを蓄積するものであることを特徴
とする請求項1記載の家屋コーディネイト支援システ
ム。
【請求項】 前記建材選択手段は、複数の前記領域の
それぞれに対して異なる建材を選択できるものであるこ
とを特徴とする請求項1記載の家屋コーディネイト支援
システム。
【請求項】 前記画像計算手段は、表示する建材から
家屋を観察する位置までの距離に応じて表示画像データ
を計算するものであることを特徴とする請求項1記載の
家屋コーディネイト支援システム。
【請求項】 さらに、家屋を観察する方向を入力する
方向入力手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
家屋コーディネイト支援システム。
【請求項】 さらに、家屋を観察する距離を入力する
距離入力手段を備えることを特徴とする請求項記載の
家屋コーディネイト支援システム。
【請求項】 コンピュータを請求項1乃至いずれか
に記載の家屋コーディネイト支援システムとして機能さ
せるためのプログラムを記録したことを特徴とするコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の家屋コーディネ
イト支援システムは、複数の方向からの建材表面柄の
像データのそれぞれをフーリエ変換の形式で立体画像デ
ータとして各建材に対応させて蓄積する画像メモリと、
家屋の特定の領域に対して複数の建材の中から表示する
建材を選択する建材選択手段と、該建材選択手段によっ
て選択された建材の前記立体画像データを前記画像メモ
リから読み出して前記選択された建材を観察する方向か
らの表示画像データを計算する画像計算手段と、家屋の
前記領域に前記計算された表示画像データを表示する表
示手段とを備えるものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 また、前記画像メモリは、建材表面の4色
以上の画像データを蓄積するものであることで、建材表
面の精密な色情報を蓄積することができる。また、前記
画像メモリは、異なる照明源に対する前記立体画像デー
タを蓄積するものであることで、異なる時刻や天候に対
して、相応の照明による家屋の再現をすることができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このようにすることで、視覚画像を周波数
画像に変換して取り扱えるようになり、特に斑点の感じ
や凹凸感や粒感などを失わずにデータをコンパクトに蓄
積することが可能となる
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図8は、ディスプレイの画素配列と、その
フーリエ変換における周波数空間の関係を示す。水平間
隔がaで、垂直間隔がbである斑点模様の周期的な2次
元画像が、水平周波数k/a、垂直周波数k/b(kは
定数)を中心とする特定の周波数空間に閉じこめられる
ことがわかる。このようにして、基本画像データが、フ
ーリエ変換データに変換されて取得される。画面上に映
し出す建物映像は、縮尺されたものであり、その一部に
貼り付ける画像データも縮尺されたものとなる。そこ
で、表示に際しては縮尺度に応じて、空間周波数を変化
させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】具体的には、まず、ディスプレイ上に表示
された対象家屋の実寸法に対する縮尺比から、ディスプ
レイを凝視する人と画面内の表示建物との間の仮想的視
覚距離を計算で求め、その計算値を元に、FFTデータ
を周波数シフトして縮尺比に応じた空間周波数に移動し
てから、FFTデータを逆フーリエ変換して、逆フーリ
エ変換信号を、画面上の指定領域に再現する。逆フーリ
エ変換は次式で定義される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】図13は、基本となる画像データを取得す
る制御フロー図である。まず、ステップS1で、光源を
65(快晴北の窓からの光)、C(曇天の光)、B(直
射日光)の中から選択して、建築板21を照明する。つ
ぎに、ステップS2で建築板21の傾斜を設定し、デジ
タルカメラ20の距離を建築板21の表面柄をはっきり
と識別できる位置(図6(b)のPS)に設定して、モ
ノクロ画像と8つのマルチスペクトル画像を撮影し画像
メモリ39にデータ入力する。これをCCDカメラコン
トローラCC、入出力インタフェース40及び画像処理
コンピュータ1を介して画像メモリ2に入力しておい
て、ステップS3で画像処理コンピュータ1によって、
画像データに対してFFTを実行する。そして、ステッ
プSで実行結果であるフーリエ変換信号をコード番号
を付けてテクスチャ・データ・ファイル5に蓄積する。
そして、建築板21の異なる傾斜について、同様に画像
データを取得する。建材表面の複数の方向からの画像デ
ータを立体画像データとして蓄積する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】ステップS16では、表示する領域、光源
及びテクスチャを指定する入力があるか否かを判断し、
NOであれば指定入力があるまで待機する。YESであ
れば、表示する領域に対応する観察角度の該当パターン
を検索して、F(x,y)⇒XYZ⇒RGBと信号変換し
て、縮尺度による補正計算(すなわち、周波数シフト)
をしてから信号を逆フーリエ変換して、ディスプレイ9
の指定された領域に表示する(ステップS17)。適す
る観察角度の該当パターンがない場合には、複数のパタ
ーンから適する観察角度のパターンを補間により作成し
てもよい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建材表面の立体画像データを蓄積する画
    像メモリと、家屋の特定の領域に対して複数の建材の中
    から表示する建材を選択する建材選択手段と、該建材選
    択手段によって選択された建材の前記立体画像データを
    前記画像メモリから読み出して前記選択された建材を観
    察する方向からの表示画像データを計算する画像計算手
    段と、家屋の前記領域に前記計算された表示画像データ
    を表示する表示手段とを備えることを特徴とする家屋コ
    ーディネイト支援システム。
  2. 【請求項2】 前記画像メモリは、建材表面の複数の方
    向からの画像データを前記立体画像データとして蓄積す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の家屋コー
    ディネイト支援システム。
  3. 【請求項3】 前記画像メモリは、建材表面の画像デー
    タをフーリエ変換の形式で蓄積するものであることを特
    徴とする請求項2記載の家屋コーディネイト支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記画像メモリは、建材表面の4色以上
    の画像データを蓄積するものであることを特徴とする請
    求項1記載の家屋コーディネイト支援システム。
  5. 【請求項5】 前記画像メモリは、異なる照明源に対す
    る前記立体画像データを蓄積するものであることを特徴
    とする請求項1記載の家屋コーディネイト支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記建材選択手段は、複数の前記領域の
    それぞれに対して異なる建材を選択できるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の家屋コーディネイト支援
    システム。
  7. 【請求項7】 前記画像計算手段は、表示する建材から
    家屋を観察する位置までの距離に応じて表示画像データ
    を計算するものであることを特徴とする請求項1記載の
    家屋コーディネイト支援システム。
  8. 【請求項8】 さらに、家屋を観察する方向を入力する
    方向入力手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    家屋コーディネイト支援システム。
  9. 【請求項9】 さらに、家屋を観察する距離を入力する
    距離入力手段を備えることを特徴とする請求項7記載の
    家屋コーディネイト支援システム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを請求項1乃至9いずれ
    かに記載の家屋コーディネイト支援システムとして機能
    させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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