JPH11337542A - 熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラムとその作製方法 - Google Patents

熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラムとその作製方法

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JPH11337542A
JPH11337542A JP14245598A JP14245598A JPH11337542A JP H11337542 A JPH11337542 A JP H11337542A JP 14245598 A JP14245598 A JP 14245598A JP 14245598 A JP14245598 A JP 14245598A JP H11337542 A JPH11337542 A JP H11337542A
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capillary column
groove
thermal conductivity
conductivity detector
filament
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Shinsuke Iihashi
真輔 飯橋
Iwao Sugimoto
岩雄 杉本
Tadashi Kato
忠 加藤
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/64Electrical detectors
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/60Construction of the column
    • G01N30/6095Micromachined or nanomachined, e.g. micro- or nanosize

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の試料物質のガス流速の低下を防止するメ
イクアップ方法を必要とすることなく、キャリアガスお
よびキャリアガスに含まれている試料物質の流速が低下
しない構造となし、ガスクロマトグラフィの分離能力の
低下を抑制することが可能な熱伝導率検出器を内蔵した
キャピラリーカラムとその作製方法を提供する。 【解決手段】一対の基板を用いて、試料物質のガス流路
となる固定相を設けた溝からなる分離用キャピラリーカ
ラム部分を構成し、溝を通過する試料物質であるガスと
接触するようにフィラメントまたはサーミスタを配設し
て熱伝導率検出器部分を構成し、検出器部分の溝の断面
積とキャピラリーカラム部分の溝の断面積を同じ大きさ
に設定するか、もしくは検出器部分の溝の断面積がキャ
ピラリーカラム部分の溝の断面積に比べて大きくならな
いように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱伝導率検出器を用
いたガスクロマトグラフィに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスクロマトグラフにおいては、
熱伝導率検出器とキャピラリーカラムは独立して設けら
れているが、この場合には双方を接続する必要がある。
キャピラリーカラムは、流路断面直径が0.2〜0.6m
m程度と細い。しかし、熱伝導率検出器や、キャピラリ
ーカラムと熱伝導率検出器の接続部分は機械加工により
作製されているため、熱伝導率検出器の接続部分の流路
断面積はキャピラリーカラムに比べて流路断面積が大き
かった。この流路断面積の増加は、キャリアガスおよび
キャリアガスに含有される試料物質の流速を低下させる
ことになる。この試料物質の流速が低下すると、キャピ
ラリーカラムによって分離された物質同士が再び接近
し、ガスクロマトグラフィの分離能力が低下するという
問題があった。また、従来の熱伝導率検出器では、キャ
リアガスおよびキャリアガスに含有される試料物質の流
速の低下を避けるために、メイクアップという方法が必
要とされた。この方法は、熱伝導率検出器部分の流路
に、外部からキャリアガスを適当な圧力で加え、熱伝導
率検出器部分でのキャリアガスおよびキャリアガスに含
有されている試料物質の流速の低下を防ぐ方法である。
しかしながら、この場合ガスクロマトグラフにメイクア
ップ用のガスの配管、流量制御装置を余分に必要とする
等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の熱伝導率検出器では、キャリアガスおよびキャリアガ
スに含有される試料物質の流速の低下を防止するための
メイクアップ方法を必要とすることなく、キャリアガス
およびキャリアガスに含有されている試料物質の流速を
低下しない構造として、ガスクロマトグラフィの分離能
力の低下を抑制することが可能な熱伝導率検出器を内蔵
したキャピラリーカラムとその作製方法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は特許請求の範囲に記載のような構成とする
ものである。すなわち、請求項1に記載のように、一対
の基板と、これらの基板のいずれか一方、もしくは両方
に、試料物質のガス流路となる溝を形成し、該溝の内壁
には薄膜状の固定相を設けた分離用キャピラリーカラム
部分を構成し、該キャピラリーカラム部分を構成する基
板と基板との間で、上記溝に露出し、溝を通過する試料
物質であるガスと接触するように、フィラメントまたは
サーミスタを配設して熱伝導率検出器部分を構成し、該
熱伝導率検出器部分の溝の断面積と、上記キャピラリー
カラム部分の溝の断面積とを同じ大きさに設定するか、
もしくは上記熱伝導率検出器部分の溝の断面積が上記キ
ャピラリーカラム部分の溝の断面積に比べて大きくなら
ないように設定した熱伝導率検出器を内蔵するキャピラ
リーカラムとするものである。このような構造とするこ
とにより、試料物質のガス流路となる分離用キャピラリ
ーカラム部分の溝に露出してフィラメントまたはサーミ
スタを配設して熱伝導率検出器部分を構成するため、試
料物質であるガス流路の断面積が増加することなく、し
たがって試料物質の流速は低下しないので、従来のメイ
クアップガスが不要となり、分離した物質同士が熱伝導
率検出器部分で再接近することがなく、ガスクロマトグ
ラフィの分離能力の低下を抑制できる効果がある。ま
た、本発明は請求項2に記載のように、請求項1におい
て、1本の溝に対してフィラメントまたはサーミスタが
2本有する熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラ
ムとするものである。このような構造とすることによ
り、従来から一般的に用いられているブリッジ回路によ
る測定に対応できる熱伝導率検出器を内蔵したキャピラ
リーカラムを実現できる効果がある。また、本発明は請
求項3に記載のように、請求項1において、1本の溝に
対してフィラメントまたはサーミスタが3本以上有する
熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラムとするも
のである。このような構造とすることにより、熱伝導率
検出器のフィラメントまたはサーミスタの交換が難しい
という問題点を解消することができ、断線等の事故対策
として予備のフィラメントまたはサーミスタを準備でき
る効果がある。また、本発明は請求項4に記載のよう
に、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
溝を2本以上有する熱伝導率検出器を内蔵するキャピラ
リーカラムとするものである。このような構造とするこ
とにより、測定用のキャピラリーカラムと、リファレン
ス用のキャピラリーカラムを、二つ用意する必要がなく
なり、ブリッジ回路による測定を合理化できる効果があ
る。また、本発明は請求項5に記載のように、請求項1
ないし請求項4のいずれか1項において、熱伝導率検出
器部分の溝の断面積を分離用キャピラリーカラム部分の
断面積に比べて小さく設定した熱伝導率検出器を内蔵す
るキャピラリーカラムとするものである。このような構
造とすることにより、フィラメントまたはサーミスタを
配置する部分の流路断面積が小さくなり、試料物質であ
るガスの流速が速くなり、キャピラリーカラム部分で分
離した物質の流速よりも、フィラメントまたはサーミス
タを配置した部分での流速が大となり、その速度差によ
って、さらに分離した物質を引き離すことができ、ガス
クロマトグラフィの分離能力をいっそう向上できる効果
がある。また、本発明は請求項6に記載のように、請求
項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の熱伝導率検
出器を内蔵するキャピラリーカラムを作製する方法であ
って、一対の基板のうちの一方の基板に、キャピラリー
カラム部分の溝および熱伝導率検出器部分の溝を形成す
る工程と、他方の基板にフィラメントまたはサーミスタ
を形成する工程と、上記溝を形成した基板と、上記フィ
ラメントまたはサーミスタを形成した基板とを接合する
工程を含む熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラ
ムの作製方法とするものである。このような作製方法に
すると、フィラメントまたはサーミスタは、溝の作製プ
ロセスに影響を受けることなく、さまざまな種類や形態
のフィラメントまたはサーミスタを適用でき、熱伝導率
検出器を内蔵したキャピラリーカラムの生産効率をいっ
そう向上できる効果がある。本発明の熱伝導率検出器を
内蔵するキャピラリーカラムは、例えば、図1(a)、
(b)に示すように、基板(1)1と、基板(2)2を
用い、基板(1)1に作製した溝3でキャピラリーカラ
ムを構成する。この溝3は、基板(1)1と、基板
(2)2の両方で構成しても良く、どちらか一方で構成
しても良い。この溝3がキャリアガスおよびキャリアガ
スに含有される試料物質の流路となるものである。ここ
で、フィラメントまたはサーミスタ4を、上記キャピラ
リーカラムを形成する基板(1)1と基板(2)2の間
で、かつ溝3に露出するように配置する。このフィラメ
ントまたはサーミスタ4で熱伝導率検出器を構成する。
この時、熱伝導率検出器部分の溝3の断面積を、キャピ
ラリーカラム部分の溝3の断面積に比べ大きくしないよ
うにする。溝3により構成されるキャピラリーカラムと
同一の基板に、フィラメントまたはサーミスタ4で構成
される熱伝導率検出器を作製し、熱伝導率検出器部分の
溝の断面積を、キャピラリーカラム部分の溝の断面積と
比べ大きくしないことで、試料物質のガス流路の断面積
は増加せず、分離した物質同士が熱伝導率検出器部分で
接近することはない。また、この場合、熱伝導率検出器
部分で流速が低下しないので、従来法によるメイクアッ
プガスは必要としない利点がある。また、本発明のキャ
ピラリーカラムは、さらに、他の検出器に接続すること
が可能で併用することができる。図2は、例えば水素炎
イオン化検出器8に接続した場合の一例を示す。水素炎
イオン化検出器8は、熱伝導率検出器より検出感度は良
いが、無機化合物はほとんど検出できない。しかし、図
2に示すような構成にすれば、有機化合物は水素炎イオ
ン化検出器8で高感度に検出することができ、その他の
物質は熱伝導率検出器で検出することが可能である。さ
らに、基板に溝を2本形成することで、二つのキャピラ
リーカラムを同一基板上に実現でき、そのそれぞれに熱
伝導率検出器を配置すれば、従来の分離用のカラムとリ
ファレンス用カラムの2本のカラムを用いる測定におい
ても一つの基板で対応することができ、コスト削減が可
能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉図1(a)、
(b)において、基板(1)1に溝3を作製し、溝3内
に固定相5として用いる薄膜を形成した後、基板(2)
2で、基板(1)1の上面を覆うことにより、キャピラ
リーカラムを形成する。このとき、フィラメントまたは
サーミスタ4を、図3に示すごとく、溝3に露出するよ
うに配置し、溝3を通る試料物質であるガスがフィラメ
ントまたはサーミスタ4に接触するように構成する。こ
こで、端子部(1)12、端子部(2)13に、外部か
ら結線することにより熱伝導率検出器を構成する。結線
の方法は、図4に示すように、基板(1)1ないし基板
(2)2から各端子部に穴を開けて結線をしても良い
し、また、図5に示すように基板(1)1の端部まで、
端子部(1)12、端子部(2)13を伸ばし、そこに
結線をしても良い。
【0006】〈実施の形態2〉熱伝導率検出器を用いた
測定では、分離を行うキャピラリーカラムとリファレン
スを行うキャピラリーカラムを用い、フィラメントまた
はサーミスタをそれぞれ2本配置し、図6に示すような
ブリッジ回路を用いて計測する方法が一般的である。す
なわち、参照用フィラメントまたはサーミスタ(1)1
8、参照用フィラメントまたはサーミスタ(2)19、
および測定用フィラメントまたはサーミスタ(1)2
0、測定用フィラメントまたはサーミスタ(2)21
を、それぞれ配置し、ブリッジ回路により計測する方法
である。本発明においても、上記ブリッジ回路により計
測する方法を実現するために、実施の形態1と同様な方
法でキャピラリーカラム内にフィラメントまたはサーミ
スタを構成するが、図7に示すように、フィラメントま
たはサーミスタの数を2本配置する。すなわち、フィラ
メントまたはサーミスタ24と、フィラメントまたはサ
ーミスタ25を、溝3に露出して配置する。フィラメン
トまたはサーミスタの配置方法、および端子部の結線
は、実施の形態1と同様にして行うことができる。この
ように、熱伝導率検出器内蔵のキャピラリーカラムを2
個用いることで、上記のブリッジ回路を用いる測定に対
応できる効果がある。
【0007】〈実施の形態3〉実施の形態1ないしは実
施の形態2では、フィラメントまたはサーミスタを1〜
2本配置するが、その本数を3本以上としても良い、す
なわち、予備のフィラメントまたはサーミスタを設ける
ことができる。図8に、フィラメントまたはサーミスタ
(1)27、フィラメントまたはサーミスタ(2)2
8、フィラメントまたはサーミスタ(3)29を、1本
の溝に対して3本設けた場合の一例を示す。本実施の形
態における熱伝導率検出器は、その構造上、フィラメン
トまたはサーミスタ27、28、29の交換が非常に困
難であるため、断線等の事故対策として予備のフィラメ
ントまたはサーミスタを用意するものである。
【0008】〈実施の形態4〉熱伝導率検出器を用いた
測定においては、分離を行うキャピラリーカラムとリフ
ァレンスを行うキャピラリーカラムを用い、フィラメン
トまたはサーミスタは、それぞれ2本配置し、上記実施
の形態2の図6に示すようなブリッジ回路を用いて計測
する方法が一般的に用いられている。本実施の形態で
は、図9に示すように、基板39上に、二つの溝(1)
31、(2)32を形成することにより、二つの分離用
キャピラリーカラムを、一つの基板39上に実現するこ
とができる。この時、各々のフィラメントまたはサーミ
スタは、それぞれの溝に対し、実施の形態2ないし3で
示した方法で配置する。すなわち、図9に示すように、
フィラメントまたはサーミスタ(1)33、フィラメン
トまたはサーミスタ(2)34、フィラメントまたはサ
ーミスタ(3)35、フィラメントまたはサーミスタ
(4)36、フィラメントまたはサーミスタ(5)3
7、フィラメントまたはサーミスタ(6)38のように
設けるものである。このような構造とすることにより、
測定用のキャピラリーカラムと、リファレンス用のキャ
ピラリーカラムを、二つ用意する必要がなくなる。
【0009】〈実施の形態5〉本実施の形態では、図1
0に示すように、フィラメントまたはサーミスタ(1)
41、フィラメントまたはサーミスタ(2)42、フィ
ラメントまたはサーミスタ(3)43を配置する部分の
流路(溝)の断面積の大きさを、分離用キャピラリーカ
ラム部の流路(溝)の断面積に比べ小さくする方法であ
る。このように、フィラメントまたはサーミスタを配置
する部分の流路断面積を小さくすると、試料物質である
ガスの流速が向上し、キャピラリーカラム部分で分離し
た物質の流速よりも、フィラメントまたはサーミスタを
配置した部分の流速が大となり、その速度差によって、
さらに分離した物質を引き離すことができ、ガスクロマ
トグラフィの分離能力の向上をはかることができる。
【0010】〈実施の形態6〉本実施の形態では、実施
の形態1、2、3、4、5において例示したキャピラリ
ーカラムを容易に作製する方法を提供するものである。
図11に示すように、一方の基板(1)1に、溝3を作
製し、他方の基板(2)2に、フィラメントまたはサー
ミスタ4を作製する。この基板同士を合わせてキャピラ
リーカラムを作製する。このようにすると、フィラメン
トまたはサーミスタ4は、溝3の作製プロセスに影響を
受けることなく、さまざまな種類や形態のフィラメント
またはサーミスタを適用できる効果がある。
【0011】
【発明の効果】分離用キャピラリーカラムを形成した基
板に、フィラメントまたはサーミスタを設けて熱伝導率
検出器を構成することで、試料物質であるガス流路の断
面積が増加することなく、分離した物質同士が熱伝導率
検出器部分で接近することがなくなる。また、この場
合、熱伝導率検出器部分で流速が低下しないので、従来
技術において用いられていたメイクアップガスを必要と
しない利点がある。また、本発明のキャピラリーカラム
は、さらに、他の検出器に接続して併用することができ
る。例えば図2は、水素炎イオン化検出器に接続した一
例を示すもので、水素炎イオン化検出器8は、本発明の
熱伝導率検出器よりも検出感度は良いが、無機化合物は
ほとんど検出できない。しかし、図2に示す構成にすれ
ば、有機化合物は水素炎イオン化検出器で高感度に検出
することができ、その他の物質は本発明の熱伝導率検出
器により感度良く検出することが可能となる。さらに、
基板に溝を2本形成することにより、二つのキャピラリ
ーカラムを同一基板上に構成することができ、それぞれ
に熱伝導率検出器を配置すれば、従来の分離用カラムと
リファレンス用のカラムの2本のキャピラリーカラムを
用いる測定においても、一つの基板で対応することがで
き、コストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1で例示した熱伝導率検出
器を内蔵するキャピラリーカラムの構成を示す模式図。
【図2】本発明の熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリ
ーカラムを水素炎イオン化検出器と併用した場合の構成
を示す模式図。
【図3】本発明の実施の形態1で例示した熱伝導率検出
器を内蔵するキャピラリーカラムのフィラメントまたは
サーミスタの配置を示す模式図。
【図4】本発明の実施の形態1で例示した熱伝導率検出
器を内蔵するキャピラリーカラムのフィラメントまたは
サーミスタへの結線方法の一例を説明する模式図。
【図5】本発明の実施の形態1で例示した熱伝導率検出
器を内蔵するキャピラリーカラムのフィラメントまたは
サーミスタへの結線方法の他の例を説明する模式図。
【図6】本発明の実施の形態2で例示した測定用ブリッ
ジ回路図。
【図7】本発明の実施の形態2で例示した熱伝導率検出
器を内蔵するキャピラリーカラムのフィラメントまたは
サーミスタの配置を示す模式図。
【図8】本発明の実施の形態3で例示した熱伝導率検出
器を内蔵するキャピラリーカラムのフィラメントまたは
サーミスタの配置を示す模式図。
【図9】本発明の実施の形態4で例示した熱伝導率検出
器を内蔵するキャピラリーカラムの構成を示す模式図。
【図10】本発明の実施の形態5で例示した熱伝導率検
出器を内蔵するキャピラリーカラムのフィラメントまた
はサーミスタの配置を示す模式図。
【図11】本発明の実施の形態6で例示した熱伝導率検
出器を内蔵するキャピラリーカラムの作製方法を示す説
明図。
【符号の説明】
1…基板(1) 2…基板(2) 3…溝 4…フィラメントまたはサーミスタ 5…固定相 6…熱伝導率検出器を内臓するキャピラリーカラム 7…電気炉 8…水素炎イオン化検出器 9…流量制御装置 10…インジェクション 11…キャリアガスボンベ 12…端子部(1) 13…端子部(2) 14…基板(A) 15…ケーブル 16…導電性接着剤 17…パイプ 18…参照用フィラメントまたはサーミスタ(1) 19…参照用フィラメントまたはサーミスタ(2) 20…測定用フィラメントまたはサーミスタ(1) 21…測定用フィラメントまたはサーミスタ(2) 22…電圧計 23…電源 24…フィラメントまたはサーミスタ(1) 25…フィラメントまたはサーミスタ(2) 26…基板 27…フィラメントまたはサーミスタ(1) 28…フィラメントまたはサーミスタ(2) 29…フィラメントまたはサーミスタ(3) 30…基板 31…溝(1) 32…溝(2) 33…フィラメントまたはサーミスタ(1) 34…フィラメントまたはサーミスタ(2) 35…フィラメントまたはサーミスタ(3) 36…フィラメントまたはサーミスタ(4) 37…フィラメントまたはサーミスタ(5) 38…フィラメントまたはサーミスタ(6) 39…基板 40…溝 41…フィラメントまたはサーミスタ(1) 42…フィラメントまたはサーミスタ(2) 43…フィラメントまたはサーミスタ(3) 44…基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板と、これらの基板のいずれか一
    方、もしくは両方に、試料物質のガス流路となる溝を形
    成し、該溝の内壁には薄膜状の固定相を設けた分離用キ
    ャピラリーカラム部分を構成し、該キャピラリーカラム
    部分を構成する基板と基板との間で、上記溝に露出し、
    溝を通過する試料物質であるガスと接触するように、フ
    ィラメントまたはサーミスタを配設して熱伝導率検出器
    部分を構成し、該熱伝導率検出器部分の溝の断面積と、
    上記キャピラリーカラム部分の溝の断面積とを同じ大き
    さに設定するか、もしくは上記熱伝導率検出器部分の溝
    の断面積が上記キャピラリーカラム部分の溝の断面積に
    比べて大きくならないように設定してなることを特徴と
    する熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラム。
  2. 【請求項2】請求項1において、1本の溝に対してフィ
    ラメントまたはサーミスタを2本有することを特徴とす
    る熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラム。
  3. 【請求項3】請求項1において、1本の溝に対してフィ
    ラメントまたはサーミスタを3本以上有することを特徴
    とする熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、溝を2本有することを特徴とする熱伝導率検出
    器を内蔵するキャピラリーカラム。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて、熱伝導率検出器部分の溝の断面積を、分離用キ
    ャピラリーカラム部分の溝の断面積に比べて小さく設定
    してなることを特徴とする熱伝導率検出器を内蔵するキ
    ャピラリーカラム。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
    記載の熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラムを
    作製する方法であって、 一対の基板のうちの一方の基板に、キャピラリーカラム
    部分の溝および熱伝導率検出器部分の溝を形成する工程
    と、 他方の基板にフィラメントまたはサーミスタを形成する
    工程と、 上記キャピラリーカラム部分の溝および熱伝導率検出器
    部分の溝を形成した基板と、上記フィラメントまたはサ
    ーミスタを形成した基板とを接合する工程を含むことを
    特徴とする熱伝導率検出器を内蔵するキャピラリーカラ
    ムの作製方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002228647A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Shimadzu Corp ガスクロマトグラフ
US6952946B2 (en) * 2001-02-08 2005-10-11 Siemens Aktiengesellschaft Method for the gas chromatographic analysis of a sample, and analyzer
CN1317559C (zh) * 2004-06-04 2007-05-23 中国科学院大连化学物理研究所 一种固态热导检测器
JP2008232799A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Shimadzu Corp 熱分解ガスクロマトグラフ装置
JP2016538556A (ja) * 2013-11-27 2016-12-08 トタル ソシエテ アノニムTotal Sa キャピラリーカラムを有するガスクロマトグラフ用プレート、キャピラリー装置、およびガスクロマトグラフ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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