JPH11337203A - 極低温冷凍機 - Google Patents

極低温冷凍機

Info

Publication number
JPH11337203A
JPH11337203A JP14955298A JP14955298A JPH11337203A JP H11337203 A JPH11337203 A JP H11337203A JP 14955298 A JP14955298 A JP 14955298A JP 14955298 A JP14955298 A JP 14955298A JP H11337203 A JPH11337203 A JP H11337203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
refrigerator
refrigerant gas
temperature
pressure refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14955298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Fujimoto
修二 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP14955298A priority Critical patent/JPH11337203A/ja
Publication of JPH11337203A publication Critical patent/JPH11337203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クールダウン時間を余り長くすることなく、
予冷冷凍機の運転を停止した状態で第1の極低温を維持
できる時間を長くする。 【解決手段】 圧縮機により圧縮された高圧冷媒ガスを
3個のJT熱交換器1、2、3に順次供給することによ
り、圧縮機側に戻る低温度の低圧冷媒ガスと熱交換して
高圧冷媒ガスを冷却するとともに、JT熱交換器1、
2、3の間において、GM冷凍機Bのヒートステーショ
ン7、8に供給して予冷し、最終的にJT弁4に導いて
ジュールトムソン膨脹させることにより、最終冷却ステ
ージ5において第1の極低温を得、ヒートステーション
7、8にそれぞれ高圧冷媒ガスタンク11、12を設け
て、GM冷凍機Bの運転を停止した場合にも、最終冷却
ステージ5における第1の極低温を長時間にわたって維
持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は極低温冷凍機に関
し、さらに詳細にいえば、JT冷凍機と予冷冷凍機とを
備える極低温冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、JT冷凍機と、予冷冷凍機と
してのギフォードマクマホン冷凍機(GM冷凍機)とを
備える極低温冷凍機が提案されている。図6は従来の極
低温冷凍機の構成を示す概略図である。この極低温冷凍
機は、圧縮機(図示せず)により圧縮された高圧冷媒ガ
スを圧縮機側に戻る低温度の低圧冷媒ガスと熱交換する
3個のJT熱交換器91、92、93に順次供給し、こ
れらのJT熱交換器91、92、93で冷却された高圧
冷媒ガスをJT弁94に導いてジュールトムソン膨脹さ
せることにより、最終冷却ステージ95において第1の
極低温(例えば、4K)を得るようにしたJT冷凍機9
0を有しているとともに、上記圧縮機からの高圧冷媒ガ
スを図示しないディスプレーサの往復動により膨脹させ
てヒートステーション97、98に、第1の極低温より
も高い第2の極低温(ヒートステーション97の第2の
極低温が、ヒートステーション98の第2の極低温より
も高い)を発生させ、上記JT冷凍機90でジュールト
ムソン膨脹する前の冷媒ガスを上記ヒートステーション
97、98により予冷するGM冷凍機96を有してい
る。そして、最終冷却ステージ95に対してセンサ部1
00を熱的に接触させているとともに、最終冷却ステー
ジ95の温度変動を抑制するための熱容量部99を設け
ている。なお、101は冷媒ガス用のフィルタである。
ここで、センサ部100としては、例えば、生体磁気の
測定を行うためのセンサが例示できる。
【0003】上記の構成の極低温冷凍機を採用すれば、
圧縮機(図示せず)により圧縮された高圧冷媒ガスを3
個のJT熱交換器91、92、93に供給することによ
り、圧縮機側に戻る低温度の低圧冷媒ガスと熱交換して
温度を低下させるとともに、3個のJT熱交換器91、
92、93の間において、GM冷凍機96のヒートステ
ーション97、98に供給することにより温度を低下さ
せ、このようにして温度が低下させられた高圧冷媒ガス
をJT弁94に導いてジュールトムソン膨脹させること
により、最終冷却ステージ95において第1の極低温
(例えば、4K)を得ることができる。また、この最終
冷却ステージ95には熱容量部99が設けられているの
で、最終冷却ステージ95の温度変動、ひいてはセンサ
部100の温度変動を抑制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成の
極低温冷凍機を採用した場合には、最終冷却ステージ9
5の温度変動、ひいてはセンサ部100の温度変動を十
分には抑制することができないという不都合がある。こ
の点についてさらに詳細に説明する。
【0005】例えば、センサ部100として生体磁気の
測定を行なうためのセンサを採用した場合には、センサ
部100に与える磁気ノイズを低減するために、往復動
部分を含むGM冷凍機96を停止させてJT冷凍機90
のみを動作させる方法をとる場合がある。そして、GM
冷凍機96を停止させた状態で行う生体磁気測定動作の
遂行時間は通常数分間である。
【0006】このような状況下においては、GM冷凍機
96の熱容量、センサ部100の熱容量、熱容量部99
の熱容量によりJT冷却を持続して第1の極低温を維持
しようとすることになる。しかし、このような温度域に
おいては、殆どの物質の比熱が極端に小さくなるので、
第1の極低温を維持できる時間が短くなり、計測時間が
制限されてしまうという不都合がある。
【0007】また、第1の極低温を維持できる時間を長
くするために、センサ部100の熱容量を大きくするこ
とが考えられるが、この場合には、センサ部100を常
温から第1の極低温にまで冷却するための所要時間(ク
ールダウン時間)が長くなってしまうという不都合があ
る。また、センサ部100の熱容量を大きくするために
は、前述のように第1の極低温領域における比熱が極端
に小さくなることに起因して、極端な大型化が必要にな
り、上述の不都合が顕著になってしまう。
【0008】なお、上記の不都合は、予冷冷凍機として
GM冷凍機以外の冷凍機を採用する場合にも同様に発生
し、センサ部100として生体磁気の測定を行なうため
のセンサ以外のものを採用する場合にも同様に発生す
る。
【0009】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、クールダウン時間を余り長くすることな
く、予冷冷凍機の運転を停止した状態で第1の極低温を
維持できる時間を長くすることができる極低温冷凍機を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の極低温冷凍機
は、予冷冷凍機の少なくとも1つのヒートステーション
に、該当するヒートステーションの温度域において大き
な蓄熱効果を持つ物質を熱的に接触させて設けたもので
ある。
【0011】
【作用】請求項1の極低温冷凍機であれば、圧縮機によ
り圧縮された高圧冷媒ガスを複数個のJT熱交換器に順
次供給して圧縮機側に戻る低温度の低圧冷媒ガスと熱交
換して冷却するとともに、JT熱交換器どうしの間にお
いて、予冷冷凍機の第2の極低温を発生するヒートステ
ーションに供給して冷却し、これらの冷却の後に、高圧
冷媒ガスをJT弁に供給してジュールトムソン膨脹させ
て第1の極低温を得るに当って、予冷冷凍機の少なくと
も1つのヒートステーションに、該当するヒートステー
ションの温度域において大きな蓄熱効果を持つ物質を熱
的に接触させて設けているので、第1の極低温が得られ
る部分の熱容量を大きくする場合と比較して、クールダ
ウン時間の増加を抑制することができるとともに、予冷
冷凍機の運転を停止した状態において上記ヒートステー
ションを十分に長い時間だけ第2の極低温に維持し続
け、ひいては十分に長い時間にわたって第1の極低温を
維持し続けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の極低温冷凍機の実施の態様を詳細に説明する。図
1はこの発明の極低温冷凍機の一実施態様を示す概略図
である。この極低温冷凍機は、圧縮機(図示せず)によ
り圧縮された高圧冷媒ガスを圧縮機側に戻る低温度の低
圧冷媒ガスと熱交換する3個のJT熱交換器1、2、3
に順次供給し、これらのJT熱交換器1、2、3で冷却
された高圧冷媒ガスをJT弁4に導いてジュールトムソ
ン膨脹させることにより、最終冷却ステージ5において
第1の極低温(例えば、4K)を得るようにしたJT冷
凍機Aを有しているとともに、上記圧縮機からの高圧冷
媒ガスを図示しないディスプレーサの往復動により膨脹
させてヒートステーション7、8に、第1の極低温より
も高い第2の極低温(ヒートステーション7の第2の極
低温が、ヒートステーション8の第2の極低温よりも高
い)を発生させ、上記JT冷凍機Aでジュールトムソン
膨脹する前の冷媒ガスを上記ヒートステーション7、8
により予冷するGM冷凍機Bを有している。そして、最
終冷却ステージ5に対してセンサ部6を熱的に接触させ
ている。また、上記ヒートステーション7、8により予
冷された高圧冷媒ガスを、それぞれ高圧冷媒ガスタンク
11、12に供給し、高圧冷媒ガスタンク11、12か
らの高圧冷媒ガスを、それぞれJT熱交換器2、3に供
給している。したがって、高圧冷媒ガスタンク11、1
2に一時的に収容されている高圧冷媒ガスが、該当する
ヒートステーションの温度変動を抑制する熱容量部材と
して機能する。なお、10は冷媒ガス用のフィルタであ
る。ここで、センサ部6としては、例えば、生体磁気の
測定を行うためのセンサが例示できる。
【0013】上記の構成を採用した場合には、圧縮機
(図示せず)により圧縮された高圧冷媒ガスを3個のJ
T熱交換器1、2、3に順次供給することにより、圧縮
機側に戻る低温度の低圧冷媒ガスと熱交換して高圧冷媒
ガスを冷却するとともに、JT熱交換器1、2、3の間
において、GM冷凍機Bのヒートステーション7、8に
供給して予冷し、最終的にJT弁4に導いてジュールト
ムソン膨脹させることにより、最終冷却ステージ5にお
いて第1の極低温(例えば、4K)を得ることができ
る。
【0014】そして、センサ部6を動作させて生体磁気
の測定などを行うに当って、ディスプレーサの往復動が
磁気ノイズの原因になるGM冷凍機Bの運転を停止すれ
ば、ディスプレーサの往復動に起因する磁気ノイズを皆
無にしてセンサ部6による測定精度を高めることができ
る。また、GM冷凍機Bの運転を停止すれば、ヒートス
テーション7、8における予冷を行うことができなくな
ってしまうが、高圧冷媒ガスタンク11、12内の高圧
冷媒ガスが熱容量部材として機能し、ヒートステーショ
ン7、8を通過する高圧冷媒ガスの昇温を抑制すること
ができ、ひいては、最終冷却ステージ5において第1の
極低温(例えば、4K)を前記測定に十分な時間だけ維
持し続けることができる。
【0015】さらに、クールダウン運転に伴って高圧冷
媒ガスタンク11、12内の高圧冷媒ガスの温度が第2
の極低温にまで冷却され、しかも、各高圧冷媒ガスタン
クの容量は、最終冷却ステージ5に熱容量部材を設ける
場合と比較して小さい熱容量でよいから、クールダウン
時間の長時間化を抑制することができる。なお、上記高
圧冷媒ガスタンク11、12として、高圧冷媒ガスの流
動を許容するものを採用する代わりに、高圧冷媒ガスが
充填され、高圧冷媒ガスの流動を許容しないものを採用
することが可能である。
【0016】図2はこの発明の極低温冷凍機の他の実施
態様を示す概略図である。この極低温冷凍機が図1の極
低温冷凍機と異なる点は、高圧冷媒ガスタンク11、1
2を設ける代わりに、ヒートステーション7、8のそれ
ぞれに対して、支持板13、14を介して蓄冷部材1
5、16を設けた点のみである。具体的には、ヒートス
テーション7、8に対して、無酸素銅からなる円環状あ
るいは円板状の支持板13、14をそれぞれ取付け、支
持板13、14に対して、円環状あるいは円板状の蓄冷
部材15、16をそれぞれ取付けている。そして、ヒー
トステーション7、8と支持板13、14との接触面の
表面粗さを小さくし、インジウムからなるシート、グリ
ースなどを挟み込んで十分な押し付け強度でヒートステ
ーション7、8と支持板13、14とを固定するととも
に、支持板13、14と蓄冷部材15、16との接触面
の表面粗さを小さくし、インジウムからなるシート、グ
リースなどを挟み込んで十分な押し付け強度で支持板1
3、14と蓄冷部材15、16とを固定することによ
り、これらの間における良好な接触熱伝達を達成する。
【0017】ここで、蓄冷部材15、16としては、ヒ
ートステーション7、8における第2の極低温で単位容
積当たりの比熱が大きな物質を採用すればよい。具体的
には、ヒートステーション7における第2の極低温が6
0〜80Kであれば、蓄冷部材15として銅、銅合金、
ステンレスなどが例示できる。また、ヒートステーショ
ン8における第2の極低温が15〜20Kであれば、蓄
冷部材16として鉛、磁性蓄冷材(磁気転移に伴う比熱
を有するもの)などが例示できる。
【0018】この実施態様を採用した場合にも、図1の
実施態様と同様に、最終冷却ステージ5において第1の
極低温(例えば、4K)を測定に十分な時間だけ維持し
続けることができるとともに、クールダウン時間の長時
間化を抑制することができる。また、図1の実施態様に
おいて、ヒートステーション7用の高圧冷媒ガスタンク
11を省略し、図2の実施態様において、ヒートステー
ション7用の蓄冷部材15を省略することが可能であ
る。
【0019】次いで、図3から図5を参照して、この発
明の実施態様による効果を説明する。図3(A)は、ヒ
ートステーション8のみに鉛からなる体積100ccの
蓄冷部材16を設けた場合におけるヒートステーション
7、8、最終冷却ステージ5の温度変化を示し、図3
(B)は、この時の最終冷却ステージ5に設けた液体ヘ
リウムタンク内における液体ヘリウムの量の変化を示
し、図4(A)は、ヒートステーション7に銅からなる
体積100ccの蓄冷部材15を設けるとともに、ヒー
トステーション8に鉛からなる体積100ccの蓄冷部
材16を設けた場合におけるヒートステーション7、
8、最終冷却ステージ5の温度変化を示し、図4(B)
は、この時の最終冷却ステージ5に設けた液体ヘリウム
タンク内における液体ヘリウムの量の変化を示し、図5
(A)は、ヒートステーション7、8の何れにも蓄冷部
材15、16を設けていない場合におけるヒートステー
ション7、8、最終冷却ステージ5の温度変化を示し、
図5(B)は、この時の最終冷却ステージ5に設けた液
体ヘリウムタンク内における液体ヘリウムの量の変化を
示している。
【0020】なお、図3から図5は、GM冷凍機Bの運
転を3分間停止した後、GM冷凍機Bを3分間運転する
処理を反復した場合に対応するデータである。そして、
図3(A)、図4(A)、図5(A)において、aはヒ
ートステーション7の温度を、bはヒートステーション
8の温度を、cは最終冷却ステージ5の温度を、それぞ
れ示している。
【0021】ヒートステーション7、8の何れにも蓄冷
部材15、16を設けていない場合には、図5(A)か
ら明らかなように、GM冷凍機Bの運転停止を1回行
い、次いでGM冷凍機Bの運転を行うことにより、最終
冷却ステージ5の温度を第1の極低温にまで低下させる
ことができているが、その後は、最終冷却ステージ5の
温度が徐々に上昇している。また、図5(B)から明ら
かなように、GM冷凍機Bの運転停止を1回行い、次い
でGM冷凍機Bの運転を行うことにより、液体ヘリウム
タンク内における液体ヘリウムの量がある程度回復して
いるが、その後は、液体ヘリウムの量が0のままであ
る。
【0022】したがって、1回目、および2回目にGM
冷凍機Bの運転を3分間停止してセンサ部6による精度
のよい計測を行うことができるが、その後は、計測を行
うことができない。これに対して、ヒートステーション
8のみに蓄冷部材16を設けた場合には、図3(A)か
ら明らかなように、GM冷凍機Bの運転停止、およびG
M冷凍機Bの運転を3回反復し、その後に再びGM冷凍
機Bの運転停止を行うまでの間、最終冷却ステージ5の
温度を第1の極低温にまで低下させることができている
が、その後は、最終冷却ステージ5の温度が徐々に上昇
している。また、図3(B)から明らかなように、GM
冷凍機Bの運転停止、およびGM冷凍機Bの運転を3回
反復し、その後に再びGM冷凍機Bの運転停止を行うま
での間は、液体ヘリウムタンク内に液体ヘリウムが存在
しているが、その後は、液体ヘリウムの量が0のままで
ある。
【0023】したがって、1回目、2回目、および3回
目にGM冷凍機Bの運転を3分間停止してセンサ部6に
よる精度のよい計測を行うことができる。また、ヒート
ステーション7、8に蓄冷部材15、16をそれぞれ設
けた場合には、図4(A)から明らかなように、GM冷
凍機Bの運転停止、およびGM冷凍機Bの運転を4回反
復し、その後に再びGM冷凍機Bの運転停止を行うまで
の間、最終冷却ステージ5の温度を第1の極低温にまで
低下させることができているが、その後は、最終冷却ス
テージ5の温度が徐々に上昇している。また、図4
(B)から明らかなように、GM冷凍機Bの運転停止、
およびGM冷凍機Bの運転を4回反復し、その後に再び
GM冷凍機Bの運転停止を行うまでの間は、液体ヘリウ
ムタンク内に液体ヘリウムが存在しているが、その後
は、液体ヘリウムの量が0のままである。
【0024】したがって、1回目、2回目、3回目、お
よび4回目にGM冷凍機Bの運転を3分間停止してセン
サ部6による精度のよい計測を行うことができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、第1の極低温が得ら
れる部分の熱容量を大きくする場合と比較して、クール
ダウン時間の増加を抑制することができるとともに、予
冷冷凍機の運転を停止した状態において上記ヒートステ
ーションを十分に長い時間だけ第2の極低温に維持し続
け、ひいては十分に長い時間にわたって第1の極低温を
維持し続けることができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の極低温冷凍機の一実施態様を示す概
略図である。
【図2】この発明の極低温冷凍機の他の実施態様を示す
概略図である。
【図3】ヒートステーション8のみに鉛からなる蓄冷部
材16を設けた場合におけるヒートステーション7、
8、最終冷却ステージ5の温度変化、および最終冷却ス
テージ5に設けた液体ヘリウムタンク内における液体ヘ
リウムの量の変化を示す図である。
【図4】ヒートステーション7に銅からなる蓄冷部材1
5を設けるとともに、ヒートステーション8に鉛からな
る蓄冷部材16を設けた場合におけるヒートステーショ
ン7、8、最終冷却ステージ5の温度変化、および最終
冷却ステージ5に設けた液体ヘリウムタンク内における
液体ヘリウムの量の変化を示す図である。
【図5】ヒートステーション7、8の何れにも蓄冷部材
15、16を設けていない場合におけるヒートステーシ
ョン7、8、最終冷却ステージ5の温度変化、および最
終冷却ステージ5に設けた液体ヘリウムタンク内におけ
る液体ヘリウムの量の変化を示す図である。
【図6】従来の極低温冷凍機の構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3 JT熱交換器 4 JT弁 7、8 ヒートステーション 11、12 高圧冷媒
ガスタンク 15、16 蓄冷部材 A JT冷凍機 B GM冷凍機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、この圧縮
    機からの高圧冷媒ガスを圧縮機側に戻る低温度の低圧冷
    媒ガスと熱交換する複数個のJT熱交換器(1)(2)
    (3)と、これらのJT熱交換器(1)(2)(3)で
    冷却された高圧冷媒ガスをジュールトムソン膨脹させて
    第1の極低温を得るJT弁(4)とを有するJT冷凍機
    (A)と、上記圧縮機からの高圧冷媒ガスをディスプレ
    ーサの往復動により膨脹させてヒートステーション
    (7)(8)に、第1の極低温よりも高い第2の極低温
    を発生させ、上記JT冷凍機(A)でジュールトムソン
    膨脹する前の冷媒ガスを上記ヒートステーション(7)
    (8)により予冷する予冷冷凍機(B)とを備えた極低
    温冷凍機において、 予冷冷凍機(B)の少なくとも1つのヒートステーショ
    ン(7)(8)に、該当するヒートステーション(7)
    (8)の温度域において大きな蓄熱効果を持つ物質(1
    1)(12)(15)(16)を熱的に接触させて設け
    たことを特徴とする極低温冷凍機。
JP14955298A 1998-05-29 1998-05-29 極低温冷凍機 Pending JPH11337203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14955298A JPH11337203A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 極低温冷凍機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14955298A JPH11337203A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 極低温冷凍機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11337203A true JPH11337203A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15477664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14955298A Pending JPH11337203A (ja) 1998-05-29 1998-05-29 極低温冷凍機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11337203A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004301773A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Institute Of Physical & Chemical Research Nmrプローブ
JP2009243837A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toshiba Corp 極低温冷却装置
JP2013002760A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷凍機、液化機および熱交換器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004301773A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Institute Of Physical & Chemical Research Nmrプローブ
JP2009243837A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toshiba Corp 極低温冷却装置
JP2013002760A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷凍機、液化機および熱交換器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5107683A (en) Multistage pulse tube cooler
JPS5880474A (ja) 極低温冷却装置
US7249465B2 (en) Method for operating a cryocooler using temperature trending monitoring
Atrey Cryocooler technology: The path to invisible and reliable cryogenics
JPH11337203A (ja) 極低温冷凍機
US5347819A (en) Method and apparatus for manufacturing superfluidity helium
JP2773793B2 (ja) 極低温冷凍機
JP2666664B2 (ja) 超流動ヘリウムを製造する方法及び装置
Longsworth et al. Technology for liquid-nitrogen-cooled computers
JP3638557B2 (ja) 極低温冷却方法及び装置
JPH03194364A (ja) 極低温冷凍装置
JPS59214280A (ja) クライオスタツト
JP2008215783A (ja) 極低温冷凍機および極低温冷凍方法
Gao IGC-APD advanced two-stage pulse tube cryocoolers
JPH0569563U (ja) 極低温冷却装置
Burger et al. DEVELOPMENT OF A 15 K HYDROGEN‐BASED SORPTION COOLER
JP2636240B2 (ja) ヘリウム液化方法
JP2020056533A (ja) 極低温冷却装置
JP2828895B2 (ja) 極低温冷凍機
Nakano et al. Development of high efficiency 4 K two-stage pulse tube cryocoolers with split valve unit
JP3287237B2 (ja) 極低温冷凍機
JPH0643646Y2 (ja) 冷凍装置の流路
JP2845724B2 (ja) 極低温冷凍機用蓄冷器
Wang Efficient 10 K pulse tube cryocoolers
JPH0640773U (ja) ヘリウム液化・冷凍装置