JPH1133645A - 金属板のトランスファプレス結合方法 - Google Patents

金属板のトランスファプレス結合方法

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JPH1133645A
JPH1133645A JP18691997A JP18691997A JPH1133645A JP H1133645 A JPH1133645 A JP H1133645A JP 18691997 A JP18691997 A JP 18691997A JP 18691997 A JP18691997 A JP 18691997A JP H1133645 A JPH1133645 A JP H1133645A
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JP
Japan
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metal plate
station
main body
hole
die
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JP18691997A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kaneda
昌之 金田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属板の結合に際し、高生産性化、低コスト化
及び省スペース化を図る。 【解決手段】 第1ステーションで補強材bに貫通孔を
形成し、第2ステーションで本体aに突出部を形成し、
第3ステーションで突出部に貫通穴を形成する。第1〜
第3ステーション間では、本体a及び補強材bを標準送
りストローク量で搬送する。第3ステーションから第4
ステーションには、標準送りストローク量の略半分のス
トローク量で本体aを先に搬送し、その後標準送りスト
ローク量で補強材bを搬送する。これにより、本体aの
上に補強材bを重ね合わせ、補強材bの貫通孔に本体a
の突出部を挿嵌させ、その後本体aの突出部を曲げ加工
する。一体とされた本体a及び補強材bを標準送りスト
ローク量で第5ステーションに搬送し、本体aの突出部
を圧印により完全に潰して両者の結合を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属板のトランスフ
ァプレス結合方法に関し、詳しくは高生産性化、低コス
ト化及び省スペース化を図りつつ複数の金属板を結合す
ることのできる金属板のトランスファプレス結合方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の構成部品において部分
的に強度を補強したい場合、図10に示すように、断面
コの字形状の本体部品80の内部に断面コの字形状の補
強部品81を板合わせにより配設することが行われてい
る。従来、本体部品80及び補強部品81はそれぞれ別
々のプレス型を用いて加工され、後工程でリベットカシ
メや溶接(アーク溶接、スポット溶接等)により両部品
80、81が結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来方法では、本体部品80及び補強部品81をプレス加
工するための2種類のプレス工程と、さらに両部品80
及び81を結合するための結合工程とを必要とし、工程
数増加に伴い物流費や製品置き場スペースが増大すると
ともに、生産性が低いという問題点がある。
【0004】また、本体部品80と補強部品81とを溶
接により結合する場合、溶接品質や良好なボデー精度を
確保するためには、本体部品80と補強部品81との合
わせスキを、溶接品質が確保できうる許容量以下に抑え
ることが必要とされる。しかし、製品形状が湾曲又は屈
曲している場合、伸び・縮みフランジ成形に伴うねじれ
やスプリングバック等の影響により、板合わせの合わせ
品質を良好に確保することが困難である。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、(1)本発明の第1の課題は、高生産性化、低コ
スト化及び省スペース化を図りつつ複数の金属板を結合
することのできる結合方法を提供することにあり、
(2)本発明の第2の課題は、曲げ部を有する場合であ
っても、板合わせ品質を良好に確保することのできる金
属板の結合方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1記載の金属板のトランスファプレス結合
方法は、絞り加工ステーションで第1金属板の所定箇所
に絞り加工を施して中空状の突出部を形成するととも
に、穴抜き加工ステーションで第2金属板の所定箇所に
穴抜き加工を施して貫通孔を形成する予備加工工程と、
結合ステーションで、上記第1金属板の突出部を上記第
2金属板の貫通孔に嵌挿させた後、該突出部を潰すこと
により、上記第1金属板と上記第2金属板とを結合させ
る結合工程とを順に実施する金属板のトランスファプレ
ス結合方法であって、上記第1金属板及び上記第2金属
板は、上記絞り加工ステーションと上記穴抜き加工ステ
ーションとの間でそれぞれ標準送りストローク量で搬送
されて、該絞り加工ステーション及び該穴抜き加工ステ
ーションでは該第1金属板と該第2金属板とが送り方向
に並んで配設されるとともに、上記結合ステーションの
直前のステーションから該結合ステーションに搬送され
る上記第1金属板の送りストローク量及び上記第2金属
板の送りストローク量のうちの一方は上記標準送りスト
ローク量と同等とされ、かつ他方は該標準送りストロー
ク量の略半分とされることにより、該結合ステーション
に該第1金属板と該第2金属板とが同位置に搬送される
ことを特徴とするものである。 (2)請求項2記載の金属板のトランスファプレス結合
方法は、請求項1記載の金属板のトランスファプレス結
合方法において、前記結合工程中又は前記結合工程後、
重ね合わされた前記第1金属板と前記第2金属板とを同
時にフランジ曲げ加工することを特徴とするものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る金属板のトランスフ
ァプレス結合方法では、まず予備加工工程において、絞
り加工ステーションで第1金属板の所定箇所に絞り加工
が施されて中空状の突出部が形成されるとともに、穴抜
き加工ステーションで第2金属板の所定箇所に穴抜き加
工が施されて貫通孔が形成される。
【0008】第1金属板の突出部の形状は特に限定され
ないが、略円筒状や略半球状等とすることができる。こ
の突出部は、第1金属板の上方側に突出させてもよい
し、下方側に突出させてもよい。また第2金属板の貫通
孔は、第1金属板の突出部を該貫通孔に嵌挿することが
できるように、該突出部と対応した形状、大きさとされ
る。
【0009】絞り加工ステーション及び穴抜き加工ステ
ーションの配列順序は特に限定されず、どちらを先に配
設してもよい。但し、第2金属板に形成した貫通孔をコ
イニング(面取り)する場合は、穴抜き加工ステーショ
ンを絞り加工ステーションの前に配設することが好まし
い。この態様によれば、絞り加工ステーションで、第1
金属板に突出部を形成すると同時に、第2金属板に形成
した貫通孔をコイニングすることができるので、高生産
性に繋がる。また、第2金属板の貫通孔をコイニングし
た場合には、第1金属板の突出部を貫通孔に嵌挿させる
際にコイニング面をガイド面として機能させることによ
り、突出部を貫通孔に嵌挿させ易くすることができると
ともに、突出部を潰して第1金属板と第2金属板とを結
合させる際に貫通孔の内周縁と当接する第1金属板が曲
げ割れすることを防止することができる。
【0010】上記穴抜き加工ステーションは、第1金属
板に形成される突出部が嵌挿可能な貫通孔を第2金属板
に形成するためのものではあるが、第2金属板に該貫通
孔を形成すると同時に、第1金属板及び/又は第2金属
板に他の用途の穴を形成してもよい。上記絞り加工ステ
ーションで形成された第1金属板の突出部の頂面には、
貫通穴を形成することが好ましい。この貫通穴は、結合
工程で第1金属板の突出部を潰す際に棒状のポンチを挿
通させるためのものである。この態様によれば、第1金
属板の突出部を潰す際に、突出部の貫通穴に棒状のポン
チを挿通させることにより、該突出部の中心側を該ポン
チ外周面で拘束することができるので、より確実に突出
部を潰して結合の信頼性を高めることが可能となる。な
お、第1金属板の突出部頂面の貫通穴は、上記絞り加工
ステーションの後に上記穴抜き加工ステーションを配設
した場合は、この穴抜き加工ステーションで、上記第2
金属板に貫通孔を形成すると同時に形成することがで
き、また上記穴抜き加工ステーションの後に上記絞り加
工ステーションを配設した場合は、この絞り加工ステー
ションの後に、第2穴抜き加工ステーションを別個に配
設し、この第2穴抜き加工ステーションで形成すること
ができる。
【0011】上記第1金属板及び上記第2金属板は、上
記絞り加工ステーションと上記穴抜き加工ステーション
との間でそれぞれ標準送りストローク量で搬送される。
そして、絞り加工ステーション及び穴抜き加工ステーシ
ョンでは、第1金属板と第2金属板とが送り方向に並ん
で配設される。なお、上記絞り加工ステーションの後に
上記第2穴抜き加工ステーションを別個に配設した場合
は、この絞り加工ステーションと第2穴抜き加工ステー
ションとの間で第1金属板及び第2金属板がそれぞれ標
準送りストローク量で搬送され、第2穴抜き加工ステー
ションでも第1金属板と第2金属板とが送り方向に並ん
で配設される。
【0012】このような予備工程を経た第1金属板及び
第2金属板は、結合工程に送られる。結合工程は、結合
ステーションで、上記第1金属板の突出部を上記第2金
属板の貫通孔に嵌挿させた後、突出部に曲げ加工や圧印
加工等を施して該突出部を潰すことにより、上記第1金
属板と上記第2金属板とを結合させる工程である。本発
明では、結合ステーションの直前のステーションから該
結合ステーションに搬送される上記第1金属板の送りス
トローク量及び上記第2金属板の送りストローク量のう
ちの一方は上記標準送りストローク量と同等とされ、か
つ他方は該標準送りストローク量の略半分とされる。こ
れにより、該結合ステーションにおいて送り方向の退行
側の同位置に該第1金属板と該第2金属板とが搬送さ
れ、上記第1金属板の突出部が上記第2金属板の貫通孔
に嵌挿される。
【0013】なお、上記第1金属板及び上記第2金属板
のいずれを先に結合ステーションに搬送してもよい。す
なわち、第1金属板を先に結合ステーションに搬送する
場合は、該第1金属板の上方側に突出するように上記突
出部を形成しておき、この突出部を上方側に突出させた
状態で先に結合ステーションに搬送された第1金属板に
対して第2金属板を重ね合わせることにより、第1金属
板の突出部を第2金属板の貫通孔に嵌挿させることがで
きる。一方、第2金属板を先に結合ステーションに搬送
する場合は、第1金属板の下方側に突出するように上記
突出部を形成しておき、先に結合ステーションに搬送さ
れた第2金属板に対して、突出部を下方側に突出させた
状態で第1金属板を重ね合わせることにより、第1金属
板の突出部を第2金属板の貫通孔に嵌挿させることがで
きる。
【0014】ここで、上記他方の送りストローク量を該
標準送りストローク量の略半分とするには、該他方の送
りストローク量が標準送りストローク量の略半分となる
位置で、被搬送物の搬送経路に進退動可能とされ、搬送
経路内に進出したときに搬送途中の被搬送物と干渉して
その位置で被搬送物の搬送をストップさせることのでき
るストッパを備えた機構を採用することができる。この
場合、搬送途中の被搬送物をストッパと干渉させること
により被搬送物の搬送をストップさせる機構であるた
め、ストッパと被搬送物との干渉時に被搬送物等が破損
することを防止すべく、該被搬送物を把持する把持手段
(グリップフィンガー等)に、干渉時の衝撃を吸収しう
る手段、例えばスプリング機構を具備せしめることが好
ましい。
【0015】なお、上記結合工程は、単一の結合ステー
ションのみから構成してもよいし、また複数の結合ステ
ーションから構成してもよい。単一の結合ステーション
から結合工程を構成する場合は、一度のプレス加工で第
1金属板の突出部を完全に潰すことにより、第1金属板
と第2金属板との結合を完了する。また、結合工程を複
数の結合ステーションから構成する場合は、複数回のプ
レス加工、例えば曲げ加工と圧印加工とで第1金属板の
突出部を多段階的に潰すことにより、第1金属板と第2
金属板とを結合させることができる。この場合、各結合
ステーション間においては、第1金属板と第2金属板と
が上記標準ストローク量で一体的に搬送される。
【0016】上記結合工程を終えて結合された第1金属
板と第2金属板とは、必要に応じて、両者が一体となっ
て結合ステーションから次のステーションへ上記標準送
りストローク量で搬送される。また、上記絞り加工ステ
ーション、上記穴抜き加工ステーション、上記第2穴抜
き加工ステーション及び上記結合ステーションにおいて
は、並びにこれらの各ステーション間においては、第1
金属板及び第2金属板をそれぞれ加工するための型が、
上記標準送りストローク量の略半分の間隔で送り方向に
並んで配設されている。
【0017】そして、上記絞り加工ステーション、上記
穴抜き加工ステーション、上記第2穴抜き加工ステーシ
ョン及び上記結合ステーションには、第1金属板及び第
2金属板が順次、連続的に供給され、各ステーションに
供給された複数の第1金属板及び第2金属板が同時に加
工される。このように本発明の金属板のトランスファプ
レス結合方法では、一連のプレス工程内において、第1
金属板及び第2金属板の加工及び結合を行うことができ
るので、第1金属板及び第2金属板を別々にプレス加工
し、その後別工程で両者を結合させる従来方法と比較し
て、工程数の低減、低コスト化及び省スペース化を図る
ことが可能となる。
【0018】加えて、本発明の金属板のトランスファプ
レス結合方法において、前記結合工程中又は前記結合工
程後、重ね合わされた第1金属板と第2金属板とを同時
にフランジ曲げ加工して、該第1金属板及び該第2金属
板を断面略L字状又は断面略コの字状とすることが好ま
しい。曲げ部を有する金属板同士を重ね合わせて結合さ
せるに際し、それぞれの金属板を別々に曲げ加工し、そ
の後両者を重ね合わせて結合させようとすると、伸び・
縮みフランジ成形に伴うねじれやスプリングバック等の
影響や、結合部位とそれぞれの金属板の曲げ部位との間
の距離のバラツキ等により、板合わせの合わせ品質を良
好に確保することが困難である。
【0019】この点、上記態様では、重ね合わされた第
1金属板と第2金属板とを同時に曲げ加工するので、板
合わせ品質を良好に確保することが可能となる。そし
て、このような第1金属板及び第2金属板のフランジ曲
げ加工を、前記結合工程中に第1金属板の突出部を潰す
ための曲げ加工等と同時に行えば、工程数の低減に有利
となる。なお、工程数の低減を考慮しなければ、前記結
合工程後、すなわち第1金属板の突出部を潰して第1金
属板と第2金属板とを結合させてから、該第1金属板と
該第2金属板とを同時にフランジ曲げ加工してもよい。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、実施例により本発
明の金属板のトランスファプレス結合方法を具体的に説
明する。本実施例のトランスファプレス結合方法は、第
1金属板としての本体aと、第2金属板としての補強材
bとをフランジ曲げ加工しつつ結合させるもので、本実
施例に用いるトランスファプレス装置のレイアウト図を
図1に示すように、第1〜第3ステーションよりなる予
備加工工程と、第4及び第5ステーションよりなる結合
工程とからなる。図2は、各ステーション終了後におけ
る本体a及び補強材bの状態を示すもので、第1ステー
ションの図は第1ステーション終了後における本体a及
び補強材bの斜視図、第2〜第5ステーションの図は第
2〜第5ステーション終了後における本体a及び補強材
bのA−A線矢視断面図である。
【0021】なお、以下の説明では、図1及び図2の右
側を、送り方向進行側(被搬送物としての本体a及び補
強材bを順次送る方向)といい、図1及び図2の左側を
送り方向退行側という。また、上記第1〜第5ステーシ
ョンの各ステーションには、本体a及び補強材bがそれ
ぞれ搬送されており、各ステーションで同時に本体a及
び補強材bの加工が行われる。そして、加工後の本体a
及び補強材bは、次のステーションに順次、連続的に供
給される。
【0022】第1ステーションは、基本的には補強材b
の所定箇所に穴抜き加工を施して、本体aとの結合用の
円形貫通孔10を形成するためのもので、外形穴抜き加
工ステーションを構成する。但し、この第1ステーショ
ンでは、補強材bに貫通孔10を形成すると同時に、本
体a及び補強材bの外周を帯板形状に切断するととも
に、他の用途(基準穴等)に用いる複数の穴11を本体
a及び補強材bに形成する(図2参照)。この第1ステ
ーションの送り方向進行側1aには、本体aに外形穴抜
き加工を施すための上型、パット及び下型(図示せず)
等よりなる外形穴抜き型が配設されるとともに、第1ス
テーションの送り方向退行側1bには、補強材bに外形
穴抜き加工を施すための上型、パット及び下型等よりな
る外形穴抜型(図示せず)が配設されている。
【0023】なお、上記第1ステーションにおいて、送
り方向進行側1aに配設された外形穴抜き型と、送り方
向退行側1bに配設された外径穴抜き型とは、後述する
標準送りストローク量の半分の間隔で送り方向に並んで
配設されている。第2ステーションは、基本的には本体
aの所定箇所に絞り加工を施して、本体aの上方側に突
出する円筒形状で中空状の突出部12を本体aに形成す
るためのもので、絞り加工ステーションを構成する。但
し、この第2ステーションでは、本体aに突出部12を
形成すると同時に、補強材bに形成された貫通孔10の
上下内周端縁10aをコイニング加工する。この第2ス
テーションの送り方向進行側2aには、本体aに絞り加
工を施すためのポンチ、ダイ及びブランクホルダ(図示
せず)等よりなる絞り型が配設されるとともに、第2ス
テーションの送り方向退行側2bには、補強材bの貫通
孔10にコイニング加工を施すためのコイニング型(図
示せず)が配設されている。
【0024】なお、上記第1ステーションの送り方向進
行側1aに配設された外形穴抜き型と、上記第2ステー
ションの送り方向進行側2aに配設された絞り型との間
の間隔、及び上記第1ステーションの送り方向退行側1
bに配設された外形穴抜き型と、上記第2ステーション
の送り方向退行側2bに配設されたコイニング型との間
の間隔は、後述する標準送りストローク量とされてい
る。また、上記第2ステーションにおいて、送り方向進
行側2aに配設された絞り型と、送り方向退行側2bに
配設されたコイニング型とは、後述する標準送りストロ
ーク量の半分の間隔で送り方向に並んで配設されてい
る。そして、上記第1ステーションの送り方向進行側1
aに配設された外径穴抜き型と、上記第2ステーション
の送り方向退行側2bに配設されたコイニング型とは、
後述する標準送りストローク量の半分の間隔で送り方向
に並んで配設されている。
【0025】また、本体aの突出部12は、補強材bの
貫通孔10に嵌挿させることができるように、貫通孔1
0の内径よりも若干小さな外径とされている(図3参
照)。また、突出部12の頂面は平坦状頂面12aとさ
れている。第3ステーションは、本体aの平坦状頂面1
2aに貫通穴12bを形成するためのもので、第2穴抜
き加工ステーションを構成する。この貫通穴12bは、
後述する結合工程で本体aの突出部12を潰す際に棒状
の第2ポンチ14を挿通させるためのものである。この
第3ステーションの送り方向進行側3aには、本体aの
突出部12に貫通穴12bを穴抜き加工を施すためのポ
ンチ及びダイス等よりなる穴抜き型(図示せず)が配設
されている。なお、第3ステーションにおいては補強材
bは何等加工を施されないので、送り方向退行側3bに
は何等プレス型が配設されていない。
【0026】なお、上記第2ステーションの送り方向進
行側2aに配設された絞り型と、上記第3ステーション
の送り方向進行側3aに配設された穴抜き型との間の間
隔、及び上記第2ステーションの送り方向退行側2bに
配設された外形穴抜き型と、上記第3ステーションの送
り方向退行側3bとの間の間隔は、後述する標準送りス
トローク量とされている。また、上記第3ステーション
において、送り方向進行側3aに配設された穴抜き型と
送り方向退行側3bとの間の間隔は、後述する標準送り
ストローク量の半分の間隔とされている。そして、上記
第2ステーションの送り方向進行側2aに配設された絞
り型と、上記第3ステーションの送り方向退行側3bと
の間の間隔は、後述する標準送りストローク量の半分の
間隔とされている。
【0027】第4ステーションは、第3ステーションか
ら先に搬送された本体aに対して、補強材bを重ね合わ
せて本体aの突出部12を補強材bの貫通孔10に嵌挿
させた後、突出部12を曲げ加工すると同時に、重ね合
わされた本体a及び補強材bの外縁部を2枚同時にフラ
ンジ曲げ加工して、フランジ部30a及び30bを有す
る断面コの字形状とするもので、第1結合ステーション
を構成する。この第4ステーションの送り方向退行側4
a+bには、本体aの突出部12を曲げ加工すると同時
に、重ね合わされた本体a及び補強材bの外縁部を2枚
同時にフランジ曲げ加工するための第1上型ポンチ1
3、棒状の第1下型ポンチ14、第1ダイス15及び昇
降可能な第1可動型16等よりなるプレス型が配設され
ている。なお、第4ステーションにおいては、本体a及
び補強材bともに送り方向退行側4a+bに搬送される
ため、第4ステーションの送り方向進行側はアイドルス
テーションとされ、何等プレス型が配設されていない。
【0028】なお、上記第3ステーションの送り方向進
行側3aに配設された穴抜き型と、上記第4ステーショ
ンの送り方向退行側4a+bに配設されたプレス型との
間の間隔は、後述する標準送りストローク量の半分とさ
れている。また、上記第3ステーションの送り方向退行
側3bと、上記第4ステーションの送り方向退行側4a
+bに配設されたプレス型との間の間隔は、後述する標
準送りストローク量とされている。
【0029】上記第4ステーションのプレス型は、その
構成を図4の模式断面図に示すように、第1上型ポンチ
13、棒状の第1下型ポンチ14、第1ダイス15及び
昇降可能な第1可動型16、第1可動型16を昇降させ
る第1シリンダ17及び第1可動型16の下降端を規制
する第1規制下型18等よりなる。第1上型ポンチ13
はプレス機のスライドにより昇降可能とされ、棒状の第
1下型ポンチ14が挿通可能な軸孔13aを有してい
る。この軸孔13aの内周面下端部には、棒状の第1下
型ポンチ14とで突出部12をその基端から曲げて起立
させるための浅高凹部13bが形成されている。なお、
この浅高凹部13bの上面は、上方に向かうに連れて内
径が縮小するテーパ面13cとされている。このテーパ
面13cには、基端から曲げ加工されて起立された突出
部12の平坦状頂面12aが当接する。棒状の第1下型
ポンチ14は、突出部12の貫通穴12bに挿通して、
該突出部12を基端から曲げて起立させるとともに突出
部12の内周面を規制するもので、第1規制下型18に
固定されている。第1ダイス15は、第1上型ポンチ1
3とともに本体a及び補強材bをフランジ曲げ加工する
もので、第1規制下型18に固定されている。第1可動
型16は、プレス加工前は第1シリンダ17の作動によ
り上昇した状態に維持され、プレス加工時に第1上型ポ
ンチ13の下降とともに下降し、プレス完了後は第1規
制下型18により下降端が規制される。
【0030】第5ステーションは、第4ステーションで
曲げ加工された突出部12に圧印加工を施して該突出部
12を完全に潰して、本体aと補強材bとの結合を完了
させるもので、第2結合ステーションを構成する。この
第5ステーションの送り方向退行側5a+bには、曲げ
加工された突出部12に圧印加工を施すための第2上型
ポンチ19、棒状の第2下型ポンチ20、第2ダイス2
1及び昇降可能な第2可動型22等よりなるプレス型が
配設されている。なお、第5ステーションにおいては、
本体a及び補強材bが重ね合わされた状態で送り方向退
行側5a+bに搬送されるため、第5ステーションの送
り方向進行側はアイドルステーションとされ、何等プレ
ス型が配設されていない。
【0031】なお、上記第4ステーションの送り方向退
行側4a+bに配設されたプレス型と、上記第5ステー
ションの送り方向退行側5a+bに配設されたプレス型
との間の間隔は、後述する標準送りストローク量とされ
ている。上記第5ステーションのプレス型は、その構成
を図5の模式断面図に示すように、第2上型ポンチ1
9、棒状の第2下型ポンチ20、第2ダイス21及び昇
降可能な第2可動型22、第2可動型22を昇降させる
第2シリンダ23及び第2可動型22の下降端を規制す
る第2規制下型24等よりなる。第2上型ポンチ19は
プレス機のスライドにより昇降可能とされ、棒状の第2
下型ポンチ20が挿通可能な軸孔19aを有している。
この軸孔19aの内周面下端部には、棒状の第2下型ポ
ンチ20とで突出部12を押し潰すための深低凹部19
bが形成されている。なお、この浅高凹部19bの上面
は平坦状水平面とされている。棒状の第2下型ポンチ2
0は、突出部12の貫通穴12bに挿通して突出部12
の内周面を規制するもので、第2規制下型24に固定さ
れている。第2可動型22は、プレス加工前は第2シリ
ンダ23の作動により上昇した状態に維持され、プレス
加工時に第2上型ポンチ19の下降とともに下降し、プ
レス完了後は第2規制下型24により下降端が規制され
る。
【0032】本実施例に係るトランスファプレス装置で
は、図7に示すように、第1ステーションから第5ステ
ーションまでにわたって一対のグリッパレール25が送
り方向に延設されており、このグリッパレール25にセ
ットされたグリップフィンガ26a及び26bにより本
体a及び補強材bが搬送される。なお、本体aをクラン
プするグリップフィンガ26aは、後述するストッパ2
7に本体aが干渉する際の衝撃を緩和すべく、該衝撃を
吸収しうるスプリング機構を備えている。
【0033】上記第1ステーションと上記第2ステーシ
ョンとの間、及び上記第2ステーションと上記第3ステ
ーションとの間で、本体a及び補強材bは、それぞれ標
準送りストローク量で同時に搬送される。そして、上記
第1〜第3ステーションでは、本体aと補強材bとが、
標準送りストローク量の半分の間隔で送り方向に並んで
配設される。
【0034】また、上記第3ステーションと上記第4ス
テーションとの間では、本体aが標準送りストローク量
の半分のストローク量で、補強材bが標準ストローク量
で同時に搬送される。これにより、まず本体aが第4ス
テーションの送り方向退行側4a+bの位置に配設さ
れ、その後補強材bが第4ステーションの送り方向退行
側4a+bの位置に配設されることとなり、先に搬送さ
れた本体aの上に補強材bが重ね合わされて、本体aの
突出部12が補強材bの貫通孔10に嵌挿される(図2
参照)。
【0035】ここで、本体aの送りストローク量を標準
送りストローク量の半分にして、第4ステーションの送
り方向退行側4a+bの位置にまず本体aを搬送し、そ
の後この本体aの上に補強材bを重ね合わせるように搬
送するための機構について説明する。本実施例のトラン
スファプレス装置は、図7に示すように、本体aの送り
ストローク量が標準送りストローク量の半分となる位置
で、エアシリンダ27aの作動で昇降することにより、
本体aの搬送経路に進退動可能とされ、搬送経路内に進
出したときに搬送途中の本体aと干渉してその位置で本
体aの搬送をストップさせることのできる一対のストッ
パ27、27を備えた機構を有している。
【0036】そして、上記グリップフィンガによる本体
aのクランプ/アンクランプ動作(図8に一点鎖線で示
す)、プレス機の昇降動作(図8に点線で示す)、及び
グリップフィンガの進退動作(アドバンス/リターン)
(図8に実線で示す)の関係を図8に示すように、図8
のポイントPの時点、すなわち本体aをクランプしたグ
リップフィンガが標準送りストローク量の約1/4に達
した時点で、これをプレス機のクランク角度で検出し
て、エアシリンダ27aを作動させて本体aの搬送経路
にストッパ27を上昇、進出させる。これにより、図8
のQの時点、すなわち本体aをクランプしたグリップフ
ィンガが標準送りストローク量の約1/2に達した時点
で、該グリップフィンガにクランプされた本体aが搬送
経路に進出したストッパ27と干渉する。その結果、本
体aは第4ステーションの正規の位置(標準送りストロ
ーク量で搬送されたと仮定した場合の位置)まで搬送さ
れることなく、標準送りストローク量の半分となる位
置、すなわち第4ステーションの送り方向退行側4a+
bの位置に搬送される。
【0037】その後、補強材bが、正規の標準送りスト
ローク量にて第4ステーションの送り方向退行側4a+
bの位置に搬送され、先に搬送された本体aの上に重ね
合わされる。なお、本体aがストッパ27に干渉して第
4ステーションの送り方向退行側4a+bの位置に搬送
されれば、その後ストッパ27はエアシリンダ27aの
作動により本体aの搬送経路から下降、退出し、インタ
ーロック(図示せず)の作用により下降位置で待機す
る。そして、第4ステーションで一体とされた本体a及
び補強材bが第5ステーションに向けて搬送されストッ
パ27を通過したら、その直後(本体a及び補強材bを
クランプしたグリップフィンガが標準送りストローク量
の約1/4に達した時点)にインターロックが解除さ
れ、エアシリンダ27aの作動によりストッパ27が上
昇し、第4ステーションに次ぎに搬送されてくる本体a
のストッパーとして機能すべく、本体aの搬送経路に進
出する。
【0038】以下、本実施例の金属板の結合方法につい
て具体的に説明する。まず第1ステーションでは、本体
a及び補強材bに外形穴抜き加工を同時に施して、本体
a及び補強材bの外周を帯板形状に切断するとともに、
本体aに複数の穴11を形成し、また補強材bに貫通孔
10及び複数の穴11を形成する。外形穴抜き加工を施
された本体a及び補強材bは、標準送りストローク量に
て第2ステーションにそれぞれ同時に搬送される。第2
ステーションでは、本体aに絞り加工を施して突出部1
2を形成すると同時に、補強材bの貫通孔10にコイニ
ング加工を施して貫通孔10の上下内周端縁を面取りす
る。
【0039】絞り加工を施された本体a及びコイニング
加工が施された補強材bは、標準送りストローク量に
て、第3ステーションにそれぞれ同時に搬送される。第
3ステーションでは、本体aの突出部12の平坦状頂面
12aに穴抜き加工を施して貫通穴12bを形成する。
穴抜き加工を施された本体aは、標準送りストローク量
の半分のストローク量にて、第4ステーションの送り方
向退行側4a+bの位置に搬送される。その後、補強材
bが、第3ステーションの送り方向退行側3bの位置か
ら標準送りストローク量にて、第4ステーションの送り
方向退行側4a+bの位置に搬送される。これにより、
図3に示すように、本体aの上に補強材bが重ね合わさ
れ、補強材bの貫通孔10に本体aの突出部12が嵌挿
される。第4ステーションでは、本体a及び補強材bが
搬送される時点では、第1可動型16が第1シリンダ1
7の作動により上昇位置に維持されており、この第1可
動型16はプレス加工時に第1上型ポンチ13の下降と
ともに下降する。これにより、図4に示すように、本体
aの突出部12の貫通穴12bに第1下型ポンチ14が
挿通され、この第1下型ポンチ14で突出部12の内周
面を拘束しつつ、該第1下型ポンチ14と第1上型ポン
チ13の浅高凹部13bとにより、該突出部12をその
基端から曲げて起立させる。また、このとき、第1上型
ポンチ13と第1ダイス15とにより、重ね合わされた
本体a及び補強材bの外縁をフランジ曲げ加工してフラ
ンジ部30a及び30bを同時に形成する。
【0040】本体aの突出部12が曲げ加工されて一体
とされた本体a及び補強材bは、標準送りストローク量
にて、第5ステーションに搬送される。第5ステーショ
ンでは、本体a及び補強材bが搬送される時点では、第
2可動型22が第2シリンダ23の作動により上昇位置
に維持されており、この第2可動型22はプレス加工時
に第2上型ポンチ19の下降とともに下降する。これに
より、図5に示すように、本体aの突出部12の貫通穴
12bに第2下型ポンチ20が挿通され、この第2下型
ポンチ20で突出部12の内周面を拘束しつつ、第2上
型ポンチ19の深低凹部19bにより、該突出部12を
完全に押し潰して圧印する。その結果、図6に示すよう
に、水平方向においては、補強材bの貫通孔10の内周
面が本体aの突出部12の外周面で拘束されるととも
に、補強材bのフランジ部30bが本体aのフランジ部
30aで拘束される。また、上下方向においては、補強
材bの貫通孔10の縁部付近が、押し潰された本体aの
突出部12と本体a自身とにより挟持された拘束され
る。したがって、本体aに対して補強材bを確実に結合
させることができる。
【0041】このように本実施例の金属板のトランスフ
ァプレス結合方法では、一連のプレス工程内において、
本体a及び補強材bの加工及び結合を行うことができる
ので、本体a及び補強材bを別々にプレス加工し、その
後別工程で両者を結合させる従来方法と比較して、高生
産性化、低コスト化及び省スペース化を図ることが可能
となる。
【0042】また、本実施例の金属板のトランスファプ
レス結合方法では、本体aの突出部12を曲げ加工する
と同時に、重ね合わされた本体a及び補強材bの外縁を
2枚同時に曲げ加工するので、本体aと補強材bとの板
合わせ品質を良好に確保することが可能となる。なお、
上記本体a及び補強材bのフランジ曲げ加工は、本体a
と補強材bとを結合させた後に行うことも可能だが、本
実施例のように、本体aの突出部12を曲げ加工する結
合工程中に該フランジ曲げ加工を行えば、高生産性化に
有利となる。
【0043】加えて、本実施例では、第2ステーション
において、本体aに突出部12を形成すると同時に補強
材bの貫通孔10をコイニング加工している。このた
め、高生産性化を図りつつ、本体aの突出部12と補強
材bの貫通孔10との嵌挿をスムーズにすることができ
るとともに、突出部12を潰す際に貫通孔10の内周縁
と当接する本体aが曲げ割れすることを防止することが
できる。
【0044】なお、上記実施例では、第1〜第3ステー
ションにおいて、各ステーションの送り方向進行側に本
体aを搬送するとともに送り方向退行側に補強材bを搬
送しし、また本体a等の上方側に突出部12及びフラン
ジ部30a、30bを突出させ、さらに標準送りストロ
ーク量の半分のストローク量にて、第3ステーションか
ら第4ステーションに本体aを補強材bよりも先に搬送
させる例について説明したが、このような態様に限られ
るものでない。
【0045】すなわち、第1〜第3ステーションにおい
て、各ステーションの送り方向進行側に補強材bを搬送
するとともに送り方向退行側に本体aを搬送し、また本
体a等の下方側に突出部12及びフランジ部30a、3
0bを突出させ、さらに標準送りストローク量の半分の
ストローク量にて、第3ステーションから第4ステーシ
ョンに補強材bを本体aよりも先に搬送させることもで
きる。かかる場合、図9に示すように、本体a及び補強
材bのフランジ部30a及び30bに、寄せカム28を
用いて芯ズレが零の通し穴31a及び31bを形成する
ことが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る金属
板のトランスファプレス結合方法は、一連のプレス工程
内において、第1金属板及び第2金属板の加工及び結合
を行うことができるので、高生産性化、低コスト化及び
省スペース化を図ることが可能となる。
【0047】また、結合工程中又は結合工程後、重ね合
わされた第1金属板と第2金属板とを同時にフランジ曲
げ加工した場合は、第1金属板と第2金属板との板合わ
せ品質を良好に確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る金属板のトランスファプレス結
合装置のレイアウト図である。
【図2】本実施例の金属板のトランスファプレス結合方
法に係り、各ステーション終了後における本体及び補強
材の状態を示す説明図である。
【図3】本実施例の金属板のトランスファプレス結合方
法に係り、本体a及び補強材bが第4ステーションに搬
送された状態を示す断面図である。
【図4】本実施例の金属板のトランスファプレス結合方
法に係り、第4ステーション終了後における本体a及び
補強材b、並びにプレス型を模式的に示す断面図であ
る。
【図5】本実施例の金属板のトランスファプレス結合方
法に係り、第5ステーション終了後における本体a及び
補強材b、並びにプレス型を模式的に示す断面図であ
る。
【図6】本実施例の金属板のトランスファプレス結合方
法に係り、第5ステーションが終了して本体a及び補強
材bが結合された状態を示す断面図である。
【図7】本実施例に係る金属板のトランスファプレス結
合装置の一部を模式的に示す斜視図である。
【図8】本実施例の金属板のトランスファプレス結合方
法に係り、グリップフィンガによる本体のクランプ/ア
ンクランプ動作、プレス機の昇降動作及びグリップフィ
ンガの進退動作の関係を示す説明図である。
【図9】その他の実施例に係り、本体及び補強材のフラ
ンジ部に通し穴を形成する様子を模式的に示す断面図で
ある。
【図10】従来例にかかり、断面コの字形状の本体部品
の内部に断面コの字形状の補強部品を板合わせにより配
設した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
a…本体、 b…補強材、 1
0…貫通孔 12…突出部 12b…貫通穴 30a、30b…フランジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞り加工ステーションで第1金属板の所
    定箇所に絞り加工を施して中空状の突出部を形成すると
    ともに、穴抜き加工ステーションで第2金属板の所定箇
    所に穴抜き加工を施して貫通孔を形成する予備加工工程
    と、 結合ステーションで、上記第1金属板の突出部を上記第
    2金属板の貫通孔に嵌挿させて該第1金属板と該第2金
    属板とを重ね合わせた後、該突出部を潰すことにより、
    上記第1金属板と上記第2金属板とを結合させる結合工
    程とを順に実施する金属板のトランスファプレス結合方
    法であって、 上記第1金属板及び上記第2金属板は、上記絞り加工ス
    テーションと上記穴抜き加工ステーションとの間でそれ
    ぞれ標準送りストローク量で搬送されて、該絞り加工ス
    テーション及び該穴抜き加工ステーションでは該第1金
    属板と該第2金属板とが送り方向に並んで配設されると
    ともに、 上記結合ステーションの直前のステーションから該結合
    ステーションに搬送される上記第1金属板の送りストロ
    ーク量及び上記第2金属板の送りストローク量のうちの
    一方は上記標準送りストローク量と同等とされ、かつ他
    方は該標準送りストローク量の略半分とされることによ
    り、該結合ステーションに該第1金属板と該第2金属板
    とが同位置に搬送されることを特徴とする金属板のトラ
    ンスファプレス結合方法。
  2. 【請求項2】 前記結合工程中又は前記結合工程後、重
    ね合わされた前記第1金属板と前記第2金属板とを同時
    にフランジ曲げ加工することを特徴とする請求項1記載
    の金属板のトランスファプレス結合方法。
JP18691997A 1997-07-11 1997-07-11 金属板のトランスファプレス結合方法 Pending JPH1133645A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011234608A (ja) * 2010-04-06 2011-11-17 Canon Inc 振動型アクチュエータ、振動子及び振動子の製造方法
JP2014123530A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Nissan Motor Co Ltd 成型方法および成型装置

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JP2011234608A (ja) * 2010-04-06 2011-11-17 Canon Inc 振動型アクチュエータ、振動子及び振動子の製造方法
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