JPH1133634A - 金属板の成形方法 - Google Patents
金属板の成形方法Info
- Publication number
- JPH1133634A JPH1133634A JP20535397A JP20535397A JPH1133634A JP H1133634 A JPH1133634 A JP H1133634A JP 20535397 A JP20535397 A JP 20535397A JP 20535397 A JP20535397 A JP 20535397A JP H1133634 A JPH1133634 A JP H1133634A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- synthetic resin
- resin film
- edge
- film
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- Withdrawn
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロ−ル成形機で合成樹脂フィルムラミネ−
ト金属板の縁部をも成形対象とする形状に成形方法にお
いて、成形により金属板の縁部から合成樹脂フィルムが
剥離するのを防止する方法を提供する。 【解決手段】 金属板の縁部全長に合成樹脂フィルムの
未貼付け部分を設けて成形する。
ト金属板の縁部をも成形対象とする形状に成形方法にお
いて、成形により金属板の縁部から合成樹脂フィルムが
剥離するのを防止する方法を提供する。 【解決手段】 金属板の縁部全長に合成樹脂フィルムの
未貼付け部分を設けて成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロ−ル成形機で合成樹
脂フィルムラミネ−ト金属板の縁部をも成形対象とする
形状に成形する方法において、成形により金属板の縁部
から合成樹脂フィルムが剥離するのを防止する方法に関
する。
脂フィルムラミネ−ト金属板の縁部をも成形対象とする
形状に成形する方法において、成形により金属板の縁部
から合成樹脂フィルムが剥離するのを防止する方法に関
する。
【0002】
【従来技術】塗装金属板を加工した建材などにおいて
は、耐食性、耐候性を高めるのに塗膜表面にフッ素樹脂
フィルムのような耐食性、耐候性に優れた透明フィルム
をラミネ−トすることが行われている。また、ステンレ
ス鋼板、アルミニウム板などの金属板を加工した厨房製
品の外板などは、外観が美麗なため、汚染が付着する
と、極めて目立ち易い。そこで、外板などにおいても、
金属板素地の外観を維持した状態で耐汚染性を高めるた
めにフッ素樹脂フィルムのような耐汚染性に優れた透明
フィルムをラミネ−トすることが行われている。
は、耐食性、耐候性を高めるのに塗膜表面にフッ素樹脂
フィルムのような耐食性、耐候性に優れた透明フィルム
をラミネ−トすることが行われている。また、ステンレ
ス鋼板、アルミニウム板などの金属板を加工した厨房製
品の外板などは、外観が美麗なため、汚染が付着する
と、極めて目立ち易い。そこで、外板などにおいても、
金属板素地の外観を維持した状態で耐汚染性を高めるた
めにフッ素樹脂フィルムのような耐汚染性に優れた透明
フィルムをラミネ−トすることが行われている。
【0003】ところで、金属板を建材や厨房製品外板な
どに加工する場合、その加工はロ−ル成形機で連続的に
行っているが、合成樹脂フィルムのラミネ−トは加工後
に行うと、成形材の形状に沿って手作業で行わなければ
ならず、非常に労力と時間を要するので、素材金属板全
面に合成樹脂フィルムをラミネ−トしたものを用いて、
それを成形するようにしている。
どに加工する場合、その加工はロ−ル成形機で連続的に
行っているが、合成樹脂フィルムのラミネ−トは加工後
に行うと、成形材の形状に沿って手作業で行わなければ
ならず、非常に労力と時間を要するので、素材金属板全
面に合成樹脂フィルムをラミネ−トしたものを用いて、
それを成形するようにしている。
【0004】しかし、全面に合成樹脂フィルムがラミネ
−トされた金属板をロ−ル成形機で縁部をも成形対象と
する形状に成形すると、フッ素樹脂のようなフィルムは
付着力が劣るため、端部のみならず、内部まで剥離し
て、成形後に手作業で剥離部分を再度貼付けなければな
らぬものであった。この合成樹脂フィルムの剥離は金属
板が合成樹脂フィルムのラミネ−ト後にエンボス加工の
施されたものであると、エンボス加工により合成樹脂フ
ィルムに大きな応力が生じているため、剥離が生じ易
く、とくに、エンボス加工の模様が金属板の幅方向に伸
長した凹凸のものであると、剥離が内部に伝播し易いた
め、内部まで剥離が進行してしまうものであった。
−トされた金属板をロ−ル成形機で縁部をも成形対象と
する形状に成形すると、フッ素樹脂のようなフィルムは
付着力が劣るため、端部のみならず、内部まで剥離し
て、成形後に手作業で剥離部分を再度貼付けなければな
らぬものであった。この合成樹脂フィルムの剥離は金属
板が合成樹脂フィルムのラミネ−ト後にエンボス加工の
施されたものであると、エンボス加工により合成樹脂フ
ィルムに大きな応力が生じているため、剥離が生じ易
く、とくに、エンボス加工の模様が金属板の幅方向に伸
長した凹凸のものであると、剥離が内部に伝播し易いた
め、内部まで剥離が進行してしまうものであった。
【0005】かかる剥離対策として、合成樹脂フィルム
に付着力の大きいものを使用して、ロ−ル成形で端側が
剥離しないようにしたり、剥離が内部に伝播しないよう
にすることも考えられるが、付着力の大きいものを使用
すると、耐食性や耐汚染性が低下してしまい、合成樹脂
フィルムをラミネ−トした技術的意義がなくなってしま
う。
に付着力の大きいものを使用して、ロ−ル成形で端側が
剥離しないようにしたり、剥離が内部に伝播しないよう
にすることも考えられるが、付着力の大きいものを使用
すると、耐食性や耐汚染性が低下してしまい、合成樹脂
フィルムをラミネ−トした技術的意義がなくなってしま
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、合成樹脂フ
ィルムラミネ−ト金属板をロ−ル成形機により金属板縁
部をも成形対象とする形状に成形しても、成形中に合成
樹脂フィルムの剥離しない成形方法を提供するものであ
る。
ィルムラミネ−ト金属板をロ−ル成形機により金属板縁
部をも成形対象とする形状に成形しても、成形中に合成
樹脂フィルムの剥離しない成形方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロ−ル成形機
で合成樹脂フィルムラミネ−ト金属板の縁部をも成形対
象とする形状に成形する際、金属板の縁部全長に合成樹
脂フィルムの未貼付け部分を設けて成形することを特徴
としている。
で合成樹脂フィルムラミネ−ト金属板の縁部をも成形対
象とする形状に成形する際、金属板の縁部全長に合成樹
脂フィルムの未貼付け部分を設けて成形することを特徴
としている。
【0008】
【作用】本発明者らは、合成樹脂フィルムを全面にラミ
ネ−トした金属板の縁部をロ−ル成形により曲げ加工を
施した場合に合成樹脂フィルムが剥離する原因について
追及した結果、合成樹脂フィルムの端が成形ロ−ルで押
さえられないため、成形ロ−ルのしごきにより成形ロ−
ルで押さえている部分より端側が剥離し、その剥離が取
り扱い中に内部に伝播して、内部のかなりの深さまで剥
離してしまうためであることが判明した。そこで、金属
板の縁部全長に合成樹脂フィルムの未貼付け部分を設け
たところ、成形ロ−ルが合成樹脂フィルムの端部を押圧
し、剥離しなかったのである。とくに、金属板にエンボ
ス加工が施され、合成樹脂フィルムに応力が生じていて
も、凸部を成形ロ−ルで強く押さえるため、剥離しな
い。
ネ−トした金属板の縁部をロ−ル成形により曲げ加工を
施した場合に合成樹脂フィルムが剥離する原因について
追及した結果、合成樹脂フィルムの端が成形ロ−ルで押
さえられないため、成形ロ−ルのしごきにより成形ロ−
ルで押さえている部分より端側が剥離し、その剥離が取
り扱い中に内部に伝播して、内部のかなりの深さまで剥
離してしまうためであることが判明した。そこで、金属
板の縁部全長に合成樹脂フィルムの未貼付け部分を設け
たところ、成形ロ−ルが合成樹脂フィルムの端部を押圧
し、剥離しなかったのである。とくに、金属板にエンボ
ス加工が施され、合成樹脂フィルムに応力が生じていて
も、凸部を成形ロ−ルで強く押さえるため、剥離しな
い。
【0009】金属板の縁部全長に設ける合成樹脂フィル
ムの未貼付け部分は、5〜15mmの幅にすれば、成形
ロ−ルが合成樹脂フィルムの端を押圧する。縁部全長に
未貼付け部分を設けるには、金属板の幅より狭い保護フ
ィルムを貼付ければよいのであるが、この貼付けはロ−
ル成形機での成形と別工程で行ってもよく、また、ロ−
ル成形機の入側にラミネ−ト装置を配置して、成形と同
時に行ってもよい。なお、成形材の縁部は合成樹脂フィ
ルムがラミネ−トされていなくても、成形材の縁部は施
工や組み立ての際に隠れてしまうので、耐食性、耐候
性、耐汚染性などの問題はない。
ムの未貼付け部分は、5〜15mmの幅にすれば、成形
ロ−ルが合成樹脂フィルムの端を押圧する。縁部全長に
未貼付け部分を設けるには、金属板の幅より狭い保護フ
ィルムを貼付ければよいのであるが、この貼付けはロ−
ル成形機での成形と別工程で行ってもよく、また、ロ−
ル成形機の入側にラミネ−ト装置を配置して、成形と同
時に行ってもよい。なお、成形材の縁部は合成樹脂フィ
ルムがラミネ−トされていなくても、成形材の縁部は施
工や組み立ての際に隠れてしまうので、耐食性、耐候
性、耐汚染性などの問題はない。
【0010】
実施例1 平滑な表面の塗装鋼帯(板厚0.3mm)の両側縁部全
長に幅10mmの未貼付け部分が形成されるようにフッ
素樹脂フィルムをラミネ−トして、フッ素樹脂フィルム
のラミネ−ト面が下側になるようにロ−ル成形機に供給
し、図1のように溝形に成形した。得られた成形材の縁
部に貼付けられたフッ素樹脂フィルムは剥離していなか
った。
長に幅10mmの未貼付け部分が形成されるようにフッ
素樹脂フィルムをラミネ−トして、フッ素樹脂フィルム
のラミネ−ト面が下側になるようにロ−ル成形機に供給
し、図1のように溝形に成形した。得られた成形材の縁
部に貼付けられたフッ素樹脂フィルムは剥離していなか
った。
【0011】実施例2 塗装鋼帯(板厚0.3mm)の両側縁部全長に幅12m
mの未貼付け部分が形成されるように実施例1と同種の
フッ素樹脂フィルムを貼付けた後、凹凸模様が幅方向に
伸長した深さ3mmのエンボス加工を施して、実施例1
と同様に成形した。得られた成形材のフッ素樹脂フィル
ムは剥離していなかった。
mの未貼付け部分が形成されるように実施例1と同種の
フッ素樹脂フィルムを貼付けた後、凹凸模様が幅方向に
伸長した深さ3mmのエンボス加工を施して、実施例1
と同様に成形した。得られた成形材のフッ素樹脂フィル
ムは剥離していなかった。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明の成形方法は、金
属板の縁部に合成樹脂フィルムの未貼付け部分を設け
て、金属板にロ−ル成形を施すのであるから、縁部成形
の際、成形ロ−ルが合成樹脂フィルムの端を押さえ、合
成樹脂フィルムが剥離するのを防止する。
属板の縁部に合成樹脂フィルムの未貼付け部分を設け
て、金属板にロ−ル成形を施すのであるから、縁部成形
の際、成形ロ−ルが合成樹脂フィルムの端を押さえ、合
成樹脂フィルムが剥離するのを防止する。
【図1】実施例において、ロ−ル成形機で成形した成形
材の正面図である。
材の正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ロ−ル成形機で合成樹脂フィルムラミ
ネ−ト金属板の縁部をも成形対象とする形状に成形する
際、金属板の縁部全長に合成樹脂フィルムの未貼付け部
分を設けて成形することを特徴とする金属板の成形方
法。 - 【請求項2】 金属板がエンボス加工の施されたもの
であることを特徴とする請求項1に記載の金属板の成形
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20535397A JPH1133634A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 金属板の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20535397A JPH1133634A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 金属板の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1133634A true JPH1133634A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16505471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20535397A Withdrawn JPH1133634A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 金属板の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1133634A (ja) |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP20535397A patent/JPH1133634A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |