JPH11334636A - 車両衝突時のステアリング制御装置 - Google Patents
車両衝突時のステアリング制御装置Info
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- JPH11334636A JPH11334636A JP10147573A JP14757398A JPH11334636A JP H11334636 A JPH11334636 A JP H11334636A JP 10147573 A JP10147573 A JP 10147573A JP 14757398 A JP14757398 A JP 14757398A JP H11334636 A JPH11334636 A JP H11334636A
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Abstract
ステアリングホイールの誤操作を抑制し、車両の走行安
定性を高める。 【解決手段】ステップS22で衝突状態ならば、ステッ
プS24で他車両に後方から衝突された状態か否かを検
出する。ステップS24で後突ならばステップS28に
進み、後突でなく前突或いは側突ならばステップS26
に進む。ステップS26では補助電動モータ7の駆動ト
ルクを50%低下してステアリングホイールを操作しに
くくする。ステップS28では補助電動モータ7の駆動
トルクを30%低下させてステアリングホイールを操作
しにくくするが、ステップS26での前突や側突の場合
に比べて補助電動モータ7から出力される駆動トルクの
規制量を緩和している。ステップS30ではステップS
26或いはステップS28を所定時間経過するまで継続
し、ステップS32では補助電動モータ7の駆動トルク
を徐々に正常値に戻す。
Description
アリング制御装置に関する。
ッグでの保護に加えて、前突時にエアバッグにより乗員
のひざ等を保護するニープロテクタや、側突時に横方向
の衝撃から乗員を保護するサイドエアバッグが開発され
ている。
突時にエアバッグの作動、自動消化システムの作動、事
故の通報、ドアロックの解除、自動ブレーキを同時に実
行させるものが開示されている。
に他車両に側突或いは追突されてエアバッグ装置が展開
した場合、ステアリングホイールを誤操作してしまうこ
とがある。
の目的は、車両衝突時の衝撃やエアバッグの展開等に伴
う急激なステアリング操作を抑制し、車両の走行安定性
を高めることができる車両衝突時のステアリング制御装
置を提供することである。
的を達成するために、本発明の車両衝突時のステアリン
グ制御装置は、以下の構成を備える。即ち、車両の衝突
を検出する衝突検出手段と、前記衝突検出手段により衝
突が検出されるとエアバッグを展開させるエアバッグ制
御手段とを有する車両衝突時のステアリング制御装置で
あって、前記エアバッグ制御手段によりエアバッグが展
開されると、ステアリング操作による操舵量を抑制す
る。
の回転角に対する車輪の旋回角が小さくなるように操舵
比を変更する。
への操作力を助勢するステアリング助勢手段を更に備
え、該ステアリング助勢手段による助勢力を低下させ
る。
車両の追突を検出し、該他車両の追突時に前記操舵量の
抑制を規制する。
突又は側突を検出し、該前突又は側突時にのみ操舵量の
抑制を実行する。
経過後に操舵量の抑制を中止する。
経過後に操舵量の抑制を徐々に緩和する。
舵量の抑制を規制する。
添付の図面を参照して詳細に説明する。 [ABS制御装置の機械的構成]図1は、本実施形態に
係るABS制御装置の機械的構成を示すブロック図であ
る。
左右の前輪11、12が従動輪、左右の後輪13、14
が駆動輪とされ、エンジン15の出力トルクが自動変速
機16からプロペラシャフト17、差動装置18及び左
右の駆動軸19、20を介して左右の後輪13、14に
伝達されるようになっている。
的に回転するディスク21a〜24aと、制動圧の供給
を受けてディスク21a〜24aの回転を制動するキャ
リパ21b〜24bとを備えたブレーキ装置21〜24
が設けられている。
めのブレーキ制御システムは、運転者によるブレーキペ
ダル26の踏込力を増大させるメインブースタ27とサ
ブブースタ47と、これらブースタ27、47により増
大された踏力圧に応じて制動圧を発生させるマスタシリ
ンダ28とを有する。マスタシリンダ28から延設され
た前輪用制動圧供給ライン29は左前輪用制動圧供給ラ
イン29aと右前輪用制動圧供給ライン29bとに分岐
され、各ブレーキ装置21、22のキャリパ21a、2
2bに接続されている。左前輪用制動圧供給ライン29
aには、電磁式開閉弁30aと電磁式リリーフ弁30b
とからなる第1バルブユニット30が設けられ、右前輪
用制動圧供給ライン29bには、電磁式開閉弁31aと
電磁式リリーフ弁31bとからなる第2バルブユニット
31が設けられている。
制動圧供給ライン62には、電磁式開閉弁32aと電磁
式リリーフ弁32bとからなる第3バルブユニット32
と、電磁式開閉弁33aと電磁式リリーフ弁33bとか
らなる第4バルブユニット33とが設けられている。そ
して、この後輪用制動圧供給ライン62は、第3及び第
4バルブユニット32、33の下流側で左後輪用制動圧
供給ライン62aと右後輪用制動圧供給ライン62bと
に分岐し、各ブレーキ装置23、24のキャリパ23
a、24bに接続されている。
の作動により左前輪11のブレーキ装置21の制動圧を
調節する第1チャンネルと、第2バルブユニット31の
作動により右前輪12のブレーキ装置22の制動圧を調
節する第2チャンネルと、第3バルブユニット32の作
動により左後輪13のブレーキ装置23の制動圧を調節
する第3チャンネルと、第4バルブユニット33の作動
により右後輪14のブレーキ装置24の制動圧を調節す
る第4チャンネルとを備え、これら各チャンネルは互い
に独立して制御されるようになっている。そして、第1
〜第4バルブユニット30〜33が制動圧を調節する。
コントローラ60は、ブレーキペダル26が踏まれてい
るか否か、ブレーキペダルの踏込量及び踏込速度を検出
するブレーキセンサ35からのブレーキ状態信号と、車
速センサ71からの車速信号と、各車輪11〜14の回
転速度を検出する車輪速センサ37〜40からの車輪速
信号と、横加速度センサ81からの横加速度信号と、前
後加速度センサ82からの前後加速度信号と、ヨーレー
トセンサ83からのヨーレートを入力され、ABS制御
を各チャンネル毎に並行して行うようになっている。
〜14の車輪速に基づいて、所定のABS制御開始閾値
に従って第1〜第4バルブユニット30〜33により各
車輪11〜14の制動圧を増減制御し、第1〜第4バル
ブユニット30〜33の開閉弁30a〜33aとリリー
フ弁30b〜33bとをデューティ制御によって開閉制
御するようになっている。尚、リリーフ弁30b〜33
bから排出されたブレーキ液は、不図示のドレンライン
を介してマスタシリンダ28のリザーバタンク28aに
戻される。
れると、後輪に比して前輪への荷重が大きくなるため、
後輪の路面に対する接地面積が小さくなり前輪より後輪
がスリップしやすい状態となる。このため、図7に示す
ように、ブレーキコントローラ60は、ABS制御時に
前輪のブレーキ液圧に比べて後輪のブレーキ液圧を減圧
するように制御して、後輪のブレーキ液圧の増加率を低
下させ、後輪のスリップを抑制する後輪ABS制御を実
行する。 [アシストブレーキ制御装置の機械的構成]以下では説
明の便宜上、通常時の倍力装置(メインブースタ)によ
るブレーキ制御を「倍力制御」と呼び、緊急時の倍力装
置に対する助勢制御を「アシスト制御」と呼ぶことにす
る。
制御装置の機械的構成を示すブロック図である。
ブレーキ制御装置は、直列に連結されたメインブースタ
27とサブブースタ47を備える。これらメインブース
タ27とサブブースタ47は、ブレーキペダル26とマ
スタシリンダ28との間に設けられている。
ンスプリングによって図中左方向に付勢されたダイヤフ
ラム27aを備え、このダイヤフラム27aによって仕
切られたダイヤフラム室27bには、エンジンの吸気マ
ニホールド内のバキューム圧又はバキュームポンプから
のバキューム圧がチェックバルブ59を介して供給され
るようになっている。
リターンスプリングによって図中左方向に付勢されたダ
イヤフラム47aを備え、このダイヤフラム47aによ
って仕切られたダイヤフラム室47bにはエアチャンバ
57が接続されている。
9及びバキュームバルブ55を介してバキューム圧が供
給されると共に、大気圧が大気圧バルブ49を介して供
給されるようになっている。これらバキュームバルブ5
5と大気圧バルブ49はデューティソレノイドバルブか
らなり、各バルブ49、55の開度はブレーキコントロ
ーラ60によりデューティ制御される。ブレーキコント
ローラ60は、各バルブの開度を制御することでサブブ
ースタ47によるメインブースタへのブースト倍率を変
更する。ブレーキコントローラ60は、一般的な中央演
算処理装置(CPU)、制御プログラム等を格納するR
OM、車速やブレーキ踏み込み量等を格納するRAM、
計時タイマ等からなる。
とは、メインブースタ27とサブブースタ47に設けら
れた各ダイヤフラム27a、47aの中心部を貫通して
伸びるロッド28aにより連結されており、このロッド
28aには両ダイヤフラム27a、47aの中心部が係
合されている。
が負圧になると、各ダイヤフラム室27b、47bの中
心部が各リターンスプリングの付勢力に抗して図中右方
向に変位され、この変位によりブレーキペダル26の踏
力圧に加えてアシストブレーキ圧がロッド28aに付加
される。
タ27のブースト圧とサブブースタ47のアシストブレ
ーキ圧とが相乗されてマスタシリンダ28のピストンに
印加され、かつサブブースタ47によるアシストブレー
キ圧を可変にすることによって、全体としてのブースト
圧が変更される。
制動圧供給ライン29は左前輪用制動圧供給ライン29
aと右前輪用制動圧供給ライン29bとに分岐され、各
ブレーキ装置21、22のキャリパ21b、22bに接
続されている。
制動圧供給ライン62は左後輪用制動圧供給ライン62
aと右後輪用制動圧供給ライン62bとに分岐され、各
ブレーキ装置23、24のキャリパ23b、24bに接
続されている。
成には同一番号を付して説明を省略する。
センサ35からのブレーキ状態信号、エアチャンバ57
内の圧力を検出する圧力センサ58からのチャンバ圧信
号、車速を検出する車速センサ71からの車速信号及び
アクセルペダル73の踏込量を検出するアクセルストロ
ークセンサ74からのアクセル踏込量信号とが入力され
る。また、ブレーキコントローラ60からは、バキュー
ムバルブ55と大気圧バルブ49に対してデューティソ
レノイドを制御するためのバキューム圧制御信号と大気
圧制御信号が出力される。
センサ以外に、ペダル踏力圧センサ等を適用してもよ
い。
ダルのブレーキ状態信号に基づいてブレーキペダルの踏
込量及び踏込速度を算出する。そして、これらペダル踏
込量、ペダル踏込速度が、所定の閾値より大きくなると
サブブースタ47におけるブースト倍率(アシストブレ
ーキ圧)を決定し、このブースト倍率を得るためにエア
チャンバ57内の目標圧力値を設定し、この目標圧力値
からバキュームバルブ55と大気圧バルブ49に出力す
るバキューム圧制御信号と大気圧制御信号のデューティ
比を算出し、エアチャンバ57内の圧力値が目標圧力値
に近づくようにバキュームバルブ55と大気圧バルブ4
9をデューティ制御する。このデューティ制御は、バキ
ューム圧及び大気圧を用いて目標圧力値に近づけるフィ
ードバック制御の形態を採る。
タを用いた装置以外に、油圧式アクチュエータを用いた
構成にすることもできる。この場合には、バキュームバ
ルブ、大気圧バルブ、サブブースタ及びエアチャンバの
代わりにアシスト制御用油圧バルブをマスタシリンダの
下流に介在させればよい。 [ステアリング操舵補助装置の機械的構成]図3は、本
実施形態に係るステアリング操舵補助装置の機械的構成
を示すブロック図である。
装置10は、運転者によるステアリングホイール1の操
舵角に応じて左右の前輪11、12に旋回角を付与する
タイロット3と、タイロット3に設けられたラック4
と、ステアリングシャフト6の先端に軸着されラック4
に噛合することによりステアリングホイール1の操舵角
を車輪に伝達するピニオン5からなる操舵機構に補助電
動モータ7を設け、この補助電動モータの駆動力を用い
てステアリング操作に補助的な回転力を付与する電動パ
ワーステアリング機構である。この補助電動モータ7は
クラッチ8を介してギヤ9に回転力を伝達し、ギヤ9を
ステアリングシャフト6の先端付近に噛合させることに
より、モータの回転力を伝えるよう構成されている。ま
た、補助電動モータ7の駆動及びクラッチ8の締結はス
テアリングコントローラ65により制御され、クラッチ
8が締結されると操舵保持状態となり、解放されると所
謂パワーステアリング解除状態となる。また、ステアリ
ングコントローラ65は、ステアリングトルクセンサか
らトルク検知信号、ステアリング舵角検知センサから舵
角検知信号が夫々入力され、これらの信号に基づいてク
ラッチ8の締結及び補助電動モータ7の駆動トルクを制
御する。
れ、このピニオン67を操舵比可変モータ66により駆
動することにより、ステアリングホイール1の操舵角に
かかわらずラック4を強制的に左右に移動させて左右の
前輪11、12の旋回角がコントロールされる。 [車両の電気的構成]図4は、本実施形態に係る車両の
電気的構成を示すブロック図である。
は、上述のABS制御装置、アシスト制御装置及びステ
アリング補助装置に加えて、エアバッグ装置が搭載され
ている。エアバッグ装置は、ステアリングホイール1に
設けられたエアバッグ75と、車両の前後加速度センサ
82や横加速度センサ81の減速度信号を入力してエア
バッグ75を展開制御するエアバッグコントローラとを
有する。エアバッグ75の詳細構成及び制御手順は周知
であるので説明を省略する。
リングコントローラ65及びエアバッグコントローラ7
0はトータルコントローラ80に電気的に接続されて統
括制御される。トータルコントローラ80はブレーキコ
ントローラ60から制御信号を入力して、各車輪の第1
〜第4バルブユニット30〜33にABS制御信号及び
後輪ABS制御信号を出力し、或いはバキュームバルブ
55と大気圧バルブ49にバキューム圧制御信号と大気
圧制御信号を出力する。また、トータルコントローラ8
0はステアリングコントローラ65から制御信号を入力
して、モータ7、66に駆動信号を出力する。更に、ト
ータルコントローラ80はエアバッグコントローラ70
から制御信号を入力してエアバッグ75に展開信号を出
力する。 [後輪ABS制御手順]次に、本実施形態の後輪ABS
制御手順について説明する。
手順を示すフローチャートである。
ステップS2では、ブレーキコントローラ60は車両が
衝突状態か否かを検出する。車両の衝突状態はエアバッ
グコントローラ70からエアバッグを作動させるための
制御信号が出力されたか否かに基づいて検出される。ま
た、車両に障害物を検知するレーダを設け、障害物と自
車両との離間距離や相対速度に基づいて衝突状態を予知
してもよい。ステップS2で衝突状態ならば(ステップ
S2でYES)、運転者によりブレーキ操作がされた状
態であり、ステップS4に進む。ステップS4では、ア
シスト制御の開始閾値を低下方向に補正してアシスト制
御に介入しやすくする。これは、次のステップS6で後
突されると運転者の後方に加速度が作用してブレーキ操
作を十分に行なえないからである。アシスト制御の開始
閾値の補正は、ペダル踏込量及びペダル踏込速度の閾値
を低下させるが、この閾値を補正せずにサブブースタ4
7におけるブースト倍率(アシストブレーキ圧)を増加
させ制御ゲインを大きくしてもよい。ステップS6で
は、ブレーキコントローラ60は他車両に後方から衝突
された状態か否かを検出する。この後突の検出は、横加
速度センサからの信号が所定値以下で、前後加速度セン
サから入力した信号が減速度ならば前突、加速度ならば
後突として検出する。ステップS6で後突ならばステッ
プS18に進み、後突でなく前突或いは側突ならばステ
ップS8に進む。
60は車両が旋回走行中か否かを検出する。この旋回走
行の検出は、ステアリングコントローラ65から入力し
た舵角信号と車速が所定値以上ならば旋回走行中として
検出する。ステップS8で旋回走行中ならば(ステップ
S8でYES)、ステップS10に進み、旋回走行中で
なく直進走行中ならばステップS18に進む。
えば、40km/h)以上か否かを検出する。ステップ
S10で車速が所定値以上ならばステップS12に進
み、所定値以下ならばステップS18に進む。このステ
ップS10で、例えば車速が40km/h以下で後輪A
BS制御を規制するのは、後輪ABS制御を実行せずに
車輪をロックさせた方が制動力が短くなるからである。
ラ60は車両が摩擦係数μの低い路面を走行中か否か、
或いは悪路走行中か否かを検出する。ステップS12で
走行中の路面の摩擦係数μが低いならば(ステップS1
2でYES)、ステップS14に進み、摩擦係数μが低
くないならばステップS18に進む。
ラ60は、ABS制御時に前輪のブレーキ液圧に比べて
後輪のブレーキ液圧を減圧するように制御して、後輪の
ブレーキ液圧の増加率を低下させ、後輪のスリップを抑
制する後輪ABS制御を実行する。
両が停止するまで継続する。また、後輪ABS制御は、
衝突が回避された状態として車速が所定値以下となった
場合、衝突から所定時間経過した場合、車速が増加した
場合まで実行させてもよい。車速が増加した場合とは車
両の姿勢が戻ったことを想定している。
ラ60は後輪ABS制御を規制する。この後輪ABS制
御の規制は、図7に示すように、後輪ABS制御の開始
閾値aを増加して制御介入しにくくしたり、制御を中止
させてもよい。
制した状態で車両が停止するまで継続する。 [他の実施形態]図5に示すステップS14において、
車両が旋回走行中にエアバッグが展開したならば、例え
ば、旋回走行中に左右の後輪(前輪或いは前後輪でもよ
い)への制動力を図6に示すように分配することで車両
の旋回方向を保持するように各車輪への制動力をコント
ロールしてもよい。
ると、ステアリングホイールを誤操作してしまうことが
あり、この状態を各車輪への制動力をコントロールして
回避し、可能な限り旋回走行を保持することで制動距離
を稼ぐことができるのである。
ほど制動力の分配比率を低下させることで、高車速時の
急激な挙動変化を抑えることができる。 [ステアリング操舵補助制御手順]次に、本実施形態の
ステアリング操舵補助制御手順について説明する。
舵補助制御手順を示すフローチャートである。
ステップS22では、ステアリングコントローラ65は
車両が衝突状態か否かを検出する。車両の衝突状態はエ
アバッグコントローラ70からエアバッグを作動させる
ための制御信号が出力されたか否かに基づいて検出され
る。また、車両に障害物を検知するレーダを設け、障害
物と自車両との離間距離や相対速度に基づいて衝突状態
を予知してもよい。ステップS22で衝突状態ならば
(ステップS22でYES)、運転者によりブレーキ操
作がされた状態であり、ステップS24に進む。ステッ
プS24では、ステアリングコントローラ65は他車両
に後方から衝突された状態か否かを検出する。この後突
の検出は、横加速度センサからの信号が所定値以下で、
前後加速度センサから入力した信号が減速度ならば前
突、加速度ならば後突として検出する。ステップS24
で後突ならばステップS28に進み、後突でなく前突或
いは側突ならばステップS26に進む。
ローラ65は補助電動モータ7の駆動トルクを50%低
下してステアリングホイールを操作しにくくする。これ
は、例えば、車両の走行中に他車両に側突或いは追突さ
れてエアバッグ装置が展開した場合、ステアリングホイ
ールを誤操作してしまうことがあるためである。また、
ステップS26では、操舵比可変モータ66を駆動して
操舵比(ステアリング舵角/車輪の旋回角)を大きくし
て運転者のステアリング操作に対する車両の挙動を小さ
くしてもよい。
ローラ65は補助電動モータ7の駆動トルクを30%低
下させてステアリングホイールを操作しにくくするが、
ステップS26での前突や側突の場合に比べて補助電動
モータ7から出力される駆動トルクの規制量を緩和して
いる。これは、車両の走行中に他車両に後突されてエア
バッグ装置が展開した場合、ステアリングホイールを誤
操作してしまうことが考えられるが、エアバッグが短時
間でしぼむため再びステアリング操作する時には運転者
の後方に加速度が作用してステアリング操作を十分に行
なえない状態を回避するためである。
はステップS28を所定時間経過するまで継続する。ま
た、ステップS30は、衝突が回避された状態として車
速が所定値以下又はゼロとなった場合、車速が増加した
場合まで実行させてもよい。車速が増加した場合とは車
両の姿勢が戻ったことを想定している。
ローラ65は補助電動モータ7の駆動トルクを徐々に正
常値に戻す。
よい。また、ステップS24の条件をなくしてもよい。
これは、後突時は加速するため運転者は後方に押されて
姿勢が悪いため正確なステアリング操作ができないから
である。
ほど補助電動モータの駆動トルク出力を小さくしてもよ
い。これは、車速が高く或いは旋回走行中であるほどス
テアリング操作をしにくくして車両の挙動変化を抑える
必要があるからである。
で上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能であ
る。
れば、エアバッグ制御手段によりエアバッグが展開され
ると、ステアリング操作による操舵量を抑制することに
より、車両衝突時の衝撃やエアバッグの展開等に伴うス
テアリングの誤操作を抑制し、車両の走行安定性を高め
ることができる。
ングホイールの回転角に対する車輪の旋回角が小さくな
るように操舵比を変更することにより、ステアリング操
作の応答性を鈍くして誤操作による衝突時の車両の挙動
変化を抑えることができる。
ングホイールへの操作力を助勢するステアリング助勢手
段を更に備え、該ステアリング助勢手段による助勢力を
低下させることにより、ステアリング操作をしにくくし
て誤操作による衝突時の車両の挙動変化を抑えることが
できる。
手段は他車両の追突を検出し、該他車両の追突時に操舵
量の抑制を規制することにより、走行中に他車両に後突
されてエアバッグ装置が展開し、ステアリングホイール
を誤操作した場合でも、エアバッグが短時間でしぼんだ
後に再度ステアリング操作でき、運転者の後方に加速度
が作用してステアリング操作を十分に行なえない状態を
回避できる。
手段は前突又は側突を検出し、該前突又は側突時にのみ
操舵量の抑制を実行することにより、誤操作による衝突
時の車両の挙動変化を抑えることができる。
所定時間経過後に操舵量の抑制を中止することにより、
衝突して所定時間後に正常な運転操作を行うことができ
る。
所定時間経過後に操舵量の抑制を徐々に緩和することに
より、衝突して所定時間後に正常な運転操作に徐々に復
帰することができる。
いほど操舵量の抑制を規制することにより、車速が高い
ほどステアリング操作をしにくくして車両の挙動変化を
抑えることができる。
すブロック図である。
的構成を示すブロック図である。
的構成を示すブロック図である。
図である。
チャートである。
ある。
である。
示すフローチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 車両の衝突を検出する衝突検出手段と、
前記衝突検出手段により衝突が検出されるとエアバッグ
を展開させるエアバッグ制御手段とを有する車両衝突時
のステアリング制御装置であって、 前記エアバッグ制御手段によりエアバッグが展開される
と、ステアリング操作による操舵量を抑制することを特
徴とする車両衝突時のステアリング制御装置。 - 【請求項2】 ステアリングホイールの回転角に対する
車輪の旋回角が小さくなるように操舵比を変更すること
を特徴とする請求項1に記載の車両衝突時のステアリン
グ制御装置。 - 【請求項3】 ステアリングホイールへの操作力を助勢
するステアリング助勢手段を更に備え、該ステアリング
助勢手段による助勢力を低下させることを特徴とする請
求項1に記載の車両衝突時のステアリング制御装置。 - 【請求項4】 前記衝突検出手段は他車両の追突を検出
し、該他車両の追突時に前記操量の抑制を規制すること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車
両衝突時のステアリング制御装置。 - 【請求項5】 前記衝突検出手段は前突又は側突を検出
し、該前突又は側突時にのみ操舵量の抑制を実行するこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
車両衝突時のステアリング制御装置。 - 【請求項6】 前記衝突から所定時間経過後に操舵量の
抑制を中止することを特徴とする請求項1乃至5のいず
れか1項に記載の車両衝突時のステアリング制御装置。 - 【請求項7】 前記衝突から所定時間経過後に操舵量の
抑制を徐々に緩和することを特徴とする請求項1乃至6
のいずれか1項に記載の車両衝突時のステアリング制御
装置。 - 【請求項8】 車速が高いほど前記操舵量の抑制を規制
することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に
記載の車両衝突時のステアリング制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14757398A JP3991295B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 車両衝突時のステアリング制御装置 |
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---|---|---|---|
JP14757398A JP3991295B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 車両衝突時のステアリング制御装置 |
Publications (2)
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JPH11334636A true JPH11334636A (ja) | 1999-12-07 |
JP3991295B2 JP3991295B2 (ja) | 2007-10-17 |
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JP (1) | JP3991295B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008254734A (ja) * | 2008-07-25 | 2008-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用乗員保護システム |
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1998
- 1998-05-28 JP JP14757398A patent/JP3991295B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008254734A (ja) * | 2008-07-25 | 2008-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用乗員保護システム |
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JP3991295B2 (ja) | 2007-10-17 |
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