JPH11333568A - 溶接機 - Google Patents
溶接機Info
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- JPH11333568A JPH11333568A JP10143079A JP14307998A JPH11333568A JP H11333568 A JPH11333568 A JP H11333568A JP 10143079 A JP10143079 A JP 10143079A JP 14307998 A JP14307998 A JP 14307998A JP H11333568 A JPH11333568 A JP H11333568A
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- welding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被溶接物の溶接位置の位置決めが容易な溶接
機を提供することを課題とする。 【解決手段】 溶接機1は、下側電極2の先端部に下面
が当接された被溶接物Wにより下側電極2が隠されて
も、被溶接物Wの溶接位置を光源装置4からの光線が投
射された位置に合わせると、その位置が下側電極2の対
応位置になるため、被溶接物Wの溶接位置の位置決めが
極めて容易になる。
機を提供することを課題とする。 【解決手段】 溶接機1は、下側電極2の先端部に下面
が当接された被溶接物Wにより下側電極2が隠されて
も、被溶接物Wの溶接位置を光源装置4からの光線が投
射された位置に合わせると、その位置が下側電極2の対
応位置になるため、被溶接物Wの溶接位置の位置決めが
極めて容易になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接機に係り、特
に、溶接前に被溶接物の溶接位置を容易に位置決め可能
な溶接機に関する。
に、溶接前に被溶接物の溶接位置を容易に位置決め可能
な溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下側電極と上側電極とで被溶接物
を挟んで溶接電流を通電し、被溶接物を抵抗溶接する定
置式の溶接機が広く用いられている。図4に示すよう
に、上記のような溶接機10で例えば2枚の鋼板を重ね
た被溶接物Wを溶接する場合、被溶接物Wを作業者(図
示省略)が手持ちしたり、治具台(図示省略)に置いて
下側電極11の先端部に当接させると、下側電極11が
被溶接物Wで隠されてしまう。また、上側電極12は溶
接シーケンスに従って急速下降駆動されて被溶接物Wの
上面に圧接し、下側電極11と上側電極12とで被溶接
物Wを挟持するように制御されるものであるため、上記
溶接シーケンスが開始される前に、作業者が予め上側電
極12を手動でゆっくりと下降させて被溶接物Wと当接
する位置、即ち溶接電流通電位置を確認できるような機
構には構成されていない。このため、被溶接物Wの溶接
位置を下側電極11の先端部の位置に合わせるため、被
溶接物Wをずらしたり、治具台のセット位置を調節する
というような位置決め時間が比較的長くなる。
を挟んで溶接電流を通電し、被溶接物を抵抗溶接する定
置式の溶接機が広く用いられている。図4に示すよう
に、上記のような溶接機10で例えば2枚の鋼板を重ね
た被溶接物Wを溶接する場合、被溶接物Wを作業者(図
示省略)が手持ちしたり、治具台(図示省略)に置いて
下側電極11の先端部に当接させると、下側電極11が
被溶接物Wで隠されてしまう。また、上側電極12は溶
接シーケンスに従って急速下降駆動されて被溶接物Wの
上面に圧接し、下側電極11と上側電極12とで被溶接
物Wを挟持するように制御されるものであるため、上記
溶接シーケンスが開始される前に、作業者が予め上側電
極12を手動でゆっくりと下降させて被溶接物Wと当接
する位置、即ち溶接電流通電位置を確認できるような機
構には構成されていない。このため、被溶接物Wの溶接
位置を下側電極11の先端部の位置に合わせるため、被
溶接物Wをずらしたり、治具台のセット位置を調節する
というような位置決め時間が比較的長くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の溶接機で
は、上記のように被溶接物Wの溶接位置を下側電極11
の先端部の位置に合わせるための位置決め時間が比較的
長くなるため、溶接作業効率が悪いという問題がある。
そこで本発明では、被溶接物で電極が隠されても容易に
被溶接物の溶接位置を位置決めすることが可能な溶接機
を提供することを課題とする。
は、上記のように被溶接物Wの溶接位置を下側電極11
の先端部の位置に合わせるための位置決め時間が比較的
長くなるため、溶接作業効率が悪いという問題がある。
そこで本発明では、被溶接物で電極が隠されても容易に
被溶接物の溶接位置を位置決めすることが可能な溶接機
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の溶接機は、一
対の電極の片方に一方の面が当接された被溶接物の他方
の面の当接電極対応位置を光線で示す光源装置を備える
ことである。
対の電極の片方に一方の面が当接された被溶接物の他方
の面の当接電極対応位置を光線で示す光源装置を備える
ことである。
【0005】請求項2の溶接機は、一対の電極の片方に
一方の面が当接された被溶接物の他方の面の当接電極対
応位置に点状の光点を投射する光源装置を備えることで
ある。
一方の面が当接された被溶接物の他方の面の当接電極対
応位置に点状の光点を投射する光源装置を備えることで
ある。
【0006】請求項3の溶接機は、請求項1又は2の溶
接機において、前記光源装置を複数設けることである。
接機において、前記光源装置を複数設けることである。
【0007】請求項4の溶接機は、一対の電極の片方に
一方の面が当接された被溶接物の他方の面の当接電極対
応位置を交点で示す複数の線状光線を投射する光源装置
を備えることである。
一方の面が当接された被溶接物の他方の面の当接電極対
応位置を交点で示す複数の線状光線を投射する光源装置
を備えることである。
【0008】請求項1、請求項2の溶接機によれば、一
方の電極が被溶接物に隠されても、被溶接物の他方の面
の当接電極対応位置に光線が投射されるため、被溶接物
の溶接位置を容易に位置決めすることができる。
方の電極が被溶接物に隠されても、被溶接物の他方の面
の当接電極対応位置に光線が投射されるため、被溶接物
の溶接位置を容易に位置決めすることができる。
【0009】請求項3の溶接機によれば、複数の光源装
置を設けているため、光源装置が光軸ずれ等を起した場
合、被溶接物に対する投射位置が複数になったり、広く
なるため、光源装置の光軸ずれを確実に発見することが
できる。
置を設けているため、光源装置が光軸ずれ等を起した場
合、被溶接物に対する投射位置が複数になったり、広く
なるため、光源装置の光軸ずれを確実に発見することが
できる。
【0010】請求項4の溶接機によれば、一方の電極が
被溶接物に隠されても、被溶接物の他方の面の当接電極
対応位置を交点で示す複数の線状光線が投射されるた
め、被溶接物の厚みに無関係に溶接位置を正確に電極対
応位置に位置決めすることができる。
被溶接物に隠されても、被溶接物の他方の面の当接電極
対応位置を交点で示す複数の線状光線が投射されるた
め、被溶接物の厚みに無関係に溶接位置を正確に電極対
応位置に位置決めすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、第1の実施の形態の要部構成を略
体的に示したものである。図1において、溶接機1に設
けられた下側電極2は固定電極であり、上側電極3は下
側電極2と同軸状に上下方向に駆動される可動電極であ
る。そして、後述のように例えば2枚の鋼板から成る被
溶接物Wが、溶接シーケンスに従って急速下降駆動され
た上側電極3と下側電極2とで挟持された状態で図示し
ていない溶接電源部から溶接電流が通電されると、被溶
接物Wの溶接電流通電部が発熱して溶融し、溶接される
ものである。
て説明する。図1は、第1の実施の形態の要部構成を略
体的に示したものである。図1において、溶接機1に設
けられた下側電極2は固定電極であり、上側電極3は下
側電極2と同軸状に上下方向に駆動される可動電極であ
る。そして、後述のように例えば2枚の鋼板から成る被
溶接物Wが、溶接シーケンスに従って急速下降駆動され
た上側電極3と下側電極2とで挟持された状態で図示し
ていない溶接電源部から溶接電流が通電されると、被溶
接物Wの溶接電流通電部が発熱して溶融し、溶接される
ものである。
【0012】上側電極3の外筒3A(上側電極3は上下
駆動されるが、外筒3Aは固定されている)の外周面に
取り付けられた光源装置4は、下側電極2の先端中央部
をスポットするように視覚可能な波長のレーザー光線を
ビーム状に投射するものである。尚、この光源装置4
は、上記レーザー光線に限らず、視覚可能なビーム状の
光を投射するものであれば良い。
駆動されるが、外筒3Aは固定されている)の外周面に
取り付けられた光源装置4は、下側電極2の先端中央部
をスポットするように視覚可能な波長のレーザー光線を
ビーム状に投射するものである。尚、この光源装置4
は、上記レーザー光線に限らず、視覚可能なビーム状の
光を投射するものであれば良い。
【0013】上記光源装置4は、上側電極3の外筒3A
に取着されたブラケット5に光軸調整ができるように取
り付けられている。これにより、下側電極2が摩耗した
とき、あるいは電極が交換されたときなど、下側電極2
の先端中央部をスポットするように光軸を再調整するこ
とができる。尚、上記光源装置4に供給される投射用電
力は、溶接機1の図示していない電源回路から出力され
る。
に取着されたブラケット5に光軸調整ができるように取
り付けられている。これにより、下側電極2が摩耗した
とき、あるいは電極が交換されたときなど、下側電極2
の先端中央部をスポットするように光軸を再調整するこ
とができる。尚、上記光源装置4に供給される投射用電
力は、溶接機1の図示していない電源回路から出力され
る。
【0014】以上のように構成された溶接機1におい
て、図2に示すように例えば2枚の鋼板を重ねた被溶接
物Wを溶接する場合、作業者(図示省略)は被溶接物W
を手持ちしたり、治具台(図示省略)に置いて下側電極
2の先端部に当接させる。この状態で下側電極2は被溶
接物Wにより隠されるが、被溶接物Wの下側電極2の位
置に対応した直上面に光源装置4からのビーム光が投射
されるため、作業者はその投射位置が下側電極対応位置
であることを認識することができる。尚、光源装置4か
ら投射されたビーム光は下側電極2の先端中央部に向け
られているため、厳密には被溶接物Wの厚さに応じて被
溶接物Wの上面における投射位置と下側電極2の先端中
央部の直上位置と「ずれ」を生じるが、一般に被溶接物
Wの厚さは光源装置4と下側電極2の先端中央部との間
の距離に比較して極めて小さいため、被溶接物Wの上面
における投光位置と下側電極2の先端中央部の直上位置
との「ずれ」は極めて小さい。そのため、被溶接物Wの
上面における投射位置が下側電極対応位置と認識して良
い。
て、図2に示すように例えば2枚の鋼板を重ねた被溶接
物Wを溶接する場合、作業者(図示省略)は被溶接物W
を手持ちしたり、治具台(図示省略)に置いて下側電極
2の先端部に当接させる。この状態で下側電極2は被溶
接物Wにより隠されるが、被溶接物Wの下側電極2の位
置に対応した直上面に光源装置4からのビーム光が投射
されるため、作業者はその投射位置が下側電極対応位置
であることを認識することができる。尚、光源装置4か
ら投射されたビーム光は下側電極2の先端中央部に向け
られているため、厳密には被溶接物Wの厚さに応じて被
溶接物Wの上面における投射位置と下側電極2の先端中
央部の直上位置と「ずれ」を生じるが、一般に被溶接物
Wの厚さは光源装置4と下側電極2の先端中央部との間
の距離に比較して極めて小さいため、被溶接物Wの上面
における投光位置と下側電極2の先端中央部の直上位置
との「ずれ」は極めて小さい。そのため、被溶接物Wの
上面における投射位置が下側電極対応位置と認識して良
い。
【0015】作業者は、図2に示すように被溶接物Wの
溶接位置を上記ビーム光が投射された位置(破線の矢印
でしめしている。)に合わせる。この状態で溶接シーケ
ンスに従って上側電極3が下降駆動されると、上側電極
3の先端部が被溶接物Wの溶接位置に圧接され、被溶接
物Wが下側電極2と上側電極3とにより所要の圧力で挟
持されるため、溶接電流通電操作が行われると、その部
分に溶接電流が通電され、被溶接物Wが溶接される。
溶接位置を上記ビーム光が投射された位置(破線の矢印
でしめしている。)に合わせる。この状態で溶接シーケ
ンスに従って上側電極3が下降駆動されると、上側電極
3の先端部が被溶接物Wの溶接位置に圧接され、被溶接
物Wが下側電極2と上側電極3とにより所要の圧力で挟
持されるため、溶接電流通電操作が行われると、その部
分に溶接電流が通電され、被溶接物Wが溶接される。
【0016】このように、作業者は光源装置4からのビ
ーム光が投射された位置に被溶接物Wの溶接位置を合わ
せるだけで、その溶接位置を正確に溶接することができ
る。そのため、被溶接物Wの位置決め作業が極めて簡単
になり、溶接生産性を向上させることができる。尚、上
記第1の実施の形態では電極が上下にある溶接機1の例
を示したが、電極が左右にある溶接機や、これに類する
方向に電極を設けた溶接機でも光源装置4を設けること
ができる。また、光源装置4を取り付ける位置は前記外
筒3Aに限らない。
ーム光が投射された位置に被溶接物Wの溶接位置を合わ
せるだけで、その溶接位置を正確に溶接することができ
る。そのため、被溶接物Wの位置決め作業が極めて簡単
になり、溶接生産性を向上させることができる。尚、上
記第1の実施の形態では電極が上下にある溶接機1の例
を示したが、電極が左右にある溶接機や、これに類する
方向に電極を設けた溶接機でも光源装置4を設けること
ができる。また、光源装置4を取り付ける位置は前記外
筒3Aに限らない。
【0017】次に、第2の実施の形態の溶接機について
説明する。図3に示すように、この溶接機1は、上側電
極3の外筒3Aにブラケット5A,5Bを設け、それぞ
れに光源装置4A,4Bを設けたものである。この二つ
の光源装置4A,4Bは、共に、下側電極2の先端中央
部をスポットするように視覚可能な波長のレーザー光線
をビーム状に投射するものであり、その他の構成は前記
第1の実施の形態の溶接機1と同様である。
説明する。図3に示すように、この溶接機1は、上側電
極3の外筒3Aにブラケット5A,5Bを設け、それぞ
れに光源装置4A,4Bを設けたものである。この二つ
の光源装置4A,4Bは、共に、下側電極2の先端中央
部をスポットするように視覚可能な波長のレーザー光線
をビーム状に投射するものであり、その他の構成は前記
第1の実施の形態の溶接機1と同様である。
【0018】この第2の実施の形態の溶接機1におい
て、前述のような被溶接物Wを溶接する場合、作業者
は、前記第1の実施の形態と同様に、被溶接物Wの溶接
位置を上記ビーム光が投射された位置に合わせる。この
状態で溶接シーケンスに従って上側電極3が下降駆動さ
れると、上側電極3の先端部が被溶接物Wの溶接位置に
圧接し、被溶接物Wが下側電極2と上側電極3とにより
所要の圧力で挟持されるため、溶接電流通電操作が行わ
れると、その部分に溶接電流が通電され、被溶接物Wが
溶接される。上記のように複数の光源装置を設けること
により、例えばどちらかの光源装置に光軸ずれが発生す
ると、投射位置が複数になったり、広くなるため、その
光軸ずれを容易に発見することができる。
て、前述のような被溶接物Wを溶接する場合、作業者
は、前記第1の実施の形態と同様に、被溶接物Wの溶接
位置を上記ビーム光が投射された位置に合わせる。この
状態で溶接シーケンスに従って上側電極3が下降駆動さ
れると、上側電極3の先端部が被溶接物Wの溶接位置に
圧接し、被溶接物Wが下側電極2と上側電極3とにより
所要の圧力で挟持されるため、溶接電流通電操作が行わ
れると、その部分に溶接電流が通電され、被溶接物Wが
溶接される。上記のように複数の光源装置を設けること
により、例えばどちらかの光源装置に光軸ずれが発生す
ると、投射位置が複数になったり、広くなるため、その
光軸ずれを容易に発見することができる。
【0019】このように、作業者は光源装置4A(4
B)からのビーム光が投射された位置に被溶接物Wの溶
接位置を合わせるだけで、その溶接位置を正確に溶接す
ることができる。そのため、第1の実施の形態と同じよ
うに、被溶接物Wの位置決め時間が極めて少なくなり、
溶接生産性を向上させることができる。
B)からのビーム光が投射された位置に被溶接物Wの溶
接位置を合わせるだけで、その溶接位置を正確に溶接す
ることができる。そのため、第1の実施の形態と同じよ
うに、被溶接物Wの位置決め時間が極めて少なくなり、
溶接生産性を向上させることができる。
【0020】尚、前記第1の実施の形態と同様に、電極
が上下にある溶接機の例を示したが、電極が左右にある
溶接機や、これに類する方向に電極を設けた溶接機でも
光源装置を設けることができる。また、光源装置を取り
付ける位置は前記外筒3Aに限らない。
が上下にある溶接機の例を示したが、電極が左右にある
溶接機や、これに類する方向に電極を設けた溶接機でも
光源装置を設けることができる。また、光源装置を取り
付ける位置は前記外筒3Aに限らない。
【0021】次に、第3の実施の形態の溶接機について
説明する。図4に示すように、この溶接機1は、第2の
実施の形態と同じように上側電極3の外筒3Aにブラケ
ット5A,5Bを設け、それぞれに光源装置4C,4D
を設けたものである。この光源装置4C,4Dは、通
称、ラインマーカと呼ばれるレーザーポインタの一種で
あり、点としての光を投射するものではなく、ライン状
の光線を投射するものである。この二つの光源装置4
C,4Dは、下側電極2の先端中央部を交点とする2本
のライン光線L1,L2を直交するように投射するもの
であり、その他の構成は前記第2の実施の形態の溶接機
1と同様である。
説明する。図4に示すように、この溶接機1は、第2の
実施の形態と同じように上側電極3の外筒3Aにブラケ
ット5A,5Bを設け、それぞれに光源装置4C,4D
を設けたものである。この光源装置4C,4Dは、通
称、ラインマーカと呼ばれるレーザーポインタの一種で
あり、点としての光を投射するものではなく、ライン状
の光線を投射するものである。この二つの光源装置4
C,4Dは、下側電極2の先端中央部を交点とする2本
のライン光線L1,L2を直交するように投射するもの
であり、その他の構成は前記第2の実施の形態の溶接機
1と同様である。
【0022】この第3の実施の形態の溶接機1におい
て、前述のような被溶接物Wを溶接する場合、作業者
は、被溶接物Wの溶接位置を上記ライン光線L1,L2
の交点に合わせる。この状態で溶接シーケンスに従って
上側電極3が下降駆動されると、上側電極3の先端部が
被溶接物Wの溶接位置に圧接し、被溶接物Wが下側電極
2と上側電極3とにより所要の圧力で挟持されるため、
溶接電流通電操作が行われると、その部分に溶接電流が
通電され、被溶接物Wが溶接される。この第3の実施の
形態の溶接機1の特徴は、被溶接物Wの厚みに無関係に
下側電極2の先端中央部対応位置が被溶接物Wの表面で
正確に認識される。また、被溶接物Wの複数の溶接位置
が直線状にある場合、それぞれの溶接位置をライン光線
L1又はL2に沿うように移動させれば、溶接位置の直
線性が得られる。尚、以上の実施の形態では二つの光源
装置4C,4Dを用いた例を示したが、三つ、あるいは
それ以上の数の光源装置を設けてもよい。
て、前述のような被溶接物Wを溶接する場合、作業者
は、被溶接物Wの溶接位置を上記ライン光線L1,L2
の交点に合わせる。この状態で溶接シーケンスに従って
上側電極3が下降駆動されると、上側電極3の先端部が
被溶接物Wの溶接位置に圧接し、被溶接物Wが下側電極
2と上側電極3とにより所要の圧力で挟持されるため、
溶接電流通電操作が行われると、その部分に溶接電流が
通電され、被溶接物Wが溶接される。この第3の実施の
形態の溶接機1の特徴は、被溶接物Wの厚みに無関係に
下側電極2の先端中央部対応位置が被溶接物Wの表面で
正確に認識される。また、被溶接物Wの複数の溶接位置
が直線状にある場合、それぞれの溶接位置をライン光線
L1又はL2に沿うように移動させれば、溶接位置の直
線性が得られる。尚、以上の実施の形態では二つの光源
装置4C,4Dを用いた例を示したが、三つ、あるいは
それ以上の数の光源装置を設けてもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1、請求項2の溶接機によれば、
一方の電極が被溶接物に隠されても、被溶接物の他方の
面の当接電極対応位置に光線が投射されるため、被溶接
物の溶接位置を容易に位置決めすることができる。
一方の電極が被溶接物に隠されても、被溶接物の他方の
面の当接電極対応位置に光線が投射されるため、被溶接
物の溶接位置を容易に位置決めすることができる。
【0024】請求項3の溶接機によれば、光源装置が光
軸ずれ等を起した場合、それを確実に発見することがで
きる。
軸ずれ等を起した場合、それを確実に発見することがで
きる。
【0025】請求項4の溶接機によれば、被溶接物の表
面に電極対応位置を交点で示す複数の線状光線が投射さ
れるため、被溶接物の厚みに無関係に溶接位置を正確に
電極対応位置に位置決めすることができる。
面に電極対応位置を交点で示す複数の線状光線が投射さ
れるため、被溶接物の厚みに無関係に溶接位置を正確に
電極対応位置に位置決めすることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の要部構成を略体的
に示した正面図である。
に示した正面図である。
【図2】第1の実施の形態の作用説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の要部構成を略体的
に示した正面図である。
に示した正面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の要部構成を略体的
に示した正面図である。
に示した正面図である。
【図5】従来の溶接機の問題点を示した説明図である。
1 溶接機 2 下側電極 3 上側電極 4,4A,4B,4C,4D 光源装置 W 被溶接物
Claims (4)
- 【請求項1】 一対の電極の片方に一方の面が当接され
た被溶接物の他方の面の当接電極対応位置を光線で示す
光源装置を備えた溶接機。 - 【請求項2】 一対の電極の片方に一方の面が当接され
た被溶接物の他方の面の当接電極対応位置に点状の光点
を投射する光源装置を備えた溶接機。 - 【請求項3】 前記光源装置を複数設けた請求項1又は
2に記載の溶接機。 - 【請求項4】 一対の電極の片方に一方の面が当接され
た被溶接物の他方の面の当接電極対応位置を交点で示す
複数の線状光線を投射する光源装置を備えた溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10143079A JPH11333568A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10143079A JPH11333568A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 溶接機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11333568A true JPH11333568A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15330434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10143079A Pending JPH11333568A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 溶接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11333568A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020053399A (ko) * | 2000-12-27 | 2002-07-05 | 이계안 | 자동차용 용접장치 |
JP2018103223A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | 溶接装置及び溶接方法 |
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1998
- 1998-05-25 JP JP10143079A patent/JPH11333568A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20020053399A (ko) * | 2000-12-27 | 2002-07-05 | 이계안 | 자동차용 용접장치 |
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