JPH11333510A - 搬送用ローラ装置およびそれを設けた鋼管圧延機 - Google Patents
搬送用ローラ装置およびそれを設けた鋼管圧延機Info
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- JPH11333510A JPH11333510A JP14465698A JP14465698A JPH11333510A JP H11333510 A JPH11333510 A JP H11333510A JP 14465698 A JP14465698 A JP 14465698A JP 14465698 A JP14465698 A JP 14465698A JP H11333510 A JPH11333510 A JP H11333510A
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Abstract
供する。 【解決手段】3ロール鋼管圧延機列の後段スタンドに
設けられる搬送用ローラ装置であって、搬送ローラ1は
円周部の軸方向の断面がV字状または曲線状で搬送され
る鋼管に添う形状に形成され、軸箱4を介して昇降装置5
に載置され、かつその搬送ローラ軸の一端が伸縮できる
連結軸7と自在継ぎ手6とを介して鋼管圧延機スタンド27
に水平に設けられた駆動軸28に連結され、前記昇降装置
5は基台30に固定されている装置である搬送用ローラ装
置、および上記の搬送用ローラ装置が後段の圧延機
スタンドの一部に組み込まれた継目無鋼管を製造する3
ロール鋼管圧延機。
Description
ドに組み込まれ、搬送ラインの高さを調節できる搬送ロ
ーラ設備と、それを設けた3ロール鋼管圧延機に関す
る。
たとえばピアサー穿孔圧延機、マンドレルミルおよびサ
イザーまたはストレッチレジューサ圧延機(以下、これ
を単に「鋼管圧延機」と記載する)を用いて製造され
る。
などによって中空にされた中空素管の中空部にマンドレ
ルバーを挿通させ、それを穴型ロールによって圧延して
減厚し、半製品または製品の継目無鋼管を製造する設備
である。
た素管の外径を縮小して最終の製品寸法に仕上げる圧延
機であり、その形式に3ロール式と2ロール式があり、
本発明は3ロール式を対象とする。
ほぼ1/3円弧状に溝加工した3つのロールが同一平面内
で120゜間隔に配置され、1つの円形穴型を構成し、素
管の外径を縮小する圧延機である。そして、それぞれの
ロールが駆動できるように1つのハウジングに組み込ま
れ、さらに、このハウジングは圧延機スタンドに交換可
能に組み込まれている。鋼管圧延機の圧延機スタンド
は、通常5〜20スタンドによって1サイズの鋼管を縮小
定径できるように、それぞれのスタンドのロール穴型直
径を漸減させ、前後のスタンドで圧延ラインに直角な面
で60゜ずらせて設置されている。したがって、圧延する
製品の寸法が変われば、それぞれの圧延機スタンドのロ
ールをすべて変更しなければならない。
くなり、マンドレル圧延機から鋼管圧延機を経る方式に
よって1本の素管から多サイズの鋼管製品を製造するに
は、多スタンドの鋼管圧延機を必要とする。しかし、す
べてのスタンドを使用するのは、最小径の製品鋼管を製
造するときだけであり、それよりも大きな直径の鋼管を
製造するときには後段スタンド側では圧延しないので、
単に圧延材を搬送するスタンドとして使用されている。
これには、製品寸法よりも大きな穴型のロールを組み込
んだハウジングを組み込まなければならない。
直径210mmの素管から定径圧延する場合には、直径140mm
から190mmまでの鋼管製品が製造できる。そして、通常
直径140mmの製品から圧延を開始し、140mmでは12スタン
ドのすべてを圧延に使用する。しかし、直径154mmでは
上流側の10スタンドを圧延に使用し、170mmでは上流側
の8スタンドを、182mmでは上流側の6スタンドおよび1
90mmでは上流側の5スタンドを圧延に使用することにな
る。すなわち、直径190mmの製品を圧延する場合には、
下流側の7つのスタンドに穴型が直径200mm程度のロー
ルを組み込んだハウジングを挿入し、これを搬送ローラ
として使用することになる。
タンド鋼管圧延機では、搬送ローラとして使用するハウ
ジングは、上記製品の直径が変わればそれに対応した穴
型直径のロールが必要となり、所有すべきロール本数が
増加する。
圧延機スタンドに組み込み、穴型ロールの所有本数を減
らし、ロール換え回数を減少できる装置を提供するにあ
る。
ラを高さが調整できる支持台(昇降装置)に取り付け、
これを圧延機スタンド内に組み込むことによって、上記
問題が解決できることを確認し、本発明を完成した。本
発明の要旨は、図1に示す下記の搬送ローラ装置とそ
れを設けた下記に示す3ロール鋼管圧延機にある。
設けられる搬送用ローラ装置であって、搬送ローラ1は
円周部の軸方向の断面がV字状または曲線状で搬送され
る鋼管に添う形状に形成され、搬送ローラが軸箱4を介
して昇降装置5に載置され、かつその搬送ローラ軸2の一
端が伸縮できる連結軸7と自在継ぎ手6とを介して鋼管圧
延機スタンド27に水平に設けられた駆動軸28に連結さ
れ、前記昇降装置5が基台30に固定されている装置であ
る。昇降装置5は、圧延機スタンドに設けた圧下装置26
によって昇降する。
機であって、円周部の軸方向の断面がV字状または曲線
状で搬送される鋼管に添う形状に形成された搬送ローラ
1が軸箱4を介して昇降装置5に取り付けられ、かつ、そ
の搬送ローラ軸2の一端は伸縮できる連結軸7と自在継ぎ
手6とを介して鋼管圧延機スタンド27に水平に設けられ
た駆動軸28に連結され、前記昇降装置5が高さ調整装置3
1を介して圧延機スタンドの圧下装置の上方に設けられ
ている3ロール鋼管圧延機。
ある3ロールサイザー圧延機に、本発明の搬送ローラ装
置を設置した場合について説明する。
発明の搬送用ローラ装置の一例を示す図であり、(a)は
圧延方向からみた一部断面図、(b)は搬送ラインの側面
からみた側面図である。
図、図3は図1(b)に示す構造を詳細に示す図である。
送ローラ装置の機能について説明する。
搬送ローラ1は、ローラ軸2に固定され、そのローラ軸は
軸受3けを内蔵した軸箱4を介して昇降装置5のリンク10
に取り付けられている。そのローラ軸2の一端は、両端
部に自在継ぎ手6をもった連結軸7を介して圧延機の駆動
装置の駆動軸28に連結されている。
ンク機構であり、1つのリンク8を高さ調整装置31によ
って下から押し上げる構造になっている。連結軸7は、
軸方向に伸縮できるようになっており、昇降装置5によ
って搬送ローラの軸2が押し上げられたとき、2つの自
在継ぎ手6の間隔を伸縮させて回転する。なお、高さ調
整装置31は、圧延機の圧下装置(後述する図5の符号2
6、参照)によって昇降され、駆動軸28は圧延機のロー
ルの駆動軸(後述する図5の符号28、参照)が使用され
る。
る。
ク8,9,10,11をシグマ(Σ)字状に組み込み、狭い空間
で大きな拡大率を得るようにしている。
ぞれの一端が支点軸13に固定され、他端にはピン14を介
して1枚のリンク9の一端に、ある角度をもって固定さ
れている。支点軸13は、基台30に設けられた2つの支持
台17に回転できるように支持されている。リンク8の下
面には、高さ調整装置(前述した図2の符号31、参照)
の載荷部(前述した図2の符号32、参照)を受け止める
受け座33が設けられている。
ぞれの一端が支点軸16に固定され、支点軸16を介して2
枚のリンク11の一端に、ある角度をもって固定されてい
る。支点軸16は、圧延機スタンド枠に設けられた2つの
支持台12に回転できるように固定されている。リンク10
の上面には、搬送ローラ1を支持する軸箱4がそれぞれ載
置されている。リンク10は、支持台12によって圧延機ス
タンドに支持されているが、搬送ローラを回転したと
き、振動を発生させるおそれがある。したがって、リン
ク10の片方の下面には支持台18を設け、油圧装置からな
るバランスシリンダー19を連結し、リンク機構に荷重を
事前にかけて、隙間をなくし、前記振動を発生させない
ようにしている。なお、バランスシリンダー19は、片端
が基台30に、ロットの端が支持台18にそれぞれピンによ
って固定されいる。
回転できるように取り付けられ、リンク8,9,10,11はシ
グマ(Σ)字状のリンク機構を構成する。
示す図である。リンク8とリンク9が一体となり、同様に
一体となったリンク11とリンク10を押し上げることによ
って軸箱4を円弧状に移動させる。たとえば、リンクの
支点間の距離をリンク8では360mm、リンク9では190mm、
リンク11では150mmとし、リンク10では支点軸16と搬送
ローラ軸2との間隔を376mmとして、リンク8を支点軸13
から130mmの位置(図ではh矢印の位置)を1mm押し上
げると、搬送ローラの中心は約4〜5mm上昇する。図4
に示すように、搬送ローラの軸2の中心は、搬送方向に
対して前後に位置を変化させて高さを調整するが、搬送
方向に直角な方向の中心は変化しない。
ことができる鋼管圧延機について説明する。
部断面図である。
円弧状の溝を刻設した3つの鋼管圧延機ロール21と、そ
の3つの鋼管圧延機ロールを収納するハウジング22、鋼
管圧延機ロールを駆動する連結軸23からなる。
軸受け装置24によって支持され、連結軸23は、圧延機ス
タンド27に軸受けで支持された駆動軸28と自在継ぎ手29
によって連結されている。また、自在継ぎ手29を取り外
し、連結軸23と圧延機スタンドの駆動軸28との連結を解
くことにより、ハウジング22を圧延機スタンド27から取
り外すことができる。
に鋼管圧延機ロールを内設したハウジング22を圧延機ス
タンド27から取り外し、ロール換えの作業と同様に交換
を行い、鋼管圧延機の水平の駆動軸と、同垂直の圧下装
置を使用して搬送ローラを駆動させることと高さの調節
とを行うことのできる設備である。
のスタンドに容易に組み込むことができ、しかも搬送ロ
ーラの高さを変更できる。したがって、1つの搬送ロー
ラ装置によって、多サイズの鋼管製品を圧延することが
できるので、ロール換え頻度と保有するロール本数を減
少させることができる。
ローラ装置の一例を示す図であり、(a)は圧延方向から
みた一部断面図、(b)は搬送ラインの側面からみた側面
図である。
らみた構造を詳細に示す図である。
の側面からみた構造を詳細に示す図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】3ロール鋼管圧延機列の後段スタンドに設
けられる搬送用ローラ装置であって、搬送ローラの円周
部の軸方向の断面がV字状または曲線状に形成され、搬
送ローラが軸箱を介して昇降装置に載置され、かつ、そ
の搬送ローラ軸の一端が伸縮できる連結軸と自在継ぎ手
とを介して鋼管圧延機スタンドに水平に設けられた駆動
軸に連結され、前記昇降装置が基台に固定されている装
置であることを特徴とする搬送用ローラ装置。 - 【請求項2】継目無鋼管を製造する3ロール鋼管圧延機
であって、円周部の軸方向の断面がV字状または曲線状
に形成された搬送ローラが軸箱を介して昇降装置に取り
付けられ、かつ、その搬送ローラ軸の一端は伸縮できる
連結軸と自在継ぎ手とを介して鋼管圧延機スタンドに水
平に設けられた駆動軸に連結され、前記昇降装置は高さ
調整装置を介して圧延機スタンドの上方に設けられてい
ることを特徴とする3ロール鋼管圧延機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14465698A JP3395651B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 搬送用ローラ装置およびそれを設けた鋼管圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14465698A JP3395651B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 搬送用ローラ装置およびそれを設けた鋼管圧延機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11333510A true JPH11333510A (ja) | 1999-12-07 |
JP3395651B2 JP3395651B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=15367175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14465698A Expired - Fee Related JP3395651B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 搬送用ローラ装置およびそれを設けた鋼管圧延機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3395651B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102699041A (zh) * | 2012-06-11 | 2012-10-03 | 安徽祥宇钢业集团有限公司 | 实心管坯穿孔机的毛管托辊 |
CN103433301A (zh) * | 2013-08-28 | 2013-12-11 | 无锡欧龙特种钢管有限公司 | 一种轧管机斜辊喂料装置 |
CN104118004A (zh) * | 2014-07-11 | 2014-10-29 | 联塑科技发展(贵阳)有限公司 | 一种pvc管材刨端口设备 |
CN110695100A (zh) * | 2019-10-23 | 2020-01-17 | 广东海亮铜业有限公司 | 一种铸柸喂进装置 |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14465698A patent/JP3395651B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103433301A (zh) * | 2013-08-28 | 2013-12-11 | 无锡欧龙特种钢管有限公司 | 一种轧管机斜辊喂料装置 |
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CN110695100A (zh) * | 2019-10-23 | 2020-01-17 | 广东海亮铜业有限公司 | 一种铸柸喂进装置 |
CN110695100B (zh) * | 2019-10-23 | 2024-06-04 | 广东海亮铜业有限公司 | 一种铸坯喂进装置 |
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---|---|
JP3395651B2 (ja) | 2003-04-14 |
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