JPH1133315A - 液体リサイクル装置 - Google Patents

液体リサイクル装置

Info

Publication number
JPH1133315A
JPH1133315A JP9231665A JP23166597A JPH1133315A JP H1133315 A JPH1133315 A JP H1133315A JP 9231665 A JP9231665 A JP 9231665A JP 23166597 A JP23166597 A JP 23166597A JP H1133315 A JPH1133315 A JP H1133315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
purified
adsorbent
cylindrical filter
pretreatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9231665A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiko Okanoe
公彦 岡上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9231665A priority Critical patent/JPH1133315A/ja
Publication of JPH1133315A publication Critical patent/JPH1133315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】切削液、研削液、洗條液等の被浄化液体を、リ
サイクル使用しうるようにした液体リサイクル装置に関
する。 【解決手段】平板状,立体状,球状の毛羽立状体からな
る搦め状物体6を、複数個、積層して収容し、被浄化液
体を前記搦め状物体6中に通過させ、前記被浄化液体中
の不純物を搦め取る前処理装置5と、及び、中心軸に設
けられた円筒状フイルタ11と、前記円筒状フイルタ1
1の外周を取り囲ように設置された吸着剤12と、前記
吸着剤12の外周を取り囲み前記吸着剤12の流出を防
止する最外周濾過材13からなり、前記前処理装置5で
前処理された前記被浄化液体を、前記吸着剤12と前記
円筒状フイルタ11とを通過させることにより浄化する
凝集型濾過装置10とを、備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、切削液,研
削液,洗浄液等の被浄化液体を、リサイクル使用し得る
ようにした液体リサイクル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体リサイクル装置における前処
理装置としては、目の粗いフイルタから、目の細かいフ
イルタを順々に連続配置して行っていた。この様な従来
の前処理装置では、多数のサイズのフイルタを多段に必
要とし、装置が大型となり、大流量処理に不適当であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、従来において
は、前処理装置が大型となり、多数のフイルタを多段に
用意せねばならないため、前処理装置を省略する場合が
多く、これにより、後処理のフイルタが直ぐに目詰まり
を起こし、到底、リサイクル使用し得ない課題があっ
た。
【0004】この発明は上記のような従来のものの課題
を解消するためになされたもので、
【請求項1】の発明は、前処理装置として、平板状,立
体状,球状の毛羽立状体からなる搦め状物体を、複数
個、積層して構成し、被浄化液体を搦め状物体中に通過
させ、被浄化液体中の不純物を搦め取った後、中心軸に
設けられた円筒状フイルタと、円筒状フイルタの外周を
取囲むように設置された吸着剤とからなる凝集型濾過装
置で浄化しているため、小型の装置で効果的に被浄化液
体をリサイクル使用し得る液体リサイクル装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【請求項1】の発明は、平板状,立体状,球状の毛羽立
状体からなる搦め状物体を、複数個、積層して収容し、
被浄化液体を前記搦め状物体中に通過させ、前記被浄化
液体中の不純物を搦め取る前処理装置と、及び、中心軸
に設けられた円筒状フイルタと、前記円筒状フイルタの
外周を取囲むように設置された吸着剤と、前記吸着剤の
外周を取り囲み前記吸着剤の流出を防止する最外周濾過
材からなり、前記前処理装置で前処理された前記被浄化
液体を、前記吸着剤と前記円筒状フイルタとを通過させ
ることにより浄化する凝集型濾過装置とを備えることに
より実現した。
【0006】
【実施例】以下この発明の一実施例を図について説明す
る。図1は、この発明の一実施例を示すフロー図であ
る。図において、タンク1は、仕切壁2によって、被浄
化液体が流入するダーティタンク3と、浄化後の液体が
流出するクリーンタンク4とから構成されている。前処
理装置5は、平板状,立体状,球状の、例えば、不織布
からなる毛羽立状体の搦め状物体6を、複数個、積層し
て収容した、同軸状に設置された網目状体もしく多孔体
からなる一対の円筒状の収納容器7と、収納容器7を収
納する容器8と、ダーティタンク3内の被浄化液体を搦
め状物体6中に送込むポンプ9とから構成されている。
凝集型濾過装置10は、中心軸に設けられた円筒状フイ
ルタ11と、円筒状フイルタ11の外周を取囲むように
設置された、例えばマグネシュウムの顆粒状体もしくは
粉末状体からなる吸着剤12と、及び、吸着剤12の外
周を取り囲み吸着剤12の流出を防止する、例えば10
0μの濾紙からなる最外周濾過材13とを収容する容器
14と、クリーンタンク4内の液体を、吸着剤12中に
送込むポンプ15とから構成されている。
【0007】次に、動作について説明する。ダーティタ
ンク3に、矢印Aの如く流入した被浄化液体は、ポンプ
9によって前処理装置5の搦め状物体6中に送込まれ、
被浄化液体中の不純物は、搦め状物体6の毛羽立状体で
搦め取られ前処理される。前処理装置5で前処理された
被浄化液体は、仕切壁2を矢印Bの如くオーバーフロー
してクリーンタンク4内に流入する。クリーンタンク4
内に流入した被浄化液体は、ポンプ15によって、吸着
剤12中に送込まれ、被浄化液体中に混入した不純物粒
子、またはエマルジョン化して混入した油粒子は、それ
ぞれの相互間距離が所定距離以下となり、相互に引力が
働いて凝集し数百個の大きな塊となる。大きな塊となっ
た不純物粒子は、目の粗い円筒状フイルタ11で補足さ
れ濾過される。一方、大きな塊となった油粒子は、液体
のため、細長く変形して円筒状フイルタ11を通過し、
クリーンタンク4内の液面に浮上し、例えば、オイルス
キマー等で分離回収される。この様にして、浄化された
クリーンタンク4内の液体は、矢印Cの如く流出してリ
サイクル使用される。
【0008】次に、前処理装置5の効果を、実例により
説明する。図2は、純水を使用してICをダイヤモンド
砥石で切断する際に発生する、ICダイシング廃液中
の、シリコンの粒度分布図である。このICを切断する
際、TCの両面に粘着テープを貼り付け、この粘着テー
プごと、ICをダイヤモンド砥石で切断する。このた
め、ICダイシング廃液中に粘着剤が混入し、この粘着
剤とシリコンの研磨屑とが混合して糊状となる。この糊
状物が100μの濾紙からなる目の粗い最外周濾過材1
3に絡みつき、内部の吸着剤12、並びに円筒状フイル
タ11が、目詰まりをしていないにもかかわらず、最外
周濾過材13が目詰まり状態となり、凝集型濾過装置1
0が目詰まり状態となる。これをテストにより証明す
る。表1のテストNo.1の如く、円筒状フイルタ11
として市販の1μのフイルタを、吸着剤12としてスー
パーカットを、最外周濾過材13として100μの濾紙
を、ポンプ15として流量10l/minのイワヤポン
プを用いた凝集型濾過装置10で、図2の粒度分布で、
淡い白色懸濁状態の10lのICダイシング廃液を、単
独浄化すると、凝集型濾過装置10の初期内圧は0.9
Kgf/cmとなり、1パスで完全に透明状態になっ
た。続いて、表1のテストNo.2の如く、搦め状物体
6として20mm×20mmの平板状の不織布を、ポン
プ9として流量10l/minのイワヤポンプを用いた
前処理装置5で、図2の粒度分布で、淡い白色懸濁状態
の10lのICダイシング廃液を、単独浄化すると、前
処理装置5の初期内圧は0Kgf/cmであり、20
分、即ち、20パス循環濾過してもICダイシング廃液
には変化が認められなかった。続いて、表1のテストN
o.3の如く、テストNo.2の20パス循環濾過した
ICダイシング廃液を、テストNo.1と同一条件の凝
集型濾過装置10で、単独浄化すると、凝集型濾過装置
10の初期内圧は0.4Kgf/cmとなり、1パス
で完全に透明状態になった。この初期圧は、水道水の浄
化時と同じであり、殆ど、目詰まりしていない状態とな
った。
【0009】図3は、この発明の他の実施例を示すフロ
ー図で、図において、前処理篭16〜18は、少なくと
も、前面並びに後面が網目状体もしくは多孔体からな
り、それぞれ、平板状,立体状,球状の、例えば、不織
布からなる毛羽立状体の搦め状物体6を、複数個、積層
して収容し、ダーティタンク3内に、間隔を空けて水平
方向に設置されている。即ち、図1の実施例のものは、
ポンプ9によって、ダーティタンク3内の被浄化液体
を、強制的に前処理装置5内の搦め状物体6中に送り込
んだのに対して、図3の実施例の物は、矢印Dの如く、
ダーティタンク3内に矢印Aの如く送込まれる被浄化液
体の流速により、被浄化液体は自力で前処理篭16〜1
8内の搦め状物体6に流入する。この実施例において
も、図1の実施例と同様の効果が得られる。なお、前処
理篭16〜18は、それぞれガイドに沿って、垂直方向
に出し入れ可能に設置されている。
【0010】図4は、この発明のその他の実施例を示す
フロー図で、図において、前処理容器19〜21は、少
なくとも、底面並びに表面が網目状体もしくは多孔体か
らなり、それぞれ、平板状,立体状,球状の、例えば、
不織布からなる毛羽立状体の搦め状物体6を、複数個、
積層して収容し、ダーティタンク3内に間隔を空けて垂
直方向に設置されている。即ち、図3の実施例のもの
は、前処理篭16〜18をダーティタンク3内に、水平
方向に設置したのに対して、図4の実施例は、矢印Eの
如く、ダーティタンク3内に前処理容器19〜21を垂
直方向に設置したものであり、図3の実施例と同様の効
果が得られる。また、クリーンタンク4も、第一クリー
ンタンク4aと、第二クリーンタンク4bとに、仕切壁
2a,2bによって仕切られ、矢印Eの如く、前処理容
器19〜21内の搦め状物体6中を通過した被浄化液体
は、仕切壁2aを矢印Fの如くオーバーフローして、第
一クリーンタンク4a内に流入し、第一クリーンタンク
4a内の被浄化液体は、凝集型濾過装置10で浄化され
て後、第二クリーンタンク4bに流入する。第二クリー
ンタンク4bに流入した浄化液体は、その一部は矢印G
の如く、第一クリーンタンク4a内に逆流し、他は、矢
印Cの如く流出してリサイクル使用される。なお、前処
理容器19〜21は、ボルトもしくはバネにより、取外
し可能に設置されている。
【0011】
【発明の効果】以上のように、
【請求項1】の発明によれば、前処理装置として、平板
状,立体状,球状の毛羽立状体からなる搦め状物体を、
複数個、積層して構成し、被浄化液体を搦め状物体中に
通過させ、被浄化液体中の不純物を搦め取った後、中心
軸に設けられた円筒状フイルタと、円筒状フイルタの外
周を取囲むように設置された吸着剤とからなる凝集型濾
過装置で浄化しているため、小型の装置で効果的に被浄
化液体をリサイクル使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液体リサイクル装置の一実施例
を示すフロー図である。
【図2】ICダイシング廃液中のシリコンの粒度分布図
である。
【図3】この発明に係る液体リサイクル装置の他の実施
例を示すフロー図である。
【図4】この発明に係る液体リサイクル装置のその他の
実施例を示すフロー図である。
【符号の説明】
5:前処理装置 6:搦め状物体 7:収納容器 8:容器 10:凝集型濾過装置 11:円筒状フイルタ 12:吸着剤 13:最外周濾過材 14:容器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 29/26 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状,立体状,球状の毛羽立状体から
    なる搦め状物体を、複数個、積層して収容し、被浄化液
    体を前記搦め状物体中に通過させ、前記被浄化液体中の
    不純物を搦め取る前処理装置と、 及び、中心軸に設けられた円筒状フイルタと、前記円筒
    状フイルタの外周を取囲むように設置された吸着剤と、
    前記吸着剤の外周を取り囲み前記吸着剤の流出を防止す
    る最外周濾過材からなり、前記前処理装置で前処理され
    た前記被浄化液体を、前記吸着剤と前記円筒状フイルタ
    とを通過させることにより浄化する凝集型濾過装置と
    を、備えたことを特徴とする液体リサイクル装置。
JP9231665A 1997-07-23 1997-07-23 液体リサイクル装置 Pending JPH1133315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9231665A JPH1133315A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 液体リサイクル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9231665A JPH1133315A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 液体リサイクル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1133315A true JPH1133315A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16927070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9231665A Pending JPH1133315A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 液体リサイクル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1133315A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260024A (ja) * 2000-03-10 2001-09-25 Mitsubishi Materials Corp ドレッサー装置用洗浄装置
WO2022181708A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 有限会社ショウナンエンジニアリング 洗浄液中の油分除去方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260024A (ja) * 2000-03-10 2001-09-25 Mitsubishi Materials Corp ドレッサー装置用洗浄装置
WO2022181708A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 有限会社ショウナンエンジニアリング 洗浄液中の油分除去方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016270739C1 (en) Multilayer media bed filter with improved backwash
US3695433A (en) A method of filtering a mixture of liquid and fibrous solid contaminants
JP2009113148A (ja) 研磨スラリーのろ過方法並びに研磨材の回収方法及び回収装置
JPH1133315A (ja) 液体リサイクル装置
JP2000317224A (ja) 濾過装置、その保守方法及び濾過器
SI9300012A (en) Ion exchaneg resin columns, system comprising such columns and process using such columns
US4780219A (en) System for filtering suspended solids from a liquid
JP2003191147A (ja) 可搬式クーラントタンク清浄装置
JP6478194B2 (ja) 濁水中セシウム除去装置および方法
JPH1157317A (ja) 液体浄化装置
US5269912A (en) Precious metal recovery system
JP2004016987A (ja) 浮上濾材を用いた濾過装置
JP2587981Y2 (ja) ろ過材及びろ過装置
JPS63156660A (ja) 湿式プラスト洗浄装置
JPS63274405A (ja) 中空糸膜濾過装置の逆洗水処理方法
JPH11319439A (ja) 液体浄化装置
US20070012597A1 (en) Process and apparatus for filtering metal working fluid containing metal fines
JP2519319B2 (ja) ろ過装置
JPS5858110A (ja) 膜分離装置供給水の前処理方法
JPH0760248A (ja) 逆浸透膜設備における供給水処理方法
JP2005288438A (ja) 浄水フィルター
JP2000300911A (ja) 磁性微粒子の除去方法および磁性微粒子の除去装置
JPH11169618A (ja) 液体浄化装置
JPH06269610A (ja) 浮遊濾材濾過方法
JPH0417326Y2 (ja)