JPH11332724A - ネクタイ携帯容器 - Google Patents

ネクタイ携帯容器

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JPH11332724A
JPH11332724A JP15853898A JP15853898A JPH11332724A JP H11332724 A JPH11332724 A JP H11332724A JP 15853898 A JP15853898 A JP 15853898A JP 15853898 A JP15853898 A JP 15853898A JP H11332724 A JPH11332724 A JP H11332724A
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container body
tie
lid
container
support member
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JP15853898A
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Masahiko Murai
村井正彦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭於いて、自己が特に好みにしている
ネクタイの取り扱いや保存状態を「シワ」が生じないよ
うに良好ならしめることができること。また冠婚葬祭、
ビズネス、旅行等の目的に応じてネクタイを持って行き
たい場合に、「シワ」が生じないように収納しかつ運搬
することができること。 【解決手段】 容器本体1と、この容器本体1に開閉自
在に取付けられ、かつ、容器本体に形成された被係合部
3aと係合する係合部3b有する透明の蓋体2とから成
り、少なくとも前記容器本体内又は蓋体内のいずれか一
方に、ネクタイNを折り曲げた状態で支持する長片状の
支持部材5を設けたことを特徴とするネクタイ携帯容
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネクタイを収納す
るネクタイ携帯容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭に於いて、冠婚葬祭用ネクタ
イ、高級ネクタイ等を収納する場合、例えば洋服タンス
のネクタイ吊り下げ具に普通一般の安価なネクタイと共
に、いわゆる一緒に吊り下げるのが日常的(普通)であ
る。
【0003】したがつて、自己が特に好みにしている幾
つかのネクタイの取り扱いや保存状態は、必ずしも良好
とは言えず、また同種類のネクタイを識別する場合に、
ネクタイ自体に識別標識が付されていないのが一般であ
るから、冠婚葬祭やビズネスに対応して所望する高級の
ネクタイを直ちに識別或いは選択することがてきないこ
とがしばしばある。
【0004】また日常生活では、冠婚葬祭、ビズネス、
旅行等の目的に応じて各種のネクタイを2〜3本持って
行きたい場合があるが、2本以上のネクタイをコンパク
化された収納容器に「シワ」が生じないように収納しか
つ運搬することができる適当なネクタイ携帯容器が未だ
出現していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
ネクタイに関する一般的な日常生活に鑑み、まず一般家
庭於いて、自己が特に好みにしている幾つかのネクタイ
の取り扱いや保存状態を「シワ」が生じないように良好
ならしめることである。また冠婚葬祭、ビズネス、旅行
等の目的に応じて各種のネクタイを2〜3本持って行き
たい場合に、「シワ」が生じないように収納しかつ運搬
することができるネクタイ携帯容器を提供することであ
る。さらに、容器をコンパクト化すると共に、ネクタイ
を容器に収納した際には、支持部材から滑り落ちないこ
とである。加えて、ネクタイを支持部材に容易に支持さ
せることができると共に、外部から視覚により容器に収
納されているネクタイを容易に識別することができるこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のネクタイ携帯容
器Xは、容器本体1と、この容器本体1に開閉自在に取
付けられ、かつ、容器本体に形成された被係合部3aと
係合する係合部3b有する透明の蓋体2とから成り、少
なくとも前記容器本体内又は蓋体内のいずれか一方に、
ネクタイNを折り曲げた状態で支持する長片状の支持部
材5を設けたことを特徴とする。
【0007】上記構成に於いて、支持部材5は、常時ネ
クタイNを内壁に圧接する弓状の弾性体であり、内壁面
の上部に横方向に設けられていることを特徴とする。ま
た蓋体2は、容器本体1及び蓋体2の開口側縁部の外壁
面1a、2aに固定された長板状弾性接続片4を介し、
容器本体1に対して常に開く方向に付勢されていること
を特徴とする。
【0008】また本発明のネクタイ携帯容器X1は、容
器本体1Aと、この容器本体1Aに開閉自在に取付けら
れ、かつ、容器本体に形成された被係合部3aと係合す
る係合部3b有する透明の蓋体2Aとから成り、少なく
とも前記容器本体内又は蓋体内のいずれか一方に、ネク
タイNを折り曲げた状態で支持する支持部材5Aを設
け、この支持部材5Aには、上端部が該支持部材5Aに
連結されたチェーン11と、このチェーン11の下端部
に取付けられたネクタイ用挾持手段12とから成る滑動
防止手段10を取付けたことを特徴とする。
【0009】また本発明のネクタイ携帯容器X2は、容
器本体1Bと、この容器本体1Bに開閉自在に取付けら
れ、かつ、容器本体に形成された被係合部3aと係合す
る係合部3b有する透明の蓋体2Bとから成り、少なく
とも前記容器本体内又は蓋体内のいずれか一方に、ネク
タイNを折り曲げた状態で支持する支持部材5Bを設
け、またこの支持部材5Bと相俟ってネクタイNを挾持
することができるように、容器本体1B又は蓋体2Bの
内壁面1c、2cのいずれか一方に、前記内壁面に両端
部がそれぞれ固定された弾性棒状片15と、この弾性棒
状片15の水平部に装着された滑り止め片16とから成
る滑動防止手段10Bを配設したことを特徴とする。
【0010】また本発明のネクタイ携帯容器X3は、容
器本体1Cと、この容器本体1Cに開閉自在に取付けら
れ、かつ、容器本体に形成された被係合部3aと係合す
る係合部3b有する透明の蓋体2Cとから成り、少なく
とも前記容器本体内又は蓋体内のいずれか一方に、ネク
タイNを折り曲げた状態で支持する支持部材5Cを設
け、また前記蓋体2Cの内壁面2cと相俟って支持部材
5Cに吊り下げられたネクタイNを支持することができ
るように、容器本体1Cの内壁面1cには、該内壁面1
cに内端部が固定された弾発性部材18と、この弾発性
部材18の外端部に垂直状態に固定された押当て板19
とから成る滑動防止手段10Cが配設されていることを
特徴とする。この実施例に於いて、前記支持部材5C
は、容器本体1Cに両端部が枢支されたハット型形状の
枢支棒20と、この枢支棒20の水平部に装着された滑
り止め片21とから成ることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明のネクタイ携帯容器X4
は、少なくとも筒状周壁部が透明の有底筒状容器本体1
Dと、この容器本体1Dの開口部25に嵌合する蓋体2
Dと、この蓋体2D及び容器本体1Dの底壁部26にそ
れぞれ形成された軸孔としての中心孔27、28に支承
され、かつ、ネクタイを巻き付けた状態で支持する支持
部材5Dとから成ることを特徴とする。この実施例に於
いて、前記支持部材5Dは、両端部に上記中心孔27、
28にそれぞれ嵌合的に係合する一対の突起軸30と、
この突起軸30をそれぞれ有する左右のフランジ部31
と、これらの左右のフランジ部31を連結する少なくと
も2本のネクタイ巻付け用平行支持棒32とから成り、
前記平行支持棒32の間には、ネクタイの細幅端部を挿
入することが可能な間隙部33が設けられていることを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】まず図1乃至図3に示す第1実施
例のネクタイ携帯容器Xについて説明する。まず1はト
レー状の容器本体である。この容器本体1は、図2で示
すように、ネクタイNを二度折りした状態で収納できる
大きさである。ネクタイNは二度折りした状態で後述す
る支持部材で吊り下げ状態に支持される。
【0013】しかして、容器本体1の大きさは、長さa
が40センチ、幅bが11センチ、厚さcが2センチの
容器である。容器本体1の大きさは、これに限定するも
のではないが、携帯性を考慮すると、ネクタイNを二度
折り、又は三度折りした状態で収納できるように形成す
るのが望ましい。容器本体1の材質としては、合成樹脂
材、ガラス、板材、金属等を選択することが可能である
が、本実施例では透明の硬質合成樹脂材が採用されてい
る。容器本体1は、本実施例では、その大きさ並びに材
質が蓋体と同様なので、容器本体1を蓋体2とし、又は
蓋体2を容器本体1として取り扱ってもも良い。
【0014】次に2は容器本体1に開閉自在に取付け或
いは枢着され、かつ、適宜箇所に閉止用係合手段3を備
えた透明の蓋体である。この蓋体2も上記容器本体1と
同様にトレー状に形成されている。この蓋体2は細長板
状弾性接続片4を介して容器本体1に対して常に開く方
向に付勢されている。したがって、後述する閉止用係合
手段3の係止状態を解除すると、図2で示すように自動
的に略90度開く。
【0015】しかして、前記弾性接続片4は、容器本体
1及び蓋板2の開口側縁部の外壁面1a、2aに上部寄
りの部位から下部寄りの部位に至って細長板状に固定さ
れている。なお、この弾性接続片4は容器本体1又は蓋
体2に対して枢支片としての機能も有する。また弾性接
続片4は複数個、例えば前記外壁面1a、2aに所要間
隔を有して上下に1対設けても良し、この弾性接続片4
に代え、周知の手段によりコイルスプリングを採用して
も良い。
【0016】次に閉止用係合手段3は、容器本体1と蓋
体3の合わせた部分に設けられている。すなわち、本実
施例では閉止用係合手段3は、容器本体1の開閉端部1
bの中央部に形成された被係合部(被係合孔)3aと、
この被係合部3aに係脱するように蓋体2の開閉端部2
bの中央部に設けられた弾性の係合部(係合爪片)3b
から成る。
【0017】しかして、前記係合部3bは、図2で示す
ように摘み片状に形成されており、蓋体2の開閉端部2
bから一部が突出している。したがって、容器本体1と
蓋体2とを互いに閉じた時には、その小突起が容器本体
1の外壁面1aにスライドした後被係合部3aに係合す
る。この時係合部3bはその弾性力に抗して外側に多少
変位して被係合孔3aに自動的に係合する。
【0018】次に5は少なくとも容器本体1又は蓋体2
のいずれか一方に、ネクタイNを折り曲げた状態で支持
するこができるように固定的に内設した長片状支持部材
5である。この支持部材5は、本実施例では容器本体1
及び蓋体2の内壁面1c、2cの上部に、それぞれその
一端部が固定されている。これらの支持部材5は、その
中間部がネクタイNを介して対応する各内壁面1c、2
cにそれそれ圧接する横方向の弾性体である。
【0019】しかして、弾性体としての支持部材5は、
合成樹脂材で人差し指状に形成され、その端面L型状の
基端部5aと指先状の自由端部5bとの間に相当する中
間部5cが、内壁面1c、2c側にそれぞれ弧状或いは
弓形状に形成されている。この支持部材5は弾性力を有
するのであれば金属片であっても良い。したがって、弾
性力を有する材質で人差し指状に形成された支持部材5
は、その自由端部5bの内側に指を掛けて開口側に引く
と、その材質自体の弾性力に抗して変位し、一方、指を
離すと復帰する。
【0020】上記構成に於いて、ネクタイ携帯容器Xに
ネクタイNを収納させるには、まず閉止用係合手段3の
係合部3bに指を掛けて手前側に引く。この時係合部3
bは多少外拡変位して被係合部3aから外れる。そうす
ると、弾性接続片4の弾性力が開く方向に作用し、容器
本体1及び蓋体2は、図2で示すように互いに開放す
る。
【0021】次に容器本体1又は及び蓋体2内の支持部
材5の自由端部5bに指を掛け、支持部材5を手前(開
口)側に引く。そして、二度折り、或いは三度折りした
ネクタイNの折り返し部を支持部材5の中間部5cに吊
り下げ、かつ、ネクタイNを所望する位置に調整した後
に支持部材5から指を離す。そうすると、支持部材5は
その弾性力により容器本体1又は及び蓋体2の内壁面側
へとそれぞれ復帰する。これにより、支持部材5の弧状
中間部5cは、ネクタイNを対応する内壁面1c、2c
に圧接する。
【0022】最後に容器本体1と蓋体2とを閉じる。こ
の時蓋体2側の係合部3bの小突起が容器本体1の開放
側の外壁面を乗り越えるようにスライドし、容器本体1
の被係合部3aに自動的に係合する。これにより蓋体2
は容器本体1に閉止される。
【0023】
【実施例】まず発明の実施例の形態で説明した第1実施
例に於いて、支持部材5は容器本体1及び蓋体2内の上
部にそれぞれ設けられているが、ネクタイNの下部を支
持することができるように、さらに同一の支持部材5を
容器本体1及び蓋体2内の下部寄りの部位に設けても良
い。また支持部材5には図示しないの滑り止め部材を貼
着しても良い。
【0024】以下、この欄では本発明の第1実施例と異
なる他の実施例について説明する。なお、他の実施例の
説明にあたって前記第1実施例と同一の構成には同一又
は同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0025】図4は本発明の第2実施例を示すネクタイ
携帯容器X1である。この第2実施例に於いて、前記第
1実施例と主に異なる点は、容器本体1A又は/及び蓋
体2Aの内部にネクタイNが支持部材5Aから滑り落ち
ないようにするための滑動防止手段10を適宜に設けた
ことである。滑動防止手段10は、本実施例では容器本
体1A及び蓋体2Aに取付けてある。
【0026】しかして、滑動防止手段10は、上端部が
平面コ字型状(例えば手摺状)の支持部材5Aに連結さ
れたチェーン11と、このチェーン11の下端部に取り
外し可能に取付けられたネクタイ用挾持手段の一例とし
てのネクタイピン12とから成る。
【0027】このように構成すると、ネクタイNを容器
本体1A及び蓋体2Aの支持部材5Aにそれぞれ吊り下
げ状態に支持させた後、滑動防止手段10のネクタイピ
ン12で折り曲げ状態のネクタイNの中央部を挾持する
ことができる。また必要に応じてネクタイピン12をチ
ェーン11から取り外し、文字通りネクタイピンとして
も使用することができる。なお、前記チェーン11の下
端部には、普通一般にキー等を吊り下げるために使用さ
れている係止金具が設けられている。
【0028】図5は本発明の第3実施例を示すネクタイ
携帯容器X2である。この第3実施例に於いて、前記第
1実施例と主に異なる点は、第2実施例と同様に容器本
体1B又は/及び蓋体2Bの内部にネクタイNが支持部
材5Bから滑り落ちないようにするための滑動防止手段
10Bを適宜に配設したことである。滑動防止手段10
Bは、本実施例では容器本体1B及び蓋体2Bに取付け
てある。
【0029】この滑動防止手段10Bは、第2実施例と
同様に手摺状の支持部材5Bと相俟ってネクタイNを挾
持することができるように、容器本体1B及び蓋体2B
の内壁面1c、2cにそれぞれ固定的に設けられてい
る。なお、容器本体1B側の滑動防止手段10Bと、蓋
体2Bのそれとは同一構成である。そこで、容器本体1
B側の滑動防止手段10Bについて説明し、便宜上蓋体
2B側の滑動防止手段10Bについては同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。
【0030】しかして、滑動防止手段10は、容器本体
1Bの内壁面1cに逆U状の両端部がそれぞれ適宜に固
定された弾性棒状片15と、この弾性棒状片15の水平
部に固定的に装着されたパイプ状滑り止め片16とから
成る。なお、弾性棒状片15はバネ力を有する金属で形
成されている。また滑り止め片16はゴムである。
【0031】上記構成に於いては、ネクタイNを支持部
材5Bに吊り下げる場合には、まず滑動防止手段10B
の滑り止め片16を容器本体1Bの内壁面1c側に指で
押し込み、次いでこの状態を維持しながら適宜にネクタ
イNを支持部材5Bと滑り止め片16との間に通す。そ
して、滑り止め片16から指を離すと、滑り止め片16
は弾性棒状片15の材質自体のバネ力により復帰し、そ
の結果、ネクタイNは滑り止め片16と支持部材5Bの
両方により挾持される。
【0032】図6及び図7は本発明の第4実施例を示す
ネクタイ携帯容器X3である。この第4実施例に於い
て、前記第1実施例と主に異なる点は、第2実施例と同
様に容器本体1C又は蓋体2Cの内部にネクタイNが支
持部材5Cから滑り落ちないようにするための滑動防止
手段10Cを適宜に設けたことである。滑動防止手段1
0Cは、本実施例では容器本体1C側に1個取付けてあ
る。
【0033】この滑動防止手段10Cは、対向する内壁
面、本実施例では蓋体2Cの内壁面2cと相俟って支持
部材5Cに吊り下げられたネクタイNの下端部を支持す
ることができるように、容器本体1Cの内壁面1cの下
部に取付けられている。
【0034】しかして、図7で示すように滑動防止手段
10Cは、内端部が前記内壁面1cに固定された弾発性
部材(例えばコイルスプリング、板バネ、ここでは弾性
のスポンジも含む)18と、この弾発性部材18の外端
部に垂直状態に固定された幅広の押当て板19とから成
る。幅広の押当て板19は、弁当箱状のネクタイ携帯容
器X3内にネクタイを収納していない場合においても、
蓋体2C側の内壁面2cに多少接触している。
【0035】また支持部材5Cが容器本体1Cの内の上
部に枢支されたハット型形状の枢支棒20と、この枢支
棒20の水平部に固定的に装着されたパイプ状滑り止め
片21とから成ることも相違する。したがって、吊り下
げたネクタイNの重みや支持部材5C自体の自重が相俟
って、支持部材5Cは容器本体1Cの内壁面1cにネク
タイNを多少押し付ける。
【0036】上記構成に於いて、閉止用係合手段3を解
除した時に、図6で示すようにネクタイ携帯容器X3が
自動的に開いた場合には、まず支持部材5Cを手前側に
持ち上げ、該支持部材5CにネクタイNを吊り下げる。
次にネクタイNを支持部材5Cに折曲げた状態で1本又
は2本吊り下げた場合に於いて蓋体2Cを閉じると、ネ
クタイNの厚みに対応して弾発性部材18の弾発力がネ
クタイN側に作用する。その結果、ネクタイNは滑動防
止手段10Cと蓋体2C側の内壁面2cにより挾持され
る。
【0037】図8乃至図10は本発明の第5実施例を示
すネクタイ携帯容器X4である。この第5実施例に於い
て、前記第1実施例と主に異なる点は、まず容器本体1
D及び蓋体2Dの形状である。すなわち、第1実施例の
ネクタイ携帯容器Xは、外観上弁当箱状で有るのに対
し、この携帯容器X4は、例えば茶筒容器のように円筒
体である。
【0038】この茶筒容器型の携帯容器X4は、図9で
示すように透明の有底筒状容器本体1Dと、この容器本
体1Dの開口部25に嵌合する透明の蓋体2Dと、この
蓋体2D及び容器本体1Dの底壁部26にそれぞれ形成
された軸孔としての中心孔27、28に支承され、か
つ、ネクタイを巻き付けた状態で支持する支持部材5D
とから成る。したがって、蓋体2Dは、第1実施例のよ
うに容器本体1Dに開閉自在に枢支されていない。な
お、携帯容器X4は、その有底筒状容器本体1Dの少な
くとも筒状周壁部が透明であることが望ましい。
【0039】次に前記支持部材5Dの構成も異なる。支
持部材5Dは、容器本体1D及び蓋体2Dに支承される
と回転自在であり、またネクタイを容易に巻き付けるこ
とができるように蓋体2Dを容器本体1Dから取り外す
と、簡単に取り外すことができる。したがつて、支持部
材5Dは容器本体1D及び蓋体2Dに対して脱着自在で
ある。
【0040】しかして、この実施例の支持部材5Dは、
両端部に上記中心孔27、28にそれぞれ嵌合的に係合
する一対の突起軸30と、この突起軸30をそれぞれ有
する左右のフランジ部31と、これらの左右のフランジ
部31を連結する合計2本のネクタイ巻付け用平行支持
棒32とから成り、前記2本の平行支持棒32の間にに
は、ネクタイの細幅端部を挿入することが可能な間隙部
33が設けられている。なお、前記平行支持棒32は、
3本又は4本でも良い。また蓋体2Dを容器本体1Dに
着脱自在に螺合しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)一般家庭於いて、自己が特に好みにしている幾つ
かのネクタイの取り扱いや保存状態を「シワ」が生じな
いように良好ならしめることができる。 (2)冠婚葬祭、ビズネス、旅行等の目的に応じてネク
タイを持って行きたい場合に、「シワ」が生じないよう
に収納しかつ運搬することができる。 (3)支持部材にネクタイを二度折り、又は三度折りし
た状態で支持させるので、容器をコンパクト化すること
ができる。したがって、容易に携帯することができる。 (4)容器内に収納されたネクタイは、支持部材から滑
り落ちないと共に、「シワ」が生じない。 (5)ネクタイを支持部材に容易に支持させることがで
きると共に、外部から視覚により容器に収納されている
ネクタイを容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1乃至図3】本発明の第1実施例を示す各説明図。
図1は容器を閉じた状態の説明図。図2は容器を開いた
状態の説明図。図3は概略断面説明図。
【図4】本発明の第2実施例を示す説明図。
【図5】本発明の第3実施例を示す説明図。
【図6及び図7】本発明の第4実施例を示す各説明図。
【図8乃至図10】本発明の第5実施例を示す各説明
図。
【符号の説明】
X乃至X4…ネクタイ携帯容器、1乃至1D…容器本
体、2乃至2D…蓋体、3…閉止用係合手段、4…弾性
接続片、5乃至5D…支持部材、1c、2c…内壁面、
10、10B、10C…滑動防止手段、25…開口部、
27、28…中心孔、30…突起軸、31…フランジ
部、32…平行支持棒。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体1と、この容器本体1に開閉自
    在に取付けられ、かつ、容器本体に形成された被係合部
    3aと係合する係合部3b有する透明の蓋体2とから成
    り、少なくとも前記容器本体内又は蓋体内のいずれか一
    方に、ネクタイNを折り曲げた状態で支持する長片状の
    支持部材5を設けたことを特徴とするネクタイ携帯容
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、支持部材5は、常時
    ネクタイNを内壁に圧接する弓状の弾性体であり、内壁
    面の上部に横方向に設けられていることを特徴とするネ
    クタイ携帯容器。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、蓋体2は、容器本体
    1及び蓋体2の開口側縁部の外壁面1a、2aに固定さ
    れた長板状弾性接続片4を介し、容器本体1に対して常
    に開く方向に付勢されていることを特徴とするネクタイ
    携帯容器。
  4. 【請求項4】 容器本体1Aと、この容器本体1Aに開
    閉自在に取付けられ、かつ、容器本体に形成された被係
    合部3aと係合する係合部3b有する透明の蓋体2Aと
    から成り、少なくとも前記容器本体内又は蓋体内のいず
    れか一方に、ネクタイNを折り曲げた状態で支持する支
    持部材5Aを設け、この支持部材5Aには、上端部が該
    支持部材5Aに連結されたチェーン11と、このチェー
    ン11の下端部に取付けられたネクタイ用挾持手段12
    とから成る滑動防止手段10を取付けたことを特徴とす
    るネクタイ携帯容器。
  5. 【請求項5】 容器本体1Bと、この容器本体1Bに開
    閉自在に取付けられ、かつ、容器本体に形成された被係
    合部3aと係合する係合部3b有する透明の蓋体2Bと
    から成り、少なくとも前記容器本体内又は蓋体内のいず
    れか一方に、ネクタイNを折り曲げた状態で支持する支
    持部材5Bを設け、またこの支持部材5Bと相俟ってネ
    クタイNを挾持することができるように、容器本体1B
    又は蓋体2Bの内壁面1c、2cのいずれか一方に、前
    記内壁面に両端部がそれぞれ固定された弾性棒状片15
    と、この弾性棒状片15の水平部に装着された滑り止め
    片16とから成る滑動防止手段10Bを配設したことを
    特徴とするネクタイ携帯容器。
  6. 【請求項6】 容器本体1Cと、この容器本体1Cに開
    閉自在に取付けられ、かつ、容器本体に形成された被係
    合部3aと係合する係合部3b有する透明の蓋体2Cと
    から成り、少なくとも前記容器本体内又は蓋体内のいず
    れか一方に、ネクタイNを折り曲げた状態で支持する支
    持部材5Cを設け、また前記蓋体2Cの内壁面2cと相
    俟って支持部材5Cに吊り下げられたネクタイNを支持
    することができるように、容器本体1Cの内壁面1cに
    は、該内壁面1cに内端部が固定された弾発性部材18
    と、この弾発性部材18の外端部に垂直状態に固定され
    た押当て板19とから成る滑動防止手段10Cが配設さ
    れていることを特徴とするネクタイ携帯容器。
  7. 【請求項7】 請求項6に於いて、支持部材5Cは、容
    器本体1Cに両端部が枢支されたハット型形状の枢支棒
    20と、この枢支棒20の水平部に装着された滑り止め
    片21とから成ることを特徴とするネクタイ携帯容器。
  8. 【請求項8】 少なくとも筒状周壁部が透明の有底筒状
    容器本体1Dと、この容器本体1Dの開口部25に嵌合
    する蓋体2Dと、この蓋体2D及び容器本体1Dの底壁
    部26にそれぞれ形成された軸孔としての中心孔27、
    28に支承され、かつ、ネクタイを巻き付けた状態で支
    持する支持部材5Dとから成ることを特徴とするネクタ
    イ携帯容器。
  9. 【請求項9】 請求項8に於いて、支持部材5Dは、両
    端部に上記中心孔27、28にそれぞれ嵌合的に係合す
    る一対の突起軸30と、この突起軸30をそれぞれ有す
    る左右のフランジ部31と、これらの左右のフランジ部
    31を連結する少なくとも2本のネクタイ巻付け用平行
    支持棒32とから成り、前記平行支持棒32の間には、
    ネクタイの細幅端部を挿入することが可能な間隙部33
    が設けられていることを特徴とするネクタイ携帯容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082061A1 (en) * 2002-03-28 2003-10-09 Gregory Hay A hanger for an article
JP2008035893A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Kiyoshi Ogasawara ネクタイ等の滑落防止器具

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