JPH11332625A - 傘収納袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば雨天時にホテルや店舗等の入り口に設
置して顧客が濡れた傘を手で収納したり、あるいは自動
的に傘を収納する装置等に用いられる傘収納袋に係り、
袋の底に水が溜まって重くなっても傘から抜けて落ちる
のを防止することを目的とする。 【解決手段】 上部に開口４を有し、その開口４の上方
に傘収納袋の落下防止用の帯５を一体的に設けたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、雨天時に濡れた傘
を収納する傘収納袋に関し、例えばホテルや店舗等の入
り口に設置して、顧客が手で傘を収納したり、あるいは
自動的に傘を収納する装置等に用いられる傘収納袋に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えばホテルや店舗等において、
雨天時に客が濡れた傘を店内で持ち歩くと、床をはじめ
衣服や商品等が濡れるので、それを防ぐために、合成樹
脂等からなる細長い袋を用意し、店舗等の入り口に置い
てそれに濡れた傘を収納して店内を持ち歩くようになっ
ている。特に近頃は自動的にこの袋の口を開き傘を中に
挿入するだけで巧く収納できる装置も開発されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、傘を収
納した袋を持ち歩いているうちに、従来の傘収納袋は前
記のように単なる細長い袋であるため、傘に付着した雨
水が次第に袋の底に溜まり、その重さで袋が傘から下に
滑り落ちて水が床に広がり、床面を濡らしたり、落ちた
袋を不用意に踏みつけて滑る等の虞があった。

【０００４】本発明はそのような問題を解決するために
なされたもので、袋の底に水が溜まって重くなっても傘
から抜けて落ちるのを防止することのできる傘収納袋を
提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】すなわち本発明に係る傘
収納袋は、上部に開口を有し、その開口の上方に傘収納
袋の落下防止用の帯を一体的に設けたことを特徴とす
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下本発明による傘収納袋につい
て図面により具体的に説明する。図１は本発明による傘
収納袋の一例を示すもので、（ａ）は正面図、（ｂ）は
断面図である。図１（ａ）および（ｂ）において、１は
前片でその上端は開口４のところでＵ字状の折り返し３
となっている。２は袋の後片であって、前記開口４を除
き前片１と周囲が溶着等により封止されて袋を形成して
いる。後片２は開口４の上方に延長されて、本発明の落
下防止用の帯５が後片２と一体的に設けられる。

【０００７】この帯５は両端が後片２の両辺に溶着等で
接続しており、傘を収納するときは先ず後片２とこの帯
５との間に傘の先端を差し入れ、開口４を経て収納袋に
収納するように構成されている。６は後片２の帯５に当
たるところからさらに延長された部分の上方に設けられ
た掛止孔であり、ミシン目７のところで傘収納袋を切り
取って持ち運ぶようになっている。また傘収納袋は複数
枚を後片２の上端の二点８で溶着されて袋収納装置用と
しても使用し易いようになっている。

【０００８】図２は本発明に係る傘収納袋に傘を収納し
た状態を示す斜視図である。帯５を通して差し込まれた
傘１１の骨の先端部分１２に帯５が図のように引っ掛か
ることにより傘収納袋が支えられる。図示例の傘収納袋
は一応従来多く提案された袋収納装置に使用する場合を
前提にして説明したが、勿論これらは手作業で傘を収納
する場合にも適用することができるものである。

【０００９】

【発明の効果】本発明に係る傘収納袋は上記の構成であ
るから、傘収納袋の開口の上部に後片と一体的に設けら
れた帯が、傘収納袋に差し込まれた傘の骨の先端部分に
引っ掛かることにより支えられるため、雨水が底に溜ま
って袋に重さが加わった場合でも袋が脱落して水が飛散
したりすることを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る傘収納袋の１例を示す（ａ）正面
図、（ｂ）断面図。

【図２】本発明に係る傘収納袋に傘を収納した状態を示
す斜視図。

【符号の説明】

１ 前片 ２ 後片 ３ 折り返し ４ 開口 ５ 帯 ６ 掛止孔 ７ ミシン目 ８ 溶着部 １１ 傘 １２ 骨の先端部分

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部に開口を有し、その開口の上方に傘
   収納袋の落下防止用の帯を一体的に設けたことを特徴と
   する傘収納袋。