JPH1133225A - 正方形パズル及びその応用テーブル - Google Patents

正方形パズル及びその応用テーブル

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JPH1133225A
JPH1133225A JP19466897A JP19466897A JPH1133225A JP H1133225 A JPH1133225 A JP H1133225A JP 19466897 A JP19466897 A JP 19466897A JP 19466897 A JP19466897 A JP 19466897A JP H1133225 A JPH1133225 A JP H1133225A
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divided
division
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JP19466897A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Akiyama
仁 秋山
Gisaku Nakamura
義作 中村
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Tokai University
Original Assignee
Tokai University
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲーム用及び数学の教材として、特に図形学
習を理解するのに極めて有効なパズルとしたもので、且
つそのパズルをテーブルの天板に応用し、多用途に対応
すること。 【解決手段】 特大正方形体Aにおいて、頂点aから辺
の中点pとの間に直線L1 を、頂点dと辺の中点q
との間に直線L2 を設け、直線L1 ,直線L2 及び辺
からなる直角三角形分割体1と、頂点bから直線L1
設けた垂線(1) と、辺,直線L1 ,直線L2 からなる
台形分割体2と、垂線(1) と辺と直線L 1 からなる直
角三角形分割体3と、直線L1 と直線L2 の交点sより
辺に設けた垂線(2) と,辺,辺,直線L1 からな
る台形分割体4と、直線L2 と垂線(2) と辺からなる
直角三角形分割体5と、交点sから頂点dの中点tより
辺に設けた垂線(3) と、辺,直線L2 とからなる直
角三角形分割体6と、交点sから辺に設けた垂線(4)
と、辺,垂線(3) ,直線L2 とからなる台形分割体7
と、直線L1 と辺と垂線(4) とからなる直角三角形分
割体8とから構成してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム用及び数学
の教材として、特に図形学習を理解するのに極めて有効
なパズルとしたもので、且つそのパズルをテーブルの天
板に応用し、多用途に対応することができる正方形パズ
ル及びその応用テーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、異なる大きさ,形状の板片か
らなる種々の娯楽用パズルが開発されている。また、数
学の図形学習の教材用として、パズル形式としたものも
種々開発されている。娯楽用のパズルでは、複数の断片
を組み合わせて、所定形状のものを構成するタイプのも
のや、特定の形状に組み合わせてゆくもの等が存在して
いる。このような、娯楽用のパズルを数学の図形学習用
の教材を兼ねるものとしたものでは、主に初等教育用の
ものがほとんどである。
【0003】一方、従来より、テーブルの天板を二つに
分離することができるものが存在している。これは、テ
ーブルを普段、使用しないときに、収納したり、分離し
たテーブルを一体にして天板の広いテーブルとしたり、
或いは分離した状態で、天板の狭いテーブルとし、これ
らを必要に応じて使い分けるようにしているものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、娯楽用のパ
ズルでは、たとえ、これを数学の図形学習の教材用とし
て使用することができるものであったとしても、その内
容は比較的、単純な図形学習にしか対応することができ
なかった。しかも、ゲームとして楽しむ場合には、数学
の興味はわかず、また、反対に数学の学習として使用す
る場合には、ゲームの楽しさが消滅することが常であっ
た。
【0005】そこで、娯楽用のパズルをゲームとして楽
しんでいる間に数学の図形学習における幾何学の知識吸
収に役立つものとし、且つ数学の図形学習においてもパ
ズルゲームとしての楽しみを十分にあじわうことがで
き、このような娯楽及び学習を同時に兼ねるパズルの出
現が期待されている。
【0006】二つに分離可能な天板を有するテーブルに
ついては、一般に前述したように、収納における便利さ
と、天板を広くしたり、狭くする等の機能にのみ集中し
たものである。そのため、天板の分離が極めて大雑把
で、たとえば、ひとつの天板を少しだけ小さくしたり、
分離しようとする天板は小物を置くために、僅かな広さ
のものだけで十分という場合には、この従来タイプのテ
ーブルでは対応することができない。このように、テー
ブルの天板の広さが少しずつ小さくなり、分離したテー
ブルの一方の天板が小物を置くことができる程度で十分
であるというテーブルの出現が期待されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、頂点a,b,c,dと,辺,,,からなる
特大正方形体Aにおいて、前記頂点aから辺の中点p
との間に直線L1 を設け、前記頂点dと辺の中点qと
の間に直線L2 を形成し、該直線L1 ,直線L2 及び辺
からなる直角三角形分割体1と、前記頂点bから直線
1 に設けた垂線(1) と、辺,直線L1,直線L2
らなる台形分割体2と、前記垂線(1) と辺と直線L1
からなる前記直角三角形分割体1と合同の直角三角形分
割体3と、前記直線L1 と直線L2の交点sより辺に
設けた垂線(2) と,辺,辺,直線L1 からなる台形
分割体4と、前記直線L2 と前記垂線(2) と辺からな
る直角三角形分割体5と、交点sから頂点dの中点tよ
り辺に設けた垂線(3) と、辺,直線L2 とからなる
直角三角形分割体6と、前記交点sから辺に設けた垂
線(4) と、辺,垂線(3) ,直線L2 とからなる台形分
割体7と、前記直線L1 と辺と垂線(4) とからなる直
角三角形分割体8とから構成してなる正方形パズル及び
その応用テーブルとしたことにより、ゲームを楽しみな
がら、同時に数学の図形学習も行なうことができ、学習
者がもっとも楽しみながら、数学の図形学習において知
識習得が比較的苦労なくでき、上記課題を解決したもの
である。
【0008】
【作用】特大正方形体Aは、これを構成する8個の分割
体を適宜に移動させて、位置を変えることにより、大正
方形体Bと小正方形体Dの二つの正方形体することがで
きる。さらに、その大正方形体Bから中正方形体Cと最
小正方形体Eの二つの正方形体を形成することができ、
即ち特大正方形体Aから中正方形体C,小正方形体D及
び最小正方形体Eの3個の正方形体を形成することがで
きる。
【0009】以下、特大正方形体Aから複数の正方形体
を形成する手順を説明する。まず、特大正方形体Aから
大正方形体Bと小正方形体Dを形成するには、特大正方
形体Aの辺箇所の直角三角形分割体6,台形分割体
7,直角三角形分割体8からなる直角三角形を特大正方
形体Aから分離する〔図3(A)参照〕。
【0010】そして、特大正方形体Aの頂点d箇所を中
心にして、直角三角形分割体6,台形分割体7,直角三
角形分割体8が構成する直角三角形体を回転するように
して移動させ、その斜辺(辺相当部分)を特大正方形
体Aの辺に当接させる〔図3(B)参照〕。
【0011】次に、直角三角形分割体3を辺の中点p
箇所を中心にして、回転するようにして移動させ、その
直角三角形分割体3の斜辺3cを台形分割体4の辺4b
(辺相当部分)に当接させる。そして、台形分割体2
を特大正方形体Aから分離させ、直角三角形分割体3,
台形分割体4,直角三角形分割体5,直角三角形分割体
6,台形分割体7,直角三角形分割体8により大正方形
Bが形成される。
【0012】次に、特大正方形体Aの台形分割体2を中
点qを中心にして回転するように移動させ、台形分割体
2の斜辺2cを直角三角形分割体1の斜辺1cに当接さ
せて直角三角形分割体1と台形分割体2とから小正方形
Dを形成する〔図3(B),図4(A)参照〕。このよ
うにして、まず特大正方形体Aから大正方形体Bと小正
方形体Dの二つの正方形体が形成される。
【0013】次に、その大正方形体Bから二つの正方形
体を形成し、小正方形体Dとともに3個の正方形体を形
成してみる。まず、大正方形体Bから直角三角形分割体
5を分離し、該直角三角形分割体5の斜辺5cを台形分
割体4の斜辺4c及び直角三角形分割体3の短辺3bに
当接させる。また、直角三角形分割体8を大正方形体B
から分離して、その直角三角形分割体8の斜辺8cを前
記直角三角形分割体3の長辺3aに当接させる。
【0014】そして、台形分割体7を大正方形体Bから
分離して、直角三角形分割体3,台形分割体4,直角三
角形分割体5及び直角三角形分割体8から構成する中正
方形体Cを形成する。その台形分割体7の斜辺7cは、
直角三角形分割体6の斜辺6cに当接させ最小正方形体
Eを形成する〔図5(A),(B)参照〕。
【0015】次に、本発明の正方形パズルを応用したテ
ーブルについて説明する。まず、特大正方形天板A’
は、これを構成する8個の天板を適宜に移動させて、位
置を変えることにより、大正方形天板B’と小正方形天
板D’の二つの正方形天板することができる。さらに、
その大正方形天板B’から中正方形天板C’と最小正方
形天板E’の二つの正方形天板を形成することができ、
即ち特大正方形天板Aから中正方形天板C’,小正方形
天板D’及び最小正方形天板E’の3個の正方形天板を
形成することができる。
【0016】以下、特大正方形天板A’から複数の正方
形天板を形成する手順を説明する。なお、テーブルにつ
いての説明に使用する図は、正方形パズルにて使用した
図面を使用する。また、正方形パズルを構成する分割体
に付した符号に’を設けて、それぞれの分割体に対応す
るようにしている。
【0017】まず、特大正方形天板A’から大正方形天
板B’と小正方形天板D’を形成するには、特大正方形
天板A’の辺箇所の直角三角形分割天板6’,台形分
割天板7’,直角三角形分割天板8’からなる直角三角
形を特大正方形天板A’から分離する〔図3(A)参
照〕。
【0018】そして、特大正方形天板A’の頂点d箇所
を中心にして、直角三角形分割天板6’,台形分割天板
7’,直角三角形分割天板8’が構成する直角三角形体
を回転するようにして移動させ、その斜辺(辺相当部
分)を特大正方形天板A’の辺に当接させる〔図3
(B)参照〕。
【0019】次に、直角三角形分割天板3’を辺の中
点p箇所を中心にして、回転するようにして移動させ、
その直角三角形分割天板3’の斜辺3cを台形分割天板
4の辺相当部分に当接させる。そして、台形分割天板
2’を特大正方形天板A’から分離させ、直角三角形分
割天板3’,台形分割天板4’,直角三角形分割天板
5’,直角三角形分割天板6’,台形分割天板7’,直
角三角形分割天板8’により大正方形天板B’が形成さ
れる。
【0020】次に、特大正方形天板A’とした直角三角
形分割天板1’の斜辺1cと前記特大正方形分割天板
A’から分離した台形分割天板2’の斜辺2cとを当接
させて直角三角形分割天板1’と台形分割天板2’とか
ら小正方形天板D’が形成される〔図3(B),図4
(A)参照〕。これで、まず特大正方形天板A’から大
正方形天板B’と小正方形天板D’の二つの正方形天板
が形成される。
【0021】次に、その大正方形天板B’から二つの正
方形天板を形成し、小正方形天板D’とともに3個の正
方形天板を形成してみる。まず、大正方形天板B’から
直角三角形分割天板5’を分離し、該直角三角形分割天
板5’の斜辺5cを台形分割天板4’の斜辺4c及び直
角三角形分割天板3’の短辺3bに当接させる。また、
直角三角形分割天板8’を大正方形天板B’から分離し
て、その直角三角形分割天板8’の斜辺8cを前記直角
三角形分割天板3’の長辺3aに当接させる。
【0022】そして、台形分割天板7’を大正方形天板
B’から分離して、直角三角形分割天板3’,台形分割
天板4’,直角三角形分割天板5’及び直角三角形分割
天板8’から構成する中正方形Cを形成する。その台形
分割天板7’の斜辺7cは、直角三角形分割天板6’の
斜辺6cに当接させ最小正方形体E’を形成する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。まず、本発明の正方形パズルについて説明する。そ
の正方形パズルは、基本となる特大正方形体Aが八個の
分割体から構成されたものである〔図1(A),(B)
参照〕。その各分割体は、直角三角形分割体1,台形分
割体2,直角三角形分割体3,台形分割体4,直角三角
形分割体5,直角三角形分割体6,台形分割体7,直角
三角形分割体8と称する。即ち、分割体は、直角三角形
及び台形から構成される。
【0024】上記複数の分割体は、図2を参照して、以
下の手順にて形成される。まず基本となる特大正方形体
Aにおいて、その各頂点は時計回りにa,b,c,dと
し、頂点aと頂点bとの間を辺,頂点bと頂点cとの
間を辺,頂点cと頂点dとの間を辺,頂点dと頂点
aとの間を辺とする。
【0025】その頂点aから辺の中点pとの間に直線
1 を設け、頂点dと辺の中点qとの間に直線L2
設け、直線L1 ,直線L2 及び辺にて囲まれた直角三
角形領域を直角三角形分割体1とする。該直角三角形分
割体1は長辺1a,短辺1b,斜辺1cとする。
【0026】次に、前記頂点bから直線L1 に垂線(1)
を設け、該垂線(1) と、辺,直線L1 ,直線L2
て囲まれた台形領域を台形分割体2とする。次に、前記
垂線(1) と辺と直線L1 にて囲まれた直角三角形領域
を直角三角形分割体3とする。該直角三角形分割体3
は、前記直角三角形分割体1と合同な直角三角形であ
る。該直角三角形分割体3は長辺3a,短辺3b,斜辺
3cとする。
【0027】次に、直線L1 と直線L2 の交点sより辺
に垂線(2) を設け、該垂線(2) と辺,辺,直線L
1 にて囲まれた台形領域を台形分割体4とする。次に、
前記垂線(2) と直線L2 と辺にて囲まれた直角三角形
領域を直角三角形分割体5とする。該直角三角形分割体
5は長辺5a,短辺5b,斜辺5cとする。次に、前記
交点sから頂点dの中点tより辺に垂線(3) を設け、
該垂線(3) と辺,直線L2 にて囲まれた領域を直角三
角形分割体6とする。
【0028】次に、前記交点sから辺に垂線(4) を設
け、該垂線(4) と辺,垂線(3) ,直線L2 にて囲まれ
た台形領域を台形分割体7とする。次に、直線L1 と辺
と垂線(4) にて囲まれた直角三角形領域を直角三角形
分割体8とする。該直角三角形分割体8は長辺8a,短
辺8b,斜辺8cとする。以上のようにして、特大正方
形体Aを構成する8個の分割体が形成される。
【0029】ここで、直角三角形その各頂点は反時計回
りにa,b,c,dと設定し、辺乃至辺も反時計回
りに設定し、上記の手順にて直角三角形分割体1,台形
分割体2,直角三角形分割体3,台形分割体4,直角三
角形分割体6,台形分割体7,直角三角形分割体8を形
成してもよい〔図7(A),(B)参照〕。
【0030】即ち、直線L1 と直線L2 との関係は、特
大正方形体Aにおいて、適宜の頂点aを設定し、該頂点
aに対向する辺の中点に直線L1 を設け、その頂点aに
対して時計方向,或いは反時計方向に隣接する頂点d
と、該頂点dに対向する二つの辺の内、前記直線L1
交わらない方の辺の中点との間に直線L2 が設けられ、
且つ直線L1 と直線L2 とは、交点sを介して直交した
ものである。
【0031】次に、この正方形パズルを天板に応用した
テーブルについて説明する。このテーブルは、上述した
直角三角形分割体1,台形分割体2,直角三角形分割体
3,台形分割体4,直角三角形分割体5,直角三角形分
割体6,台形分割体7,直角三角形分割体8を天板と
し、それぞれに脚部材9,9,…を設けたものである。
そして、三角形の分割体には、3本の脚部材9,9,…
が設けられ、台形の分割体には4本の脚部材9,9,…
が設けられる〔図8(A),(B)及び図10(A),
(B)参照〕。
【0032】それぞれの天板は、上記分割体の番号
に「’」を付して、それぞれの分割体に対応する直角三
角形分割天板1’,台形分割天板2’,直角三角形分割
天板3’,台形分割天板4’,直角三角形分割天板
5’,直角三角形分割天板6’,台形分割天板7’,直
角三角形分割天板8’としてゆく。また、上記直角三角
形,台形の天板の各辺の符号はそのまま使用する。例え
ば、直角三角形分割天板1’の長辺1a,短辺1b及び
斜辺1cとし、また、台形分割天板2’では各辺2a乃
至2dが使用される。そして、この天板から一つの特大
正方形天板A’が構成される。
【0033】また、特大正方形天板A’は大正方形天板
B’と小正方形天板D’との二つの正方形に分離する。
そして、さらに大正方形体Bは、中正方形天板C’と最
小正方形天板E’との二つに分離する〔図9(A),
(B)参照〕。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明においては、頂点a,
b,c,dと,辺,,,からなる特大正方形体
Aにおいて、前記頂点aから辺の中点pとの間に直線
1 を設け、頂点dと辺の中点qとの間に直線L2
設け、該直線L1 ,直線L2 及び辺からなる直角三角
形分割体1と、前記頂点bから直線L1 に設けた垂線
(1) と、辺,直線L1 ,直線L2 からなる台形分割体
2と、前記垂線(1) と辺と直線L1 からなり,前記直
角三角形分割体1と合同とした直角三角形分割体3と、
前記直線L1 と直線L2 の交点sより辺に設けた垂線
(2) と,辺,辺,直線L1 からなる台形分割体4
と、前記直線L2 と前記垂線(2) と辺からなる直角三
角形分割体5と、交点sから頂点dの中点tより辺に
設けた垂線(3)と、辺,直線L2 とからなる直角三角
形分割体6と、前記交点sから辺に設けた垂線(4)
と、辺,垂線(3) ,直線L2 とからなる台形分割体7
と、前記直線L1 と辺と垂線(4) とからなる直角三角
形分割体8とから構成してなる正方形パズルとしたこと
により、特大正方形体Aを構成する分割体を移動させて
二つの正方形体及び三つの正方形体を形成してゆくパズ
ル遊戯ができる。
【0035】次に、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記特大正方形体Aの直角三角形分割体6,台形分
割体7,直角三角形分割体8からなる直角三角形の斜辺
を辺に当接させ,前記直角三角形分割体3の斜辺3c
を台形分割体4の辺部分に当接させてなる大正方形体
Bと、前記直角三角形分割体1の斜辺1cと前記台形分
割体2の斜辺2cとを当接させてなる小正方形体Dとを
形成する正方形パズルとしたことにより、特大正方形体
Aから大正方形体B及び小正方形体Dとかなる二つの正
方形を作りだすパズル遊戯ができ、これにともなって、
数学の図形学習における、いわゆる『三平方の定理』の
知識習得にも役立てることができる。
【0036】即ち、特大正方形体Aから分離する直角三
角形分割体6,台形分割体7,直角三角形分割体8の3
個からなる分割体△asdは、直角三角形を構成し、そ
の斜辺は、特大正方形体Aの辺と同一の直角三角形を
構成する。そして、新たに形成された大正方形体Bは、
前記分割体△asdの長辺を一辺とする正方形に等し
い。また、小正方形体Dは、前記分割体△asdの短辺
に等しい〔図4(B)参照〕。
【0037】即ち、特大正方形体Aから大正方形体B及
び小正方形体Dを形成したときには、上述の関係が成り
立ち、直角三角形において、斜辺の二乗は、他辺の二乗
の和に等しくなる,いわゆる『三平方の定理』を証明す
る学習に応用することができる。このように、特大正方
形体Aから大正方形体Bと小正方形体Dとを形成するパ
ズル遊戯を達成すると同時に、その過程上で『三平方の
定理』を理解する学習ができる。
【0038】次に、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記大正方形体Bの直角三角形分割体5の斜辺5c
が台形分割体4の斜辺4cに当接させてなる中正方形体
Cと、直角三角形分割体6の斜辺6cと台形分割体7の
斜辺7cを当接させてなる最小正方形体Eとを形成する
正方形パズルとしたことにより、特大正方形体Aから中
正方形体C,小正方形体D,及び最小正方形体Eを構成
すると同時に、その過程上で『三平方の定理』を理解す
る学習ができる〔図6(A)参照〕。
【0039】次に、請求項4の発明は、頂点a,b,
c,dと,辺,,,からなる特大正方形天板
A’において、前記頂点aから辺の中点pとの間に直
線L1 を設け、頂点dと辺の中点qとの間に直線L2
を形成し、該直線L1 ,直線L2及び辺からなる直角
三角形分割天板1’と、前記頂点bから直線L1 に設け
た垂線(1) と、辺,直線L1 ,直線L2 からなる台形
分割天板2’と、前記垂線(1) と辺と直線L1 からな
る直角三角形分割天板3と、前記直線L1 と直線L 2
交点sより辺に設けた垂線(2) と,辺,辺,直線
1 からなる台形分割天板4’と、前記直線L2 と前記
垂線(2) と辺からなる直角三角形分割天板5’と、交
点sから頂点dの中点より辺に設けた垂線(3) と、辺
,直線L2とからなる直角三角形分割天板6’と、前
記交点sから辺に設けた垂線(4) と、辺,垂線(3)
,直線L2 とからなる台形分割天板7’と、前記直線
1 と辺と垂線(4) とからなる直角三角形分割天板
8’とから構成してなる正方形パズルの応用テーブルと
したことにより、特大正方形天板A’を構成する天板体
を移動させて二つの正方形天板及び三つの正方形天板を
形成してゆくことができ、人数,用途に応じて種々の使
用ができる。
【0040】次に、請求項5の発明は、請求項4におい
て、前記特大正方形天板A’の直角三角形分割天板
6’,台形分割天板7’,直角三角形分割天板8’から
なる直角三角形の斜辺を辺に当接させ,前記直角三角
形分割天板3’の斜辺3cを台形分割天板4’の辺部
分に当接させてなる大正方形天板B’と、前記直角三角
形分割天板1’の斜辺1cと前記台形分割天板2’の斜
辺2cとを当接させてなる小正方形天板D’とを形成す
る正方形パズルの応用テーブルとしたことにより特大正
方形天板A’から大正方形天板B’及び小正方形天板
D’とかなる二つの正方形を作りだし、その天板の広さ
も大小のものとなり、多様性に応じたテーブルにするこ
とができる。
【0041】次に、請求項6の発明は、請求項5におい
て、前記大正方形天板B’の直角三角形分割天板5’の
斜辺5cが台形分割天板4’の斜辺4cに当接させてな
る中正方形分割天板C’と、直角三角形分割天板6’の
斜辺6cと台形分割天板7’の斜辺7cを当接させてな
る最小正方形天板E’とを形成する正方形パズルの応用
テーブルとしたことにより、一つのテーブル(特大正方
形天板A’)から異なる大小の3個のテーブル(中正方
形天板C’,小正方形天板D’及び最小正方形天板
E’)を構成することができ、種々の用途に応じたテー
ブルとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の正方形パズルにて特大正方形
体を形成した平面図 (B)は特大正方形体を構成する分割体を分離した状態
の平面図
【図2】特大正方形体を形成する過程を示す工程図
【図3】(A)は特大正方形体から大正方形体と小正方
形体を形成する過程図 (B)は特大正方形体から大正方形体と小正方形体を形
成する過程図
【図4】(A)は特大正方形体から大正方形体と小正方
形体の形成が完了した平面図 (B)は特大正方形体から大正方形体と小正方形体を形
成する過程にて三平方の定理が存在していることを示す
平面図
【図5】(A)は大正方形体から中正方形体と最小正方
形体を形成する過程図 (B)は大正方形体から中正方形体と最小正方形体を形
成を完了した平面図
【図6】(A)は大正方形体から中正方形体と最小正方
形体を形成する過程にて三平方の定理が存在しているこ
とを示す平面図 (B)は中正方形体と小正方形体と最小正方形体を適宜
に配置した平面図
【図7】(A)は特大正方形体の頂点a,b,c,dの
配置及び辺,,,の配置を反時計回りとした実
施形態の平面図 (B)は(A)における特大正方形体を構成する分割体
を分離した状態の平面図
【図8】(A)は特大正方形天板を有するテーブルとし
た実施形態の平面斜視図 (B)は特大正方形天板を構成する分割天板を分離した
状態の平面斜視図
【図9】(A)は特大正方形天板から大正方形天板と小
正方形天板を形成した平面斜視図 (B)は大正方形天板から中正方形天板と最小正方形天
板を形成した平面斜視図
【図10】(A)は特大正方形天板を有するテーブルの
斜視図 (B)は分割天板の斜視図
【符号の説明】
A…特大正方形体 B…大正方形体 C…中正方形体 D…小正方形体 E…最小正方形体 1,3,5,6,8…直角三角形分割体 2,4,7…台形分割体 a,b,c,d…頂点 ,,,…辺 p,q…中点 交点s L1 ,L2 …直線 (1) ,(2) ,(3) ,(4) …垂線 1c,2c,3c,4c,5c,6c,7c,8c…斜
辺 A’…特大正方形天板 B’…大正方形天板 D’…小正方形天板 C’…中正方形天板 E’…最小正方形天板 1’,3’,5’,8’…直角三角形分割天板 2’,4’,7’…台形分割天板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂点a,b,c,dと,辺,,,
    からなる特大正方形体Aにおいて、前記頂点aから辺
    の中点pとの間に直線L1 を設け、頂点dと辺の中
    点qとの間に直線L2 を設け、該直線L1 ,直線L2
    び辺からなる直角三角形分割体1と、前記頂点bから
    直線L1 に設けた垂線(1) と、辺,直線L1 ,直線L
    2 からなる台形分割体2と、前記垂線(1) と辺と直線
    1 からなり,前記直角三角形分割体1と合同とした直
    角三角形分割体3と、前記直線L1 と直線L2 の交点s
    より辺に設けた垂線(2) と,辺,辺,直線L1
    らなる台形分割体4と、前記直線L2 と前記垂線(2) と
    辺からなる直角三角形分割体5と、交点sから頂点d
    の中点tより辺に設けた垂線(3) と、辺,直線L2
    とからなる直角三角形分割体6と、前記交点sから辺
    に設けた垂線(4)と、辺,垂線(3) ,直線L2 とから
    なる台形分割体7と、前記直線L1 と辺と垂線(4) と
    からなる直角三角形分割体8とから構成してなることを
    特徴とする正方形パズル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記特大正方形体A
    の直角三角形分割体6,台形分割体7,直角三角形分割
    体8からなる直角三角形の斜辺を辺に当接させ,前記
    直角三角形分割体3の斜辺3cを台形分割体4の辺部
    分に当接させてなる大正方形体Bと、前記直角三角形分
    割体1の斜辺1cと前記台形分割体2の斜辺2cとを当
    接させてなる小正方形体Dとを形成することを特徴とす
    る正方形パズル。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記大正方形体Bの
    直角三角形分割体5の斜辺5cが台形分割体4の斜辺4
    cに当接させてなる中正方形体Cと、直角三角形分割体
    6の斜辺6cと台形分割体7の斜辺7cを当接させてな
    る最小正方形体Eとを形成することを特徴とする正方形
    パズル。
  4. 【請求項4】 頂点a,b,c,dと,辺,,,
    からなる特大正方形天板A’において、 前記頂点aから辺の中点pとの間に直線L1 を設け、
    頂点dと辺の中点qとの間に直線L2 を形成し、該直
    線L1 ,直線L2 及び辺からなる直角三角形分割天板
    1’と、 前記頂点bから直線L1 に設けた垂線(1) と、辺,直
    線L1 ,直線L2 からなる台形分割天板2’と、 前記垂線(1) と辺と直線L1 からなる直角三角形分割
    天板3と、 前記直線L1 と直線L2 の交点sより辺に設けた垂線
    (2) と,辺,辺,直線L1 からなる台形分割天板
    4’と、 前記直線L2 と前記垂線(2) と辺からなる直角三角形
    分割天板5’と、 交点sから頂点dの中点より辺に設けた垂線(3) と、
    辺,直線L2 とからなる直角三角形分割天板6’と、 前記交点sから辺に設けた垂線(4) と、辺,垂線
    (3) ,直線L2 とからなる台形分割天板7’と、 前記直線L1 と辺と垂線(4) とからなる直角三角形分
    割天板8’とから構成してなることを特徴とする正方形
    パズルの応用テーブル。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記特大正方形天板
    A’の直角三角形分割天板6’,台形分割天板7’,直
    角三角形分割天板8’からなる直角三角形の斜辺を辺
    に当接させ,前記直角三角形分割天板3’の斜辺3cを
    台形分割天板4’の辺部分に当接させてなる大正方形
    天板B’と、前記直角三角形分割天板1’の斜辺1cと
    前記台形分割天板2’の斜辺2cとを当接させてなる小
    正方形天板D’とを形成することを特徴とする正方形パ
    ズルの応用テーブル。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記大正方形天板
    B’の直角三角形分割天板5’の斜辺5cが台形分割天
    板4’の斜辺4cに当接させてなる中正方形分割天板
    C’と、直角三角形分割天板6’の斜辺6cと台形分割
    天板7’の斜辺7cを当接させてなる最小正方形天板
    E’とを形成することを特徴とする正方形パズルの応用
    テーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105521599A (zh) * 2016-01-28 2016-04-27 华东师范大学 一种巧板拼图

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105521599A (zh) * 2016-01-28 2016-04-27 华东师范大学 一种巧板拼图
CN105521599B (zh) * 2016-01-28 2020-05-22 华东师范大学 一种巧板拼图

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