JPH11332160A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
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- JPH11332160A JPH11332160A JP13666798A JP13666798A JPH11332160A JP H11332160 A JPH11332160 A JP H11332160A JP 13666798 A JP13666798 A JP 13666798A JP 13666798 A JP13666798 A JP 13666798A JP H11332160 A JPH11332160 A JP H11332160A
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- JP
- Japan
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- housing
- moisture
- hole
- electric motor
- moisture permeable
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Abstract
(57)【要約】
【課題】全閉型の電動機内部の結露を防止するととも
に、内部気圧変化を調整することで、内部回路及び内部
部品の不具合の発生を防止することができる電動機を提
供することを目的としている。 【解決手段】ステータ20及びロータ30を収容すると
ともに、気密に閉塞されたハウジング11と、このハウ
ジング11に設けられハウジング内外部を連通し、か
つ、通気性及び透湿性を有し、かつ、水を通さない透湿
部15が設けられている。
に、内部気圧変化を調整することで、内部回路及び内部
部品の不具合の発生を防止することができる電動機を提
供することを目的としている。 【解決手段】ステータ20及びロータ30を収容すると
ともに、気密に閉塞されたハウジング11と、このハウ
ジング11に設けられハウジング内外部を連通し、か
つ、通気性及び透湿性を有し、かつ、水を通さない透湿
部15が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外等で用いられ
る全閉型の電動機に関し、特に内部に電子回路を有する
ものに関する。
る全閉型の電動機に関し、特に内部に電子回路を有する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】電動機を屋外や車載等の過酷な条件下で
使用する場合には、雨等から内部部品を保護するために
完全密閉にする必要がある。一方、最近では、電動機内
部に制御用の電子回路を収容するものがある。
使用する場合には、雨等から内部部品を保護するために
完全密閉にする必要がある。一方、最近では、電動機内
部に制御用の電子回路を収容するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電動機
では、冷却されると、空気の飽和蒸気圧の関係から結露
する。このため、電子回路において短絡が発生するとい
う問題があった。また、電動機の発熱量が大きいと、内
部気圧変化が大きくなり、内部部品に悪影響を与える虞
もあった。
では、冷却されると、空気の飽和蒸気圧の関係から結露
する。このため、電子回路において短絡が発生するとい
う問題があった。また、電動機の発熱量が大きいと、内
部気圧変化が大きくなり、内部部品に悪影響を与える虞
もあった。
【0004】そこで本発明は、全閉型の電動機内部の結
露を防止するとともに、内部気圧変化を調整すること
で、内部回路及び内部部品の不具合の発生を防止するこ
とができる電動機を提供することを目的としている。
露を防止するとともに、内部気圧変化を調整すること
で、内部回路及び内部部品の不具合の発生を防止するこ
とができる電動機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、モータ
本体と、このモータ本体を収容するとともに、気密に閉
塞されたハウジングと、このハウジングに設けられハウ
ジング内外部を連通し、かつ、通気性及び透湿性を有
し、かつ、水を通さない透湿部とが設けられている。
達成するために、請求項1に記載された発明は、モータ
本体と、このモータ本体を収容するとともに、気密に閉
塞されたハウジングと、このハウジングに設けられハウ
ジング内外部を連通し、かつ、通気性及び透湿性を有
し、かつ、水を通さない透湿部とが設けられている。
【0006】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記透湿部は、上記ハウジン
グに形成された孔部と、この孔部を貫通するとともに、
上記モータ本体と上記ハウジングの外部とを接続するリ
ード線を支持するコネクタと、このコネクタの外周側に
設けられ、上記コネクタを上記孔部の内周部に固定する
透湿材とを備えている。
記載された発明において、上記透湿部は、上記ハウジン
グに形成された孔部と、この孔部を貫通するとともに、
上記モータ本体と上記ハウジングの外部とを接続するリ
ード線を支持するコネクタと、このコネクタの外周側に
設けられ、上記コネクタを上記孔部の内周部に固定する
透湿材とを備えている。
【0007】請求項3に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記透湿部は、上記ハウジン
グに形成された孔部と、この孔部を通り上記モータ本体
と上記ハウジングの外部とを接続するリード線を気密に
固定する透湿材とを備えている。
記載された発明において、上記透湿部は、上記ハウジン
グに形成された孔部と、この孔部を通り上記モータ本体
と上記ハウジングの外部とを接続するリード線を気密に
固定する透湿材とを備えている。
【0008】請求項4に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記透湿部は、触指以下の孔
部と、この孔部に配置された透湿材とから形成されてい
る。請求項5に記載された発明は、請求項2乃至4のい
ずれかに記載された発明において、上記透湿材は、水蒸
気透過率が0.01cc・cm/m2 ・h・Pa以上で
ある。
記載された発明において、上記透湿部は、触指以下の孔
部と、この孔部に配置された透湿材とから形成されてい
る。請求項5に記載された発明は、請求項2乃至4のい
ずれかに記載された発明において、上記透湿材は、水蒸
気透過率が0.01cc・cm/m2 ・h・Pa以上で
ある。
【0009】請求項6に記載された発明は、モータ本体
を収容する有底筒状のケーシングと、このケーシングの
開口部を気密に蓋するとともに、上記モータ本体による
駆動される被駆動部との接合に供されるフランジと、こ
のフランジの上記ケーシング外部側に設けられ、上記フ
ランジの外周側に延設された凹部と、この凹部に設けら
れ、上記ケーシング内外を連通し、かつ、通気性及び透
湿性を有し、かつ、水を通さない透湿部が設けられてい
る。
を収容する有底筒状のケーシングと、このケーシングの
開口部を気密に蓋するとともに、上記モータ本体による
駆動される被駆動部との接合に供されるフランジと、こ
のフランジの上記ケーシング外部側に設けられ、上記フ
ランジの外周側に延設された凹部と、この凹部に設けら
れ、上記ケーシング内外を連通し、かつ、通気性及び透
湿性を有し、かつ、水を通さない透湿部が設けられてい
る。
【0010】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1乃至3に記載された発明で
は、ハウジング内外部を連通し、かつ、通気性及び透湿
性を有し、かつ、水を通さない透湿部が設けられている
ので、ハウジング内部の水分を外部へ放出することがで
き、結露を防止することができる。このため、内部の電
子部品や電子回路において短絡等の不具合を生じる虞が
ない。また、モータの運転に伴う温度上昇によって発生
する内部圧力の変化を防止することができる。
生じる。すなわち、請求項1乃至3に記載された発明で
は、ハウジング内外部を連通し、かつ、通気性及び透湿
性を有し、かつ、水を通さない透湿部が設けられている
ので、ハウジング内部の水分を外部へ放出することがで
き、結露を防止することができる。このため、内部の電
子部品や電子回路において短絡等の不具合を生じる虞が
ない。また、モータの運転に伴う温度上昇によって発生
する内部圧力の変化を防止することができる。
【0011】請求項4に記載された発明では、透湿部
は、触指以下の孔部と、この孔部に配置された透湿材と
から形成されているので、作業者が誤って透湿材に触れ
て、透湿材を破壊することがない。
は、触指以下の孔部と、この孔部に配置された透湿材と
から形成されているので、作業者が誤って透湿材に触れ
て、透湿材を破壊することがない。
【0012】請求項5に記載された発明では、透湿材
は、水蒸気透過率が0.01cc・cm/m2 ・h・P
a以上であるので、孔部を所定の大きさ以下に形成で
き、作業者が誤って透湿材に触れて、透湿材を破壊する
ことがない。
は、水蒸気透過率が0.01cc・cm/m2 ・h・P
a以上であるので、孔部を所定の大きさ以下に形成で
き、作業者が誤って透湿材に触れて、透湿材を破壊する
ことがない。
【0013】請求項6に記載された発明では、ハウジン
グ内部の水分を外部へ放出することができ、結露を防止
することができる。このため、内部の電子部品や電子回
路において短絡等の不具合を生じる虞がない。また、モ
ータの運転に伴う温度上昇によって発生する内部圧力の
変化を防止することができる。
グ内部の水分を外部へ放出することができ、結露を防止
することができる。このため、内部の電子部品や電子回
路において短絡等の不具合を生じる虞がない。また、モ
ータの運転に伴う温度上昇によって発生する内部圧力の
変化を防止することができる。
【0014】また、透湿部は外部に露出していないの
で、作業者が誤って触れて透湿材を破壊したり、雨など
が透湿部からハウジング内部に入り込むことを防止する
ことができる。
で、作業者が誤って触れて透湿材を破壊したり、雨など
が透湿部からハウジング内部に入り込むことを防止する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る電動機10を示す縦断面図である。電動機10
は、屋外や車載等の過酷な条件下で使用されるものであ
り、雨等から内部部品を保護するために完全密閉されて
いる。
態に係る電動機10を示す縦断面図である。電動機10
は、屋外や車載等の過酷な条件下で使用されるものであ
り、雨等から内部部品を保護するために完全密閉されて
いる。
【0016】電動機10は、有底筒状のハウジング11
と、このハウジング11の開口部を蓋するフランジ12
とを備えている。なお、図1中13,14は後述するシ
ャフト31を軸支する軸受を示している。また、ハウジ
ング11には、透湿部15が設けられている。透湿部1
5は、ハウジング11に設けられた孔部16と、この孔
部16に配設された通気性及び透湿性を有し、かつ、水
を通さない透湿材17とを備えている。
と、このハウジング11の開口部を蓋するフランジ12
とを備えている。なお、図1中13,14は後述するシ
ャフト31を軸支する軸受を示している。また、ハウジ
ング11には、透湿部15が設けられている。透湿部1
5は、ハウジング11に設けられた孔部16と、この孔
部16に配設された通気性及び透湿性を有し、かつ、水
を通さない透湿材17とを備えている。
【0017】なお、透湿材17の水蒸気透過率は0.0
1cc・cm/m2 ・h・Pa以上であれば、内部で水
滴が発生しない。このため、孔部16面積を大きくする
ことなく、十分な透湿能力を有する。透湿材としては、
例えば発泡シート(水蒸気透過率:0.1〜1cc・c
m/m2 ・h・Pa)や粘性液体の加熱発泡品(水蒸気
透過率:0.97cc・cm/m2 ・h・Pa)があ
る。
1cc・cm/m2 ・h・Pa以上であれば、内部で水
滴が発生しない。このため、孔部16面積を大きくする
ことなく、十分な透湿能力を有する。透湿材としては、
例えば発泡シート(水蒸気透過率:0.1〜1cc・c
m/m2 ・h・Pa)や粘性液体の加熱発泡品(水蒸気
透過率:0.97cc・cm/m2 ・h・Pa)があ
る。
【0018】ハウジング11内壁面にはステータ20が
取付けられており、このステータ20と同軸的にロータ
30が配置されている。ステータ20は、円環状のステ
ータコア21と、このステータコア21に捲回されたコ
イル22と、このコイル22に流す電流を制御するため
の制御基板23とを備えている。制御基板23は、プリ
ント基板23aと、このプリント基板23a上に配置さ
れた半導体素子等の電子部品23bと、ロータ30の回
転角度位置を検出するホールIC23cとを備えてい
る。
取付けられており、このステータ20と同軸的にロータ
30が配置されている。ステータ20は、円環状のステ
ータコア21と、このステータコア21に捲回されたコ
イル22と、このコイル22に流す電流を制御するため
の制御基板23とを備えている。制御基板23は、プリ
ント基板23aと、このプリント基板23a上に配置さ
れた半導体素子等の電子部品23bと、ロータ30の回
転角度位置を検出するホールIC23cとを備えてい
る。
【0019】ロータ30は、軸受13,14に軸支され
たシャフト31と、このシャフト31に取り付けられた
ロータヨーク32と、このロータヨーク32の外周面に
取り付けられた複数のマグネット33とを備えている。
たシャフト31と、このシャフト31に取り付けられた
ロータヨーク32と、このロータヨーク32の外周面に
取り付けられた複数のマグネット33とを備えている。
【0020】このように構成された電動機10では、外
気により冷却され、空気の飽和蒸気圧の関係からハウジ
ング11内部に結露が生じても、透湿部15を介して外
部に水蒸気を放出することができる。このため、制御基
板23に取り付けられた電子部品23bや電子回路にお
いて短絡等の不具合が発生しない。一方、電動機10の
発熱量が大きくなっても、透湿部15を介して空気の出
入りが可能なので、ハウジング11内部の気圧変化が発
生せず、内部部品に悪影響を与えることがないい。
気により冷却され、空気の飽和蒸気圧の関係からハウジ
ング11内部に結露が生じても、透湿部15を介して外
部に水蒸気を放出することができる。このため、制御基
板23に取り付けられた電子部品23bや電子回路にお
いて短絡等の不具合が発生しない。一方、電動機10の
発熱量が大きくなっても、透湿部15を介して空気の出
入りが可能なので、ハウジング11内部の気圧変化が発
生せず、内部部品に悪影響を与えることがないい。
【0021】上述したように本第1の実施の形態に係る
電動機10では、内部の結露を防止するとともに、内部
気圧変化を調整することで、内部回路及び内部部品の不
具合の発生を防止することができる。
電動機10では、内部の結露を防止するとともに、内部
気圧変化を調整することで、内部回路及び内部部品の不
具合の発生を防止することができる。
【0022】図2の(a),(b)は、上述した第1の
実施の形態の第1変形例を示す図であり、(a)は透湿
部40を示す正面図、(b)は透湿部40の縦断面図で
ある。本第1変形例に係る透湿部40は、3つの長孔状
の孔部41と、これら孔部41内に配設された透湿材4
2とを備えている。孔部41は、例えば長穴なら幅8m
m以下の触指以下に形成されている。なお、丸穴であれ
ば、直径8mm以下となる。
実施の形態の第1変形例を示す図であり、(a)は透湿
部40を示す正面図、(b)は透湿部40の縦断面図で
ある。本第1変形例に係る透湿部40は、3つの長孔状
の孔部41と、これら孔部41内に配設された透湿材4
2とを備えている。孔部41は、例えば長穴なら幅8m
m以下の触指以下に形成されている。なお、丸穴であれ
ば、直径8mm以下となる。
【0023】本第1変形例によれば、上述した第1の実
施の形態と同様の効果が得られると共に、孔部41に作
業者等の指が入らないので、透湿材42が損傷すること
を防止できる。また、適度な大きさを有しているため、
埃やゴミ等が詰まり、透湿効果が低下することも防止す
ることができる。
施の形態と同様の効果が得られると共に、孔部41に作
業者等の指が入らないので、透湿材42が損傷すること
を防止できる。また、適度な大きさを有しているため、
埃やゴミ等が詰まり、透湿効果が低下することも防止す
ることができる。
【0024】図3は、上述した第1の実施の形態の第2
変形例を示す図であり、制御基板23の正面図である。
本第2変形例に係る制御基板23には、孔部23dが形
成されている。
変形例を示す図であり、制御基板23の正面図である。
本第2変形例に係る制御基板23には、孔部23dが形
成されている。
【0025】本第2変形例によれば、上述した第1の実
施の形態と同様の効果が得られると共に、孔部23bに
よりハウジング11内の空気の対流が円滑に行われ、水
蒸気分圧が追従しやすくなる。したがって、結露防止機
能がさらに向上する。
施の形態と同様の効果が得られると共に、孔部23bに
よりハウジング11内の空気の対流が円滑に行われ、水
蒸気分圧が追従しやすくなる。したがって、結露防止機
能がさらに向上する。
【0026】図4の(a),(b)は、上述した第1の
実施の形態の第3変形例を示す図である。図4の(a)
に示す透湿部43は、ハウジング11を内側に折曲して
隔壁44を形成し、この部分に透湿材45を配設したも
のである。一方、図4の(b)に示す透湿部46は、制
御基板23上に隔壁部材47を設けたものである。
実施の形態の第3変形例を示す図である。図4の(a)
に示す透湿部43は、ハウジング11を内側に折曲して
隔壁44を形成し、この部分に透湿材45を配設したも
のである。一方、図4の(b)に示す透湿部46は、制
御基板23上に隔壁部材47を設けたものである。
【0027】本第3変形例によれば、最も結露による影
響を受け易い挟ピッチリードの半導体素子等の電子部品
23a近傍を隔壁でハウジング11内部と隔てることが
できるので、透湿効果が向上する。
響を受け易い挟ピッチリードの半導体素子等の電子部品
23a近傍を隔壁でハウジング11内部と隔てることが
できるので、透湿効果が向上する。
【0028】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
電動機50を示す縦断面図である。なお、図5において
図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。電動機50が電動機10と異なる部分
は、透湿部15の代りに透湿部51、制御基板23の代
りに制御基板52が設けられている点である。
電動機50を示す縦断面図である。なお、図5において
図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。電動機50が電動機10と異なる部分
は、透湿部15の代りに透湿部51、制御基板23の代
りに制御基板52が設けられている点である。
【0029】透湿部51は、後述する電源部52dに対
向配置されて形成されるとともに、後述するコネクタ5
3が貫通配置される孔部51aと、コネクタ53外周部
との隙間に配置された透湿材51bとを備えている。
向配置されて形成されるとともに、後述するコネクタ5
3が貫通配置される孔部51aと、コネクタ53外周部
との隙間に配置された透湿材51bとを備えている。
【0030】制御基板52は、プリント基板52aと、
このプリント基板52a上に配置された電子部品52b
と、ロータ30の回転角度位置を検出するホールIC5
2cと、外部からの電源が接続される電源部52dとを
備えている。なお、電源部52dには、外部との接続に
供されるコネクタ53が取付けられており、このコネク
タ53内にはリード線53aが配設されている。
このプリント基板52a上に配置された電子部品52b
と、ロータ30の回転角度位置を検出するホールIC5
2cと、外部からの電源が接続される電源部52dとを
備えている。なお、電源部52dには、外部との接続に
供されるコネクタ53が取付けられており、このコネク
タ53内にはリード線53aが配設されている。
【0031】このように構成された電動機50では、上
述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる。図6
は、本発明の第3の実施の形態に係る電動機60を示す
縦断面図である。なお、図6において図5と同一機能部
分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。電
動機60が電動機50と異なる部分は、透湿部51の代
りに透湿部61が設けられている点である。
述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる。図6
は、本発明の第3の実施の形態に係る電動機60を示す
縦断面図である。なお、図6において図5と同一機能部
分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。電
動機60が電動機50と異なる部分は、透湿部51の代
りに透湿部61が設けられている点である。
【0032】透湿部61は、後述する電源部52dに対
向配置されて形成された孔部61aと、後述するリード
線54を孔部61a内に固定する固定具61bとを備え
ている。固定具61bは、透湿材により形成されてい
る。また、制御基板52の電源部52dには外部からの
リード線54が直接接続されている。
向配置されて形成された孔部61aと、後述するリード
線54を孔部61a内に固定する固定具61bとを備え
ている。固定具61bは、透湿材により形成されてい
る。また、制御基板52の電源部52dには外部からの
リード線54が直接接続されている。
【0033】このように構成された電動機60では、上
述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる。図7
の(a),(b)は、本発明の第4の実施の形態に係る
電動機70を示す図であり、(a)は側面図、(b)は
斜視図である。
述した第1の実施の形態と同様の効果が得られる。図7
の(a),(b)は、本発明の第4の実施の形態に係る
電動機70を示す図であり、(a)は側面図、(b)は
斜視図である。
【0034】電動機70は、モータ本体(不図示)を収
容する有底筒状のケーシング71と、このケーシング7
1の開口部を気密に蓋するとともに、モータ本体による
駆動される負荷機構部(被駆動部)80との接合に供さ
れるフランジ72とを備えている。このフランジ72の
ケーシング71と反対側の面には、その外周側から溝部
(凹部)73が形成されている。溝部73の端部には透
湿部74が形成されている。透湿部74は、フランジ7
2を貫通する孔部74aと、この孔部74aに配設され
た透湿材74bとを備えている。
容する有底筒状のケーシング71と、このケーシング7
1の開口部を気密に蓋するとともに、モータ本体による
駆動される負荷機構部(被駆動部)80との接合に供さ
れるフランジ72とを備えている。このフランジ72の
ケーシング71と反対側の面には、その外周側から溝部
(凹部)73が形成されている。溝部73の端部には透
湿部74が形成されている。透湿部74は、フランジ7
2を貫通する孔部74aと、この孔部74aに配設され
た透湿材74bとを備えている。
【0035】このように構成された電動機70では、上
述した第1の実施の形態と同様の効果が得られるととも
に、負荷機構部80をフランジ72に取り付けることに
より、溝部73が外部に露出しなくなる。したがって、
透湿部74は直接外部に露出しなくなるので、透湿材7
4bを保護することができる。なお、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
述した第1の実施の形態と同様の効果が得られるととも
に、負荷機構部80をフランジ72に取り付けることに
より、溝部73が外部に露出しなくなる。したがって、
透湿部74は直接外部に露出しなくなるので、透湿材7
4bを保護することができる。なお、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ハウジング内部の水分
を外部へ放出することができ、結露を防止することがで
きる。このため、内部の電子部品や電子回路において短
絡等の不具合を生じる虞がない。また、モータの運転に
伴う温度上昇によって発生する内部圧力の変化を防止す
ることができる。
を外部へ放出することができ、結露を防止することがで
きる。このため、内部の電子部品や電子回路において短
絡等の不具合を生じる虞がない。また、モータの運転に
伴う温度上昇によって発生する内部圧力の変化を防止す
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電動機を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図2】同電動機の第1変形例を示す図。
【図3】同電動機の第2変形例を示す図。
【図4】同電動機の第3変形例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電動機を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る電動機を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る電動機を示す
図。
図。
10,50、60,70…電動機 11…ハウジング 15,40,43,46,51,61,74…透湿部
Claims (6)
- 【請求項1】モータ本体と、 このモータ本体を収容するとともに、気密に閉塞された
ハウジングと、 このハウジングに設けられハウジング内外部を連通し、
かつ、通気性及び透湿性を有し、かつ、水を通さない透
湿部とを備えていることを特徴とする電動機。 - 【請求項2】上記透湿部は、上記ハウジングに形成され
た孔部と、 この孔部を貫通するとともに、上記モータ本体と上記ハ
ウジングの外部とを接続するリード線を支持するコネク
タと、 このコネクタの外周側に設けられ、上記コネクタを上記
孔部の内周部に固定する透湿材とを備えていることを特
徴とする請求項1に記載の電動機。 - 【請求項3】上記透湿部は、上記ハウジングに形成され
た孔部と、 この孔部を通り上記モータ本体と上記ハウジングの外部
とを接続するリード線を気密に固定する透湿材とを備え
ていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。 - 【請求項4】上記透湿部は、触指以下の孔部と、この孔
部に配置された透湿材とから形成されていることを特徴
とする請求項1に記載の電動機。 - 【請求項5】上記透湿材は、水蒸気透過率が0.01c
c・cm/m2 ・h・Pa以上であることを特徴とする
請求項2乃至4のいずれかに記載の電動機。 - 【請求項6】モータ本体を収容する有底筒状のケーシン
グと、 このケーシングの開口部を気密に蓋するとともに、上記
モータ本体による駆動される被駆動部との接合に供され
るフランジと、 このフランジの上記ケーシング外部側に設けられ、上記
フランジの外周側に延設された凹部と、 この凹部に設けられ、上記ケーシング内外を連通し、か
つ、通気性及び透湿性を有し、かつ、水を通さない透湿
部が設けられていることを特徴とする電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13666798A JPH11332160A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13666798A JPH11332160A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11332160A true JPH11332160A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15180683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13666798A Withdrawn JPH11332160A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11332160A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7355312B2 (en) | 2004-11-19 | 2008-04-08 | Nidec Corporation | Brushless Motor |
JP2009072867A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
JP2010015901A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Toyota Motor Corp | 通気コネクタおよび駆動装置 |
US7663274B2 (en) | 2004-09-21 | 2010-02-16 | Nidec Corporation | Motor |
JP2010130706A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Panasonic Corp | 電動機及びそれを搭載した送風装置 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13666798A patent/JPH11332160A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7663274B2 (en) | 2004-09-21 | 2010-02-16 | Nidec Corporation | Motor |
US7355312B2 (en) | 2004-11-19 | 2008-04-08 | Nidec Corporation | Brushless Motor |
JP2009072867A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
JP2010015901A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Toyota Motor Corp | 通気コネクタおよび駆動装置 |
JP2010130706A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Panasonic Corp | 電動機及びそれを搭載した送風装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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