JPH11330674A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板の製造方法

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JPH11330674A
JPH11330674A JP12509698A JP12509698A JPH11330674A JP H11330674 A JPH11330674 A JP H11330674A JP 12509698 A JP12509698 A JP 12509698A JP 12509698 A JP12509698 A JP 12509698A JP H11330674 A JPH11330674 A JP H11330674A
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JP
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layer
solder resist
solvent
conductor
wiring board
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JP12509698A
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English (en)
Inventor
Takashi Ito
高史 伊藤
Fumitaka Nishio
文孝 西尾
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ソルダーレジスト層中の気泡を低減して、強度
や絶縁性等を損なうことがなく、安定した機能を発揮し
得る配線基板の製造方法を提供する。 【解決手段】貫通孔31にスルーホール導体33を有す
る樹脂絶縁層(コア基板)30と、この樹脂絶縁層30上
に形成される導体層32と、上記樹脂絶縁層30上及び
スルーホール導体33を含む導体層32上に溶剤34を
塗布する工程と、その後にエポキシ樹脂と上記と同じ溶
剤を含むソルダーレジスト材36を塗布する工程と、を
含む配線基板39の製造方法。上記溶剤34は上記樹脂
絶縁層30上等の凹凸面に迅速に濡れ広がると共に、ソ
ルダーレジスト材36と容易になじみ且つそのエポキシ
樹脂を硬化させて吸収されることにより、気泡の発生を
抑えたソルダーレジスト層36を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂絶縁層の上に
導体層及びソルダーレジスト層が形成される配線基板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂絶縁層を挟んで複数の導体
層を形成した配線基板は、次のようにして製造される。
即ち、図6(A)に示すように、エポキシ樹脂からなる第
1の樹脂絶縁層70の上に、銅からなる第1の導体層7
2が形成され、これらの上に第2の樹脂絶縁層74が形
成される。この絶縁層74には、直径が約200μmの
ビアホール76が形成されると共に、これらの上に第2
の導体層78が形成され、同時にビアホール76内に
は、第1,2の導体層72,78を導通するビア導体80
が形成される。このビア導体80の上端における図示で
右側には、配線ランド82が一体に形成されている。
【0003】次に、上記第2の樹脂絶縁層74とビア導
体80を含む第2の導体層78の上方には、図6(B)に
示すように、最外側となるソルダーレジスト層84が形
成される。このソルダーレジスト材84は、エポキシ樹
脂を含み且つある程度の粘度を有する。更に、前記配線
ランド82の真上に位置する上記ソルダーレジスト層8
4に公知のフォトリソグラフィ技術を施すことにより、
図6(C)に示すように、配線ランド82の表面を露出さ
せる開口部86が形成される。この開口部86にハンダ
を充填しつつ、ソルダーレジスト層84よりも高く盛り
上げることにより、図6(D)に示すように、接続端子
(ハンダバンプ)88が形成され、配線基板90が形成さ
れる。上記接続端子88は、図示しないICチップ等の
電子部品との導通に使用される。
【0004】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記ソルダーレジ
スト層(材)84は、塗布する際の未硬化の状態では、あ
る程度の粘度を有している。このため、図6(B)に示す
ように、ビア導体80のように内側に円錐状の凹部81
が存在する場合、その内部に気泡Pが形成されることが
ある。また、ビア導体80に限らず平坦な樹脂絶縁層7
4上においても導体層78の厚みによって凹凸が生じ
る。従って、第2の樹脂絶縁層74と第2の導体層78
とで形成される凹み内にも図示のような気泡Pが形成さ
れる場合もある。
【0005】係る気泡Pが内部に存在すると、何らかの
原因で気泡Pを起点にしてソルダーレジスト層84内に
クラックを発生させ、配線基板90の強度や絶縁性を損
なったり、或いは上記クラックを介して水分が侵入する
ことにより、配線基板90本来の機能及び信頼性を損な
う、という事態に至ることもあり得る。本発明は、以上
の問題点を生じないようにし、上記気泡の発生をなくす
か低減することにより、強度や絶縁性等を損なうことが
なく、安定した機能を発揮し得る信頼性のある配線基板
の製造方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、配線基板における最外側のソルダーレジス
ト層を形成するに際し、予めその塗布面における凹凸面
になじみ易くするための下地処理を施すことに着想して
成されたものである。即ち、本発明の配線基板の製造方
法は、樹脂絶縁層と、この樹脂絶縁層上に形成される導
体層と、係る樹脂絶縁層上及び導体層上に形成され且つ
樹脂からなるソルダーレジスト層と、を備える配線基板
の製造方法であって、上記樹脂絶縁層上及び上記導体層
上に溶剤を塗布する工程と、上記溶剤を塗布した後に、
ソルダーレジスト材を塗布する工程と、を含むことを特
徴とする。
【0007】上記製造方法によれば、導体層間の樹脂絶
縁層上やビアの内側に位置する凹部に対しても、表面張
力及び粘度が低い溶剤が速やかに濡れ広がると共に、係
る溶剤が塗布された面にはソルダーレジスト材を容易に
なじませることができる。従って、樹脂絶縁層上やビア
を含む導体層上の凹凸面上に対して、樹脂からなる比較
的粘度の高いソルダーレジスト層を容易且つ均一に形成
できると共に、その内部における気泡の発生をなくす
か、著しく低減することができる。従って、安定した強
度や絶縁性等を有し、且つ信頼性に優れた配線基板を確
実に提供することが可能となる。
【0008】また、前記溶剤は、前記ソルダーレジスト
材中に含まれる溶剤と同一である、配線基板の製造方法
も含まれる。これによれば、溶剤はソルダーレジスト材
中の溶剤と共通しているので、先に塗布した溶剤に対
し、ソルダーレジスト材が一層なじみ易く、気泡の発生
しにくいソルダーレジスト層を確実に形成することがで
きる。
【0009】更に、前記溶剤、及び/又は、前記ソルダ
ーレジスト材は、少なくとも先端部が金属からなるスキ
ージによりスクリーン印刷される、配線基板の製造方法
も含まれる。これによれば、一般的なゴム製のスキージ
を用いた場合のように、スキージを形成するゴムが溶剤
を吸収し且つ膨潤して、多数のスキージ屑を発生させる
ことを防止できる。係るスキージ屑が溶剤中やソルダー
レジスト層中に混入しなくなるので、これを起点とした
クラックの発生や絶縁性の低下を防ぎ、信頼性の低下を
予防することが可能となる。但し、溶剤はスプレーガン
にて塗布しても良い。尚、本発明は、以上のように配線
基板の最外側に形成するソルダーレジスト層における気
泡をなくすか低減することを課題とするので、前記ビア
やスルーホール導体を必須とせず、単一の導体層のみを
含む配線基板も対象に含まれる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施に好
適な形態を図面と共に説明する。図1(A)は、エポキシ
樹脂からなる第1の樹脂絶縁層1の上に、第1の導体層
2が形成され、これらの上に第2の樹脂絶縁層4が形成
された状態を示す。上記第2の絶縁層4には、直径が約
200μmの擂り鉢形のビアホール6が形成されると共
に、絶縁層4上とビアホール6上に第2の導体層8が形
成され、同時にビアホール6内には、第1,2の導体層
2,8を導通するビア導体7が形成される。該ビア導体
7の上端における図示で右側には、配線ランド9が一体
に形成されている。尚、第1,2の導体層2,8は、無電
解銅メッキ及び電解銅メッキにより厚さ約17μmの銅
メッキ層を形成し、得られた銅メッキ層上に図示しない
感光性エッチングレジストを塗布した後、露光と現像を
施すことにより形成した所定の配線パターンであり、ビ
ア導体7もこれらと略同様の厚さの銅メッキ層からな
る。
【0011】次に、上記第2の絶縁層4上及びビア導体
7内を含む第2の導体層8の上に溶剤を塗布する。図1
(B)に示すように、予めスクリーンメッシュ10を絶縁
層4上及び導体層8上に被覆し、その上から溶剤12を
スキージ14を押し当てつつ、図示のように水平移動す
ることより塗布する。溶剤12には、例えばグリコール
エーテル又はナフサ(軽質粗石油留分)が使用される。上
記スキージ14は、図2(A)に示すように、上側に把持
部分を有する平板状の本体15と、その底面に沿って設
けた凹溝16内に上部を嵌入したゴム等からなる弾性片
17と、この弾性片17の先端寄りに固定した断面ほぼ
逆へ字形の金属板18を有する。
【0012】上記金属板18は例えばステンレス鋼板を
曲げ加工したもので、図示でやや湾曲した幅広部19
が、図1(B)に示すように、スクリーンメッシユ10上
に位置する溶剤12を、第2の樹脂絶縁層4上及びビア
導体7内を含む第2の導体層8上に押し込むことで塗布
する。この際、溶剤12はその表面張力と粘度が低いた
め、ビア導体7内や第2の絶縁層4と第2の導体層8と
の凹凸面にも迅速に隙間なく進入する。また、金属板1
8は溶剤12を均一に押圧すると共に、溶剤に対し何ら
影響されないので、従来のゴム製のスキージを用いた場
合のようなスキージ屑を生じることもない。従って、塗
布された溶剤12は、第2の絶縁層4上とビア導体7を
含む第2の導体層8上に清浄な状態で均一に塗布され
る。
【0013】更に、図2(B)に示すように、第2の樹脂
絶縁層4上と第2の導体層8上に塗布された溶剤12の
上(跡)に、ソルダーレジスト材20をスキージ14を用
いて上記と同様にして塗布する。この際、溶剤12とソ
ルダーレジスト材20中に含まれる溶剤は同じであるた
め、両者は互いになじみ易く速やかに混ざり合って、ソ
ルダーレジスト材20が塗布される。このソルダーレジ
スト材20を加熱処理し、硬化させてソルダーレジスト
層22を形成する。この加熱処理により、溶剤12はな
くなる。尚、スキージ14を用いることで、スキージ屑
がソルダーレジスト層22中に混入するのを予防でき
る。
【0014】従って、図3(A)に示すように、エポキシ
樹脂からなる比較的粘度の高いソルダーレジスト層22
のみが、第2の樹脂絶縁層4上及びビア導体7を含む第
2の導体層8上に形成される。このソルダーレジスト層
22中には、上記溶剤12の事前塗布により、気泡がな
いか極く僅かしか存在していない。続いて、ビア導体7
に接続する前記配線ランド9の真上に位置する上記ソル
ダーレジスト層22に公知のフォトリソグラフィ技術を
施すことにより、図3(B)に示すように、配線ランド9
の表面を露出させる開口部24が形成される。
【0015】そして、露出した配線ランド9にNi(ニ
ッケル)及びAu(金)メッキを施した後、上記開口部2
4にハンダを充填し、ソルダーレジスト層22よりも高
く盛り上げることにより、図3(C)に示すように、接続
端子(ハンダバンプ)26が形成され、配線基板28が形
成される。上記接続端子26は、配線基板28上に搭載
される図示しないICチップ等の電子部品との導通に使
用される。係る配線基板28は、その表面に位置するソ
ルダーレジスト層22中に気泡が殆んどないので、気泡
に起因するクラック発生や、これによる強度や絶縁性の
低下等を招来することを防止でき、本来の機能を長期に
渉り安定して発揮することができる。従って、以上に説
明した配線基板の製造方法によれば、信頼性に優れた配
線基板28を確実に提供することができる。
【0016】図4は異なる形態の配線基板の製造方法に
関する。図4(A)において、コア基板(樹脂絶縁層)30
は、ガラス繊維−BT樹脂(ビスマレイミドトリアジン)
の複合絶縁板で、所定の位置に貫通孔31がレーザ照射
により形成されている。また、コア基板30の両面と貫
通孔31内に無電解銅メッキと電解銅メッキを施し、得
られた銅メッキ層上に図示しない感光性エッチングレジ
ストを塗布した後、露光と現像を行うことにより、コア
基板30の上・下面に所定のパターンを有する導体層3
2と接続端子35が形成される。尚、同時に貫通孔31
内には導体層32の一部となり且つこれと接続端子35
を導通するスルーホール導体33が形成される。このス
ルーホール導体33の上端で図示で右側には、配線ラン
ド33aが延在する。
【0017】上記コア基板30上及び導体層32上に
は、図4(A)に示すように、前記スキージ14とスクリ
ーンメッシュ10を用いて前記と同様に、グリコールエ
ーテル等の溶剤34が塗布される。次に、係る溶剤34
の上に同様の方法で、エポキシ樹脂とグリコールエーテ
ル等の溶剤を含むソルダーレジスト材36を塗布する。
この際、溶剤34は速やかにソルダーレジスト材36と
交じり合い、且つエポキシ樹脂を硬化させることにより
吸収され、図4(B)に示すように、ソルダーレジスト層
36のみが形成される。このソルダーレジスト層36も
溶剤34を下地処理して塗布するため、その内部に気泡
を殆んど形成していない。尚、図4(B)中でコア基板3
0の下面にも、該基板30と各接続端子35の上にソル
ダーレジスト材36を塗布する。但し、該下面側は貫通
孔31が開口していないので、比較的凹凸が小さいた
め、予め溶剤34の塗布を省略してソルダーレジスト層
36を形成しても良い。
【0018】次いで、図4(C)のように、配線ランド3
3aの真上に位置するソルダーレジスト層36に公知の
フォトリソグラフィ技術を施すことにより、この配線ラ
ンド33aを露出させる開口部37を形成する。そし
て、露出した配線ランドにNi及びAuメッキを被覆し
た後、上記開口部37内にハンダを充填し且つソルダー
レジスト層36の表面よりも高く盛り上げることによ
り、図4(D)に示すように、接続端子38が形成され
る。尚、コア基板30の下面における各接続端子35も
同様に露出され、それらの表面にも、上記メッキ工程と
同時にNi(ニッケル)及びAu(金)が無電解メッキによ
り薄く形成される。上記メッキを施された各接続端子3
5は、この配線基板39を図示しない他の配線基板(マ
ザーボード)上に接続するために用いる。係る導体層3
2のみを有する配線基板39も、ソルダーレジスト層3
6内の気泡が皆無に近いため、高い信頼性を発揮するこ
とが可能となる。
【0019】本発明は以上に説明した各形態に限定され
るものではない。図5(A)は多層配線基板40の部分断
面を示す。この配線基板40はコア基板41を厚さ方向
の中央に有し、コア基板41の上・下面に形成した第1
の導体層44,45をその貫通孔42に設けたスールホ
ール導体43にて導通している。上下の各第1の導体層
44,45上には第2の導体層50,51及び第3の導体
層56,57が、それぞれエポキシ樹脂からなる第1の
樹脂絶縁層46,47及び第2の樹脂絶縁層52,53を
介して形成されている。また、上側の各導体層44,5
0,56はビア導体48,54により、下側の各導体層4
5,51,57はビア導体49,55により互いに導通す
る。
【0020】そして、上側の第2の樹脂絶縁層52上及
び第3の導体層56上に、また、下側の第2の樹脂絶縁
層53上及び第3の導体層57上に、前記同様に予め溶
剤を前記スキージ14を用いてそれぞれ塗布した後、こ
の溶剤を含むソルダーレジスト材を塗布することによ
り、それぞれ気泡の少ないソルダーレジスト層58,59
を形成することができる。次に、上側のビア導体54の
上端にて図示で右側に延在する配線ランド54a上のソ
ルダーレジスト層58を公知のフォトリソグラフィ技術
により除去し、露出面にNi及びAuメッキを施した
後、開口部にハンダを充填・盛り上げることで接続端子
54bが形成される。また、下側のソルダーレジスト層
59の一部を同様に除去して、第3の導体層57の一部
57aを露出させ、これに上記メッキ工程と同時にNi
及びAuメッキを施すことにより、接続端子57aとす
ることができる。係る多層の配線基板40も最外側のソ
ルダーレジスト層58,59の形成に際し、事前に溶剤
を塗布するため、気泡が少なくこれに起因する不具合を
低減することができる。
【0021】図5(B)は、硬質の樹脂絶縁層60又は前
記同様のコア基板60の上に、銅メッキとエッチングに
より導体層62を形成した状態を示す。上記樹脂絶縁層
60上及び導体層62上に、グリコールエーテル等の溶
剤を前記スキージ14を用いて塗布した後、上記溶剤を
含むソルダーレジスト材を同様にして塗布することによ
り、図5(C)に示すように、内部の気泡が皆無に近いソ
ルダーレジスト層64を形成することができる。
【0022】更に、図示で中央の導体62aの真上にお
けるソルダーレジスト層64に開口部65を形成し、露
出した導体62上にNi及びAuメッキを施した後、こ
の開口部65内にハンダを充填・盛り上げることで接続
端子66が形成され、導体層62のみを有し且つ樹脂絶
縁層(コア基板)60にビア導体やスルーホール導体のな
い配線基板68を得ることができる。即ち、本発明の製
造方法は、樹脂絶縁層の上に導体層とソルダーレジスト
層を形成する配線基板であれば、適用することができも
のである。上記の各実施形態は何れも配線基板の上面に
ハンダバンプを形成した形態を示したが、該ハンダバン
プを形成せず、配線ランド(Ni及びAuメッキ層を含
む)をそのまま接続端子として用いても良い。この場
合、係る接続端子と接続される電子部品側にハンダバン
プを形成を形成しておき、該電子部品側のハンダバンプ
と上記配線ランドとを接続する。また、溶剤の塗布は、
樹脂絶縁層上及び導体層上の一部分に施しても良い。
【0023】尚、前記各導体層には前記の銅に限らず、
Ni及びその合金(Ni−P,Ni−B,Ni−Cu−
P)、Coとその合金(Co−P,Co−B,Co−Ni−
P)、Snとその合金(Sn−Pb,Sn−Pb−Pd)、或
いはAu,Ag,Pd,Pt,Rh,Ru等及びそれらの合
金の何れを用いることも可能である。また、前記コア基
板30,41には、前記形態で使用したガラス−BT樹
脂材の他、ガラス−エポキシ材、ガラス−PPE材や、
紙−エポキシ等の複合樹脂材、或いはエポキシ、BTレ
ジン、ポリイミド、PPE等の樹脂を用いても良い。更
に、前記溶剤とソルダーレジスト材中に含まれる溶剤と
は、同一又は同種であるこが望ましいが、両者がなじみ
易く且つ樹脂の硬化反応が所要の状態で行われるなら
ば、異種の溶剤同士を適用することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上において説明した本発明の配線基板
の製造方法によれば、樹脂絶縁層とビア導体等を含む導
体層とからなる凹凸面上に、表面張力の低い溶剤が速や
かに広がって隙間なく被覆されるので、その後に塗布さ
れるソルダーレジスト材(層)中の気泡をなくすか著しく
低減することができる。従って、該気泡に起因して従来
生じていたクラック等を予防でき、信頼性に優れた配線
基板を提供することが可能となる。また、請求項2の製
造方法によれば、先に塗布される溶剤とソルダーレジス
ト材中の溶剤とが同一であるため、両者が一層なじみ易
く且つソルダーレジスト材中の樹脂を確実に硬化でき、
気泡が極めて少なく緻密なソルダーレジスト層を容易に
形成することができる。更に、請求項3の製造方法によ
れば、塗布された溶剤中、或いはソルダーレジスト材中
に、スキージ屑が混入するのを防止でき、安定した絶縁
性を有するソルダーレジスト層を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は本発明の製造方法における各工
程を示す概略図。
【図2】(A)は本発明の製造方法に用いるスキージの概
略を示す部分斜視図、(B)は本発明の製造工程を示す概
略図。
【図3】(A)乃至(C)は本発明の製造方法における各工
程を示す概略図。
【図4】(A)乃至(D)は異なる形態の配線基板の製造方
法の各工程を示す概略図。
【図5】(A)は本発明の製造方法により得られた別の配
線基板を示す部分断面図、(B)及び(C)は更に異なる形
態の配線基板の製造方法の各工程を示す概略図。
【図6】(A)乃至(D)は従来の配線基板の製造方法によ
る各工程を示す概略図。
【符号の説明】
4,52,53,60………樹脂絶縁層 8,32,56,57,62……導体層 12,34……………………溶剤 14……………………………スキージ 18……………………………金属板(金属) 20,36……………………ソルダーレジスト材 22,36,58,59,64…ソルダーレジスト層 28,39,40,68……配線基板 30……………………………コア基板(樹脂絶縁層)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂絶縁層と、この樹脂絶縁層上に形成さ
    れる導体層と、係る樹脂絶縁層上及び導体層上に形成さ
    れ且つ樹脂からなるソルダーレジスト層と、を備える配
    線基板の製造方法であって、 上記樹脂絶縁層上及び上記導体層上に溶剤を塗布する工
    程と、 上記溶剤を塗布した後に、ソルダーレジスト材を塗布す
    る工程と、 を含むことを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記溶剤は、前記ソルダーレジスト材中に
    含まれる溶剤と同一である、ことを特徴とする請求項1
    に記載の配線基板の製造方法。
  3. 【請求項3】前記溶剤、及び/又は、前記ソルダーレジ
    スト材は、少なくとも先端部が金属からなるスキージに
    よりスクリーン印刷される、ことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の配線基板の製造方法。
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