JPH11330384A - トランジスタ構造及びその製造方法 - Google Patents

トランジスタ構造及びその製造方法

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JPH11330384A
JPH11330384A JP10201979A JP20197998A JPH11330384A JP H11330384 A JPH11330384 A JP H11330384A JP 10201979 A JP10201979 A JP 10201979A JP 20197998 A JP20197998 A JP 20197998A JP H11330384 A JPH11330384 A JP H11330384A
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S Brown Jeffrey
ジェフェリー・エス・ブラウン
S Dune James
ジェームス・エス・デューン
J Hormes Stephen
スティーブン・ジェイ・ホルメス
V Hollack David
デビット・ブイ・ホラック
Robert K Leidy
ロバート・ケイ・レイディ
H Baldeman Stephen
スティーブン・エイチ・ボールドマン
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチアップ耐性の高いトランジスタ構造及
びその製造方法を提供することである。 【解決手段】 好適な構造及び方法により、部分的には
誘電層によって基板から分離し高くなったソースとドレ
インを用いることで、漏れと接合容量が小さくなる。高
くなったソースとドレインは好適にはトランジスタ・ゲ
ートを形成するのに用いられるものと同じ物質層から作
製される。トランジスタを作製する好適な方法はハイブ
リッド・レジストによりゲート物質層をゲート用、ソー
ス用、及びドレイン用の領域の中で正確にパターン化す
る。ソースとドレインの領域は次にシリコンの成長によ
り基板に接続される。よって余分な作製ステップを必要
とせずに改良されたトランジスタ構造を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には半導体
の製造に関し、特にソースとドレインが高くなったトラ
ンジスタを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスを生産する際、コストと
性能の面で競争力を維持する必要があるため、集積回路
のデバイス密度は増加し続けている。デバイス密度の増
加を促進するために、これら半導体デバイスのフィーチ
ャ・サイズを縮小する新しい技術が常時必要とされる。
【0003】増加を続けるデバイス密度の背景には、電
界効果トランジスタ(FET)の設計/製造等、特にC
MOS技術での強い要求がある。FETは、ほぼ全ての
タイプの集積回路設計(マイクロプロセッサ、メモリ
等)に用いられる。
【0004】従来のCMOS FETで1つ問題になる
のは、これらのデバイスがラッチアップする傾向であ
る。ラッチアップは、集積回路の素子間で不要なトラン
ジスタ動作により生じる周知の問題である。この不要な
トランジスタ動作は、多種多様なイベントによりトリガ
され、半導体デバイスが故障する原因になる。
【0005】ラッチアップは一般的には、現在のCMO
SデバイスでNチャネルとPチャネルがかなり近接する
ことにより生じる。例えば、P型基板に作製される代表
的なCMOSデバイスは、Nウェル(またはN型領域)
に作製されるPチャネル・デバイスとPウェル(または
領域)に作製されるNチャネル・デバイスを含み、ウェ
ル間の距離は短い。この構造は寄生横型バイポーラ構造
(NPN)及び寄生縦型バイポーラ構造(PNP)を形
成する。特定のバイアス条件下では、PNP構造はNP
N構造にベース電流を供給し(またはその逆)、一方の
ウェルから他方のウェルに大きな電流が流れる。この大
電流状態によりCMOSデバイスが破壊されることがあ
る。
【0006】CMOSデバイスがラッチアップする傾向
に対してはいくつかの方法で対策が取られている。1つ
の方法ではトランジスタ(NPNとPNP)のゲインま
たはベータが減らされる。この場合一般的にはトリガ電
圧/電流が上げられるのでCMOSデバイスがラッチア
ップする傾向は小さくなる。トリガ電圧/電流は、ラッ
チアップを誘発するためにノードに印加しなければなら
ない電圧/電流である。
【0007】NチャネルとPチャネルのデバイスの間に
は、ラッチアップの可能性を最小限にするために浅いト
レンチ分離部(STI)が用いられている。しかしデバ
イス密度が上がり続けるとSTI深さは減少する。これ
によりラッチアップ保持電圧が低くなる。ラッチアップ
保持電圧とトリガ電圧が大きく低下する、すなわちバー
ンイン電圧より低くなる場合、デバイスの信頼性は悪影
響を受ける。
【0008】FET普及の原動力となった基盤技術の1
つはゲート側壁スペーサの使用である。代表的な側壁ス
ペーサは、本出願人による米国特許番号第425651
4号、"Method for Forming a Narrow Dimensioned Reg
ion on a Body"に開示されているように、ゲート構造上
へのスペーサ物質のコンフォーマル付着とこれに続く定
方向エッチングにより形成される。定方向エッチング
は、水平面から全てのスペーサ物質を除去するが、ゲー
ト側壁には"スペーサ"を残す。これらのスペーサは本来
的にゲートと自己整合する。
【0009】残念ながら側壁スペーサは、より小さい寸
法へのスケーリング機能が限られる。例えば側壁スペー
サを作製する従来の方法では、側壁スペーサを形成する
プロセスのために、構造の露出した全ての側壁にスペー
サが作られる。ある側壁で側壁スペーサが不要な場合、
処理ステップを追加してそれを除去しなければならな
い。追加されるこれら処理ステップは自己整合型ではな
く、よってプロセスに余計な望ましくないばらつきが生
じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従ってCMOSデバイ
スのラッチアップ耐性を高める改良された方法、及び漏
れと接合容量を少なくしたソース/ドレイン領域を形成
し、標準的なプロセス及び構造と統合可能な方法が求め
られる。またこれらCMOSデバイスに用いられる側壁
スペーサを形成する改良された方法も求められる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランジスタ
構造を与えるために利用される側壁スペーサを形成する
新規な方法、及びこれを作製し、従来技術の欠点を克服
する方法を用いる。特に、好適な構造及び方法では、誘
電層により基板から部分的に分離され且つ高くなったソ
ースとドレインを用いることで漏れと接合容量が少なく
なる。高くなったソースとドレインは、好適にはトラン
ジスタ・ゲートを形成するために用いられるものと同じ
物質層から作製される。トランジスタを作製する好適な
方法は、ゲート、ソース、ドレインの領域に対してハイ
ブリッド・レジストを用いてゲート物質層を正確にパタ
ーン化する。次にソースとドレインの領域がシリコンを
成長させることにより基板に接続される。従ってこの好
適な方法によりトランジスタ構造が改良されるほか、余
分な作製ステップが不要になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例は、従来技
術の制限を克服し、フィーチャの側面に自己整合する形
で側壁スペーサを選択的に形成する方法を提供する。好
適な実施例はこの側壁スペーサ形成法により、トランジ
スタの性能を向上させる高くなったソースとドレインの
領域を持つ電界効果トランジスタの形成を促す。好適な
実施例は、ポジ型とネガ型の両方の反応及び中間の反応
を示すハイブリッド・レジストを使用して側壁スペーサ
領域を画成・形成する。まずハイブリッド・レジストに
ついて説明し、次に好適な実施例について説明する。
【0013】『ハイブリッド・フォトレジスト』好適な
実施例は、露光に対してポジ型及びネガ型の両方の応答
性を同時に有するフォトレジスト物質を使用する。物質
のこの組み合わせにより、ここではハイブリッド・レジ
ストと呼ばれる新しい型のレジストが得られる。
【0014】ハイブリッド・レジストが化学線照射を受
けると、照射強度の高い領域はネガ型ライン像を形成す
る。露光されなかった領域は現像液に対して不溶のまま
であり、よってポジ型ライン・パターンを形成する。照
射強度が中間の領域、例えば回折効果により強度が低下
した空間像のエッジ等は、現像時にレジスト膜にスペー
スを形成する。このレジスト反応は、このレジストの固
有溶解速度特性の現れであり、非露光レジストは現像さ
れず、一部露光されたレジストは高率で現像され、高露
光レジストは現像されない。
【0015】ハイブリッド・フォトレジストの固有溶解
速度応答により、1つの空間像を従来のレジストのよう
に、1つのラインまたはスペースとしてではなくスペー
ス/ライン/スペースの組み合わせとして印刷すること
ができる。このレジストのこの"周波数2重化"機能によ
り、従来の露光装置をより高いパターン密度まで拡張す
ることができる。0.2μm以下のラインとスペース
は、解像度0.35μmで動作する設計の現在のDUV
(遠紫外)リソグラフィ装置で印刷できることは、ハイ
ブリッド・レジストの一例の利点である。
【0016】この種のハイブリッド・レジストの他の利
点は、露光量とレチクル像サイズが変わるときでも、ス
ペース幅はほぼ不変なことである。これにより各チップ
内のスペース幅について、各ウエハ全面にわたり、また
生産ウエハのバッチ間で、かなり精密な像制御が可能に
なる。
【0017】ハイブリッド・レジストの他の利点は、ハ
イブリッド・レジストの周波数2重化機能により最小レ
チクル・フィーチャ・サイズが緩和されることである。
例えば0.2μmのフィーチャを従来のレジストで印刷
するには、一般には0.2μmのレチクル像サイズが必
要である。ハイブリッド・レジストでは、0.2μmの
スペースをレチクル・フィーチャの1つのエッジで形成
できる。例えば0.5μmのレチクル開口で0.2μm
のスペース2つと0.2μmのライン1つが作られる。
このようにして、"縮小"X線または電子ビームのリソグ
ラフィが実現できる。つまりレチクル像ピッチは基板上
の印刷のピッチの約2倍となる。これにはまた光レチク
ルの像サイズ要件を緩和でき、コストを下げ、レチクル
の歩留りを改良できるという利点もある。0.2μm以
下のライン及びスペースを現在の装置を変更せずに実現
できることはハイブリッド・レジストの利点である。
【0018】露光量とレチクル・サイズが変わってもス
ペース幅はほぼ不変であり、よってスペース幅を制御す
るプロセス許容範囲を大きくすることができることも利
点である。本発明のハイブリッド・レジストを使用する
ことで、レチクル上の像寸法の誤差が、基板に印刷され
たスペース幅に再現されることはない。その結果チップ
上のスペース幅のばらつきは最小になる。これは光学
的、X線及び電子ビームの露光方法には重要である。特
に1倍レチクル、つまり通常は基板に印刷された像と1
対1の関係を持つレチクルを要するリソグラフィの手法
には有益である。レチクル上の像サイズのばらつきは通
常、基板に再現されるからである。
【0019】よって好適な実施例のハイブリッド・レジ
ストは、露光に対してポジ型及びネガ型の両方の応答性
を同時に有するフォトレジスト物質を提供する。ポジ型
応答は比較的少ない露光量で支配的であり、ネガ型応答
は露光量が比較的多いとき支配的である。このレジスト
の露光によりスペース/ライン/スペースの組み合わせ
が作られるが、従来のレジストならいずれか1つのフィ
ーチャしか作られない。図2は、露光量が増加するとき
ポジ型レジストの可溶性が増す様子を示すグラフであ
る。図3はレチクル・ライン・パターンが印刷されたポ
ジ型レジストのライン・パターンを示す。
【0020】他方、ネガ型レジスト系の露光領域は、図
4に示すように、露光量が増すと可溶性は減少する。図
5はレチクル・ライン・パターンが印刷されたネガ型レ
ジストのライン・パターンを示す。
【0021】本発明のハイブリッド・レジストでは、ポ
ジ型応答により、レチクル像のエッジ付近の領域等、回
折効果のため露光強度が低下した領域の可溶性が増す。
露光量が増すとネガ型応答が支配的になり、露光度の高
い領域で可溶性が小さくなる。図6はハイブリッド・レ
ジストの露光量の関数としてレジストの可溶性を示す。
レチクル・ライン・パターンを基板に印刷すると、図7
に示したスペース/ライン/スペース・パターンが得ら
れる。
【0022】このようにして空間像は"周波数二重化"さ
れ、他の標準レジストで得られるものの2倍の数のフィ
ーチャが得られる。図1は、ポジ型レジスト、ネガ型レ
ジスト、ハイブリッド・レジストの間のこのような顕著
な違いを示す。図1のハイブリッド・フォトレジスト1
40は基板150の表面に付着されている。照射源に対
してフォトレジスト140の部分を選択的にマスクする
ため、クロム領域130を持つマスク120が用いられ
る。露光後、フォトレジスト140は現像され、後にウ
エハ表面の洗浄により部分が取り除かれる。フォトレジ
スト140の性質と組成によるが、マスク120上のク
ロム領域130に関係する特定のパターンがフォトレジ
スト140に形成される。図1に示すように、ポジ型フ
ォトレジストは、クロム領域130に対応した領域を残
す。ネガ型フォトレジストではクロム領域130に対応
する領域が基板150から取り除かれたパターンが形成
される。ハイブリッド・フォトレジスト物質は、クロム
領域130のエッジに関連した基板150の領域からフ
ォトレジスト物質を取り除いた部分に対応するフォトレ
ジスト・パターンを残す。
【0023】周波数2重化ハイブリッド・レジストは通
常、既存のポジ型及びネガ型のレジストの成分を使用し
て調製される。これには例えば酸感応可溶性/溶解阻害
官能性基により一部変性されたポリ(ヒドロキシスチレ
ン)樹脂、架橋剤、光酸発生剤、また任意で塩基添加
剤、及び光増感剤が含まれる。
【0024】レジスト形成物に変更を加えることでポジ
型反応を早め、ネガ型反応は遅くして、結果を最適化す
ることもできる。またポジ型成分は、現像前ベーク温度
に対する反応が比較的弱くなるよう選択でき、ネガ型の
部分は、現像前ベーク温度に対する反応をより強くする
よう選択することができる。このようにしてポジ型及び
ネガ型の応答の相対的性質をベーク温度により変化さ
せ、所望の像形成結果を得ることも可能である。
【0025】またレジスト形成物に変更を加えること
で、寸法の異なるスペース幅を得ることもできる。例え
ばポリ(ヒドロキシスチレン)樹脂に対する可溶性阻止
剤の量を増やすと、印刷されたスペース幅は狭くなる
(図15)。この方法はまたネガ型ラインの等焦点印刷
バイアスを変更するためにも使用できる。ポジ型可溶性
阻止剤の濃度が高いと、ネガ型ラインの等焦点印刷バイ
アスが増加する(図10)。これは用途によっては、印
刷されたネガ型ラインを細くし、レジストの周波数2重
化特性を最適化する上で望ましい。
【0026】ハイブリッド・レジストのポジ型及びネガ
型の機能の相対的応答性はまた、露光条件を変えること
によっても変更できる。例えばハイブリッド・レジスト
のネガ型ラインは、従来のレジストの挙動と同様に、露
光量及びレチクル寸法と共に変化する。従って例えば露
光量が増えると、ネガ型ラインの幅は増し、スペースは
同じ大きさであるが、基板上の新しい位置にシフトす
る。スペースはネガ型ラインと隣接しているからであ
る。同様にポジ型ラインは、露光量またはレチクル寸法
が変わるとサイズが変化する。
【0027】もう1つの例として、2つのレチクルを使
用してレジストに2つの別々のパターンを印刷すること
ができる。1つのレチクルは、露光量を多くすればハイ
ブリッド機能がレジストに現れる。もう1つのレチクル
は露光量を少なくして同じレジスト膜で露光すると、レ
ジストのその部分にポジ型機能だけが現れる。この効果
はまた、例えば露光量を少なくしたい領域で、化学線の
部分フィルタがレチクルに含まれている場合、1回の露
光プロセスで達成される。これにより、より狭いフィー
チャと同時により広いスペースを印刷することができ
る。これはいくつかのデバイスの用途に必要である。
【0028】この2段階像形成法の変形例として、ハイ
ブリッド・レジストを使用して、標準ネガ型パターンを
形成することができる。レジスト膜が標準ネガ型レチク
ルで像のとおりに露光され、ベークの後ハイブリッド像
が形成され、次に化学線で均一露光され、第2の露光後
ベーク・プロセスを適用せずに現像された場合、結果は
標準のネガ型像になる。この方法はゲート導体回路の形
成等、かなり細かいラインの印刷を要するが、高密度の
像ピッチは必要としない用途には望ましいと考えられ
る。これに代わる方法として、レジストを像のとおりに
露光した後、ベーク・ステップの前に少量の化学線エネ
ルギで全面均一露光することができる。この方法がどの
程度望ましいかは、可溶性阻止保護基が樹脂に存在する
かどうか、またポジ型応答が温度に依存するかどうかに
よる。
【0029】このような用途にハイブリッド・レジスト
を使用する利点は、ハイブリッド・レジストのネガ型ラ
インが、図9に示すように、等焦点で大きな印刷バイア
スを示すことである。言い換えると、ハイブリッドのネ
ガ型ラインについて、プロセス許容範囲が最大の点で
は、レジスト像はレチクル像よりかなり小さくなる。こ
れが望ましいのは、レチクルが大きいときの回折効果に
よる空間像の劣化が少ないからである。これにより、図
8に示すように従来のポジ型及びネガ型の系よりも焦点
深度を大きくすることができる。この印刷バイアスは、
クロム線のエッジがスペースとして印刷されるという事
実の結果である。スペースは事実上、空間像のエッジ
を"トリミング"するよう機能するため、ネガ型ラインは
従来のネガ型レジストの場合よりも小さく印刷される。
これはハイブリッド・レジストの周波数2重化性が現れ
たものである。
【0030】ネガ型ラインの印刷バイアスを最適化する
ようにレジスト形成物を設計することが可能である。例
えばポジ型可溶性阻止剤について適切な付加係数(load
ingfactor)を選択することによって、図10に示すよ
うに特定の印刷バイアスを得ることができる。理論上は
他の要素についても、濃度と反応性に適切な変更を加え
ることによって、フォトレジストの応答性に関して同様
な変更をもたらすことができることは明らかである。
【0031】例えば0.5NA DUVリソグラフィ装
置で露光したとき、ハイブリッド・レジストの等焦点印
刷バイアスは、図8、図9からわかるようにデータに対
して通常の計算を行うと、標準的なネガ型レジストの等
焦点印刷バイアスより0.11μm大きくなる。この差
は2つの形で利用することができる。まず、同じレチク
ル像サイズではハイブリッド・レジストにより標準レジ
ストより細いラインを印刷しながら、焦点と露光プロセ
ス許容範囲を維持することができる。もう1つの方法
は、ハイブリッド・レジストでは、レチクル・フィーチ
ャのサイズを標準レジストに対して大きくしながら、標
準レジストと同じ像サイズで印刷することができる。大
きいレチクル像を使用することで回折効果が減少するた
め焦点深度が大きくなる(図11)。前者の用途の場
合、より小さなハイブリッド・レジスト像で高い性能を
得ることができる。後者の用途では、ハイブリッド・レ
ジストのプロセス許容範囲が大きいので歩留りがよくな
る。
【0032】レジスト形成物に変更を加えることで、高
感光速度(photospeed)ポジ型反応と低感光速度ネガ型
反応が得られ、最適な結果が得られる。またポジ型レジ
ストは、露光後ベーク(PEB)に反応しないように選
択することができる。これによりポジ型のネガ型に対す
る感度比を変更でき、よってスペース/ライン/スペー
スの組み合わせの比が変更される。
【0033】スペース/ライン/スペース比を変更する
もう1つの方法は、露光装置のレチクルにグレースケー
ル・フィルタを利用することである。グレースケール・
フィルタでは、照射線の一部だけがレチクルを通過する
ので中間露光領域が作られる。これにより、露光量は臨
界点に達することがないので、ネガ型レジストがこれら
の領域で機能することが防止されるが、ポジ型は機能
し、よってより広いスペースが作られる。その結果、よ
り広いスペースをより狭いフィーチャと同時に印刷する
ことができる。これはいくつかの素子用途に必要であ
る。
【0034】次の例は、周波数2重化レジストの組成の
代表例であるが、組成はこの例に限定されることはな
く、当業者は多くの変形例を容易に考えることができよ
う。
【0035】本発明に従った用途に適したフォトレジス
ト樹脂としては、フォトレジスト形成物のポリマ樹脂と
して使用するのに適した、塩基可溶性(base-soluble)
で鎖の長いポリマが含まれる。具体的には、i)Hoechs
t Celanese(Corpus Christi、TX)から入手できるポリ
(4−ヒドロキシスチレン)、ポリ(3−ヒドロキシス
チレン)等のヒドロキシスチレンといった、−OH基を
持つ芳香族ポリマ、Shipley(Maroboro、Mass)から入
手できるノボラック樹脂、及びフェノール・ホルムアル
デヒド樹脂等のフェノール性−OH基を持つポリマ、i
i)エステル側鎖を持つポリメタクリル酸等の酸基を持
つポリマ、及びiii)アクリルアミド基型ポリマ等で
ある。
【0036】ポリマ樹脂は、脱保護形では、すなわち一
度ポジ型反応が起こると、塩基溶媒は可溶性になり、金
属を含まない水酸化アンモニウム、水酸化テトラメチル
アンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、金属
を含む水酸化カリウム、メタケイ酸ナトリウムの水溶液
等の現像液に対して相溶性を示す。好適なポリマ樹脂
は、平均分子重量が約1,000ダルトン乃至約25
0,000ダルトンの範囲、更に好ましくは約1,00
0ダルトン乃至25,000ダルトンの範囲であり、こ
れにより現像液でのその可溶性を高めることができる。
具体的には、p−ヒドロキシスチレン−無水マレイン酸
コポリマ、ポリヒドロキシスチレン−p−tert−ブ
チル−カルガナトスチレン(carganatostyrene)コポリ
マ、ポリ(2−ヒドロキシスチレン)、フェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂、ポリメチル・メタクリル酸エステ
ル−tert−ブチル・メタクリル酸エステル−ポリメ
タクリル酸3元共重合体、ポリ−4−ヒドロキシスチレ
ン−tert−ブチル・メタクリル酸エステル・コポリマ、
芳香族環に1つ以上の酸反応活性(acid labile)アル
キルまたはアリール置換基を有するポリ(4−ヒドロキ
シスチレン)、芳香族環の1つ以上のアルキルまたはア
リール置換基を有するポリ(3−ヒドロキシスチレ
ン)、またはこれらを過半数のサブユニットとして含む
コポリマ、例えばMaruzen America(New York、NY)か
ら入手できるPHM−C等である。PHM−Cには、ポ
リ(ヒドロキシスチレン)・サブユニットと、ビニル・
シクロヘキサノール・サブユニットの両方が、好適には
約99:1乃至約50:50の範囲で含まれる。最も好
適な比は約90ポリ(ヒドロキシスチレン)・ユニット
に対して約10ビニル・シクロヘキサノール・サブユニ
ットである。
【0037】架橋剤は、好適にはテトラメトキシメチル
・グリコウリル(glycouril)("パウダーリンク")及
び2、6−ビス(ヒドロキシメチル)−p−クレゾール
である。ただし、この他に次のような架橋剤でもよい。
【化1】
【0038】特開平1−293339号に見られるこれ
らの類似体及び誘導体、及びエーテル化アミノ樹脂、例
えばメチル化もしくはブチル化したメラミン樹脂(それ
ぞれ、N−メトキシメチル−または、N−ブトキシメチ
ル−メラミン)、またはメチル化/ブチル化グリコール
ウリル(glycol-urils)等、例えば次式のものがある。
【化2】
【0039】前記についてはカナダ特許番号第1204
547号を参照されたい。
【0040】光酸発生剤("PAG")には、これらには
限られないが、N−(トリフルオロメチル−スルホニル
オキシ)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2、3−ジカルボキシイミド("MDT")、オニウム
塩、芳香族ジアゾニウム塩、スルホニウム塩、ジアリル
ヨードニウム塩、及びN−ヒドロキシアミドまたはイミ
ドのスルホン酸エステル等がある。米国特許番号第47
31605号を参照されたい。またN−ヒドロキシ−ナ
フタルイミドのドデカンスルホナート("DDSN")等
の弱酸を生成するPAGも使用できる。
【0041】可能な塩基添加剤としては、これらには限
られないが、ジメチルアミノピリジン、7−ジエチルア
ミノ−4−メチル・クマリン("クマリン1")、第3ア
ミン、プロトン・スポンジ、ベルベリン及びBASF
の"プルロン(Pluronic)"シリーズや"テトロン(Tetro
nic)"シリーズのポリマアミン等がある。また、PAG
がオニウム塩のとき、水酸化テトラアルキルアンモニウ
ムや、水酸化セチルトリメチルアンモニウムも使用でき
る。
【0042】利用できる増感剤の例としては、クリセ
ン、ピレン、フルオランテン、アントロン、ベンゾフェ
ノン、チオキサントン及びアントラセン、例えば9−ア
ントラセンメタノール(9−AM)がある。この他のア
ントラセン誘導体増感剤は米国特許番号第437160
5号に開示されている。増感剤には酸素や硫黄を含むこ
とがある。好適な増感剤は窒素を含まないものである。
窒素がある場合、例えばアミン及びフェノチアジン基
は、露光プロセスで生じた遊離酸を封鎖する(sequeste
r)傾向があり、形成物が感光性を失う。
【0043】層を厚すぎず、または薄すぎずに基板表面
に付着できるよう、組成全体に粘度を与えるため注型溶
剤が用いられる。注型溶剤の例としては、プロピオン酸
エトキシエチル("EEP")、EEP及びγ−ブチロラ
クトン("GBL")の組み合わせ、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル・アセテート(PMアセテート)
等がある。
【0044】次の例では、それぞれ1つが選択されてい
るが、レジストの様々な部分に対して、他にも多くの組
成を選択できることは理解されたい。最も広い意味で
は、好適な実施例の方法及び構造は、ネガ型成分及びポ
ジ型成分を含み、ポジ型成分は第1化学線エネルギ・レ
ベルで働き、ネガ型成分は第2化学線エネルギ・レベル
で働き、第1及び第2の化学線エネルギ・レベルは、中
間の化学線エネルギ・レベルにより分けられた任意のハ
イブリッド・レジストを使用して実現できる。
【0045】例1:次の組成は、Pacific Pac Inc.(H
ollister、CA)から入手できるプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル・アセテート(PMアセテート)溶剤
で溶解された。この溶剤は、3M(St.Paul、MN)から
入手できる非イオン系フッ化アルキルエステル界面活性
剤であるFC−430を350ppm含み、固形物は合
計20%である。Maruzen America(New York、NY)か
ら入手できる10%水素加(hydrogenated)ポリ(ヒド
ロキシスチレン)(PHS)、メトキシプロペン(MO
P)で保護されたフェノール基を約25%有する、固形
物の81.2%。Daychem Labs(Centerville、OH)か
ら入手できるN−(トリフルオロメチル−スルホニルオ
キシ)−ビシクロ−[2、2、1]−ヘプト−5−エン
−2、3−ジカルボキシイミド(MDT)、固形物の1
0.5%。Cytec(Danbury、CT)から入手できるテトラ
メトキシメチル・グリコウリル(glycouril)("パウダ
ーリンク")、固形物の8.2%。及び、Aldrich Chemi
cal Companyから入手できる7−ジエチルアミノ−4−
メチル・クマリン・ダイ(クマリン1)、固形物の0.
1%。
【0046】溶液は0.2μmフィルタで濾過された。
ヘキサメチルジシラザンで下塗りをしたシリコン・ウエ
ハ上に、この溶液を塗布し、110℃のソフト・ベーク
を行い、Nanospec反射分光メータ(reflectance spectr
ophotometer)により測定して約0.8μm厚の膜が得ら
れた。被覆ウエハは次に、少量から多量まで露光量の異
なるマトリックスを持つ開口数(NA)0.37のCano
nステッパにより、波長248nmの遠紫外線(DU
V)エキシマ・レーザで露光され、110℃で90秒、
露光後ベーク(PEB)にかけられた。露光膜の溶解速
度は、0.14規定(N)水酸化テトラメチルアンモニ
ウム(TMAH)現像液で現像された後、残存膜の厚み
から計算された。溶解速度と露光量の関係を図6に示
す。図6からわかるように、レジストは、非露光のとき
の溶解速度が非常に低い(約2nm/秒)。露光量を増
やすと、溶解速度は約50nm/秒に達するまで増加す
る。溶解速度は、露光量が約1ミリジュール(mJ)乃
至約3mJの範囲にあるとき、このレベルで比較的一定
している。露光量を更に増やすと、ネガ型架橋性が優勢
になり、溶解速度は0付近まで戻る。
【0047】このレジストの典型的なリソグラフィ応答
を図16に示す。図16は、0.37NAの248DU
Vステッパを使用し、ピッチ2μmで幅1μmの組にさ
れた(nested)クロムのラインを持つマスクを通してレ
ジストを露光した結果を示している。マスクの全てのク
ロムのライン及びスペースの組み合わせは、レジストで
2つのライン及び2つのスペースとして印刷される。ネ
ガ型ラインは約0.8μm、ポジ型ラインは約0.6μ
m、2つのスペースは等しく約0.3μmである。
【0048】同じレジストを使用したもう1つの実験で
は、0.5NA DUVステッパMICRASCAN IIにより、
分離したクロムのスペースがハイブリッド・レジスト膜
に照射され、スペース/ライン/スペースの測定値がク
ロムのスペース幅の関数として描いてある(図13)。
データからわかるように、ライン幅はマスクのクロムの
スペースのそれに応じて増加するが、ラインのいずれの
側のスペースも比較的一定している。
【0049】例2:この例は、光酸発生剤の型及び様々
な成分の相対量を変えることで、ハイブリッド・レジス
トの溶解速度特性及びその結果としてのリソグラフィ応
答がどのように変化するかを示している。この第2形成
物は例1と同様に調製され処理されたが、次の成分で構
成されている。MOPで保護されたフェノール基を約2
5%有するPHS、固形物の90.8%。トリフェニル
スルホニウムトリフレート(triflate)、固形物の1.
3%。"パウダーリンク"、固形物の7.8%。水酸化テ
トラブチルアンモニウム塩基、固形物の0.1%。及
び、固形物18.9%の溶液を作るための溶剤として、
界面活性剤FC−430を350ppm含有する充分な
PMアセテート。
【0050】得られたハイブリッド・レジストの溶解速
度特性を図14に示す。曲線の全体的な性質は例1のハ
イブリッド・レジストと同様で、溶解速度は最初、非露
光レジストでは低く、約5mJで増加し、約7mJで減
少する。しかし絶対露光量の範囲とこの範囲内の溶解速
度は、図12とはかなり異なる。
【0051】図16は、0.5NA DUVステッパMI
CRASCAN IIにより、等幅のスペースと組にされたクロム
のラインのマスクを通して露光されたときのハイブリッ
ド・レジストのこの形成物の応答を表す。ネガ型ライ
ン、非露光(ポジ型)ライン、及びスペース幅が、マス
ク寸法の関数として描いてある。スペースは約0.18
μmの範囲で比較的一定しているが、ラインは両方とも
マスク寸法の変化に応じて変化している。
【0052】例3:この例は、周波数2重化像のスペー
ス幅が、PHSのMOPによる保護レベルを変えること
で変化することを示す。付加MOPが24%と15%の
2つの異なるPHSロットにより、例1と同様のハイブ
リッド形成物が作られた。ただし膜厚を約0.5μmに
するため、固形物含有量の合計は全体量の16.0%に
調整された。これら2つのストック形成物から、平均M
OPレベルが15%乃至24%の範囲の形成物が複数調
製された。ウエハへの被覆と110℃でのソフト・ベー
クの後、0.5NA DUVステッパMICRASCAN IIで露
光し、110℃、60秒の現像後ベークにかけられ、最
終的に0.14N TMAH現像液で現像された。クロ
ム開口を有するレチクルがハイブリッド・レジスト膜に
印刷された。レジスト像のスペース幅が測定され、それ
ぞれの形成物を得るため用いられたPHSの平均MOP
可溶性阻止剤の添加量の関数としてグラフ化した。図1
5に示すように、スペース幅はMOP濃度に対する依存
性が高いことが確認された。
【0053】例4:ネガ型像は、PEBの後、現像の前
に全面均一DUV露光により、本発明のハイブリッド・
レジストで形成することができる。
【0054】例2に示したハイブリッド・レジスト形成
物の像は、0.5NA DUV露光装置上の電気テスト
・パターンのクロム・レチクルで露光された。得られた
レジスト像のエッチング・パターンを電気プローブ法で
測定できるように、2000Åのポリシリコン膜を有す
るシリコン・ウエハ(200mm)が基板として用いら
れた。露光後ベーク・プロセスの後、ウエハは再び露光
装置(MICRASCAN II)にかけられ、クリア・ガラス・レ
チクルを使用して平方センチメートル(cm2)当たり
10mJで露光された。露光後ベーク・プロセスは、こ
の第2露光の後には行われなかった。第2の露光の目的
は、最初に露光されなかったレジストをウエハから除去
し、現像後にネガ型レジスト・パターンだけを残すこと
である。
【0055】最初の像露光量は17mJ/cm2乃至2
4mJ/cm2、露光後ベーク温度は110℃、90
秒、現像時間は0.14N TMAHで100秒だっ
た。標準ネガ型レジストも同様に処理されたが、制御段
階としての均一露光ステップは省略された。この実験か
らの電気データは図8及び図9に示してある。ハイブリ
ッド・レジストについて、約0.11μmの大きな等焦
点印刷バイアスが、標準ネガ型レジストに対して、従来
の標準的な方法により計算されて観測された。
【0056】ハイブリッド・レジストに化学線エネルギ
が照射されると、完全露光のレジストの部分は架僑して
ネガ型ライン・パターンを形成し、非露光領域は光活性
を残してポジ型パターンを形成、そして照射量が中間の
領域は可溶性となり、現像時に取り除かれる。図17に
移る。マスク・ブロッキング形状1702を含むマスク
1700が例示してある。ウエハ上にハイブリッド・レ
ジストが付着され、マスク1700を通して化学線で露
光/現像されると、マスク1700はハイブリッド・レ
ジストに"リンク状"または"ドーナツ状"パターンを作
る。このようなリンク状パターンを図18、図19、図
20に示す。図19は図18のライン19−19でのウ
エハの断面、図20は図18のライン20−20でのウ
エハの断面である。
【0057】図18はハイブリッド・レジストが付着さ
れ、ブロッキング形状1702を含むマスク1700を
通して露光され現像されたウエハ部1802を示す。露
光されなかったハイブリッド・レジスト部分(つまりマ
スク形状1702によってブロックされた内側領域18
04)は光活性を残し、現像液に不溶で、ポジ型ライン
・パターンを形成する。高い照射強度で露光されたハイ
ブリッド・レジスト部分(つまりマスク形状1702に
よってブロックされていない外側領域1806)は現像
前ベーク時に完全に架僑し、ネガ型ライン・パターンを
形成する。中間照射量で露光されたハイブリッド・レジ
スト部分(つまりマスク形状1702のエッジ下の領
域)は第1露光の後に現像液に可溶となり、現像ステッ
プで溶解し、ハイブリッド・レジストにスペース180
8を形成する。
【0058】第1露光時にハイブリッド・レジストの部
分1804は露光されなかったので、これらの領域は光
活性を残し、この時点でポジ型レジスト・パターンを含
む。従って、ウエハの均一露光により、これらポジ型レ
ジスト・パターンは重合され、現像時に取り除くことが
できる。均一露光は、好適には中間露光であり、第1露
光ステップで露光されなかったレジストの領域(つまり
ポジ型パターン)に対して中間の応答を生じるために、
照射量を充分少なくして、または露光時間を充分短くし
て露光する。
【0059】他にも、ポジ型部分は、純粋な酢酸n−ブ
チルの溶液を室温で使用して、または0.35規定
(N)水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)等
の強塩基での選択的エッチングにより取り除くことがで
きる。
【0060】図21、図22、図23に移る。均一露光
と現像の後のウエハ部1802が示してある。図22は
図21のライン22−22でのウエハ部の断面、図23
はライン23−23でのウエハの断面である。
【0061】均一露光により、露光されなかった(つま
りマスク形状1702によりブロックされた)ポジ型領
域(つまり図18、図19、図20のハイブリッド・レ
ジスト部分1804)が可溶となり、現像時にレジスト
が取り除かれている。
【0062】
【実施例】『電界効果トランジスタ製造方法』好適な実
施例は電界効果トランジスタを形成するためにハイブリ
ッド・レジストに固有の性質を利用する。特に好適な実
施例は、従来技術の欠点を克服する高くなったソースと
ドレインの領域を持つ電界効果トランジスタを形成す
る。特に好適な実施例のトランジスタではソースとドレ
インの電流漏れが改良される。これはラッチアップ耐性
の改良につながる。またハイブリッド・レジストを用い
ることで好適な実施例は精度及び一貫性を高めたトラン
ジスタの形成を促す。
【0063】好適な実施例は、基板上に形成された高く
なった領域上にトランジスタのソースとドレインの領域
を形成する。特に好適な実施例はトランジスタ・ゲート
を形成するため付着されるものと同じ物質(ポリシリコ
ン等)の層に形成される。基板上に基板から分離してソ
ースとドレインの領域を形成することによって、性能が
改良されたトランジスタが得られる。改良点には、接合
領域が低くなることが含まれ、これにより接合容量と接
合漏れが減少し、デバイス間の分離領域を大きくするこ
とができるので、ラッチアップ耐性が改良されるほか、
高くなった領域は局所的相互接続部になる。高くなった
ソース/ドレインはまた、ソース/ドレインをゲートと
同じ高さにするのでコンタクト・プロセスを容易に実現
できる。
【0064】電界効果トランジスタを形成する好適な実
施例は、新規な方法により側壁スペーサを形成する。新
規な方法により他の側壁上に側壁スペーサを形成せずに
特定の側壁上でスペーサを選択的に形成できる。この新
規な方法はハイブリッド・レジストに特有な性質を利用
してこれらの側壁スペーサを完全に自己整合する形で選
択的に形成する。マスク・レチクルを通した他の露光ス
テップは必要ない。
【0065】図24に移る。高くなったソースとドレイ
ンの領域を含む電界効果トランジスタ(FET)を形成
する方法2400が示してある。最初のステップ302
はFETを作製するためにウエハを準備することであ
る。これには通常、浅いトレンチ分離部(STI)等の
分離部の形成、ウェルの注入、ゲート酸化物の成長、ゲ
ート物質(ポリシリコン等の適切な導体)の付着、及び
ハードマスク(窒化物等の適切な無機物質)の付着が含
まれる。
【0066】好適な実施例で、付着されたハードマスク
の深さは、ゲート物質自体までエッチングせずに側壁ス
ペーサを充分にエッチングするのに充分(例えば200
0Å未満)である。これについてはさらにステップ32
6に関して説明する。
【0067】詳しくは後述するが、ゲート酸化物層はゲ
ート誘電物になるほかに、高くなったソースとドレイン
の領域を基板から分離するためにも用いられる。
【0068】STI領域の形成は、好適にはハイブリッ
ド・レジストに固有の性質を利用して、本出願と同時に
出願される米国特許出願08/895748、"Method
of Defining Three Regions Using a Single Masking S
tep and Device Formed Thereby"に開示されているよう
に行われるが、分離領域を形成するのは他の適切な方法
でもよい。
【0069】詳しくは後述するが、好適な実施例のソー
スとドレインの領域は、基板上の付着されたポリシリコ
ンに形成される。ソースとドレインは酸化物により基板
から分離されるので、デバイスを分離するために用いる
STIは少なくすることができる。特に従来技術の方法
では、STIによってゲートチャネル幅とソース、ドレ
インの領域が画成され、STI領域は全てのデバイス上
のほぼ全ての構造間で形成する必要があった。好適な実
施例のソースとドレインの領域は基板から分離されるの
で、STIはデバイス・チャネル幅を画成するゲートの
端の小さい島にのみ必要である。これによりSTI作製
プロセスが簡単になり、デバイス密度を上げることがで
きる。
【0070】特に好適な実施例では、基板と接触した領
域(PウェルまたはNウェル)が小さくなることから、
デバイス間の(いくつかの領域内の)スペースを小型化
できる。通常、ラッチアップのルールからNFETとP
FETを分離するのに必要なスペースが求められる。ソ
ース/ドレイン領域の大部分が基板より上で基板から分
離している好適な実施例では、デバイス間のスペースは
大きい(接合部から接合部までを測った場合)。これに
よりラッチアップ設計ルールの制限を受けずに回路密度
を上げることができる。その代わり密度は通常はコンタ
クト・ルールによってのみ制限される。分離され且つ高
くなったソース/ドレインにより形成される局所的な相
互接続部もまた回路密度を上げる利点を持つ。
【0071】次のステップ304は、先に述べたハイブ
リッド・レジスト組成物等のハイブリッド・レジストの
付着である。次にステップ306でハイブリッド・レジ
ストが、ゲート側壁領域を画成する形状を持つマスクを
通して露光される。好適な実施例ではマスク形状は、ゲ
ート側壁領域に対応したエッジを含む。これはハイブリ
ッド・レジストのこれらの領域が中間露光量で露光され
るためである。露光時にブロックされていない、よって
完全に露光されるハイブリッド・レジストの領域は架僑
してネガ型パターンを形成する。露光時にブロックされ
たハイブリッド・レジストの領域は露光されず光活性を
残し、よってポジ型パターンを含む。次にステップ30
8では、露光されたハイブリッド・レジストが現像され
る。これにより中間露光量の領域は取り除かれ、ハイブ
リッド・レジストにゲート側壁スペースが形成される。
【0072】またハイブリッド・レジストを使用する利
点の1つは、マスク形状のエッジ下に形成される中間ゲ
ート側壁スペースが、解像度0.35μmで動作する設
計の現在のDUV(遠紫外)リソグラフィ装置により
0.2μm未満の幅で印刷できることに注意されたい。
従ってマスク形状のエッジによりハイブリッド・レジス
トにスペースを画成することで、従来のリソグラフィよ
りも小さな寸法のフィーチャを作成できる。ハイブリッ
ド・レジスト・スペースの好適な幅は0.1μm乃至
0.3μm、最も好適な幅は約0.2μmである。
【0073】図25に移る。ウエハ部2500が示して
ある。ウエハ部はステップ302に従って、先に形成さ
れた2つの浅いトレンチ分離領域2402、ゲート酸化
物層2404、ゲート物質層2406及びハードマスク
層2408を含む。ステップ304乃至308に従っ
て、ハイブリッド・レジスト層が付着され、マスク部2
500を通して露光/現像されている。マスク部250
0は、露光時にハイブリッド・レジストをブロックする
2つのブロッキング形状2502及び2504と、非ブ
ロッキング形状2506を含む。従って、ブロッキング
形状2502及び2504のエッジ下のハイブリッド・
レジストの領域は中間露光量で露光され、可溶となり、
現像時に取り除かれる。これによりハイブリッド・レジ
ストにゲート側壁スペース2520が形成される。
【0074】また、ステップ306で露光されなかった
ハイブリッド・レジスト部分(つまりブロッキング形状
2502及び2504下の領域)は現像液に不溶のまま
で、ハイブリッド・レジストのポジ型パターン2522
及び2524を形成する。高い照射強度で露光されたハ
イブリッド・レジスト部分(つまり非ブロッキング形状
2506下の領域)はハイブリッド・レジストのネガ型
ライン・パターン2526を形成する。
【0075】ハイブリッド・レジストがこのようにパタ
ーン化されると、次のステップ310は、ハイブリッド
・レジストのスペースを通してハードマスクをエッチン
グすることである。このエッチングは、好適にはNF3
とアルゴンまたはCHF3とO 2による窒化物の反応性イ
オン・エッチングにより行われるが、ハイブリッド・レ
ジストのポジ型部分と反応せずにハードマスクを取り除
く場合は、任意の適切なエッチング手順でもよい。図2
6に移る。スペース2520下でハードマスク層240
8がエッチングで取り除かれたウエハ部2500が示し
てある。
【0076】次のステップ312はハイブリッド・レジ
ストの均一露光と現像である。均一露光は好適には中間
露光であり、第1露光ステップで露光されなかったレジ
ストの領域(つまりポジ型パターン)に対する中間反応
を作るために充分小さい露光量または充分に短い露光時
間で露光する。このステップにより、ハイブリッド・レ
ジストのポジ型パターンが可溶となり取り除かれる一
方、ハイブリッド・レジストのネガ型パターンは残る。
図27に移る。ポジ型パターン2522及び2524が
現像により取り除かれたウエハ部2500が示してあ
る。この手順は、ハイブリッド・レジストのネガ型パタ
ーン2526を残す。
【0077】或いはまた、室温で純粋な酢酸n−ブチル
の溶媒または0.35規定(N)水酸化テトラメチルア
ンモニウム(TMAH)等の強塩基の溶媒を使用した、
選択的エッチングによりポジ型部分を取り除くこともで
きる。この溶媒は、ネガ型領域とは無関係に、ポジ型領
域を選択的に取り除くように調整してもよい。ネガ型領
域は架僑し、従ってほぼ不溶性である。また、この方法
は、窒化物エッチング・プロセスにより光活性が残るポ
ジ型レジスト領域に関して問題の発生する可能性を小さ
くするので、処理ステップを追加する必要がない。
【0078】次のステップ314は残りのハイブリッド
・レジスト及び残りのハードマスクを通してゲート物質
をエッチングし、ゲート物質層に側壁スペーサ・トラフ
を画成することである。このエッチングにより近接した
1対の開口がゲート物質層に形成され、ゲート物質層が
画成されて開口間にゲートを含む第1部及び開口に隣接
してソースとドレインを含む第2部が形成される。従っ
てゲート物質層が画成されたゲート部、高くなった側壁
スペーサ物質、及び高くなったドレイン部が形成され
る。このエッチングは好適には塩素/He/O2等のハ
ロゲン/酸素混合物を使用して行われるが他の適切なエ
ッチング手順でも行える。このステップで側壁スペーサ
・トラフが画成され、このトラフを通して下のシリコン
にインプラントを形成でき、側壁スペーサが形成でき
る。
【0079】図28に移る。ゲート物質層2406とゲ
ート酸化物層2404に側壁トラフ2801、2802
が形成されたウエハ部2500が示してある。側壁トラ
フ2801、2802にはゲート物質層2406が画成
されて3つの領域、即ちゲート領域2804、高くなっ
たソース領域2806、及び高くなったドレイン領域2
808が形成される。残りのネガ型パターン2526及
び残りのハードマスク層2408は両方とも側壁スペー
サ・トラフ2801、2802が形成されるエッチング
・ステップのマスクになる。側壁スペーサ・トラフ28
01、2802はハイブリッド・レジストを使用して画
成されたので、従来のリソグラフィよりも小型に形成す
ることができる。これによりフィーチャ・サイズが従来
の方法で作成された場合よりも小さい側壁スペーサ・ト
ラフ2801、2802の形成が促進される。これによ
ってウエハへの注入が精密に制御される。
【0080】次のステップ316は露出されたハードマ
スクを取り除くことである。これは好適には残りのネガ
型ハイブリッド・レジスト・パターンに対して窒化物と
酸化物を選択的にエッチングすることによって行われ
る。
【0081】図29に移る。ハイブリッド・レジストの
ネガ型パターン2526によって保護されなかったハー
ドマスク層2408の露出光部分が取り除かれたウエハ
部2500が示してある。
【0082】次のステップ318は残りのネガ型ハイブ
リッド・レジストを取り除くことである。これは一般に
はプラズマ・レジスト・ストリップを使用してレジスト
を剥離することによって行われる。これで残りのハード
マスクが電界効果トランジスタのゲート上に露出する。
図30に移る。ウエハ部2500が示してある。ネガ型
パターン2526は取り除かれており、パターン化され
たゲート物質を覆うハードマスク2408の残りの部分
が露出している。
【0083】次のステップ320はゲート・エッジ・イ
ンプラントを形成することである。好適な実施例はフィ
ーチャ・サイズが最小の側壁スペーサ・トラフをゲート
のエッジに形成しているので、ゲート・エッジでのドー
ピングを調製するためにきわめて精密なゲート・エッジ
・インプラントを形成することができる。対照的に、マ
スキング・ステップを追加せずに、従来の側壁スペーサ
のコンフォーマル付着/定方向エッチングを用いた従来
技術の方法は、ゲート・エッジでのドーピングを選択的
に調製する限られた機能しかない。特に従来技術は、活
性領域全体(ゲートによってブロックされる部分を除
く)で注入を行い、次に側壁スペーサを形成し、再び活
性領域全体(ゲートと側壁スペーサによってブロックさ
れる部分を除く)で注入を行う機能しかない。従ってゲ
ート・エッジに追加されるドーパントはまた活性領域全
体で追加しなければならない。これは、作成できるイン
プラントのタイプを大きく制限する。
【0084】ゲート・エッジ・インプラントは、FET
の性能を改良するために設計された任意のタイプのイン
プラントでよい。好適な実施例ではハロゲン・インプラ
ントに続いて軽ドープ・インプラントが形成される。軽
ドープ・インプラントは、ドーピング濃度が1X1013
ないし5X1015イオン/cm2、好適には約1X10
14イオン/cm2で、ソース、ドレインの領域と同じ種
のドーパントを含む。ハロゲン・インプラントは軽ドー
プ・インプラントとは反対の種のドーパントを含み、軽
ドープ・インプラントよりもわずかに深く注入される。
ハロゲン・インプラントにより、軽ドープ・インプラン
ト/基板遷移部でのバックグラウンド・ドーピングが通
常よりもわずかに多くなる。
【0085】軽ドープ・インプラントは、デバイス電流
をFET表面にチャネリングすることによってFETの
動作を改良する。ハロゲン・インプラントは短チャネル
の影響(つまりしきい値電圧のロールオフ、パンチスル
ー)を減らすのに役立つ。
【0086】対照的に従来技術の方法では、活性領域全
体にインプラントを作成する必要があり、同様なインプ
ラントでは、接合コンデンサが大きくなるので接合容量
が過剰になる。
【0087】図31に移る。ゲート・エッジの軽ドープ
・インプラント3102とゲート・エッジのハロゲン・
インプラント3104がゲート2804のエッジに形成
されたウエハ部2500が示してある。これらのインプ
ラントの幅は、ハイブリッド・レジスト・プロセスによ
りポリシリコン・ゲート物質2406に形成された側壁
スペーサ・トラフ2801及び2802により画成され
る。従ってゲート・エッジの軽ドープ・インプラント3
102とゲート・エッジ・ハロゲン・インプラント31
04は両方とも精密に画成できる。
【0088】次のステップ322は側壁酸化物を成長さ
せ、側壁スペーサ・トラフ2801及び2802に薄い
窒化物ストッパ層を付着することである。後で述べるよ
うに、このステップはオプションであるが、平坦化の際
に不要なゲート物質のエッチングの可能性を避けるため
には望ましい。図32に移る。側壁酸化物層3202と
窒化物ストッパ層3204が側壁スペーサ・トラフ28
01に形成されたウエハ部2500の拡大図が示してあ
る。
【0089】この時点までに生じる処理をまとめると、
FET上の3つの領域、すなわちゲートを含む領域、ソ
ースとドレインを画成する領域、及びそれらの間のトラ
フを画成するためにハイブリッド・レジストが用いられ
た。ハイブリッド・レジスト固有の性質によりトラフの
形成とソース、ドレイン上からのハードマスクの除去が
促進され、ハードマスクは1回のレチクル露光ステップ
でゲート領域の上に自己整合プロセスで残る。ハードマ
スクはゲート部の上にのみ残るので、ゲート側のトラフ
側壁は、トラフのソースとドレインの側の側壁よりもか
なり深くなる。この深さの違いはゲート領域上のハード
マスクとの組み合わせにより、ゲートの側壁を覆う側壁
スペーサの形成を促進するが、側壁スペーサは、高くな
ったソースとドレインの側壁には形成されない。
【0090】次のステップ324は、側壁スペーサ物質
をコンフォーマルに付着することである。この物質は、
二酸化シリコン、窒化シリコン等の誘電物質を適当に含
む。図33に移る。側壁スペーサ物質層3302をコン
フォーマルに付着したウエハ部2500が示してある。
好適な実施例では、側壁スペーサ物質は二酸化シリコン
を含むが、他の適切な物質でもよい。側壁スペーサ物質
層3302は、ウエハ上でコンフォーマルに付着された
ときに側壁スペーサ・トラフ2801及び2802を埋
める。
【0091】次のステップ326は、側壁スペーサ物質
を一定方向にエッチングしてゲートの側面に側壁スペー
サを形成することである。このエッチングは好適にはオ
ーバ・エッチングである。つまり全ての側壁スペーサ物
質が水平面から取り除かれた後でもエッチングが続き、
ゲートを覆う残りのハードマスクの一部が取り除かれる
ことである。好適には定方向エッチングにより側壁トラ
フのソースとドレインの側から側壁スペーサ物質が全て
またはほぼ全て除去され、側壁スペーサ・トラフのゲー
ト側には側壁スペーサが残る。エッチングは好適にはC
HF3とO2との反応性イオン・エッチングにより行われ
るが、適切な酸化物エッチングも可能である。
【0092】この結果は、ソースとドレインの側(つま
りゲート物質しか含まない)のトラフ側壁の深さよりも
かなり深い(つまりゲート物質とハードマスク物質の両
方を含む)ゲート側のトラフ側壁の深さにより促進され
る。そのために、定方向エッチングは、側壁物質の全て
またはほとんどを、ゲート自体の側面から除去する前に
側壁トラフのソースとドレインの側から除去する。
【0093】定方向エッチングで残りのハードマスク上
の全ての側壁スペーサ物質が取り除かれたとき、残りの
ハードマスクはエッチングにより除去されることに注意
されたい。ハードマスクの深さは、ゲート物質自体にま
でエッチングすることなく、側壁スペーサ物質がソース
とドレインの側のトラフ側壁から除去されるように側壁
スペーサ物質の充分なエッチングを促すのに十分な深さ
にする。例えば2000Å未満、好ましくは1000−
2000Åとする。
【0094】一般的には側壁トラフのソースとドレイン
の側面から全ての側壁スペーサ物質を取り除くことが好
適であるが、基板及び高くなったソースとドレインの間
の接続が保たれる限り、エッチングは少量を残して止め
ることができる。
【0095】このエッチング手順では、ハードマスク下
のゲート・ポリシリコンの部分がこの手順により不意に
エッチングされないように注意が必要である。特にエッ
チングによってスペーサ物質が除去されるとき、最終的
にはハードマスク下のゲート・ポリシリコンの側面が露
出する。側壁スペーサ物質を除去するために用いられる
エッチング剤はゲートも除去してゲート構造を破壊する
ことがある。先に述べたように、この問題を回避する好
適な方法では、図32に示すようにステップ322の一
環として側壁スペーサ・トラフに窒化物ライナが形成さ
れる。このエッチングを窒化物に対して選択的に行うこ
とでハードマスク下のポリシリコン・ゲート物質及びポ
リシリコンのソース/ドレイン物質の保存が保証され
る。
【0096】図34に移る。側壁スペーサ物質が定方向
にエッチングされてゲート側面に側壁スペーサ3402
が形成されたウエハ部2500が示してある。エッチン
グではまたハードマスク2408の部分も除去される。
側壁トラフのソースとドレインの側面に側壁物質の小部
分3404(側壁スペーサ・スタブという)が残ってい
る。先に述べたようにこれは、高くなったソース/ドレ
イン及び基板の間に導路が残っている限りは許容でき
る。
【0097】次のステップ328はウエハ上にシリコン
を選択的に成長させることである。シリコンの選択的成
長は好適にはエピタキシャル・チャンバにて好適な厚み
500Åにシリコンを成長することによって行われる。
このプロセスによりシリコンは全てのシリコン面または
ポリシリコン面に成長する。特にシリコンはポリシリコ
ンの高くなったソース領域及び高くなったドレイン領域
の露出したトップと側面に成長する。またシリコンは側
壁トラフを通して露出したドレイン側の基板とソース側
の基板にも成長する。好適には、ソース側の基板と高く
なったソース領域の側面に成長したシリコンはブリッジ
をなして基板を高くなったソース領域に接続する。同様
にドレイン側基板と高くなったドレイン領域側壁に成長
したシリコンは好適には拡大して基板を高くなったドレ
イン領域に接続する。ゲートを覆うハードマスク及びゲ
ート側壁を覆う側壁スペーサはシリコンがそこに成長す
るのを防ぐことに注意されたい。これによりゲートの短
絡が防止され、シリコンは、基板がソースとドレインの
領域の側壁に接続されるまで成長することが可能であ
る。
【0098】図35に移る。シリコン3502がウエハ
上に選択的に被着された後のウエハ部2500が示して
ある。シリコン3502は全てのシリコン表面に成長し
ている。これらの表面には高くなったソース領域280
6と高くなったドレイン領域2808、及びトラフ28
01、2802を通して露出した基板2500が含まれ
る。好適な実施例に従ってシリコンは成長し、トラフ2
801で露出したソース側基板を高くなったソース領域
2806に接続している。同様にシリコンは成長してト
ラフ2802で露出したドレイン側基板と高くなったド
レイン領域2808を接続している。側壁物質の小部分
3404はシリコンの成長によってブリッジをなし、よ
って高くなったソースとドレイン領域及び基板との間の
接続部に干渉するには小さすぎることに注意されたい。
【0099】方法2400の次のステップ330は成長
したシリコンとポリシリコン物質をパターン化して隣接
した電界効果トランジスタの様々な素子を分離すること
である。特にこのパターン化は成長したシリコンとポリ
シリコンの、様々な電界効果トランジスタになる領域を
画成する。このパターン化は好適にはフォトレジストの
層を付着し、フォトレジストをパターン化し、次にシリ
コンとポリシリコンをエッチングすることによって実現
される。このエッチングは好適には3つのステップの反
応性イオン・エッチングにより実現される。これにより
選択された領域のソース/ドレイン・スタック全体がエ
ッチングされる。最初のステップはシリコンをエッチン
グすることである。これは好適には酸化物と窒化物に対
して選択的なHBr/HCl/O2による。次のステッ
プは窒化物及び酸化物層のエッチングである。これは好
適にはポリシリコンに対して選択的なCHF3とO2によ
る。最後のエッチング・ステップはポリシリコンのエッ
チングである。これは好適にはHBr/HCl/O2
る。この混合物は、下のSTIまたはゲート酸化物で止
まるように酸化物に対して選択的である。
【0100】成長したシリコンとポリシリコン物質をパ
ターン化するための設計は、生産される回路設計に大き
く依存する。例えば図36を参照すると、代表的なCM
OSインバータ3602が示してある。CMOSインバ
ータはPチャネルFET3604とNチャネルFET3
606を含む。CMOSインバータの入力はP−FET
3604とN−FET3606のゲートに接続される。
CMOSインバータの出力はP−FET3604のドレ
インとN−FET3606のソースに接続される。P−
FET3604のソースはVddに接続される。N−F
ET3606のドレインはグラウンドに接続される。
【0101】図37を参照する。ウエハ部2500の上
面図により、成長したシリコンとポリシリコン物質のパ
ターン化によりCMOSインバータ3702が実現され
る様子が示してある。破線3703はN−FET360
6が形成されるN型拡散領域を示し、破線3705はP
−FET3604が形成されるP型拡散領域を示す。3
703と3705の外側の領域は浅いトレンチ分離部を
含み、これは好適な実施例のトランジスタで漏れ耐性が
増すことからかなり小型化することができる。
【0102】太線3701はパターン化された成長シリ
コンとポリシリコンの外周を画成する。パターン化は成
長したシリコンとポリシリコンを部分3702、370
4、3706、3708に分割する。ポリシリコンの部
分3702はP−FET3604のゲートとN−FET
3606のゲートを含み、CMOSインバータの入力に
接続される。成長したシリコンとポリシリコンの部分3
704はP−FET3604のソースを含みVddに接
続される。成長したシリコンとポリシリコンの部分37
06はN−FET3606のドレインを含みグラウンド
に接続される。成長したシリコンとポリシリコンの部分
3708はP−FET3604のドレインとN−FET
3606のソースを含み出力に接続される。
【0103】残りの高くなったソースとドレインは隣接
したトランジスタ間の局所的な相互接続部となることに
注意されたい。従って、トランジスタ間のゲート導体ポ
リシリコンをエッチングしないだけでこれらのトランジ
スタを接続することができる。これは余分な層を必要と
せず、あるいは処理ステップを追加せずに隣接したデバ
イスを接続する効果的な方法である。
【0104】これは成長したシリコンとポリシリコンが
好適な実施例に従ってどのようにパターン化されるかを
示す一例にすぎないことに注意されたい。例えばP−F
ET3604のドレインとN−FET3606のソース
が接続される他の回路では、パターン化により部分37
08はさらにP−FET3604ドレインとN−FET
3606ソースのための別々の領域に分けられる。
【0105】図38に移る。隣接したFETのソースと
ドレインの領域間で成長したシリコンとポリシリコンが
エッチングされた後のウエハ部2500の断面(図37
のライン38−38)が示してある。
【0106】次のステップ332は残りのハードマスク
を除去することである。ハードマスクは好適には高温リ
ン酸エッチングまたはCHF3/O2での反応性イオン・
エッチングにより除去される。
【0107】図39を参照する。残りのハードマスクが
除去され、ゲート・ポリシリコン2804が露出した後
のウエハ部2500が示してある。残りのハードマスク
を除去するためのエッチングはまたハードマスクに隣接
した側壁スペーサの部分を除去する。
【0108】次のステップ334は高くなったソースと
ドレインの領域それぞれにソースとドレインのインプラ
ントを注入することである。このドーピングは好適な実
施例でデバイス拡散部を形成する。従来技術の方法で
は、基板に対する容量と漏れを最小限にするために複数
の複雑なインプラントが基板に形成されたソースとドレ
インに必要である。しかし好適な実施例の方法では、漏
れと容量は本来的に減少し、必要なインプラントは比較
的簡単である。特に好適なソースとドレインのインプラ
ントは、標準のN型とP型のソース/ドレイン・マスク
を通して注入することによって形成される。この方法で
はN+とP+のドーパントをチャネルから切り離してお
くためにスペーサを追加する必要はない。また好適な実
施例ではN+とP+のインプラントを簡素化できる。接
合容量の問題がなくなるからである。好適な実施例では
ポリシリコン・ゲートがソースまたはドレインのインプ
ラントと同時にドープされる。
【0109】図40に移る。ソース3802とドレイン
3804のインプラントがそれぞれ高くなったソース領
域2806と高くなったドレイン領域2808に形成さ
れた後のウエハ部2500が示してある。ゲート280
4も好適にはこの手順の間にドープされる。インプラン
トが形成された後にゲート、ソース、及びドレインの領
域との間に必要なデバイス・コンタクトを形成できる。
【0110】従って好適な実施例はハイブリッド・レジ
ストに固有の性質を利用してソースとドレインの領域が
高くなった電界効果トランジスタを形成する。好適な実
施例のトランジスタは漏れの問題が少なくなり、ラッチ
アップ耐性が高くなっている。好適な実施例はまた接合
容量の減少、隣接デバイスを制限するルールとしてのラ
ッチアップSTIスペースがなくなることによる回路密
度の向上、及び局所的な相互接続部として高くなったソ
ース/ドレインを用いることによる密度の追加という利
点を持つ。
【0111】本発明はハイブリッド・レジストを用いて
ソースとドレインの領域が高くなった電界効果トランジ
スタを形成する代表的な実施例に関して説明してきた
が、好適な実施例は、ラッチアップの抑制と回路密度の
向上が求められる他の用途にも適用できること、また、
本発明の主旨と範囲から逸脱することなく、形式と詳細
に関して様々な変更が可能であることは、当業者には理
解されよう。例えば本発明はまた複数の別個の技術(L
OCOS、凹型酸化物(ROX)等)、ウェルと基板の
技術、ドーパント、エネルギ、及び種に適用できること
も当業者には理解されよう。さらに本発明の主旨は他の
半導体技術(BiCMOS、バイポーラ、SOI(sili
con-on-insulator)、SiGe(シリコン・ゲルマニウ
ム))に適用できることも理解されよう。
【0112】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0113】(1)基板の選択された側壁に側壁スペー
サを形成する方法であって、 a)前記基板にハイブリッド・レジスト層を付着するス
テップと、 b)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分は第1露
光レベルで露光され、前記ハイブリッド・レジストの第
2の部分は第2露光レベルで露光され、前記ハイブリッ
ド・レジストの第3の部分は第3露光レベルで露光され
るように、複数の形状を含むマスクを通して前記ハイブ
リッド・レジスト層を露光するステップと、 c)前記ハイブリッド・レジストの第2の部分が除去さ
れて前記基板の第1領域が露出するように前記ハイブリ
ッド・レジスト層を現像するステップと、 d)前記基板の第1領域をエッチングして側壁スペーサ
・トラフを形成するステップと、 e)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を除去
し、前記基板の第2領域を露出し、前記ハイブリッド・
レジストの第3の部分は前記基板の第3領域を覆って残
るステップと、 f)前記側壁スペーサ・トラフに側壁スペーサ物質を付
着するステップと、 g)前記側壁スペーサ・トラフの前記側壁スペーサ物質
を前記側壁スペーサ物質が前記基板の第2領域の側壁か
ら実質的に除去されるまで一定方向にエッチングし、前
記基板の第3領域の側壁には前記側壁スペーサ物質を残
すステップと、を含む、方法。 (2)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を除去
するステップは、 i)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分が可溶と
なるように前記ハイブリッド・レジスト・ウエハを均一
露光するステップと、 ii)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を現像
により除去するステップと、を含む、前記(1)記載の
方法。 (3)前記均一露光のステップは中間露光レベルでの露
光を含む、前記(2)記載の方法。 (4)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を除去
するステップは、前記ハイブリッド・レジストの第3の
部分を溶解しない溶媒で前記ハイブリッド・レジストの
第1の部分を溶解するステップを含む、前記(1)記載
の方法。 (5)前記溶媒は、酢酸n−ブチルと水酸化テトラメチ
ルアンモニウムよりなるグループから選択される、前記
(4)記載の方法。 (6)前記第1露光レベルは実質的非露光を含み、前記
第2露光レベルは中間露光を含み、前記第3露光レベル
は完全露光を含む、前記(1)記載の方法。 (7)前記第1露光レベルは前記ハイブリッド・レジス
トの第1の部分の光活性を残し、前記第2露光レベルは
前記ハイブリッド・レジストの第2の部分を現像液に可
溶とし、前記第3露光レベルは前記ハイブリッド・レジ
ストの第3の部分を架僑して現像液に不溶とし光活性を
なくさせる、前記(6)記載の方法。 (8)前記基板上にハードマスクを与えるステップを含
み、前記ハイブリッド・レジストを付着するステップ
は、前記ハードマスク上にハイブリッド・レジストを付
着するステップを含み、前記側壁スペーサ・トラフをエ
ッチングし前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を
除去するステップは、前記ハードマスクをエッチング
し、前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を取り除
き、前記ハイブリッド・レジストの第3の部分と前記ハ
ードマスクに対して前記基板を選択的にエッチングする
ステップを含む、前記(1)記載の方法。 (9)前記ハードマスクは窒化物を含む、前記(8)記
載の方法。 (10)前記ハードマスク層は厚みが2000Å未満で
ある、前記(8)記載の方法。 (11)前記側壁スペーサ物質を付着するステップは、
前記側壁スペーサ・トラフに側壁酸化物層を形成し、前
記側壁酸化物層上に窒化物層を形成し、酸化物の付着に
より前記側壁スペーサ・トラフを埋めるステップを含
む、前記(1)記載の方法。 (12)前記側壁スペーサ・トラフを通して前記基板中
にインプラントを形成するステップを含む、前記(1)
記載の方法。 (13)前記半導体基板は、シリコン・ウエハ上にトラ
ンジスタ・ゲート物質層を含み、前記側壁スペーサ・ト
ラフは前記トランジスタ・ゲート物質層を通してエッチ
ングされ、前記半導体基板の前記第3領域はトランジス
タのためのゲートを含む、前記(1)記載の方法。 (14)前記トランジスタ・ゲート物質はポリシリコン
を含む、前記(13)記載の方法。 (15)前記側壁スペーサ・トラフを通してゲート・エ
ッジ・インプラントを形成するステップを含む、前記
(14)記載の方法。 (16)前記ゲート・エッジ・インプラントを形成する
ステップは、軽ドープのゲート・エッジ・インプラント
を形成し、前記軽ドープ・インプラントよりもわずかに
深いハロゲン・インプラントを形成するステップを含
む、前記(15)記載の方法。 (17)基板に側壁スペーサを形成する方法であって、 a)前記基板にハードマスクを形成するステップと、 b)前記ハードマスクにハイブリッド・レジスト層を付
着するステップと、 c)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分は実質的
に非露光で光活性を残し、前記ハイブリッド・レジスト
の第2の部分は中間露光量で露光されて現像液に可溶と
なり、前記ハイブリッド・レジストの第3の部分は完全
に露光されて現像液に不溶となるように、複数の形状を
含むマスクを通して前記ハイブリッド・レジスト層を露
光するステップと、 d)前記ハイブリッド・レジストの第2の部分が除去さ
れて前記ハードマスクの第1領域が露出するように前記
ハイブリッド・レジスト層を現像するステップと、 e)前記ハードマスクの第1領域を除去して前記基板の
第1領域を露出するステップと、 f)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分が現像液
に可溶となるように前記ハイブリッド・レジスト層を中
間露光量で均一露光するステップと、 g)前記第1の部分が除去されて前記ハードマスクの第
2領域が露出するように前記ハイブリッド・レジスト層
を現像するステップと、 h)前記基板の第1領域を前記ハードマスク及び前記ハ
イブリッド・レジストの第3の部分に対して選択的にエ
ッチングすることにより前記基板の第1領域が前記基板
に側壁スペーサ・トラフを形成するステップと、 i)前記ハードマスクの露出した第2領域を除去して前
記基板の第2領域を露出するステップと、 j)前記ハイブリッド・レジストの第3の部分を除去
し、前記ハードマスクの第3領域を露光し、前記ハード
マスクの第3領域は前記基板の第3領域を覆うステップ
と、 k)前記側壁スペーサ・トラフを側壁スペーサ物質で埋
めるステップと、 l)前記側壁スペーサ・トラフの前記側壁スペーサ物質
を前記側壁スペーサ物質が前記基板の第2領域の側壁か
ら実質的に除去されるまで一定方向にエッチングし、前
記基板の第3領域の側壁には前記側壁スペーサ物質を残
すステップと、を含む、方法。 (18)前記側壁スペーサ・トラフに側壁スペーサ物質
を付着するステップは、前記側壁スペーサ・トラフに側
壁酸化物層を形成し、前記側壁酸化物層上に窒化物層を
形成し、酸化物の付着により前記側壁スペーサ・トラフ
を埋めるステップを含む、前記(17)記載の方法。 (19)前記基板は、前記基板の第3領域がゲートを含
むように、ゲート物質を含む、前記(17)記載の方
法。 (20)前記ゲート物質はポリシリコンを含む、前記
(19)記載の方法。 (21)基板にトランジスタを形成する方法であって、 a)前記基板に絶縁層を形成するステップと、 b)前記絶縁層に導電物質層を形成するステップと、 c)前記導電物資層及び前記絶縁層を通して近接した少
なくとも1対の開口を形成し、前記近接した1対の開口
は、前記近接した1対の開口と前記近接した1対の開口
それぞれに隣接した第2領域との間の第1領域内に前記
導電物質層を画成するステップと、 d)前記導電物質層の第2領域をドープしてデバイス拡
散部を形成するステップと、 e)前記導電物質層の第1領域及び第2領域に関連付け
られたデバイス・コンタクトを形成するステップと、を
含む、方法。 (22)前記導電物質層の第2領域は前記トランジスタ
のゲート領域を含む、前記(21)記載の方法。 (23)前記導電物質層の第1領域に側壁スペーサを形
成するステップを含む、前記(21)記載の方法。 (24)前記絶縁層を形成するステップはゲート誘電層
を形成するステップを含む、前記(21)記載の方法。 (25)前記導電物質層の第2領域をドープしてデバイ
ス拡散部を形成するステップは、前記導電物質層の第2
領域にソース及びドレインのインプラントを注入するス
テップを含む、前記(21)記載の方法。 (26)前記導電物質層はポリシリコンを含む、前記
(21)記載の方法。 (27)前記近接した少なくとも1対の開口を通してゲ
ート・エッジ・インプラントを形成するステップを含
む、前記(21)記載の方法。 (28)前記ゲート・エッジ・インプラントを形成する
ステップは、軽ドープのゲート・エッジ・インプラント
を形成し、前記軽ドープ・インプラントよりわずかに深
いハロゲン・インプラントを形成するステップを含む、
前記(27)記載の方法。 (29)前記導電物質層の第2領域を前記基板に接続す
るシリコンが形成されるようにシリコンを成長させるス
テップを含む、前記(21)記載の方法。 (30)前記近接した少なくとも1対の開口を形成する
ステップは、 i)前記導電物質層にハードマスク層を付着するステッ
プと、 ii)前記ハードマスク層にハイブリッド・レジスト層
を付着するステップと、 iii)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分は
第1露光レベルで露光され、前記ハイブリッド・レジス
トの第2の部分は第2露光レベルで露光され、前記ハイ
ブリッド・レジストの第3の部分は第3露光レベルで露
光されるように、複数の形状を含むマスクを通して前記
ハイブリッド・レジスト層を露光するステップと、i
v)前記ハイブリッド・レジストの第2の部分が除去さ
れて前記ハードマスク層の一部が露出するように前記ハ
イブリッド・レジスト層を現像するステップと、 v)前記ハードマスク層の露出部分及び前記導電物質層
と前記絶縁層の対応する部分をエッチングするステップ
と、を含む、前記(21)記載の方法。 (31)前記導電物質層の対応する部分をエッチングす
るステップは側壁スペーサ・トラフを形成する、前記
(30)記載の方法。 (32)前記導電物質層の第1領域に側壁スペーサを形
成するステップを含む、前記(31)記載の方法。 (33)前記側壁スペーサを形成するステップは、 A)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分を除去
して前記ハードマスク層の第2領域を露出するステップ
と、 B)前記ハードマスク層の第2領域を除去して前記導電
物質層の第2領域を露出するステップと、 C)前記ハイブリッド・レジスト層の第3の部分を除去
して前記ハードマスク層の第3領域を露出するステップ
と、 D)側壁スペーサ物質を付着するステップと、 E)前記側壁スペーサ物質及び前記ハードマスク層の第
3領域を前記側壁スペーサ物質が前記導電物質層の第2
領域の側壁から実質的に除去されるまでエッチングし、
前記導電物質層の第1領域の側壁には前記側壁スペーサ
物質を残すステップと、を含む、前記(32)記載の方
法。 (34)前記側壁スペーサ・トラフに側壁スペーサ物質
を付着する前に前記側壁スペーサ・トラフに側壁酸化物
層を形成し、前記側壁酸化物層上に窒化層を形成するス
テップを含む、前記(32)記載の方法。 (35)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分を
除去するステップは、 i)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分が可溶
となるように前記ハイブリッド・レジスト・ウエハを均
一露光するステップと、 ii)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分を現
像により除去するステップと、を含む、前記(33)記
載の方法。 (36)前記均一露光のステップは中間露光レベルでの
露光を含む、前記(35)記載の方法。 (37)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分を
除去するステップは、前記ハイブリッド・レジスト層の
第3の部分を溶解しない溶媒で前記ハイブリッド・レジ
ストの第1の部分を溶解するステップを含む、前記(3
3)記載の方法。 (38)前記溶媒は、酢酸n−ブチルと水酸化テトラメ
チルアンモニウムよりなるグループから選択される、前
記(37)記載の方法。 (39)前記第1露光レベルは実質的非露光を含み、前
記第2露光レベルは中間露光を含み、前記第3露光レベ
ルは完全露光を含む、前記(30)記載の方法。 (40)前記第1露光レベルは前記ハイブリッド・レジ
スト層の第1の部分の光活性を残し、前記第2露光レベ
ルは前記ハイブリッド・レジスト層の第2の部分を現像
液に可溶とし、前記第3露光レベルは前記ハイブリッド
・レジスト層の第3の部分を架僑して現像液に不溶とし
光活性をなくさせる、前記(39)記載の方法。 (41)トランジスタを形成する方法であって、 a)半導体基板上に誘電層を付着するステップと、 b)前記誘電層上にポリシリコン層を付着するステップ
と、 c)前記ポリシリコン層上にハードマスク層を付着する
ステップと、 d)前記ハードマスク層上にハイブリッド・レジスト層
を付着するステップと、 e)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分は実質
的に非露光で光活性を残し、前記ハイブリッド・レジス
ト層の第2の部分は中間露光量で露光されて現像液に可
溶となり、前記ハイブリッド・レジスト層の第3の部分
は完全に露光されて現像液に不溶となるように、複数の
形状を含むマスクを通して前記ハイブリッド・レジスト
層を露光するステップと、 f)前記ハイブリッド・レジスト層の第2の部分を除去
して前記ハードマスク層の第1領域を露出するように前
記ハイブリッド・レジスト層を現像するステップと、 g)前記ハードマスク層の第1領域を前記半導体基板ま
でエッチングして前記ハードマスク層にトラフを形成
し、前記トラフは前記ポリシリコン層の第1領域を露出
するステップと、 h)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分が現像
液に可溶となるように前記ハイブリッド・レジスト層を
均一露光するステップと、 i)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分を除去
して前記ハードマスク層の第2領域を露出し、前記ハー
ドマスク層の第3領域は前記ハイブリッド・レジスト層
の第3の部分に覆われて残るように前記ハイブリッド・
レジスト層を現像するステップと、 j)前記ハードマスク層及び前記ハイブリッド・レジス
ト層の第3の部分に対して選択的に前記ポリシリコン層
の第1領域をエッチングして、前記ポリシリコン層に側
壁スペーサ・トラフを形成し、前記誘電層の第1領域を
露出するステップと、 k)前記誘電層の第1領域を除去して前記半導体基板の
第1領域を露出するステップと、 l)前記ハードマスク層の露出した第2領域を除去して
前記ポリシリコン層の第2領域を露出し、前記ポリシリ
コン層の第3領域は前記ハードマスク層の第3領域によ
り覆われて残るステップと、 m)前記ハイブリッド・レジスト層の第3の部分を除去
して前記ハードマスクの第3領域を露出するステップ
と、 n)前記半導体基板の第1領域にゲート・エッジ・イン
プラントを形成するステップと、 o)側壁スペーサ物質層を付着し、前記側壁スペーサ物
質は前記側壁スペーサ・トラフを埋めるステップと、 p)前記ポリシリコンの第3領域の側壁に側壁スペーサ
が形成されるまで前記側壁スペーサ物質を一定方向にエ
ッチングし、前記側壁スペーサ物質は前記ポリシリコン
の第2領域の側壁から実質的に除去されるステップと、 q)前記ポリシリコンの第2領域の側壁を前記基板の第
1領域に接続するシリコンが形成されるようにシリコン
を成長させるステップと、 r)前記ポリシリコンの第2領域にソース及びドレイン
のインプラントを注入するステップと、 s)前記ポリシリコンの第3領域にゲートインプラント
注入するステップと、を含む、方法。 (42)前記ゲート・エッジ・インプラントを形成する
ステップは、軽ドープのゲート・エッジ・インプラント
を形成し、前記軽ドープ・インプラントよりわずかに深
いハロゲン・インプラントを形成するステップを含む、
前記(41)記載の方法。 (43)前記側壁スペーサ物質を前記ポリシリコンの第
3領域の側壁に側壁スペーサが形成されるまで一定方向
にエッチングし、前記側壁スペーサ物質は前記ポリシリ
コンの第2領域の側壁から実質的に除去されるステップ
は、前記ハードマスク層の第3領域の少なくとも一部を
も除去する、前記(41)記載の方法。 (44)前記ハードマスク層は厚みが1000Å乃至2
000Åである、前記(41)記載の方法。 (45)a)半導体基板と、 b)前記半導体基板上に形成されたゲート誘電層と、 c)前記ゲート誘電層上に形成され、ソース領域とゲー
ト領域との間に形成された第1トラフによって、及び前
記ゲート領域とドレイン領域の間に形成された第2トラ
フによって前記ソース領域、ゲート領域、及びドレイン
領域に分けられたゲート層とを含み、前記第1トラフは
前記ゲート誘電層を通して前記半導体基板の第1の部分
にまで延び、前記第2トラフは前記ゲート誘電層を通し
て前記半導体基板の第2の部分にまで延びており、 d)前記基板の第1の部分を前記ゲート層のソース領域
に接続する第1導電物質部と、 e)前記基板の第2の部分を前記ゲート層のドレイン領
域に接続する第2導電物質部と、 f)前記ゲート層のソース領域及び前記第1導電物質に
形成されたソース・インプラントと、 g)前記ゲート層のドレイン領域及び前記第2導電物質
に形成されたドレイン・インプラントと、を含む、トラ
ンジスタ。 (46)前記第1導電物質は第1成長シリコン部を含
み、前記第2導電物質は第2成長シリコン部を含む、前
記(45)記載のトランジスタ。 (47)前記第1成長シリコン部は前記ゲート層のソー
ス領域の側壁に接続し、前記第2成長シリコン部は前記
ゲート層のドレイン領域の側壁に接続する、前記(4
6)記載のトランジスタ。 (48)前記第1導電物質は前記ゲート層のソース領域
の側壁上の側壁スペーサ・スタブにブリッジをなし、前
記第2導電物質は、前記ゲート層のドレイン領域の側壁
上の側壁スペーサ・スタブにブリッジをなす、前記(4
5)記載のトランジスタ。 (49)前記第1導電物質は、前記ゲート層のソース領
域の側壁に接続する第1成長シリコン部を含み、前記第
2導電物質は、前記ゲート層のドレイン領域の側壁に接
続する第2成長シリコン部を含む、前記(48)記載の
トランジスタ回路。 (50)前記基板の第1部及び第2部に形成されたゲー
ト・エッジ・インプラントを含む、前記(45)記載の
トランジスタ。 (51)前記ゲート・エッジ・インプラントは軽ドープ
・インプラント及び前記軽ドープ・インプラントよりも
深いハロゲン・インプラントを含む、前記(50)記載
のトランジスタ。 (52)前記ゲート層はポリシリコンを含む、前記(4
5)記載のトランジスタ。 (53)前記ゲート層のゲート領域の側壁上の誘電物質
から形成された側壁スペーサを含む、前記(45)記載
のトランジスタ。 (54)a)半導体基板と、 b)前記半導体基板上に形成されたゲート誘電層と、 c)前記ゲート誘電層上に形成され、ソース領域とゲー
ト領域との間に形成された第1トラフにより、及び前記
ゲート領域とドレイン領域により形成された第2トラフ
によって前記ソース領域、ゲート領域、及びドレイン領
域に分けられたゲート・ポリシリコン層とを含み、前記
第1トラフは前記ゲート誘電層を通して前記半導体基板
の第1の部分にまで延び、前記第2トラフは前記ゲート
誘電層を通して前記半導体基板の第2の部分にまで延び
ており、さらに、 d)前記ゲート・ポリシリコン層のゲート領域の側壁の
誘電物質から形成された側壁スペーサと、 e)前記基板の第1の部分を前記ゲート・ポリシリコン
層のソース領域の側壁に接続するために付着された第1
シリコン部と、 f)前記基板の第2の部分を前記ゲート・ポリシリコン
層のドレイン領域の側壁に接続するために付着された第
2シリコン部と、 g)前記ゲート・ポリシリコン層のソース領域と前記付
着された第1シリコン部に形成されたソース・インプラ
ントと、 h)前記ゲート・ポリシリコン層のドレイン領域及び前
記付着された第2シリコン部に形成されたドレイン・イ
ンプラントと、を含む、電界効果トランジスタ。 (55)前記基板の第1部及び第2部に形成されたゲー
ト・エッジ・インプラントを含む、前記(54)記載の
トランジスタ。 (56)前記ゲート・エッジ・インプラントは軽ドープ
・インプラント及び前記軽ドープ・インプラントよりも
深いハロゲン・インプラントを含む、前記(55)記載
のトランジスタ。 (57)前記ゲート領域の側壁と前記側壁スペーサの間
に形成された側壁酸化物層及び窒化物層を含む、前記
(54)記載のトランジスタ。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド・レジストの用法を示す図であ
る。
【図2】ポジ型レジストの可溶性を露光量の関数として
示すグラフである。
【図3】レチクルのライン・パターンで印刷されたポジ
型レジストのライン・パターンを示す図である。
【図4】ネガ型レジストの可溶性を露光量の関数として
示すグラフである。
【図5】レチクルのライン・パターンで印刷されたネガ
型レジストのライン・パターンを示す図である。
【図6】ハイブリッド・レジストの可溶性を露光量の関
数として示すグラフである。
【図7】ハイブリッド・レジストを使用して基板に形成
されたスペース/ライン/スペース・パターンを示す図
である。
【図8】様々な照射エネルギで標準ネガ型レジストを形
成したときの焦点(μm)に対する線幅(nm)を示す
グラフである。
【図9】様々な照射エネルギで本発明のハイブリッド・
レジストを形成したときの焦点(μm)に対するハイブ
リッド・パターンのネガ型ラインの線幅(nm)を示す
グラフである。
【図10】本発明のハイブリッド・レジストに組み合わ
されたポジ型可溶性阻害剤(MOP)の量に対する線幅
(nm)を示すグラフである。
【図11】標準レジスト組成物とハイブリッド・レジス
ト組成物を使用したとき、所与の線幅についての焦点範
囲の比較モデルを示すグラフである。
【図12】本発明のハイブリッド・レジスト組成物を使
用したときの、溶解速度(nm/秒)を露光量(mJ)
の関数として示すグラフである。
【図13】本発明のハイブリッド・レジスト組成物を使
用したとき、得られるラインとスペースの幅をクロムの
スペース幅の関数として示すグラフである。
【図14】本発明の他のハイブリッド・レジスト組成物
の溶解速度(nm/秒)を露光量(mJ)の関数として
示すグラフである。
【図15】本発明のハイブリッド・レジスト組成物を使
用したときの、スペース幅(μm)を付加MOPの関数
として示すグラフである。
【図16】照射(ネガ型)ライン、非照射(ポジ型)ラ
イン、及びスペース幅を露光量の関数として描いた本発
明のハイブリッド・レジスト組成物の応答を示すグラフ
である。
【図17】マスク部の例を示す図である。
【図18】ハイブリッド・レジストがパターン化された
ウエハ部を示す上面図である。
【図19】図18のウエハ部のライン19−19に沿っ
た側面断面図である。
【図20】図18のウエハ部のライン20−20に沿っ
た側面断面図である。
【図21】パターン化されたハイブリッド・レジストと
ポジ型部分が除去されたウエハ部の上面図である。
【図22】図21のウエハ部のライン22−22に沿っ
た側面断面図である。
【図23】図21のウエハ部のライン23−23に沿っ
た側面断面図である。
【図24】好適な実施例の方法を示すフローチャートで
ある。
【図25】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ308におけるウエハ部の側面断面図である。
【図26】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ310におけるウエハ部の側面断面図である。
【図27】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ312におけるウエハ部の側面断面図である。
【図28】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ314におけるウエハ部の側面断面図である。
【図29】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ316におけるウエハ部の側面断面図である。
【図30】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ318におけるウエハ部の側面断面図である。
【図31】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ320におけるウエハ部の側面断面図である。
【図32】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ322におけるウエハ部の側面断面図である。
【図33】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ324におけるウエハ部の側面断面図である。
【図34】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ326におけるウエハ部の側面断面図である。
【図35】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ328におけるウエハ部の側面断面図である。
【図36】CMOSインバータの回路図である。
【図37】好適な実施例に従ってウエハ部上に実現され
たCMOSインバータの上面図である。
【図38】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ330におけるウエハ部の側面断面図である。
【図39】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ332におけるウエハ部の側面断面図である。
【図40】好適な実施例に従って作製された、図24の
ステップ334におけるウエハ部の側面断面図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/336 H01L 29/78 301Y (72)発明者 ジェームス・エス・デューン アメリカ合衆国05465、バーモント州ジェ リコ、オール・ロード 75 (72)発明者 スティーブン・ジェイ・ホルメス アメリカ合衆国05468、バーモント州ミル トン、ポスト・オフィス・ボックス 897、 デビノ・ロード 127 (72)発明者 デビット・ブイ・ホラック アメリカ合衆国05452、バーモント州エセ ックス・ジャンクション、バリア・レーン 47 (72)発明者 ロバート・ケイ・レイディ アメリカ合衆国05401、バーモント州バー リントン、タワー・テラス 11 (72)発明者 スティーブン・エイチ・ボールドマン アメリカ合衆国05403、バーモント州サウ ス・バーリントン、オールド・ファーム・ ロード 75

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の選択された側壁に側壁スペーサを形
    成する方法であって、 a)前記基板にハイブリッド・レジスト層を付着するス
    テップと、 b)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分は第1露
    光レベルで露光され、前記ハイブリッド・レジストの第
    2の部分は第2露光レベルで露光され、前記ハイブリッ
    ド・レジストの第3の部分は第3露光レベルで露光され
    るように、複数の形状を含むマスクを通して前記ハイブ
    リッド・レジスト層を露光するステップと、 c)前記ハイブリッド・レジストの第2の部分が除去さ
    れて前記基板の第1領域が露出するように前記ハイブリ
    ッド・レジスト層を現像するステップと、 d)前記基板の第1領域をエッチングして側壁スペーサ
    ・トラフを形成するステップと、 e)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を除去
    し、前記基板の第2領域を露出し、前記ハイブリッド・
    レジストの第3の部分は前記基板の第3領域を覆って残
    るステップと、 f)前記側壁スペーサ・トラフに側壁スペーサ物質を付
    着するステップと、 g)前記側壁スペーサ・トラフの前記側壁スペーサ物質
    を前記側壁スペーサ物質が前記基板の第2領域の側壁か
    ら実質的に除去されるまで一定方向にエッチングし、前
    記基板の第3領域の側壁には前記側壁スペーサ物質を残
    すステップと、 を含む、方法。
  2. 【請求項2】前記ハイブリッド・レジストの第1の部分
    を除去するステップは、 i)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分が可溶と
    なるように前記ハイブリッド・レジスト・ウエハを均一
    露光するステップと、 ii)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を現像
    により除去するステップと、 を含む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記均一露光のステップは中間露光レベル
    での露光を含む、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記ハイブリッド・レジストの第1の部分
    を除去するステップは、前記ハイブリッド・レジストの
    第3の部分を溶解しない溶媒で前記ハイブリッド・レジ
    ストの第1の部分を溶解するステップを含む、請求項1
    記載の方法。
  5. 【請求項5】前記溶媒は、酢酸n−ブチルと水酸化テト
    ラメチルアンモニウムよりなるグループから選択され
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】前記第1露光レベルは実質的非露光を含
    み、前記第2露光レベルは中間露光を含み、前記第3露
    光レベルは完全露光を含む、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】前記第1露光レベルは前記ハイブリッド・
    レジストの第1の部分の光活性を残し、前記第2露光レ
    ベルは前記ハイブリッド・レジストの第2の部分を現像
    液に可溶とし、前記第3露光レベルは前記ハイブリッド
    ・レジストの第3の部分を架僑して現像液に不溶とし光
    活性をなくさせる、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】前記基板上にハードマスクを与えるステッ
    プを含み、前記ハイブリッド・レジストを付着するステ
    ップは、前記ハードマスク上にハイブリッド・レジスト
    を付着するステップを含み、前記側壁スペーサ・トラフ
    をエッチングし前記ハイブリッド・レジストの第1の部
    分を除去するステップは、前記ハードマスクをエッチン
    グし、前記ハイブリッド・レジストの第1の部分を取り
    除き、前記ハイブリッド・レジストの第3の部分と前記
    ハードマスクに対して前記基板を選択的にエッチングす
    るステップを含む、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】前記ハードマスクは窒化物を含む、請求項
    8記載の方法。
  10. 【請求項10】前記ハードマスク層は厚みが2000Å
    未満である、請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】前記側壁スペーサ物質を付着するステッ
    プは、前記側壁スペーサ・トラフに側壁酸化物層を形成
    し、前記側壁酸化物層上に窒化物層を形成し、酸化物の
    付着により前記側壁スペーサ・トラフを埋めるステップ
    を含む、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】前記側壁スペーサ・トラフを通して前記
    基板中にインプラントを形成するステップを含む、請求
    項1記載の方法。
  13. 【請求項13】前記半導体基板は、シリコン・ウエハ上
    にトランジスタ・ゲート物質層を含み、前記側壁スペー
    サ・トラフは前記トランジスタ・ゲート物質層を通して
    エッチングされ、前記半導体基板の前記第3領域はトラ
    ンジスタのためのゲートを含む、請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】前記トランジスタ・ゲート物質はポリシ
    リコンを含む、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】前記側壁スペーサ・トラフを通してゲー
    ト・エッジ・インプラントを形成するステップを含む、
    請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】前記ゲート・エッジ・インプラントを形
    成するステップは、軽ドープのゲート・エッジ・インプ
    ラントを形成し、前記軽ドープ・インプラントよりもわ
    ずかに深いハロゲン・インプラントを形成するステップ
    を含む、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】基板に側壁スペーサを形成する方法であ
    って、 a)前記基板にハードマスクを形成するステップと、 b)前記ハードマスクにハイブリッド・レジスト層を付
    着するステップと、 c)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分は実質的
    に非露光で光活性を残し、前記ハイブリッド・レジスト
    の第2の部分は中間露光量で露光されて現像液に可溶と
    なり、前記ハイブリッド・レジストの第3の部分は完全
    に露光されて現像液に不溶となるように、複数の形状を
    含むマスクを通して前記ハイブリッド・レジスト層を露
    光するステップと、 d)前記ハイブリッド・レジストの第2の部分が除去さ
    れて前記ハードマスクの第1領域が露出するように前記
    ハイブリッド・レジスト層を現像するステップと、 e)前記ハードマスクの第1領域を除去して前記基板の
    第1領域を露出するステップと、 f)前記ハイブリッド・レジストの第1の部分が現像液
    に可溶となるように前記ハイブリッド・レジスト層を中
    間露光量で均一露光するステップと、 g)前記第1の部分が除去されて前記ハードマスクの第
    2領域が露出するように前記ハイブリッド・レジスト層
    を現像するステップと、 h)前記基板の第1領域を前記ハードマスク及び前記ハ
    イブリッド・レジストの第3の部分に対して選択的にエ
    ッチングすることにより前記基板の第1領域が前記基板
    に側壁スペーサ・トラフを形成するステップと、 i)前記ハードマスクの露出した第2領域を除去して前
    記基板の第2領域を露出するステップと、 j)前記ハイブリッド・レジストの第3の部分を除去
    し、前記ハードマスクの第3領域を露光し、前記ハード
    マスクの第3領域は前記基板の第3領域を覆うステップ
    と、 k)前記側壁スペーサ・トラフを側壁スペーサ物質で埋
    めるステップと、 l)前記側壁スペーサ・トラフの前記側壁スペーサ物質
    を前記側壁スペーサ物質が前記基板の第2領域の側壁か
    ら実質的に除去されるまで一定方向にエッチングし、前
    記基板の第3領域の側壁には前記側壁スペーサ物質を残
    すステップと、 を含む、方法。
  18. 【請求項18】前記側壁スペーサ・トラフに側壁スペー
    サ物質を付着するステップは、前記側壁スペーサ・トラ
    フに側壁酸化物層を形成し、前記側壁酸化物層上に窒化
    物層を形成し、酸化物の付着により前記側壁スペーサ・
    トラフを埋めるステップを含む、請求項17記載の方
    法。
  19. 【請求項19】前記基板は、前記基板の第3領域がゲー
    トを含むように、ゲート物質を含む、請求項17記載の
    方法。
  20. 【請求項20】前記ゲート物質はポリシリコンを含む、
    請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】基板にトランジスタを形成する方法であ
    って、 a)前記基板に絶縁層を形成するステップと、 b)前記絶縁層に導電物質層を形成するステップと、 c)前記導電物質層及び前記絶縁層を通して近接した少
    なくとも1対の開口を形成し、前記近接した1対の開口
    は、前記近接した1対の開口と前記近接した1対の開口
    それぞれに隣接した第2領域との間の第1領域内に前記
    導電物質層を画成するステップと、 d)前記導電物質層の第2領域をドープしてデバイス拡
    散部を形成するステップと、 e)前記導電物質層の第1領域及び第2領域に関連付け
    られたデバイス・コンタクトを形成するステップと、 を含む、方法。
  22. 【請求項22】前記導電物質層の第2領域は前記トラン
    ジスタのゲート領域を含む、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】前記導電物質層の第1領域に側壁スペー
    サを形成するステップを含む、請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】前記絶縁層を形成するステップはゲート
    誘電層を形成するステップを含む、請求項21記載の方
    法。
  25. 【請求項25】前記導電物質層の第2領域をドープして
    デバイス拡散部を形成するステップは、前記導電物質層
    の第2領域にソース及びドレインのインプラントを注入
    するステップを含む、請求項21記載の方法。
  26. 【請求項26】前記導電物質層はポリシリコンを含む、
    請求項21記載の方法。
  27. 【請求項27】前記近接した少なくとも1対の開口を通
    してゲート・エッジ・インプラントを形成するステップ
    を含む、請求項21記載の方法。
  28. 【請求項28】前記ゲート・エッジ・インプラントを形
    成するステップは、軽ドープのゲート・エッジ・インプ
    ラントを形成し、前記軽ドープ・インプラントよりわず
    かに深いハロゲン・インプラントを形成するステップを
    含む、請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】前記導電物質層の第2領域を前記基板に
    接続するシリコンが形成されるようにシリコンを成長さ
    せるステップを含む、請求項21記載の方法。
  30. 【請求項30】前記近接した少なくとも1対の開口を形
    成するステップは、 i)前記導電物質層にハードマスク層を付着するステッ
    プと、 ii)前記ハードマスク層にハイブリッド・レジスト層
    を付着するステップと、 iii)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分は
    第1露光レベルで露光され、前記ハイブリッド・レジス
    トの第2の部分は第2露光レベルで露光され、前記ハイ
    ブリッド・レジストの第3の部分は第3露光レベルで露
    光されるように、複数の形状を含むマスクを通して前記
    ハイブリッド・レジスト層を露光するステップと、 iv)前記ハイブリッド・レジストの第2の部分が除去
    されて前記ハードマスク層の一部が露出するように前記
    ハイブリッド・レジスト層を現像するステップと、 v)前記ハードマスク層の露出部分及び前記導電物質層
    と前記絶縁層の対応する部分をエッチングするステップ
    と、 を含む、請求項21記載の方法。
  31. 【請求項31】前記導電物質層の対応する部分をエッチ
    ングするステップは側壁スペーサ・トラフを形成する、
    請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】前記導電物質層の第1領域に側壁スペー
    サを形成するステップを含む、請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】前記側壁スペーサを形成するステップ
    は、 A)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分を除去
    して前記ハードマスク層の第2領域を露出するステップ
    と、 B)前記ハードマスク層の第2領域を除去して前記導電
    物質層の第2領域を露出するステップと、 C)前記ハイブリッド・レジスト層の第3の部分を除去
    して前記ハードマスク層の第3領域を露出するステップ
    と、 D)側壁スペーサ物質を付着するステップと、 E)前記側壁スペーサ物質及び前記ハードマスク層の第
    3領域を前記側壁スペーサ物質が前記導電物質層の第2
    領域の側壁から実質的に除去されるまでエッチングし、
    前記導電物質層の第1領域の側壁には前記側壁スペーサ
    物質を残すステップと、 を含む、請求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】前記側壁スペーサ・トラフに側壁スペー
    サ物質を付着する前に前記側壁スペーサ・トラフに側壁
    酸化物層を形成し、前記側壁酸化物層上に窒化層を形成
    するステップを含む、請求項32記載の方法。
  35. 【請求項35】前記ハイブリッド・レジスト層の第1の
    部分を除去するステップは、 i)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分が可溶
    となるように前記ハイブリッド・レジスト・ウエハを均
    一露光するステップと、 ii)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分を現
    像により除去するステップと、 を含む、請求項33記載の方法。
  36. 【請求項36】前記均一露光のステップは中間露光レベ
    ルでの露光を含む、請求項35記載の方法。
  37. 【請求項37】前記ハイブリッド・レジスト層の第1の
    部分を除去するステップは、前記ハイブリッド・レジス
    ト層の第3の部分を溶解しない溶媒で前記ハイブリッド
    ・レジストの第1の部分を溶解するステップを含む、請
    求項33記載の方法。
  38. 【請求項38】前記溶媒は、酢酸n−ブチルと水酸化テ
    トラメチルアンモニウムよりなるグループから選択され
    る、請求項37記載の方法。
  39. 【請求項39】前記第1露光レベルは実質的非露光を含
    み、前記第2露光レベルは中間露光を含み、前記第3露
    光レベルは完全露光を含む、請求項30記載の方法。
  40. 【請求項40】前記第1露光レベルは前記ハイブリッド
    ・レジスト層の第1の部分の光活性を残し、前記第2露
    光レベルは前記ハイブリッド・レジスト層の第2の部分
    を現像液に可溶とし、前記第3露光レベルは前記ハイブ
    リッド・レジスト層の第3の部分を架僑して現像液に不
    溶とし光活性をなくさせる、請求項39記載の方法。
  41. 【請求項41】トランジスタを形成する方法であって、 a)半導体基板上に誘電層を付着するステップと、 b)前記誘電層上にポリシリコン層を付着するステップ
    と、 c)前記ポリシリコン層上にハードマスク層を付着する
    ステップと、 d)前記ハードマスク層上にハイブリッド・レジスト層
    を付着するステップと、 e)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分は実質
    的に非露光で光活性を残し、前記ハイブリッド・レジス
    ト層の第2の部分は中間露光量で露光されて現像液に可
    溶となり、前記ハイブリッド・レジスト層の第3の部分
    は完全に露光されて現像液に不溶となるように、複数の
    形状を含むマスクを通して前記ハイブリッド・レジスト
    層を露光するステップと、 f)前記ハイブリッド・レジスト層の第2の部分を除去
    して前記ハードマスク層の第1領域を露出するように前
    記ハイブリッド・レジスト層を現像するステップと、 g)前記ハードマスク層の第1領域を前記半導体基板ま
    でエッチングして前記ハードマスク層にトラフを形成
    し、前記トラフは前記ポリシリコン層の第1領域を露出
    するステップと、 h)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分が現像
    液に可溶となるように前記ハイブリッド・レジスト層を
    均一露光するステップと、 i)前記ハイブリッド・レジスト層の第1の部分を除去
    して前記ハードマスク層の第2領域を露出し、前記ハー
    ドマスク層の第3領域は前記ハイブリッド・レジスト層
    の第3の部分に覆われて残るように前記ハイブリッド・
    レジスト層を現像するステップと、 j)前記ハードマスク層及び前記ハイブリッド・レジス
    ト層の第3の部分に対して選択的に前記ポリシリコン層
    の第1領域をエッチングして、前記ポリシリコン層に側
    壁スペーサ・トラフを形成し、前記誘電層の第1領域を
    露出するステップと、 k)前記誘電層の第1領域を除去して前記半導体基板の
    第1領域を露出するステップと、 l)前記ハードマスク層の露出した第2領域を除去して
    前記ポリシリコン層の第2領域を露出し、前記ポリシリ
    コン層の第3領域は前記ハードマスク層の第3領域によ
    り覆われて残るステップと、 m)前記ハイブリッド・レジスト層の第3の部分を除去
    して前記ハードマスクの第3領域を露出するステップ
    と、 n)前記半導体基板の第1領域にゲート・エッジ・イン
    プラントを形成するステップと、 o)側壁スペーサ物質層を付着し、前記側壁スペーサ物
    質は前記側壁スペーサ・トラフを埋めるステップと、 p)前記ポリシリコンの第3領域の側壁に側壁スペーサ
    が形成されるまで前記側壁スペーサ物質を一定方向にエ
    ッチングし、前記側壁スペーサ物質は前記ポリシリコン
    の第2領域の側壁から実質的に除去されるステップと、 q)前記ポリシリコンの第2領域の側壁を前記基板の第
    1領域に接続するシリコンが形成されるようにシリコン
    を成長させるステップと、 r)前記ポリシリコンの第2領域にソース及びドレイン
    のインプラントを注入するステップと、 s)前記ポリシリコンの第3領域にゲートインプラント
    注入するステップと、 を含む、方法。
  42. 【請求項42】前記ゲート・エッジ・インプラントを形
    成するステップは、軽ドープのゲート・エッジ・インプ
    ラントを形成し、前記軽ドープ・インプラントよりわず
    かに深いハロゲン・インプラントを形成するステップを
    含む、請求項41記載の方法。
  43. 【請求項43】前記側壁スペーサ物質を前記ポリシリコ
    ンの第3領域の側壁に側壁スペーサが形成されるまで一
    定方向にエッチングし、前記側壁スペーサ物質は前記ポ
    リシリコンの第2領域の側壁から実質的に除去されるス
    テップは、前記ハードマスク層の第3領域の少なくとも
    一部をも除去する、請求項41記載の方法。
  44. 【請求項44】前記ハードマスク層は厚みが1000Å
    乃至2000Åである、請求項41記載の方法。
  45. 【請求項45】a)半導体基板と、 b)前記半導体基板上に形成されたゲート誘電層と、 c)前記ゲート誘電層上に形成され、ソース領域とゲー
    ト領域との間に形成された第1トラフによって、及び前
    記ゲート領域とドレイン領域の間に形成された第2トラ
    フによって前記ソース領域、ゲート領域、及びドレイン
    領域に分けられたゲート層とを含み、前記第1トラフは
    前記ゲート誘電層を通して前記半導体基板の第1の部分
    にまで延び、前記第2トラフは前記ゲート誘電層を通し
    て前記半導体基板の第2の部分にまで延びており、 d)前記基板の第1の部分を前記ゲート層のソース領域
    に接続する第1導電物質部と、 e)前記基板の第2の部分を前記ゲート層のドレイン領
    域に接続する第2導電物質部と、 f)前記ゲート層のソース領域及び前記第1導電物質に
    形成されたソース・インプラントと、 g)前記ゲート層のドレイン領域及び前記第2導電物質
    に形成されたドレイン・インプラントと、 を含む、トランジスタ。
  46. 【請求項46】前記第1導電物質は第1成長シリコン部
    を含み、前記第2導電物質は第2成長シリコン部を含
    む、請求項45記載のトランジスタ。
  47. 【請求項47】前記第1成長シリコン部は前記ゲート層
    のソース領域の側壁に接続し、前記第2成長シリコン部
    は前記ゲート層のドレイン領域の側壁に接続する、請求
    項46記載のトランジスタ。
  48. 【請求項48】前記第1導電物質は前記ゲート層のソー
    ス領域の側壁上の側壁スペーサ・スタブにブリッジをな
    し、前記第2導電物質は、前記ゲート層のドレイン領域
    の側壁上の側壁スペーサ・スタブにブリッジをなす、請
    求項45記載のトランジスタ。
  49. 【請求項49】前記第1導電物質は、前記ゲート層のソ
    ース領域の側壁に接続する第1成長シリコン部を含み、
    前記第2導電物質は、前記ゲート層のドレイン領域の側
    壁に接続する第2成長シリコン部を含む、請求項48記
    載のトランジスタ回路。
  50. 【請求項50】前記基板の第1部及び第2部に形成され
    たゲート・エッジ・インプラントを含む、請求項45記
    載のトランジスタ。
  51. 【請求項51】前記ゲート・エッジ・インプラントは軽
    ドープ・インプラント及び前記軽ドープ・インプラント
    よりも深いハロゲン・インプラントを含む、請求項50
    記載のトランジスタ。
  52. 【請求項52】前記ゲート層はポリシリコンを含む、請
    求項45記載のトランジスタ。
  53. 【請求項53】前記ゲート層のゲート領域の側壁上の誘
    電物質から形成された側壁スペーサを含む、請求項45
    記載のトランジスタ。
  54. 【請求項54】a)半導体基板と、 b)前記半導体基板上に形成されたゲート誘電層と、 c)前記ゲート誘電層上に形成され、ソース領域とゲー
    ト領域との間に形成された第1トラフにより、及び前記
    ゲート領域とドレイン領域により形成された第2トラフ
    によって前記ソース領域、ゲート領域、及びドレイン領
    域に分けられたゲート・ポリシリコン層とを含み、前記
    第1トラフは前記ゲート誘電層を通して前記半導体基板
    の第1の部分にまで延び、前記第2トラフは前記ゲート
    誘電層を通して前記半導体基板の第2の部分にまで延び
    ており、さらに、 d)前記ゲート・ポリシリコン層のゲート領域の側壁の
    誘電物質から形成された側壁スペーサと、 e)前記基板の第1の部分を前記ゲート・ポリシリコン
    層のソース領域の側壁に接続するために付着された第1
    シリコン部と、 f)前記基板の第2の部分を前記ゲート・ポリシリコン
    層のドレイン領域の側壁に接続するために付着された第
    2シリコン部と、 g)前記ゲート・ポリシリコン層のソース領域と前記付
    着された第1シリコン部に形成されたソース・インプラ
    ントと、 h)前記ゲート・ポリシリコン層のドレイン領域及び前
    記付着された第2シリコン部に形成されたドレイン・イ
    ンプラントと、 を含む、電界効果トランジスタ。
  55. 【請求項55】前記基板の第1部及び第2部に形成され
    たゲート・エッジ・インプラントを含む、請求項54記
    載のトランジスタ。
  56. 【請求項56】前記ゲート・エッジ・インプラントは軽
    ドープ・インプラント及び前記軽ドープ・インプラント
    よりも深いハロゲン・インプラントを含む、請求項55
    記載のトランジスタ。
  57. 【請求項57】前記ゲート領域の側壁と前記側壁スペー
    サの間に形成された側壁酸化物層及び窒化物層を含む、
    請求項54記載のトランジスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009188318A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Jsr Corp パターン形成方法
JP2009534870A (ja) * 2006-05-18 2009-09-24 インテル コーポレイション パターン内の最小ピッチを短縮させる方法
CN109585446A (zh) * 2017-09-28 2019-04-05 台湾积体电路制造股份有限公司 半导体装置

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