JPH1132U - 撮像表示装置 - Google Patents

撮像表示装置

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JPH1132U
JPH1132U JP002767U JP276798U JPH1132U JP H1132 U JPH1132 U JP H1132U JP 002767 U JP002767 U JP 002767U JP 276798 U JP276798 U JP 276798U JP H1132 U JPH1132 U JP H1132U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ部を操作者自身に向け、操作者自身を
撮影した時に、液晶表示装置に鏡面像を表示することを
可能とする。 【解決手段】 LCD2の水平方向の駆動を行うため
に、列電極選択駆動回路14が設けられ、その垂直方向
の駆動を行うために、行電極選択駆動回路15が設けら
れる。LCD2には、カメラの撮像信号が表示される。
カメラは、回動自在とされ、カメラの回動に連動してカ
ウンタ切換スイッチ26が切り換えられる。カメラが操
作者自身に向けられると、カウンタ24のカウント方向
が反転され、行電極駆動方向が反転する。それによっ
て、LCD2の表示が垂直方向で反転し、LCD2によ
って鏡面像を表示することができる。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 この考案は、カメラと、モニタ用の液晶表示素子とを一体化した撮像表示装置 に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来のカメラ一体型表示装置に関するもの、例えば液晶TV付ムービーは、V TRで録画した内容をその場ですぐに再生しモニタ用の液晶テレビジョン(以下 、モニタTV)にて観察したり、或いはカメラからの映像をモニタTVに直接表 示させて観察することができるものである。 【0003】 このため、液晶TV付ムービーの用途は広く、例えば各種スポーツにおけるフ ォームの研究、着付け・化粧のチェック等にも用いることが可能である。このよ うに着付け・化粧のチェックに、液晶TV付ムービーを用いる利点は、画面が縮 小されているため、鏡でそのまま見るのと異なり、より客観的に自分自身を視認 できることにある。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、このような従来の表示装置にあっては、カメラで撮影した映像 をそのままテレビジョンと同じく通常の走査方式によりモニタTVに表示させる ため、鏡面像(人が鏡に対向している時、左右が反転状態になる像)を得ること ができないものであった。 【0005】 従って、液晶TV付ムービーを見ながら、例えばスポーツのフォームを研究し たり、着付け或いは化粧のチェック等を行う時には、多少のとまどいを感ずるも のであり、この点の改善が望まれていた。即ち、液晶TV付ムービーのような表 示装置におけるモニタTVの画像は、水平方向の反転が行われていないため、鏡 面像が得られず、この結果表示されている画像中の位置・移動方向と、画像の観 察者側の位置・移動方向とは、モニタTVの観察時、一致しないものである。こ のような場合には、観察者自身が映像を意識的に水平方向に反転させて認識し直 さなければならず、必然的にとまどいを感ずるもので、この点の改善が望まれて いた。 【0006】 従って、この考案の目的は、カメラ部を回動させて操作者自身をも被写体とし て画像表示素子によりモニタでき、操作者自身の画像を鏡面像として表示できる 撮像表示装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】 この考案は、本体に回動自在に支持された撮像手段と、 撮像手段からの映像信号を記録する記録手段と、 撮像手段からの映像信号を表示する液晶表示手段と、 映像信号から分離された同期信号に応じて、液晶表示手段を垂直方向、水平方 向にそれぞれ駆動する垂直方向駆動手段、及び水平方向駆動手段と、 本体と撮像手段との相対的な回転角に応じて、垂直方向駆動手段のみ駆動方向 を反転させて鏡面画像を表示させる切換手段と を有することを特徴とする撮像表示装置である。 【0008】 カメラ部を操作者側に回動させて、操作者自身を撮影する時には、液晶表示手 段の垂直方向の走査方向のみを反転させることによって、操作者の鏡面像を表示 することができる。 【0009】 【実施例】 以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明する。この実施例は、 図1に示すように、VTRと液晶表示体(以下、LCD)を備えた表示装置に対 し、この考案を適用したものである。 【0010】 このカメラ一体型表示装置は、カメラ部1と、画像表示素子としてのLCD2 と、画像表示回路3と、VTR部4と、キャビネットとしての本体5とから主に 構成される。 【0011】 カメラ部1は、被写体を捉えてカラー画像信号S1に変換し画像表示回路3に 出力してLCD2により被写体を画像Pとして表示させ、或いは、カラー画像信 号S1を音声信号と共にVTR部4に出力して図示せぬVTRテープに記録させ るものである。このカメラ部1は、上端部の水平支軸6に取付けられて水平支軸 6の円周方向(矢示C方向)に回動自在とされレンズ収納部7を有するカメラ8 と、このカメラ8と同軸状態で水平支軸6に取付けられ、カメラ8を円周方向( 矢示C方向)に回動操作するための回動ツマミ9とからなる。 【0012】 LCD2は、画素Eを駆動させることで任意の画像Pを表示する。LCD2は 本体5の手前側の側面10に配されており、その内部には、m行の行電極Xとn 列の列電極Yを有する。そして、画像Pの表示に当たっては、i行目の行電極X i と、j列目の列電極Yj に画像表示回路3より供給される駆動信号SMを印加 して、その交点の画素Eijを駆動させて行う。 【0013】 画像表示回路3(図2参照)は、カメラ部1、VTR部4或いは図示せぬTV チューナ部等より供給されるカラー映像信号S1を基に、駆動信号SMと三原色 信号(後述)を形成してLCD2に印加して画像Pを表示せしめるものである。 この画像表示回路3は、信号処理回路11と、同期制御回路12と、LCD駆動 制御回路13と、列電極選択駆動回路14と、行電極選択駆動回路15とから構 成されている。信号処理回路11は、端子16から入力されるカメラ部1、VT R部4、或いは図示せぬTVチューナ等からのカラー映像信号S1のYC分離、 色復調、マトリックス演算等の処理を行うもので、同期制御回路12に対しては カラー映像信号S1に含まれる水平同期信号SH、垂直同期信号SVを供給し、 LCD駆動制御回路13に対してはカラー映像信号S1を赤(R),青(B), 緑(G)の各原色信号に分離して供給する。 【0014】 同期制御回路12は、信号処理回路11からの水平・垂直同期信号SH,SV を基にLCD駆動制御回路13に対してタイミング信号STを供給し、列及び行 電極選択駆動回路14,15の夫々に対して水平・垂直同期信号SH,SVに同 期したクロック信号CLH,CLVを供給する。 【0015】 LCD駆動制御回路13は、原色信号R・G・Bより、その反転信号*R・* G・*B(*は反転を意味する)を形成すると共に、これら原色信号R・G・B と*R・*G・*Bとから形成される電圧V1,V2,V3を列電極選択駆動回 路14に印加している。 【0016】 列電極選択駆動回路14には、図3に示すように、同期制御回路12からクロ ック信号CLHを受け、クロック信号CLHを計数するカウンタ17が設けられ ている。このカウンタ17は、加算方向(up)又は減算方向(down)の計 数動作の可能な所謂up/downカウンタである。 【0017】 このカウンタ17の計数方向を切り換えるため、カウンタ切換スイッチ18が 設けられている。このカウンタ切換スイッチ18は、端子19,20,21によ って構成され、一方の端子20には、Hレベルの電圧が加えられ、他方の端子2 1はアースされてLレベルとされている。このカウンタ17は、端子19と20 を接続する(即ち、Hレベル)ことでupカウンタとなし、又端子19と21を 接続する(即ち、Lレベル)ことでdownカウンタとなす。カウンタ17より 出力される2値信号がBCDデコーダ22に供給され、BCDデコーダ22によ り列電極選択信号Srが形成される。更に列電極選択駆動回路14には、列電極 選択信号Srに基づいて対応する列電極Yを選択し列電極Yに駆動信号SMを印 加する駆動回路23が設けられている。 【0018】 行電極選択駆動回路15は、列電極選択駆動回路14と同様の構成であり、同 期制御回路12からのクロック信号CLVを計数するカウンタ24と、カウンタ 24より出力される2値信号を基に行電極選択信号Scを出力するBCDデコー ダ25と、カウンタ切換スイッチ26と、駆動装置27とからなる。上記カウン タ切換スイッチ26は、カメラ8の回動と連動せしめられている。即ちカメラ8 が前方向(矢示F方向)を向いている時には、端子28,29が接続されること でカウンタ24をupカウンタとし、又、カメラ8が後方向(矢示B方向)を向 いている時には、端子28,30が接続されることでカウンタ24をdownカ ウンタとする。尚、このカウンタ切換スイッチ26の接続状態は、操作ボタン3 1の操作により解除することもでき、このためカウンタ24をupカウンタ、d ownカウンタのいずれに設定するかが自在とされる。 【0019】 VTR部4は、本体5の下部に形成されているもので、カメラ部1、或いは図 示せぬTVチューナより供給されるカラー映像信号S1を、音声信号と共に図示 せぬVTRテープに記録させるものである。また再生時には、VTR部4より画 像表示回路3にカラー映像信号S1を出力してLCD2に画像Pを表示させるも のである。 【0020】 次に、カメラ8を用いて、このカメラ一体型表示装置のLCD2に、通常の画 像P及び鏡面像PMを表示せしめる場合について説明する。 【0021】 (1)通常の画像Pを表示せしめる場合 図4に示す如く、カメラ8を被写体(図示せず)に向けると共に、カウンタ切 換スイッチ18の端子19,20を接続してカウンタ17にHレベルの電圧を印 加してカウンタ17をupカウンタとする。一方、カウンタ切換スイッチ26は 、カメラ8が前方向(矢示F方向)を向いているので端子28,29が接続され た状態となり、カウンタ24はupカウンタとされる。 【0022】 upカウンタとされた行電極選択駆動回路15のカウンタ24に、クロック信 号CLVが加えられると、クロック信号CLVをカウントすると共にこの計数値 を2値信号でBCDデコーダ25に供給する。BCDデコーダ25は、最初の2 値信号から行電極選択信号Scを駆動回路27に加える。駆動回路27は、行電 極選択信号Scにより第1行目の行電極X1 を選択して駆動信号SMを印加する 。 【0023】 upカウンタとされた列電極選択駆動回路14のカウンタ17にクロック信号 CLHが加えられると、クロック信号CLHをカウントすると共にこの計数値を 2値信号でBCDデコーダ22に供給する。BCDデコーダ22は、最初の2値 信号から列電極選択信号Srを駆動回路23に加える。駆動回路23は、列電極 選択信号Srにより第1列目の列電極Y1 を選択して駆動信号SMを印加する。 この結果、第1行目の行電極X1 と第1列目の列電極Y1 の各々に駆動信号S Mが印加されその交点の画素E1,1 が駆動せしめられる。 【0024】 次のクロック信号CLHが列電極選択駆動回路14のカウンタ17に加えられ ると、カウンタ17が加算方向にインクリメントして第2列目の列電極Y2 が列 電極選択信号Srにて選択され駆動信号SMが印加され画素E1,2 が駆動される 。このようにして第1行目の行電極X1 と、これと交差する各列電極Yj との交 点の画素E1,j の駆動が第1列から第n列迄、増加する方向(列電極Yの増加方 向、矢示YU方向)に行われた後、行電極選択駆動回路15のカウンタ24にク ロック信号CLVが加えられると、カウンタ24が加算方向にインクリメントし た後、BCDデコーダ25を経て第2行目の行電極X2 を選択すべく行電極選択 信号Scが駆動回路27に出力され、駆動回路27は行電極選択信号Scに基づ いて第2行目の行電極X2 に駆動信号SMを加える。 【0025】 第2行目の行電極X2 も第1行目の行電極X1 の場合と同様にして第1列から 第n列迄の各列電極Yj に順次、駆動信号SMが印加されて画素E2,1 〜E2,n が駆動せしめられる。このようにして行電極Xは、第1行から第m行迄行数が増 加する方向(行電極Xの増加方向、矢示XU方向)に順次選択される。又一つの 行電極Xi に継続して駆動信号SMが印加されている間、列電極Yj は第1列か ら第n列迄、列数が増加する方向(矢示YU方向)に順次選択されて駆動信号S Mが印加されることになる。これにより行電極Xi と列電極Yj の交点画素Ei, j が順次駆動される。この間、列電極選択駆動回路14の駆動回路23には、L CD駆動制御回路13より出力された原色信号に対応する電圧V1〜V3が加え られており、この電圧V1〜V3のレベルによって画素Ei,j の駆動時の色相、 彩度、輝度が決定される。LCD2の全画素E1,1 〜Em,n を駆動すると、画像 Pが完成し、以上の処理を連続して繰り返すことで、動画像を実現し得る。 【0026】 これにより、LCD2には、前方向(矢示F方向)における被写体がそのまま の状態で表示されることになる。 【0027】 (2)鏡面像PMを表示せしめる場合(図5及び図3に示す鏡面像PM参照) 図5に示すように、このカメラ一体型表示装置を、鏡代わりに使用したい場合 には、LCD2に鏡面像PMを表示せしめる。即ち、図5に示す如く、カメラ8 を回動させて(矢示C方向)操作者Ope自身の側(即ち、後方向、矢示B方向 )に向けると、カメラ8の向きと連動しているカウンタ切換スイッチ26は、端 子28,30が接続されてdownカウンタとされる。一方、カウンタ切換スイ ッチ18は(1)と同様upカウンタのままにしておく。これは、カメラ8を操 作者Ope自身の側(矢示B方向)に向けた場合、LCD2では、垂直方向(矢 示V方向)、水平方向(矢示H方向)の双方において反転するため、鏡面像PM を得るには、垂直方向(矢示V方向)においてのみ反転させれば良いことによる ものである。 【0028】 行電極選択駆動回路15のカウンタ24は、downカウンタなので、カウン タ24が第1回目のクロック信号CLVをカウントした時点で第m行目の行電極 Xm が行電極選択信号Scにより選択され、行電極Xm に駆動信号SMが印加さ れる。一方、列電極選択駆動回路14は、カウンタ17がupカウンタなので、 クロック信号CLHをカウントすると第1列目の列電極Y1 を選択して駆動信号 SMを印加する。これにより、第m行目の行電極Xm と第1列目の列電極Y1 と が選択され、各々駆動信号SMが印加されて交点の画素Em,1 が駆動される。 【0029】 そして、列電極選択駆動回路14のカウンタ17が次のクロック信号CLHに 基づいて加算方向にインクリメントすると第2列目の列電極Y2 が選択され、駆 動信号SMが印加される。 【0030】 このようにして第m行目の行電極Xm と、第1列目から第n列に至る各列電極 Yj との全ての交点の画素Em,1 〜Em,n の駆動が矢示YU方向に行われた後、 行電極選択駆動回路15のカウンタ24にクロック信号CLVが加えられると、 BCDデコーダ25を経て行電極選択信号Scが出力され、駆動回路27より第 m−1行目の行電極Xm-1 が選択されて駆動信号SMが加えられる。 【0031】 第m−1行目の行電極Xm-1 も、第m行目の行電極Xm と同様に、第1列から 第n列に向けて列電極Yj が順次、選択されて各画素Em-1,j を順次駆動する。 【0032】 このようにして、行電極Xは第m行から第1行迄、行数が減少する方向(行電 極の減少方向、矢示XD方向)に順次選択され、又一つの行電極X1 に継続して 駆動信号SMが印加されている間、列電極Yj は第1列から第n列に向けて列数 が増加する方向(矢示YU方向)に順次選択されることになり、画素Ei,j を順 次駆動する。 【0033】 この結果、(1)に既述した順序で表示される画像Pが(2)では逆に第m行 から第1行にかけて行数の減少する方向に表示され且つ列方向の表示順序は同じ であるため、(1)にて表示される画像Pを基準とすれば、これを垂直方向に反 転させた状態の画像(即ち、鏡面像PM)が得られる。 【0034】 この実施例によれば、カメラ部1を操作者Ope自身側(後方向)に向けた場 合には、画像表示回路3の動作により、LCD2に鏡面像PMを表示でき、この カメラ一体型表示装置を鏡として用いることができるものである。又、この実施 例では、カメラ部1を用いて鏡面像を得る例について説明しているが、VTR再 生時、TV受信時等においても同様に鏡面像を得ることができるものである。 【0035】 尚、この実施例では、画像Pの反転を行わない場合と、画像Pを垂直方向に反 転させた場合のみを説明しているが、カウンタ切換スイッチ18,26を操作す ることにより、以下に述べるように、垂直方向・水平方向の双方に反転して画像 Pの表示状態を自在に変換できるものである。 【0036】 (3)画像を水平方向に反転させた場合(行電極(upカウント)〜列電極( downカウント)) この場合には、行電極選択駆動回路15のカウンタ24をupカウンタとなし 、列電極選択駆動回路14のカウンタ切換スイッチ18の端子19と端子21を 接続しカウンタ17にLレベルの電圧を印加してdownカウンタとする。 【0037】 これにより、行電極Xは第1行から第m行迄、行数が増加する方向(矢示XU 方向)に順次選択され、又一つの行電極Xi に接続して駆動信号SMが印加され ている間、列電極Yj は第n列から第1列に向けて列数が減少する方向(列電極 Yの減少方向、矢示YD方向)に順次選択されることになり、行電極Xi と列電 極Yj の交点の画素Ei,j が順次駆動される。 【0038】 この結果、(1)に既述した順序で表示される画像Pが、(3)では逆に第n 列から第1列にかけて列数の減少する方向に順次、表示されるため、(1)にて 得られる画像Pを基準とすれば、これを水平方向に反転させた状態の画像が得ら れる。 【0039】 (4)画像を水平方向・垂直方向に反転させた場合(行電極(downカウン ト)〜列電極(downカウント)) この場合には、行・列両電極選択駆動回路15,14のカウンタ切換スイッチ 18,26を操作してカウンタ24、17にLレベルの電圧を印加して共にdo wnカウンタとする。 【0040】 行・列両電極選択駆動回路15,14のカウンタ24,17は共にdownカ ウンタなので、両カウンタ24,17が第1回目のクロック信号CLH,CLV をカウントした時点で、行電極Xは、第m行目の行電極Xm そして列電極Yは、 第n列目の列電極Yn が選択され各々駆動信号SMが印加される。 【0041】 このようにして、行電極Xは第m行から第1行迄、行数が減少する方向(矢示 XD方向)に順次選択され、又一つの行電極Xi に継続して駆動信号SMが印加 されている間、列電極Yj は第n列から第1列に向けて列数が減少する方向(矢 示YD方向)に順次選択されることになり、行電極Xi と列電極Yj の交点の画 素Ei,j が順次駆動される。 【0042】 この結果、(4)では第m行から第1行にかけて行数が減少する方向に、又第 n列から第1列にかけて列数の減少する方向に画像が順次、表示されるため、( 1)にて得られる画像Pを基準とすれば、これを垂直・水平両方向に反転させた 状態の画像が得られる。 【0043】 尚、この考案は、本実施例のみに限定されるものでなく、単純マトリックス方 式、アクティブマトリックス方式、更には二重マトリックス電極駆動方式のいず れにも適用が可能であり、又透過型のLCDにのみ限定されるものではなく、あ らゆる型のLCDに適用が可能である。 【0044】 【考案の効果】 この考案によれば、カメラ部を回動させて操作者自身を撮影する時には、液晶 表示装置の垂直方向の駆動順序を反転させるのみで、液晶表示装置に鏡面像を表 示させることができる。従って、各種スポーツにおけるフォームの研究、化粧、 着付け等に利用して大なる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この考案が適用されたカメラ一体型表示装置の
一実施例を示す斜視説明図である。 【図2】この一実施例に用いられるLCDと画像表示回
路を示すブロック図である。 【図3】画像表示回路における行及び列電極選択駆動回
路を示すブロック図である。 【図4】このカメラ一体型表示装置の使用例を示す説明
図である。 【図5】このカメラ一体型表示装置の使用例を示す説明
図である。 【符号の説明】 1:カメラ部、2:LCD、3:画像表示回路、5:本
体、10:側面、P:画像、V:垂直方向、H:水平方

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体に回動自在に支持された撮像手段と、 上記撮像手段からの映像信号を記録する記録手段と、 上記撮像手段からの映像信号を表示する液晶表示手段
    と、 上記映像信号から分離された同期信号に応じて、上記液
    晶表示手段を垂直方向、水平方向にそれぞれ駆動する垂
    直方向駆動手段、及び水平方向駆動手段と、 上記本体と上記撮像手段との相対的な回転角に応じて、
    上記垂直方向駆動手段のみ駆動方向を反転させて鏡面画
    像を表示させる切換手段とを有することを特徴とする撮
    像表示装置。
JP1998002767U 1998-04-24 1998-04-24 撮像表示装置 Expired - Lifetime JP2595193Y2 (ja)

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