JPH1132999A - 赤外線体温計 - Google Patents

赤外線体温計

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JPH1132999A
JPH1132999A JP9306658A JP30665897A JPH1132999A JP H1132999 A JPH1132999 A JP H1132999A JP 9306658 A JP9306658 A JP 9306658A JP 30665897 A JP30665897 A JP 30665897A JP H1132999 A JPH1132999 A JP H1132999A
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infrared
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定精度を向上することができる赤外線体温計
および体温測定方法を提供すること。 【解決手段】本発明の赤外線体温計は、鼓膜等の測定部
位から発せられる赤外線の強度を検出して体温を測定す
る検温部と、該検温部で測定された測定値を環境温度の
変化に応じて補正する補正手段とを有している。補正手
段は、所定時間間隔をおいて複数回測定された環境温度
の温度勾配を求め、該温度勾配に応じて、温度誤差をキ
ャンセルするような補正量Uを決定する。この場合、環
境温度の変化がある程度小さい(領域D)ときは、補正
量Uを実質的に0とする。また、補正量Uには、上限値
Emax および下限値Emin が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線体温計、特
に耳内から発せられる赤外線を検出して体温を測定する
耳式体温計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等の医療機関や家庭などで体
温の測定を行う体温計として、耳腔(外耳道)内にプロ
ーブ(検温部)を挿入し、鼓膜から放射される赤外線
(熱線)を検出し、その赤外線の強度によって体温を測
定する耳式体温計が提案されている。
【0003】この耳式体温計の検温部は、冷接点および
温接点を有する熱電対列で構成される赤外線センサー
と、前記熱電対列の冷接点部分の温度(=環境温度)を
検出する温度センサーとを備えており、赤外線センサー
および温度センサーから出力される信号に基づいて体温
を測定する。
【0004】この場合、各冷接点と温度センサーの熱応
答性能を同等にするのが理想的であるが、実際には、こ
れらに差が生じる。そのため、測定された体温に誤差が
生じ、測定精度が悪くなるという問題がある。特に、環
境温度(体温計がおかれている雰囲気の温度)が変動し
ており、それにより赤外線センサー自身の温度が変化し
ている過渡的な状況においては、温度センサーの温度と
冷接点の温度とが相違し、それが原因で体温測定値に誤
差が生じる。
【0005】なお、上記欠点を考慮し、温度補正を行う
ことも考えられるが、ノイズの影響を受け易く、安定し
た計測が困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、測定
精度を向上することができる赤外線体温計を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(4)の本発明により達成される。
【0008】(1) 測定部位の温度に依存する赤外線
の強度を検出する検温部を備え、前記検温部で検出され
る検出信号から得られる検温値を前記検温部のおかれた
環境温度の変化に応じて補正し、測定部位の温度値を算
出する赤外線体温計において、前記環境温度の変化の割
合が小さい場合には、実質的に前記補正を行わないこと
を特徴とする赤外線体温計。
【0009】(2) 測定部位の温度に依存する赤外線
の強度を検出する検温部を備え、前記検温部で検出され
る検出信号から得られる検温値を前記検温部のおかれた
環境温度の変化に応じて補正し、測定部位の温度値を算
出する赤外線体温計において、前記補正の大きさに、上
限値および/または下限値を設けたことを特徴とする赤
外線体温計。
【0010】(3) 前記検温部は、熱電対列で構成さ
れる赤外線センサーと、該熱電対列の冷接点近傍の温度
を検出する温度センサーからなり、前記検出信号は前記
赤外線センサーおよび前記温度センサーから出力される
信号であるところの上記(1)または(2)に記載の赤
外線体温計。
【0011】(4) 前記環境温度は、前記温度センサ
ーから出力される信号に基づいて測定される上記(3)
に記載の赤外線体温計。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の赤外線体温計を添
付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1および図2は、それぞれ、本発明の赤
外線体温計(以下、単に「体温計」と言う)の正面図お
よび側面図、図3は、本発明の体温計においてプローブ
にプローブカバーを装着した状態を示す図1中のA−A
線断面図、図4は、本発明の体温計の内部構造を模式的
に示す断面側面図、図5は、検温部の構造を示す斜視
図、図6は、本発明の体温計の回路構成を示すブロック
図である。なお、説明の都合上、図1、図2の上側を
「上部」、下側を「下部」、図3、図4の上側を「先
端」、下側を「基端」と言う。
【0014】図1〜図4に示すように、本発明の体温計
1は、鼓膜から発せられる赤外線の強度を測定すること
により体温を検出する耳式体温計であり、ケーシング2
1を有する体温計本体2と、体温計本体2の正面に設置
された電源スイッチ3および表示部5と、体温計本体2
の背面上部に設置された測定スイッチ4とを有してい
る。
【0015】プローブ6は、体温計本体2の上部正面側
に、体温計本体2に対し着脱自在に設置されている。図
3に示すように、支持台7は、大径部71と、その先端
側の小径部72とを有し、大径部71および小径部72
の外周には、それぞれ、雄螺子73、74が形成されて
いる。
【0016】一方、管状のプローブ6の基端には、大径
部71の先端面に当接する基部61を有するとともに、
プローブ6の基端側内面には、前記雄螺子74と螺合す
る雌螺子62が形成されている。これらの雄螺子74と
雌螺子62を螺合することにより、プローブ6が支持台
7に支持、固定される。
【0017】また、プローブ6は、その外径が先端に向
かって漸減する形状をなしており、プローブ6の先端外
周部(縁部)63は、耳腔内へ挿入したときの安全性を
考慮して、丸みを帯びた形状をなしている。
【0018】支持台7の中心部には、その先端から導入
された赤外線(熱線)を検温部10の赤外線センサー1
01へ導くライトガイド(導波管)8が立設されてい
る。ライトガイド8は、好ましくは熱伝導性の良い銅な
どの金属で構成され、その内面には、金メッキが施され
ている。
【0019】また、ライトガイド8には、その先端開口
を覆うように保護シート81が被覆されている。これに
より、ライトガイド8の内部にゴミ、塵等が侵入するこ
とが防止される。なお、保護シート81は、赤外線透過
性を有するものであり、その構成材料としては、後述す
るプローブカバー11と同様の樹脂材料が挙げられる。
【0020】支持台7の大径部71には、リングナット
9が螺合される。すなわち、リングナット9の基端側内
面には、雌螺子91が形成され、この雌螺子91が大径
部71の雄螺子73と螺合することにより、リングナッ
ト9が支持台7に支持、固定される。
【0021】このリングナット9は、雌螺子91の先端
付近からその外径が先端方向へ向かって漸減するテーパ
部92を有し、テーパ部92の内面には、プローブカバ
ー11の胴部12に係合する係合部93が形成されてい
る。
【0022】プローブ6にプローブカバー11を被せ、
リングナット9を装着し、所定方向に回転操作して螺合
すると、プローブカバー11の胴部12がプローブ6の
傾斜部64とリングナット9の係合部93とで挟持さ
れ、プローブカバー11がプローブ6に対し確実に固定
される。
【0023】なお、本実施例のプローブカバー11の開
口端(基端)の周囲にフランジ取り付け基部等を設け、
このフランジ等をプローブ6とリングナット9の間で挟
持してプローブカバー11を固定することもできる。
【0024】従って、体温測定中等に、プローブカバー
11がプローブ6に対しズレを生じたり、容易に離脱す
ることが防止される。また、プローブカバー11をプロ
ーブ6から取り外すには、リングナット9を相当の力で
回転操作して大径部71との螺合を解除しなければなら
ないので、乳幼児が誤ってプローブカバー11を取り外
し、口に入れる等の不都合も防止される。
【0025】リングナット9の先端面94は、ほぼ平坦
な面を構成している。プローブ6を耳腔に挿入したと
き、この先端面94は、耳腔入口付近に当接し、プロー
ブ6の耳腔への挿入深さを一定の深さに規制する。この
ため、常に適正条件での測定が可能となり、耳腔への挿
入深さの変動による測定誤差を防止することができると
ともに、プローブ6の耳腔内に深く入り過ぎて耳の奥部
を傷つけるといった不都合も生じない。
【0026】また、リングナット9のテーパ部92の外
周面には、リングナット9を締めつける方向または弛め
る方向に回転操作する際の滑り止め効果を発揮する複数
の溝(滑り止め手段)95が円周方向に所定間隔をおい
て形成されている。なお、溝95のような凹部に限ら
ず、凸部であっても同様の機能を発揮することができ
る。また、ゴムのような高摩擦材料を配してもよい。
【0027】プローブカバー11は、基端が開放し、先
端が閉じた形状をなしている。このプローブカバー11
は、外径および内径が先端へ向かって漸減する筒状の胴
部12と、胴部12の先端部に形成された赤外線を透過
し得る膜14と、膜14の外周部に形成され、該膜14
より先端側に突出するリング状のリップ部15とで構成
されている。
【0028】そして、胴部12、膜14およびリップ部
15は、好ましくは樹脂材料により一体的に形成されて
いる。この樹脂材料としては、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポ
リオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル等が挙げられる。
【0029】このプローブカバー11では、リップ部1
5が存在することにより、膜14がプローブカバー11
の先端から所定距離だけ基端側へ下がった状態となる。
これにより、プローブ6にプローブカバー11を装着
し、耳腔内に挿入したとき、膜14が耳腔の内面やその
周辺部に触れることや、プローブカバー11のプローブ
6への着脱操作時等に指等が触れることが防止され、膜
14の表面を清浄に保つことができるので、より高い測
定精度を維持することができる。
【0030】このリップ部15は、その内側がプローブ
6の先端部に嵌合する形状をなしている。すなわち、図
3に示すように、プローブ6にプローブカバー11を装
着した状態では、リップ部15がプローブ6の先端外周
部63に嵌合する。これにより、耳腔内への挿入時(測
定時)等に、プローブカバー11の先端部がプローブ6
に対しズレを生じることが防止されるとともに、膜14
が一定の張力で張られ、膜14にしわやたるみが生じる
ことが防止されるので、測定精度の向上に寄与する。
【0031】また、リップ部15の先端は、丸みを帯び
た形状をなしている。これにより、耳腔内への挿入に際
し、痛みを感じたり、耳腔内壁を傷つけたりすることが
なく、高い安全性が確保される。
【0032】図4に示すように、ケーシング21内に
は、回路基板30が設置されており、この回路基板30
には、検温部10、マイクロコンピュータよりなる制御
手段31、A/D変換器32およびブザー33が搭載さ
れている。また、ケーシング21内には、バッテリーを
収納する電源部40が設置され、この電源部40より、
回路基板30の各部へ電力が供給される。
【0033】検温部10は、赤外線センサー101と、
温度センサー(温度測定手段)107とで構成されてい
る。
【0034】制御手段31は、演算部、タイマー(オー
トパワーオフタイマーを含む)、メモリー(RAM、R
OM)を内蔵している。
【0035】この制御手段31は、無駄な電力消費を抑
制するために、オートパワーオフタイマーを備えてい
る。
【0036】このオートパワーオフタイマーは、電源ス
イッチ3をオンの状態で放置した場合、タイマーをスタ
ートさせてから所定時間(60秒)後に、自動的に電源
をオフにするものである。オートパワーオフタイマーを
スタートさせてから60秒以内に、電源スイッチがオフ
された場合でも、60秒経過するまでは、タイマーは、
そのカウント動作(時間計測)を継続する。
【0037】図5に示すように、赤外線センサー101
は、サーモパイル(熱電対列)102を備えている。そ
して、熱絶縁帯105を介して中心側に位置する集熱部
106にサーモパイル102の温接点103が、熱絶縁
帯105の外周側に冷接点104がそれぞれ設置された
構成をなしている。
【0038】また、赤外線センサー101の近傍には、
温度センサー107が設置されている。この温度センサ
ー107は、赤外線センサー101の熱絶縁帯105よ
り外周側の温度、すなわち赤外線センサー101のおか
れている環境温度を検出し、環境温度が変動していない
(安定している)場合には、環境温度と等温状態になっ
ている冷接点104の温度を検出する。
【0039】このような検温部10では、赤外線センサ
ー101および温度センサー107により、それぞれ耳
内からの赤外線照射により暖められた温接点103と耳
内からの赤外線が照射されない冷接点104との温度差
に相当する信号と、冷接点104近くの雰囲気の温度
(環境温度)に相当する信号とを検出し、これらの関数
により体温を測定することができる。
【0040】次に、体温計1の使用方法について説明す
る。体温計本体2の支持台7の小径部72に前述したよ
うにしてプローブ6を螺合、装着し、さらに、該プロー
ブ6にプローブカバー11を被せる。次いで、その上か
ら、リングナット9を挿通し、支持台7の大径部71に
螺合する。これにより、プローブカバー11の胴部12
がプローブ6の傾斜部64とリングナット9の係合部9
3とで挟持され、プローブカバー11がプローブ6に対
し固定される。これにより、プローブカバー11の装着
が完了する。
【0041】次に、電源スイッチ3をONの状態とし、
所定時間経過後、体温計本体2を把持し、プローブカバ
ー11で被包されたプローブ6を耳腔内に挿入する。
【0042】次に、測定スイッチ4を所定時間押圧す
る。これにより、体温の測定がなされる。すなわち、鼓
膜から放射された赤外線(熱線)は、膜14および保護
シート81を順次透過し、ライトガイド8内に導入さ
れ、その内面で反射を繰り返して検温部10の赤外線セ
ンサー101に到達し、集熱部106に照射される。
【0043】赤外線センサー101からは、温接点10
3と冷接点104との温度差に対応した出力(アナログ
信号)が得られ、この出力は、A/D変換器32により
デジタル信号(以下、「赤外線センサーからのAD値」
と言う)に変換されて、制御手段31へ入力される。
【0044】また、温度センサー107からは、冷接点
104近くの雰囲気の温度(環境温度)に対応した出力
(アナログ信号)が得られ、この出力は、A/D変換器
32によりデジタル信号(以下、「温度センサーからの
AD値」と言う)に変換されて、制御手段31へ入力さ
れる。
【0045】制御手段31では、入力された赤外線セン
サーからのAD値、温度センサーからのAD値に基づい
て、所定の演算処理を行い、また、後述する温度補正を
行って、体温を求める。求められた体温は、表示部5に
表示される。なお、制御手段31の制御動作について
は、後に詳述する。
【0046】表示部5は、液晶表示装置で構成され、測
定された体温を数字で表示するとともに、複数のセグメ
ントから構成されるシンボルマーク50を表示すること
ができる。このシンボルマーク50の一例を図7に示
す。
【0047】図7に示すように、シンボルマーク50
は、ウサギの顔のキャラクターを示すもので、ウサギの
左耳の部分を示す第1セグメント51と、ウサギの右耳
の部分を示す第2セグメント52と、ウサギの顔の部分
を示す第3セグメント53とで構成されている。各セグ
メント51〜53は、それぞれ独立して点灯または点滅
することができ、その点灯または点滅は、制御手段31
により制御される。
【0048】後述する待機時間中は、例えば、まず、第
1セグメント51が所定時間点灯または点滅し(図7
(a)参照)、次いで第1セグメント51および第2セ
グメント52が所定時間点灯または点滅し(図7(b)
参照)、次いで全てのセグメント51〜53が点灯また
は点滅する(図7(c)参照)ような表示形態をとる。
待機時間が終了したら、全てのセグメント51〜53が
点灯する。
【0049】このような表示形態では、時間の経過に伴
って点灯または点滅するセグメントの個数が増加してゆ
き、最後に全てのセグメントが点灯または点滅するに至
るので、時間の経過を簡単に知ることができ、残り時間
も容易に判断することができる。そのため、待機中にお
いて、不安感や待機の苦痛を解消または軽減することが
できる。
【0050】また、未完成のシンボルマーク50が徐々
に完成してゆき、最後に完成したキャラクターが現れる
ような表示形態であるため、幼児や子供の体温を測定す
る場合、待機中にこの表示を見せることにより、興味を
持たせ、飽きることなくおとなしく待つことが可能とな
る。そのため、体温測定を円滑に行うことができる。
【0051】なお、表示部5は、例えば、バッテリー残
量を示す表示等の他の表示がなされるような構成であっ
てもよい。
【0052】本発明の体温計1は、環境温度の変化に応
じて測定値を補正する補正手段を有している。この補正
手段は、制御手段(マイクロコンピュータ)31に、プ
ログラム(ソフト)として内蔵されている。以下、この
補正手段による補正の意義および補正手段の構成につい
て説明する。
【0053】前記検温部10において、冷接点104と
温度センサー107の体温計1のおかれている環境の温
度の変動に対する応答性は、同等でない場合がある。そ
のため、体温計1がおかれている環境の温度が変動して
おり、それにより赤外線センサー101自身の環境温度
が変化している過渡的な状況においては、温度センサー
107の検出温度(赤外線センサー101の環境温度)
と冷接点104の温度にズレが生じ、それが原因で測定
された体温に誤差が生じることがある。
【0054】図8は、体温計1のおかれている環境の温
度の変化と、体温計1での測定温度および、赤外線セン
サー101の環境温度変化の割合との関係を示すグラフ
である。同グラフ中の(A)は、補正手段を具備しない
体温計を5℃に冷却後、25℃の環境下に移動して32
℃の熱源(黒体炉)を測定したときの、25℃環境下に
移動してからの経過時間と測定温度との関係を示す。こ
の例では、25℃環境下に移動してから120秒後、温
度誤差は+2℃以上あり、600秒経過しても+1℃以
上の誤差がある。
【0055】冷接点104の温度と温度センサー107
の検出温度は、共に体温計1のおかれている環境の温度
の影響を受けるが、前記の状況において、単位時間当た
りの温度センサー107の検出温度変化、すなわち、赤
外線センサー101の環境温度変化の割合は、図8中の
(B)の通りである。
【0056】図8中の(A)、(B)より、温度センサ
ー107の検出温度変化の割合(TH1微分値)と測定さ
れた温度の温度誤差との間には、相関があることが認め
られる。体温計の環境温度変化のパターンを種々変え
て、温度センサー107の検出温度変化の割合(TH1微
分値)と測定された温度の温度誤差との関係を調べた結
果、図9に示すように非常に良い相関があることが確認
された。
【0057】そこで、このような相関に基づき、温度セ
ンサー107の検出温度変化の割合のそれぞれに対する
温度誤差をキャンセルするような補正量Uの検量線を予
め作成し、測定された温度(体温)にこの補正量Uに基
づく補正を施す。この補正後の温度は、図8中の(C)
に示すように、体温計1のおかれている環境の温度の変
動直後においても温度誤差が±0.4℃以下に抑えられ
た。
【0058】なお、図10に、補正量Uの一例を示す。
図10中のX軸は環境温度の温度変化の割合、Y軸は補
正をしない場合の温度誤差および補正量を表す。補正量
Uは、環境温度変化の割合の比較的大きいFの領域での
温度誤差を除き、温度誤差をキャンセルするように設定
されている。この場合、環境温度変化の割合が小さい
(特に0に近い)領域Dでは、温度変化のノイズ成分を
考慮し、補正により得られた温度が不安定となることを
避けるために、補正量Uは実質的に0とする。
【0059】詳述すると、ゆるやかな温度変化がおこる
場合(例えば、極端に何回も繰り返して検温を行った場
合)、温度センサー107での測定温度は上昇するが、
このような場合、微分値には測定温度のゆらぎの成分
(ノイズ成分)が増幅して現れる。そして、このゆらぎ
に対しても補正してしまうと、当然不安定な値になって
しまう。従って、この場合には、実質的に補正を行わ
ず、すなわち、補正量Uを実質的にOとする。
【0060】また、補正量Uには、ノイズ等の影響によ
り誤って極端に大きな補正を行うことを防ぐため、上限
値Emax および下限値Emin が設けられている。ここで
言うノイズは、例えば、A/D変換器32の誤動作によ
り誤ってAD値が異常になることにより生じる。このた
め、図10では、温度変化の割合の絶対値の大きい領域
で、温度変化の割合と測定温度誤差の相関を考慮した場
合の補正の値が、Emax 以上、Emin 以下となる領域で
の補正量Uは、それぞれ、Emax 、Emin となってい
る。
【0061】以上のような体温計1の環境の温度変化に
基づく補正を行うために、赤外線センサー101の環境
温度の変化の割合を検出する必要があるが、そのため
に、所定の時間幅(本実施例では4秒)をおいて赤外線
センサー101の環境温度を2度測定する必要があり、
その間は、待機しなくてはならない。
【0062】本実施例では、この待機中に、表示部5に
前述した表示形態でのシンボルマーク50の表示がなさ
れる。
【0063】また、体温を測定した後は、体温計1のプ
ローブ6は耳内からの熱伝搬により部分的に暖められて
おり、そのため、プローブカバー11、プローブ6、温
度センサー107および冷接点104の間に温度分布が
発生する。この温度分布は、温度誤差の発生原因とな
る。そこで、測定終了後は、この温度分布がある程度緩
和されるまで、すなわちプローブ6が冷却されるまで、
次回の体温測定を行うことを禁止し、所定時間待機する
必要がある。
【0064】本実施例では、体温測定終了後、次回の体
温測定が可能となるまでの待機時間(本実施例では8〜
10秒)中に、表示部5に前述した表示形態でのシンボ
ルマーク50の表示がなされる。
【0065】図11〜図14は、制御手段31の制御動
作を示すフローチャートである。以下、このフローチャ
ートに基づいて、制御手段31の制御動作の一例につい
て説明する。
【0066】電源スイッチ3がオンされると、まずI/
O等の制御手段31の動作に必要な初期化を行い(ステ
ップ201)、赤外線センサー101の環境温度の温度
変化(以下、単に「温度変化」と言う)を調べるために
温度センサー107からのAD値(th1)をメモリーに
記憶する(ステップ202)。
【0067】次に、初回検温(前記オートパワーオフタ
イマーが作動していない状態)か否かの判断を行い(ス
テップ203)、初回検温であればオートパワーオフタ
イマーをリセット・スタートさせる(ステップ20
4)。このとき、TIM を0とする。
【0068】現在時刻(タイマーの値TIM )をTIM 1に
保存し(ステップ205)、表示部5に待機中表示を開
始する(ステップ206)。この待機中表示は、前述し
た表示形態でのシンボルマーク50の表示である。
【0069】タイマーの時間が4秒経過したか否かを判
断し(ステップ207)、4秒経過するまで、前記待機
中表示を行う。4秒経過したら、後述するステップ21
1へ移行する。なお、この「4秒」は、温度変化を求め
るのに必要最小限の待機時間であるが、その設定時間
は、任意に変更することができる。
【0070】ステップ203において、初回検温ではな
いと判断された場合には、タイマーの時間が8秒経過し
たか否か、すなわち前回の温度測定終了から8秒経過し
ているか否かを判断し(ステップ208)、8秒経過し
ている場合には、体温測定が可能であるので、ステップ
204へ移行する。なお、この「8秒」は、検温後、プ
ローブ6が冷却され、温度分布がある程度均一となるの
に十分な時間であるが、その設定時間は、任意に変更す
ることができる。
【0071】ステップ208の判断の結果、8秒経過し
ていない場合には、現在時刻(タイマーの値TIM )をTI
M 1に保存し(ステップ209)、表示部5に待機中表
示を行う(ステップ206’)。
【0072】次に、TIM −TIM 1と、8−TIM 1と4の
うちのいずれか大きい方の値とを比較し、前者が大きい
か否かを判断する(ステップ210)。前者が大きい場
合には、ステップ211へ進み、そうでない場合には、
ステップ206’へ戻り、ステップ210の判断を繰り
返す。これにより、所定の待機時間が確保され、プロー
ブ6が十分に冷却され、体温測定が可能となる。
【0073】以上のような待機時間が経過したら、測定
準備完了の表示を行い(ステップ211)、測定スイッ
チ4の入力待ち状態となる(ステップ212)。測定ス
イッチ4が押され(オンされ)たら、現在時刻(タイマ
ーの値TIM )をTIM 2に保存し(ステップ213)、温
度センサー107からのAD値(th2)をメモリーに記
憶する(ステップ214)。
【0074】次に、測定部位(熱源)の温度を測定する
ために、赤外線センサー101からのAD値(tp0)を
メモリーに記憶し(ステップ215)、温度センサー1
07からのAD値(th0)をメモリーに記憶する(ステ
ップ216)。
【0075】演算部にて前記tp0およびth0を予め設定
されている熱源温度(補正前)TOBJ(検温値)と、tp0
およびth0の関係式TOBJ=f(tp0,th0)に代入し、
熱源温度(補正前)を算出する(ステップ217)。
【0076】また、温度勾配(温度変化の割合)DTH を
求めるために、前記th1およびth2の温度換算をそれぞ
れ行い、TH1[℃]およびTH2[℃]を求め(ステップ
218)、TH1、TH2、TIM 1およびTIM 2から、温度
勾配DTH の計算を行う(ステップ219)。
【0077】次に、補正手段により補正量U[℃]を求
める(ステップ220〜226)。まず、温度勾配DTH
が0より大であるか否かを判断し(ステップ220)、
0より大である場合、すなわち、図10中のY軸より右
側の場合には、a×DTH +b(ただし、a、bは、予め
実験により求められた係数)を補正量U[℃]とする
(ステップ221)。さらに、このUが0より大である
か否かを判断し(ステップ222)、0より大である場
合、すなわち図10中の領域Dに含まれる場合には、U
を0に変更し(ステップ223)、その他の場合には、
前記Uを維持する。
【0078】また、ステップ220の判断により、温度
勾配DTH が0より大でない場合、すなわち、図10中の
Y軸より左側の場合には、a’×DTH +b’(ただし、
a’、b’は、予め実験により求められた係数)を補正
量U[℃]とする(ステップ224)。さらに、このU
が0より小であるか否かを判断し(ステップ225)、
0より小である場合、すなわち図10中の領域Dに含ま
れる場合には、Uを0に変更し(ステップ226)、そ
の他の場合には、前記Uを維持する。
【0079】次に、Uが予め設定されている上限値Ema
x より大であるか否かを判断し(ステップ227)、E
max より大である場合には、UをEmax に変更する(ス
テップ228)。
【0080】ステップ227の判断の結果、UがEmax
以下の場合には、さらに、Uが予め設定されている下限
値Emin より小であるか否かを判断し(ステップ22
9)、Emin より小である場合には、UをEmin に変更
する(ステップ230)。UがEmax 以上の場合には、
そのUを維持する。
【0081】次に、前記補正を伴った体温TMP [℃]の
計算を行う(ステップ231)。すなわち、体温TMP
[℃](測定部位の温度値)は、TOBJ+U[℃]として
求められる。
【0082】次に、ステップ231で求めた体温を表示
部5に表示し(ステップ232)、測定終了を報知する
ためにブザー33を鳴らす(ステップ233)。なお、
このブザー33の報知により、操作者は、プローブ6を
耳腔から抜き取る。これには、通常、約2秒前後の時間
を要する。
【0083】次に、オートパワーオフタイマーをリセッ
ト・スタートさせ(ステップ234)、現在時刻(タイ
マーの値TIM )をTIM 1に保存し(ステップ235)、
次回の測定のために、温度センサー107からのAD値
(th1)をメモリーに記憶する(ステップ236)。
【0084】次に、表示部5に待機中表示を開始する
(ステップ237)。この待機中表示は、前述した表示
形態でのシンボルマーク50の表示である。例えば、ま
ずシンボルマーク50の第1セグメント51が3秒間点
滅し(図7(a)参照)、次いで第1セグメント51お
よび第2セグメント52が3秒間点滅し(図7(b)参
照)、さらに、全てのセグメント51〜53が2秒間点
滅した後(図7(c)参照)、全てのセグメント51〜
53が点灯するような表示形態をとる。
【0085】タイマーの時間が8秒経過したか否かを判
断し(ステップ238)、8秒経過するまで、前記待機
中表示を行う。8秒経過したら、再びステップ211へ
移行する。なお、この「8秒」は、体温で暖まったプロ
ーブ6を冷却し、体温計1の環境温度にできるだけ近づ
けるための時間であるが、その設定時間は、任意に変更
することができる。また、この8秒間待機中の間は、測
定スイッチ4の割り込みを禁止する。
【0086】なお、8秒間待機中に、電源スイッチ3が
オフされた場合でも、ステップ204、234にてスタ
ートさせたオートパワーオフタイマーは、60秒経過す
るまでそのカウント動作を継続する。オートパワーオフ
タイマーが8秒経過する前に、電源スイッチ3が再びオ
ンされた場合には、ステップ210にて8秒間経過する
まで待機を継続する。
【0087】以上、本発明の体温計を添付図面に示す実
施例に基づいて説明したが、本発明は、これに限定され
るものではない。特に、赤外線センサーの環境温度の変
化が小さくない領域での補正手段は、赤外線センサーの
環境温度の変化(特に温度勾配)に応じて測定値を補正
するものであれば、いかなる構成のものでもよい。
【0088】また、本実施例での補正手段は、赤外線セ
ンサーの環境温度の変化、すなわち温度センサー107
の検出温度の経過時間に対する1次の微分値を用いてい
るが、さらに、2次微分に基づく補正をすることもで
き、この場合には、より測定精度を向上することができ
る。
【0089】例えば、図8のグラフBにおいて、経過時
間初期の部分(図10のFの部分に対応)を見ると、2
次微分値を求めることにより、a領域の判定が可能にな
り、このa領域に対し、補正量Uを大きくすること、す
なわち、より適正な補正量を与えることが可能となる。
【0090】また、2次微分値をパラメータとして用い
て、補正量を直接求めることも可能である。
【0091】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、環
境温度の変化に応じた補正を行うことにより、体温の測
定精度を向上することができる。
【0092】特に、温度測定手段の測定値に基づいて求
めた温度勾配に応じて補正量を決定する構成、環境温度
の変化が小さいときは補正量を実質的に0とする(補正
を実質的に行わない)構成、または、補正量に上限値お
よび/または下限値を設けた構成とすることにより、体
温の測定精度をより高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体温計の正面図である。
【図2】本発明の体温計の側面図である。
【図3】本発明の体温計においてプローブにプローブカ
バーを装着した状態を示す図1中のA−A線断面図であ
る。
【図4】本発明の体温計の内部構造を模式的に示す断面
側面図である。
【図5】本発明の体温計における検温部の構成例を示す
斜視図である。
【図6】本発明の体温計の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図7】表示部に表示されるシンボルマークの一例を示
す図である。
【図8】環境温度の経時変化と測定温度との関係を示す
グラフである。
【図9】温度センサーでの温度変化の割合と測定された
温度の温度誤差との関係を示すグラフである。
【図10】温度誤差と補正量との関係を示す図である。
【図11】制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図14】制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 体温計 2 体温計本体 21 ケーシング 3 電源スイッチ 4 測定スイッチ 5 表示部 50 シンボルマーク 51 第1セグメント 52 第2セグメント 53 第3セグメント 6 プローブ 61 基部 62 雄螺子 63 先端外周部 64 傾斜部 7 支持台 71 大径部 72 小径部 73、74 雄螺子 8 ライトガイド 81 保護シート 9 リングナット 91 雌螺子 92 テーパ部 93 係合部 94 先端面 95 溝 10 検温部 101 赤外線センサー 102 サーモパイル(熱伝対列) 103 温接点 104 冷接点 105 熱絶縁帯 106 集熱部 107 温度センサー 11 プローブカバー 12 胴部 14 膜 15 リップ部 30 回路基板 31 制御手段 32 A/D変換器 33 ブザー 40 電源部 201〜238 ステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定部位の温度に依存する赤外線の強度
    を検出する検温部を備え、前記検温部で検出される検出
    信号から得られる検温値を前記検温部のおかれた環境温
    度の変化に応じて補正し、測定部位の温度値を算出する
    赤外線体温計において、 前記環境温度の変化の割合が小さい場合には、実質的に
    前記補正を行わないことを特徴とする赤外線体温計。
  2. 【請求項2】 測定部位の温度に依存する赤外線の強度
    を検出する検温部を備え、前記検温部で検出される検出
    信号から得られる検温値を前記検温部のおかれた環境温
    度の変化に応じて補正し、測定部位の温度値を算出する
    赤外線体温計において、 前記補正の大きさに、上限値および/または下限値を設
    けたことを特徴とする赤外線体温計。
  3. 【請求項3】 前記検温部は、熱電対列で構成される赤
    外線センサーと、該熱電対列の冷接点近傍の温度を検出
    する温度センサーからなり、前記検出信号は前記赤外線
    センサーおよび前記温度センサーから出力される信号で
    あるところの請求項1または2に記載の赤外線体温計。
  4. 【請求項4】 前記環境温度は、前記温度センサーから
    出力される信号に基づいて測定される請求項3に記載の
    赤外線体温計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005224617A (ja) * 2005-03-15 2005-08-25 Omron Healthcare Co Ltd 耳式体温計
JP2008275574A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Actherm Inc 赤外線耳式体温感知装置および赤外線温度感知装置
WO2022259445A1 (ja) * 2021-06-10 2022-12-15 株式会社イージステクノロジーズ 温感モニタ装置および温感モニタシステム

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