JPH11329703A - ワークの孔誘導加熱方法及びその装置 - Google Patents
ワークの孔誘導加熱方法及びその装置Info
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- JPH11329703A JPH11329703A JP15372698A JP15372698A JPH11329703A JP H11329703 A JPH11329703 A JP H11329703A JP 15372698 A JP15372698 A JP 15372698A JP 15372698 A JP15372698 A JP 15372698A JP H11329703 A JPH11329703 A JP H11329703A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】孔部分のみを効率的に誘導加熱し得ると共に、
加熱コイル自体を小型して取扱性を向上させかつ電磁障
害を防止し得るワークの孔誘導加熱方法及びその装置を
提供する。 【解決手段】孔を有するワークの孔部分を誘導加熱する
孔誘導加熱方法であって、ワークを回転盤にセットする
工程と、前記ワークの孔の内径より小さい外径の導電性
の棒状の加熱コイルを孔に嵌挿すると共に加熱コイルの
一方の端部を電極盤に機械的及び電気的に接続する工程
と、前記加熱コイルの他方の端部及び電極盤に接続ケー
ブルを介してトランジスタインバータから高周波電流を
供給し孔部分を誘導加熱する工程と、前記加熱コイルに
よる孔部分の誘導加熱時に前記回転盤を回転させる工程
と、を具備することを特徴とする。
加熱コイル自体を小型して取扱性を向上させかつ電磁障
害を防止し得るワークの孔誘導加熱方法及びその装置を
提供する。 【解決手段】孔を有するワークの孔部分を誘導加熱する
孔誘導加熱方法であって、ワークを回転盤にセットする
工程と、前記ワークの孔の内径より小さい外径の導電性
の棒状の加熱コイルを孔に嵌挿すると共に加熱コイルの
一方の端部を電極盤に機械的及び電気的に接続する工程
と、前記加熱コイルの他方の端部及び電極盤に接続ケー
ブルを介してトランジスタインバータから高周波電流を
供給し孔部分を誘導加熱する工程と、前記加熱コイルに
よる孔部分の誘導加熱時に前記回転盤を回転させる工程
と、を具備することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種ワークの孔に例え
ば軸等を焼きバメする際に使用されるワークの孔誘導加
熱方法及びその装置に関する。
ば軸等を焼きバメする際に使用されるワークの孔誘導加
熱方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば各種モータのロータ等のよ
うな円筒状のワークは、その中心に軸孔が形成されてこ
の軸孔に軸が焼きバメ固着されているが、この焼きバメ
時のワークの軸孔部分の加熱方法として誘導加熱が採用
されている。この誘導加熱は、ワークの外周面側に所定
の間隙を有して加熱コイルを配置し、この加熱コイルに
誘導加熱装置によって数KHz程度の高周波電流を供給
し、加熱コイルから発する磁束によってワークに渦電流
を誘起させ、ワークの外周面側から軸孔部分方向に誘導
加熱する。そして、この誘導加熱された軸孔に軸を嵌挿
し、急速冷却することによって軸をワークの軸孔に焼き
バメしている。
うな円筒状のワークは、その中心に軸孔が形成されてこ
の軸孔に軸が焼きバメ固着されているが、この焼きバメ
時のワークの軸孔部分の加熱方法として誘導加熱が採用
されている。この誘導加熱は、ワークの外周面側に所定
の間隙を有して加熱コイルを配置し、この加熱コイルに
誘導加熱装置によって数KHz程度の高周波電流を供給
し、加熱コイルから発する磁束によってワークに渦電流
を誘起させ、ワークの外周面側から軸孔部分方向に誘導
加熱する。そして、この誘導加熱された軸孔に軸を嵌挿
し、急速冷却することによって軸をワークの軸孔に焼き
バメしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このワ
ークの軸孔の誘導加熱方法にあっては、ワークの外周面
に加熱コイルを配置して、外周面側から徐々に軸孔部分
まで誘導加熱する、すなわちワーク全体を誘導加熱して
軸孔部分を誘導加熱する方法であるため、焼きバメに必
要な軸孔部分のみを効率的に誘導加熱することができな
いという問題点があった。
ークの軸孔の誘導加熱方法にあっては、ワークの外周面
に加熱コイルを配置して、外周面側から徐々に軸孔部分
まで誘導加熱する、すなわちワーク全体を誘導加熱して
軸孔部分を誘導加熱する方法であるため、焼きバメに必
要な軸孔部分のみを効率的に誘導加熱することができな
いという問題点があった。
【0004】また、加熱コイルがワークの外周面側に配
置されるため、ワークの外径が大きい場合に加熱コイル
自体も大型化し、その取扱性が劣ると共に、大型の加熱
コイルから発生する磁束により、周囲環境への電磁障害
が発生し易いという問題点もあった。
置されるため、ワークの外径が大きい場合に加熱コイル
自体も大型化し、その取扱性が劣ると共に、大型の加熱
コイルから発生する磁束により、周囲環境への電磁障害
が発生し易いという問題点もあった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、請求項1記載の発明の目的は、孔部分のみを
効率的に誘導加熱し得ると共に、加熱コイル自体を小型
して取扱性を向上させかつ電磁障害を防止し得るワーク
の孔誘導加熱方法を提供することにある。また、請求項
2記載の発明は、孔部分のみを効率的に誘導加熱し得る
と共に、加熱コイル自体を小型して取扱性を向上させか
つ電磁障害を防止し得るワークの孔誘導加熱装置を提供
することにある。また、請求項3記載の発明の目的は、
請求項2記載の発明の目的に加え、加熱コイルの通電時
の発熱を抑えて加熱効率等を向上させ得るワークの孔誘
導加熱装置を提供することにある。
たもので、請求項1記載の発明の目的は、孔部分のみを
効率的に誘導加熱し得ると共に、加熱コイル自体を小型
して取扱性を向上させかつ電磁障害を防止し得るワーク
の孔誘導加熱方法を提供することにある。また、請求項
2記載の発明は、孔部分のみを効率的に誘導加熱し得る
と共に、加熱コイル自体を小型して取扱性を向上させか
つ電磁障害を防止し得るワークの孔誘導加熱装置を提供
することにある。また、請求項3記載の発明の目的は、
請求項2記載の発明の目的に加え、加熱コイルの通電時
の発熱を抑えて加熱効率等を向上させ得るワークの孔誘
導加熱装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1記載の発明は、孔を有するワークの孔部分
を誘導加熱する孔誘導加熱方法であって、ワークを回転
盤にセットする工程と、前記ワークの孔の内径より小さ
い外径の導電性の棒状の加熱コイルを孔に嵌挿すると共
に加熱コイルの一方の端部を電極盤に機械的及び電気的
に接続する工程と、前記加熱コイルの他方の端部及び電
極盤に接続ケーブルを介してトランジスタインバータか
ら高周波電流を供給し孔部分を誘導加熱する工程と、前
記加熱コイルによる孔部分の誘導加熱時に前記回転盤を
回転させる工程と、を具備することを特徴とする。
く、請求項1記載の発明は、孔を有するワークの孔部分
を誘導加熱する孔誘導加熱方法であって、ワークを回転
盤にセットする工程と、前記ワークの孔の内径より小さ
い外径の導電性の棒状の加熱コイルを孔に嵌挿すると共
に加熱コイルの一方の端部を電極盤に機械的及び電気的
に接続する工程と、前記加熱コイルの他方の端部及び電
極盤に接続ケーブルを介してトランジスタインバータか
ら高周波電流を供給し孔部分を誘導加熱する工程と、前
記加熱コイルによる孔部分の誘導加熱時に前記回転盤を
回転させる工程と、を具備することを特徴とする。
【0007】このように構成することにより、回転盤に
セットされたワークの孔に例えば円柱形状の銅棒からな
る加熱コイルを嵌挿し、この加熱コイルの両端にトラン
ジスタインバータを作動させて高周波電流を供給する
と、加熱コイルから発する磁束により、ワークの孔部分
に渦電流が誘起されて誘導加熱される。この時、孔の内
部に加熱コイルが配置されているため、ワークの外周面
側まで誘導加熱させることなく、例えば軸の焼きバメに
必要な孔部分のみが効率的に誘導加熱される。また、加
熱コイルは銅の棒材によって形成され、加熱コイル自体
の剛性が高められると共に小型化されて、その取り扱い
が容易になり、かつ加熱コイルから発する磁束がワーク
によって遮断されるため、外部に洩れることがなくなっ
て、電磁障害の発生が抑えられる。
セットされたワークの孔に例えば円柱形状の銅棒からな
る加熱コイルを嵌挿し、この加熱コイルの両端にトラン
ジスタインバータを作動させて高周波電流を供給する
と、加熱コイルから発する磁束により、ワークの孔部分
に渦電流が誘起されて誘導加熱される。この時、孔の内
部に加熱コイルが配置されているため、ワークの外周面
側まで誘導加熱させることなく、例えば軸の焼きバメに
必要な孔部分のみが効率的に誘導加熱される。また、加
熱コイルは銅の棒材によって形成され、加熱コイル自体
の剛性が高められると共に小型化されて、その取り扱い
が容易になり、かつ加熱コイルから発する磁束がワーク
によって遮断されるため、外部に洩れることがなくなっ
て、電磁障害の発生が抑えられる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、孔を有する
ワークの孔部分を誘導加熱する孔誘導加熱装置であっ
て、前記ワークの孔の内径より小さい外径を有する導電
性の棒状の加熱コイルと、該加熱コイルに高周波電流を
供給するトランジスタインバータと、前記加熱コイルを
回転盤にセットしたワークの孔に挿脱すると共に、加熱
コイルを孔に嵌挿した際にその先端側を電極盤に機械的
及び電気的に接続させ得る加熱コイル移動手段と、前記
加熱コイル移動手段を作動させて加熱コイルをワークの
孔に嵌挿した状態で回転盤を回転させつつトランジスタ
インバータを作動させて孔部分を誘導加熱させ得る制御
手段と、を具備することを特徴とする。
ワークの孔部分を誘導加熱する孔誘導加熱装置であっ
て、前記ワークの孔の内径より小さい外径を有する導電
性の棒状の加熱コイルと、該加熱コイルに高周波電流を
供給するトランジスタインバータと、前記加熱コイルを
回転盤にセットしたワークの孔に挿脱すると共に、加熱
コイルを孔に嵌挿した際にその先端側を電極盤に機械的
及び電気的に接続させ得る加熱コイル移動手段と、前記
加熱コイル移動手段を作動させて加熱コイルをワークの
孔に嵌挿した状態で回転盤を回転させつつトランジスタ
インバータを作動させて孔部分を誘導加熱させ得る制御
手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】このように構成することにより、回転盤に
セットされたワークの孔に加熱コイル移動手段の作動に
より棒状の加熱コイルを嵌挿し、この加熱コイルにトラ
ンジスタインバータを作動させて高周波電流を供給する
と、加熱コイルから発する磁束により、ワークの孔部分
に渦電流が誘起されて誘導加熱される。この時、孔の内
部に加熱コイルが配置されているため、ワークの外周面
側まで誘導加熱させることがなく、例えば軸の焼きバメ
に必要な孔部分のみが効率的に誘導加熱される。また、
加熱コイルは孔の内径より小さい外径の棒状を呈するた
め、加熱コイル自体の剛性が高められると共に小型化さ
れて、その取り扱いが容易になり、かつ加熱コイルから
発する磁束がワークによって遮断されるため、外部に洩
れることがなくなって、電磁障害の発生が抑えられる。
セットされたワークの孔に加熱コイル移動手段の作動に
より棒状の加熱コイルを嵌挿し、この加熱コイルにトラ
ンジスタインバータを作動させて高周波電流を供給する
と、加熱コイルから発する磁束により、ワークの孔部分
に渦電流が誘起されて誘導加熱される。この時、孔の内
部に加熱コイルが配置されているため、ワークの外周面
側まで誘導加熱させることがなく、例えば軸の焼きバメ
に必要な孔部分のみが効率的に誘導加熱される。また、
加熱コイルは孔の内径より小さい外径の棒状を呈するた
め、加熱コイル自体の剛性が高められると共に小型化さ
れて、その取り扱いが容易になり、かつ加熱コイルから
発する磁束がワークによって遮断されるため、外部に洩
れることがなくなって、電磁障害の発生が抑えられる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、前記加熱コ
イルが、棒状の銅材で形成されその軸方向に冷却水用の
孔が形成されていることを特徴とする。このように構成
することにより、加熱コイルへの通電的に、棒状の加熱
コイルの例えば軸芯位置に設けた孔に冷却水を循環供給
することができて、通電時の加熱コイルの発熱が抑えら
れ、加熱発熱による加熱効率の低下が防止されると共
に、加熱コイル自体の軽量化が図れる。
イルが、棒状の銅材で形成されその軸方向に冷却水用の
孔が形成されていることを特徴とする。このように構成
することにより、加熱コイルへの通電的に、棒状の加熱
コイルの例えば軸芯位置に設けた孔に冷却水を循環供給
することができて、通電時の加熱コイルの発熱が抑えら
れ、加熱発熱による加熱効率の低下が防止されると共
に、加熱コイル自体の軽量化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は、本発明に
係わるワークの孔誘導加熱装置の一実施例を示し、図1
がその概略構成図、図2が図1のA−A線断面図であ
る。
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は、本発明に
係わるワークの孔誘導加熱装置の一実施例を示し、図1
がその概略構成図、図2が図1のA−A線断面図であ
る。
【0012】図1において、孔誘導加熱装置1は、円筒
状のワーク2の円形の軸孔3内に嵌挿され得る加熱コイ
ル4と、この加熱コイル4の一端側4aに接続された可
撓性ケーブル5と、加熱コイル4の他端側4bが機械的
及び電気的に接続される電極盤6と、この電極盤6に接
続された可撓性ケーブル7と、この可撓性ケーブル7及
び前記可撓性ケーブル5が接続されるトランジスタイン
バータ8と、加熱コイル4に冷却水を循環供給する冷却
水供給装置9と、加熱コイル4を上昇及び下降させてワ
ーク2の軸孔3に挿抜する加熱コイル移動手段としての
シリンダ10と、ワーク2がセットされモータ11の回
転によって回転する回転盤12と、トランジスタインバ
ータ8、冷却水供給装置9、シリンダ10及びモータ1
1の作動を制御する制御装置13等を有している。
状のワーク2の円形の軸孔3内に嵌挿され得る加熱コイ
ル4と、この加熱コイル4の一端側4aに接続された可
撓性ケーブル5と、加熱コイル4の他端側4bが機械的
及び電気的に接続される電極盤6と、この電極盤6に接
続された可撓性ケーブル7と、この可撓性ケーブル7及
び前記可撓性ケーブル5が接続されるトランジスタイン
バータ8と、加熱コイル4に冷却水を循環供給する冷却
水供給装置9と、加熱コイル4を上昇及び下降させてワ
ーク2の軸孔3に挿抜する加熱コイル移動手段としての
シリンダ10と、ワーク2がセットされモータ11の回
転によって回転する回転盤12と、トランジスタインバ
ータ8、冷却水供給装置9、シリンダ10及びモータ1
1の作動を制御する制御装置13等を有している。
【0013】ワーク2は、回転盤10上に配置した絶縁
板14上の位置決め突起15内にその外周面を嵌合させ
ることにより、回転盤12上(絶縁板14上)の所定位
置に位置決めされてセットされており、モータ11の回
転によって回転盤12と一体となって所定の回転数で回
転する。
板14上の位置決め突起15内にその外周面を嵌合させ
ることにより、回転盤12上(絶縁板14上)の所定位
置に位置決めされてセットされており、モータ11の回
転によって回転盤12と一体となって所定の回転数で回
転する。
【0014】前記加熱コイル4は、図2に示すように、
前記ワーク2の軸孔3の内径d1より所定寸法小さい外
径d2を有する円柱形状の銅棒16で形成され、この銅
棒16の軸芯位置には、所定内径の冷却孔16aが略軸
方向に貫通して設けられている。この冷却孔16aの一
端側(加熱コイル4の一端側4a)は、図1に示すよう
に90度屈曲して銅棒16の側面に開口し、この開口部
分にはビニールホース17が接続されたジョイント18
が固定されると共に、銅棒16の開口部には銅の網線等
からなる電線19の一端が半田付けやロウ付け等によっ
て接続されている。このビニールホース17及び電線1
9によって可撓性の前記接続ケーブル5が形成され、こ
の可撓性ケーブル5の電線19の他端がトランジスタイ
ンバータ8の一方の出力端子に電気的に接続されると共
に、ビニールホース17の他端が冷却水供給装置9の供
給口に機械的に接続されている。
前記ワーク2の軸孔3の内径d1より所定寸法小さい外
径d2を有する円柱形状の銅棒16で形成され、この銅
棒16の軸芯位置には、所定内径の冷却孔16aが略軸
方向に貫通して設けられている。この冷却孔16aの一
端側(加熱コイル4の一端側4a)は、図1に示すよう
に90度屈曲して銅棒16の側面に開口し、この開口部
分にはビニールホース17が接続されたジョイント18
が固定されると共に、銅棒16の開口部には銅の網線等
からなる電線19の一端が半田付けやロウ付け等によっ
て接続されている。このビニールホース17及び電線1
9によって可撓性の前記接続ケーブル5が形成され、こ
の可撓性ケーブル5の電線19の他端がトランジスタイ
ンバータ8の一方の出力端子に電気的に接続されると共
に、ビニールホース17の他端が冷却水供給装置9の供
給口に機械的に接続されている。
【0015】また、冷却孔16aの他端側(加熱コイル
4の他端側4b)は銅棒16の下方に開口し、この開口
部は絶縁板14の下面に固定された前記電極盤6に連結
され得る如く構成されている。すなわち、電極盤6は銅
板で形成され、その上面の中心位置に加熱コイル4の銅
棒16の外径d2と略同一の内径を有する凹部6aが形
成されると共に、この凹部6aの中心位置には、電極盤
6の下面側に貫通し、銅棒16の前記冷却孔16aと同
一の内径を有する孔6bが穿設されている。そして、こ
の孔6bの凹部6a側の開口端部にはOリング20が配
置されている。
4の他端側4b)は銅棒16の下方に開口し、この開口
部は絶縁板14の下面に固定された前記電極盤6に連結
され得る如く構成されている。すなわち、電極盤6は銅
板で形成され、その上面の中心位置に加熱コイル4の銅
棒16の外径d2と略同一の内径を有する凹部6aが形
成されると共に、この凹部6aの中心位置には、電極盤
6の下面側に貫通し、銅棒16の前記冷却孔16aと同
一の内径を有する孔6bが穿設されている。そして、こ
の孔6bの凹部6a側の開口端部にはOリング20が配
置されている。
【0016】さらに、電極盤6の孔6bの下面側の開口
部には、前記接続ケーブル5と同様に、ビニールホース
17が接続されたジョイント18が固定されると共に、
電線19の一端が接続され、この電線19とビニールホ
ース17によって前記接続ケーブル7が形成されてい
る。そして、この接続ケーブル7の電線19の他端はト
ランジスタインバータ8の他方の出力端子に接続され、
ビニールホース17の他端は冷却水供給装置9の戻り口
に接続されている。
部には、前記接続ケーブル5と同様に、ビニールホース
17が接続されたジョイント18が固定されると共に、
電線19の一端が接続され、この電線19とビニールホ
ース17によって前記接続ケーブル7が形成されてい
る。そして、この接続ケーブル7の電線19の他端はト
ランジスタインバータ8の他方の出力端子に接続され、
ビニールホース17の他端は冷却水供給装置9の戻り口
に接続されている。
【0017】なお、接続ケーブル5、7自体の構成及び
加熱コイル4への接続構造は、以上の例に限定されるも
のでもなく、例えば接続ケーブル5、7を可撓性のホー
スとこのホース内に電線19を嵌挿させて形成すること
もできるし、銅棒16の一端側の開口を上方に向けて開
口することも勿論可能である。
加熱コイル4への接続構造は、以上の例に限定されるも
のでもなく、例えば接続ケーブル5、7を可撓性のホー
スとこのホース内に電線19を嵌挿させて形成すること
もできるし、銅棒16の一端側の開口を上方に向けて開
口することも勿論可能である。
【0018】前記トランジスタインバータ8は、IGB
T、パワーMOSFET等の半導体スイッチング素子を
オン、オフさせることによって、例えば周波数が80K
HZ程度で出力が40Kw程度の高周波の大電流を発生
させる図示しないインバータ回路を有し、その出力端子
に接続ケーブル5及び接続ケーブル7と電極板6を介し
て加熱コイル4が接続されている。また、前記冷却水供
給装置9は、図示しない冷却器、冷却水タンク及び冷却
水循環用のポンプ等を有し、前記ビニールホース17等
の配管を介して加熱コイル4の冷却孔16aに冷却水を
循環供給する。この冷却水供給装置9は、トランジスタ
インバータ8と別体で設けることもできるし、一つの筐
体内に一体的に設けることもできる。
T、パワーMOSFET等の半導体スイッチング素子を
オン、オフさせることによって、例えば周波数が80K
HZ程度で出力が40Kw程度の高周波の大電流を発生
させる図示しないインバータ回路を有し、その出力端子
に接続ケーブル5及び接続ケーブル7と電極板6を介し
て加熱コイル4が接続されている。また、前記冷却水供
給装置9は、図示しない冷却器、冷却水タンク及び冷却
水循環用のポンプ等を有し、前記ビニールホース17等
の配管を介して加熱コイル4の冷却孔16aに冷却水を
循環供給する。この冷却水供給装置9は、トランジスタ
インバータ8と別体で設けることもできるし、一つの筐
体内に一体的に設けることもできる。
【0019】また、前記シリンダ10は、そのシャフト
10aの先端が、加熱コイル4の同棒16の一端側に機
械的に連結され、シリンダ10の作動によりシャフト1
0aが上下方向に進退することにより、銅棒16が下降
もしくは上昇する。この銅棒16は、下降によりワーク
2の軸孔3に所定距離嵌挿すると、その他端側が電極盤
6の凹部6aに嵌合して、その端面が凹部6aの底面に
密着する。これにより、加熱コイル4の銅棒16と電極
盤6が電気的に接続されると共に、銅棒16の孔16a
の開口端がOリング20を介して電極盤6の孔6bに気
密に連結され、冷却水の流路が形成される。なお、銅棒
16に接続されている接続ケーブル5は、銅棒16の上
下動に追従して変形移動することになる。
10aの先端が、加熱コイル4の同棒16の一端側に機
械的に連結され、シリンダ10の作動によりシャフト1
0aが上下方向に進退することにより、銅棒16が下降
もしくは上昇する。この銅棒16は、下降によりワーク
2の軸孔3に所定距離嵌挿すると、その他端側が電極盤
6の凹部6aに嵌合して、その端面が凹部6aの底面に
密着する。これにより、加熱コイル4の銅棒16と電極
盤6が電気的に接続されると共に、銅棒16の孔16a
の開口端がOリング20を介して電極盤6の孔6bに気
密に連結され、冷却水の流路が形成される。なお、銅棒
16に接続されている接続ケーブル5は、銅棒16の上
下動に追従して変形移動することになる。
【0020】前記制御装置13は、例えば図示しないシ
ーケンサを有し、トランジスタインバータ8、冷却水供
給装置9、シリンダ10及びモータ11等をシーケンス
制御する。
ーケンサを有し、トランジスタインバータ8、冷却水供
給装置9、シリンダ10及びモータ11等をシーケンス
制御する。
【0021】次に、上記孔誘導加熱装置1の動作の一例
について説明する。先ず、回転盤12上にワーク2をセ
ットし、制御装置13の制御信号によりシリンダ10を
作動させて、上昇位置にあるシャフト10aを下降させ
る。シリンダ10のシャフト10aが下降すると、これ
と一体となって加熱コイル4の銅棒16が下降して、ワ
ーク2の軸孔3内に挿入され、銅棒16の他端側が電極
盤6の凹部6aに前述した如く電気的及び機械的に接続
される。
について説明する。先ず、回転盤12上にワーク2をセ
ットし、制御装置13の制御信号によりシリンダ10を
作動させて、上昇位置にあるシャフト10aを下降させ
る。シリンダ10のシャフト10aが下降すると、これ
と一体となって加熱コイル4の銅棒16が下降して、ワ
ーク2の軸孔3内に挿入され、銅棒16の他端側が電極
盤6の凹部6aに前述した如く電気的及び機械的に接続
される。
【0022】この状態で銅棒16の位置を維持し、制御
装置13の制御信号により、モータ11を駆動させて回
転盤12を回転させてワーク2を回転させると共に、ト
ランジスタインバータ8を作動させて接続ケーブル5、
7を介して銅棒16に高周波電流を供給する。また、ト
ランジスタインバータ8の作動と略同時に、冷却水供給
装置9を作動させて、接続ケーブル5、7を介して銅棒
16の冷却孔16a内に冷却水を循環供給する。
装置13の制御信号により、モータ11を駆動させて回
転盤12を回転させてワーク2を回転させると共に、ト
ランジスタインバータ8を作動させて接続ケーブル5、
7を介して銅棒16に高周波電流を供給する。また、ト
ランジスタインバータ8の作動と略同時に、冷却水供給
装置9を作動させて、接続ケーブル5、7を介して銅棒
16の冷却孔16a内に冷却水を循環供給する。
【0023】加熱コイル4に、例えば周波数が80KH
zで出力40Kwの高周波電流が供給されると、銅棒1
6から発する磁束によりワーク2の軸孔3部分に渦電流
が誘起されて、軸孔3部分が誘導加熱される。この加熱
時に、銅棒16自体も発熱するが、この発熱は中心に設
けた冷却孔16aを循環する冷却水によって所定の温度
に抑えられる。また、加熱時にワーク2が回転している
ため、軸孔3の全周が均一に誘導加熱されることにな
る。
zで出力40Kwの高周波電流が供給されると、銅棒1
6から発する磁束によりワーク2の軸孔3部分に渦電流
が誘起されて、軸孔3部分が誘導加熱される。この加熱
時に、銅棒16自体も発熱するが、この発熱は中心に設
けた冷却孔16aを循環する冷却水によって所定の温度
に抑えられる。また、加熱時にワーク2が回転している
ため、軸孔3の全周が均一に誘導加熱されることにな
る。
【0024】そして、ワーク2を所定時間誘導加熱した
ら、制御装置13の制御信号によりトランジスタインバ
ータ8の作動を停止すると共に、冷却水供給装置9の作
動を停止させ、その後、モータ11の回転を停止させる
と共に、シリンダ10を作動させてそのシャフト10a
を後退(上昇)させる。これにより銅棒16が上昇し、
この銅棒16の他端側がワーク2の軸孔3から完全に抜
けたら、加熱状態のワーク2を別の位置に移動させて図
示しない軸を軸孔3に嵌入し、その後急速冷却すること
によって、軸がワーク2の軸孔3に焼きバメ固着され
る。
ら、制御装置13の制御信号によりトランジスタインバ
ータ8の作動を停止すると共に、冷却水供給装置9の作
動を停止させ、その後、モータ11の回転を停止させる
と共に、シリンダ10を作動させてそのシャフト10a
を後退(上昇)させる。これにより銅棒16が上昇し、
この銅棒16の他端側がワーク2の軸孔3から完全に抜
けたら、加熱状態のワーク2を別の位置に移動させて図
示しない軸を軸孔3に嵌入し、その後急速冷却すること
によって、軸がワーク2の軸孔3に焼きバメ固着され
る。
【0025】このように、上記実施例の孔誘導加熱装置
1においては、加熱コイル4の銅棒16をワーク2の軸
孔3内に嵌挿し、ワーク2を回転させつつ銅棒16に高
周波電流を供給して軸孔3部分を誘導加熱するため、軸
孔3の内側から誘導加熱することができ、ワーク2の外
周面部分の誘導加熱を抑えた状態で、軸孔3部分を効率
的に誘導加熱することができる。その結果、従来のよう
に加熱コイル4をワーク2の外周面に配置して、ワーク
2全体を誘導加熱する必要もなくなり、例えばトランジ
スタインバータ8の出力を低減(実験によると約20
%)させることができる。
1においては、加熱コイル4の銅棒16をワーク2の軸
孔3内に嵌挿し、ワーク2を回転させつつ銅棒16に高
周波電流を供給して軸孔3部分を誘導加熱するため、軸
孔3の内側から誘導加熱することができ、ワーク2の外
周面部分の誘導加熱を抑えた状態で、軸孔3部分を効率
的に誘導加熱することができる。その結果、従来のよう
に加熱コイル4をワーク2の外周面に配置して、ワーク
2全体を誘導加熱する必要もなくなり、例えばトランジ
スタインバータ8の出力を低減(実験によると約20
%)させることができる。
【0026】また、加熱コイル4が所定外径d2の銅棒
16で形成されているため、外径が大きな大型のワーク
2の場合であっても、その軸孔3に対応した外径d2の
銅棒16を使用することができて、加熱コイル4自体の
外径を小径に形成することができると共に加熱コイル4
自体を従来の螺旋形状の加熱コイルに比較して、その剛
性を大幅に高めることができる。さらに、銅棒16の中
心に冷却孔16aを軸方向に形成しているため、銅棒1
6自体の重量を軽くすることができて、その上下動機構
の構成が簡略化される等、加熱コイル4の取扱性を向上
させることができる。
16で形成されているため、外径が大きな大型のワーク
2の場合であっても、その軸孔3に対応した外径d2の
銅棒16を使用することができて、加熱コイル4自体の
外径を小径に形成することができると共に加熱コイル4
自体を従来の螺旋形状の加熱コイルに比較して、その剛
性を大幅に高めることができる。さらに、銅棒16の中
心に冷却孔16aを軸方向に形成しているため、銅棒1
6自体の重量を軽くすることができて、その上下動機構
の構成が簡略化される等、加熱コイル4の取扱性を向上
させることができる。
【0027】また、加熱コイル4がワーク2の軸孔3内
に配置されるため、加熱コイル4から発っせられる磁束
がワーク2によって遮断され、外部への漏れがほとんど
なくなり、電磁障害を抑えることができて、作業現場に
シールド機能を持たせる必要もなくなる。またさらに、
加熱コイル4の銅棒16に冷却孔16aが形成されてい
るため、この冷却孔1aに冷却水を循環させることがで
き、通電時の銅棒16の発熱を効果的に抑えることがで
きて、加熱コイル4の発熱による加熱効率の低下を防ぐ
ことができる。
に配置されるため、加熱コイル4から発っせられる磁束
がワーク2によって遮断され、外部への漏れがほとんど
なくなり、電磁障害を抑えることができて、作業現場に
シールド機能を持たせる必要もなくなる。またさらに、
加熱コイル4の銅棒16に冷却孔16aが形成されてい
るため、この冷却孔1aに冷却水を循環させることがで
き、通電時の銅棒16の発熱を効果的に抑えることがで
きて、加熱コイル4の発熱による加熱効率の低下を防ぐ
ことができる。
【0028】なお、上記実施例においては、加熱コイル
4の銅棒16の軸芯位置に1つの冷却孔16aを形成し
たが、例えば図3に示すように、冷却孔16aを軸方向
に複数設けることもできる。この場合は、銅棒16の冷
却効率が一層向上すると共に、銅棒16自体のより軽量
化を図ることができ、特にワーク2の軸孔3の内径d1
が比較的大きい場合に効果的である。また、棒状の加熱
コイル16の材質としては、銅棒16に限定されるもの
でもなく、導電性を有する棒状の適宜材質を使用するこ
とができるし、銅棒16の外周面は平面に限らず、凹部
や溝を設けて磁束の発生を制御するようにしても良い。
4の銅棒16の軸芯位置に1つの冷却孔16aを形成し
たが、例えば図3に示すように、冷却孔16aを軸方向
に複数設けることもできる。この場合は、銅棒16の冷
却効率が一層向上すると共に、銅棒16自体のより軽量
化を図ることができ、特にワーク2の軸孔3の内径d1
が比較的大きい場合に効果的である。また、棒状の加熱
コイル16の材質としては、銅棒16に限定されるもの
でもなく、導電性を有する棒状の適宜材質を使用するこ
とができるし、銅棒16の外周面は平面に限らず、凹部
や溝を設けて磁束の発生を制御するようにしても良い。
【0029】また、上記実施例においては、ワーク2の
軸孔3に軸を焼きバメする場合を例にして説明したが、
本発明はこれに限定されるものでもなく、孔を有するワ
ーク2の各種加熱に適用することができるし、ワークと
して円筒状のワーク2の円形の軸孔3に限らず、各種形
状のワーク及び孔にも適用できる。さらに、上記実施例
における加熱コイル4の上下動機構、ワーク2の回転盤
10に対する位置決め及びその回転機構等も一例であっ
て、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変更
可能であることはいうまでもない。
軸孔3に軸を焼きバメする場合を例にして説明したが、
本発明はこれに限定されるものでもなく、孔を有するワ
ーク2の各種加熱に適用することができるし、ワークと
して円筒状のワーク2の円形の軸孔3に限らず、各種形
状のワーク及び孔にも適用できる。さらに、上記実施例
における加熱コイル4の上下動機構、ワーク2の回転盤
10に対する位置決め及びその回転機構等も一例であっ
て、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変更
可能であることはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1または2
記載の発明によれば、ワークの孔の内側に棒状の加熱コ
イルが配置されるため、ワークの外周面側まで誘導加熱
することなく、例えば軸の焼きバメに必要な孔部分のみ
を効率的に誘導加熱することができると共に、加熱コイ
ルは孔の内径より小さい外径の棒状を呈するため、加熱
コイル自体の剛性が高められると共に小型化され、その
取り扱いが容易になり、かつ加熱コイルから発する磁束
がワークによって遮断されるため、外部に洩れることが
なくなって、電磁障害の発生を防止することができる。
記載の発明によれば、ワークの孔の内側に棒状の加熱コ
イルが配置されるため、ワークの外周面側まで誘導加熱
することなく、例えば軸の焼きバメに必要な孔部分のみ
を効率的に誘導加熱することができると共に、加熱コイ
ルは孔の内径より小さい外径の棒状を呈するため、加熱
コイル自体の剛性が高められると共に小型化され、その
取り扱いが容易になり、かつ加熱コイルから発する磁束
がワークによって遮断されるため、外部に洩れることが
なくなって、電磁障害の発生を防止することができる。
【0031】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明の効果に加え、加熱コイルへの通電的
に、棒状の加熱コイルの例えば軸芯位置に設けた孔に冷
却水を循環供給することができて、通電時の加熱コイル
の発熱が抑えられ、加熱発熱による加熱効率の低下が防
止されると共に、加熱コイル自体の軽量化が図ることが
できる等の効果を奏する。
項2記載の発明の効果に加え、加熱コイルへの通電的
に、棒状の加熱コイルの例えば軸芯位置に設けた孔に冷
却水を循環供給することができて、通電時の加熱コイル
の発熱が抑えられ、加熱発熱による加熱効率の低下が防
止されると共に、加熱コイル自体の軽量化が図ることが
できる等の効果を奏する。
【図1】本発明に係わるワークの孔誘導加熱装置の一実
施例を示す概略構成図
施例を示す概略構成図
【図2】同図1のA−A線断面図
【図3】同加熱コイルの他の実施例を示す断面図
1 孔誘導加熱装置 2 ワーク 3 軸孔 4 加熱コイル 5、7 接続ケーブル 6 電極盤 6a 凹部 6b 孔 8 トランジスタインバータ 9 冷却水供給装置 10 シリンダ 11 モータ 12 回転盤 13 制御装置 16 銅棒 16a 冷却孔
Claims (3)
- 【請求項1】孔を有するワークの孔部分を誘導加熱する
孔誘導加熱方法であって、ワークを回転盤にセットする
工程と、前記ワークの孔の内径より小さい外径の導電性
の棒状の加熱コイルを孔に嵌挿すると共に加熱コイルの
一方の端部を電極盤に機械的及び電気的に接続する工程
と、前記加熱コイルの他方の端部及び電極盤に接続ケー
ブルを介してトランジスタインバータから高周波電流を
供給し孔部分を誘導加熱する工程と、前記加熱コイルに
よる孔部分の誘導加熱時に前記回転盤を回転させる工程
と、を具備することを特徴とするワークの孔誘導加熱方
法。 - 【請求項2】孔を有するワークの孔部分を誘導加熱する
孔誘導加熱装置であって、前記ワークの孔の内径より小
さい外径を有する導電性の棒状の加熱コイルと、該加熱
コイルに高周波電流を供給するトランジスタインバータ
と、前記加熱コイルを回転盤にセットしたワークの孔に
挿脱すると共に、加熱コイルを孔に嵌挿した際にその先
端側を電極盤に機械的及び電気的に接続させ得る加熱コ
イル移動手段と、前記加熱コイル移動手段を作動させて
加熱コイルをワークの孔に嵌挿した状態で回転盤を回転
させつつトランジスタインバータを作動させて孔部分を
誘導加熱させ得る制御手段と、を具備することを特徴と
するワークの孔誘導加熱装置。 - 【請求項3】前記加熱コイルは、棒状の銅材で形成され
その軸方向に冷却水用の孔が形成さされていることを特
徴とする請求項2記載のワークの孔誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15372698A JPH11329703A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | ワークの孔誘導加熱方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15372698A JPH11329703A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | ワークの孔誘導加熱方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11329703A true JPH11329703A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15568763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15372698A Pending JPH11329703A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | ワークの孔誘導加熱方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11329703A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102510593A (zh) * | 2011-10-27 | 2012-06-20 | 东莞市星杰热处理有限公司 | 加热装置及加热方法 |
CN106736238A (zh) * | 2016-12-12 | 2017-05-31 | 中国燃气涡轮研究院 | 一种过盈装配空心轴的分解方法 |
CN109175885A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-01-11 | 中车大连机车车辆有限公司 | 机车抱轴箱的迷宫环的拆卸装置及拆卸方法 |
CN109482994A (zh) * | 2018-09-03 | 2019-03-19 | 深圳市双建科技有限公司 | 使用集磁棒的马达转子部件的焊接装置及方法 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP15372698A patent/JPH11329703A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102510593A (zh) * | 2011-10-27 | 2012-06-20 | 东莞市星杰热处理有限公司 | 加热装置及加热方法 |
CN106736238A (zh) * | 2016-12-12 | 2017-05-31 | 中国燃气涡轮研究院 | 一种过盈装配空心轴的分解方法 |
CN109482994A (zh) * | 2018-09-03 | 2019-03-19 | 深圳市双建科技有限公司 | 使用集磁棒的马达转子部件的焊接装置及方法 |
CN109175885A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-01-11 | 中车大连机车车辆有限公司 | 机车抱轴箱的迷宫环的拆卸装置及拆卸方法 |
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