JPH11329147A - フィルム皿バネ - Google Patents

フィルム皿バネ

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JPH11329147A
JPH11329147A JP12842498A JP12842498A JPH11329147A JP H11329147 A JPH11329147 A JP H11329147A JP 12842498 A JP12842498 A JP 12842498A JP 12842498 A JP12842498 A JP 12842498A JP H11329147 A JPH11329147 A JP H11329147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
disc spring
coned disc
holes
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP12842498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Yamamoto
山本  優
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PORIMATEC KK
Original Assignee
PORIMATEC KK
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Publication date
Application filed by PORIMATEC KK filed Critical PORIMATEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長いストロークを必要とするスイッチにおい
て、軽量化が図れ、かつ、操作荷重の調整が容易にでき
るフィルム皿バネを提供するものである。 【解決手段】 樹脂フィルムに凸形状を形成したクリッ
ク感を有するフィルム皿バネにおいて、その凸形状部の
み、あるいは凸形状部および凸形状部に連接する部位と
に係り、または凸形状部に連接する部位に複数の孔を設
け、その孔により操作荷重の調整を容易にし、かつ、そ
の孔より凸形状内部の空気を外へ逃がし、スペーサのエ
アー溝と同様の効果が得られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宅内用、オフィス
用等の電話機およびパソコン、携帯情報通信端末(PD
A:パーソナル・デジタル・アシスタント)等のキーボ
ード、その他各種電気、電子機器の入力スイッチのフィ
ルム皿バネに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の宅内用電話機、オフィス用等の電
話機およびパソコン、PDA等のスイッチは、ストロー
クが長いため、一般的には樹脂キートップの内部にシリ
コーンゴム、エチレンプロピレンゴム等の接点ゴム、ま
たは、メカニカルスイッチに代表されるタクトスイッチ
を用いてクリック感を出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の何れの
スイッチも軽量化が困難である。そのため、PDAのよ
うな携帯用機器では特願平9−85535号のようなフ
ィルムを用いた長いストロークのフィルム皿バネの発明
もあった。しかし、この長いストロークのフィルム皿バ
ネにおいては、接点ゴムに比べ操作荷重の調整が難し
く、操作荷重が高くなる傾向にあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、長いストロー
クを必要とするスイッチにおいて、軽量化が図れ、か
つ、操作荷重の調整が容易にできるフィルム皿バネを提
供するものである。そこで本発明は、樹脂フィルムに凸
形状を形成したクリック感を有するフィルム皿バネにお
いて、その凸形状部のみ、あるいは凸形状部および凸形
状部に連接する部位とに係り、または凸形状部に連接す
る部位に複数の孔を設け、その孔により操作荷重の調整
を容易にし、かつ、その孔より凸形状内部の空気を外へ
逃がし、スペーサのエアー溝と同様の効果が得られるこ
とを特徴とするフィルム皿バネである。
【0005】本発明の樹脂フィルムの材質は、一般に皿
バネに用いられる可撓性を有する熱可塑性樹脂フィルム
であれば特に限定されるものではないが、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリオレ
フィン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリアミド、
1,2−ポリブタジエン、ポリエチレンビニルアセテー
ト、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリプロ
ピレン、ポリカーボネイト等が挙げられ、なかでも屈曲
耐久性のよいポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレートが好ましい。さらに本発明の樹脂フィル
ムの厚さは、75μm以上であることが望ましく、75
μm未満では、反撥性が弱くなることから反転現象が起
り易くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の代表的な構成を図1を用
いて説明する。本発明は、樹脂フィルムからなるフィル
ム皿バネシート1の凸形状部に複数の孔2を設け、両面
テープを用いたドームスペーサ4を介して、カーボン電
極3を形成した上部回路シート4へ貼着する。さらに両
面テープを用いたメンブレンスペーサ6を介して、くし
目電極8を設けた相手方の下部基板7等へ貼着するもの
である。この時、上部回路シートに形成されたカーボン
電極3と相手方のくし目電極8は整合されている。な
お、フィルム皿バネは、金型や治具等を用いた公知の技
術によって形成できる。また、フィルム皿バネの形状に
ついてはクリック感を有すれば特に限定されるものでは
なく、一般によく用いられる半球形状のものや断面形状
が数種類の弧や直線で構成されたものであってもかまわ
ない。
【0007】
【実施例】図2は、本発明の実施例1を示すものであ
る。厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムからなるフィルム皿バネシートの半球状の凸形状お
よびまたは凸形状部および凸形状部に連接する部位とに
係りφ3mmの孔を4箇所設け、ドームスペーサには粘
着剤付きポリエステルによる厚さ0.3mmの両面テー
プを用い、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムからなる上部回路シートへ貼着し、メンブレン
スペーサには粘着剤付きポリエステルによる厚さ0.0
75mmの両面テープを用いた。この時、フィルム皿バ
ネの凸形状の高さは0.7mmとし、製品ストロークを
1.05mmとした。この実施例1の特性は、ピーク荷
重100gf、打鍵寿命300万回であった。
【0008】
【実施例2】図3は、本発明の実施例2を示すものであ
る。 厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルムからなるフィルム皿バネシートは、断面形状が、
裾部が0.3mmまで内方へ45°直線状に立ち上げら
れ、上部が弧で構成された凸形状、およびまたは凸形状
部および凸形状部に連接する部位とに係り、あるいはこ
の凸形状に連接する部位にφ3mmの孔を4箇所設け、
スペーサには粘着剤付きポリエステルによる厚さ0.3
mmの両面テープを用い、厚さ75μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムからなる上部回路シートへ貼着
し、メンブレンスペーサには、粘着剤付きポリエステル
による厚さ0.075mmの両面テープを用いた。この
時、フィルム皿バネの凸形状の高さは0.7mmとし、
製品ストロークを1.05mmとした。この実施例2の
特性はピーク荷重100gf、打鍵寿命300万回であ
った。
【0009】本発明の孔の形状、大きさおよび数は、こ
ららの実施例に示されたものに限定されるものではな
く、操作荷重の調整のために樹脂フィルムの材質や厚さ
から適宜に設定すればよい。孔の形状については、屈曲
耐久性を考慮すると応力が集中し易い角が無い円形状、
楕円形状等が好ましい。
【0010】
【比較例1】図4は、従来の比較例1を示すものであ
る。厚さ125μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムからなるフィルム皿バネシートを、断面形状が、裾
部が0.3mmまで内方へ45°直線状に立ち上げら
れ、上部が弧で構成された凸形状に、スペーサには粘着
剤付きポリエステルによる厚さ0.3mmの両面テープ
を用いた。
【0011】この時、フィルム皿バネの凸形状の高さを
0.75mmとし、実施例1と同様に製品ストロークを
1.05mmとした。この比較例1の特性は、ピーク荷
重200gf、打鍵寿命100万回であった。打鍵寿命
については荷重低下率で判断しており、上記の寿命は一
般的な規格として用いられる打鍵後の荷重低下率30%
以内を引用したときの打鍵回数の値である。
【0012】
【発明の効果】本発明により、厚さ75μm以上の樹脂
フィルムにて孔を設けた凸形状のフィルム皿バネを基板
上に配することにより、長いストロークで且つ荷重値を
低く抑え良好なクリック感が得られるスイッチが実現で
きた。フィルム皿バネに孔を設けたことにより、クリッ
クした際のヒステリシスロスが小さくなり、低荷重化と
長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例の平面と断面を示す
【図2】本発明の実施例1の平面と断面を示す
【図3】本発明の実施例2の平面と断面を示す
【図4】従来の比較例1の平面と断面を示す
【符号の説明】
1 フィルム皿バネ 2 孔 3 カーボン電極 4 ドームスペーサ 5 上部回路 6 メンブレンスペーサ 7 下部基板 8 くし目電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂フィルムに凸形状を形成したクリック
    感を有するフィルム皿バネにおいて、その凸形状部、お
    よびまたは凸形状部および凸形状部に連接する部位とに
    係り複数の孔を設けることを特徴とするフィルム皿バ
    ネ。
  2. 【請求項2】樹脂フィルムが、ポリエチレンテレフタレ
    ート、ポリエチレンナフタレート、ポリオレフィン、ポ
    リスチレン、ポリウレタン、ポリアミド、1,2−ポリ
    ブタジエン、ポリエチレンビニルアセテート、ポリ塩化
    ビニル、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリ
    カーボネイトの少なくとも1つから選ばれることを特徴
    とする請求項1に記載のフィルム皿バネ。
  3. 【請求項3】樹脂フィルムの厚さが、75μm以上であ
    ることを特徴とする請求項1あるいは2に記載のフィル
    ム皿バネ。
JP12842498A 1998-05-12 1998-05-12 フィルム皿バネ Pending JPH11329147A (ja)

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JP12842498A JPH11329147A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 フィルム皿バネ

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JPH11329147A true JPH11329147A (ja) 1999-11-30

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ID=14984423

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JP12842498A Pending JPH11329147A (ja) 1998-05-12 1998-05-12 フィルム皿バネ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010159759A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Robert Bosch Gmbh 燃料レールダンパー
JP2010282254A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Sony Corp 入力補助装置及び電子機器

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