JPH11328548A - 盗難防止装置および盗難防止装置付き車載電子装置 - Google Patents
盗難防止装置および盗難防止装置付き車載電子装置Info
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- JPH11328548A JPH11328548A JP12545598A JP12545598A JPH11328548A JP H11328548 A JPH11328548 A JP H11328548A JP 12545598 A JP12545598 A JP 12545598A JP 12545598 A JP12545598 A JP 12545598A JP H11328548 A JPH11328548 A JP H11328548A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 何も持ち歩いたり記憶しておく必要が無く、
盗難時には警報を発し、かつ装置を破壊せずに警報を解
除することが困難な盗難防止装置および盗難防止装置付
き車載電子装置を提供すること。 【解決手段】 盗難防止装置が、コネクタ端子に外部か
ら電圧が供給されなくなると警報音を発生する回路と、
盗難防止装置10を本体装置20から取り外した際に、
本体装置の電子回路を破壊するためのコンデンサとを備
える。また、上記盗難防止装置を装備した車載電子装置
において、盗難防止装置を本体側コネクタ手段から引き
抜いた際に、コンデンサの放電によって本体装置内の回
路を破壊する手段23を備える。本発明によれば、本体
装置の電源コネクタを外した場合には警報が発生し続
け、また盗難防止装置を本体から引き抜いた場合には、
破壊手段が作動して装置が動作不能となる。
盗難時には警報を発し、かつ装置を破壊せずに警報を解
除することが困難な盗難防止装置および盗難防止装置付
き車載電子装置を提供すること。 【解決手段】 盗難防止装置が、コネクタ端子に外部か
ら電圧が供給されなくなると警報音を発生する回路と、
盗難防止装置10を本体装置20から取り外した際に、
本体装置の電子回路を破壊するためのコンデンサとを備
える。また、上記盗難防止装置を装備した車載電子装置
において、盗難防止装置を本体側コネクタ手段から引き
抜いた際に、コンデンサの放電によって本体装置内の回
路を破壊する手段23を備える。本発明によれば、本体
装置の電源コネクタを外した場合には警報が発生し続
け、また盗難防止装置を本体から引き抜いた場合には、
破壊手段が作動して装置が動作不能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は盗難防止装置および
盗難防止装置付き車載電子装置に関し、特に、装置を破
壊せずに警報の発生を解除することが困難な盗難防止装
置および盗難防止装置付き車載電子装置に関するもので
ある。
盗難防止装置付き車載電子装置に関し、特に、装置を破
壊せずに警報の発生を解除することが困難な盗難防止装
置および盗難防止装置付き車載電子装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、カーステレオ装置等の車載電子機
器の盗難防止方法として、装置本体を取り外して持ち出
すプルアウト式、パネルのみを取り外して持ち出すパネ
ル着脱式、カードを挿入すると動作可能となるカード式
等の方法が提案されている。しかし、これらの方法にお
いては、本体やパネルあるいはカードを持ち歩かなけれ
ばならない等の問題点があった。そこで、物を持ち歩く
代わりにパスワードを入力することにより動作可能とな
るキーワード式が提案されている。図5はパスワード式
の盗難防止機能を備えたカーステレオ装置の構成を示す
斜視図である。装置本体1の前面パネル2にはテンキー
スイッチ3が設けられ、該テンキースイッチから予め設
定されているパスワードを入力しないと装置が動作しな
いように構成されている。更に、例えば特開平6−21
9217号公報には、盗難防止モードをセットしてお
き、該モードセット時に装置を車から取り外すと装置が
動作不能となる車載用音響装置が記載されている。
器の盗難防止方法として、装置本体を取り外して持ち出
すプルアウト式、パネルのみを取り外して持ち出すパネ
ル着脱式、カードを挿入すると動作可能となるカード式
等の方法が提案されている。しかし、これらの方法にお
いては、本体やパネルあるいはカードを持ち歩かなけれ
ばならない等の問題点があった。そこで、物を持ち歩く
代わりにパスワードを入力することにより動作可能とな
るキーワード式が提案されている。図5はパスワード式
の盗難防止機能を備えたカーステレオ装置の構成を示す
斜視図である。装置本体1の前面パネル2にはテンキー
スイッチ3が設けられ、該テンキースイッチから予め設
定されているパスワードを入力しないと装置が動作しな
いように構成されている。更に、例えば特開平6−21
9217号公報には、盗難防止モードをセットしてお
き、該モードセット時に装置を車から取り外すと装置が
動作不能となる車載用音響装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したような、従来
の盗難防止装置において、例えばパスワード方式の場合
にはパスワードを忘れると修理が困難となるなどの問題
点があり、また、特開平6−219217号公報に記載
されている技術においては、盗難防止装置が装着されて
おり、該盗難防止装置が動作すると装置が動作不能にな
るということを知らない盗難者にとっては防止効果が無
いという問題点があった。本発明の目的は、前記のよう
な従来技術の問題点を解決し、何も持ち歩いたり記憶し
ておく必要が無く、盗難時には警報を発し、かつ装置を
破壊せずに警報を解除することが困難な盗難防止装置お
よび盗難防止装置付き車載電子装置を提供することにあ
る。
の盗難防止装置において、例えばパスワード方式の場合
にはパスワードを忘れると修理が困難となるなどの問題
点があり、また、特開平6−219217号公報に記載
されている技術においては、盗難防止装置が装着されて
おり、該盗難防止装置が動作すると装置が動作不能にな
るということを知らない盗難者にとっては防止効果が無
いという問題点があった。本発明の目的は、前記のよう
な従来技術の問題点を解決し、何も持ち歩いたり記憶し
ておく必要が無く、盗難時には警報を発し、かつ装置を
破壊せずに警報を解除することが困難な盗難防止装置お
よび盗難防止装置付き車載電子装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、盗難防止装置
において、コネクタ端子に外部から電圧が供給されなく
なると警報を発生する警報手段と、盗難防止装置を本体
装置から取り外した際に、本体装置の回路を破壊するた
めのコンデンサなどの電源手段とを備えたことを特徴と
する。また、上記盗難防止装置を装備した車載電子装置
において、盗難防止装置を本体側コネクタ手段から引き
抜いた際に、前記コンデンサの放電によって本体装置内
の回路を破壊する破壊手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、例えば盗難者が本体装置の電源コネク
タを外した場合、警報が発生し続け、盗難防止効果が生
じる。また盗難者が盗難防止装置を本体から引き抜いた
場合には、破壊手段が作動して装置が動作不能となり、
盗難者の目的達成を阻止できる。
において、コネクタ端子に外部から電圧が供給されなく
なると警報を発生する警報手段と、盗難防止装置を本体
装置から取り外した際に、本体装置の回路を破壊するた
めのコンデンサなどの電源手段とを備えたことを特徴と
する。また、上記盗難防止装置を装備した車載電子装置
において、盗難防止装置を本体側コネクタ手段から引き
抜いた際に、前記コンデンサの放電によって本体装置内
の回路を破壊する破壊手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、例えば盗難者が本体装置の電源コネク
タを外した場合、警報が発生し続け、盗難防止効果が生
じる。また盗難者が盗難防止装置を本体から引き抜いた
場合には、破壊手段が作動して装置が動作不能となり、
盗難者の目的達成を阻止できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図2は、本発明を適用した車載電子装置で
あるカーステレオ装置の構造を示す斜視図である。カー
ステレオ装置本体20の上部には取り外し可能な上蓋2
6が装着されている。本体20の前面にはパネル25が
装着されており、本体20の内部には本発明に関する盗
難防止装置10が装着されている。盗難防止装置10
は、後述するように本体内部のプリント基板上のコネク
タに嵌合して保持されており、上蓋26を装着すること
により、上記コネクタと完全に嵌合した状態で所定の位
置に固定される。
に説明する。図2は、本発明を適用した車載電子装置で
あるカーステレオ装置の構造を示す斜視図である。カー
ステレオ装置本体20の上部には取り外し可能な上蓋2
6が装着されている。本体20の前面にはパネル25が
装着されており、本体20の内部には本発明に関する盗
難防止装置10が装着されている。盗難防止装置10
は、後述するように本体内部のプリント基板上のコネク
タに嵌合して保持されており、上蓋26を装着すること
により、上記コネクタと完全に嵌合した状態で所定の位
置に固定される。
【0006】図1は、本発明の盗難防止装置10のカー
ステレオ装置20への取り付け構造を示す斜視図であ
る。盗難防止装置10は本体部分とコネクタ部分11か
らなり、本体部分の内部には後述する電子回路および電
池13などが収容されている。第1の保護フィルム14
は電池13の電極と図示しない電池ホルダの電極間に挟
んである絶縁性のフィルムであり、装置の使用開始時に
このフィルムを引き抜くことにより、電池の電極と電池
ホルダの電極とが導通するようになっている。本体上部
には内部のブザーによって発生した警報音を外部へ伝搬
させるための複数の孔16が設けられている。
ステレオ装置20への取り付け構造を示す斜視図であ
る。盗難防止装置10は本体部分とコネクタ部分11か
らなり、本体部分の内部には後述する電子回路および電
池13などが収容されている。第1の保護フィルム14
は電池13の電極と図示しない電池ホルダの電極間に挟
んである絶縁性のフィルムであり、装置の使用開始時に
このフィルムを引き抜くことにより、電池の電極と電池
ホルダの電極とが導通するようになっている。本体上部
には内部のブザーによって発生した警報音を外部へ伝搬
させるための複数の孔16が設けられている。
【0007】コネクタ部分11は、本体内のプリント基
板21上に装着された本体側コネクタ装置22と嵌合す
るように構成されており、表面には複数の電極が配置さ
れている。第2の保護フィルム12は、盗難防止装置1
0を本体20から引き抜いた際に本体内の回路を破壊す
るために使用される電極を覆うように張り付けてあり、
やはり使用開始時に抜き取る。なお、基板21上のトラ
ンス23は本体内の電子回路を破壊するための高電圧を
発生させるために使用される。
板21上に装着された本体側コネクタ装置22と嵌合す
るように構成されており、表面には複数の電極が配置さ
れている。第2の保護フィルム12は、盗難防止装置1
0を本体20から引き抜いた際に本体内の回路を破壊す
るために使用される電極を覆うように張り付けてあり、
やはり使用開始時に抜き取る。なお、基板21上のトラ
ンス23は本体内の電子回路を破壊するための高電圧を
発生させるために使用される。
【0008】図3は、本発明の盗難防止装置および本体
装置の要部の回路構成を示す回路図である。盗難防止装
置10内には、電池13、スイッチング回路、発振回
路、ブザー31、コンデンサC1等の回路や部品が収納
されている。電池13としては任意の乾電池や充電式電
池を採用可能であるが、以後、電池13の出力電圧は3
Vであるものとして説明する。スイッチング回路は2個
のトランジスタTR1、TR2、2個の抵抗R1、R
2、ダイオードD1、コンデンサからなる。そして、外
部からコネクタ11の端子33にプラスの電圧として、
例えば車のバッテリの電圧である12Vが印加されてい
る場合を考える。この場合には、例えば抵抗R1とR2
を等しくしておけば、TR2のベースには約6Vの電圧
がかかり、トランジスタTR1、TR2の双方ともベー
スエミッタ間が逆バイアスとなってベース電流が流れな
い。従って、トランジスタTR1、TR2は共にオフ状
態となり、発振回路に電源が供給されず、警報音は発生
しない。
装置の要部の回路構成を示す回路図である。盗難防止装
置10内には、電池13、スイッチング回路、発振回
路、ブザー31、コンデンサC1等の回路や部品が収納
されている。電池13としては任意の乾電池や充電式電
池を採用可能であるが、以後、電池13の出力電圧は3
Vであるものとして説明する。スイッチング回路は2個
のトランジスタTR1、TR2、2個の抵抗R1、R
2、ダイオードD1、コンデンサからなる。そして、外
部からコネクタ11の端子33にプラスの電圧として、
例えば車のバッテリの電圧である12Vが印加されてい
る場合を考える。この場合には、例えば抵抗R1とR2
を等しくしておけば、TR2のベースには約6Vの電圧
がかかり、トランジスタTR1、TR2の双方ともベー
スエミッタ間が逆バイアスとなってベース電流が流れな
い。従って、トランジスタTR1、TR2は共にオフ状
態となり、発振回路に電源が供給されず、警報音は発生
しない。
【0009】カーステレオ装置本体の電源コネクタ48
を抜いた場合など、端子32にプラスの電圧が印加され
なくなると、電池13のプラス電極→TR1のエミッタ
→ベース→TR2のエミッタ→ベース→R2→電池13
のマイナス電極のループで電流が流れる。従って、トラ
ンジスタTR1、TR2の双方ともオン状態となり、発
振回路に電源が供給される。
を抜いた場合など、端子32にプラスの電圧が印加され
なくなると、電池13のプラス電極→TR1のエミッタ
→ベース→TR2のエミッタ→ベース→R2→電池13
のマイナス電極のループで電流が流れる。従って、トラ
ンジスタTR1、TR2の双方ともオン状態となり、発
振回路に電源が供給される。
【0010】発振回路としては、例えば周知のマルチバ
イブレータIC30(例えば日本電気製μPD5555)を使
用した発振回路を採用し、可聴周波数の矩形波信号を発
生する。発振回路30の出力によって例えば圧電素子を
使用したブザー31を駆動し、警報音を発生する。な
お、トランジスタTR3はブザー31の他端子に位相の
反転した可聴周波数信号を印加するためのインバータ回
路として機能する。コンデンサC1は、大容量(例えば
4700μF)の電解コンデンサであり、コネクタ部分11
の端子34、35と共通のアース端子32との間に接続
されている。
イブレータIC30(例えば日本電気製μPD5555)を使
用した発振回路を採用し、可聴周波数の矩形波信号を発
生する。発振回路30の出力によって例えば圧電素子を
使用したブザー31を駆動し、警報音を発生する。な
お、トランジスタTR3はブザー31の他端子に位相の
反転した可聴周波数信号を印加するためのインバータ回
路として機能する。コンデンサC1は、大容量(例えば
4700μF)の電解コンデンサであり、コネクタ部分11
の端子34、35と共通のアース端子32との間に接続
されている。
【0011】図3の下部に記載されている装置本体のプ
リント基板21には、図示しないアンプやテープドライ
ブ装置およびそれらを制御する制御用IC47が搭載さ
れており、更に昇圧手段であるトランス23も搭載され
ている。本体の電源コネクタ48には、車のバッテリ5
0からスイッチを介さずに端子44に電源が供給されて
おり、またアクセサリスイッチ51を介して端子45に
電源が供給されている。端子45からは、図示しないア
ンプやテープドライブ装置に電源が供給される。
リント基板21には、図示しないアンプやテープドライ
ブ装置およびそれらを制御する制御用IC47が搭載さ
れており、更に昇圧手段であるトランス23も搭載され
ている。本体の電源コネクタ48には、車のバッテリ5
0からスイッチを介さずに端子44に電源が供給されて
おり、またアクセサリスイッチ51を介して端子45に
電源が供給されている。端子45からは、図示しないア
ンプやテープドライブ装置に電源が供給される。
【0012】電源コネクタの端子44は盗難防止装置用
の本体側コネクタ22の端子41に接続されており、ま
た抵抗R3、ダイオードD2の直列回路を介して端子4
2に接続されている。端子43はトランス23の一次側
巻線に接続されており、共通のアース端子40は接地さ
れている。トランス23は例えば巻線比1:30程度の
昇圧用トランスであり、二次側巻線は、サービス用ジャ
ンパ線46およびダイオードD3の直列回路を介して、
例えば装置全体を制御する制御用ICの1つの端子48
に接続されている。
の本体側コネクタ22の端子41に接続されており、ま
た抵抗R3、ダイオードD2の直列回路を介して端子4
2に接続されている。端子43はトランス23の一次側
巻線に接続されており、共通のアース端子40は接地さ
れている。トランス23は例えば巻線比1:30程度の
昇圧用トランスであり、二次側巻線は、サービス用ジャ
ンパ線46およびダイオードD3の直列回路を介して、
例えば装置全体を制御する制御用ICの1つの端子48
に接続されている。
【0013】正常時にはトランス23の二次側巻線には
電圧は発生していないので、ダイオードD3はオフ状態
である。従って、ダイオードD3のカソード端子を制御
用ICのどの端子に接続してもIC47の機能を損なう
ことは無く、任意の端子に接続可能である。よって、ト
ランス23から高電圧(例えば300V)が発生した場合
に、なるべく確実にICの機能が停止するような端子を
実験によって選択し、該端子に接続するようにする。
電圧は発生していないので、ダイオードD3はオフ状態
である。従って、ダイオードD3のカソード端子を制御
用ICのどの端子に接続してもIC47の機能を損なう
ことは無く、任意の端子に接続可能である。よって、ト
ランス23から高電圧(例えば300V)が発生した場合
に、なるべく確実にICの機能が停止するような端子を
実験によって選択し、該端子に接続するようにする。
【0014】次に、コネクタ11、22の構造および動
作について説明する。盗難防止装置側のコネクタ部分1
1は板状の直方体であり、表面に4つの電極32〜35
が配置されている。電極32は共通のアース電極であ
り、コネクタ11の先端部から根元まで長く延びてい
る。また、対向する電極40の接点は本体側コネクタ2
2の上部に設けられている。従って、電極32は盗難防
止装置10の本体側コネクタ22への挿入開始直後から
挿入完了まで対向する本体側電極40と接触している。
作について説明する。盗難防止装置側のコネクタ部分1
1は板状の直方体であり、表面に4つの電極32〜35
が配置されている。電極32は共通のアース電極であ
り、コネクタ11の先端部から根元まで長く延びてい
る。また、対向する電極40の接点は本体側コネクタ2
2の上部に設けられている。従って、電極32は盗難防
止装置10の本体側コネクタ22への挿入開始直後から
挿入完了まで対向する本体側電極40と接触している。
【0015】電極33および電極34は、それぞれ電源
電圧印加用およびコンデンサ充電用の電極であり、コネ
クタ11の先端部に配置されている。また、対向する本
体側電極の接点は本体側コネクタ22の下部に設けられ
ている。従って、電極33、34は本体側コネクタ22
への挿入完了時点において初めて対向する本体側電極4
1、42と接触する。電極35は、放電用の電極であ
り、やはりコネクタ11の先端部に配置され、コンデン
サ(電極34)と接続されている。また、対向する本体
側電極の接点43は本体側コネクタ22の中間部に設け
られている。従って、電極35は本体側コネクタ22へ
の挿入あるいは引き抜く途中において対向する本体側電
極43と接触する。
電圧印加用およびコンデンサ充電用の電極であり、コネ
クタ11の先端部に配置されている。また、対向する本
体側電極の接点は本体側コネクタ22の下部に設けられ
ている。従って、電極33、34は本体側コネクタ22
への挿入完了時点において初めて対向する本体側電極4
1、42と接触する。電極35は、放電用の電極であ
り、やはりコネクタ11の先端部に配置され、コンデン
サ(電極34)と接続されている。また、対向する本体
側電極の接点43は本体側コネクタ22の中間部に設け
られている。従って、電極35は本体側コネクタ22へ
の挿入あるいは引き抜く途中において対向する本体側電
極43と接触する。
【0016】次に動作について説明する。まず、盗難防
止装置10の設置時においては、本体20の電源コネク
タ48を接続して本体に電源を供給しておき、図1に示
すような盗難防止装置10を本体側コネクタ22に挿入
する。そして、フィルム12および14を引き抜き、設
置が完了する。この時、盗難防止装置10の端子33に
はバッテリの電圧が印加されているので、スイッチ回路
のトランジスタTR1、TR2はオフとなり、警報音は
発生しない。また、高抵抗R3およびダイオードD2を
介してコンデンサC1が充電される。
止装置10の設置時においては、本体20の電源コネク
タ48を接続して本体に電源を供給しておき、図1に示
すような盗難防止装置10を本体側コネクタ22に挿入
する。そして、フィルム12および14を引き抜き、設
置が完了する。この時、盗難防止装置10の端子33に
はバッテリの電圧が印加されているので、スイッチ回路
のトランジスタTR1、TR2はオフとなり、警報音は
発生しない。また、高抵抗R3およびダイオードD2を
介してコンデンサC1が充電される。
【0017】この状態で、例えば盗難者が装置本体を車
から取り外し、電源コネクタを外すか、あるいは線を切
断すると、盗難防止装置の端子33にバッテリの電圧が
印加されなくなり、前述したようにスイッチ回路がオン
となって発振回路が動作し、ブザー31から警報音が発
生する。なお、例えば外した電源コネクタを元通りに接
続すれば、警報音は停止し、本体装置は正常に機能す
る。
から取り外し、電源コネクタを外すか、あるいは線を切
断すると、盗難防止装置の端子33にバッテリの電圧が
印加されなくなり、前述したようにスイッチ回路がオン
となって発振回路が動作し、ブザー31から警報音が発
生する。なお、例えば外した電源コネクタを元通りに接
続すれば、警報音は停止し、本体装置は正常に機能す
る。
【0018】次に、盗難者が警報音の発生を止めようと
して、あるいは予め発生を防止しようとして盗難防止装
置を引き抜いた場合について説明する。図4は、盗難防
止装置10のコネクタ部分11を本体側コネクタ22か
ら引き抜く際の接点の接触の変化を示す説明図である。
図4(a)は、コネクタが完全に挿入されている通常の
状態を示している。この状態においては、端子34と接
点42、あるいは端子33と接点41が接触している。
なお、図示しないアース端子32と接点40は常に接触
している。図4(b)は、コネクタ11を1/3ほど引
き抜いた状態を示している。この状態においては、端子
33〜35はいずれの接点とも接触しておらず、警報音
は発生し続け、コンデンサC1への充電はされなくなる
が、コンデンサC1は既に充電が完了している。
して、あるいは予め発生を防止しようとして盗難防止装
置を引き抜いた場合について説明する。図4は、盗難防
止装置10のコネクタ部分11を本体側コネクタ22か
ら引き抜く際の接点の接触の変化を示す説明図である。
図4(a)は、コネクタが完全に挿入されている通常の
状態を示している。この状態においては、端子34と接
点42、あるいは端子33と接点41が接触している。
なお、図示しないアース端子32と接点40は常に接触
している。図4(b)は、コネクタ11を1/3ほど引
き抜いた状態を示している。この状態においては、端子
33〜35はいずれの接点とも接触しておらず、警報音
は発生し続け、コンデンサC1への充電はされなくなる
が、コンデンサC1は既に充電が完了している。
【0019】図4(c)は、コネクタ11を2/3ほど
引き抜いた状態を示している。この状態においては、端
子35が接点43と接触し、コンデンサC1→端子35
→接点43→トランスの一次巻線→アース→接点40→
端子32→コンデンサC1のルートで放電回路が形成さ
れ、放電電流が流れる。従って、トランス23の二次巻
線には高電圧が発生し、該高電圧が例えば制御用ICの
端子に印加されて、内部の半導体回路を破壊し、本体装
置を使用不能にする。制御用IC47はプリント基板2
1にはんだ付けされており、保守用部品単体では供給さ
れないので、盗難者が制御用ICを交換して機能を回復
させることは非常に困難である。なお、盗難防止装置1
0を取り外しても警報音は発生し続ける。
引き抜いた状態を示している。この状態においては、端
子35が接点43と接触し、コンデンサC1→端子35
→接点43→トランスの一次巻線→アース→接点40→
端子32→コンデンサC1のルートで放電回路が形成さ
れ、放電電流が流れる。従って、トランス23の二次巻
線には高電圧が発生し、該高電圧が例えば制御用ICの
端子に印加されて、内部の半導体回路を破壊し、本体装
置を使用不能にする。制御用IC47はプリント基板2
1にはんだ付けされており、保守用部品単体では供給さ
れないので、盗難者が制御用ICを交換して機能を回復
させることは非常に困難である。なお、盗難防止装置1
0を取り外しても警報音は発生し続ける。
【0020】以上、本発明の実施例を開示したが、本発
明には下記のような変形例も考えられる。実施例におい
ては、4つの接点を持つコネクタ装置の例を開示した
が、例えば充電電流制御用の抵抗R3および逆流防止ダ
イオードD2の直列回路を盗難防止装置10内の端子3
3とコンデンサC1の間に設けることにより、端子34
を省略することが可能である。また、充電用端子34と
放電用端子35は接続されているので、本体側の接点4
2と43を垂直方向に重ねて配置することにより、1つ
の端子で充電および放電機能を実現することも可能であ
る。実施例においては、警報手段として警報音を発生す
る例を開示したが、警報手段としては、例えば発光手
段、無線発信手段、発煙手段などを任意に組み合わせて
使用してもよい。
明には下記のような変形例も考えられる。実施例におい
ては、4つの接点を持つコネクタ装置の例を開示した
が、例えば充電電流制御用の抵抗R3および逆流防止ダ
イオードD2の直列回路を盗難防止装置10内の端子3
3とコンデンサC1の間に設けることにより、端子34
を省略することが可能である。また、充電用端子34と
放電用端子35は接続されているので、本体側の接点4
2と43を垂直方向に重ねて配置することにより、1つ
の端子で充電および放電機能を実現することも可能であ
る。実施例においては、警報手段として警報音を発生す
る例を開示したが、警報手段としては、例えば発光手
段、無線発信手段、発煙手段などを任意に組み合わせて
使用してもよい。
【0021】昇圧手段としてはトランスを使用する例を
開示したが、公知の任意の高圧発生回路を使用可能であ
る。また、接点数が増加するが、盗難防止装置10側に
高圧発生回路を収納することも可能である。実施例にお
いては、制御用ICを破壊する例を開示したが、破壊す
る素子は装置の機能の少なくとも一部を不能にするもの
であれば、信号処理用IC、トランジスタ、ダイオー
ド、抵抗、コンデンサ、表示素子、フューズなど任意の
素子を選択可能である。また大電流を流すことによって
破壊可能な素子であれば、昇圧手段は不要となる。
開示したが、公知の任意の高圧発生回路を使用可能であ
る。また、接点数が増加するが、盗難防止装置10側に
高圧発生回路を収納することも可能である。実施例にお
いては、制御用ICを破壊する例を開示したが、破壊す
る素子は装置の機能の少なくとも一部を不能にするもの
であれば、信号処理用IC、トランジスタ、ダイオー
ド、抵抗、コンデンサ、表示素子、フューズなど任意の
素子を選択可能である。また大電流を流すことによって
破壊可能な素子であれば、昇圧手段は不要となる。
【0022】盗難防止装置の電源としては電池を使用す
る例を開示したが、電池の代わりに大容量のコンデンサ
を充電して使用することも考えられる。この場合には、
電源用コンデンサが本体装置破壊用のコンデンサC1を
兼用することも考えられる。実施例においては、カース
テレオ装置に本発明を適用する例を開示したが、本発明
は車載用テレビ、カーナビ装置など任意の車載用電子装
置に適用可能である。
る例を開示したが、電池の代わりに大容量のコンデンサ
を充電して使用することも考えられる。この場合には、
電源用コンデンサが本体装置破壊用のコンデンサC1を
兼用することも考えられる。実施例においては、カース
テレオ装置に本発明を適用する例を開示したが、本発明
は車載用テレビ、カーナビ装置など任意の車載用電子装
置に適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
例えば盗難者が本体装置の電源コネクタを外した場合、
盗難防止装置から警報が発生し続け、盗難防止効果が生
じる。また盗難者が盗難防止装置を本体から引き抜いた
場合には、破壊手段が作動して装置が動作不能となり、
盗難者の目的達成を阻止できる。従って、パネルやカー
ドを持ち歩いたり、パスワードを記憶しておく必要が無
く、盗難防止装置が装着されていることを知らない盗難
者に対しても盗難防止効果があり、また破壊手段が動作
した場合には、機能を回復することが非常に困難であ
り、盗難抑止効果がある。
例えば盗難者が本体装置の電源コネクタを外した場合、
盗難防止装置から警報が発生し続け、盗難防止効果が生
じる。また盗難者が盗難防止装置を本体から引き抜いた
場合には、破壊手段が作動して装置が動作不能となり、
盗難者の目的達成を阻止できる。従って、パネルやカー
ドを持ち歩いたり、パスワードを記憶しておく必要が無
く、盗難防止装置が装着されていることを知らない盗難
者に対しても盗難防止効果があり、また破壊手段が動作
した場合には、機能を回復することが非常に困難であ
り、盗難抑止効果がある。
【図1】本発明の盗難防止装置10の取り付け構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本発明を適用したカーステレオ装置の構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】本発明の盗難防止装置および本体装置の要部の
回路図である。
回路図である。
【図4】コネクタ部分11を引き抜く際の接触の変化を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】従来のパスワード式の盗難防止機能を備えたカ
ーステレオ装置の構成を示す斜視図である。
ーステレオ装置の構成を示す斜視図である。
10…盗難防止装置、11…コネクタ、12、14…保
護フィルム、15…孔、20…本体、21…プリント基
板、22…本体側コネクタ、23…トランス、25…パ
ネル、26…上蓋
護フィルム、15…孔、20…本体、21…プリント基
板、22…本体側コネクタ、23…トランス、25…パ
ネル、26…上蓋
Claims (4)
- 【請求項1】 盗難防止装置と本体装置とを接続する接
続手段と、前記接続手段を介して電圧が供給されなくな
ると、警報を発生する警報手段と、 前記接続手段が分離される際に本体装置の機能を破壊す
るための電源手段とを備えたことを特徴とする盗難防止
装置。 - 【請求項2】 前記警報手段は、警報音発生手段と、接
続手段の第1の端子に外部から電圧が供給されなくなる
と、警報音発生手段を動作させる警報制御手段とを含
み、 前記電源手段は接続手段の第2の端子に接続されている
コンデンサであることを特徴とする請求項1に記載の盗
難防止装置。 - 【請求項3】 盗難防止装置と本体装置とを接続する接
続手段と、前記接続手段を介して電圧が供給されなくな
ると、警報を発生する警報手段と、 前記接続手段が分離される際に本体装置の機能を破壊す
るための電源手段とを備えた盗難防止装置を装備し、 該盗難防止装置を本体装置から取り外した際に、前記盗
難防止装置の電源手段から供給される電源によって本体
装置内の回路を破壊する破壊手段を備えたことを特徴と
する盗難防止装置付き車載電子装置。 - 【請求項4】 前記警報手段は、警報音発生手段と、接
続手段の第1の端子に外部から電圧が供給されなくなる
と、警報音発生手段を動作させる警報制御手段とを含
み、 前記電源手段は接続手段の第2の端子に接続されている
コンデンサであり、 前記破壊手段は、前記盗難防止装置を本体側接続手段か
ら引き抜いた際に、前記コンデンサから供給される電流
が入力され、出力が制御用もしくは信号用ICの端子に
接続されている昇圧手段であることを特徴とする請求項
3に記載の盗難防止装置付き車載電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12545598A JPH11328548A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 盗難防止装置および盗難防止装置付き車載電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12545598A JPH11328548A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 盗難防止装置および盗難防止装置付き車載電子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11328548A true JPH11328548A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=14910531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12545598A Pending JPH11328548A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 盗難防止装置および盗難防止装置付き車載電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11328548A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005122705A (ja) * | 2003-10-01 | 2005-05-12 | Microsoft Corp | 電子装置の盗難を抑止するシステムおよび方法 |
JP2017013640A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | 三菱電機株式会社 | 車載情報機器 |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP12545598A patent/JPH11328548A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005122705A (ja) * | 2003-10-01 | 2005-05-12 | Microsoft Corp | 電子装置の盗難を抑止するシステムおよび方法 |
JP4660144B2 (ja) * | 2003-10-01 | 2011-03-30 | マイクロソフト コーポレーション | 電子装置の盗難を抑止するシステムおよび方法 |
JP2017013640A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | 三菱電機株式会社 | 車載情報機器 |
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