JPH11328328A - 無線カード - Google Patents
無線カードInfo
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- JPH11328328A JPH11328328A JP10130436A JP13043698A JPH11328328A JP H11328328 A JPH11328328 A JP H11328328A JP 10130436 A JP10130436 A JP 10130436A JP 13043698 A JP13043698 A JP 13043698A JP H11328328 A JPH11328328 A JP H11328328A
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- JP
- Japan
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- data
- command
- wireless card
- specific
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、誤使用を確実に防止し得るように
して、信頼性の高い安全な無線カードシステムを構築し
得るようにすることにある。 【解決手段】無線カードシステム毎に割り当てられたシ
ステム固有データを無線カードに格納して、その使用時
にシステム送信データからのシステム固有データを判別
して格納データと比較し、一致している状態でのみデー
タ読出し、書込み、書換えの各データ処理を実行可能に
構成したものである。
して、信頼性の高い安全な無線カードシステムを構築し
得るようにすることにある。 【解決手段】無線カードシステム毎に割り当てられたシ
ステム固有データを無線カードに格納して、その使用時
にシステム送信データからのシステム固有データを判別
して格納データと比較し、一致している状態でのみデー
タ読出し、書込み、書換えの各データ処理を実行可能に
構成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば入門カー
ド等に用いられる非接触でデータの読出し、書込み及び
書換えが可能な無線カードに関する。
ド等に用いられる非接触でデータの読出し、書込み及び
書換えが可能な無線カードに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の無線カードは、定期券、入門カ
ード、スキー場リフト券等、各種のシステムにおいて応
用されており、異種のシステム間の誤使用を含むシステ
ム毎の独立性が強く要請される。
ード、スキー場リフト券等、各種のシステムにおいて応
用されており、異種のシステム間の誤使用を含むシステ
ム毎の独立性が強く要請される。
【0003】具体的には、入門カード等のセキュリティ
ーに用いている無線カードで、無線定期システムが動作
してしまったりする誤動作の問題がある。また、スキー
場リフトシステムに適用した場合には、本来使用される
べきリフトシステムのリフト券を使用して、異なる他の
リフトシステムに使用できるような混乱を避ける必要が
ある。
ーに用いている無線カードで、無線定期システムが動作
してしまったりする誤動作の問題がある。また、スキー
場リフトシステムに適用した場合には、本来使用される
べきリフトシステムのリフト券を使用して、異なる他の
リフトシステムに使用できるような混乱を避ける必要が
ある。
【0004】ところで、一般に、無線カードは、動作開
始の電波エネルギを与えることで、カード内部の回路が
動作を開始するものと、所定のコマンドパターンを与え
ることにより動作を開始する方式がある。そして、この
ような無線カードにおいては、その使用形態として、移
動中に書込みや送信されてくるデータの検定機能等の形
態が考えられている。しかしながら、上記無線カードに
あっては、上記使用形態を実現するために、電力源とし
て電池を内蔵しなければならないが、前者の方式では、
ノイズ等により、電池が消耗してしまうという問題を有
する。
始の電波エネルギを与えることで、カード内部の回路が
動作を開始するものと、所定のコマンドパターンを与え
ることにより動作を開始する方式がある。そして、この
ような無線カードにおいては、その使用形態として、移
動中に書込みや送信されてくるデータの検定機能等の形
態が考えられている。しかしながら、上記無線カードに
あっては、上記使用形態を実現するために、電力源とし
て電池を内蔵しなければならないが、前者の方式では、
ノイズ等により、電池が消耗してしまうという問題を有
する。
【0005】また、後者の方式では、電池寿命の長寿命
化が図れるものの、例えば正規な無線カードシステムと
異なる他の無線カードシステムに使用した場合、誤使用
される虞れを有する。
化が図れるものの、例えば正規な無線カードシステムと
異なる他の無線カードシステムに使用した場合、誤使用
される虞れを有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の無線カードでは、他の無線カードシステムでの誤使
用を招く虞れを有する。この発明は上記の事情に鑑みて
なされたもので、他の無線カードシステムでの誤使用を
確実に防止し得るようにして、信頼性の高い安全な無線
カードを提供することを目的とする。
来の無線カードでは、他の無線カードシステムでの誤使
用を招く虞れを有する。この発明は上記の事情に鑑みて
なされたもので、他の無線カードシステムでの誤使用を
確実に防止し得るようにして、信頼性の高い安全な無線
カードを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定の無線
カードシステムとの間で非接触でデータの送受が可能
で、システム送信データからデータ読出し、書込み、書
換えの各システム固有コマンドを判別して、その判別結
果に対するデータ処理を行う無線カードにおいて、カー
ド発行時に使用限定する前記無線カードシステムのシス
テム固有データをシステム固有データ格納コマンドに応
じて格納するシステム固有データ格納手段と、前記シス
テム送信データからシステム固有データを判別するシス
テム固有データ判別手段と、このシステム固有データ判
別手段で判別したシステム固有データと前記システム固
有データ格納手段に予め格納したシステム固有データを
比較するシステム固有データ比較手段と、このシステム
固有データ比較手段で両システム固有データの一致を判
定した状態で、前記データ読出し、書込み及び書換えの
各システム固有コマンドの判別結果に対応するデータ処
理を実行する制御手段とを備えて構成したものである。
カードシステムとの間で非接触でデータの送受が可能
で、システム送信データからデータ読出し、書込み、書
換えの各システム固有コマンドを判別して、その判別結
果に対するデータ処理を行う無線カードにおいて、カー
ド発行時に使用限定する前記無線カードシステムのシス
テム固有データをシステム固有データ格納コマンドに応
じて格納するシステム固有データ格納手段と、前記シス
テム送信データからシステム固有データを判別するシス
テム固有データ判別手段と、このシステム固有データ判
別手段で判別したシステム固有データと前記システム固
有データ格納手段に予め格納したシステム固有データを
比較するシステム固有データ比較手段と、このシステム
固有データ比較手段で両システム固有データの一致を判
定した状態で、前記データ読出し、書込み及び書換えの
各システム固有コマンドの判別結果に対応するデータ処
理を実行する制御手段とを備えて構成したものである。
【0008】上記構成によれば、無線カードシステム毎
に割り当てられたシステム固有データがカード発行時に
格納され、その無線カードシステムでの使用時にシステ
ム送信データからのシステム固有データを判別して格納
データと比較し、一致している状態でのみデータ読出
し、書込み、書換えの各データ処理を実行可能としてい
る。従って、他の無線カードシステムどの誤使用が防止
され、信頼性の高い安全なシステムの構築に寄与され
る。
に割り当てられたシステム固有データがカード発行時に
格納され、その無線カードシステムでの使用時にシステ
ム送信データからのシステム固有データを判別して格納
データと比較し、一致している状態でのみデータ読出
し、書込み、書換えの各データ処理を実行可能としてい
る。従って、他の無線カードシステムどの誤使用が防止
され、信頼性の高い安全なシステムの構築に寄与され
る。
【0009】また、この発明は、システム固有データ比
較手段で両システム固有データの一致を判定した状態
で、前記データ読出し、書込み及び書換えの各システム
固有コマンドに応動してスクランブルデータ処理を実行
するように構成した。上記構成によれば、システムコー
ドの改変防止が図れることにより、さらに不正使用の防
止の促進が図れ、安全性の向上が図れる。
較手段で両システム固有データの一致を判定した状態
で、前記データ読出し、書込み及び書換えの各システム
固有コマンドに応動してスクランブルデータ処理を実行
するように構成した。上記構成によれば、システムコー
ドの改変防止が図れることにより、さらに不正使用の防
止の促進が図れ、安全性の向上が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、の発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施の形態に係る無線カードを示すもので、図中1
1は、外部のシステム端末(無線カード読取り/書込み
機)との間でシリアルビットデータを送受信するための
アンテナである。このアンテナ11から取り込まれたシ
リアルビットデータは、送受信回路12で受信復調され
てキー回路13及びデータ処理回路15に送られる。
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施の形態に係る無線カードを示すもので、図中1
1は、外部のシステム端末(無線カード読取り/書込み
機)との間でシリアルビットデータを送受信するための
アンテナである。このアンテナ11から取り込まれたシ
リアルビットデータは、送受信回路12で受信復調され
てキー回路13及びデータ処理回路15に送られる。
【0011】上記キー回路13は、受信データのフレー
ム先頭に付加されたコマンドを解読して、そのコマンド
送信の外部システム端末に応答すべきどうか判別する。
判別の結果、応答するときは、クロック発生回路14に
クロック発生信号を送り、判別したコマンドに基づいて
選択的にリード命令、ライト命令、一部書換命令、シス
テムコードセット命令を発生してCPU、制御回路、メ
モリ等を含むデータ処理回路15に送る。
ム先頭に付加されたコマンドを解読して、そのコマンド
送信の外部システム端末に応答すべきどうか判別する。
判別の結果、応答するときは、クロック発生回路14に
クロック発生信号を送り、判別したコマンドに基づいて
選択的にリード命令、ライト命令、一部書換命令、シス
テムコードセット命令を発生してCPU、制御回路、メ
モリ等を含むデータ処理回路15に送る。
【0012】上記クロック発生回路14は、キー回路1
3からの発生信号に応じてクロックを発生する。ここで
発生されたクロックは、データ処理回路15に送られ
る。データ処理回路15は、クロック入力により起動
し、キー回路13からの各種指令を判別して対応するデ
ータ処理を行うもので、キー回路13とはデータバス1
6を通じて接続されており、必要に応じてキー回路13
との間でデータの送受を行う。このデータ処理回路15
は、処理データをシリアル形式で出力する機能を有し、
そのシリアルビットデータを直接送受信回路12に送
り、アンテナ11を通じて外部へ送信可能となってい
る。
3からの発生信号に応じてクロックを発生する。ここで
発生されたクロックは、データ処理回路15に送られ
る。データ処理回路15は、クロック入力により起動
し、キー回路13からの各種指令を判別して対応するデ
ータ処理を行うもので、キー回路13とはデータバス1
6を通じて接続されており、必要に応じてキー回路13
との間でデータの送受を行う。このデータ処理回路15
は、処理データをシリアル形式で出力する機能を有し、
そのシリアルビットデータを直接送受信回路12に送
り、アンテナ11を通じて外部へ送信可能となってい
る。
【0013】なお、上記回路12〜15は、その動作が
電池による電源17の出力によって実現される。ここ
で、上記キー回路13の具体的な構成について説明す
る。このキー回路13は、図2に示すように無線カード
に送られてくるシリアルビットデータのフレーム先頭に
付加されたコマンドパターンを解析して、リードコマン
ドやライトコマンドといったコマンドをデコードする回
路である。
電池による電源17の出力によって実現される。ここ
で、上記キー回路13の具体的な構成について説明す
る。このキー回路13は、図2に示すように無線カード
に送られてくるシリアルビットデータのフレーム先頭に
付加されたコマンドパターンを解析して、リードコマン
ドやライトコマンドといったコマンドをデコードする回
路である。
【0014】即ち、シリアルデータの入力されるシフト
レジスタ131は、2つのコマンドパターン長の領域を
備え、入力したシリアルビットデータを1ビットづつシ
フトさせ、規定ビットで各コマンドパターン毎にパラレ
ルに読出していく。
レジスタ131は、2つのコマンドパターン長の領域を
備え、入力したシリアルビットデータを1ビットづつシ
フトさせ、規定ビットで各コマンドパターン毎にパラレ
ルに読出していく。
【0015】また、キー回路13は、ビットカウンタ1
32を備え、このビットカウンタ132は、規定のコマ
ンドパターン長が入力されたか否かをカウントして、規
定コマンドパターン長のコマンドが入力した状態でカウ
ントアップ信号を送出する。このカウントアップ信号
は、ANDゲートA1〜A4に入力される。
32を備え、このビットカウンタ132は、規定のコマ
ンドパターン長が入力されたか否かをカウントして、規
定コマンドパターン長のコマンドが入力した状態でカウ
ントアップ信号を送出する。このカウントアップ信号
は、ANDゲートA1〜A4に入力される。
【0016】さらに、キー回路13は、システムコード
レジスタ133及びコンパレータ138を備える。シス
テムコードレジスタ133は、任意のシステムコードデ
ータを設定できるレジスタで、システムコードコマンド
によりデータを設定することができる。そして、コンパ
レータ138の出力端は、ANDゲートA1〜A4に接
続され、システムコードレジスタ133の設定内容と、
送られてきたコマンドのシステムコードとが一致してい
るかどうかを検出して、検出信号をANDゲートA1〜
A4に出力する。
レジスタ133及びコンパレータ138を備える。シス
テムコードレジスタ133は、任意のシステムコードデ
ータを設定できるレジスタで、システムコードコマンド
によりデータを設定することができる。そして、コンパ
レータ138の出力端は、ANDゲートA1〜A4に接
続され、システムコードレジスタ133の設定内容と、
送られてきたコマンドのシステムコードとが一致してい
るかどうかを検出して、検出信号をANDゲートA1〜
A4に出力する。
【0017】ANDゲートA1〜A4には、デコーダ1
34,135,136,137がそれぞれ接続される。
このデコーダ134,135,136,137は、シフ
トレジスタ131の読出し出力からリード命令、ライト
命令、一部書換命令、システムレジスタセット命令の各
コマンドをデコーダするもので、各デコーダ134,1
35,136,137の出力をANDゲートA1〜A4
に出力する。
34,135,136,137がそれぞれ接続される。
このデコーダ134,135,136,137は、シフ
トレジスタ131の読出し出力からリード命令、ライト
命令、一部書換命令、システムレジスタセット命令の各
コマンドをデコーダするもので、各デコーダ134,1
35,136,137の出力をANDゲートA1〜A4
に出力する。
【0018】また、ANDゲートA1〜A4は、それぞ
れビットカウンタ132からのカウントアップ信号、コ
ンパレータ138からのシステムコード一致信号が入力
されたときに、デコーダ134〜137からの命令コマ
ンドを上記データ処理回路15へ導出する。ANDゲー
トA4は、ビットカウンタ132からのカウントアップ
信号が入力されたとき、デコーダ137からの命令コマ
ンドを上記データ処理回路15へ導出する。
れビットカウンタ132からのカウントアップ信号、コ
ンパレータ138からのシステムコード一致信号が入力
されたときに、デコーダ134〜137からの命令コマ
ンドを上記データ処理回路15へ導出する。ANDゲー
トA4は、ビットカウンタ132からのカウントアップ
信号が入力されたとき、デコーダ137からの命令コマ
ンドを上記データ処理回路15へ導出する。
【0019】そして、上記ANDゲートA1〜A4の各
出力は、ORゲートBに接続される。このORゲートB
は、ANDゲートA1〜A4のいずれかから命令コマン
ドが出力されるとき、クロック発生信号をクロック発生
回路14に出力してクロック発振を開始させる。
出力は、ORゲートBに接続される。このORゲートB
は、ANDゲートA1〜A4のいずれかから命令コマン
ドが出力されるとき、クロック発生信号をクロック発生
回路14に出力してクロック発振を開始させる。
【0020】なお、上記デコーダA1〜A4は、異なる
無線カードシステムにおいても、そのデコーダ部分を全
ての無線カードまたはカードシステム毎に共通に設定さ
れる。これにより、各種の無線カード全てに関して、そ
のデコーダ部分を共通化すると、システム間の違いを、
システムコードによって区別される。また、無線カード
システム毎に共通化した場合には、そのシステムの違い
を、同様にシステムコードによって区別される。
無線カードシステムにおいても、そのデコーダ部分を全
ての無線カードまたはカードシステム毎に共通に設定さ
れる。これにより、各種の無線カード全てに関して、そ
のデコーダ部分を共通化すると、システム間の違いを、
システムコードによって区別される。また、無線カード
システム毎に共通化した場合には、そのシステムの違い
を、同様にシステムコードによって区別される。
【0021】上記構成において、以下に動作を説明す
る。即ち、シフトレジスタ131のデータフォーマット
としては、例えば図3に示すようにフレーム先頭にコマ
ンドビットパターンとシステムパターンが付加される。
コマンドビットパターンは、リードコマンドやライトコ
マンドを示し、システムビットパターンは、無線カード
システムのシステムコードを示す。
る。即ち、シフトレジスタ131のデータフォーマット
としては、例えば図3に示すようにフレーム先頭にコマ
ンドビットパターンとシステムパターンが付加される。
コマンドビットパターンは、リードコマンドやライトコ
マンドを示し、システムビットパターンは、無線カード
システムのシステムコードを示す。
【0022】そして、無線カード発行時に、システムコ
ードセットコマンドを送り、使用許可すべき無線カード
システムのシステムコードをデータ処理回路15のメモ
リに記憶させる。この際、データ処理回路15は、シス
テムコードをデータバス16を介してキー回路13のシ
ステムレジスタ133に送り、格納させる。なお、上記
システムコードセットコマンドは、システムコードによ
らずに動作するようになっている。
ードセットコマンドを送り、使用許可すべき無線カード
システムのシステムコードをデータ処理回路15のメモ
リに記憶させる。この際、データ処理回路15は、シス
テムコードをデータバス16を介してキー回路13のシ
ステムレジスタ133に送り、格納させる。なお、上記
システムコードセットコマンドは、システムコードによ
らずに動作するようになっている。
【0023】ここで、キー回路13は、システムコード
セットコマンドがデコーダ137でデコーダされると、
これと同時にビットカウンタ132がカウントアップさ
れて、ANDゲートA4からシステムコードセット命令
がデータ処理回路15に向けて出力される。
セットコマンドがデコーダ137でデコーダされると、
これと同時にビットカウンタ132がカウントアップさ
れて、ANDゲートA4からシステムコードセット命令
がデータ処理回路15に向けて出力される。
【0024】同時に、ORゲートBからクロック発生信
号が出力され、これによってクロック発生回路14が起
動され、クロックがデータ処理回路15に送られて起動
状態となる。データ処理回路15は、入力したシステム
コード命令にしたがって、システムコードをメモリに格
納すると共に、キー回路13のシステムコードレジスタ
133に出力する。
号が出力され、これによってクロック発生回路14が起
動され、クロックがデータ処理回路15に送られて起動
状態となる。データ処理回路15は、入力したシステム
コード命令にしたがって、システムコードをメモリに格
納すると共に、キー回路13のシステムコードレジスタ
133に出力する。
【0025】ここで、無線カードからデータの読出しを
行う場合には、システムコードとリードコマンドを付加
したビットパターンのデータを無線カードに出力する。
すると、無線カードでは、キー回路13において、シフ
トレジスタ131でシステムコードとリードコマンドコ
ードを取出す。
行う場合には、システムコードとリードコマンドを付加
したビットパターンのデータを無線カードに出力する。
すると、無線カードでは、キー回路13において、シフ
トレジスタ131でシステムコードとリードコマンドコ
ードを取出す。
【0026】このシステムコードは、コンパレータ13
8でシステムコードレジスタ133に格納されたシステ
ムコードと比較され、一致していれば当該無線カードシ
ステムと判定され、ANDゲートA1〜A3に送出許可
信号(ハイレベル)が出力される。そして、一致してい
なければコンパレータ138の出力は、ローレベルとな
り、ANDゲートA1〜A4からの出力が停止される。
これにより、ORゲートBは、クロック発生信号の出力
が停止され、データ処理回路15の動作が停止される。
8でシステムコードレジスタ133に格納されたシステ
ムコードと比較され、一致していれば当該無線カードシ
ステムと判定され、ANDゲートA1〜A3に送出許可
信号(ハイレベル)が出力される。そして、一致してい
なければコンパレータ138の出力は、ローレベルとな
り、ANDゲートA1〜A4からの出力が停止される。
これにより、ORゲートBは、クロック発生信号の出力
が停止され、データ処理回路15の動作が停止される。
【0027】また、システムコード一致の場合には、上
記リードコマンドコードは、デコーダ134でデコード
され、ANDゲートA1に出力される。これにより、ビ
ットカウンタ132及びコンパレータ138の出力は、
それぞれハイレベルとなり、デコーダされたリード命令
は、ANDゲートA1を通過してデータ処理回路15に
出力される。さらに、リード命令の送出により、ORゲ
ートBからクロック発生信号がクロック発生回路14に
出力され、このクロック発生回路14を介してデータ処
理回路15は、起動される。
記リードコマンドコードは、デコーダ134でデコード
され、ANDゲートA1に出力される。これにより、ビ
ットカウンタ132及びコンパレータ138の出力は、
それぞれハイレベルとなり、デコーダされたリード命令
は、ANDゲートA1を通過してデータ処理回路15に
出力される。さらに、リード命令の送出により、ORゲ
ートBからクロック発生信号がクロック発生回路14に
出力され、このクロック発生回路14を介してデータ処
理回路15は、起動される。
【0028】データ処理回路15は、リード命令に応動
して必要なデータをメモリから読出し、送受信回路12
を、アンテナ11を介して外部の無線カードシステム端
末に出力する。これにより、リード処理動作が完了され
る。
して必要なデータをメモリから読出し、送受信回路12
を、アンテナ11を介して外部の無線カードシステム端
末に出力する。これにより、リード処理動作が完了され
る。
【0029】また、無線カードにデータ書込み、あるい
は書換を含む一部書換を行う場合には、上述した読出し
動作と略同様に、システムコードとライトコマンドコー
ド、あるいは一部書換コマンドを付加したビットパター
ンのデータを無線カードに出力する。無線カードでは、
キー回路13において、シフトレジスタ131でシステ
ムコードと、ライトまたは一部書換コマンドコードを取
出す。
は書換を含む一部書換を行う場合には、上述した読出し
動作と略同様に、システムコードとライトコマンドコー
ド、あるいは一部書換コマンドを付加したビットパター
ンのデータを無線カードに出力する。無線カードでは、
キー回路13において、シフトレジスタ131でシステ
ムコードと、ライトまたは一部書換コマンドコードを取
出す。
【0030】システムコードは、コンパレータ138で
システムコードレジスタ133に格納されたシステムコ
ードと比較され、一致していれば当該無線カードシステ
ムと判別され、ANDゲートA1〜A3に送出許可信号
が出力される。
システムコードレジスタ133に格納されたシステムコ
ードと比較され、一致していれば当該無線カードシステ
ムと判別され、ANDゲートA1〜A3に送出許可信号
が出力される。
【0031】また、一致していなければコンパレータ1
38の出力は、ローレベルとなり、ANDゲートA1〜
A4からの出力が停止される。これにより、ORゲート
Bからもクロック発生信号が出力されず、データ処理回
路15の動作が停止された状態が保たれる。
38の出力は、ローレベルとなり、ANDゲートA1〜
A4からの出力が停止される。これにより、ORゲート
Bからもクロック発生信号が出力されず、データ処理回
路15の動作が停止された状態が保たれる。
【0032】そして、システムコード一致の場合には、
上記ライトまたは一部書換コマンドコードは、先ずデコ
ーダ134でデコードされ、ANDゲートA2またはA
3に出力される。これにより、ビットカウンタ132及
びコンパレータ138の出力は、ハイレベルとなり、デ
コードされたライトまたは一部書換命令がANDゲート
A2またはA3を介してデータ処理回路15に出力され
る。そして、ORゲートBからもクロック発生信号が出
力され、データ処理回路15が起動状態に設定される。
上記ライトまたは一部書換コマンドコードは、先ずデコ
ーダ134でデコードされ、ANDゲートA2またはA
3に出力される。これにより、ビットカウンタ132及
びコンパレータ138の出力は、ハイレベルとなり、デ
コードされたライトまたは一部書換命令がANDゲート
A2またはA3を介してデータ処理回路15に出力され
る。そして、ORゲートBからもクロック発生信号が出
力され、データ処理回路15が起動状態に設定される。
【0033】ここで、データ処理回路15は、ライトま
たは一部書換命令に応動して、データ書込みまたはデー
タ切換を実行し、その後、処理終了コマンドを送受信回
路12、アンテナ11を介して外部の無線カードシステ
ム端末に出力する。これにより、ライトまたは一部書換
処理動作が完了される。
たは一部書換命令に応動して、データ書込みまたはデー
タ切換を実行し、その後、処理終了コマンドを送受信回
路12、アンテナ11を介して外部の無線カードシステ
ム端末に出力する。これにより、ライトまたは一部書換
処理動作が完了される。
【0034】このように、上記無線カードは、無線カー
ドシステム毎に割り当てられたシステム固有データを無
線カードに格納して、その使用時にシステム送信データ
からのシステム固有データを判別して格納データと比較
し、一致している状態でのみデータ読出し、書込み、書
換えの各データ処理を実行可能に構成した。これによれ
ば、他の無線カードシステムにおける誤使用を確実に防
止することができることにより、信頼性の高い安全な無
線カードシステムの構築が実現される。
ドシステム毎に割り当てられたシステム固有データを無
線カードに格納して、その使用時にシステム送信データ
からのシステム固有データを判別して格納データと比較
し、一致している状態でのみデータ読出し、書込み、書
換えの各データ処理を実行可能に構成した。これによれ
ば、他の無線カードシステムにおける誤使用を確実に防
止することができることにより、信頼性の高い安全な無
線カードシステムの構築が実現される。
【0035】なお、この発明は、上記実施の形態に限る
ことなく、例えば図4及び図5に示すようにカギコード
用のシフトレジスタ20をキー回路13内に備えて、シ
ステムコードにスクランブルをかけて暗号化して、デー
タの改変の防止を図ることにより、さらに不正使用の防
止の促進が図れ、安全性の向上が図れる。但し、図4及
び図5においては、前記図1及び図2と同一部分につい
て、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
ことなく、例えば図4及び図5に示すようにカギコード
用のシフトレジスタ20をキー回路13内に備えて、シ
ステムコードにスクランブルをかけて暗号化して、デー
タの改変の防止を図ることにより、さらに不正使用の防
止の促進が図れ、安全性の向上が図れる。但し、図4及
び図5においては、前記図1及び図2と同一部分につい
て、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0036】即ち、図4及び図5においては、カギコー
ド用のシフトレジスタ20をキー回路13の入力端と出
力端との間に配置して、このシフトレジスタ20のカギ
コードとデータ処理回路15からの平文データとの排他
的論理和を演算器Cでとり、この平文データにスクラン
ブルをかけてスクランブルデータ(暗号データ)を生成
し、この暗号データを送受信回路12及びアンテナ11
を介して外部無線カードシステム端末に出力する。
ド用のシフトレジスタ20をキー回路13の入力端と出
力端との間に配置して、このシフトレジスタ20のカギ
コードとデータ処理回路15からの平文データとの排他
的論理和を演算器Cでとり、この平文データにスクラン
ブルをかけてスクランブルデータ(暗号データ)を生成
し、この暗号データを送受信回路12及びアンテナ11
を介して外部無線カードシステム端末に出力する。
【0037】また、上記形態に限ることなく、外部無線
カードシステム端末からスクランブルのかかった暗号デ
ータをライトまたは一部書換えを行う場合においても、
略逆の手順でスクランブルを解除して平文データに変換
し、この平文データをライトまたは一部書換えを行うよ
うに構成することが可能である。よって、この発明は、
上記実施の形態に限ることなく、その他、この発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることは勿
論のことである。
カードシステム端末からスクランブルのかかった暗号デ
ータをライトまたは一部書換えを行う場合においても、
略逆の手順でスクランブルを解除して平文データに変換
し、この平文データをライトまたは一部書換えを行うよ
うに構成することが可能である。よって、この発明は、
上記実施の形態に限ることなく、その他、この発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることは勿
論のことである。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、他の無線カードシステムでの誤使用を確実に防止し
得るようにして、信頼性の高い安全な無線カードを提供
することができる。
ば、他の無線カードシステムでの誤使用を確実に防止し
得るようにして、信頼性の高い安全な無線カードを提供
することができる。
【図1】この発明の一実施の形態に係る無線カードの構
成を示したブロック図である。
成を示したブロック図である。
【図2】図1のキー回路の構成を示したブロック図であ
る。
る。
【図3】図2のキー回路のシフトレジスタのデータフォ
ーマットのパターンの一例を示した図である。
ーマットのパターンの一例を示した図である。
【図4】この発明の他の実施の形態に係る無線カードの
構成を示したブロック図である。
構成を示したブロック図である。
【図5】図4のキー回路の構成を示したブロック図であ
る。
る。
11 … アンテナ。 12 … 送受信回路。 13 … キー回路。 131 … シフトレジスタ。 132 … ビットカウンタ。 133 … システムコードレジスタ。 134 … リード命令デコーダ。 135 … ライト命令デコーダ。 136 … 一部書換命令デコーダ。 137 … システムコード命令デコーダ。 138 … コンパレータ。 A1〜A4 … ANDゲート。 B … ORゲート。 14 … クロック発生回路。 15 … データ処理回路。 16 … データバス。 17 … 電源。 20 … シフトレジスタ。 C … 演算器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定の無線
カードシステムとの間で非接触でデータの送受が可能
で、システム送信データからデータ読出し、書込み、書
込みの各システム固有コマンドを判別して、その判別結
果に対するデータ処理を行う無線カードにおいて、カー
ド発行時に使用限定する前記無線カードシステムのシス
テム固有データをシステム固有データ格納コマンドに応
じて格納するシステム固有データ格納手段と、前記シス
テム送信データからシステム固有データを判別するシス
テム固有データ判別手段と、このシステム固有データ判
別手段で判別したシステム固有データと前記システム固
有データ格納手段に予め格納したシステム固有データを
比較するシステム固有データ比較手段と、このシステム
固有データ比較手段で両システム固有データの一致を判
定した状態で、そのシステム固有データが含まれたシス
テム送信データを、そのシステム固有コマンドに基づい
てデータ処理する制御手段とを備えて無線カードを構成
した。
カードシステムとの間で非接触でデータの送受が可能
で、システム送信データからデータ読出し、書込み、書
込みの各システム固有コマンドを判別して、その判別結
果に対するデータ処理を行う無線カードにおいて、カー
ド発行時に使用限定する前記無線カードシステムのシス
テム固有データをシステム固有データ格納コマンドに応
じて格納するシステム固有データ格納手段と、前記シス
テム送信データからシステム固有データを判別するシス
テム固有データ判別手段と、このシステム固有データ判
別手段で判別したシステム固有データと前記システム固
有データ格納手段に予め格納したシステム固有データを
比較するシステム固有データ比較手段と、このシステム
固有データ比較手段で両システム固有データの一致を判
定した状態で、そのシステム固有データが含まれたシス
テム送信データを、そのシステム固有コマンドに基づい
てデータ処理する制御手段とを備えて無線カードを構成
した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の無線カードシステムとの間で非接
触でデータの送受が可能で、システム送信データからデ
ータ読出し、書込み、書換えの各システム固有コマンド
を判別して、その判別結果に対するデータ処理を行う無
線カードにおいて、 カード発行時に使用限定する前記無線カードシステムの
システム固有データをシステム固有データ格納コマンド
に応じて格納するシステム固有データ格納手段と、 前記システム送信データからシステム固有データを判別
するシステム固有データ判別手段と、 このシステム固有データ判別手段で判別したシステム固
有データと前記システム固有データ格納手段に予め格納
したシステム固有データを比較するシステム固有データ
比較手段と、 このシステム固有データ比較手段で両システム固有デー
タの一致を判定した状態で、前記データ読出し、書込み
及び書換えの各システム固有コマンドの判別結果に対応
するデータ処理を実行する制御手段とを具備した無線カ
ード。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記システム固有デー
タ比較手段で両システム固有データの一致を判定した状
態で、前記データ読出し、書込み及び書換えの各システ
ム固有コマンドに応動してスクランブルデータ処理を実
行することを特徴とする請求項1記載の無線カード。 - 【請求項3】 前記制御手段は、両システム固有データ
の一致状態で、データ処理に必要なクロック発生を起動
し、前記両システム固有データの不一致状態で、前記ク
ロック発生を停止させてなることを特徴とする請求項1
又は2記載の無線カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10130436A JPH11328328A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 無線カード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10130436A JPH11328328A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 無線カード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11328328A true JPH11328328A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15034203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10130436A Pending JPH11328328A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | 無線カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11328328A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4599665B2 (ja) * | 2000-06-28 | 2010-12-15 | 株式会社デンソー | Icカード |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP10130436A patent/JPH11328328A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4599665B2 (ja) * | 2000-06-28 | 2010-12-15 | 株式会社デンソー | Icカード |
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