JPH1132783A - Hfizg53ポリヌクレオチドおよびポリペプチド - Google Patents

Hfizg53ポリヌクレオチドおよびポリペプチド

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JPH1132783A
JPH1132783A JP10037674A JP3767498A JPH1132783A JP H1132783 A JPH1132783 A JP H1132783A JP 10037674 A JP10037674 A JP 10037674A JP 3767498 A JP3767498 A JP 3767498A JP H1132783 A JPH1132783 A JP H1132783A
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hfizg53
seq
polynucleotide
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Douglas James Demarini
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HFIZG53ポリペプチドおよびポリヌクレオチ
ド並びに前記ポリペプチドの組換え法による生産方法を
提供する。 【解決手段】 配列番号2のHFIZG53ポリペプチドをコ
ードするヌクレオチド配列と全長において少なくとも8
0%同一であり、かつHFIZG53ポリペプチドの活性を有
するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、また
はこのヌクレオチド配列に対して相補的なヌクレオチド
配列を含んでなるポリヌクレオチドを単離する。 【効果】 HFIZG53ポリペプチドおよびポリヌクレオチ
ドは骨粗鬆症を含む骨組織の減少、炎症性疾患、感染
症、HIV関連悪液質や他の免疫不全症、敗血症性ショ
ック、疼痛、外傷、癌、食欲不振、過食、パーキンソン
病、心血管疾患、低血圧、高血圧、尿閉、狭心症、潰
瘍、良性の前立腺肥大、および精神及び神経障害を含む
機能障害または疾病の治療と、このような症状の診断ア
ッセイに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新たに同定された
ポリヌクレオチド、このポリヌクレオチドによりコード
されるポリペプチド、前記のポリヌクレオチドおよびポ
リペプチドの使用、並びにその生産方法に関する。本発
明のポリヌクレオチドおよびポリペプチドは、以後これ
をHFIZG53と記す。本発明はまた、このようなポリヌク
レオチドおよびポリペプチドの作用を阻害または活性化
することに関する。
【0002】
【従来の技術】遠縁の生物由来の相同遺伝子の産物が進
化において保存されることは、タンパク質の構造と機能
を解明するための非常に価値のある情報源を提供する。
非常に長い進化期間にわたって分岐してきたタンパク質
中にみられる、高度に配列の類似した下位領域は、構造
的および/または機能的に最も重要なタンパク質内のド
メインを表している。ヒトタンパク質の機能は、S.cere
visiaeのような他の種由来の関連タンパク質について知
られている生物学的情報を参考にすることで、より一層
理解が深まる。最も厳密に定義すると、2つの遺伝子間
の相同性とは、機能的な相補性を伴う統計的に有意な配
列類似性のことである。in vivoでのヒトcDNAの発
現により相同S.cer evisiae遺伝子における突然変異が
相補され得る場合は多くある。他の場合には、ヒト遺伝
子が配列の点で高度に類似していても、酵母の突然変異
を相補する能力を持ち合わせない。にもかかわらず、こ
れらの遺伝子がそれぞれの生物内で同じ機能を示すこと
が知られている場合、これらの遺伝子はオーソログ体
(ortholog)かまたは機能的相同体と考えることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】明らかに、骨粗鬆症を
含む骨組織の減少;成人呼吸器系疾患症候群(ARDS)、
慢性関節リウマチ、骨関節炎、炎症性腸疾患(IBD)、
乾癬、皮膚炎、喘息、アレルギーのような炎症性疾患;
細菌感染、真菌感染、原生動物感染およびウイルス感
染、特にHIV−1またはHIV−2により引き起こされる感
染といった感染症;HIV関連悪液質や他の免疫不全
症;敗血症性ショック;疼痛;外傷;精巣癌を含む癌;
食欲不振;過食;パーキンソン病;再狭窄、アテローム
性動脈硬化、急性心不全、心筋梗塞のような心血管疾
患;低血圧;高血圧;尿閉;狭心症;潰瘍;良性の前立
腺肥大;および不安、精神分裂病、躁鬱病、譫妄、痴
呆、ハンチントン病またはジル・ド・ラ・トゥーレット症
候群のような深刻な精神遅滞および運動異常を含む精神
及び神経障害を含むがこれらに限らない、機能障害また
は疾病を予防し、改善し、治療する上で何らかの役割を
果たすこのファミリーの新たなメンバーを同定して特性
づける必要性が存在している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つの態様に
おいて、HFIZG53ポリペプチドおよび組換え物質、並び
にその生産方法に関する。本発明のもう一つの態様はHF
IZG53ポリペプチドおよびポリヌクレオチドの使用方法
に関する。こうした使用には、とりわけ、骨粗鬆症を含
む骨組織の減少;成人呼吸器系疾患症候群(ARDS)、慢
性関節リウマチ、骨関節炎、炎症性腸疾患(IBD)、乾
癬、皮膚炎、喘息、アレルギーのような炎症性疾患;細
菌感染、真菌感染、原生動物感染およびウイルス感染、
特にHIV−1またはHIV−2により引き起こされる感染と
いった感染症;HIV関連悪液質や他の免疫不全症;敗
血症性ショック;疼痛;外傷;精巣癌を含む癌;食欲不
振;過食;パーキンソン病;再狭窄、アテローム性動脈
硬化、急性心不全、心筋梗塞のような心血管疾患;低血
圧;高血圧;尿閉;狭心症;潰瘍;良性の前立腺肥大;
および不安、精神分裂病、躁鬱病、譫妄、痴呆、ハンチ
ントン病またはジル・ド・ラ・トゥーレット症候群のよう
な深刻な精神遅滞および運動異常を含む精神及び神経障
害の治療が含まれる。他の態様では、本発明は、本発明
により提供される物質を用いてアゴニストおよびアンタ
ゴニストを同定する方法、並びに同定された化合物を用
いてHFIZG53の不均衡と関連した状態を治療することに
関する。本発明のさらに他の態様は、不適当なHFIZG53
活性またはHFIZG53レベルと関連した疾病を検出するた
めの診断アッセイに関する。
【0005】定義 下記の定義は、本明細書中で頻繁に使用される用語を理
解しやすくするためのものである。「HFIZG53」とは、
特に、一般的には配列番号2で表されるアミノ酸配列を
有するポリペプチドまたはそのアレリック変異体を意味
する。「HFIZG53活性またはHFIZG53ポリペプチド活性」
または「HFIZG53またはHFIZG53ポリペプチドの生物学的
活性」とは、類似の活性、向上した活性、または望まし
くない副作用が低下したこれらの活性を含めて、HFIZG5
3の代謝的または生理的機能を意味する。さらに、前記H
FIZG53の抗原的および免疫原的活性も含まれる。「HFIZ
G53遺伝子」とは、配列番号1で表されるヌクレオチド
配列を有するポリヌクレオチドまたはそのアレリック変
異体および/またはそれらの相補体を意味する。
【0006】本明細書中で用いる「抗体」には、ポリク
ローナルおよびモノクローナル抗体、キメラ抗体、一本
鎖抗体、ヒト化抗体、さらにFabまたは他の免疫グロ
ブリン発現ライブラリーの産物を含むFabフラグメン
トが含まれる。「単離された」とは、天然の状態から
「人間の手によって」改変されたことを意味する。「単
離された」組成物または物質が天然に存在するのであれ
ば、それはそのもとの環境から変化しているか移動して
おり、またはその両方である。例えば、生存している動
物の体内に自然界で存在するポリヌクレオチドまたはポ
リペプチドは「単離された」ものではないが、その天然
状態の共存物質から分離されたポリヌクレオチドまたは
ポリペプチドは、本明細書中で用いられるように、「単
離された」ものである。
【0007】「ポリヌクレオチド」とは、一般に任意の
ポリリボヌクレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオ
チドをさし、これは修飾されていないRNAもしくはD
NA、または修飾されたRNAもしくはDNAであり得
る。「ポリヌクレオチド」には、制限するものではない
が、一本鎖および二本鎖DNA、一本鎖領域と二本鎖領
域が混じり合ったDNA、一本鎖および二本鎖RNA、
一本鎖領域と二本鎖領域が混じり合ったRNA、DNA
とRNAを含むハイブリッド分子(一本鎖でも、または
より典型的には二本鎖でもよく、一本鎖領域と二本鎖領
域が混じり合ったものでもよい)が含まれる。加えて、
「ポリヌクレオチド」はRNAまたはDNAまたはRN
AとDNAの両方からなる三重鎖領域を意味する。「ポ
リヌクレオチド」という用語はまた、1個以上の修飾塩
基を含有するDNAまたはRNA、および安定性または
他の理由のために修飾された骨格を有するDNAまたは
RNAも含む。「修飾」塩基としては、例えば、トリチ
ル化された塩基およびイノシンのような特殊な塩基があ
る。DNAおよびRNAに対してさまざまな修飾が行わ
れてきた。こうして、「ポリヌクレオチド」は、自然界
に一般的に存在するポリヌクレオチドの化学的、酵素的
または代謝的に修飾された形態、並びにウイルスおよび
細胞に特徴的なDNAおよびRNAの化学的形態を包含
する。また、「ポリヌクレオチド」は、しばしばオリゴ
ヌクレオチドと称される比較的短いポリヌクレオチドも
包含する。
【0008】「ポリペプチド」とは、ペプチド結合また
は修飾されたペプチド結合(すなわち、ペプチドアイソ
スター)により連結された2個以上のアミノ酸を含む任
意のペプチドまたはタンパク質を意味する。「ポリペプ
チド」は短鎖(通常はペプチド、オリゴペプチドまたは
オリゴマーという)と長鎖(一般的にはタンパク質とい
う)の両方をさす。ポリペプチドは20種類の遺伝子コ
ード化アミノ酸以外のアミノ酸を含んでもよい。「ポリ
ペプチド」は、翻訳後プロセシングのような天然のプロ
セスで、または当技術分野で公知の化学的修飾法のいず
れかで修飾されたアミノ酸配列を含む。このような修飾
は基本的な教科書、より詳細な学術論文および研究文献
に詳述されている。修飾はペプチド骨格、アミノ酸側
鎖、アミノまたはカルボキシル末端を含めてポリペプチ
ドのどこでも行うことができる。同じタイプの修飾が所
定のポリペプチドのいくつかの部位に同程度でまたはさ
まざまに異なる程度で存在してもよい。また、所定のポ
リペプチドが多くのタイプの修飾を含んでいてもよい。
ポリペプチドはユビキチン化のために分枝していても、
分枝のある又はない環状であってもよい。環状の、分枝
した、または分枝した環状のポリペプチドは翻訳後の天
然プロセスから生じることがあり、また、合成法によっ
て製造することもできる。修飾としては、アセチル化、
アシル化、ADP−リボシル化、アミド化、フラビンの
共有結合、ヘム部分の共有結合、ヌクレオチドまたはヌ
クレオチド誘導体の共有結合、脂質または脂質誘導体の
共有結合、ホスファチジルイノシトールの共有結合、架
橋、環化、ジスルフィド結合の形成、脱メチル化、共有
架橋の形成、シスチンの形成、ピログルタメートの形
成、ホルミル化、γ−カルボキシル化、グリコシル化、
GPIアンカー形成、ヒドロキシル化、ヨウ素化、メチ
ル化、ミリストイル化、酸化、タンパク質分解処理、リ
ン酸化、プレニル化、ラセミ化、セレノイル化、硫酸
化、アルギニル化のようなタンパク質へのアミノ酸の転
移RNA媒介付加、ユビキチン化などがある。例えば、
PROTEINS - STRUCTURE AND MOLECULAR PROPERTIES, 2nd
Ed., T.E. Creighton, W.H. Freeman and Company, Ne
w York, 1993; POSTTRANSLATIONAL COVALENT MODIFICAT
ION OF PROTEINS, B.C. Johnson 編, Academic Press,
New York,1983中のWold, F., Posttranslational Prote
in Modifications: Perspectivesand Prospects, pgs.
1-12; Seifter ら, “Analysis for protein modificat
ions and nonprotein cofactors", Meth Enzymol (199
0) 182:626-646;および Rattan ら, “Protein Synthes
is: Posttranslational Modifications and Aging",Ann
NY Acad Sci (1992) 663:48-62を参照のこと。
【0009】本明細書中で用いる「変異体」とは、基準
のポリヌクレオチドまたはポリペプチドと異なるが、不
可欠な性質を保持しているポリヌクレオチドまたはポリ
ペプチドのことである。典型的なポリヌクレオチドの変
異体は基準ポリヌクレオチドとヌクレオチド配列の点で
相違する。この変異体のヌクレオチド配列の変化は、基
準ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド
のアミノ酸配列を変更しても、しなくてもよい。ヌクレ
オチドの変化は、以下で述べるように、基準配列により
コードされるポリペプチドにおいてアミノ酸の置換、付
加、欠失、融合および末端切断(トランケーション)を
生じさせることができる。典型的なポリペプチドの変異
体は基準ポリペプチドとアミノ酸配列の点で相違する。
一般的には、基準ポリペプチドの配列と変異体の配列が
全般的によく類似しており、多くの領域で同一となるよ
うな相違に限られる。変異体と基準ポリペプチドは任意
に組み合わせた1以上の置換、付加、欠失によりアミノ
酸配列が相違していてよい。置換または挿入されるアミ
ノ酸残基は遺伝子コードによりコードされるものであっ
ても、なくてもよい。ポリヌクレオチドまたはポリペプ
チドの変異体はアレリック変異体のように天然に存在す
るものでも、天然に存在することが知られていない変異
体であってもよい。ポリヌクレオチドおよびポリペプチ
ドの天然に存在しない変異体は、突然変異誘発法または
直接合成により調製することができる。
【0010】「同一性」はヌクレオチド配列またはアミ
ノ酸配列の同一性の尺度である。一般に、最大級の整合
(一致)が得られるように配列を並べる。「同一性」そ
れ自体は当技術分野で認識された意味をもち、発表され
た技法を使って計算することができる。例えば、COMPUT
ATIONAL MOLECULAR BIOLOGY, Lesk, A.M. 編, OxfordUn
iversity Press, New York, 1988; BIOCOMPUTING: INFO
RMATICS AND GENOMEPROJECTS, Smith, D.W. 編, Academ
ic Press, New York, 1993; COMPUTER ANALYSIS OF SEQ
UENCE DATA, PART I, Griffin, A.M. and Griffin, H.
G. 編, HumanaPress, New Jersey, 1994; SEQUENCE ANA
LYSIS IN MOLECULAR BIOLOGY, von Heinje, G., Academ
ic Press, 1987; および SEQUENCE ANALYSIS PRIMER, G
ribskov, M. and Devereux, J.編, M Stockton Press,
New York, 1991を参照のこと。2つのポリヌクレオチド
またはポリペプチド配列間の同一性を決定する方法は多
数存在していると同時に、「同一性」なる用語は当業者
には公知である (Carillo, H. and Lipton, D., SIAM J
Applied Math (1988) 48:1073) 。2つの配列間の同一
性または類似性を決定するために汎用される方法として
は、Guide to Huge Computers, Martin J. Bishop 編,
Academic Press, San Diego, 1994 およびCarillo, H.
and Lipton, D., SIAM J Applied Math (1988) 48:1073
に記載される方法があるが、これらに限らない。同一
性および類似性の決定方法はコンピュータプログラムに
集成されている。2つの配列間の同一性および類似性を
決定するための好適なコンピュータプログラム法として
は、GCS プログラムパッケージ (Devereux, J.ら, Nucl
eic Acids Research (1984) 12(1):387)、BLASTP、BLAS
TN、FASTA (Atschul, S.F.ら, J Molec Biol (1990) 21
5:403)があるが、これらに限らない。
【0011】一例として、配列番号1の基準ヌクレオチ
ド配列に対して、例えば、少なくとも95%の「同一
性」を有するヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチ
ドとは、このポリヌクレオチドのヌクレオチド配列が配
列番号1の基準ヌクレオチド配列のそれぞれ100ヌク
レオチドにつき最高で5つの点突然変異を含みうること
を除けば、基準配列と同一であることを意図している。
言い換えると、基準ヌクレオチド配列と少なくとも95
%同一であるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチ
ドを得るには、基準配列中の5%までのヌクレオチドを
欠失させるか、他のヌクレオチドで置換するか、または
基準配列中の全ヌクレオチドの5%までのヌクレオチド
数を基準配列に挿入すればよい。基準配列のこれらの突
然変異は、基準ヌクレオチド配列の5'もしくは3'末端位
置、またはこれらの末端位置の間のどこかで起こり、基
準配列中のヌクレオチドの間に個々に、または基準配列
内に1以上の連続するグループとして配置することがで
きる。
【0012】同様に、配列番号2の基準アミノ酸配列に
対して、例えば、少なくとも95%の「同一性」を有す
るアミノ酸配列を有するポリペプチドとは、このポリペ
プチド配列が配列番号2の基準アミノ酸配列のそれぞれ
100アミノ酸につき最高で5つのアミノ酸変更を含み
うることを除けば、基準配列と同一であることを意図し
ている。言い換えると、基準アミノ酸配列と少なくとも
95%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチドを
得るには、基準配列中の5%までのアミノ酸残基を欠失
させるか、他のアミノ酸で置換するか、または基準配列
中の全アミノ酸残基の5%までのアミノ酸数を基準配列
に挿入すればよい。基準配列のこれらの変更は、基準ア
ミノ酸配列のアミノもしくはカルボキシ末端位置、また
はこれらの末端位置の間のどこかで起こり、基準配列中
のアミノ酸残基の間に個々に、または基準配列内に1以
上の連続するグループとして配置することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のポリペプチド 一つの態様において、本発明はHFIZG53ポリペプチド
(またはHFIZG53タンパク質)に関する。このHFIZG53ポ
リペプチドには、配列番号2および4のポリペプチドだ
けでなく、配列番号2のアミノ酸配列を含むポリペプチ
ド、その全長において配列番号2のアミノ酸配列と少な
くとも80%、好ましくは少なくとも90%、より好ま
しくは少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む
ポリペプチドも含まれる。さらに、少なくとも97〜9
9%同一であるものが特に好適である。また、その全長
において配列番号2のアミノ酸配列を有するポリペプチ
ドと少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、
より好ましくは少なくとも95%同一であるアミノ酸配
列を有するポリペプチドもHFIZG53ポリペプチドに含ま
れる。さらに、少なくとも97〜99%同一であるもの
が特に好適である。HFIZG53ポリペプチドはHFIZG53の少
なくとも1つの生物学的活性を示すことが好ましい。
【0014】HFIZG53ポリペプチドは「成熟」タンパク
質の形であっても、融合タンパク質のような、より大き
いタンパク質の一部であってもよい。しばしば、追加の
アミノ酸配列を含めることが有利であり、このようなア
ミノ酸配列としては、分泌すなわちリーダー配列、プロ
配列、多重ヒスチジン残基のような精製に役立つ配列、
または組換え生産の際の安定性を確保する付加的配列な
どがある。
【0015】また、HFIZG53ポリペプチドの断片も本発
明に含まれる。こうした断片は全体的に前記HFIZG53ポ
リペプチドのアミノ酸配列の一部と同一であるが、全部
とは同一でないアミノ酸配列を有するポリペプチドであ
る。HFIZG53ポリペプチドと同様に、断片は「フリース
タンディング」(それ自体で独立)していても、より大
きいポリペプチド内に含まれていてもよく、つまりその
大きいポリペプチドの一部または一領域、最も好ましく
は一つの連続領域、を断片が構成していてもよい。本発
明のポリペプチド断片の代表的な例として、およその見
当でアミノ酸番号1−20、21−40、41−60、
61−80、81−100、および101からHFIZG53
ポリペプチドの末端までの断片が挙げられる。ここで、
「およそ」とは、上記の範囲の一端または両端で数個、
5個、4個、3個、2個または1個のアミノ酸が増えた
り減ったりした範囲を含むものである。
【0016】好適な断片としては、例えば、アミノ末端
を含む一連の残基もしくはカルボキシル末端を含む一連
の残基の欠失、またはアミノ末端を含むものとカルボキ
シル末端を含むものとの二連の残基の欠失を除いた、HF
IZG53ポリペプチドのアミノ酸配列を有するトランケー
ション(truncation)ポリペプチドが含まれる。また、α
ヘリックスとαヘリックス形成領域、βシートとβシー
ト形成領域、ターンとターン形成領域、コイルとコイル
形成領域、親水性領域、疎水性領域、α両親媒性領域、
β両親媒性領域、可変性領域、表面形成領域、基質結合
領域、および高抗原指数領域を含む断片のような、構造
的または機能的特性により特徴づけられる断片も好適で
ある。その他の好適な断片は生物学的に活性な断片であ
る。生物学的に活性な断片は、同様の活性をもつ断片、
その活性が向上した断片、または望ましくない活性が減
少した断片を含めて、HFIZG53活性を媒介するものであ
る。さらに、動物、特にヒトにおいて抗原性または免疫
原性がある断片も含まれる。
【0017】これらのポリペプチド断片はどれも、抗原
活性を含めたHFIZG53の生物学的活性を保持することが
好ましい。中でも、最も好ましい断片は配列番号4のア
ミノ酸配列を有するものである。特定された配列および
断片の変異型も本発明の一部を構成する。好適な変異型
は同類アミノ酸置換により対象物と異なるもの、すなわ
ち、ある残基が同様の性質の他の残基で置換されている
ものである。典型的なこうした置換は、Ala, Val, Leu
と Ileの間;Ser とThr の間;酸性残基 AspとGlu の
間;Asn とGln の間;塩基性残基 LysとArg の間;また
は芳香族残基 PheとTyr の間で起こる。特に、数個、5
〜10個、1〜5個または1〜2個のアミノ酸が任意の
組合せで置換、欠失または付加されている変異型が好適
である。
【0018】本発明のHFIZG53ポリペプチドは任意の適
当な方法で製造することができる。このようなポリペプ
チドには、単離された天然に存在するポリペプチド、組
換え的に生産されたポリペプチド、合成的に製造された
ポリペプチド、またはこれらの方法の組合せにより製造
されたポリペプチドが含まれる。このようなポリペプチ
ドの製造のための手段は当業界でよく理解されている。
【0019】本発明のポリヌクレオチド 本発明のもう一つの態様はHFIZG53ポリヌクレオチドに
関する。HFIZG53ポリヌクレオチドには、HFIZG53ポリペ
プチドおよび断片をコードする単離されたポリヌクレオ
チド、並びにこれらと密接に関連したポリヌクレオチド
が含まれる。さらに特定すると、本発明のHFIZG53ポリ
ヌクレオチドとしては、配列番号2のHFIZG53ポリペプ
チドをコードする配列番号1中に含まれるヌクレオチド
配列を含むポリヌクレオチド、および配列番号1および
3の特定配列を有するポリヌクレオチドがある。さら
に、HFIZG53ポリヌクレオチドには、配列番号2のHFIZG
53ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列と全長に
おいて少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列を
含むポリヌクレオチド、および配列番号1のヌクレオチ
ド配列と全長において少なくとも80%同一であるヌク
レオチド配列を含むポリヌクレオチドが含まれる。これ
に関連して、少なくとも90%同一であるポリヌクレオ
チドが好適であり、特に少なくとも95%同一であるも
のが好適である。さらに、少なくとも97%同一である
ものがより好ましく、少なくとも98〜99%同一であ
るものがより一層好ましく、少なくとも99%同一であ
るものが最も好ましい。また、増幅反応に使用できる条
件下、またはプローブやマーカーとして使用できる条件
下でハイブリダイズするのに十分な、配列番号1中に含
まれるヌクレオチド配列との同一性を有するヌクレオチ
ド配列もHFIZG53ポリヌクレオチドに含まれる。本発明
はまた、このようなHFIZG53ポリヌクレオチドと相補的
なポリヌクレオチドを提供する。
【0020】配列番号1のcDNA配列は配列番号2の
242個のアミノ酸からなるポリペプチドをコードするオ
ープンリーディングフレーム(ヌクレオチド番号154−8
79)を含んでいる。表2のアミノ酸配列(配列番号2)
は150個のアミノ酸残基のうちC.elegansのZC373.5
(Z49131)と81個が同一で、約54%の同一性を有する
(BLAST使用)。表1のヌクレオチド配列(配列番号
1)は127個のヌクレオチド残基のうちCaenorhabditis
elegansコスミド R10E4(gb|Z508 74|CER10E4)と48個
が同一で、約66%の同一性を有する(BLAST使用)。し
たがって、本発明のHFIZG53ポリペプチドおよびポリヌ
クレオチドは、とりわけ、それらの相同ポリペプチドお
よびポリヌクレオチドと同様の生物学的機能/特性をも
つことが予測され、それらの有用性は当業者には自明で
ある。
【0021】ヒトHFIZG53のヌクレオチド配列(配列番
号1)
【表1】 1 TGCAAATATT TTGCTGTTAA GGATTTAAAA ATAAACAGAA ACATAGAGTA 51 TAAAATTTTC ATTTCACTGT GCCCTCATTT AAAATTATAA GAATATAAGC 101 AAATAACATC CAATGTCAGA AGAGATTCAG GGTGACCATT TGCAGTATTT 151 AGTGGCAAAT TAGTAGCATC ATGAAAAATT TCAATTCATT TAAAAAAATA 201 GCTTTCATTT AAATAATAAT TACGTTTAGC TTTATCTCTG TATATAATTA 251 GACTTTCTTT TGGCTTAGAC AATTCCATTT TCTCCAACTG GGAGCTGTGA 301 AGGATCaaGT CCTACTTTCT TCATTGATAC GGCaATATCa aATAaATAGT 351 CaTAACACTC ACaCaTGGTT TTGGCCTTCT CCCATGTTTC CCCCCACACA 401 TATACTCCAT GACGTCTGAC CAGTACTGCA CAGGAGTCTG GGTATTCATT 451 CATTGCATGA GCCATTCTAT CTTTGAGGTC TTTCTCCTCA GGTGTATTCT 501 CAATAATGGG TACCACTAAC ATATCATCAT ATCTATAATA CCCTCCGGAA 551 GTACATTTCT TTATTCCTTT TATCATCTCT TGATGTGTAA TTTTAAACTC 601 CCGTCCTGGA AAGAGAAGGG TGGCCATCAC AGCAGCTTTA GAGTGGGTAT 651 GAATCACTGC ACCTGCTCCT CTCATTGTGT AAGCATTCAT GAAAAGAGGA 701 GTACACTGGC TTTTTTTTAG CTTCTTCGAT GGCGAAGGTC CACTTATGTC 751 CTTTTCATTT ATATCATAAA CAAACATGTC TTCAGGCTGA ATTCGTTCCT 801 TTTGCACTCC TGAAGGAGCA ATGTAgATTT CATCGCCATG CTTCAAGCTA 851 ATTCCTCCTC CAGTCCCAGT GACCCAGCCT AAATGGTAAA ACTGTTTGCA 901 AAGTTCTGGG ATCAGGTATC TTGGATGCTC CTTGTCCTGC GCGCCGCATC 951 TCCGGGAACA ACAGTCTCCC TCCCAAGCAT CACAGCCAGA CATGGCCCAG 1001 ACCAGGGACC CGCGCGGCCT CCAATCTCCG CACGGCTTTG CGCGCAGCGC 1051 TTAGCCTGGG ATGCGGCAGC GAGGCCGCAA ATGCAATCAG GCAGCGCTGA 1101 GGGCAGCCCG GGGGCGGGGC GAACGGGGCG CGGACGCGTG GGTCGACCCG 1151 GGAATTCCGG ACCGGTACCT GCAGGCGTAC CAGCTTTCCC
【0022】ヒトHFIZG53のアミノ酸配列(配列番号
2)
【表2】 1 MSGCDAWEGD CCSRRCGAQD KEHPRYLIPE LCKQFYHLGW VTGTGGGISL 51 KHGDEIYIAP SGVQKERIQP EDMFVYDINE KDISGPSPSK KLKKSQCTPL 101 FMNAYTMRGA GAVIHTHSKA AVMATLLFPG REFKITHQEM IKGIKKCTSG 151 GYYRYDDMLV VPIIENTPEE KDLKDRMAHA MNEYPDSCAV LVRRHGVYVW 201 GETWEKAKTM CECYDYLFDI AVSMKKVGLD PSQLPVGENG IV*
【0023】HFIZG53をコードする本発明の一つのポリ
ヌクレオチドは、標準的なクローニングおよびスクリー
ニングにより、ヒトJurkatT細胞G1期;骨髄細胞系(R
S 4;11);ソアレス(Soares)多発性硬化症2NbHMSP;NT
ERA2+レチノイン酸(14日間);ホジキンスリンパ腫I
I;ヒト脂肪組織;Stratagene内皮細胞937223;滑液繊
維芽細胞(IL1/TNF)subtOd;ソアレスNbHTGBCの細胞中
のmRNAから誘導されたcDNAライブラリーから、
エクスプレスド・シークエンス・タグ(expressed sequ
ence tag: EST)分析 (Adams, M.D. ら, Science (1991)
252:165 1-1656; Adams, M.D.ら, Nature (1992) 355:
632-634; Adams, M.D.ら, Nature (1995) 377 Supp:3-1
74) を用いて得ることができる。また、本発明のポリヌ
クレオチドはゲノムDNAライブラリーのような天然源
から得ることができ、商業的に入手可能な公知の技法を
用いて合成することもできる。
【0024】配列番号2のHFIZG53ポリペプチドをコー
ドするヌクレオチド配列は、表1中に含まれるポリペプ
チドコード配列(配列番号1のヌクレオチド番号154−8
7 9)と同一であっても、遺伝子コードの重複性(縮
重)のため、やはり配列番号2のポリペプチドをコード
する配列であってもよい。
【0025】本発明のポリヌクレオチドをHFIZG53ポリ
ペプチドの組換え生産のために用いる場合、そのポリヌ
クレオチドには、成熟ポリペプチドのコード配列または
その断片単独、他のコード配列(例えば、リーダーもし
くは分泌配列、プレ−、プロ−もしくはプレプロ−タン
パク質配列、または他の融合ペプチド部分をコードする
もの)と同じリーディングフレーム内にある成熟ポリペ
プチドのコード配列またはその断片が含まれる。例え
ば、融合ポリペプチドの精製を容易にするマーカー配列
がコードされ得る。本発明のこの態様の好ましい具体例
として、マーカー配列は、pQEベクター(Qiagen, In
c.)により提供されかつGentz ら, Proc. Natl. Acad. S
ci. USA (1989) 86:821-824に記載されるようなヘキサ
−ヒスチジンペプチド、またはHAタグである。また、
このポリヌクレオチドは5'および3'非コード配列、例え
ば、転写されるが翻訳されない配列、スプライシングお
よびポリアデニル化シグナル、リボソーム結合部位、お
よびmRNA安定化配列を含んでいてもよい。
【0026】さらに好適な具体例は、数個、5〜10
個、1〜5個、1〜3個、1〜2個、または1個のアミ
ノ酸残基が任意の組合せで置換、欠失または付加されて
いる、表2のHFIZG53ポリペプチドのアミノ酸配列(配
列番号2)を含むHFIZG53変異型をコードするポリヌク
レオチドである。中でも、本発明の好ましいポリヌクレ
オチドは表4のアミノ酸配列(配列番号4)をコードす
る表3(配列番号3)中に含まれるポリヌクレオチドで
ある。
【0027】ヒトHFIZG53の部分ヌクレオチド配列(配
列番号3)
【表3】 1 CCCCCGTTCG CCCCGCCCCC GGGCTGCCCT CAGCGCTGCC TGATTGCATT 51 TGCGGACCCT CGCGTGCCGA CCCAGGCTAA GCGCCGCGCA AAAGCCGTGC 101 GGAGATTGGA GGCCGCGCGG GTCCCTGGTC TGGGCCATGT CTGGCTGTGA 151 TGCTCGGGAG GGAGACTGTT GTTCCCGGAG ATGCGGCGCG CAGGACAAGG 201 AGCATCCAAG ATACCTGATC CCAGAACTTT GCAAACAGTT TTACCATTTA 251 GGCTGGGTCA CTGGGACTGG AGGAGGAATT AGCTTGAAGC ATGGCGATGA 301 AATCTACATT GCTCCTTCAG GATGCAAAAG GAACGAATTC AGCCTGAAGA 351 CATGTTTGTT TGTGATATAA ATGAAAAGGA CATAAGTGGG ACCTTCGCCA 401 TCGAAGAAGC TAAAAAAAAG CCAGTGTACT CCTCTTTTCA TGAATGCTTA 451 CACAATGAGA GGAGCAGGTG CAGTGATTCA TACCCACTCT AAAGCTGCTG 501 TGATGGCCAC ACTTCTCTTT CCAGGACGGG AGTTTAAAAT TACACATCAA 551 GAGATGATAA AAGGAATAAA GAAATGTACT TCCGGAGGTA TTATAGATAT 601 GATGATATGT TAGTGGTACC CATTATTGAG AATACACCCG GAGGAGAAAG 651 ACCCCAAAGA TAGAATGGCC CGGCCNACCA ATTGATACCC AGACTCCTGT 701 GCATACTGGT CAACGGCTGG GNGTATATTN TTTGGGGGGG AACATGGGAG 751 AAGGCCAAAC CNGTGTGATT TTATGNCATT ATTTGAAATT GCCGTTCCAT 801 NAGAATNGGG CTTNCCCTTC AAATCCCCTT TGGG
【0028】ヒトHFIZG53の部分アミノ酸配列(配列番
号4)
【表4】KKLKKSQCTPLFMNAYTMRGAGAVIHTHSKAAVMATLLF
【0029】本発明はさらに、前記の配列とハイブリダ
イズするポリヌクレオチドに関する。これに関して、本
発明は特にストリンジェントな条件下で前記のポリヌク
レオチドとハイブリダイズするポリヌクレオチドに関す
る。本明細書中で用いる「ストリンジェントな条件」と
は、配列間に少なくとも80%、好ましくは少なくとも
90%、より好ましくは少なくとも95%、より一層好
ましくは少なくとも97〜99%の同一性があるときだ
けハイブリダイゼーションが起こる条件を指す。
【0030】配列番号1中に含まれるヌクレオチド配列
またはその断片と同一であるか実質的に同一である本発
明のポリヌクレオチドは、HFIZG53ポリペプチドをコー
ドする全長cDNAおよびゲノムクローンを単離するた
めに、また、HFIZG53遺伝子との配列類似性が高い他の
遺伝子(ヒト以外の種に由来する相同体およびオーソロ
グ体(ortholog)をコードする遺伝子を含む)のcDNA
およびゲノムクローンを単離するために、cDNAおよ
びゲノムDNAのハイブリダイゼーションプローブとし
て用いることができる。このようなハイブリダイゼーシ
ョン技法は当業者には公知である。一般的に、これらの
ヌクレオチド配列は対象物のヌクレオチド配列と80
%、好ましくは90%、より好ましくは95%同一であ
る。プローブはたいてい15個以上のヌクレオチドを含
み、好ましくは30個以上を含み、50個以上のヌクレ
オチドを有していてもよい。特に好ましいプローブは3
0〜50個の範囲のヌクレオチドを有するものである。
【0031】一実施態様において、HFIZG53ポリペプチ
ド(ヒト以外の種に由来する相同体およびオーソログ体
を含む)をコードするポリヌクレオチドを得ることは、
配列番号1のヌクレオチド配列またはその断片を有する
標識プローブを用いて、ストリンジェントなハイブリダ
イゼーション条件下で適当なライブラリーをスクリーニ
ングし、前記のポリヌクレオチド配列を含む全長cDN
Aおよびゲノムクローンを単離する各工程を含んでな
る。このようなハイブリダイゼーション技法は当業者に
公知である。かくして、もう一つの態様では、本発明の
HFIZG53ポリヌクレオチドはさらに、配列番号1のヌク
レオチド配列またはその断片(配列番号3の断片を含
む)とストリンジェントな条件下でハイブリダイズする
ヌクレオチド配列を含んでなるヌクレオチド配列を含む
ものである。HFIZG53ポリペプチドも、前記のハイブリ
ダイゼーション条件により得られたヌクレオチド配列に
よりコードされるアミノ酸配列を含んでなるポリペプチ
ドを含む。ストリンジェントなハイブリダイゼーション
条件は上で定義したとおりであるか、または、50% ホル
ムアミド、5×SSC (150mM NaCl, 15mM クエン酸三ナト
リウム) 、50mMリン酸ナトリウム (pH7.6)、5×Denhar
dt溶液、10% デキストラン硫酸および20μg/mlの変性し
剪断したサケ精子DNAを含有する溶液中で42℃で一
夜インキュベートし、次いでフィルターを 0.1×SSC 中
約65℃で洗浄する条件である。
【0032】本発明のポリヌクレオチドおよびポリペプ
チドは、動物およびヒトの疾病に対する治療薬および診
断薬を探索するための研究用の試薬および材料として利
用することができる。
【0033】ベクター、宿主細胞、発現 本発明はまた、本発明のポリヌクレオチドを含有するベ
クター、このベクターにより遺伝子操作された宿主細
胞、および組換え法による本発明のポリペプチドの生産
に関する。本発明のDNA構築物から誘導されたRNA
を用いてこの種のタンパク質を生産するための無細胞翻
訳系も使用することができる。
【0034】組換え体生産に関しては、本発明のポリヌ
クレオチドの発現系またはその一部を組み入れるため
に、宿主細胞が遺伝子操作される。宿主細胞へのポリヌ
クレオチドの導入は、Davis ら, BASIC METHODS IN MOL
ECULAR BIOLOGY (1986) およびSambrook ら, MOLECULAR
CLONING: A LABORATORY MANUAL, 2nd Ed., Cold Sprin
g Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, N.
Y. (1989) などの多くの標準的な実験室マニュアルに記
載される方法、例えば、リン酸カルシウムトランスフェ
クション、DEAE−デキストラン媒介トランスフェク
ション、トランスベクション(transvection)、マイクロ
インジェクション、カチオン性脂質媒介トランスフェク
ション、エレクトロポレーション、形質導入、スクレー
プローディング(scrape loading)、射出導入(ballistic
introduction)または感染により行うことができる。
【0035】適当な宿主の代表的な例として、細菌細胞
(例:ストレプトコッカス、スタフィロコッカス、大腸
菌、ストレプトミセス、枯草菌)、真菌細胞(例:酵
母、アスペルギルス)、昆虫細胞(例:ドロソフィラS
2、スポドプテラSf9)、動物細胞(例:CHO、C
OS、HeLa、C 127、3T3、BHK、HEK 29
3、Bowes メラノーマ細胞)および植物細胞が挙げられ
る。
【0036】多種多様な発現系を使用することができ
る。こうした発現系として、特に、染色体、エピソーム
およびウイルス由来の系、例えば、細菌プラスミド由
来、バクテリオファージ由来、トランスポゾン由来、酵
母エピソーム由来、挿入エレメント由来、酵母染色体エ
レメント由来、ウイルス(例:バキュロウイルス、SV
40のようなパポバウイルス、ワクシニアウイルス、ア
デノウイルス、鶏痘ウイルス、仮性狂犬病ウイルス、レ
トロウイルス)由来のベクター、およびこれらの組合せ
に由来するベクター、例えば、コスミドやファージミド
のようなプラスミドとバクテリオファージの遺伝的要素
に由来するものがある。この発現系は発現を起こさせる
だけでなく発現を調節する制御配列を含んでいてもよ
い。一般的に、宿主内でのポリペプチドの産生のために
ポリヌクレオチドを維持し、増やし、発現するのに適し
た系またはベクターはどれも使用することができる。Sa
mbrookら, MOLECULAR CLONING: A LABORATORY MANUAL
(前掲) に記載されるような、日常的に用いられる公知
の技法のいずれかにより、適当なヌクレオチド配列を発
現系に挿入することができる。
【0037】翻訳されたタンパク質を小胞体の内腔に、
細胞周辺腔に、または細胞外の環境に分泌させるため
に、適当な分泌シグナルを目的のポリペプチドに組み込
むことができる。これらのシグナルは目的のポリペプチ
ドに対して内因性であっても、異種シグナルであっても
よい。
【0038】スクリーニングアッセイで使用するためHF
IZG53ポリペプチドを発現させようとする場合、そのポ
リペプチドを細胞の表面に産生させることが好適であ
る。この場合は、スクリーニングアッセイでの使用に先
立って細胞を回収する。HFIZG53ポリペプチドが培地に
分泌される場合は、そのポリペプチドを回収し精製する
ために培地を回収する。細胞内に産生される場合は、そ
の細胞をまず溶解し、その後にポリペプチドを回収する
必要がある。
【0039】組換え細胞培養物からHFIZG53ポリペプチ
ドを回収し精製するには、硫酸アンモニウムまたはエタ
ノール沈殿、酸抽出、アニオンまたはカチオン交換クロ
マトグラフィー、ホスホセルロースクロマトグラフィ
ー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、アフィニティ
ークロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイトクロマ
トグラフィーおよびレクチンクロマトグラフィーを含め
た公知の方法を用いることができる。最も好ましくは、
高速液体クロマトグラフィーが精製に用いられる。ポリ
ペプチドが単離および/または精製中に変性されるとき
は、タンパク質を再生させるための公知の技法を用い
て、活性のあるコンフォメーションを復元することが可
能である。
【0040】診断アッセイ 本発明はまた、診断薬としてのHFIZG53ポリヌクレオチ
ドの使用に関する。機能障害と関連したHFIZG53遺伝子
の変異型の検出は、HFIZG53の過少発現、過剰発現また
は変化した発現により生ずる疾病またはその罹病性の診
断に追加しうる、またはその診断を下しうる診断用ツー
ルを提供するだろう。HFIZG53遺伝子に変異がある個体
を、さまざまな技法によりDNAレベルで見つけ出すこ
とができる。
【0041】診断用の核酸は、被験者の細胞、例えば血
液、尿、唾液、組織の生検または剖検材料から得ること
ができる。検出のためにゲノムDNAを直接使用して
も、分析前にPCRまたは他の増幅法を使って酵素的に
増幅してもよい。同様の方法でRNAまたはcDNAを
使用することもできる。欠失および挿入変異は、正常な
遺伝子型と比較したときの増幅産物のサイズの変化によ
り検出できる。点突然変異は増幅DNAを標識HFIZG53
ヌクレオチド配列とハイブリダイズさせることで同定で
きる。完全にマッチした配列とミスマッチの二重鎖とは
RNアーゼ消化により、または融解温度の差異により区
別できる。また、DNA配列の差異は、変性剤を用いる
または用いないゲルでのDNA断片の電気泳動の移動度
の変化により、または直接DNA配列決定によっても検
出できる(例えば、Myers ら, Science (1985) 230:124
2 を参照のこと)。特定位置での配列変化はヌクレアー
ゼプロテクションアッセイ(例えば、RNアーゼおよび
S1プロテクション)または化学的開裂法によっても確
認できる(Cottonら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA (19
85) 85:4397-4401を参照のこと)。別の実施態様では、
例えば、遺伝子変異の効率のよいスクリーニングを行う
ため、HFIZG53ヌクレオチド配列またはその断片を含む
オリゴヌクレオチドプローブのアレイを構築することが
できる。アレイ技法は公知で、一般的な適用可能性を有
し、遺伝子発現、遺伝的連鎖および遺伝的変異性を含め
た分子遺伝学のさまざまな問題を解きあかすために用い
られている(例えば、M. Chee ら, Science, Vol.274,
pp.610-613 (1996) を参照のこと)。
【0042】診断アッセイは、前記の方法によりHFIZG5
3遺伝子の変異を検出することで、骨粗鬆症を含む骨組
織の減少;成人呼吸器系疾患症候群(ARDS)、慢性関節
リウマチ、骨関節炎、炎症性腸疾患(IBD)、乾癬、皮
膚炎、喘息、アレルギーのような炎症性疾患;細菌感
染、真菌感染、原生動物感染およびウイルス感染、特に
HIV−1またはHIV−2により引き起こされる感染といっ
た感染症;HIV関連悪液質や他の免疫不全症;敗血症
性ショック;疼痛;外傷;精巣癌を含む癌;食欲不振;
過食;パーキンソン病;再狭窄、アテローム性動脈硬
化、急性心不全、心筋梗塞のような心血管疾患;低血
圧;高血圧;尿閉;狭心症;潰瘍;良性の前立腺肥大;
および不安、精神分裂病、躁鬱病、譫妄、痴呆、ハンチ
ントン病またはジル・ド・ラ・トゥーレット症候群のよう
な深刻な精神遅滞および運動異常を含む精神及び神経障
害への罹りやすさを診断または判定する方法を提供す
る。
【0043】さらに、被験者から得られたサンプルから
HFIZG53ポリペプチドまたはHFIZG53mRNAのレベルの
異常な低下または増加を測定する方法により、骨粗鬆症
を含む骨組織の減少;成人呼吸器系疾患症候群(ARD
S)、慢性関節リウマチ、骨関節炎、炎症性腸疾患(IB
D)、乾癬、皮膚炎、喘息、アレルギーのような炎症性
疾患;細菌感染、真菌感染、原生動物感染およびウイル
ス感染、特にHIV−1またはHIV−2により引き起こされ
る感染といった感染症;HIV関連悪液質や他の免疫不
全症;敗血症性ショック;疼痛;外傷;精巣癌を含む
癌;食欲不振;過食;パーキンソン病;再狭窄、アテロ
ーム性動脈硬化、急性心不全、心筋梗塞のような心血管
疾患;低血圧;高血圧;尿閉;狭心症;潰瘍;良性の前
立腺肥大;および不安、精神分裂病、躁鬱病、譫妄、痴
呆、ハンチントン病またはジル・ド・ラ・トゥーレット症
候群のような深刻な精神遅滞および運動異常を含む精神
及び神経障害の診断を下すことができる。発現の低下ま
たは増加は、当技術分野で公知のポリヌクレオチド定量
法のいずれか、例えばPCR、RT−PCR、RNアー
ゼプロテクション、ノーザンブロット、その他のハイブ
リダイゼーション法によりRNAレベルで測定すること
ができる。宿主から得られたサンプル中のHFIZG53ポリ
ペプチドのようなタンパク質のレベルを測定するための
アッセイ法は当業者によく知られている。こうしたアッ
セイ法として、ラジオイムノアッセイ、競合結合アッセ
イ、ウエスタンブロット分析、ELISAアッセイなど
がある。
【0044】かくして、もう一つの態様において、本発
明は、疾病、特に骨粗鬆症を含む骨組織の減少;成人呼
吸器系疾患症候群(ARDS)、慢性関節リウマチ、骨関節
炎、炎症性腸疾患(IBD)、乾癬、皮膚炎、喘息、アレ
ルギーのような炎症性疾患;細菌感染、真菌感染、原生
動物感染およびウイルス感染、特にHIV−1またはHIV−
2により引き起こされる感染といった感染症;HIV関
連悪液質や他の免疫不全症;敗血症性ショック;疼痛;
外傷;精巣癌を含む癌;食欲不振;過食;パーキンソン
病;再狭窄、アテローム性動脈硬化、急性心不全、心筋
梗塞のような心血管疾患;低血圧;高血圧;尿閉;狭心
症;潰瘍;良性の前立腺肥大;および不安、精神分裂
病、躁鬱病、譫妄、痴呆、ハンチントン病またはジル・
ド・ラ・トゥーレット症候群のような深刻な精神遅滞お
よび運動異常を含む精神及び神経障害または該疾病への
罹りやすさを診断するためのキットに関し、このキット
は、(a) HFIZG53ポリヌクレオチド(好ましくは、配列
番号1のヌクレオチド配列)もしくはその断片、(b)
(a) のヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチド配列、
(c) HFIZG53ポリペプチド(好ましくは、配列番号2の
ポリペプチド)もしくはその断片、または(d) HFIZG53
ポリペプチド(好ましくは、配列番号2のポリペプチ
ド)に対する抗体、を含んでなる。このようなキットに
おいて、(a) 、(b) 、(c) または (d)が実質的な構成成
分であることが理解されよう。
【0045】染色体アッセイ 本発明のヌクレオチド配列はまた、染色体の同定にも有
用である。この配列は個々のヒト染色体上の特定の位置
を標的指向し、その特定位置とハイブリダイズすること
ができる。本発明に従って関連配列の染色体地図を作成
することは、これらの配列と遺伝子関連疾患とを相関さ
せる上で重要な第一段階である。ひとたび配列が正確な
染色体位置にマッピングされたら、その染色体上のその
配列の物理的位置を遺伝地図データと相関させることが
できる。この種のデータは、例えば、V. McKusick, Men
delian Inheritance in Man (Johns Hopkins Universit
yWelch Medical Library からオンラインで入手可能)
中に見いだせる。その後、同一の染色体領域にマッピン
グされた遺伝子と疾患との関係を連鎖分析(物理的に隣
接した遺伝子の共遺伝)により同定する。患者と正常個
体とのcDNAまたはゲノム配列の差異も調べることが
できる。患者の一部または全部に変異が観察されて、ど
の正常個体にも観察されない場合は、その変異が疾病の
原因である可能性がある。
【0046】抗体 本発明のポリペプチドまたはその断片もしくは類似体、
またはそれらを発現する細胞は、HFIZG53ポリペプチド
に免疫特異的な抗体を産生するための免疫原としても使
用することができる。「免疫特異的」とは、その抗体が
従来技術における他の関連ポリペプチドに対するその親
和性よりも本発明のポリペプチドに対して実質的に高い
親和性を有することを意味する。
【0047】HFIZG53ポリペプチドに対する抗体は、慣
用のプロトコールを用いて、動物(好ましくはヒト以
外)に該ポリペプチドまたはエピトープを含む断片、類
似体もしくは細胞を投与することにより得られる。モノ
クローナル抗体の調製には、連続細胞系の培養物により
産生される抗体をもたらす任意の技法を用いることがで
きる。例を挙げると、ハイブリドーマ技法 (Kohler, G.
およびMilstein, C., Natu re (1975) 256:495-497)、
トリオーマ技法、ヒトB細胞ハイブリドーマ技法(Kozbo
rら, Immunology Today (1983) 4:72) およびEBV−
ハイブリドーマ技法 (Coleら, MONOCLONAL ANTIBODIES
AND CANCER THERAPY, pp.77-96, Alan R.Liss, Inc., 1
985) などがある。
【0048】本発明のポリペプチドに対する一本鎖抗体
をつくるために、一本鎖抗体の調製法(米国特許第4,94
6,778 号)を適応させることができる。また、ヒト化抗
体を発現させるために、トランスジェニックマウスまた
は他の哺乳動物を含む他の生物を利用することができ
る。前記の抗体を用いて、そのポリペプチドを発現する
クローンを単離・同定したり、アフィニティークロマト
グラフィーでそのポリペプチドを精製することもでき
る。HFIZG53ポリペプチドに対する抗体は、とりわけ、
骨粗鬆症を含む骨組織の減少;成人呼吸器系疾患症候群
(ARDS)、慢性関節リウマチ、骨関節炎、炎症性腸疾患
(IBD)、乾癬、皮膚炎、喘息、アレルギーのような炎
症性疾患;細菌感染、真菌感染、原生動物感染およびウ
イルス感染、特にHIV−1またはHIV−2により引き起こ
される感染といった感染症;HIV関連悪液質や他の免
疫不全症;敗血症性ショック;疼痛;外傷;精巣癌を含
む癌;食欲不振;過食;パーキンソン病;再狭窄、アテ
ローム性動脈硬化、急性心不全、心筋梗塞のような心血
管疾患;低血圧;高血圧;尿閉;狭心症;潰瘍;良性の
前立腺肥大;および不安、精神分裂病、躁鬱病、譫妄、
痴呆、ハンチントン病またはジル・ド・ラ・トゥーレット
症候群のような深刻な精神遅滞および運動異常を含む精
神及び神経障害の治療に使用できる可能性がある。
【0049】ワクチン 本発明の別の態様は、哺乳動物において免疫学的応答を
引き出す方法に関し、この方法は、特に骨粗鬆症を含む
骨組織の減少;成人呼吸器系疾患症候群(ARDS)、慢性
関節リウマチ、骨関節炎、炎症性腸疾患(IBD)、乾
癬、皮膚炎、喘息、アレルギーのような炎症性疾患;細
菌感染、真菌感染、原生動物感染およびウイルス感染、
特にHIV−1またはHIV−2により引き起こされる感染と
いった感染症;HIV関連悪液質や他の免疫不全症;敗
血症性ショック;疼痛;外傷;精巣癌を含む癌;食欲不
振;過食;パーキンソン病;再狭窄、アテローム性動脈
硬化、急性心不全、心筋梗塞のような心血管疾患;低血
圧;高血圧;尿閉;狭心症;潰瘍;良性の前立腺肥大;
および不安、精神分裂病、躁鬱病、譫妄、痴呆、ハンチ
ントン病またはジル・ド・ラ・トゥーレット症候群のよう
な深刻な精神遅滞および運動異常を含む精神及び神経障
害から前記動物を防御するための抗体および/またはT
細胞免疫応答を生ずるのに十分なHFIZG53ポリペプチド
またはその断片を哺乳動物に接種することを含んでな
る。本発明のさらに別の態様は、哺乳動物を疾病から防
御する抗体を産生させるような免疫学的応答を引き出す
ために、invivo でHFIZG53ポリヌクレオチドの発現を指
令するベクターを介してHFIZG53ポリペプチドを供給す
ることを含んでなる、哺乳動物において免疫学的応答を
引き出す方法に関する。
【0050】本発明の更なる態様は、哺乳動物宿主に導
入したとき、その哺乳動物においてHFIZG53ポリペプチ
ドに対する免疫学的応答を引き出す免疫学的/ワクチン
製剤(組成物)に関し、この組成物はHFIZG53ポリペプ
チドまたはHFIZG53遺伝子を含有する。ワクチン製剤は
適当な担体をさらに含んでいてもよい。HFIZG53ポリペ
プチドは胃の中で分解されうるので、非経口的(皮下、
筋肉内、静脈内、皮内等への注射を含む)に投与するこ
とが好ましい。非経口投与に適した製剤としては、酸化
防止剤、緩衝液、静菌剤およびこの製剤を受容者の血液
と等張にする溶質を含みうる水性および非水性の無菌注
射液、並びに懸濁化剤または増粘剤を含みうる水性およ
び非水性の無菌懸濁液がある。こうした製剤は1回量容
器または数回量容器(例えば、密閉アンプルおよびバイ
アル)で提供することができ、また、使用直前に無菌の
液状担体を添加するだけでよい凍結乾燥状態で保管する
こともできる。ワクチン製剤はこの製剤の免疫原性を増
強するためのアジュバント系、例えば水中油型のアジュ
バント系や当技術分野で公知の他のアジュバント系を含
んでいてもよい。投与量はワクチンの比活性で変化し、
ルーチンな実験操作により簡単に決定できる。
【0051】スクリーニングアッセイ 本発明のHFIZG53ポリペプチドは、このポリペプチドを
活性化する化合物(アゴニスト)またはその活性を阻害
する化合物(アンタゴニスト、または阻害剤ともいう)
のスクリーニング法において使用することができる。こ
うして、本発明のポリペプチドは、例えば、細胞、無細
胞調製物、化学物質ライブラリーおよび天然産物の混合
物からアゴニストまたはアンタゴニストを評価し同定す
るためにも用いられる。これらのアゴニストまたはアン
タゴニストは、本発明のポリペプチドの、場合によっ
て、天然のまたは修飾された基質、リガンド、受容体、
酵素などであってよく、また、本発明のポリペプチドの
構造的または機能的な模擬物であってもよい(Coligan
ら, Current Protocols in Immunology 1(2): Chapter
5 (1991)を参照のこと)。
【0052】HFIZG53ポリペプチドは多くの病理を含め
て多数の生物学的機能に関与している。したがって、一
方ではHFIZG53ポリペプチドを刺激し、他方ではHFIZG53
ポリペプチドの機能を阻害し得る化合物および薬物を見
つけ出すことが望まれる。一般的に、アゴニストは骨粗
鬆症を含む骨組織の減少;成人呼吸器系疾患症候群(AR
DS)、慢性関節リウマチ、骨関節炎、炎症性腸疾患(IB
D)、乾癬、皮膚炎、喘息、アレルギーのような炎症性
疾患;細菌感染、真菌感染、原生動物感染およびウイル
ス感染、特にHIV−1またはHIV−2により引き起こされ
る感染といった感染症;HIV関連悪液質や他の免疫不
全症;敗血症性ショック;疼痛;外傷;精巣癌を含む
癌;食欲不振;過食;パーキンソン病;再狭窄、アテロ
ーム性動脈硬化、急性心不全、心筋梗塞のような心血管
疾患;低血圧;高血圧;尿閉;狭心症;潰瘍;良性の前
立腺肥大;および不安、精神分裂病、躁鬱病、譫妄、痴
呆、ハンチントン病またはジル・ド・ラ・トゥーレット症
候群のような深刻な精神遅滞および運動異常を含む精神
及び神経障害のような症状の治療および予防目的で用い
られる。アンタゴニストは骨粗鬆症を含む骨組織の減
少;成人呼吸器系疾患症候群(ARDS)、慢性関節リウマ
チ、骨関節炎、炎症性腸疾患(IBD)、乾癬、皮膚炎、
喘息、アレルギーのような炎症性疾患;細菌感染、真菌
感染、原生動物感染およびウイルス感染、特にHIV−1
またはHIV−2により引き起こされる感染といった感染
症;HIV関連悪液質や他の免疫不全症;敗血症性ショ
ック;疼痛;外傷;精巣癌を含む癌;食欲不振;過食;
パーキンソン病;再狭窄、アテローム性動脈硬化、急性
心不全、心筋梗塞のような心血管疾患;低血圧;高血
圧;尿閉;狭心症;潰瘍;良性の前立腺肥大;および不
安、精神分裂病、躁鬱病、譫妄、痴呆、ハンチントン病
またはジル・ド・ラ・トゥーレット症候群のような深刻な
精神遅滞および運動異常を含む精神及び神経障害のよう
な症状のさまざまな治療および予防目的で使用しうる。
【0053】一般に、こうしたスクリーニング法はHFIZ
G53ポリペプチドを発現する適当な細胞、またはHFIZG53
ポリペプチドに応答する適当な細胞を用いるものであ
る。この種の細胞には哺乳動物、酵母、ショウジョウバ
エ由来の細胞または大腸菌細胞が含まれる。次いで、HF
IZG53ポリペプチドを発現する細胞(もしくは発現され
たポリペプチドを含む細胞膜)またはHFIZG53ポリペプ
チドに応答する細胞を試験化合物と接触させて、その結
合または機能的応答の刺激もしくは阻害を観察する。候
補化合物と接触させた細胞の能力を、接触させなかった
同一細胞とHFIZG53活性に関して比較する。
【0054】これらのアッセイでは候補化合物の結合を
簡単に試験することができ、そこでは候補化合物と直接
または間接に結合された標識により、または標識した競
合物質との競合を用いるアッセイにより、HFIZG53ポリ
ペプチドを担持する細胞への付着が検出される。さら
に、これらのアッセイでは、HFIZG53ポリペプチドを担
持する細胞に適した検出系を用いて、候補化合物がHFIZ
G53ポリペプチドの活性化により生ずるシグナルを結果
的にもたらすか否かを試験することができる。一般的
に、活性化の阻害剤は既知のアゴニストの存在下でアッ
セイされ、そして候補化合物の存在がアゴニストによる
活性化に与える影響が調べられる。
【0055】さらに、これらのアッセイは、候補化合物
とHFIZG53ポリペプチドを含む溶液とを混ぜ合わせて混
合物をつくり、この混合物中のHFIZG53活性を測定し、
そしてこの混合物のHFIZG53活性を標準と比較する各ス
テップを単に含むだけでよい。
【0056】また、HFIZG53のcDNA、タンパク質ま
たはこのタンパク質に対する抗体を用いて、細胞内での
HFIZG53mRNAまたはタンパク質の生産に及ぼす添加
化合物の作用を検出するためのアッセイを組み立てるこ
とができる。例えば、当技術分野で公知の標準方法によ
りモノクローナルまたはポリクローナル抗体を用いて、
HFIZG53タンパク質の分泌レベルまたは細胞結合レベル
を測定するためのELISAを構築することができ、こ
れは適切に操作された細胞または組織からのHFIZG53の
生産を抑制または増強する物質(それぞれアンタゴニス
トまたはアゴニストともいう)の探索に用いることがで
きる。
【0057】膜結合受容体または可溶性受容体が存在す
るのであれば、当技術分野で公知の標準的な受容体結合
法によりこの種の受容体を同定するためにHFIZG53タン
パク質を用いることができる。こうした受容体結合法に
は、限定するものではないが、リガンド結合および架橋
アッセイがあり、このアッセイでは、HFIZG53を放射性
アイソトープ(例:125I)で標識するか、化学的に修飾
(例:ビオチン化)するか、または検出や精製に適した
ペプチド配列に融合させ、そして推定上の受容体源(細
胞、細胞膜、細胞上清、組織抽出物、体液など)とイン
キュベートする。その他の方法としては、表面プラズモ
ン共鳴および分光学のような生物物理的方法がある。受
容体の精製およびクローニングに用いることに加えて、
これらの結合アッセイは、もし存在するのであれば、HF
IZG53のその受容体への結合と競合するHFIZG53のアゴニ
ストまたはアンタゴニストを同定するために用いること
もできる。スクリーニングアッセイを行うための標準的
な方法は当技術分野でよく理解されている。
【0058】HFIZG53ポリペプチドの潜在的なアンタゴ
ニストの例としては、抗体、ある場合には、HFIZG53ポ
リペプチドの、場合により、リガンド、基質、受容体、
酵素などと密接な関係があるオリゴヌクレオチドもしく
はタンパク質(例えば、リガンド、基質、受容体、酵素
などの断片)、または本発明のポリペプチドと結合する
が応答を誘導しない(それゆえポリペプチドの活性を妨
げる)小分子などがある。
【0059】かくして、他の態様において、本発明は、
HFIZG53ポリペプチドのアゴニスト、アンタゴニスト、
リガンド、受容体、基質、酵素など、またはHFIZG53ポ
リペプチドの生産を低下または増加させる化合物を同定
するためのスクリーニングキットに関し、このキット
は、(a) HFIZG53ポリペプチド(好ましくは、配列番号
2のポリペプチド)(b) HFIZG53ポリペプチド(好まし
くは、配列番号2のポリペプチド)を発現する組換え細
胞、(c) HFIZG53ポリペプチド(好ましくは、配列番号
2のポリペプチド)を発現する細胞膜、または(d) HFIZ
G53ポリペプチド(好ましくは、配列番号2のポリペプ
チド)に対する抗体、を含んでなる。このようなキット
において、(a) 、(b) 、(c) または (d)が実質的な構成
成分であることが理解されよう。
【0060】予防および治療法 本発明は、HFIZG53ポリペプチド活性の過剰量と不足量
のどちらにも関係した骨粗鬆症を含む骨組織の減少;成
人呼吸器系疾患症候群(ARDS)、慢性関節リウマチ、骨
関節炎、炎症性腸疾患(IBD)、乾癬、皮膚炎、喘息、
アレルギーのような炎症性疾患;細菌感染、真菌感染、
原生動物感染およびウイルス感染、特にHIV−1またはH
IV−2により引き起こされる感染といった感染症;HI
V関連悪液質や他の免疫不全症;敗血症性ショック;疼
痛;外傷;精巣癌を含む癌;食欲不振;過食;パーキン
ソン病;再狭窄、アテローム性動脈硬化、急性心不全、
心筋梗塞のような心血管疾患;低血圧;高血圧;尿閉;
狭心症;潰瘍;良性の前立腺肥大;および不安、精神分
裂病、躁鬱病、譫妄、痴呆、ハンチントン病またはジル
・ド・ラ・トゥーレット症候群のような深刻な精神遅滞お
よび運動異常を含む精神及び神経障害などの異常な状態
の治療法を提供する。HFIZG53ポリペプチドの活性が過
剰である場合は、いくつかのアプローチが利用可能であ
る。一つのアプローチは、例えば、リガンド、基質、受
容体、酵素などの結合をブロックすることにより、また
は第2のシグナルを抑制することで異常な状態を軽減す
ることにより、HFIZG53ポリペプチドの機能を阻害する
のに有効な量で、前記の阻害剤化合物(アンタゴニス
ト)を製剤学上許容される担体とともに患者に投与する
ことを含んでなる。もう一つのアプローチでは、内因性
のHFIZG53ポリペプチドとの競合状態でリガンド、基
質、酵素、受容体などと結合する能力がまだある可溶性
形態のHFIZG53ポリペプチドを投与することができる。
このような競合剤の典型的な例はHFIZG53ポリペプチド
の断片である。
【0061】別のアプローチでは、内因性のHFIZG53ポ
リペプチドとの競合状態でリガンドと結合する能力がま
だある可溶性形態のHFIZG53ポリペプチドを投与するこ
とができる。このような競合剤の典型的な例はHFIZG53
ポリペプチドの断片である。
【0062】さらに別のアプローチでは、発現阻止法を
使って内因性HFIZG53ポリペプチドをコードする遺伝子
の発現を抑制することができる。こうした公知技術は、
体内で生成されるか別個に投与されるアンチセンス配列
の使用を必要とする。例えば、Oligodeoxynucleotides
as Antisense Inhibitors of Gene Expression, CRCPre
ss, Boca Raton, FL (1988)中のO'Connor, J Neurochem
(1991) 56:560 を参照のこと。あるいはまた、この遺
伝子と共に三重らせんを形成するオリゴヌクレオチドを
供給することもできる。例えば、Lee ら, Nucleic Acid
s Res (1979) 6:307 3; Cooneyら, Science (1988) 24
1:456; Dervanら, Science (1991) 251:1360 を参照の
こと。これらのオリゴマーはそれ自体を投与することも
できるし、関連オリゴマーをin vivo で発現させること
もできる。
【0063】HFIZG53およびその活性の過少発現に関係
した異常な状態を治療する場合も、いくつかのアプロー
チを取ることができる。一つのアプローチは、治療上有
効な量のHFIZG53ポリペプチドを活性化する化合物(す
なわち、前記のアゴニスト)を製剤学上許容される担体
とともに患者に投与して、異常な状態を緩和することを
含んでなる。別法として、患者の関連細胞においてHFIZ
G53を内因的に産生させるために遺伝子治療を用いるこ
とができる。例えば、上で述べたような複製欠損レトロ
ウイルスベクターによる発現のために本発明のポリヌク
レオチドを遺伝子操作する。次にレトロウイルス発現構
築物を単離し、本発明のポリペプチドをコードするRN
Aを含有するレトロウイルスプラスミドベクターで形質
導入されたパッケージング細胞に導入する。その結果、
パッケージング細胞は対象の遺伝子を含有する感染性の
ウイルス粒子を産生するようになる。in vivo での細胞
処理およびin vivo でのポリペプチド発現のために、こ
れらの産生細胞を患者に投与する。遺伝子治療の概論に
関しては、Human Molecular Genetics, T Strachanand
A P Read, BIOS Scientific Publishers Ltd (1996)中
のChapter 20, GeneTherapy and other Molecular Gene
tic-based Therapeutic Approaches(およびその中の引
用文献) を参照のこと。もう一つのアプローチは治療量
のHFIZG53ポリペプチドを適当な製剤学上の担体ととも
に投与することである。
【0064】製剤および投与 可溶性形態のHFIZG53ポリペプチドのようなペプチド、
アゴニストおよびアンタゴニストペプチド、または小分
子は適当な製剤学上の担体と組み合わせて製剤化するこ
とができる。このような製剤は治療上有効な量のポリペ
プチドまたは化合物と、製剤学上許容される担体または
賦形剤を含有する。この種の担体としては、食塩水、生
理食塩水、デキストロース、水、グリセロール、エタノ
ール、およびこれらの組合せがあるが、これらに限らな
い。製剤は投与様式に適合させるべきであり、これは当
技術分野の技量の範囲内である。本発明はさらに、前記
の本発明組成物の1以上の成分を充填した1以上の容器
を含んでなる医薬用パックおよびキットに関する。本発
明のポリペプチドおよび他の化合物は単独で使用して
も、他の化合物、例えば治療用化合物と一緒に使用して
もよい。
【0065】医薬組成物を全身投与するときの好ましい
形態は、注入(注射)、典型的には静注である。皮下、
筋肉内または腹腔内のような他の注入経路も使用でき
る。全身投与の別の手段は、胆汁酸塩、フシジン酸、そ
の他の界面活性剤などの浸透剤を用いた経粘膜および経
皮投与である。さらに、腸溶剤またはカプセル剤として
適切に製剤化されているのであれば、経口投与も可能で
ある。これらの化合物は軟膏、ペースト、ゲルなどの剤
形で局所に投与しても、かつ/または局在化させてもよ
い。
【0066】必要な投与量範囲はペプチドの選択、投与
経路、製剤の性質、患者の状態、そして医師の判断に左
右される。しかし、適当な投与量は患者の体重1kgあた
り0.1 〜100 μg の範囲である。利用可能な化合物が多
種多様であり、それぞれの投与経路の効率も異なるた
め、必要とされる投与量は広範に変動することを予想す
べきである。例えば、経口投与は静注による投与よりも
高い投与量を必要とすることが予想される。こうした投
与量レベルの変動は、当技術分野でよく理解されている
ような、標準的経験的な最適化手順を用いて調整するこ
とができる。
【0067】治療に用いるポリペプチドは、上述したよ
うな「遺伝子治療」と称する治療法において、患者の体
内で産生させることもできる。例えば、患者由来の細胞
を、ex vivo でポリペプチドをコードするDNAまたは
RNAのようなポリヌクレオチドにより、例えばレトロ
ウイルスプラスミドベクターを用いて、遺伝子工学的に
操作する。その後、この細胞を患者に導入する。
【0068】本明細書中に引用された、特許および特許
出願明細書を含めた全ての刊行物は、あたかも各刊行物
が明確にかつ個々に示されているかのように、その全体
を参考としてここに組み入れるものとする。
【0069】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:1190 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 TGCAAATATT TTGCTGTTAA GGATTTAAAA ATAAACAGAA ACATAGAGTA TAAAATTTTC 60 ATTTCACTGT GCCCTCATTT AAAATTATAA GAATATAAGC AAATAACATC CAATGTCAGA 120 AGAGATTCAG GGTGACCATT TGCAGTATTT AGTGGCAAAT TAGTAGCATC ATGAAAAATT 180 TCAATTCATT TAAAAAAATA GCTTTCATTT AAATAATAAT TACGTTTAGC TTTATCTCTG 240 TATATAATTA GACTTTCTTT TGGCTTAGAC AATTCCATTT TCTCCAACTG GGAGCTGTGA 300 AGGATCAAGT CCTACTTTCT TCATTGATAC GGCAATATCA AATAAATAGT CATAACACTC 360 ACACATGGTT TTGGCCTTCT CCCATGTTTC CCCCCACACA TATACTCCAT GACGTCTGAC 420 CAGTACTGCA CAGGAGTCTG GGTATTCATT CATTGCATGA GCCATTCTAT CTTTGAGGTC 480 TTTCTCCTCA GGTGTATTCT CAATAATGGG TACCACTAAC ATATCATCAT ATCTATAATA 540 CCCTCCGGAA GTACATTTCT TTATTCCTTT TATCATCTCT TGATGTGTAA TTTTAAACTC 600 CCGTCCTGGA AAGAGAAGGG TGGCCATCAC AGCAGCTTTA GAGTGGGTAT GAATCACTGC 660 ACCTGCTCCT CTCATTGTGT AAGCATTCAT GAAAAGAGGA GTACACTGGC TTTTTTTTAG 720 CTTCTTCGAT GGCGAAGGTC CACTTATGTC CTTTTCATTT ATATCATAAA CAAACATGTC 780 TTCAGGCTGA ATTCGTTCCT TTTGCACTCC TGAAGGAGCA ATGTAGATTT CATCGCCATG 840 CTTCAAGCTA ATTCCTCCTC CAGTCCCAGT GACCCAGCCT AAATGGTAAA ACTGTTTGCA 900 AAGTTCTGGG ATCAGGTATC TTGGATGCTC CTTGTCCTGC GCGCCGCATC TCCGGGAACA 960 ACAGTCTCCC TCCCAAGCAT CACAGCCAGA CATGGCCCAG ACCAGGGACC CGCGCGGCCT 1020 CCAATCTCCG CACGGCTTTG CGCGCAGCGC TTAGCCTGGG ATGCGGCAGC GAGGCCGCAA 1080 ATGCAATCAG GCAGCGCTGA GGGCAGCCCG GGGGCGGGGC GAACGGGGCG CGGACGCGTG 1140 GGTCGACCCG GGAATTCCGG ACCGGTACCT GCAGGCGTAC CAGCTTTCCC 1190
【0070】配列番号:2 配列の長さ:242 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Ser Gly Cys Asp Ala Trp Glu Gly Asp Cys Cys Ser Arg Arg Cys 1 5 10 15 Gly Ala Gln Asp Lys Glu His Pro Arg Tyr Leu Ile Pro Glu Leu Cys 20 25 30 Lys Gln Phe Tyr His Leu Gly Trp Val Thr Gly Thr Gly Gly Gly Ile 35 40 45 Ser Leu Lys His Gly Asp Glu Ile Tyr Ile Ala Pro Ser Gly Val Gln 50 55 60 Lys Glu Arg Ile Gln Pro Glu Asp Met Phe Val Tyr Asp Ile Asn Glu 65 70 75 80 Lys Asp Ile Ser Gly Pro Ser Pro Ser Lys Lys Leu Lys Lys Ser Gln 85 90 95 Cys Thr Pro Leu Phe Met Asn Ala Tyr Thr Met Arg Gly Ala Gly Ala 100 105 110 Val Ile His Thr His Ser Lys Ala Ala Val Met Ala Thr Leu Leu Phe 115 120 125 Pro Gly Arg Glu Phe Lys Ile Thr His Gln Glu Met Ile Lys Gly Ile 130 135 140 Lys Lys Cys Thr Ser Gly Gly Tyr Tyr Arg Tyr Asp Asp Met Leu Val 145 150 155 160 Val Pro Ile Ile Glu Asn Thr Pro Glu Glu Lys Asp Leu Lys Asp Arg 165 170 175 Met Ala His Ala Met Asn Glu Tyr Pro Asp Ser Cys Ala Val Leu Val 180 185 190 Arg Arg His Gly Val Tyr Val Trp Gly Glu Thr Trp Glu Lys Ala Lys 195 200 205 Thr Met Cys Glu Cys Tyr Asp Tyr Leu Phe Asp Ile Ala Val Ser Met 210 215 220 Lys Lys Val Gly Leu Asp Pro Ser Gln Leu Pro Val Gly Glu Asn Gly 225 230 235 240 Ile Val
【0071】配列番号:3 配列の長さ:834 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 CCCCCGTTCG CCCCGCCCCC GGGCTGCCCT CAGCGCTGCC TGATTGCATT TGCGGACCCT 60 CGCGTGCCGA CCCAGGCTAA GCGCCGCGCA AAAGCCGTGC GGAGATTGGA GGCCGCGCGG 120 GTCCCTGGTC TGGGCCATGT CTGGCTGTGA TGCTCGGGAG GGAGACTGTT GTTCCCGGAG 180 ATGCGGCGCG CAGGACAAGG AGCATCCAAG ATACCTGATC CCAGAACTTT GCAAACAGTT 240 TTACCATTTA GGCTGGGTCA CTGGGACTGG AGGAGGAATT AGCTTGAAGC ATGGCGATGA 300 AATCTACATT GCTCCTTCAG GATGCAAAAG GAACGAATTC AGCCTGAAGA CATGTTTGTT 360 TGTGATATAA ATGAAAAGGA CATAAGTGGG ACCTTCGCCA TCGAAGAAGC TAAAAAAAAG 420 CCAGTGTACT CCTCTTTTCA TGAATGCTTA CACAATGAGA GGAGCAGGTG CAGTGATTCA 480 TACCCACTCT AAAGCTGCTG TGATGGCCAC ACTTCTCTTT CCAGGACGGG AGTTTAAAAT 540 TACACATCAA GAGATGATAA AAGGAATAAA GAAATGTACT TCCGGAGGTA TTATAGATAT 600 GATGATATGT TAGTGGTACC CATTATTGAG AATACACCCG GAGGAGAAAG ACCCCAAAGA 660 TAGAATGGCC CGGCCNACCA ATTGATACCC AGACTCCTGT GCATACTGGT CAACGGCTGG 720 GNGTATATTN TTTGGGGGGG AACATGGGAG AAGGCCAAAC CNGTGTGATT TTATGNCATT 780 ATTTGAAATT GCCGTTCCAT NAGAATNGGG CTTNCCCTTC AAATCCCCTT TGGG 834
【0072】配列番号:4 配列の長さ:39 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Lys Lys Leu Lys Lys Ser Gln Cys Thr Pro Leu Phe Met Asn Ala Tyr 1 5 10 15 Thr Met Arg Gly Ala Gly Ala Val Ile His Thr His Ser Lys Ala Ala 20 25 30 Val Met Ala Thr Leu Leu Phe 35
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07K 14/705 C07K 16/18 16/18 C12N 1/15 C12N 1/15 1/19 1/19 1/21 1/21 C12P 21/02 C 5/10 21/08 C12P 21/02 C12Q 1/68 A 21/08 G01N 33/53 D C12Q 1/68 33/531 A G01N 33/53 33/566 33/531 33/577 B 33/566 A61K 37/02 ABJ 33/577 C12N 5/00 B C

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号2のHFIZG53ポリペプチドをコ
    ードするヌクレオチド配列と全長において少なくとも8
    0%同一であり、かつHFIZG53ポリペプチドの活性を有
    するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、また
    はこのヌクレオチド配列に対して相補的なヌクレオチド
    配列を含んでなる単離されたポリヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 前記のポリヌクレオチドが、配列番号2
    のHFIZG53ポリペプチドをコードする配列番号1中に含
    まれるヌクレオチド配列を含んでなる、請求項1に記載
    のポリヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 前記のポリヌクレオチドが、その全長に
    おいて配列番号1のヌクレオチド配列と少なくとも80
    %同一であるヌクレオチド配列を含んでなる、請求項1
    に記載のポリヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 配列番号1のポリヌクレオチドである、
    請求項3に記載のポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 DNAまたはRNAである、請求項1に
    記載のポリヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 配列番号2のHFIZG53ポリペプチドのア
    ミノ酸配列において1もしくは複数のアミノ酸が付加、
    欠失または置換されており、かつHFIZG53ポリペプチド
    の活性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド
    配列を含んでなるポリヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 下記発現系が適合性の宿主細胞内に存在
    するとき配列番号2のポリペプチドと少なくとも80%
    同一であるアミノ酸配列を含むHFIZG53ポリペプチドを
    産生することができる発現系を含んでなるDNAまたは
    RNA分子。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の発現系を含有する宿主
    細胞。
  9. 【請求項9】 HFIZG53ポリペプチドを産生させるのに
    十分な条件下で請求項8に記載の宿主細胞を培養し、こ
    の培養物から前記ポリペプチドを回収することを含んで
    なる、HFIZG53ポリペプチドの産生方法。
  10. 【請求項10】 宿主細胞が適当な培養条件下でHFIZG5
    3ポリペプチドを産生するように、請求項7に記載の発
    現系を用いて宿主細胞を形質転換またはトランスフェク
    ションすることを含んでなる、HFIZG53ポリペプチドを
    産生する細胞の作製方法。
  11. 【請求項11】 全長において配列番号2のアミノ酸配
    列と少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含んで
    なるHFIZG53ポリペプチド。
  12. 【請求項12】 配列番号2のアミノ酸配列を含む、請
    求項11に記載のポリペプチド。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のHFIZG53ポリペプ
    チドに免疫特異的な抗体。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のHFIZG53ポリペプ
    チドの活性増加または発現増加を必要としている患者を
    治療するための医薬組成物であって、治療上有効な量
    の、 (a) 前記ポリペプチドに対するアゴニスト、および/ま
    たは(b) 前記ポリペプチド活性のin vivo 生産をもたら
    す形の、配列番号2のHFIZG53ポリペプチドをコードす
    るヌクレオチド配列と全長において少なくとも80%同
    一であるヌクレオチド配列、または前記ヌクレオチド配
    列に対して相補的なヌクレオチド配列を含んでなる単離
    されたポリヌクレオチド、を含んでなる医薬組成物。
  15. 【請求項15】 請求項11に記載のHFIZG53ポリペプ
    チドの活性または発現を抑制する必要がある患者を治療
    するための医薬組成物であって、治療上有効な量の、 (a) 前記ポリペプチドに対するアンタゴニスト、および
    /または(b) 前記ポリペプチドをコードするヌクレオチ
    ド配列の発現を抑制する核酸分子、および/または(c)
    前記ポリペプチドのリガンド、基質または受容体に関し
    て前記ポリペプチドと競合するポリペプチド、を含んで
    なる医薬組成物。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載のHFIZG53ポリペプ
    チドの発現または活性と関連した被験者の疾病またはそ
    の罹病性の検出方法であって、 (a) 前記被験者由来のゲノム中にHFIZG53ポリペプチド
    をコードするヌクレオチド配列の突然変異があるかどう
    かを調べる、および/または(b) 前記被験者から得られ
    たサンプル中のHFIZG53ポリペプチド発現の存在または
    量を分析する、ことを含んでなる方法。
  17. 【請求項17】 請求項11に記載のHFIZG53ポリペプ
    チドを阻害(拮抗)または活性化する化合物の同定方法
    であって、 (a) HFIZG53ポリペプチドを発現している細胞(もしく
    はHFIZG53ポリペプチドを発現している細胞膜)またはH
    FIZG53ポリペプチドに応答する細胞と候補化合物とを接
    触させ、そして(b) その結合、または機能的応答の刺激
    もしくは抑制を観察するか、または候補化合物と接触さ
    せた細胞(または細胞膜)の能力を、接触させなかった
    同一の細胞と、HFIZG53ポリペプチド活性に関して比較
    する、ことを含んでなる方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法により同定さ
    れたアゴニスト。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の方法により同定さ
    れたアンタゴニスト。
  20. 【請求項20】 請求項10に記載の方法により作製さ
    れた組換え宿主細胞、またはHFIZG53ポリペプチドを発
    現しているその膜。
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